奴隷「ご主人、様」
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32: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2015/11/24(火) 02:04:23.27 ID:RGA4CBcQ0
フォーブリア領、領主フォーブリア・イクセスが統治していた土地であり、山岳部で戦争をしていた隣国と隣接していた場所だ。

自国の防衛の要という位置づけで、自然に作り出された砦のような場所。それだけに、静かな危険が常にはらんでいる地域でもあった。

戦争の発端は、そのフォーブリア領に隣国が攻め入ったことにある。それも、奇襲の類だ。宣戦布告もなく、奴らは襲い、土地と財産を強奪していった。フォーブリア殿は領民を逃がすために最期まで戦い、その時襲撃を指揮した司令官を道連れにして果てたと聞く。
以下略 AAS



33: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2015/11/24(火) 02:05:00.33 ID:RGA4CBcQ0
懐かしき名を聞いたからか、少しだけ物思いにふけってしまった。昼食も食べ終わり、この後に今日すべきこともない。この街の人間は良い人達ばかりだが、親しい者はいない。

奴隷「………」

娘はいつも通り、俺が用意した椅子に座り――前は立って控えていた――ただ佇んでいる。相変わらずの無表情で、近寄りがたい雰囲気が漂っている。
以下略 AAS



34: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2015/11/24(火) 02:05:41.90 ID:RGA4CBcQ0
何もしないというのも退屈と思い、娘に二人分のお茶を用意するよう指示する。少し経ってからティーセットを持った娘が、それを配膳してから俺の真向かいに座る。

もちろんこの時も会話はない。必要なこと以外、娘が話しかけてこないのと、俺自身もそこまで話すのが得意という訳ではない。そういう二人が一緒にいたところで、楽しい会話が弾むというのはなかなか難しい事だろう。

ただ、一緒に暮らしているにも関わらず、必要のない事以外互いに存在しないように過ごすのは、俺には無理がある。
以下略 AAS



35: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2015/11/24(火) 02:06:26.06 ID:RGA4CBcQ0
会話と言っても大したことは話せない。そもそも、女っ気のある生活をしていたかと言えば違う訳で、どうすれば喜ばせるようにするかもわからない。娘からも何か話が出てくるわけでもなく、沈黙が続く。

男「話すのは苦手か?」

そう聞かれて娘は静かに頷いた。俺もだと答えると、わずかに困った顔を見せる。それが、少しだけ嬉しいように思いながら、お茶をすする。
以下略 AAS



36: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2015/11/24(火) 02:08:24.29 ID:RGA4CBcQ0
奴隷「………騎士でいらっしゃったとお伺いしています」

男「あぁ、そうだね」

奴隷「お父上からお伺いしましたが、その怪我はどうしてそうなったのですか?」
以下略 AAS



37: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2015/11/24(火) 02:08:59.89 ID:RGA4CBcQ0
男「君がそういうのは珍しいね」

奴隷「出過ぎたことを言ったのであれば、申し訳ございません」

また元の無表情の近寄りがたい様子に戻る。もう少し、崩れた様子を見たくなり、まだ何か聞きたいことはないかと聞く。
以下略 AAS



38: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2015/11/24(火) 02:09:28.52 ID:RGA4CBcQ0
奴隷「……、恐れ入ります、どのようなことをお伺いすればいいのか」

男「そうか、あんまり俺には興味はないかな?」

そういうとますます困った顔になりながら、言い訳をしてくる娘を見て、深い満足を覚える。自分にはこんな面もあったのかと、驚く。
以下略 AAS



39: ◆9W6PAVDo7.[saga sage]
2015/11/24(火) 02:11:06.24 ID:RGA4CBcQ0
書き溜めはここまで。

なんでこないなことになったんやろかね。


40:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]
2015/11/24(火) 08:22:49.19 ID:Iplpj+MPO
乙!
むずむずするな



41:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]
2015/11/26(木) 04:27:09.36 ID:lYZMB/Gh0
ベロちゅか


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