勇者「淫魔の国で風邪をひくとこうなる」

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533 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/22(水) 03:48:03.34 ID:wmq2jMY3o
金玉大丈夫なのかこれ……精子以外の細胞まで吸いとられてないか
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/22(水) 03:55:16.75 ID:Ml4B2UiWo

最終手段ポチを使用か?
535 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/22(水) 08:24:06.20 ID:ynhUIZ2so
人間の精子って、淫魔にとっての万能系賦活剤って設定じゃなかったっけ?

“勇者”の精子を吸収した隣女王の能力とか活力とかウルトラ級に底上げされてたら……

ポチさんなら……大丈夫だろうな?
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/22(水) 23:38:44.31 ID:whRMwFqr0
ポチさーん、出番そろそろのようでーす
537 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/23(木) 04:48:54.40 ID:j9xCiqJVo
よう

時間めちゃくちゃだけど書けちまったから投下しちゃうぜ
>>528から
538 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/23(木) 04:49:39.73 ID:j9xCiqJVo
*****

柔らかく湿った舌が、肌の上を滑る。
舌の表面から生えた微細な肉の棘は、獲物の身体を捉えて離さないためにある。

隣女王「くすっ……。さっきと立場が逆になりましたね?」

隣女王は無邪気に笑いながら、舌で勇者の胸筋を愛撫していた。
胸板を棘舌が這うたびに、ちりちりとしたくすぐったさが軌跡を残す。
乳頭に触れるたびにぴくりと震えて――――また、嘲笑われる。
ざらついた舌の刺激と、舌を這わせながら上目遣いに歪ませた眼光を投じられる度に思い知る。
今、自分は――――魔物に囚われたのだと。

隣女王と捉えていた手枷と鎖は、今は自分の手にかけられていた。
頑強な鎖は、隣女王の力では引きちぎる事などできないはずだった。
それなのに彼女はどうやったのか――――手を傷つける事も無く、鍵をこじ開ける事も無く、気付けば亡霊のように抜け出ていた。
魔法とすれば、それはいつ為された?
答えが何も浮かばず、たとえ訊ねたとしても彼女が答えるはずもない。

勇者「うっ、くっ……!」

隣女王「暴れてもダメですよ? だって……もう、離しませんから」

身体をくねらせ、舌から逃れようとしても叶わない。
腕は鎖に絡め取られ、そして何よりも――――今なお、治まらぬ逸物は彼女の中に残されていた。
逃げようとした奴隷を罰するように、隣女王は自らの意思で雁首を膣口で締め上げた。
539 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/23(木) 04:50:34.97 ID:j9xCiqJVo

勇者「――――――っ!!」

隣女王「くすくす……。お馬鹿なおちんちんですね。私の中に、あんなに出したのに……まだ足りないんですね? 哀れな猿の“盛り”のようです」

勇者「くそっ、離――うあぁぁぁっ!」

またしても……達してしまった。
それが果たして、何回分の射精だったのか、唯一の確認手段すらない。
ただ隣女王が膣口を締め付けただけで――――軽い射精感が巻き起こり、腰ががくがくと震える。
生命力を吸い取る魔の花弁が……もう、勇者を逃さない。
全てを吸い尽くすまで、もはや隣女王は治まらないだろう。

隣女王「……そうだ、こうしましょう。貴方を、連れて帰って……私のお部屋で、ずっと飼ってあげるのです」

数十回分の精液を受けて、カエルのように膨らんでいたはずの下腹部は……今はもう、ほっそりとしたフォルムへ戻る。
大量に飲み込んだはずの精液は、どこかへ消えてしまったかのように。

隣女王「毎日、毎日、……私がいいというまで、奉仕させてあげます。嬉しいでしょう? 貴方は、残りの人生……私の性奴隷です」

その声は、人を飼う魔族に相応しい魔性を秘めていた。
ともすれば、彼女は――――このまま、二度と元の性格に戻らないのではないかと。
540 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/23(木) 04:51:16.50 ID:j9xCiqJVo

隣女王「さて、それはそれとし……私が自ら腰を振ってあげましょう。大丈夫です、きっと……死にませんから」

勇者「っ……ぐっ……! よ、止せ……ああぁぁぁあっ!!」

隣女王「止せ? ……“お願いします、やめてください”でしょう? 人間。まぁ、止めませんけれど……ね」

ぐちゅっ、ぐちゅっ、という水音が、蝋燭の光すら消えた部屋へ淫らに響く。
暗闇の中でモノにまたがり、“淫魔の女王”そのものと化した少女王が腰を上下させる。
不規則な動きで横にくねらせる腰遣いは、彼女が身に着けていていいものではない。
誰も教えていないはずの動きだ。
彼女に飲み込まれっぱなしのモノにはいつまでも離れない熱さとうねる肉襞の感触が追いすがり、しかし鈍麻させてもくれない。

勇者「う、あっ……! あ、あぁぁ……」

敏感になり続けたままの快楽神経が直に撫でられるような、正気を奪われる臨死の快感。
天蓋の中で二重星のように輝く二つの瞳が、こちらを見下ろしてくる。
粘土に切れ込みを入れたように喜悦と快楽、そして支配とに歪む口元は、まるで地獄の炎を宿すように暗闇の中でもはっきりと見えた。

隣女王「ふふふふふふ。どう? 気持ちいいでしょう? もう貴方は私のもの。……脳髄の奥まで焼いてあげますよ。じっくりと、ね」
541 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/23(木) 04:52:03.95 ID:j9xCiqJVo

酸素を求めて半開きにした口の中へ、何かが伝い下りてくる。
目を可能な限り見開いて見れば、それは少女王がつぅっと落とした、唾液の筋だ。
拒否する事もできずそれは舌の上に下り……瞬間、熱が全身を駆けた。
それは――――紛れもない快感そのものだ。
口に入れるだけで、その瞬間耐えがたい“快感”へと変わる。
それは違法的な薬ですら叶えられない“魔法”に近い。

勇者「お、前……ッ何、飲ませっ……! くっ……!」

隣女王「……そう怖がらないで。“女王”は蜜を与えるものでしょう? 私を満足させてくれるのなら、好きなだけ飲ませてあげますよ」

舌に載せるだけで快楽を得られる、淫魔の蜜。
恐ろしい事に――――彼女の責めで消耗した体力が戻り、疲弊していたはずの身体からも疲れが消えてしまった。
それだけでなく、彼女と繋がっている部分、その真下。
二つの精液袋が、かっと熱くなり、漲るとまで感じた。

