19:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:10:57.65 ID:AQjaemd70
――数日後
ドドドドド… バタン!
20:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:11:32.28 ID:AQjaemd70
海美「とにかくこのこと、Pにも早く知らせなきゃ!」
小鳥「大丈夫。その必要はないわ」
琴葉「小鳥さん、春香ちゃん――お、お帰りなさい。知らせる必要がないってことはつまり…」
21:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:12:18.06 ID:AQjaemd70
琴葉「それにしてもP、こんな大事なことをどうして黙ってたんだろう。どうやら美咲さんも知らなかったみたいだし…」
紗代子「私たちを動揺させないため、かな……知っていたのは小鳥さんと、あとは多分、社長くらいなのかな」
瑞希「それでもあれだけ大きな建物です。黙っていてもいずれ私たちも知ることになっていたでしょう」
22:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:13:12.39 ID:AQjaemd70
亜利沙「須五井プロといえば、日本を代表する大手プロダクションの一つです。抱えているタレントも俳優・子役・声優・アイドル・お笑いなど多岐に渡ります」
亜利沙「最大の特徴は、全国主要都市に各部門の養成所を設けていることです。各地の養成所から見出された精鋭たちが練習生として東京に集い、しのぎを削り合います」
恵美「ひゃーっ、せっかく養成所をパスしても、まだ競争を勝ち抜かなきゃならないの!?」
23:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:13:48.44 ID:AQjaemd70
のり子「ショートボブで着物を着てる……すごい、さっきとはまるで別人だよ」
亜利沙「どんなイメージにコーディネートしても一目見ただけで只者ではないと思わせる絶対的オーラ。それが志麻子ちゃんの魅力です」
亜利沙「ただ知名度こそ抜群ですが、子役としての力はまだ未知数です。お芝居の仕事をするとなれば、必ずオーディションからの出場となるでしょう」
24:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:14:21.57 ID:AQjaemd70
――その頃、テレビ局
テレビ局員「765プロダクションさんですね。その節は大変お世話になりました」
25:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:14:54.25 ID:AQjaemd70
――帰り道
RRR…
26:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:15:24.95 ID:AQjaemd70
高木「それと、さっき音無くんから連絡があったよ。……須五井プロダクションの劇場の件、アイドル諸君の耳にも入ったそうだ」
P「……そうですか」
高木「何というか、これも因果というものなのだろうかね」
27:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:15:53.28 ID:AQjaemd70
――その翌日
育「おはようございます!」
28:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:16:21.88 ID:AQjaemd70
P「――よし。多めに作るからタネは二つのボウルに分けて混ぜよう。育はそっちのボウルをお願いね」
育「はーい。材料は量らなくていいの?」
P「ええ。パッケージの裏に書いてあるとおりに私が分けておいたから、卵と一緒にそのままボウルに入れちゃってね」
29:名無しNIPPER[saga]
2019/01/16(水) 02:17:31.37 ID:AQjaemd70
P(気分転換になればと思って誘ってしまったけど、考えるまでもない。こんなのあんまりだ)
P(元々は育にやってもらう予定だった仕事が桃子に決まって、その桃子のための激励のホットケーキを育に作らせるなんて)
P「……ねぇ、育……あのさ」
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