10: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/04/27(木) 01:20:03.17 ID:g6bPWNIPO
頭の中では、そんな小芝居ががった独白まで展開され始めた。
少しも笑えはしなかった。
「ボクが死んだら、どう思う?」
11: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/04/27(木) 01:27:43.08 ID:g6bPWNIPO
彼女の髪に伸ばしていた手を掴まれ、ぐいと引っ張られた。
身構えていなかったので、座っていながらにバランスを崩し、彼女の方に倒れかかる。
当然、俺の体の倒れる先には彼女がいて。
12: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/04/27(木) 01:34:21.71 ID:g6bPWNIPO
チク、タクと時計の秒針が自己主張を止める様子はない。
水平から随分傾いた視界は、テーブル向かいの誰もいないソファをボーッと見つめていた。
ただ、髪に触れる優しい手の平の感覚は、体を預けている14歳の少女の姿をはっきりと認識させた。
13: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/04/27(木) 01:40:33.72 ID:g6bPWNIPO
目を覚ますと、彼女を見上げる形で視界が開けた。
「起きたかい?」
「…会議は」
14: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/04/27(木) 02:00:12.82 ID:g6bPWNIPO
「素直になってくれないと、理解らないよ」
その言葉は、きっと真実で。
悪いところを指摘された子供のように、何だかバツが悪くて。
15: ◆30lx83ehPU[saga]
2017/04/27(木) 02:00:55.96 ID:g6bPWNIPO
終わりです。
飛鳥くんに甘えてえなぁ…
16:名無しNIPPER[sage]
2017/04/27(木) 15:45:11.94 ID:1wpcj6OYo
おつおつ
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