隣女王「さぁ、吐き出しなさい、人間。私の中……暖かいでしょう? 我慢しなくていいのですよ。
     ほら……私の中に、その浅ましい欲望を充たすのです」

またがって腰を振る少女王は、更にその動きを早めた。
ごすん、ごすん、と内側を抉られ形を変える下腹部の圧迫も、もはや感じていない。
暗黒の空間を内側に広がらせているかのように。

隣女王「あ……はははははははっ! どれぐらい出るでしょうね? 見えないのが残念ですね……っ?」
542 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/23(木) 04:52:39.46 ID:j9xCiqJVo

やがて、極限に達した快楽は少女王の内側深くで弾け飛んだ。

勇者「うぐっ……! っ、ひっ……ぐ、うぅぅぅ!!」

精道が、大量の精液で押し広げられる感覚は初めてだった。
それは酷い圧迫感であり、耐えがたい苦痛の部類に近い。
それらは我先にと譲り合う事無く精道を駆け抜け、隣女王の膣奥を目指して遡る。
瞬間――――隣女王の下腹が再び、内側で小爆発でも起こったように膨らんだ。

隣女王「げぷっ……! ぐ、えぇっ……! あはっ……出し、すぎ……でしょう……?」

またも圧迫に耐えかねた彼女の胃液が押し出され、口元から漏れ……とっさに手で口を覆うのが見えた。

続けて二度、三度、散弾砲のように吐き出され……否、撃ち込まれた精液が彼女の腹をまるで妊婦のように膨らませた。

隣女王「うぇっ……ぐぷっ……! わ、私を……精液袋、にでも……するおつもり、ですか?」

左手の甲が、酷く痒く感じた。
加えて四度、五度、と回数を重ね……やがてようやく、射精の波は治まる。
体力はもはや、限界に近い。
だがしかしそれは、隣女王も同じだった。
543 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/23(木) 04:53:52.87 ID:j9xCiqJVo

隣女王「っ……は、ぁぁぁ……この、私に……よくも……こんな……人間、めっ……」

汗まみれで乱れた銀髪が彼女の額に貼り付き、煉獄のような瞳は光を弱まらせていた。
その時、勇者は気付く。
手が――――自由になっている事に。

勇者「っ……何だ? これは……」

拘束されていた両手を、ようやく下ろす事ができた。
鈍っていた手首から先の感覚を確かめると同時に、左手の紋章を眺める。

勇者「っ……嘘、だろ……!?」

五本の太線で構成されていた無慈悲な紋章は、もうない。
残っているのは、細い線が二本と、小さな点が五つ。
すなわち残り射精回数は、二十五回。
三百以上の射精が、この数刻の間で奪われてしまったのだ。

隣女王「? 何……だと?」

暗闇の中に、生臭くぬめる気配がいくつも漂っている事にもようやく気付けた。
隣女王も遅れてそれを察知したのか、内側からぬるん、と滑り落ちてモノが抜ける事にも構わず腰を浮かせた。

――――その瞬間、無数の触手が天蓋の中へと飛び込んでくる。

隣女王「何、う、あっがあぁぁぁぁっ! くっ、離――――っ!?」

勇者「……助けるのが遅いぞ、ポチ」

隣女王の身体は引きはがされ、ベッドの上に大の字で拘束され、その視界もまた幅広の触手で目隠しを施されていた。
更に四肢は軟体の奇虫のように変異した触手にそれぞれ肘と膝まで飲み込むように捕縛され、もはや動かす事は能わない。
勇者の目の前で揺れる一本の触手の言う事は……いつしか、理解できるようになっていた。

勇者「……『待たせたな』……じゃない」


544 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/23(木) 04:54:18.17 ID:j9xCiqJVo
今日はこれまでだ
ではの
545 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/23(木) 05:31:01.43 ID:lcpudZVSO
おつ
これバトルものだったんだな……
546 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/23(木) 05:40:54.19 ID:lQ7UDKy6O
ポチ「(真のヒーローは遅れて来るもんだ)」ウネウネ
547 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/23(木) 08:09:24.57 ID:e9hVTR23o
隣女王は勇者に勝てる
勇者はポチに勝てる
ポチは隣女王に勝てる
548 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/23(木) 08:50:28.38 ID:GqKDbhPMO
ポチさんcv大塚明夫
549 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/23(木) 10:07:53.10 ID:8/rx3uY+0
えらく性的な三すくみだな
550 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/23(木) 13:58:51.53 ID:dGfk3wSCO

ヒーロー(ポチ)登場か
551 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/23(木) 16:10:51.69 ID:mNtxxeAto
淫魔じゃんけんはこれで決まりだな
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [SAGE]:2017/02/23(木) 17:30:32.08 ID:gIJdwH460
頂点同士の戦いだな、隣女王反省会かな
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/23(木) 23:40:58.42 ID:BClm2LuA0
こっからは勇者のドSモード炸裂かな?
554 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/24(金) 00:40:41.05 ID:R7bNwiJ10
一回でいいからだめちゃんをこれくらい責めあげてほしい
555 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/24(金) 03:23:31.54 ID:gPmO1JyQo
ポチが現れるとき、それは処刑用BGMのイントロが入る

>>543から
556 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/24(金) 03:24:57.47 ID:gPmO1JyQo

幾条もの触手に絡め取られた隣女王の姿に、先ほどの傲岸不遜の魔族の面影はない。
ベッドの支柱と天蓋を巻き込んで形成された苗床に捧げられた生贄のように、彼女は動きを再び奪われていた。

隣女王「くっ……。何、の……おつもりですか……?」

勇者「……ポチ?」

隣女王「くだらない、ローパー如きに、私が……何っ!?」

目の前に躍り出た数本の触手が枝分かれしながら変異し、十数の触手へそれぞれ分かれた。
その形状は、一目で用途が想像できないものも少なくない。
ヒルのように平たい外観の腹に、粘液を滲ませる肉粒をびっしりと埋め込んだもの。
先端から四つに分かれた口内に、糸のように微細な触手を舌のように蠢かせるもの。
スライムのように半透明な粘液の塊が人間の手の形を成したもの。
連なる肉の粒を刺した串のようなもの。
それらが皆、彼女の褐色の幼い肢体を目指し、その時を待つ。

しかし隣女王が驚いているのは、そこではない。
彼女は恐らく、魔力を行使して触手を払おうとした。
肘まで、膝までを呑み込む触手を焼き払い、その縛めから逃れようと。
だが、それは――――叶わない。
淫魔では決して、この触手の持ち主には勝てず、殺す手段そのものも世界に存在しない。
557 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/24(金) 03:25:46.20 ID:gPmO1JyQo

