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【「生きてる」 それだけで】能力者スレ【確かな種を掴んでいる】 - パー速VIP 過去ログ倉庫

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1 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/06/15(水) 20:56:56.96 ID:tqjNCNDV0
ようこそ、能力者たちの世界へ。
この世界は、数多の能力者たちが住まう世界。

無限大の大きさのこの世界。
多くのことが語られたこの世界だが、まだまだ多くの空白がある。
先人たちの戦い、絆、そして因縁。これらが絡み合い、この世界は混沌としている。
もしかすると、初めて見た貴方はとっつきづらいと思うかも知れない。
――だが、この世界の住人は新しい来訪者にことのほか優しい。
恐れず、以下に示す雑談所や、場合によってはこのスレでも質問をしてみてくれ。
すぐにスレへの溶け込み方を教えてくれるだろう。

【雑談所。質問や現状、雑談などはこちらでどうぞ】
PC【http://jbbs.livedoor.jp/sports/37115/】 携帯【http://jbbs.m.livedoor.jp/b/i.cgi/sports/37115/

【はじめに】
このスレの元ネタはVIPで行われていた邪気眼スレです。
長く続けるに際して、いくつかのルールを設けています。以下にそれを記します。
・完全無敵の能力は戦闘の楽しみがなくなり、またスレの雰囲気も壊れますので『禁止』です。 
・弱点などがあると戦闘の駆け引きが楽しめます。
戦闘では自分の行動結果に対する確定的な描写を避けること。【例:○○に刀で斬り付ける。○○の首が斬れる】など。
・基本の心構えですが、「自分が楽しむのと同じくらい相手が楽しむことも考える」ことが大事です。
・書きこむ前にリロードを。場の状況をしっかり把握するのは生き残る秘訣です。
描写はできるだけ丁寧に。読ませる楽しみと、しっかりと状況を共有することになります。
・他のキャラクターにも絡んでみると新たな世界が広がるかも。自分の世界を滔々と語ってもついてきてもらえません。
・「コテハン」は禁止の方向で!
・基本的に次スレは>>950が責任を持って立ててください。無理なら他の能力者に代行してもらってください。また、950を超えても次スレが立たない場合は減速を。
・スレチなネタは程々に。
スレの性質上『煽り文句』や『暴言』が数多く使用されますが過剰な表現は抑えてください。
・基本的に演じるキャラクターはオリキャラで。マンガ・アニメ・ゲームなどのキャラの使用は禁じます。(設定はその限りでない)
【インフレについて】
過去、特に能力に制限を設けていなかったのでインフレが起きました。
下記の事について自重してください。
・国など、大規模を一瞬で破壊できるような能力を使用。
・他の人に断り無しに勝手に絶対神などを名乗る。
・時空を自由に操る能力、道具などを使用する。時空を消し飛ばして敵の攻撃を回避、などが該当します。
・特定の物しか効かないなどの、相手にとって絶対に倒せないような防御を使う。
・あくまで能力者であり、サイヤ人ではありません。【一瞬で相手の後ろに回り込む】などは、それが可能な能力かどうか自分でもう一度確認を。全世界に影響を及ぼしたり、一国まるごとに影響が及ぶような大きなイベントは一度雑談所でみんなの意見を聞いてみてください。
 勝手に世界を氷河期などにはしないように。
・能力上回避手段が思いついても、たまには空気を読んで攻撃を受けたりするのも大事。
エロ描写について
 確かに愛を確かめ合う描写は、キャラの関係のあるひとつの結末ではあります。
 なので、全面的な禁止はしていません。
 ですが、ここは不特定多数の人が閲覧する『掲示板』です。そういった行為に対して不快感も持つ人も確実に存在します
 やる前には、本当にキャラにとって必要なことなのか。自分の欲望だけで望んでいないか考えましょう。
 カップル、夫婦など生活の一部として日常的に行う場合には、一緒のベッドに入り、【禁則事項です】だけでも十分事足ります。
 あまり細部まで描写するのはお勧めしません。脳内補完という選択も存在しますよ。

前スレ【http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1307624479/
wiki  【http://www31.atwiki.jp/nouryoku/
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

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旅にでんちう @ 2024/11/10(日) 19:37:13.76 ID:p+/3UobyO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1731235033/

(安価&コンマ)オーブの鬼眼鏡が(ガンダムSEEDシリーズ)PART7 @ 2024/11/09(土) 23:24:17.68 ID:HQuRLE1lO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1731162257/

【殆どコンマ】グイード・ミスタが人理を修復するようです。その2【時々安価】 @ 2024/11/09(土) 22:41:51.35 ID:HbZ2lkk10
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1731159711/

ミジンコ @ 2024/11/09(土) 10:02:08.86 ID:cxzxG3vUo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1731114127/

■ 萌竜会 ■ @ 2024/11/08(金) 07:20:40.26 ID:1fixyvE/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1731018039/

■ 萌竜会 ■ @ 2024/11/08(金) 07:20:07.54 ID:mNUrday/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1731018006/

■ 萌竜会 ■ @ 2024/11/08(金) 07:19:28.52 ID:8UZcLFp5o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1731017967/

■ 萌竜会 ■ @ 2024/11/08(金) 07:18:56.90 ID:ymCA8r3jo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1731017936/

2 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/15(水) 21:00:08.55 ID:kGn/o1AC0
>>1乙るがいいわ!!!
3 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/15(水) 21:00:44.71 ID:Z7ag6BTXo
>>1
4 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/15(水) 21:00:49.61 ID:qTSsGeaFo
>>1
5 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/15(水) 21:01:43.89 ID:4PkHa8tFo
>>1乙
6 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/06/15(水) 21:01:53.98 ID:LImq726mo
>>1
7 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/15(水) 21:02:08.75 ID:+0/8ts48o
>>1
8 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/15(水) 21:04:06.95 ID:IJV6ebAfo
>>1
9 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/15(水) 21:08:01.59 ID:OdXu/hIy0
>>1これも乙の選択の一つ…!
10 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/15(水) 21:35:23.36 ID:G94/IZm/0
もう>>1乙も恐くない
11 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/15(水) 22:40:10.69 ID:Osc2nw67o
>>1乙ゥゥゥゥ!
12 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/15(水) 22:43:29.13 ID:FSZ3mPuWo
ふむ、>>1かな
13 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/15(水) 22:43:56.07 ID:FSZ3mPuWo
何と言うミス
>>1乙かな
14 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/06/15(水) 23:05:32.08 ID:M63yCOWSo
>>1乙ゥ!
15 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/15(水) 23:07:19.35 ID:ovzfK33ko
>>1


>>999

……全く、手足を頭が制御出来ない集団ってのは困るよねー……
頭に人徳が無いだけかも知れないけどさ
議会だか何だか知らないけど、お飾りにもそれなりの意味は有ったんだろうに

……強い言葉を使うなよ、だっけ?

【後方からの強い語気も、そんな一言で受け流す様にして】
【とん、と一跳ね。手近な建物の窓枠から屋根へと飛び移り、何処かへ消えていく】



刃物……前もそうだったけど、長期戦が出来ない……
血を止める手段、刃を通さない手段、何か……

【屋根から屋根へと跳んで、何処かへ向かう間】
【少女は、二回の戦闘に共通の問題を、どう解決したものか頭を悩ませていた】


/お疲れさまでしたー
16 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/15(水) 23:07:31.61 ID:FSZ3mPuWo
>>996 前スレ

まぁ、私も知り合いとかいないし・・・・・・

【やはり、自分達だけで弔ってしまうと言うのは躊躇われるが】
【なにせ相手は"存在しないはずの人"である、出来るなら人目も避けたい】
【悩んだ末に、提案したのは】

・・・河原、とかどうですか? 
あそこなら、火種の始末にも困りませんし・・・

【猫の口からは、小さな焔が覗く】
【化け猫、或いは妖獣などと捉えられるかもしれないが・・・】
【この猫もれっきとした、"黒魔術の徒"なのである】
【少女が師匠と呼ぶあたり、彼女より腕は上なのだろう】

そうと決まれば、善は急げです!
キリスト式でもエジプト式でも、土葬火葬鳥葬なんでもこいやー!

【決まってないが、決まった事にして歩きだす】
【無駄に元気なのは、"死体"という異物への畏怖を隠すため】



(それにしても、綺麗なおねえさんだなぁ・・・)

【ちょっとした、勘違いを含めつつ】
17 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/15(水) 23:07:31.76 ID:ovzfK33ko
>>1


>>999

……全く、手足を頭が制御出来ない集団ってのは困るよねー……
頭に人徳が無いだけかも知れないけどさ
議会だか何だか知らないけど、お飾りにもそれなりの意味は有ったんだろうに

……強い言葉を使うなよ、だっけ?

【後方からの強い語気も、そんな一言で受け流す様にして】
【とん、と一跳ね。手近な建物の窓枠から屋根へと飛び移り、何処かへ消えていく】



刃物……前もそうだったけど、長期戦が出来ない……
血を止める手段、刃を通さない手段、何か……

【屋根から屋根へと跳んで、何処かへ向かう間】
【少女は、二回の戦闘に共通の問題を、どう解決したものか頭を悩ませていた】


/お疲れさまでしたー
18 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/15(水) 23:10:21.68 ID:qTSsGeaFo
前スレ>>998
【悪行の数々は耳にしている、組織としての理念として受け入れがたいのも事実】
【けれど、それでもやはり、伝え聞いたのは一部に過ぎないらしいと、嘆息して】

“……事情は、わからないけど”
“無理は、しないようにね、ヴァーデット…”

【彼が漏らした断片は、どれも強い感情が絡みついていた】
【今日の出会いが、彼に何を齎すかはわからない。何も変わらないかもしれないけれど】
【猫は、ちらりと左足の傷を見て、そんな言葉をかけた】

【或いは、それしか言えなかった、というべきかも知れない】

“…ああ、そうだね、がんばろう”
“勇者も魔王も、その全ての役割を終えるまで…”

【比ゆ的な言い回しは、猫の内なる理念、だろうか】
【どちらも、存在する事がないように…正義という言葉すら、不要になる日が来るようにという、遠すぎる理想】

【それを話す猫は、その遠大さを実感してはいたけれど】
【恥じるような様子はなく、それに向けてひた走る気持ちだけは、念を通じて伝わるだろうか】

“ああ、楽しみだね…!!”

【直前までの沈降を打ち消すように、軽やかに笑う猫】
【最初はゆっくり、徐々に速度を上げる彼の翼に、震えるように吐息を漏らした】

“…ハハッ、ご機嫌じゃないか、これは!”
“飛べるっていうから紙飛行機程度かと思っていたけれど、これほどとは!!”

【次第に、猫もハイになってきて】
【口の中に雨が入ろうが、服が濡れて透けようがお構いなしで笑い続けた】
【その水分も、彼の炎と猫の力ですぐに乾き消えるけれど】

【何もかもを追い抜き、超えてゆくような空中散歩】
【素敵だと、心の底から想った】
【こんな景色を見せてくれる彼へ、無尽の感謝を篭めて、歓声の絶叫】


“いぃやっほおおおおおおおおおおおぅ!!”


【魔法使いの心に立ち込めた暗雲すらも置き去りに】
【二人は、飛ぶ―――――】
19 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/15(水) 23:11:54.10 ID:+0/8ts48o
【街上空】

〜♪

【茶色い髪で茶色いジャージの少年は、透き通るような口笛を吹きながら鷹と共に
空を飛ぶ】

〜♫

【この音色は心地よく地上にも響いているだろう、聞こえたならば、空を見上げ】

【両腕が翼に、両脚が燕のしっぽのように変化した少年を探すといい】
20 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/15(水) 23:13:58.78 ID:+0/8ts48o
【街上空】

〜♪

【茶色い髪で茶色いジャージの少年は、透き通るような口笛を吹きながら鷹と共に
空を飛ぶ】

〜♫

【この音色は心地よく地上にも響いているだろう、聞こえたならば、空を見上げ】

【両腕が翼に、両脚が燕のしっぽのように変化した少年を探すといい】
21 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/06/15(水) 23:15:09.26 ID:+0/8ts48o
連投すんませんでした
22 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/15(水) 23:18:32.23 ID:kGn/o1AC0
>>16

・・・・・・・フッ。

【少女が元気を取り戻したのを見て安心したのかまた微笑む少年】
【勘違いされているとも知らずに・・・】

河原か、いいでござるな。

【近くの河原の位置を思い出しながら荷車を押す少年】

そういえば、おぬしの名を聞いていなかったでござるな

【ふと、思い出したように言う少年】

拙者は”聖 銀砦(せい ぎんさい)”という剣客だ。

【名乗る少年】

否、”屍剣客”というほうが正しいでござるか

【だがすぐに否定した、自分は生きていないのだからと】

23 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/15(水) 23:22:27.04 ID:OdXu/hIy0
>>18

だろ!?“この翼のきっかけ”をくれたあいつもそう言ってた!

この能力は大好きさ!気に入ってンだ!

【その場でゆっくりとブレーキをかけていき】
【文字通り紙飛行機程度の速度に成る】

“勇者”や“魔王”なんかでくるまれている世界なら

俺ァ差し詰め“バーサーカー”さ!何を目的にしてんのかよく分かん無ェ化け物!

自分をよく分からねぇけど、自分がすべきことは分かる“自己中”だろォな!

ヒャッハハハハハハハハハハハハハハハハハハッッ!!!!!

【大きく高笑い、空に響き、雨音に消され、届かない】
【近くにいる彼女以外には】

【気がつくと足元、もとい羽元には小さな町があり】
【ヴァ―デッドはそこにめがけて急降下した】

【ゆっくりと地面直前で急ブレーキをかけ、完成が働くも】
【そのまま能力解除、地面に足がつく】

【まだ当然櫻の国だが、先程の港とはかなり離れている】

っと、すまねェが少々疲れた、悪いがここらでもっかい病院行ってくるァ

杖、ありがとな!んじゃな!!

【簡潔に、逆にいえば港から拉致したのに無責任に】

【そのままやはり若干歩きにくそうに歩いていく】
【ふらふらした足並みはどこか不安そうに見えた】

/今日は此処で終わらせてもらいます
/お疲れ様でしたー文章の書き方が本当に上手かったですね…!
24 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/15(水) 23:31:16.30 ID:AhnXmWhSO
>>964


分かれば宜しい。……大体、どうしてオレがお前に好かれなきゃならないんだ?
……別に嫌われてそう≠ネったって、刺される前に刺せば済む話だろう。慣れてる。

【ぱきん、と綺麗に割り箸を割って、出された蕎麦を勢いよく啜ると】
【良く噛みもせずに飲み込んで、余程空腹だったのか口許を緩ませつつ溜息】

【いかにも至福といった風な表情に反した、ツレない言葉を更に接ぐ】
【それからコップに入った水を一息に煽り、続けて】

仕方が無い、というか……まあ、確かにそうなんだろうな。
……ってか、誰だよ富〇って。言いたいコトがさっぱりなんだけど、さっきから。

【カオス耐性(?)が低いのだろう。難解な比喩で、茶化すように言葉を濁す少女に対し】
【わけがわからないよ――とばかり、此方も諦め混じりに呟いた】
【どうやら、だいぶ閉口している様子で。さくさくと鱚の天麩羅を頬張りつつ】

……ふぅん。それ、さっきの質問の答えのつもり?

//見逃してました、済まない……!!
25 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/15(水) 23:32:32.97 ID:FSZ3mPuWo
>>22

ぎんさいさん・・・ですね、覚えておきます。
でも自分のこと屍だとか言っちゃ、その人が可哀想ですよ!

【時代を事にした聞き慣れない名前に、漢字を当てる事が出来なかったが】
【少年の言い草には、少し納得いかないものがあった】
【それは、目の前の亡骸に対してのモノもあった】

目的がなんであれ、結果がどうであれ。
"その人"は、自分の命をもってして貴方を生き返らせたんです!

だったら、貴方はその命を誇るべきです! その人の分も笑うべきです!

【正義の押し付けは、以前諌められたのだが―――】
【愚直な彼女には、わかっていても出来ないのだろう】
【ほら、こうするんですよと言わんばかりに。満面の笑みを見せて、】


  私は魔法使い。もとい、黒魔術師。
     愛を詠い、正義を謳う、
        笑顔をこよなく愛する少女。

 人呼んで。正義の黒魔法使い!  魔法少女 マギア ☆ はるか ですっ!


【小恥ずかしい台詞と共に、ポケットから取り出した名刺を渡す】
【折り紙で作られた、安っぽい名刺。記された名前は、真木亞 玄(まぎあ はるか)】
【ご機嫌な様子で、肩の子猫を指させば】

あ、この仔は師匠って言うんですよー。 魔法なら殆どなんでも使える、すごい猫さんなんです。
気まぐれでしか使ってくれないのが玉に疵ですが・・・。
26 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/15(水) 23:33:36.63 ID:qTSsGeaFo
>>23
【目を細めたのは風圧のせいだけじゃない】
【炎の熱が、何もかもを焼き尽くすほど傍若無人ではない事を、肌で感じる】

“いい友達だったんだね! ならその気持ち、大事にしなよ!”

【返した念は、復讐の教唆ではない】
【友を想い続ける、彼の貫かれ続ける芯への激励。この熱の真の意味だと思う、彼の心への】

“ああ、知り合いがそんなこと言ってた!!”
“『俺達にそんな役割があるなら、全員勇者で全員魔王で、でも性質が違ったっていい』ってさ!!”

“その通りだ! だから世界は美しい!!”

【狂戦士も、魔法使いも、魔物使いも竜騎士も剣士も戦士も格闘家も、魔法少女や獣人だって】
【皆同じで、皆違う。らしくある事こそが真価なのだから】
【猫は彼を見ていた、その蒼い目を柔らかく輝かせて、真っ直ぐ、密かに】

【彼が降下すると、猫は足音も少なく降りて】
【別れ行く彼を、手を振って見送った】

“身体には気をつけろよ、でも、行きたい場所には突き進め、ヴァーデット・劫火・ニコラス!!”

【賛辞と共に、大きく手を振って、彼の姿が消えるまでずっと】
【…それから、手を下ろして、背を向ける】
【猫の姿が、ぼんやりと消えてゆく】

【間際に、首だけ彼が消えた方向を見た】


“…ありがとう、ヴァーデット。その尊厳と共に在れ”


【姿の代わりに、そんな言葉だけを残して】


//お褒めに預かり恐縮です、そちらこそ、とてもかっこよかったです! お疲れ様でした!!
27 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/15(水) 23:37:21.78 ID:XD5QXmoxo

列車を降りて新たな地の土を踏みしめた。どうやら、今日から自分が暮らす街は物騒みたいだ。
しかし、そのくらいが丁度良い。自分の異能を振るい”正義の味方”なんてものを目指すのなら、それくらいが。
とはいえ、全く見知らぬ土地に独り。心細いにも程がある――何かと不便なのも否めない。

16歳程度の”少女の様な少年”はVネックのシャツの首周りを掴み、ぱたぱたと風を送る。
薄らと額に滲む汗が少年の体温の高さを物語っていた。夏はまだと言うのに、どうにも蒸し暑い。
蒸れるホットパンツから伸びる白い脚に履いたニーハイを指先でくい、と調節しながら歩き出す。


「……さぁて、杏菜ちゃん始動だっ」


白のカチューシャが映える黒のロングヘアーを風に揺らしながら軽快に街のタイルを踏み鳴らす。
未だこの街の理を知らぬが、これから学んで行けば良い――――今まで通り、悪は成敗だ♪
28 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/15(水) 23:39:18.38 ID:+0/8ts48o
>>27

>>20参照】

〜♪

【口笛を吹きつつ空を少年が(以下略】
29 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/15(水) 23:47:25.66 ID:XD5QXmoxo
>>28

「うん?なんか聞こえる―――――……口笛?」

街のタイルをコツコツと踏み鳴らしながら歩きつつ、旋律の源へと耳を向ける。
きょろきょろ、と前後左右を確認するが源泉は見当たらず。とすれば上空か、と見上げれば。


「わぁ……鳥人間?バードマン?はたまたガッチャ○ン?」


軽く腕を組み物珍しげに上空を見上げつつ呟いた。声を張り上げなければ声は届かないか。
いくら人気の無い道中とは言え大声を出すのは憚る。数十秒ほど考えた末に上空に手を上げて。


「シルフぅ……BANG♪」


ピストル型に作られた手の形。指先から彼の声と共に風の妖精が鷹と戯れる少年へと放たれる。
拳ほどの大きさの少女型妖精は柔和な笑みを浮かべながら少年の前までやってくる。


『どうもこんばんは』


特に邪魔される事も無いなら軽くお辞儀をしながら彼女は挨拶をする。

30 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/06/15(水) 23:55:44.80 ID:+0/8ts48o
>>29

どうも、こんばんはー

【にこやかに挨拶で答える】

いい月がでてますね、

【空を見上げていう少年は実に楽しそうだ】

「くえー?」(訳:妖精?)

【鷹の喋っていることはまず分からないだろう】
31 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/15(水) 23:56:00.97 ID:kGn/o1AC0
>>25

【明るい笑顔は相手も笑顔にする】

・・・・・・そうでござるな。

【それは聖自身も当てはまるのだろう】
【屍ではなく人として】

・・・・・・・・・・・・そうでござるか。

【名刺を受け取りながら、台詞には何も言わず静かに受け取る】

ほう、猫が師匠とは、奇妙な。

【驚いたように言うが、表情からは読み取れないだろう】


・・・・・・・・、ついたでござるな。


【そうこうしているうちに、河原に到着した】

ではここからは拙者一人で弔うとしよう、童はもう眠る刻限だ。

【そういうと死体を抱え、陣羽織と銀髪をなびかせながら遠くへかける少年】
【月夜に銀の髪が照らされ、美しさを際立たせる】
【勘違いがより一層深まるかもしれないのに・・・。】

【少年が行ったこともあるのだろうが】
【少女に死体を見せるのもいまさらだが気が引けたのだろう】

さらばだ、真木亞、縁があればまた会おう。

【微笑み】
【そういいながら去っていく】

【が】



・・・・・・・・・すまない、火種を貸してはくれまいか。

【すぐに戻ってきて草を巻きつけた木の棒を差し出す】
【火をつけてもらえれば、今度こそ去っていくだろう】

【まもなく少女の見えないところで火葬をはじめるだろう】


//このへんで失礼します。

お疲れ様でしたー!
32 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/15(水) 23:59:46.45 ID:2xprIx8No
【水の国の路地裏】
【人気などないその閉塞した空間】
【今より遅い月明かりだけが届く、今の路地裏を今の月明かりが照らす事はない】
【光とて速度を持っていてそして法則に縛られているのだから、ここに落ちる光は少し昔の光】
【淡い、真珠色の光】

…………………………。

【照らされるのは人気の無い路地裏】
【しかし人気がないというのにそこには人の形の姿が1つ】
【少女の白い髪はそよりと流れる夜風に任せ揺れる、少女の紫白の瞳はどこを見るでもなく】
【白い装束に包んだ少女は人としての気配なく、例えるならば霊の類に近かった】
【もっとも霊の気配とはなんぞやと尋ねられれば首を傾げざるを得ないが】

…………………………。

【兎にも角にも少女は「淡い」】
【強い風でも吹いてしまったらかき消されてしまいそうな程に「淡い」】
【希薄な存在、ここにいてここにはおらずそんな矛盾が成立してしまいそうな存在】

……あと、僅か。

【それゆえに自分の放った小さな声にさえも侵食されてしまいそうな危うさもある】
【無論それを聞いている人間などそうそういるわけもない、何故ならここは閉塞した空間だから】
【意識的にも実際的にも、ここに自ら現れようなどという奇特な人間はなく】
【それでは少女の狩場は成立しないが、少女には時間は久遠に近くある】
【少女の目的が達成されるのが早いか遅いか、それは少女にとってはどちらも同じで達成される事に変わりなく】
【およそ時間的な制約に意味は存在せず、だからどうでもいい】

……………ふむん。

【それを現すかのようにまた小さく呟いて】
【ぽつねんと少女は路地の真ん中で立ったままで動かないでいるのだった】
【誰を待つでもなく、ただなんとなくその場でぼうっと……】
33 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/16(木) 00:03:06.99 ID:n1z7C71yo
>>30
/文体チェンジですがお気になさらず


「えぇ、良い月が出てますね。何をしてらっしゃるんですか?」

【小さな妖精はしゅるしゅると風を纏いながら滞空していた】
【少年の楽しそうな笑顔に釣られて笑みを浮かべながら、ちらりと鷹を見れば鳴いていた】
【一体何を言っているのか分かる訳はずも無い。とりあえずにこにこと笑ってみた】

【妖精の視界を通して本体は少年をまじまじと見ていた。特に何も思う事も無く】
【否、ちょっと思う事はあった――――――……首が痛いのです】


「あっ、ごめんなさいマスター!えと、よければ下に私の主がいるのでお話でも、どうでしょう」


【下を見れば少年らを見上げる女装少年だ。首を抑えて割とむすっとした表情で見上げていた】
【ぶつぶつと「いや、やっぱりジェッ○マン」かな?とかなんとか動いていたりする】
34 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/16(木) 00:07:32.60 ID:fiqQ27UYo
>>33
あぁ、下でガッチャマンだのなんだの言ってるあいつね、

【下を見て言った】

よいしょ!

【そして、急降下してきた】

どうも、始めまして

【女装少年に、またにこやかに話しかける】
35 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/16(木) 00:13:03.93 ID:n1z7C71yo
>>34

【少年の言葉に苦笑する少女妖精。主の特撮やヒーロー趣味にだ】
【急降下する少年に続き緩やかに少女妖精も降下し、やがて空気に溶け込む様に消えた】


どうもどうも、はじめまして。空を飛べるなんて凄いね君。


【さすさす、と疲れた首を摩りながらやや口角を上げて羨望の眼差し】
【飛べるなら飛んでみたい。そう思うのは誰しもが夢見た事では無いだろうか】


ていうか何してたの?月見かなっ?鷹さんとお話かなっ?それとも覗きかコンチクショーっ!!


【いや覗きなら一時間正座後市中引き回しの刑だけどね、と付け加えて質問する女装少年】
【テンションは高い。自然体なので性質が悪い上に、割と失礼な発言もしているが悪気が無い】
36 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/16(木) 00:17:01.49 ID:bMDlVMxco
>>24

――いやー、それはホントにお前、友達居ないだろ≠チてハートブレイクな言葉を言う立場じゃないっすね。

【――平然と、そう返した後に暫く沈黙。】
【むむむ、と先程から何度も繰り返していた唸るような仕草をした後に、溜め息を一つ。】

…まあ確かに、気付けって言って気付けるような物じゃないのは十分承知っすけど。
んー、そうっすね。言わせんな恥ずかしい≠チて感じなんすけど。


【――ここで、肺に残る息を一気に吐き出して、大きな溜め息を吐くと】



…家族と呼べるのかってお話≠チすけど、血縁関係だけを見ると妹≠ノ値するんすよね。

【ぽつり、微かに俯いて、静かに其れ≠ヘ呟いた。】


だから――勝手に――一方的に――触れてみようかな――――なんて――



――――興味本位≠ナ。
37 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/16(木) 00:17:19.47 ID:m/IxPF8ho
>>31

【最初は、無愛想だと思った】【静かな声、平坦な口調】
【それでも、自分に合わせて笑ってくれた】
【自分"笑顔"が、人の"笑顔"に繋がったこと】【それが何より嬉しくて】


    ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ えへへ。



【河原に着く頃には、既に12時を回っていた】
【かなりの距離を歩いた筈だが、疲れた様子は垣間見えず】
【半ば呆けたように、口を開けたまま少年の横顔を眺めていた】

はい、また。 ・・・いつかお会いしましょうね。

【 騒がしい自分とは違って、寡黙なぎんさいさんはかっこいいな 】
【そんな事を胸に秘めつつ。もうひとつ浮かんでくるのは、彼の"術者の事"】
【結局わからない事だらけだったけど、笑顔もひとつ見られたし。今日はこれで良し―――】



あ、そう言えば。 ・・・・・・師匠、お願いします、火ですよ火っ!

【額をつつかれるまで微動だにしなかった黒猫、にゃあとひと鳴きすれば】
【少年の持つ木の棒、その先端に焔が燈る】【橙の、温かい色】
【照らされた少年の顔を見れば、また感心して吐息を漏らす】

 (・・・私もいつか、ステキな女性になりたいなぁ・・・・・・)


・・・・・・それでは今度こそ。 またお会いしましょうね。

【軽く微笑んで、小さく手を振ると】
【翻した黒い外套と共に、闇の中に溶けるように】【ひっそりと家路に着いた】


/お疲れさまでした!
38 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/16(木) 00:18:10.42 ID:fiqQ27UYo
散飛、

【両腕脚は人間のそれに戻っている】

君にもあるだろ?能力だ

【淡々と笑顔で質問に答えて行く】

覗き?しねーよんなこと

【引き回されるのはゴメンさ、と付け足す少年】
39 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/16(木) 00:28:42.42 ID:n1z7C71yo
>>38

【いつの間にか燕の尾の様であった脚が人間の脚へと変わっていた】
【なんだ、元々そういう身体であるという訳ではないのか。ちょっと残念な表情で脚を少し見て】


能力でしたか、でしたか。便利な能力ですねぇ……


【君にもあるだろ、と言われて苦笑。確かにあるのだけどどちらかと言えば飛ぶ方が羨ましい】
【別に自分の能力に不満があるわけでは無いしむしろ便利なのだけど。要するに隣の芝生はなんとやら】


ふふん、しないならいいけどね。正義の味方の杏菜ちゃんはそんな事を許さないのであった!

ちゃらちゃちゃー……♪ っと、いやいや危うくEDを迎えるところだったよ。覗きじゃないなら何してのさー


語りを終えて、イントロを口付さみかけつつ話を元に戻す。ひゅう、と吹く風に乱れる長髪を手で抑えながら再度問う。
40 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/16(木) 00:29:24.69 ID:n1z7C71yo
>>39
/【語りを終えて、イントロを口付さみかけつつ話を元に戻す。ひゅう、と吹く風に乱れる長髪を手で抑えながら再度問う】 でしたー!
41 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/16(木) 00:33:56.79 ID:9lZA+Ar/o
【街中】

【人影が絶えた路地を、行く当てもなく彷徨う青年がいる】

(準備は、終わった。)
(とにかく……まずは、情報を集めないと。)

【燃えるように真っ赤なアホ毛、青空のように透き通った空色の瞳】
【白いシャツの上に灰混じりの黒色のパーカーを羽織り】
【左手首にはオレンジ色の包帯を巻き、左足には蒼を基調とした金属製の細身のアンクレットを身に着け、】
【霰を連想させるような幅広で白色透明な長剣を、抜身で腰に帯びている。】

(あの時、俺がしっかりしてれば────)

……いけね。
ちゃんと、切り替えなくちゃ。

【ふと立ち止まり、腰に帯びた処刑剣を抜くと】
【柄を両手で握り締めて、突然に、誰もいない暗闇目がけて振り抜いた。】
42 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/16(木) 00:38:33.32 ID:fiqQ27UYo
>>39

散歩...じゃなくて散飛!いみもなく飛んでるの!

【さっきも言っただろうがと思いつつ】

後口笛は小鳥への子守唄だ

【予想外の用法】

君こそなにをしてるんだい?

【質問返し】

正義の味方、ねぇ、....

【意味ありげに呟く】
43 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/16(木) 00:46:01.21 ID:n1z7C71yo
>>42

えっ、散飛ってそういう意味だったの?

【耳伝えでは理解出来なかったのでスルーしてしまっていたのだった】
【新しい言葉を習得したテーテッテレーと女装少年の中で何かが上がった】


何それキミはターザンか何かなの?この大自然の賢者めっ!


【いやその発想は可笑しい上に、悪口なのか褒めてるのか分からないそれは一体……】


いや別に……寝床探してる、かなぁ。はるばるとこの街に引っ越して来た訳。
6時間のぶらり目的地下車の旅は疲れたよ。隣のお婆さんには孫の自慢されから寝られなかったしぃ……。

って、正義の味方がどうしたの?男の子なら一度は夢見るでしょー?


【長々と引っ越してきた事と聞かれてもいない車内の様子を語る。6時間も自慢話をされるというのは拷問だろう】
【正義の味方という単語に反応した少年を見て小首を傾げた。しかし、完全に少女の見た目の野郎が何を言ってるのやら】
44 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/06/16(木) 00:46:41.26 ID:/8xsHroC0
>>41

【青年の前にある、チカチカと小さな明かりを放つ電灯】
【そこの寄りかかるようにして、誰かが立っている】

そう焦る必要はない………既に彼≠ノはピースを渡してある

後は彼次第という事だ、もっともそれからの事は私には窺い知れぬが…
時は有限であるが、それは全ての生物にとっても同じことだ


【透き通るような肩ほどまで伸びて後頭部の方が少しハネているプラチナブロンドの髪】
【整った顔立ちに、ワインレッドのフレームに赤いレンズのライダース系のBIGフレームサングラスを付けて】
【それに隠れた黄金の瞳の瞳孔には黒い十字架≠ェ浮かんでいる】
【シャープな黒い光沢のある素材のダブルブレストで襟が折り返されたブリティッシュウォーマー系の丈が長く、四つに分かれたコート】
【コートの肩章からは数本の黒い小さなベルトのようなモノが下がっている】
【その下には灰色の襟がチェック柄のドレスシャツに、黒のネクタイ】
【コートと同じく光沢のある素材の黒いスラックスに緑のベルトを通して、灰色のコンバットブーツを履いた】
【両手には蛇が絡み付いたような紋様の黒い手袋、首からはウロボロス≠フネックレス】
【スラックスのベルトには赤いボイドキューブ≠フストラップが付いた身長は180半ば程の静かな威圧≠放つ青年】

【まるで待ち合わせをしていたかのように青年の方を向いてそう呟く】
【電灯に寄りかかりながら腕を組んでおり、青年からは見えない方の手には何かを持っているようだ】
45 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/16(木) 00:52:40.49 ID:fiqQ27UYo
>>43

正義になりたいなら『カノッサ機関』とは敵対し、対機関組織やらJusticeやらに入ってみるといい

【この世界で最も重要なこと、正義か悪かの選択肢を渡す】

俺はもう森へ帰る、機会があったらまた会おう

【言い残し、飛び去る】

/もう眠い、お疲れしたー
46 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/16(木) 00:53:34.59 ID:9lZA+Ar/o
>>44

──何言ってるか、意味分かんねぇ。
俺、お前みたいに怪しげな奴と待ち合わせしてた覚えもないんだけど、さ。
……ま、いいや。

【青年の存在に気づくと、処刑剣を鞘に納める】
【威圧感は無視できるレベルであるし、今のところは特に悪意も感じない、が】

単刀直入に聞くとだ──お前、何者だ?

【目の前の人物は、もの凄く得体が知れなかった】
47 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/16(木) 00:59:05.66 ID:n1z7C71yo
>>45

……ふーん、こっちにもやっぱそういうのあるんだね

【シリアスな口調、表情で一瞬だけ顔を曇らせて呟く】
【しかし裏腹に思考は「Justice」とかもろ正義って感じで格好いいな、と思ってたり】


あ、情報提供ありがと。また会おうね―――――……って、森の番人なのキミっ!?


【寝床はそこなんだっ!?とツッコミながら飛び去る少年を見送る。いやはや、本気でターザンとは】


あ、名前聞くの忘れた……大事な事も聞くの忘れたな。
あの子は正義かなー、悪かなー……まぁ、親切な人は善良だよね……っと♪


【こつこつ、と再び岩のタイルを歩いて行く。手に入れた情報を元に動いてみるのも良い】
【カノッサ機関は悪?それに対抗する正義は対機関組織、Justice?】


「面白くなってきたーっ!!!」


【両手を夜空に上げてにやりと笑顔を浮かべるのであった】


/お疲れ様でした。
48 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/16(木) 00:59:27.03 ID:wqOOWWCSO
>>36

好い性格してるって、自覚はあるさ。直そうとは思わないけど……な。
……それに、只でさえ心情の機微には疎いから。他人なら尚更――

【蕎麦に舌鼓を打ちながら、彼女は合間合間に返事を挟み】
【涼しい顔してばっさりと切り返す。ひどく――酷く直截な、竹を割ったような口調は】
【少女のものとは正反対の意味で、舌禍を招き易い、と言えるか】

……人並みの羞恥心が有ったのか、お前にも。

【揚げたての海老天を早々に片付けて仕舞えば、続けざま余計な一言を零し】
【さらに息を継ぎ、意図せずして追撃の言葉を――紡ごうとして】


…………えっ。


【続く言葉に目を丸くし、ぽかん、と口を半開きにしてしばし絶句】
49 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/06/16(木) 01:03:20.48 ID:/8xsHroC0
>>46

それはそうだ、私も君と待ち合わせをした覚えはない
単に夜食を買いに来たら、対機関連合≠フリーダーが歩いていたのでな

【そう言いながら、隠れている手を出す、その手にはビニール袋が】
【中にはコンビニ弁当やらカップヨーグルトやら男の風貌に合わない者ばかりが入っている】

そうだな……こちらは君を一方的に知っている……とはいえ容姿程度だがな
まぁ…そういう立場の人間という事だ、名前はなんだったか……

そうだ、椿にはADAM≠ニ名乗ったか
他に質問はあるか…?例えば黒野 カンナ≠フ事とかな
会話の途中で済まないが、食事をしても構わないか?

【そう言いながら、コンビニ弁当を取り出して、脇にあった木箱に腰かける】
【瞳孔に浮かぶ漆黒の十字架は、青年の返答を伺いながら淡く輝いている】
50 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/16(木) 01:11:30.38 ID:bMDlVMxco
>>48

…まあ、そういう性格を全面否定はしないっすけどね。ただやっぱり、敵意を持たれるってのは面倒っすよ?

【――一応の、指摘。ただ責める声色は全く無くて。】


…。

【――】

【――ずぞぞぞぞぞぞぞぞ。】
【対して、先程と同じようにして蕎麦をすする。すすり続ける。】

【そして、再びお茶を飲んで顔を上げて――――ジト目に変化する。】


……いや、可能性って物とか、そういう物を考慮すれば一度は、一度位はそんな考えに行き着きそうな物っすけどね。

――――朔姉≠ニも言って、家族≠ニも言って。
まあ、後者は若干の疑問形が入るんすけどね。――――資格≠チて物とか。

【そんな言葉を掛けて、再び視線を椀に戻す。】
51 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/16(木) 01:16:17.26 ID:9lZA+Ar/o
>>49

へー……、俺のこと知ってんだ。

【対機関連合リーダーである自分】
【特に隠したりはしていないので、初対面の相手が知っていても知らなくてもおかしくはない】
【ただその次の話題の中で出された名前は、あまりにも予想外のもので】

……カンナのっ!?

食事は構わないけど、お前、何のつもりだ?

【青年は驚きの声を上げる。カンナの情報は、喉から手が出る程欲しい】
【だが素直に質問するには目の前の人物は怪しすぎる】
【まず、余裕綽々な相手の態度。】
【それに、自分とカンナの情報を知っている以上、この男は十中八九機関員の筈だ】
52 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/06/16(木) 01:28:45.44 ID:/8xsHroC0
>>51

あぁ、情報社会というのは恐ろしいモノだな―――
これからは一つ一つの行動に気を付ける事だ、仲間達にもそう伝えておけ

さもなければ――――君たちは一瞬で食われるぞ

【手袋とBIGフレームサングラスをはずして、コートのポケットに仕舞いながら箸を割る】
【そして特盛ハンバーグ弁当!≠ニラベルの張られたパッケージを開けて、食事を始める】
【「君も何か食べるか?」とゴソゴソとビニール袋を漁り始める】

だがまぁ……黒野 カンナ≠ニに至る情報のピースは既にある青年に与えてある
彼ならきっと彼女にたどり着くことが出来るだろうな
他に何か知りたい事は?夜も遅い、この食事が終わる前に言ってくれ

そうだな……質問で返すのは済まないが…例えば、君に情報を与える事によって君との会話にイニシアチブを持つ
それにより生まれる優越感に浸りたい…と言った場合に君は納得するだろうか?

【ハンバーグを小さく箸で切って、それを口に運びながら黒い十字架を向ける】
53 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/16(木) 01:39:20.57 ID:9lZA+Ar/o
>>52

ご忠告ありがとさん。
だけど、隠れてるばかりじゃいけないさ。

───それと、気に食わねぇんだよ、その余裕。

【戦力差が圧倒的な以上、戦力は少しでも増やす必要があり】
【下手に隠れてなどいたらそれが達成できない】
【そもそも"情報社会"なのだから、戦闘してしまえば結局バレてしまう】

……とある青年、ね。
知りたいこと? 全ての機関支部の場所とお前の知る限りの機関院の情報。

納得しない、そんな事を聞いてる時点でな。
何も感じ取れねぇんだよ、お前からは。

【青年は、感覚的に物事を判断するタイプである】
【だからこそ目の前の人物が怪しく思えるのであって】
54 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/16(木) 01:42:43.74 ID:9lZA+Ar/o
>>52
/機関院→機関員です
/それとどこかに、【「夜食になるからいらない」と、答えた】との一行を脳内追加しておいて下さい
55 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/06/16(木) 01:55:49.24 ID:/8xsHroC0
>>53

フ、フフフフフフ、だから既に君たちは情報戦という戦いに半ば破れているのだよ
君は捕らわれた仲間の所在はおろか、私の素性も分からない訳だ

優位性が高ければ余裕も出てしまうという事だ

もっとも、君が今ここで戦闘に持ち込めば、私に勝ち目はほぼないだろう
純粋な闘争において、一組織のリーダークラスと一対一の戦いで勝てる機関員などそうはいないさ

つまり君にも私の余裕を崩すための選択肢は十分にあるわけだ

【テキパキと箸を口に運びながら、そう淡々と述べる】
【そして、一息ついたのか、弁当のパッケージを再び被せると、脚を組む】

機関支部の場所…か、昨今の支部は大都市などの目立つ場所に建てられる場合が多い
私に質問しなくても探せばすぐに見つかるだろう

例外として、昼の国≠ヘ現在国土全てが支部と言ってもいいだろう
さらに夜の国支部は、同じ機関員でも場所を知る者はほとんどいない

まぁ機関ではよくある事だ、先日に議会が解散した事は知っているだろう?
それによりさらに派閥化が進み、もはや組織としての形は崩壊しつつあるのだよ

機関員の情報も同じだ、自らの全ての情報を晒している機関員はそうはいない
それに膨大な数の機関員の表のデータをここで口頭で説明するのは骨が折れるから御免こうむりたい
名指しで情報を求めるのなら力になれなくもないが

そういえば、君は海上都市 スレイプニル≠ヘ知っているか?

【唐突に話を違う方向に持っていきながら、缶コーヒーを開ける】
56 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/16(木) 02:22:51.15 ID:wqOOWWCSO
>>50

愛想を振り撒くよりかは、ずっとラクだよ。
……それに、誰彼構わない、って訳じゃない。

【返る科白は、矢張りと言うべきか。突き放すような、ぶっきらぼうな物だ】
【だが、それなりに言葉を選んでは居るのだろう。大きなお世話だと拒絶しない辺り、救いは有るか】

【人心地着いたのか、今度はゆっくりと蕎麦の香りと歯応えを味わって】
【また一口、嚥下する。気難しい彼女が旨いと褒めるだけあってか、味は悪くないだろう】
【そろそろ固まりつつあるだろう月見の卵を顎で差し、頃合いも直ぐに過ぎるぞと言外に忠告すれば、彼女は】


全く考慮の外だった。だって妹ってさぁ、もっと、こう……、――――。

……兎も角も、だ。事情は理解出来たよ、何となく。

【と、其方に向けて頷いて。記憶に無いのはどうあれ、少女が家族だとすれば】
【然したる理由が無くとも、顔の一つや二つ、見たくなるのが人情だろう、と。一応、理解はしたようだった】
57 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/16(木) 02:29:40.10 ID:9lZA+Ar/o
>>55

だからつまんないから、バラしてやるって?
随分とむかつく趣味してるんだな、てめぇ。

……それと、勘違いするな。
俺は何回も、負けてきた。

【正義組織のリーダーとはいえ、彼にずば抜けた強さはない】
【現につい先日のアンダーナンバーとの戦闘でも、ほぼ互角であった】
【──それでも勝つべきところできっちりと勝てるのが、彼の強さなのかもしれないが】

まぁ、お前みたいな奴がいる時点でな。

…………機関に関係あるって事は。

【直接関わったわけではないので、情報を知っているだけであるが】
58 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) :2011/06/16(木) 03:03:39.67 ID:/8xsHroC0
>>57

いや、そのような非生産的な事はしないよ

そうなのか?私は君の戦闘を一度も拝見したことがないからな
まぁどちらでもいいか

格支部より、海上要塞と化したあちらを用心した方がいいかもしれないぞ?
なにせアレはもともと移動目的なのだから……では食事も終わった事なので失礼する

【そう言ってゴミ箱にゴミを捨てて去っていった】
【訳の分からない頭のおかしい機関員の戯言だったようだ、大して気にする必要はないだろう】

//すみませんでした、お疲れ様です
59 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/16(木) 03:05:47.33 ID:bMDlVMxco
>>56

もっとこう、ってのは理想っすか。それあたしっすよね?当然=B

【────相手の仕草の意図を理解して、箸を伸ばしながら一言。】

───ま、不服≠ナも別に良いんすけどね。
さっきも言った通り、事実≠チす。
今から何をしても、過去に確定した物はどうにもならないっすよ。

…あ、唐突に猫設定とかどうっすか?どうっすかね。
基本的な語尾はにゃーで、やを言う時は必ずにゃーに変換するにゃ。

【くい、くいと開きかけた拳を前後させると言う謎の動作は招き猫≠ネのだろうか。】

────会う事を決めたきっかけは、南雲利織≠チすよ。もしかしたら唐突に、忙しい時に会うかもしれないっすから。

さっきは言及しなかったっすけど、シオン>氛氛氓ウんの噂の能力なら、誘拐された所に残された物から何か少しでも分かるかな、と思ったんすけど。…どう思うっすかね。

//本日のレス打ち止めで御座います。迷惑をお掛けして申し訳無いのですが、ここで寝落ちますです。。。
60 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/16(木) 03:07:25.18 ID:9lZA+Ar/o
>>58
/お疲れさまでしたー。
61 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/16(木) 16:58:30.51 ID:CpVPBMKh0
【賭博場】

ストレート、俺の勝ちだなァ

【煌びやかに輝く黄金色のスロット】
【緑中心の色によって彩色された、豪華かつ興奮を促すテーブル】

【そして、そこにはまっっったくそぐわぬと言っていい、幼い少年がおり】
【彼の目前には、彼の頭頂よりも高く、コインが建てられていた】

【周囲を焼き焦がすかのような真っ赤な短髪】
【それに相応するかのような深い漆黒の双眸】

【未熟といえるであろうか、幼さが顔にまだ残る少年】
【大人になれば恐らく精悍な青年に成りそうな、整った顔をしている】

【赤い、いや真紅に近いほど鮮やかな羽織を着ており、見る者を安心させる。が】
【反発するかのように右手には付けられた無骨な手甲があり】

【その拳部分には決して拭えない黒ずんだ血痕がこびり付いていた】

【また、傷口は新しいが、左足に酷くえぐれた傷痕があり】
【そのためか、松葉杖でゆっくりと歩いている】

【周囲のスタッフたちは少年がイカサマをしているか見張っているようだが】
【苛立たしく歯ぎしりしつつも、少年にはまだ手を出せないでいた】
62 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/16(木) 17:26:28.50 ID:0AVtOYWo0
>>61

ホーーーーーレ見ろ!天才をなめるからだ!!
こんなもんは”確立計算”すりゃぁいいんだよ!!

『さすがです、店長。』  マスターと呼べ!

【少年のやや離れたテーブル】
【そこで大きな声を上げる青年がいた】

【深緑色の着物を着た、金髪金目の青年である】
【横には白いランドセルを背負い、白一色のメイド服を着た少女もいる】

【どうやら向こうも”勝った”らしい】
63 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/16(木) 17:43:03.46 ID:CpVPBMKh0
>>62

―――…オイ、なんだァあいつは?

「はぁ……あちらのテーブルにて勝っているお客様かと……」

ほォ…!

【テーブルにて行われていたポーカーを一時中断し、ディーラーに聞く】
【そして、その席から立ち上がり】

【杖を使った拙い歩き方でゆっくりと相手の方に歩いていく】

【ひとまず、メイド服を着た少女には眼もくれず】
【店長。と呼ばれた方に話しかける】

オイアンタ、ひと勝負しねェか?

今暇すぎてなァ、金は有り余ってんだけどよ

【クスクスと笑いを浮かべ】
【強引ともとれる足並みで店長の隣の席に座る】

【持っていた杖をテーブルに立てかけ】
【コインをゆっくりと積んでいった】
64 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/16(木) 17:52:10.79 ID:0AVtOYWo0
>>63

【話しかけられた青年は詰まれたコインをメイド少女に持たせる】

・・・・・・・・ほーう!いいぜ、
いっとっけどおれはルーレットにおいては無敵だ、確率の前じゃこんなもんいい金稼ぎだ!

【失礼にもほどがあることを言う青年】
【だが言っていることを証明するように】
【コインは大量に】【ディーラーはかなり落ち込んでいる】
65 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/16(木) 17:56:31.21 ID:CpVPBMKh0
>>64

―――…ポーカーでどうだァ?

俺の得意分野では無ェが、ルーレットみたいに勝敗が出ないこと何ざ有り得ないだろ?

【そう言ってディーラーに目配り】
【涙目に成りそうなディーラーだが、流石はプロ、即立ち直る】

【ふう、と椅子に腰をもたれかけ】
【相手の金色の双眸を見る】
【不思議と幸運そうな男だが、こちらの“秘策”に隙は無い…ッ】

あァ、先に言っておくが“チート”は無しだからな?

使っていいのは身体だけってな

【とんとんと、テーブルを何度も小突き】
【勝利の確信の様な笑みを浮かべる】
66 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/16(木) 18:01:29.76 ID:0AVtOYWo0
>>65

・・・・・・・・・・・すまんポーカーってなんだ?

『ずこー。』

【本気で言っている青年、少女の方は無表情にずっこけている】
67 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/16(木) 18:11:53.57 ID:CpVPBMKh0
>>66

―――……お前ホントォに言ってんのか?

【深く溜息、というよりは苦笑に近いものだが】
【仕方ないといった様子で】

じゃぁ、お前の好きなのでいいよ、ルーレットかァ?

【妥協案、正直に言うと少年の勝ってやろうという気迫は】
【些かだが薄れ、楽しむことしか考えてはいない】
68 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/16(木) 18:20:02.89 ID:0AVtOYWo0
>>67

おぉすまねぇな!なにせ初心者なもんでな!

