56: ◆ao.kz0hS/Q[saga]
2017/02/25(土) 23:09:04.66 ID:CYpm3u/s0
「今朝渡した企画書はね、実はもう○○社長の力は借りてないんだ。あの企画が通るくらいには、もう夏樹ちゃんと李衣菜ちゃんの実力と人気があるってことだよ。
あと、ボクとプロダクションの独自の人脈も広がってきてるし」
「そ、そうなのか? いや、じゃなくて、いなくなってもらうって…?」
「○○社長はねぇ…あぁ見えて気を許すと口が軽くなる人みたいで、色んな武勇伝を聞かせてくれたんだ。
横領とか…。それをあの会社のNo2の人にこっそり伝えて…ね? その人は変な性癖もないみたいで恩もたっぷり売れたから、
これからはあの会社とはとってもイイ関係になれそうかな…♪」
「は……」
驚いたというか、呆れたというか…可愛い顔して意外と…いや、コイツのエグさはついさっき知ったところか…。
「くっ……はははっ! アンタが一番だよ…Pさん…アンタ、ロックだなっ!」
「ぇ…? 名前……それに……ぅ…………ぐすっ……」
これ以上ないくらいに褒めたつもりなのに何故か泣き出してしまって、変な皮肉に取られてしまったのではないかと不安になる。
でも、それはどう見ても嬉し泣きで、良く見知った方の笑顔だったから傷つけてしまった訳ではないようだ。
さっきの野心的な表情もたまには良いが、やっぱりアタシはこっちの方が……。
「あっ」
涙目笑顔のPさんと目が合った瞬間、猛烈にカラダが疼き始めた。
いつの間にやら胸はドキドキのビートを奏でて、ハラは極上の重低音に包まれたときよりもずっと深くそして甘く痺れていた。
アタシはそれの意味するところをもう誤魔化すのはやめにする。
ここに至ってもまだ衝動的に動こうとする自分にはウンザリだが、Pさんのハートを確認できた今、アタシはどちらかといえば寧ろPさんの為に動こうとしていた。
唇をぺろりと舐めてから、湯に浸かってずぶ濡れの衣服を脱いでいく。
「なな夏樹ちゃん!? なんで急に脱ぎだすの!? 待って、浴室から出るからっ!」
「いや…出なくていい………んっ」
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