【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 Ⅳ

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337 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/23(水) 23:39:25.36 ID:C1JeWgGLO
>>336も採用します。

来たる星詠みの魔女との戦いに備え、準備を進めていくガイ一行。
その一方で、原理派について調べるガイとステラは、その実態を探るため、本拠地への潜入を試みる。
そして、戦いに備えるセインの身にもまた、十年にわたる戦いの代償が、静かにその影を落とし始めていた……

本日はここまでです。次回もよろしくお願いします。
それでは、また。
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/09/23(水) 23:44:50.46 ID:HNj5iorHO
乙
星詠みは王国の外側でしか動かないならもう白鋼倒しに行ってもいい気もする
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/09/23(水) 23:59:55.19 ID:h61aQZezo
乙
これ名言してないだけで時間制限あるのか世界めくれ
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/09/24(木) 00:48:27.00 ID:qvS7U5qwo
おつ
やっぱりセイン君の活動には限界があるか…
早々に星詠みも撃破して外の戦力呼び込まないと
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/09/26(土) 12:38:14.67 ID:MmhQErXp0
原理派に侵入する事だけどばれたら大変なことになりそう。
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/09/26(土) 16:22:29.03 ID:IJ/EAgWPO
乙
ついにシュヴァイツェルとベスト・マーモンスが出たな。確かに研究つながりではこの2人相性いいかもしれないね。
343 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/26(土) 22:13:15.16 ID:Ig3tt2kBO
>>338
倒す順番は特に決まっていないので、それもよいでしょう。
ただ、敵を無視したまま進み続けることはできません。いずれは相対することになると思います。

>>339
そのあたりの描写は、21日目から入れようと思っていました。
(ガイさんたちがセイントレアに到着してから、ちょうど4週目(21日+7日)に入るので)
少なくとも20日目の時点では、特に期限のようなものはありません。

>>340
今のところはまだ大丈夫なようです。
ですが、セインさんが強敵との戦闘に参加し続けるといずれは……?

>>341
お察しの通り、バレたらかなり大変なことになると予想されます。
気をつけて侵入しましょう。

>>342
この10年の間に意気投合したのでしょう。
今では契約を交わした立派な主従関係になっているようです。
二人が揃った状態で戦うことになった場合は、注意したほうがいいかもしれません。
344 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/26(土) 22:13:45.47 ID:Ig3tt2kBO
リーゼリット「──こんなものかな?はい、どうぞ」スッ

ジャケットを着るガイ「……ありがとう、リーゼ」

リーゼリット「もう、次は大事に扱ってよね?」

ガイ「ああ」

スタスタ……

サーシャ「あっ、二人ともここにいたんだ。ご飯できたよ!」

◆

聖女「……美味しいですね。サーシャさんは、冒険者になる前、お料理に関わるお仕事をされていたんですか?」

サーシャ「えっ?いえ、そういうのは……私、こう見えてまだ十七歳なので」

聖女「……まあ。エルフの方は見た目がお若いので、てっきり私よりずっと年上なのだと……」

サーシャ「あはは……よく勘違いされちゃうんですよね……」

聖女「すみません。失礼なことを聞いてしまいましたね」

サーシャ「いえ、全然!それだけ料理が上手ってことですよね?嬉しいです!」

アインズ「限られた食材でここまでのものを作れるのは、才能だと思うがな」モグモグ

リーゼリット「うんうん……さすがはサーシャ。腕を上げたねぇ」モグモグ

サーシャ「リーゼはいつ私のお母さんになったの?」

リーゼリット「ふふっ。ちゃんと褒めてるんだよ?」

セイン「……」

ガイ「……どうした、セイン?」

サーシャ「あっ、もしかして……お口に合いませんでしたか?」

セイン「いや、美味しい……十年前のことを思い出していたんだ。クロシュたちと過ごした時のことを」

サーシャ「……ダークヒーローたちのことですね」

セイン「ああ……イリスも料理が上手だった。一緒に食事をした回数は多くないが……あの時も、今みたいに賑やかだった」

聖女「……そうでしたね」

ザック「……どうして、あんな姿になっちまったんだろうな」

ガイ「……まだ、分からない。だが、ミスティの中には、人だった頃の意志が残っていた」

セイン「……」

ガイ「星詠みの魔女や白鋼の騎士も、同じかもしれない。元に戻す方法があるなら……見つけたい」

ザック「……ああ。あいつら、いろんな国を助けてきたダークヒーローなんだぜ?今度は、俺たちが助けてやらなきゃな」ニッ

セイン「……そうだな」

ガイ「ああ」
345 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/26(土) 22:15:20.96 ID:Ig3tt2kBO
ザック「……そういや、気になってたんだが。ガイ、お前も悪魔と契約してるのか?」モグモグ

ベルトーネ『お、私の話題〜?なんだか照れちゃうな〜』

ガイ「……必要に駆られてな。それがどうかしたのか?」

聖女「……この避難所は穏健派の方が多いので、それだけで責められることはないと思います。ただ……原理派には、知られない方がいいでしょうね」

ガイ「……どうしてです?」

サーシャ「あっ、そっか!原理派は神と天使を崇拝しているから……」

ザック「そういうこった。悪魔と契約してるなんて知られたら……奴ら、親の仇みてえにお前を狙うだろうよ」

ガイ「……シュヴァイツェルには、もう知られているな」

ザック「……ああ。あいつの連れも悪魔のようだが……都合よく黙っててくれるとは思えねえ」

聖女「他の原理派の方々にまで伝わる可能性は、考えておいた方がいいと思います」

ガイ「分かった。気をつける」

アインズ「なに、私もついている。サーシャとリーゼもな。一人で抱え込む必要はない」

リーゼリット「うん。何かあったら、ちゃんと相談してね?」

ガイ「……頼りにしている」

フローディア『……あなた、知らなかったの?原理派が悪魔の契約者をどう扱うかくらい』

ガイ(神や天使や悪魔と、こんなに関わることになるとは思っていなかったんだ。宗派ごとの考え方まで、詳しくはない)

ベルトーネ『まあ、普通はそうだよね〜。ガイくんは神々に選ばれちゃったから、すっかり普通とは程遠い人生になっちゃったけど……』

ガイ(……辛いことばかりでもないさ)

食卓を囲む仲間たち「」ワイワイ

ガイ(こうして、みんなと出会えた。お前たちともな……悪いことばかりじゃない)

フローディア『あら、嬉しいことを言ってくれるじゃない?』

ベルトーネ『私も、ガイくんと一緒で結構楽しいよ〜』

ガイ(……そうか)

ベルトーネ『ふふっ。じゃあ、代行者さん。この"誤った世界"とやらがどうなるのか……最後まで付き合わせてもらうね〜』

ガイ(……ああ。これからも、よろしく頼む)

ガイ「……フッ」

⭐︎みんなで食事をしました。
346 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/26(土) 22:15:54.98 ID:Ig3tt2kBO
ーーセイントレア平原

サーシャ「──と、いうわけで星詠みの魔女への対策を立てよう!」

レム「お、おー!」

リーゼリット「訓練をするのはいいけど……あんなに高いところを飛び回る相手に、どうやって攻撃を当てるの?普通に狙っても避けられちゃうだろうし」

アインズ「飛空艇を何隻も落とす程の火力に、底の見えない魔力とあの機動力……正面から撃ち合っても、勝ち目は薄いだろうな」

レム「……詰んでません?」

アインズ「なに、今回は私たちが遭遇したときと、大きな違いがある」

レム「それは……?」

アインズ「飛空艇に乗っていない、ということだ」

レム「……?……どういうことです?」

アインズ「あのときは、結界を突破してセイントレアに辿り着く必要があった。大きな船に乗り、進める方向も限られていたのだ」

アインズ「目的も、星詠みの魔女を倒すことではなかった。攻撃を凌ぎながら、先へ進むしかなかったが……」

サーシャ「今度は、戦うために動けるってことだね」

アインズ「そうだ。地上で散開すれば、一隻にまとめて乗っている時より狙いを分散させられる。こちらから攻撃する機会も探せる」

リーゼリット「でも、向こうが速いのは変わらないよ?自由に動けても、当てられるかどうか……」

アインズ「そこで、私が上がる」

レム「竜になって、ですか?」

アインズ「ああ。地上だけで追い続けるより、空でも対応を迫った方が隙は生まれるだろう」

サーシャ「……それ、アインズに攻撃が集中しない?」

アインズ「その可能性は高い。ただ飛び上がってブレスを吐けばいいという話ではない……サーシャ。私の背に乗って、手を貸してくれないか?」

サーシャ「私が?」
347 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/26(土) 22:16:22.04 ID:Ig3tt2kBO
アインズ「私が回避に専念している間も、体勢が許せば弓で応戦できるだろう?私から見えにくい方向を見てもらえるのも助かる」

