574: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/03(日) 22:18:27.66 ID:SZXzOB5IO
どんよりとしていた雲に隙間が見える
「日が差してきたわね。天気も回復しそう」
575: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/03(日) 22:19:05.15 ID:SZXzOB5IO
「隊長??」
近くにいて双眼鏡で空を眺めていた者が急に絶叫する。目は見開かれ、周りにツバが飛ぶのも気にする様子もない
576: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/03(日) 22:19:43.79 ID:SZXzOB5IO
「に、西住殿!黒森峰のいるあたりに爆撃がッ!」
窓の外から丘を眺めていた優花里さんが声をあげる
577: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/03(日) 22:21:17.30 ID:SZXzOB5IO
黒森峰学園都市南部 ドレスデン地区
ここには大量の学生が集まっていた。ちゃんと15歳から18歳までの高校生である。高校戦車道大会の要綱に違反する部分はない
578: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/03(日) 22:21:47.82 ID:SZXzOB5IO
「しかし……本隊はともかく奴ら、本当に大丈夫なのか?そもそも軍属ですからないし、命令云々ではないかもしれんが……」
「今のところは大人しくしてますな、今のところは。まぁ、餌には食いついてますよ」
579: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/03(日) 22:22:21.68 ID:SZXzOB5IO
「……ヴァレリーには軽いんですね」
セルゲイが少し気分悪そうに言う
580: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/03(日) 22:23:08.53 ID:SZXzOB5IO
入り口の布を払うと、大きな機械が机を占拠している。無線士から手渡されたマイクを受け取る
「こちらソホフ。如何なさいましたか、プラウダ戦車隊常務監督官様?」
581: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/03(日) 22:23:45.72 ID:SZXzOB5IO
「5号車、応答ありません!」
「8号車、エンジンに被弾で走行不能!脱出します!」
582: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/03(日) 22:24:39.65 ID:SZXzOB5IO
そうせざるを得ないとはいえ、まんまと乗せられていることは分かっている。仮にこれすらも予測していた、いや計画に組み込んでいたのなら、とんだ化け物だ。黒森峰のために、奴だけは殺さねばならない。たとえ私の命が引き換えだとしても
黒森峰戦車隊が市街地に入った頃を皮切りにサンダース航空隊は長崎の方を目指して撤退を開始し始めた。音が遠くなる。やっと……当面の危機は去った
583: ◆ujHylXatJU[saga]
2019/11/03(日) 22:25:07.14 ID:SZXzOB5IO
黒森峰学園都市コットブス地区 試合会場外の一角
「まさかサンダースが介入するなんて……あそこは反硬式で対外不干渉を主張していませんでしたか?ダージリン様」
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