281: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/08/25(日) 23:07:06.62 ID:R1acvM7T0
この人は分かっている。私の意見が我儘に、逃避に過ぎないことに。確かに助かっても生きている間苦しみは取れるまい。
しかし生きる事はそんな絶望ばかりではないはずだ。そしてこの中で一番絶望を知り、人生の楽しみ方を最も知らないのは、紛れもなく自分だ
「……これが本当に最後ですよ!ここで勝ったとして次のプラウダと黒森峰はやすやすと勝てる相手ではありません!勝ったとしても必ず犠牲が出ます!戦いたくないならば言ってください!皆さん!」
「……戦うべきだ」
エルヴィンさんが組んでいた腕を解く
「今回サンダース側でも我々の手による死傷者が出ている。我々がこのまま降伏したら彼らもまた何の為に死に、傷ついたんだ?私達は何の為に殺したんだ?何の為にあの森の中から砲弾を放ったんだ?
戦いたくないのは事実だが、それが苦しみを生むならば悔いなく戦うべきだろう」
無くしたものは取り戻せない。しかしこれからなくなるものは守れる。だが……
「西住さん、貴女を死なせたくはない。この蛮行についてこの中で一番知っているのは貴女だ。貴女には生きてこれを辞めさせるという仕事がある。それを任せたい」
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