【悪魔のリドル】兎角「一線を越える、ということ」
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39:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:46:36.27 ID:u1xI7N2CO
しかし兎角のこんな予想ですら当たることはなかった。
前を歩く晴が兎角達の部屋、1号室の前を通り過ぎたからだ。
兎角は驚き晴を見るが、晴はそれが当然という風に歩き続けている。
これには千足も驚いたのか目を見開き兎角らを見るが、今度はその千足も驚くこととなる。なぜなら柩もまた自分達の4号室の前を通り過ぎたからだ。
にわかに兎角と千足は不安になる。いったいこれから何が起こるというのか。さっきまでとは違う理由で心臓がばくばくと鳴っていた。
40:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:49:23.77 ID:u1xI7N2CO
「は、る……」
ぎこちなく首を動かし晴を見る兎角。しかし晴は、そして柩は相変わらず笑顔のままである。
「どうしたんですか、兎角さん。さあ、入ってください」
41:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:50:28.69 ID:u1xI7N2CO
10号室は空き部屋ながら家電類を除く基本的な家具は他の部屋と同等のものが入れられていた。つまりは学習机やテーブル、ソファーやベッドなどである。
そんな中で兎角達四人はリビングとベッドルームの間の空間に立っていた。晴と柩がリビング側、兎角と千足がベッドルーム側である。
両者の表情は対称的であった。晴と柩はまさにクライマックス直前と言わんばかりの楽しげな笑顔を浮かべているのに対し、兎角と千足はまるで死刑宣告直前の罪人のような不安げな表情で二人を見ていた。
二人の困惑が最高潮にある中、おもむろに晴が手を叩いた。
42:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:53:17.27 ID:u1xI7N2CO
五分後、兎角と千足の全裸で晴と柩の前に立たされていた。
まとっているものは一つもない。ピンと立ったピンク色の乳首も愛液で濡れそぼった陰毛も完全に衆目にさらされている。
当然晴と柩は服を着ている。その差がまるで主人と奴隷の関係性をイメージさせた。
二人は手で体を隠すことを禁止させられたため体育の休めのようなポーズで立たされていた。
43:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:55:37.46 ID:u1xI7N2CO
兎角もまた晴に突っかかる。
「いったい、どういうことだ!?」
「どうもなにも、生田目さんのおっぱいを揉むんですよ。大きいから揉みごたえがあると思いますよ」
44:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:56:37.89 ID:u1xI7N2CO
「ふふっ、それじゃあ二人とも、気持ちよくなってくださいね」
そう言って晴は元いたソファーの所に帰っていく。
晴が離れた以上兎角はその手を千足の胸から離すことができた。しかし晴の、そして柩の言葉は今の兎角達にとっては呪文であった。
45:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:58:11.56 ID:u1xI7N2CO
晴たちの要求はエスカレートしていった。
「それじゃあ千足さん、そろそろ下を責めてあげましょうか」
「兎角さんは立ったままで足を開いてね」
46:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/21(月) 23:59:15.61 ID:u1xI7N2CO
やがて淫猥な宴はクライマックスに達する。
「それじゃあ二人とも、貝合わせをするような格好になってください。あ、でもまだくっつけちゃだめですよ。十センチくらい離していてください」
兎角と千足はフラフラの体で指示に従う。抵抗するという考えすらないようだった。
47:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/22(火) 00:00:09.94 ID:xiHy4lmiO
柩はまず千足にバイブを入れようとした。
「大丈夫ですよ、千足さん。すぐに気持ちよくなりますから」
そう言いながら柩はやはり脇から取り出したローションをバイブの両端に塗っていく。塗り終わると二度ほどスイッチを入れて動くことを確認してから千足の股間に近づいた。
48:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/22(火) 00:02:26.22 ID:xiHy4lmiO
「次は兎角さんだね」
すぐ後ろから聞こえた声に兎角はピクリと反応をする。しかしすぐに大きく深呼吸をして落ち着きを取り戻す。
「ああ、そうだな……」
49:名無しNIPPER[sage saga]
2017/08/22(火) 00:04:27.34 ID:xiHy4lmiO
「あっ、があああああっ……!」
「っ、く、あ、あああああああっ……!」
次の瞬間兎角と千足の体に感じたこともないほどの刺激が流れた。
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