【驚愕の事実を聞き、ディーラーまた落ち込む】

【初心者にもかかわらずこのコインの量】
【どうやら青年のいう確率計算は只者じゃないようだが】
69 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/16(木) 18:28:49.51 ID:CpVPBMKh0
>>68

まァ、気にすんなよ、俺もそんなに慣れてるわけでもねェしな

とりあえず、赤に500枚

【そう言って目の前に積んだコインの中から】
【上手に500枚抜き取って“赤”の部分に置く】

【相当な値段だが、少年は特に気取りは無く】
【むしろ周囲のギャラリーたちがざわ…ざわ…しているだけであったが】
70 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/16(木) 18:35:10.85 ID:0AVtOYWo0
>>69

【青年はやや考えた後】

20だな。

【そう決めるとメイド少女の持っているコインから】

とりあえず、200

【なんとも危険としかいいようのない賭け方である】
【よほど自身があるのだろうか】
【ギャラリーは一層ざわつく】
71 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/16(木) 18:38:59.95 ID:CpVPBMKh0
>>70

ほォ…!相当ピーキーなとこに置くなァ…

つか、それじゃぁ決着つかなくねぇ?

【くくく、と笑いながらルーレットの出目を見守る】
【からからと音を立てて転がっていく白い球体】

【時間とともに動きが鈍っていき、最終的の止まったところは】

【―――黒の10であった】
72 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/16(木) 18:45:28.74 ID:0AVtOYWo0
>>71

【予想が大きく外れた】

ふーん、なるほど、なるほど

【青年のほうは、なんら気にしていないようだ】

んじゃ、つぎは10,11

【次は2目賭けのようだ】

100ね。
73 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/16(木) 18:52:01.72 ID:CpVPBMKh0
>>72

なら俺ァ……11、6に200だ

【こちらも負けじと値を繰り上げ、ヒトマス狙いに】
【地味にかぶせてきたことに対して、相手は文句を言うだろうか?】

【まぁ、そんなこと気にしてもどうにもならないのだが】
74 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/16(木) 18:58:42.88 ID:0AVtOYWo0
>>73

【カラカラと回る】
【そして止まったのは】

【11】


なるはど、なるほど、よかったなアンタ、かぶせたのは”正解”だったな!


【あたっても同じくなんら気にしてないようなそぶり】
【少年は勝手も負けても同じ反応を見せる青年をどう思うだらうか】

さーて、次わっと?

【だがすぐさま考えはじめる】
75 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/16(木) 19:06:53.02 ID:CpVPBMKh0
>>74

ひゃはは、アンタの運に引っ張られたっつうわけだ!

【その場で高笑い】
【ディーラー、困りつつも多額のコインを双方に渡し、さらにげっそり】

続きをやりてえのはやまやまなんだが、そろそろ病院の最終検査時間が迫ってるんでな

暇つぶしだったが、楽しかったぜ?

俺の名ァ、ヴァ―デッドってんだ、もしまた会ったらそこのちびさん含めてよろしくな!

【席を立ち、杖を持つ】
【そのまま少年に自身の名前を言い放ち、ゆっくりと去って行く】

【テーブルに積まれたヴァ―デッドのコインは】
【何故か放置しっぱなし、今にも観客が喰らいついてきそうである】

/すみません、今から2〜3時間ぐらい空きますので此処で切らせてもらいます
/ありがとうございました、突然ですみません!
76 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/16(木) 19:09:06.47 ID:h3Un+RvLo
【路地、比較的表層】

「ぐえーっ!?」
「ちぃにぃー!!!」
「くっ、いきなり何をする!?」

【奇声をあげながら直立の体制で倒れ込む、泣きぼくろの不良高校生】
【やたら印象に残る高音ボイスの妹が悲鳴を上げ、泣きついた】

【隣で色黒の長男が後ずさっていたが、相手は一人】

…いきなり警棒出して威嚇してきたのはそっちだろ。

【たった今次男と思しき少年を殴りつけた右拳を撫でさすり、ジト目で抗議の視線を浴びせる、少女】

【ウルフカットの黒髪にへの字口】
【ノースリーブの上着から伸びた両腕はうっすらと鍛えられている】
【それでいて、なぜか左手下腕部を包帯でぐるぐる巻きにしているのが目立つか】
【タイトなジーンズに、腰周りを隠すほど裾が長いシャツ】
【それらの上からうっすら窺える、胸元や腰周りの曲線は、その人物が女性であると示しているのだが】

やられる前にやらなきゃ、この世界じゃ死にかねないし。

【不機嫌オーラを纏い、指を激しくならし、三兄妹へ一歩ずつ迫る様は、妙な威圧感に満ち溢れていて】
【ただ単純に、少女と呼ぶことを憚られるような、不良少女】

【仮に不良少女の発言が真実であり、先に武器を出したのが向こうだったとしても】
【一部始終を見られていたなら『過剰防衛』と考えるのが妥当だし】
【この場面だけ見れば、どう見ても少女が三人を相手にかつあげしようとしている様にしか…】
77 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/16(木) 19:10:44.05 ID:0AVtOYWo0
>>75

おう!俺はジャーニッドだ!

・・・・・・・コインもらっとけ、『はい。』

【目ざといことをする青年と少女】

【この日、とあるディーラーが仕事をやめたそうだ】

//おかまいなく。おつかれさまでしたー!
78 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/16(木) 19:15:50.28 ID:hOnhRSo60
【路地裏】

我信お兄ちゃ…いや、兄さん…
優は…一人でこんな薄気味悪い路地裏も歩けるほど…うう…怖い…強くなりました…

【内股でぶるぶる震えながら不良が潜んでいそうな路地裏をゆっくりと挙動不審に歩くのは】
【ピンクのカーディガンにひざ丈のジーンズをはいた女の子、年齢は見た目から予想すると高校生くらいか】
【長めの黒髪を冷たい風に靡かせながら、暗くて視界が狭い路地裏を進む】

それにしてもここ…なんか臭いし、いやな雰囲気…櫻の国の実家が恋しいよぉ…   
!! キャッ!! く、くくく、蜘蛛ぉ…!!

【「兄さんが水の国で日々命がけの殺し合いをしている…」そんな情報を得て、彼女はこの場所のような危険な所に繰り出すのだ】
【しかしどう見ても普通の女の子、腕も脚も細く、体格も高校生女子の平均と変わらない】
【不良などに襲われたら大変なことになりそうである。蜘蛛ごときでビビる女の子にはとても「場違い」】

79 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/16(木) 19:39:00.38 ID:0AVtOYWo0
>>78

【場違いなところにいる少女に、ある意味違った者が話しかける】

おい、そこの童(わらべ)。

【顔は女と見間違えそうな、いわゆる美少年】
【銀の髪を腰まで伸ばしていて】
【草鞋に白い袴、水色の陣羽織という時代錯誤っぷり】

このようなところに何用だ。

【静かに話しかけるその雰囲気は凛としている】
80 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/16(木) 19:45:51.41 ID:wqOOWWCSO
>>59

何て言うか、今まで抱き続けてた妹に関する幻想の数々が一瞬で完膚無きまでに砕け散った。

【軽い調子で答えて曰く。「そりゃもう、粉々に」――との、事らしい】
【冗談めかした台詞だが、正直、冗談どころではなく失礼である。尤も、それも今更な話か】
【というかこの女、妹≠ノ一体如何な妄想――じゃない、幻想を抱いていたのか。そこら辺が妙に気になるが、さておき】

だからって今更どうこうしようとも思わないけどさ、別に……。
無駄ったって、それ以外に遣り様も無いだろう。

【悲観こそしていないが、諦観の混じったような台詞をつらつらと並べ立て】
【唐突な猫属性(?)溢れる仕種に、彼女は露骨に目を逸らして、一言】

…………止めるにゃ気色悪い。

【――なんて言う割には、視線は彼方此方と泳ぎ回っていた】
【ひょっとして、効いていなくも無かったり――?】

南雲……ああ、協会の。――……シオンの能力に関しては、詳しくは知らない。
だから、何とも言い難いけど……多少の望みは有るんじゃない?

81 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/16(木) 19:48:57.44 ID:hOnhRSo60
>>79

ひゃぁい!!!

【いきなり見えないところから声が飛んできた!!と驚く彼女】
【きょろきょろと首を2,3往復させてから、その鮮やかな白、水色、銀色が目に飛び込んできた】

(…え?ものすごい路地裏にマッチしない人がいるんですが…)

…あのぉ〜
まぁ、いわゆる「人探し」でして…
それでっ、あの…あなたはそんな格好で何を…

【軽く後ろに2,3歩下がりながら彼?の質問に答える】
【その言動から目の前の人物を警戒していることが解るであろう】
82 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/16(木) 19:56:06.96 ID:0AVtOYWo0
>>81

(拙者の格好はそんなに怪しいでござろうか。)

【心の中で何か違う解釈をする少年】

拙者は放浪中の身で、そのあたりをのらりくらりと
歩いていただけでござる。

それと、この格好は自前でござる

【感情を察しにくい物静かな話し方をする】

//飯ですすいません。
83 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/06/16(木) 19:57:21.86 ID:Vle4eWFAO
【路地裏】
【足元から風の魔翌力を出しながら歩いている少女がいる】
【右肩から伸びる根≠ェ浮き出た顔は微かに汚れていて】
【近くで見れば、それが血を拭った跡であると判るかもしれない】
【ウェーブのかかったポニーテールを揺らしながらゆっくりと当てのない様子で歩くその姿は】
【誰かに声をかけられるのを待っているようにも見えるだろう】
84 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/16(木) 20:08:05.14 ID:9lZA+Ar/o
>>83

【街道の方から、血の香りに誘われてか一人の少女が歩いて来る】

……貴方は─────

【銀髪を赤いリボンでサイドポニーに纏めている、林檎色の瞳】
【七つの色違いの星模様入りの白いノースリーブシャツを着用し、下は黒のジーンズ】
【水晶のように透き通った翡翠色の指輪を左手中指に嵌め】
【特殊な構造のリボルバー銃とオートマチック式の大口径拳銃を、それぞれ両腰に提げている】

どうしたの……その、眼?

【少女の存在に気づくと足を止め、少し警戒しつつ話しかける】
【一度軽く会話を交わしただけの仲であるが、それでも目の前の少女に大きな異変が起きたことは分かる】
85 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/16(木) 20:10:05.00 ID:hOnhRSo60
>>82

(…ござる?櫻の国にもそんな口調の人は見かけなかったけどなぁ…)

は、はぁ…自前、ですか…ははは。

【とりあえず、苦笑い。反応に困っている様子】
【低いテンションと派手な格好と時代遅れ?な口調にどう対応していいか分からないのだ】
【ちなみに彼女はその目の前の人物の性別すら判断できていない。まぁ、中性的な顔立ちなため仕方ないともいえるが】

(…でも放浪者なら…もしかして知ってるかも?)

あ、あのッ…!!
我信兄さ…じゃなかった、黒澤我信って言う、黒いネクタイを多分していると思うんですが、其の人知りませんか…ねぇ?

【期待はしてはいなかったが、一応彼女が探している人物のことを尋ねてみた】

【彼女が言う黒いネクタイの人など、どこにもいる。正直言うと、余りにも情報が足りない】
【しかし彼女にとってわかるのは、黒いネクタイをしていることと、自分の兄であることだけ】
【しかも彼女が最後に兄を見たのは7年前である】

/おっけーです。まってます
86 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/16(木) 20:15:52.90 ID:PdyAzYdio
【路地裏。大通りからそれほど離れていない、いわば入口付近】

【無法地帯への入り口―― そこは、一般人は寄りつかない】
【ここに足を踏み入れるときは、よほど急ぎに近道として使うか、不運にも柄の悪い者に連れ込まれるかだろうか】
【だが、まだ表≠フ光は見える。騒ぎを起こせば自警団だってもしかすると来てくれるかもしれない、そんなところ】

「おい、ニイチャンよぉ……聞いてっか?ちょっと金貸してほしいんだけど」

【表≠歩いていれば、なにやらいい予感はしない話声が聞こえてくるかもしれない。壁際には3つの、影】
【内二人は揃って柄の悪い男――所謂チンピラであり、壁に凭れかかる人物を威圧しつつ、金を要求している】
【そして、正に今カツアゲに遭っているそいつはというと】

クス、――五月蠅いねー

【汚れ一つない白いタキシードの下に赤いワイシャツをきっちりと着こなして、金色の双眸を持ち】
【同色のウェーブがかかった、所謂ソバージュの長髪。邪魔くさいのか後部はそれを一つに括っていて】
【首からは鏡で出来た十字架のネックレスを着用している、そんな目立つ優男だ】

【ヘラヘラしているとも、柔和とも取れる、誰に向けるでもない笑顔を張り付けて渇いた笑みを一つ吐く】
【それが癪に障ったか、チンピラ達の額に青筋が浮かび、何かを言いかけるも――】

さーん――――

【す、と男性のものにしては綺麗な手を上げて――、立てられた指は、言葉通り、3本】
【――――――?】
87 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/16(木) 20:23:05.23 ID:m/IxPF8ho
「もしもし・・・」

【 大通り 】
【幾らかの書類を片手に、手当たりしだい、通行人に声を掛ける】【白衣の少女】
【カセットテープの様に、同じ質問を繰り返している】【聞き込み調査、だろうか】
【殆ど取り合って貰えず、やりきれないといった様子で】

「あのう・・・・・・あっ、ちょっと・・・・・・・」

 【身長は130半ば辺り、割と華奢な体型をしている】
 【腰の辺りまで伸びた髪は、空中に溶け込むように白く】
 【まだ子供であることを示す、つんと張った肌は雪の様に白く】
 【小学〜中学生くらいであろうか、小さな身体でぶかぶかの白衣に身を包み】
 【蒼空を写し取った様なアクア・ブルーの瞳】

「少し話を・・・・・・ちょ・・・・・・」

【もし貴方が通りかかれば、声をかけられるかもしれない】
【定型文のような質問文句、それは「この人たちを見かけませんでしたか」、と】
【手に持った書類にプリントされた、3人の少女の姿。とても奇妙な事に】
【服装を除いて、彼女らを探している"この少女"と瓜二つなのだが】
88 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/16(木) 20:24:06.90 ID:bMDlVMxco
>>80

――んーと、あれっすかにゃー。
好意的な感情を抱いている相手が、びっくりした時にうにゃあっとか言ったのを可愛いとか思った感じかにゃー、

…在り得るにゃ。

【――勿論、特に意味は無い事であるのだが、無駄な本気感≠ェ垣間見える。】
【頭頂部に、ぴこぴこと機敏に動く猫耳まで見えて来るような気がするかもしれない。】

――そうっすかねー。

…まあでも、結局何処に居るか、なんて事は分かり切ってるんすよ。
カノッサ機関、氷の国支部=B安易に行って、どうにかなるって場所じゃ、ないっすよね?

【――事実=B分かり切っているからこそ、淡々と述べる。】

――だから今の所は、扱いをJustice≠ノ任せるっすよ。
今はちょっと――分からない≠チすから。

【分からない、と言ったのは此方に託した扱い≠フ事だろう。】
【自分がどうすべきか、という判断に迷っているらしいが――――】

【ことん。箸を置いて食べ終わった事を示すのだが、少し苦い表情。】
【恐らく――いや、ほぼ間違い無く、好き嫌いの中に明確に葱≠ェあったようだ。】
89 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/06/16(木) 20:26:08.08 ID:Vle4eWFAO
>>84
【声をかけられ少女──セシリアは、にこりと笑みを浮かべる】

知り合いに会えるなんてついてるな。久しぶりね、ニナちゃん
…あぁこの眼?素敵なプレゼントの副産物ってとこね

【自身の顔に浮かぶ根≠ゆっくりとなぞりながら少女の質問に答える】
【セシリアの右肩からは禍々しい卵≠フ魔翌力が滲み出ていた】
【見覚えがあるならば直ぐにそれと判断できるだろう】

【セシリアがクスッと笑うと同時、どくん、という脈動と共に根≠フ中をぼこりぼこりと何かが通り】
【べったりと染められたかのようなセシリアの右の黒目≠ェより一層濁りを増した】
【反対に、彼女の茶色の瞳は爛々と妖しげな光を帯び始め──】
90 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/16(木) 20:26:27.43 ID:0AVtOYWo0
>>85

・・・すまないがネクタイとは何でござろうか?

【この少年、格好も古いが知識も古かった】

・・・生憎だが拙者は”この時代”に来て間もない故
人にであったのもこれで2度目でござる。

役に立てなくて申し訳ない。

【そういうと青年は深くお辞儀をする】
【礼儀正しいその様はまさに侍を彷彿させるだろう】

//ただいまです。
91 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/16(木) 20:29:19.31 ID:h3Un+RvLo
【大通りとスラムの境界】
【巨大な街ともなれば、その分潜む闇も濃い】
【どれほど煌びやかに飾り立てられても、必ず暗い場所との境目が発生してしまうだろう】

【そんなとある大都市、裏と表の境界に、ボロい木賃宿が立っている】
【寝るスペースがあると言うだけで、他の生活環境は劣悪だが、その分やたら安価な料金設定が売り】
【脛に傷持つ輩の寝床として評判の、都合三階建ての小さな宿泊施設】

【屋上、縁に腰掛け下界=大通り側を見下ろす姿が一つ】

【ウルフカットの黒髪に焦げ茶色のジト目、への字口】
【ノースリーブの上着から伸びた腕はうっすら鍛えられていて、少し日に焼けている】
【左腕の下腕部を包帯でぐるぐる巻きにしていて、なんとなく武闘派】
【タイトなジーンズに腰周りを隠すほど裾が長いシャツ、筋肉はついているが無駄はない】
【腰周りや胸元の曲線が、その人物の性別を明確に表しているのだが】
【なんとなく、ただ少女と呼ぶのを憚られる、不良然とした雰囲気があった】

【そんな不良少女は、傍らにパンパンに膨れ上がったコンビニ袋を置いていて】
【缶ジュースをひとつ取り出し、開封して口につけた】
【一息に半分を飲み干してしまい、音を立てて縁に置く。金属音が高く残響した】

……めんどくせぇ。

【下の喧騒を見下しながら、誰にも聞こえないように呟き】
【不良少女はぼんやり、遠い世界と暗い空を交互に眺めていた】
92 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/16(木) 20:37:32.54 ID:9lZA+Ar/o
>>89

……久しぶり。

…………卵、か……。
それを素敵に感じるなんて、随分と歪んでしまったのね……。

【彼女は以前卵を人に向けて撃ったこともあり、その存在には容易に気づけた】
【知り合いとの再開だというのに、無表情を崩さず】

もう一つ……質問させて、貰うけど。
───その血は、何?

【セシリアの顔に付着した血の跡を指差して、問いかける】
93 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/16(木) 20:38:54.63 ID:hOnhRSo60
>>90

…まぁ、そういうものがあるんです…

【「ネクタイも知らないとは、本当にこの時代の人なのか」】
【そう思っていた彼女の耳に次に発した彼の言葉が突きささる】

(…この時代に来て間もない…?)

え…あの…この時代にきて間もないってことは…なんですか、あの、タイムスリップ…いや、こう言っても伝わらないか、
えーと…用は昔からこの時代に…やってきた…とか言う…設定ですか?

【彼女がこう言っている間に思ったこと、それは】

(この人、コスプレイヤーで、ネクタイ知らないってのも其のキャラの設定を壊さないためでは…)
(うん、タイムスリップ…よりは現実的…かな。礼儀正しい侍のキャラ…のコスプレ…とかかな?)

【この人は趣味でそういう格好をして其のキャラになりきっているのだ、というもの】
【だから最後に「設定ですか」と付け加えたのだ】
94 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/16(木) 20:47:40.80 ID:0AVtOYWo0
>>93

・・・・設定?

【本気でわかっていないような顔である】

・・・まぁ”来た”というより”蘇らされた”のほうが正しいでござろうな。

【どこか悲しげな雰囲気を出す少年】
95 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/06/16(木) 20:53:37.02 ID:Vle4eWFAO
>>92
【 歪んでしまったのね 】
【そう言われた瞬間、セシリアの表情が醜く歪んだ】

何なのよみんなして…
何?ニナちゃんも私のこと嫌い?
私は別に嫌いになった訳じゃないのにどうしてみんなみんなみんな……

【左手首をぎゅうっと握り締めながら、ぶつぶつと憎しみの籠った呟きを吐いていく】
【その言葉から最近友人を徐々になくしていることが推察できるだろうか】

ただの返り血でしょう。文句ある?
気に入らないわね……

【質問につっけんどんにそう返し、ニナとの距離を歩いて詰めようとする】
【右目がパチパチと帯電を始めていた】
96 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/06/16(木) 20:58:39.65 ID:KCHbgd5po
【雨が降り続ける】
【多くの人が傘を持ち大通りを歩いている中、一人だけ傘を持ってない人物がいた】

クソッ!雨降るなんて聞いてないぞッ!
「(そりゃ梅雨ですから)」

【交じりっけない黒髪】
【深く、どこか遠くを見ている黒い瞳】
【中性的な声で性別がイマイチわからない】
【黒いローブを身に纏ったどうみても女に見える顔の人物】

【着ているローブのフードを思い切り被って走っている】

どこか.....雨宿りできそうな場所は....
「(どこでしょうね....)」

【黒ローブの人物は辺りをキョロキョロと見回しながら走る】

【前をろくに見てないので、だれかにぶつかるかもしれない....】
97 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/16(木) 21:00:32.19 ID:hOnhRSo60
>>94

蘇らされた…?
あの…それはどなたに…?

(…なんか本当っぽい反応なんですが…え、ホントに過去の人?)

【半信半疑の彼女、一応彼の話に軽く興味を持ったようである】
【いや、半信半疑というよりかは、信が2割、疑が8割と言ったところか】

(だって、蘇るとか漫画の世界にしかないよぉ…)

【うん。普通の反応である】
98 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/16(木) 21:04:23.38 ID:7bmVPI4AO
【草原;古代闘技場】

【古い石柱が端々を削られながらも広がる暗澹とした空の紗幕へと尖端を伸ばす姿は、圧巻であった】
【草原の斜面を利用して、斜めに作られた観戦席はところどころ椅子となる石版が欠けているのは見られれど】
【しかし、しっかりと現存しているのも残っていて――太古の時代と変わらぬ風を受け、そのまま緩やかに風化していく】

【芒と、其処に淡い明かりが浮かんでいた。光源が納まっているのは鳥籠だった】
【止まり木の上、翼を失った金糸雀のように静かに揺れる愛玩鳥の形の光】
【その傍に、黙する二つの影があった】

【ひとつは、性別の境目を表すような貌の痩躯。肩辺りで切られた紅蓮が、燃え盛る炎のように揺れる】
【オレンジとブラックの縦縞模様のカッターシャツの上から、膝丈まである黒のベストワンピース】
【同色のスラックスとブーツのせいか、闇夜に浮かび上がる橙は殊更不気味だ】

【そしてそんな人物の、組まれた膝の上に――丸っこい頭が乗っかっていた】
【薄紫の髪が明かりを受けて柔らかく輝き、桜色に染まった頬は穏やかに呼吸していることを表す】
【ブルーグレーのワンピースは襟や袖口、裾などにたっぷりのフリルがあしらわれ】
【胸元に結ばれたリボンと紅茶色のブーツの紐が、ゆるく風に吹かれて揺れていた】

――――……

【痩躯は自分の膝に頭を乗せ、寄り掛かって眠る子供に気を払う様子もなく、その小さな頭の上に】
【黒革のブックカバーが掛けられた本を置き、オレンジの色眼鏡に隠された視線を退屈そうに頁に向けていた】

【――りん、と涼やかに少女の頸を彩る首輪に着いた鈴が、小さな音をたてて鳴く】
【それ以外は凍りついたほどに静かな夜であった】
99 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga ]:2011/06/16(木) 21:05:12.62 ID:nuEXfQk70
【夜の繁華街】
【そこには暴力的なネオンに包まれてさまざまなドス黒い思惑が渦巻いている】
【金と暴力で這い上がろうとする筋者や異邦人】
【人としての尊厳を失わせる代わりに一時の快楽を提供する薬を売りさばく売人】

【一例を上げるとロクデナシばかり。ほかにもいるが今日は割愛させてもらおう】
【ロクデナシ博覧会をするために文章を構成している訳ではないのだから】

【そんな繁華街に黒を基調としたスーツを身に纏った胡散臭い背の高い男がいた】
【繁華街で何をする訳でも無く、ただその空気を味わっているだけ】
【仕事はまだしない。趣味である人形つくりもまだしない】

さて、今日は何をしようかね。
仕事もやる気がしない。趣味は先日したばかり。
…人間観察とでもいこうか。

【繁華街で人が引き起こす出来事や表情。それを見ながら時間を潰していた】

/初ロールな新参者ですがよろしくお願いします
100 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/06/16(木) 21:09:06.88 ID:rZJOOcmTo
>>99
【そんなろくでなし達が、無言で道を明けるような存在が道を歩いている】

【荒れ狂う火焔そのものを形にしたかの如き腰ほどまで或る真紅の長髪を流し】
【地獄の業火を映すが如く濁り淀む、紅玉の瞳をギラつかせ】
【両腕から背にかけては、焔と刃の意匠を感じさせる文様がびっしりと刻まれている】
【格好は、上半身晒布姿に下半身はデニムと言う物。なんかスタイリッシュ痴女みたいな感じだろうか】
【頭からは、30cm程の角が二本生えていて、もはやその様は、悪鬼の姿で】

【少なくとも、人の領域にない存在であるのは目で見て分かる】
【そして、彼女の周囲には、ちらちらと火の粉が舞い、妖気が吹き上がっているのが分かるだろう】

(――――これだけ目立てば、誰かが引っかかる)

【殺気と妖気を振りまきながら、歩く少女をキミは見ただろうか――?】
101 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/16(木) 21:09:47.15 ID:rZJOOcmTo
//おっと、SAGAしときます
102 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/16(木) 21:09:56.27 ID:0AVtOYWo0
>>97

・・・・・言葉どうりのいみでござr「おいてめぇ!!」・・・・ん?

【少年がわけを話そうとした矢先なにやら叫びをあげる男が現れる】
【その身なりから路地裏、”表”の人間でないことがわかるだろう】

「さっきはよくもやってくれたなぁ!!」


・・・・・あぁあのときのスリでござるか。

【どうやら少女と会う前にあった男のようだ】
【会話から何があったかは容易に想像できるだろう】


下がっていろ。

【そういうと青年は一歩前に出る】
103 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/16(木) 21:14:45.24 ID:9lZA+Ar/o
>>95

うん……"今の貴方"の事は、嫌い。

【コクリと頷き、はっきりとそう言い切る】

…………文句なら、ある。
だって……私は、人を簡単に傷つけるような人が、嫌いだから。

【引金が二つに装弾数三発という形状のリボルバー銃を抜くと】
【その銃口を真っ直ぐにセシリアへと向け、拒絶する】

……悪意に反抗する気が少しでもあるなら、助ける。
けど……、貴方が悪意を受け入れるっていうのなら、ここで────

────《 I r i s 》

【右手の人差し指で口元を押し上げ、"笑顔"を形作ると】
【ニナの背中に、"天使の如き光の翼"が出現する】

【接近を妨害するものは無いため、突きつけた銃口さえどうにかすれば接近は可能だろう】
104 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga ]:2011/06/16(木) 21:20:44.42 ID:nuEXfQk70
>>100

(……おや、人外ですか。クククッ、面白い。創作意欲が湧いてきましたねぇ)

【ろくでなしどもが恐れ戦いている】
【流石に人外の者の気を当てられては本能で恐怖を抱くのだろう】
【だが黒スーツの胡散臭い男はそれを嬉々として見ていた】

【人の形を取っているが感性はそうではない】
【感情を奪い去り、記憶を削り取り、果ては信念を灰塵にして楽しむような感性は人と言えるだろうか】
【人はそんな感性を持つ男を人の道を外れた、いわば外道というだろう。】
【外道に位置する男は、殺気と妖気を振り回す少女に声を掛けた】

あなたは、人外ですかね。
人では達しえないだろうか、その殺気と妖気は。
随分とそれらを振りかざしてどうしました?

【胡散臭い男は穏やかな笑みをこぼしながら、社交辞令の如き言葉を投げつけた】
105 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/16(木) 21:21:14.97 ID:hOnhRSo60
>>102

ひゃうんっ!!

【まさしく路地裏にいそうな男の耳障りな声が彼女をビビらせる】
【彼女はその男を見ると反射的に素早く身構えていた】

【正面を向いた状態で気を丹田に落としながら腰を落とす】
【左腕を徐々に曲げながら正面に上げ、これに合わせて重心を右足に移し、左足をつま先立ちにする】

【何かしらの武術でも心得ているのか、奇妙な構えである】

(…来るなら来いっ…って)

あの…大丈夫ですか…?一応…私も軽く武道の心得はあるから…1人くらいなら何とか…なるとは思いますよ

【「下がっていろ」と一歩前へ出る少年。中性的な顔立ちの彼がこの男を退治するというのか】
【彼女にはその光景が浮かばなかったため、彼に「大丈夫か」と声をかけた】
106 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/16(木) 21:26:56.21 ID:rZJOOcmTo
>>104
――なんだ薮から棒に。

【眉根を釣り上げて、機嫌悪そうにそう答える少女】
【見れば分かるが角以外は普通の少女である、見た目だけは】
【そして、キミの投げつけた、問いに、首を傾げながら】

たくさん殺しただけだ。其れ以上でも以下でもない。

そっちが先に問いかけた、答えろ。

【少女の言葉には嘘は欠片も無いのが、直感で分かるかも知れない】
【彼女の心根は、愚直かつ猪突猛進。そして、人殺しに躊躇いを抱かず、しかしながら慈愛も持ち合わせるという物】
【人殺しではあるが、人を助けることもある。そんな善悪に分類出来ない、やさしいひとごろし≠ェそこにいる】
【そして、殺気と共に、放たれる、彼女の問】

――お前はカノッサ機関の構成員か。

【その瞬間、周囲の人々が徐々に離れていき、数十秒する頃には、人っ子ひとりも居ない状況に成るだろう】
【少女はまるで焔そのもののような♂ユ烈さを秘めている】
107 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/16(木) 21:28:55.97 ID:whuRK/cvo
【路地裏】
【真紅のドレスを纏った女性が、駆け抜けて行く】
【 ――…まるで、夜会から抜け出して来たかのようで】

【艶やかな黒髪を、ポンパドールに纏め上げ】
【口紅も髪飾りもアイシャドウもネイルも、全てが全て赤】
【淑女、と呼ぶのが相応しいだろう――…、そんな容貌】


 ……、…!


【人の気配を感じたらしく、立ち止り―― 】
【……赤い羽根製の扇で、すっと顔を隠す】
【扇を持つ右手薬指――…φのモチーフが、輝いていた】
108 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/16(木) 21:32:23.06 ID:0AVtOYWo0
>>105

【少女の見事な構えに少年は感嘆の意を述べる】

見事でござる。とっさにそれだけの動作ができるとは
しかし、童が戦う必要はない。
いつの時代でも、戦うのは男の役目でござる。

【片手で制しながら腰にある刀を抜く】

【だがその刀は抜いた直後に水を纏い始める】
【まるで刀から水が湧き出ているかのようだ】

「人のこと無視してんじゃねぇーーーーー!!!!」

【そんな浅い台詞をはきながら、取り出したナイフを振り回しながら】
【少年の腹を引き裂かんと突撃する】

「おらぁ!!」

【ドス!】

【少女が見れば、あっけなく腹を刺された少年を見ることになるだろう】




【ナイフは明らかに刺さっている】
109 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/16(木) 21:32:34.40 ID:X0VVzQzNo
【水の国 冒険者ギルド受付】

……う、うおぉ・・・そろそろ佳境なのだぜ……!
もう少し……もう少しで俺は新記録に突入する……!

【今日も多種多様な冒険者達で賑わうギルド水の国支部】
【その受付カウンターで、積み重なった小さな木のブロックの群れから一本一本引きぬく作業をしている人物がいた】
【褐色の肌に、特徴の薄い冴えない容姿の男】
【身に纏うギルドジャケットから、ギルドの関係者だということが判るだろう】

【無論、ギルドにジェンガをする仕事など在るわけがなく】
【男は緊張感から額に汗を滲ませつつも全身全霊で仕事をサボっていた】

集中……集中しろ……!
この山場を攻略したら……俺、結婚するんだ……!

【世間ではカノッサ機関や様々な戦いが繰り広げられているが】
【水の国ギルド<Blue bird>は今日も何事も無く営業中であった】
110 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/16(木) 21:37:03.91 ID:0AVtOYWo0
>>108

うおうすいません風呂は言ってきます。
111 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/16(木) 21:37:54.14 ID:TR8gYsCfo
>>98
/まだ居られますかー?
112 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/16(木) 21:39:36.94 ID:h3Un+RvLo
>>109
…ギルドぉ?

【たまたま、その正面を通りかかるものがいた】
【あげられた看板に眉をひそめ、その面構えをしげしげと観察する通りすがり】
【非常に胡散臭げに、眉はひそめられていたけど】

…卵探しにゃ、情報源がいるな。
竜の巣もいくつか小さいのは目処も立ってるけど、公式の依頼ならそれに報酬が着く、か。

【何事をか思考をぶつぶつ漏らし、決心がついたのか施設に突撃をかける】

たーのもー。

【扉が開くなり、それなりの音量で受付に声をかけた】

【真っ直ぐ受付へ向かうその姿は、ウルフカットの黒髪に焦げ茶色のジト目、への字口】
【ノースリーブの上着から伸びた腕はうっすら鍛えられていて、少し日に焼けている】
【左腕の下腕部を包帯でぐるぐる巻きにしていて、なんとなく武闘派】
【タイトなジーンズに腰周りを隠すほど裾が長いシャツ、筋肉はついているが無駄はない】
【腰周りや胸元の曲線が、その人物の性別を明確に表しているのだが】
【なんとなく、ただ少女と呼ぶのを憚られる、不良然とした雰囲気があった】
【…ただ、シャツの上、胸部の曲線はそれなりに主張が強い】

【そこにいる誰かの状態なんておかまいなしに】
【不良少女は真っ直ぐ進む】
113 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/16(木) 21:40:00.85 ID:PdyAzYdio
【路地裏。大通りからそれほど離れていない、いわば入口付近】

【無法地帯への入り口―― そこは、一般人は寄りつかない】
【ここに足を踏み入れるときは、よほど急ぎに近道として使うか、不運にも柄の悪い者に連れ込まれるかだろうか】
【だが、まだ表≠フ光は見える。騒ぎを起こせば自警団だってもしかすると来てくれるかもしれない、そんなところ】

「おい、ニイチャンよぉ……聞いてっか?ちょっと金貸してほしいんだけど」

【表≠歩いていれば、なにやら物騒な声が聞こえてくるかもしれない。壁際には3つの、影】
【内二人は揃って柄の悪い男――所謂チンピラであり、壁に凭れかかる人物を威圧しつつ、金を要求している】
【そして、正に今カツアゲに遭っているそいつはというと】

クス、――五月蠅いねー

【汚れ一つない白いタキシードの下に赤いワイシャツをきっちりと着こなして、金色の双眸を持ち】
【同色のウェーブがかかった、所謂ソバージュの長髪。邪魔くさいのか後部はそれを一つに括っていて】
【首からは鏡で出来た十字架のネックレスを着用している、そんな目立つ優男だ】

【ヘラヘラしているとも、柔和とも取れる、誰に向けるでもない笑顔を張り付けて――渇いた笑みを一つ吐く】
【それが癪に障ったか、チンピラ達の額に青筋が浮かび、何かを言いかけるも――】

さーん――――

【す、と優男は男性のものにしては綺麗な手を上げて――、立てられた指は、言葉通り、3本】
【チンピラ共はその行動に目を奪われて、唐突に始まる、カウントダウン】

にー――――

【――――――?】

/修正を加えて再投下
114 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/06/16(木) 21:41:17.84 ID:7bmVPI4AO
>>111
/ここにー
115 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/16(木) 21:41:35.63 ID:Tn8fGuTSO
>>98
「このような場所で、一体何を?」
静寂を切り裂く声。凍てついたかのような空間を切り裂く気配。
「……と、いった台詞では無意味で、詰まらないでしょうね」
一本の石柱の影から姿をあらわす。闇夜に映える紅い瞳。
一体何をしている? という質問など聞くまでもない。読書をしている、読んでいないにしろ本ひ広げている。
それを尋ねるのは無意味だ。

「……」
調子が悪そうに頭をかいて。
「私、このあたり来るの初めてなんで、良ければ……?」
言葉が続かない。ようするに何も考えていないのだこいつは。

足元はくたびれた革靴。真っ黒いネクタイとワイシャツ。足元まで伸びる上着はローブだろうか。胸にはロザリオが淡く輝いている。
116 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/06/16(木) 21:41:39.38 ID:Vle4eWFAO
>>103
【銃口を向けられて一瞬歩みが止まる】
【歩みを止めたことで右手首に着けられた、カノッサ機関・氷の国支部所属を示す、銀製の十字架型ドッグタグがチャリっと音をたてた】

ハッ…お断り、よ
今は好きなだけ一般人を殺しても殆ど許されちゃう居心地良い居場所を持ってるし?
何より…一回この愉しさを知ったら──止められないもの!!

【瞬間、重力に任せるようにしゃがみこみ、その眼から黒い雷電をニナの手元に放つ】
【静電気よりも若干強い位の威力しか無いが、彼女の戦闘においてはそれで十分】
【ふっ、という気合いと共にセシリアの左隣に球体が現れ、ぼこぼこと濁った水色の肉が沸きだし始める】
【こちらが本命、ということか】
【即座に対策を打つのが懸命だろう】
117 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga ]:2011/06/16(木) 21:42:21.06 ID:nuEXfQk70
>>106

失礼だったかな。興味を抱いたから話しかけた。
それ以外の理由は要りますかな?御嬢さん。

【機嫌の悪そうにしている少女を尻目に胡散臭さを醸し出す笑みを浮かべている男】
【機嫌の悪そうな表情を見て笑みを深くする。機嫌が悪そうだから余計そうなる】
【これだけでも男が人から外れた感性を持っていることが伺える】

おやおやぁ…それは威勢の良き事で。
人を殺したのは頂けませんねぇ。どうせ物理的に殺したのでしょう?
頂けない。実にいただけない。人は精神的に殺してこそ、だ。

【相手の言葉に臆することは無いが、物理的に殺したと勝手に判断し勝手に評価を下し】
【相手に何様だと思わせるその言葉はスムーズに紡がれる】

【そして殺気交じりの問いに肩を竦め、心底呆れたような表情を作りながら】

あのですねぇ…なぜ私が群れなきゃいけないんです?
私は群れというのが嫌いでね。それにカノッサ機関という面倒な組織に所属する気は無いんですよ。
一人で気の赴くままに動くのが性に合ってるんでねぇ。

【苛烈さを内包した少女の問いに対してあっさりと受け流すように答えた】

118 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/16(木) 21:43:07.35 ID:Tn8fGuTSO
>>111>>114
//ごめん、流れ見ないで投下しちゃった
119 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/16(木) 21:44:19.51 ID:hOnhRSo60
>>108

…はぁ。

(男だったんだ…)

【その事実に驚いていると、彼の引き抜いた剣の刀身が普通のとは違うのに気がつく】

凄い…水が刀の周りを…

(兄さんのアレみたいに変わった剣はやっぱりいくつかあるんだ…)

【其の刀身に見とれていると】

「人のこと無視してんじゃねぇーーーーー!!!!」

【という、怒声。】

ひゃぁあ!!

【彼女がその声に驚いている間に】
【ナイフが彼の腹に――!!】

…え?

【刺さる。彼女からも刺さっていることがよく見えた】

あ…あ…

【目の前で人が刺される。彼女にとってはこれが初めてである】
【瞬きせずに刺さったナイフを見つめる彼女の眼は、明らかに其の動揺を隠しきれずにいた】
120 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/06/16(木) 21:44:21.05 ID:7bmVPI4AO
>>111>>115>>118
/おっと、複数でも大丈夫でしょうか?
/あと、>>115の方は新規さんですかね。もしそうでしたら、ようこそ能力者スレへ。舞台裏は覗きましたか?
121 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/16(木) 21:46:24.23 ID:TR8gYsCfo
>>118>>120
/あらら、なら私が退かせて頂きます
/丁度お風呂ですので申し訳ございません<(_ _)>
122 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/16(木) 21:47:20.93 ID:Tn8fGuTSO
>>120
//一応、覗きました。キャラのほうも試験の>>204
//足りないところも多いと思いますが、なにとぞどうか。複数に関しては速度はよくありませんが大丈夫です。
123 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/16(木) 21:48:25.01 ID:rZJOOcmTo
>>117
――少なくとも、お前がマトモな者で無いことは、分かる。
わざわざ殺気を放つヤツに話しかけるような輩がまともな筈が無いだろう。

【一貫して、不機嫌そうな態度を貫いている】
【コレは、敵をおびき寄せるための演技もあったが、此処数週間はずっとこんな調子であった】
【彼女の体から、うっすらと悪意の気配を感じさせる魔力を感じるかも知れない】
【彼女自体の放つ力は妖気であり、魔力の素養は無い。そこに不審さを感じるか否かによって、今後の展開は変わるかも知れない】

物理的に殺す以外に方法など知らんし、それ以外をするつもりも無い。
そもそも、殺しは目的じゃない=A必要なのは殺し合うための戦い=Aそれ自体。

【殺す事に快楽を得て居るのではなく、殺し合う℃魔ノ楽しみを見いだしているような少女】
【その価値観は、祖父の代から代々続く、独特の理念】
【あまり、同意を得られるような思想ではないだろう】

……そうか、ならば殺す必要はない、が。

―――お前は、どうするつもりなんだ?

【明らかに、少女は目の前の男に危険な気配を感じていた】
【だからこそ、決して心を開かぬし、決して警戒を解こうとはしない】
【この少女の様子を見て、キミはどういう選択をするのだろうか】
124 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/16(木) 21:49:59.22 ID:X0VVzQzNo
>>112

ふっ……ふふふ……
今日の俺は最高なのだぜ……!

これならイケ――――

【受付まで響く声、しかしこの職員はずっとジェンガに夢中で聞こえていない】
【完全に仕事を放棄し、自身の限界へと挑む彼】
【人は彼の姿を見てどう思うだろうか。まさに職人芸ともいえるサボりっぷりは周囲の者の目を引き】
【そしてその結果、近くにいた女性職員に積み上げられていたジェンガをまとめて蹴り飛ばされる事となった】

――う、うわぁぁぁぁああああ!!
何、何するんだぜいきなり!ここまでするのに何分掛かったと思ってるんだぜ!?
ちょっとは空気読めよ!鬼!悪m……あ、はい、ごめんなさい私が全面的に悪かったです
ですからお仕置きだけは……お仕置きだけは何とぞおやめください……!

【当然のように怒りを顕にし、絶望の悲鳴と共に女性職員に食って掛かるが】
【物置の隅に転がるカマドウマの死体を見るような目で、太いメイスを振り上げられると】
【凄まじい勢いで土下座の姿勢に移行し全力で謝罪をするのだった】

【そんな、どうでもいい茶番劇の後】
【直ぐ様何事もなかったかのように営業は再開される事となる】
【これもまた、このギルドではいつもの光景であり、周囲に冒険者も「またか……」と言った風な視線を向けていた】

――い、いらっしゃいませなのだぜ……!
今日はどんな御用事で……?

【褐色の男は、少し引き攣ったスマイルを少女に向けてそう告げる】
【受付カウンターの前には小さな丸椅子があり、そこに座ることもできるだろう】
125 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/16(木) 21:50:04.51 ID:7bCBSNVpo
>>113

【表通り――――そこはまだ明かりもあり、人の賑わいもある場所】

この素材…何かに使えねぇものか……

【濃紺のバサッとしたザンギリ頭で、白銀の瞳と端正な顔持ちの青年は】
【赤地に金のラインが入った忍服の上から黒地に金の豪華な羽織を羽織って金の下駄を履いている。】
【その背中には2対の大きめの金色と銀色に輝く煙管(キセル)を担いでいる】

――――なんだ?

【手に持っていた竜の牙をしまいこむと路地裏の方へと注意が行って】

こんな人気の近くで大胆な野郎共だぜ……

【青年は路地裏の方へ近づいて行くだろう】
126 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga ]:2011/06/16(木) 21:50:24.03 ID:nuEXfQk70
>>123
/すいません。次遅れます。
127 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/06/16(木) 21:50:29.51 ID:7bmVPI4AO
>>121
/把握しました、ありがとうございます。また絡むとき、宜しくお願いします

>>122
/>>121の方が引いてくださったので、一対一でお願いします。返事書いてきます、少々お待ちください
/因みに、ここでは台詞は括弧なし、描写などを【】で表現することが多いです。強制ではありませんが、馴染みやすくなりますよっ
128 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/16(木) 21:50:40.71 ID:KEEGx2pI0
【路地裏の片隅に、雪が降り、埋れている道が在った。道の中央を陣取る、邪魔な二つの影】
【一つは、腕の無い雪だるま。目は笑っているが、口は半角英字のOに似た形の、哀愁を感じさせる顔だった】

【寄り添い、座っているものは、淀んだ赤を纏っていた。白い空間で、その色彩は浮いている】
【雪が足りない、と迷惑な呟きを漏らす。恐らく、季節外れの光景を生み出したのは、この存在なのだろう】

【歪な部位を持つそれは、呼吸を行っておらず、冷気に染まった息が見える事は無い】
【人物の容姿は、黒のキャスケット帽を被り、旧い血の色をしたボブヘア。死人の様な白い肌に、右頬に深い傷跡】
【起きたばかりの様な、力無い表情。生気の失った、然し、淡く輝くオレンジの瞳】
【赤と黒のボーダー、厚い生地のニットワンピース。黒いオーバーニッソックスに、同色のレースアップブーツを履いている】
【左腕が、皮を剥いだ肉の様な色の、鋭い爪を持つ異形。手の甲の中央に、簡略化した山羊と、五芒星が掘り込んである】
【十字架型のドッグタグネックレスと、右手首に「No.90」の刻印入りのハンドカフスを着けた、背の低い、十八歳程の少女だった】

(……。尋問。……黒野の……身柄は、……引き取られた。……、)

【思考は、所属している組織についての事柄だった。先程手にしていた端末、液晶に映る文面を想起する】
【地を覆う冬に、右手を伸ばした。綿に似た感触と、伝わった冷たさが心地良く、僅かに瞼を落とす】

……文章の。……雰囲気、……、

【変わっていた、と言葉を続ける。引き出される様に紡いだものは、異形の知人に関するものだった】
【気のせいかもしれない。咄嗟に言葉を思い浮かべるが、違和感を完全に消す事は出来ず、不安な面持ちになる】

……。飲みたい、……

【思考の後、突拍子も無く、その様な言葉を漏らした】
【全ての動作を止めると、不気味な静謐が、一時的に辺りを包む。辛うじて、雪が降り積もる音が聴こえた】
129 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/16(木) 21:50:41.51 ID:rZJOOcmTo
>>126
//りょーかいですっ!
130 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/16(木) 21:58:01.22 ID:7bmVPI4AO
>>115

【すぅ、と。水面を滑るように、痩躯の顔が持ち上がって相手の瞳を捕捉した】
【次に映すのはロザリオ。処女性の証明のように輝く十字架を見詰め、唇に淡い笑みを浮かべる】
【読書をしている――それは事実であり、事実ではなかった。】

【頁に文字は刻まれていなかった。】
【図式はおろか、数字や写真。はては魔術式すらも、何も記されていない本】
【それを一見して“読んでいる”風に扱っていた人物は、指先で頁をなぞりながら】

こんばんは、いい夜だね
こんなところでなにをしているんだい?

【放たれた声は中性的で、どちらにも聞こえるがどちらでもない音で響く】
【糸を引くように甘いそれは、少しばかり相手に警戒心を抱かせるだろうか】
131 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/16(木) 21:58:49.81 ID:h3Un+RvLo
>>124
【眼前で繰り広げられる寸隙に、常態で目つきが悪く見られがちなジト目が更に鋭く細められた】
【…というか、あきれを含んだ色に染まって、眉間を押さえる不良少女】

…チクショウ、どこにいっても変人ばっかりだ…。

【独り言を小さく漏らしながら、カウンターに接近】
【店内(?)の様子を、首を回して観察しながら男に話しかける】

…なんというか、勢いで入ったんだけど、ここって、化物退治とかの依頼を受けられる場所…で、あってる、よな?

【何故か疑問系の問いかけ】
【ギルドの文字を見て入ってきたのだから、この不良少女も冒険者の一種なのは間違いないはずだが】

【男を見る目が、ワゴンに広告の品と打たれたデス○リムゾンを見つけたゲーマーのような胡散臭げな視線】
【入る店間違えたかも知れない、などと既に後悔気味だったりする】

…違うなら、帰るけど…
132 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/16(木) 22:03:43.54 ID:9lZA+Ar/o
>>116

それは……残念、ね。

【せめて、少し位躊躇って欲しかった】
【そんな事をニナは思うものの、今は戦闘に集中する】

…………違う。
許されるのは……貴方の周りの世界、だけの話。
貴方だって、私だって──それは、変わらないから。

【強い意志が篭った言葉を言い切る】
【見た目の変化こそ少ないものの、変わったのはセシリアだけではない】

殺しなんて、楽しく無いのに……。

──《 光の盾 "Shield" 》

【ニナの目の前に光の盾が発生し、黒い雷電を防ぐ】
【攻撃を受けてサイズが小さくなったものの、まだ盾は消滅しておらず】
【次の攻撃もこの盾に隠れて、やり過ごすつもりのようだ】
【とはいえ、弱めの攻撃とはいえ既に一発受け止めている。本命の攻撃を防ぎきれるとは限らない】

133 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/16(木) 22:05:00.29 ID:PdyAzYdio
>>125

【路地裏へと歩を進めたのならば、より鮮明に話声が聞こえ、そして闇の中で浮き上がるような】
【あまりにも場違いな白いタキシードの優男が見えてくる筈だ】

「聞いてンのか?アァ?無視すんなよコラァ!!」

【チンピラの一人が優男の余裕な態度に、遂に腹を立て始め】
【口で言ってもわからねぇならと、拳を振り上げた――が】

おっと

【ひょい、と頬に迫るそれをいとも簡単に、余裕綽綽で避けて見せた】
【半ば驚きを隠せないチンピラ達を余所に、尚もカウントダウンは進む――】

いーち―――

【柔和な表情からは想像もつかないような氷点下の眼差しが殺気を携えて】

【一瞬だけ、チンピラ達を捉えた】

【近づいてくる煙管の男には気付いているのかいないのか――反応する様子は、ない】
134 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/16(木) 22:06:07.68 ID:fiqQ27UYo
【街上空】

今日は早めに散歩...じゃなくて散飛いくかー!

「くえー!」(訳:おー!)

【そう言いながら、口笛を吹きつつ、茶髪で茶色いジャージの少年は鷹と飛ぶ】

〜♪♫

【その口笛の音色は美しく、地上にも響いて居るだろう】
135 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga ]:2011/06/16(木) 22:08:02.33 ID:nuEXfQk70
>>123
/お待たせしました。

フッ、往々にして自身をマトモと称する輩にろくなものはいない。
ロクデナシと、マトモではないと自覚しているだけ彼らよりはましだと思いますがね。

【おどけたように腕を上げ、両手を開いてヤレヤレとジェスチャーで表した】
【目の前の少女の妖気には気付いたが魔力の素養がない所までは思い至らない】
【何しろ能力を持っているものの、魔力の類には疎いのである】
【能力を持った一般人と言った方がいい。もっとも、一般人とはかけ離れているが】

殺し合いそのものを楽しむ…ですか。
くだらない。実にくだらない。詰まる所あなたは戦闘狂ですか。

【これの疑問も含め、少女の問いに答えることにする】
【もし、信念と言えるまでに昇華した思いがあるのなら】
【もし、楽しいと疑わずに即答できる記憶があるのなら】

(燃やして灰塵にするだけですね。それらを失うという体験をしてもらいましょうか)

別に何も。
ただあなたに興味を抱きました。だから問いに答えてください。
1、殺し合いは何処が面白いですか?
2、君に信念と言ったものや楽しい、美しい、記憶はありますかな?