隣女王「何故っ……きゃあ、あぁぁぁぁっ!!」

ヒル状の触手が、彼女の努力を嘲笑うようにささやかな胸へ伸び、ぐじゅりと粘液に湿る腹を押し付けるように、ぐねぐねと動いた。

隣女王「や、めっ……! な、何が起きて――――離せ、無礼な! 離……あんっ!」

すっぽりと覆われた小山を飲み込み、桃色の頂を捉え、内側の肉粒が粘液をなすりつけながら揉み込む。
淫らに響く水音は、視界を奪われた彼女の嫌悪感までも刺激してやまないはずだ。
自分が今何をされているのか――――次に何をされるのか、掴めない。

勇者「……『悪いな、嬢ちゃん。あんたに怨みはないが……あんたをそのまま帰す訳にはいかないんだ』」

隣女王「はっ……!? 何……を、言って……」

勇者「『せっかく起きた処、悪いが……もう一度、寝てもらうぜ。悪く、思……って、くれ』」

隣女王「先ほどから、何を……あぎっ! ぎ、ふぁっ……!」

微細な針状の触手が、彼女の肌に突き立つ。
しかし、血の滴る気配はない。
数秒して触手が脈打ち、何かを飲み込むように脈動していくと、謎は解けた。
針状の触手から吸い上げているのは血液、体液の類ではない。
紫色の燐光が瘤となって、地下深くのポチの本体へ向け、吸い込まれて行く。
ポチが吸収しているのは、彼女の――――淫魔としての力、そのものだった。
558 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/24(金) 03:26:43.35 ID:gPmO1JyQo

ポチ『旦那、手伝うぜ。残りはあと数回か? 気にする事ねぇ。あんたが一回動く度に、俺の吸収触腕は射精十回分もの淫魔力を取り上げる。
   それに……一本じゃねぇからな』

勇者「……分かった、頼んだぞ」

隣女王に突き立ち、魔力を吸収する触手は合わせて五本。
それぞれ両上腕、へその下、左の尻たぶ、そして首。
五ヵ所から容赦なく淫魔の力を吸い上げ、彼女の身体に漲った凶暴性を吸い取り、無力化させていく。
口裂けの触手はヒル状のものと交代し、その乳首を内側の舌で締め上げ、ちゅぱちゅぱと音を立ててすすり込んでいた。

隣女王「あっ、あ……わ、私が……こんな……低級な……モノ、……に……?」

吸収されるたびにびくん、びくんと揺れる体は、もがく事すら許されていない。
彼女の四肢を飲み込んだ触手の中で暴れる手はさながら大蛇に飲まれた獲物のようだった。

ポチ『……低級でいたかったよ。淫魔を倒せる力なんて、欲しくなかったよ。でも、まぁ……仕方ないよな。
   生きていたかったんだよ、俺はさ。もう、しがみつくのをやめても、落ちる事すらできねぇのさ』

勇者(……それにしても一体何なんだ、こいつの喋りは? ローパーの発言じゃないぞ)

ポチ『ほら、旦那。……ボサっとしてるな、間もなく夜が明けるぜ。急ぎな』

勇者「……ああ、そうだな」

559 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/24(金) 03:28:14.40 ID:gPmO1JyQo

触手に磔にされ、嬲られ続ける隣女王へ残りの数回全てを吐き出した。
驚くべき事に、この対淫魔の触手の洗礼の中でも、彼女の膣内は貪欲に蠢き、求めてきた。
それでも命がまだあるのは――――こちらが優位を奪えたからだ。
視界も、四肢の自由も、そして口も塞がれて、隣女王の中に宿った魔性は薄らぎゆき、やがて、消えた。
それが現れた時と同じように、淫靡な香りを放つ風が寝室を駆け抜け、背骨が折れそうなほどに身体を持ち上げ
――――やがて、ぷつりと糸が切れたように脱力。
ポチはそれを見届け、責め苛んでいた触手を全て仕舞い込むと、更に十数秒間の残心を以て警戒し、やがて、彼女の身体を解放する。

そこに残されたのは、隣女王の、無邪気な寝顔と、ささやかな寝息で揺れる裸身だった。
加えて左手の紋章は消えて、もうすっかりと、ようやく大人しくなれた“自分自身”。

勇者「……ようやく、だ。ようやく……楽になれた……」

ポチ『フッ、人生長いもんだ。たまには柔らかいナニが恋しい時もあるさ。葉巻、持ってないか?』

勇者「今度持っていってやる」

隣女王を寝かせ、ガウンを体にかけてやり――――服を着てから、力無く窓辺の椅子に座る。
部屋を埋め尽くした触手はすでになく、一本だけが残り勇者の横で蠢く。
560 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/24(金) 03:29:42.70 ID:gPmO1JyQo

ポチ『……まぁそれは置いといて、だ。あんたの世界に残されていた淫魔の悪名。その正体は、こいつらだ』

勇者「何だって?」

ポチ『かつてこいつらの寿命はもっと長く、身体も大きく、そして……無邪気さはなく、残忍性だけがあった。
    だが……気付けばこいつらはガキのまま成長しないようになり、魔力も少なくなり、その精神にもフタがかぶせられた』

勇者「それは、……人間界の誰かが?」

ポチ『いや、恐らくは前女王――――の前に連なる誰かだろう。俺だって流石に全知じゃない。
    ただ、誰かがこいつらの暴威を危ういと感じ、止めたのさ』

勇者「何のために?」

ポチ『分かるんだろう、色男。淫魔は……少なくとも、こっちの国の淫魔は、“人間”が好きなのさ。こいつらと違い、エサとしてじゃなくてだ』

勇者「隣女王は……これから、どうなる?」

ポチ『ひとまずあんたがつぎ込んだ魔力は全部取り上げたから、目が覚めたら元通りだろう。
   だがこんなのはこれっきりにしろ。こいつらは男が死ぬまでやめないぞ』

勇者「分かった。……ありがとう、済まない、ポチ」

ポチ『礼には及ばねぇさ。恐らく嬢ちゃんが起きたら何も覚えていないだろう。……後はあんたに任せたぜ、それじゃあな』

そう言って、ポチの最後の触手は暗闇の中へ引っ込んでいく。
窓から差す朝の陽射しを背中に感じながら、勇者はベッドの上を見つめた。
そこには、憑き物の落ちたような顔で微笑むように眠る、銀髪の女王の姿があった。

勇者「…………ありがとう、隣女王」

彼女もまた――――紛れもなく、勇者を助けてくれたのだ。
561 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/24(金) 03:31:02.91 ID:gPmO1JyQo
投下終了
たぶんあと二回ぐらいの投下で終わります

