21: ◆q0LUVgtwZ6[sage saga]
2016/10/30(日) 04:09:24.51 ID:/WtN6vNPO
ベアトリクス「……美味しい、のかな」
ゼタ「まずいって思わなければ多分そうなんでしょ。お酒はそれくらいでいいのよ。呑みすぎちゃうし」
ゼタ「お菓子、ワインに合うらしいから適当につまんで」
ベアトリクス「ああ、もらうよ」
マフィンを選び、口へ。甘味は弱めでチョコレートの香りと苦味が広がる。続けてワイン。ちょうどいい具合にそれぞれの味が中和され、チョコレートとワインの香りがすっと鼻を抜ける。
お酒を混ぜたお菓子を食べた時によく似ているけど、それよりも大人な味わいで複雑な深みが楽しい。アルコールによる高揚も大きいのだろうが。
ゼタ「ベアって戦いの時は荒っぽいのに、普段はきちんとしてるわよね」
ベアトリクス「なんだ、いきなり」
ゼタ「隣で見てて絵になるなぁって思っただけ」
それを言うならゼタもそうだが……口には出さない。
ベアトリクス「小さい頃から教わってたからな。自然とだ」
ゼタ「そう。……ベア、もう一杯どう?」
ベアトリクス「あぁ、もらうよ」
ゆったりとした雰囲気の中、二人でお酒を楽しむ。なんてことはない、友人とのささやかな飲み会なのだが私は随分と癒されているような気がした。
ゼタ「さっきの話なんだけどね」
ワインがそろそろ底をつきそうな頃、不意にゼタがグラスを置いて話を切り出した。
ベアトリクス「さっきの?」
ゼタ「ほらお礼とか」
あぁ、そのことか。……酔いで頭が回ってないのかもしれない。ゼタもほんのりと赤いし、私はしっかりしておかないと。
ゼタ「ベア丸くなったなぁ、と思って。前は色々大変だったでしょ? 一人で突っ走って」
ベアトリクス「そうだったか? 私は変わったつもりはないぞ。今だって星晶獣は倒したい」
ゼタ「嘘。すごい変わった。昔なら一日待機の時点で団から離れてた、絶対」ムスー
ベアトリクス「……否定できない」
膨れ顔で言われ私は狼狽えた。
そう言われてみればなんで私は大人しく待機なんてしているんだ。早く功績を上げなくちゃいけないのに。
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