サーシャ「……なるほど。二人で分担するんだね。でも、リーゼじゃなくてどうして私なの?」

アインズ「リーゼには、地上で足場を確保して狙ってもらいたい。私の背では、旋回するたびに足場も射線も変わる。狙撃の精度を活かしにくいだろう」

リーゼリット「……確かに。狙いを定めたところで急に傾かれたら、撃つどころじゃないかも」

アインズ「空の私たちに気を取られたところを、リーゼが撃つ。その役まで背中に乗せてしまっては、狙いを分けた意味がないからな」

サーシャ「じゃあ、私たちはリーゼが狙える隙を作るんだね」

アインズ「ああ。ただし、無理に射ようとはするな。まずは落ちずに乗っていられるか、そこから確かめるぞ」

リーゼリット「……分かった。でも、私もアインズに乗せてもらいたかったなぁ」

アインズ「フッ……訓練が一段落したら、お前も乗せてやる。そう気を落とすな」

リーゼリット「ホント?約束ね!」

アインズ「ああ。その代わり、地上からの援護は頼んだぞ」

リーゼリット「ふふっ、任せて」

レム「それじゃあリーゼリットさん、私と模擬戦しませんか?」

リーゼリット「レムと?」

レム「私、星詠みの魔女ほどの攻撃はできませんが……弾幕を張るのは、ちょっと自信があります。練習相手にはなれると思います!」

リーゼリット「へえ……それじゃあ、頼もうかな?こっちにも攻撃が飛んでくる中で、狙う練習をしないとね」

アインズ「互いに威力は抑えろ。訓練で怪我を増やしては意味がないからな」

レム「分かりました!よろしくお願いします!」

リーゼリット「こちらこそ。威力は抑えても、狙いは遠慮しなくていいからね?」

レム「……はい!頑張ります!」

アインズ「さあ、サーシャ。私たちもやるぞ。まずは低く飛ぶ。慣れてきたら、少しずつ動きをつけよう」

サーシャ「うん!よろしくね、アインズ」

◆
348 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/26(土) 22:16:53.96 ID:Ig3tt2kBO
リーゼリット「威力を抑えて、と……」
狙撃型魔導銃「」カチャン……

手を振るリーゼリット「よし、準備完了。レム、いつでもいいよ!」フリフリ

レム「わかりました!では──」スッ

浮かび上がる無数の魔法陣「」フォンッ
浮かび上がる無数の魔法陣「」フォンッ
浮かび上がる無数の魔法陣「」フォンッ

リーゼリット「……ちょっと、これは予想外かも?」

レム「行きますよー!」

魔法陣から放たれる魔力「」ドギュン!
魔法陣から放たれる魔力「」ドギュン!
魔法陣から放たれる魔力「」ドギュン!

リーゼリット「──とも言ってられないか!星詠みの魔女の弾幕に比べたら、これでも可愛い方だろうし!」ダッ

◆反転コンマ下1

01-30敗北
31-50引き分け
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/09/26(土) 22:18:11.09 ID:2sLvFSHYO
あ
350 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/26(土) 22:18:23.03 ID:Ig3tt2kBO
失礼、抜けてしまいました。
こちらで再判定でお願いします。

◆反転コンマ下1

01-30敗北
31-50引き分け
51-00勝利
351 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/26(土) 22:19:28.58 ID:Ig3tt2kBO
>>349さんのコンマを採用します。
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/09/26(土) 22:19:28.88 ID:72s5RxiNO
や
353 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 00:07:00.77 ID:UKuI08VFo
身を低くするリーゼリット「っ!」ズザザザ……

リーゼリット(呼吸を落ち着かせて……狙いは正確に……震えを最小限に……!)スッ
狙撃型魔導銃「」ドギュウン!

レム「きゃっ!」バチッ

リーゼリット「よし、命中!」

おでこをさするレム「痛た……さすがリーゼリットさん……動きながら、こんなに正確に……!」サスサス

レム「私も、カグヤ先生の弟子として負けてられません!」スッ
魔法陣から放たれる魔力「」ドギュン!
魔法陣から放たれる魔力「」ドギュン!
魔法陣から放たれる魔力「」ドギュン!

リーゼリット「撃ったら、すぐ移動!」ダッ

リーゼリットのいた場所に着弾する魔力「」ドガン!

リーゼリット「っ……!」
足元を掠める魔力「」バシュッ!

リーゼリット(隠れる場所がない……このまま走ってても、私じゃ避けきれない……!)

レム「まだまだ、いきますよ!」バッ
浮かび上がる魔法陣「」フォンッ……

リーゼリット(……狙われるから、止まれない。それなら……)

リーゼリット「……こんな使い方、初めてだけど……!」スッ
リーゼリットの周囲に広がる闇「」ブワッ……

レム「……!?姿が……!」

闇へ飛び込む魔力「」ドギュン!ドギュン!
闇を突き抜ける魔力「」ビュンッ!

闇の中を身を低くして移動するリーゼリット「……!」ザッ……

リーゼリット(アインズの結界みたいに、防いでくれるわけじゃない……同じ場所にいたら、当たる……!)

レム「……そこ、ですか!?」バッ

リーゼリットが姿を消した辺りへ放たれる魔力「」ドギュン!ドギュン!

闇の中から窺うリーゼリット(……こっちからは見える。レムは……私のいた場所を狙ってる。今の位置までは、分からないんだ……)

銃を構えるリーゼリット「」カチャ……

リーゼリット(……落ち着いて。今なら、狙える……)
狙撃型魔導銃「」ドギュウン!
354 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 00:07:34.94 ID:UKuI08VFo
レムの肩に命中する魔力弾「」バチッ!

レム「きゃっ!……そっちですね!」

リーゼリット「」ダッ
リーゼリットのいた場所を貫く魔力「」ドギュン!

レム「……また、外した……!?」

闇を見つめるレム「……どこに……」

リーゼリット(……攻撃が止まった。私を探してる……!)

銃を構えるリーゼリット「」スッ
狙撃型魔導銃「」ドギュウン!

レムの脚に命中する魔力弾「」バチンッ!

尻もちをつくレム「わっ!」ペタンッ

レム「……ま、参りました!降参です!」
消えていく魔法陣「」スゥ……

薄れていく闇「」サァ……

リーゼリット「……ふぅ」

◆

手を差し出すリーゼリット「大丈夫?ちゃんと威力は抑えたつもりだけど……」スッ

手を取って立ち上がるレム「はい……それより、闇魔法も使えたんですね。急に見えなくなって、びっくりしました……」

リーゼリット「こうやって姿を隠すのは、初めて試したんだ。レムの攻撃を避けてたら、思いついて……」

レム「戦ってる最中にですか?……私、どこから撃たれるか分からなくて、途中から探すことばっかり考えちゃいました」

リーゼリット「うん。その間に、やっと落ち着いて狙えたよ。レムの弾幕、すごかったから……あのままだったら、危なかった」

レム「……えへへ。そう言ってもらえると嬉しいです。でも、これなら星詠みの魔女にも……!」

リーゼリット「……どうかな。姿を隠しても、闇ごと撃たれるかもしれないし」

レム「……あ」

リーゼリット「でも、狙う時間を作る方法にはなると思う。アインズたちが注意を引いてくれれば、もっとね」

レム「はい!……もう一回、試してみますか?私も、次は見失っても慌てないようにしたいです!」

リーゼリット「……少し休ませて?」

その場に座るリーゼリット「走り回って、もう足がくたくただよ……ガイとかセインみたいに速く動けたらなぁ……」ペタンッ

⭐︎リーゼリットが模擬戦に勝利しました。
355 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 00:08:10.11 ID:UKuI08VFo
ーーセイントレア平原 上空

ビュオオオ──

アインズ(竜)「──サーシャ!旋回するぞ、掴まっておけ!」グンッ

アインズの背にしがみつくサーシャ「わああああああっ!?」

グオオオオオッ!

アインズ(竜)「ははははは!どうだ、サーシャ!楽しいだろう!」

サーシャ「たしかに、楽しくはあるけど……!竜に乗って戦える人が、尊敬される理由がよく分かるよ……!」

アインズ(竜)「ほう。まだ楽しむ余裕があるなら、大したものだ」

サーシャ「アインズが楽しそうだから、ちょっとつられてるだけ!」

アインズ(竜)「そうかそうか!」

サーシャ「……それ、もっと速くしていいって意味じゃないからね!?」

アインズ(竜)「分かっている……どうだ?弓は構えられそうか?」

背から片手を離すサーシャ「……うん。真っ直ぐ飛んでる間なら……」ソッ

アインズ(竜)「無理に立つな。姿勢を低くして、まずは背中の動きに慣れろ」

背に跨がり直すサーシャ「……こう?」

アインズ(竜)「ああ。では、少し右へ傾くぞ」

ゆっくりと傾くアインズ「」グッ……

身体を傾けるサーシャ「……っ」グッ

アインズ(竜)「どうだ?」

サーシャ「……さっきよりは平気。先に言ってくれると、身構えられるね」

アインズ(竜)「ならば、できる限り声をかけよう。ただし、本番では間に合わんこともある」

サーシャ「うん。その時は、撃つのをやめて掴まるね」

アインズ(竜)「それでいい。攻撃の機会を一度逃すより、お前を落とす方が困るからな」

サーシャ「でも、落ちたらアインズが拾ってくれるんだよね?」

アインズ(竜)「もちろんだ。だが、それを当てにして飛び降りるなよ?」

サーシャ「しないよ!」

◆
356 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 00:08:39.85 ID:UKuI08VFo
サーシャ「……あ、リーゼたちだ」

アインズ(竜)「む。射撃の練習は、もう少し離れた場所にしよう。あちらへ矢を飛ばすわけにはいかん」

サーシャ「うん……あっちの、何もないところは?」

アインズ(竜)「見えた。あそこへ向かうぞ」

サーシャ「……ねえ、アインズ。私からも、撃つ時は声をかけるね」

アインズ(竜)「ああ。矢を放つまでは、なるべく姿勢を保とう」

サーシャ「でも、攻撃が来たら避けていいからね?私が合わせるから」

アインズ(竜)「……頼もしいな。では、まずは一射だ」

サーシャ「……うん」

サーシャ(脚で支えて……肩の力を抜いて……)

サーシャ「……っと……」フラッ

サーシャ(風も、揺れもあるけど……この動きなら、狙える……)

少し離れたところを飛ぶ鳥「」バサバサ……

サーシャ「あ、鳥……」

アインズ(竜)「……狙えるか?」

サーシャ「うん……ちょっと申し訳ないけど、今日の夕飯になってもらおう……!」
魔導弓「」ギリ……

サーシャ「──撃つよ!」

アインズ(竜)「ああ!」

魔導弓「」パシュンッ!

