359: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/09/12(木) 20:55:26.02 ID:wCFNWaFWO
2005年冬、12月。プラウダ学園地域サウスツガル部キヅクリ分部タテオカ。外には前日の雪が積もっていたが、空は曇りだった
寒い風が吹く中、祖母、父、母、妹は人民委員、通称NKVDに捕まった。人民委員は反地域組織とされていたパン=スラブ、排日主義を主張するプラウダ=スラブ連合という急進的団体を弾圧していた。父はその団体の幹部だった
朝食を摂っていた時に急に押しかけてきた者達を前に、家族はなすすべなく捕まっていった。私は少し部屋から出ていたので、素早く物置に隠れた。父にもしものことがあったら隠れて、落ち着いたら逃げろというように教えられていたのだ
父らは手を縛られ、妹はウサギの人形を抱え、泣いたまま集落の近くの壁の前まで連れて行かれた。北部NKVD隊長のウラジーミル=イワノフが手元で書類を開いた
「ニコライ=ノヴィコフ及びその家族を地域への裏切り行為による反逆罪を持って逮捕し、奪還危険性に伴う特別令状に基づき、銃殺刑とする」
その言葉の後に銃を構えていたNKVD隊員らによる銃声が周囲に響く。その近くで隊長の娘のエカチェリーナ、イワノワ、愛称カチューシャが暇潰しに父から貰ったピロシキを頬張って見届けていたそうだ
「もう1人娘がいるはずだ。探せ」
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