だが終わらせるにはまだスレが余り過ぎているから、まぁそういう事になる


ではまた明日
562 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/24(金) 03:50:31.80 ID:XolMoWuM0
乙!
ポチのイケメソな会話がポルコ・ロッソで再生された。
隣国の淫魔の意外な過去に物悲しさを感じる…
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/24(金) 03:52:21.52 ID:fl1ABsNu0

ポチさんかっけえっす
564 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/24(金) 04:29:58.88 ID:TleZ7pW8o

ポチの過去が気になる発言だなぁ
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/24(金) 05:18:41.93 ID:UT7XKaRN0
乙!
隣女王拘束精力変換ックスもいつか是非…
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/24(金) 06:00:55.10 ID:bVhd+zPj0

陵辱するわけじゃないポチさんがイケメン過ぎて
567 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/24(金) 08:13:56.53 ID:IqVWTO900

本当に消費しきったな・・・
568 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/24(金) 11:27:14.25 ID:sMOeRfbA0

ポチさんすげえ
569 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/24(金) 12:03:50.88 ID:u+1qNdQLO
いっその事ポチさんに直吸いしてもらえば…いや駄目だな乙乙
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/24(金) 12:52:34.57 ID:RimpfuqF0

ポチさんの発言?で、続編か過去編フラグがたった気がする(チラッ)
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/24(金) 18:28:26.75 ID:tbdhZgjM0
ポチ過去編か…バトル有りそうだな。胸熱
572 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/24(金) 20:39:25.70 ID:LgXsRehZo
でも隣女王はやる度に覚醒じゃいつまでも報われないなあ。勇者が救ってあげる展開が欲しい。
573 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/25(土) 01:14:53.14 ID:yivhQ7rao
後の穴なら覚醒しないんじゃね?
574 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/25(土) 03:36:18.38 ID:6+ZiNUOG0

スレの余白をポチ過去編で埋める→むしろ足りない→続編へ
575 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/25(土) 04:08:16.36 ID:qTGE4Zqmo
よう、二回と言ったが今日の投下で終わりだ、騙して悪いな

そういう訳で、>>560から
576 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/25(土) 04:08:45.95 ID:qTGE4Zqmo
*****

隣女王「それでは、皆さん。短い間でしたが、お世話になりました」

彼女が馬車に乗り込むのを、堕女神、サキュバスB、その他使用人達で見送る。
隣女王は、結局―――――あの変貌の事を、何一つ覚えていない。
最初に迎えた結合の記憶までしかなく、その後の異変も、ポチの事も、何一つ。
手枷が外されていた事に目が覚めてすぐ驚きはしたものの、“寝づらそうだから外した”とフォローするだけで彼女は納得した。
四百発もの射精を受け止めたというのに、とうとう、彼女の“そこ”から精液が漏れ出る様子も見えなかった。
恐らく、測るには桶が必要なはずだ。
それなのに彼女は全てを吸い込み、貪欲に力に変えてしまった。
勇者の背に、今朝から幾度も恐ろしい予感が走っている。
もし彼女があのままの勢いでいたら――――彼女に勝てる者は、この国にポチを除いていたのか、と。

隣女王「……陛下、いかがいたしました?」

勇者「……いや、何でもないよ。それより隣女王、体調に変わりはないか?」

隣女王「いえ、すこぶる快調ですが……どうして?」

勇者「それならいいんだ、何でもない。またいつでも来てくれ」

隣女王「はい、必ず。……それでは陛下も、お風邪など召されぬように……」

勇者「……肝に銘じるよ」
577 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/25(土) 04:09:46.28 ID:qTGE4Zqmo
*****

サキュバスC「よーォ、フニャチン陛下」

勇者「またお前はそういう事を言う」

サキュバスC「何だよ祝ってやってんじゃねーか、バカ。快気祝いって事で何かやるか? いいぜ、お前になら何でもしてやるよ?」

勇者「……今、何でもするって言ったか?」

サキュバスC「えっ……?」

開け放っていた執務室の窓に、右半身を乗り出すように隻脚甲の淫魔が座っていた。
揺れるレースカーテンからは新緑の香りが風とともに吹き込み、その中に、サキュバスCの纏う嗅ぎ覚えのある果実香が忍んでいた。

勇者「今、何でもするって言ったよな?」

サキュバスC「え、あ、いやっ、ちょ、何……え?」

わざとらしく音を立てて椅子を引き、立ち上がり、大股で近づいていけば彼女は分かりやすく狼狽した。
無表情を作ってそう演じているだけに、更に。

サキュバスC「ば、バカお前……ふざけろ、こんな明るいトコで……! 誰か、来ちまうだろっ……!」

堕女神「いえ――――もういますので、その心配はありませんよ」
578 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/25(土) 04:10:41.36 ID:qTGE4Zqmo

勇者「……違う」

堕女神「何が?」

勇者「……冗談だったんだ。脅かしてやりたかっただけで」

堕女神「存じております。よもや――――職務を放棄して白昼堂々と、等と企てておいでではないと理解しておりますので」

真後ろに冷たい気配とともに佇んでいるのが、振り向かずとも分かった。
風に揺れた髪が、シャツの背に当たるのも――――。

サキュバスC「……ケッ、くだらねぇ恐妻家かよ、お前も。アタシはただ、ちょいお別れを言いに来ただけなんだぜ」

勇者「……やっぱり、行くのか?」

サキュバスC「ああ。下町の狐どもとナシ付けてさ、あれで酒作ってみようって事になったんだよ。
         ……で、そうするんなら原料がなきゃハナシにならねぇわけだ」

勇者「それは、楽しみだけど……」

サキュバスC「ならそうしてな。……まぁ、ウンザリしたら逃げて来い。アタシがたっぷり甘やかしてやるよ? ククッ」

堕女神「いえ、そうはさせませんよ」
579 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/25(土) 04:11:09.87 ID:qTGE4Zqmo

サキュバスC「うわぁ、怖ぇ。アタシの命日は今日かー、参ったなー」

堕女神「……御望みですか?」

勇者(…………またこれだよ)

堕女神(陛下、何か?)

