過去ログ - これから日記を書く 七冊目
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80: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2017/04/28(金) 05:00:33.91 ID:EqPZOuhP0
>>76-77
香坂の反応はまともな反応だね。他の2人も話をうのみにしてる訳ではないけれど。

まぁ、放浪者はいつも通りです。いつでも。

以下略



81: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/04/28(金) 16:48:22.50 ID:EqPZOuhP0
『でモ、会合に出なくてよかったノ?』

1人になった放浪者に、アリスは当然の疑問を投げかけた。勘違いがほぼ濃厚で、人間として悪い連中ではないであろう3人組だったが、何が起こるかがわからない。それが世の常だ。それが惨劇後であれば尚のことで、更にエコーやフェアリーの存在が、更にカオス化させる可能性もある。

「…問題なのは、他勢力に気付いているWWPの動向だ」
以下略



82: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/04/28(金) 17:41:35.66 ID:EqPZOuhP0
「なるほどね」

3人組の事情と共に、DJフレンドに敵対していた理由もわかってきた。まず彼らのメンバーである香坂、どうやら身内が惨劇前にWWPの手によって殺された疑惑があるとの話だった。

3人は同じ学校の先輩後輩という間柄で、香坂と大倉がクラスメート。それ以外での関係は特になく、偶然惨劇時に行動することとなり、今に至る。その間に、香坂の話から彼等独自で惨劇の事実を追っていた。
以下略



83: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/04/28(金) 18:13:17.01 ID:EqPZOuhP0
「…。もう1つだけ、あの放浪者という方は、何者なんですか?」

それは、いろいろな意味でDJフレンドにも答えづらいものだった。フレンド自身も、彼をどう説明すればいいのかが難しい。ただ1つ言えるのは、不可能と思えることを現実にしてきた人間。

「彼は、人間離れしているからね。聞きたい気持ちもわかるよ。でも、悪人じゃない。それだけは、間違いないよ」
以下略



84: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/04/28(金) 18:34:21.26 ID:EqPZOuhP0
「どちらにも嘘はないよ」

それに答えたのは、DJフレンドではない。その後ろにいたエコーだった。会話にいきなり入ったこともあり、全員の視線がそこに向く。

「………。言葉(おと)に嘘はつけない。言っても信じないだろうけど、僕は音が操れる。だからわかる」
以下略



85: ◆e6bTV9S.2E[saga sage]
2017/04/28(金) 18:36:08.23 ID:EqPZOuhP0
ぼちぼち出かけるのでこれまで。ようやっとの夜明けでございます。


宣伝も引き続き。投票は今月末までが締め切りです。
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86:名無しNIPPER[sage]
2017/04/28(金) 20:06:56.39 ID:hx5VKR8x0
乙乙

ひとまず情報提供者の問題は片付いたけど次はWWPをどこまで引っ掻き回すかが問題だな


87:名無しNIPPER[sage]
2017/04/28(金) 20:31:12.09 ID:r6z9/HQH0
乙!
アンケ書いたけど、本当は必要だと思う物事の所に、ネタで[メタルウルフ(搭乗者に大統領魂を刷り込む仕様)]って書こうとしたけど、最後には冷静さが勝って、普段からの願望を書いといた


88: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/04/30(日) 00:01:39.10 ID:e4Y5Z9kT0
陽は当に昇っている。朝特有の澄んだ冷たい空気で、放浪者は開けた窓から入るそれを肺に満たした。WWPの動きは慌ただしいが、警戒の度合いを高めたことは容易に理解できる。情報提供者と名乗っていた新井達を救出するのは当然であったとはいえ、これからの任務の難度が上がったことに心の中でため息をつく。

もちろん、だからといって放浪者がこれからすべき任務。ここにいる目的を知るための偵察をしない、という選択肢はそもそもなかった。新井達の件は、言ってしまえば本来DJフレンド達で解消すべき事態。だが、WWPは彼等だけでは手が余る事態で、そこにエコーが絡んできた。

隠れおおせれば、WWPのこともどうにかはなるだろうと考えていた放浪者も、エコーが絡んだことで静観できる状況ではない判断を下すしかなかった。もっとも、彼にとってはエコーという超能力者を、とりあえず一時協力させることもでき、DJフレンドの活動を正常化できるちょうどいい理由付けとは思ったようだが。
以下略



89: ◆e6bTV9S.2E[saga]
2017/04/30(日) 00:34:36.08 ID:e4Y5Z9kT0
唯一の危惧があるとすれば、この任務、バレットパレードの補佐をしているサポートチームの負荷だ。すでにエクスはVRによるハッキングで体力を消耗しており、BAPの解析を進めるアリスが付いている。何より、生体回線とも言えるビジョンの負荷は、接続を継続している以上は避けられない。

一気にけりを付けたかった放浪者にとっては、昇ってしまった朝日は恨めしいものだが、急ぎすぎることは任務の失敗を招きかねない。危惧していることや、自身の体調のことを考えればそろそろ小休止が必要だ。1人で放浪していた時代なら、3時間以上眠れる機会があれば幸せなことだった。それを思えば今回もそれぐらいは眠れそうな算段がつく以上、気楽な任務だろう。

「…聞こえるか?」
以下略



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