116:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 18:31:53.32 ID:0/G1P+FM0
弓使い「胸の閊え?」
男 「ああ。革命の後、猟師としてアイツらから離れて暮らしだしたころからずっと引っかかってたことがある」
男 「俺は確かにあのとき、俺たちの未来のために戦った。そしてその後は他国にもまだ大勢いる俺たちと同じ境遇の人やエルフを助けるために腕を磨いていた」
117:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 18:35:24.01 ID:0/G1P+FM0
男 「そう、生き物は生きていこうとする限り利己的な行動をせざるを得ない。結局は自分が一番なんだ。だから……」
男 「だから、俺が大勢の虐げられてる人やエルフのことなんて放っといて自分の幸せって奴だけ考えてもいいんだよ」
エルフ「…………」
118:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 18:37:44.43 ID:0/G1P+FM0
弓使い「なるほど、急に長々と語り出したので一瞬引きましたが貴方の考えというのはわかりました」
男 「うん、長々と悪かった。大分気持ち悪かったと思う。でも正直ようやく探してた答えが見つかって誰かに話したかったってのがある」
弓使い「ですが…… 生き物全てが利己的である、というのは賛同できません」
119:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 18:39:03.46 ID:0/G1P+FM0
エルフ「……もうやめましょう。私たちは西の森に行くことが目的で、エルフはこう人間はこうだなんて言い争ってる場合じゃないんです」
男 「……そうだったな、悪い」
弓使い「私としたことが、貴方に窘められるなんてね」
120:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 18:40:04.46 ID:0/G1P+FM0
―――――
―――
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男 「いよいよ国境間近となり、街道を離れたわけですが」
121:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 18:42:04.98 ID:0/G1P+FM0
―――
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男 「――――とかなんとかやってるうちに着いたな」
122:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 18:42:35.13 ID:0/G1P+FM0
エルフ「――――見ないでくださいよ?」
男 「見ない見ない」
男 (川で拾ったときもそうだったが、エルフもやっぱり裸見られるのは嫌なのね、と)
123:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 18:43:31.68 ID:0/G1P+FM0
男 「……でもさ」
弓使い「くどいですね」
男 「いや、さっきのとはちょっと違くて」
124:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 18:44:04.47 ID:0/G1P+FM0
エルフ「――――終わりました。何のお話ですか?」
男 「夢と理想の儚さについて」
エルフ「はぁ、それはまた難しそうな話ですね……」
125:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 18:44:53.01 ID:0/G1P+FM0
エルフ「あの子と私の考えは少し違うので」
男 「へえ」
エルフ「それで人間さん、貴方はエルフと人の共存は可能だと思いますか?」
126:名無しNIPPER[saga]
2016/08/05(金) 18:46:42.09 ID:0/G1P+FM0
エルフ「――――大丈夫!?何があったの?」
弓使い「あ、良かった。あの子に私の荷物を盗られてしまったの!」
子 猿「ウキャッキキィー」
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