49: ◆ao.kz0hS/Q[saga]
2017/02/25(土) 22:56:08.25 ID:CYpm3u/s0
「いやぁぁぁぁっ!!!」
「ぐっ!?」
耳をつんざく悲鳴と同時に胸を強く押されて、耐えられずのけ反った。
そして一瞬遅れて、唇にライターの火を押し付けられたような痛みが走る。
指で確かめると鮮やかな赤。それと同じものがだりーの唇も汚していた。
「……ぁ」
「ぅ…ぅそでしょ…何を…しようとしたの…?」
目を見開いて自分の身体を守るように抱き締めているだりー…。
捲り上げられたTシャツの裾からはブラの生地がチラ見して、無理矢理下ろされたみたいなパンティは太ももに引っかかっていて…。
アタシは…一体何をしようと……?
「ねぇぇぇ……っ!? ホント…おかしいよ…最近のなつきち…どうしたの? 何があったの…?」
「…ちが……あ、アタシは……っ!」
「なつきちのね…最近作ってくる曲はすごいよ、カッコいいよ……でも…でもさ…Pさんとロクに喋ろうとしないし…ないがしろにして…悪く言って………そんななつきちは…カッコ悪いよ…っ!」
「ぁ………」
脳みそがミキサーにかけられたみたいに思考プッツン。
目が魚になったみたいに視界がユラユラ。
どれだけ息を吸い込もうとしても肺からは空気が抜けていくばっかりで、ひゅーひゅーっていう風切り音がとても耳障り。
卒倒しそうなので助けを求めようとしていたのか、それとも、無理矢理ナニかをヤろうとしてたのは気の迷いだよだから大丈夫ポンポンってするつもりだったのか、どっちかはわからない。
少なくとも、もうだりーが嫌がるようなことをするつもりは全くなかったと断言できる。
「だりー……?」
でも、だりーに向けて伸ばしたアタシの手は…。
「……ひっ!」
怯え切った表情と短い悲鳴で粉々に砕け散ってしまった。
「だ…りー……ぃや…これは…ちが……ちがくてっ……」
嫌悪と恐怖が滲んだだりーの表情。
それには妙な既視感があった。
いつだったかアタシの背後に隠れるだりーが似たような表情をしていたような…。
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