勇者「脳内に!?」

サキュバスC「はぁ?」

把握できないサキュバスCだけが、しばし窓辺に座ったまま右脚をぶらつかせ――――やがて、立ち上がった。
勇者と堕女神を見下ろしたまま、彼女はにやりと笑う。

サキュバスC「まぁ別に、一週に一度ぐらいは色々しにこっちに来るからよ。お前こそ来たくなったらいつでも来いよ。 それじゃあ、な」

彼女が後ろへ倒れ込むように身を投げ出すと、一枚しかない右の翼が閃き、矢のように早い蒼影だけが空を走った。
580 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/25(土) 04:11:42.24 ID:qTGE4Zqmo

隣女王に続いて彼女を見送ると、ようやく、城内にはいつもの静寂が戻った。
股間の苦しさも無い。
普通に立ち歩く事ができ、用足しの時も邪魔にならず、左手にうねる妙な紋章もない。
それだけの事の贅沢さを思い知らされた数日間だった。

勇者「……俺はもう、しばらくはいいかな」

堕女神「はぁ……?」

勇者「一晩で四百回。四百回分も吸い取られたんだぞ」

堕女神「恐らく人類史上最高記録でしょう。それで……いい、とは?」

勇者「だから……その、分かるだろ?」

堕女神「……分かりますが、困ります」

勇者「え……?」

堕女神「ですから、その……私が……私、と……」

言いづらそうにする彼女の姿は、それもまた、まさしくいつものように婉曲だ。
口では言ったばかりの勇者も、また自覚する。

勇者「……分かったよ、今日だな」

ここへ迷い込んだ男が時にかかる、奇病。
治療法は、ただ一つ。
そして治療が済んでも――――この国では、誰も抗えない。

ここは――――――“淫魔の国”だから。




581 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/25(土) 04:14:36.98 ID:qTGE4Zqmo
一ヶ月以上お付き合いありがとうございました
とりあえず酒を私は飲む
飲むと言ったら飲むんだ
書き始めればペースも保てるのに、どうも立ち上がりが俺は悪い
それでは、また



…………HTML化を出すには、ちょっと余りすぎてるね?
582 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/25(土) 04:16:16.49 ID:TeHK3YTvo
おつー!
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/25(土) 04:31:49.10 ID:yivhQ7rao

そうだな、余りすぎてるな、
どうすれば良いんだろうね|壁|ω・)チラッ
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/25(土) 04:49:21.91 ID:gdb2eTrnO
外伝扱いだった『ワルキューレ達のその後(近況報告みたいなもの)』とか・・・?
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/25(土) 07:32:45.27 ID:sY25WvLb0
おつ
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/25(土) 07:55:16.97 ID:7VCNS1Ieo

余ってるよー!絶賛余ってるよぉ!
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/25(土) 07:58:28.53 ID:3YVMuiuyO
乙です
病気(呪い)に関係なく勇者は毎日誰かしらとまぐわうんですねわかります

>>584
確かにワルキューレについては見たいのぉ
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/25(土) 08:28:26.27 ID:jTjSY5hBo
浜木を吸う触手ってなんだよ
おつおつ
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/25(土) 10:24:57.87 ID:/nBdp31r0
乙乙
このスレのワルキューレの人気さすげぇな
だが正妻の堕女神さんの絡みは必要だぞ
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/25(土) 10:44:09.60 ID:cdsoBJ8y0
乙!
あっという間だったなぁ
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/25(土) 12:36:26.50 ID:gdb2eTrnO
そういや、『ポチの断片を売ってた道具屋』と『酒場のマスター』のストーリーは語られてないなぁ。珍道中になるやら、どうなのか。
592 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/26(日) 00:12:36.61 ID:0w84IKXnO
乙ー!
外伝に期待
593 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/26(日) 00:29:09.71 ID:0ZXyYn3A0

覚醒した隣女王には堕女神でも勝てないのか…神なのに
594 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/26(日) 10:31:34.16 ID:PSLkf4xIo
>>593
覚醒の更に上、「おだやかな心をもちながらはげしいエ◯チによって目覚めた伝説の戦士」的な存在になってほしかった
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/02/26(日) 15:49:57.91 ID:MYc4x9Jp0
おつ!
次に期待
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/26(日) 16:03:12.22 ID:bFmsrQLI0
乙!このシリーズを読んでサキュバスの性癖に目覚めました
責任取ってこれからも負担にならないペースで続いてくれることを願っとくぜ
597 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/27(月) 11:09:37.32 ID:B5VnE+yz0
外伝マダカナー
598 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/02/28(火) 04:38:00.04 ID:K40RaSsSo
こんばんは、とりあえず日曜を期限としておまけH投下します
もう少しだけ待っていてください
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/28(火) 05:46:30.65 ID:MiJESRiHo
マジか、
今週はワクワクしながら過ごせそうだ
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/02/28(火) 06:03:36.56 ID:k36elstT0
やったぜ
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/02/28(火) 17:22:48.96 ID:n/wmQ+daO
オマケきた!
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [【sage】]:2017/02/28(火) 20:04:30.94 ID:0YYdw6qF0
期待してる!
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/01(水) 00:18:59.97 ID:nyVgp6ZM0
楽しみだ!
604 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/01(水) 00:47:58.28 ID:UzmoXC++0
オマケきた!
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/02(木) 00:59:37.64 ID:vpstrRI70
ほしゅ
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/02(木) 01:28:24.21 ID:ak4vnAQ00
ほしゅほしゅワクワク
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/02(木) 02:37:23.10 ID:Z7D/Wz/X0
厩舎の方から小さな呟きが聞こえる
『……我が王が馬並みになったと聞いて……え?出番なし?』
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/02(木) 23:29:29.76 ID:PF6kYyls0
向こうには花粉症はねぇのかな、今日きつかった
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/03(金) 20:13:32.48 ID:FTd0zSvvo
あらゆる汁が止まらなくなる花粉…?
610 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/03(金) 21:12:41.73 ID:sHKFBDVqo
花粉少女を思い出した。
611 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/03/04(土) 05:38:58.33 ID:atTaj141o
こんな時間だが悪いな、おまけの投下だ
三日ほどまた付き合ってもらいます
では
612 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/03/04(土) 05:39:43.63 ID:atTaj141o
*****

サキュバスB「あっ、陛下。探してたんですよ? ……これ、どうぞ」

ある日の午後、廊下を歩いている時にサキュバスBから風変わりな物を渡された。

勇者「……? 何だ?」

サキュバスB「ほら、この間の隣女王陛下と“お風呂でぬるぬるえっち”した時の……忘れてないですよね?」

勇者「あー……あれか。……むぅ」

隣女王に性教育を施す、という名目で三人で行った、あの退廃的、堕落的な行為の事だ。
妙な空気のベッドの上に横たわり、媚薬分を含んだ粘性の液体に全身を包んで――――そして後処理に苦慮した、あの出来事。
結局その後に“実践”を行ってしまったから、今後二度とできないだろうと思われた。
無類の快楽、苦々しい思い出、口惜しさ。
色々と含んだ感情が表情に出て、唇を引き結んだまま、黙り込んで少々波打たせる事しかできない。

