33: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2015/11/24(火) 02:05:00.33 ID:RGA4CBcQ0
懐かしき名を聞いたからか、少しだけ物思いにふけってしまった。昼食も食べ終わり、この後に今日すべきこともない。この街の人間は良い人達ばかりだが、親しい者はいない。
奴隷「………」
娘はいつも通り、俺が用意した椅子に座り――前は立って控えていた――ただ佇んでいる。相変わらずの無表情で、近寄りがたい雰囲気が漂っている。
34: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2015/11/24(火) 02:05:41.90 ID:RGA4CBcQ0
何もしないというのも退屈と思い、娘に二人分のお茶を用意するよう指示する。少し経ってからティーセットを持った娘が、それを配膳してから俺の真向かいに座る。
もちろんこの時も会話はない。必要なこと以外、娘が話しかけてこないのと、俺自身もそこまで話すのが得意という訳ではない。そういう二人が一緒にいたところで、楽しい会話が弾むというのはなかなか難しい事だろう。
ただ、一緒に暮らしているにも関わらず、必要のない事以外互いに存在しないように過ごすのは、俺には無理がある。
35: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2015/11/24(火) 02:06:26.06 ID:RGA4CBcQ0
会話と言っても大したことは話せない。そもそも、女っ気のある生活をしていたかと言えば違う訳で、どうすれば喜ばせるようにするかもわからない。娘からも何か話が出てくるわけでもなく、沈黙が続く。
男「話すのは苦手か?」
そう聞かれて娘は静かに頷いた。俺もだと答えると、わずかに困った顔を見せる。それが、少しだけ嬉しいように思いながら、お茶をすする。
36: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2015/11/24(火) 02:08:24.29 ID:RGA4CBcQ0
奴隷「………騎士でいらっしゃったとお伺いしています」
男「あぁ、そうだね」
奴隷「お父上からお伺いしましたが、その怪我はどうしてそうなったのですか?」
37: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2015/11/24(火) 02:08:59.89 ID:RGA4CBcQ0
男「君がそういうのは珍しいね」
奴隷「出過ぎたことを言ったのであれば、申し訳ございません」
また元の無表情の近寄りがたい様子に戻る。もう少し、崩れた様子を見たくなり、まだ何か聞きたいことはないかと聞く。
38: ◆9W6PAVDo7.[saga]
2015/11/24(火) 02:09:28.52 ID:RGA4CBcQ0
奴隷「……、恐れ入ります、どのようなことをお伺いすればいいのか」
男「そうか、あんまり俺には興味はないかな?」
そういうとますます困った顔になりながら、言い訳をしてくる娘を見て、深い満足を覚える。自分にはこんな面もあったのかと、驚く。
39: ◆9W6PAVDo7.[saga sage]
2015/11/24(火) 02:11:06.24 ID:RGA4CBcQ0
書き溜めはここまで。
なんでこないなことになったんやろかね。
40:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]
2015/11/24(火) 08:22:49.19 ID:Iplpj+MPO
乙!
むずむずするな
41:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]
2015/11/26(木) 04:27:09.36 ID:lYZMB/Gh0
ベロちゅか
42:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]
2015/12/12(土) 10:27:51.41 ID:nlkFhXqGO
待ってるよ
43: ◆9W6PAVDo7.[saga sage]
2015/12/14(月) 03:52:34.35 ID:pOrjy5f+0
>>40
ストーリー抜きでHシーン練習に終始すればよかったと後悔。まぁ、いいんだけど。
>>41
かも。
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