サーシャ「……うん。当たった」

魔力矢が刺さる鳥「!?」ドスッ!

落ちていく鳥「」バサバサバサッ ヒューン……

アインズ(竜)「見事だ、サーシャ。揺れる背の上でも、狙いは正確だな」

サーシャ「あはは……アインズが合わせてくれたからだよ。それじゃ、あの鳥を拾いに行こっか」

アインズ(竜)「ふふっ。そうだな。では、降りるぞ──掴まれ!」

サーシャ「……うん、いいよ!」

降下するアインズ「」グオオオッ!

⭐︎サーシャがドラゴンライドの基本を掴みました。
357 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 00:11:21.43 ID:UKuI08VFo
ーー旧セクリエ・ロイエ付近

ジョン「いやはや、手伝っていただいて申し訳ない。あなた方は魔女への対策でお忙しいでしょうに」

ガイ「なに、見回りついでだ。錬金術に何を使うのか、少し興味もあったしな」

ステラ「……ねえ、もう材料は十分集めたでしょ?早くここを離れましょう?」

ジョン「ええ。これだけあれば、しばらくは──」

男の声「……おい。あれ、ステラじゃねえか?」

ステラ「……!」

建物の陰から出てくる男たち「」ゾロゾロ

原理派信徒A「やっぱりそうだ。最近見ねえと思ったら、こんなところにいたのかよ」

原理派信徒B「なんだ、今はそっちの男に食わせてもらってるのか?」

ガイ「知り合いか?」

ステラ「……行きましょ」

原理派信徒A「おいおい。世話になった相手に、挨拶もなしか?」

ステラ「……何の用?」

原理派信徒A「冷てえな。また相手してくれよ。前みたいに、愛想よくしてさ」

原理派信徒B「食い物なら持ってるぜ?お前、それさえ渡せば来ただろ」

ステラ「……」

ガイ「……用が済んだなら、そこを通してくれ」

原理派信徒A「あ?……なんだ、お前。知らねえのか?」

ステラ「やめて」

原理派信徒A「こいつ、前は俺たちに──」

ステラ「やめてって、言ってるでしょ!」

原理派信徒B「何を今さら取り繕ってんだよ。自分から頼みに来たくせに」

荷物を握り締めるステラ「」ギュッ……

ジョン「……もう十分でしょう。彼女は、あなた方との話を望んでいません」

原理派信徒A「白い錬金術師まで一緒かよ。随分いいところに取り入ったな、ステラ」

ガイ「取り入ったんじゃない。俺たちの仲間だ」

原理派信徒B「へえ?ずいぶん庇うじゃねえか。何をしてもらったんだ?」ニヤニヤ

ガイ「……道を空けろ」ギロッ

原理派信徒A「……なんだよ。その目は」

ガイ「通りたいだけだ。退いてくれ」

原理派信徒A「……」

ガイの袖を引くステラ「……ガイ。もういいから」クイッ

ガイ「……ああ」

ジョン「失礼します」

男たちの脇を通る三人「」スタスタ……

原理派信徒B「……また食うに困ったら来いよ、ステラ!」

足を速めるステラ「……」スタスタ……

ゲラゲラゲラ……

◆
358 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 00:13:28.63 ID:UKuI08VFo
ステラ「……だから、早く離れようって言ったのに」

ジョン「……申し訳ありません。私が採取に時間をかけたばかりに」

ステラ「……別に。あなたのせいじゃないわ」

ガイ「……」

ステラ「……聞かないの?」

ガイ「何を?」

ステラ「……さっき、あいつらが言ってたこと」

ガイ「話したいなら聞く。そうでなければ、聞かない」

ステラ「……あいつらが言ってたこと。全部嘘だなんて、言うつもりはないわ」

ガイ「……そうか」

ステラ「……それだけ?」

ガイ「それで、今の関係が変わるわけじゃない」

ステラ「……」

ガイ「……帰ろう。材料を待ってる奴もいるんだろう?」

ジョン「はい。早速、薬にしなければ」

ステラ「……だったら、さっさと歩いてよね」

◆
359 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 00:14:06.39 ID:UKuI08VFo
ステラ「……待って」

ガイ「……どうした?」

ステラ「……あいつら、戻っていくわ」

原理派信徒A「」スタスタ……
原理派信徒B「」スタスタ……

ガイ「追うつもりか?」

ステラ「……どこへ戻るのか、確かめたいの。今、誰がどこに出入りしてるか分かれば、探りようもあるでしょう?」

ジョン「原理派の拠点を探るのですか?」

ステラ「シュヴァイツェルたちのこと、知りたかったんでしょう?」

ガイ「……ああ。だが、あの二人と同じ場所にいるとは限らないだろう?」

ステラ「分かってるわよ。それでも、何も知らないまま待ってるよりはいいでしょ」

ガイ「……ステラ。さっきのことで、無理をしているなら──」

ステラ「そういうんじゃない。あいつらに道案内をさせるだけ」

ガイ「……分かった。まずは行き先を確かめよう」

ジョン「でしたら、私は一度戻りましょう。材料を届けて、皆さんに事情を伝えます」

ガイ「ああ。頼む」

ジョン「深追いはなさらないでくださいね。それでは、お気をつけて」

◆

門前に立つ原理派の見張り「」
門を通っていく男たち「」スタスタ……

物陰に隠れたガイ「……ここか」

物陰に隠れたステラ「……本拠地まで戻ってきたわね」

ガイ「来たことがあるのか?」

ステラ「……物資を受け取りに、何度かね。中の全部を知ってるわけじゃないけど」

ガイ「……見張りは二人。正面からは無理だな」

ステラ「そっちは、顔を見られても構わない人間の通る場所よ……何のために私が一緒にいると思ってるの?」

ガイ「空間魔法か」

ステラ「ええ。でも、知らない部屋へ飛び込む気はないわ。前に使った、荷を下ろす裏庭がある。まずは、そこの様子を確かめましょう」

ガイ「……入れそうだからといって、奥まで進む必要はないぞ」

ステラ「分かってるわよ」

◆反転コンマ下1

01-30見張りに発見される
31-50食料担当の信徒を見かける
51-80ヴィクトリアを見かける
81-90ベストを見かける
91-00シュヴァイツェルを見かける
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/09/27(日) 00:19:02.37 ID:8P6qXGPTO
はい
361 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 07:02:01.98 ID:ueYUSeK/O
積み上げられた木箱「」
水が入った樽「」

黒髪黒肌の少女「……これで、こっちの分は……」コトッ

ステラ「……リディア?」コソコソ

ガイ「知っているのか?」コソコソ

ステラ「食料や水を作れる子よ。原理派の食料の大半は彼女が担っているの」

ガイ「待て、誰か来るぞ……」

スタスタ……

原理派騎士A「──ヴィクトリア様。こちらです」

黒髪黒肌の少女→リディア「……!」ビクッ

ヴィクトリア「リディア。少し、よろしいですか?」

ガイ(あれは、ヴィクトリア……!?)

リディア「ヴィクトリア様……!」

ヴィクトリア「ごきげんよう。配給には間に合いますか?」

リディア「……はい。問題ありません」

木箱を見るヴィクトリア「……帳面より数が多いみたいですね?」

リディア「……!」

ヴィクトリア「帳面にある人数なら、そこまで追加する必要はないはずですが」

リディア「そ、それは……足りなくなった時のために……」

ヴィクトリア「……」

帳面を抱え直すリディア「……」ギュッ

片目を隠すヴィクトリア「」スッ

キィィィィィン──

◇

ーー少し先の未来

布に包んだ食料を差し出すリディア「……これ、皆さんで分けてください」スッ

勇者連合の男「……いつも悪いな。こっちにも、食べ盛りの子供がいてさ……」

避難民「それより、大丈夫なのか?原理派なのに、こんなこと……」

リディア「……ないしょに、してもらえれば……大丈夫です。皆さんが、お腹を空かせたままなのは……嫌なので……」

◇
362 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 07:02:33.36 ID:ueYUSeK/O
ヴィクトリア「……」

