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真・恋姫無双【凡将伝Re】4
	- 1 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2019/11/15(金) 20:56:18.10 ID:V4qJYoLE0
-  時は二世紀末、漢王朝の時代。 
 四世三公の名家たる袁家に代々仕えし武家である紀家に生まれた一人の男児。
 諱(いみな)を霊、真名を二郎というこの男は様々な出会いや経験を重ねていく中で、やがて世を席巻していく。
 しかし、彼には誰にも言えない一つの秘密があった。
 彼の頭の中には、異なる世界における未来で生きてきた前世の記憶が納められていたのだ――。
 これは、三国志っぽいけどなんか微妙に違和感のある世界で英雄豪傑(ただし美少女)に囲まれながら右往左往迷走奔走し、それでも前に進もうとする凡人のお話である。
 
 
 ※リトライとなりますが大筋ではそんなに変わらない見込みで
 ※なろうにても投下しております。こっちで書いて推敲してからなろうに投稿って感じです
 ※合いの手長文歓迎です
 
 
 前スレ
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1526044205/
 過去スレ
 ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1480942592/
 ttp://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1445344769/
 
 どんどこいくよ。
 
 SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1573818977
 
- 2 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2019/11/15(金) 21:03:41.04 ID:V4qJYoLE0
-  時は二世紀末、漢王朝の時代。 
 四世三公の名家たる袁家に代々仕えし武家である紀家に生まれた一人の男児。
 諱(いみな)を霊、真名を二郎というこの男は様々な出会いや経験を重ねていく中で、やがて世を席巻していく。
 しかし、彼には誰にも言えない一つの秘密があった。
 彼の頭の中には、異なる世界における未来で生きてきた前世の記憶が納められていたのだ――。
 これは、三国志っぽいけどなんか微妙に違和感のある世界で英雄豪傑(ただし美少女)に囲まれながら右往左往迷走奔走し、それでも前に進もうとする凡人のお話である。
 
 
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 \ .|l  ! | | ::::いレ/「::::└!       `辷, イ / :: | |∧   i   ←袁術
 \|  |ハ | ::::いト、弋‐リ_       ノイ:::: | | W  |
 W Vハ! | ハ \ ''"´   ′  '´´ l::::. | ト、| l\ l
 ヽク  ハ  ヽ >-     rヽ    ノ:::.  |   い! `┘
 /  /ハ   :::> 、     ┘  イ/:::.  :|   ヽヽ
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 _,, -iイ>'"..::::::::::::::::::::::≧: 、 .:::::マ‐┤ |ノ_!:::.   /:: ハ:..   ヽ > 、
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- 3 :俯瞰者 ◆e/6HR7WSTU [sage saga]:2019/11/15(金) 23:02:00.19 ID:tkqH/Ehp0
-  わぁ。早くも4スレですか。早いですね。 
 
 新スレ突入おめでとうございます。
 
 ……袁術ちゃんかわええ。でも誰かさんに初めてを捧げちゃうんだろうな(憶測)
 じ……き……誰かさんは爆発四散しろ(呪い)
- 4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/16(土) 14:47:29.54 ID:1bLC/zqEo
-  建て乙 
- 5 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2019/11/18(月) 21:17:36.81 ID:MAElKcUL0
-  >>3 
 どもです。
 サラマンダーより早くありたいとは思っております!
 
 >……袁術ちゃんかわええ。でも誰かさんに初めてを捧げちゃうんだろうな(憶測)
 それもどうなるか分からないようなご時世になりそうです。ご期待くださいませませ。
 
 >>4
 どもです。
- 6 :赤ペン [sage]:2019/11/18(月) 21:56:13.34 ID:ib875aHT0
-  立て乙です 
 さて…明日になっても埋まってなかったら私が前スレの1000を頂こう
- 7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/18(月) 22:45:37.78 ID:y7b2GEDWO
-  完結したら前スレを埋めよう 
- 8 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2019/11/20(水) 21:17:01.66 ID:trIZpCq90
-  「なん、だと……」 
 
 地面が崩れていくような感覚が俺を襲い、そしてよろめく。
 
 「では、ボクはこれで失礼しますね。あ、流琉によろしくお願いします」
 
 桃色の髪を二つに結い上げた少女が物凄いスピードで去っていく。
 その少女――許?――がもたらしたのは一通の書状。華琳からの書状。そこには二つのことしか記されていなかった。
 曰く。
 