サキュバスB「いや、受け取ってくださいってば。なんですか、そのビミョーすぎる反応!?」

勇者「あ、あぁ……うん、うむ」
613 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/03/04(土) 05:40:17.06 ID:atTaj141o

受け取ったのは、瓶とも革袋とも違う、片手の中に納まる奇妙な材質の容器だった。
形状は瓶のようであっても、握れば凹む、つるつる、ぺこぺこ、とした手触りは初めてのものだ。
煙のかかったような半透明の内部には、微かな桃色の液体が半ばまで満たされているのが見えた。

勇者「……なんで?」

サキュバスB「え? 余ったからですけど」

勇者「お前は使わないのか?」

サキュバスB「んー……。あれ、気持ちよかったですけど……一回すれば満足かなー、って思って」

勇者「勝手に飽きてヒトに押し付けるなよ」

サキュバスB「あ……それとも陛下、またやりたいです?」

勇者「いや……」

サキュバスB「いや、って事ないでしょう。とにかくそれ差し上げますから、何かの時にでもどうぞ。それじゃ!」

勇者「あ、おいっ! 待て!」

一方的にそれを押し付けてサキュバスBは小走りで去ってしまい、
およそ用途の思い付かない“淫具”を持たされてただ一人残され、呆然と勇者はそれを見つめた。

勇者「何に使えって……?」
614 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/03/04(土) 05:40:52.75 ID:atTaj141o
*****

動きづらい数日間を過ごした今だからこそ、ありがたみの分かる事もある。
それを教えてくれた地下牢の恩人へ礼の品を届けに行けば、その恩人――――ローパーは、触手の一本を蛇状に変化させてまず一本、銜えた。

ポチ『もう持ってきてくれたのか? ……ありがとうよ』

勇者「なぁ……それ、本当に吸えるのか?」

ポチ『ああ、もちろんだ。久々だよ』

吸い口は、尖らせた触手で斜めに切り落とされた。
火は、地下牢の壁にかかっている燭台へおもむろに触手を伸ばし……“自ら”に燃え移らせてから、着火した。

勇者「熱くないのか」

ポチ『熱いさ。我慢してるに決まっているだろ』

勇者「言えば火種くらいはやるぞ?」

ポチ『よせよ。“王様”に火をつけさせるような間抜けじゃない』

勇者「……そう」
615 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/03/04(土) 05:41:59.58 ID:atTaj141o

ポチ『それはそうと……お前さん、もったいない事をしたなぁ』

勇者「はぁ?」

ポチ『お前さんの事情を知ってから、城下町の連中は期待してたんだぜ。狐の女将さんも、
    お前さんに“もふもふ膝枕手コキ”がしたかったらしいんだ』

勇者(……何だ、その……魅惑的な?)

ポチ『だがまぁ、しなくて正解かもな。あれを味わってしまうと、女将さんの膝でしか眠れなくなっちまうそうだ』

勇者「…………」

ポチ『後は、城下のラミアのおっかさんもだ。“粉砕開放骨折ホールド”という全治三ヶ月の禁断の体位が……』

勇者「それは攻撃? 攻撃だろ?」

ポチ『女は魔物さ。笑って許してやるもんだ』

勇者「確かに魔物だけどさ!」

ポチ『まぁ、いいじゃあねぇか。……ところで、あんたもどうだい、一本?』

勇者「俺はやめておく。……ん?」
616 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/03/04(土) 05:43:09.83 ID:atTaj141o

階段を下りてくる、重い足音。
思わずそちらに目をやると、照らされた人影は、足音に見合わず小さい。
やがて、白金髪の貫頭衣の少女――――人間に変身した姿のナイトメアが、バスケットを片手に提げて現れた。

ナイトメア「……何でいるの?」

勇者「ポチに礼を。……お前こそ、何でこんな所に」

ナイトメア「誰も外に出ないからヒマ。お昼はここで食べる」

彼女は、勇者の前を通り過ぎてから、ポチの牢屋に対面する壁に背を預け、ぺたんと座って、バスケットの中身を漁る。
出てきたのは生のままの、彼女の前腕ほどもある人参だ。

ナイトメア「……いただきます」

白く、小さな歯列が……ごり、ごり、と音を立てて人参を咀嚼し、飲み込む。
またたく間にそれは半分ほどまで彼女の胃に消え、口の周りに食べかすが付着した。

ナイトメア「なに、見てる?」

勇者「いや……」

ナイトメア「……それとも、一緒に食べる?」

勇者「いや、遠慮する」
617 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/03/04(土) 05:44:14.50 ID:atTaj141o

ナイトメア「ところで、何話してたの?」

まるで祝祭の揚げ菓子を銜えて食べる子供のように、人参の茎を口からはみ出させながらナイトメアが訊ねた。

ポチ『……旦那のかかった厄介なアレについてだよ、ナの字』

ナイトメア「ああ……なんだ、あれのこと?」

勇者「何で知ってんだよ!」

ナイトメア「ポチから聞いた。のべつまくなし? 乾くひま、なかった? ビーストモード?」

勇者「お前が言うか……。ところで、お前は……」

ナイトメア「興味ない」

勇者「え?」

ナイトメア「馬とエッチしたいの? 変態」

勇者「……お前……」

続けて取り出した人間の頭ほどある葉野菜の塊をぼりぼりと噛みながら、何の興味もなさそうな眠たげな眼で彼女はそうまで言った。
馬の姿が本来、とだけあって……とにかく、彼女は勇者に対して冷たかった。

ポチ『もったいねぇな。あん時の旦那ときたら馬並みだったってのに……』

ナイトメア「おおきさよりも空気づくりが大事」

勇者「…………」

人外の一頭と一匹になじられながら、勇者は居心地悪く、ここへ足を運んだ事を後悔する事になった。

やがて――――夜。
618 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/03/04(土) 05:44:41.63 ID:atTaj141o
*****

執務室での残務を終えると、時計は就寝時刻近くを差した。
書類とペンを片付け、寝室へ向かうと……扉を開けた直後、外から声がかかる。
立っていたのは、就寝用の薄衣に身を包んだ――――

勇者「堕女神、どうしたんだ? ……いや、その、ごめん。勝手に切り上げて……その」

堕女神「……陛下。貴方は、このところ……私を小言ばかりと思っておいででは?」

勇者「…………いや、そんな……」

濃紺の薄衣と、そこから真っ直ぐに伸びる白く艶やかな肢体が目映く映る。
口ではそうふくれるように言いながらも、怒っている様子はない。

勇者「……入るか?」

堕女神「ええ。失礼いたします」

扉を開け、室内へ導き入れると……そこで、就寝時刻を示す鐘が、廊下のどこかの時計から響き渡った。
寝室に通された堕女神は、そのまま……押し切るように、勇者をベッドの上まで押しやった。
619 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/03/04(土) 05:45:07.76 ID:atTaj141o
*****