リディア「……あ、あの……」

ヴィクトリア「……たしかに、備えは必要ですね」

リディア「……え?」

ヴィクトリア「不足が出てからでは遅いでしょう。予備も多めにお願いします」

リディア「……は、はい……!」

原理派騎士A「ですが、配給を増やせると知れれば、さらに要求する者も──」

ヴィクトリア「要求が増えることを恐れて、必要な備えまで減らすわけにはいきません……私が認めた分です。リディアを責めることのないように」

原理派騎士A「……承知しました」

ヴィクトリア「それでは、よろしくお願いしますね」

リディア「はい……!」

スタスタ……

◆

ステラ「……行ったみたいね」

ガイ「……」

木箱を運ぶリディア「……よいしょ……」グッ

ガイ「……リディアなら、ここに出入りする連中のことも知っているかもしれないな」

ステラ「……話しかけるつもり?」

ガイ「お前とは顔見知りなんだろう?」

ステラ「そうだけど……ここ、原理派の本拠地なのよ?知り合いだからって、黙っていてくれるとは限らないわ」

ガイ「……そうだな」

ステラ「……まあ、いきなり人を呼ぶような子じゃないとは思うけど」

ガイ「どっちなんだ」

ステラ「絶対とは言えないってこと……話すなら、さっきの連中が戻ってくる前にしてよね」

◆安価下1

リディアに

1話しかける(追加で反転コンマ判定50以下で……)
2この場を離れる
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/09/27(日) 08:33:32.16 ID:iokahX/JO
2
364 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 09:33:12.35 ID:iBAR6suDO
ガイ「……今は、見つかる危険を冒すほどじゃないな。ステラ、空間魔法を頼む」

ステラ「ええ……ところで」スッ

ガイ「なんだ?」

ステラ「あなた、乗り物酔いには強い?」

歪む空間「」グニャッ……

誰もいなくなった空間「」シン……

リディア「──あれ?今、そこに誰かいたような……?」

⭐︎リディアを見つけました。
365 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 09:33:43.01 ID:iBAR6suDO
ーー聖ヴァレリオ教会

バケツに顔を突っ込むガイ「うぐ……おえっ……」

別のバケツに顔を突っ込むステラ「最悪……うえっ……」

二人の背中をさする聖女「ああ……お二人とも、大丈夫ですか?」サスサス

ステラ「……だから、聞いたじゃない。乗り物酔いに強いかって……」

ガイ「……答える前に……飛ばしただろうが……」

ステラ「……それは、そうだけど……」

ガイ「……お前も……駄目なんじゃないか……」

ステラ「うるさいわね……移動できるのと、酔わないのは……別なのよ……うっ……」

聖女「今は、お話をやめて休んでください……ジョンさん、お水をお願いできますか?」

バケツから顔を上げるガイ「はぁ……すみません。世話をかけます……」

聖女「いえ……無事に帰ってきてくださって、よかったです」

水を差し出すジョン「どうぞ。まずは、お口をゆすいでください」スッ

ガイ「……ありがとう」

ステラ「……助かるわ……」

ジョン「私が戻って、事情をお伝えしていたところに、お二人が現れたものですから……驚きましたよ」

ステラ「こんなに長い距離を空間魔法で移動したのは初めてだったけど……少しは、役に立ったでしょう……私の魔法……」

ガイ「……ああ。助かった……だが、次はもう少し……手加減してくれ……」

ステラ「空間魔法に……手加減はないわ……」

ガイ「……自分が酔わないようには……できないのか……?」

ステラ「できたら……とっくに、やってるわよ……!」

再びバケツに顔を伏せるステラ「……うえっ……」

つられてバケツに顔を伏せるガイ「……うぐ……」

聖女「お話は、落ち着いてからにしましょう……」

◆
366 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 09:34:54.75 ID:iBAR6suDO
ーー魔王城

闇に包まれた女性「……アレ……?ミスティサン……?」

砂塵を纏う赤黒の兵士「……」

闇に包まれた女性「……ドコ……?……ドコニ……イッチャッタノ……?」
足元で波立つ黒い粘液「」

パタ……パタ……

黒く変質した妖精「……」

闇に包まれた女性「……妖精サン……ミスティサンガ……ドコカ、行ッチャッタ……」

頬に触れる黒く変質した妖精「……」ソッ……

闇に包まれた女性「……ウン……」

遠くから響く地鳴り「」ゴゴゴ……
軋む城壁「」ミシ……ミシ……

闇に包まれた女性「……マタ……世界ガ、メクレテル……」

女性を撫でる妖精「……」ナデナデ

闇に包まれた女性「……少シズツ……デモ、止マッテ、ナイ……待ッテタラ……間ニ合ワナク、ナッチャウ……」

闇に包まれた女性「……マダ……外ニ、ミンナ……イルノニ……」

床を這い始める黒い粘液「」ズル……ズル……

闇に包まれた女性「……早ク……ミンナヲ、溶カサナキャ……世界ガ、メクレキル前ニ……ワタシノ中ヘ……」

砂塵を纏う赤黒の兵士「……」

闇に包まれた女性「ウン……怖ガラナクテ……イイノニ……一緒ニナレバ……モウ、ハグレナイ……」

砂塵を纏う赤黒の兵士「……」

闇に包まれた女性「……ミスティサン……探シテ、ホシイ……」

闇に包まれた女性「……ヒトリデ……サビシイ思イ、シテタラ……嫌ダカラ……」

頷く砂塵を纏う赤黒の兵士「」コクリ

サラサラサラ……

闇に包まれた女性「……今度ハ……ミンナ、一緒ニ……誰モ……置イテ、イカナイ……」

◆
367 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 09:36:30.27 ID:iBAR6suDO
ーーセイントレア上空

ヒビが入る空「」パキッ……

ヒビが広がっていく空「」パキパキパキッ……

◆

空を見るセイン「……」

白い花弁「」フワッ……

ホーリー「──こんにちは、勇者セイン」スタッ

セイン「あのときの……!」ザッ

ホーリー「お話をしに参りました。」

セイン「……ガイなら、ここにはいない」

ホーリー「ええ。今日は、あなたに」

セイン「……僕に?」

ホーリー「十年間、この地で戦い続けてきたあなたなら、お気づきでしょう。世界めくれの進行は今もなお、続いていると」

セイン「あんな亀裂は初めて見たが……氷刃の魔女を倒したことと、関係があるのか?」

ホーリー「彼女を倒したことと、世界めくれの進行は関係がありません。あなた方が道を切り開いている間も、進行は続いています」

セイン「……なら、急がなければならないな」

ホーリー「ええ。ですが、焦って命を落としては、その先へ進めなくなります」

セイン「分かっている。準備は必要だ……だが、どこまで時間をかけられる?世界めくれが進めば……この世界は、いつかは呑まれるんだろう?」

ホーリー「はい」

セイン「その前に、僧侶を魔王城へ連れていかなければならない……あと、どれくらい残されている?」

ホーリー「正確に、いつ全てが失われるかをお伝えすることはできません」

セイン「……少なくとも、それまでは持ちこたえられるという期間は?」

ホーリー「世界めくれによって、この地が呑み込まれずに済む期間、ということであれば」

セイン「……それを知りたい」

ホーリー「そうですね……確実に安全だと言いきれるのは、残り──」

◆反転コンマ下1

01-10 10日
11-30 12日
31-50 13日
51-60 14日
61-90 16日
91-00 18日
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/09/27(日) 09:50:43.39 ID:DzcLAU8FO
あ
369 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 11:41:40.33 ID:Fz1nYbfxO
ホーリー「──十八日です。それを過ぎれば、いつ何が失われてもおかしくありません」

セイン「……分かった。みんなに伝える」

ホーリー「それから、もう一つ」

セイン「……?」

ホーリー「あなたの身体は、既に崩壊し始めていますね」

袖口を押さえるセイン「気づいていたのか」

ホーリー「ええ。お望みであれば、この場で救って差し上げます」

セイン「……その救いは要らない。まだ戦える。剣も握れる……今、僕が抜けるわけにはいかない」

ホーリー「この地に残された十八日を、あなたの身体が耐えられるとは限りません」

セイン「分かっている。だが、このことは誰にも言わないでほしい」

ホーリー「……」

セイン「話せば、僧侶たちは僕を止めるだろう。僕の身体を気にして動くことになる」

手を握り込むセイン「……あと少しなんだ」ギュッ

セイン「十年前は、届かなかった……ようやく、希望が見えたんだ。待っているだけなど、僕にはできない」

白い花弁「」フワッ……

ホーリー「……お伝えしたいことは以上です。どうか、代行者の方が使命を果たせるよう、お力添えを」

セイン「……言われなくても、そのつもりだ」

白い花弁に包まれるホーリー「……ええ。よろしくお願いいたします」

舞い散る白い花弁「」サァ……

握った手をゆっくりと開くセイン「……」スッ

セイン「僕には……あとどれだけ残されているんだろうか……」

◆
370 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 11:42:20.10 ID:Fz1nYbfxO
ーー聖ヴァレリオ教会

聖女「十八日……それが、残りの猶予……」

セイン「そう聞いた。それを過ぎれば、いつ何が失われてもおかしくないと」

ガイ「……十八日後に、必ず終わるというわけではないんだな」

セイン「ああ。だが、それ以上の時間があるとは考えない方がいい」

アインズ「……準備を急ぐ必要があるな」

サーシャ「うん……その間に、ちゃんと戦えるようにしないとね……」

ガイ「ああ。残された時間で、何ができるか考えよう」

クレア「……あの時、見えていたものは……この先に待っていることだったのかもしれませんね」

サーシャ「それって……どういうことです?」

クレア「私は……未来視の魔眼を持っていたのです」

アインズ「未来視の魔眼だと……?では、その目は……何者かに奪われたのか?」

目隠しに触れるクレア「……いいえ。誰かに傷つけられたのではありません」スッ……

目隠しをほどくクレア「……私が、自分で……もう、何も見なくて済むように……」シュル……

聖女「……クレアさん……」

膝の上に落ちる目隠し「」ハラリ……
371 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 11:42:49.36 ID:Fz1nYbfxO
リーゼリット「……その目……」

