【ガルパン】 不死の感情
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521: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/10/21(月) 23:40:17.71 ID:YuTUMZY30


決勝戦 黒森峰側陣地 7時40分

「全車輌エンジン入ったか?」

「まだ13号車が終わってません」

「遅いわよ、早くしなさい!」

「すみません」

「エンジン始動終わった車輌の者はこちらに集まりなさい」

遅い。あと30分もないのだ。脇にいた小島さんがそれを抑えにきた

「焦りは敗北に繋がりますよ。エリカ隊長。まだすぐに試合が始まるわけじゃないんですから」

「小島曹長……」

「その呼び方はやめてくださいよ。今は貴女が隊長なのですから」

こんな試合の前なのに、笑顔とまではいかないが、緊張が見えない

「いやしかし、貴女は夏のほぼ唯一の生存者です。尊敬しないわけには……」

「はっはっは。同じ曹長とはいえ、貴女は親衛隊、私は防衛隊です。顎で使ってくださって構いません。私にあるのは実に残酷な経験だけ。精鋭を指揮をすることはできませんからね」

冗談をよく言うものだ。防衛隊の軍曹であった際に乗員の一人として夏を生き延び、そして普通に一段階昇進して防衛隊の学生大隊長を務めているのが彼女だ。人を纏められぬはずはない

「普通に考えれば勝ち目しかありませんが……相手があのみほさんですからねぇ。しかも母校の運命が背景にあるとなれば……一応の士気もありそうですね」

全く、国も面倒なことをしてくれるものだ

「きっと何か手を打ってきますが……それは読めませんね。援軍の可能性は相当低いと思われますし」

「ま、プラウダとサンダースを共に敵に回していますしね。他は……」

「ウチらの相手になりそうなところだと、聖グロもないでしょうね……でも戦いを挑んできているところを見ると、やはり何かしら期待があるのかもしれないわね」




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