【二つ目の問い次第で話は変わる。物言わぬ人形となるかどうか】
136 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/16(木) 22:12:26.03 ID:X0VVzQzNo
>>131

だ、大丈夫だから!ちゃんと合ってるから!
だからそういう蔑んだ目で見るのは地味に傷つくからやめてくれなのだぜ!

【少女のドン引きな様子に、男は慌てて引きとめようとする】
【どうやら、彼女の考えは間違ってはいなかったようだ】

こほん、取り敢えず……クエスト受注希望でいいのかな?
丁度今幾つか入ってるから、要望とかあればギルマスさんがバシバシ聞いちゃうのだぜ!
流石に幻想種とか、魔王種とかの依頼は入ってないけど、多少はリクエストとかに対応できたりするんでね。

んで、リクエストが無いなら適当に三つほど見繕って選んでもらう形になるかな?
優先順位が高い奴は率先して受けて欲しいもんで、そういうのからチョチョイと出していくのだぜ

【そう言いながら、男――ギルマスはカウンターの上にファイルを置く】
【その中には幾つもの依頼書が綴じこまれており】
【人命救助や遺跡探索、鬼種・龍種・精霊種などの分類別に区分けされた討伐モンスターリストなど】
【パラパラと捲ればそのような紙を目にすることが出来るだろう】

あとは、これ。
簡単なギルド登録書なんだけど、一応此れを書いてもらうことになるのだぜ
「名前」と「クラス(職業)」と、「ポジション(前衛、後衛など)」
これを貼り出して、相性とか見ながらクエストメンバーを選出することになるんで、お願いするのだぜ

【そして、次に置かれたものは小さな紙とペン】
【紙には今説明したとおりの記入欄が存在しており、それに書きこめばよいのだろうと考えられる】
137 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/16(木) 22:14:39.13 ID:Tn8fGuTSO
>>130
ええ、こんばんは
【挨拶には挨拶で答える。お互いにその程度の良識はある】

良い夜になるか、どうかはこれから決まるかもしれないのでは?
【困惑した笑みを浮かべる。おそらくは能力者、それも能力も素性も名前も知らない相手と対峙しているのだ、不安はあるだろう。それを隠さない、素直な奴ある】
【しかし、恐怖もしていないであろうか】

私が何をしている、ですか?
……聞くまでもないこと。貴方を観察してますが。
【咳ばらいをし、相手を見つめ直す】
質問を続けましょうか。貴方は何者か、良ければ答えてくれます?
138 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/16(木) 22:16:39.59 ID:7bCBSNVpo
>>133

【路地裏の方からチンピラ達の怒声が聞こえ始めて】
【それは空気を通して彼の耳にも入っていき―――】

おいおい、ありゃ止めねぇと……

【青年は急いで止めようと近づくが、ちょっとした異変に気づき】
【急ごうとした足取りをゆるめていって】

なんだ?あの絡まれてる奴の表情は…
ここは見物させてもらうか

【幸いタキシードの男から見るとこちらには気づかれてはいない様なのか】
【彼は路地裏の青年の先ほどの回避、指を立てたカウントダウンに注目していて―――】
【タキシードの男が危なくなった寸前で助けに入ろうと思っていて】

もうちょっと外野は黙っておくか――――これは……!

【路地裏の様子を見ようとして立ち止まった途端、彼も殺気を感知して】
【それは紛れも泣く路地裏の方からのモノだと確信すると】

【これから何か起こるのか、青年は楽しみにしているような感覚で路地裏の方を見ているだろう】
【彼が危ない目に寸前までは、である】
139 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/16(木) 22:18:00.01 ID:rZJOOcmTo
>>135
ふん、どっちにしろ、ロクデナシである事には変わるまい。
目くそ鼻くそ、五十歩百歩、どんぐりの背比べだよ、そんなもの。

【鼻で笑いながら、彼女は男を睨む】
【少なくとも、和やかな会話が成立する雰囲気ではない事が分かる物だ】

まあ、否定はできない。
私は人殺しをするための力を持つ己≠ェ、嫌いじゃないんだよ。

【すっ、と両腕の文様に目を落として、そう答えた】
【そして、投げかけられた相手の問いに、紅玉の瞳を燃え上がらせて、答える】

一つ、死合≠ニは、己の命、己の人生、己の全てを賭けた物。
だからこそ、剥き出しの自己でぶつかり合う事が出来る。己を貫き、読み合い、そして、決着を付ける。
それら全てに、私は魅せられている≠だ。理由など、唯一つ、其れが楽しいから≠セ。

二つ、信念は後悔をしない為に生きること=A楽しい記憶など、幼少より祖父から受けた修行位だ。
他にもあるが、少なくとも、お前に語れるような、そんな記憶は無い。あるが語りたくはない。

【2つ目の問に答える間、脳内では大切な血の繋がらない妹≠思い出していた】
【しかし、其れを語ることはない。なんとなく、彼女の獣じみた本能が、呟いたのだ】
【この男に話せば、きっと全てが侵される≠ニ】
140 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/06/16(木) 22:19:32.51 ID:Vle4eWFAO
>>132
そんなこと解ってるわ
だから、私はこの世界に居続けるの

【球体から沸きだした水色の肉が段々と下半身の無いヒトガタを象っていく】
【体毛が無く、人間大の大きさでのっぺりとした肌を持つアートマンが召喚された】
【卵≠フ影響か、肩、顔、頭の右半分が黒い斑点で覆われている】
【叫び声をあげ、アートマンはほふく前進でニナに迫ろうとする。召喚に時間がかかったため、このレスでは其方に到達するには至らない】

【セシリアの右目は通常の色を取り戻していたが、脈動と共に再び異常に還ろうとする】
【雷電は充電式と考えて良いだろう】

【セシリアは立ち上がるが、召喚成功に油断しているのか、若干警戒に緩みが生じている】
【迫るアートマンのことを考えるとピンチかもしれないが、チャンスでもある】
141 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/16(木) 22:22:14.49 ID:7bmVPI4AO
>>137

さて、どうかな
私はキミに出会えたから、この宵は極上のものだと解釈するよ。一期一会という言葉くらい知ってるだろう?

【言葉だけを聞くならば下手なナンパにも似ていたが、しかしそれは違う】
【涼やかに笑みを浮かべているのに、なぜだか親愛の情を感じさせぬそれは】
【どことなく相手の器量を謀ろうとしているようにもとれるだろうか】

【自分を観察している、と言われれば頸を傾げてから「面白いかい?」と問う】
【少なくとも自分ならばそれは面白くないと感じることだ。近付いてこない相手に瞳を細めると】

私はとある物語の『誤植』だよ

【――と、そんな曖昧な解答をした】

【膝の上の少女はおだやかな寝顔を晒しており、それだけが癒しとなるかもしれない】
142 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/16(木) 22:23:00.79 ID:tHs77T9Uo
>>128

おや、こんな所で何をしているのですか檸檬さん
折角私に生命力を献上してくれると言ったのに、全くといっていいほど人間が運ばれてこないのですけど……。

【突然響くのは少女の声】
【その発信源は様々な所から反響していて特定は恐らく出来ない】
【いやする必要はない】

まあ、元より期待もしていませんけどね……さてさて。

【そこで一度声は止み、そしてその変わりに現れるのは】
【白色の円陣、路地裏の真ん中、彼女の目の前に霞がやがて実体を持つように具現し】
【その中央から1人の少女が現れる】

そんな下らない事を伝えに来たのではなくですね、……
そう、もうその役目は果たさなくて良いという事を伝えに来たのです。

【腰まで伸びた白髮、紫白の瞳、肩の露出する白い装束】
【腕と足には対比的な黒色の細いベルトが何重にも巻かれ】
【無機質な人外じみた表情の少女はつっけどんに彼女にそう告げるだろう】
143 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/16(木) 22:23:57.57 ID:h3Un+RvLo
>>136
【男性には凶報だろうが、】

この目つきは生まれつきだ、ほっとけ。

【いや、明らかに普段より鋭い】
【なんて、知り合いのいないこの場で突っ込むものは存在しない】

【ただ、自分の認識が間違ってない事は説明を受け、かろうじて納得した】
【依頼がある、というならそれに越した事はないのだが。】

リクエスト、ね。
なら高額報酬の『討伐』。
極端に数が多いか強めの一個体討伐がいいんだけど。

【希望を問われて、真っ先にそんな事を口にした】
【高額報酬を希望すると言う事は、ある程度実力に自信があると言う事】
【そして討伐の答えの意味は、目的とする事柄の在り処を、ある種明確に示す言い草だったりする】

可能なら竜種がいいけど、ないならいい。
そういう類の依頼を寄越して欲しい。

【提示されたファイルに眼を通し、手早く捲る】
【最初のページを捲るなり、一瞬顔をしかめるも、その目に金色の膜が降りると、何の気なしにページを進めてゆく】
【些細な依頼は飛ばし、不良少女が求める対怪異討伐依頼のみを食い入るように眺める】
【表情は割と真剣で…ただ獲物を求めるだけの獣とは違う、複雑な胸中が透けて見える顔色だった】

これを書けばいいんだな。

【途中、金の魔眼を展開したまま用紙を受け取る】
【それに書かなければいけない要項を理解して、ペンをとって記入を始める】
【字体は荒いが、どこか流麗。すらすらと字を書く姿は慣れを感じるだろう】

【名前:竜崎遥人(りゅうざきはると)】
【職業:竜殺し】
【ポジション:前衛】

【…奇妙な職業を、躊躇いなく書き込む姿は、堂に入っていて】
【不良少女…遥人は気にする様子が無かった】
144 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/16(木) 22:24:29.91 ID:0AVtOYWo0
>>119

「へ・・・へへ、ざまぁみやg(抜くまでもなかったでござるな)っええ!!」

【確実に致命傷にしか見えない傷を負っているのにもかかわらず】
【少年は痛むそぶりすら見せていない!!】
【”蘇った”といっていた】
【それはつまり】

「な!え・・・・・なんで!?」

【混乱する男をよそに少年は少女に話しかける】

平気でござるか、・・・・あぁこれでは拙者のほうが恐ろしいでござるな。

【腹にナイフが刺さっている少年が話しかける】
【そんなホラーとしかいえない状況にやっと気づいた少年】

「え!?え!?え?」

―――――――ー――――フッ。「げはぁぁぁぁああああ!!!」

【目にも止まらぬ速さで、男を殴り飛ばす】
【月夜に照らされた路地裏に”男”と”銀の髪”が舞う】

//ただいまです。
145 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/16(木) 22:30:23.13 ID:PdyAzYdio
>>138

【自分の全力の一撃を難なくかわされたチンピラは、流石に危険を感じたか】
【一瞬ぴったりと息を合わせて、互いにアイコンタクトを取ったあと逃げようとするも――】

ぜろっ!
クス、――ゲームオーバーだよー?

【キラリと優男の手が光った。その光真っ直ぐ、驚くべきスピードでチンピラ達の首筋を捉え】
【次の瞬間には、首から上が刎ね上がり】

【ゴトリと鈍い嫌な音を立てて、二つの首が冷たい路地裏のコンクリに堕ちた】
【少しのタイムラグの後、頭が無くなった元チンピラは膝から崩れ――只々血を流すだけの肉塊へと変わった】

クス、――
“鏡よ鏡よ鏡さん――世界で一番愚かな雑魚はだーれだ?”

【そしてそれへと、童話の一文を応用した問いかけを、渇いた笑みと共に落として】

さて、ちょっとタイミングが悪かったねー
ごめんよー。醜いものを見せちゃって

【その手に携えているものは、薄い鏡。先端は今や真っ赤に染まっていて、世界を映すことはなく】
【鮮血を滴らせる凶刃と化していた】

【彼の眼にはもう殺気は存在しない。元の軽薄な、柔和な笑顔を煙管の彼に向けるだろう】
146 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga ]:2011/06/16(木) 22:33:54.12 ID:nuEXfQk70
>>139

【どうも少女は自分に対してよく思っていないらしい】
【思われたいとも思わないから別にどうでもいいのだが】
【それにどこか警戒されている。…気配を出しすぎたかな?と内心で笑い】

………

【自身の問いに答える少女の話をじっくり聞いている】
【戦闘狂という人種の、戦闘に関することを聞ける機会なぞ数少ない】
【だから、食い入るように聞いていた―――それが楽しみならば奪おうと考えて】

……回答ありがとうございます。
戦闘狂の戦闘に関する意見や信念云々は楽しく聞けましたよ?

【薄ら寒い、背筋をゾクッとさせるような】
【猛禽類のような獰猛さと蛇のような鋭く纏わりつくような笑みを浮かべ】

ッッ…クククッ、クハハハッハハハハハハハハハッ!!

【突如狂ったように笑い出す。隠しているものをなんとなく察知した】
【大事なのだろう?私に曝け出したくないのだろう?よろしい。今この場で決まった】

あなた…隠していますねぇ。
実に、実に、実にィ!滑稽だ!滑稽だ!!

【芝居かかった口調で、ピエロを演ずるかのような狂った行動】
【いや、最初からピエロであり、道化師である】
147 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/16(木) 22:34:18.55 ID:hOnhRSo60
>>144

「抜くまでもなかったでござるな」

…え?

【ふと彼の顔に目を戻すと、彼の口がしっかりと動いて、「平気でござるか」と彼女に問いかけていた】

刺さって…ますよ…ね? 

【確認。視線をナイフに。うん。やっぱり思いっきり刺さっている】
【そして自分と同じリアクションをとる男が彼の鉄拳で飛んで行った】

…。

【彼女はぽかんとその光景を見つめている】
148 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/16(木) 22:35:22.99 ID:9lZA+Ar/o
>>140

その隙……逃さない──撃ち抜く。

───《 光の槍 "Lance" 》

【盾から赤色の水晶が撃ち出され、一直線にセシリアの腹部へ向かっていく】
【水晶は細長く、先端が尖っているという形状】
【エネルギーを使い果たしたようで、攻撃の後盾は消滅する】

……それは、無理ね。
私が……今、ここにいる時点で、貴方の世界に立ち入っているから。

【もう一丁、オートマチック式の拳銃を抜き】
【左手にリボルバー銃、右手に自動式拳銃という二丁拳銃の構えになる】

【しかし本体への攻撃を優先したため、アートマンの接近を阻むものは何も無い】
149 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/16(木) 22:35:27.79 ID:X0VVzQzNo
>>143

竜種の討伐で高額報酬のクエストが希望となると
幾つかに絞られるのだぜ

もしその中で一番を選ぶとすれば、そうだね。
――これになるかな?

【ギルマスは、クエストファイルから見もせずに一枚を】
【ピッ!と抜き出し彼女の前に差し出す】
【其処に記されていた依頼書は】

【クレイジークリスタル:巨大生物討伐クエスト】
【クエストレベル:★★★★★】
【依頼者:氷の国、地方領主】
【報酬:基本1800000+ドロップアイテムなど】
【依頼文:氷の国に存在する水晶洞窟、そこの調査をしていたメンバーが一名を除いて全滅した】
【生き残った一人によると、洞窟の最奥に一匹のドラゴンが棲んでおり】
【仲間達はその強大な力の前に為す術も無く命を落としたのだという】
【資源に乏しい私の領にとって、かの水晶洞窟で採れる鉱石は欠かすことが出来ない】
【どうかかの凶暴なドラゴンを打ち倒し、我々を救って欲しい】
【概要:特殊な竜種を対象とした討伐クエスト。生き残った者の報告によると「魔術が効かなかった」という】
【完全な無効化なのか、それとも何らかの仕掛けがあるのかは分からないが、魔翌力依存の者は注意するべきだろう】
【人数限界――6名】

今まで目撃翌例がなかった新種が討伐対象みたいなんで
ギルドの方でも今腕の立つ冒険者を募ってるところなのだぜ。
何分情報が不確定すぎて割りに合わない、ってんで今のところ応募した冒険者はいないけど……

……龍殺しさん、どうだい?この件に一枚噛んでみるかい?
一番報酬が高いって条件で選んだだけだから、別のがいいなら他のも出してみるのだぜ
風の国でワイバーン退治とか、火山の溶岩龍討伐なんかもあるからさ

【彼女の登録書を受け取りながら、そんなことを告げる】
【竜種のクエストはどうやら多く存在するらしく、提示されたこれでなくとも選択の余地はあるだろう】
150 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/16(木) 22:38:59.80 ID:Tn8fGuTSO
>>141
極上とは……言い過ぎでは?
【「少しばかり照れます」と、いかにも嘘っぽく呟き】
一期一会、下らない台詞です。運命だとか、偶然だとか……そういう類だったような?
【吐き出すように「そういうの、興味ないので」と】

まあ、退屈しのぎ程度には……楽しいか、そうでないかという質問に率直に答えるなら、Yesと。
【相手の感情など気にせずに、『観察』する視線を送りつづける】
「不愉快?」

「誤植であろうが、なんであろうが、それが物語であるなら興味を感じません。」
「いえ、貴方自身が自分を物語の内側だと感じているなら……個人的には退屈なこてで」
151 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/16(木) 22:40:54.21 ID:2z/JckB1o
>>145

【逃げようとしたチンピラの首が地面に落ちて―――】
【その二体の屍が地面に平伏すのを見ると】

今の……かなりの早業だな

【いきなり人間二人の首が飛ぶところを見せ付けられたにもかかわらず】
【青年は驚くそぶりも見せずにタキシードの男の方へ歩み寄っていき】

いや、気にするこたぁねぇが…命まで取る必要はなかったんじゃねぇか?
あいつ等が悪いにしてもだぜ

【確かにチンピラが先に仕掛けてきたのは間違いないだろう】
【だがあくまでチンピラのたかり、精精痛めつける程度でも灸にはなると思えて】
【タキシードの男は落ち着いてはいるが、青年はどこか違和感を感じている。】
152 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/16(木) 22:42:59.63 ID:KEEGx2pI0
>>142

【名を呼ばれ、意識が妄想の世界から、現実に引き戻される。瞼が落ちていた瞳が、緩やかに見開かれた】
【様々な箇所から響く声に驚くが、その言葉から、少女の姿を想起する。白い髪、紫白の瞳】

……。ごめん、……

【連想するのは、約束。異形は、全く成果を出していない。戦闘になって、持って帰らなかったりと、役に立たなかった】
【現に、こうして休んでいる。一言謝罪するのみでは、許されない行いだと、分かっていた。視線を彷徨わせた後に】

……。白妙、……久しぶり。……、

……え。……

【声を掛け、僅かに口元を緩ませた。眼前に現れた姿が、橙の双眸に映り。撫でたい、と変態的な言葉が過ぎった】
【そして、彼女が紡いだ言葉。鼓膜を震わせた音に、力無い表情は、活力を増した。驚愕と期待の感情で彩られる】

……。白妙、……

【生命力が、集まったのか。その様な意が含まれた言葉を、拙く問い掛けるだろう】
【相変わらず口数は少ないが、彼女の復活が近くなった事が、嬉しいのか。安堵の息を吐いて】
153 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/16(木) 22:44:02.47 ID:0AVtOYWo0
>>147

「・・・・・・・・・・」

【殴られた男は気絶して、その場を動かなくなった】

【少年は銀の髪をなびかせ少女に向き直る】

おどかせてしまってすまない、手っ取り早く証明したかったでござるからな。

【そういいながら、はらのナイフを抜き取る少年】
【カラン】
【ナイフが落ち音が響く】

拙者は”生きていない”、すでに”死んだ身”でござる。
まぁどうやら、痛みの類は感じるようでござるが。

【すでに死んでいる】
【だから腹を刺されたところで意味はなかったのだ】
【[ピーーー]道具は】
【死んでいるものにはすべからく効果がないのだから】

・・・・・おい童、大丈夫でござるか?

【無表情ながらも心配するそぶりを見せる少年】
【少女の頬に手を当て目の焦点を確認しようと顔を近づける】
【近づいてみれば、少年の顔はやはり女と見まごうほど】
【美しい顔立ちをしていた】
154 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/16(木) 22:44:19.06 ID:rZJOOcmTo
>>146
【笑い出し、よく分からないこと≠言う相手を見て、嘆息】

――ああ、くそ、なんで世の中はこんなに面倒なんだ。

【イラついたように。そんな言葉を零した】
【彼女は、バカ≠ナある。細かいことを考えるのは苦手だ】
【常に本能で動いている。隠したのも、只そうするべきという予感に従っただけ】
【その在り方は、人よりも獣に近い。そんな少女は、人か、鬼か】

私は、只楽しく斬り合いたいだけなのに、殺し合いたいだけなのに。
皆、信念や愛や正義や悪や大義名分を振りかざして戦っている。

そんなもの、どうでもいいはずなのに、私にも其れを許しはしないのがこの世界だ。

【煌々と、彼女の体に趨る文様が赤光を帯び、周囲に熱を産み出していく】
【彼女が求めるのは、斬り合いそれ自体で、なにか理由が必要というわけではない】
【戦う理由をどうしても、と言われれば、戦いたかったから≠ナ事足りる】
【しかし、そんな彼女は今、背負っている=B背負った物が純粋な戦いを己にもたらしてくれない】
【だが、それはとても大切なもので、捨てることも出来なくて。そんな鬱屈した感情が彼女の中には有った】
【其れを、破壊≠ニいう形で解き放とうと、彼女は決めたようだ】
【左手を前へ伸ばし、クチを開く】

――――Y星の剣よ、生まれ出でて燃え盛れ。

【轟ッ!と彼女の左手に焔が生まれ、一振りの刃が作られた】
【血と焔を練り合わせたような、妖気の塊でできた高熱の刃である】
【彼女はそれを構えると、高まる妖気に呼応するように角を伸ばして、男を睨みつけた】

今の私は機嫌が悪い、戦闘狂を相手にしたのが運の突きと思うがいい。
155 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/16(木) 22:48:45.37 ID:h3Un+RvLo
>>149
【見事な手腕、指捌きに眼力もある】
【只のアホじゃなかったのか、なんて小さく感心していると、即座にクエスト概要が自身の眼前に戻ってくる】

【内容を精査していくにつれ、金の魔眼がゆっくりと開かれてゆく】
【歓心に開かれた口元が、少しだけ釣り上がった】

悪くない条件だ。報酬も、人数限界まで込んでも30万、充分だろう。
しかも、この冒険者の報告が正しいなら古龍種クラスでもおかしくはないな…。
いい依頼じゃないか。

【魔眼を収め、元の茶色いジト目に戻しながら頷く遥人】
【他の依頼もある、というけれど、その表情は満足げであり】

これでいい、受ける。

【迷う事無く即決を決めたのだった】
【未確認龍種。遥人の望む所。希望に合致した依頼を持っていた男に、僅か歪めた口元は仄かに獰猛】
【わかりやすく好奇心と闘争心旺盛な、荒っぽい冒険者】

これが最高額なんだろ? なら受けないわけにはいかない。
最近殺ってないからな…ツケもあるし。

【最後の行は小声、空気の流れにすら溶けて消えそうな呟き】
【私情が漏れたのか、一瞬俯いて目元を前髪が隠したけど】
【再び頭が持ち上がったとき、遥人は先ほどのジト目に戻っていた】
【口元もへの字に】

…なあ、出発前にその生き残りと話がしてみたいんだが、何とかなるか?
特長とか、可能な限り細かく聞きたいんだけど。

【気持ちは少し逸らせつつも、冒険者としての分別か、質問を投げかける】
【事前情報をそろえると言うのは重要だと、心得ていたようだ】
156 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/16(木) 22:50:04.45 ID:7bmVPI4AO
>>150

物には興味がない。どうであろうと、言葉を投げかければ反応が返るものが好ましい
運命も必然も偶然も、その単語を嫌悪するのは個人の好みだろう。ただ、関係性を興味の一言で断ち切るのは好ましくないな
キミが興味を引かれるものはなんだい? 無い、なんてことはないだろう。『興味』という単語は比較によって生まれるものだ

【――敢えていうならば。この人物は、相手という『個』には興味がない】
【ただ、どういう反応をしてどういう価値観を持つのか。それには興味がある】
【薄く笑みを浮かべ、本を閉じると。面倒そうに自分の“物”である少女の顔に、その本を乗っけると】

そうかい、ならば街に行くことを進めるよ。退屈凌ぎに利用されるのは退屈だからね、好きに去ればいい
別に、キミに興味を持たれなくても私に不利益はないからね

【退屈、と言ったところで表情には出ない。無表情染みた笑みだ】
【会話というのは両者が互いに興味を持つことで通じるもの。それは、この痩躯にもいえることらしい】
【少なくとも相手に好意を与えるような解答ではないだろう――それは相手の言葉も同じことで】
【ようするに、多分どっちもどっちである】
157 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/06/16(木) 22:55:12.75 ID:Vle4eWFAO
>>148
───うっ!!
〜〜〜〜〜ッ!!
──きっ、気に入らない!きっちり殺してあげる!!!

【油断の代償は大きい。咄嗟に右腕で払おうとしてそのまま突き刺さる】
【声にならない悲鳴をあげる。その様を見ればセシリアが慣れてない≠アとは直ぐ分かるだろう】
【怒りをたぎらせた眼でニナを睨み付けるが、直ぐに追撃を恐れてニナとアートマンの直線上に隠れるように移動】
【ニナの動きを警戒しつつ距離を詰めていこうとする】



【セシリアの被弾と同時、アートマンの右腕に穴が空く。アートマンは痛みを感じている様子は無いが、傷自体はリンクしていると考えて良いだろう】
【接近したアートマンはニナの膝に向かって硬く握り締めた左拳を突き出す】
【速さも力もあるが、移動に腕を使っているために攻撃の直前動きが一瞬減退、その為攻撃の予兆は分かりやすい】
【以下、特筆しない限りはアートマンの攻撃には全てこの特徴が当てはまる】
158 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/16(木) 22:56:05.42 ID:PdyAzYdio
>>151

んー?彼らには自分を守る力がなかっただけだよー?
見の程を弁えずに人から物を奪おうなんて、虫がよすぎるだろー?
因果応報、その言葉に尽きるねー

【全く悪びれる様子もなく、煙管の彼に主張には冷酷な言葉を返して】
【自分がやり過ぎているなんて、微塵も思っていないのだろう】
【その証拠として――恐ろしいことに、人を2人も殺めておいて尚、笑顔が絶えることはなく】

【手に持っていた鏡を明後日の方向へと放り投げる。数秒後、それの砕け散る音が小さく路地裏に響いて】

クス、――ここでなにされたって文句は言えないから、ねー

【この路地裏という場所に足を踏み入れた時点で、並の者ならば命を失うことを覚悟しなければならない】
【この優男の主張は、過剰な正当防衛の正当化なのか】

【それとも、ただ人を殺めたいだけなのか――】

【少なくとも今の彼に殺気や闘気といったものはない】
159 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga ]:2011/06/16(木) 22:57:30.68 ID:nuEXfQk70
>>154

【どうやら相手の虫の居所は最悪だったらしい】
【戦闘狂に戦闘をするに値する理由を与えてしまったらしい】
【表面上面倒になったという億劫そうな表情を作り、内心で指差しながらケタケタ壊れた録音機が如くに嘲笑し】

私もねぇ、愛だの正義だの悪だのはどうでもいいんですよ。
ただね―――それを壊すのが楽しくて仕方ないんですよぉ!
だからねぇ!君のその大事な思いも燃やしてあげたいんですねぇ!これが!

【少女の左手に握られるは灼熱の刃。どうやら炎系統だ】
【奇遇である。自分も炎を操る能力であるから】
【相手の炎は確かに燃え盛っている。激情を表しているようだ】

………

【相変わらず不快感全開な笑みを浮かべながら紫色の炎を生成し】
【体中から噴出され迸っている。そして奔流の一部は自身を護るかのように】
【6本ほどの触手となった。形などは自由にできるため気分次第】

…見逃しては、くれませんよねぇ…

【命乞いをする男だが、命乞いには見えない。相手をおちょくるだけの言葉であろう】
160 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/16(木) 23:02:27.53 ID:hOnhRSo60
>>153

(…死んだ身?それって…ゾンビってやつ?え?ホントにそんなのが…)

「・・・・・おい童、大丈夫でござるか? 」

ってひゃうっ!!

【いつの間にか彼の顔が凄く近くにあったことに気付き、驚くような甲高い声を上げながらバックステップをして距離を置いた】

とっ、とにかくっ、ありがとうございました。
もし、黒澤我信と言う人を見かけたら、優と言う人が「戻ってきて」と言ってましたと伝えておいてください

【と、早口でしゃべり終えると、そのまま路地裏から出ようと体を180度回転させ、歩き出そうとする】


161 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/16(木) 23:03:21.51 ID:X0VVzQzNo
>>155

おっと、勘違いしてもらっちゃ困るのだぜ!
報酬は一人頭1800000、依頼者さんは大分太っ腹でね
鉱石が採れるようになれば莫大な利益が見込めるし
何より命を賭けてくれる冒険者さんには相応の報酬を、って話なのだぜ!

【人数によって分割されるのではなく、参加すれば1800000に加えて報酬アイテム】
【今までのクエストと見比べても最も高額なものであった】

うっし、いい返事だぜ遥人ちゃん!
んじゃ、次はクエストの開始日時を設定して欲しいのだぜ
一番に受注した冒険者はクエストマスターになって
その人の都合に合わせた日時に設定してボードに貼り出すことになるって、そういうシステムなもんで。

【日時設定について:19:00〜より開催可能、点呼は開始時間30分前に行う】
【募集や準備期間が必要なため、可能日は「受注日より一週間後」以降となる】
【なお小規模のイベントになるため、基本的にイベントの入りやすい「土曜日」は非推奨である】

……うーんと、な。ちょっと言い難いんだけど
生き残った一人はもう、土の下で安らかに眠っちまってるのだぜ
最後の力を振り絞って、今の情報だけ街の仲間に伝えたらしくてね。

彼が生き残ってたら
もう少し外見とか攻撃方法とか、そういう特性がわかったかもしれないんだけど
今の時点で判ることは「魔術を何らかの手段で防ぐ」事と
彼の身体に「でっかい剣で切られたような傷」が刻まれていたこと……くらいかね?
後は多分、実際に戦ってみたいことには分からないのだぜ

【少しすまさそうな顔をしつつ、彼女の質問にそう答える】
【目撃者の死亡、それがこのドラゴンの情報が少ない理由の一つだったようだ】
162 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/16(木) 23:04:30.83 ID:tHs77T9Uo
>>152

というかこの雪……これは貴方が……?
ふむん、面白そうですねその能力は――――。

【そんな彼女の謝罪を特に気にする風もなく】
【傍らにいる雪だるまを見つめ呟く、季節は夏に近い在る筈の無い雪に興味でも沸いたか】

久しぶりという程でもない気がしますが、まあお久しぶりです。
私の言いたい事は伝わったようですね、察しの良い方は嫌いではないですよ。

【白妙と呼ばれた少女は対照的に無表情】
【詰まらなさそうにみ見えるその表情はその内溜息でも吐き出しそうな程】

つい先程、生命力に溢れる人物から蒐集いたしましてね
要するに蒐めるべきものが蒐まったという事です、そんなこんなで路地裏に人間を連れて来る必要は今後御座いません。

【数時間前、暇つぶしに歩いていたとある人物と適当に戦闘して色々あって生命力をいただいたらしく】
【その辺を探せばその人物がいるかもしれない、まあともかく人間を連れてくる必要はないらしい】

もっとも「蒐まった」=「即復活」ではありませんけどね。
蛹から直ぐに蝶にはならないでしょう、つまりはそんな感じです今度必要なのは「刻」という要素ですね。
まあそれはこの世にあるもの全てに分配されるので足りないなんて事はないでしょう。

【復活には時間がかかるそうで】
【そんな事も報告する辺り変に律儀であった】
163 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/16(木) 23:04:36.55 ID:2z/JckB1o
>>158

まぁ言われてみりゃそうだが……

【男の言っている事はある意味正しいと言える。】
【だけれどしぶしぶ納得した青年の心はどこか迷っているようで】

まぁオイラみてぇにたまたま通りすがってそっちの方をみる事もあるんだからよ
せめて人の見えない場所でやるといいと思うんだぜ
子供も通るかも知れねぇんだから

【路地裏の入り口で起こった悲惨な事故―――それは入り口という誰もま目にできる場所で】
【まだ子供が路地裏の方をみる可能性もある、運が悪ければ青年のように首が飛ぶのを見る事になるからだ。】
【たまたま運が悪かっただけなのかもしれないが、それでも子供にとってはトラウマになるレベルの物だろう】

ところで路地裏なんかで何しようとしてたんだ?
まさかゴロツキ共に絡まられるためにいたんじゃねぇんだろ?

【そして青年はこの男がなぜ路地裏にいたのかを問う】
【まさか人を殺めたいだけに路地裏に来た訳ではないと思っているから】
164 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/16(木) 23:05:17.82 ID:rZJOOcmTo
>>159
――――は、はは……ッ!!
いいだろう、叩き切る、焼き尽くす。
焔の在り方は、延焼し侵略し、燃やし尽くす事で全てを略奪することにこそ有り。

【侵掠如火――侵し掠めること火の如く。暴力的な、その在り方は彼女の戦い方の理念である】
【激情の焔が、刃に罅を入れていき、その罅から焔を吹き上がらせる】
【そして、相手の生み出した焔を見ると、にぃぃぃぃっ、と犬歯を剥き出しにした、肉食獣の笑みを浮かべる】

見逃すはずは無いだろう、行くぞ。

【短くそう命乞いに返すと、地面を蹴った】
【直後、どぅっ、と地面が爆ぜる。そう、足に集中した妖気を解き放つことで小爆発を生み出し、加速しているのだ】
【風を受けて、真紅の髪が踊り、動く彼女自体が、焔そのものであるかのように錯覚をさせる】


――――椛五閃ッ!!


【左手の刃に妖気を込めて、振り下ろすだろう】
【そして、その瞬間、妖気を解き放ち、五閃の斬撃を生み出す筈だ】
【斬撃は重なるように放たれ、その傷跡は椛を描くように成っている】
【斬撃は高熱を帯びており、喰らえば傷口が焼かれ治りにくく成るだろう】
165 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/16(木) 23:08:23.28 ID:0AVtOYWo0
>>160

黒澤我信でござるな。承知、必ずやつたえよう。

【それだけ伝え、少女を見送る】

拙者の名は”聖 銀砦(せい ぎんさい)”今はただの流浪の剣客でござる。

【そう名乗った後、陣羽織と銀の髪をなびかせ】
【少女とは反対の方向に去っていった】

//このあたりでしょうか、おつかれさまでしたー!
166 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) :2011/06/16(木) 23:10:03.76 ID:7bmVPI4AO
>>150
/申し訳ないです、少し落ちなければならなくなりました
/最悪1時間くらいしないと戻ってこれないので、ここで切ってもらえると嬉しいです
/キャラはあんなんでしたが、中としては楽しかったですよ!次も宜しくお願いします!
167 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/16(木) 23:12:15.76 ID:Tn8fGuTSO
>>156
……要は、寂しがりなだと?
【まともに考えもせず、率直な解釈をし、余計なお世話なのだろうが自分の考えを伝える。】
関係性にやけにこだわりがある、好きな訳ね。

興味が引かれるもの……知らない。強いて言うなら、明日の夕食とか?
どちらかと言えば、興味がないもののほうが多いかもね。

【「考えるのも面倒で、と」】

煩い場所は苦手で。
貴方だって、わざわざこんな場所にいるのはそういう類の理由があるのでは?

まあ、去って欲しいならそうします。
【身を翻し、その場をさろうと】
168 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/16(木) 23:15:54.74 ID:9lZA+Ar/o
>>157

【赤色の水晶は攻撃後に消滅したりなどはせず、そのまま残っている】

貴方が殺してきた人は、その何十倍も苦しんだ……。
そして……死んだ。
……そんな貴方に気に入られるなんて、私の方からお断り。

………………っ。

【慌てて身体を引くが間に合わず、左拳がニナの右膝に直撃する】
【それでも顔色一つ、変えることはない】
【痛み無効──ニナが人造人間で、痛覚が存在しないが故の特性】

【しかしダメージは確りと通っており】
【膝を破壊されたということは、機動力が大きく削がれたということ】
【光の翼では飛ぶことは出来ない。そのため、このアートマンの間合から逃げることが難しくなってしまった】

(この間合は、マズい…………。)

【リボルバーの銃口をアートマンの方に向けると、引金を引く】
【放たれるのは赤色の魔弾。通常の弾丸より殺傷性が落ちている分、攻撃範囲が広くなっている】
【狙いは適当な牽制射撃。能力を発動するための時間を稼ぐことが目的であるため、対処自体は容易な筈だ】
169 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/16(木) 23:17:24.09 ID:h3Un+RvLo
>>161
【がたんと、音を立てて遥人が立ち上がった】
【想定外。そんな事が顔に透けて見えるほど、目は大きく見開かれていた】

なん…だと…!?
…きりつめりゃ一年…いやもうちょっと宿のグレード上げても…
フッ、ククククッ…!! 竜を殺れてその報酬、何それボーナス? ボォナスなの?

【そのまま肩を震わせくつくつ嗤う遥人は、竜を[ピーーー]ことそのものが目的であるかのように口走る】
【如何に危険かは、先ほど情報提供について聞いた事からある程度頭にあるはずだが、妙に喜色満面】

【だが次のギルマスの言葉にいきなりトーンダウン】
【システム説明はおとなしく聞いて、切がいいところでいきなり胸倉に掴みかかろうとする】
【出来れば鼻が触れ合うほど、叶わなければ可能な限り接近してガンを飛ばしながら】


…俺を女扱いするな。


【一連の流れから明らかに外れた、第三者からすれば些細とすら言える事を訂正する】
【ただし、目は至ってマジである】

【突き飛ばすなり離れるなりして椅子に音を立てて座りなおすと、続く『帰還者』の末期を不機嫌そうに聞き入れた】

……そうか。

【テンションが下がってしまったが、それが先ほどの騒ぎが尾を引いたものか、見知らぬ彼を悼むものかは定かではない】
【少し黙って、眉間に指を当てて考える素振りを見せると】

…丁度二週間後の木曜日あたりがいいか。
集合19:30、出発20:00が適当だろうな。それでいいだろうか?

【日付は極めて単純に、きっかり二週間後】
【問題はないかと短く聞きながら、遥人はギルマスの顔を窺う】
【ダメなら訂正する、といった類の柔軟さは見えるけれど、依頼を受けた以上放棄する事はあるまい】
170 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/16(木) 23:19:34.73 ID:hOnhRSo60
>>165

あっ、えーと、黒澤 優と言います… 今は大学1年です…ってもういないか。聞こえてたかなぁ…?

【そう言うと彼女はまた向きを戻して、暗い路地裏を怖い怖いと愚痴をこぼしながら歩くのである】

(…兄さん。どこにいるの? なんで…やっぱり、あの「剣」のせいで…)

【7年前に消えた兄を追う彼女の姿は他の路地裏でもおそらく見られるであろう】

/ありがとうございました! 面白みのない文ですみません…何しろ新キャラ…って言いわけはできませんこっちの力不足です。


171 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga ]:2011/06/16(木) 23:19:40.15 ID:nuEXfQk70
>>164

【相手の異常な殺意と速度と剣技を目の当たりにしひやりとしたものを感じる】
【どうも、面倒なのを引っかけてしまったなぁと】

さてはて、私は戦闘狂じゃあないんですがねぇ。
どーしましょうかねぇ。クフフッ。

【高速で距離を詰められ斬撃を放たれる】
【その斬撃を左後方へとバックステップで回避しようとしたものの】
【どうも上手く行かないみたいで右腕に斬撃が命中する】

――――…ッッ!!

【自身は自身の炎に耐性があるが、相手の炎には耐性が無い】
【少々苦悶の表情を浮かべながらニヤニヤとした不快な笑みは消えない】
【回避をしながら先ほどよりも伸ばした6本の触手に炎の棘を生やし】
【鞭のようにしならせながら振るう】
【それに並行して足を介して地面に紫色の炎を奔らせる】

どうしてこうも面倒なことが好きなんですかぁ?
私には理解ができませんよ…

【理解する気は最初からない。ただ、面倒なことが好きなのはお互い様】
172 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/16(木) 23:19:50.22 ID:Tn8fGuTSO
>>166
//了解しました。
まだまだ未熟で不安定な性格やレスの遅さなどの問題点も多く申し訳ない気持ちとそんな私に付き合っていただきありがとうござました。
173 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/16(木) 23:21:35.53 ID:PdyAzYdio
>>163

【煙管の彼が歯切れを悪くすると、さも「それでいい」と言っているかのように目を細めて見せるが】

―― 子供、ねー
確かにちょっと通りに近すぎたかなー

【なぜか子供≠ニいうワードを耳にすると、僅かに押し黙ってから】
【主張を曲げそうになかった彼の様子が、ほんの少し悲しげなものになって煙管の男の忠告を素直に受け取った】
【声のトーンも僅かながら抑えられていたが――】
【しかし、殺されたって仕方がないという言葉は撤回しないようで】

クス、――まさか、絡まれるためじゃないよー?
そこに立ってたら、たまたま目を付けられて、たまたまここに連れて来られただけさ

そしたらただのカツアゲだったから、…ねー
まあ、この結果になっただけだよー

【そこと指差した場所は、十数メートル先の、路地裏の入り口】
【どうやら本当にただ絡まれただけらしいが】

クス、――キミはどう思ったのかなー?

【まるで青年の心を見透かしたように――何故そんな問いを投げたのかと、問う】
174 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/16(木) 23:27:57.30 ID:rZJOOcmTo
>>171
――――ふ、ッ!

【残心を取り、振るわれる焔の鞭を視認】
【選んだ行動は、前進≠フみ】

――おおおおおおおおおおッ!!

【――――足を前方に出し、ぎりぎりの所でスライディングの態勢を取る】
【そして、迫る足元からの焔が、己に近づく瞬間に、髪の毛を焔へと変化させ、体を急激に起し跳躍】
【しかし、つま先が紫色の焔に触れ、すこし灼ける】
【相手の能力に依る焔は、只の焔ではないのだろう】
【破壊されるのは、記憶か感情か信念か?】

――すきだから≠ノ決まっているだろうがァ!!!

【轟ッ!!彼女が空中で右腕を振りかぶる。振りかぶった腕から妖気が吹出し、爪を生成した】
【無手の剣技=B妖怪である彼女にしか使用できない、隠し技の一つだ】

椛五閃爪#h生――――乱=I

【爪を振るった瞬間、爪に妖気を圧縮させ、荒れ狂う爆炎を前方へ解き放つだろう】
【彼女の戦闘は、攻撃に攻撃を重ねることで次の攻撃につなげて相手に防御をさせ続け攻撃をさせないことで防御とする攻撃特化の剣技だ】
【爆炎は小規模ながらも、場合によっては相手の上半身を飲み込みかねない勢いで。威力はそれ程でも無いが、吹き飛ばされる可能性はあるだろう】
175 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/16(木) 23:31:42.37 ID:2z/JckB1o
>>173

【男の話を黙って聞いていて、どうやら彼は立っていただけで絡まれたらしい】
【そして入り口付近では誰に見られるかわからないと言った所、効果は有った様で】

まぁ、あまり派手にやりすぎねぇ方がいい

そうだ、一つ聞きてぇんだが竜の素材を過酷できる技術屋はしらねぇか?

【青年は男に質問を投げ掛けた後、懐から何か取り出して】

これなんだがよ、オイラにゃ知識も技術もねぇからな

【取り出したのは竜の牙らしき物と鉤爪らしき素材】
【どちらも大きく鋭い物で、そこいらの野生生物とは比にならない程の凶気を込めていて】
【おもむろにタキシードの男に技術屋の知り合いはいないかと聞くだろう】
176 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/16(木) 23:35:36.70 ID:KEEGx2pI0
>>162

……。氷。……雪を。……出したり、……する。……
……けれど。……それしか、……

【立ち上がり、右手を広げると、掌で小さな吹雪が起き、新たな雪が生み出された。冷気を駆使する能力なのだろう】
【生成したそれを、雪だるまの頭に継ぎ足すと。照れ臭いのか、顔に浮かべたものは、ぎこちない微笑みだった】

……。……蒐まった、……必要な。……分が、……揃う。……
……これで。……白妙は、……、

……。時間が……掛かっても、……良い。……、
……ゆっくり。……。治して……

【彼女の言葉を聴き、胸元に、暖かさが込み上げた。俯き、冷たさの残る右手で、前髪を掻き分ける】
【会えるまで、時間が掛かったとしても。 寧ろ、完全に復活するまで、無茶をしてはいけないと思考する。白妙の、元気な姿を見たかった】
【数拍置いて、顔を上げる。 表情が、柔らかな、自然のものへと変わっていた】

……、

……白妙。……、
……。そっち、……行っても。……

【異形が、言葉を紡ぐ。鰹節の前で、待機する猫の様に、興奮の混じった声音】
【嬉しそうな感情が、明らかに顔に出ている状態。よからぬ事を考えているのは、確かだ】
177 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/16(木) 23:36:05.66 ID:X0VVzQzNo
>>169

――え?お、おっとと!!ご、ごめんなのだぜ!
顔、顔近い、ちちちち近いって!
む、胸も当たっちゃうし、ほら、ね!俺が全面的に悪かったから離れてくれなのだぜー!!

【胸ぐらを掴まれて引き寄せられると】
【その剣幕や眼光に怯えるわけではなく、顔を赤くして腕を意味もなくワタワタと動し謝る】
【25歳にもなってそこらの少年よりも初心な反応である】

……ふぅ、いやはや絶妙にコンプレックスを突いちゃってみたいで申し訳ない
次からは遥人の旦那って呼ぶことにするんで、それで勘弁して欲しいのだぜ……。

【真剣に謝っているのかどうか、分かり難い台詞で】
【胸元を正しながら小さく頭を下げる。少女に対して「旦那」呼びというのもまたシュールな話ではあるが】

あいよ、了解したのだぜ!
二週間後の木曜日なら……30日に集合かな?
よっしゃ、クエストボードを更新しておくのだぜ!

【ギルマスは、依頼書の下にサラサラとペンを走らせると】
【近くの職員に其れを渡しクエストボードの元へと向かわせる】
【これで手続きは完了だだろう。後は、決めた日まで他のメンバー達を待つことになる】

あとは、クエストマスターになってくれた人におまけ!
なんと!ギルド食堂の一回タダ券なのだぜ〜!
冒険者の胃袋と健康を支えるお袋の味!まぁ、気が向いたら使ってやってくれると嬉しいね!

【陽気で人懐こい笑みを浮かべながら、最後に遥人へと小さなチケットのような物を差し出す】
【それはギルドの半分のスペースにある酒場兼食堂の利用チケットであった】
【質よりも量、どんな大食漢でも満腹にさせるというボリューム満点なメニューが揃っており】
【一回利用する分ならばそれらをタダで飲食し放題なようだ。こんな物を配れるくらいである、このご時世でもギルドは繁盛しているのだろう】

それじゃあこれで手続きとかは全部完了したんで
あとは前日にここのクエストボードを確認して、集合場所に向かう形でオーケーなのだぜ!
んじゃ、お疲れ様!よい冒険と名誉ある勝利を!ってね!

【前日にクエストボードにメンバーと集合場所が記されるようだ】
【だが、それに関しては特にロールが必要な訳ではない。ただの連絡手段である】
【何はともあれ一波乱二波乱あれどクエスト受注はこれにて完了。帰るにせよ、食事をしていくにせよ自由である】

/お疲れさまでしたー
/当日は宜しくお願いしますね
178 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/06/16(木) 23:36:15.15 ID:Vle4eWFAO
>>168
うるさいうるさいうるさい……
もう黙って…その口閉じろ…
苦しい位楽しいのよだってしょうがないじゃないもう止められないのよ…
怖いよ怖いよそんなことお願いだから言わないで……!

【ニナの言葉は思いの外セシリアに響いたらしく、足は止まり、頭を振りながら小さな声で叫ぶ】

ぐっ!

【魔弾が被弾し、セシリアとアートマンは頭を仰け反らせる】
【結果、アートマンが追撃として上方から斜めに叩き付けようとしていた拳は上にずれ、ニナの頭を掠めるような軌道で振り抜かれるだろう】
179 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/16(木) 23:36:46.16 ID:fiqQ27UYo
【街上空】

【面倒だから>>134参照】

〜♪

【口笛吹きながら空を少年がdj】
180 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/16(木) 23:42:58.19 ID:tHs77T9Uo
>>176

夏場が重宝しそうですね、冷蔵庫要らずじゃないですか。
種別としては温度操作といった感じでしょうか?根幹に近い能力は利便性に富むそうですよ
181 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga ]:2011/06/16(木) 23:43:31.91 ID:nuEXfQk70
>>174

一方的に相手を屠れて楽しいかな?…気狂い

【燃やすのは相手の記憶。炎に触れた部分から消えていく】
【時間経過とともに炎は記憶を浸食していく。炎に触れる機会が増えればいつか】
【大事な思い出さえも燃え去り消える。そうなったときは自分の勝ちだが…】

そうですねぇ、私もそうですよ。
人の大事なものを奪った時の相手の表情がこの上なくたまらない。
だから詐欺師なんてのもやってるんですねぇ、私は。

【軽口をたたく余裕があるようだ。バックステップを続けながら相手を見据える】
【妖気を固めた爪のようなものが見える。そこから荒れ狂う爆炎が見えた】
【それを相殺すべく体から新たな炎を生成し男と少女を隔てるように厚さ10cm、縦横2m程の広い壁を生成した】
【これほどの大きさである。男のコンディションが少し悪化する。だから視界が遮られたら背を向け全力で逃げるだろう】
182 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/16(木) 23:45:44.66 ID:h3Un+RvLo
>>177
…その反応がむかつく…!!!

