オール安価でまどか☆マギカ 26

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1 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/23(土) 22:34:37.47 ID:fC3MbkPy0
このスレは、安価で決めた主人公・時系列・前提設定で進める長編多めの安価SSです。
各編で話につながりはありませんので、途中参加は大歓迎です。
全体的にシリアス傾向が強いけど実は作者は安価スレらしいカオス展開も大好きです。

【現行】あすみ編派生『かずみ』  :[24]>>849
・・・あすみの盗んだトランクに入ってたかずみが主人公の、見滝原周辺の外伝が全部入り混じった大変カオスな話。
・・・あすみ編の世界観および出来事、あすみのキャラ設定を引き継いでいるので、そちらについては下を参照。

【完結した話】
オリジナル主人公編(桐野巴編)【完結?】
・・・キリカとその幼馴染というだけのモブの物語。
・・・話の本筋と関係ないギャルゲのようななにかと、シリアスかつバッドエンドの現在二周。
・・・話の性質上、オリキャラと恋愛要素とかが苦手な人は閲覧注意になります。
・『キリカルート』[22]>>820〜[23]>>828
・『メインルート』[24]>>11>>530
あすみ編  :[21]>>465〜[22]>>680
・・・呪いから生まれた異端な魔法少女の話。
・・・願いにより復讐を遂げたあすみが見滝原の事情を引っ掻き回していく。
・『補完後日談』[23]>>847>>959
・『続編』[24]>>594>>748
キリカ編2  :[14]>>719〜[15]>>182,[17]>>927〜[21]>>426
・・・未契約キリカが黒猫と謎の少女に出会い、不思議な運命を知る話。
・・・前半シリアス、後半ほのぼの系。“みんな”で目指す、原作とは違うトゥルーエンド。
・『統合後(後篇)』 [18]>>846
杏子編  :[15]>>197〜[17]>>918
・・・マミの“先輩”な杏子のifストーリー。
・・・マミと仲直りしたり、色んな人と仲良くなったりする比較的ほのぼのなストーリー。
・After『マミさんじゅうごさい』:[17]>>436
なぎさ編  :[12]>>717〜[14]>>616
・・・謎の神様によって魔女化から助けられたなぎさが見滝原で奮闘する話。
・After『あすみ参入』:[13]>>953
メガほむ編 :[9]>>181〜[12]>>666
・・・非情になれないほむらの4ループ目、織莉子たちとの戦い。
・After『夜明け後の一週間』[12]>>93
アマネ編  :[7]>>807>>963,[8]>>5>>130(GiveUp)
・・・抗争に破れて見滝原に来た最弱主人公の野望の話。  ※オリ主※
キリカ編  :[7]>>309>>704,[8]>>475〜[9]>>151
・・・本編時間軸で織莉子が既にいない世界のキリカの話。話はほぼまどマギ本編寄り。
恭介編   :[6]>>815〜[7]>>240(BadEnd+)
・・・恭介の病院での日々と、退院してからの話。
Charlotte編 :[7]>>264>>285
・・・チーズを求めるCharlotteの小話。
ユウリ編様 :[5]>>954〜[6]>>792(BadEnd)
・・・契約したばかりのユウリが目的を達成するためにマミの後輩になる話。
QB編   :[2]>>198〜[4]>>502
・・・感情の芽生えたQBの話。
中沢編   :[練習]>>164〜[2]>>150
・・・まだ試運転。中沢が安価の導きにより魔法少女たちと関わっていく話。
さやか編   :[練習]>>8>>154
・・・マミの死後、さやかが魔法少女になって張り切ったり悩んだりする話
・・・試験作。かなりあっさりしてます。

【その他】
まどか「野良猫が家族になった話」
http://engawa.open2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1536495113/
・・・24スレ目のエイミー小話の本編にあたる番外スレ、安価成分はほぼなし

【未完結の話】
Homulilly編 :[4]>>535>>686
・・・生まれたばかりの魔女Homulillyが時空を旅する話。
かずみ編  :[4]>>982〜[5]>>879
・・・ユウリのドジで見滝原に運ばれたかずみが織莉子とともに救世をめざす話。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1550928877
2 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/23(土) 22:35:18.02 ID:fC3MbkPy0

【注意】
*安価の内容について
★無効安価は自己判断で安価下。明らかに無効になりそうな内容は、その下に別の安価をしてくれるとスムーズに運びます。
★自由安価は基本的に主人公から起こす内容のみ。主人公以外の視点に移っている時はその場にいる人の言動まで可。
★『相談したい事がある』『話したいことがある』のみの安価は不採用とします。必ず話す内容まで書いてください。

*安価の取り方について
★基本的に連続で安価を取っても構いません。連投は1レスとして考えます。
★多数決は連続・連投無しです。
★多数決で同数に意見が割れた場合は指定内の最後のレス内容を採用。
★主レスは安価先を指定する数字に含まない。
★「下2レス」と書いた時には1時間以内に2レス目がこなければ「下1レス」に変更します。
 投下時間外は下2レス目があればそっちを優先。

*このスレの話について
★まどマギのほかに、おりマギ本編・かずマギ・漫画版まどマギ・TDS・PSP・劇場版のネタを含みます。
 それ以外からのネタは出さないか考慮しませんが、知ってるとより楽しめるネタはあるかもしれません。


・前スレ

『まどかマギカで安価練習』 :http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1369643424/
『オール安価でまどか☆マギカ 2』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1370979872/
『オール安価でまどか☆マギカ 3』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1371835671/
『オール安価でまどか☆マギカ 4』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1372909496/
『オール安価でまどか☆マギカ 5』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1373645366/
『オール安価でまどか☆マギカ 6』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1377690974/
『オール安価でまどか☆マギカ 7』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1385884667/
『オール安価でまどか☆マギカ 8』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1397729077/
『オール安価でまどか☆マギカ 9』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1409071003/
『オール安価でまどか☆マギカ 10』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417014605/
『オール安価でまどか☆マギカ 11』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1424792933/
『オール安価でまどか☆マギカ 12』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430323957/
『オール安価でまどか☆マギカ 13』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1439045180/
『オール安価でまどか☆マギカ 14』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1448012780/
『オール安価でまどか☆マギカ 15』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1461427177/
『オール安価でまどか☆マギカ 16』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1475061935/
『オール安価でまどか☆マギカ 17』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1483717207/
『オール安価でまどか☆マギカ 18』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1491232637/
『オール安価でまどか☆マギカ 19』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1497797899/
『オール安価でまどか☆マギカ 20』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1504964306/
『オール安価でまどか☆マギカ 21』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1511090204/
『オール安価でまどか☆マギカ 22』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1516880466/
『オール安価でまどか☆マギカ 23』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1523754962/
『オール安価でまどか☆マギカ 24』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1527599223/
『オール安価でまどか☆マギカ 25』:https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1534003266/

※『オール安価でまどか☆マギカ 避難所』:https://engawa.open2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1539087062/
 脇道逸れた小話を書いたり本スレで出来ない安価募集をしたりする場所。次スレが見当たらないよ!という時にも覗いてみると情報があるかも。
 避難所はSS速報からおーぷんに移りました。旧『21.5避難所』はこちら→http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1516811060/

☆随時募集

*安価で魔女を作ろうぜ*


 主に風見野や見滝原外などで登場するオリジナル魔女を募集中です。

 登場の機会があれば色んな物語に出させます。

 被りは一部再安価か統合。


・名前:【安価内容】の魔女(思い浮かんだものがあれば魔女名も)

・攻撃方法/見た目/特徴/性質/弱点/使い魔 など
3 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/23(土) 22:35:44.63 ID:fC3MbkPy0


「ただいま! だれかきてるの?」


 子供の声だ。この子が噂の。


かずみ「はじめまして。わたしはかずみ!」

「お姉ちゃんのおともだち?」

あすみ「あー……『みたいなもの』?」

ゆま「はじめまして。ゆまはゆまっていいます!えっと、おねえちゃんをよろしくね」

あすみ「私をよろしくしてどうすんの」


 学校の帰りらしく、ランドセルを背負っている。

 思ってたよりも小さい子だった。でも、素直でいい子そうな子だ。……言っちゃ悪いけど、あすみとは真逆な印象かも。


かずみ「へえー、ゆまちゃんか」

かずみ「おやつ作ったから食べてよ。もうすぐできるから。まだ少し訓練まで時間あるでしょ」

ゆま「おやつ!」

あすみ「その前に手を洗ってきなよ」


 それに、あすみもゆまの前だとちゃんと『お姉ちゃん』してるらしい。

 普通の姉妹に見えるけど……。

4 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/23(土) 22:36:34.97 ID:fC3MbkPy0


かずみ「どう?おいしい?」

ゆま「おいしい!」


 ゆまはわたしの作ったシフォンケーキを口のまわりを汚しながら食べている。飲み物は冷蔵庫にあったジュースだ。

 前に織莉子の家に行った時も紅茶よりジュースがいいって言ってたけど、出せる飲み物がそれくらいしかなかった。


かずみ「簡単に作れるからあすみも今度作ってみてよ。ゆまも喜ぶだろうし」

ゆま「お姉ちゃんつくってくれるの?」

あすみ「気が向いたらね……」


 あすみもさっきはお腹すいてないって言ってたけど一緒に食べていた。

 ……やっぱ気になるのはゆまのことだ。



1ゆまにあすみのことを聞いてみる
2普段の料理について聞いてみる
3あすみにゆまのことを聞いてみる
4自由安価

 下2レス
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/02/23(土) 22:54:53.36 ID:f66YdVYl0
2+1
ゆまには事情とかを聞きだすのではなく、あすみのことをお姉ちゃんとして好きなのかを聞く感じで
3は家を出てからにする
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/23(土) 22:56:25.22 ID:ZrNHHlVYO

ゆまに昨日の料理の感想も聞く
7 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2019/02/23(土) 23:32:21.51 ID:fC3MbkPy0

かずみ「普段の料理はどうなの?」

ゆま「たいへんそうにしてる時もあるけど、毎日つくってくれるし、おねえちゃんもりょーりじょーずだよ!」

あすみ「料理上手?ホント?」

ゆま「うん。お姉ちゃんのお料理もおいしいよ。ゆまのたべたいものつくってくれるの」

かずみ「昨日はなんだったの?」

ゆま「オムライス!ゆまがおねがいしたんだよー」

あすみ「だったらサラダも食べないと。キリカが来た時はちゃんと全部食べてくれるのに」

ゆま「だっておいしくないものはおいしくないんだもん……お料理とは別だもん」

かずみ「ゆまは野菜がニガテかぁー……」

あすみ「アンタは苦手なものとかなさそうだね」

かずみ「うん!わたしは苦手なものはないよ!」

あすみ「……でもアンタが理想像じゃ『食べないと大きくなれない』は使えないな」

かずみ「えっ、そんなぁ!?」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/23(土) 23:36:06.02 ID:ZrNHHlVYO
昨日の料理ってかずみがあすみと杏子に渡したやつの事だったんだけどね
渡したのもうちょい前でしたっけ?
9 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2019/02/23(土) 23:37:50.16 ID:fC3MbkPy0
>>8
料理渡したのは一昨日ですね…
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/02/23(土) 23:39:49.63 ID:ZrNHHlVYO
一昨日でしたか、失礼しました
11 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2019/02/24(日) 00:03:01.37 ID:dLpgl/UP0


 ただの雑談だけど、二人の間にある雰囲気は伝わってくる。

 なにより、ゆまのあすみを見る目が。あの時聞いた話からは想像できないほど素直で好意的で、むしろ違和感を覚えた。


 いくら毎日ごはん作ってくれるからって、自分の家族を殺した相手に。……ゆまはそれを知らない? 全く疑問すら抱いていないみたいで。


かずみ「……ねえ、ゆまはあすみのことどう思ってるの?」

ゆま「お姉ちゃんのことはだいすきだよ!」


 あすみもまんざらではなさそうだった。

 これが洗脳とかじゃないとは思いたい。考えてみればあすみもそんな、一言で言ってしまえば“面倒なこと”をするとは思えない。


ゆま「おねえちゃんはヒーローなんだよ。ゆまのことをたすけてくれたの」

かずみ「助け……?」

ゆま「うん!」

あすみ「……ゆま」


 あすみが軽くゆまを制する。すると、ゆまは口元に人差し指を立てた。


 これ以上は口にできないことだから――――。

12 : ◆xjSC8AOvWI [sage]:2019/02/24(日) 00:49:49.74 ID:dLpgl/UP0


あすみ「あれが『千歳』ゆまだよ。ゆまにも魔法少女の素質があるよ。でもゆまには関わらせたくない」

かずみ「……そうだね。あすみはゆまのことを大切に思ってるんだよね?」


 ――――家を出て訓練場所に向かう途中にもゆまのことを話していた。


 そんなのもう聞かなくたってわかる。

 あすみはわたしには何も答えなかったけど、ゆまの前だったらごまかしもなく言うのかもしれない。


 ゆまはあすみに助けられたって言ってた。訳知り顔の織莉子の態度もそれなら納得する。

 殺された親が酷い人だったなら……。


 あすみはゆまと一緒に住む理由を被ったからって言った。その理由も。


あすみ「あと一昨日のだけど、あれゆまも美味しかったってさ」

あすみ「癪だけどうちで作るのより豪華だもんねー。アンタとマミとキリカだっけ?あとあのAV女優か。あいつ料理とかするの?ブルジョワなのに」

かずみ「ちゃんと自分でするって言ってたよ。お父さんに作ってたんだって」


かずみ(女優……女優さんだっけ? たしかに織莉子は女優さんみたいに綺麗だもんね)


 あの場でドジを連発してたのは伏せておく。

 あすみとこうやって料理の話とかいっぱい話せたことなかったから珍しい。


かずみ「今日はあすみのことも少しだけわかった気がするよ。それに、誤解しなくてすんだよ」

あすみ「はぁー? なぁに人のこと分かった気になってんの? 飼い犬のくせに生意気だぞ」

かずみ「ごめん、ごめんって! ……やっぱりいぬ?」



 いつもと同じようなやり取りに少しだけ打ち解けた雰囲気を加えて訓練場所の土手へと歩いて行った。



――――
13 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/24(日) 00:50:25.43 ID:dLpgl/UP0
-------ここまで。あすみんがちょっとデレた。
次回は24日(日)夕方からの予定です。
14 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/24(日) 19:38:11.05 ID:dLpgl/UP0
通学路


さやか「――でさ、みんなこの後駅のほうにショッピング行かない? 新しい店ができたんだってさ!」

まどか「あ……ごめん、わたしとほむらちゃんは用事があるんだ」

「私は習い事の時間までなら」

さやか「よし、じゃあいこっか仁美!」


 通学路を途中で別れて、まどかは二人のことを振り返る。

 みんなの前では口に出せなかったことをやっと、事情を知る隣の友人に吐き出そうとした。


まどか「……さやかちゃん、普通に話してくれたね。でも、何もなかったことにしようとしてるみたい」

ほむら「昨日の事を現実の事だと思いたくないんでしょうね」

まどか「そっか……しょうがないのかなぁ」


 あの二人は自分たちに何があったかを知らない。あの非現実的な襲撃を。あの日伝えられたことを。訓練を。

 つい数日前までは自分も二人と何も変わらないものしか知らなかったのに、溝が出来てしまったように思えた。

15 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/24(日) 20:11:27.96 ID:dLpgl/UP0



織莉子(――――鹿目まどかの存在はインキュベーターにバレてしまった。もう平常を装う必要は無い。もう通う必要も無い)


織莉子(なら私はどうしてあの場所に足を向けている?)


 織莉子はその行動に意味を見いだせないまま帰り道を歩いていた。……そんな無意味な行動を取っていることが腹立たしくもあった。


 そこにあるのは変わらない日常。――いや、少し前からそこから自分だけが抜けてしまった日常だった。

 最初から変わらないのだ。自分に好意を向けていた人も、羨望の眼差しを向けていた人も。

 自分も周りも何かが変わったわけじゃない。変わったのは、周りから自分たちへの“評価”だけだ。ただその事が暗い感情につながっていた。


 その整った顔立ちに浮かぶ表情はいつも以上に険しい。

 そこでかけられた“声”に織莉子は険しい顔のまま驚愕を表し振り向いた。


16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/02/24(日) 20:47:21.59 ID:SCIBEIW/0
誰かな?
17 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/24(日) 20:47:59.07 ID:dLpgl/UP0
――――
――――
土手



 放課後になって集まったのは昨日と同じメンバー。

 杏子が片方の手をポケットに入れながら持参してきた板チョコをかじっていて、それをちょっとうらやましそうな目でキリカが見ている。

 まどかの隣にはほむら。それからわたしと一緒に来たあすみと、隣にはマミ。

 二人はまだ許せないところがあるようで、あすみはマミが来ると離れていっちゃった。あと、そのあすみとも少し離れたところに織莉子も一人で立っている。



杏子「……なんだ、あげないぞ泥棒猫」

キリカ「失礼だな!ドロボウなんてしないよ。それはむしろ君のほうじゃないの?」

マミ「訓練するんでしょう?今日からは魔女を狩りに行くのと並行になるんだから、早く何をやるか決めないと」

かずみ「わたしは午前中にも魔女狩りに行ってきたんだ!マミにもその時の分あげるね」

マミ「ええ、ありがとう」


 午前中に取ってきたのをマミに一つ渡した。


かずみ「でもまだグリーフシードに余裕がない人はいるよね……。予知で街に出る魔女を視たから、どこを回ったらいいかは私が教えるね」

かずみ「やっぱり余裕がある人がついていったほうがいいと思うけど、まずはそうだなぁ……」



誰に行ってきてもらう?/ついてきてもらう?
(かずみ/マミ/杏子/織莉子/あすみ/ほむら/キリカ/まどか)
・2人〜選択

 下2レス
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/02/24(日) 20:54:24.52 ID:SCIBEIW/0
魔女狩りA班 かずみ・あすみ・キリカ
魔女狩りB班 杏子・ほむら・織莉子
訓練組 マミ・まどか

こんな感じ?
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/24(日) 21:06:20.05 ID:LH3zcfErO

魔女狩りに6人も要らないなら再安価
20 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/24(日) 21:32:28.89 ID:dLpgl/UP0

マミ「何チーム、何人くらい必要?」

かずみ「チーム分けは必要ないかな。回るとこそんなに多くないし。人数は実力によるかも」

あすみ「2,3人ってとこね。ベテランがいれば二人で十分でしょ。訓練のが重要だし」

あすみ「……ただ、一度も戦ってないまどかだけは事情が別か?」


 ……二人にアドバイスをもらって考えてみる。



誰に行ってきてもらう?/ついてきてもらう?
(かずみ/マミ/杏子/織莉子/あすみ/ほむら/キリカ/まどか)
・2人〜選択

 下2レス
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/24(日) 21:39:19.29 ID:LH3zcfErO
マミとまどか
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/02/24(日) 21:40:13.37 ID:SCIBEIW/0
かずみ・あすみ・キリカの黒い三連星で
23 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/24(日) 21:59:28.79 ID:dLpgl/UP0

かずみ「午後もわたしが行くよ。あすみとキリカもついてきてくれる?」

あすみ「はいはい、午後も私ね」

キリカ「まあいいけど」

かずみ「今日回るところは二つだよ。場所はわたしが案内するから。見滝原にも大分詳しくなったんだ」


 ついてきてくれる二人に説明して胸を張ってみる。

 そうと決まったら出発だ。


マミ「いってらっしゃい」

かずみ「いってきます!」



 三人で土手を出て行く。

 残りの人たちは訓練だ。マミはまたまどかの訓練に付き添って訓練をはじめる。

24 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/24(日) 22:32:52.90 ID:dLpgl/UP0


 ――――わたしが先頭に立って歩く。まずは繁華街近くの街の中だった。


かずみ「杏子っていつもなにか食べてるよね。わたしもうらやましいとは思うよ」

かずみ「あ、わたしたちもそこで何か買ってく?杏子に自慢しちゃおう」

キリカ「いいねそれ!」

あすみ「アンタたち、真面目にやる気あんの?」

キリカ「そんなの杏子に言ってよ」

かずみ「……あっちは訓練中か。こうやってみんなで出かけるのも散歩してるみたいで楽しいけど、わたしたちも早く終わらせて訓練に戻らないとね」



 キリカと談笑して、それとたまにあすみにツッコまれたりもしながら目的地に辿りついた。

 馴染みあるメンバーだから、つい大変な時だというのを忘れてしまいそうになる。

 しかし、魔女結界の中に入れば一気に気は引き締まった。



―砂の魔女結界


かずみ「うわっ、なにここ砂っぽい!」

キリカ「砂漠?何もないけどどっちに行けばいいんだろ」

あすみ「……止まれ。敵を炙り出すまでは私がやる。かずみも予知の用意」

かずみ「えっ? うん!」


 何もわからないけど、この中で一人動じていないあすみに従うことにする。

 ……すると、『敵』の姿が浮かび上がった。

25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/02/24(日) 22:34:42.58 ID:SCIBEIW/0
砂ってことは次は武者か
26 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/24(日) 22:52:47.93 ID:dLpgl/UP0


かずみ(そういうことか!)


