75: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/11/16(水) 23:40:42.71 ID:Up4CglvSO
私は彼女に包まれながら朝を迎えた。
都築さんはいつの間にか寝てしまっていて、私に揺り動かされて起きた。
私は会社に行く気力が起きずに、今日の所は風邪で休むことにした。
「部屋にいてもらっていいですよ」
76: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/11/17(木) 00:06:16.74 ID:j2aWeKliO
無理にでも体を動かさないと。
自分を鼓舞して、思い立ったのは部屋の掃除をすることくらいだった。
人の部屋を物色するのも気が引ける。
掃除機をかける。
それくらいならいいかな。
77: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/11/17(木) 00:06:44.77 ID:j2aWeKliO
ちょとまた明日
78:名無しNIPPER[sage]
2016/11/17(木) 08:47:02.14 ID:MeCpz6Yfo
待ってる
79: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/11/17(木) 09:51:43.24 ID:oHfqW8iBO
片づけようと手に取った瞬間、自分の手が震えていることに気が付いた。
「え……なにこれ」
震えは徐々にうぶ毛が立つような悪寒を呼んだ。
80: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/11/17(木) 10:17:33.08 ID:oHfqW8iBO
時計の音が無機質に部屋に響く。
2時間くらい経って、私は漸く落ち着いた。
その頃には、なんであんな風になったのかわからないくらい、玩具を見ても特に何も起きなかった。
また、同じような感覚になりたくなかったので、私は掃除は諦めてご飯でも作ろうとキッチンに戻った。
人の家の冷蔵庫を勝手に開ける。
81: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/11/17(木) 10:35:12.77 ID:oHfqW8iBO
自分の弱さを受け入れられなくて、そのうち治るだろうと私は楽観的な結論を出す。
こういう体験をしてる人は私だけではないから。
あんまり考えないようにしよう。
夜になってから、私はさらに自分の異常を目の当たりにした。
82: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/11/17(木) 11:01:18.54 ID:oHfqW8iBO
玄関の鍵が外れた。
「……ッ」
驚いて、すごく驚いてしまって。ヒュッと喉が鳴った。
83: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/11/17(木) 11:22:16.83 ID:oHfqW8iBO
簡単な煮魚と野菜の炒め物を彼女は美味しいと食べてくれた。
食事中に、今日の社内の様子を聞いた。
特に何も変わりはなかったらしく、部長もいつも通りだったそうだ。
都築さんは部長の椅子にお茶をこぼしてきました、とさらりと言うので笑ってしまった。
84: ◆/BueNLs5lw[saga]
2016/11/17(木) 11:49:45.36 ID:oHfqW8iBO
夕飯後、都築さんが家中の灯りがついていることに気が付いた。
なんでつけたのかは聞いてこなかった。
ただ、優しく、
「つけておきますね」
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