【歯軋りの音を立てて拳を握るが、唇を噛み締めて堪える】
【胸について指摘されると真っ赤になって、乱暴に頭を掻き毟った】
【後数秒、彼の対応が遅れていたら受け付けに乗り込んで乱闘が始まりかねなかったのだが】

【旦那といわれると途端に静かになり】

…悪くないな。
そうか、旦那か、旦那、旦那ねぇ…。

【頭から湯気を放熱させて、何故かそんな風に反芻すると、やたら気色悪く笑った】
【女性呼ばわりを蜥蜴のごとく嫌うくせに、男性扱いは大歓迎】
【…当初ギルマスを変人呼ばわりした遥人だが、こっちもそれなりに変だと自覚していなかっただけのようだ】

問題ないなら、手続きは完了か。
当日が楽しみだな。

【一種の恍惚状態から復帰した遥人は、ごまかすように額を拭って立ち上がった】
【今度は静かに、である。起伏の激しい不良少女だ】

【食事券を受け取って、内容を眺める】
【一瞬、また目が金色に染まったけれど、今度はそれほど時間を掛けずに元に戻った】
【字を読むたびに、そんな調子。変わった習慣、か?】

…ご苦労さん、当日不備がないように、せいぜい気をつけることだな。

【ひらひらチケットを揺らし、挨拶代わりに手を振って】
【遥人は入り口へゆっくりと歩き出した。食事券は後日使うつもりのようだ、懐に仕舞い】
【着た時の警戒は何処へやら、既に当日に想いを馳せて、軽やかな足取りでギルドを後にしたのだった】


//お疲れ様でしたー! 当日楽しみにしてまーす!
183 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/16(木) 23:48:21.53 ID:tHs77T9Uo
>>176

夏場が重宝しそうですね、冷蔵庫要らずじゃないですか。
種別としては温度操作といった感じでしょうか?根幹に近い能力は利便性に富むそうですよ。

【電気代がかからない、とは偉く現実的な話であった】
【雪の生成かそれとも温度操作のよるものなのか、物事の根幹に近いといえば後者だろうか】

言われずとも勝手に回復させております、その場所は間違ってもお教えしませんがね
防衛上の理由というやつですお察し下さい、貴方が味方とは断定できませんから。

【暖かさ?そんな物は少女にはない】
【少女は只管までに無温、感情すら無いように、零】

……その目的を明らかにして頂きたいのですが
場合によっては危険と判断して切り伏せますよ?

【冷たい】
【少しばかりの警戒、だけども理由を述べれば何とかなったりするだろう】
184 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/16(木) 23:50:06.25 ID:PdyAzYdio
>>175

…ま、せいぜい気を付けることにするよー

【反省しているのかしていないのか――口調は変わらないため、それはわからない】
【言葉少なにそれだけを返して】

竜の素材、ねー。んー…知らないかなー
ただ加工するだけじゃだめなのかなー?

【青年の方へと数歩近づいて、取り出されたそれをまじまじと見つめる】
【だた生憎とそういった知り合いは居ないようで】

【これだけの大きさと鋭さを兼ね備えているならば、そのままでも武器として通用するのではと一瞬思考する】
【だが、もう一つの素材を見る限り、鉤手甲として使うのだろうと予想して】

鏡でコーティングすることならできるけど、これの形を変えたり磨いだりすることはできないねー
残念だけど、他を当たってほしいかなー

あ、俺も一つ訊いていいかなー?
ヤツルギ様≠チて知ってるかい?

人を生贄にすることを条件に麻薬を貰うカルト染みた集団のリーダーみたいなんだけど
聞いたことあるかなー?

【「なんだかソイツの所為でヤバい麻薬が広まりつつある見たいなんだよねー」と付け足して】
185 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/16(木) 23:51:08.86 ID:rZJOOcmTo
>>181
【が、り】
【何かが、思い出せなくなっていった。まだ、彼女の根幹を成す様な物は燃やされてないけれど】

――――ッ、お前の性格に似合う、いやらしい能力じゃないか。
全く反吐が出る。その首落として焼き尽くしてやるよ。

【己の記憶は不可侵である、決して触れられたくない物がある、それは、正に逆鱗≠ナ】
【相手は、彼女のその逆鱗≠ノ触れたどころかナイフを突き刺したようなものだった】
【彼女は、激情家で直情的で感情的。逆鱗に触れられれば、確実に振りきれる=z

――――おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおああああああああああああああああああ!!

【雄叫びをあげながら、妖気をさらに増幅させていく】
【この行為は諸刃の剣であり、より強い力を得る代わりに、彼女のニンゲンの部分を奪っていく】
【それでも、彼女は眼の前の者を殺さなければならないと、本能の叫びを聞いたのだ】

【Q:壁があるならどうするか?】

【A:そんな物は穿けばいい】

【それが彼女の一瞬の脳内会議の結論だった】
【体を空中でひねり、刀に妖気を集中させていく】
【そして、その捻りを一気に解き放ち、壁に向けて突きを放った】
【突きが壁に触れた瞬間、その先端から圧縮した妖気を解き放ち、レーザーのようにして飛ばすだろう】
【貫通力に優れ、かなりの速度を誇る技。しかし、壁を隔てて視覚が使用できない。当たるかどうかは運次第だろう】
186 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/16(木) 23:59:03.11 ID:2z/JckB1o
>>184

そうか…他を――――何だって…!?
鏡でこーてぃんぐ?

【男の話によると加工できる知り合いはいないが鏡でコーティングはできるという】
【恐らくは彼の能力なのかもしれないが、青年はその言葉に反応した後嬉しそうに男の目を見て】

まぁ素材は予備が何個かあるしな…
それじゃあどれか頼むぜ!

【青年は鉤爪と牙を取り出して男の方へ出して】
【男が鏡でコーティングしやすい方を選んでくれと言っているかの如く】
【男が選んだ方を青年は渡して、コーティングをお願いするだろう】

【青年が素材を渡した後、男の口からヤツルギ様の話を聞いて】
【しばらく考える様なそぶりをみせた後】

いや…聞いたことねぇな
それにしても未だに生贄にする奴らがいるとは
それは最近の噂かい?

【彼はその事を聞いた事はないようだ。】
【しかし、生贄などは古い文化で普通は昔の時代以外考えられない話】
【青年は逆に興味を持ち、その話はいつ頃の話なのか聞いて】
187 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/16(木) 23:59:14.27 ID:9lZA+Ar/o
>>178

……───甘えるなっ!

【大声で、声を張り上げて叫ぶ】

だったら……、別の楽しみを探そうとはしたの……?
このまま人殺しを続ければ、貴方は何もかも失う……友達、だって。

【拳がニナの方を掠め、一筋の血が流れる】
【後少しズレていれば危なかった。だが、結果的にはまだ大丈夫】

【邪魔っ気なリボルバー銃を投げ捨てて】

それに、楽しいとかそんな理由で……人を殺させは、しない。

──《 光の剣 "Sword" 》

【左手の先に球形の黄色い水晶が出現】
【その水晶から、刃のように光の束が噴出する】

切り、裂く……───っ

【そして光の刃を横に振るい、アートマンの胴体を切り払おうとする】

【しかし右膝のケガのせいで踏み込みが甘く】
【また刃を出現させるまでにラグがあるため、迎え撃つことも可能かもしれない】
188 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga ]:2011/06/17(金) 00:07:47.34 ID:jHx6z7Un0
>>185

いやはや、褒めても何も出ませんよ、御嬢さん?いや、あやかし。
未だ焼かれたくありませんし、首だって切り落とされたくはないんですよ?

―――――だって、もっともっと人が苦しむところを見たいんですから

【相手を愚弄するかのような軽い声とふざけた音調】
【逆鱗に触れた程度ではないのは承知の上。だからこそ楽しいのだ】
【激情に身を任せ怒り狂う様は実に滑稽で美しくて。だからこそ止められないのだ】


―――ッ、何やら嫌な予感がするなぁ

【予感は命中する。壁を穿つ妖気のビームが男の左腕を屠る】
【左腕は霧散しひじから先が消滅する。欠損である】
【血がとめどなく流れる。意識が飛びかける】

がぁああぁぁぁぁぁあぁっぁあァああぁッッ!!

【激痛に身をむしばまれる中、視界にマンホールを見つける】
【そして欠損部分を炎の腕で補い、マンホールを開け、その中に入っていこうとする】
【消えかかっている炎の壁は次のレスには完全にに消え去る】
【その頃には男の姿が見えなくなっているかもしれない】
189 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/17(金) 00:10:02.78 ID:jCGKiXM8o
>>186

や、素材本来の切れ味は損なわれるかもしれないけどねー
それでもいいって言うなら、してもいいよー?

【まさかコーティングに反応するとは思ってもみなかったようで】
【鏡で覆ってしまえばそれは竜の牙ではなくなり、ただの鏡の刃へと姿を変えるだろう】
【ただ重量は牙のままか、少し重くはなるだろうが】

【優男は後々加工するのならばと、出来るだけ薄くナイフ程の大きさの牙を選ぶだろう】
【刃になるであろう部分をちょんちょんと触って、「こりゃすごいねー」と感嘆の声を漏らしつつ】

最近なのかなー?
俺もちょっと前に少し聞いただけだからねー。詳しくは知らないや

ただ、好感を持てないことは確かだねー

【つい最近かどうかこの優男は知らない】
【ただ、放っておくと近々急速に麻薬が広がっていくかもしれないと、その旨を伝えるだろう】
190 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 00:13:22.16 ID:yLybcxeho
>>188
黙れ、貴様のような物が居るから、ゼーロが……ッ!!

【激情は、さらに燃え上がっていく】
【コレまで、積み重ねてきた、澱の様にたまった悪意が、目の前の男により、解き放たれたのだ】
【その様は、無様なのだろう。しかし、そもそも彼女に己を飾り立てる積りはない】
【無様に見えるならば其れが彼女。滑稽に見えるなら其れが彼女。美しく見えるなら其れが彼女だ】

【そして、妖気のビームが、相手を抉ったのを感覚で感じ】
【壁が消えた瞬間に飛び込むように移動したが、すでに男の姿は見当たらなかった】

――――ッ!!最近は……ッ糞……、満足に戦えもしないのか、私は――――ッ!!

【雄叫びを周囲にビリビリと響かせると、彼女は地面を踏み、爆炎で跳躍】
【ビルの上に飛び乗り、走り去っていった】

//乙でしたー!!
191 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 00:13:53.84 ID:054FmSxM0
>>183

……。そう、……言われると。……照れる。……
……。ありがとう、……、

……。けれど。……白妙の……方が、……強い。……、
……。色々、……役立ちそうで。……

【少女の言葉に、顔を赤らめる事は無いが、戸惑っている様子だった。慌てて、頭を下げる】
【以前、彼女が、白い手の上に乗っていた光景を想起した。恐らく、あの手が、彼女の能力かもしれないと思考する】
【いつか、己も乗れるだろうかと、勝手な想像を含まらせて、再度笑みを浮かべる。きもい異形だった】

……。うん、……誰かに。……襲われない様に、……気を付けないと、いけないから。……
……警戒。……しないと、……

【少女の無事が確認出来た事が、嬉しかった。明るみを増した声音で、答えた】
【場所を教わる事が出来ないのは、寂しくなかったと言えば、嘘になる。然し、警戒している少女に、無理に聞き出す事もいけない】

【問い掛けに、我に帰った様子。一度体を大きく震わせると、答えるべきかうろたえている様子だった】
【というか、警戒されても、仕方の無い異形。切り伏せるという少女の言葉に、明白な反応を見せ、青白い顔を逸らす】

……。白妙を。……、撫でたくて。……

【僅かな戸惑いの後、理由を話す。紡がれた言葉は、やはり、しょうも無い内容のもの】
【感極まっていたのだろう。白妙ちゃん逃げて、超逃げてと、天の声が路地裏に響いたかもしれない。 幻聴だった】
192 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/17(金) 00:19:25.90 ID:0wJo5hK6o
>>189

おう、まだ何個か牙はあるし大丈夫だぜぃ
まぁこの牙の持ち主とは最近やり合ったばかりなんだがな
できれば早いほうが劣化もしなくていいかなって思ってよ

【先日の期間襲撃の際に戦闘した相手の駆る竜の素材】
【竜の素材なのでそうそう劣化はしないだろうが、鏡でコーティングされるのを楽しみにしているのだろう。】
【そう言って彼はナイフ程度の大きさの牙を彼に渡そうとして】
【コーティングを今か今かと待っているだろう。】

そんなに昔じゃねぇって事か、たしかにいい事じゃねぇな
良かったらおめぇさんが知ってるだけでいいからその話を聞かせてくれねーか?

【そんなに昔ではないという事は現段階では未だに生贄などという儀式が行われているのだろうか】
【麻薬の流通も良いものではない。青年も協力的な態度で、男が知っているだけの情報を話してくれないかと頼んで】
193 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga ]:2011/06/17(金) 00:19:28.08 ID:jHx6z7Un0
>>190

ハァ…ッ ハァ……ッ
私の片腕を奪うとはいい度胸です…ねぇ

【腕を奪われたという事実と完全に記憶を燃やせなかったという事実】
【それらから導き出されるのは―――】

…殺す。アレは、私が絶対に殺す。
記憶を燃やし尽くして呆けた状態にしてその後感情も燃やして人としての尊厳を粉々に砕いて―――ッ!
それだけじゃあ、足りん、足りんぞ!大事な存在とやらにそれを見せつけ、それも殺さねば気が済まないッッ!!

【男の仮面がボロボロと崩れ去る。男の本性、下劣な本性ここに極まれり】

/乙でした!
後今更ながらに修正を
視界にマンホールを見つける→マンホールを見つける です。
194 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/06/17(金) 00:27:48.82 ID:ge/E5tsAO
>>187
だって、眠るなって言ってるようなものよっ!
頑張るだけで我慢出来るなら……こんなに苦しんでなんか──
──ッ!

【言い訳を並べるが友達を無くすという言葉にびくりと震える。心当たりは十分にあるようで……】

【そしてニナの手元で光輝く剣を見て恐怖に震え出す】
【その光が、輝きが、その真っ直ぐな眼が】
【今のセシリアにはどうしようもないほどに怖くて堪らなかった】

【結果】

【逃走を試みる】

【転びそうになりながらも、まるで小動物の如く、光を恐れて必死に走る】
【迫る攻撃に構わず攻めを続けようとするアートマンを解除して】
【少女は暗い路地裏の中へ消えていった】

/申し訳ないです、少し強引ですが眠気がきついのでこの辺で。お疲れさまでした!
/とても楽しかったです!
195 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/17(金) 00:37:10.49 ID:GcPZki7do
>>191

褒めた訳ではないのですけど……まあいいや。

そうですか?アレはそこまで強くはないですよ、負けようと思えば一般人にも負けちゃいますし
日常生活で役に立つかと言えば、そこまで……ですし。

【朝起きたら目の前に「白の手」、ぞっとしない話である】
【実際紙装甲であまり使えそうになく、他にも制約があり結構不便だったりする】

(しかしコロコロと表情を変える……)
結界とか微妙に貼ってしますしそう簡単には見つからない筈、まあ念には念を……です。

【檸檬がそんな表情を浮かべようと罪悪感など無く】
【淡々と冷淡な口調で続ける、面白味もなにもありゃしない】
【表情に変化のある檸檬さんの方が遥かに人としては優位であった】

撫でる…………?

【ジト目、何を言っているのだろうかこの人は?とでも言うような瞳】
【撫でる事によって何か得られるのか?自分の情報でも盗むつもりか?】
【いや被探知防御はしてある、その点に関しては完璧だ……では何故?】

まあ……かまいませんけども……、どうぞご自由に……。
(本体は別だし、心変わって頭を潰されてもなんら支障はなく――――)
(でしたら撫でるのを許可し、関係を幾らか円滑にするほうが得策でしょうし……)

【などと理屈付けてみてもどこか納得がいかないものがあるが】
【減るものじゃないし、と怖ず怖ずと頭を差し出す】

【ちなみに頭に触れたのなら、さわさわとした髪の毛の手触りは――――なく】
【そこに在るようで無いような実に曖昧な手触りで、癒しとは程遠い感触を得るだけになるだろう】
196 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/17(金) 00:39:12.77 ID:jCGKiXM8o
>>192

そこまで言うなら、仕方ないねー

<<  Galerie des Glaces ― ギャルリー デ グラス ―  >>

【小さく呟くと彼の能力が発動した。まるで宝石をぶちまけたようにキラキラと輝く彼の魔翌力が周囲に散る】
【牙を受け取ると、彼は左の掌にそれを乗せて、左手を乗せた。そして撫でるように端から端へと手を動かしてゆく――】
【それが終われば、竜の牙はもう鏡張りにされていて、魔翌力を感じとれるならば不思議な力を感じるだろう】
【握れる場所が無いようだったので、鏡の柄も付けられている】

クス、――ちょっとだけ細工をしておいたよー
魔翌力に対してのみだけど、威力の小さいものならばそれで跳ね返せると思うよー
どれくらいを跳ね返せそうかは、キミが見極めてねー

あ、切れ味は保障するよー?
ただ、元々の強度にもよるけど、もろくなってるかもねー
壊れてもコーティングが剥がれるだけだと思うから、剥がれたらまた別の加工をしてもらいなよー?

【ここまで一通りの説明を終わると、青年に鏡の牙を渡すだろう】
【鋭く輝く光が、確かな切れ味を物語っている筈だ】
【魔翌力を跳ね返すことは青年の力量次第だが難しいかもしれない。盾であるわけでもなく、小さいからだ】

俺の知ってる情報は全て伝えたよー
――俺が忘れてなかったらだけど、ねー

俺も持ってる情報は少ないんだよー。あとは、…そうだねー
村単位で洗脳してるってくらいかなー
ああ、それとこの情報を教えてくれたのは森島 京ってやつだったよー

まぁ、ヤツルギ様≠チてやつに気をつけりゃいいんじゃないかなー

【優男の持つ情報量は恐ろしく少なかった。だが頭目の名前がわかっているのは大きなことかもしれない】
【地道に調べていけば何か新しい情報が掴める可能性も無きにしも非ず――】
197 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/17(金) 00:42:54.03 ID:6cjBeXXTo
>>194

…………逃がした……。

【セシリアの逃走を許してしまい】
【路地裏の奥へ消えていったのを見ると、能力を解除する】

……眠るななんて、言ってない。
私だって……人殺し、だったから。

【投げ捨てたリボルバー銃を拾うと、表通りの方に身体を向け】

心配、するかな…………。

【右足を引き摺りながら、その場から歩き去っていった】

/お疲れさまでした!
198 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/17(金) 00:56:19.08 ID:0wJo5hK6o
>>196

んじゃ頼むぜっ!

【彼に牙を渡し、彼の能力で牙を強化するのを見ていて】
【青年は魔翌力を感じる事はできないが、着実に牙が強化されていくのは雰囲気で感じていて】
【彼から鏡で強化された牙を受け取ると嬉しそうな表情になりながら】

おう、恩に切るぜ!
ああ、見極めるのには慣れてるから大体は分かる

【男にお礼を言った後、青年の瞳に卍の様な刻印が浮かび上がって鏡牙を見ていて】
【その優れた洞察力を持つ瞳で見切る瞳力は男ならかなりの物だと分かるだろう。】
【武器というよりも美術品の様な輝きを見せる牙を嬉しそうに見た後、それをそっとしまい込んで】

そうか、気をつけるぜ
また何かあったら教えてくれ!オイラも何か聞いたら教えるからよ!

【男曰く、ヤツルギ様には気をつけろとの事で、それは青年も承知しただろう】

そういや名前聞いてなかったな、オイラぁ獅子堂 輝天てぇんだ
後、コイツはお礼だ
んじゃ、また会おうぜっ!

【青年は自分の名を名乗り、相手の名前を聞こうとするだろう】
【男が名乗り返した後、青年は懐から高価そうな黒い漆塗りの手鏡を渡そうとして――――】
【それを受け取る受け取らないは自由で、その後彼が瞬きをして再び目を開ける頃には彼の姿はないだろう】
【只、彼のいた所に桜の花びらが一枚舞うのみで】

//お疲れ様でしたー!!ありがとうございました!
199 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/17(金) 01:07:13.21 ID:XthtvbsUo
【街】

【しとしとと雨が降る】

【時間は深夜。一人の少女が闇を歩く】
【不思議と闇に映える黒に黒を重ねたような漆黒の美しい黒髪を結い上げ、黒のゴスロリ服に身を包んだ顔立ちの整った少女】
【対照的に引き立つ肌は雪のように白く、いろいろと控えめな体躯。闇を歩く】

――♪

【時間は深夜。一人の少女が雨を謳う】
【少女の瞳には温度が無い。服と同じく、ふわふわとした足取りで服に合わない番傘を回し、零度の視線を暗雲へ放つ】
【白と黒が対称的に釣り合った少女。爪にはうっすらと鱗のような模様。雨を謳う】
200 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 01:07:33.78 ID:054FmSxM0
>>195

……けれど。……強そうに、……感じた……、攻撃の……方法が……多そうで。……
……。……手が、……何本も、……あると。……便利だし。……

【己が戦闘した場合、負けそうな想像が過ぎった】
【自分の二本以外に、幾つかの手があると、日常の作業が捗りそうと考えたらしい。嬉しそうに、言葉を紡ぐ】

……。ありがとう、……

【少女の言葉に、再度、嬉しそうな表情を浮かべた。落ち着きの無い、小躍りしそうな様子になる】
【恐る恐る、歩み寄り。彼女の白髪と瞳が、間近に存在する事に感動する。右手を伸ばし、触れようとするだろう】

(……。懐かしい。……、)

……、

【右手を伝わる、曖昧な感触。少女が遠い場所に居る事を認識させ、僅かに悲哀の色が浮かぶ】
【少女の頭頂部を、己の手が覆い隠すのが見える、久しい構図。触れる度に、様々な記憶が過ぎった】

……。白妙、……、

……。いつか。……帰って。……、

【暫し触れる内に、思わず紡いでいた言葉は】
【様々な感情が入り混じった、か細いものだった】

/お風呂に行って来ます、そして、携帯移行します…
201 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/17(金) 01:08:56.00 ID:jCGKiXM8o
>>198

クス、――礼には及ばないよー
――ん?

【青年が鏡牙の出来栄えに喜んでくれたのを見て、満足そうに笑顔を深めた】
【青年の瞳に現れた変化は、気付きはすれども正体はわからず】
【何かの能力だろうかと一瞬思うも、深く詮索する気はなく】

わかった、そうするよー
まぁ、せいぜい気をつけて、ねー

俺の名はミロワール・ロワ。ただのしがないホスト野郎だよー

【名乗りを終えると漆塗りの手鏡を受け取る】
【それを覗きこむと当然自分の顔が映っていて】
【クス、とどこか皮肉めいた笑みを零し、再び輝天が居た場所を見遣ると】
【そこからはもう姿は消えていて】

【舞う桜の花びらをそっと、掌に乗せる】
【一瞥すると軽く息を掛けて払い】

――しかたないねー

【死体を路地裏の奥に片づけた後、どこかへと去っていった】

/お疲れ様でしたー!
202 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/17(金) 01:25:40.01 ID:GcPZki7do
>>200

物は言いようですよ檸檬さん、方法が多くとも戦闘ならば対する相手は一人
ならば雑多な戦闘法はむしろ邪魔です、更に情報を処理する過程で錯誤が起きたりしますから……。
日常で使うにしても今まで戦闘に最適化させた物を日常利用に最適化させるとなると手がかかりますし。

【白妙が今までで一度の接触で用いた戦闘法は多くて3つ程度、そんなに多くはなく】
【そこからもあまり使えない加減が察せる事だろう】

ふむん……、貴方は礼を言い過ぎですよ……。

【頭を撫でる程度で礼を言われるとどうして良いのか分からない】
【それなりの行為をしたからこそ礼を言われるべきであって、頭を撫でる許可で何故礼を言われるのか?】
【それは檸檬という人物の人柄でもあるのだろうけれどそれでも分からないのだった】

むふ……、ふう……満足でしょうか?実体として姿を保つにも微妙に疲れるのです
……?言葉の意味が分かりませんが言われなくとも再誕しますから、しかし帰るというのは妙な表現ですね。
まるで帰る場所があるような……ああ現世に帰るという意味ですね成程。

【嫌がりもせず喜びもせずただ撫でられる、手が触れれば髪は揺れ】
【しかしそれならば香る筈の匂いもなく、やはり少女がここには存在しないという証明でもあった】
【手触りが希薄なのも恐らくは実体を保つという行為が酷く不安定である所に起因するのだろう】

とも報告は致しました、私への積極的な協力者は貴方くらいなので報告した次第です。
まあ伝えるべきはそれくらいでしょうか……、ああそうだった復活した私の姿はこの姿とは限りませんので
恐らく貴方には判別がつかないかもしれませんね、その時はあなた自身の日常に戻ると良いですよ。

【伝える、それももう終わり、すべきことはした】
【あとは少しの眠りに身をゆだねるだけ、ゆりかごのなかで揺れるだけ】
【再び少女が目覚めた頃にはその姿も、蛹から蝶へと化けるように変わっているだろう】
【識別も難しいかも分からない、もしかしたらこれが最後の会話かもしれない】
【しかし少女に悲しみはない、凡そ人間的なものはその姿のみ感情の昂りはなく、人形の如く……】

./了解ですー
./ちょっぱやで終わらせるよう努力しますが明日に支障があるようでしたらぶった切って頂いて大丈夫です
203 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/17(金) 02:05:20.17 ID:LxKzNZUDO
>>202

【撫でる手を離し、満たされた様子で、未だに微笑んでいた】
【然し、】

……、

【少女の言葉に、思考が硬直した。咄嗟に、返答が思い浮かばない】
【長い時間を要して、異形は、口を開き】

……。姿が……変わって。……会えなくなっても。……
……。僕は、……君を。……忘れない。……

……。それに、……僕は。……きっと、……
……。君を、……見付けたいから。……

【白い髪と、紫の瞳が、別の色彩に変わったとしても、見付けたかった】
【紡ぐ内に、声が上擦って来ている。笑顔は浮かべなかった】



        白妙、



【最後になるかもしれない、名を呼んだ。声に、再会を願う心を込めたが、それが叶うのか、分からない】
【さようならとも、また会おうとも、どちらにも聞こえた様な、訳の分からない声を漏らす】

【後退する。左手で顔を覆い隠し、少女が声を掛けなければ、去るだろう】
【言葉を交わす事が無くなったとしても、脳裏に焼き付いた姿は、恐らく、いつまでも消えない】
【異形が歩き出す際、雪の上に、一滴、透明が落ちた。体温を持たないそれだったが、白を僅かに溶かす】

【白い少女の言葉に、冷たさは、決して含まれていなかった】

/すみません、戻りました…
/ありがとうございます…では、この辺りで、お願いします…!
/お疲れ様でした、ありがとうございました!
204 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/17(金) 02:18:05.25 ID:GcPZki7do
>>203

…………………………………。

【彼女の言葉を待つ、ただ無言で】
【それは紡ぎだされる言葉に期待しているようにも見えたという】

貴方はおかしな人ですね……、全く……。

【其れは微かな変化】
【冬の雪が段々と溶け出すような僅かな物】
【少女は微かに微笑んで】

どうぞ見つけるなに何なりお好きなようにして下さいな
貴方が探すつもりであるならば、私はどこにでもいるでしょうからね……。

【さり、と雪が地面に当たるような音と共にまた円陣が現れる】
【最初に現れた陣の役目が出現ならば、今現れた陣の役目は退散】
【檸檬のその言葉に幾らか希望のあるような言葉を残し、足元から消えてゆく】

それではさようなら、機会がありましたら現世にて出会いましょう
生きているならばまた出会う事もいつか、この世は因果で出来ていますから――――

――――では、失礼します――――

【霞となって消える瞬間に、白妙と呼ばれた少女は】
【悲しみとも喜びともとれない笑みを浮かべていたという】

/お疲れ様でしたー!
205 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/17(金) 16:05:25.23 ID:h+GvbhbJo
【郊外──廃虚】

ようやく晴れてくれましたか……
雨は大切なものと分かっていても──それでも、苦手ですわ。。

【透き通るようなプラチナブロンドの髪と蒼い蒼い目をした、18歳ほどの少女がいた】
【少女は膝上くらいまでの長さの白いワンピースの上から灰色のカーディガンを羽織り】
【足元は、白い清楚なサンダルを履いている】
【腰には黒いすっきりとしたベルトをつけており、彼女の身体を細く見せていて】

────そういえ、ば……
羅山様は、お元気にしていらっしゃるでしょう、か……

【ひゅうと空を鳥が往く。青い空に、雨上がりの風が駆ける】
【胸元に下がるチェーンのついたコインを僅かに煌かせ】
【ふと、誰かを心配するかのように空を見上げた】
【崩れかけた建物と青空と、それから少女の姿が大きな水溜りに映る】
【──ひゅう。また、風が駆けた】
206 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/17(金) 17:01:17.21 ID:seNvtVV30
>>205
まだいますか?
207 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/17(金) 18:47:17.84 ID:aL/MR0mJ0
【公園】

「うわぁぁぁぁぁっぁあああああああ!!!!!」

【子供の遊び場、主婦の交流の場、あるいはデートスポットにもなる】
【そんな場所で子供の悲鳴があがる】
【あたりに散らばった虫取り網と虫篭から、ここに何をしに来たかは明白だ】

まーったくよー、よくもまぁ俺の前で”同胞”をラチるなんつー事が出来るよなー。

【悲鳴を上げる子供のそばには男がいた】
【だが奇妙だ】
【下は黒のスーツズボンをはいているのに、上はレインコートなのである】
【しかも素肌の上から着込んでいるのである】

おーし!今助けてやるからなぁ〜

【そういうと男は文字どうり助けた】
【”子供ではなく虫達を”】

【虫篭のふたを壊し、中の虫達を逃がし始める男】

これでよしっと!

【虫達が四方八方に飛び去るのを見て、まるで人を助けたかのごとく】
【その顔は達成感に満ちていた】

「たすけて!たすけてよー!!」うるせぇぞ糞ガキィ!!

【悲鳴を上げ続ける子供に、まるで私怨があるかのように怒鳴りつける男】
【みると子供は黒く染まっていた】
【無数の”黒い蟲”によって】

「うわぁ!あああああ!!!」

【さまざまな”蟲”が子供に集っていたのである】

怖いか、恐ろしいか?   あぁ?

【男はただ見ていた】
【見下していた】
【その眼は】
【虫けらを見るような眼だった】
208 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/17(金) 18:59:29.02 ID:h+GvbhbJo
>>206
/絡まれないと思って席外してたぜ……
/まだいますかー?
209 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/17(金) 19:17:48.83 ID:+Ydj5mHA0
【街中】

…おーおー。見事に減ってら…。前はどこ見ても貼ってあったのにねぇ
もう「過去の組織」ってか、ま、しゃーねーわな

【人気のない通り、青いスーツに赤のネクタイ、黒のソフト帽の妙に目に優しくない格好の男が】
【壁に貼ってあるぼろいポスターを見て、一言ポロリ】

【そう苦笑いをしながら言うと、其の壁に寄りかかりタバコを吸い始める】

スゥ    ッフー… 
大将がヘタレじゃなぁ…いつの間にかRIPは潰れてるしよぉ…
これから…どうしようかねぇ…

――――「青義同盟」。

【彼が口にした組織の名、それは】
【同じ正義でもjustice、対機関連合とは関係は良いとは言えず】
【ポスターで一時期話題の的、雑誌にも載るほどだったが】
【いつの間にか名を全く聞かなくなったその組織】

【確かにポスターの最初の文には【新正義組織 「blue justice/青義同盟」】と書いてあった】

【彼は眼がギリギリ見えないほど深めにかぶった帽子をさらに深くかぶり直し、たばこで一服する】
210 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/17(金) 19:35:27.95 ID:zjiTPxugo
>>209

青義同盟...ねぇ

【茶髪で茶色いジャージの肩に鷹を乗せた少年が話しかけてくる】

Justiceやら対機関組織とはちがうのかね?

【少年は問う】
211 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/17(金) 19:47:08.66 ID:+Ydj5mHA0
>>210

お、なんだ茶色君。興味あんのか?

【フゥー。と煙を彼にかからないように右を向いて飛ばす】
【ポケット灰皿に其のタバコを捨て】
【「ごそごそ」と右ポケットにしまいながら彼にこう尋ねる】

あ、違い?ポスターあんだろ? 少しボロいけどな。それ見ろそれ。長ぇけどな。ハッハッハ。
つーかなんだその鳥?え、何?鷲?いや、鷹…?

【顎で左にあるポスターを示すと、彼の右肩の鳥にほんの少しの興味を示した】

【ここからは左にあるポスターの内容を示す】
【RIPでも…と書いてある文からわかるように少し昔のものらしい】

【新正義組織 「blue justice/青義同盟」】
【俺達の組織と、justice・対機関連合等の正義組織との違いは2点ある!】
【相手が悪といえども基本的には殺しはタブー という点と、 目的が悪の排除ではなく、悪の更生 である点だ!】
【俺達の組織の悪人に対する行動は、基本的に3種類。】
【1、更生が完全に成功→その場で解放 まぁこれが1番だわな。】
【2、更生成功の判断がしにくいor更生不可だが自警団に引き渡せる状況→自警団へ これが一番多くなるかと思う。】 
【3、更生不可能&自警団に送れない状況&超危険人物と判断→特例として殺害許可 これは仕方がない。】
【…というわけだ。こんな感じで善悪関係なく救おうという活動をしていく。】
【現在メンバー大募集中だ!!少しでも気になったら連絡してくれ!!】 
【お電話はこちら、リーダー「マーシャル・T・ロウ」のtel ○○○−△△△−□□□まで!!】
【全員救えないなんて解ってるけど、それでもできるだけ1人でも多く救おうと頑張ってみないか?】
【俺のクソ甘い考えに賛同できる奴!!悪人善人関係なく救ってやろうという器のでかい奴!! 】
【そういう奴を俺らは求めている!!ポスターじーっと見てりゃあスカウトしにいっからヨロシク!!】
【RIPでもカノッサでも救ってやるからかかってこいや!! by マーシャル・T・ロウ】
212 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/17(金) 19:50:19.23 ID:6cjBeXXTo
【会合会場】

よし、遅れる奴を除けば、皆集まったかな?
まず、今日は皆来てくれてありがとっ

【開始時間になったのを確認すると、一人の青年が右手を挙げ】
【この場に集まった全員に向けて、呼びかける】

既に知ってる顔も多いと思うけど、知らない奴もいるだろうからな。
恒例になりつつあるが自己紹介から始めようか。

俺は天ヶ谷 双葉。対機関連合のリーダーをやっている。
えーっと、そうだな。紹介の順番は時計回りでお願いするぜ。

【燃えるように真っ赤なアホ毛、青空のように透き通った空色の瞳】
【白いシャツの上に灰混じりの黒色のパーカーを羽織り】
【左手首にはオレンジ色の包帯を巻き、左足には蒼を基調とした金属製の細身のアンクレットを身に着け、】
【霰を連想させるような幅広で白色透明な長剣を、抜身で腰に帯びている。】

/会合双葉(人)サイドです。
/こちらのサイドの方々は、このレスにレスお願いします。
213 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/06/17(金) 19:58:57.25 ID:93tHF18So
【会合会場】

【双葉青年から、数歩分離れた隣の側】
【そこには、なにやら物々しい人型の鋼鉄が直立していた】

────────

【全身を藍鉄色の装甲に覆われ、頭部に内臓されているのは真紅のカメラ・アイ】
【また、頭頂部には三日月形のアンテナが備わっており、人間で言えば『アホ毛』に良く似ていた】

【元・カノッサ機関軍用戦闘機械人形、】
【現・対機関連合備品──『フタヴァMk-U』なる、ロボットである】

【これまでも、黒野カンナの代理として会合に居合わせたことはあったため、】
【幾人かの記憶には残っているかもしれない──が、しかし、】
【いくらなんでも『ロボット』などに話し合いが務まるのかというのは、疑問が起こりかねないところ】

『アマガヤ フタバ』様からの命令入力を受理しました
──これより、オペレーションシステムを起動します

【──そんな折】
【突如、頭部のスピーカーから、柔らかい女性の声が流れ出してきた】

おはようございます。現在時刻は、午後X時 xx分です
──PRRRR──未登録の生命反応を確認しました。敵性は認められません

【そう言うや、カメラ・アイを小刻みに引き絞りながら、場にいる面々の姿を捉える】
【その声はまるで淀みが無く、あらかじめ吹き込まれた音声案内のような風体を醸していて】

──初めまして、『フタヴァMk-U』です

ポンコッツ社製家庭用人型雑事補助機械──『Ca-SafeW型』前期モデルより
魔導CPU『VaKa1.01』を流用することによって音声入出力機構及び自立回路を獲得し、
自走型汎用オペレーションデバイスとして他知生体とのコミュニケーションが可能になりました

機人基本三原則に反しない限りのご命令及び情報検索が可能です
また、人格(ペルソナ)データを入力すれば、思考ルーチンのトレースを行います

【──この不可解な文言の羅列が、どうやらフタヴァなりの挨拶及び自己紹介らしく】
【キュイン、キュイン、とカメラアイを蠢かせながら、軽く会釈をした】

──PRRR──四名の生命的熱源構造を確認しました。利用者登録を開始します
虹彩及び声紋認証登録を行いますので、一名ずつ登録名の音声入力をお願いします

【と、面をあげて皆を見やる】
【要は、あちらに倣い、まずは自己紹介をしましょうということらしい】


//会合フタヴァ(ロボ)サイドです。フタヴァサイドの方々は、こちらへどうぞ
//では皆様、よろしくお願いいたします
214 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 19:59:00.02 ID:yLybcxeho
>>212
【着崩した制服姿が特徴的な小柄な少年だ。背丈は恐らく160cm程か】
【夏服なのか、上半身はYシャツで、当然のように裾を出してボタンは3つ開けていて】
【白骨よりも白い髪は、オールバックにして後ろで小さく縛っている】
【右目を覆うように拘束具めいた黒革の眼帯が装着されていて】
【腰にはベルトポーチを巻いており、その中には様々なモノが入っている様だ】
【なんというか、傷や眼帯や白髪の要素がなければ、唯のどこにでも居る普通の不良のような見た目である】
【そんな少年が、腕を組みながら立っていた】

なんとか間に合ったか、あぶねーあぶねー……。

【少し汗ばんでおり、息が少し上気している】
【そして、自己紹介を求められて、全体を見回して】

えーっと、まあ知ってるヤツは知ってるだろうけど、……いや、居ねーか、心細いな。
まあいい、統一征斗会新聞部部長、Justice所属、谷山 基樹だ。
今日はこの会合に参加させてもらって感謝してる。

今日の会合が、意義深い物に成ることを期待しておくよ。

つーわけで、皆サン、ヨロシク。

【すっ、と頭を下げて、礼をして座り込んだ】

//すいません、もう少しで御飯かも知れないです
215 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga ]:2011/06/17(金) 20:03:26.50 ID:jHx6z7Un0
【今日も繁華街で一人街を散策する】
【黒髪のオールバックで、黒を基調としたスーツを身に纏う男】
【その男の左腕はひじから先が存在せず、あるべきスペースを持て余しているスーツが動きと共に揺れる】
【先の戦闘後本性を隠すのに四苦八苦するまでも無かったが、それでも本性を隠しきれていない】

………今日も、穏やかですねぇ。
私は今日も傍観者としているだけですがね。

【チンピラ同士の喧嘩。子猫同士のじゃれ合い。実に滑稽な光景】
【当事者たちは必死な剣幕でそれを行っているからまた滑稽であった】
【男はただ、それを面白そうに見ていた】
216 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/17(金) 20:08:35.32 ID:7ImNcX60o
>>213

……妾は真剣な話し合いをしに来たはずじゃが
何故このような玩具と戯れねばならんのじゃ?

【はぁ、と溜息を一つ吐きながら目の前のロボットを見る人物が一人】
【櫻を象った華美な着物を身に纏い、腰まで届く黒髪と黒曜石のような瞳が特徴的な】
【身長150cm程の童顔気味な面立ちをした東洋風の女性である】

……まぁ、これが双葉なりの礼儀であるならばそう取っておくかの?
取り敢えず、よく分からぬが名前を言うてやればよいのか

妾は貴宝院織守 Justiceが長を務めておる。
機械人形よ、御主はこの場を治めるに値するかは追々確かめさせてもらうことにするのじゃ

【内装に関しては判らないので、立ったままフタヴァに名を告げると】
【壁に背を寄りかからせながら、他のメンバーと場の進行を待つことにした】

/宜しくお願いします
217 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/17(金) 20:10:06.79 ID:2ytRDnuco
>>213


……、…君は無事だったんですね、フタヴァ。

【話し出すロボットに「良かった」と応じ――、声を発した、一人の参加者】

【所々が焦げたホワイトシャツに、紅いベルトを通したボロボロの黒いスラックス】
【肩甲骨の辺りまで伸びた髪は首筋の辺りで括られており、蒼いリボンが目立つ】
【両手には『魔法陣』の描かれた白い手袋を嵌めた――貧乏そうな青年だ】


……、…どうせですし、改めて自己紹介もしておきましょうか。


『対機関連合』、ヒラ構成員の森島 京≠ナす。
えーっと…、…好きな食べ物は、何でも。
身長は173、……アレ、何か違いますね。


【「取り敢えず、宜しくお願いします」――、そう、会釈する青年】
【何だかとっても頭の悪そうな自己紹介であったが、】
【その人畜無害そうな表情からは、「悪人ではない」と認識出来るだろうか】
218 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/17(金) 20:14:13.00 ID:ermVeNxIo
>>212
【ワン!ワン!と四本足に長い尻尾、三角耳…身体の各部位の渕を銀色で縁取りされているが後はどこか犬のようなシルエット何かが部屋の中に入ってくる】
【数は四匹、四匹の犬的な何かのその後を、カチャン、カチャンと音を立てて部屋の中に入って来る】

わ、わあ!会合の会場はこちらでよろしいデスヨー!?
すいません!遅れてしまいましたデスヨー!

【黄金でできた三日月の髪飾りで黒いロングヘアを後ろでポニーテールに束ねて、その頭の上に白いフリルのヘッドドレスを装着】
【耳部分にはアンテナヘッドホンのようなセンサーが取り付けられ、服装は銀色のカフスボタンが袖に付いた黒を基調とした丈がくるぶし部分まであるロングドレス】
【その上にフリルだらけの常に汚れ一つない真っ白なポケット付きエプロンを着用している…俗に言う侍女服と言う奴か】
【ちょこんとロングスカートの下から覗かせた人形のように小さな足にメタリックカラーの小さなブーツを履いた少女】

…えっと、クリサンセマム・リチェルカと六王教団の二重所属者、ジンジャー・ユースロットハカセの代理で来ました!
皆さんどうぞジャンクちゃんとお呼びくださいデスヨー!

【おろおろした様子だった小柄な少女は、やがてバツが悪そうにしょんぼりと頭を下げ】

…申し訳ございません、ジュニアハカセは今日丁度お墓参りをしに行ってしまったところでしたので…お留守番をしていたワタシが
先に応対いたしますデスヨー、ジュニアハカセは用件が済み次第合流できるかもしれないデスヨー
水の国ですからそこまで遠出はしていないでしょうし…

【どうぞよろしく、と彼女は両手でスカートをつまんで礼儀正しくおじぎをすると、そのまま残る空いた席に着席しようとするだろう】
【この会合へと彼女を案内したらしい緑の犬は、そのまま彼女の傍で『お座り』の体制でおとなしくなる】
219 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/06/17(金) 20:14:45.62 ID:D0CgbZoco
>>212

【同じく、会合会場】

【黒の大き目のシルクハットに、下半身までを覆う漆黒のマントを羽織って】
【膝上数cmまで伸びただぼだぼの黒いセーターに、足のラインを際立たせる黒のニーソックス】
【兎を模したネックレスを着け、右手中指に猫目石の指輪を嵌めた銀髪ポニーテールの少女が】
【見知った顔や知らぬ顔が集まる中、ちんまりとそこに座っていた】

(漸く「ねんがんの けいたいでんわを てにいれたぞ!」って喜んでたらこんな事って……)
(タイミングが良いと言えばそうだけど、何ていうか喜んでいい場合じゃないっていうか)

【携帯を握り締めて座っている少女の表情は何とも言えない微妙なもので】
【この会合が何故行われるのか。其れをきちんと理解しているが故に、へらへらしても居られない】

【なんだかんだで、自己紹介のターンが自分に回って来たので、勢い良く立ち上がり】

は、はいっ!

えー、っと……対機関連合所属、ルシア・マリカです!
しがない一般兵卒ですが、どうかよろしくっ!

【何か微妙に間違った単語を交えつつ、会釈】
【なんだか慌てた様子でぺこりと頭を下げて、再び着席した】
220 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/06/17(金) 20:14:58.94 ID:IxWjZ5mE0
>>213

【自己紹介の順番は、時を刻むようにして廻る】
【その事を思い、ふと苦笑いのようなものを浮かべる姿があった】
【鎮座する機像を前に、この場の空気を浴び、緊張しないでも無いけれど】
【飽くまでも「仲間」の集い。促す声に、まず淡い笑みで応じたのは】

(なんだか、櫻の北のほうの武将の兜みたいだねぇ)
(或いは三つのメカがひとつになって――と、今日は脱線しちゃ不味いなぁ)

よぉするに、アイコンタクトレジスターって奴だねぇ?
わかった。承ろうかぁ――。

 【ふんわりウェーブした桜色の髪は、赤いリボンで花束のような短いツインテに】
 【薄紫色の瞳は射抜くような意志の強さを感じさせるのに、垂れ目】
 【桃色の地に青帯の『ミニスカ着物』に、華奢な身を包む】
 【中高生ほどと思しき――視覚を以てしては、少女としか言えない者だ】

さて――目はもうそっちに向いてるねぇ、声はいま聞いてるでしょ?
だから、あと必要なのはぁ……うん。そうだね

登録名は「セシウス・クレプシドラ」
16歳、『男性』、所属は“対機関連合”――

…、…――これで、良いのかな?
えーと、ふた……ふたば……ぶ、ぁ……、…

【クレヨンで描いたような温い笑顔に、困り顔の要素を混色して】
【「彼」――セシウスは、ひと通り必要と思われる事項を纏め、述べると】
【彼の名前を言い淀みながら、ふと細い首を左に傾げ】


   ――、――紛らわしいし、『 ヴァっくん 』で良い……かなぁ?


【―――『緊迫感』も、“真剣味”も無い……そんな台詞を、漏らした】
221 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/17(金) 20:17:48.51 ID:7cNOFxCK0
>>212

【壁に寄りかかり左手で、斜めに半分に切れたダイヤのジャックを弄んでいる、少年】

……対機関連合所属、フィリル。弟のフェレルは失踪中。僕と対称の外見だけど。
まあ見かけたら連絡する程度でいいや。

【黄色が主体のいつもの服。黒がかった黄色いショートヘア】
【右目に眼帯、左目は黒目。と、いやに簡潔に形容できる】

【周囲をぐるりと見回して】

(――あー、割とメンバー忘れたりしてるなー……)
……で、わざわざ会合があるってことは……何かあったね?
いるべき人がいないようにも、見えるんだけど

【この少年――事態をまるで理解していない】
【だが――ほんの少しの違和感程度は感じているらしく】
222 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/06/17(金) 20:18:31.38 ID:JGBQ7fVbo
>>213

【その場に居たのは、黒い瞳に、ぺったんこの黒い髪】
【黒い学生服をキッチリと着た、齢15歳ほどの少年】

【肩には、鋼色の雀が礼儀正しく乗っている】

【腰には、左に1つ、右に1つ、ホルスター】
【中には1丁ずつ銃が入っており、その役目をしっかりと果たしている】

対機関連合の宮本重太郎です
「白口だぜ」   『口黒だよ』

本日はよろしくお願いします

【素っ気無いと思われても仕方がないような自己紹介】
【瞳には、明らかな不安の色が見える】

【特筆すべきはが喋ったということ。フタヴァロボはどう捉えるのだろうか】

先ず、皆さんに、この場を借りて、謝罪をさせて貰います……
情報の件、カンナさんの件、原因は俺にあります

本当に、すいませんでした―――!


【内容は、カノッサ機関、≪No.300≫との戦闘で情報を抜かれた】
【そして、黒野カンナが攫われた件】

【深く頭を下げて、頭を上げようとせず】
【声に焦燥が宿っているのは、殴られるくらいはされてもおかしくないと考えたからだろうか】

【ぷるぷると震えつつ、少年は、声を待つ】
223 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/17(金) 20:29:25.80 ID:aL/MR0mJ0
【公園】

「うわぁぁぁぁぁっぁあああああああ!!!!!」

【子供の遊び場、主婦の交流の場、あるいはデートスポットにもなる】
【そんな場所で子供の悲鳴があがる】
【あたりに散らばった虫取り網と虫篭から、ここに何をしに来たかは明白だ】

まーったくよー、よくもまぁ俺の前で”同胞”をラチるなんつー事が出来るよなー。

【悲鳴を上げる子供のそばには男がいた】
【だが奇妙だ】
【下は黒のスーツズボンをはいているのに、上はレインコートなのである】
【しかも素肌の上から着込んでいるのである】

おーし!今助けてやるからなぁ〜

【そういうと男は文字どうり助けた】
【”子供ではなく虫達を”】

【虫篭のふたを壊し、中の虫達を逃がし始める男】

これでよしっと!

【虫達が四方八方に飛び去るのを見て、まるで人を助けたかのごとく】
【その顔は達成感に満ちていた】

「たすけて!たすけてよー!!」うるせぇぞ糞ガキィ!!

【悲鳴を上げ続ける子供に、まるで私怨があるかのように怒鳴りつける男】
【みると子供は黒く染まっていた】
【無数の”黒い蟲”によって】

「うわぁ!あああああ!!!」

【さまざまな”蟲”が子供に集っていたのである】

怖いか、恐ろしいか?   あぁ?

【男はただ見ていた】
【見下していた】
【その眼は】
【虫けらを見るような眼だった】

//再投下です
224 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !美鳥_res]:2011/06/17(金) 20:38:15.45 ID:93tHF18So
>>216

──『貴宝院 織守』様の登録を完了しました
本システムの詳細スペックに関する情報をお望みでしたら、
『フタヴァMk-U スペック』と音声入力をして頂ければ回答が可能です

【機械人形に進行が務まるのかというもっともな懸念には、どこかずれた応答がかえり】

>>217

──『森島 京』様の登録を完了しました
現在の損傷率は0%です。緊急時には、自動危機回避プログラムが作動します

【と、カメラアイを引き絞り、森島の身体を視界に捕捉する】
【恐らく、自己申告された身長と実際の身長が照合するかを試みているのだろう】

>>220

──『セシウス・クレプシドラ』様の登録を完了しました
──PRRR──問題ありません。『ヴァっくん』を本機の個体識別名リストに加えました

【予想されることかもしれないが、機械には冗談が通じない】
【あだ名をそのまま識別名として認識する旨の応答を返し】

>>222

『宮本 重太郎』様の登録を完了しました

【すると、僅かに内部機構が蠢く音】
【銃が喋ったことに関しては、自身も同じ無機物だからだろうか、】
【あるいはそもそも驚いたり不審がるという挙動が機械にはないからだろうか、特に反応は無く】

【そして重太郎が頭を下げている間、何かの内部処理を行っているようであったが──】

──仰っている報告に関して、該当する情報は一件、見つかりました
『黒野カンナ不在。居場所、及び生死は不明。人為的な拉致の可能性が濃厚』

この件に関して、管理者『黒野カンナ』のパーソナルデータと照合した結果、
『宮本 重太郎』が直接の原因となり現状を生み出した可能性は──

──12.66%です。詳細は後ほど検証します

【温和でありながら無機質の声が告げる】
【意味は通りにくいかもしれないが──言わんとしていることは、伝わるだろうか】

//続きます
225 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !美鳥_res]:2011/06/17(金) 20:41:52.48 ID:93tHF18So
【一通りの自己紹介が終わると、機械人形は再び前方を見据え】
【なにやら微細なビープ音と共に、内部処理を行い始めた。そして、】

──管理者『黒野カンナ』の不在を確認したため、緊急システムを起動します
ペルソナデータ『Kanna』からダミープラグを生成、思考ルーチンのトレースを開始します
なお、一定時間入力が無い場合、本プラグインは消去され、ダミーシステムはロックされます──

PRRRR……BBBBBBB──GGG……PRRRRRRRR──

再現精度34%──負荷率56%
──異常ありません。これより、合議オペレーションを開始します

【カメラアイが、一度明滅する】
【フタヴァの文言を要約すれば、黒野カンナの思考を真似して考えるようになるらしい】
【もっとも、あまり精度は高くないようだが──】

【ピピ。何かが完了した電子音が響き】

──提出された議題の候補から、トピックの選定を行います

『対機関連合』及び『Justice』から検索をかけた結果、
最も優先度が高いキーワードは『カノッサ機関』だと算出されました

当データベース内には、大量の数の情報がヒットしています
よって、より信頼度の高い情報の収集を、この場で行うのが妥当であると判断します

皆様の知りえている限り
『カノッサ機関』に関する、なるべく最新の情報を入力してください

これより、音声入力の受付を開始します

【いちいち回りくどいが、要は、カノッサについて知っていることを今一度纏めようということだ】
226 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [!蒼_res saga]:2011/06/17(金) 20:44:35.29 ID:6cjBeXXTo
>>214

ギリギリだぞー。
時間帯的に寝坊はないんだし、5分前くらいまでには着きたいところだよな。

谷山か。一度共闘しただけの仲だけど。
……身体の方は、大丈夫か?