 あすみが“サボテン”を避けて一足先に進んでいき、砂の地面に向かって鉄球をぶつける。

 すると砂が大きな波の形を作り襲い掛かる。


あすみ「ほらッ!」

かずみ「えいやぁっ!」


 あすみは砂を散らすように豪快に鎖を上に振り上げる。あすみのやりたいことを理解したわたしもすかさず魔女へと杖を突き出した。

 砂の波に風穴が空き散り散りになると、今度は砂が針の形を作ってわたしたちのほうへと一斉に飛ばしにかかる。

 さきほどよりは砂の量は少ない。


キリカ「なにそれ、なんでわかったの!?」

あすみ「アンタは知らなくていいのよ。それよりさっさとガードしないとズタズタになるよ」

あすみ「まあ私はそんな浅い傷なんかどうでもいいけどッ!」


 あすみは臆せずに足を速め、むしろ針の中へと突っ込んでいく。

 口元には笑み、瞳を破壊衝動に血走らせ鎖鉄球の嵐を舞う。


キリカ「ガードしろったって……そんな技ないよ!」


 一応再生成でガードを作ろうか迷ったものの、そのおかげもあってわたしたちのほうにはほとんど針は来ていなかった。

 再び散らばって姿を現した砂の塊はさっきよりも小さい。

 あすみがそれを鉄球で軽く潰す。


あすみ「ほらぺしゃんこ」


 ……これがあすみの戦い方? その本領発揮を見ると、その恐ろしさに唖然としてしまった。

27 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/24(日) 23:06:47.69 ID:dLpgl/UP0


かずみ「……あすみは傷ついてもいいって戦い方してるんだね。それって私たちの身体に魂がないから?」

あすみ「うん、そうだね。私もガードの技なんて持ち合わせて無い。攻撃が最大の防御ってヤツ。戦うのに動かせればなんでもいいのさ」


 すでにたくさん傷があるからどうでもいいと思ってる。

 それは午前見た時から薄々気付いていたけど敢えて言わなかった。安易に口に出しても反発されそうで。


あすみ「これで一つ目のグリーフシードゲットっと。で、どーやって分けんの」

かずみ「キリカも余裕ないよね。だからまずは一個目はキリカに」

キリカ「私今回ホントに何もしてないけど……?」

かずみ「関係ないよ。まずは余裕がない人を優先したほうがいいと思うし……でいいよね?あすみ」

あすみ「……ま、チームとして活動する時間ってことで来てんだから何も言わないよ」


 あすみは不服そうな声を作って言う。

 でも、利益だけを求めてるわけじゃないのもわかったから。


 ひとまずさっきのグリーフシードはキリカに渡して、次はどうしようか悩んだ。

 ……キリカもちょっとまだ不満そうだ。さっき自分が活躍できなかったことについてだろうか。
28 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/24(日) 23:23:06.84 ID:dLpgl/UP0


あすみ「別に一丁前にアンタが気にすることじゃないよ。ただアンタには相性のいい魔法がなかったってだけだ」


 意外なことに、そのフォローをしたのはあすみだった。


キリカ「そうなのかもしれないけど」

あすみ「……アンタは私みたいにならなくていいよ」

あすみ「それに私は場の相性次第ならベテランよりうまく立ち回れるし打ちのめせると思ってるから」


 あすみは意味深なセリフを言う。


 ――次の魔女を倒しに、今度は街外れまで足を延ばしていった。

 その途中、キリカがそろそろと近づいてくる。


キリカ「……ねえ、こっそりあすみの魔法がなんなのか教えてよ」

かずみ「えっ?こっそり?」

あすみ「ちょっと、そこはなーに内緒話してんのかなぁ?」

キリカ「えー、何も言ってない!何も言ってないよ!」


 ごまかしついでにキリカが手元を見て、大げさに反応する。


キリカ「あ!今ソウルジェム光ったけど倒しに行かないの?」

かずみ「うーん、今はここじゃないんだ。ここは先客が来るから」

29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/02/24(日) 23:33:09.83 ID:SCIBEIW/0
先客が来るって何か微妙に言葉使いが間違ってるような気がしないでもないw

かずみが解析したのは読心だけだから、かずみも呪いのことは確信は持てないかな?
30 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/24(日) 23:37:25.78 ID:dLpgl/UP0


 すると、人通りも少なくなってきたこの通りにちょうど横切っていく少女の姿があった。

 ……そして少女もこっちを見た。ソウルジェムを手に持ってたから、魔法少女だってバレちゃったかな。


かずみ「あっ!わたしたち取る気はないんだ」

「……そう?」


 少女はわたしのことを珍しそうな顔で見ていた。

 やっぱりグリーフシードを人に譲る魔法少女は少ないってことかな。


 ……彼女もたくさんいるらしい新人のうちの一人なのかな?



1挨拶しておく
2気を付けてと言っておく
3自由安価

 下2レス
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/02/24(日) 23:49:32.39 ID:SCIBEIW/0
見滝原の管理者に会いに行くように話しておく

キュウベェから聞いてるかもしれないけど、見滝原は巴マミっていうベテラン魔法少女が管理者なの
一応魔法少女としての筋は通しておくべきだから、一度はあいさつしに行った方がいいと思うよ?
あ、怖い人じゃないしGSを奪い取ったりするような人じゃないからね?
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/24(日) 23:53:03.20 ID:LH3zcfErO

追加で1と2
33 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/25(月) 00:19:21.55 ID:LtJuttUZ0

かずみ「わたしも同じ街の魔法少女なんだ。よろしくね」

「……はぁ、よろしく」

かずみ「わたしは最近来たけど、マミはこの街にずっといたらしいからあなたも挨拶してきたらどうかな?優しい人だよ」

あすみ「いや、移ってきたヤツならともかくマミもただの新人共に大挙されても困るでしょ。どうせ何もしないんだろ?」

かずみ「けどこのままじゃ何が起きても放っておくってことになりそうだし……」

「何?どういうこと?」

かずみ「あっ、ううん。魔女と戦うの気を付けて」

「そんなのアンタに言われるまでもないわよ」


 ワルプルギスの夜のことは混乱させるかもって言ってたし、下手なことは言わないほうがいいよね。

 そんなことを考えながら、結界に向かう彼女を見送る。


かずみ「……やっぱりあの人も織莉子が?」

キリカ「いっぱいいるんだったね。今はどのくらいなんだろ」


 聞こえないように、もしくは聞こえても大丈夫な内容で喋ってたつもりだったんだけど、彼女がこっちを振り向いた。


「今誰の話してた?」

かずみ「……え?」


 ……そこで食いつくとは思ってなかったからわたしは驚いていた。

34 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/25(月) 00:19:50.83 ID:LtJuttUZ0
---------ここまで。次回は25日(月)夜の予定です。
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/02/25(月) 00:29:57.83 ID:vaavT45m0
乙です

これは・・・口調からして小巻かな?
小巻は新人じゃないけど、かずみたちは自分達以外の見滝原の魔法少女=新人という思い込みがあるからなぁ
でもあすみは小巻と面識あったはずなんだけど、かずみ編では白女に出向かなかったのかな?
36 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/25(月) 22:32:05.90 ID:LtJuttUZ0


「変わった名前ね。もしかしたら聞き間違えかもしれないけど。……じゃあなんて言った?」

かずみ「もしかして織莉子の知り合い?」

あすみ「アレ?あいつ恨みでも買ってる?」


 あすみが口に手を当ててくすくすと笑う。キリカはどう対応したらいいか困ったように警戒する様子を浮かべていた。

 そんなわたしたちに向けてのものなのかはわからないが、目の前の少女は怒った顔をする。


「……もういいわ。これ以上はアンタ達から聞くことじゃない。それにあたしは新入りに心配されるほど弱くない」

かずみ「とりあえず、さっき言ったマミって人には会ってみたらどうかな?織莉子も今は一緒に訓練とかしてるから」


 その言葉に肯定とも否定とも取れないような返事をして彼女は結界の中へと入って行った。

 織莉子の周りにいる知り合いは織莉子を良く思わない人たちばかりだと言う。これからどうなるのかはわからなかった。


キリカ「新人、じゃないのかな?」

あすみ「さあね。どのみちこの街で聞いたことはないからどんぐりの背比べだと思うけど」



 ――今は気持ちを切り替えて目指していた場所に向かう。


37 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/25(月) 22:50:36.67 ID:LtJuttUZ0
―武者の魔女結界


 結界に入ると、それは見事な日本庭園が広がっていた。

 その中心に見えるのは大きな屋敷。まずはわかりやすいそこを目指して三人で進んでいった。


かずみ「この先、使い魔がいっぱいいるね……」

あすみ「そうだね。囲まれないうちにまとめて蹴散らす?」

キリカ「心してかかるよ!」


 ごくりと唾を飲み、武器を構えて足を踏み出す。

 しかし、使い魔の集団は想像に反してわたしたちをスルーしていった。

 その代わり思わぬところで声があがったのは、使い魔たちに掴まれ冷や汗を流すキリカだった。


キリカ「……えっ」


 わたしとあすみも二人で驚嘆しかできないまま、使い魔たちはキリカはあっという間に波のように浚っていった。

 一人だけ運ばれていった先は屋敷の前に豪華な“舞台”の上だった。――その目の前に居るのが恐らく魔女。甲冑の武者だ。


 舞台の周りには大勢の使い魔が囲んでいる。わたしたちは完全に隔絶されてしまった。

38 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/25(月) 23:23:55.95 ID:LtJuttUZ0


かずみ「どうしよう!?わたしたちも助けに行ったほうがいいよね?」


 もちろんわたしも諦めずに両手で杖を構えるけど、頭巾の中から赤い目を光らせた使い魔が更に屋敷の中からぞろぞろと出てきて立ちはだかる。

 行く手を阻む使い魔は何層にもなっている。見渡す限り使い魔。さすがにこれだけ出てこられると引いてしまう。


かずみ「う」

あずみ「残念だけど、魔女はあいつと戦いたいそうよ。私たちは相手にされてないって」

あすみ「近づかない限りなんもしてこないみたいだし、まずはアイツがどうするか見守りましょっか」

かずみ「そんなのんきな〜っ!」


 舞台では試合が始まる。

 魔女が襲い掛かったのは完全に両者が出揃って対峙してからだ。

 キリカのほうが初動は一歩遅れたけれど、次の瞬間からは遅れを取り戻すどころか圧倒して相手よりも先に攻撃に出ていた。キリカの動きは変わっていない。


キリカ「……っ!」


 元々重たい甲冑の塊だ。そこまで素早く動ける装備ではない。魔女はその場で剣を構えると、キリカの爪に真っ向から刃をぶつける。

 その“重み”と堅牢さが、速さで制してもなお攻め入る隙を与えることを許さない。

 速さすら封じて制するのは『読む』力だと、キリカも今までの実戦と訓練ですでに思い知っていた。――――この魔女は純粋に強い。

39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/02/25(月) 23:41:18.66 ID:vaavT45m0
キリカ大丈夫か、これ?
40 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/26(火) 00:17:42.71 ID:XcA+RJYd0


 魔力で出来た刃の形が揺らぎ、火花を散らす。


 弾かれた右手を右半身ごと勢いをつけて引いて左腕を差し込む。だが焦った攻撃だけに力が乗らない。

 そうなればまた余裕がなくなり、浅い攻撃しかできずに後退させられていくのも傍から見れば仕方なく見えた。

 ……自分の方が速く動けるはずなのに。キリカはその悔しさからまた無茶な動きに出る。


キリカ「こっの!」


 その瞬間にキリカが纏ったのは、横で見ていたあすみにも伝わる強烈な魔力。

 一時的に爪を強化し、必殺の魔力を込める。そうすれば力任せでも魔女は裂ける。


あすみ「あー、あいつヤバめだね。また熱くなったか」

かずみ「えぇぇっ!とめようよー!」




かずみ 魔力[82/100]  状態:正常
GS:1つ
・怪獣[65/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv2] [格闘Lv6]


仲間:
キリカ 状態:正常 【決戦中!】
あすみ 状態:正常


敵:魔女Swort(接近不可)
  使い魔Mugen×無限


1キリカに落ち着くよう話す
2使い魔を攻撃する
3合体魔法で力を貸すのはどうか
4自由安価

技コマンド
・杖:近接武器戦闘(魔力-0)
・リーミティ・エステールニ(魔力-25):杖から魔力を放出してぶつける、かずみの必殺技
・再生成(内容により0〜15消費変動):何かを変えることが出来る(安価内容で)
・プロルン・ガーレ(魔力-10) :自分の指から最大10発のミサイルを作り出す。なくなった指は作り直すが直後は手を使う格闘が出来ない。
・ロッソ・ファンタズマ【ネーロ・ファンタズマ】(魔力-10):その辺のものから分身を大量に作り出す必殺技
・電撃(魔力-5) :電撃を放ったり、雷を落とす事の出来る魔法。
・活性(魔力-20) :電撃の発展系。近距離への瞬間移動。
・未来予知(魔力-3/ターン) :数秒先の予知。相手に関する特定の未来も絞れるが、消費が大きくなる。基本的に自発使用のみ。
・読心(魔力-7/1ターン):人の心を読む。もしかしたら動物も…?
・速度低下(魔力-7/1ターン) :一定範囲内に自分や仲間を除く物の速度を落とす魔力を流す。
 b重(魔力-10/1ターン) :適用範囲は前方のみに狭まるが効果をより強力に。
・【合体魔法】ネーロ・ボアート(魔力-15):みんなの魔力を合わせた斬撃波を放って敵を吹き飛ばすと同時に切り刻む。

 下2レス
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2019/02/26(火) 00:35:51.65 ID:sjVPIhXQ0
安価↓
42 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/26(火) 00:49:40.54 ID:XcA+RJYd0
------ここまで。次回は27日(水)夜からの予定
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/26(火) 04:33:21.31 ID:MFoJxunhO
1
キリカ、落ち着いて!
前にわたしと模擬戦をした時のことを思い出して!
44 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/27(水) 21:14:57.81 ID:jLz7j2i70


かずみ「キリカ、訓練を思い出してっ! 落ち着かないと!」


 舞台に向けて叫ぶ。


キリカ「じゃあどうしろっていうのさ!?訓練でもこんな相手に勝ったことないよ!」


 すると、舞台からも叫びが返ってくる。

 相手を壊す気で全力で攻撃すればひとまず勝てないことはない。敵わないならそれも手ではある。


 キリカはさっきより少しだけ冷めた頭で再び魔女のほうに意識を移し、力強く振るわれる刀の前に両腕を突き出す。

 キリカの脳裏には訓練が浮かぶ。仰向けに向いた身体と浮遊感に、勝てない強敵の声が響いた気がした。


 『……いつまで寝てるんだ?』


 攻撃を敢えて斬りこむ力以上に受け止め、場外へと――――。

45 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/27(水) 21:52:43.02 ID:jLz7j2i70


 わたしたちはキリカの取った行動に唖然とし、その姿を目で追った。


 キリカは舞台を囲んでいた使い魔の群れに倒れ込んで下を確認する。

 その中になんとか使い魔の持つ槍の先を避けて倒れている状況だった。こんなところまで記憶の中とかぶるなんてと苦く思う。

 押しつぶした使い魔たちも体勢を崩して混乱が走っている。その隙にめちゃくちゃに爪を出した両手を振り回して、周囲を散らすように暴れ出す。



 そうして一対一の試合は強引に破られた。――キリカの“敗北”という形で。

 しかし使い魔たちはこれに黙っていはいない。



1代わりに舞台に上がる
2使い魔を攻撃してキリカと合流しにいく

 下2レス
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/02/27(水) 21:58:01.52 ID:1EMB/2sS0
2かな?
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/27(水) 21:59:40.74 ID:BJ3gZr2o0
2で
48 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/27(水) 23:12:37.53 ID:jLz7j2i70


かずみ「キリカっ!」


 杖を携え、わたしもキリカのいる方向へと走っていく。

 もう使い魔の数が多すぎるなんて言ってられなかった。試合を見守るのはもう終わったんだ。


かずみ「もう、この使い魔邪魔――――!」


 でも、蹴散らしても蹴散らしてもどんどん出てくる。

 四方を囲まれ、気を抜いて一斉にかかられればひとたまりもない。


 その時、後ろで派手な衝撃音が聞こえた。


あすみ「今度はこっちと遊ばない?さっきの猫よりは楽しませてやるからさ!」


 あすみが鉄球を地面に叩き付けた音だった。

 あすみはいつのまにか舞台に上がっている。わざと注目させるためにやったんだ。

49 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/27(水) 23:35:43.75 ID:jLz7j2i70


かずみ「……また見てることしかできないの?」


 使い魔はなんとか妥協させられたようだった。

 でも今度はまたあすみが舞台に一人。仲間がいるのに分断させられてしまう。


キリカ「結局またあいつばっかり手柄立てちゃって」

キリカ「でも私の力も残ってないわけじゃない。こういう役目でもいいよ。こういう手助けなら離れてても出来るんじゃない?」


 聞き返そうとして、その意味に気づく。キリカがいなくなっても、キリカの『魔法』の効果はまだその場に残っていた。

 戦えなくてもサポートで力を貸すことならできるかもしれない。


かずみ「――ああ、そうだね」



かずみ 魔力[82/100]  状態:正常
GS:1つ
・怪獣[65/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv2] [格闘Lv6]


仲間:
キリカ 状態:正常
あすみ 状態:正常 【決戦中!】


1再生成(内容により0〜15消費変動):何かを変えることが出来る(安価内容で)
2未来予知(魔力-3/ターン) :数秒先の予知。相手に関する特定の未来も絞れるが、消費が大きくなる。基本的に自発使用のみ。
3速度低下(魔力-7/1ターン) :一定範囲内に自分や仲間を除く物の速度を落とす魔力を流す。
4【合体魔法】ネーロ・ボアート(魔力-15):みんなの魔力を合わせた斬撃波を放って敵を吹き飛ばすと同時に切り刻む。

 下2レス
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/02/27(水) 23:44:33.13 ID:1EMB/2sS0
2
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/27(水) 23:52:59.86 ID:vRKrejsKO
3はキリカがしてるなら2かな
52 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/28(木) 00:55:43.08 ID:veeoNHsc0


 舞台はあすみと魔女の正面切っての一騎打ち。

 普段だったらもっとトリッキーな手を使うことも出来ただろうけれど、既に距離は至近距離まで縮まっている。

 こうなったのは強引に引きつけたからだ。あすみは食らいつくように魔女の攻撃に耐えている。しかし余裕はなさそうだった。


かずみ「あ、あすみ!避けて、右!」

あすみ「ッ――、右に避けるのか右を避けるのかハッキリしろ!」

かずみ「うわごめんっ!」


 ただ見守るだけじゃいられなくなって予知は使ってる。

 刻一刻と目まぐるしく変わる戦況は目に入ってくる。しかしそのすべては追いきれない。


かずみ(致命的な変化がないかだけ見逃さないようにするしかないか……)


 膠着状態が続く。

 もし本当に危なくなるのなら活性を使ってでも間に入る。

 しかしその時はこず、劇的な敗北の代わりに緩やかな劣勢が積み重なり天秤は傾いていく。その原因は純粋な力の差だった。


あすみ「……私もここまでか。やっぱベテランには敵わないなぁ」

あすみ「悪い、後任せたっ!」

かずみ「ええっ!」


 またしても選手交代。――じゃあ次はわたし?