 ――董卓、叛す。
 ――呂布、何進を誅す。
 
 どういう、ことだ。いや、詮索は後だ。よりによって華琳からの急報だ。
 
 「風と七乃を呼べ!」
 
 室の外に控える侍女に声を張り上げる。多分これは、やばい。
 ちり、と危機感。
 
 「どうされましたの?お顔の色がすぐれませんわね」
 
 風だか七乃だかの機転だろうか。それとも余程俺の様子がおかしかったのだろうか。
 室には風と七乃だけではなく、麗羽様、美羽様に猪々子と斗詩までいる。
 
 「何進が討たれた、と華琳が報せてきました。
 呂布の手によるとのことです。
 であれば、おそらく此方にも手の者が来るでしょう」
 
 報告する俺――ぐったりである――に麗羽様は柳眉を逆立てる。
 そこに口を挟んだのは七乃だ。
 
 「それはまた……。
 信憑性はあるのですか?
 曹操さんのことですから、此方の軽挙妄動を誘うという意図はないですかねえ」
 
 「ないな。こちらを騙すつもりならもっとありそうなことを言ってくるさ。
 そして華琳のことだからな。迷ってる時間も与えてくれてないに違いない」
 
 恐らく董家軍は今にもこの屋敷に殺到するべく迫っているはずだ。
 それくらいのギリギリ、でもどうにかならないわけでもないくらいのタイミングを華琳なら狙う。
 
 「では、押し寄せる董家軍にどうしましょうかね。守りを固めるのは論外ですねえ。多勢に無勢です。
 まあ、降るか逃げるか、ですが」
 
 洛陽での軍事力は月と、禁軍を統べる朱儁に集約されている。
 即応性を考えれば董家軍の優越は明らか。恐らく朱儁のとこにも兵は差し向けられているだろう。
 で、あるならば。
 
 「――降伏は性に合わん。逃げるとしよう。
 それで、よろしいですか?」
 
 麗羽様に問う。いやまあ、これでダメって言われたらどうしようとか今更ながらに思いながら。
 
 「よろしくってよ。二郎さんがそうおっしゃるならばそうしましょう。
 ――委細、お任せいたしますわ」
 
 即答。その信頼の篤さにぎしり、と肩が軋んだ。
 が、今はそれどころじゃあない。脱出行の最中にとっ捕まるとか間抜けの極みだ。
 俺のみならばともかく、麗羽様や美羽様に恥をかかすわけにはいかん。
 風と七乃にざっくりでもいいから計画を、策を求めようと目を向ける前に、七乃は口を開く。
 
 「はいはい。こんなこともあろうかと北部尉は買収済みです。既に日は落ちていますが、鼻薬を嗅がせてますので、北面の門扉は開け放たれるかな?」
 
 は。さっすが七乃。手回しがいい。
 だが、それに風が異を唱える。
 
 「今現在洛陽の警備は董卓さんの手中にあります。それはあからさますぎやしませんかねえ。
 囲師には必ず逃げ道を用意すべしと申します。
 そちらは危うい道かと〜」
- 9 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2019/11/20(水) 21:17:28.31 ID:trIZpCq90
-  むむむ。そこいらへんどうなのよ、七乃ってば。 
 
 「そうですねえ。正直洛陽に於いてはまだまだ情報網は整備できてないのが現状です。
 ……ただでさえ黄巾の乱と袁胤様の乱で腕利きの細作がいなくなりましたからねえ。
 ですから、私からはなんとも」
 
 ……多分それは七乃にとっては屈辱だろう。諜報がための張家であるのだから。
 それでも、張り付いた笑みでこう言ってくる。
 
 張家の面目なんて、勝ってからいくらでも立てますから、と。
 
 つまり、それほどの窮地なのだ。今は。
 だったら、逃げるにしても全力を尽くさんと不味いな。
 
 「屋敷にある甕、壺、そして匣(はこ)を馬車で連ねて北面へ。
 風、頼んだ」
 
 「囮ですね、任されました〜」
 
 だが、それだけでは時間をそんなに稼げないだろう。あっちには地の利がある。
 
 「時間稼ぎは任せてもらいやしょう」
 
 うっそりと、それでも確たる意思を込めて雷薄が口を開く。
 
 「皆々様、ごゆるりと。きっちり時間を稼いでみまさあ!」
 
 呵呵大笑。
 体中に走る傷跡。兵卒から紀家軍の副将まで登り詰めた運も実力もある古強者(ベテラン)が、ぶ厚い胸を叩く。
 
 「なーに。董家軍とは知らぬ仲でもないですからねえ。
 いよいよとなったら降りますよ。
 ……ようやくにも授かった初孫の顔を拝むまでは死んでも死にきれないですから!」
 
