686:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/21(水) 07:02:54.73 ID:A857vyLF0
乙
バケモノって言うには、その意思力も行動も、人間と同じ過ぎる
687:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/21(水) 10:16:46.92 ID:eluu0Cot0
新環境適応人間(放浪者)VS上位支配変異人間(キング)
688: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/22(木) 02:02:28.75 ID:EKIG7vKR0
『―――――――!』
爆発音とそのすぐ後に、声とは認識できたものの、高音すぎるそれは何であったかさえも聞き取れない。何より、予期せず襲った直接脳に叩きつけられたそれのせいで、バリケード外周も含めて、全員が頭を押さえた。
「くぅ、なんなんだぞ!?」
689: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/22(木) 02:22:45.78 ID:EKIG7vKR0
『こちら山中、急ぎそちらに向かいます。まだ、ゾンビの群れが規則正しく動く兆候はありませんが、もし、パラノイアを処理出来ていればそちらに集まります。警戒は怠らないように』
「こちら佐原、了解っス。オーガみたいな化け物に、そっちも気をつけテくださいっす」
無線からの連絡は途絶えた。流石に爆発までの規模が起きたのと、明らかにゾンビの群れの指揮系統が乱れたことで、山中は連絡をしたようだが、佐原としてはこのやり取りは大丈夫なのか。少しだけ心配だった。彼からすると、まだパラノイア討伐の報は放浪者からされていないのだ。
690: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/22(木) 02:42:00.20 ID:EKIG7vKR0
取り除いた瓦礫の下に、サンダーボルトは埃がまみれただけで無事な状態で見つかった。放浪者の所有物なら、ある意味では不思議ではないことかもしれない。
「さてと、後は肝心ナ兄貴っすね」
幸いホテルの爆発は最上階部分を吹き飛ばした程度だった。恐らくだが、2階分ぐらいは壊れているように見える。あそこで爆発が起きたとするなら、逃げ場はない。佐原であってもあの高度から飛び降りれば、命はないだろう。
691: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2018/02/22(木) 02:45:02.92 ID:EKIG7vKR0
>>684
王道だよね! まぁ、最上階爆発しただけだけど。
>>685
してそうで怖い。というかそもそもしてたから咄嗟に動いたんだろうけども
692:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/22(木) 06:54:51.23 ID:10b2FiqS0
乙乙!
これ日史上、最もしつこく手強い相手が、遂に、漸くいよいよ斃れたか……いや、この重要極まる場面で死亡確認せずにその気になるのは迂闊に過ぎるか……?
693:名無しNIPPER[sage]
2018/02/22(木) 10:13:14.47 ID:/VErLqAe0
<<よう、放浪者。生きてるか?>>
694:名無しNIPPER[sage]
2018/02/22(木) 21:48:30.58 ID:KytaefXR0
兎にも角にも、彼が生きていてくれない事には、喜べるものも喜べない
695: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/23(金) 01:10:26.01 ID:ZB+8cnl60
そして、その姿は当たり前のように現した。ハンターにつられて強襲班のメンバーも、爆発した部分に目を向けている。直視していても気づけるかが危ういその人物は、当たり前のように4人の下へと、もちろん歩いて、気付かれず近づいた。
「…佐原、無線はあるか?」
「うわぁ! 兄貴!? びっくりスるっすよ、もう!」
696: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/23(金) 01:24:05.77 ID:ZB+8cnl60
佐原は無線を渡す。放浪者はそれを受けとり、全メンバーへ通達した。
「…こちら放浪者。パラノイア、キングの処理に成功した。繰り返す、キングの処理に成功した。これ以上のバリケード内及び周辺での活動は、詳しくは後で話すが上位種と説明できる変異体を目撃している状況もあり、危険を伴う。全メンバーは早急に拠点へ撤退せよ。繰り返す、撤退せよ」
それだけ言うと、放浪者は佐原に無線を投げ渡した。そこから、山中や他のメンバーが呼びかける声がしている。
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