 その覚悟を決めようとしたとき、未来は映る。


あすみ「と……――!」


 退場しようとしたあすみが逃げきれずに使い魔の足止めに引っ掛かる。

 やはり、簡単には二度目を許してはくれなかったのだ。



1『再生成』で分身を作って攪乱させる
2『活性』で一瞬で舞台に割って入る
3自由安価

技コマンド
・杖:近接武器戦闘(魔力-0)
・リーミティ・エステールニ(魔力-25):杖から魔力を放出してぶつける、かずみの必殺技
・再生成(内容により0〜15消費変動):何かを変えることが出来る(安価内容で)
・プロルン・ガーレ(魔力-10) :自分の指から最大10発のミサイルを作り出す。なくなった指は作り直すが直後は手を使う格闘が出来ない。
・ロッソ・ファンタズマ【ネーロ・ファンタズマ】(魔力-10):その辺のものから分身を大量に作り出す必殺技
・電撃(魔力-5) :電撃を放ったり、雷を落とす事の出来る魔法。
・活性(魔力-20) :電撃の発展系。近距離への瞬間移動。
・未来予知(魔力-3/ターン) :数秒先の予知。相手に関する特定の未来も絞れるが、消費が大きくなる。基本的に自発使用のみ。
・読心(魔力-7/1ターン):人の心を読む。もしかしたら動物も…?
・速度低下(魔力-7/1ターン) :一定範囲内に自分や仲間を除く物の速度を落とす魔力を流す。
 b重(魔力-10/1ターン) :適用範囲は前方のみに狭まるが効果をより強力に。
・【合体魔法】ネーロ・ボアート(魔力-15):みんなの魔力を合わせた斬撃波を放って敵を吹き飛ばすと同時に切り刻む。

 下2レス
53 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/28(木) 00:56:49.65 ID:veeoNHsc0
-----ここまで。次回は28日(木)夜からの予定です
結構引っ張ってるけど次には終わるかな…?
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/02/28(木) 07:20:23.98 ID:RFr+Oo/p0
2
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/02/28(木) 08:03:47.94 ID:agT1+s1WO
1
56 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/28(木) 21:38:18.73 ID:veeoNHsc0


かずみ「――『ネーロ・ファンタズマ』!」

あすみ「!」


 目につくものから分身を作り出し、舞台からここまでの道を埋める分身たちに紛れてわたしは舞台へと駆けていく。

 動きの単純な分身なんて簡単に倒されたり捕えられたりしてしまうけれど、1対1を望む魔女にとっては邪道な魔法。使い魔たちは混乱しているようだ。

 これであすみが無事に逃げてわたしが舞台に駆け上がるまでの時間稼ぎをする。


 そして、ついに魔女の姿を正面に捉えた。


かずみ「任されるよ!次はわたしが相手だから!」


 舞台に駆けあがると同時に勢いのまま杖の先を突きだす。



 下1レスコンマ判定 戦況
0〜(劣勢) < 99(優勢)

+一桁0クリティカル(優勢時は自分)※『予知』補正により相手クリティカルなし
+補正 自[格闘Lv6]*3
+補正 速度低下[Lv1] 10
+補正 相[格闘Lv20]*-3
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/02/28(木) 21:40:31.56 ID:oLNrTDvi0
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/02/28(木) 21:41:10.06 ID:RFr+Oo/p0
どうだ?
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/02/28(木) 21:43:50.71 ID:RFr+Oo/p0
ダメか
というか-60はキツすぎる・・・90以上じゃないと50超えない
60 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/28(木) 22:06:23.61 ID:veeoNHsc0


 すかさず魔女はわたしの攻撃を防ぎ、大きい刀で反対に流すように斬り払われる。

 キリカの魔法もあって素早さはそこまででもないが、魔女の一撃一撃は重い。なによりこうも隙が見つからないのは、動きが巧いんだ。


 この感覚はやはり訓練で覚えがあった。

 訓練では負けても実力を伸ばすことだけを目標としていたけど、今は、今のわたしのままで『格上の相手をどうやって倒すか』という状況に立たされているのだ。



かずみ(キリカがやろうとしたみたいに魔力を使って力任せに突破するのも手)

かずみ(みんなからもらった強力な魔法を使うのも手……だけど)



 まだいくらかの使い魔はあすみを追っていた。

 そんな使い魔たちをあすみは棘鉄球で蹴散らす。さすがに使い魔相手なら本格的に大挙されない限り捕まることはない。


あすみ「あーもー未練がましくてウッザいわね、私はもう降りさせてもらうんだっての!」


 けど、先に戦ってた二人に比べてわたしはあまり歓迎されてないのかもとは思った。

 わたしの武器は杖で、厳密に白兵戦用の武器かというとちょっと違うイメージ。



かずみ 魔力[66/100]  状態:正常 【使用中魔法:未来予知(魔力-3/ターン)】
GS:1つ
・怪獣[65/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv2] [格闘Lv6]


仲間:
キリカ 状態:正常 【使用中魔法:速度低下】
あすみ 状態:正常


敵:魔女Swort <-攻撃対象
  使い魔Mugen×無限

1杖【戦況24】:近接武器戦闘(魔力-0)
2リーミティ・エステールニ(魔力-25):杖から魔力を放出してぶつける、かずみの必殺技
3再生成(内容により0〜15消費変動):何かを変えることが出来る(安価内容で)
4プロルン・ガーレ(魔力-10) :自分の指から最大10発のミサイルを作り出す。なくなった指は作り直すが直後は手を使う格闘が出来ない。
5ロッソ・ファンタズマ【ネーロ・ファンタズマ】(魔力-10):その辺のものから分身を大量に作り出す必殺技
6電撃(魔力-5) :電撃を放ったり、雷を落とす事の出来る魔法。
7活性(魔力-20) :電撃の発展系。近距離への瞬間移動。
8未来予知(魔力-3/ターン) :数秒先の予知。相手に関する特定の未来も絞れるが、消費が大きくなる。基本的に自発使用のみ。
9読心(魔力-7/1ターン):人の心を読む。もしかしたら動物も…?
10速度低下(魔力-7/1ターン) :一定範囲内に自分や仲間を除く物の速度を落とす魔力を流す。
 b重(魔力-10/1ターン) :適用範囲は前方のみに狭まるが効果をより強力に。
11【合体魔法】ネーロ・ボアート(魔力-15):みんなの魔力を合わせた斬撃波を放って敵を吹き飛ばすと同時に切り刻む。
12自由安価

 下2レス
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/02/28(木) 22:07:36.14 ID:oLNrTDvi0
安価↓
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/02/28(木) 22:11:31.90 ID:RFr+Oo/p0
杖を3で槍に変更、6の電撃を武器に纏わせて近接戦
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/02/28(木) 22:13:38.81 ID:RFr+Oo/p0
あと魔女相手に名乗りを上げる

やあ、やあ!
遠からん者は音にも聞け、近くば寄って目にも見よ!みたいな感じで
64 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/28(木) 22:41:01.99 ID:veeoNHsc0


 ――このままでは押し負けてしまう。

 そうなる前に杖の先から眩い光を迸らせた。


かずみ「……武器換装【カンビアーレ・アルマ】!」


 爆発するような光が収束しても閃光と火花は止まらない。

 そこには刃を携え形を変えた“新しい武器”がある。

 再生成の魔法によって杖は変化し、電撃の魔法により電気を纏い、破壊力を増す槍となっていた。わたしはその槍を振り上げ名乗る。


かずみ「やあ、やあ!遠からん者は音にも聞け、近くば寄って目にも見よ!」

かずみ「わたしはかずみ……キリカとあすみの戦いはわたしが引き継ぐ!」


 仕切り直しだ。

 杖の時と扱いにさほど差は感じない。重量も重心もほぼ同じ。


 魔女の甲冑の表面はぴかぴかの金属。刃を交えれば刀からも電撃が伝わる。

 いくらわたしに経験や技術が足りないといっても、戦いを続ける限り焼けるようなダメージは蓄積していく。


 やりあって敵わないなら、隙は格闘以外で作り出す。


かずみ「おまえを倒すのはわたしだぁーっ!」


 真っ直ぐに甲冑を貫いた。

 ……鎧に覆われた外郭は硬く、中身はスカスカ。魔女はそんな奇妙な感覚をしていた。

65 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/28(木) 23:18:21.55 ID:veeoNHsc0


かずみ「倒したぁ〜っ」


 結界が消えて一息、そのまま座り込む。

 あの日本庭園と屋敷から抜けるとそこはなにもない空き地。ようやく幻は消え去った。


キリカ「ていうかすごいじゃん!なにあの武器!」

かずみ「あれはね、『フルミナン・テランチャ』だよ。今つけた」

あすみ「言いづらい必殺技ー……って、アンタの叫んでるの大体そうか」

かずみ「えっ、そうかな?」


 とにかく、これで一つみんなにも持って帰ることが出来る。

 無事に目標は達成だ。道を引き返して帰り道を歩く。


あすみ「魔女に苦戦したのも久しぶりかもね。で、こんだけ危険冒して私たちの見返りは?」

かずみ「待ってる人たちがいるんだから、戦いに出たわたしたちが持ってってあげないと」

あすみ「みんな余裕ないくせに」

かずみ「……うん。でも今はみんな余裕がないからだよ」

66 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/28(木) 23:41:41.36 ID:veeoNHsc0
―土手



かずみ「みんなー!グリーフシード持ってきたよー」

マミ「お帰りなさい」

キリカ「一つは私がもらったんだけどね。もう一つは?」

かずみ「はい」


 帰り道の時から心に決めてた人に近づいていってグリーフシードを手渡す。

 ただ、その選択に多くの人が不満を抱えているのはみんなの空気が物語っていた。本人すら表情は硬い。 


かずみ「織莉子もカンナと戦った時から余裕なかったでしょ?」

かずみ「みんなも納得してくれるかな? やっぱりグリーフシードを持ってない人からになっちゃうのはしょうがないけど……」

織莉子「……そう。ありがたくもらっておくわ」


 特に不満がありそうなのはキリカだ。


キリカ「空気悪くするからあんまり私が言いたくないんだけどさ……」

キリカ「その前かずみとマミ陥れて根こそぎ取ってたんでしょ?グリーフシードないとか本当なの?」

かずみ「キリカ、織莉子は魔法がうまくいってなくてすぐ魔力が足りなくなっちゃうんだって。あの時も魔法をいっぱい使ってわたしのことを探ってきてくれたし……」

キリカ「それをかずみが言うのっておかしいでしょ。代弁してもらわないと喋れないのか?私達といるのにはそこまで保護者が必要?」


 その瞬間、織莉子の目が鋭さを増してキリカを睨む。

 火花を散らしそうな雰囲気に杏子が間に入っていった。……でも、わたしと杏子以外の人は止めようとはしなかった。
67 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/02/28(木) 23:53:48.71 ID:veeoNHsc0

杏子「ともかくグリーフシードがないってのは本当なんだろ?だからってアンタに渡すべきかはあたしも疑問だけどな」

杏子「魔力足りないのもアンタの問題だろ?なんで他の人が面倒見てやる必要がある?かずみが個人的に渡すっていうんなら何もいわねーけど、この場は違う」

かずみ「杏子……それでも争っちゃダメだよ。わたしたちは仲間なんだから」


 織莉子は目を伏せ、その表情は重いものへと変わっていた。さっきの怒気が嘘のように鎮まったようだ。


あすみ「ま、かずみとマミの分ぶん取ってたのってほとんどは私だからね。ソイツには大して旨みはいってないよ」

あすみ「だからってわけじゃないけど、結構優しくしてるつもりだよ?私にしては」

織莉子「……みなさんは、私にはその資格がないと。そう言いたいのですよね。でも魔力がないのは本当です」



1織莉子にあげる
2他の人に聞いてみる
3自由安価

 下2レス
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/02/28(木) 23:59:17.90 ID:RFr+Oo/p0
2で織莉子以外で一番魔力に余裕がない人を聞く
武者のGSはその人に渡して織莉子には午前中入手した怪獣のGSを渡す
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/01(金) 00:01:29.12 ID:Msl3q7CJO

明日あすなろに行って魔女狩りをしようかと考える
70 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/01(金) 00:29:57.09 ID:GfaY8+fS0


 その姿を見ていられなくなった。

 でも、みんなが納得できないのなら……。


かずみ「じゃ、じゃあ……他に魔力に余裕がない人は?全員にはあげられないけど、出来る限りは優先するから」

あすみ「アンタかキリカじゃないの?かずみもキリカも一個はもうもらってるけど、さっきの戦いでもそこそこ魔力使ってたじゃん」

かずみ「そんな、でもそれじゃみんなのために行ったのに……」

杏子「……なんだよ、一番魔力ない奴らが行ってたのか」

杏子「もうアンタらがもらっとけよ。明日からは考え直したほうがいいかもしれないな。やり方も行く面子も」

キリカ「……多分かずみのほうが使ってるよ。私が今日魔力使ったのは最後のだけだし」

かずみ「うん……じゃあもらっとくね。その代わりだけど、使いかけので良かったら織莉子にもあげる」

かずみ「それならわたし個人のことになるでしょ?」


 わたしが元々持っていたやつと入れ替えて織莉子に渡した。


織莉子「……ありがとう」


 新品のグリーフシードをもらって半分ほどまで差していた黒味を浄化する。……もうこんなに使ってたんだ。

 考え直したほうがいいという言葉にも悩み始めた。見えている分が決まっているなら、いっそもう戦わないほうがいい?


 杏子は風見野の縄張りがある。この中の誰にも被らない縄張りがあるから動きやすいのかもしれない。

 でもわたしが認められてる縄張りはここだけだ。わたしが元いたというあすなろだって、今どんな魔法少女が残っているかわからない。あっちはわたしの縄張りじゃない。



かずみ 魔力[100/100]  状態:正常
GS:1つ
・武者[53/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv2] [格闘Lv6]
71 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/01(金) 00:32:36.97 ID:GfaY8+fS0
---------------
ここまで。次回は1日(金)夜からの予定です。
>>65 「・」の位置ズレ。正しくは『フルミナンテ・ランチャ(雷の槍)』ですね。
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/01(金) 00:41:41.41 ID:/DyrJsWi0
乙です

うーん、GSの余裕がないのがなんとも・・・
GSを巡っていがみ合いも起きてるし、これかずみが居なかったらとっくに分裂してますよね

帰ってきてからまどかとほむらが一言も喋ってませんね
もしかしてもう帰った?
73 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/01(金) 21:58:32.24 ID:GfaY8+fS0

かずみ「そっちは今日はどうだった?」

まどか「マミさんに色々教えてもらいました。魔力の扱いと、あと体術なんかも少しだけ……」

かずみ「体術かぁ。そういうのもマミは得意なんだっけ?」

マミ「得意ってほどじゃないけど、基礎だけね。戦っていれば自然と身についてくると思うけど、武器を問わず動けるに越したことはないはずよ」


 わたしたちも今日は格闘術で悔しい思いをした。

 マミにも聞けるかもと思ったけど、やっぱり格闘を習うなら杏子のほうがよさそう。


かずみ「まどかは魔力、大丈夫?」

ほむら「魔力については私とマミが見ているわ。必ず状態は気にかけてる」

まどか「みんな余裕ないんだよね?わたしなんか後回しでいいよ」

ほむら「でも、そろそろ回復しておいたほうがいいかもしれないわね。何があるかわからないのだから」

ほむら「遠慮することはないわ。貴女は優先されるべきなのよ。みんなに遠慮しなくても貴女の分は私が貸すわ」

まどか「うーん……そう言うなら次は」

マミ「鹿目さんは少し休憩ね。合体魔法の訓練に移りましょう」



・合体魔法チーム分け(マミ/杏子/ほむら/キリカ/あすみ/織莉子)
 ※一緒に組む人を選んでください(一度成功した組み合わせを選ぶ場合は必ずそれ以外のキャラも選択)
 ※成功すれば合体魔法を習得できます。成功失敗には好感度が関わります。
 ※失敗しても好感度が少し上がります。

 下2レス
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/01(金) 22:06:38.95 ID:/DyrJsWi0
マミと杏子と織莉子
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/01(金) 22:12:53.14 ID:Msl3q7CJO
76 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/01(金) 23:33:38.10 ID:GfaY8+fS0


かずみ「マミはこの前杏子と織莉子とやってたよね。また一緒にやらない?わたしは初めてだし」

マミ「前回失敗したからっていうこと?」

杏子「マミとは何回かやってるけど、かずみを加えてみるのもいいかもな。問題はうまくいくかどうかだが……」


 マミと杏子の心配は違うところにあるようだった。

 ……やっぱり織莉子とは、前回も失敗してたから。


かずみ「ベテランが二人も居るんだし、大丈夫だよ。失敗したっていいじゃん。練習なんだから」

杏子「……それもそうかもな。やってみるか」


 とはいえ、イメージを合わせておくことは必要だ。

 魔力を練る。そして、みんなの様子を見ながら息を合わせる。

77 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/02(土) 00:07:54.06 ID:PuycHdNA0


かずみ「いけるよ!まだ……――」


 次第に魔力が合わさって一つのものになっていく。

 取りこぼしたままの魔力もなんとか束ねようとする。しかし、最後まで完全には合わせられなかった。


 束ねられた魔力は強烈に瞬く光となり、目の前を一直線に走っていく。

 そして星を散らして弾けた。川の水面がしぶきをあげ、未だそこに残る光がキラキラと反射している。


マミ「『ステラスコッピオ・ガラッシア』――私が名づけさせてもらうわ」

かずみ「うん、いいね!」

マミ「ちなみに私と佐倉さんだけのだと『コメータ・ガラッシア』っていうのよ。合わせる人によって少しずつ特徴が変化していくの」

杏子「だからあたしはそんな名前認めたわけじゃないって……」


 マミは得意げに語る。杏子はどこか気恥ずかしそうだ。わたしはマミとは成功してるし、杏子と三人でも成功させられるって自信があった。

 ……しかし、織莉子はまだこの輪の中には入れていなかった。


織莉子「……これは成功したの?」

かずみ「うん……私たちは成功かな。さっきも言ったけど練習だし、何度もやってればきっと慣れてくるよ」



★合体魔法『ステラスコッピオ・ガラッシア(かずみ・マミ・杏子で使用可能)』を習得しました。

★このチーム内と織莉子との仲が少しだけ深まりました。

78 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/02(土) 00:53:57.31 ID:PuycHdNA0


 一方、こっちでも“リベンジ”の練習が行われていた。


キリカ「結局また君とだよ」

あすみ「かずみあっち行っちゃったし、今日はどこまでも一緒だね。嬉しいでしょ?」

キリカ「別にそうでもない」

あすみ「またまた照れちゃって」

キリカ「……ほむら、私たちが相手だとやりにくい感じとかある?」


 二人のやり取りを無表情に見ていたほむらにキリカが声をかける。

 しかし、ほむらのほうはあまり気にしてないようだった。


ほむら「いいえ。会ったばかりなのはあなたたちだけじゃないし、相手にとっても同じよ」

ほむら「ところで、あなたは美国織莉子には恨みがあるの?」

キリカ「なんでその話?」

ほむら「……さっきの話でそんな感じがしたから。陥れたという話も、私は彼女のやってきたことを知らないわ」

あすみ「色々あんのよ、特にその辺は」

キリカ「まあその話はともかくとして、こうやって少し話しながらやるのもいいのかもね」

あすみ「親睦を深めたいってこと?それならやっぱりコイバナっしょ。手始めに私の――」

キリカ「それは絶対ダメ!」

79 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/02(土) 01:13:06.74 ID:PuycHdNA0


 ……少しだけ向こうのほうの様子を窺う。向こうはいくらかの練習の末、成功したらしい。

 雰囲気も前わたしと一緒にやった時よりも慣れた感じがする。

 それにしてもあすみ、なんの話をしようとしたんだろう?


