584: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/03(日) 22:27:55.75 ID:SZXzOB5IO
何とか川を渡り、市街地に入った時、市街地はすでに窓が割れ、火の手が上がり、廃墟と化した建物の群れだった。市街地の状況に思わず絶句するほかない
サンダース航空隊は戦車隊だけでなく市街地南部も縦横無尽に焼き払う。最早黒森峰学園都市南部は復旧に数年かかるだろう、と思える、いやそう予測できるくらいの被害を受けていた
「7号車応答ありません。8号車応答ありません。10号車応答ありません。11号車……」
先程から通信手が伝えてくるのは、応答なしの無限ループだけ。聞き飽きてはならないものだと分かっていても、流石に聞き飽きる
「もういいわ。誰が残ってるか、応答した車長名を言いなさい」
「赤星、小島、国末、江賀、宮内です」
幸いティーガーIIは共に生き残った様だ。あとはヤークトパンターとパンター2輌、そしてティーガーI。頼れる人間が残ったのは幸いだが、駆逐戦車はほぼ壊滅した
まずいな。火力は落ちたし、本格的に黒森峰の各車輌には恐怖と不安が山積し、溢れようとし始めている
「これは……いくら硬式戦とはいえ市街まで攻撃するとは異常よ」
火事が頻発しているように見受けられるが、響くサイレンは軍事目的の訓練でしか聞いたことのないもののみ。住民の避難は住んでいるようだが、そうだとしても火が消えたら即座にゴーストタウンと化す気配を醸し出している
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