 「ああ、そうか。だったら任せる」
 
 迷う暇なぞない。
 俺の言葉に、いかつい顔を綻ばせて、どすどすと足音も勇壮に室を去る。戦の準備なのだろう。
 いくら降ることが前提とは言え、時を稼ぐには武威が必要だからして。
 
 「それでは、華麗に遁走するとしましょう。でも、その前に……」
 
 麗羽様、そして美羽様に相対する。
 
 「ええと、流石にそのままでは無理があるのです」
 
 きょとんとしたお二人になんと切り出したものか。
 
 いや、なんだ。
 
 貴女達、煌びやかすぎて悪目立ちするから遁走とか無理っぽいんですよとか――!
 
 ◆◆◆
- 10 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2019/11/20(水) 21:18:26.40 ID:trIZpCq90
-  「アニキー荷物こんなもんかな?」 
 「おう。金目のもんは置いてけ。時間稼ぎになる。時間が金で買えるなら安いもんさ。
 服も着替えろよ。絹の服とかいっぺんでばれるからな」
 
 うっそりと言うと、えへへ、とばかりにすり寄ってくる。
 
 「分かってるってばー。そこいらへん、アニキの分も含めて斗詩が用意してくれてるよ?
 それはともかく、姫にはアニキからよろしくなー」
 
 やっほうとばかりに身を翻して駆けていく猪々子。いや、なんか元気をもらった気がする。というか。
 あんな目で見られたら、へこんでられんわなあ……。
 
 「もう、ごわごわしますわねえ。それにこう、安っぽいというか、無粋と言うか……。
 いやですわ二郎さん。そんな、見ないでくださいな。見れたモノではないと云うのはわたくし自身が一番分かっておりますの」
 
 粗末な、つぎはぎだらけの衣服を身に纏って麗羽様と美羽様が。
 
 「や、正直これほどまでとは思ってなかったですよ。
 こんなにも、纏う衣服に関わりなく光輝あるとは思いませんでした」
 
 いや、隠密行動するためには本当に駄目なんだよ。なんか満足げな姉妹にこれを言うのは気が咎めるなあ。
 でも逡巡する余裕もないしなあ。
 
 「どうしましたの?」
 「いや、そのですね。お二方の光輝が隠しきれないのですよ。主に、その輝く御髪(おぐし)で……」
 
 麗羽様に至ってはくるくる縦ロール全開なのだ。
 なんでも専用のセットのための器具があるらしい。歴史考証仕事しろ。
 
 俺の言葉に麗羽様は苦笑して美羽様に顔を向ける。
 
 「美羽さん。時として美しさは罪なのです。どうやらわたくしたちはその存在だけで世界の注目を集めてしまうようですわ」
 「むむ、麗羽ねーさま。よくわからんが、それはまずいのではないかや?」
 「その通りですわ。ですから、こうするのです!」
 
 ばさり、と金色の欠片が地に墜ちる。
 手にした短刀で麗羽様が自らの御髪をばっさりと切り捨てたのだ。
 
 「美羽さん、よろしいですわね?」
 
 無言でこくりと頷く美羽様の、蜂蜜色に輝く御髪をいっそ無造作に。
 
 「二郎さん、これで身軽になったでしょう?」
 
 ええと。
 お流石でございます麗羽様。
 でも。
 
 「あ、あんなにお見事な御髪でしたのに……」
 
 そうするべしと思っていても、口から出るのはそんな言葉。いや、軟弱者!
 そんな風に思うのは感傷なのだろう。それを覆い尽くすが如く、暴風が吹き荒れることになる。
 
 「はいはーい。これでもくらえ!ですー!」
 
 ぶはり!とばかりに視界が灰色に染まる。
 
 「みなさん、もっと薄汚くないといけませんよー」
 
 どっから集めたか知らんが、大量の灰を俺たちにぶつけて七乃はにこやかに笑う。
 
 ――抗議の声を上げられなかったのは。彼女が、七乃が。
 普段は絶対に身に付けない黒装束に身を纏っていたからだ。
 
 どうやら、本当に生きるか死ぬかの局面なのだな。
 
 「それでは、参りましょうか」
 
 「頼んだ」
 
 そうして俺たちは、洛陽の夜闇に踏み出すのであった。
- 11 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2019/11/20(水) 21:19:03.68 ID:trIZpCq90
-  本日ここまですー感想とかくだしあー 
 
