【かぐや様は告らせたい】かぐや様は撮ってみたい
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3:名無しNIPPER[saga]
2019/02/03(日) 18:10:39.79 ID:NkLupBRF0
時は一週間前に遡る。生徒会室に一人先についたかぐやは、会長の机の上の束になったプリントの山を崩してしまう。元通りしようとしたその時、一枚のプリントがかぐやの目に留まったのだった。

かぐや「生徒会のPVですか……。また、酔狂なものをあの校長は…。〆切が近いようなので早く会長に伝えないといけませんね」

と、プリント達を再び積み上げたその時!かぐやに電撃が走る!
以下略 AAS



4:名無しNIPPER[saga]
2019/02/03(日) 18:11:38.09 ID:NkLupBRF0
今まで撮りたいものなどなかったかぐやにとって、それは初めての経験。誰彼構わずパシャパシャと写真を撮る人を昔は軽蔑しさえしていた。だが今は違う。撮りたい人、撮りたい風景、撮りたい世界ができて初めてその気持ちを理解できたのだ。

そんなかぐやにとってこの状況は正に天啓!
気兼ねせず撮りまくれる状況はそうは来ないだろう。

以下略 AAS



5:名無しNIPPER[saga]
2019/02/03(日) 18:12:12.45 ID:NkLupBRF0
白銀(やべやっちゃたよ。会長が締め切り忘れなんて笑えないわ。生徒会のメンバーに申し訳ないわ)

効果は抜群だ!

白銀という男は、実直、誠実を地でいく男である。そのため、他者に迷惑を掛けることなどあってはならないこと。そう思っているのだった。
以下略 AAS



6:名無しNIPPER[saga]
2019/02/03(日) 18:12:48.09 ID:NkLupBRF0
罪悪感である!ここに来て痛恨の失態!ブーメンである!

今、会長のことを困らせているのは、自分の身勝手のせいだという事に気がつき、無意識下に押し留めていた会長に迷惑をかけている事への罪悪感が膨れ上がったのだった。

かぐや(くっ。まさかこんなことで躓くとは。ですが、自分の感情は操作可能です。それよりも恐ろしいのは……)
以下略 AAS



7:名無しNIPPER[saga]
2019/02/03(日) 18:13:29.75 ID:NkLupBRF0
かぐや「やっときたのね、藤原さ……って泣いてる!?」

藤原「ぐすっぐすっ。うぇーーーーーん」

藤原は顔を涙でぐしょぐしょにしながら入ってきた。
以下略 AAS



8:名無しNIPPER[saga]
2019/02/03(日) 18:14:49.45 ID:NkLupBRF0
石上「はいはい。分かりましたから、仕事しましょう。急ぎの仕事があるんですよ」

藤原「むぅーー、ん?急ぎの仕事ですか?」

白銀「ああ。実は俺が忘れていたせいなんだが、明後日までに生徒会のPVを撮らなきゃならないんだ。四宮は顔を出せないから俺たち3人が映る事になる」
以下略 AAS



9:名無しNIPPER[saga]
2019/02/03(日) 18:15:16.66 ID:NkLupBRF0
藤原「うーん。あそこの場面は難しいから、こっちにしたいけど、急に雪なんて降らないですし……かぐやさん?確か、顔を出せないからPVには出ないんですよね」

かぐや「そうですよ」

藤原「なら大丈夫ですね。決まりました!夕陽をバックに会長とかぐやさんを撮ることにします!」
以下略 AAS



10:名無しNIPPER[saga]
2019/02/03(日) 18:16:09.83 ID:NkLupBRF0
藤原「ちっちっちっ。分かってないですねー。石上助手」

石上「なんか嫌なんでその指やめて下さい。それに勝手に助手にしないで下さい」

白銀「顔を見せられない四宮をどうやってPVに出すんだ?」
以下略 AAS



11:名無しNIPPER[saga]
2019/02/03(日) 18:16:40.57 ID:NkLupBRF0
白銀暫しの塾考。魅力的な提案であった。夕陽に照らされた四宮はさぞ美しいだろう。それを間近で見られるなんて、なかなかないことだと。だが、同時にそんな近くで見たら絶対に動揺を隠せない。

そう考えを巡らせ拒否しようとしたが、まてよと立ち止まる白銀。ここで理由なく拒否すれば四宮の攻撃材料になってしまうのでは。

そう、例えば、
以下略 AAS



12:名無しNIPPER[saga]
2019/02/03(日) 18:17:09.36 ID:NkLupBRF0
そう思い、白銀は四宮にパスをした。同じ思考に至ると思ってのことだったのだが。

白銀「そんなの四宮が嫌がるだろ。なぁ、四宮?」

かぐや「いえ、それでいきましょう」
以下略 AAS



13:名無しNIPPER[saga]
2019/02/03(日) 18:17:56.26 ID:NkLupBRF0
白銀「まぁ、いい意見だが、肝心の仮面がないと話にならな……ってあるんかーい!!!」

藤原は後ろ手に持っていた仮面を見せる。

藤原「こんなこともあろうかと演劇部から持ってきていました」
以下略 AAS



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