潰れた両目の痕「」

クレア「──十年前、世界めくれが起きてから……私の未来視に映るものは、どれも不幸な結末ばかりになりました」

クレア「争う人々や、泣き崩れる方の姿……誰かが傷つき、苦しんでいるところばかり、見えてしまうのです」

サーシャ「……そんな……」

クレア「初めは、見えたことを伝えていました。知っていれば、避けられると思ったのです」

クレア「けれど……一つを避けても、その先にはまた、別の不幸が見える。誰かが助かっても、違う誰かが……」

俯くミラ「……」

クレア「……レイさんという方を救おうとした時も、私は……救えませんでした」

膝の上で手を握るクレア「そのうちに、何を伝えればよいのか……どう動けば誰かを救えるのか、分からなくなってしまって……」

ザック「……クレア」

クレア「……怖かったのです。目の前で笑っている方の声を聞いても、その方を失う光景が頭から離れなくて……」

クレア「いつか、何もかもなくなってしまうのだと……そればかり、考えるようになりました」

アインズ「……それで、自ら……」

クレア「……はい。もう、見続けることができませんでした」

セイン「……」

クレア「……ですが、あの頃は、ガイさんたちはここにいませんでした」

クレア「氷刃の魔女を倒し、世界めくれを止めるために進もうとしている方々が、今はここにいる……」

クレア「私がかつて見たものを理由に、皆さんの歩みまで諦めてしまいたくはありません」

膝の上の目隠しを手に取るクレア「……私も、まだできることを探したいのです」スッ……

ガイ「……話してくれて、ありがとう」

ガイ「未来がどうなるかは、俺にも分からない。だが……まだ猶予はある。できることを一つずつやっていこう」

聖女「……はい。私も、ご一緒します」

◆現在はセイントレアです。(21日目)
⭐︎世界めくれによる消失まで、保証された猶予は残り18日

⭐︎目標
・世界めくれを止める
・魔王城の奥地を目指す
・星詠みの魔女を倒す
・白鋼の騎士を倒す

何をする?
安価下1〜3
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/09/27(日) 11:43:50.12 ID:ilDj6ZLb0
アインズ、マロニーに斧の扱いを見てもらう
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/09/27(日) 11:45:43.29 ID:Slfk+9t30
ジョンと模擬戦
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/09/27(日) 11:46:07.31 ID:eZFDDZEMo
星詠みの魔女に挑む
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/09/27(日) 11:46:26.85 ID:DM8tYz6lO
ガイサーシャザックレム、星詠みの魔女の動向調査
376 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 15:33:26.47 ID:jX94zvFjO
ーー第七避難所

アインズ「──ふっ、はっ!」
大斧「」ブンッ ブンッ

マロニー「おー……いい感じ」パチパチ

大斧「」ズンッ

アインズ「……ふぅ。お前がそう言うなら、少しは様になっているのだろうな」

マロニー「でも、今日は星詠みの魔女と戦うんでしょ?使う場面はなさそうだね」

アインズ「空では、竜の姿の方が強いからな。だが、戦う相手はあの魔女だけではない。人の姿で戦う術も磨いておきたいのだ」

マロニー「ふうん……じゃあ、もう一回。今度は振った後、すぐ構え直してみて」

アインズ「?……ああ……」スッ

振り下ろされる大斧「」ブォンッ!

大斧を引き戻すアインズ「……っ」グッ

マロニー「……」

アインズ「……どうだ?」

マロニー「うん。力で引き戻せるのはすごいけど……うまく言えないな」スッ

斧を手に取るマロニー「見てて──私なら、こうする」スッ

◆

大斧を振るうアインズ「はぁっ!」ブォンッ!

マロニー「うん。さっきよりいい感じ」

アインズ「綺麗な手本を見せてくれたからな。わかりやすかったぞ」

マロニー「じゃあ、次は私と戦──」

アインズ「それは……後日でも構わないか?」

マロニー「ふふっ、冗談。流石に代行者さんが困っちゃうから……アインズ、あなたが私たちと同じ高みに至るのが、楽しみになってきたよ」

アインズ「……お前がわざわざ名前で呼ぶとは……なんだか薄気味悪いな」

⭐︎マロニーに斧の扱いを教わりました。
377 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 15:34:04.21 ID:jX94zvFjO
ーーセイントレア平原

ジョン「錬金術を見せてほしい、と?」

ガイ「ああ。存在自体は知っていたが……どうやって戦いに使うのか、一度見ておきたくてな」

ジョン「なるほど……錬金術師は世界的にも数が少ないですからね。このセイントレアでは、今や私くらいかもしれません……これから共に戦うのであれば、互いの手の内を知っておいた方が合わせやすいでしょうし」

ガイ「構わないか?」

ジョン「ええ……そうそう、道中にスライムもどきの群れが確認されたのでしたね?」

ガイ「ああ。星詠みの魔女と戦う前に、退路を確保しておきたい」

ジョン「では、その退治がてら錬金術師の戦い方をお見せしましょう」

◆

スライムもどきの群れ「」ズル……ズル……

ジョン「では、まずは手始めに」スッ
チェーンウィップ「」ジャラッ……

ガイ「それは……鞭か?」

ジョン「チェーンウィップといいます。錬金術師の間では、よく使われる武器なんですよ」

ガイ「……錬金術と何か関係があるのか?」

小瓶を取り出すジョン「ええ。ご覧ください」スッ
チェーンウィップへ垂らされる薬液「」トロ……

ジョン「──少し下がっていてくださいね」ブンッ
チェーンウィップ「」ジャララララッ!

スライムもどき「」バシィッ!

溶けるスライムもどき「」ジュワァ……

ガイ「溶けた!?」

ジョン「スライムに効く薬品です。このもどきにも、よく効きます」
チェーンウィップ「」ジャラッ……
378 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 15:34:33.40 ID:jX94zvFjO
ジョン「瓶ごと薬品を投げる方法もありますが、一体ごとに使っていては、いくら用意しても足りません。武器に塗れば、少量ずつ狙った相手に届けられるのです」

ガイ「なるほど……魔法を使わずに、武器へ効果を持たせるわけか」

ジョン「ええ。もっとも……」

迫るスライムもどきの群れ「」ズルズルズル……

ジョン「これだけ集まっているなら、まとめて片づけた方が安上がりですね」スッ

ビックリマークが描かれた小瓶「」ポンッ

ガイ「それは?」

ジョン「爆発物です。投げたら伏せてください」

ガイ「……分かった」

小瓶を投げるジョン「では、失礼して」ポイッ

伏せる二人「」バッ

ドガァァァァァン!!!

弾け飛ぶ大量のスライムもどき「」

土煙「」モクモク……

ガイ「……すごい威力だ」スクッ

ジョン「ええ。小さな瓶でも、扱いを誤れば大怪我では済みません」スクッ

ガイ「その印は、飾りじゃないんだな」

ジョン「取り違えては大変ですからね。さて……ここまで、私は魔力を一切使っていません」

ガイ「?」

ジョン「同じことを魔法で行うには、使い手の修練と魔力が必要です。ですが、薬品なら使い方さえ守れば、魔法を使えない方でも同じ効果を得られる」

ガイ「作っておけば、他の奴にも持たせられるのか」

ジョン「ええ。それが錬金術の便利なところです。もちろん、材料も準備も必要ですし、持ってきた分を使い切れば終わりですが」

ガイ「まるで魔導機械のようだな」

ジョン「実際、ああした機械も広い意味では錬金術の一種と捉えることができます。道具や材料を組み合わせ、人の手で必要な働きを生み出す……通じるところは多いですよ」

ガイ「……見せてもらってよかった。次にその瓶を取り出したら、すぐ距離を取ることにする」

ジョン「ふふっ。使うときには、声をかけますとも」

スライムもどき「」ズル……

ガイ「……まだ残っているな。手を貸そう」
魔導拳銃「」スチャ

ジョン「お願いします。道を空けるからには、取りこぼしのないようにしましょう」
チェーンウィップ「」ジャラッ……

⭐︎ジョンの錬金術を見学しました。
379 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 15:35:10.19 ID:jX94zvFjO
ーー聖ヴァレリオ教会

ガイ「戻ったぞ。退路にスライムもどきは、しばらく集まらないはずだ」

サーシャ「あ、お帰り、ガイ……お客さんが来てるよ」

イリス?「失礼している」

ガイ「あなたは……なぜ、ここに?」

イリス?「星詠みの魔女に挑むと聞いたのでな。戦いに行く面子は決まっているのか?」

ガイ「ああ……ある程度は決まっているが、今から誰に来てもらうか決めるところだ」

イリス?「ならば、私も候補に加えてもらおう。必要ならば、力を貸す」

ガイ「……いいのか?」

イリス?「そのために来たのだ」

ガイ「……分かった。助かる」

アインズ「私とサーシャは、予定通り空から仕掛けるぞ」

サーシャ「うん。アインズに乗って、魔女に地上だけを狙わせないようにする」

リーゼリット「その間に、私が地上から狙撃するんだね」

ガイ「ああ。俺も地上で動く。魔女が高度を下げれば、攻撃する機会もあるはずだ」

ザック「となると、残りは地上組の援護か?」

ガイ「そうなる。リーゼが狙う時間を作る者と、怪我をした時に対応できる者が欲しい」

レム「……私も、行けます!」

ジョン「私も準備はできています。先ほどの戦いで使った分は、補充しておきましょう」

ステラ「……魔女だけを相手にするつもりでいると、また足元をすくわれるわよ」

ガイ「ああ。シュヴァイツェルとベストも警戒する。戦いが終わっても、その場で気を抜かないようにな」

セイン「……僕も、いつでも出られる」

ミラ「こっちの守りも必要だね。氷刃の魔女がいなくなったからって、魔物まで消えたわけじゃないし」

聖女「ええ。残る方々で協力して、避難所を守りましょう」

ガイ「頼む。同行するのは、俺とサーシャ、リーゼ、アインズ……それに、あと三人だ」

◆安価下1~3
星詠みの魔女との戦いに連れていく人物を一人、指定してください。

※同じ人物が複数回指定された場合、同行するのは一人分のみとし、重複分の再安価は行いません。
選ばれなかった人物は、避難所周辺の防衛にあたります。

(聖女、セイン、ザック、ミラ、レム、ステラ、ジョン、イリス?)
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/09/27(日) 15:36:15.89 ID:KZVaLBrQO
ステラ
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/09/27(日) 15:40:19.05 ID:PcWhIoerO
イリス?
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/09/27(日) 15:40:41.02 ID:sJi5HQ6m0
ジョン
383 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 19:31:06.52 ID:v0+Ke4H9O
ガイ「ステラ、ジョン……それと、あなたにも来てもらいたい」

