9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/08(火) 21:52:01.90 ID:2bCQac2f0
「ぷ、プロデューサー」
「ん?」
「あ、あの……良かったら、その、本当に良かったらなんですけど」
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2014/04/08(火) 21:54:43.66 ID:2bCQac2f0
ひたぎがご飯を作りに来てくれる――――なんて甘々チックな展開は半年経った今も発生していない。何処かでフラグを立て忘れてしまったらしい。
なので如月の申し出は素直に嬉しかった。
お礼を言われるほどの事はしていないつもりだけれど、これ位は役得として受け取っておこう。何せアイドルの手作り弁当だ。この機会を逃したら一生食べられないレベルのレアアイテムじゃないか。
コンビニ弁当とのレアリティの差で言えば羽川の胸と妹の胸、SRとNくらいの差がある。
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/08(火) 21:57:15.27 ID:2bCQac2f0
「プロデューサー!」
「うおっ!?」
突然、秋月に胸倉を掴まれる僕。
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2014/04/08(火) 22:10:26.35 ID:2bCQac2f0
002
今顧みるに、如月千早が『怪異』――に見舞われた兆候は確かにあったのだ。
あったのだが、それに気付けと言うのも無茶な話のように思える。
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/08(火) 22:15:14.51 ID:2bCQac2f0
「え……そうかしら」
時を過去に戻すこと十日前。
事務所で天海自作のクッキーをお茶請けに、三人は小粋にもお茶会を開いていた。三人、という人数に僕は含まれていない。
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/08(火) 22:17:45.45 ID:2bCQac2f0
それより菊地の件も含め、彼女たちは僕の存在を認識していないのだろうか?
考えてもみてほしい。
『○○ちゃん、胸大きくなった?』
なんて女子トーク全開の場に、僕のような成人男性がいていい筈がないのだ。
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/08(火) 22:20:38.63 ID:2bCQac2f0
「プロデューサー、今のはないですよ……」
心底呆れ顔でのたまう菊地。
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/08(火) 22:23:41.30 ID:2bCQac2f0
「それ、犯罪ですよね?」
「逆に警戒レベルがアップしただけなんですけど」
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/08(火) 22:27:33.35 ID:2bCQac2f0
「でも、少なくとも私にはそういうコミュニケーションはやめてくださいね」
「あ、あぁ。勿論だ」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/08(火) 22:29:31.21 ID:2bCQac2f0
「あ、しまった。つい口に」
「ベタすぎる……」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2014/04/08(火) 22:32:17.02 ID:2bCQac2f0
「揉ませろー!」
「触らせろー!」
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