5: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/11/06(火) 01:23:58.13 ID:niQZSR1N0
「どうして頼子ちゃんはこの時間に事務所に?」
6: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/11/06(火) 01:25:37.15 ID:niQZSR1N0
「煙草……、美味しいですか……?」
「美味しい……、うーん、まあ美味しいです。煙草に興味あるんですか?」
7: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/11/06(火) 01:27:00.94 ID:niQZSR1N0
フィルターギリギリまで吸って短くなった煙草を灰皿に叩き込む。ジュッと音が鳴るのが実は好き。
箱から二本目を取り出す。煙草はやめるべきなんてつい先程言った口でそれを咥える。こういうのは悪い見本なのだろう。
8: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/11/06(火) 01:28:31.86 ID:niQZSR1N0
「菜々さんは……どうして煙草を吸い始めたのですか……?」
9: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/11/06(火) 01:31:42.54 ID:niQZSR1N0
「さて、どこから話始めましょうか。私が煙草を吸い始めたのは元カレの影響です。ただ彼に吸わされたわけではありません。
彼との別れ話まで遡ります。ご多分に漏れず、私たちは喧嘩をして別れました。原因は覚えていません。
10: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/11/06(火) 01:33:56.46 ID:niQZSR1N0
「今思い返してもひどい話でしたね。あんなにも好きだったのに、終わってしまえば呆気ないものです。
泣いて、泣いて、泣き疲れて。その日はそのままテーブルに突っ伏すようにして眠りました。
11: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/11/06(火) 01:37:09.12 ID:niQZSR1N0
頼子ちゃんが不安そうな顔でこちらを見ている。予想していた話と違ったのだろう。たしかに多感な高校生が喜ぶような話ではない。
「そんな顔しないでくださいよ。私まで悲しくなってしまいます」
12: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/11/06(火) 01:39:42.50 ID:niQZSR1N0
「仲直りをされたのですか……?」
「はい、しました」
13: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/11/06(火) 01:42:11.07 ID:niQZSR1N0
どれくらい涙流せばあなたを忘れられるの?「愛してる」もうあなたには伝えられないなんて、私と同じ17歳のアイドルは歌っていた。
「愛していた」と私は言葉に出来たのだろうか。
14: ◆foQczOBlAI[saga]
2018/11/06(火) 01:44:18.84 ID:niQZSR1N0
昨日あんな話をしてしまったから今日は一日中過去のことを考えていた。もちろん答えは出ていない。
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