堕女神「ん、はむっ……ふ、ぅぅ……ちゅっ……!」

時にして、十分近く。
堕女神の様子は、妙だ。
勢いを付けるように、一方的に唇を押し付け、貪るようにことさら水音を立てて、歯列ひとつひとつを磨くように舌を差し入れてきた。

息継ぎにも困るような長い口づけを経て……ようやく、離れる。

勇者「っ……は……! 堕……」

堕女神「す、すみません……陛下、つい……その……夢中、に」

堕女神に押し倒される姿のまま、靴も脱げていない。
ベッド縁に座った直後、こうなったのだ。
彼女の顔には緊張がまだある。
何かを誤魔化すか、もしくは勢い付けるようにか……それはまだ、定かでない。

勇者「いったい……どうしたんだ?」

堕女神「……あ、う……」

いつになく――――歯切れが悪い。
日中のはっきりとした物言いの彼女とも、いつもの夜とも違う……おかしな様子だった。
620 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/03/04(土) 05:45:42.31 ID:atTaj141o

靴を脱ぎ、ベッドの中央へ上る準備をしてから、堕女神を抱き寄せるように、左手は背を、右手は下肢、太ももへ伸ばす。
かすかに震えた堕女神は、身を任せるように力を抜き、耳を胸板へ預けた。
そのまま、更に数分。
ようやく――――意を決したのか、堕女神が口を開く。

堕女神「……陛下。今宵は……その……」

何も、返事はしない。
恐らく今、堕女神はとてもしらふで切り出せないような事を口走る。
下手に相槌を打てば、それは引っ込められてしまうからだ。

堕女神「その、聞き及びました。噂で……サキュバス、Bと……」

彼女の手が、右手に重なる。
やがて、それは薄衣の裾の中へと導かれ、レースの下着に覆われた尻を撫でるように誘われた。
引き続き……返答は、しない。

堕女神「……私にも、教えてはいただけませんか?」

意味するところを分かりかね、思わず、背へ回した左手に力を込めた。
微かに震えた堕女神は、そのまま。
胸板の上にはっきりと顔が熱くなるのを直接に伝えながら、言葉にする。
掴まれたままの右手が、尻の谷間をなぞらされた。

堕女神「…………私の、初めてを……もうひとつ、だけ……陛下に……」


ようやく――――彼女の意図が、掴めた。
621 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/03/04(土) 05:46:19.66 ID:atTaj141o
それではまた明日だ、これが終わったらHTML化を出す予定

では
622 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/04(土) 05:54:32.00 ID:xyxsVc3Ko

終わっちゃうのか………寂しいなぁ
623 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/04(土) 09:52:02.99 ID:F87hFSNvO
乙乙
ナイトメアちゃんのジト目足コキとかもふもふ膝枕手コキのシーンが無い……だと…
624 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/04(土) 13:21:33.11 ID:Rm6AVKYC0
乙!
そういや後ろの方はまだだっけか
625 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/03/04(土) 14:05:04.08 ID:e4RTdCfA0
1000になる前に依頼出すと便秘になるから止めとけってCが言ってた
626 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/03/05(日) 04:02:01.84 ID:vlF93ORKo
>>623
足コキ(ただし体重400kg超)なんて俺には危なくて書けないんだ……玉ヒュン過ぎて

それでは始める
627 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/03/05(日) 04:03:46.51 ID:vlF93ORKo

*****

堕女神「んっ……う、あ……あぁ、はぅ……っ!」

薄い寝間着を脱がせ、下着姿にさせ、今度は押し倒して責め立てる。
隔てるもののなくなった上半身には、圧倒するような質量を備えた双房が揺れる。
どちらの突端も、自らの告白による早まった興奮のせいか、すでに硬くしこっていた。
隣女王の楚々としてなだらかな美丘とも違い、どこまでも白く、頭ほどもある、口に含んでも含み切れない二つの巨丘。

堕女神「あんっ! ん、うぅう……そんな、吸、っては……いけ、ませ……!」

しかし、鈍いという事も無く……感覚がみっちりと詰まっているかのようで、揉み転がしても、唇の力の限り吸っても、
下乳の肌と触れ合う部分を舐めて、ちゅぱちゅぱと吸いつけて痕を残しても、彼女の喉は甘えて震えた。
幾度味わおうとも、決してその甘美さが衰える事は無い。
この世界で、勇者だけが、淫魔の国の王だけが味わえる、至上の果実だ。

堕女神「ふっ、うっ……! へ、陛下……胸、そんな……感覚、が、おかしくなって……しまいます……!」

むろん、胸だけを苛めているわけではない。
右手は彼女の下着の隙間から差し入れ、ぐちぐちと湿らせた音とともに、股間の柔肉にも愛撫の手を休めていない。

堕女神「あぅっ!」

その感覚に慣れさせてから……不意打ちに、蜜をまとった中指で後ろの窄まりをぬるりと撫でた。
弾みできゅっとそこが絞られるのが分かり、集中するように切れ込んだ皺が深くなるのが指の感覚で分かる。
628 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/03/05(日) 04:04:12.90 ID:vlF93ORKo

勇者「力……抜いて。まず、慣らさないと……」

堕女神「はい……こう、でしょうか……?」

指を当てたままでいると、ひくひくと震える後ろの門が、警戒を解く小動物のように緩んでいくのが分かった。
鍵を開いた“門”へ、再び引き戻した指で堕女神自身の蜜を掬いとってから、もう一度指先を押し当てた。

堕女神「んっ……」

彼女の喉から空気が漏れる。
それとともに、指の最初の関節までが、後孔へ吸い込まれていった。
まだ入り口ゆえ、門に挟まれている感覚の方が強い。
熱くうねるような肉にも、とろとろに湿り蠢く感覚もない。
それこそ、まるで……遠巻きに侵入者を見るように、彼女の内の肉は指先を恐る恐る迎えていた。
更に、押しすすめ……二つ目の関節までを、うずめていく。

堕女神「ふあぁっ!!」

びくんっ――――と、彼女の身体が大きく揺れた。

勇者「すまない、痛かったか……?」

堕女神「い、い、え……ただ、変な……感覚、が……しただけで……痛みでは……」

身体の震えたはずみで前髪がひと房、堕女神の目の前へ垂れる。
同時に、口の端に一筋の唾液が漏れて、顎との中間に玉を浮かべていた。
629 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/03/05(日) 04:04:42.07 ID:vlF93ORKo

