701: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/24(土) 01:34:56.58 ID:ZhL//B+a0
『と言う訳なんで、俺らもバリケードかラ出るっす。山中さんモ戻っテ大丈夫っす』
「えぇ、『よくわかりました』。通信終了します」
佐原から放浪者の言伝を聞き、山中が笑顔のまま怒っているのは、長い付き合いのあるメンバーならわかり切ったことだ。
702: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/24(土) 01:59:53.14 ID:ZhL//B+a0
「うああああああああス!」
「くそ。このタイミングでオーガが来るなんて…!」
破壊されたバリケード周辺の確保を行っていた回収組は、何とか確保用のバリケードを再設置した後、その場で襲ってくるゾンビを処理しながら待機。放浪者からの無線連絡を受け、後退しようとした時、2体のオーガが襲い掛かってきた。
703: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/24(土) 02:32:36.45 ID:ZhL//B+a0
風が吹いた。そうフェイは感じた。地響きのような足音は消え、重いものが何かにぶつかる音がする。しばらくしてなお、自分の身体が踏みつぶされるようなことはない。更に、銃声のような音が響くと、重い何かが地面を滑っていく音も聞こえ、彼女は恐る恐る目を開けた。
「…無事か、フェイ」
「リーダー…、うえええええ、怖かったスーーーー!」
704: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/24(土) 02:54:56.24 ID:ZhL//B+a0
「…ふぅ。折角ここまで来て、誰かが欠けて帰る。なんていうのは避けられたようですね」
「なんかあったのか? 美弥ねぇ」
回収組に起きた事態を、覚は勝に話す。フェイが危なかったことは当然心配していたものの、心の中に去来するのは話に聞いているオーガを、簡単に処理してしまった放浪者への強さへの嫉妬だった。
705: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2018/02/24(土) 03:05:13.64 ID:ZhL//B+a0
>>698
まぁ、そこらは以前から言ってる通りです。
リクエストの曲は嫌いじゃないけど。使いどころがそれまでにあるかねぇ・・・。
706: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2018/02/24(土) 03:10:01.22 ID:ZhL//B+a0
>>704の訂正
×その核心は覚の中であるのと同時に、その次の始まるある予感が、優しく勝に向けて微笑んだ。
○その核心は覚の中であるのと同時に、その次に始まるある予感が、優しく勝に向けて微笑えませた。
>>696の訂正
707:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/24(土) 06:27:30.27 ID:INpzXnkU0
乙!!
しっかし、最近特にツイていないなぁと思っていたら……ダイス様は本当はフェイを逝かせるつもりだったんか……
取ってて良かった前スレ>>1000!
708:ナゾのうざとい子[sage saga]
2018/02/24(土) 08:34:32.36 ID:/R+JfrKv0
おっつんこ〜☆
いんや〜すんごい戦いだったにぃ☆
みんなとっても大変だったよね。お疲れ様っ!
これでやっとお家に帰って、少しは落ち着いて休みるにっ☆
まー、そう出来るのはちょーっとだけかもだけど、休憩が終わったら、またガンバって行こぉー!
709:名無しNIPPER[sage saga]
2018/02/24(土) 10:54:17.81 ID:MBNcw0zp0
さーっあっあ、親(キング)が寝(永眠)たから
なーんでも、やりたい放題よ〜 なーにをしーよーうー?
710: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2018/02/24(土) 17:51:44.71 ID:ZhL//B+a0
強襲班、工作班、回収組、研究所の補給部隊。それぞれがバリケード外に出て、拠点へ戻る帰路についたのは放浪者確認した。その移動の流れから外れているのは、見覚えのある装甲車が1台。どういう訳か、協力をしてくれていたようだ。
「(…1体でも多く、上位種を処理しておかなければ)」
先ほど、回収組のフェイが襲われたのは、キングの支配によるくびきからゾンビ・変異体が外れたことだ。全員であれだけの処理を行ったとは言っても、それ自体は氷山の一角に過ぎない。キングは全力だった、それは間違いないにしても、集めきった全ての戦力を一気に使い果たすことも又、難しい。
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