かずみ「織莉子」

織莉子「……何か?」


 こっちは結局魔力のコントロールとか基礎の部分から何度かやってみたけれど成功しなくて、もう終わりにしようって言ったところだった。

 わたしたちから離れていこうとした織莉子を呼び止めると、織莉子は不思議そうな顔をしていた。


かずみ「織莉子は魔法少女の知り合いって居る?契約させた人じゃなくて」

織莉子「何故そんなことを聞くの?」

かずみ「今日の魔女狩りの時に会ったんだ。織莉子のことを知ってるみたいだった」

かずみ「もし知り合いがいるならここに呼ぶのはどうかなって!」

かずみ「織莉子がよかったらでいいんだけど、もし頼れそうな人で仲間が増えるなら心強いし……」

織莉子「……彼女は駄目よ。仲間には出来ない」

かずみ「なんで?……その人も織莉子に嫌なことする人だから?」

織莉子「私に魔法少女の知り合いなんていないわ」


 織莉子はそれきり去っていく。わたしにはわからない言葉を残して。

 織莉子が歓迎しないならやめておくつもりだったけど……。


 ……もうそろそろ訓練も終わる時間だ。

80 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/02(土) 01:13:36.75 ID:PuycHdNA0
-------ここまで。
次回は2日(土)夜からの予定です
81 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/02(土) 21:55:27.83 ID:YfsAa1X60


かずみ「マミ、今日はこれからもうまっすぐ帰る?」

マミ「ええ、そのつもりよ」

かずみ「じゃあ今日は何か食べたいものはある?」

マミ「えーと、そうねぇ……」

あすみ「じゃ、お先ー」

杏子「……あたしも帰るかな」


 一区切りついたところからみんなばらばらに別れていく。

 私もマミと一緒に帰り道に出た。魔女狩りに行ってたときから景色にはまた随分と暗さが増している。

 今日は朝から家を空けていたから、やっと帰れるって感じだ。けど、他のみんなのことも少し気になった。



1これからの訓練について相談
2みんなの合体魔法の状況について
3マミはみんなとはどうか?
4自由安価

 下2レス
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/02(土) 22:07:58.23 ID:zqSXL/5KO
1と3
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2019/03/02(土) 22:09:24.45 ID:pEH5QBqc0

追加で合体魔法について結界のようなものを作れないかと提案
キリカ編でやった防御結界みたいなもの
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/02(土) 22:10:40.09 ID:pEH5QBqc0
sage忘れ、申し訳ない
85 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/02(土) 23:33:10.47 ID:YfsAa1X60

かずみ「マミ、これからの訓練ってどうしたらいいと思う?」

マミ「明日からの魔女ももう見えてるの?」

かずみ「ううん、そこまではまだ。未来は変わることもあるから、明日また見てみるつもり」

マミ「今日はかずみさんがずっと魔女狩りに行ってたけど、魔女の居場所さえわかれば頼れる時は私や佐倉さんを頼ってもいいのよ」

マミ「戦いに関しては私たちは経験があるから。私は鹿目さんの訓練についてるからずっと行くことはできないけどね」

かずみ「うん……マミのことは頼りにしてるよ。杏子も」

マミ「あとはかずみさんは今まで通りやりたいようにやればいいんじゃないかしら?」

マミ「魔法を増やすことに力を入れてもいいと思うし、格闘を磨くのもいいと思う」

かずみ「ワルプルギスの夜まであともう少しかぁ」

マミ「暁美さんからももう少し詳しく話を聞きたいわね。ワルプルギスの夜にどんな攻撃が有効なのか、ヒントをもらいたいところだわ」

マミ「それに鹿目さんの訓練も……もう少し時間が欲しいわね。魔力の特訓は本当に少しずつしかできないから」


 マミにこれからのことを相談してみて、厳しさも実感する。

 わたしたちは頑張ってる。でも本当に勝てるんだろうか?そんなふうに弱気な疑問を抱いてから思い直す。

 ……勝てるかどうかじゃない。なんとかしなくちゃいけないんだ。

86 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/03(日) 00:32:56.93 ID:kipxFFHN0


かずみ「マミはみんなとはどんな感じなの?」

マミ「みんなっていっても、そうね……基本的には佐倉さんと一緒に居ることが多いかな。今は私たちだけじゃないけど、ちょっと昔に戻れた気分よ」

マミ「他の人とも話さないことはないわ。暁美さんとは訓練で関わることがあるし、訓練で見てる鹿目さんもやる気があるからやりやすい」

マミ「呉さんとも少し話すようになったわね。学校が同じだから、今日も待ち合わせ場所まで一緒に来たのよ」

かずみ「そっか。仲良くできてるならよかった」


 訓練を通じて交流は増えているらしい。

 少しずつでもそれはいいことだと思う。


かずみ「最初にやろうとした合体魔法、いつかできるかな?」

マミ「今の感じだと数人ずつ分かれるならって感じだけど……」

マミ「単なる必殺技とかじゃなくて、規模の大きいものになると人数がいないとできないかもね」

かずみ「やっぱり協力しなきゃってことだよね」

マミ「ええ……ただ、そううまくいけばいいけれど」


 ……マミはできるとは断言しなかった。


マミ「ごめんなさい、こればっかりはやったことがないからわからないの」

かずみ「それは仕方ないよ!合体魔法自体は出来てきてるんだから、出来る範囲で頑張っていこう!」

マミ「そうね」



 話しているうちに家が見えてきた。

 真剣に考えていた訓練のことから、一気に今日の夕飯のことに頭を切り替えて心を躍らせる。


 ワルプルギスの夜との戦いまであと少し。今はやれることをするしかない。



―20日目終了―


かずみ 魔力[100/100]  状態:正常
GS:1つ
・武者[53/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv2] [格闘Lv6]


・仲間

マミ
[魔力コントロールLv5] [体術Lv3] [射撃能力Lv20]

杏子
[魔力コントロールLv5] [格闘Lv20]

織莉子
[魔力コントロールLv3] [体術Lv3]

ほむら
[魔力コントロールLv4] [体術Lv2] [射撃能力Lv6]

キリカ
[魔力コントロールLv2] [格闘Lv2]

あすみ
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]

まどか
[魔力コントロールLv1] [格闘Lv1]
87 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/03(日) 00:35:08.54 ID:kipxFFHN0
--------ここまで。
次回は3日(日)夕方からの予定です
88 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/03(日) 18:49:59.66 ID:djV6e8/v0


 平日の午前。


 溜まりかけていた洗濯物を干し終わって一息ついた。

 マミを見送って、担当分の家事をした後はちょっと暇になる。



・午前行動
1訓練場所に行ってみる
2今日の出現魔女の予知
3あすみの家に行ってみる
4見滝原中学校に行ってみる
5白羽女学院に行ってみる
6風見野に行ってみる
7自由安価

 下2レス
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/03(日) 18:55:27.95 ID:QCVyIji90
行動開始前にキュウベェを呼んで色々質問
自分が契約可能かどうか、あすなろの現在の状況、プレイアデスはどうなったのか等
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 19:00:37.08 ID:UA6FLciuO

かずみ本人に契約する意思があるからキュウベエも来て答えるしかないかな?
出来る出来ないは別として
91 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/03(日) 19:20:15.12 ID:djV6e8/v0


 ……そういえば、正体がわかる前はキュゥべえはよくここに来てマミと一緒に居たらしい。

 殺されたって話を聞いて姿を消してから、正体を知ってマミもキュゥべえを避けるようになって。

 それからここでキュゥべえを見ることはあまりなくなった。


 今わたしは代わりに支えになれているかな?


 わたしたちはただの観察対象にすぎない。

 この街にマミだけだった時と違って、それも今は分散している。



・午前行動
1訓練場所に行ってみる
2今日の出現魔女の予知
3あすみの家に行ってみる
4見滝原中学校に行ってみる
5白羽女学院に行ってみる
6風見野に行ってみる
7自由安価

 下2レス
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/03(日) 19:23:00.72 ID:QCVyIji90
来ないか、安価下
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 19:26:21.86 ID:UA6FLciuO
2のあと魔女狩り
94 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/03(日) 19:46:59.08 ID:djV6e8/v0


かずみ(今日出る魔女のことも今のうちに見ておこうか)


 鈴の音を鳴らし、集中する。

 集中した意識を街全体へと広げていき、魔女と使い魔の姿を探る。

 使い魔は昨日あの時点で見えた分は倒したからもう多くはないかな? その分魔女も育ってはいないけれど……。


 誰かが戦っている姿が見える。


 ……あれ?


かずみ(なんで? なんでその姿が)


 視えた姿にわたしは目を見開いた。

 今からそう遠くない時刻。この時間帯はわたしかあすみくらいしか見滝原で魔女狩りする人はいないはずなのに。


 織莉子は学校に行かずに魔女と戦っていた。



1パトロールに出る
2織莉子と合流

 下2レス
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/03(日) 19:52:54.33 ID:QCVyIji90
2
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 19:55:59.77 ID:UA6FLciuO
かずみならほうっておけないだろうから2で
97 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/03(日) 20:52:33.04 ID:djV6e8/v0


 わたしも家から出る支度をする。

 他の人にまでは制限しないけど、魔女は倒しすぎたら他の人の分がなくなる。使い魔とも戦わなきゃいけないけど、それはもう少し後でもできる。

 幸い犠牲者は視えなかった。



――――
――――



 外から見えない結界の中では水晶が群れを成して舞っていた。

 そこから覗く眼差しは“敵”である魔女へと向けられる冷たい色をした蒼。


 敵がいなくなったのち、先程まで切り離されていた外の世界へと戻る。


かずみ「……織莉子」

織莉子「あら、ごきげんよう」

かずみ「学校行ってないの? 私もついていっていい?」

織莉子「私は私のグリーフシードのためにここに来たの。使い魔も倒さないし他の人に譲る気も無い」

織莉子「……それでもいいのなら」



1織莉子も予知で魔女を見てるの?
2学校に行かないのは嫌になったから?
3学校に行かないのは昨日知り合いの話をしたから?
4自由安価

 下2レス
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 20:53:45.50 ID:b/QwYvYW0
1
安価↓
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/03(日) 21:00:49.38 ID:QCVyIji90
1+3、あと織莉子に苦言(?)
予知を上手く制御できないのは、織莉子自身が未来に希望を見出していないからじゃないの?
世界を救うとか言ってるのは予知という手段を手に入れたから出来ただけの目的にすぎないよね?
織莉子の本当の願いは何なの?
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 21:03:55.21 ID:UA6FLciuO
何か織莉子がキレそう
101 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/03(日) 21:45:56.34 ID:djV6e8/v0


 織莉子は驚いた様子は見せずに淡々と挨拶をした。

 わたしと会ったの、偶然だと思ってるのかな?それとも?


かずみ「織莉子も予知で魔女を見てるの?」

織莉子「少しはね。まあ安心しなさい。全部は狩らないつもりよ」

かずみ「そっか、織莉子も他の人のこと考えてたんだね」

かずみ「……学校に行かないのは昨日知り合いの話をしたから?」

織莉子「いいえ、関係ない。学校になんて行っている場合じゃないと思ったからよ。昨日も言ったけれど、魔力がないのは本当なの」


 そう聞くと、織莉子の真意はわからないけど、わたしも責められている気にもなった。

 昨日わたしがちゃんと織莉子に渡さなかったから?


かずみ「……ごめんね。昨日の使いかけじゃ足りなかった?」

織莉子「魔力がね、手に入れても手に入れても濁るの。今は誰とも敵対しない、何も考える必要もないとても平穏な日々を送っているのに」

かずみ「それって、誰とも敵対はしてないけど安心もできてないからでしょ?」

かずみ「魔法をうまく使えてないんだよね。それって、織莉子自身が未来に希望を見出していないからじゃないかな?」

織莉子「私に説教をする気?」

かずみ「そんなんじゃないよ。わたしも別にそんなにえらくないし」

かずみ「世界を救うっていうのは世界が滅ぶっていう未来を見たから出来た目的でしょ?」

かずみ「織莉子の本当の願いは何なの?」
102 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/03(日) 22:10:21.42 ID:djV6e8/v0


織莉子「違う」


 強い響きを持った声で言い切られる。


織莉子「確かに私の目的は世界を救うことよ。それは契約して未来を視た時から固まった。でもそれはお父様の願いでもあるの」

織莉子「たとえ未来を視なくとも私の願うことは同じよ」

かずみ「……それも知ってるよ」

織莉子「ならば何故そんなことを言ったの?」

かずみ「でもそれは織莉子だけの願いじゃないじゃん。それにお父さんの本当の願いを確かめることだってできない。……もう死んじゃったから」


 その瞬間、織莉子の眼差しは鋭さを増した。

 ……お父さんが大好きだった織莉子に辛い現実を突きつけてしまった。安易に口を出せる話題ではないのはわかってるつもりだった。


織莉子「他人の貴女に何がわかると云うの?私はずっとお父様を傍で見てきた。夢を語る姿を応援し、手伝ったこともある」

織莉子「私や死者を馬鹿にしに来ただけなら協力はいらない。私一人だろうとこのくらいこなせる」



 …………織莉子は足を早めて去って行った。

 小さくなる後ろ姿を眺め、寂しさを感じる。そうして結局、わたしたちは別の道を歩き出した。

103 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/03(日) 23:07:44.86 ID:djV6e8/v0
―土手


 放課後の時間になると今日も訓練だ。

 午前のうちに使い魔は倒した。あれから織莉子はどれだけ狩ったんだろう?


かずみ「今日の魔女狩りはどうしようか?」

マミ「また分かれて行くんでしょう?」

織莉子「……今日私が倒したのは二つ。あの時向かおうとした魔女が最後よ」

かずみ「そうなんだ。もっと倒してるのかと思った」

織莉子「魔力を使いすぎたくなかったのと、あまり上手くいかなかったの」


 ……織莉子、まだ怒ってるのかな。


かずみ「午前に言ったこと、まだ気にしてる?」

織莉子「別に怒ってはいないわ」



誰に行ってきてもらう?/ついてきてもらう?
(かずみ/マミ/杏子/織莉子/あすみ/ほむら/キリカ/まどか)
・2人〜選択

 下2レス
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/03(日) 23:12:56.82 ID:QCVyIji90
杏子とほむら
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 23:16:48.42 ID:UA6FLciuO

昨日話した通りベテランが行った方が良いかもね
106 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/03(日) 23:29:39.25 ID:djV6e8/v0


かずみ「じゃあ、魔女狩りには杏子とほむらが行ってくれないかな」

杏子「ああ、わかった。まあ戦いなら慣れてるからな」

ほむら「すぐに片づけてくる」

かずみ「うん。よろしくね」


 昨日マミが言ってた通り、ベテランの杏子に頼んでみることにする。

 それとほむらも一緒なら、万が一のことがあっても大丈夫そうだ。マミはまどかの訓練がある。


まどか「いってらっしゃい、ほむらちゃん。あと杏子ちゃんも」

ほむら「少しの間待っていて」

杏子「『ちゃん』付けとかムズムズするんだよ……」


 ほむらは穏やかな顔でまどかに手を振り、杏子は少し照れた様子を見せながらここを出る。

 わたしたちも訓練だ。


・一緒に訓練 (『*』は習得済の魔法の数)
1マミ・まどか
2*キリカ
3*あすみ
4*織莉子
5自由安価

 下2レス
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/03(日) 23:36:05.70 ID:QCVyIji90
魔力コントロールなら1
格闘なら2
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/03(日) 23:40:47.94 ID:UA6FLciuO
あえて4、と思ったけど↑
109 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/04(月) 00:19:47.14 ID:08YatK5i0


かずみ「今日はわたしも一緒に見てようかな。わたしもついでに魔力のコントロール見てもらってもいい?」


 マミとまどかのほうにいってみる。

 いつもは大体ほむらも近くにいたっけ。


マミ「ええ、もちろん」

かずみ「まどかは調子はどう?」

まどか「むずかしいなーって。もしわたしが失敗したらここにいる人たちのことも傷つけちゃうかもしれないって言われて」

かずみ「そうなんだ……そんなに強力なんだね」

まどか「そんな力が本当に自分にあるなんて信じられないけど、わたしは誰も傷つけたりしたくないから。早く一人前にならなくちゃって思うんだ」

まどか「そうしたらこの力も、恐いだけじゃなくてみんなを助けることができるかもしれないし!」

まどか「……でもそう言うとほむらちゃんは怒ったり、悲しい顔をするの。わたし、どうしたらいいのかな」

マミ「鹿目さんの気持ちは嬉しいんだけど、頑張りすぎるところがありそうだから暁美さんの心配もわかるかな」

マミ「なんでも自分ががんばろうとしなくていいのよ。無理をしたらかえって自分やみんなが傷つくこともあることを忘れないで。それでも、もし助けてくれるなら……」

マミ「訓練を頑張って、『自分なら絶対失敗しないでみんなを助けられる』って確信が持てるくらい一人前の魔法少女にならなくちゃね」

まどか「は、はい!」


 目標は大きいけれど、マミの言うことはもっともだ。

 まどかもその気はある。そんな二人の訓練を傍で見ていて……――


 ――少しだけ魔力を察する力がついたからかな?まどかの発する魔力がものすごく強力で不安定なものであることもわかってしまった。

 でもやっぱりまどかのことは応援したいとも思う。



★技習得
 レガーレ・ヴァスタアリア(魔力-5) :広範囲に向けて拘束のリボンを放つ。



かずみ 魔力[70/100]  状態:正常
GS:1つ
・武者[53/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv2→3] [格闘Lv6]
110 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/04(月) 00:39:59.94 ID:08YatK5i0