イリス?「承知した」

ジョン「ええ。よろしくお願いいたします」

ステラ「……私も?」

ガイ「ステラには、地上組の移動を助けてもらいたい。狙われた場所から離れる時や、負傷者を下がらせる時に頼りにしている」

ステラ「ああ、そういうこと……それなら私が適任ね。ただ、飛ばした先で気分が悪くなっても、文句は言わないでよ?」

ガイ「……覚悟はしておく」

ジョン「私は薬品で地上組を援護しましょう」

リーゼリット「よろしく、ジョンさん」

イリス?「私もお前たちと動こう。魔導拳銃で援護ができる」

ガイ「分かった。イリス、頼りにしている」

サーシャ「えっ……イリスさん?ダークヒーローと同じ名前なんだ……」

イリス?「……そう呼ばれているだけだ。本人ではない」

サーシャ「あっ、ごめんなさい。珍しいなって思って……」

イリス?「構わない……だが、これから戦う相手を思えば、紛らわしいか」

イリス?→無詠「……無詠。私のことは、そう呼んでくれ」

ガイ「……無詠、か」

無詠「昔の通り名だ。これなら、お前たちも困らないだろう」

サーシャ「……分かりました。よろしくお願いします、無詠さん」

ザック「……」

レム「……あの。怪我をしたら、ちゃんと戻ってきてくださいね?」

ガイ「分かっている。今回は、レムにその場で治療してもらえるわけじゃない。無理を重ねるつもりはない」

ジョン「応急処置に使う薬も持っていきます。ただ、治癒魔法と同じようにはいきませんので、その点はお忘れなく」

サーシャ「うん。誰かが動けなくなる前に、みんなで知らせ合おう」

セイン「……ガイ。彼女の星属性魔法は強力だ。一度避けても、次が来る。攻撃が途切れたと思っても、気を抜くな」

ガイ「ああ。気をつけよう」

セイン「……こちらは任せてくれ」

ザック「おう!留守は俺たちが守っておくぜ。みんな、ちゃんと帰ってこいよ!」

ミラ「帰り道で何かあった時も、こっちで動けるようにしておくね」

聖女「……どうか、お気をつけて」

ガイ「ああ……行ってくる」

⭐︎ステラ、ジョン、無詠が同行します。
選ばれなかった仲間は、避難所周辺の防衛にあたります。
384 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 19:33:47.34 ID:v0+Ke4H9O
ーーセイントレア平原

無詠「──この辺りから、星詠みの魔女の縄張りのようなものだ。少しでも外へ出ようとすれば、星属性の攻撃が飛んでくる」

アインズ「了解した。では、手筈通り二手に分かれるぞ。サーシャ、準備はいいか?」

サーシャ「うん!」

リーゼリット「サーシャ、アインズ。援護は私たちに任せて」

サーシャ「ふふっ……リーゼが地上にいてくれるなら安心だね」

リーゼリット「任せて。でも、あんまり無茶はしないでよ?」

アインズ「善処しよう。こちらも、止まって的になるわけにはいかんのでな」

ステラ「……ところで、私たちまで一か所に固まってたら、まとめて狙われない?」

ジョン「互いに援護できる距離を保って、散開するつもりですよ」

ガイ「ステラは周りを見て、退ける場所を確かめておいてくれ。リーゼが狙われたら、移動を頼む」

ステラ「分かったわ……リーゼ、飛ぶ時は合図するから、聞き逃さないでよ?」

リーゼリット「うん。頼りにしてる」

無詠「……来る時は早い。空から目を離すな」

空を見上げる無詠「……」

◆
385 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 19:34:15.41 ID:v0+Ke4H9O
ーー上空

ヒュオオオ──

アインズ(竜)「サーシャ。星詠みの魔女は見つけられたか?」

サーシャ「ううん……今のところは、まったく……別の場所を飛んでるのかな……?」

遠くで瞬く光「」ピカッ──

サーシャ「……!」

サーシャ「アインズ!下に避けて!」ガシッ

急降下するアインズ(竜)「!」ギュオンッ!

二人の頭上を貫く星の光「」ギュオオオオオ!!!

サーシャ「っ……!」グッ

アインズ(竜)「──よく見ていた!掴まっていろ、立て直すぞ!」バサァッ!

空に浮かび上がる複数の魔法陣「」フォン……

星詠みの魔女「……」

アインズ(竜)「フッ……また会ったな……!」

サーシャ「……見つける前に、見つかっちゃったね」

アインズ(竜)「ああ。だが、今度はこちらも戦うために来たのだ。サーシャ、いけるか?」

魔導弓を握るサーシャ「……うん」ギュッ……

星詠みの魔女「……」スッ

サーシャ「今度は、落とさせないよ……!」

ーー 戦闘開始 星詠みの魔女 ーー

◆反転コンマ下1【現在は拮抗しています】

【判定】
01-30痛恨
31-65劣勢
66-90優勢
91-00会心

【補正・特殊行動】
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り2回)
・『時間の檻』使用時の反転前コンマが奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『遅刻斬』-10 次の判定に+40(残り1回)
・『怠惰の権能』+30 次の判定に-20/使用時に劣勢状態の場合、拮抗状態に戻す(残り1回)
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/09/27(日) 19:34:50.27 ID:ilDj6ZLb0
連携技
387 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 20:43:43.36 ID:ZP0P/ai6O
◆72+15=87【優勢】

ステラ「今の光って……!」

リーゼリット「サーシャとアインズが見つかったんだ!……あそこか!仕掛けるよ!」スッ
狙撃型魔導銃「」ドギュウン!ドギュウン!ドギュウン!

◇

地上から飛んでくる魔力弾「」ドギュウン!

弾丸を避ける星詠みの魔女「!」ヒラリ

サーシャ「さすがリーゼ!もう見つけてくれたんだ!」

アインズ(竜)「この機を逃すな!左へ回るぞ!」

サーシャ「うん!」グッ
大きく旋回するアインズ(竜)「」ギュオッ!

星詠みの魔女「……」スッ

アインズを狙う魔法陣「」キィィィン──

サーシャ「──撃つよ!」
魔導弓「」パシュンッ!

サーシャ「……っ、外れた!アインズ、避けて!」

身を翻す星詠みの魔女「」ヒラッ
その脇を通り抜ける魔力矢「」ヒュンッ!

アインズ(竜)「掴まれ!」グンッ

次々と放たれる星の光「」ギュオオオッ!!!

翼を傾けて躱すアインズ(竜)「」ギュルッ!

サーシャ「っ……狙いをつけてからじゃ、間に合わない……!」

◇

リーゼリット「……速い……でも、避ける方向が分かれば……!」カチャッ

ガイ「無詠。リーゼと別の方向から撃てるか?」

無詠「ああ。この距離では狙いがばらつくが、弾幕は張れるだろう」

ガイ「俺も援護する。ステラ、別の位置へ移してくれ。撃ったあとも、合図をしたらすぐに移動だ」スッ
魔導拳銃「」カチャ

ステラ「分かった。二人とも、掴まって!」

歪む空間「」グニャッ……

◇

星詠みの魔女「……」

アインズを狙う魔法陣「」キィィィン──

地上から飛んでくる魔力弾「」ドギュウン!

星詠みの魔女「」ヒラリ

続けて飛来する魔力弾「」ドギュウン!

星詠みの魔女「!」クルリ

星詠みの魔女を横切る魔力弾「」ヒュンヒュンッ!

高度を上げる星詠みの魔女「……!」グンッ

サーシャ「上に逃げた!」

アインズ(竜)「追うぞ!これ以上、高度を上げられては地上からの援護が届かん!」

急上昇するアインズ(竜)「」ギュオオッ!
388 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 20:44:44.28 ID:ZP0P/ai6O
サーシャ(リーゼが撃ったら横へ……そこにも弾が来たから、今度は上……!)

大きく揺れるアインズの背「」グンッ!

サーシャ(……っ、両手は離せない……でも、今なら!)

片手でアインズにしがみつくサーシャ「」ガシッ

片手で魔導弓を構えるサーシャ(初めてやるけど……!)
歯で弦を引き絞るサーシャ「」ギリッ……

魔導弓「」パシュンッ!