 題名案は
 「大脱走」
 
 よさげなの、よろしくお願いします。
- 12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/21(木) 00:03:51.76 ID:NRPsOLXBo
-  乙です 
 
 さーて緊迫感が高まって参りました
 しかしショートの袁姉妹とかそれはそれで見たいですよね、絶対美人さんですよ
 
 
 題案は
 『灰被り達の逃走』
 などと。
- 13 :青ペン [sage]:2019/11/21(木) 03:29:49.37 ID:vK0h7L80o
-  >>11 
 新スレ乙からの乙なんだよ
 
 むむむ…
 今回は敢えて【run for survive】
- 14 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2019/11/21(木) 21:52:10.25 ID:2+Mbb2E/0
-  >>12 
 どもです。
 
 >さーて緊迫感が高まって参りました
 あと3-6シーンでこの章完結予定です
 
 >しかしショートの袁姉妹とかそれはそれで見たいですよね、絶対美人さんですよ
 俺になあ、絵心あればなあw
 絶対美人さんなんだよなあ
 
 >『灰被り達の逃走』
 ミスリードもできそうでよいですね。遁走のほうがいいかもしれないまである。
 ほむ。
 
 >>13
 どもどもです。
 
 >今回は敢えて【run for survive】
 オサレ!でも英字はよっぽどじゃないとやらんです
 だってニュアンスが制御できないもの
 
 
 しかし、今月中に終わらせて冬休みあたりにあっちで投下っていけそうやで!
- 15 :青ペン [sage]:2019/11/22(金) 03:09:11.81 ID:fCnhQmIWo
-  >>14 
 (後ろにに〜逃走中〜ってつけるか迷ったのは内緒だよ)
- 16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/22(金) 06:36:33.66 ID:5pK+deHNO
-  「明日への転進」なんてどうでしょう 
- 17 :赤ペン [sage saga]:2019/11/22(金) 18:07:08.10 ID:OHSFnRog0
-  乙でしたー 
 >>8
 >>囲師には必ず逃げ道を用意すべしと申します。  意味は分かりやすいので良いと思いますが
 ○囲師には必ず闕(か)くと申します。      原文はこれかな?もしくは【囲師は周することなかれと】とか?なんかちょっと気取った言い方をするのはもはや習慣(そんな事するから後世の人が意味を解読しなきゃならなくなるんだよ…古文なんて嫌いだ!
 >>9
 >>うっそりと、それでも確たる意思を込めて雷薄が口を開く。 これって【うっとり】とほぼ同じ意味なんですよね
 ○のっそりと、それでも確たる意思を込めて雷薄が口を開く。 【のんびり】とはちょっと違うけど動きが遅い。と言う意味ならこれかな
 >>きっちり時間を稼いでみまさあ!」   喋り言葉だと分かり難いけどこれって《時間を稼いでみますよ》になるのかな
 ○きっちり時間を稼いでみせまさあ!」  だとしたら《稼いでみせますよ》になる方が良さそうかな
 >>10
 >>うっそりと言うと、えへへ、とばかりにすり寄ってくる。 こっちは慌てないためにあえてそう振る舞ってる感じもするので
 ○おっとりと言うと、えへへ、とばかりにすり寄ってくる。 二郎らしくないか?あとは【のほほんと】とか【のんびりと】とか?
 
 雷簿!約束だからな!!いよいよとなったら降るって紀霊も袁術も袁紹も聞いたからな!口約束だからって破ったりしたらのk…故郷の家族がどうなるか分かってるよな!?
 その髪の毛ガチで金になりそうよね…昔の鬘の材料的に。なんとなく七乃が懐に忍ばせてそうだけどまさかね
- 18 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2019/11/25(月) 21:57:22.31 ID:sTNFGTqg0
-  >>15 
 w
 そういうことかw
 
 >>16
 よきです。
 いい。こういうセンスは一ノ瀬にはないもので、嫉妬すらしてしまう。
 
 >>17
 赤ペン先生いつもありがとうございますー!
 
