711:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 02:57:22.35 ID:6C7ZJzN00
「あ、そうなんですか。じゃあ話は早いですね」
「そうね。あの子をよろしく頼みます」
712:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 02:58:38.78 ID:6C7ZJzN00
交差点で足を止めると、彼女はふうと息を漏らす。
ぐいと服の裾を引かれる感覚にどきりとして隣を向くと、彼女の指は信号の向こうを指し示している。
713:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 02:59:09.97 ID:6C7ZJzN00
「シノちゃん」と先輩が口を挟む。
「……どうしたんですか?」
714:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 02:59:39.63 ID:6C7ZJzN00
「とりあえず家に行こう!」
よっぽど会いたかったらしい。
やっぱり、彼女なりに罪悪感を感じていたのかな。
715:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 03:00:23.49 ID:6C7ZJzN00
【自然】
駅前で零華と合流して、近くのバーガーショップに入る。
716:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 03:01:15.25 ID:6C7ZJzN00
「つーか、足どうしたのおまえ」
「……足?」
717:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 03:01:55.79 ID:6C7ZJzN00
「使われないぞ」
「現に今使ってますし、感謝ですよ」
718:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 03:02:52.87 ID:6C7ZJzN00
「今のクラスでは?」
「わたしが奈雨ちゃんに変な虫がつかないように警戒してます」
719:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 03:03:28.38 ID:6C7ZJzN00
何を話したかとかは全く覚えていないが、ただ最後に交わした約束だけを覚えている。
もしかしたら彼女は忘れてしまっていて、今は俺だけが盲信しているものなのかもしれないとは、いつも思っているけれど。
「ごめん時間取らせて。それだけ」
720:名無しNIPPER[saga]
2017/11/29(水) 03:04:10.55 ID:6C7ZJzN00
「まあ、冗談はさておき本題に入りますよ」
「最初からそうしてくれ」
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