アインズ(竜)「サーシャ!?今、どうやって射った!?」

サーシャ(──当たった!)

星詠みの魔女の肩を貫く魔力矢「」ドスッ!
星詠みの魔女「……!」グラッ

サーシャ「……よし!みんなで追い込めば、当てられる!」

アインズ(竜)「見事だ!……だが、まだ来るぞ!」

肩に刺さった魔力矢を掴む星詠みの魔女「」グッ……
砕ける魔力矢「」パキンッ!

地上へ向けられる魔法陣「」フォン……フォン……

サーシャ「下を狙ってる!」

◇

キラッ──

ジョン「皆さん、煙幕を張ります!その間に移動を!」ポイッ
噴き出す煙「」ブシュウウッ!
辺りを包む煙幕「」モクモク……

リーゼリット「完全に狙われる前に……!」スッ
周囲を包み込む闇「」ブワッ……

ステラ「跳ぶわよ!掴まって!」
無詠「……来るぞ!」

ガイ「跳べ、ステラ!」

歪む空間「」グニャッ……

煙幕と闇に向けて放たれる星の光「」ギュオオオオオ!!!

ドガァァァァン!!!ドガァァァァン!!!ドガァァァァン!!!

闇の中を走るリーゼリット「──っぶな〜!あのまま撃ち続けてたら、直撃だったね……!」ダダダダ

煙幕の中を走るジョン「──薬品の数にも限りがありますので、早く決着をつけてもらいたいところですね!」ダダダダ

◇

抉れた地面「」シュウウウ……

離れた場所に現れる三人「」グニャッ……

ステラ「っ……!二人とも、無事ね!?」

ガイ「ああ……助かった……!」

無詠「上を見ろ。こちらを狙った分、空への攻撃が薄くなっている」

星詠みの魔女へ迫るアインズ(竜)「」ギュオオッ!

ガイ「よし。もう一回、援護する……!」

◆反転コンマ下1【現在は優勢です】

【判定】
01-20痛恨
21-45劣勢
46-85優勢
86-00会心

【補正・特殊行動】
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)※現在使用不可
・『時間の檻』使用時の反転前コンマが奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『遅刻斬』-10 次の判定に+40(残り1回)
・『怠惰の権能』+30 次の判定に-20/使用時に劣勢状態の場合、拮抗状態に戻す(残り1回)
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/09/27(日) 20:50:29.70 ID:YPlrVT970
あ
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/09/27(日) 21:15:05.89 ID:YEXuO/o0o
えぇ
391 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 21:30:32.20 ID:xGagLFTpO
◆7【痛恨】

サーシャ「……こっちを見てない……!アインズ、今なら!」

アインズ(竜)「ああ──!」
顎の奥に灯る炎「」ゴウッ……

星詠みの魔女「……」
地上へ向けられた魔法陣「」キィィィン……

◇

魔導拳銃を構える無詠「……!」バッ

無詠「──まずい、あれは私たちへの攻撃じゃない!!!」

ガイ「!?」

◇

星詠みの魔女「」クルッ

アインズへ向きを変える魔法陣「」グンッ!!!

サーシャ「──!?アインズ!!!!」

アインズ(竜)「くっ……!」
身体を捻るアインズ(竜)「」グオッ!

放たれる星の光「」カッ──

アインズの翼を貫く光「」ドシュウウウッ!!!

アインズ(竜)「──グオオオオッ!!!」

サーシャ「アインズ!?」

翼から噴き出す鮮血「」ブシュッ……
大きく傾くアインズの身体「」グラッ……

サーシャ「っ……!」ガシッ

サーシャ(……!魔導弓が……!)

落ちる魔導弓「」ポトッ……

アインズ(竜)「サーシャ……!離す、な……!」
裂け目が広がる翼「」ブチッ!

アインズ(竜)「ぐっ……うっ……!」

激しく回転するアインズの身体「」ギュルッ!!!

サーシャ「──あっ」

鱗から離れるサーシャの手「」スルッ……

アインズ(竜)「──サーシャ!!!」

空へ投げ出されるサーシャ「」

◇

落下していくサーシャ「」ヒューン……

リーゼリット「──サーシャ!!」

ガイ「ステラ!空間魔法で拾えないか!?」

ステラ「あんな高さで、しかも落ちてるのよ!?位置を合わせなきゃ……!」

ガイ「俺も連れていけ!掴むのは俺がやる!」

ステラ「……っ、待って!今、狙いを──!」

◇

サーシャ「っ……あ……!」ヒューン……

遠ざかっていくアインズ「」
サーシャ(……落ちてる……私……)

サーシャへ向けて急降下するアインズ(竜)「サーシャああああ!!!!」
アインズの背後に展開される複数の魔法陣「」キラッ──

◇
392 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 21:31:08.11 ID:xGagLFTpO
ジョン「いけない、このままでは……!」

リーゼリット「止まってよ……!今、狙わないで!」
狙撃型魔導銃「」ドギュウン!ドギュウン!ドギュウン!

◇

魔力弾を躱す星詠みの魔女「」ヒラッ……

星詠みの魔女「……」スッ

落下するサーシャへ向けられる白い手「」

◇

無詠「──駄目、イリス!!!」
魔導拳銃「」ドドドドッ!!!

ガイ「ステラ……!」

ステラ「分かってる!……掴まって!」

ステラの腕を掴むガイ「」ガシッ

ガイ(……間に合え……!)

◆反転コンマ下1【現在は劣勢です】

【判定】
01-50敗北(死亡判定)
51-70劣勢
71-95優勢
96-00会心

【補正・特殊行動】
・『連携技』+15 連続で使用できない(残り1回)
・『時間の檻』使用時の反転前コンマが奇数で+99/偶数で+0(残り1回)
・『遅刻斬』-10 次の判定に+40(残り1回)
・『怠惰の権能』+30 次の判定に-20/使用時に劣勢状態の場合、拮抗状態に戻す(残り1回)
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/09/27(日) 21:32:05.44 ID:ilDj6ZLb0
時間の檻
394 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 21:39:26.19 ID:xGagLFTpO
◆反転コンマ下1〜3

下1リーゼリット
下2ステラ
下3ジョン

【判定】
01-30 死亡
31-55 重傷(7日間戦闘に参加できません)
56-75 軽傷(3日間戦闘に参加できません)
76-00 無傷
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/09/27(日) 21:43:12.30 ID:kp7JWbLsO
あ
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/09/27(日) 21:43:31.78 ID:YEXuO/o0o
気が重い
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/09/27(日) 21:45:26.78 ID:RLpNmFmS0
どうなる
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/09/27(日) 22:04:50.91 ID:RCvgTBJgO
最初は勝てそうだったのに
399 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 23:12:24.66 ID:RpnlmCm1o
◆44+0【敗北】

歪む空間「」グニャッ……

サーシャを抱き抱えるガイ「──間に合ったか!」

サーシャ「わっ……ガイ!?」

放たれる星の光「」カッ──

アインズ(竜)「!!!!!」

二人へ向けて急降下するアインズ(竜)「」ギュンッ!!!

ガイ「!?サーシャ!!!」
サーシャ「えっ!?きゃああああああ!!!」

カッ──

光を浴びるアインズ(竜)「ギャオオオオオオオオッ!!!!」ジジジジ!!!

サーシャ「──!?そんな、アインズ!アインズ!!!」
ガイ「っ……!」

シュウウウウ……

アインズ(竜)「……案ずるな……私は、この程度では死なん……」フラッ……

二人を掴むアインズ(竜)「」ガシッ

二人を抱えたまま落下するアインズ「」ヒューン……

ドォォォン……

◇

ステラ「ねえ、ちょっと!!!これかなりマズイんじゃない!?」

ジョン「撤退するしかありません!残りの煙幕を全て使います!」

次々と投げられる小瓶「」ポイッ!ポイッ!

噴き出す大量の煙「」ブシュウウウウッ!!!

ジョン「ステラさん!落ちた三人を、こちらへ!」

ステラ「分かってるわよ……!」
煙の向こうへ手を伸ばすステラ「」バッ

◇
400 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 23:12:55.89 ID:RpnlmCm1o
地面に横たわるアインズ(竜)「……ぐ……」

竜の腕から這い出すガイ「っ……サーシャ、アインズ……!」

額から血を流すサーシャ「……う……」

ガイ「血が……息はある……!アインズ、動けるか!?」

アインズ(竜)「……少し……待て……」
炎に包まれる竜の身体「」シュウウ……

アインズ「……っ……」ググ……

ガイ「無理に立つな。今──」

三人の周囲で歪む空間「」グニャッ……

◇

ジョンの前に現れる三人「」ドサッ……

ステラ「──っ、連れてこれた……!ひどい状況……!」

ジョン「ガイさん!お二人を寝かせてください!」

ガイ「ああ……!サーシャは、落ちた時に頭を……アインズも、背中と腕が……!」

傷口へ布を押し当てるジョン「……まずは、出血を抑えます!」グッ

アインズ「……すまん……サーシャを……」

ガイ「助けてくれたんだろう……!今は喋るな!」

リーゼリット「──ガイ!三人とも、戻れた!?」
狙撃型魔導銃「」ドギュウン!

ガイ「ああ!リーゼ、お前もこっちへ!」

リーゼリット「分かった……!もう少しだけ、押さえるから!」

無詠「私が撃つ。その間に下がってくれ」
魔導拳銃「」ドドドッ!!!