 >雷簿!約束だからな!!いよいよとなったら降るって紀霊も袁術も袁紹も聞いたからな!口約束だからって破ったりしたらのk…故郷の家族がどうなるか分かってるよな!?
 これ言った時にどういう覚悟を決めていたか、ということですよね。
 故郷の家族は、雷薄が儚くなったら優遇されますよね?
 
 >その髪の毛ガチで金になりそうよね…
 そのネタは黄金拍車で割と効きます
 多分無為に炎となるのではないかな(ネタバレ)
- 19 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2019/11/25(月) 22:22:45.05 ID:sTNFGTqg0
-  七乃に先導されて俺たちは夜の洛陽をひた走る。足音一つ立てず――黒装束もあって――ともすれば見失いそうになるほど七乃は穏行していて。彼女の本領を改めて認識する次第である。 
 通りごとに足を止め、手鏡で先を慎重に確認しているのに追いつくのも一苦労である。
 治安のよろしくないエリアを通っているので、そこいらのごろつきに絡まれそうになることもあるが、猪々子が瞬時に黙らせる(物理)。
 
 七乃に続くのは猪々子、麗羽様が続いて美羽様を背負った俺を斗詩が後ろでフォローしてくれている。そんな構図(フォーメーション)である。
 
 迷いなく進む七乃。いや、実際大したものである。
 基本、何進という裏表に絶対的な影響力がある存在があった。その手前、洛陽では諜報活動を自粛していたのだが、美羽様入内が決まってからは精力的に動き回っていた、みたいです。
 きっと、今進んでいる道だって彼女の地道な積み重ねがあってのルート選定なのだろう。
 そして、目的地にたどり着く。そこは門扉……などではなく、洛陽を取り囲む防壁である。
 
 「はい、到着しましたー。ひとまず私のお仕事はここまでですねー」
 
 そ、と視線を外に向け、索敵を。いつ追手が来るか分かったもんじゃないしな。いや、雷薄や風がうまいことひきつけてくれているとは思うのだが。
 
 「じゃあ、私達の出番ですね」
 
 にこり、と斗詩は笑って準備運動を始める。背負った荷物を下ろし、ゆっくりと柔軟体操(ウォヲーミングアップ)を始める。
 それは、いつも俺たちの鍛錬の前にやっていたルーチン。万全を期すためにもこれは外せない。
 
 「頼むぜー、斗詩ー。アタイらの未来は斗詩にかかってんだからさー」
 
 にひひ、とお気楽な口調で猪々子が煽る。
 
 「うん。文ちゃん。そうだね。今、すごく気合いが入ってるよ。すっごく身体が軽い。怖いものなんてない。
 そう。絶好調、ってやつかな」
 
 斗詩にしては珍しくそんな軽口を叩く。屈伸、そして伸び上がり、軽く跳ねる。
 にか、と猪々子は笑ってこちらを見る。
 
 「アニキ、アタイらはいつでもいいぜ」
 
 軽く頷き、三尖刀を手にする。
 俺の身体能力はこの二人に及ばない。だが、こいつの力を発動させることで俺の力は猪々子に匹敵するのである。
 これを知るのは袁家でも限られた面子。そしてこの子らはずっとそれを知っていて。その上で俺を。
 
 「よしこい!斗詩!」
 
 三尖刀に何かが吸われ、全能感が身体に満ちる。筋肉の一筋、細胞の一つまでもが活性化されたようなそれに意識を馴染ませる。
 俺と猪々子が並び立つその中央めがけて斗詩が全速力で走ってくる。一陣の風となり、踏み込む。
- 20 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2019/11/25(月) 22:23:11.36 ID:sTNFGTqg0
-  「そおおおおおおおおおおおおおおおい!」 
 
 斗詩のその運動エネルギーを、ベクトルを上方に置換する。捕えた足からもたらされる運動エネルギーを全て上方に変換して跳ねあげる。いけ!
 ぶち、と筋肉の切れる音が内側から響くのも構わずに。
 
 「ああああああああああああ!」
 
 猪々子の絶叫がかすかに耳に入る。
 そう、これは昔日によくやった遊びの延長。どれだけ高く飛べるかを競ったそれの延長。
 違うのは、その行為にかかっているものが大きいということ。
 
