1:名無しNIPPER[sage saga]
2018/11/20(火) 01:56:10.97 ID:4Qj1wN9M0
僕は汗だくになりながら、ごうごうと炎を出す巨大な竈に薪をくべた。
上に伸びる煙突は天井を突き抜けている。
焚き上げた入道雲は、あそこを通って空に放たれる仕組みだ。
首にかけたタオルで汗を拭うと、僕の足元に雲の欠片が落ちているのを見つけた。
2:名無しNIPPER[sage]
2018/11/20(火) 06:49:31.31 ID:ZQToz3ifo
おい タイトルは面白いぞ
3:名無しNIPPER[sage]
2018/11/21(水) 01:14:06.22 ID:jRzSMQBn0
入道雲は、職人の手で丁寧に水を編み込み、竈でそれを膨らませてつくられる。
小さく手のひらに乗った欠片は竈の前でもひんやりとして心地よかった。
親方の無骨な手からこんな繊細な作品が生まれるとは。
4:名無しNIPPER[sage]
2018/11/21(水) 01:45:59.10 ID:jRzSMQBn0
雲の欠片をついでに竈の中に放って、僕は水場に足を運んだ。
水場は広いプールのような桶に水をたっぷりと湛えて、蒸発しないように魔法で固定した場所だ。
もちろん雲をつくる度に水は減るので、時々雨水を回収する業者がそれを足しに来る。
5:名無しNIPPER[sage]
2018/11/21(水) 08:50:49.36 ID:IZ82VFWvo
絶対に完結させろ
6:名無しNIPPER[sage]
2018/11/21(水) 10:59:06.19 ID:jRzSMQBn0
僕は親方の手の動きをじっと見ていた。
ごつごつと節くれだった職人の手。
一際異彩を放つのが、描かれている魔法陣の数だ。
7:名無しNIPPER[sage]
2018/11/21(水) 11:02:01.74 ID:jRzSMQBn0
タイトルはTwitterで見かけた詩から
物語の内容はオリジナルです
8:名無しNIPPER[sage]
2018/11/21(水) 12:41:08.99 ID:dPf6gfj8O
こういうの良いな
ファンタジーというより幻想文学って感じがする
9:名無しNIPPER[sage]
2018/11/21(水) 20:26:44.87 ID:kxV7fg2jO
「ごめんくださーい」
チリリン、と表の鈴が鳴った。
親方はたいてい作業から手が離せないため、来客の応対は僕の役目だ。
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