ステラ「全員、できるだけ近くに寄って!避難所まで、一気に跳ぶわ!」

ジョン「この人数を一度にですか!?」

ステラ「途中で捕まるよりマシでしょう!早く!」

◇

星詠みの魔女「……」

煙を突き抜けて飛来する魔力弾「」ヒュンヒュンッ!

身を翻す星詠みの魔女「」ヒラッ……

眼下に広がる煙「」モクモク……

星詠みの魔女「……」スッ
展開される魔法陣「」フォン……フォン……フォン……

◇
401 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 23:13:46.90 ID:RpnlmCm1o
無詠「……!全員、伏せろ!」

リーゼリット「──え?」

煙の中へ降り注ぐ星の光「」ギュオオオオッ!!!

ドガァァァァン!!!
ドゴォォォン!!!

ステラ「きゃっ……!」

途切れる空間の歪み「」グニャッ……

ジョン「くっ……!」

サーシャに覆い被さるガイ「……っ!」

爆風に押し流される煙「」ブワァッ!!!

銃を抱えて走るリーゼリット「っ……!隠れてても、お構いなしってこと……!?」ダッ

足元を貫く星の光「」ドガンッ!

よろめくリーゼリット「わっ……!」グラッ……

リーゼリット(……止まっちゃ、駄目……!)

体勢を立て直すリーゼリット「」グッ

背後で瞬く光「」カッ──



リーゼリットの脇腹を貫く星の光「」ドシュッ!!!



リーゼリット「……ぁ……これ……ヤバいかも……」

手から落ちる狙撃型魔導銃「」ガシャッ……

膝をつくリーゼリット「……」ドサッ
402 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 23:14:25.33 ID:RpnlmCm1o
ガイ「──リーゼ?」

地面へ広がる血「」ダラー……

ガイ「リーゼ!!!」シュンッ!!!

リーゼリットを抱き起こすガイ「おい……!リーゼ……!」

リーゼリット「……ガイ……」

ガイ「喋るな!今、ジョンのところへ……!」

リーゼリット「……ごめん……銃……落としちゃっ……」

ガイ「銃は後だ!だから、もう……!」

二人を包む空間の歪み「」グニャッ……
ステラの近くに現れる二人「」ドサッ……

目と鼻から血が流れるステラ「っ!」ツー……

ガイ「すまん、ステラ!ジョン、リーゼを……!」

ジョン「……!これは……!」バッ

傷口を押さえるジョン「……ガイさん、この布を!強く押さえていてください!」ググッ

ガイ「ああ……!」グッ……

リーゼリット「……っ……ぁぁあっ……!」

ガイ「すまん……!だが、押さえないと……!」

ステラ「みんな、揃ったわね!?今度こそ──」

無詠「……待て。まだ、こちらを狙っている」

再び光を蓄える魔法陣「」キィィィン……

ステラ「……しつこいのよ……!」

無詠「……転移には、あとどれくらいかかる?」

ステラ「せめて、あと三十秒はいる!」

魔導拳銃を握り直す無詠「分かった。私が注意を引こう」カチャッ

ガイ「待て……何をするつもりだ」

無詠「ここに固まっていては、また狙われる。私が離れて撃てば、その間に準備ができるだろう」

ガイ「だが、あなたは──」

無詠「その子の傷を押さえていろ」

ガイ「……!」

血に染まっていく布「」ジワ……

無詠「……まだ、助けられるはずだ」

ステラ「私が呼んだら、すぐ戻ってきなさいよ。遠くまで行かないで!」

無詠「わかった──」

煙の外へ駆け出す無詠「」ダッ!!!

◇
403 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 23:15:08.95 ID:RpnlmCm1o
星詠みの魔女「……」

煙の中から現れる無詠「──こっちだ!」
魔導拳銃「」ドギュウン!ドギュウン!

身を翻す星詠みの魔女「」ヒラッ……

無詠(……そうだ。もう少し、私に付き合ってくれ……)

走りながら撃ち続ける無詠「」ドドドドッ!!!

無詠へ向けられる魔法陣「」グンッ……

◇

ステラ「全員、私のそばに……!絶対に、離れないで……!」
広がっていく空間の歪み「」グニャ……グニャ……

ジョン「アインズさん、こちらへ……!」
アインズの肩を支えるジョン「」グッ

ガイ「リーゼ……聞こえるか。帰るぞ……!」

リーゼリット「……はっ……はぁっ、ぁ……」

ガイ「……リーゼ……!」

ステラ「これだけ魔力が貯まれば……!無詠!戻って!」

無詠「……!」ダッ

星の光「」ギュオオオッ!!!

無詠「っ……!」ザッ

抉られる地面「」ドガァンッ!!!

煙の向こうで歪む空間「」グニャッ……

無詠「……」

星詠みの魔女「……」スッ

無詠の頭上で輝く魔法陣「」キィィィン──

無詠「──ステラ!私を待つ必要はない。転移してくれ!」

ステラ「えっ!?……でも……!」

無詠「その子たちを助けてくれ……頼む」

ガイ「無詠──!」

ステラ「──っ、跳ぶわよ!!!」

六人を包み込む空間の歪み「」グニャアッ!!!

誰もいなくなった地面「」

無詠「……行ったか。さて──」

降りてくる星詠みの魔女「」スタッ……

無詠「……イリス」

星詠みの魔女「……」スッ
展開される魔法陣「」フォンッ

無詠「……やっと、近くで顔を見られたね」

放たれる星の光「」カッ──

◆
404 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 23:15:44.98 ID:RpnlmCm1o
ーー聖ヴァレリオ教会

歪む空間「」グニャッ……

床へ倒れ込む一行「」ドサッ!!!

聖女「……!?皆さん!!!」タタッ

ステラ「……はっ……はぁ……っ……!」

ジョン「誰か!手を貸してください!」

レム「サーシャさん!?アインズさんまで……!」

血に濡れたリーゼリットを抱くガイ「レム!リーゼを……頼む……早く……!」

レム「……っ、はい!」
リーゼリットの傷へかざされる手「」パァッ……

ガイ「……帰ってきたぞ、リーゼ……」

リーゼリット「っ、はっ……はっ……」

ガイ「……もう、大丈夫だ……!」グッ……
405 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 23:16:26.71 ID:RpnlmCm1o
リーゼリット「……なんか……あはは……アンタのそんな顔で見られるの……初めてかも……」

ガイ「こんなときに、何を……!」

リーゼリット「……ねえ、ガイ。ちょっと……変な形になっちゃうんだけどさ……約束、覚えてるよね?」

ガイ「……やめてくれ……」

リーゼリット「……ヴィルトの名前、受け取ってくれる……?」

ガイ「そんなこと言うな……!」ポロッ……

リーゼリット「……お願いだよ。もう……目、見えなくなってきちゃってさ……」

ガイ「リーゼ……!」ポロポロ……

ガイの頬へ伸ばされる手「」スッ……

ガイ「……っ」

ガイの頬に触れるリーゼリット「」ピトッ……

リーゼリット「……ガイ……」

ガイ「……もう喋るな……レムが治してくれる……!助かるんだ……!だから──」

リーゼリット「聞いて」

ガイ「……っ……」
406 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 23:17:04.70 ID:RpnlmCm1o
リーゼリット「ヴィルトはね……ただの名前じゃないの……受け取って……次に繋いで……そうやって、残していく名前なの……」

リーゼリット「だから……私で終わらせたくない」

ガイ「……俺なんかが……受け取っていい名前じゃない……」

リーゼリット「ふふ……また、それ?……私が……アンタに渡したいって言ってるの……」

リーゼリット「だから……それでいいでしょ……?」

ガイ「……っ……!」グッ……

リーゼリット「ね?」

ガイ「……分かった……」

リーゼリット「……」

ガイ「受け取る……!」

ガイ「お前の名前……ヴィルトの名前……俺が受け取る……!」

リーゼリット「……そっか……」

僅かに笑うリーゼリット「……よかった……」ニッ

ガイ「だから……だから、お前も一緒に──」

力なく垂れるリーゼリットの腕「」ダラン……

リーゼリット「」

ガイ「……リーゼ?」

レム「ダメです、リーゼさん!リーゼさん、起きて!起きてください!!!」

リーゼリット「」

ガイ「……おい……」

ステラ「っ……」

俯くジョン「……」

口に手を当てる聖女「そんな……!」

ガイ「あ……あぁ……」

ガイ「──うああああああああああっ!!!!」

⭐︎星詠みの魔女に敗北しました。
407 : ◆sIVlz2/mNs [saga]:2026/09/27(日) 23:21:04.62 ID:RpnlmCm1o
星詠みの魔女との戦いに敗れ、傷つきながらも第七避難所へと帰還したガイたち。
圧倒的な力を前に、多くのものを失った一行に、あまりにも重い現実が突きつけられる。

それでも、世界めくれを止めるための歩みを止めることはできない。
失ったものを胸に、残された者たちはそれぞれの想いと向き合い、再び前へ進むための道を模索していくのであった……

本日はここまでです。
次回もよろしくお願いします。
それでは、また。
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/09/28(月) 00:57:14.05 ID:fGow0+aro
乙
まあ行動選択のミスだったな
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/09/28(月) 02:15:58.68 ID:B8H5yLpeo
おつ
よく頑張った私の愛娘…ゆっくりお休み
いやこれもうガイ君再起不能では
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2026/09/28(月) 13:59:09.32 ID:+slTkoLEO
やはり空間魔法は逃走に便利
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