 訓練をしていると、唐突に通りのほうから近づく音が響いた。

 魔女を狩りに行った杏子とほむらが帰ってきたにしては早い。すぐに片づけるとは言ってたけど……。


「……本当だ。“アイツ”からはここで訓練してるって聞いたけど合ってたみたいね」


 わたしたちの仲間の中の誰でもない声を聞いて確信を持つ。


マミ「誰?」

かずみ「あの時の……!」


 そういえば場所教えたんだった。アイツというのはキュゥべえのことだろうか。

 みんなその人物に注目する。わたしとキリカとあすみは見たことがある。マミとまどかは知らない人の登場に興味と警戒を示す。

 そして、知らないはずはないのに、織莉子だけが都合悪そうに俯いていた。


 彼女が向かった先は、その織莉子のほうだった。


織莉子「……何故ここが?それに誰に何の用事で来たのかしら?小巻さん」

小巻「とりあえずマミって人に会いに来た。キュゥべえに訓練場所を聞いてね」

マミ「私に?」

小巻「そこにアンタも居るらしいから」


 決して平穏な空気じゃない。彼女が向けるのは厳しい眼差しだった。

 追及するような小巻の視線にたじろぐ織莉子は、何か後ろめたいことでもあるような。


小巻「本当だったら今日アンタにでも聞いてやろうと思ってたのに、学校来なかったじゃない。なのにこんな場所には顔を出すのね」

小巻「……それで、アンタが契約してるってどういうこと?」


 小巻は追及を止める気配はない。

 ……小巻を受け入れることは、織莉子の今までの計画や行いも全てバラすことだ。織莉子が渋ったのはそこに理由があった。

111 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/04(月) 00:40:30.21 ID:08YatK5i0
----------ここまで。次回は5日(火)夜からの予定です。
112 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/05(火) 20:42:00.41 ID:sL5XXkm80


小巻「答えなさいよ。だんまりなんて許さないんだから!」


 織莉子は彼女が登場してからずっと、一見穏やかな笑みを浮かべている。

 けれど私達にはその表情の奥が見えていた。



 ――――……織莉子の契約から今までのことを全て話していった。私達がいるからごまかすこともできない。

 契約の時期も、動機も、願いも目的も、失敗した計画のことも全て。



 話しが終わると、小巻は眉を釣り上げて憤ったような表情をする。その怒りは織莉子に向けたものだけじゃない。

 小巻の『厳しい目』はキツいけれど冷たさは感じない。むしろ心の底から燃える熱を持っているかのようだ。


小巻「…………あたしはアンタの演技にまんまと騙されてたってわけ」

マミ「今は“ワルプルギスの夜”を倒すためにみんなで訓練をしてるのよ。せっかく私に会いに来てくれたのなら、少し見ていくのはどう?」

小巻「アイツのことは気にくわないけどいいわ。アンタたちのやろうとしてることの意味はわかるしね」

キリカ「見てくって?小巻も訓練してくの?」

あすみ「増えすぎるのもどうかと思うけど、役に立つならいいわ。丁度対戦相手がいなくて困ってたのよ。コイツじゃ弱いし」

キリカ「よーわーいってなんだよ!ちょっと気にしてるんだぞ」

あすみ「あれェ、そうだったの?」

小巻「協力してもいいわよ。どのみちこんなこと知って放っちゃおけないでしょ」

あすみ「よーし、じゃもう一試合いきましょー」


 彼女が現れた時はまずそうな雰囲気が流れたが、一通り話した後は思いの外打ち解ける。

 ぎこちなさがあるのは最初から知り合いだった二人だけだった。

113 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/05(火) 20:43:19.39 ID:sL5XXkm80


ほむら「ただいま……――見たことのない人が増えているわね」


 小巻が来てからほどなくして、更に二人分の足音が近づく。


杏子「げ。なんでアンタまでここにいるんだよ」

まどか「おかえり!ほむらちゃん、杏子ちゃん」

マミ「おかえりなさい。知り合いなの?」

杏子「ちょっと見たことがあっただけだ。知り合いってほどじゃねえよ」

小巻「嘘つけ!グリーフシード欲しさに襲ってきたくせに」

マミ「そうだったの?ごめんなさいね、うちの佐倉さんが。今はもうそんなことしないと思うから」

小巻「ホントでしょうね?アンタが責任者ならしっかり見てなさいよ」

杏子「マミはマミでいつからあたしの保護者になったんだよ」

かずみ「え?じゃあ杏子も知り合いだったんだ〜……」


 でもあんまり良い仲ではなさそう。争いになっただけあって、第一印象はなんだかんだ犬猫の仲やってるキリカよりも最悪そうだ。

 まあ、これからの付き合い方によるかな?


 一度みんなで集まって今日の分のグリーフシードを分配すると、今日もまた合体魔法の訓練だ。


マミ「二人も戻ってきたことだし、そろそろ合体魔法の訓練をしましょうか」

マミ「私達、複数人で力を合わせて魔法を使う訓練をしているの。目標は全員で合わせられることなんだけどね」


 小巻にもマミが軽く説明する。


かずみ「小巻は初めてだと難しいかなぁ」

小巻「まあどんなもんかやってみるわよ」



・合体魔法チーム分け(マミ/杏子/ほむら/キリカ/あすみ/織莉子/小巻)
 ※一緒に組む人を選んでください(一度成功した組み合わせを選ぶ場合は必ずそれ以外のキャラも選択)
 ※成功すれば合体魔法を習得できます。成功失敗には好感度が関わります。
 ※失敗しても好感度が少し上がります。

 下2レス
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/05(火) 20:50:26.76 ID:TJjGSWP80
あすみと織莉子と小巻
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/05(火) 21:05:55.65 ID:Dmn/SwpyO
116 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/05(火) 21:25:29.53 ID:sL5XXkm80


かずみ「うん。あんまり組んだことない人とにしたほうがいいよね?」



 ……と言って、わたしと同じチームになったのがあすみと織莉子と小巻だった。



かずみ「ぎゃっ!いたい」

小巻「アンタたちもっとこっちに合わなさいよ!こちとら初めてやるのよ!?」

織莉子「そう言われても……」

あすみ「あーもうめちゃくちゃだよ」


 魔力がまとまらず、史上最悪に空中分解を起こしていた。

 唯一いっしょに合体魔法をやったことがあって合わせやすいあすみが救いだろうか。

 初参加でみんなのこともほとんど知らない小巻が慣れてないのは仕方ないとしても、やっぱり……。



かずみ(……受け入れられてない、のかな)



★このチーム内の仲が少しだけ深まった……?
117 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/05(火) 21:58:00.56 ID:sL5XXkm80


小巻「なんで二つに分かれるのにアンタとやらなくちゃいけないのよ」

かずみ「でも、一応目標はみんなでやることだから……」

小巻「ていうか、こんなことホントに出来るわけ? 魔力を合わせて一つの魔法にするー、なんて」



 他のチームのほうも見てみる。



マミ「……この調子ね。最初はどうなることかと思ったけど、大分感覚は掴めてきたわ」

キリカ「本当に?私はあんまりピンとこないんだけど?」

マミ「まあここは経験の長い私に任せておきなさい」

杏子「アンタも実はあたしほど経験長いわけじゃないんだろ?魔女狩りの時はマジに強かったけどさ」

ほむら「そうね。頼っていいのなら頼りたいけれど」

杏子「そんなこと言って、あたしの動きにバッチリ合わせてきてたのはアンタのほうじゃないか。それも過去の思い出ってやつ?」


 向こうはまずは二人ずつに分かれてやっていたらしい。マミと杏子はすでに何度か成功してるから、あえて成功していない二人だ。

 魔女狩りでも一緒だった二人と、学校からここまで一緒に来ることがあるらしい二人。


 まだ難しいらしいけれど、形にはなりつつあるのがわかる。

118 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/05(火) 22:27:15.76 ID:sL5XXkm80


かずみ「わたしたちもがんばろっか……」

あすみ「まだやるの?」


 ……あすみは気だるそうな声で言う。練習を続けていくうちにいつのまにか日が沈んでいった。

 小巻は『家族に心配されるから』とみんなより少し早めに帰っていく。

 それから同じ理由で次々に去り、ゆっくりと残っているのは自然と“待っている家族のいない人たち”だけになっていた。


かずみ「わたしたちもそろそろ帰る?」

杏子「おう、たまにはみんなでうまいもんでも食いにいくか?」

マミ「うちにも立派な料理長はいるけどね」



1帰って夕飯
2どこかに食べに行く
3訓練の続き

 下2レス
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/05(火) 22:40:24.38 ID:Dmn/SwpyO
2
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/05(火) 22:42:30.46 ID:TJjGSWP80
3のあと杏子を誘って2
121 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/05(火) 23:21:35.59 ID:sL5XXkm80

かずみ「ねえ、その前にもう少しだけ付き合ってもらってもいいかな?」

杏子「まだ訓練やりたいのか?」

かずみ「うん。この前は魔女戦で苦戦しちゃったし、今日は魔力のほうしかやってないから」

かずみ「あ!織莉子は?」

織莉子「……私はもう帰るわ」


 そう言うと言葉通り織莉子は帰って行った。わたしたちと同じ、“待っている家族のいない人”なのに。


杏子「やるんだろ?終わったら飯食いに行くぞ」

かずみ「あ、うん。そうだね。遅くなったら作るの大変だし」

マミ「疲れ切った後じゃ、かずみさんご飯できる前に倒れちゃいそうだものね」


 日の暮れかけた土手。

 夜でも明るい見滝原の街とは違って、街灯の明かりも届きにくいこの場所は日が暮れるにつれて暗さを増す。

 そんな場所でわたしたちはひっそりと秘密の訓練を続ける。主に杏子が付き合ってくれて、久しぶりにマミも格闘を見てくれた。



―21日目終了―


かずみ 魔力[100/100]  状態:正常
GS:1つ
・武者[13/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv3] [格闘Lv6]


・仲間

マミ
[魔力コントロールLv5] [体術Lv3] [射撃能力Lv20]

杏子
[魔力コントロールLv5] [格闘Lv20]

織莉子
[魔力コントロールLv3] [体術Lv3]

ほむら
[魔力コントロールLv4] [体術Lv2] [射撃能力Lv6]

キリカ
[魔力コントロールLv2] [格闘Lv2]

あすみ
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]

まどか
[魔力コントロールLv1] [格闘Lv1]
122 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/05(火) 23:22:15.15 ID:sL5XXkm80
----------ここまで。
次回は7日(木)夜からの予定です
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/05(火) 23:34:58.77 ID:TJjGSWP80
乙です

とりあえず小巻は仲間になってくれそう・・・かな?
織莉子はしられたくなかった小巻に全てを知られたわけですから、あすみ編の時のように不安定にならなきゃいいけど
124 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/07(木) 21:38:00.05 ID:4ql2Ebep0
――――
22日目 土曜
午前・ほむらの家


ほむら「ワルプルギスの夜が出現するのは大体この時間、このくらいの範囲のうちと推測するわ」

ほむら「場所の方はあまり正確でなくとも、敵の姿も大きいから見つけられないなんてことはないでしょう」

ほむら「姿を現す前からおぞましい気配を放っているわ。異常気象で街も大荒れだった」


 ……訓練の前にみんなで集まると、ほむらが今までの経験をみんなに話していた。

 説明の仕方は相談したらしく、地図を使って指しながら説明していた。


ほむら「これで一応話せることは全部話したけれど……何か質問はある?」

マミ「大体のことはわかったわ。でも有効な攻め方を考えるとなると難しいわね」

杏子「攻め方もそうだけど、守りを固めるのも大事じゃないか?」

キリカ「待ってる人も街の人もいるんだもんね」

まどか「あのう……やっぱりわたしは待ってなきゃいけないの?」

ほむら「わかってほしい。あなたが戦いに出るということはそれだけで危険が大きい」

ほむら「私はあなたをこれ以上危険にさらしたくないの。それに、もし自分の周りに危機が迫ったとしても自分を犠牲にしようなんて考えないでほしい」

ほむら「……それが私からの願いだわ」
125 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/07(木) 22:02:49.75 ID:4ql2Ebep0

まどか「ほむらちゃん……」

かずみ「わたしからもお願いするよ」

かずみ「きっとまたまどかの力が役立つときは別にくると思うから。訓練もがんばってるんだし」


 ほむらに続いて、わたしもまどかにお願いしてみる。

 それからまた他のメンバーも続いていく。


 ……新しく仲間に加わったばかりの小巻はその少し外から様子を眺めていた。


小巻「世界を滅ぼす素質……ね」

かずみ「信じられない?」

小巻「ええ、そうね。この子を見てもイメージが結びつきにくいわ」


 この後も訓練。今日がワルプルギスの夜への準備のために費やせる最後の日だ。

 なにをしたらいいんだろう?焦る気持ちももちろんある。


 でも、全力で過ごすだけだ。


126 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/07(木) 22:41:06.94 ID:4ql2Ebep0


かずみ「今日も訓練に出発するよ!お弁当持った?」

あすみ「意気込みはいいけど気にするのそこかっての」

かずみ「大事だよ」

キリカ「私はお昼になったらその辺で買ってくるよ。大体みんなそんな感じじゃない?」

かずみ「キリカにも一口あげるよ。一口」

キリカ「え、ホント?それは楽しみ」


 さっきの作戦から切り替えて、心が弾む話をしながら土手に向かう。

 そこには深刻な空気はなかった。


杏子「……ピクニック気分かよ」

あすみ「とかいって、アンタもどっちかっていうとかずみの側に見えるけど?」

マミ「かずみさん、佐倉さんの分も朝お弁当作ってたものね。『きっといっぱい食べるだろうから』って多めにしてあるのよ」

かずみ「人によって具も変えてあるんだ!楽しみにしといてよ。杏子のはガッツリにしといたから」

杏子「そりゃいいな、わかってるじゃん」

キリカ「えー、いいなぁ」

127 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/07(木) 22:53:24.88 ID:4ql2Ebep0


 杏子もなんだかんだ楽しそうだ。ほむらのほうにも声をかけてみる。


かずみ「ほむらの家も初めて来たけど、一人で住んでるの?」

ほむら「ええ、私は家から離れてこっちで入院してたから」


 いつもまどかと一緒に帰ってるから知らなかった。

 ほむらの家はすごくシンプルな内装だった。外から見ると小さなアパートに見えるけど、入ってみると思ったより広い。

 無駄なものが何もないからだろうか。あまりに生活感がなかった。


ほむら「今日の魔女はもう視た?」

かずみ「あ、まだだ。ちょっと待ってね。それから誰が魔女狩りに行くかも決めなくちゃ」


 歩きながらだけど、意識を集中してみる。

 連日でちょっと慣れてきたかもしれない。



誰に行ってきてもらう?/ついてきてもらう?
(かずみ/マミ/杏子/織莉子/あすみ/ほむら/キリカ/まどか)
・2人〜選択

 下2レス
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/07(木) 22:58:33.25 ID:EEvdpGYYO
小巻抜けてない?
安価↓
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/07(木) 23:05:49.26 ID:wXw/l4q00
かずみ・杏子・あすみ
130 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/07(木) 23:09:03.49 ID:4ql2Ebep0
>>128 抜けてました。
再度。

誰に行ってきてもらう?/ついてきてもらう?
(かずみ/マミ/杏子/織莉子/あすみ/ほむら/キリカ/まどか/小巻)
・2人〜選択

 下2レス
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/07(木) 23:17:29.52 ID:EEvdpGYYO
>>129
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/07(木) 23:26:17.84 ID:wXw/l4q00
133 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/08(金) 00:05:34.57 ID:9E+RxYXZ0


 全体を把握して、今日狩れる分の魔女を見た。これでとりあえず全員にいきわたるはずだ。

 みんなとは違うほうに駆けだす。


かずみ「行ってくるよ」

あすみ「相変わらず無茶するなぁ。もともと魔力ないのを更に予知に削ってるってのに」

かずみ「でもあすみも行くって言ったらついてきてくれてるじゃない」

あすみ「そりゃ私はそこまで切羽詰まってないからね。もうちょっと訓練に時間割きたかった気もするけど」

あすみ「アンタはどうなのさ?それほど経験積んでればもうこんな訓練なんて必要ないかんじ?」

杏子「は? いや……そうだな」


 杏子の態度に少し違和感を覚える。

 しかしさほど気にされることなく魔女の居場所へと進んでいく。
134 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/08(金) 00:08:40.24 ID:9E+RxYXZ0

―鏡の魔女結界



 キラキラとクリスタルのように輝く結界を進み、奥へと辿りつく。

 最深部もまたそこかしこに鏡の浮かぶ不思議なホールだった。


あすみ「えいっと」

かずみ「なにやってるの?」


 あすみは入るなり近くの鏡に鉄球を当てて壊した。

 鏡の中には使い魔の姿が映っている。……しかし実体はない。


あすみ「なんとなく?これみよがしに罠っぽくない?」

杏子「……確かに怪しいな」



 鏡も気になるけど、ふわふわと浮かぶ魔女も近づいている。

 魔女の纏う鎧も鏡。目がチカチカしそうだ。



かずみ 魔力[80/100]  状態:正常
GS:1つ
・武者[13/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv3] [格闘Lv6]


仲間:
杏子 状態:正常
あすみ 状態:正常


敵:魔女Mirrastrece <-攻撃対象
  使い魔Twinker(鏡)×7

1杖 :近接武器戦闘(魔力-0)
2リーミティ・エステールニ(魔力-25):杖から魔力を放出してぶつける、かずみの必殺技
3カンビアーレ・アルマ(変形時魔力-5) :杖の先を変形させ細身の槍にする。
4再生成(内容により0〜15消費変動):何かを変えることが出来る(安価内容で)
5プロルン・ガーレ(魔力-10) :自分の指から最大10発のミサイルを作り出す。なくなった指は作り直すが直後は手を使う格闘が出来ない。
6ロッソ・ファンタズマ【ネーロ・ファンタズマ】(魔力-10):その辺のものから分身を大量に作り出す必殺技
7レガーレ・ヴァスタアリア(魔力-5) :広範囲に向けて拘束のリボンを放つ。
8電撃(魔力-5) :電撃を放ったり、雷を落とす事の出来る魔法。
9活性(魔力-20) :電撃の発展系。近距離への瞬間移動。
10フルミナンテ・アドルナメント(魔力-3/1ターン) :武器に電撃を纏わせる。
11未来予知(魔力-3/ターン) :数秒先の予知。相手に関する特定の未来も絞れるが、消費が大きくなる。基本的に自発使用のみ。
12読心(魔力-7/1ターン):人の心を読む。もしかしたら動物も…?
13速度低下(魔力-7/1ターン) :一定範囲内に自分や仲間を除く物の速度を落とす魔力を流す。
 b重(魔力-10/1ターン) :適用範囲は前方のみに狭まるが効果をより強力に。
14【合体魔法】ネーロ・ボアート(魔力-15):魔力を合わせた衝撃波を放って敵を吹き飛ばす。
15【合体魔法】ステラスコッピオ(魔力-15):目の前に強烈な光を伴った魔力の爆発を起こす。

 下1レス
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/08(金) 00:17:21.19 ID:NU4BoasR0
6+1
怪しいので分身には周りの鏡を手当たり次第に壊させる
136 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/08(金) 00:39:15.02 ID:9E+RxYXZ0


かずみ「周りの鏡ともし使い魔が出てきたらわたしが対処するよ!」


 分身を作り出す。その時に気づいた。

 鏡そのものも材料にしちゃおうかと思ったけど、その瞬間に使い魔が飛び出してきたんだ。


 鏡を分身に変え、そこから出てきた使い魔も倒させる。

 残りの鏡とその中の使い魔の処理も分身を使ってこなしていく。


かずみ「よし、これで後は魔女ただ一人」


 わたしも二人に加勢しよう。

 そう思った矢先に味方のはずの“分身”の一体がわたしに牙をむく。


かずみ「――……って、これ味方じゃない!?」


 襲ってくるのは杖。いつもわたしがしている攻撃――よりはさすがにキレが鈍い気はする。

 驚いたけど、これに実体はない。驚かされただけだ。

 それは鏡に移った幻と同じ。気付いた時には残像のように消えていく。


杏子「なにやってんだ!後はじっとしてな。こっちはもう決着はつくよ」


 一人だったら危なかったかもしれない。でもわたしには頼もしい仲間がいるんだ。

 鎖で縛った魔女をあすみの一撃が砕いていく。

 …………魔女は破片となって消えた。
137 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/08(金) 00:40:08.01 ID:9E+RxYXZ0
--------ここまで。次回は9日(土)夕方からの予定です
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/08(金) 00:43:56.73 ID:NU4BoasR0
乙です