>>218

ちっこくー。ちっ、こ、く。

ん、事情は分かった。
ジンジャーが到着するまでは、宜しく頼むぜ?

>>220

一般兵……卒……?
ルシアってそんな、一見立派に見える肩書き持ってたんだな。
ま、いっか。こんな状況だけど、今日は宜しく。

>>221

……フェレルが?
ったく、皆──分かった、見かけたら連絡する。

…………集積情報にも、書き込んだけど。
簡単に言うと、カンナが機関員に攫われた。

>>all

これで全員、終わったかな。

【全員の自己紹介が終わると、再び話し始める】

皆知ってるだろうけど、先日、副リーダーのカンナが攫われた。
それだけじゃなく、最近の機関の勢いは凄まじい。

取り敢えず、情報とか、議題とか。
こういった場で皆に伝えるべきことがあったら、今、話して欲しい。

特に話したいことがなけりゃ──俺としては、機関についての意見が欲しいかな?

【人差し指をピンと立てて、皆に向けて意見を募る】
227 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/17(金) 20:45:43.36 ID:zjiTPxugo
>>211
/まだ居ます?

更生なら興味ないね、帰ろうか、ぴーすけ

「くえー!」(訳:あまったるぅー)

【鷹の言葉はわかるわけないが】

悪即殺!それが俺のポリシー!
228 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/17(金) 20:50:10.91 ID:7ImNcX60o
>>224>>225

生憎と、妾は目新しい情報は持っておらぬ
必要なことは大体全てネットワークに書きこんでおいたからの

【事前にネットワークに情報を流していたため】
【この場であえて言うべきことは少ない】
【強いて言うならば――】

南雲利織とやらが機関に囚われておる、とか。
詳しいことは分からぬが、この中にも見知った者はおるのではないかの?

【――それくらいのものだった】
【捨て置けるもの、とも思っていないが現状彼女一人を救うために動くことは難しい】
【そう考えているがゆえに、優先順位も低くなるだろうか】
229 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/17(金) 20:53:03.62 ID:2ytRDnuco
>>216


【――、その態度に感じたのは、少しの違和感】

【以前、個人的に話した際の織守と、何処か『違う』様な気がした】
【無論、其れは“気のせい”なのかも知れない――、が】


情け無い話ですが……、少なくとも、僕よりは適任じゃないでしょうか。


【一瞬、不思議そうな表情を作った後、軽い笑いを見せ腑抜けの様な様相】
【取り敢えずの所――、『違和感』の原因は時の流れとして処理する事にしておいた】


>>220


【初顔合わせ、と云う事に成ろう『少女』――】
【こんな少女が戦えるのか、とかそんな事を考える性格ではなく】


(……、えーっと、此れで男女比が――おぉ。)
(多分、大体1:1位に……、…)



           …………、…… 男性=H



【ぽかん、とした表情で大きく首を傾げ――鸚鵡返し】
【数秒の後、何故かごく普通に『納得』したらしく――】


……セシウスさんとは初めまして、ですね。
どうぞ、此れからも宜しくお願いします――あ、それ良いですね。
“あっち”を『双葉きゅん』とでも呼べば良い話なんでしょうが、そっちの方が良いです。
『ヴァっくん』も僕達の仲間なんですから、呼び捨てもアレですし……、ね。


【――、便乗する形で、何故か彼よりも長いセンテンスを吐き切った】




>>222


……、……確かに、『情報を知られた事』は貴方の責任です。


でも――、ヴァっくんの言う通り、“攫われた直接的な原因”じゃ有りません。
……『全部の原因が自分』って思ってるのなら、其れこそ僕は怒りますよ?
それで、そんなに沈んでるのならもっと怒ります。義手で殴ります。


――重太郎さん、――……下を向いてれば、事態は好転しますか?


【――、柔らかな表情のまま、投げかけられたのは少し厳しい言葉】
【『慰める』のではなく、『責任の所在を明確にする』語りかけ】
【双眸は、何処か鋭く。 沈んだ彼の姿を見据えていて――】

/次のレスは暫くお待ちを
230 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 20:58:51.07 ID:yLybcxeho
>>226
【苦笑をしつつ、オールバックの髪を整えて】

いやぁ、新しい腕に換装しててな、その関係さ。
まあ、間に合ったからいいじゃねーか。

【左腕は、前有った時よりそのシルエットを細くしている】
【それは腕が大破するような戦いがあったという事だろう】
【そして、心配するような双葉の言葉を受けて】

まー……、病み上がりだから微妙。
だから座りながら参加させてもらうさ。

【椅子に座りながら、谷山は話を聞く】
【そして、話を求められて谷山は思案した】

――カノッサに着いては、一つだけ。
昼の国支部長、マーク・マーギュリス・ガルニエは、機関を抜けた。
要するに、今の昼の国には支部長は不在という事だ。

そして、詳しくは話せないけど、俺は、ガルニエと和解した。
少なくとも、アイツが今後俺達に積極的に敵対する事は無いはずだ。

まぁ――之くらいかね。
スマンが、俺はJusticeの所属だ、対機関連合の事は良く分からねーんだ。


あと、コレはカノッサの話が一段落着いてから、になるんだが。
対機関連合のセシウスとこの前個人的に小会議をしてな。
一つ、俺から提案が有る。一段落したら、話を聞いてくれるとありがたい。

【そこまで離して、一段落して】
【一瞬の逡巡と共に、口を開く】

そして、もう一つ。頼みが有る。
株式会社ピリオド本社、最近台頭してきたIT系のネットワーク会社の近辺が、異界≠ニ化している。
周囲の人間たちも、襲われたり色々事件が起こっているんだ。
で、原因というか、犯人も判明している。
ピリオドの社長、エヴァンス=エリッドの実験の犠牲者が能力の暴走を起こして、この自体を引き起こしている。
一度、俺達で解決しようとしたが、俺や、統一征斗会の一部メンバーは実験の犠牲者≠ネんだ。
どうやら、其れが原因で中には入れないようにされているみたいでな。多分、思い出したくないから、とかそういう事だと思うんだが。

……多分、もう二度と正気には戻れない子だと思う。
だから、異界を攻略して、その奥にいる、原因の子を、倒して欲しいんだ。


――――お願いします。

【すっ、と谷山は深々と頭を下げて、頼み込んだ】
231 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/06/17(金) 21:05:41.74 ID:IxWjZ5mE0
>>all

あ、ほとんどの方は初めましてぇ。
僕の名前は、セシウス・クレプシドラ――「連合」の中では、一番の新参者です

本日は――宜しくお願いしまぁす

【客員がロボットに自己紹介を完了した事を確認すると】
【クレプシドラは間を見計らい、周囲に視線を走らせつつ言葉を紡ぐと】
【立ち上がって深く腰を折り、一礼する】

>>222

………………。

【「情報」を抜かれたメンバーのひとりであるクレプシドラは】
【重太郎に対して、まだ何の言葉も告げはしない】
【ただ――す、と。刹那に流れ込んだ視線に、刺々しさはなかった】
【彼ならば、すぐに蘇ってくれるだろう――なんて、期待しているからなのだが】
【森島青年への返答が、其れを裏切るものならば....?】

>>224-225

わかった、じゃあ君は今日からヴぁっくんだねぇ
改めて宜しく頼むよぉ、ヴぁっくん。

……ん、参ったねぇ
僕も信ぴょう性の高い情報は、全部データベースに書き込むようにしてるから、
改めて言う情報というものは――特に、無いのさぁ

【さて。本題に突入し、いよいよクレプシドラの緩んだ視線が研ぎ澄まされ始める】
【のんびりとした語調ながら、どこか剣呑な風を孕む声は】
【まず、ヴぁっくんの言葉を否定した上で――】

ただ「噂」レベルの情報だったら、無いことも無いんだよねぇ
最近、星の国でのカノッサ機関の動きがどうにも活発化・組織化してるって話
そこから予測できるのは――もしかして、支部ができたんじゃないか、という事。

……路地裏を漁り続けてたったこれだけの情報だ、信用するかは任せるけど
本当だったら――、―看過は出来ないよねぇ?

【こんな情報を、鋭い面持ちで告げるだろう】
【彼は、カノッサ機関に“顔と能力が割れている”――】
【その為か、単独での調査では得られた情報は非常に限られていたが】
【それでも。新支部の所在を示唆するソレは、初出の物だったであろう】
【間延びした語尾は長さのぶんだけ、真剣だった】

>>229

……ハイ、初めましてぇ
此方からも宜しくお願いします、森島さん……。――


(………、……え、使うのぉ?)


【自分で付けておいて、あんまりもあんまりな心の囁きは零さず】
【長台詞に圧倒されてしまったのか、短い答えを返したが】
【或いは――数少ない知己である重太郎と言葉を通じ合わせて欲しい、という】
【彼なりの配慮、だったのかも知れず】
232 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/17(金) 21:10:20.10 ID:GcPZki7do
>>226

まだセーフ、全然セーフ……。

【なんとも真面目な会合の場にのそりのそりと歩いて何気なく混じろうとするヤツが1人】
【白髪緑眼、シャツの右袖を揺らしながら「バレへん、バレへん……」と呟きつつ】
【ゆっくりと席に着いたとかなんとか】

(ん、結構見知った顔ぶれ……かな)

【何食わぬ顔のまま辺りを見回せばまあ見慣れた面子】
【少年は会合という事もあって武装は無し、完全に手ぶらで】
【大分お気楽であったりなかったり、怪我の痕もまるで無いような様子だが】

……………………。

【昨日今日でその怪我が治る訳もなく、残るのは微かな痛み】
【その痛覚の中で聞こえたカンナが攫われたという知らせ、目を見開き双葉を見つめる】
【発言は無く、少年は恐らく考えを巡らせているのだろう】

/エルフェス中身ですよろしくお願いします
233 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/17(金) 21:16:51.49 ID:+Ydj5mHA0
>>227

…そうか。じゃ、justiceとかに入るんだな…それがお前の正義なら、しゃーねぇしよぉ。
少なくとも俺の正義…いや「blue justice」の正義とは全く別物ならこっちもお断りだからな

(俺じゃなくてタツミなら100%口論になってるわな…)
【そう言うと彼は帽子を軽く上げ、その黒い眼が現す】

【「悪即殺」。】
【本当はそのような精神を持つ連中が同じ正義を語っているだけでも腹が立つ】
【その事に対する怒りが元で結成した組織だから】
【しかし其の本音をぶちまけてはただ自分の正義を押しつけるだけ…】
【本当に間違っている悪にしか押し付けてはいけない。それが彼の思想。悪への自身の思想の押し付け=更生させようとする行為。】
【「悪即殺」は間違っているとは彼にも言えないが、昔からそれが正義と言う人々に対しいつも「何か」が引っ掛かっていた】

一応忠告しとくが…[ピーーー]ことの「重さ」…そして「モノを[ピーーー]と言うこと」とは何か…それだけは把握しとけよ。

その認識がごまかす奴は――いつの間にか――「悪」に定義されてるからよぉ

【「殺さない者」が[ピーーー]ことに関して語るのもどうかと思うが――】
【彼の真剣な口調、鋭い目つきから、その言葉の「重さ」も把握できるであろうか】
234 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/17(金) 21:17:18.49 ID:aL/MR0mJ0
【公園】

「うわぁぁぁぁぁっぁあああああああ!!!!!」

【子供の遊び場、主婦の交流の場、あるいはデートスポットにもなる】
【そんな場所で悲鳴があがる】

まーったくよー、よくもまぁ俺の前で”同胞”を[ピーーー]なんつー事が出来るよなー。

【悲鳴を上げる男性のそばには男がいた】
【だが奇妙だ】
【下は黒のスーツズボンをはいているのに、上はレインコートなのである】
【しかも素肌の上から着込んでいるのである】

「たすけて!たすけてくれー!!」うるせぇぞニンゲンがぁ!!

【悲鳴を上げ続ける男性に、まるで私怨があるかのように怒鳴りつける男】
【みると子供は黒く染まっていた】
【無数の”黒い蟲”によって】

「うわぁ!あああああ!!!」

【さまざまな”蟲”が男性に集っていたのである】

怖いか、恐ろしいか?   あぁ?


【男はただ見ていた】
【見下していた】
【その眼は】
【虫けらを見るような眼だった】

///修正加えて再投下です
235 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/06/17(金) 21:17:56.59 ID:JGBQ7fVbo
>>224-225>>228>>229>>231

……皆さん、ありがとうございます

森島さんの仰る通りです


【顔を上げてから、「うじうじしてられないな」なんて言葉を零し】
【顔を上げたのは、顔を殴られるのが嫌だったから、とか当然そういうワケではなく――】
【森島の言うとおり、下を向いていて事態がよくなるハズなんて無い】


【パン、と両手で頬を叩き】
【気合注入、というよりかは気持ちの切り替えの為だろうか】

【うじうじして、会合の場に自分の不の感情を持ち込むべきでは無い、――との、考えからだろう】
【森島の言葉も、その背中押しにはなったようで】

(「"兎≠ヘとりあえず大丈夫みたいだな……」)

俺が機関について、最近知った事は……

織守さんの言うとおり、南雲利織さんが、氷の国支部に囚われていること

櫻の国に戦闘を仕掛けようとしていること
このくらいですね……

『機関員からの情報だから、信じるかどうか、と言われたら怪しい所なんだけど……』

【会合で言おうと、頭で整理していた事を告げる】
236 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/17(金) 21:18:58.61 ID:2ytRDnuco
>>225

【――、他の者達が、情報を告げ終えるのを待ち】
【恐らくは最後に、森島は口を開く――】


……、…先ず、『カノッサ最高議会の解散』は知っていますね。
今の機関は、ナンバーズ=\―、特に、支部長≠ェ権限を持っていると思います。
つまり、僕達がこれから『攻める』べき方向としては、“支部”に成ります。


【先ずは、恐らく自明であろう事――、確認の様な言葉だ】
【情報を入力して置けるのなら、出来るだけ多くを残しておくに過ぎた事は無い】


それから、織守さんの仰られた『南雲 利織』の事。
僕の知人の所に――、魔術人形≠介してメッセージが有りました。
それと、個人的に入手した情報を鑑みるに……、恐らく、“氷の国”。
其処の機関に関する施設、或いは「支部」に捕まっている可能性が高いです。
……僕の推測なのですが、『拷問』等を受けている可能性は低いかと。


【「彼女は優秀な技術者ですから」――、そう続け、一旦言葉を切り】
【舌を軽く出して唇を湿らせると、次の話題】


三つ目――、『櫻の国』と『スレイプニル』に関する疑惑です。
集積情報に投稿した通り、「機関が櫻の国で何かをしようとしている」可能性が有ります。
今の所、手出しは出来ませんが…、…注意・意識だけでも、必要かと思います。


【軽く、周囲の顔ぶれを見回して――最後の話題】
【恐らくは、この場で一等、必要とされる情報。 数日前の事を思い出しつつ、語る】



……、……最後、『黒野カンナ』誘拐の件について。


先ず、実行者。 …、…金之助・タナカ=フィリップスJr≠ニ云う男ですね。
カンナさんを連れ去った以上、相当の手練れと思われます。
双葉さんの見た「ですな」の男と同一人物かは不明ですが、その可能性は高い。


次に、新情報。 ――数日前、『尋問』が行われたそうです。
“不鮮明な映像”を確認した限りでは、暴行の類は有りませんでした。
……、ですが、もう一人。 個人的にスパイを行っていた『緋山 銀之助』と云う人物。
其の人が……、その、大分と「やられている」のが、確認できました。
二人は親しい関係に有った為、同じ場所で尋問を受けたと思われます。


それから、カンナさんが捕まっている場所ですが――。
…、…恐らくは、『水の国』『氷の国』『夜の国』の、三支部の何れか。
ですが、『水の国』支部の構成員らしき人は、「此処には居ない」と言っていました。
信用した訳では無いですが、嘘を言っている様子には見えなかった――、ので。

…、…恐らく、一番可能性の高いのは『夜の国支部』。
国自体が機関の物の様な所ですから、警護の容易さから考えて、ですね。
次いで『氷の国』、『水の国』、と云う順序に成る、かと推測します。



――――、取り敢えず、以上です。


【――、幾分、疲れた様子で言葉を切り。 シャツの胸元を軽く広げた】
237 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/17(金) 21:19:41.80 ID:7cNOFxCK0
>>226

まあ、非優先事項ということで一つ。別に機関と接触したわけでもないだろうし。個人行動好きだし。
……やたら長すぎるのだけが気がかりなんだけど。

【自分の身内だというのに他人事のように】
【むしろ身内だからだろうか】

――道理でカンナさんがいないわけだ。
切り札(トランプ)が一枚欠けてるのか……まずいね。非常にまずい。

【半分に切れたジャックを服の中に仕舞い込んで】

……御免、目新しい情報は持ち合わせてない。
カノッサがいやに慌しいのだけは見て取れるんだけど……。
なんか、どうも全体的に悪い方に流れてる気がする。今の世の中。

【最後に「どうだろう?」と、尋ねるようにか独り言か分からないが、呟いて】

……あ、そうそう、死体引きずってる奴を見かけた。
238 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/06/17(金) 21:20:00.51 ID:D0CgbZoco
>>226

【確りと口を開く人の方を向いて、全員の自己紹介を聞く】
【その半分ほどが初対面というむず痒い感覚】
【特に最近何もしてない自分に気付いている為、居た堪れない気分になりつつ】
【会合は、少女の意思や思考など無関係に進んでいく】

【機関の事】
【対機関連合を名乗る上で、本来ならば幾つか情報を得ていても良いものだが】

――――残念ながら、機関に関する情報は殆ど無いんだよね……。
私が最近何もしてないのが問題なんだけど、さ。
動かないととは思っていても、中々どうしてこうして。

【バツが悪そうに、苦笑いを浮かべ少女は頬を掻く】
【この場において、この少女から貴重にしろそうでないにしろ】
【何らかの情報を見込む事は出来そうにも無い】
【ただ、顔合わせと同時に現状を確認すべく、参加しただけのようだ】

機関についての意見――というと、好きか嫌いか、とかかな?
私個人の考え方はちょっと曲がってるから如何ともしがたいけど
確かに、情報をちょっと見た限りでは、機関の動きが活発かしてるような気もする。

あの組織が無くなったからか、他に何か機関内部で大きな動きがあったのかは判らないけど……
あんまり景気の良い話ではないよね。

【機関について。自己申告通り、実際には機関に対し特に敵対心を持っていない少女は】
【どちらかと言うと第三者視点とも言える、なんとも無難な解答を返した】
239 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/17(金) 21:26:59.44 ID:ermVeNxIo
>>226

レンさんとトイスさんのお墓からここまでは…テュポーンならそう時間もかかりません
数十分程度で来ていただけると思うのデスヨー…ただあの墓参りからすぐ立ち直れるかどうか
までは分かりかねますが…まあ、それほどの問題ではないかもデスヨー

【機関によるカンナの拉致の話に…ジャンクちゃんは明確に怯えた様子を見せる】
【事前に集積情報で拉致された事を知らされていなかったら叫び声をあげてしまいそうな、そんな表情の変化】
【しかしまるで唾を飲み込んで無理矢理精神を冷静に保つように彼女は告げた】

…一番のネックとなっている…『哲学者の卵』の事について個人的にジュニアハカセが研究している情報について一つ
実はこの間…『卵』の別の使い道を見つけたのデスヨー、『卵』は何も人間の体内で異能の力を生みだすだけではない
別の可能性が秘められている事を発見いたしました

現状はワタシの手を加える事でしか生まれませんが…『命を持った金属パーツ』が生まれるようになりました
そんな中ジュニアハカセはそのパーツを元に最近自立行動を行う動物ロボット『エッグロイド』を開発
…その一つがこの『リョクオオカミ』なのデスヨー

【ひょい、とオオカミの一匹がジャンクちゃんの机の上に飛び乗ってワン、と礼儀正しく吠えている】
【これが…あの『卵』から生まれた物の一つだと言うのだろうか…?】

元々哲学者の卵は人間の感情に刺激を受けてどのような形の異能の力へとも変わりうる不安定な中身が入っているのデスヨー
人間に撃ち込まず別の刺激を与えればまた別の何かを生みうる可能性が存在している…その中身のエネルギーを
破壊力に変換する事も可能な場合もございますデスヨー

【そこまで詳しい説明を行った後、ジャンクちゃんは少し悲しそうな顔で告げる】

…それと、この前集積情報で見たのですが…その事で協力を要請しようとしてその情報を公開した南雲利織さんが…
ついこの間姿を消したと聞きました…嫌な予感がするのデスヨー、まさか、まさかとは思うのですが利織さんは…

【それ以上を口にするのが、憚られる…】
【感情豊かな少女だ、慌ても悲しみも忠実に表現するその少女はこれ以上何かを言うのが恐ろしいらしい】
240 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/17(金) 21:33:10.92 ID:6cjBeXXTo

【どこかから「双葉きゅん」とかいう良く分からない単語が聞こえた気がするが】
【こんな場で反応してしまったら恥ずかしい上に色々なものを失いそうな気がするので、頑張ってスルー】

>>230

あんま、俺が言える義理でもないんだけど。
ちゃんと、身体は大切にしろよ?

……ガルニエが?
そっか。アイツはめちゃ強いし、敵じゃなくなったのは嬉しいな。

【純粋な戦闘力だけではなく、指揮力なども含めて】
【ガルニエは非常に強力な敵であった。それが戦わずして戦線離脱してくれたわけで】

ん、大丈夫さ。
対機関の事は俺が知ってるし。

分かった。一段落したら、お前に話を振るから。

【その後の話を聞き漏らさないよう、一旦口を閉じる】

……頭、上げてくれ。
そういうの苦手だから、さ。
それに──頼むなら、皆にだろ?

俺としては断る理由はないし、皆も、同じだと思う。

【口元に小さく笑みを浮かべて、そう答えた】


まぁ、確かに遅刻に関しては結果オーライだな。
でも遅刻なんてしたら、どうなってたか────

>>232

───おい、エルフェス。

知ってるか?
お前にとってのセーフは、俺の辞書では遅刻って言うんだぜ?

……ま、いいや。
皆自己紹介したから、お前も一応してくれ。

【今更何気なく来た存在を彼は見逃さず、声をかける】
【自己紹介などしてしまった時点で、今更自然に交じるのは不可能に近い気もするが】

>>237

思春期の家出って事も有り得るしなぁ。
ただまぁ、ちょっと心配かな。

【例え本当に家出だったとしても】
【今の世の中では、危険にぶち当たっていてもおかしくはない】

戦力として見ても……勿論、個人としても。
カンナの存在は、大きいから……、な。

【頭脳労働役が不足気味の対機関において、副リーダーの存在は非常に大きかった】

うん。だからこそ、流れを変えなくちゃいけない。
できれば──俺達の、手で。

……死体を?
それだけじゃなんとも言えないけど、どんな奴だ?

/続きます
241 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 21:44:24.76 ID:yLybcxeho
>>240
んー……、死なない程度には、善処しようとは思ってるんだけどなぁ……。

【がりがりと頭を掻きながら気まずそうにそっぽを向く】
【多分また無茶をするつもりなのだろう】

ああ、一応、和解した。
なんというか、沢山人も殺したし、俺達の敵として何度も立ちはだかったけど。
でも、根本的に悪いヤツなんて、きっと居ないから。
だから、ガルニエを信じてやってくれ。

【敵として、立ちはだかったガルニエを知るからこそ、信じる事は難しいかも知れない】
【だが、少なくとも其れを言う谷山の瞳は真っ直ぐである】

【そして、双葉のその言葉に】

……ああ、そうだな。

【と軽く微笑みながら、答えて】
【谷山は全体の方を向き、声を発する】

――――皆、正義組織の皆だからこそ、頼みたいことが有るッ!
俺の、個人的な事情も絡むことだ、だが、皆が動かなきゃ、きっと誰かが傷つく。
皆が、それを許せない人間だと、信じているから、お願いをさせてもらいたい!

火の国東部、ビジネス街地区中心部。
株式会社ピリオド本社ビルが、異界と化している。

この原因は、俺や統一征斗会の会長と同じ研究所で、壊された¥翌フ子の暴走だ。
――同じ研究所出身の俺達を、彼女は拒絶している。だから、近づけないんだ。

頼む、魔城と化したピリオド本社を攻略し、元凶の子を、倒してくれ。
きっと、もうもとには戻れない≠ュらい、壊れてしまっているから。
だから、これ以上、苦しまないように、あの子を、止めてくれ。


―――自分勝手な頼みだってことは分かってる、だけど、頼む、力を貸してくれ!

【よく通る声が、全体に響くだろう】
242 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !美鳥_res]:2011/06/17(金) 21:45:12.38 ID:93tHF18So
>>228

『南雲利織』、カノッサ機関の捕囚──確認しました
トピックの候補に追加します。魔術光学映写システム起動──

【すると、カメラ・アイから橙がかった光が放射状に放たれ、】
【まるで『プロジェクター』のように、背後の壁に文字情報が浮かびだした】

 【「カノッサ捕囚その1──『南雲利織』」】

>>231

【ピピ、と、セシウスの言葉を聞いて、内部処理を始める】
【──最近寄せられた集積情報も、対象として追加──】

【そして、同じく壁に文字が映写される】

 【「カノッサ『星の国支部』設立の疑い」】

>>235-236

【ロボットに感情の機微を推し量ることは出来ない】
【重太郎が気持ちを入れ替える様は、単なる映像データとしてしか処理できないが】
【『黒野カンナ』の思考体系をトレースすると、機械には察せない何かが揺らいだような──】

【──ピピ。処理を告げる電子音】

【重太郎、森島の両名から提供された情報を、後ろの壁に映写していく】

>>ALL

──情報の提供を全て受け付けました
情報のまとめは、こちらをご覧ください──PRRRR

【そう言って、フタヴァは自身の背後の壁を手で指す】
【そこには、以下のような情報が文字で纏められていた】

【映し出されている文字(情報まとめ)】

 【・『カノッサ最高議会、解散』】
 【 各国支部へ力が集中している。今後の進撃目標】

 【・カノッサ捕囚その1『南雲利織』】
 【 魔術人形を介してメッセージあり】
 【 捕囚として存命の可能性ありか】
 【 『氷の国支部』に捕らえられている】

 【・カノッサ捕囚その2『黒野カンナ』】
 【 実行者は『金之助・タナカ=フィリップスJr』。「ですな」が特徴】
 【 数日前、尋問が実行される。存命の可能性あり】
 【 また、スパイ『緋山 銀之助』も同所にて尋問を受けた】
 【 『夜の国支部』 『氷の国支部』 『水の国支部』 いずれかで拘束されている可能性】
 
 【・カノッサ機関、櫻の国へ侵攻予定】
 【 ワード『スレイプニル』追加】

 【・『星の国支部』設立の疑い】

//続きます
243 :242 [sage saga !美鳥_res]:2011/06/17(金) 21:46:58.06 ID:93tHF18So
>>ALL

以上の情報により、十分なシミュレーションが可能になりました
これより、合議は次のステップへと入ります──PRRRR──

【また暫し、内部処理を経て──】

現在提供されているトピックのうちから、優先順位を決定します
優先ワード『カノッサ機関』に最も関係のあるワードは以下の通りです

『夜の国支部』 『氷の国支部』 『水の国支部』 『星の国支部』
また、『櫻の国侵攻』 『カノッサ捕囚』も次点に含まれます

【ピピピ──と、なにやら人間で言うところの逡巡するようなそぶりを見せて】

──優先ワードに対するトピックの選定を推奨します
どのトピックから合議を進めていくか、意見の入力をお願いします

【と、カメラアイを蠢かせる機械人形】

【挙げられた情報に対し、一度に作戦を練ることは出来ない】
【要は、まずはどの情報に搾って対策を練っていくか、ということらしい】

【捕囚の救出か。するとしたら、どの支部へ向かうべきか】
【あるいは、『櫻の国侵攻』や『星の国支部』の芽を早期に摘んでおくべきか】
【一体どの情報に対する作戦を練るべきかの判断を、今、彼は問うているのだろう】
244 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga !蒼_res]:2011/06/17(金) 21:47:41.46 ID:6cjBeXXTo
>>238

元から機関は、規模で言えば最大クラスだから。
寧ろ今まで大人しくしてたのが、不自然なくらいだ。
それがちょっとした火種で爆発した。それだけの事じゃないかな。
……確かに、あの組織が無くなったのも原因かもしれないけど。

【現状では、機関以外の大規模な悪組織が少なく】
【それが原因で活発化してきたのかもしれないが、所詮考察は考察で】

>>239

……成程。
あの哲学者の卵にも、良い使い道はあるって事か。

え、その狼が?
言われてみれば──狼なのに、ワンって吠えてるな。

【なんか着眼点がズレてるとか、そんな事は言ってはいけない】

(───……ただ。)
(それだけ研究しても、有効な解除方法は見つからないってことだよな。)

【少し嫌な考えが頭をよぎるも、首を振って頭から振り払う】

……今さっき、織守が南雲利織は機関に囚えられてるって言ってた。
丁度あっち側に情報が映し出されたから、目を通してみたらどうだ?

【フタヴァ(ロボ)グループの方を、指差し】
【話題が話題なため当然かも知れないが、少しばかり声が暗い】
245 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/17(金) 21:50:04.96 ID:8jOOmjXjo
>>234

【辺りに満ちているのは、悲鳴の声
耳を澄ませば、深い深い鈍痛の音しか響かない空間に
――――寸刻、新たな音が混じるのに気づくだろう、か】

【まるで、つむじ風が一陣、気まぐれに漣をたてたかのように
黒い蟲£Bが、男性からはがされようとするだろう、まるで、男性から強い力で引きちぎられたかのごとく
そして、響く、敢然とした、刀が鞘に収められる音】

【視線を向ければ、月灯りに照らされる、一つの影が
うっすらと、夜に髪の毛を靡かせながら、声を零すだろう】


大丈夫?――――……もう大丈夫だよ、助けに来たから
……どんなことがあっても、心配は要らない、どんなことがあっても、護ってあげる


【来訪者は、囁くような、ソプラノボイスをそっと零しながら、呼吸を一つ
彼女≠フ位置は、男と男性の間ぐらいであろうか、見下ろす貴方に、割って入るように
――――新たな色が、顔を出した】

【紅いキャスケット帽に、白銀の長髪を腰の辺りまで伸ばし、横髪の中からもふもふっとした狐耳がぴょこん
赤色の大きめのマントをマフラーのように纏い、翠のビキニの上に白のパレオを纏った露出度の高い格好
翠のロンググローブと、ニーソックスが白い肌に映える、巨乳の真紅の瞳の少女】

【彼女の右手には、鍔鳴りの音の原因であろう、一本の日本刀が、鞘に収められて、握られている
恐らくは、彼女の居合い≠ナあったのだろう、彼女は一刀の下に、蟲を薙ぎ払おうと為したのだ】
246 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/17(金) 21:50:12.94 ID:zjiTPxugo
>>233

正義じゃねえさ、悪を[ピーーー]悪、

【Justiceなんかもゴメンだね、と付け足す】

[ピーーー]ことの重み?人間が一番考えるべきだとおもうぜ、
いままでおもしろいからという理由で殺された鳥(仲間)をいくら見たことか

「くえっ!」(訳:まったくだ)

【それとこれは関係ないと思う】

楽しみながら人でも鳥でも[ピーーー]奴を、何人殺めてきたかなんてわからねぇからな

【森にくる密猟者、森に隠れ家をおいて居た快楽殺人鬼、総勢30人程を殺した過去があった】

またなーおっさーん

【彼は、両腕を翼にして、飛び去って行った、邪魔されなければ】
247 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/17(金) 22:01:59.31 ID:GcPZki7do
>>240

む、バレてた……ちっ。

【そっぽを向きながら悪態を付く、まあかわいいものだそこまで悪意には満ちていない】
【下らない事を続けるのも些か合理的ではない、と溜息を吐いて視線を戻す】

へいへい、つっても自己紹介する程のパーソナリティはないような気もするけど……
一応ってやつか、オレはエルフェスです皆さんよろしくお願いします……こんな感じで良いか?

【ぎこちない挨拶と自己紹介】
【多分学校などでの必須科目の自己紹介でもきっとこんな感じでやるタイプの人間だろう】
【恥ずかしさ隠しのつもりだろうが逆に恥ずかしさを助長すると理解sていないのか】

(しかしまあ……カンナがねえ、どうしたもんか……)

【不在の副リーダ、何かが欠けていると思えばそう彼女がいない】
【仲間の消失、焦りを感じつつそれは今この場で何の意味はないのだと理性が諭す】
【しかし理性は感情を越えられる事は少ない、より本能に根ざしている物が勝つのだ】

とも――――、奪還戦をするっていうならば協力するよ。
しかし一個人の為に「対機関」っていう戦力を投入していいもんかなあ……とは思う
やっぱ「対機関」っていうのは正義の為の機関で復讐の為の物、それに類似する物の為の物じゃないしな。
慎重に行動すべきだとは思うよ、理性的に選択した方が良い。

【カンナの為に大規模な戦力を投入する、それが世間にとってどう映るか】
【正義の組織だからこそそのあり方は重要であるのは言うまでも無く】

本音を言うと今からでも奪還しに行きたいんだけどね、……まあ罠って可能性もなきにしもだし
悩みどころだよな、実際さ……。

【カンナを餌に自分達を一網打尽にする、というのは機関ならば考えそうな事】
【どちらに転んでも危険といえば危険】

ま、命令されればオレは従うよ。例え誰かに非難されてもオレ個人でやる事はやるだろうし。
なんだったらどこの組織にも属してない傭兵みたいなのに頼むのも……アウトかなコレも……
うーん……どうすりゃいいんだろう……。

【矮小な少年の脳味噌と思考形態では碌な案は思い浮かばず】
【机に肘を付いて「む〜」とふてくされるように呟くだけ】
248 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山形県) [sage]:2011/06/17(金) 22:02:45.59 ID:dbGPAcr2o
【街中】
【緑葉を無数に茂らせた街路樹が等間隔に幾本も並んでいる】
【人々は涼しさを求めるように木陰の下を歩いていく】

腫瘍がココだから…コイツをこうやれば…

【そんな穏やかな風景に似合わない異様な雰囲気の人間が、】
【ぶつぶつ呟きながら街路樹に何かを刻みつけている】
【男は顎に無精髭を生やしており、短い黒髪に紅い瞳、鋭い目付きをしており、身長は180cmほど】
【灰色で皺だらけのワイシャツに黒のネクタイを締め、黒いスラックスと茶色のサンダルを履き、】
【消毒液の匂いが染み付いた丈の長い若干うす汚れた白衣を羽織っている】
249 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/17(金) 22:04:42.14 ID:7cNOFxCK0
>>241>>244

あいつは家出する奴じゃないさ。そもそも僕たちには家が無いしね。
とりあえずこの話題はここいらで打ち切ろう。こんな話をしてる場合じゃない。

【さらりと何か口走ったような気もするが、そこを指摘しても何も答えないだろう】

――だからこそ、この流れを変えるために、まずは彼女たちを助け出すべきだと思うんだ。
……有効策はちょっと思いつかないけどね。

【困った顔をして、左手で頭を掻く】

どんなって言われても……話をしたわけでもないし……
強いて言えば、気味の悪い笑顔だったよ。おかしい人間ではあったね。
――まあ、もしかしたら全く関係ない人間かもしれないけどね。

>>243

(問題が山積みだな……個人的には救出を優先したいけど……)
(じゃあ何処に行くべきだ? 夜の国?)

【ちらりと一瞥して】
【考えることは有っても、発言する気にはまだなれないらしく】
250 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/17(金) 22:05:35.54 ID:aL/MR0mJ0
>>245

「あ・・・ありがとうございます!助かりました!!」

【男性はそういうとほんの少し離れる】
【邪魔になるだろうと思ったのだろう】

【一方、邪魔された男のほうは女性をにらみつける】


・・・・・・・・・・・・オイ、ニンゲンよぉおまえさぁ、

死にてぇのか?あ?


                        ”繁殖(ダウンロード)”


【男の影、そこから黒い蟲の群れが湧き出てきているのが分かるだろう】
【恐らくこの男の能力と予想できる】

守るだぁ?・・・・・・いいぜ、やれるもんならやってみやがれぇ!
そいつ共々喰い殺してやるよぉ!!!!!!

【叫びに呼応するが如く、黒い、様々な蟲の群れが女性に向かう】
【地を這うもの】
【あるいは飛ぶもの】
【それらすべてが、命令に従い、食らいつかんと襲い掛かる!】

//すいませんいきなりですが風呂です。
251 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/17(金) 22:10:34.39 ID:+Ydj5mHA0
>>246



【彼は茶色の彼の話を黙って聞いていた】
【そこの判断は難しい。人を[ピーーー]ことは罪、しかし動物を[ピーーー]ことは―――我々が口にしているものを見ればわかることか】
【だから彼も「悪だから更生対象にする」ことなどできなかった】

…つまり、復讐ってわけ?
まぁ俺も人外はいろいろ見てきたからな…驚きは…少ししかしねぇけど

(前にゾンビ見たしな)

あとおっさん言うなガキ。俺ぁまだ二十歳だ。

【帽子で顔の半分近くが隠れていたために年齢が解らなかったのか知らないが】
【彼は二十歳である】
【飛び去っていく彼の翼をみて一瞬両腕がピクリと動くが】

(…いや、止めておこう。その判断が正しい。)

【動いただけで何もアクションは起こさなかった】

/お疲れさまでした
252 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/17(金) 22:13:23.67 ID:zjiTPxugo
>>251
/乙!
253 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/17(金) 22:16:00.42 ID:2ytRDnuco
>>242>>243


【――、全ての情報が映し出されれば、森島は姿勢を正す】
【喉が若干渇いたが、其れは後でも済む話】
【少しだけ目を細め、情報とフタヴァの言葉を吟味する素振りを見せて】


  ――……、……。 ……ん。


【正義組織としては――、先ず、『芽を摘みに行く』のが正解なのだろう】
【自然、最優先で合議すべき事案も“それ”に集約される】


……、奪還については、話し合い所か行動も後回しにすべきかも知れない、とも思います。
特に、カンナさんは“身内”ですし……、覚悟もしていたでしょう。
先ず話し合うべきは、公共への被害を減らす策――なんでしょうし、ね。


【必死に自己を抑えようとするのは、『副リーダー』が居ない故の気負いか】
【直情型が多い対機関連合…、…更に言えば、自身も“そう”だ】
【――抑制する役目が、誰か一人は居なければ成らない、との思考が感情を抑える】



――、―『星の国支部』よりも、今話し合うべきは『櫻の国』では無いでしょうか。
前者については情報が足りませんが、後者には『スレイプニル』と云う取っ掛かりが有ります。



【――、だが、この青年には矢張り、元来向いていない≠フだろう】
【胸に杭を打つ様な疼きを感じつつ、表情を必死に沈静させ、意見を述べた】
254 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/17(金) 22:16:21.57 ID:7ImNcX60o
>>フタヴァサイドall

……救出に、今後の機関の活動に対しての早期対処
どれも可能ならば動かなくてはならぬ件じゃが

生憎と我らは手の数も足の数も機関の連中には到底届かぬ。
組織立って動くならば、この中の一つに絞らなくてはならんな――

【どれも捨て置ける件ではないが、圧倒的寡兵である連合やJusticeでは】
【全てに一気に手を回すことは出来ない】
【故に決めなくてはならない。取るべき道を、手段を――。】

妾としては、より多くの被害を生むであろう機関侵攻に備えるべきと考える。
「組織として」考えるならばそうせねばなるまい。
対機関連合がどうかは知らぬが、Justiceの方針ならば捕囚の一人、二人よりも多くの人命を優先する。
……無論、対処せぬわけではなく少数を奪還にも回すじゃろうがな。優先順位は低くなろう

【社会悪に対する正義組織であるJustice】
【その在り方故に多くの人命を脅かす問題よりも一人二人を優先するわけには行かない】
【それを踏まえた上で織守はそう発言し】

何をするにしても、まず考えるべきは「味方」を探すことだと妾は考える。
妾達だけでここまで組織が生き残ってきた理由は「運が良かった」、それに過ぎぬからな。

今件ならば櫻の国や星の国に赴き
情報提供と共に協力関係を築いておくべきじゃろうと思う
国にとっても機関の勢力は驚異であろうし、相手方としても無償の協力となれば悪い返事はすまい

【織守の提案は、機関の侵攻対象となっているであろう国との協力関係を結ぶこと】
【それにより多くの味方をつけることが出来ると同時に、円滑な動きが可能となる】
【互いの利を考えても悪くはない、そう思ってのことであった】

捕囚の件は、先ずは有志を何名か募り情報を得るべきじゃろう
いつまでも様子を見ておるわけにもいかんが、場所も絞り込めておらんのでは慎重にならざるをえまい

【そして捕囚の件に関してはそのような意見】
【織守は自身から積極的にその件を解決しようとはしていない】
【否――現状では、不確定要素が多すぎ手を出すことが難しい事を悟ってのことか】
255 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/17(金) 22:21:57.29 ID:8jOOmjXjo
>>250

【男性のその言葉を確かめると、落ち着かせるように優しく微笑んで
彼女は男性が離れたのを見届けると、数歩、後退するだろう
――――……そして視線を交錯させる、憤怒の色をはためかせる、貴方と】


死ぬ=H――――酷い冗談ね、一体どこの誰が死ぬのかしら?
……ひょっとして、貴方かしら、ねぇ――――化け物

                         Last Shadow Puppets


【月光に輝く一筋の煌き、彼女の右手に握られた鞘から、左手で、刃を抜刀
左足を後方へと伸ばし、前のめりの体勢に、身体を低くしながら、その刃を一閃
――――……そして、彼女の目論見が成功したなら、地を這い、空を飛び、彼女へと襲い掛かる虫たち≠ヘ皆迎撃されるだろう】

【彼女が、刃を振ると同時に、まるで、手繰られるように動く、影が一つ
それは、彼女の刃の影′詞に照らされて、陽炎のように揺らめく、細い細い、黒々とした、一筋の影
その影はまるで、カーテンコールのように、彼女が一閃すると同時に、彼女を護るように、下から上へとマグマのように、噴き上がる
そしてその上を通ろうとする虫たちは皆、下から切り裂かれたかのように、断頭されるだろう】

【――――奇しくも彼女も、同じ影≠フ能力であろうか】


あら、貴方の猥雑な牙で、何を食い殺せるって言うの?
……ふふ、確かに貴方のそのちっぽけな虫たちぐらいなら、食べれそうね

なら上にもう一つ、お口を空けて、突っ込んで差し上げましょう


【紡がれる一片の戦慄は、淡々と述べる、無機質な言葉
ふふ、とカタチだけの微笑を浮かべながら、その端正な表情に、嘲笑の色を滲ませる
彼女の右手の鞘がどこかに消え、彼女は左手に握っていた刀の柄を両手で握るだろう】

【そしてそれを、貴方の眼前へと突きつけようとするだろう
彼女はあまり大柄とは言えないものの、少し斜め上へあげる感じで向ければ、十分であろうか
下から覗かせる、キャスケット帽を通すその瞳は、凛と――――深く染まっていて】


/ういういーごゆっくりー
256 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/17(金) 22:22:41.71 ID:ermVeNxIo
>>244

語呂が良くて拍が付くからってリョクオオカミって名前をつけたのは
ジュニアハカセなのデスヨー…で、でも一応遠吠えする事もあるのデスヨー?

【そういう話をしているわけではなかったのだが…】
【とりあえずジャンクちゃんは今自分が思った事を告げてみる】

…それで、あの…相談なのですが現状ワタシが自分の意思で自分の思い通りの『孵化』が出来る訳ですけど
もしかすると、撃ち込まれてすぐの、『孵化する前の哲学者の卵』だったら…もしかするとどうにか出来るかもしれないデスヨー
ただ、その…体内で孵化させたら…ものすごく痛い気がするのデスヨー

【…そういう問題なのだろうか】
【ただ、もしかするとという可能性を提示する…まさか、人の負の感情に反応する前にジャンクちゃんがどうにかできるかもしれない?】
【そのかわり、すでに孵化した卵は未だ、どうすることもできないということなのだろうが】

【南雲利織が機関に捕えられた…その情報に彼女はあからさまにうろたえた】
【ガタッ!と音を立てて椅子を引き―――ビクッ、とオオカミたちが少し驚くが気に留めずジャンクちゃんが震えながら】

…さ、さ、さら、われた…!?利織さんが…機関に!?
な、なんで、そんな…あの人場所が分かったのデスヨー!?な、なんでさらわれ…ま、まさか…!?
ワタシたちが『卵』の秘密を利織さんにしゃべったから…!?

【実際の理由、魔道具の作成という理由にたどり着いていないジャンクちゃんは…ましてや冷静さを欠いてしまった彼女は】
【どうしてもそう思わざるを得ない、双葉が指を刺した方向―――フタヴァ(ロボ)グループの方を見て叫ぶ】
257 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga saga !蒼_res]:2011/06/17(金) 22:28:13.91 ID:6cjBeXXTo
>>241

死ななきゃいいっていうのも、一つの答えなんだろうけど。
無茶をする奴ほど、案外、誰かに心配されてたりするものさ。

【経験談らしきものを、語る】
【この青年も昔は(今も若干)やんちゃだったという事である】

もう一度会ってみないと、なんとも言えない部分もある。
でも、今は信じるさ。ガルニエを信じて欲しいって言う、お前のことを。
だから、ガルニエの事も信じる。

【ガルニエとは敵だった。だが、谷山と自分は味方なのだと】
【それに二回戦ってみて、純粋な悪だとは感じられなかったのも事実】

>>247

それじゃ、名前しか紹介できてないぞ?

【ようは、もっともっと自己紹介しろと】
【こういう真剣な場でなかったり、或いは彼にもっと元気があれば】
【「好きな食べ物はー?」とかそんな感じのことを言っただろう。きっと】

……それは、分かってる。
策もなく突撃して他の仲間を失ったりしたら、元も子もないんだ。
カンナには、悪い、けど…………。

【幾ら死にはしなくったって、きっと今も苦しんでいるはず】
【理性で抑えきれる範囲とはいえ、悔しいのは変わらない──ギリと、歯を食いしばり】

でも……私情も混じってるかも、しれないけど。
苦しんでる誰かより世間の印象を優先するなんて──俺は、嫌だ。

【リーダーとしては駄目なのかもしれない発言。彼は昔から、こんな人間なのだが】
【とはいえ、彼も慎重に行動すべきという意見は変わらない】

助けるなら、俺達が動かなくちゃいけない。
傭兵とかじゃ純粋に力不足だと思うから。

>>249

んー、そっか。
じゃあフェレルについては、後で集積情報に流しておいてくれ。

……現状では、それはリスクが高いかな。
何より機関も動いてるんだ。流れを変えられるとしても、難しい。

【本来ならば彼も、助け出したいところであるが】
【そう思っていて行動しない理由は、リスクが高いからの一点に尽きる】

それは……気に入らない、な。
でも話を聞いた分には、関係ないように思う。
258 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/06/17(金) 22:28:51.95 ID:JGBQ7fVbo
>>242-243

【黒野カンナが尋問を受けた、との情報を聞くと、色めき】
【だが、それも僅かな間。ぶんぶん、と首を振って、気を取り直す】


―――……くっ



【重太郎も、夜の国支部の話をしたい気持ちは山々なのだが】
【自分も対機関連合という、組織の一員】

【芽は摘み取らなければ、いけない】
【それが、たくさんの人を傷つけるような物ならば尚更】
【それでも、抑えきれずに、感情が言葉と共に漏れた】

櫻の国侵攻……『生憎だけど、詳しい事はよく分からないんだけどね……』

『「ヤツルギ様」とスレイプニルと櫻の国……どれも詳しく知らないけど……』

『何か関連してる事は確かなんだけどなぁ……』

【黒野カンナへの事に意識が向いている重太郎に代わり、口黒が言葉を紡いだ】
【どれも詳細は知らないが、分かるのは関連しているということだけ】

【うーん、と思考を巡らすが、何も出てこず】
259 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/06/17(金) 22:30:15.97 ID:D0CgbZoco
>>244

……確かに。
今までなりを潜めてたのが普通じゃなかったのかもね。
機関員――ナンバーズが個々人で動いていたのは兎も角として。

ともあれ、大きく動いて来た中で、見過ごせない問題が幾つも浮上してきた、と。

【今まで機関の動きが静かだったのは、単に周りが騒がしかったというだけで】
【周りが沈静化したがために、機関に目が行くようになったのかも知れない】
【が、如何にしろこれは飽く迄考えの一つに過ぎず、考えたって答えは出ないもので】

>>242->>243――フタヴァと名乗った機械人形へと視線を向ける】
【すると、丁度話が進み、現状を具体的に説明している場面で】
【壁面に並べられた文字列を、やや険しい表情で読み進めていく】

カンナさんが……それに、もう一人。
人質となると、結構厄介な状態な訳だけど……。

【捕虜とされた2人。内一人は少女の知る名前で】
【対機関連合副リーダー。そんなポストの人物すらも、捕らえられているという現状】
【本来ならば、直ぐにでも助けに、と考えるのかもしれないが】

――――もっと、厄介な問題も幾つか在るみたいだよね。

……櫻の国の、襲撃。 これは、此方が動かなくても周囲に危害が加わっちゃうから。
対機関連合や、Justiceの皆が動こうが動くまいが、向こうが進軍してくるって言うのなら
こっちはこっちで、ある程度の力を集めて迎撃する他無い訳だし。

捕囚になってる2人には本当に申し訳ないけど、向こうも直ぐに殺めたりはしないと思うの。
なんといっても貴重な捕囚。直ぐに手放すような真似はしない――と、思うから。
酷かもしれないけど、今直ぐに救助に向かう必要は、無い、筈。

目先の危機を、先に取り除くのが大事なんじゃないかな、って私は思うけど――――。

【思う、思う、と。確証の持てる意見では無い故、酷く心配の残る意見だが】
【要するに、人質よりも先に、襲撃に備える必要があるのではないか、と】
260 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/17(金) 22:32:32.39 ID:tFc5nkCuo
【水の国――雨の降り止まぬ、森林地帯】
【ぴちゃ・ぴちゃ。ささやかな水音を滴らせ、のろのろ進む人影がひとつ】

(……ああ。情報端末、大丈夫かな、水に沈んだけど)
(レイント社の、技術力を……信用するべきだね、今は)

【鮮やかで爽やかな薄緑色の瞳を持つ、黄緑のパーカーに身を包んだ少女だ】
【丈が長くてミニスカワンピースみたいになっているその服には、フードに三角耳と背中に尻尾のお飾り付き】
【濃緑のショートカットは、何故だか左サイドの一房だけ長くて。「鈴付きの紫のリボン」で結ってある】

【――――119。レスキューナンバーの刻まれた、銀のチョーカーは。正しく「従属」を表していて】
【よろりとした手つきで取り出す機械もまた、「とある組織」に所属していることを表すそれだった】


……あ、ぁ――――クソ、クソっ……

【忌々しげな呻きを漏らし、歩みを止めて。適当な樹に体重を預け】
【未だ少し濡れている猫耳付きフードを取り払い、機械を操作し始める――】
261 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 22:34:45.16 ID:yLybcxeho
>>249>>257
――ああ、そうだ。
一応、それは分かっちゃいるさ。

だけどなぁ……、どうにも、突っ走る癖が抜けねーのは、もう性格なんだと思う。
だから、気をつけつつ無理するときは無理をしようかな、ってな。

【バツの悪そうな顔で、そんな事を言った】

……ありがとう、双葉。
じゃ、この話題はコレまで。
俺は話し聞いてるよ。話題が終わったら、俺から議題の提供あるから。

【そう言うと、ベルトポーチから薬と水を取り出して飲み下した】
【義手を付けたばかりのため、痛み止めや抗体を抑制する薬が必要なのだ】
262 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/17(金) 22:41:01.65 ID:1GKBQjiT0
>>260
/まだおられますか?
/ちょっと長くなるかもしれないのですが今から絡んでも大丈夫ですか?
263 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/17(金) 22:43:46.67 ID:7cNOFxCK0
>>257

そうか……そうだね、うん。
身を捨ててこそ、とも言うけど、捨てるにはリスクが高すぎるか……

――でも、何時になったらそのリスクは下がるんだろうか?

