魔法使い「え、えろ魔道士です…」
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5:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 05:14:49.34 ID:pXI/sN9x0
王「む、そうか。じゃがお主を王都に召集したのはお主とお主の旅仲間となる者の合流が目的じゃった。他の仲間を集めたければ酒場を当たるとよい」

勇者「ああ。一応覗いてみるとしよう」

勇者(まぁこの街にいる俺以外の冒険者なぞたかが知れているが…)
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 05:15:54.44 ID:pXI/sN9x0
魔導師「なんとたくましい勇者なのだ…」

王「あれだけの精神を持つ者こそ女神の加護を授かるのに相応しい」

王「ふむ、しかしやはり一人となるとどこかで躓くことになるのではないかと少し心配じゃな」
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 05:17:06.27 ID:pXI/sN9x0

…………

酒場のお姉さん「はいオレンジジュース」

以下略 AAS



8:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 05:18:27.20 ID:pXI/sN9x0
戦士「おっ!魔法使いちゃんじゃないか!どうだ?今日こそ俺とパーティ組んでクエストに行かないか?」

武闘家「あっ!ずりーぞ戦士!俺に決まってんだろ!な?魔法使いちゃん」

魔法使い「あはは…すみません…お誘いは嬉しいのですが…」
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 05:20:19.01 ID:pXI/sN9x0

酒場のお姉さん「ん?」

ザワザワ…

以下略 AAS



10:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 05:22:33.04 ID:pXI/sN9x0
酒場のお姉さん「ふむふむ…ならこの娘なんてどうです?」

魔法使い「え、えぇ!?冗談はよしてくださいよ!」

酒場のお姉さん「いししっ…なんや彼堅物っぽいやん?でも彼でもあんたを前にしたら鼻の下伸ばすんやないかって気になってもうてん。もしそうやとしたらおもろいやんけなあ?」ヒソヒソ
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 05:24:13.23 ID:pXI/sN9x0
魔導師殿が凄まじい力を持っているのは分かっていたので無理強いはしなかったが、俺以外に無名でこのレベルの奴がいるということに俺は驚きと若干の高揚感を覚えていた。

この魔法使いの魔王討伐へのやる気云々はそっちのけでとりあえず彼女の実力を見てみたくなった。

酒場のお姉さん「すっご〜い。本当に魔性の女だわ…」
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 05:24:58.13 ID:pXI/sN9x0
勇者「くるぞ!ファングだ!」

ファング「グルルル…」

魔法使い「あ、あぅぅ…」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 05:26:07.03 ID:pXI/sN9x0
だがその魔法陣は炎を放つことなく水に浮かべた少量の絵の具のようにすぅっと空気中に溶け込んで消えてしまった。

勇者「!?」

魔法使い「ああ〜!やっぱり無理でしたぁ!」
以下略 AAS



14:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 05:27:17.49 ID:pXI/sN9x0
そして現れた二体目のファング。

相変わらず本能のままに動く知能の低い狂犬は俺に猛進してくる。
今度はそれを交わさずに牙を剣で受け止める。

以下略 AAS



15:名無しNIPPER[saga]
2016/08/20(土) 05:28:15.32 ID:pXI/sN9x0
だがその俺の期待も虚しく彼女の魔法陣はまたも何を放つこともなく空間の中に溶け込んで消えた。

勇者「……」

魔法使い「す、すみません!私実は攻撃魔法使えないんです!」
以下略 AAS



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