もうワルプル戦前日でしたか
魔法少女9人はこれまでのスレを通して最大かな?
信頼関係が気になるけどなんとかなる・・・のか?
139 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/09(土) 20:24:03.51 ID:ZovGEJpX0


杏子「これで全部か?」

あすみ「一体しか戦ってないけどねー」


 今日は休日だ。学校のある平日と違って、朝から活動している魔法少女も多い。

 行動範囲が被るのはどうしても避けられなかった。


杏子「……本当にこんなんでいいのかよ。あたしたちはワルプルギスの夜と戦うんだぞ」

杏子「ただでさえ仲間も多くて行き渡らないんだ。それでさらに知らない新人たちの分まで考えるってさ」

かずみ「しかたないよ。それが全部見られる力を持ってる人の責任だと思うんだ」

かずみ「これから使い魔を倒すのにも付き合ってくれる? あとグリーフシードをめぐって喧嘩する魔法少女たちがいるから止めに行かなくちゃ」

かずみ「グリーフシードは手に入らないし、二人はイヤなら先に戻ってていいよ。訓練したいんだろうし」


 変身を解くと、表の通りのほうへと出て行く。

 杏子はわたしとは違う方向に足を進めて振り返った。


杏子「……あたしは行かないからな。あたしからイビったヤツもいるし、こじれるだけだろ」


 ずっと荒れてた杏子。

 マミと和解してからはそういうこともなくなったらしいけど、自分の在り方まではまだ割り切れないんだろう。


――――
――――
140 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/09(土) 20:49:57.88 ID:ZovGEJpX0


 魔女狩りを済ませて土手に到着すると、みんなでお昼を食べ始める。

 みんなはもう午前からも訓練をやった後だ。訓練の間の束の間の休憩時間。


かずみ「待ちに待ったランチタイムだね!」


 朝用意してきたお弁当を広げる。作ったのは私とマミと杏子の三人分。

 他の人たちは大体コンビニにでも買い物に行ったみたいだ。


マミ「さて、私のはどんなのかしら? ……あら、美味しそう!」

杏子「おお、あたしのはエビフライが入ってる!豪華だな!」


 弁当を開けてそれぞれ喜ぶマミと杏子。

 人によって具は変えてきている。二人の好みももう大体わかった。


キリカ「へえー、おいしそう」

かずみ「あ!キリカにも一口あげるって言ったね。こっちおいで」

かずみ「キリカは何買ってきたの? サンドイッチとお菓子か」

キリカ「うん。美味しそうだから買っちゃった」

小巻「お菓子多すぎない?いくつ買ってるのよ」

キリカ「……小巻も一緒に食べる?」

あすみ「確かにそれはみんなでシェアする量ねー」


 キリカは『食べる?』って言いつつあんまり気が進まなそう。

 ……ホントは独り占めする気だったんだろう。



・昼食休憩
1キリカに一口あげるおかずについて
2他の人が何を買ってきたか
3この後の訓練について
4自由安価

 下2レス
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/09(土) 21:15:02.89 ID:tQTu5mug0
1+2

鯖の竜田揚げ作ってみたの
キリカ、食べてみて?味の感想を聞かせて欲しいかな
あと甘めのだし巻き卵もあるよ?
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/09(土) 21:39:44.10 ID:I3XtSTU2O

追加で作ってきたデザートをみんなに差し入れ
143 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/09(土) 22:20:25.17 ID:ZovGEJpX0

キリカ「いいもん……いちごケーキだけは死守するし」

小巻「まさかの生モノ」

かずみ「ほらキリカ、あーんして。鯖の竜田揚げ作ってみたの」

キリカ「え?」

かずみ「サンドイッチだから箸ないでしょ」

キリカ「ああそういうことか」


 竜田揚げを一つ口に運んでいく。


かずみ「どう?」

キリカ「美味しい」

かずみ「甘めの出汁巻きもあるよ」

キリカ「そんなにもらっちゃっていいの?」


 他の人たちも買ってきたものを食べはじめている。


かずみ「他の人は何買ってきたの?」

あすみ「あげないからね。あげられるようなモンじゃないし」

かずみ「取らないよ」


 あすみが持ってるのはおにぎりだ。確かにこれじゃ交換とかできないかも。

 その隣で悪戦苦闘する小巻をあすみが見ている。同じくおにぎりだ。

 日本に慣れてないと戸惑うのはわかるけど、小巻は育ちの影響かな?

144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/09(土) 22:28:28.77 ID:tQTu5mug0
織莉子も苦戦しそうだな、コンビニおにぎり

そういえばかずみの主食はどのぐらいの量があるんだろ?
おにぎりだと10個くらいか?
弁当箱だとドカ弁サイズの日の丸弁当だったりして
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/09(土) 22:39:50.39 ID:I3XtSTU2O
かずみの食事量ならご飯とおかずは当然別箱だろうな
それに食後のデザートも加えれば3箱必要
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/09(土) 22:44:14.53 ID:tQTu5mug0
>>145

何その三段重箱w
147 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/09(土) 23:10:21.58 ID:ZovGEJpX0


 こうやってみんなで弁当や買ってきたものを広げて食べることが初めてな気はしなかった。

 それはミチルの記憶。きっと、わたしも学校に通ってたら普通に体験してたことなんだと思う。


 やがて食後のドルチェに移行する。

 結局キリカが買ってきたお菓子はみんなでつまんでいた。……キリカの杏子を見る目が厳しい。杏子、多くとりがちだから。

 ここでわたしもマミと作ったデザートを出してみる。


かずみ「これはわたしとマミから!」

杏子「これは……!」

まどか「クッキー?」

かずみ「ビスコッティだよ。紅茶に浸して食べるの。水筒に入れて持ってきたからみんなもどうぞ」


 わたしの周りに小さなお茶会ができる。

 それから、キリカがプラスチックのスプーンを差し出した。


キリカ「……一口食べていいよ」


 いちごのケーキだ。


かずみ「! いいの?」

キリカ「うん」

かずみ「やった!」


 …………そうして訓練の間の休憩をめいっぱい楽しんでから午後を迎えた。

148 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/09(土) 23:32:43.96 ID:ZovGEJpX0


 軽く身体を伸ばして体操をする。

 さて、訓練となったら気持ちを切り替えよう。


かずみ「んーっ、よく食べた。マミはこの後は?」

マミ「午前の続きかな。かずみさんはどうするの?」

かずみ「そうだなぁ……」

マミ「もうこれがワルプルギスの夜の前に出来る最後の訓練になるからね。何をしたいかよく考えたほうがいいわよ」



・一緒に訓練 (『*』は習得済の魔法の数)
1*マミ・まどか
2杏子
3ほむら
4*キリカ
5*あすみ
6*織莉子
7小巻

 ※ラストです。
 下3レス中多数決
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/09(土) 23:38:42.88 ID:kEc4qnxE0
3
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/09(土) 23:39:46.13 ID:tQTu5mug0
複数選択はNGですよね?3かな?
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/09(土) 23:41:44.80 ID:I3XtSTU2O
2と3
152 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/10(日) 00:26:01.67 ID:+XZzjqm10


 まどかと一緒にマミのほうに来たほむらに声をかける。

 今日の午前もだけど、いつも訓練で別れてたからみんなが揃って訓練してるのは本当に久しぶりだ。


ほむら「……何か用かしら?」

かずみ「今日はほむらとも一緒にやってみたいなって」

かずみ「ほむらはいつもまどかのこと見てるけど、あんまり他の人とやったことってなかったでしょ?」

ほむら「まあそうね」

かずみ「ほむらは明日のことどう思ってる?」

ほむら「何が何でも勝たなくてはいけない。そしてまどかを守り切る。他の人がどう思っていようと私は変わらないわ」

かずみ「うん。考えてることとか目的とかはみんな違うかもしれないけど、それぞれ同じ方向を向いてる」

かずみ「それでいいんじゃないかと思うんだ。それでいつかわかりあえる日もくるから」

かずみ「さっきのお茶会もみんな楽しそうだったでしょ?」

ほむら「……まさかこんなに仲間が出来るとはね。思ってもみなかったわ」


 訓練にいそしむまどかとマミを傍に眺めながら、私達も自分たちの訓練をする。魔力のコントロールはわたしも結構上達してきた。

 ほむらは射撃を練習していた。ほむらは武器を魔法で作り出せない。

 どうにかいい方法がないか魔法の訓練をしつつ、銃を使った形跡が見つかるとまずいので弾の残骸を拾うのを手伝った。


★技習得
 時間停止(1ターンにつき魔力-3):時間を止める
153 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/10(日) 00:26:38.42 ID:+XZzjqm10
------------ここまで。次回は10日(日)夕方からの予定です
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/10(日) 00:33:25.44 ID:k6ToTekc0
乙です

かずみの魔法、本当に多彩になってますねぇ
あとは契約するかどうかだが・・・
155 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/10(日) 17:54:38.02 ID:+XZzjqm10

マミ「鹿目さんの今日の訓練はここまでにしましょうか」

ほむら「そろそろ浄化したほうがいいわね。私のグリーフシードを使うといいわ」

まどか「うん、ありがとう」


 まどかは契約してから一度も魔女と戦っていない。

 戦う予定はまだないし、魔力を扱いも慎重を期してあまり多く消費することはないからみんなと比べると後回しになっていた。

 
ほむら「やり方は聞いているわよね?ソウルジェムに押し当てるの」


 まどかはほむらからグリーフシードを受け取り、促されるままに自分のソウルジェムにそれを押し当てる。

 すると、たしかにグリーフシードには黒みが吸い込まれていった。


 しかしその様子を見ていたみんなは驚きを見せる。


ほむら「……まさか、これはどういうこと?」

マミ「そんな、どうして……」

まどか「え?え?」

かずみ「どうしたの?」


 まどかを囲むざわめきに、他の人も様子を気にして近づいてくる。

156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/10(日) 17:57:24.83 ID:To7M+tpBO
穢れに浄化が追い付かないのかな
157 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/10(日) 18:25:13.51 ID:+XZzjqm10


マミ「暁美さん。鹿目さんにあげたグリーフシードに穢れは溜まってなかったはずよね?」

ほむら「ええ。確かに新品だったし、使用済みならあなたもわかるはずよ」

マミ「……ソウルジェムが浄化しきれなかったの」


 マミがまどかのソウルジェムを持って見えるように掲げる。

 黒い部分の残ったソウルジェム。使用したグリーフシードには穢れが溢れていた。


かずみ「どのくらい浄化された?」

マミ「元の濁りが半分弱だったから、その半分ってところかしらね……」

マミ「もう一つ分使えば多分綺麗になると思う」


 マミのその言葉に、わたしたちはみんな動揺を隠せなかった。

 魔力の量からしてわたしたちとは違う。強力すぎる魔力を使う時点でそれも考えるべきだったんだ。


 まどかのソウルジェムを完全に浄化するには、わたしたちの数倍は必要になる――。

 ……ただでさえ魔力の不足する状況で判明した事実はわたしたちの心に不安を与えた。


かずみ「……で、でも浄化できないわけじゃないんだよね?」

かずみ「手加減しても強いんだし、訓練して穢れが溜まりすぎないようにすれば……」

ほむら「あなた、わかっているの?」


 誰もが分かっている。けれど誰も言わなかったことをほむらは敢えて言う。


ほむら「この街には一つの街には多すぎる人数の魔法少女がいる。魔力の扱いの荒い新人たちと、そして私たち」

ほむら「魔力を使いすぎれば減っていく一方よ」

ほむら「私は選ぶのなら、まどかのためなら自分を犠牲にしたっていい」

158 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/10(日) 18:43:31.98 ID:+XZzjqm10


まどか「そ、そんなのはいやだよ! ほむらちゃん……わたしはほむらちゃんを犠牲にしてまで魔力を使いたいなんて思わない」

まどか「使いすぎなければいいんでしょ? わたし、訓練も頑張るから……」

ほむら「……いやね、誰も死んで犠牲になるなんて言ってないじゃない。私はどんな時でも貴女を『優先する』。ただそう言いたいだけよ」

ほむら「私たちは友達なんだから」


 ほむらはそう言ってまどかに微笑みかけるけれど、その言葉以上にほむらには全てを賭けるような覚悟があった。

 ……同時に、その覚悟にどこか危険なものを感じ取る。


マミ「ひとまず、一つのグリーフシードで回復できるのはこのくらいまで……これを下回る量の消費は禁止としておくわ」

マミ「訓練ももう少し余裕が出来てまた魔力を回復できるまでお休みにしたほうがいいかしらね」

まどか「……はい。気を付けます」


 問題の中心であるまどかはそう言うしかできない。

 自分に向けられるさまざまな感情を持った重たい視線に、まどかはいたたまれなそうにしていた。



・合体魔法チーム分け(マミ/杏子/ほむら/キリカ/あすみ/織莉子/小巻)
 ※一緒に組む人を選んでください(一度成功した組み合わせを選ぶ場合は必ずそれ以外のキャラも選択)
 ※成功すれば合体魔法を習得できます。成功失敗には好感度が関わります。
 ※失敗しても好感度が少し上がります。

 ※ラストです。
 下2レス
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/10(日) 18:55:42.84 ID:To7M+tpBO
織莉子、あすみ、ほむら
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/10(日) 19:06:05.74 ID:EtwtEDvY0
161 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/10(日) 19:38:48.11 ID:+XZzjqm10


ほむら「…………」


 合体魔法の訓練もこれが最後だ。

 少人数のチームが出来てきてみんなが分かれた後も、考え込むように深刻な表情で押し黙っている人がいた。


かずみ「ほむら……」

織莉子「…………」


 同じように押し黙ってるのはこっちもだ。

 敵対していた二人。結局二人は仲間になった後も大して話すことはなかったけど、こういう時の反応は似ていた。


あすみ「あれ、あぶれちゃった組?」

かずみ「あすみもまだ組んでないなら一緒にやろうか」

あすみ「私をあいつらと一緒にしないでよ。ま、でもいいよ。アンタとは組んでやっても」



 四人で魔力を合わせる訓練をする。

 この前と似たチームだ。今日は小巻の代わりにほむらがいる。……しかし、やっぱり何度やってもうまくいかなかった。


 向こうで訓練に励むチームの面々を織莉子は遠巻きに眺めている。

 あっちではまた二人組で分かれてやっているようだ。

162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/10(日) 19:47:17.87 ID:To7M+tpBO
こっちも二人に別れてやってみては?
163 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/10(日) 20:18:08.98 ID:+XZzjqm10


マミ「最後にまた全員でやってみましょうか。最初の時よりは良くなっているといいけれどね」


 分かれて訓練をやった後、マミの提案でみんなが集まっていく。

 その時、ほむらが織莉子に声をかける。


ほむら「貴女は何も喋らなかったけれど、どう思っているの?」

織莉子「いいえ……どうにもできませんし、どうも思いませんわ。私はみなさんの仲間。ただそれだけ」


 一足先にみんなの元に集まる織莉子をほむらは追っていく。

 全員が揃って最初にこの訓練を始めた時みたいに陣を囲むと、最後の訓練をはじめる。



 中心に集められるのは色とりどりの魔力。

 そして、最後にやってわかったのは――――。


 全員では無理だということ。それもそうだ。さっきだって、たった四人がうまくいかなかった。

 けれど最初よりも合わせられる人数も増えたし、その相性もはっきりとわかったということ。

164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/10(日) 20:19:11.31 ID:k6ToTekc0
これは相性がいいものだけでやるしかないか
165 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/10(日) 21:11:23.90 ID:+XZzjqm10

======================================

マミ・杏子・ほむら・小巻

あすみ・キリカ・かずみ

(マミ・杏子・ほむら・キリカ・かずみ)

======================================


マミ「……これでいきましょうか」


 大まかに班が分けられる。

 小巻は相性の悪くない相手でも、慣れてないためか人数が多くなるとまだ難しいらしい。

 最大人数なら五人。最初に目指してた全員での合体魔法は、やるならこれでやるしかない。


かずみ「うん。最初より大分できるようになったんだし、みんな頑張ったよね」


 みんなも小さく頷いていく。


 これが今までの訓練の成果。あまり話したことのなかった人たちも、訓練を通じて仲良くなれた人もいた。

 これ以上はどうにもならないんだ。


かずみ「今日はこれで解散?」

マミ「そうね。時間ももう遅いし、一日訓練をして疲れたでしょう?あとは明日に備えて休まなきゃ」

あすみ「オーケーオーケー、じゃあまた明日ね」

166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/10(日) 21:15:06.63 ID:To7M+tpBO
悲報:織莉子、ハブられる
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/10(日) 21:19:51.30 ID:k6ToTekc0
まぁ、織莉子はなぁ・・・絶対に心を開いていないだろうし
168 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/10(日) 21:23:37.05 ID:+XZzjqm10


織莉子「……本当に勝てると思いますか?」


 解散しようとしたところで織莉子は弱気な問いかけをする。

 不安に思ってるのかもしれない。未来から来たほむらを除けば、前からワルプルギスの夜を知ってるのは織莉子だけなんだから。


かずみ「みんなのためにも、勝つしかないよ。勝つんだって信じなくちゃ、勝てるものも勝てないよ」

ほむら「ええ……まどか、いきましょうか」

まどか「うん。みんなも明日がんばって。わたしも応援してるから」



 強く励ましの言葉をかけてからみんな解散する。

 明日の集合は朝だ。警報が出て街中の人がみんな避難所に集まる。


 ばらばらとみんなこの場から散っていき、わたしとマミも家に帰ることにした。



―21日目終了―


かずみ 魔力[73/100]  状態:正常
GS:0
・武者[0/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv3] [格闘Lv6]


・仲間

マミ
[魔力コントロールLv5] [体術Lv3] [射撃能力Lv20]

杏子
[魔力コントロールLv5] [格闘Lv20]

織莉子
[魔力コントロールLv3] [体術Lv3]

ほむら
[魔力コントロールLv4] [体術Lv2] [射撃能力Lv6→7]

キリカ
[魔力コントロールLv2] [格闘Lv2→3]

あすみ
[魔力コントロールLv4] [格闘Lv7]

まどか
[魔力コントロールLv1] [格闘Lv1]
169 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/10(日) 21:46:27.63 ID:+XZzjqm10
――――
???



 外の夕闇を感じさせない異様な景色に包まれる空間の中、ほむらは長い髪をなびかせ肩で風を切って歩く。

 その背では爆発が起きていた。

 髪を乱す爆風が収まると、指に髪を絡ませながらそこを振り返る。



ほむら(……私の優先順位が変わることはない。私は何を犠牲にしてもまどかを助ける)

ほむら(それは自分の身だけじゃない。自分の身では足りないのなら、私は人殺しの悪鬼にでもなってやる)

ほむら(もう一度まどかをこの手にかけるよりはマシなことよ…………!)