 見れば、ぎゅん、と斗詩は上昇を続ける。跳んでいく。斗詩の運足の妙あってのことだ。俺や猪々子ならば城壁にぶち当たってしまう。
 
 ぐんぐんと上昇し、その最頂点に達しても流石に城壁の頂上には届かない。だがそれは織り込み済み。
 
 ギン!と鋭い音が響く。いつの間にか手にしていた双剣を、見事詰まれた石の隙間にねじ込んだのだ。
 
 「――ふう、うまくいったか」
 
 「そう、みたいだね。
 よかったぁ」
 
 ぎゅ、と猪々子が後ろから抱きついてくる。僅かに振るえているのはそれでもやはり心配なのだろう。
 これからが斗詩に無茶振りした正念場である。
 
 「きっと、大丈夫だよね?アニキ……」
 
 双剣だけを頼りに、少しずつ斗詩が登り始める。石の隙間に双剣を突き立て、その身体をじり、じりと持ち上げていく。
 突風の一つもあれば飛ばされそうなほどそれは危うくも見える。
 
 「斗詩さん……」
 
 心配そうに麗羽様が俺に縋り付いてくる。美羽様は無言でぎゅ、と。
 
 ええい、見守るだけの身が情けない。
 急速に力が抜けていく感覚に身を委ねながら、俺は無言で斗詩を見守ることしかできない。
 
 どれだけの時間が過ぎたのだろう。永劫とも思えるそれは案外そうでもなかったのかもしれない。
 じりじりと、それでも確実に上る斗詩。まあ、たまに剣が弾かれた時にはもう心臓がタップダンスを踊ったものだが。
 それでも、ようやくに城壁の上に到達したのを見て。
 
 「よ、よかったあ」
 
 門扉が警戒されてるならば城壁を越えればいいじゃないというのを通しきったのだが、精神的に疲れた。いや、多分一番疲れたのは斗詩だろうけども。
 
 「はいはーい。二郎さんは周囲の警戒お願いしますね。ここまできて捉えられたら意味がないですし」
 
 にこりと笑って七乃が壁際に立つ。
 ――呆けていた俺たちに代わって周囲を警戒していてくれたのだと今更ながらに気づく。
- 21 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2019/11/25(月) 22:23:38.33 ID:sTNFGTqg0
-  「それでは、お先です。美羽様、お待ちしておりますねー」 
 
 斗詩が落としてきたロープをノールックで掴み、軽やかに駆けあがる。
 うん、登攀するというよりは駆け上がるというべき速度で、たちまちに登り詰める。
 
 「うし、次はアタイだな。アニキ、何かあったら呼んでくれよな。駆けつけるから」
 
 いや、駆けつけるというか飛び降りるって感じだろうが。そんな突っ込みをするまでもなく、猪々子も軽やかに昇っていく。
 俺ときたらこの場では役立たず一直線なのに、信頼が重い。頑張る。
 
 そしていよいよ俺たちの番だ。
 垂れるロープを腰に巻きつけ、美羽様を背負い、麗羽様を――。
 
 「失礼します」
 
 真正面から抱きかかえる。常ならば落とす不安なぞないのだが、今の俺にそんな筋力があるかは疑問。
 それを知っている麗羽様は、ぎゅ、と俺にしがみついてくる。
 
 「二郎さん……」
 
 ずり、ずりと引き上げられる。猪々子が引き上げているのだろう。あっという間に洛陽の街を見下ろせるほどの高さまで到達する。
 振り向いて袁家の邸宅らしきを灯りを探す。
 ほ、と息をつく。どうやら、火は放たれていないようだ。
 
 ぎり、と歯を噛みしめて呟く。
 
 「雷薄。死ぬなよ……」
 
 ぎゅ、と背後から伸ばされた手、俺に抱きつく手が震えた気がした。
 
 「ここから出て、当てはありますの?」
 
 微かに振るえながら麗羽様がそんなことを問うてくる。
 
 「勿論。まあ、伊達に放浪しちゃいませんって」
 
 軽薄に応えながら、思う。
 雷薄、風。無事でいてくれよ、と。
- 22 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2019/11/25(月) 22:25:19.65 ID:sTNFGTqg0
-  本日ここまですー感想とかくだしあー 
 
 題名募集しまくりんぐですよ本当に!未定です。
 何もなければ遁走とかになります!
 
