52: ◆ao.kz0hS/Q[saga]
2017/02/25(土) 22:59:35.48 ID:CYpm3u/s0
「ぁ……ぁぅ……」
「なっ? 好きなアタシのこと好きにしていいんだぞ? ほらっ! ヤれって! ヤってくれよ……頼むよ……っ!」
「な、夏樹ちゃん……」
「頼む……犯して…グチャグチャにして…ボコボコにして…それから…それから……殺してくれ……お願いだから……お願い…します…っ」
アタマがおかしくなって、大好きな人まで傷つけてしまうようなアタシはもういなくなってしまった方がいい。
そしてそれは、アタシが最も酷いことをしてきたPの手によってであるべきだ。
殺してくれるところまでお願いするのは正直負担かなって思わなくもないが、少なくともその一歩前まではしてもらわないと全然辻褄が合わない。
「な、何てこと言うの…っ!!」
いきなりPが腹筋を使って、アタシを押し返して起き上がった。
それでアタシの肩に指を食い込ませながら、睨みつけてきて…なんで睨んでくるんだろうか?
普通、好きな女とヤれるんなら…それにこれまでの仕返しも出来るんだし、嬉々とした表情を見せるとこだろう?
「ねぇ…っ! 話してよ…何があったの? ねぇったらっ!」
「話したら…ヤってくれるのか?」
「やっ……しないよぉ!」
「………ちっ」
当てが外れた。
そう思ったアタシは立ち上がって玄関に向かおうとしたが、すぐに後ろからPに抱き留められてしまう。
「どこに行くのっ!?」
「…他に頼めるヤツを探しに行くんだよ…放せよ……っ」
「そんなの…っ! い、行かせない…っ!」
「あっ…こ、こらっ! 放せって!」
「だめぇぇ……っ!」
いつもならPの抵抗なんて力ずくでどうにでもなるのに、どういうわけか腰に巻きついたPの腕はびくともせず、身体ごと引っ張られて玄関からは遠ざかっていく。
そのままリビングに戻されるのかと思ったが、引きずられていったのは浴室だった。
「なっ、なんのつもりだよ…っ!?」
「もうなんでもいいから、とにかくお風呂入って! 風邪ひいちゃうからっ!」
今から死のうっていう人間に風邪ひくとか言われても困るんだが、と心の中でツッコむ。
バスタブには既に半分までお湯が溜まっていて、温かそうな湯気が立ち上っていた。
その湯気に首を撫でられると途端に皮膚が感覚を取り戻してきて、歯がカチカチと鳴り始める。
そうなると刻一刻と嵩を増していくバスタブのお湯が魅力的に見えてきて、もう目が離せない。
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