 暗い意志を鋭く研ぎ澄ませながら、こうせざるを得なくなった運命を憂う。

 本来ならば違ったはずの彼女たちの運命を捻じ曲げたのもまた運命の悪戯か。誰が一番悪いのだろうか。

 考えても答えの出ない問いだ。言い訳をして何になる。


 ただ――――そんな自分の姿を、自分の一番大事な人……あの心優しい少女にだけは知られたくないと思った。


――――
――――
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/10(日) 21:49:09.04 ID:k6ToTekc0
何かキナ臭い雰囲気だけど大丈夫か、これ・・・
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/10(日) 22:11:24.58 ID:To7M+tpBO
ほむら、ワルプル戦の前に何をやらかした……
172 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/10(日) 22:27:43.61 ID:+XZzjqm10
――――――
翌日 早朝



マミ「そろそろ出るわよ。準備は出来た?」

かずみ「うん!ご飯よし!寝癖よし!あと心構え」

マミ「この一本飛び出た毛は?」

かずみ「〜〜それは寝癖じゃないのっ!」

マミ「ええ。よし、ね。出発しましょうか」


 家を出て集合場所に向かう。

 外は強が吹いている。これからどんどん強くなったら、もうこの景色を見ることも出来なくなるのかもしれない。


 ほむらの話だと倒壊した建物に囲まれて戦うことになるらしかった。

 マミに会いに来て、やっと慣れ始めた見滝原の街。魔女なんかに壊されてしまうと思うと名残惜しい。


マミ「……一番乗りね」


 集合場所に着くと、まだ誰も来ていなかった。

 マミは早起きにも慣れてるしきっちりしたタイプだ。わたしたちが少し早く来過ぎたのかもしれない。

 ほむらはまどかを、あすみはゆまを気にかけてから来るだろうから、少し遅くなるのもわかる。


 なにより、まだ集合時間の前だ。

173 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/10(日) 22:55:11.48 ID:+XZzjqm10


ほむら「おはよう。まだ少し風が強いくらいね」


 次に来たのはほむらだった。


かずみ「おはよう。まどかにはなんか連絡したの?」

ほむら「ええ。あまり早くに送るのも迷惑かとは思ったけれど伝えずにはいられなかったから」

かずみ「なんて連絡したの?」

ほむら「行ってくるから、私達を信じて家族と待っていてほしい……って」


 それから少ししてやってきたのは織莉子。早めに来たのはこのくらいだ。

 この面子だと言葉が少なくて、時間が経つのがやや長く感じた。

 あとは大体同じくらいの時間。集合時間の数分前からちょうどの間だ。……さすがにお寝坊さんはいなかったから安心した。


キリカ「もうあと十分くらいだっけ?」

ほむら「そうね。気は抜けないわよ…………でも、昨日までで出来ることはしてきた」

かずみ「うん」


 ただ、少し不安があるのは魔力の状況だった。

 ソウルジェムも完全に浄化された状態じゃない。でも多分みんなも余裕はない。これでなんとかするしかない。



1準備完了
2出現前に先手を打って魔法を使っておく
 ・未来予知
 ・速度低下
 ・ネーロ・ファンタズマ
3自由安価

 下2レス
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/10(日) 23:59:09.87 ID:BTOgAEfI0
2で予知を
175 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/11(月) 00:27:46.25 ID:VquLu+N60
-------ここまで。次回は12日(火)夜からの予定です
176 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/12(火) 21:26:19.81 ID:7tHfS4DW0


かずみ「……ちょっと時計を見せて」


 時間を気にしているほむらの腕時計を覗きこんだ。

 淡々と動き続ける針を見つめる。


かずみ「ワルプルギスの夜が現れるタイミングと場所は、わたしが――」

織莉子「その使い方は消費が大きいわよ」


 やろうとしていたことを見抜かれ、織莉子に忠告される。

 特定の事象が起こる時分秒、ピンポイントな未来を引きだすのは無差別に見通すより難しい。そう言っていたことを思い出す。


ほむら「……時が近づいたら気を張ってるくらいでいいわ。いざとなったら足止めならばどうにでも出来る」


 ほむらの次に、キリカも力強く頷く。

 続いてわたしも頷いた。わたしだってどっちも持ってるんだ。



 ――残り十分程度。魔力も風も大分強まっている。

 ――残り五分程度。街に避難を呼びかける放送車が駆け回っている。

 ――残りあと少し…………? 深呼吸をする。ここまでくるともういつきたっておかしくない。


かずみ「! なんかくる!」

177 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/12(火) 21:51:29.62 ID:7tHfS4DW0


 咄嗟に衣装を身にまとい、突然現れたものに杖の先を振りかざす。

 するとソイツは奇妙にポップな音を立てて転がり、地面に潰れる。


かずみ「……ゾウ?」


 先手必勝を打って出たものの、手ごたえがあまりに軽すぎて拍子抜けする。

 よくよく見てみると動物をかたどった使い魔であることがわかる。同じようなものがたくさん周りに出てきて、まっすぐわたしたちを素通りしていく。


 攻撃の意思はなさそうだ。派手に飾られてて、まるでサーカスにでてくる動物が行進してるみたい……。


ほむら「賑やかしね。でももうメインが現れるのも近いってことじゃないかしら。油断は出来ないわよ」

あすみ「それよりちゃんと変身したほうがいいよ〜?焦ってパンツ丸見えになってるし。その格好で戦うの?」

かずみ「わぁぁぁっ」


 おまけにあすみに指摘されて、スカートを忘れてることに気づく。

 予知で先手打ったはずなのになぜか空回りばっかだ。


あすみ「アンタってやっぱそういう趣味あんでしょ」

かずみ「ないよ!」

小巻「えぇ……露出多いとは思ってたけどやっぱり?ただでさえ恥ずかしい衣装でスカートなんて忘れないわよ」

かずみ「小巻までー!ていうか小巻も自分の衣装恥ずかしいと思ってるの……?」

杏子「こいつの言うこと真に受けてると身が持たないぞ」

かずみ「!」


 ……なんか気が抜けてしまったけど、今度こそだ。

 メインが登場する前にちゃんと変身をし直す。さっきはちゃんと変身してる余裕がなかったんだ。


 頭から足の先まできちんと衣装に身を包んで決める。そして右手には杖を。


かずみ「みんな、いくよ! 狙うは今度こそワルプルギスの夜!」

178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/12(火) 21:54:24.36 ID:/O/Vqr2e0
ここ一番のときにやらかしたかw
179 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/12(火) 22:40:04.34 ID:7tHfS4DW0


 見滝原の街上空に現れる大きな歯車の姿。

 その周りには禍々しい強烈な魔力が渦巻いている。


かずみ「マミ、そこまでの足場を!」

マミ「ええ!」


 建物とリボンの足場でつないでもらって、その姿の視えた位置へと駆けていきみんなで取り囲む。

 そして、出現と同時に杖を投げつけた。みんなも一斉に攻撃を始める。


かずみ「どうだ……っ、みんなの力を思いしれー!」


 すべての攻撃が歯車にぶつかり激しい金属音が響く。

 しかしその巨体の前にはみんなが合わせた力もとても小さなもののようだった。


かずみ「次はあっちに!」

杏子「慌ただしいな!」


 集中攻撃もまだ数発ってところで、次の瞬間ワルプルギスの夜が身をひるがえす未来を見て一時撤退を呼びかける。

 さっきまで足場にしていた場所は一瞬にして炎に燃やされた。その感傷に浸る間もなくワルプルギスの夜は暴風を起こしながら気まぐれに空を飛び回る。

 ……その拍子に風に舞い上げられた石が腕にぶつかって痛む。

180 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/12(火) 22:59:06.00 ID:7tHfS4DW0


かずみ「いたっ」

キリカ「これでも遅くしてるのに全然足止め出来てる気がしない。広範囲すぎて密度も薄まるし……」

小巻「話には聞いたけどなによあれ。めちゃくちゃじゃない」

かずみ「あんまり大勢でまとまって移動し続けるのも難しいかな。ワルプルギスの夜の攻撃も狙ったものじゃないみたい」


 こうしている間も、わたしたちとはまったく違う方向に炎を吐いて街を壊し笑い声を上げている。

 周りを飛び回る使い魔は闇色。さっきの賑やかしとは正反対みたいだ。


マミ「……まとまって全滅するほうが危険かしらね。昨日決めた班は意識して、離れすぎないようには気を付けましょう」

かずみ「うん……!」

あすみ「使い魔倒したほうがよくない?あれも増えると鬱陶しいよ」

杏子「そうだな。それなら分担して片づけるか」



かずみ 魔力[70/100]  状態:正常
GS:0
・武者[0/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv3] [格闘Lv6]


仲間:
マミ 状態:正常
杏子 状態:正常
ほむら 状態:正常
キリカ 状態:正常
あすみ 状態:正常
織莉子 状態:正常
小巻 状態:正常


1使い魔を殲滅
2ワルプルギスの夜を攻撃
3自由安価


コマンド
1杖 :近接武器戦闘(魔力-0)
2リーミティ・エステールニ(魔力-25):杖から魔力を放出してぶつける、かずみの必殺技
3カンビアーレ・アルマ(変形時魔力-5) :杖の先を変形させ細身の槍にする。
4再生成(内容により0〜15消費変動):何かを変えることが出来る(安価内容で)
5プロルン・ガーレ(魔力-10) :自分の指から最大10発のミサイルを作り出す。なくなった指は作り直すが直後は手を使う格闘が出来ない。
6ロッソ・ファンタズマ【ネーロ・ファンタズマ】(魔力-10):その辺のものから分身を大量に作り出す必殺技
7レガーレ・ヴァスタアリア(魔力-5) :広範囲に向けて拘束のリボンを放つ。
8電撃(魔力-5) :電撃を放ったり、雷を落とす事の出来る魔法。
9活性(魔力-20) :電撃の発展系。近距離への瞬間移動。
10フルミナンテ・アドルナメント(魔力-3/1ターン) :武器に電撃を纏わせる。
11未来予知(魔力-3/ターン) :数秒先の予知。相手に関する特定の未来も絞れるが、消費が大きくなる。基本的に自発使用のみ。
12読心(魔力-7/1ターン):人の心を読む。もしかしたら動物も…?
13速度低下(魔力-7/1ターン) :一定範囲内に自分や仲間を除く物の速度を落とす魔力を流す。
 b重(魔力-10/1ターン) :適用範囲は前方のみに狭まるが効果をより強力に。
14【合体魔法】ネーロ・ボアート(魔力-15):みんなの魔力を合わせた斬撃波を放って敵を吹き飛ばすと同時に切り刻む。
15【合体魔法】ステラスコッピオ・ガラッシア(魔力-15):魔力の弾丸を放ち、強烈な光を伴った魔力の爆発を起こす。
16【合体魔法】エピソーディオ・インクローチョ(魔力-10):魔力を合わせて放つ攻撃魔法。最大で5人分。

 下2レス
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/12(火) 23:39:55.76 ID:BWqusqYI0
最初からガス欠寸前で怖いね
2-15
182 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/13(水) 00:20:38.89 ID:0ISuvHZt0
---------ここまで。
次回はまとまった時間にやりたいので16日(土)夕方からの予定で。
183 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/16(土) 19:36:41.07 ID:3/fXVukN0


 分かれた数人に使い魔を任せ、わたしたちはワルプルギスの夜を追う。

 進行を遮る邪魔な使い魔はわたしたちも倒している。いきなり飛び出してきたりするから注意が必要だ。


かずみ「キリカ、あと少しだけ近づいたら足止めを頼める?」

キリカ「……やってみる!」


 わたしたちはそれぞれワルプルギスの夜を目指して建物の上を走っていく。


 ワルプルギスの夜を正面に捉え、見える部分だけに絞っての重度の速度低下。

 代わりに範囲から外れた突風は速度を増す。キリカもずっと使い続ける魔力はないから、ここからは思い切ってここぞという時だけに絞ることにしていた。

 続いて、少しだけ動きの落ちたワルプルギスの夜の前に飛び出していったのはマミと杏子だった。


杏子「次はあたしたちの番だな」

マミ「ええ。『アッセディアーレ・ア・レチント・サークロ』!」


 合体魔法。ワルプルギスの夜の動きが止まったかと思うと、魔力で出来た透明な拘束具が何重にも絡んでいた。

 みんなで準備してなんとか追いつけた。動きを止めることができた。このチャンスを逃すわけにはいかない。


かずみ「今度はわたしも力を貸すよ!合体魔法!」


 攻撃の魔法を放つ魔力を練る。


かずみ「『ステラスコッピオ・ガラッシア』!」


 練った魔力を一直線にぶつけ、巨体を光の爆発に包む。

 光が収束するまではどうなったかはわからない。どこまで効いたのかも。

 後ろから使い魔を倒し終えたほむらもやってきていた。

184 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/16(土) 19:41:34.74 ID:3/fXVukN0

ほむら「まだよ。まだ攻撃を続けさせてもらう」


 目の前を覆うほどの無数の銃弾が一瞬にして現れ、ワルプルギスの夜に向かっていく。


ほむら「私の時間は限られているのだから……!」


 銃弾の豪雨が炸裂したと思うと、魔力による爆発と光が収まってきたところを再び爆炎が包んだ。

 今度は爆弾による炎と黒煙の爆発だ。味方ながら、一人でここまでの規模の攻撃を出せることには驚いてしまう。

 でもわたしはほむらが魔法で武器を出せないことも知っている。……この強力な攻撃も準備があってのもの。ここで出しきる気だ。


 大規模な攻撃の連続ののち、ひとまず様子を見る。

 爆炎の中からその巨体が再び姿を現すと、そこに出てきたのは最初に見た時から少しも変わらない姿だ。

 その巨体のどこにも傷一つついていない。


杏子「ッ……なら効くまでやるまでだ!」


 それでも怯んでる暇はない。



かずみ 魔力[55/100]  状態:正常
GS:0
・武者[0/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv3] [格闘Lv6]


仲間:
マミ 状態:正常
杏子 状態:正常
ほむら 状態:正常
キリカ 状態:正常
あすみ 状態:正常
織莉子 状態:正常
小巻 状態:正常


敵:ワルプルギスの夜


1杖 :近接武器戦闘(魔力-0)
2リーミティ・エステールニ(魔力-25):杖から魔力を放出してぶつける、かずみの必殺技
3カンビアーレ・アルマ(変形時魔力-5) :杖の先を変形させ細身の槍にする。
4再生成(内容により0〜15消費変動):何かを変えることが出来る(安価内容で)
5プロルン・ガーレ(魔力-10) :自分の指から最大10発のミサイルを作り出す。なくなった指は作り直すが直後は手を使う格闘が出来ない。
6ロッソ・ファンタズマ【ネーロ・ファンタズマ】(魔力-10):その辺のものから分身を大量に作り出す必殺技
7レガーレ・ヴァスタアリア(魔力-5) :広範囲に向けて拘束のリボンを放つ。
8電撃(魔力-5) :電撃を放ったり、雷を落とす事の出来る魔法。
9活性(魔力-20) :電撃の発展系。近距離への瞬間移動。
10フルミナンテ・アドルナメント(魔力-3/1ターン) :武器に電撃を纏わせる。
11未来予知(魔力-3/ターン) :数秒先の予知。相手に関する特定の未来も絞れるが、消費が大きくなる。基本的に自発使用のみ。
12読心(魔力-7/1ターン):人の心を読む。もしかしたら動物も…?
13速度低下(魔力-7/1ターン) :一定範囲内に自分や仲間を除く物の速度を落とす魔力を流す。
 b重(魔力-10/1ターン) :適用範囲は前方のみに狭まるが効果をより強力に。
14時間停止(1ターンにつき魔力-3):時間を止める
16【合体魔法】ネーロ・ボアート(魔力-15):みんなの魔力を合わせた斬撃波を放って敵を吹き飛ばすと同時に切り刻む。
16【合体魔法】ステラスコッピオ・ガラッシア(魔力-15):魔力の弾丸を放ち、強烈な光を伴った魔力の爆発を起こす。
17【合体魔法】エピソーディオ・インクローチョ(魔力-10):魔力を合わせて放つ攻撃魔法。最大で5人分。

 下1レス
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/16(土) 19:45:57.37 ID:oEAekIag0
15
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/16(土) 19:46:42.75 ID:AzSL/UQj0
8
187 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/16(土) 20:42:35.99 ID:3/fXVukN0


 杏子に続いてわたしたち格闘組も距離を詰めると、それぞれ攻撃を放っていく。

 ここまで接近すると一面がワルプルギスの夜の胴だ。更にそこからはわたしたちの武器を弾く硬い音が聞こえる。


かずみ「……あすみ、キリカ!一緒に魔法を!」


 体勢を整え、杖を構え直すと声をかける。二人が頷いた。


かずみ「『ネーロ・ボアート』ッ!」


 息を合わせてワルプルギスに向けるのは黒い斬撃波。

 それから、大技を放ってから休む間もなくマミが叫んだ。


マミ「一旦下がって!拘束が解けてきてるわ……!」

ほむら「いえ、それだけじゃない」


 ほむらが空を見上げて睨む。

 その視線の先にあるのは――――ビルだ。かつてこの街の景観を作っていたはずのビルが、今は不自然に傾いたまま宙に浮かんでいた。


 ワルプルギスの周囲に吹く風圧が増していく。

 大中さまざまの瓦礫が巻き上がり、もぎとられたひときわ巨大な塊が暴風とともにこちらを襲う。

 驚きと警戒に険しい顔を浮かべるみんなとは正反対に、ワルプルギスの夜は不気味な笑い声をあげていた。


キリカ「速度低下を……!」

ほむら「その必要はないわ」


 ――――落ち着き払ったほむらの声が聞こえたと思うと、わたしたちはいつのまにか違うビルの上に居た。

 遠くない場所からビルに上空から降ってきたビルがぶつかる音が聞こえる。

 わたしたちの今までいた場所だった。


かずみ「…………!」

188 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/16(土) 21:18:39.23 ID:3/fXVukN0


 ワルプルギスは烈風を起こして解けかかっていた拘束を完全に振り切り、再び宙を舞いはじめる。

 飛んでくるものを避けるため、ワルプルギスの夜を追うためにわたしたちは走り出す。


杏子「あたしたちの拘束もいつまでもは持たないか……!」

キリカ「次はどうやって足止めする?」

マミ「暁美さんの時間停止は?周りの人を繋ぐなりすれば動けるでしょう?」

ほむら「そうね。でもここからだと繋がったまま移動するには距離が遠いわ」


 甲高い笑い声が聞こえて周りを確認する。いつのまにかまた使い魔が増えている。

 こっちに向かってくるようだ。


かずみ「もうっ、また使い魔!」



1ほむらと二手に分かれて時間停止を使って攻撃
2ほむらに使い魔を倒させ、速度低下重ねがけで攻撃
3別の案(自由安価)

 下2レス
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/16(土) 21:24:49.57 ID:oEAekIag0
1
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/16(土) 21:26:01.24 ID:AzSL/UQj0
ほむらの時間停止はタイムリミットあるけど、かずみの方は制限ないのかな?
とりあえずかずみの方は温存しておきたいので2、あと全員にGSの手持ちが幾つかも聞く
191 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/16(土) 22:15:50.46 ID:3/fXVukN0


 一番前を走っていた杏子が飛び込んできた使い魔の攻撃をその場で受け止める。足止めされたのはこっちのほうだった。

 こういうことがあるとなかなか思ったように動けず分断されてしまう。


かずみ「ごめんほむら、頼めないかな?ワルプルギスはわたしとキリカで足止めするから!」

ほむら「わかったわ。私が引き受ける」

杏子「じゃあコイツのことも頼んだぞ!」


 返事と同時にほむらは後ろから銃を構える。

 杏子が使い魔を突き飛ばして引き離すと、ほむらは狙いを定めて撃ち抜いた。

 ほむらが時間停止を駆使して使い魔の対処をしてくれているうちに、わたしたちはワルプルギスの夜に近づくために駆け回る。


かずみ「……って、言っちゃったけどいいよね? キリカ」

キリカ「うん、せっかく訓練でもやったもんね。まずは近づくよ!」

杏子「ここで役立ってこれなきゃあたしが実験台にされ損だからな」


 今近くに居るのはこの三人だけだ。

 走る速さの違いか、ほかのみんなは少し後ろを走ってた。織莉子なんて長いスカートを両手で持ち上げながら大変そうに走ってるのが見えた。

 その中でもマミは私達より少し遅れてるくらいで、あすみや小巻はかなり後ろにいた。


 確かに杏子についていくのはわたしもちょっと辛い。

 防御の魔法なんてないって言ってたけど、途中で飛んでくる瓦礫は小巻がバリアを張ってガードしているみたい。

192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/16(土) 22:19:21.71 ID:AzSL/UQj0
スカートを持ち上げて走る織莉子・・・なんかシュールだw
193 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/16(土) 22:55:02.22 ID:3/fXVukN0