【独り言のように呟く。諦めきれない気持ちも作用しているのか】
【だが、それでも彼の言葉は受け止めたようで】

関係無い……か。実は僕もそう思ってた。
まあ、そういう人間も増えてるってことは言っておこうと思って。嫌な傾向だよ。

【何ともはた迷惑な】
264 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/17(金) 22:45:25.83 ID:tFc5nkCuo
>>262
//まだ9分しか経ってないのです! 全然大丈夫ですよー
265 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/17(金) 22:47:41.68 ID:GcPZki7do
>>257

うっせ、名は体を表すんだよそんなわけで名前でじゅーぶん!
これといった役職もねーしな、名前さえ知ってりゃ事もなしだろ……多分。

【自己をどう表すべきか、やはりそれは難しい】
【自分を自分たらしめているものを言語化するという行為は難儀する】

お前のその意見は分からないでもない、というかオレもどっちかていうとそっち側だし。
…………もしかしたらこうなる事を見越してカンナを拉致したのかもな
機関にとってこの組織は目障りだ、潰すないしその行動を阻害するに越したことはない
とすれば思考のどん詰まりに追いやれば十分阻害するに足る……よな、厄介だ……。

【敵が如何なる策謀を巡らせているのか、まだその策謀は始まっていないのか】
【カンナが攫われた時点でその罠に嵌ってしまっているのか】
【まあそれはともかくとしてエルフェス自身は双葉と似たような意見を持っているらしい】
【不特定よりも特定の誰か、その考えは間違っているのかもしれないけれど助けない理屈にはしたくない】

んー……やっぱ当事者で解決するべきが一番か、ふむう……。
ああ、そうだ一応集積情報にも載せといたけどno.121のセシリアってヤツに出会ったぞ
言うまでもないと思うけど気を付けとけ損はないと思うから。

【一人、馬鹿みたいな力のなんでも屋のような暴虐の主が知り合いにいるのだけど】
【確かにアレに頼るのもよろしくない、頭の残念な人間を無理に増やす必要もないだろうし】
【……と、どこかの誰かさんを酷評しつつ数秒後には頭の中から綺麗サッパリと消している、中々に良い性格】
266 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !美鳥_res]:2011/06/17(金) 22:49:13.27 ID:93tHF18So
>>253>>254>>258

『貴宝院 織守』様のシミュレート結果を照合します

現在入力されている『Justice』及び『対機関連合』の戦力データと
『カノッサ機関』の同データを比較検討し、勝利できる確率を計算した結果──PRRR

『Justice』及び『対機関連合』が勝利できる可能性は、6.78%です
また、当陣営が損害率0%で勝利できる可能性は、0.56%です
なお、これらは全て合戦形式による総力戦を想定したシミュレーション結果です

【それは、わざわざ言われずとも分かりきっていることであろうか】
【単純な戦力という意味での、カノッサ機関との差など、もはや明白であり】

また、当該対象『南雲利織』及び『黒野カンナ』の二名を
『カノッサ機関』の内部から救出することで得られる利益率は──
『南雲利織』のパーソナルデータが不足しているため、正確には算出不能です

ただし、戦力差のデータから検討した場合、当陣営の利益率は大きくマイナスと予想されます
『黒野カンナ』の思考トレースからも同様の結果が出ており、捕囚を優先することは推奨されません

【この機械人形は、純粋な損得の観点から、皆と同様の結果を導き出した】
【捕囚奪還に伴う労力、及び犠牲を予想すれば、やはり優先順位は低い──と】

【そうして、皆の意見をなぞる形で確認していく】
【また内部処理をしているのか、微細なビープがしばらく続き──】

──最優先トピックは、『櫻の国侵攻』であると算出されました
このデータに異議訂正がある場合、追加入力をしてください

【やがて発されたのは、『櫻の国侵攻』に関する項目を優先的に合議するという旨だった】
【やはり、情は伴わない。個より全の利益を追求するような基本プログラミングに従っていて】

関連キーワードは、『スレイプニル』 『ヤツルギ様』です

データベースへアクセスし、情報の検索を開始します……
『スレイプニル』 『ヤツルギ様』はそれぞれ一件ヒットしました
関連ワードを述べます。『スレイプニル』には『海洋城砦』、『ヤツルギ様』には『カルト宗教』です

本データベースに、当情報以外のトピックは見つかりません
これより、『櫻の国侵攻』に関する情報収集及び、対策草案の合議へと移ります

【そう言うと、背後の壁には、『櫻の国侵攻に関するトピック』と大きく表示された】

『貴宝院 織守』様より、『櫻の国』 『星の国』との協力関係を構築すべしとの意見を賜りました
引き続き、対策草案の情報入力は受け付けています

【『櫻の国侵攻』を食いとどめるなら、如何様にすべきだろうか】
【仲間を募れる当て、もしくは作戦の案があれば──ということを言っているのだろう】
【他にも、『スレイプニル』 『ヤツルギ様』に関する詳細な情報があれば、それも受け付けるとのことだ】
267 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/17(金) 22:50:43.57 ID:aL/MR0mJ0
>>255

・・・・・・・な!

【刀1本で蟲の群れを切り裂いた】
【1匹1匹にすべて残らずきらた】
【切り裂かれた蟲の群れは黒い霧状となり男の影に戻っていく】


はっ!!

食い殺してみせるさぁ!

俺の”分身が””同胞が”なぁ!!


”繁殖(ダウンロード)・鎧蟲(アーマーインセクト)!!”

【すると男の影から1匹の黒いやや大きめのカブトムシが飛びだして来る】

【そして男と女性の前に割り込み】
【刀を防ぐ】
【金属のぶつかる音が鳴り響く】
【カブトムシのほうは目的を終えると同時に】
【霧状となり男の影へと戻る】

オラよぉお!!

【防いだと同時に男は女性に左足の蹴りを入れる】
【狙われているのは腹】
【殺意の満ちた蹴りは突き破るが如く伸ばされる】

//ただいまです。
268 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga saga !蒼_res]:2011/06/17(金) 22:52:18.73 ID:6cjBeXXTo
>>256

でも、犬じゃん。
リョクイヌに解明すべきだな。

【語呂とか泊とかそれらのものが全て吹っ飛んだ、安直な名前】

……孵化する前の、卵を?
やってみなきゃ分かんないとしても、もし成功すれば──
孵化前なら卵の摘出は、どうにかなるのか?

【孵化するはずの卵を無くせると考えたら、その存在は大きい】

───……落ち着けっ!

【落ち着かせるためか、ジャンクちゃんの後頭部を軽く、叩こうとする】

>>259

襲撃は、放置するわけにはいかない。
大事、というより……捨てようが、ないかな。

【これを無視してしまえば、十中八九多大な被害が生まれてしまう】
【情報量としても一番多いし、あちら側でも議論されてるとおり優先するとしたらこれ】

防衛となれば、こちらからの襲撃より準備が必要ないし。
今のうちに、二人についての情報を集めるってことも出来る。

【人質を放置するのは、彼としてはとても不本意だが】
【彼の言うとおり、防衛をしないわけにもいかず。しかしそれでも、どこか悔しそうで】
269 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/17(金) 22:56:55.86 ID:1GKBQjiT0
>>264
/それではお言葉に甘えて・・・
>>260
はあ・・・はぁ・・・
【乱れた息、ばしゃばしゃと跳ね返る水の音】
【何者かが少女のいる木の近くに近づいてきてるようだ】
くそっまさかこんな事になるとは・・・
【ふと音のした方を覗けばぼろぼろのスーツを着た長髪の男だとわかるだろう】
270 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/17(金) 23:03:49.02 ID:tFc5nkCuo
>>269

……、……?

【眉を寄せる、その行動にはもちろん疑問の意味も含まれていたが】
【それに混じって、湧き立つ苛立ち。ぽこぽこ、腹の中で泡を立てる】

(……ああ、ああ、ああああもう)
(ただでさえ自分が面倒なことになってるのに、外からも呼び込むことになるの?)

……ついてない、にも――程があるっ

【多少慌てた様子で端末のキーの上を踊っていた指は止まり】
【ぎゅい、っと。端末を握り締め、一旦それをポケットに戻す】

【とりあえず、少女はこちらから其方へコンタクトを投げることは、ないだろう】
【ただ単に、迷惑ごとに巻き込まれたくなかったからだったのだけど】
【それならばまず、身をどこかへ隠すべきだったろうに。少女にはそう考え付くまでの気力が、なかったらしい】
271 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/17(金) 23:05:35.29 ID:8jOOmjXjo
>>267

【響き渡る、ため息のような――――……尾を引かない、鋭い音
刃を弾かれると、彼女は刀を引き、右手を刀の柄から離し、刀身を下方向へと向ける
凛と立ち尽くすと、余計に目立つのは、彼女の狐耳≠ナあろうか】

【夜風に弄ばれるように、風にピクピクと靡く、その獣の耳は
本来、人の耳が在るべき場所に、さも当然の如く、在る】


……そうでなきゃ、それでこそ倒す価値があるってもの
私はCydonia騎士団団長<Jノン、カノン=ラン=パトリオット
言葉は不要、自分の思いぐらい、自分で突き通しなさいな――――……!!


【彼女の腹部目掛けて放たれる、彼の蹴り――――単純な攻撃であるものの、それに満ちる殺意は尋常ではなく
それはまるで、飽和になり、零れだす悪意のように、その破壊力を増しているように思えた
――――不味い、そう感じた彼女は、咄嗟に、刀を持つ左手の甲を、攻撃の着弾点に、移動させる】


っ……くぅ……ぐっ!!


【夜に踊る、彼女の紅いマフラーのようなマント、ふわりと大きく夜に舞うと、地面に降りる
彼女自身は、と言えば、数歩ほど、地面をすりつつ後退、貴方の攻撃の威力を暗に伝えるだろう
――――彼女の表情が仄かに苦痛ににじむ、左手へと視線を向けてみれば、微かに震えているのが分かるだろうか】

【内出血でもしているのか、刀の柄を握るたびに嬌声のような吐息が漏れるものの、あまり深い傷ではないのだろう
彼女もまた、自身の攻撃を、実行に移す】


これは避けられる……かしら――――……っ!!


【ふっと、眼前を辿る、斜光、彼女の左手から飛び立った刀が、くるくる、と回転しながら、貴方の眼前を白銀の色で埋め尽くすだろうか
彼女は、落ちてくる刀の柄を右手で握ろうとし、成功したならば、内側から外側へ、右手を薙ぎ払うように、その刃を一閃させようとするだろう
彼女が刀を持つ位置は、彼女の目の前程度、必然的に攻撃も、上段へと向けられるものであろう】

【彼女自身は一歩、左足を後方に下げ、その脚でしっかりと、体重を支える
そして同時に、彼女の左手は、彼女の腰の辺りで自由になっている――――……彼女の能力≠ゥら考えても、彼女の攻撃をただ避ける、というのは
少々注意不足、といえるかもしれない】
272 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/17(金) 23:08:24.67 ID:2ytRDnuco
>>266

【――頭が痛い。吐き気がする。】

【この中で只一人、荒い映像だったとしても――『実際』を見た彼】
【「暴行されていない」と言ったが、精神的には其れと近い事をされているのだろう】
【…、…空気≠ニ云うか、勘と言うか。 独特の其れを感じ取れていて】
【加えて、「恩人」である銀之助まで出て来たと有っては、冷静な思考も回らない】


……、……ぁ、……っと。

――『ヤツルギ様』については、一応の片が付きました。
温床になっていた『寒梅村』と云う所が、全焼。
教徒と化していた村人達も…、…その、そう言う事です。


【――、周りから見れば、「ぼーっとしている」様にしか見えなかったか】

【自らが関わった事案の顛末を、簡単に纏めて話す】
【だが…、…問題は、『裏で手を引いている者』の存在であって】


『寒梅村』は、“白天龍”の領地だったので――。
……、恐らく、味方を現地で作るとすれば、其処≠セと思います。
白天龍家と合同で捜査を行い、相手の手を未然に防ぐのが上策では無いでしょうか。
本当なら、『スレイプニル』も奪還出来れば良いんですが――


【「軍艦が要ります」――、そう、浮かない表情で続ける森島】
【何処の国にも属さない『スレイプニル』を、進んで正義の為に取り返す国など無い】
【言外に、そんな意図を滲ませており…、…データから、フタヴァにも判断は可能か】


【――、話している間中、何処か感情を押し殺した表情は止めなかった】
273 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/17(金) 23:13:52.21 ID:ermVeNxIo
>>268

きゃわ!?

【頭を叩かれて今この時落ち着かなければならないにもかかわらず…また取り乱してしまった】
【軽く叩かれた時、ジャンクちゃんの首が一瞬変な方向に曲がった物の両手で押さえてまた戻す】
【少女らしい柔らかさの髪に反し、くわん、と固く鉄に衝撃が響いたような感覚が後頭部から伝わって来る】

…ご、ごめんなさいデスヨー…
とりあえず、これまで検証してきた結果、『ヘッドレス・クロス』が射程距離5mだったのに対し…現状『孵化』はワタシが
手で直接触れないと生まれてこなかったのデスヨー…

確実にやる場合はワタシがこの手指を撃ち込まれた部分に直に突き刺し、体内で孵化する必要があるかもデスヨー…

【ずいぶんとやり方がおぞましい…】
【もちろん今後も研究しますからね?まだそんなことはしませんからね?と念を押しながらジャンクちゃんは双葉に告げる】

…機関の事はワタシも許せません、今後も彼らを攻略する研究を我々は続けて行きます
科学者足る物常に挑戦し一歩を踏み出し続ける所存デスヨー、何か力になれる時がございましたら
いつでも我々をお呼びください、ワタシたちは貴方方の味方デスヨー

【今後も研究は続けて行く、何か解決策を見つけたら試して行くつもりでいるとジャンクちゃんは告げた】
【現状彼女たちの機関に対する研究について言う事はこれで終わりのようだ、後彼女にとって気がかりなのは…】

…利織さん…それに、カンナさんの事は…待機しかありませんかデスヨー…?
ワタシはともかくジュニアハカセがそう言う事に関して人の意見を聞きませんから…この話はハカセにはしないほうがいいでしょうかデスヨー

【自動人形のはずではあるが、どうも防衛よりも目先の危機にさらされた人々の事の方が心配らしい】
274 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/17(金) 23:16:54.34 ID:1GKBQjiT0
>>270
っ!?おいっ!そこの奴、助けてくれっ!金は出す!
【少女に気付き男は必死に呼びかけてきた】
【スーツなどは普通だが、黒と青の斑という特徴的な髪の色をしている】
【そしてその髪は半分ほど鉄臭い赤い液体で染め上げられている】
/すいませんちょっと親の手伝いに駆り出されて遅くなてしまいました
275 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/17(金) 23:16:59.12 ID:7ImNcX60o
>>266

合戦でなくとも
今の機関に有効打を与えるためには妾達の力では足りぬ。
支部長どもに議員の権限が移ったと為れば、今までのようなやり方で各個撃破も難しいじゃろうしな。

六王教団も今は治安維持以上に力を割けぬ。
別の、何らかの組織の協力は得ておく必要があろうと妾は考えるのじゃ。
それが無理ならば会心の策を、奴らの脛を叩くための弱点を見出す事が不可欠じゃろうよ。
……勇敢なる意志だけでは、この先はを勝ち抜くことは難しい
我らがこれからも戦い続けるならば、その辺りを課題として皆で考えていく必要があるじゃろう。

【織守の訴えかけるものは組織活動の見直し】
【戦力の増強、対抗策の解明など枚挙に暇がない】
【これを解決するには織守一人では無理な話。皆の考えと、そこから繋がる縁が必要不可欠となる】
【「今すぐに画期的な案が出なくてもよい、ただ一考して見て欲しいのじゃ」と、最後に付け加えて次の話題に移る】

櫻の国の、ヤツルギ様じゃったか?聞き覚えのない名じゃな
悪いが、一身上の都合により妾はその国に立ち入ることが出来ぬ。
もし誰かツテがあるならば、別の者にその件は委任したいところじゃが……

【その時、>>272(森島)の意見を耳にして】

……そういう事ならば、話は早いのじゃ。
白天龍家と直接面識のある者はおらんのかの?
もしおるならば、そやつに是非とも頼みたいとこじゃの――。

【ふむ、と小さく一声漏らしながら事の顛末を認識し】
【櫻の国に関しての懸念が一つ消えたことに、軽く胸を撫で下ろす】

星の国の動きに関しては
もう少しネットワークに情報が流れてくれれば動きようもあろうが
現状では「動きがあるかどうか」、と不鮮明な段階なのじゃろう?……と、なれば国に働きかけることも難しい、か。
確たる証拠がなくては、どうにもなるまいからの

……ふむ、妾は少しそちらの方に動いてみるかの?
妾の力ならば斥候には向いておる。
何にせよ、どの件も情報が足りぬ。今は皆、情報収集に重点を置いていくべきじゃろうな

【織守は幾つか考えを述べた後、そう締めくくった】
【どの件も情報が足りない。今はそれらを集めることに集中するべきだという考えのようだ】
276 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/06/17(金) 23:20:54.74 ID:D0CgbZoco
>>268

そうだね。情報収集は大事だと思う。
ただ来るのを待つなら兎も角、此方から迎えに行く必要があるんだから
其処までの順路、其処が安全なのかどうか、正確な居場所……。
色々と、事前に揃えておきたい情報があるだろうからね。

櫻の国には向こうから襲撃してくるとして
捕囚2人に関しては此方から襲撃を仕掛ける形になる。
詰まり、向こうはただこっちが来るのを待っているだけでいい。

救出戦って言うのは、本当に不利な状態から始まるんだよ。
出来る限りの下準備は、しておいた方がいいよねっ。

【其処まで言って、少女はその日初めてとなる笑顔を見せる】
【理由は単純。場の空気が大分暗い物へと変わってきているから】
【誰も彼もが暗い顔をしていたら、空気も重いものへと変わってしまう】
【だから、自分だけでも、と。空気が読めて居なかろうが関係無しに】
【少女は、小さく笑みを浮かべて】

防衛については、優先すべきだけど、此方から動くことは殆ど無い。
だから、暫くの間は捕らえられてしまった2人の情報を集めることに専念するのが良いかも。
急いで動く必要は無いから、少しずつ、確実にね。

【大きく動く時は今ではない、と伝える】
【今はまだ、個々人単位で情報収集にいそしんだ方がいい、と】
277 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/17(金) 23:23:39.98 ID:tFc5nkCuo
>>274

……はぁ。

【ふるふる、濡れた髪を振って、水滴を飛ばし】
【背を樹の幹に預けたまま、ずずっと下に滑って、座り込む】

お断り、だよ。
ボクさあ、見ての通りとっても疲れてるんだよ。
「何を」「どうやって」助けるのかは知らないけど……今は他人に構ってられる気力がないの。

【掌は上向き、肘を曲げて高さは肩ほど、お手上げのポーズ】
【良く見れば、滑り落ちた袖の向こうの少女の素肌には、いくつかの打撲痕が見て取れる】
【そして何より、顔色だって微妙なライン。お世辞にも健康そうとは言えないレベルであって】

【彼にとっても、彼女にとっても。ちょっとしたピンチなのだろう】
278 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(福井県) [sage]:2011/06/17(金) 23:24:19.53 ID:JGBQ7fVbo
>>266

【数字を見る前から、勝率は低いのは理解していた】
【強力な兵器。人員。軍事力だけならば、勝てる可能性は低い】

【それでも、先日の『暴蜂』との戦いでの勝者は防衛側、Justice陣営に軍配が上がったのも事実】

【機関とは違う、何らかの力が正義組織にあるに違い無いだろう、――と頭の中で重太郎は思考して】


櫻の国については、森島さんの言うとおりすれば良いと俺は思うんですが……

「星の国についてなんだけどよ……実際現地に出向いて、お偉いさん以外の人にでも、聞き込みでもするべきじゃないかと思うんだけど……」

【と、そんな提案を自信無い様子で話す白口】


【ぐっ、と拳を握る重太郎の姿からは、森島同様、感情を押し[ピーーー]ような表情が滲み出ており】
279 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/17(金) 23:27:18.05 ID:aL/MR0mJ0
>>271

【男が見た、女性の耳】
【ソレは明らかに”ニンゲン”のものでない事は容易に分かる】

・・・・・・・は?・・・・お前、”ニンゲン”じゃねぇのか!!

【なかば呆けたように、だらしなく立ち尽くす】
【故、よけることも失念していた】

え?な!!

【結果、男の首が斬り飛ばされる】


ぎゃああああああああああああああああああああああ


【なんともあっけなく死んでしまった】





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ってかぁ〜?

【かと思った】

ははははははははははははははははははははははは!!

おんなぁ!お前、俺が”ニンゲン”だとでもおもってたのかよおおお!!

【首が浮いていた】
【言うまでもなく男のであるが】


ふう、やばかったぜぇ?

【首のない体は後ろへと後退し】
【浮いた首は一度形を変える】
【無数の黒い蟲へと】        【ザワ】【ザワ】【ザワ】

【そして首のない首元に集まり、顔の形を形成する】
【そして元の”顔”へと戻る】

俺が”ニンゲン”じゃぁなかったら確実に死んでたなぁ?

【醜悪な笑顔を浮かべながら】
280 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga !蒼_res]:2011/06/17(金) 23:29:04.49 ID:6cjBeXXTo
>>261

ま、分かってるなら大丈夫さ。
……死にたがりじゃないみたいで、ちょっと安心した。

【谷山の答えに満足したようで、少し頬を緩める】

>>263

待ってるだけじゃ、いつまで経っても下がらない。
それこそ、機関が仲間割れでもしなければ。
リスクを下げるには……俺達が動かなきゃ、いけないんだ。

──そんな流れを、変えなくちゃな。

>>265

パシリ。

【たった三文字でエルフェスを表しやがった。きっと、冗談なのだろうが】

いや、それは多分無いと思う。
そのためにカンナを探すとは思えないし、多分、偶然だ。
……それに、残された紙には「復讐」だって書いてあった。

【ブレイザーシティの一件の時期には眠っていた双葉】
【そのため、彼にはこの言葉の意味はあまり掴めていなかったのだが】
【エルフェスであれば、もしかしたら分かるかもしれず】

ん、知ってる。

【集積情報は一通り目を通しているため、この情報も例外なく知っている】

/続きます
281 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga !蒼_res]:2011/06/17(金) 23:29:29.31 ID:6cjBeXXTo
>>273

うーん。
そのままのやり方だと、急所とかに撃ちこまれてたら無理だからなぁ。

でも、そこまで言ってくれるなら期待してるぜ?
科学技術とかそういうのは、流石に俺らじゃ専門外だからな。

【ジャンクちゃんを叩いた際に手が痺れたようで、手首をほぐし】

……。
情報収集とか、下準備とか、仲間を集めるとか。
救出には準備が必要だから、そういった意味では出来ることはある。

ただ……、直ぐに助けることは、無理だ。
俺達じゃ、まだ───力が、足りないから。

【彼自身も悔しいのだろうが、決してジャンクちゃんから目をそらさず、言い切る】

>>276

そうだな。
何をするにも、まずは情報収集からだ。

【ルシアの意図を汲み取ったのか、はたまた明るさが移ったのか】
【ニコリと、双葉も笑顔になる】

でも俺はまず、櫻の国の政府にも協力を呼びかけてみようと思う。
防衛であれば流石に国も動くだろうし。
戦力差が大きい以上、軍が動いてくれたら大きいと思うから。

……ただ。
あの国の仕組みって……良く、分からないんだよなぁ。

【他の国とは一線を画す櫻の国。協力を呼びかけるだけでも、少し不安が残る】


>>all

よし、じゃあ、そろそろかな。
皆、谷山から一つ議題があるみたいだから、聞いてくれッ!

【大声で、この場に集まった全員に呼びかけると】
【自身は椅子に座り込み、谷山へと話を促す───】
282 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/17(金) 23:31:16.14 ID:1GKBQjiT0
>>277
いいか・・・もし力がないのならくれてやる。
面倒事が嫌いなら・・・巻きこまれるだけさ・・・お前がな・・・・
【相手の意見を様子を一切無視して、まくしたてる様な口調で脅迫まがいのことを言った挙句、そのまま少女に近づいて来る】
・・・?
【と一瞬銀のチョーカーに目が行き・・・】
貴様・・・まさか・・・ちっ・・・・
【急に踵を返す】
283 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/17(金) 23:32:42.96 ID:yLybcxeho
>>280>>263>>265>>273>>276
……さて、と。じゃあ、話させてもらう。

【すっ、と椅子から立ち上がり、息を深く吸って】

一つ、俺からの議題だ。
先日、セシウスとちょっとした会議して、議題にすべきと思ったからな。

それは、もっと情報という物を活用しないか、という事だ。

先日の昼の国を機関が占拠したときもそうだ。
他にも、ブレイザーシティ=Aルビーシャ=\―――。
俺達は、その度に後手に回っている、そうだろう?

コレじゃ、いけないんだ。
俺達は相手の動きに先んじて、動く必要がある。
その為には、組織間≠フ動きだけじゃ足りない。
俺達の人数には限りがある。しかし、俺達の敵は沢山だ。

だったら、俺達の足りない手を補う方法は?
それこそ、外≠ノ助力を頼む事に有るだろう。

集積情報は、あくまでも内≠ノ向けられた情報媒体だ。
コレは、基本的に俺達正義組織の閉じたネットワークの中でしか動いていない。

組織という殻は、確かに楽だし、便利だ。
だが、だからこそ、俺達は外≠ノも向く必要があると思う。

例えば、俺達だけではない他の能力者の得た情報を提供してもらう場を作るとか
例えば、俺達が後悔しても良い情報を他の人たちに役立ててもらうとか
例えば、テロの情報が予測できた際に、警戒を呼びかけるとか

そういう事、出来ないことじゃないだろう?
そして之ができりゃ、少しはなにか変わると思うんだ、俺は。

結論は、一つ。
外部からの情報提供を受け付ける場所と、此方から情報を伝える場所を整える事だ。
インフラも設備も、此方で用意できる。
統一征斗会がこの案件が受理されれば、協力をするという事を取り付けておいたから。

【そこまで、一息に話し終え、手元の水を口に運び、嚥下する】
【そして、谷山は周囲の物を見回して、まっすぐな瞳で言う】

ぶっちゃけ、俺の個人データベースでは、外からの情報提供も受け付けてるし、俺から発信もしている。
だが、やはり、組織の単位で動く事に意味があると思うんだ、何しろ、規模が違うんだから。


さて皆、この案――――受け入れてもらえるか?


【案の内容は、簡単に言うと、外部からの情報提供を受け入れることと、こちらから外部に情報を提供すること】
【そして、その為の設備は谷山側が整えるつもりだということだ】
284 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/06/17(金) 23:35:47.41 ID:IxWjZ5mE0

>>266 >>272 >>275

うん……確かに、虜囚さん達は――、気の毒だけど、今は軽視するしか無いねぇ
ただ僕たち「連合」の信用を支えているのは、やはり一般市民さ
あまり長く――特に、「カガリ」って人を囚われたままにしていると、
僕達という組織の求心力が落ちてしまうことは、考えたほうがいいかも知れない――

或いは、大義名分を重視しない事もできるのが
「連合」という一翼、その――強さなのかも知れないけどねぇ?

……とりあえず、僕には「時間を操作する能力」があるんだ
魔力のサポートさえ得られるか、敵の間取りを予め把握できていたなら、
潜入任務や暗殺任務、協力できると思うよぉ。

【先輩たちの会話に耳を傾けていたクレプシドラは、閉ざしていた口を開く】
【おおむねの所では、現在の行動方針に賛成しているようだけども】
【この場合、寧ろ「Justice」たちの事を顧慮しているような――】
【正義としての“看板”を重く見る言葉を、返した後】

それでさぁ、思ったの
「スレイプニル」――あれは確か、どこの国のものでも無かった
しかし、あちこちの国に停泊しては、協力の軍隊を搭載して運航していたと記憶しているよぉ

ひとつの国だけで奪還する、組織だけで奪還するとなれば、
間違いなく――禍根を残すような結果になるだろうねぇ

そんな時……複数の国家と、僕たちは同盟を結ぶことを考え始めた
そして、カノッサ機関を味方として見ている国は、きっとほぼ無いはずだ
特に――手痛い傷をなんども受けた「水」や「光」は、特にぃねぇ

……『アレ』が、機関に奪われてる状況。
それって、複数の勢力をまとめるための好機に出来るかも知れないんじゃないかなぁ
出来るかはわからないけど――僕達には、「教団」ともパイプがあることだ
決して、不可能なことじゃあ無いと思うのさぁ

………と、偉そうな事を言わせて貰ったけど、
どうにも体力が無くて、大それた行動をしてこれなかった
あと、今のところで僕に言える事としたら――
まず「白天龍」の領地や周辺環境が、地理的にどうなっているか調べる事を進言するよ
もし拓けた海に面しているならスレイプニルを乗り付けるには有利だろうから、さぁ

【暢気な口調が、巻送ったようにイントネーションを保持したまま加速】
【微笑を消し、表情に胸中の懊悩と辛苦――病弱な肉体への不安を滲ませつつも】
【よくも悪くも、仮定や推測で満たされた言葉は、じきにひとまず区切られた】
【ほっと一息、とは言えないが――頭をうって、深い呼吸を、何拍か】

//た、ただいま戻りました
//間に合うでしょうか?
285 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/17(金) 23:38:38.19 ID:tFc5nkCuo
>>282

巻き込まれんのが嫌だから断ってるんでしょーがっ……

【嫌悪を籠めた視線を、向かってくる青年に刺し返してみるも】
【やっぱり気力は出揃わないようで、どこか弱弱しい】

……どうかしたの。
ああ、言っておくけど。この番号の意味なら、見ての通りの意味だよ

【1、1、9。「レスキューナンバー」でもあるこの三つの数字】
【「そういう意味」でも、この場にぴったりマッチしてしまう、その記号の意味】
【この世界に住まうモノなら、「避けて通るのが常識」である、例のそれ――】
286 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/17(金) 23:44:14.91 ID:GcPZki7do
>>280

………労働基準法、いや関係ないのか……トホホ……。

【あゝ無残】

偶然でもその偶然を利用しないとは限らないぜ、偶然すら策謀の内に入れてそれを操るのが――――
策士としての最終形態だろう?しかし「復讐」……むう。

【エルフェスは黙る、その「復讐」という言葉の意味を分かりかねていた】
【個人に対する復讐なのか組織に対する復讐なのか、それ以外があるとしたらそれ以外なのか】
【そもカノッサと対機関は言うなれば陽と陰、ならばそういった因果関係が生まれるのも道理】
【「復讐」の対象を当てる事は難しく……】

ん、そいつは重畳だ精精くたばらねーように気をつけろよな。
まあオレがキーキー言わなくてもリーダーさんの事だから十分だろうけどさ。

【ふはぁ、と欠伸を手で隠し目尻に残った涙を拭う】
【そのまま寝だす――――という事はなく件の議題という物を待つのだろう】

>>283

ふーん……成程ね……。
まあオレはよっぽど間違えた事じゃない限り断りはしねーけど……。

【確かに外部への情報の流通は重要かもしれない】

悪用はしなさそうだしやりたいようにやりゃあいいんじゃねーかな。
でもそのシステム?は完全に安全なのかね、何が言いたいかっていうとだ――――
そのシステムを逆手に取られて、つまりは敵に利用されたりしねーかってこったな
周りに情報を流すって事はそれなりの責任も付き纏う訳だろうからさ……。
287 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [saga]:2011/06/17(金) 23:44:35.81 ID:8jOOmjXjo
>>279

【確かに、それは人を外れた者、と形容すべき、出来事
――――自身が、彼の首を断った感触は確かにあった、間違いなく断ち切った筈であった
しかし、目の前に在る彼は変わらず、彼女へと悪意に満ちた言葉を紡ぐ】


っ……だったらニンゲン∴ネ上に殺すだけ
ニンゲン≠ニ同じようには殺せないのならニンゲン≠ニ違うように殺せば良い
……何も迷うことは無い、観念しろ、その醜悪な顔を――――……今すぐ歪めてやろう


【彼女は寸刻、怯えるような表情を覗かせただろう
――――……凛と、整った顔たちに除かせた、嬌声のように甘い、恐怖の色
それはまさしく、彼女を一皮脱がせば、ぷくり、とした肌色の女の子である、という証拠ともなる】

【そんな明確な天命を誤魔化すかのように、彼女は強く、言葉を紡いだ
痺れるように痛む、左の手に、微かに表情を揺るがせながらも、両手で刀の柄を握り締める
ぎゅぅ、と手を包む絹が音を立てると、艶やかな音が響き渡る】


……それに、それに――――私はニンゲン≠セ
だから安心しろ、この首を断てば、この胸を抉れば、容易に命を枯らす事ができる

貴様がニンゲン≠ナないのなら、とっとと殺してみろ
――――できるものなら、ね


【たん、と軽く響き渡る、地面を蹴り飛ばす、音
彼女と彼の隙間が、繋がっていく、鼓動と共に、縮まっていく二人の距離
すーっと、人差し指で薄くラインを引いたように、細い身体を一直線に、彼女は扱う】

【貴方の懐へと潜り込もうとすると、彼女は一閃、右手に握る刀を振り上げるだろう
逆手に握られた刀は、下方向から一直線に上へ、貴方を下半身から上半身まで切り裂こうと、振り上げられるだろう
そして同時に、月光が、その刃を静かに照らす】

【――――その刃は貴方から見てまさに――――月を真っ二つに断っているかのように、見えるだろうか】
288 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/17(金) 23:47:03.74 ID:1GKBQjiT0
>>285
ふん・・・アンダーが気取りやがって・・・・・
【と小声でつぶやく・・・】
「やっと見つけましたよ・・・アナナスさん」
【と近く・・・木の後ろの方から声がする】
【妙なことに足音が全くしなかった・・・気配を感じられるなら三人いるとわかるだろう】
289 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga !美鳥_res]:2011/06/17(金) 23:50:31.27 ID:93tHF18So
>>272

『森島 京』様からの情報入力を受け付けました
『スレイプニル』の獲得に必要な戦力値のシミュレートを開始します──PRRR

エラー:『スレイプニル』の戦力値を参照できません
トピック『スレイプニル』に関する情報が不足しています

【ここに来て、フタヴァは初めてエラーを吐いた】
【『スレイプニル』の戦力が如何様なものか、現状では掴めていないため、】
【フタヴァには勝率を計算することすら出来ないのだという】

【ただ、森島が最後に付け足した言葉から、おおよその予想データは組みあがったのだろう】
【現状、やはり不利。マイナスの数値が色濃いのか、それっきり情報を述べることはせず】

>>275>>278>>284>>ALL

『貴宝院 織守』からの追加トピックを受け付けました
『組織活動の再検討の必要性』を保留案として追加しました

【織守が訴えた課題を、フタヴァは確かに受理し】
【今後話し合っていくべき議題として、リストに加えた】

【そして、重太郎とセシウスの意見を聞いて、】
【フタヴァは、カメラアイを明滅させながら、しばし沈黙──】

──トピックの再構築を実行します

『櫻の国侵攻』及び『星の国支部』に関するトピックは、
対策草案の構築に必要が情報の不足が目立つため、保留案に移行します

『櫻の国侵攻』及び『星の国支部』に関する当面の課題は、『情報収集』が妥当だと判断します

【そう纏めると、またビープ音が響き】

──次点での優先トピックは、『組織活動の再検討』と算出されました
このデータに異議訂正がある場合、追加入力をしてください

【やがて切り出されたのは、話し合う議題の変更だった】
【と、そこで、真紅の光がまた瞬いて、首の向きが変わる】
【見据えた先は、>>283谷山の提案であった】

『タニヤマ』様からの情報を認知しました
当トピックとの合致が見られたため、追加入力として受理します

情報ネットワークを外部へも向ける点に対する、賛成及び反対、または異議・考察を募ります

【どうやら、向こうの話題に対して、こちらでも意見を纏めようというらしい】
【意見があれば、フタヴァが集約するので、何かあれば述べると良いだろう】

290 :289 [sage saga !美鳥_res]:2011/06/17(金) 23:52:32.40 ID:93tHF18So
//失礼、訂正します
//×対策草案の構築に必要が情報の〜〜
//○対策草案の構築に必要な情報の〜〜
291 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/17(金) 23:53:32.76 ID:tFc5nkCuo
>>288

(……鈍いな。あたま、ぼーっとする)
(何人、……ふたり以上は居る気がする、んだけど)
(なんでこう……頭いた、痛い)

【吐いた溜息は、嫌に熱くて】
【歪む顔がそれに伴って、熱くなっていく感覚のあと】
【――急激に、寒くなってくる】

…………ああもう、ほんと、ボクは関係ないから……
好きにしと、い、てよ、……

【言葉と声の弱弱しさには拍車が掛かり】
【息がだんだん、粗くなる――熱い、寒い】

【弱っていたことと、長いこと雨に打たれていたことが引き金となって】
【少女は、熱を出し始めていた】
292 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/17(金) 23:54:32.37 ID:ermVeNxIo
>>281

この件に関してはジュニアハカセも本気で挑んでおりますデスヨー
カノッサ機関の悔しがる顔を見たいがために日夜挑んでおります、進展があったら
またご報告いたしますデスヨー

【再び頭を下げて今後の努力を宣言】
【とりあえず彼女はまた冷静さを取り戻す事が出来たようだが…そして次に告げられたのは谷山へと意識を向けろとの言葉】
【言われるがままに彼は谷山に顔を向ける】

>>283

…ワタシからはなんとも言えませんが…難しいと思いますデスヨー?
以前"教会"と提携して情報ネットワークを作ろうと企画していた頃ご意見番のような物を設置して
一般の情報提供を受ける話は以前にもしましたが…正直確実に本当の話を手に入れられるとは限らないデスヨー

…悪い人たちが情報かく乱のためにウソ付くことだってあり得ますし…それにうかつに自分たちのカードを全て提示してしまうのも
正直危険な気がしてならないのデスヨー…

【以前ネットワークを作成する際にもjusticeの中で懸念された情報かく乱、ジャンクちゃんはそれを警戒するべきと告げる】
【こちらがいかにオープンな態度をとろうと…機関の連中は秘密主義のままだろうと彼女も判断しているのだ】
293 :289 [sage saga !美鳥_res]:2011/06/17(金) 23:55:19.07 ID:93tHF18So
【『櫻の国侵攻』に関するトピック】

 【・『ヤツルギ様』】
 【 根城である『寒梅村』の全焼に伴い、教徒らも燃焼】
 【 現在、脅威のレベルとしては低下している】

 【 『白天龍家』との協力体制を構築すべきか】
 【 その橋渡しが可能な人物を募集しています】

【『星の国支部』に関するトピック】

 【現段階では、明確な動きを認識していない】
 【情報収集の必要性あり】

【上記二つに共通するトピック】

 【・『情報不足』】
 【 対策草案を練るに十分な情報が不足しています】
 【 今後の情報収集を強化する必要性があるとの合議結果です】

//入れ忘れていました、失礼
294 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(空) :2011/06/17(金) 23:57:30.12 ID:sR/pC82X0
>>88

断じて、有り得ねえのにゃ……。

(――……想像しちまったじゃねえか、畜生……ッ!)

【目を逸らしたまま否定の言葉を返すも、内心――ってのはさておき】
【此方も完食し、ご馳走さま、と箸を置いてから、態度を真面目なものに切り替えて】

氷の国、か。確かに、無闇矢鱈に踏み込んでも特攻と大差ないだろうな。
現状では如何ともし難いが――だからといって、徒に待つばかりでは期を逃しかねない。

【概ね少女に同意すると、但し――切っ掛けが出来次第とは、言わずとも――早期に攻めるべきだろうな、と付け足す】
【少女のスタンスについては何も言わず、一つ首肯してから、更に続けて】

ってのが、俺の見解だよ。

//返しておきます
295 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/18(土) 00:06:11.08 ID:CbJ2iosbo
【街、墓地】

...

【紫のローブを着た青年が墓石に座っている】

アァァ....

【フードを被っている為、顔は見えないが、紅く輝く目はフードの奥に見えている】
296 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/18(土) 00:06:39.45 ID:tVVczrvs0
まったくお前ら裏切り者の相手などっしている場合じゃないというのに・・・・・・
「まぁそうつれないことは言わないで・・・それでこのお嬢さんは?関係ないと言ってますが?」
カノッサのアンダーだ・・・お前らの好きにすればいい。
【いよいよ会話の内容が物騒になってきた】
【これは無理をしてでも逃げた方がいいだろう・・・少女とこの軍隊の様に武装した男の確保なら後ろの男どもは間違いなく後者を選ぶ】
【後ろの男の一人が少女のそばに近寄ってくる】
【あとの二人はアナナスと少女の動向をそれぞれ注意深く警戒している】
『?・・・黒い雨?』
【少女を警戒していた男が己の頬を拭いながら呟く】
297 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/18(土) 00:08:01.61 ID:tVVczrvs0
>>296は291あてです
298 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/18(土) 00:11:54.17 ID:CbJ2iosbo
>>295の続き

「みゃー」

【足元に黒猫がいるのをそのおぞましい瞳で睨み】

...

【手を延ばし......抱き上げた】

ねこだ、こんなところに、かわいい

【彼は外見と裏腹にとても平和主義のいい人である】
299 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/18(土) 00:12:13.11 ID:Y1P/lq4B0
>>295
これは困った

【猫を抱えた少年が】
【夜更けということもあり不気味な墓をぶらぶら歩いている】

道に迷っちまった
・・・宿に帰るつもりだったのに

『ふにぁ』

【容姿は黒いパーカーに蒼いジーンズ】
【そして季節外れな燃えるように真っ赤なマフラー】

うぅぅぅ・・・
不気味すぎる
300 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/18(土) 00:14:22.92 ID:SBzGln3Ho
>>296

【いよいよもって完全に頭が靄に包まれて、息の仕方すら思い出すのが億劫になって来た】
【そんな中でも、「ヤバい感じ」だけは、如実に感じ取れる】

(……どこまで、いけるかな)
(わかんない、わかんないけど、やらなきゃだめだ)

【だるさに支配された脚をずりずり動かして、立ち上がる準備】
【その、両の爪先あたりに。紫色の、球体が出現する】
【きゅい、きゅい。それは光を吸って、成長しているようにも見えて――】


(こんなところで、訳も解らないまま――死にたくない)

【――次の瞬間、破裂】
【少女の体は、まるで「地面に撥ね退けられた」ように急発進】
【茂みの、深いところへ。姿を消した】

【必死に脚を動かす音、がさがさと】
【それはやがて、だんだんと遠くなっていくことだろう】


//ごめんなさい、頭が回らず全く展開が思いつけないのでここいらで……
//絡み、ありがとうございました!
301 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/18(土) 00:15:03.60 ID:d302wwBqo
>>289

…………。

(情報の提示、に関しては先に妾も言うたが)
(其れは飽く迄も国上層と必要な情報を交換するというもの)
(一般の者にまでその範囲を伸ばした場合、どうなるか)
(……さて、さて――奴が情報の扱いに関しては一日の長があるとはいえ、どうしたものか)

【谷山と同じような案は昔、Justiceが設立したばかりの頃にも出ている】
【それが今現在採用されていない理由は、リスクの問題があった】
【其れ故に、突然出された谷山の提案に対して織守は渋い顔をする】

【情報公開が信用のおける個人や組織だけにならば、織守は首を縦に振っただろう】
【しかし一般人への公開は、出す情報を間違えれば組織自体の転覆すらあり得るものだ】
【自身らの掴んだ情報がどの程度のものか、それを敵対組織に容易に知られる要素にもなりうる】
【――現状、敵と味方のどちらが多いかと言えば敵なのだ】
【玉石混淆の情報の中から真実を暴かなくてはならない問題を考えても、難しいもので】

……保証は、出来るのじゃろうかの?
妾は谷山の組する団体のことは知らされておらんのでな。
そうでなくとも公開してもよい情報、そうでない情報の選別
寄せられた数多の情報の真偽解析などの手間も計り知れぬものじゃろう。

妾としては、一つ返事に良しとは言えん。
もしやるならば、「良し」と言える程のこの案の確証が必要となるじゃろうよ

……一応、同様に情報ネットワークに権限を持つ双葉の答えも聞いてみるとしようかの
それを聞いた上で、もう一度考えてみるのじゃ

【織守の反応は芳しくない】
【賛成か反対かと問われれば間違いなく「反対」に向いている】
【織守は双葉の方へと視線を向けながら、場の進行を見守る形を取った
302 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/18(土) 00:15:44.55 ID:CbJ2iosbo
>>299

おや、墓参りですか?

【黒猫を抱えながら、紫色のローブを着た青年は話しかけてくる】

こんな夜更けに、

【外見は不気味だ、ものすごく不気味だ、能力使われても不思議ではないくらい】
303 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/18(土) 00:15:59.61 ID:5KQ0890t0
>>287

【女性の一瞬見せた”恐怖の心”、それを男は見逃さない】

おいおい”嬢ちゃぁん”恐いならはっきり言えよぉ?
無駄な虚勢は戦闘じゃぁ付け込まれる隙になる、恐怖を感じることはよわさじゃぁ無い

【男は突如、饒舌になる】
【心を揺さぶるために】
【”弱く”させるために】

           むしろ”歓迎”するべきだぁ、委ねりゃぁいいんだよ。

                    震えてりゃあいい。

                    畏怖すりゃあいい。

                    怯えてりゃあいい。

【後ろに一歩下がる】
【腹から上をまっすぐに斬られる】

【だが飛び散るのは血飛沫ではない】
【小さな蟲】

【だがそれでも男は表情一つ崩さない】
【この男には、ただの物理攻撃は通用しないのか?】

だってそうだろ?

――――――――――――――――なんで”そんな恐い目に会う必要があるんだよ?

【なぜそこまでする?】
【信念?】【義務?】【自分がやるべきことだから?】

【くだらない】

【そんなもの】


女のお前が背負う必要は無い、背負ったところでつぶれされるだけだ。


【男の影からまた蟲が出てくる】

”繁殖(ダウンロード)・鋏蟲(シザーインセクト)”

【一匹の黒い大きなカミキリムシ】

そうなる前に、とっとと捨てちまえ。

【知った風な口を聞く】
【まるでそんな”人間”うを見てきたかのような】


【カミキリムシは女性の右腕を狙い、噛み付こうとする】
【両の手を使えなくするつもりだろう】
304 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 00:19:52.63 ID:R3G7nN+a0
>>280

仲間割れでも起こせないかねー……っても、無理か。

【溜息一つ。無理、とまでは行かなくても難しいことは想像に難くない】

――――

【無言でただ、頷いて】

>>283

別に特に反対するつもりは無いかな。反対意見が思いつかないだけだけど
ただ……

【顔が、谷山の方を向く】
【どこか元気が抜けているように見えなくも無い】

不安要素がやっぱりあるんだ。
例えば、提供された情報の信頼性、とか。
集積情報は内側に向いてるから、閉じてるからその分信頼性は大きいんだと思う。

……その辺りの考えも多分あるだろうから、聞かせて欲しい。
305 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/18(土) 00:20:53.03 ID:Y1P/lq4B0
>>302
デタァァァァァァァァァァ!!

【叫び声が静かな耳鳴りの死そうな墓場に響く】

『にゃにゃあ』

【抱えていた白猫は鬱陶しそうに彼の元からするりとぬけ相手の足元へと向かう】

お、おまっ!
帰ってこい!呪い殺されるぞ!?

【どうやら盛大に勘違いしているようだ】
306 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/06/18(土) 00:21:13.81 ID:1bMYU7WT0
>>289

うん、うん――とうとう。この議題だね
谷山さんが言ったけど、元はといえばこれは僕からの発議なのさぁ

【ヴぁっくんの冷徹な言葉に、浅く頷き】
【玲瓏たる光を湛えたカメラアイに、さしあたって視線を合わせる――】

……元々は、「統一征斗会」の協力で、ラジオ局でも作る気だったんだけど
それは少しばかり性急だから、ねぇ。

【要するに、また“民衆の支持”の問題なのだろう。彼にとっては】
【災害報知の放送に近い感覚で、テロ時などの誘導を行う】
【正義組織の管轄下にあるラジオ局などがあれば、それは不可能ではない】
【ただ。彼の表情は、得意げなものとは言い難かった】

正義組織というものは、慈善なら慈善で良いんだよぉ
ただ――これは、さっきの「国との同盟」の話ともつながるんだろうけど、
人数差が酷いわりに、どうも社会的な権能が不足しているじゃない?
自分から発信する力を得て、谷山さんの本部の協力を得ることは、
今後、それを手に入れる為の布石やノウハウ作りに出来ると思わないかなぁ?

ジャンクちゃん、だっけ?
向こうにいる娘の反論も尤もだけど――情報の篩分けの方法だって、たくさんあるじゃない
現に、警察やテレビ局がやっているみたいにさぁ
それに、誰がすべての情報を開示する――なんて事を言ったのぉ?

