66: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/11/14(月) 22:25:25.24 ID:zWhOy6uzO
都築さんはクマの人形を手に取り、
「何もしないクマ。大丈夫クマ」
と彼女らしからぬ台詞を吐いた。
それで、張っていた気が抜けたのかは分からない。
目の奥に熱が込み上げて、溢れ出て来た涙が頬を濡らした。
「怖かった……」
もし、彼女があの時来てくれなかったら。
想像したくない。ぞっとする。
「一緒にいれば良かったです」
「……どうして、戻ってきたの」
「やっぱり、もう一度お詫びできないかと……迷ったんですが、引き返してきて正解でしたね」
「そう……だね」
私、考え無しだった。
部長の事も、都築さんの事も。
自分で自分を追いつめて。
バカな女。
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