そのまま一時、なじませるように、それ以上侵入させる事無く、膣側へ向けて幾度か指を折り曲げながら、きつく締めた肉蕾をこじる。
葡萄酒の杯を回し、空気に触れさせる時の動きと似ていた。
事実、指を動かす余裕を持たせるたびに、彼女の後ろの孔へ空気を触れさせ、なじませ、その“味”を――――変化させているようなものだ。

堕女神「はう、ぅぅ……きゃひっ! ……そん、な……中、こね、回しては……やっ……!」

勇者「……痛いのか?」

堕女神「ちがっ……何だか、へんな……感じで……背筋、ぞくぞくっ、して……きひっ!?」

未だ、余裕は指一本分。
ずるずると指を抜き取ると、彼女の声が明らかな快感の艶を帯びた。
爪の半ばまで抜ければ、再びずぶずぶと埋め込んでいく。
今度は、抵抗は薄い。
まとわせた蜜のおかげで、スムーズに指が入り……二つ目の関節まで、すんなりと飲み込まれてしまった。

堕女神「やっ、あっ……陛、下……そんな……」

更にそのまま二度、三度、入り口を磨くように指を抽挿する。
握り締めた枕には皺がより、堕女神の口から後を追うように唾液の筋が流れた。
穿いたままのショーツは前からの蜜が盛大にあふれたせいで、単なるびしょ濡れの布へと変わっていた。

勇者「……もう、脱がせてもいいかな」

それを結ぶ、左右の紐を余った左手でやや苦心させながら解く。
濡れて締まったせいでやや摩擦が増していたものの、解く事はできた。

そして――――どろどろに壊れたように蜜を噴き出す淫裂と、はしたなく指を埋めさせた女神の美肛が晒された。
630 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/03/05(日) 04:05:16.56 ID:vlF93ORKo

指を抜き取ると、あれだけ出し入れを行ったのにもかかわらず、きゅっとすかさず締められた。
怯えた生き物の巣穴のように……そこは、再び綴じられる。
せめて、両手で腿を掴んで左右に押し広げ……赤ん坊の姿勢のように、開脚させた。

堕女神「い、いや……そんな、見ないで……恥ずかしい……」

まじまじとした視線を感じてか、彼女の声は曇る。
幾度も交わり、幾度も見た。
もはや彼女の膣孔は勇者のモノの形に掘り込まれて刻まれているのに。
それはきっとこれから行う、ひどく恥じ入るべき淫らな行いを思い、恥じているのかもしれない。

彼女の後ろの蕾は、控えめに見ても美しかった。
鮮やかなピンク色であるばかりか、すり鉢状に刻まれた皺も美しく黄金律を描くようだった。
上から流れ込む蜜を受け、照る様は……まるで、砕いた宝石を散らしたような輝きに満ちていた。
これから、するのだ。
彼女のその穴を。
優しさ故に堕ちた女神の、もう一つの“純潔”を奪い――――滾った欲望のはけ口にするのだ。

股間に、むくむくと起き上がりを感じる。
淫魔熱の後遺症のようなメリハリのないそれではなく、あくまで自らの意思すら超えた本能のもと、天意のように。
だが、先に引き寄せられたのは肉の剣ではない。
――――舌、だった。
631 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/03/05(日) 04:05:44.81 ID:vlF93ORKo

堕女神「え、陛下っ……きゃはぁっ! そ、そんな所……お止め、くださ……どうか……く、あぁぁぁっ!!」

指先で押せば沈むようなそこへ、更に感覚の鋭い舌で触れる。
充血した熱さが、内側に秘められているのがよく分かる。
彼女の内側、最も深い部分へ連なる期間の末端を、舌で確かめた。
肛門の皺ひとつひとつをなぞり、舐め上げると……彼女の声は快感よりむしろ、恐縮するような響きを伴った。

堕女神「だめ、だめです! あ、あっ……お尻、穴……そんな……御口で、など……きっ……ひ、ひゃああぁっ……! だめぇ……」

しかし、やがて――――締め付けはゆるんだ。
すかさず舌先をねじ込み、彼女の蕾の内側をねぶっていると、声はさらに艶気を増した。
脚を閉じる事すら許されず、逃げる事も許されず、美蕾を舌で味わわれて、少なからず恐怖と畏れ多さの混じる快感に耐えているようだった。

だが――――堕女神の蕾は、さながら文字通り、花弁の中に秘された蜜を味わうようで……本当に“その部位”なのかと疑うばかりの甘美さだった。
ただ、そう人に真似て意匠されただけの、もう一つの淫らな器官なのではないかとすら思えた。

堕女神「あ、あっうぅ……も、もう……だ、めぇっ……」

尻穴を嬲られ続け、そして……堕女神は、確かに軽く身体を震わせ、上の秘裂から蜜をしめやかに吹いた。
632 : ◆1UOAiS.xYWtC [sagesaga]:2017/03/05(日) 04:06:20.79 ID:vlF93ORKo
*****

彼女の身体が落ち着くのを待って、姿勢を変えた。
向き合う姿勢ではなく、膝をついて尻を高く上げた、四つん這いの姿勢へ。
嬲られ、ねぶられた蕾は依然として輝きを保ち、ひくひくと震えて収縮を繰り返す。

堕女神「陛下……い、いつでも……お待ち、しております……から」

勇者「……ん」

だが、やはり――――まだ抵抗がある。
それは文字通りの抵抗でもあり、“自身”と見比べた結果の抵抗。
本当に貫いてしまって良いのか、彼女が壊れてしまいはしないか、堕女神のみならず勇者にも微かな恐れがある。
そこで目についたのは――――無造作にサイドテーブルに置かれていた小瓶。

封を開けて、とろりとした中身の液体を右手の指先にたっぷりと垂らすと……むせ返るような媚香が立ち上る。
堕女神が怪訝に思って振り返る寸前、その液体を馴染ませた人差し指と中指を束ね、ゆっくりと押し入れた。

堕女神「っ! つ、冷たっ……陛下、何をなさって……」

勇者「もう少しだけ……馴染ませないと。我慢、してくれよ」

ぬぶ、ぬぶっ、と差し入れて行くと……尻穴を左右に開く姿勢のせいか、それとも先ほどからの愛撫のせいか、
容易く指二本を根元まで銜え込んだ。
ぬるりとした液体の助けも借りて、引き抜く事もスムーズだった。

堕女神「あ、あぁぁんっ……これ、何……お尻、熱く、なって……きて……うあ、あぁぁ……」
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