……「もし、ダメだったら」なんて事、考えたくても僕は考えないけど
兎にも角にも周囲に歩み寄るポーズを見せる事、そして公的な力を得ることは、
今後機関と渡り合っていく上でも、必要だよ

正義というのは、組織の面だけで見れば人々が決めることだ
万が一、悪の集団が「信用」で民衆を味方につけた日にはだよぉ、
僕達の存在価値の根幹を脅かすような戦いになる、かも知れない――

………とは言え、千里の堤も蟻の穴から、と聞くよ。
最初のうちは、多少排他的なのも已む無しだろうけどねぇ?
如何せん――僕たちは、まだ孤独なんだからさ

【クレプシドラは―当然といえばそうだが―最初から、完全な形を遂行できるとは思っておらず】
【飽くまでも、一般の民衆を惹き付ける要素としてそれに期待していた】
【まずは「征斗会の一部」や、特定の人物と交信し】
【そこから、徐々に範囲を広げていく積りだったらしく】
【谷山を信用しつつも――言葉の上では、消極的な面も見せている】
【直線だった眸は、いつの間にやら浅く伏せられていた】
307 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/18(土) 00:21:18.89 ID:YikuxH0ro
>>289


……、その件については、即座の回答は難しいです。


【元々、飛び抜けて頭の回るほうでは無い――】
【戦力の増強、協力体制の構築、切り札と成り得る一手】
【この場で思いつく位ならば――、と言う所だろうか】


……ただ、方向性としては、です。
『一時的な協力』を継続させる事が出来れば、と云いますか――、その、ですね。
例えば、今回の場合。 ……、「白天龍家」を例にとって見ると、ですね。
櫻の国の一件を協力して片付けたとして、その後も協力体制を維持できれば……、と言いますか。
――、勿論、それは凄く難しいですし、無理かも知れませんが……。


――、―後、「白天龍家」に話を通す役目、僕が引き受けます。
織守さんは、心配無く『星の国』の方へ集中してください。


【纏まらない考えを口に出してみる――、が、矢張り脈絡が無い】
【早い話が、「一時的な協力関係を、利害を超えた形に昇華させる」と言うところか】
【だが、彼自身も夢物語に近いとは考えているのだろう…、次の話題にシフト】
【「明日にでも櫻の国へ行きます」、と続け、交渉を引き受けて――】



 ――、―……難しい、話ですね。



【――、フタヴァに示された谷山の提案について、先ずはそんな一言】



……、先ず、情報を選別する人員が必要でしょう。
それも、相当に頭が良くて情勢に通じている$lじゃないと――。
そうでないと、逆に『情報ネットワーク全体の信頼度』が下がってしまいます。



【「そんな事、ヴァっくんでも難しいでしょう」――、そう、続ける彼】
【後は概ね織守の意見に同意の様で、その旨を伝えるだろう】
308 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(広島県) :2011/06/18(土) 00:22:46.64 ID:tVVczrvs0
>>300
『あ・・・おいっ!』
『ち・・・逃げられたか・・・まぁいいコイツの身がらは確保できたし・・・おいっおまえ手錠かし・・・・な、なんだこれは・・・・この黒い化け物は』
・・・負の遺産だよ。
【そして悲鳴と断末魔が響き・・・・そこには誰もいなくなった】
【斑の髪の男・・・消息不明】
【三人の男・・・消息不明】

/お疲れ様でした
309 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/18(土) 00:28:08.21 ID:CbJ2iosbo
>>305

おーよしよし、かわいいなぁー

【足元に来た白猫をなでながら、抱えていた黒猫を降ろす】

「みゃー!」

【黒猫は降りるなり白猫にじゃれようとする】

って誰が化け物だよだれが!

【一番気にしている所だったらしい、めっちゃ怒ってる】
310 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/18(土) 00:33:06.47 ID:Y1P/lq4B0
>>309
・・・ぽかーん

【普通に猫をかわいがり】
【普通に黒猫とじゃれてる相棒猫を見て】

・・・ニンゲン?
・・・んな死神みたいな格好で?

【間抜けな面で相手の神経を逆撫でしそうなことを】
【これまた、間抜けた声で話す】
【つまるところ、失礼すぎる馬鹿である】
311 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/18(土) 00:33:24.28 ID:94Ifh3HVo
>>303

【耳へ流れ込む、貴方の言葉は、耳に粘りつく怠惰な言葉
それはさながら麻薬のように、優しく流れ込んでは、どんどんと思考を溶かしていく
胸の鼓動がとくん、と早くなるのを感じる――――……それははたして、恐怖のためか】

【砂が踊る音が響く、彼女の右足が強く、地面を踏みしめる
ぐっと、上げた横顔は、微かに汗の滲む、そんな表情で――――……絹糸のような白い肌が、微かに濡れている
小さな口を揺らし、零れた声は、自分でもびっくりするくらいに、幼い少女の言の葉】


――――違う、違う……っ!震えたって、怯えたって、畏れたって、何も変わりはしない!
それと同じことだ!あらゆる事から目を背け、あらゆる物から逃げたって、何も変わりはしない!

好きな人を見捨てて、人じゃないから虐められて、そんな自分を変えたいの……っ
だから……だから、変わるの、弱い自分を――――……変え――――っ


【貴方の言葉は確かな効果があった、彼女の動揺を誘い、そして、明確な隙を作り出した
翠の布を食い破り、彼女の白い皮膚を汚して、カミキリムシが、彼女の身体を蹂躙する
カミキリムシの歯は、皮膚を突き破ると、その下の組織へと深く深く、突き刺さっていく】


はぁっ……!!んぅ……ぁっ……ぐぅ、ふぁ……ぅ……


【神経を弄ばれ、右腕から脳内へと這い回る痛みに、思わず吐息のような声が漏れる
夜が踊り、攻め立てて、彼女の神経へと一つ一つ、劇薬を垂らしていく
ぎゅぅ、と彼女の表情が苦痛で歪むと、彼女は痛む左腕で、何とかカミキリムシへと攻撃をしかける】

【しかし、力が入らないのか、かくかく、と震える足元が崩れ落ち、ぱたん、と肌色の太股を強調するように座り込むと
その衝撃でカミキリムシが深く噛み付いたのか、彼女の眼前を伝うように、紅い鮮血が吹き上がるだろう】

【月明かりに照らされ、キラキラと光る、鮮血の赤は、チューブから出したように、鮮やかな色で
思わず、彼女の瞳の色に吸い込まれそうなほど――――彼女の瞳が、その色を捉える、ほどで――――……
噴き上がる鮮血の影に、からん、と刀がずりおちた】
312 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/18(土) 00:43:42.97 ID:CbJ2iosbo
>>310

人間、職はネクロマンサーやってます
骨岳 矮人(ホネダケ ワイト)っていいます。

【今節丁寧に自己紹介をする】

てか、死神って、あながち間違いじゃないけどさ...

【普通に会話をしている】

あ、よかったらうちでご飯食べていきます?

【宿がないなら止めてもいいですけどと付け加える】
313 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/18(土) 00:45:15.77 ID:CbJ2iosbo
>>312
止める×
泊める◯
314 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga !美鳥_res]:2011/06/18(土) 00:48:39.07 ID:+dKoeODdo
>>301

『貴宝院 織守』様より情報入力を受け付けました

判定は、イエローレッド。保留ですが、反対寄りです
情報を公開するリスクが、組織の存続にも及ぶ可能性
また、情報の選別に難儀する可能性を示唆しています

この情報に訂正がある場合は──

【追加入力してください、といつもの定型文】
【フタヴァなりに、彼女の意見をそう纏めて】

>>306

『セシウス・クレプシドラ』様より情報入力を受け付けました

判定はイエローブルー。賛成寄りです
外部への情報提供は、公的な協力を得られる機会に繋がります
また、公開する情報はある程度限定することで、リスクを抑えられる可能性があると示唆しています

この情報に訂正がある場合は──

>>307

『森島 京』様より情報入力を受け付けました

判定はイエローレッド。やや反対寄りです
情報を選別する人員の必要性、またその困難さに伴い
情報ネットワークの信頼性が落ちる可能性が懸念されています

また、本機『フタヴァMk-U』のスペックでは、
絶えず流動する情勢に対して継続的な情報処理は不可能です

この情報に──

>>ALL

【フタヴァは、それぞれの意見を簡易的にそう纏めた】
【やはり、まだ懸念される事項が多い、というのが多数意見のようで】

【更なる話の流れを待つべく、準待機モードへと移行した】


【──トピックまとめ】

 【・『カノッサの捕囚』】
 【 『南雲利織』は『氷の国支部』に】
 【 『黒野カンナ』は『夜/氷/水の国支部』のいずれかに囚われている可能性が高い】

 【・『櫻の国侵攻』及び『星の国支部』】
 【 現状では情報不足が目立つため、情報収集の必要性が高いです】
 【 しかし、現状の最優先事項が、この二つの脅威であると見られています】

 【 また、これらに対抗すべく、協力体制の構築が必要と見られます】
 【 協力を仰ぐ主な対象としては、『白天龍家』、『櫻の国』 『星の国』】
 【 『白天龍家』へは『森島 京』様が、『星の国』へは『貴宝院 織守』様が】
 【 それぞれ向かわれる予定だとの情報を受理しています】
 
315 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga !蒼_res]:2011/06/18(土) 00:49:24.65 ID:Uadsodg5o
>>286

まぁ、でも、多分無いな。
それにそういう理由があったとしても、俺達の行動は変わらない。

【答えなど分からないのだから、幾ら考えても仕方なく】

当然。俺がくたばるわけ無いだろ?

【あっさりと、且つ、自信満々に言い切る】

>>292

ん、頼んだ。
俺の方からも力が欲しい時は呼びかけるけど、
連絡は、集積情報にすればいいのか?

【連絡先について、詳しく問いかける】

>>304

機関の性質を考えれば、可能性はある。
ただまぁ、俺たちがどうこうするのは無理だろうさ。

【策略とか、謀略とか、そういった事を対機関で仕組むのは難しい】

>>283

……。

【「先手が取れない」。それは、長い間正義組織の課題であった】
【谷山の案が成功すれば、その課題が解決できるかもしれない】
【けれどその分リスクも大きく、双葉は考え込む素振りを見せる】

───俺としては、賛成より。
ただ皆の言ってる通りリスクも大きいから、組織としてのOKは出せない。今のところは。
だから、そういったリスクについて、お前はどう考えてるのか聞かせて欲しい。

【ハイリスクハイリターンな、難しい議題。賛成よりではあるものの、彼も即答は出来ない】

316 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/18(土) 00:52:55.92 ID:5KQ0890t0
>>311

【そこでカミキリムシの動きが止まる】

・・・・・・・・・ほぉらな、”つぶれちまった”

【男は笑う】
【嘲る】

痛いだろ?つらいだろ?ソレが背負っちまった結果だ。

【ゆっくりと近づく】
【一歩、また一歩】

なぁ”ニンゲン”?助けてほしいか?あ?

【誘う】
【堕落へと、快楽へと、怠惰へと】

”繁殖・束縛蟲(ネットインセクト)”

【男の影から蜘蛛が這い出る】

今すぐ止血してほしいか?

【男は”ニンゲン”を嫌っている】
【否、憎んでいる】
【だがここで殺しはしない】
【ニンゲンをここで従えることが出来れば】
【彼の”目標”に近づくのだから】

もう、何も考えるな、楽にしとけ。

そのほうが幸せだぞ?

【男は誘う】
317 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/18(土) 00:54:23.01 ID:Y1P/lq4B0
>>312
お、おぉ・・・
旅人の優志 龍麒(ゆうし りゅうき)です

【自己紹介されるのに戸惑い】
【彼には珍しく丁寧に】
【お辞儀をし稽古で話すという、普通の自己紹介である】

・・・ねくろまんさぁ?
あのよく本なんかに載ってるあの?

【すんなりと受け入れる】
【素直だ】

いや、その宿に帰ろうとして迷っちまってさぁ・・・?

【あっはっはっと頭をポリポリとかく】
【ちなみに彼の宿と墓場はまったくの逆方向だ】
【どうかんがえても旅人には向かない】
【それどころか、行くところ行くところで迷子センターの世話になる子供並だ】

ちょうど、小腹減っててさ
・・・人と人の出会いは一期一会
あんたがいいなら、お言葉に甘えるよ
318 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/18(土) 00:54:25.36 ID:Vk9y0g1ho
>>286>>304>>289>>314>>315
【エルフェスの質問に】

完全に安全なシステムは、存在しないさ。
だが、そうだな、一応、統一征斗会には科学部が有る。
そして、今回サーバーに組み込む暗号化技術は、量子暗号システムを使用するつもりだ。

もう一つ。
入ってくる情報の精査は、オレはそこそこデータベース管理で慣れている。

あと、情報公開の基準は、正義組織のメンバーのある程度の人数の承認を何らかの形で受けることにしようと思う。
そして認可を受けた情報だけ≠公開する。
独断で勝手に情報を公開するのは、さすがに問題があるからな。

>>292>>301
そうだな、だからこそ、受けた情報の正誤を見定める動きを、オレがしようと思う。
普段のジャーナリストの仕事にプラスαするような物だしな。
そして、正誤が分かった情報から、確定してく方式を取りたい。

【当然、皆が皆本当の情報を流してくれるとも限らない】
【故に、其れをそのまま受け取るのではなく、そこから真実かどうかを判断し汲み上げる必要が有ると結論を出した】

真偽の判断は、先ず情報制度をランク分けすることにする。
信用できるソースの有る情報はランクT、うわさ話の域はランクU。
そして、ランクUの情報が真実と判明したら、その情報をランクUからTに格上げする。

【そして、巧く判断をするために、基準を設けようともしていた】
【手間を省きつつ、ある程度の情報の制度を手に入れる】
【要は、全部の情報を受け取った時点で真実かどうかを判断せず、精度を流動的に変えていくという事だ】

【敵≠ヘ機関だけではないのだ。他にも個人で悪事を行うものも居るし、小さな悪の集団だって存在する】
【そういう、路地裏の小さな事情≠ェ、世界を巻き込む大きな事情≠ノも成るのだ】
【例えば一時期水の国で蔓延していたD=Bアレは、結果的に水の国の治安を悪化、カノッサに隙入る所を与えてしまった】
【だからこそ路地裏の噂≠竅Aそういう小さなこと≠焉A大切なのである】
【情報が情報を補完し、うわさ話同士が、互いの情報精度を挙げる事もあるだろう】

>>307
なんで、受け取った情報をその場で真実か判断する&K要がある。

そんな全てを知るヤツなんかいやしない。
だがな、俺達は、独りじゃない=B
もし、どこかで聞いた噂=B真実かどうかも怪しい物だがな。
そんなモノでも、もしかしたら真実かもしれない。
だからこそ、真実かどうかを保留しておく=A信用できない情報としてストックしておけばいい。
何も情報が入らないよりも、情報が入るほうがいいだろう?

【恐らく、スタンスの違いか。全てをその場で遣る必要もないし、最初から0よりも0に成る可能性の有る1の方が良いと思っていた】

>>ALL
結論だ。
情報は、精度毎にランク分けしていくことで、ある程度ふるい≠かける事が出来る。
そして、情報の精度が上がることで、そのランクを上げていく方式を取る。
んで、此方の持つ情報を一般に公開する基準は、所属者数人の承認を取らなければ公開が出来ないとする。
セキュリティの精度は、物理的に最高レベルだ。

【纏めた結果は、これだ】

最初から何の情報も入ってこないより、情報がある方がいいに決まっているんだ。
だからこそ、正確でない情報も、手に入れることには意味があるはずだ。

責任は、オレが取る、だから、試験的にでいい。
数ヶ月、運用させてもらえないか?それで成果を出せないようなら、凍結をしてもいい。

【皆を見つめ、顔を下げること無く、真っ直ぐな瞳で皆を見回した】
319 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/18(土) 01:00:46.33 ID:CbJ2iosbo
>>317

おkいこうか

【近くにあった墓石にてをかけ】

よっこいせ

【動かすと下に階段があった】

さ、はいって入って、

【蝋燭の光だけの階段は不気味である】
320 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/18(土) 01:06:16.74 ID:Y1P/lq4B0
>>319
・・・・・・

【彼の太陽のような明るい顔はさながら夜のように暗く青い顔になり】
【無言のまま回れ右】
【白猫をひっつかみ立ち去ろうとする】
【おそらくは不気味さ故だろう】

ないない
うん、夢だ夢だ
疲れてるんだ、うん

【ブツブツいって歩いている】
【しかし、今なら後ろから追いつける】
321 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/18(土) 01:09:01.31 ID:VIdI1OHGo
>>315

とかいいつつ病院で寝こんでた時期があったけどその辺はどうなのかね?ん?
ま、殺したって死ななそうだし心配なんかしてねーけどなー。

【にひひひ、と誂うように笑う】
【真面目な話をした反動のようなものでしょう】

さて、件のシステムだけどそれなりにちゃんとしてるようだから……
最終的な判断はリーダーのお前に任せる、いやリーダーの意向に従うって感じかな。
つーか難しい事を長く考えるのはオレには向いてねーんだよな。

【そういうのは頭の良い連中に任せておけば良い】
【自分が出来るのは戦闘くらい、頭脳労働は少しばかり苦手だという自覚がある】

……っ!……さて、そんな訳でオレはちょっと先に帰らせて貰うぜ
もう少しでも門限が過ぎちまうからな、流石にみだりに怒られたくはないんだぜ……。
ほいじゃ、またなんか重要な事が決まったら集積情報かなんかに書いといてくれやー……。

【ずきん、と腹部が痛む】
【痛み止めがその効力を無くしつつあるのだろう、顔を顰めるが悟られないように顔を手で隠し】
【いつも通りのニヘラ笑いをしながら席を立ちお先にと去ってゆくだろう】

/すいませんこれが限界です
/申し訳ありませんがお先に失礼させていただきます
/お疲れ様でしたー!
322 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/18(土) 01:09:41.74 ID:94Ifh3HVo
>>316

【誘う言葉は蛇の甘言に似ている、そしてその手には、紅き果実を一つ
それはまるで俯瞰した支配者のように、ゆったりと、堕落へと手招きを為す
差し伸べられた手はきっと――――……握った瞬間、崩れ落ちるのだろう】


……ハァ……くぁ……っ、ふぁぅ……んぁ……
幸せ=c…そんなもの、私には――――……ひゃっ……必要、ない……っ
幸せになるには、この手はもう……汚れすぎてる、から……


【吐露するように、言の葉を紡ぎながら、カミキリムシが依然として絡みつく右腕へ視線を向ける
動きは止まっているものの、嫌悪感を催すその光景に、ヒリヒリと焼かれるような痛みに、彼女の思考が溶けていく
漏れ出す声は既に火照ってきており、つーっと、冷たい汗が、彼女の頬を汚していく】

【それでも、まだ、彼女の瞳は――――……キッと貴方を睨みつけている】


……私のLast Shadow Puppets≠ヘ、影を使役する能力……
そして、その使役される影は、影を作った物体の性質を受け継ぐの……


【――――……途端に、貴方の足元で、ピチャン、と刎ねる影
黒色が、踊る、それはまるで、漣のように、周囲を満たす黒い闇が、蠢いて、震えていく
貴方の足元に、彼女の足元に触れるであろう、その影≠ヘまるで――――血≠フように、生温い】

【そう、彼女が使役しているのは、先刻、彼女の腕から流れた鮮血
その鮮血≠ェ月光に照らされた時に、出来た影――――つまり血液≠フ性質を受け継ぐ影
恐らく、影は伝染するのだろう、彼女と貴方の周囲にある、彼女の使役できる影は、全て血液≠フ性質を持っているに違いない】


Last Shadow Puppets

――――私の血の海で、潰れなさい


【左の指が――――微かに、揺れる、それが合図とばかりに、貴方を飲み込まんと、貴方の足元から影が這い上がる
這い上がった影は、まるで、抱擁するかのように、あるいは、押しつぶすように上から、左右から、襲い掛かる
影≠ニは言え、貴方の周囲の影は、生温い血液=\―――……質量は十分であろう】

【彼女はパタン、と座り込んだまま、苦しそうに身体を上下させる
むき出しのお腹は、どこか臆病気に震えて、ハァハァ、と呼吸するたびに、胸の膨らみが、たゆん、と揺れた】
323 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/18(土) 01:10:37.05 ID:8lC5TVkEo
>>315

(…利織さんは…氷の国支部に…もしかするとカンナさんも、そうデスヨー
ああもう、民間人の防衛こそ最も気を張らなければならない事柄なのに…どうしても頭がよぎるデスヨー…)

>>314の情報に耳を傾けながら思考するジャンクちゃんは…そのほとんどの思考を今この時も囚われている者たちの事を心配する】
【あまりに優しすぎるのかもしれない、どちらの危機を取るべきなのか、どうしても決断が鈍る】
【だがとりあえず目の前の事柄に集中する】

…ええ、間違いなくジュニアハカセに連絡は届く事でしょうデスヨー
開発段階でまず最初に作ったアカウントがハカセのアカウントなくらいです、最初から最後までぜーんぶ筒抜けになってましたデスヨー
あとでハカセはヴェルチェリさんに怒られてましたデスヨー

…あ、そういえば結構な時間たつのにいつになったらハカセは帰って来るデスヨー?
一向に現れる気配がないじゃないデスヨー…もう

【エプロンのポケットから取り出すのは…『ER−001』と刻印された赤い哲学者の卵】
【ふちの出っ張り部分をスイッチを押すように押して投げると、空中で銀縁に赤色の鳥がそれから生まれる】

…ハカセをお迎えしてきて下さいデスヨー
さて、ランク分けデスヨー…?どうでしょう、色々考えているからにはちょっと任せてみたいとも思いますが…
一般公開情報と機密情報に分けるのでしたらあるいは…

>>318のテスト期間を設けるという判断には賛成してもいいのではないか、と揺れ動き始めている…】
324 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/18(土) 01:13:09.19 ID:YikuxH0ro
>>314


……、…ん、其れで大丈夫ですよ、ヴァっくん。


【こくり――、首肯を返し、フタヴァの総括を肯定する】
【イエローレッド、その解釈は正解。 ……、今ひとつ、素直には賛成出来ない】
【一応は、『スパイ』として情報関係を扱って居た身だ……逆≠警戒しているのだろう】


……まぁ、僕のは元々が素人考えですから。
こう言った場合の論理的な考えは、織守さんを初めとした方々の方が優れています。
だから――、そうですね、僕には『よく判りません』。 ……棄権しておきます。


【谷山の言葉を聞いてみれば――、其方も、筋道が立っている様にも聞こえる】
【……恐らく、揺れ易い自分は参加しない方が良い議論だ、と結論付けて、椅子から立ち上がり】


スイマセン、そろそろ僕は失礼します――。
明日の昼くらいには『櫻の国』に入っておきたいので…、…ヴァっくん。
悪いんですが、僕の端末に後の概要を送っておいてくれませんか?
アドレスは――……、


【フタヴァにアドレスを告げ、若し彼が頼みを受諾したならば】
【彼は、「失礼します」と言い残し、その部屋から去るだろう――】






――――……、… ……。




【――歩行と共に沈思を始めた彼は、何を考えていたのだろうか】
【恐らくは誰にも判り切った事で有って、彼にしか判らないのだろう】


/ちょっと時間的にヤバいので、お先に失礼しますお疲れ様でしたー!
325 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 01:14:09.66 ID:R3G7nN+a0
>>315

もしかして、さ、あえて言わずにおいていたんだけど
――人手不足?

【――それは言っちゃ駄目だ】

>>318

――ん、他にも不安要素は色々あったけど、大体片付いた。
特に他に聞きたいことも思いつかないし。試験運用の反対はしないよ。
(……流石に、これは言わないでおこう。言っても好転はしないから)

【胸の中に一物あるものの、それだけは秘めておくようで】


【そしてこの発言を境に、少年は沈黙する】
【話しかけられれば返事くらいは返すだろうが、自分からの能動的な発言は、もう無いはずだ】

/中の眠気的にも、キャラの発言量的にもここいらが限界のようです。一足先に落ちさせてもらいます
/一足先にお疲れ様でした
326 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/18(土) 01:18:54.22 ID:CbJ2iosbo
>>320

どこいくの?....オエッ

【召喚>2体】

たべてってーな、ご飯たべってってー!

【骨2体が捕まえようと追いかけてくる】
327 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/18(土) 01:19:59.31 ID:d302wwBqo
>>314
星の国に向かう役目は妾が請け負う、とは言うたが
確かかの国は高度な文明が発達しておるという。

……どうにも、妾では分からぬことも多々あるじゃろうし
何より明確な相手がおる櫻の国と違い、星の国の件は手がかりは無いに等しい

じゃから、手が空いておる者がいれば
星の国に探りを入れる活動をして欲しいのじゃ。

【「まさか憶測だけで国に交渉するなど出来ぬからの」、と付け加え自身の意見を述べた】
【斥候として向かうにしても、自身一人では手に余る】
【他にも手が空いている者がいれば星の国の情報を集めて欲しいと呼びかけた】

……

【そして、谷山と双葉の意見を静かに聞く】
【織守は谷山の提示した情報や条件を頭の中で吟味し】
【――最後、「責任は俺が取る」の一言を聞いた瞬間】

(……随分と、軽々しく言うてくれるものじゃ)

【失敗すればどれ程の被害が出るかは判らない】
【よもや組織自体が瓦解ということは無いだろうが、大打撃を受ける可能性は十分に考えられる】
【そうなった場合、谷山がどうやって「責任を取る」つもりなのかと、はぁ……と重く息を吐き出し】

御主の案を良しとした場合、責を負うのは誰か
――それはの、御主ではなくネットワークの責任者であり上層の者じゃよ。

御主が責任を取ると騒ごうとも其れが変わることは在り得ぬ。
下の者の尻を拭う役目を負うのもまた、妾や双葉の役目じゃからな。
そこは勘違いしてもらっては困るのじゃ

【先ずは谷山の言葉に向けての訂正】
【失敗すればネットワーク利用者の「全て」に影響がある以上】
【責任を負う事になるのは谷山ではなく管理責任者やそれに準ずる立場の人間となる】
【それをまず伝えた後】

二つ問おう――一つは、「組織の今後を考えた」ことか、それとも「御主がやりたい」事か。
二つは、「その案を最後までやり遂げる自信はあるか」。
成功したならばそれは大きな利になるじゃろう。御主の言っておることにもある程度の信用は持てる。

妾はそれだけを聞かせてもらえればよい
後は、双葉の判断に任せるとするのじゃ――。

【それ以降は、谷山の方へと視線を向けることもなく】
【ただ静かに、場の進行を待つだけとなった】
328 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/18(土) 01:20:50.91 ID:d302wwBqo
>>327
/>>318への安価を追加です
329 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/18(土) 01:24:27.31 ID:Y1P/lq4B0
>>326
ギャアアアアアアアアアアアアアアーッ!

【すさまじい勢いで走る!】
【走る走る走る!】

う、嘘だ!
絶対、釜につっこんで釜ゆでにして喰う気だ!

【走り続けるが】

おうっ!?

【目の前の柳の木に気づかずつっこみ】
【体を強打】
【しばらく気絶してそうだ】
330 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/18(土) 01:33:05.42 ID:5KQ0890t0
>>322

【確実に堕ちると油断していた、慢心していた】

・・・・・・・・・・・・・・な!!てm【グシャァァァァ!!!】

【罵声を最後まで述べることなく、蟲を出すまもなくつぶされる男】
【影が解かれたときには、男のズボンとレインコートのみが残るだろう】

【カサ】【カサ】

【だが一匹】
【逃れたものがいる、否、蟲がいる】

【蜘蛛である】
【男が数秒前に、止血と称してだした蜘蛛が】

【ザワザワ】

【蜘蛛は霧状になるとズボンの中へと入る】
【そして次第にズボンは直立し始める】
【ズボンの影からは無数の蟲が湧き出し、上半身を形づくる】


・・・・・・・・・・・・・ブハァ!!


【男はまたしても再生した】
【立った一匹の蜘蛛から!!】


はっはぁ!残念だったなぁ!俺はニンゲンでもなけりゃぁ”化け物”でもねぇ!

俺は怨念だ!お前らニンゲンが殺し、踏み潰してきた蟲達のなぁ!!!!

【だから男には刀が効かなかった】
【ただの刀では怨念を切れる事は出来ないから!】

つってもまぁ火には弱いぜぇ、あれは最悪の代物だしなぁ

【レインコートを拾い上げ】
【その場を立ち去ろうとする】

おっとお前は名乗ったなぁ、

俺は”黒笠 原罪(くろがさ げんざい)”。

てめぇらニンゲン共を滅ぼすまでは死なない、ニンゲンの天敵となる存在だぁ!!

・・・・あばよ、さすがに力を使いすぎたぁ

【二度も殺されたしな、といいながら男は去っていく】
【女のそばに止血に使えそうな布切れを置いて】

【施しではない、屈辱を与えるためだけのものではあったが】

//このあたりでしょうか、おつかれさまでしたー。
331 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga !蒼_res]:2011/06/18(土) 01:34:08.45 ID:Uadsodg5o
>>318

そ、それは……、ちょっと、筆を誤ったんだよ!

【「弘法にも筆の誤り」、とでも言いたいのだろうか】

うん、任された。
俺も苦手だけど、リーダーとして確りと判断を下す。

……ん、帰るのか?
分かった。またな、エルフェス。

【手を振って、去っていくエルフェスを見送り】

…………手で隠したら、何か隠してるの丸分かりだっつーの。

【去っていった後、ボソッと一言言い残した】

/お疲れさまでしたー。

>>323

OK。じゃあ何かあったら、集積情報で連絡する。

うーん、もう終わりも近いからな。
今更来ても、出来ること無い気もするけど……。

【赤色の鳥を見ると、「おー」と感嘆の声を漏らす】

>>325

うん、凄く人手不足。

【機関と正義組織の一番の差は戦力】
【仲間など、幾ら集めても足りない状態である】

/お疲れさまでした。

>>318

……言いたいことは、大体他の皆が行ってくれたし。
良く考えられてる。今必要としてる情報収集も補えるし、今まで課題だった先手を取れる。

──だから、対機関連合としてお前の案に賛成する。

ただ、やるからには絶対に失敗すんなッ!
お前に自信が無いっていうなら、俺は直ぐにでも賛成を撤回する。
失敗すれば皆に多大な迷惑がかかる。そんな事は当然、分かってるはずだ。

【後半の意見は100%感情論。谷山の瞳をジッと見据え、その意を少しでも多く汲み取ろうとする】
332 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/18(土) 01:39:16.78 ID:94Ifh3HVo
>>330

【――――……残された彼女は、その布切れを見つめ、手に取るも
直ぐに地面へと投げ捨て、一人立ち上がるだろう】

【月光の下に立つ彼女の右腕から零れる血液は、依然として多く
止血を為さねば――――……そろそろ危ういところまできている】


――――Under Cover of Darkness


【彼女が呟くと、彼女の足元から影が舞い上がり、彼女へと纏わりつく
そしてそこには、元通りの様子となった彼女が出現し、ゆっくりと、地面へ落とした刀を拾った】


(……あのままやってたら、負けてたね――――ぜったい)


【月光を背に立つ彼女の、信教は、いかなるものであろうか――――】


/乙でしたー愉しかったぜー!
333 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/18(土) 01:39:41.06 ID:Vk9y0g1ho
>>323
ちなみに、情報の公開基準を設けるプランは、俺の個人データベースの方ですでに運用している
一般公開用と正義組織&俺の許可したヤツ用の二分でな

今のところ、それで問題が起こったことも無い

……まあ、マイナーなデータベースだからってのも有るかも知れねーがな。
それでも、ある程度のPVは稼げてるし。

……大丈夫だと、俺は予想する。
あとは、成果を挙げることだが、これはやってみなけりゃ分からない。
だからこそ、やる必要がある=Bやらなければ、成功するかも分からないんだから。

>>327

……すまん、織守さん。

【己の意見を通すため、すこし焦りすぎていたきらいが有った】
【そこでの、軽々しい責任を取るとの発言。そこを突かれたのは、当然とも言えて】
【素直に谷山は頭を下げた】
【しかしながら、その質問をうけると、頭を上げて、織守を見据えて】

組織の今後の為≠思って議題を挙げさせてもらった。
たしかにリスクは高いと思う。それは分かっている。だからこそ、情報の精度を分ける事を考えた。
コレならば、怪しげな情報は自然にふるい落とされるし、それが真実と分からない限りは、ずっと怪しげな情報のままだからだ。

そして、二つ目。
俺は諦めたくない人間だ。
というか、じゃないとこの会合に案を持ってきたりなんかしない。
こんなでかい仕事、失敗すりゃどうなるかは、おれだってなんとなくの予想は付くんだ。

それでも、最後まで己がやり通す積りが有ったからこそ、此処に話題を出したんだ。


……どうだ、織守さん。

【Justiceの、上層部に居る物。なれない敬語もどきを使いつつも、本心そのものの言葉で織守に答えた】
【この答えは織守の満足のいくものだったろうか?】 

>>331
……ありがとう、双葉。
賛成をしてくれて、感謝するよ。

【頭を、心からの感謝で下げた】
【そして、顔を上げ、後半の言葉に答える】

とうっぜん、失敗するなら最初から提案もしない、そこん所は大丈夫だ!
俺は、情報に妥協はしない。必ずだ。
当然、失敗は皆。そして組織全体に大きな傷を作る。
分かっている上で、でもそうするべき≠セと俺の正義/.Justice≠ェ決めた。
俺は、少しでも皆が救われる世界がいいんだ。之が成功すれば、テロで傷つく人も減る、カノッサの毒牙にかかるヤツも、減るかも知れない。

だから言うぞ。決して失敗なんかしない、俺が成功させる=Bだから、協力してくれ。双葉さん、いや、正義組織の皆。

【よどみなく、谷山はそう答えた】
【少なくとも、投げ出す積りも無く、成功に持ち込む覚悟も有るようだ】
334 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/06/18(土) 01:46:29.92 ID:+dKoeODdo
>>324

──合議の『棄権』を受理しました
以後、『森島 京』様からの情報入力は反映されません
再度の情報入力を希望される場合は、お申し付けください

【機械人形はあらゆる要求に拒絶をしない】
【ただ、内部処理を行う機械音だけが響き】

はい、かしこまりました
『森島 京』様の携帯端末へ、後ほど情報の要覧を転送します

お気をつけてお帰りください

【森島の去っていく背中を、フタヴァのカメラアイは捕捉していなかった】
【課された任務をただ遂行すべく、前方を見据えたまま直立していて】

【やはり、機械は機械だ】
【その背中をさりげなく注視し、そこから様々な機微を推し量ろうなどとはしなかった】

>>327

はい、情報を受理しました
PRRR──概要に反映します

【織守の呼びかけに応じ、纏めの情報を更新し】

【機械の身であるフタヴァ自身からは、賛成も反対も出しえなかった】
【退室する面々も次第に多くなり、フタヴァの成せる役割は、】
【ただ谷山や織守たちの話し合いを記録し、内部処理するのみで】

>>ALL

『アマガヤ フタバ』様よりの情報入力を受け付けました
判定は、ブルー。対機関連合としての賛成票です

──現在、明確な反対票は確認していません

【フタヴァの見渡す限り、懸念事項は多いものの、】
【特に強く反対という形は取られていないと見ている】

【機械人形はますます人形らしく、話の成り行きを見守るしかなく】


【──トピックまとめ】

 【・『カノッサ機関最高議会、解散』】
 【 各支部長及びナンバーズへ力が集中している】
 【 今後の進撃目標は、各国支部へ向けられる】

 【・『カノッサの捕囚』】
 【 『南雲利織』は『氷の国支部』に】
 【 『黒野カンナ』は『夜/氷/水の国支部』のいずれかに囚われている可能性が高い】

 【・『櫻の国侵攻』及び『星の国支部』】
 【 現状では情報不足が目立つため、情報収集の必要性が高いです】
 【 しかし、現状の最優先事項が、この二つの脅威であると見られています】

 【 また、これらに対抗すべく、協力体制の構築が必要と見られます】
 【 協力を仰ぐ主な対象としては、『白天龍家』、『櫻の国』 『星の国』】
 【 『白天龍家』へは『森島 京』様が、『星の国』へは『貴宝院 織守』様が】
 【 それぞれ向かわれる予定です。協力が可能な人員は、適宜向かわれてください】

335 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/18(土) 01:49:42.32 ID:Y1P/lq4B0
あるぇ?
相方寝落ちかしら
336 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/18(土) 01:55:18.65 ID:d302wwBqo
>>333

……構わぬよ
今は時期が時期なだけに、慎重に事を運ぶべきと考えておったが故
否定的な物言いをさせてもらったが
そこまで啖呵を切って見せるならば――今は御主を信じてみるとしようかの。

【ふん、と小さく息を吐きながら、少しだけ口元を上げてそう告げた】
【凄まじく偉そうな態度であるが、いつもこんな感じなので深く気にしてはいけない】

御主の案が成功すれば、妾達の活動の幅も飛躍的に広がることじゃろう。
……任せたぞ、それはきっと御主にしか出来ぬことじゃ。
もし駄目だったとしてもその時はその時、妾の元に飛び込んでくればよい。
じゃから安心して、御主は御主の為すべき事に集中するといい

【そこまで一息に告げると、織守は服の襟元を正し】
【場の全体を軽く見渡しながら】

――さて、そろそろ閉幕かの?
中々に有意義な集いだったのじゃ

【終わりは近いか、と察しながらそう言葉を漏らした】
337 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/18(土) 01:59:54.88 ID:8lC5TVkEo
>>331>>333

わ、ワタシの独断で意見を決める訳にも行きませんデスヨー…
えっと、個人的には勝算があるようでしたら『賛成』ではありますが今この場にいないジュニアハカセの意見ではございません
とりあえずその手段を使用する場合は六王教団にあるサーバーの設定をジュニアハカセがいじらないとどうしようもできないデスヨー

【ジャンクちゃんの主、ジンジャー・ユースロットは一応このネットワークの開発者…織守のゴーサインが出れば後は実際にジンジャーが手を加えるのみ】
【あくまで仕える物でしかないジャンクちゃんが政治的な事を完全に決定するのは流石にためらわれたようだが…それでも個人的には『信用する』と答える】

…で、その肝心のハカセがいないから今すぐには難しいのデスヨー、他の六王教団メンバーとその手の技術に
手を加えることのできるメンバーが入れば当然話は変わってきますが…
と、とりあえずちょっと待ってくださいデスヨー!この会合が終わったらちょっとハカセ探してきます!

【とりあえずはこちらからこれ以上言う事はない、と態度で示す】
338 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga !蒼_res]:2011/06/18(土) 02:06:59.94 ID:Uadsodg5o
>>333

ん、ならいいさ。
協力は難しそうだけど、応援してるぜ。

【谷山の決意が伝わってきたようで、ニコリと微笑む】


>>会合all

さて、と。

【勢い良く、椅子から立ち上がり】

思ったより長引いちゃったけど、ここら辺でお開きかな。
この会合で出た情報は後で纏めて、集積情報の方に流すから。

今日は本当、ありがと。これからも宜しくなッ!

【簡潔ながらも締めの挨拶をして、今回の会合を終了とする───】

/参加者の皆様、お疲れさまでしたー!
339 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/18(土) 02:10:52.55 ID:Vk9y0g1ho
>>336
――はい。

【口角を穏やかに上げて、そう微笑みを返しながら頭を下げた】
【偉そうな態度も、気にならない。それでも、組織のことを考えていたのは、事実なのだから】

任せられた。その期待に、必ず答えさせてもらう。
之が成功すれば、きっと少しでも傷つく人も、泣く人も、悲しむ人も減るだろうから。
その為なら、身を削るのだって、頑張るのだって、苦じゃないんだ、俺は。

【谷山は、正義であり善≠ノ立つ物だ】
【正義と悪は、対義語ではなく、正義の反対は正義であり、悪の反対は善】
【貫く思いは、どんなものでも、きっと正義で。谷山の善の正義≠ヘ、恐らくこれからも貫かれる】
【そして、後半の激励の様な言葉に、少し背中を押されて】

ありがとう、織守さん。
全力で、この件に臨ませてもらうよ。

>>337
ん、ありがとう。えっと、ジャンクちゃんでいいのか。

【話を全部聴いて、しっかりと考えてくれたことに感謝の言葉を返す】

いや、にしてもメイドか。
ウチの科学部の部長の部下もメイドでな。目からビームとか出すんだぜ。

【ちょっと、気が抜けたのか雑談なんかしちゃったりして】

>>338
ん、じゃあ、俺もいっちょ気張っていきますかねェッ!!

【だんっ、と勢い良く立ち上がって】
【左腕の調子も確認しつつ、出口へと歩いていき】

>>ALL
遅くまで付きあわせて悪かった!
でも、必ず結果を出してみせるから、期待しててくれ、じゃーな!

【そう言うと、谷山は軽やかに走り去っていった】

ガートルッドか、ああ。
許可とった、今直ぐサーバー導入開始してくれ。
システムの構造はオレに見せること。インフラは放送局にまかせる方向性だ。

直ぐ研究所行くから後は任せた。

【走りながら携帯でそんな会話をして】
【直ぐに谷山はうごきだして言ったのだった】
【さあ、この動きが吉と出るか凶と出るか……!?】

//乙でしたー!!
340 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/18(土) 02:14:07.74 ID:d302wwBqo
>>334>>338>>339
/お疲れさまでしたー
341 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/06/18(土) 02:15:27.18 ID:+dKoeODdo
>>338>>ALL

【閉幕の雰囲気を感じ取った──訳ではなく、】
【単に情報の入力がやんだため、フタヴァはカメラアイを明滅させ、動きを止める】

──PRRRR──BBBB──……

プラグインを消去し、ダミーシステムを停止しました
オペレーションシステムを終了します。ご利用ありがとうございました

【キュウウン……と、先細りになっていく駆動音と共に、】
【カメラアイの光がゆっくりと消滅していき、そして機能を停止した】

【ただ静かに、鋼は立ち続ける】

//お疲れ様でした、ありがとうございましたー!
342 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/18(土) 02:20:50.55 ID:x5CLJXaHo
>>294

気付いてないかもしれにゃいけど、キャラ付け≠ェそっちに感染しつつあるにゃんよ?

【にやにや。相変わらずの、見事なまでの嫌な笑み≠ナある。】

──ならこっちはツンデレは攻めるしか……
…あ、ごめんっす────ツンデレは、被る≠チすね。

【一見、訳の分からない事を言いながら緊張の糸を解いているような気がしなくもない。】
【──いや、シリアスになれない≠フ方が表現としては正しいのかもしれない。】

…。さて、もうそろそろプロフィール≠フ紹介はいらないっすね。
もっと内密な事情%Iな物は、ここで話す内容じゃないっすから、もう行くっす。

【「もう既に迷惑は掛けてるっすから」等と小さく呟くと共に席を立つと、早々に店を出て行こうとする。】
【──お釣りが普通に出るであろう高額紙幣を、こっそりと椀の下に挟んで。】


【無駄な気を遣ったのか、単に忘れていったのか、それとも=B】
343 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/18(土) 02:24:21.17 ID:8lC5TVkEo
>>338
>>339

ははぁー、目からビームデスヨー…手からロケットパンチ、口からミサイルくらいなら撃てますけど
光学兵器系はあまり好みではないのデスヨー…

【爆破、打撃がモットーの彼女としてもジンジャーとしてもそのあたりは受けが悪いらしい】
【ともあれこれで話し合いは終わり、解散の時が来たようだ】
【彼女はここに来た時と同じようにスカートをつまんで礼儀正しくお辞儀をすると】

ではみなさん、お疲れさまでしたデスヨー
ワタシはこのままジュニアハカセの方を探してみるのデスヨー…あ、あら…お外ちょっと雨が降りそうなのデスヨー
ジュニアハカセの方は大丈夫でしょうか…



【水の国・某墓地】
【今降り始めた会合場所とは打って変わってすでに土砂降りの雨が降り始めている所にその男は立っていた】
【俯き気味に一言も呟かずに男は身に纏う白衣を雨の中はためかせている】

【目の前に現れたのは自分の使役する『ベニハヤブサ』と、その先導に付いてきた―――≪緊縛の抱擁人形≫『大熊』】
【大熊の示すのはただ一つの組織の文字…男はただそれをじっと見据え】


―――――――…


【何も言わずその顔に恐怖の象徴ともいえるその仮面を填め、その場からようやく動き出していた】
【←To Be Continued...】

/乙でした―!
344 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 10:03:19.78 ID:YgKdgGkn0
【水の国 市街地】

――――ハァ、ハァ……………………ッ!
≪姉貴、ちょっと姉貴!!≫
「ま、待ておい…………どこに、行く気だ……!?」

【薄手のトレーナーの上に赤いジャケットを羽織った、左目を縦に走る傷跡が目立つ、背中に掛かる程度の青い髪で】
【右腕が、二の腕の部分から欠落し、左腕の肘から先が触手と化しているのを、ジャケットの袖で隠している少女と】
【短く刈りあげた髪に、上下黒で揃えた服の上から更に黒いベストを着込み、右手に杖をついている、右目の周囲に古い火傷の跡がある青年が】
【何かに憑かれた様に足を進める先頭の少女を、追いかける様に続いていた】

【少女の傍らには、青い炎を纏った、やけにデフォルメされた髑髏が浮かんでいる】
【が、その姿や声は、魔力持ちなどでなければ感知する事は出来ないはずだ】
【また、青年の左袖が、違和感が無い程度に少しだけ膨れている】

――――見つけた。やっと、やっと見つけた…………起死回生の、策…………
…………危機を転じる、最後の手段…………
――――ッ、うぅぅぅぅ…………ッ!!
≪姉貴!! 無茶をしたらダメっすよ!! その腕、まだ大して治ってないんすから!≫

【先頭を行く少女の顔は、明らかに体調が良くない事が見てとれるように、青ざめており】
【更に、時折苦痛に顔を歪めて、左の腕で右の腕を抑える。その時には、上に挙げた両腕の異常さを、まざまざと見る事が出来るだろう】
345 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) [sage]:2011/06/18(土) 11:45:37.30 ID:Dm4aHKAZ0
>>344
/まだいらっしゃるだろうか…?
346 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 11:49:42.12 ID:YgKdgGkn0
>>345
/危うく消える所でしたが、ここに
347 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) [sage]:2011/06/18(土) 11:53:29.21 ID:Dm4aHKAZ0
>>346
/この際、人工宝玉関係のアレを絡ませても大丈夫でしょうか…?
/判断は其方に委ねたいと思っておりますので、難しいと思ったら遠慮なく断って下さい!
348 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 12:01:04.20 ID:YgKdgGkn0
>>347
/難しい所ではありますが、これを逃すと次のタイミングが分からないと言う事もあるので、こちらとしてはおkです
349 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) [sage]:2011/06/18(土) 12:21:49.66 ID:Dm4aHKAZ0
/付き合わせてしまって申し訳ないです、宜しくお願いします!

>>344

(『櫻ノ国ノ戦争…コノママデハ天華<jモ限界ガ来ル…“アレ”ノ事モ機関ニ先ヲ越サレル訳ニモイカナイ…』)

【彼等が歩く前方の路地の陰から、何者かが姿を現した】
【黒長のシルクハットにワンレンズタイプのサングラスを頭頂部に装着した人物である】
【縦に異様な長さを誇る襟のコートで足元から口元までを隠されたその頭は、人並みと比べると異常に高い】
【周囲への警戒をよほど怠っていない限り、その姿は容易に捉えることが可能だろう】

(『――アレハ…?』)

【左袖が僅かに膨れ上がっている――その特徴は彼自身に見覚えがあるものだ】
【青年にはこの人物が何者であるのかは、当時の出来事の記憶がほんの片隅にでも残っていれば判断がつくかもしれない】

(『護衛――?――異形ノ生命体ラシキ存在モ確認――正面カラ当タルノハ怖イナ』)

【ついでに言うと感知能力を持っているこの人物には、そのデフォルメの髑髏の姿も確認できたらしい】
【その姿を目にすると同時に、ノッポの人物は慌てて路地の奥へと引き返そうとする】
350 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/18(土) 12:28:55.54 ID:uvtzE5Hao
【路地裏】

【――――しばし前に、子供の絹のさくような鳴き声が、周囲の人々にも聞こえたことであろう
中を覗いてみれば、やっぱり――――と言の葉を感じてしまうぐらいに、当たり前の状況が、一つ演じられている】


……悪いことは言いません、そちらのお嬢様から手を離しなさい
これはお願い≠ナはなく忠告=\―――受け入れられなければ、確実に不幸な目にあいますよ?


【凛とした声が、辺りに染み渡る、声の主は、やれやれ、といった表情を、整った顔たちの上に浮かべ
路地裏の入り口に背を向け、静かに眼前の状況へと視線を向けている】

【言葉の矛先には、数人の男性が、怪訝な表情で、彼女を見つめているだろう
その手の内には一人、涙の主であろう、そのくりり、とした大きな瞳一杯に涙をためている少女が居る
町娘、と言うには少々幼すぎるかもしれないが――――……可愛らしく、普通に暮らしていたのだろう
絵空事、と語るにはあまりにも凄惨な事実を、受け入れられないが、如く】


「――――ハッどっちが&s幸な目にあう、っていってんだぁ……?」

「少なくとも、俺たちじゃないことははっきりしてんなぁ……」

「まあいい、丁度乳が足りない、と思ってたところだぁ……」


【ニタリ、と薄気味の悪い笑顔を垂らしながら、乱雑に彼等は少女を投げ捨て
言葉を紡いだ彼女へと向かい、一歩一歩、歩みを寄せる】

【白銀の長髪をポニーテールのように黒いリボンで結び、メイドカチューシャを付け
スレンダーな身体を、強調するように胸下で大きくエプロンドレスの結び目を目立たせる
黒と白のロングスカートメイド服を纏った、巨乳の少女
黒いメイドブーツと、白い手袋、そして真紅の瞳が、妙に高貴な印象を与えるだろうか】

【彼女の胸の膨らみは、彼等の言葉通りに、少女に足りないそれ≠補うに値するだろう
――――少女一人と、男性複数人、力の差は明らかに思えるが……?】
351 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 12:33:42.40 ID:YgKdgGkn0
>>349

「お、おい……しっかりしろ……ったく…………!」
っ、あ…………うぅぅぅっぐっっ…………

【右手で杖をついていた青年――――アストラが、たまりかねたように少女の側へと歩みより、介添えしようとする】
【――――この動作が仇となってか、ノッポの人物の姿を視界に収めずに、姿を隠されてしまう】

≪姉貴……お願いですから、怪我が治りきってないのに無茶をしないでください!
義手の製作依頼なら、アストラにも出来るでしょう!?≫
「そうだぜレイド…………今お前が無茶をして、良い事なんざ、一つもないぞ……!?」
――――それだけ、じゃ……ない…………言ったでしょ、……起死回生の、策が見えた、って…………
だったら……あたし一人が、のんびりしてる訳には……いか、ない…………から…………

【相当の激痛を、右腕の無い少女は感じているのだろう】
【そのまま、その場へとしゃがみ込んでしまい、苦しげな呼吸を繰り返す】

【――――その時、少女のジャケットのポケットから、何かがこぼれ落ちる】
【――――微かな魔力を伴うビー玉の様なそれは、1つや2つではない――――――――】
352 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/18(土) 12:47:36.82 ID:Vk9y0g1ho
>>350
【直後、不良の背後に空気を浸食するように重たい樫の扉が生まれるだろう】
【その扉は、唐突にぎぃぃ、と拓いていき、そこから一人の人影が現れた】
【大分小柄ながらも女性的な肉感を感じさせるそのシルエットは一目で女性と分かるものだ】

はぁ、今日の店はここ≠ナすか。
今日は早々に店じまいをするべきでしょうか。

【そんなことを呟く人影の姿が、扉から完全に出て、地面に降り立ち見えるようになった】
【黒髪黒目に紅いフレームの眼鏡が特徴的である】
【ふんわりとしたロングスカートに、ブラウス。そして首にはストールを巻いている】
【どことなく理智的な印象と抜けた印象を感じさせるだろう】
【そんな清楚な印象だというのに、時代錯誤な真鍮製の煙管を口の端に咥えていたりする】
【そして、目の前に広がる光景を見て、きょとんとした表情を浮かべて、おっとりした様子で呼びかける】

そこの子達。
あまり、女の子に暴力を振るうのは感心しませんよ?