かずみ「……わたしたちがなんとか近づいて足止めしないと、他の人たちがついてこれないね」


 その代わりマミとかはわたしたちより射程があるけど、リボンを使って作る銃撃はそのまま攻撃するより魔力もかかる。

 派手な攻撃をするにはそろそろ魔力が足りなくなってくる頃だった。


かずみ「近づいたら『せーの』でいくよっ!」


 何度かビルからビルへと跳び移り、目の前に捉えられる位置に踏み込めたところで魔力を練る準備をする。

 近づきすぎるのも危険だ。


かずみ「せー、……」

キリカ「の――!?」


 肌に吹き付ける風が勢いを失い、舞っていた小石が宙に張り付けられたように見える。

 ……いや、止まってはいない。さっきからは考えられないくらいスローで動いていた。

194 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/16(土) 23:39:12.77 ID:3/fXVukN0


杏子「今のうちにやるか!」

かずみ「うん……!」


 武器を構えて更に踏み込み、杖を力いっぱい叩き付ける。一撃ごとに手には硬い手ごたえが伝わってくる。

 相手が直接反撃してくる格闘とは違って今は余裕があるから、杏子から教えてもらったのを思い出して重い攻撃になるようにいつもよりフォームを意識してみた。


キリカ「かずみ、いつのまにかホント強くなってるよね。もうあすみとは互角にいけるんじゃないの?」

かずみ「訓練はね」

キリカ「私もこれ以上置いてかれないように本腰入れるかな。コイツ倒したらさ!」

杏子「なんだ、かずみに対抗意識燃やしてんのか」


 そのうちに他の仲間たちも集まってくる。


かずみ「みんな、魔力はまだ大丈夫?グリーフシードはちゃんとある?」

あすみ「……そんなの、みんな余裕ないってわかりきってんじゃん。それでも倒すんでしょ」

マミ「ええ。ここで逃げることなんてできないわね。ここで逃げ出したら、私は魔法少女ですらなくなってしまう」

小巻「街のこともだけど、まどかも待ってんでしょ」

あすみ「馬鹿な人たち。でも世界までかかってちゃ逃げられないか」

あすみ「かくいう私もこのきったない世界を壊されたくない理由があってね」



かずみ 魔力[30/100]  状態:正常 【使用中魔法:速度低下 重(魔力-10/1ターン)】
GS:0
・武者[0/100]

◆ステータス
[魔力コントロールLv3] [格闘Lv6]


仲間:
マミ 状態:正常
杏子 状態:正常
ほむら 状態:正常
キリカ 状態:正常
あすみ 状態:正常
織莉子 状態:正常
小巻 状態:正常


敵:ワルプルギスの夜(速度低下LV4)


・速度低下を
1継続
2解除
3自由安価


コマンド
1杖 :近接武器戦闘(魔力-0)
2リーミティ・エステールニ(魔力-25):杖から魔力を放出してぶつける、かずみの必殺技
3カンビアーレ・アルマ(変形時魔力-5) :杖の先を変形させ細身の槍にする。
4再生成(内容により0〜15消費変動):何かを変えることが出来る(安価内容で)
5プロルン・ガーレ(魔力-10) :自分の指から最大10発のミサイルを作り出す。なくなった指は作り直すが直後は手を使う格闘が出来ない。
6ロッソ・ファンタズマ【ネーロ・ファンタズマ】(魔力-10):その辺のものから分身を大量に作り出す必殺技
7レガーレ・ヴァスタアリア(魔力-5) :広範囲に向けて拘束のリボンを放つ。
8電撃(魔力-5) :電撃を放ったり、雷を落とす事の出来る魔法。
9活性(魔力-20) :電撃の発展系。近距離への瞬間移動。
10フルミナンテ・アドルナメント(魔力-3/1ターン) :武器に電撃を纏わせる。
11未来予知(魔力-3/ターン) :数秒先の予知。相手に関する特定の未来も絞れるが、消費が大きくなる。基本的に自発使用のみ。
12読心(魔力-7/1ターン):人の心を読む。もしかしたら動物も…?
13速度低下(魔力-7/1ターン) :一定範囲内に自分や仲間を除く物の速度を落とす魔力を流す。
 b重(魔力-10/1ターン) :適用範囲は前方のみに狭まるが効果をより強力に。
14時間停止(1ターンにつき魔力-3):時間を止める
15【合体魔法】ネーロ・ボアート(魔力-15):魔力を合わせた衝撃波を放って敵を吹き飛ばす。
16【合体魔法】ステラスコッピオ・ガラッシア(魔力-15):魔力の弾丸を放ち、強烈な光を伴った魔力の爆発を起こす。
17【合体魔法】エピソーディオ・インクローチョ(魔力-10):魔力を合わせて放つ攻撃魔法。最大で5人分。

 下2レス
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/17(日) 00:03:58.89 ID:lJkJWFl90
速度低下継続
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/17(日) 00:06:12.44 ID:Z0HA3MUxO
197 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/17(日) 00:37:38.73 ID:Xi+/lgsy0


 ワルプルギスの夜を囲む仲間が増える。

 総攻撃だ。目の前の巨体にぶつける攻撃にはそれぞれの思いが詰まっていた。

 見滝原の街並みは大分壊されてしまったけれど、避難所には住民がいる。そして、まどかが待ってる。世界もかかってるんだ。

 最早諦めるわけにはいかない。やるしかなかった。


かずみ「……わたしも足止めもうちょっと頑張るよ!」


 ……そうだ。全員が揃うまで、せめてほむらが来るまでは繋がないと。

 そしたらこのバトンは次に渡せる。

 全身を使って杖を振るい、力を込めた一撃を放つ。何度もそれを繰り返す。

 やっぱり、相手が動かないとわかっていると安心感が違った。この魔法がかかっている限りは足止めをしていられる。


 攻撃の合間に後ろを振り返る。ほむらもそろそろ使い魔を片づけ終わる頃だろうか?


かずみ「えっ?」


 ――――その時、瓦礫の上に倒れるほむらの姿が目に入った。

198 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/17(日) 00:38:15.85 ID:Xi+/lgsy0
----------ここまで。次回は17日(日)夕方からの予定です。
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/17(日) 00:50:39.58 ID:lJkJWFl90
乙です

ほむらが倒れた?何があった・・・
200 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/17(日) 19:25:11.46 ID:Xi+/lgsy0


かずみ「ほむら!」


 咄嗟に時間を止めて駆けつけに行く。近くに使い魔の姿は見当たらなかった。

 傍でもう一度名前を呼ぶと、ほむらは苦しげな表情のまま起き上がろうとする。


ほむら「……なんてことないわ。使い魔は倒したのだけどね。そっちに向かう途中に飛んできた瓦礫でバランスを崩したの」

かずみ「ほむら、足が……!」


 右の足首に血が滲んでいる。落ちた時にくじいたみたい。でもほむらに限ってそんなことって。

 そう思っていると、ほむらは砂の落ち切った盾を見せる。


ほむら「少し時間をかけすぎたみたいね。もう三回目なのに」

ほむら「私の時間停止はもう使えない。再び時を戻した時点を過ぎれば止めることは出来なくなる。これは元々そういう魔法よ」

かずみ「とにかく怪我を治さないと!あとはわたしに任せてよ!」


 さっきまでいた場所を見る。

 あっちにも早く戻らないといけない。ここで治している時間はない。魔力ももうあまり残されてはいない。

 ほむらを担ぎ上げてもう一度時間を止めた。完全に止まった世界の中で、みんなの険しい顔が静止画のように張り付けられていた。

201 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/17(日) 19:52:55.02 ID:Xi+/lgsy0


かずみ「誰か!ほむらを治してあげて、怪我してるの!」

杏子「こん中で治療が得意な奴は?」

小巻「あたしがやる。足だけでしょ?このくらいならすぐ治せるわ」


 わたしの代わりに杏子が呼びかけると、小巻が名乗り出てくれた。

 ほむらを渡す。自信満々な物言いがここでは頼もしかった。


かずみ「ごめん、じゃあお願いね」

キリカ「かずみ、こっちももう持たないよ!一人じゃ止め切れないし、もう私の魔力のほうが尽きる!」

マミ「時間停止はかずみさんも使えるのよね?みんな揃ったのだし、時間停止のほうに切り替えてもいいんじゃないかしら?」

かずみ「うん!じゃあマミ……」

マミ「待って、かずみさんまた真っ黒になってるわよ……!?」


 マミはこっちを振り向くと、わたしを心配して声を上げた。

 たしかにわたしもなんだか息が上がっている。それは激しい動きをしたからってだけじゃない。この怠さは前にも味わったことがあった。

 怠くて身体の感覚が鈍るのに、違う部分の本能が鋭く尖るような感覚――――わたしがわたしじゃなくなりそうな感覚だった。


織莉子「………………」
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/17(日) 20:10:12.95 ID:lJkJWFl90
かずみ、ここで暴走フラグが?
203 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/17(日) 20:39:31.04 ID:Xi+/lgsy0


かずみ「!」


 その時、わたしたちのいる場所に突風が巻き起こった。

 初めは小さな台風の目。それが瞬く間に広がってわたしたちの身体を浮かび上がらせる。


 一瞬の気の迷い。その隙が仇となった。

 みんなが飛ばされきらないうちに時間を止めようとするが、気付いた時には遅かった。


かずみ「足場がないっ……――!?」


 止まった世界に風は吹かない。このままだとまっさかさま。

 マミのリボンが伸びてくるのが見えた。


マミ「掴まって!」


 掴まるというよりもほとんど捕まえられるみたいになりながら、なんとか近くの地面に着地する。

 ……でも、一緒に居るのはわたしたちだけだ。


、わたしたちはこの瓦礫の街の中に散り散りになった。

204 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/17(日) 21:06:17.50 ID:Xi+/lgsy0


かずみ「いたた……」


 着地したといっても完全に勢いを殺せたわけじゃない。

 身体を起こして周りの景色を確認する。思った通り瓦礫しかない。建物は風に吹き飛ばされ、もう目印になるようなものがなかった。


マミ「私たちはそんなには飛ばされてないと思うけれど、他の人はどうかしらね」

かずみ「みんな大丈夫かな?」


 風を巻き起こした張本人であるワルプルギスの夜は、すでに離れたほうへと移動していた。

 あれだけ苦労して足止めしてたのに、その努力を嘲笑うかのようだ。


マミ「……私ももうグリーフシードがないからあげられない。でもあなたを魔女にはしないから」

かずみ「マミも、他の人もだよ。誰も魔女になんてしちゃいけないんだ」


 瓦礫の上から立ち上がって、ワルプルギスの夜の居る場所を目で追う。


かずみ「敵を追って行けばきっとみんなとも合流できるよ!行こう!」


 さっきよりも残っているビルは一段と少なくなっている。

 足場の悪い地面を走ってワルプルギスの夜のいる方向を目指していった。

205 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/17(日) 21:45:27.56 ID:Xi+/lgsy0


小巻『かずみ、そっちはどこ!?』


 頭の中から声が響く。小巻の声だ。


かずみ『そんなに飛ばされてないと思う。わたしはマミと一緒にいるよ』

小巻『そう。こっちはまだほむらと一緒だから。怪我はもう治したわ。バリアは張ったけどそこそこ飛ばされたみたいね』

かずみ『今ワルプルギスの夜のいるほうを目指してるんだ。そこに近づいてけばみんなとも合流できるって思って』

小巻『わかった。それならあたしたちもそっちに行く』


 ほむらも怪我をしたままだったし、テレパシーがあったことに安心した。


 地面までは直接的な攻撃は来ない。

 飛んでくる瓦礫と風に気を付けながら追っていくと、少しずつまた街並みが見えてくる。

 背には瓦礫の平地。ワルプルギスの夜は更にまだ壊しつくしていない場所を壊しにいこうとしていた。


かずみ「これ以上被害が拡大したら街が……」

マミ「ええ……生まれ育った街が壊されていくのは見ていて辛いわね」

かずみ「あっちには避難所もあるのに……!」


 瓦礫の山を上り、ビルの上を走ってワルプルギスの夜へと近づいていく。

 完全な足止めはできなくても、方向を変えさせるくらいの攻撃をする必要がある。

206 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/17(日) 22:25:37.77 ID:Xi+/lgsy0


かずみ「杏子!」

杏子「アンタらが走ってるのが見えたんだ。二人とも無事だったか」

マミ「佐倉さんこそ!」


 途中で杏子とも会えた。

 ワルプルギスの夜に近づくにつれて、さらに同じ場所を目指す仲間も集まってくる。


マミ「ある程度近づけたら攻撃を仕掛けたいわね。とはいっても、私の銃でも気を引けるかどうか……」

ほむら「あなたはもうやめておきなさい。射撃なら私が残りの銃を使う。……でも気は引けないでしょうね」

小巻「追いつければあたしなら頑張れば進行方向くらいなら変えられるかもしれないわよ」

ほむら「それは本当?」

かずみ「わたしが時間を止めるよ!少し遠いけど人を絞ればそんなに邪魔にならないはず……!」


 ここで時間を止める。繋ぐのはわたしと小巻だけ。

 ワルプルギスの夜の動きや厄介な風が止まると、二人だけで駆けだした。


小巻「へえ、これってこういうふうに見えてるんだ。まるでSFの世界ね」

かずみ「ほむらから教えてもらった時、わたしも同じこと思ったよ。これは元はほむらの魔法だから」


 ワルプルギスの夜に接近していく。距離を詰め、更に至近距離へと。

 小巻が長い柄のついた斧を両手で持ち、巨体の横から振りかぶる。


小巻「念を入れてもう一つ!」


 普通の魔女ならこの一発で真っ二つになっていたかもしれない。小巻はこんな戦い方をするんだ。

 時間停止を解くと、ワルプルギスの夜は加えられた衝撃を受けて今までの進行方向から逸れた方向に飛ばされていく。

 みんなにはその方向に待ってもらっていた。

207 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/17(日) 23:21:44.71 ID:Xi+/lgsy0


ほむら「やっと攻撃が届くわね……!」


 ほむらがその場から銃を連射し、杏子やほかの人は距離を詰めて武器を振るう。

 わたしたちもそっちに向かっていった。


 杖を握る手が黒い。まだらに模様が浮かんでいる。

 他にも余裕のない人は居るだろうに、他の人はこうはならない。それはわたしが普通の魔法少女じゃないから?


かずみ「また時間を止める?」

杏子「ちょっと油断したらあのザマだもんな……!」

マミ「さっきも魔法使ったでしょう?魔力は?誰かグリーフシードが余ってる人は?」

あすみ「……アンタたち、本当にこのままで勝てると思うの?」

キリカ「えっ、ここで諦めるの!?」

かずみ「あすみ……?」


 弱気な発言なんてらしくない。

 あすみの言葉に驚く人、それから同意するように苦い顔をする人。みんなの間にざわめきが生まれていた。


あすみ「避難所からは引き離した。ちょっとは余裕が生まれた」

あすみ「あれだけ自分は率先してみんなを気にかけて、魔力すら他人を頼らないといけない時点でもう負けてるようなもんなのにさ」

208 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/17(日) 23:57:11.37 ID:Xi+/lgsy0

あすみ「街は壊れる。足場すらなくなる。攻撃は効いてるかもわかんないのに消耗だけはさせられる」

あすみ「魔力に余裕があればまだしもさ、これから魔女と死人が出続ける一方じゃない?それがアンタたちの望んだ結末?」

かずみ「そんなこと……まだわかんないよ。そうさせないことだってできるよ」

あすみ「……もういいよ。ここから先は私一人でやるから、みんなは今のうちに逃げなさい?」

キリカ「いきなりどういうことだよ!」

杏子「最悪諦めてまどか連れ出して逃げるにしたって、アンタ一人に任せていいことにはならないな」

小巻「そうよ、アンタ何考えてんのよ!?」

あすみ「現実的な作戦だよ」

マミ「それで本当に倒せるの?」

あすみ「そのつもりだから言ってる。これで無理だったらもう無理だからね。その時は本当に鹿目まどかたちを連れてどっか逃げて」

あすみ「最後にグリーフシードはアンタに恵んでやるわ」

かずみ「待って……!」


 嫌な予感がして引き留める。

 みんながそれで納得しても、わたしはそれじゃ納得できない。
209 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/18(月) 00:03:37.52 ID:hODWJv7p0

かずみ「わたしはまだ戦える。一人で戦うなんて寂しいこと言わないでよ」

あすみ「じゃあアンタの作戦は?」

かずみ「わたしは…………」



1自分が契約すること(契約する)
2諦めないこと(契約しない・+コマンド選択)


コマンド
1杖 :近接武器戦闘(魔力-0)
2リーミティ・エステールニ(魔力-25):杖から魔力を放出してぶつける、かずみの必殺技
3カンビアーレ・アルマ(変形時魔力-5) :杖の先を変形させ細身の槍にする。
4再生成(内容により0〜15消費変動):何かを変えることが出来る(安価内容で)
5プロルン・ガーレ(魔力-10) :自分の指から最大10発のミサイルを作り出す。なくなった指は作り直すが直後は手を使う格闘が出来ない。
6ロッソ・ファンタズマ【ネーロ・ファンタズマ】(魔力-10):その辺のものから分身を大量に作り出す必殺技
7レガーレ・ヴァスタアリア(魔力-5) :広範囲に向けて拘束のリボンを放つ。
8電撃(魔力-5) :電撃を放ったり、雷を落とす事の出来る魔法。
9活性(魔力-20) :電撃の発展系。近距離への瞬間移動。
10フルミナンテ・アドルナメント(魔力-3/1ターン) :武器に電撃を纏わせる。
11未来予知(魔力-3/ターン) :数秒先の予知。相手に関する特定の未来も絞れるが、消費が大きくなる。基本的に自発使用のみ。
12読心(魔力-7/1ターン):人の心を読む。もしかしたら動物も…?
13速度低下(魔力-7/1ターン) :一定範囲内に自分や仲間を除く物の速度を落とす魔力を流す。
 b重(魔力-10/1ターン) :適用範囲は前方のみに狭まるが効果をより強力に。
14時間停止(1ターンにつき魔力-3):時間を止める

※『契約する』と今まで覚えた魔法が使えなくなります

 下4レス中多数決
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/18(月) 00:26:43.91 ID:I7jzzQfS0
1
211 : ◆xjSC8AOvWI [saga]:2019/03/18(月) 00:51:06.86 ID:hODWJv7p0
-----------ここまで。次回は21日(木)昼過ぎからのよてい。
212 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2019/03/18(月) 02:28:14.55 ID:mGsV01Zq0
2+12

あすみの考えが読めても2人きりになるまではみんなには絶対に何も言わない
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/18(月) 03:00:22.13 ID:YbHNVb01O

あすみには作戦として自分が時間を止めてあすみが攻撃、な感じでと話す
奥の手?な感じで暴走の力を匂わせる
他の皆には後退してもらう
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/18(月) 17:34:53.46 ID:4ZEpuEAc0
あすみはあすみ編と同じ結末を迎えないと死んじゃうからな
かずみの契約はまだしない方が良いよね?
215 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/03/18(月) 17:38:04.11 ID:4ZEpuEAc0
書き忘れたけど安価212・213で
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256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
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