 あと4エピソードくらいで終わりそう
 
 なんとか上皇様のお誕生日には再開したいものです。
 がんばゆ
- 23 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2019/11/25(月) 23:05:42.60 ID:CxclsI7TO
-  「勝利への脱出」って書こうと思ったらまんま昔あったスタローンのサッカー映画のタイトルだったww 
- 24 :青ペン [sage]:2019/11/26(火) 05:08:46.76 ID:aXQ+BbN6o
-  >>18 
 はい、そーゆーことです(笑)
- 25 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2019/11/28(木) 21:43:18.03 ID:+YAhAMYQ0
-  >>23 
 どもです。
 あれ、スタローンがGKやってるやつですよね
 地味にペレが出てて草生えましたな
 アクションがサッカーで超地味な感じという印象w
 
 >>24
 くさ
- 26 :赤ペン [sage saga]:2019/12/02(月) 16:44:37.69 ID:qofE6UVT0
-  乙でしたー  
 >19
 >>七乃に続くのは猪々子、麗羽様が続いて美羽様を背負った俺を斗詩が後ろでフォローしてくれている。   接続詞に違和感が
 ○七乃の後ろに猪々子、そして麗羽様が続いて美羽様を背負った俺を斗詩が後ろでフォローしてくれている。 こんな感じでどうでしょう
 >>ゆっくりと柔軟体操(ウォヲーミングアップ)を始める。 ケアレスミスですね
 ○ゆっくりと柔軟体操(ウォーミングアップ)を始める。  こうですね
 >>20
 >>その最頂点に達しても流石に城壁の頂上には届かない。 【頂点】に既に最もの意味があるので
 ○その最高点に達しても流石に城壁の頂上には届かない。 もしくは【その頂点に達しても】の方がいいと思います
 >>見事詰まれた石の隙間にねじ込んだのだ。 すし詰め的な?
 ○見事積まれた石の隙間にねじ込んだのだ。 こうですね
 >>僅かに振るえているのはそれでもやはり心配なのだろう。  これだと《剣を振る》とかの意味ですね
 ○僅かに震えているのはそれでもやはり心配なのだろう。   こうですね
 >>21
 >>そんな突っ込みをするまでもなく、猪々子も軽やかに昇っていく。 【するまでもなく】だとちょっと意味が違うような
 ○そんな突っ込みをするひまもなく、猪々子も軽やかに昇っていく。 もしくは【する間もなく】でもいいですね
 >>振り向いて袁家の邸宅らしきを灯りを探す。 【を】が多いですね
 ○振り向いて袁家の邸宅らしき灯りを探す。  それとも【邸宅らしき辺りを探す。】でしょうか?
 >>微かに振るえながら麗羽様がそんなことを問うてくる。 さっきの震えは雷簿を思って、今度の震えはこの先を思って、かな?
 ○微かに震えながら麗羽様がそんなことを問うてくる。  大丈夫だ、問題ない(震え声
 
 猪々子もどちらか代わってあげれば…いや実際最後の3人の場面で襲われたら二郎ちゃん2人足手まとい護りながらはかなりきついぜ
 そして斗詩が凄い勢いでフラグ立てて「こいつぁやべえぜ」って思ったねw
- 27 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2019/12/02(月) 22:00:09.75 ID:CvCetfbh0
-  >>26 
 赤ペン先生いつもありがとうございますー!
 
 さて。
 
 >猪々子もどちらか代わってあげれば…いや実際最後の3人の場面で襲われたら二郎ちゃん2人足手まとい護りながらはかなりきついぜ
 むしろ二郎ちゃんも足手まとい状態です!
 なのでさっさと三人引き上げようという態勢ですね。
 七乃さんに周囲警戒任せて引き上げ斗詩猪々子。
 非常時には(消耗度合いの高い)斗詩が飛び降りて壁となる感じでした。
 実はここは追撃戦が設定されてたんですけど、七乃さんの隠密スキルが活きてしまったのです。
 
 本気になった七乃さんはすごいなあ、と観念したのでした。
 しゃあない。
 物語的には脱落者が出た方が美しかったとは思うのですけどね。
 ここらへんは内緒でござるよ。
- 28 :赤ペン [sage saga]:2019/12/03(火) 10:19:51.11 ID:fQc/ZrE10
-  ゲーム世界、漫画世界に転生モノで主人公が【原作を知ってるけどある日気づいたらその世界にいた】タイプのモノって二次元キャラが三次元になった違和感はどの程度なんだろうか 
 特に髪の色とか目の大きさとか…たまに【知らない天井だ→ふと鏡を見るとそこには大好きなゲームの誰誰の顔が!】みたいなのあるけど見える世界そのものの現実との違いがありそう。趙雲の髪?ハハッ
- 29 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2019/12/03(火) 21:02:49.60 ID:lI6EtF5s0
-  脳内くちゅくちゅされて違和感が仕事しない、だと闇が生まれるます 
 
