71: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/03(金) 07:35:02.25 ID:hsRR+kN60
だが、その時の俺は余りに追い詰められた事により恐怖が裏返り、
理不尽に対する怒りが沸いて来て、今や感情の大半を占めていた。
傘を玄関の前に投げ捨てると、カバンの底からスタンガンを取り出す。
72: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/03(金) 07:35:32.94 ID:hsRR+kN60
俺は覚悟を決めるとスタンガンを握り直しながら素早くドアの手前まで駆け寄り、
バァン!とドアを跳ね開けるとそのまま部屋に踏み込んだ。
意気込んで侵入したものの、部屋の様子は朝と何ら変わりはなかった。
73: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/03(金) 07:36:14.68 ID:hsRR+kN60
ベッドカバーの下に隠れていたのは、俺も見覚えのある、
人が愛し合った際に出るモノ、平たく言えば愛液、それだった。
ぐっしょりと濡れてシーツに広がっているそれに直に手を触れた俺は、「ひぃっ!!」と短く叫び声を
上げて、素早く手を引いた。
74: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/03(金) 07:36:45.66 ID:hsRR+kN60
匂いを嗅いで石鹸の香りしかしなくなったのを確かめて、やっと落ち着いて横に掛けてあったタオルに
手を伸ばした。
75: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/03(金) 07:37:32.21 ID:hsRR+kN60
誰も居ない暗闇のバスルームから聞こえるシャワー音。
その異質さに、しばらく固まっていた俺だが、
ゴクリと喉を鳴らしてスタンガンを構えなおし、もう片方の手で指先を震わせながらバスルームの
明かりのスイッチを押した。
76: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/03(金) 07:38:02.92 ID:hsRR+kN60
腰まである濡れた黒髪、官能的なボディライン、ルックスはとびっきりの美女、
そんな女が全裸で蠱惑的な笑顔を浮かべて俺を見つめている。
場所と環境が違えば、男としてこれ程嬉しい事は無いだろう。
77: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/06/03(金) 07:38:30.25 ID:hsRR+kN60
遠くなる意識、倒れ込む俺の身体。
徐々に暗くなる視界、最後に見たのはその場に跪く女の姿――
78:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]
2016/06/03(金) 08:37:16.04 ID:dIRDhKTDO
ヤブリン
79:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]
2016/06/03(金) 12:35:49.68 ID:BmvtFP7QO
病んでても意外と頭脳派しぶりん
80:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage]
2016/06/03(金) 19:09:29.06 ID:dIRDhKTDO
>>79
ウリりんは笑ってるだけじゃダメな仕事してたからね
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