 あくまでディフォルメだけど、そのキャラだと分かるってどういうことだってばよ
- 30 :赤ペン [sage saga]:2019/12/04(水) 09:44:26.75 ID:VA/eXJld0
-  銀魂(実写)の世界なら銀魂世界だと気付きつつ違和感も少ないかもしれないかな?  
 DB(ハリウッド)の世界に転生したよ!とかだったら主人公がそれを受け入れられるか…
 ネギ魔も確か実写があったっけ…とはいえアニメや漫画やエロゲの可愛いorエロいキャラをリアル化されてそう受け止められるのか
- 31 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2019/12/04(水) 21:02:54.65 ID:c1wVtIMX0
-  銀魂はイメージしやすいですねえ 
 見た瞬間銀さんとか神楽ちゃんとか分かりますし
 ああいうレベルで脳内変換されるのかなあ
 
 しかし平穏に生きようとして自分の容姿が銀髪オッドアイとかだったら草生えるw
 無理じゃんw
- 32 :一ノ瀬 ◆lAEnHrAlo. [saga]:2019/12/04(水) 21:58:07.10 ID:c1wVtIMX0
-  「総員、傾注!」 
 
 白を基調とした甲冑に身を包んだ雷薄が居並ぶ部下に喝を飛ばす。
 いや、厳密に言えば彼ら彼女らは直属の部下ではない。袁紹、袁術。そして四家の長に仕える近侍たち。
 いずれも素性の正しく、将来を嘱望される幹部候補生たちである。いずれは彼らが袁家を担っていく。そうなってもらわないといけない者たちだ。
 そんな、まさに人財を雷薄は睥睨し、躊躇いなく使い潰すことを選択する。
 多くは言わない。
 
 「まことに済まんが、死守だ!」
 
 明敏な彼らにはそれだけで十分。これから稼ぐ時間により仕える主たちの命を贖うのだ。贄となるに異存はない。
 
 「いやー、参ったなー。でもまあ、ここが踏ん張りどころってね!」
 
 へらへらと鉄鞭を手にした青年が口を開く。口先の英雄とも言われる彼は正直荒事には向いてはいないが、この際そうも言ってられない。
 
 「はいはい、泣き言は後でたーっぷり聞いてあげるから黙ってようね。おじさんたちの頑張りが袁家の命運を握っているんだからさ」
 
 鷹の目、と異名をとる少女が混ぜっ返す。
 
 「はうー。かあいいかあいい美羽様のためだもの。頑張っちゃうかな、かな」
 
 かつての如南攻防戦にて功績を挙げ、袁術の真名さえ許された彼女が笑う。
 彼ら彼女らはけして使い潰していい人材ではない。雷薄は苦虫を噛み潰したような顔で内心詫びる。
 
 ……雷薄の生まれは貧農の三男坊だ。食うに困って軍に志願したクチだ。腕っぷしには自信があった。が、野盗になるのは嫌だった。彼自身が貧農出身だったから、だ。
 それに、畑を耕すよりは兵隊になった方が女にちやほやされるだろう。そんな思いもあった。
 恵まれた体格と膂力で頭角を現し、あの匈奴戦役でも生き残り、武勲も立てた。気が付けばまさかまさかの大出世である。
 
 だから、自分に関しては命燃やす時は今と決意している。巻き込む若人らに詫びる言葉を雷薄は持ち合わせてはいない。
 いや、それでも。
 それでも死んでくれと言わなければならないのが指揮官というものなのだろう。
 きっと目の前の彼らはそんな逡巡すら見抜いてなお自分の判断に付き従ってくれるのだろう。
 では自分も、彼らに相応しい立ち振る舞いをせねばならない。
 
 「では、多くは言わん。一秒でもいい。我らが主君を逃がすための捨て石として、死兵となってくれ」
 
 言い捨てて、門扉に向かう。
 既に此処は戦場。既に包囲されている。まさに、死地であった。
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