【諭すような印象の、優しい言葉。どう見ても隙だらけで、とても止められるようには見えないだろう】
353 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) [sage]:2011/06/18(土) 12:54:25.12 ID:Dm4aHKAZ0
>>351

(『…ココハ九筒<柱トブベキカ――イヤ、先ズハ接触ニ適シタ環境ヲ伺ワネバ…』)

【路地に身を隠すその人物は、自らのシルクハットとサングラスを外し、一時的にその真の姿を現すこととなる】
【カプセルを半分にしたような頭部に、縦ニ列・横四列に魔翌力を宿した直径2cm程度の青い眼球が埋め込まれているのだ】
【――しかしおそらく、アストラ等からはその姿を確認することは出来ないだろう】

『――…≪サーチ≫…――』

【彼は自らの力――その観測能力を使用し、目に見えぬ周囲の様子を窺い始めた】
【自身を軸としておおよそ20mの範囲を包み込むそれは、おそらくアストラ達の立ち位置までをしっかり覆い尽くすこととなる】
【彼等の中に魔翌力に対する感知能力が高い人物が紛れていれば、自分達が“探られている”ことを察知出来るはずだ】

『(――!?――イヤ、マサカ…?)』

【そしてその能力の下、彼は必然的に幾つかの小型の球体を確認することとなる】
【数は数個――大きさは、ビー玉程度――そして、宿る魔翌力――】
【その予感が、おおよその見当が、徐々に確信として大きく膨れていくのは明らか――】
354 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/18(土) 13:02:07.63 ID:uvtzE5Hao
>>352

【何が起こったのか∴齒uにして、その場に居る全ての人物に奔る、思考
それはやはり、本能の速さか、はたまた、稚拙な思考の短絡化のお陰か
口を開くのは、下種が一番――――……】


「――――ぶっ、ハハハ!!感心しねぇか……感心しねぇならどうするつもりだ?
まあ良い、その賢そうな顔が歪むのを観るのも、楽しそうだなぁ!!」


【耳を注ぎたくなるほどに、気着心地の悪い、低俗なパンクのような単調なリズム
薄っぺらいう言の葉は、言葉として認識されることなく、単なるわだかまりとして、雑音として、一括りに屑箱へ投げ捨てられるだろう
尤もソレは――――状況が、通常であるなら、のこと】

【男のうち一人が、貴女へと駆け出すだろう、そして同時に、残りの二人が、彼女へと走り出す
貴女との距離はおおよそ5m、見かけから判断するなら、貴女の下へと、危険が行くようにも見える
本来なら、彼女は貴女に、手助けを為すべきなのであろう、が――――……】


……其方のお方はお任せします、貴女が撒いた種ですから、ご自分で始末をつけてくださいませ
此方のお二方は私が潰しましょう、先走り汁をお掃除するのも、私の仕事です


【凛、と鳴り響くの金属と金属の触れ合う音
――――……瞬きと同時に、一瞬、暗い路地裏に、黒色が増えるか、と思うと
衣擦れの音が、静かに添えられる】

【次に視界を彼女へと向けてみれば、素っ裸になった男が二人、稚拙なソレをぶら下げながら勃っているだろう
彼女の右手には、鞘に包まれた刀が一本、居合い、というやつであろうか――――……辺りにはバラバラになった衣服が落ちている】

【男たちは、何が起こったのか分からない、と言う具合で、慌てて素っ裸のまま、その場を逃げ出そうとするだろう
そして――――彼女の視線は、貴女へと向けられる――――……勇みよく出てきた貴女が、何をなすかを】
355 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 13:04:51.23 ID:YgKdgGkn0
>>353

≪だからって、今ここで無理をして、倒れたりしたら元も子もないっすよ!
それぐらい、姉貴なら分かるはずじゃないですか……ッ!≫

【静止の言葉を並べたてながらも、髑髏には少女がこの言葉に従う事は無いだろうと言う、漠然とした予感があった】
【恐らくは、熱にうなされている様に、その痛みで正常な判断能力を奪われてしまっているのだろう】
【――――それでも、この状態で外を出歩くのは自殺行為。髑髏はなんとしても、少女を止める必要があった】

「ああっ、たく……こぼしちまってんぞレイド……」

【杖をつきながらも、アストラもまたしゃがみ込み、その『ビー玉』を拾い上げ、自身のポケットへと収める】
【その性質は、間違いなくかつてアストラが彼等に見せた『魔玉』と同一のものだろう】

≪(――――――――ッ!?)≫

【――――その時。少女のそばに控えていた髑髏が、何らかの魔力が自分たちを探っている事に気がついた】
【こうした魔力的・霊的な能力は、この髑髏、非常に高い――――青い炎に包まれた髑髏と言う、その姿からも察する事は出来るだろうか】

「……ともあれ、フィリンのところまでは一緒に行ってもいいが…………今日はそれだけだ。それ以上うろついて、無茶するんじゃねぇぞ……!」
……………………分かったわ。分かったわよ……兄上…………
確かに、目当てなく、うろついても……しょうがない、事ではあるし…………
――――ハァ……フゥ……――――もう大丈夫、ごめんなさい…………

【しゃがみ込み、少しばかりの休憩を入れたためか、ようやく少女は立ち上がる】
【また、苦悶の表情も幾分和らぎ、その思考もクリアになったようだ】
【――――この一行は再び、ゆっくりとした歩みを再開する】
【その中で、髑髏ただ一人は落ちつきなく周囲へと視線を飛ばし、警戒する様子を見せている】
356 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/18(土) 13:10:37.62 ID:Vk9y0g1ho
>>354
――あらあら、やんちゃさんですねぇ。

【くすくす、とその言葉にも微笑みを以て返す】
【異様なほどに、その在り方は穏やかであり続けて】
【しかし、此方に迫ってくる男を見ると、その笑みはその性質を変えた】

【嗜虐を感じさせる目の色と、口元の釣り上がり】

でも、そうそう簡単に手折られるほど、軽い女じゃないんです。

【直後、左手で煙管を持ち、右手を前に伸ばす】
【右手お人差し指から光が発露する】

【つぅ――――、指が趨ると、空中に光の線が引かれていく】

――魔女≠手篭めにしようとしたその愚かさ、苦しみを以て後悔なさい。

【指が、緩やかながらも速い動きで空中に文字を刻んでいく】

《我、煙管の魔の元請い願う》
《其れは焔、其れは形なき命、其れは火柱》
《その命の力よ、炎蛇を産みて我が下僕とせよ》

【その文面を書き綴った直後、煙管の火皿から、火柱が吹き上がる】
【その火柱は、捻れ、形を変え、男に絡みつくようにして伸びていくだろう】
【形は、蛇=B煙管から全長1m程の焔の蛇が召喚された】


……くす、くす……。
大丈夫ですよ、焼いて殺すなんか、しませんもの。


【蛇は、火でありながらも物理的な性質を持ちあわせており、男を締め上げようとするだろう】
【それも、死なない程度にぎりぎりとゆっくりと締め上げていき、熱も押さえてじりじりと肌を焼かれる苦痛が男を襲う筈である】
【その様は、おとぎ話に出てくる悪い魔女≠フ様であるだろう】
357 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/18(土) 13:26:55.96 ID:uvtzE5Hao
>>356

【――――……響き渡るのは、男の絶叫、文字に出すのにも躊躇うほどに、汚らしい音で
辺りに零れるのは、人体が焼ける焦げ臭い香り、思わず鼻を摘んでしまいそうなくらいに、嫌な芳香
彼女は静かに言の葉を紡ぐ】


――――Last Shadow Puppets


【それはまるで、愉しむ貴女に水を差すような
主人の遊びを、泣く泣く取り上げるような――――……そんな声色で
静かに音が響き渡る、とぱんっ、と小さな音を立てて、割れる】

【刹那、まるで意志をもつかのごとく、マリオネットの絲に手繰られて、浮かび上がる、黒い黒い影
――――それはさながら、貴女の意志に反するように、と蛇の形に姿を変えて
貴女以上の――――蛇の大きさへと、その影は変化していく】

【そして、貴女の蛇を喰らい、剥がす様に、その影が蛇へと襲い掛かるだろう
彼女は、と言えば数歩歩き、怯えた表情を見せる少女へと、ゆっくりと手を差し伸べた】


嗜虐も結構、元は貴方≠ェ撒いた種、口出しする趣味はございませんが
少々――――場を弁えて下さい、ここは貴女の寝室でなければ、遊戯室でもございません
ほら、お客様が怯えていらっしゃいますよ


【すっと、腰を降ろすと、長いメイド服の裾が、蝶のように羽ばたいて
さながら羽根を休める鳥のように、静かに地面へと、横たわる
白い手袋に包まれた彼女の手が、少女を抱き寄せると
ふんわり、と優しい香りのする胸へと、少女を抱きかかえるだろう――――……】


……ただ、お力添えいただけた事は感謝をしていますよ
お礼とするには少々足りぬ面もありますが、この四肢で宜しければ、貴女の為に奉仕しましょう
なんなら、私の身体で満足なさっても、宜しいんですよ?


【表情が微笑みに揺れる、薄氷の微笑の下は、窺い知るには少々難しい色を為しているものの
作られたかのように完璧な微笑が、ため息を漏らすと、静かに貴女へと、好意の色が滲んでいくだろう
ふふ、と冗談交じりのように付け加えられた言葉を述べると、貴女の返答を勘繰るが如く
はしたない左の手を、そっと、口元へ添えた】
358 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) [sage]:2011/06/18(土) 13:28:50.32 ID:Dm4aHKAZ0
>>355

【あの小さな球体――嗚呼、間違いない…それである】
【感情の起伏が少ないその人物は、あくまでも冷静さを装いながらもその存在を己の認識として焼きつける】
【加えて時間の経過と共に少女が立ち上がり、この場から立ち去ろうとしていることを彼は察知した】
【出来る限り早く、此方の動きに対応される前に交渉主≠到着させねば――!】

(『――≪伝達≫――』)

【同時にあの妙な炎を纏った姿――髑髏の物体がそういった能力を持っているということを、ノッポの人物は即座に悟る】
【しかし、動きは変わらない――あくまでも相手が“分かっている”ことを踏まえた上で、強気の勝負に出たのだ】





【――数百m先、水の国 公園】
【そこではベンチに腰を掛け、一切を会話をせずに寛いでいる二人の不審人物の姿が確認されていた】

【一人は、麦藁帽子を被って頭を隠し、顔全体を包帯で覆った人物】
【その服装は白ランとチャイナ服、そして白衣を混ぜ合わせたような、割と清楚な服装をしている】

【もう一人は、一般の品と比べると異常な厚さの黒い巨大なフード一枚で頭一帯を覆い隠しこんだ人物】
【その服装に至っては、黒くて分厚い寒冷コートと寒冷ズボンを履いており、一際暑っ苦しい印象があるだろう】

【――双方共に、当時接触した人物らである】

(――――!!)

(「――来マシタカ…!」)

【二人はその瞬間が来ると、互いに顔を見合わせ、ベンチからそっと立ち上がる】
【激しく動揺する様子もなく、黙り込んだまま確かにその意志≠受け取った彼等は歩を進め始めた――】
【距離にしては長いが、到着までに然程時間は掛からないはずだ】
359 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/18(土) 13:35:43.50 ID:QRhrA8Rlo
【水の国・公園】

んー…久しぶりですね、この町に戻ってくるのも…


【赤い長髪に緑の瞳で
上は赤のTシャツの上に黒いパーカーを羽織っていて、下はジーンズ
と言う格好の高校生位の少女が居た】

【少女の腰の右側にはホルスターが収められており、そこから装飾の施されたコルトパイソンが見える】


またお金が貯まったので、しばらくはこの辺りに居れそうですね…。
360 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/18(土) 13:38:18.42 ID:Vk9y0g1ho
>>357
【口元を釣り上げ、ぎりぎりと締め上げていく】
【それは、とてもとても、楽しそうだったが、襲いかかる影を見ると、たやすく蛇を煙管の中に戻し、消した】
【そして、男は地面にばたり、と倒れこんで、気絶して】
【水を刺された形になった魔女≠ヘ、キミの方に振り返る】
【その表情は、怒りでも何でもなく、只の苦笑で、元の穏やかさを取り戻している】

……ごめんなさいね、どうしても、女の子をいじめるような輩は、嫌いなの。
全く、世の中はどれだけ進んでも、こんなに下衆な輩が蔓延っているのね。
これだったら、ずっと店に引き篭っていたほうが、マシかも知れないもの。

【そう言いながら、怯える少女の方へ歩いていくだろう】
【己の行動が、不安を感じさせた事は分かっていて、それを詫びるために、足を進めた】
【メイドに抱き抱えられた少女に、目線を合わせつつ、右手を伸ばすだろう】

よーく、見ててね。

【ふんわりと、微笑みつつ、手を握り】

―――はい、どうぞ。

【次に手を開くときには、その手の上には、沢山のお菓子が乗っかっている】
【しかしながら、なんというか田舎のおばあちゃん≠フセレクトするようなお菓子ばかりである】
【具体的に言うと、こんぶ飴、べっこう飴、ぽ○ぽ○焼き、鈴カステラ、etc...】
【しかし、差し出す彼女はニコニコと笑顔である。なんというか、ズレている印象を与えるかも知れない】

【そして、メイドのその言葉に、一瞬思案して】

では、其の四肢、存分に使っていただきたいんです、いやいや、調度良かった。

【くすくす、と微笑んで、女性は己の出てきた扉を指さすだろう】

残念ながら、大分枯れちゃってる、おばあちゃんなんです、私。
だから、そう言うのは遠慮しておくわ。
でも、出来れば私の店の整理でも手伝ってくれれば、ありがたいのだけれど。

お願いできないかしら、お茶菓子も用意するわ。
そこの子も、よければウチで休んでいかないかしら?

【先程まで、男を締め上げていたとは思えない、優しい提案と態度だった】
361 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 13:40:54.27 ID:YgKdgGkn0
>>358

【一行は歩き続け、公園へとその歩を進める】

≪…………姉貴、気をつけて下せぇ……さっきから、何かがこっちの様子をうかがってる様です……≫
――――『何か』、って……何よ?
≪分かりやせん。ただ……こっちの事を探る様な魔力を、ひしひしと感じるんです…………≫
"む……!? ――――言われてみれば、確かに……感じるな、これは…………"

【ある程度、発生源から遠ざかったのを感じ取った髑髏が、ようやく口を開く】
【それを受けて、アストラの袖――――ダハルも同じようにそれを感知する】

「……一応、警戒するに越した事はねぇって訳か…………」
でも……今まで、こう言う形でこっちを狙ってきた敵って……いたかしら?
「……少なくとも『暴蜂』の連中にゃ、そういう手を打ってくる奴はいなかったはずだ……
それに、奴らだって多少なりとも痛手を食ってるんだ……こうも早く次を手を打ってくるはずが……――――――――ッ!?」

【彼等は、今もなお狙われている身であり、それ相応に周囲への警戒を怠らずにいる】
【探ってくる相手と言う事で、真っ先に『敵』の存在を想定し、意識をそちらへと向けて行くのも仕方のない面があるのだろうが】
【――――――――しかしその時、アストラは公園の中に立ち上がる人物の姿を、ハッキリと捉えた】

"我が主よ、あれは…………"
「…………ここまで目立つ奴が、そうそう何人もいるはずがねぇ……間違えようも、ねぇな…………」
兄上…………?

【向かってくる一行に、油断の無い視線を注ぎながら、険しい表情を見せるアストラ】
【右手で杖をつきながらも、左手で横の少女を制し、一行はその場で立ち止まる】

……………………
≪…………これは…………≫

【――――場が、少しづつ緊張感に満たされて行く】
362 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/18(土) 13:52:36.06 ID:uvtzE5Hao
>>360

【少女は、と言えば最初はやはり――――畏怖の気持ちが強いのだろう
自身へと近づいてきた貴女へと、一瞬ビクッ、と震える様子を見せるも
貴女の言葉に、じーっと、伸ばされた右手へと視線を寄せて】


『ふわぁ……おいしそ……』


【確かに、孫娘的な年齢であろうか、嬉しそうな表情を見せて、小さな手を、貴女の手と交錯させようとするだろう
特に疑問を持たないのか、少女は、有難う、と満面の笑みを、貴女へと注ぐだろう】

【彼女は、と言えば、その様子を可笑しそうにきょとん、と表情を揺らす
貴女の言葉も手伝って、言葉が不意に零れて落ちる】


……ふぅ、世の中には色んな人がいらっしゃるようで――――……
その程度で宜しいので?枯れた貴女を滾らせるぐらい、初歩中の初歩、ですが


【冗談か本気か、判断はできないくらいに、灰色な言の葉の色
ゆっくりと紡がれる甘い甘いシュガーのような言葉は、彼女を信用していいのかどうか、判断に困るかもしれない
――――まあ、悪い人ではなさそうな気が、しないでもない、かもしれないけど……】


……私は言いましたよ、貴女の為に奉仕しましょう、と
それなら、貴女の言葉に従わないという選択肢は既に、忘却の彼方に
私は首輪をつけられた子猫さんのように、このつま先までも、貴女に委ねないといけない、というわけです

――――……それでは、お言葉に甘えさせてもらいましょう
私はカノンカノン=ラン=パトリオット≠ナす
失礼ですがお名前のほどを、教えていただけると幸いです


【彼女の胸の中にいた少女は、お菓子を貰って満足したのだろう、別れの言葉を告げると、親の元へと戻っていく
彼女は貴女にお願いするが如く、両の手で、汚れ一つ無いロングスカートの裾をつまみあげると
とん、とブーツのつま先を地面に落とし、深々と、その頭を下げ、丁寧なお辞儀をした
風に靡く、彼女の後ろ髪が――――優しげな蘭の香りを零していく】
363 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 14:00:01.98 ID:442Lr5Who
【廃車が山のように積み上げられた、と或る場所】
【地に横たえられた、大きなタイヤの上――…】

【 ――纏うコートが汚れるのも厭わず腰掛ける、一人の男】


 ――…何だ。今日は光が弱えな……。


【長い銀髪、暗い赤の瞳。右肩には大鎌を担ぎ】
【纏う黒のロングコートは、機関員の証。ただし、ナンバー等は見当たらず】

【首元のφのモチーフを弄りつつ、そんな事を呟いていた】
364 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/18(土) 14:05:19.89 ID:Vk9y0g1ho
>>362
ふふ、喜んでくれたなら嬉しいわ。

【そうして、少女にお菓子を渡して、その御礼にどういたしまして、と優しく返した】
【灰色の言の葉をキミに投げかけられて、女性はうーん、と首を傾げて】

淫蕩には、昔ちょっと浸かりすぎてて。
今はおとなしく隠居しておきたいところなの。

まあ、すこしばかり、枯れた私を滾らせる手腕には、期待とかを感じてしまうけれど、ね。

【のらりくらりと、その言葉を交わす女性】
【見た目の若さは20台に成るかならないか位だというのに、どこか老獪である】
【そして、去っていく少女に軽く手を振り見送り、カノンの名乗りと、その言葉を聞くと、楽しそうに声を漏らした】


っふふふ、その格好からして、人に使える宿命を感じるものね、貴方。
ええ、分かりました。しっかりと働いてもらいますよ?


【くすりくすり、と笑いながら、軽い調子で扉を開くだろう】
【そして、カノンの方を振り返り、名乗りを挙げる】


そうねぇー……、昔は色々呼ばれていたけれど。
今*シ乗るとすれば、私の名前は子子子子 子墨[ネコジシ ネズミ]
ネコと鼠が一緒にいる名前って、面白いと思わないかしら。


そして、この扉の向こうに有るのが、私の店、古書店『子子子子堂』よ。
じゃあ、付いてきてくれる?カノンちゃん。


【孫娘と話すおばあちゃんのように、彼女は言葉を紡いで、店の中にキミを招き入れる】
【店の中は、大分広い。がしかし、そのスペースの殆どを無数の本が埋め尽くしているのが分かるだろう】
【本の海をかき分けるようにして進むと、奥にはカウンターと二つ程の椅子、そして、ティーセット等の有る棚が有るだろう】
【彼女は椅子に座り込むと、ふぅ、と息を吐いて】

やっぱり、店の外に出ると疲れるのよね。
ま、とりあえずお座りなさいな。

【そう言って、己の正面の椅子をすすめるだろう】
【ちなみに、カウンターには黒い猫が寝そべっており、しっぽをゆらりゆらりと動かしている】
【店全体の空気に大量の魔力が混ざっている事が分かるだろう】
365 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) [sage]:2011/06/18(土) 14:08:11.89 ID:Dm4aHKAZ0
>>361

【いよいよ公園を後にしようとしたその時、彼等の歩みはふと止まることとなる】
【自分達が向かう前に、彼等がその姿を現してくれたのだから――】

―――!!

「――アア…」

【まず対峙した者に対して取った行動は、両手を挙げて戦意がないことを示すという、なんとも不甲斐ないものであった】
【仲間からの情報から、彼等の一人は大方交渉相手≠ナあることは見当がついているからだ】
【ここで敵意を剥き出しにしよう等という愚かな行動は取らない、あくまでも慎重に――】

【そして一拍開け、そのリーダー格らしき人物と巨体の人物は前に出た】
【警戒させぬことを意識してだろう、双方が静かに両手を下ろす】
【続け、巨体の人物は自身のコートの中から何やら黒いスピーカーを取り出し、隣の人物の口元に当たる部分へそれを掲げる】
【音声マイクであの耳触りな声を膨張させられるのは、あまり愉快ではないが――】





―――こんにちは…お久しぶりですね、“売却側の”御方様

【――何と発せられたその第一声は、男性のテノールボイスと女性のソプラノボイスが絶妙な比率で混じり合う、実に美しい音色であった】
【巨体が手に持ち口元に当たるであろう部位に翳すそのスピーカーが、声域を変化させているのは分析次第で予想がつく可能性もある】
【しかし、以前遭遇した際に発していたガラスの連想させる甲高いそれと比べ物にならないであろう響き】
【おそらく当時の印象が根強く残っているのであれば、今回の変化の様はアストラやダハルに対して大きな衝撃を与えるかもしれない】

…御隣にお連れしているのは、一体どちら様でしょうか――?
お名前もお伺いしたい所ですが、職の方もお教え下さると嬉しく思いますね――

【続けて、包帯の頭部は隣にいる彼女の姿へと顔に当たる部分を向け、尋ねた】
【嘘を付けない環境で確実に確信を得るつもりは今のところない】
【まずは牽制、相手はいきなり全てを晒すか、それとも隙を見せない態度を取るか――】
366 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/18(土) 14:18:27.27 ID:uvtzE5Hao
>>364

【老獪なその様相に、微かに警戒の念を見せるものの、そういうものか、と納得するだろう
――――……この世界に来てまだ浅いのだろうか、少しこの世界を知っていれば、直ぐに納得できるだろうに
宿命、その言葉の響きに、まるで猫が耳をピクン、と揺らすように、彼女も仄かな反応を魅せる
それに気づくか、触れるかは貴女次第であるが】


そうですね、まるで御伽噺に出てきそうなお名前です
――――……もしかすると、あながち間違ってもいない、のかもしれませんが


【冗談交じりに、言の葉が踊る、貴女に靡かれて、後ろをゆっくりと追って行って
周囲に視線を微かに揺らすものの、基本的に、視線は貴女から離さないだろう
足音一つ立てずに、歩いていけるのは、そのような教育を受けてきたのだろう】

【すっと、スカートを丁寧にお尻の下に引き、彼女は進められた椅子へと腰掛ける
背もたれに背をかけずに、ぴんと、引っ張られたように背筋を伸ばし、手持ち無沙汰な両手を、膝の上に置いて
周囲の魔翌力を、まるで吟味するように、くんくん、と香りを嗅いで】


それにしても本の山≠ニ形容するのが正しい光景ですね、思わずため息がでてしまいます
ひょっとすると、此方にある本を全てご覧になったのでしょうか?
――――でしたら、感嘆するしかありませんね、あまりその……読書は得意ではないので


【その言葉に、少々恥ずかしげに、頬に紅色のシロップを混ぜ、溶かしていく
言葉の端々を辿っていけば、どこかしらに、幼さの名残がひょっこりと顔を出している
丁寧な物腰の奥には、存外、まだまだ若い心が残っているのだろうか――――……ひょっとすると、成人すら、していないかもしれない】

【彼女のソプラノボイスは、室内へと響き渡って、貴女の耳元へと、香りと共に差し出されるだろう
警戒心がほんの少し混ざっている、それでも十分に、安心しているような音と響き】



367 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/18(土) 14:24:27.46 ID:Uadsodg5o
【街外れ】 【天候は"雨"】

【止む気配も見せず降りしきる雨の中】
【巨木の陰に隠れて雨宿りしている小柄な人影が一人】

…………雨……。

【銀髪を赤いリボンでサイドポニーに纏めている、林檎色の瞳の少女】
【七つの色違いの星模様入りの白いノースリーブシャツを着用し、下は黒のジーンズ】
【水晶のように透き通った翡翠色の指輪を左手中指に嵌め】
【特殊な構造のリボルバー銃とオートマチック式の大口径拳銃を、それぞれ両腰に提げている】

早く止まない、かな…………。

【はぁ、と溜息を一つ】
【近くにはビル陰などの手頃な雨宿りスポットが無く、仕方なく木陰に隠れたよう】
【確りと沢山の葉が雨粒を防いでくれているようで、少女の身体はほ殆ど濡れていない】
368 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 14:25:24.11 ID:YgKdgGkn0
>>365

「――――ッ」
(……なるほど…………『これ』の関係者、って事か…………)

【二人が歩み寄るまでのわずかな間。アストラは、そっと隣の少女に目くばせすると、自身のポケットを服の上からそっと押さえつける】
【そこに入れられていたのは『人工宝玉』――――それを見て、言葉には出さずとも、少女にはコンタクトが成立した】

「っ……お、おい!!」

【何故にスピーカーなどを使う必要があるのか――――険しさの中に焦りを孕ませた表情で、アストラは思わずそれを制止しようとする】
【一瞬後には、それが杞憂であった事が分かるものの】

"な、んと…………!?"
「は、ぁ…………ッ!?」

【聞こえてきたのは、どこか耳障りな大音量ではなく、調和の美しい二重音声】
【別な意味で、面識のあったアストラとダハルは面食らう事になる】

(――――目的の分からない相手…………それでいて、こっちの『情報』に切り込もうとしてくる…………
油断のならない相手ね…………ッ)
――――名前? あたしはレイド=E=ヴェイス。アストラ=O=ヴェイスの妹よ…………
職と言うと…………残念ながらあたしは無職。――――――――見ての通り、『仕事』とか『労働』とか、出来る身体じゃないのよね……

【――――レイドなら、もっと上手く対処できていた。アストラが当時を振り返る時、そうした感想であの出来事を評されていた】
【そうした評価は、決して根拠のないものではない様だ。事前に聞いていた情報、そしてイニシアティブを得ようとする話題の振り方を受けたレイドは】
【早々に、自分の取るべき態度の大まかな方針を胸の内に秘めた――――それがどういうものかは、今はまだ分からないが】

【ともあれ、聞かれるがままに名を名乗るレイド】
【しかし、相手が恐らく得たがっている『魔玉』に関する情報は伏せた】
【断裂した自分の右腕を晒し、今の自分は何も出来ない存在である、とアピール】
【あくまで、聞かれた事以上の情報は晒さない。まずは守りの姿勢を取るようだ】

「――――さっき、妙な奴につけられている様な気配があったんだが……あれは、もう一人のお仲間か?」

【それとは別に、アストラが一つの質問を返す】
【相手が、もし故意にこの状況を『作り上げる』べく動いていたのなら、彼等に対する警戒は強めないといけない】
【――――前に行動していた3人のうち、一人がこの場にはいないと言う事を指摘して、アストラは問いただす】
【しかし、この段階では尋問と言う訳でもない。ただ単に『気になった事を聞く』というニュアンスの言葉】
【もっとも、これでボロが出る様な相手でもないだろうが、そのリアクションから、何か分かる事はあるだろう】
369 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/18(土) 14:31:42.57 ID:Vk9y0g1ho
>>366
【其の反応に、並の人間よりも長く生きている彼女は、容易に気づいた】
【しかしながら、今触れたとしても、話してはもらえないだろう、と思う】
【なぜなら、まだそれ程話しても居ない、己を晒すには、まだ親密さが足りないと知るから】

ふふ、わるいまじょ≠ナすからね、私は。
もしかしたら、カノンちゃんだって、囚われのお姫様にされちゃうかも知れないわよ?

【くすくす、と笑い声を漏らす姿は、本気か冗談か判別しづらい物だ】
【言葉で人を惑わすのを、彼女は好むのだろう。ますます持って、その在り方は魔女そのもの】

【そして、彼女が椅子に座り、店内の魔力の香りを嗅げば、気がつくかも知れない】
【その魔力が常に空気を清浄に保っていることを。気管支の弱い者に取っては過ごしやすい環境だろう】
【いつの時代から有るとも知れない古書も積み上げられているのに、ホコリ一つ無い店内】
【そこから彼女が病弱であることを推理することも不可能ではないだろう】

ええ、本が好きでね、もう何十年も前かしらね。
古い弟子と一緒に、この店に移り住んだのよ。まあ、あの子はもう消えてしまったけれど。
この店は、とても居心地がイイのよ?昔作らなかったかしら、ほら、秘密基地っていう物とか。

此処は、私の城≠ネのよ。わるいまじょ≠ェ追ってくる人から逃げるための、ね。

【そして、寝るネコの方に目線を向けると、ネコが面倒そうに起き上がり、にゃーぁ、と鳴き声を響かせて】
【尻尾を伸ばして、ティーセットを取り出し、紅茶を入れ始めるだろう】
【其れを横目で見ながらも、質問に答えて】

そうねぇ、売られる本も、逃げこんでくる本も、皆一度は私が目を通しているわね。
此処は、出てくる本より、入ってくる本の方が多いから。

私の仕事は、お客様に本を売る仕事じゃないのよ?
私の本当のお仕事は、本の御主人様を見つけてあげること。

【ふわり、と右手を横に流すと、つぅ、と光の線が横に引かれて】
【それを指先でくるくると弄り、丸めながら】

カノンちゃんは、今何か困っていることや、悩み事は、無いかしら?

【穏やかかつ、深い瞳がキミに向けられる】
【その問は、しんしんと、心に染みこんでいく独特の気配を持つだろう】
370 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/18(土) 14:48:23.97 ID:uvtzE5Hao
>>369

【人の心を撫でるように、ゆったりと言葉を紡ぐ貴女にペースを握られそうになるも
それは決して嫌な気分ではなく――――さながら、ダンスを踊る手を貴女に委ねるような
そんな――――心地の良い、気分に静かに心を揺らして】


どちからと言えば、私はお姫様≠ナはなくわるいまじょ≠倒す騎士≠ナしょう
大体、そのようなキャラでもありませんっ


【少し語尾を強くするように、彼女は言い切るだろう、それは暗に、姫というキャラが自身に合わない、といっているようで
確かに従者の格好をしている彼女、奉仕を受けるもの、よりかは奉仕をするもの、といった表現が正しいのだろう
――――嗚呼、また――――仄かに、彼女の瞳が、微かに揺れた】

【貴女の言葉は確かに、魔女と形容するのに相応しいようで
彼女の心が揺れて、時折顔を出す、触れて欲しそうに、その色を滲ませてくる
尤も、それに触れるべきかは、経験でしか分からない、今まで生きてきた、歴史の深さで判断するしかない】


……なるほど、ですが、お城にしては少々従者≠ェ足りないのでは?
この魔翌力の香りは空気清浄の魔法でしょうか、それも、随分と高度なレベルの
此処に住むお姫様はどうも、お身体が丈夫でない、と窺えますが――――……


【確かに彼女は、奉仕する者であろう、環境の変化に敏感に気づく
相手の得手不得手を判断し、それを手助けしようと、言葉が不意に出てくるのは、その性質の為か
じぃ、と貴女を見つめる瞳の色が、微かに強く染まったように感じるかもしれない】

【――――それはきっと、彼女以上に深い色を覗かせる貴女の瞳に、見つめられたから、かもしれない】


……何だか、貴女の掌の上で、踊っている、そんな気持ちも感じてしまいますが――――……
ええ、確かにございます困っていること≠熈悩み事≠


【そこで言葉が途切れ、静かに貴女に視線が注がれる
――――それはきっと、確かに尋ねるような、赤色の視線
貴女に、それが解決できるのか――――と、言う具合に】

【それはまるで、小さな手で、ぎゅぅ、と裾を掴む、幼い少女のようにも思えるかもしれない
降り注ぐ視線が、ため息のように、ゆらりゆらり、と儚い色を、魅せては途切れて、やがては、弾けて、飽和の彼方へと消える】
371 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) [sage]:2011/06/18(土) 14:59:58.57 ID:Dm4aHKAZ0
>>368

【スピーカーからの美声に対し驚きの声を洩らす彼等の反応には、敢えて何も触れることはなかった】
【表情を見せぬ包帯の頭部は、毅然とした雰囲気を漂わせたまま何も語らない】


…貴女様は妹さんだったのか――それはそれは初めまして、私は天華会≠ニいう、しがない組織の一員でして――
――嗚呼、痛そうな御姿だ…妹さん、御気の毒に…

【此方もここで魔玉≠ノ関する話題に切り込もうとはしない】
【まだ余裕を持たせ、あくまでも相手の肩の力を抜かせようと専念しているのだろう】

そうそう、彼も仲間です…まさかお気づきだったとは予想だにしませんでしたよ――

【あくまでも、自らはそれを察知していたことに気付かなかったフリをする】
【相手の能力を一歩立てると共に、自分達の方が一枚上手であったという認識を持たせる為に――】

彼には貴方様を発見した場合は尾行をするように頼んでおいたんですよ
正直、こうして再び会えるとは思ってもいませんでしたからねー
勿論後を付けてるはずですから、貴方様方の裏手の少し先に待機していることでしょう

【しかしこれも、彼にとっては予想外の形で叶うこととなった思惑の一つである】
【仲間から送られてきた情報から、彼等のうちの一人が健全な状態ではないことは既に把握していたのだ】
【つまり挟み打ちにすれば、その負担を抱えた人物を連れて逃げ切るのは難しいという打算あってのことだったのだ】
【実際此方から現場へ向かいその形を取る筈であったが、向こうから飛び込んできてくれたのだから彼等にしてみれば美味しい状況である】
【さらに、その一人が例の求めていた人物であったことをレイド自身が完全に証明していれば、彼等は尚更今の状況の優位性に浸っていたことだろう】

【今はまだ、動きを見せない彼等】
【しかし何れにせよ、次の会話辺りで必ず動きを見せるはずだろう――】

/かなり遅れました、申し訳ないです…
372 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 15:01:22.56 ID:442Lr5Who
【薄暗い路地裏】
【合法非合法問わない売り物だらけの胡散臭い店が、幾つか軒を並べる中で】
【赤づくめのタロット占いの店が――…一つ】


 ――…、…


【店の主は、赤いローブに身を包んだ50代程の女性】
【波打つ黒髪と、真っ赤なローブが毒々しい印象を与え】

【タロットカードを弄る手元、右手薬指には――…、…φの指輪】
373 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/18(土) 15:03:13.14 ID:Vk9y0g1ho
>>370
ふ、ふ。
女の子は、皆一度はお姫様に憧れる物だと思うのだけど。
カノンちゃん見たいな、かわいらしい子だったら、きっとそういうのも似合うと思うわよ?

あ、何なら私のドレスでも――――、

【嬉々として、キミを弄ろうとする老獪な魔女】
【久々の人との触れ合いが彼女に取ってはとても嬉しく楽しいものであったようだ】
【しかしながら、奉仕してもらうとの名目でドレスでも着せていじり倒そうかと思ったが、直後キミの胸を見る】
【子墨も決して胸がないわけではない。形には自信があるし、魔術により若さを保っているため張りもある】
【だが、サイズが恐らく1カップは違う。切れないわけではないが、すこしきついか。子墨のほうが体格も小さいように思えるし】
【少し残念そうにする彼女の前に、ティーポットとカップが置かれて茶が注がれる】

『すまぬな、少女よ。この物は少々性格が悪い。全く、もう少し私にまたたびを寄越してくれないものか、子墨よ』

あらあら、ノラちゃん。貴方またたびあげるといっつも暴れるじゃない。
またたび吸うなら外で吸ってらっしゃいな。

『……むぅ、ちょっと外に出てくる。散歩だ、夜には帰る』

はいはい、行ってらっしゃい。

【ネコが話した。そして、しっぽをゆらゆらと動かしながら店の外に出て行った】
【気の抜けるようなやりとりをしつつ、キミのその敏感に気がついた言葉を、聞く】

……ずっと、一人だものねぇ。
何でも独りでやってきたから、困ることはないけれど。
だからこそ、今カノンちゃんとお話ししているのが、とっても楽しいのよ?

【首をかしげて、華のように彼女は笑った、そして、心配するような言葉に首肯して】

本当なら、とっくのとうに死んでいる身だもの。
死にたくないから、わるいまじょ≠ノなってしまったのだしね。
まあ――後悔はしていないけど、少し、寂しいわ。

【ネコが消えた、店内には。キミと、私だけ。他の存在は、此処にはない】
【緩やかな時が、彼女の指先で回される光のように、ぐるぐるぐるぐると】

【そして、魔女は彼女のその幼い少女のような姿、迷いを持ち、困り、悩む少女を見て】

【ああ――触れよう。そう、思った】

――話しなさい、若き少女。
高々百数年しか生きていない私ではある。
だが、この場には無数の偉人が居る=B読書とは、本を書いた者と対話をすること。
この無数の蔵書の中には、きっと、貴方を変える知識がある=B

ただし、魔女との取引、代価を貴方に求めたい。その代償は――――

【真面目な様子で語るわるいまじょ=Bしかし、その代償を語るダンになり、唐突に破顔して】

――たまに、此処に来て私とおはなししてくれないかしら?

【そんな、他愛もないお願いだった】
374 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 15:16:22.93 ID:YgKdgGkn0
>>371

――――しょうがないわよ。こう言う身体になってしまう人生を、選んだのあたしなんだからね……

【腕を失ったのは、つい最近の事――――それも、自身の血族が大きく事情に絡んだ、非常に厄介な出来事に巻き込まれての、結果だった】
【確かに、腕の事は悔やまれる事も多い。そして、これに絡んで大事な仲間が一人、既に命を落としている】
【しかし――――相手はグレー、とかく『白』と『黒』の中間に居る様な、果てしなく心を許せない相手】
【敢えて強気な姿勢で、腕を失った事には大して拘泥していないと言う態度を示す。ささやかではあるが『同情はいらない』と言う態度だ】

「……おいおい、忘れたのか?
こちとら、追われて逃げてる立場だ…………そういう用心があるって事は、前にも言ってただろ?」

【確かに、今は状況が変わったものの、以前に会った時には変装を自分に施して行動していたのだ】
【それなりに、周囲に対する警戒はしているのだろう】
【もっとも、今回『事』に気付いたのは、レイドの使い魔が大きく影響しているのだが――――】

「尾行、ねぇ…………なんだってそんな勿体付けた事をするんだよ?
直接にコンタクトを取って、場を改めれば良いだけの話じゃ無ぇのか? 前にみたいによ……」
(――――――――ッ!)
≪(――――分かりやした。姉貴……!)≫

【相手の言葉の言わんとするところ。それは『敵対』と事態に至った時には、こちらの不利を齎す為の『仕込み』だろうと、アストラとレイドの両名はすぐに気がついた】
【アストラは、そこの追及に掛かる。単なる交渉相手と言う事であるならば、そうして『弱みに付け込む』様なやり方など、必要ないのではないか、と】
【以前には、事実そうしたフラットなやり方で互いに通していたはずだと、そう言ってアストラは相手の『企み』に一歩踏み込む】

【一方のレイドは、ただ黙って、アストラの言葉を聞いていた――――だけではない】
【周囲には姿を隠していて、普通の人間には見えない状態になっている使い魔の『ジェム』へと、素早く目配せをすると】
【一つ頷いて、ジェムは高度を上げ、いずこかへと飛び去ろうとする――――恐らくは、どこかとの『連絡』――――状況を鑑みれば『増援』を呼びに行ったのだろう】
【しかし――――ここに一つの誤算がある。尾行してきた人物は、ジェムの姿を認識していたと言う事だ】
【本隊から分かれて、姿を隠したまま別行動に入る――――そこに何を感じるかは、受けて次第であろう】
375 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 15:18:48.31 ID:FEloJcopo
【街中】

(データベースにあった、名前──「天辰桜」)
(……アマタツ・サクラ)

──まさか、キミなのかなーぁ、桜ちゃん

【藍色の長髪をまっすぐに伸ばした、エメラルド色の瞳の女性が歩いている】
【首元をささやかに飾るのは、アクアマリンが用いられたネックレス】
【身に付ける短いベアトップのシャツは
 きゅっとしまったウェストや豊満な胸部を見せ付けているかのようで──】
【しかし、肌の露出の多い上半身とは対照的に脚はベルボトムのジーンズを履いており】

ま、今はまだ彼女の事はいい、か
いずれ期は熟すだろうからねーぇ……

【──凛】
【右耳に付けたイヤリングが風に揺れる】
【≪No.CZ≫──耳の装飾品に刻まれた数字。其れの意味するところとは】
376 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/18(土) 15:24:21.54 ID:uvtzE5Hao
>>373

【褒められるのはなれていないのか、くすぐったく感じる、貴女の言葉
表情には出さないものの、照れたように、こほん、と咳を一つ
貴女よりか、少し身長の高い彼女は、諭すうに言葉を紡ぐ】


――――……似合いません、ぜーったいに似合いません!
ですから、このお話は無かったことにしましょう、まったく、もう……お姫様、だなんて――――……


【冷静そうな彼女の表情や雰囲気から漏れ出る、微かな動揺
スカートにくしゃっと滲む、しわのカタチは、統制のとれた彼女自身に歪む違和感のようにも感じるだろうか
それを誤魔化すのは、ノラの動作、不思議に語らうノラのお陰で、彼女は少し、冷静さを取り戻す】

【貴女の言葉に、耳を傾けて、そっと脳裏で貴女の今までを辿ろうとする
視線を向けると、多種多様な本が、自身を出さずに、ただありのままにある
それらには、文字通り無数の、歴史が刻まれてきたことであろう――――……そして、その多くは、彼女に関わらず終わっていった】

【――――そんな、悠久の時の中で、長きを生きる貴女はともかく――――こんな彼女が、貴女と出会えたのは
きっと、どこかで絡んだ歯車が、今ようやく、そのつじつま合わせにきたのだろう】


それは勿体無いお言葉を……ですが、貴女にそう言われますと……悪い気はいたしませんね
そして、願わくは――――その経緯について、教えていただけませんか?
死≠サんな言葉が、聴き間違いでなければ、聞こえたような気がしました


【少し照れた具合に、言葉のアクセントが、微かな色を魅せると、貴女へと質問を投げ返す
恐らくは、貴女がわるいまじょ≠ノなった過程≠尋ねているのだろう――――それは、貴女の述べた言葉に起因する
死=\―――そのフレーズが、音を、意味を持った時、彼女の心音が、とくん、と大きく揺れた
その原因は、今貴女が尋ねようとしている、その心に、起因しているのだろう】


――――……それはそれは、何とも嬉しい代償ですね
ですが、何の苦痛も私が感じない、というのは少々、貴女との取引のありがたみ≠ェ薄れる、と思いますが……


【まあ余計なおせっかい、というものであろうか、不意に言葉が口から零れた
そんな冗談半分の言葉、彼女の口から漏れる、ということは、貴女を信用している、という証であろう
緩んだ表情からは、微笑み、とまではいかないものの微笑、が微かに尻尾を見せた】


では、聞いてください、老齢の魔女
――――……と、言うよりかは、その……観てください、という感じでしょうが……

Under Cover of Darkness


【寸刻、スルリ、と彼女を影が包んでいく、一瞬の出来事ではあるが、それでも確かに、異様な光景
影が明けるとそこには、新しい彼女≠ェ――――顔を出して】

【紅いキャスケット帽に、白銀の長髪を腰の辺りまで伸ばし、横髪の中からもふもふっとした狐耳がぴょこん
赤色の大きめのマントをマフラーのように纏い、翠のビキニの上に白のパレオを纏った露出度の高い格好
翠のロンググローブと、ニーソックスが白い肌に映える、巨乳の真紅の瞳の少女】

【――――……これが、本当の彼女の姿、であろうか――――……ならば、彼女が似合わない≠ニ言った理由も分かるかもしれない
メイドの姿は、仮の姿、というやつであろう、そして本来の姿は
さやかに風に揺れる、狐耳――――人でない証が、その色を強く魅せる
――――なるほど、コレが、彼女の不安≠フ原因か】
377 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 15:35:12.16 ID:442Lr5Who
>>375
【こつ、こつと低い靴音が、彼女の前方から響き】
【ゆらりと姿を現したのは――、黒いロングコートに大鎌のシルエット】


 ――…シズリ、か。また逢ったな。


【長い銀髪、暗い赤の瞳。首元にはφのモチ−フ】
【怜悧に赤の瞳を細め、再会の挨拶を彼女に告げ】
378 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 15:39:18.71 ID:442Lr5Who
>>377
/街中なのに大鎌かよ…やりよるわコイツ
/大鎌は見なかった事にするなり、人通りが全く無かった事にするなりで補完お願いします…
379 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/18(土) 15:41:34.48 ID:Vk9y0g1ho
>>376
【キミのその言葉に、からかう調子で悪戯気な表情を浮かべて】

ふふふ、可愛い子を弄るのも楽しいわねぇ。
ちょっと剥いてみましょうか、なんて。

【ふわり、と彼女から柔らかい魔力が発露するだろう】
【なんとなく、心が落ち着くような、そんな力を持ったものだ】
【この店に漂う、気だるい雰囲気は彼女の魔力の性質もあるのだろう】

【まるで時が止まってしまったかのような=Aそんな場所が、此処である】

【キミの、その言葉。過程を問う、その姿、その目に宿る、真摯な色】
【それら全てを見定めるように、彼女はキミを見据えた、そして、決めた】

うーん、まあ、良いわよ。
と言っても、たいしたことじゃないものね、よく有る話よ?全然、楽しくなんか無い、そんな、話。

【紅茶を口に運び、含み、嚥下する。百年以上もそうしてきた彼女の動作は流れるようだ】
【キミの悩み。其れに触れるためには、話すのも悪くない、そう思えたから】
【薔薇の花弁を思わせるように紅い唇、今は紅茶により湿り、艶やかに艷めいているそれを開く】

――私が生まれた所は、ね。小さい集落で。私はどこにでも居る領主の娘だったの。
私は、生まれつき肺病を患っていて、大人に成れない、ってお医者様にも言われていてね。
お父様は、経験な宗教の信者だったのだけど、私を救うために、外法に手を出したのよ。

――結果、村は無くなった=B
私は、死の宿命からは逃れたけれど、その時点で、人≠ナは無くなった。
悪魔が、私以外の全て≠代償に、病気と寿命では死なないからだにしてくれたから。

…………でも、病気自体はなくなっていないし、私は年を取らなくなった。

後は、なんとなくわかるでしょ?年をとらない少女が同じところには居られない。
何度か異端審問にも有って、身を守るために魔道を収めたのよ。

戦いなんか、嫌いだし、人だって殺したくはない。だから私は、此処に逃げこんで、ずっと、外から逃げ続けているの。
百年以上も、ね。

【紅茶を、話し終えて再度すすり、穏やかに微笑む】

少し、語りすぎたわね。
まあ、そういう、どこにでも居る、ただの魔女で、今は古書店の店主。
それだけで、十分よ。

【そして、少女が己に見せる、その姿】
【狐の獣人である、彼女を見た】

あら――――可愛らしい。

【ふんわり、と気の抜けるような声を漏らして、ゆっくりと立ち上がり、近づいていくだろう】
【そして、キミの頭を優しく撫でるかも知れない】

それで、何が心配なのかしら。
その姿が、異形であること?
それとも、其れが原因で、何処かを追われたのかしら?

【何方も、この魔女には経験の有ること。だからこそ、なにか助言ができるかも、知れなくて】
380 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 15:47:38.61 ID:FEloJcopo
>>377

【想起したのは──何処かの国の、色褪せた光景】
【独り呟いた名前から思い起こされた記憶は、彼女に何を感じさせたのか】
【だが其の感傷を遮るかのように聞こえた、己の靴音とはまた違う音】
【──通行人だろうか。ならば共に戯れようか、いつもの様に】
【しとしとと雨の降り始めた、人の少ない街中】
【灰色雲の風景を意識に入れようと、彼女はそっとエメラルド色の視線を前方へ向け──】

────ウェスカ君?
久しぶりだねーぇ……データベースには、死んだっていう報告が上がっていたけれど
あれは誤報だったのかなーぁ? それとも──?

【一瞬浮かべたのは、驚きの表情だった】
【データベースに挙がった、知人の死。其れを覆す事実が眼前にある】
【人は死にはすれど、生き返ることなどない。その世間の常識を歪めるものが、直ぐ其処にいた】
【しかし其の表情は長くは続かず──すぐに、にこりとした笑みを彼女は浮かべる】
【ぴちょん、と。静かに落ちる雨粒が、近くの水溜りにさざ波を作り出す】
381 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) [sage]:2011/06/18(土) 15:54:05.41 ID:Dm4aHKAZ0
>>374

【レイドの語る己に対しても、彼は足を踏み入れなかった】
【おそらく、不用意に入り込めば傷を付ける可能性が大きいと案じたのだろう】

――まあ言ってしまえばその通りでしょうねー天交渉たるもの正々堂々、は百も承知の上です
ですが、貴方様方に牙を向けられたら此方としても堪ったもんじゃありません
礼儀を弁えないことは謝罪します…ただ、我々も生き残りたいんですよ…

【日常を過ごす者が突然襲われ、或いは襲いかかる――それがこの世界の理】
【交渉の最中に銃を向けられた場合、防ぐのは非常に難しい――それだけである、と彼は言う】



――では、勝手ながらも話を本題に移して宜しいでしょうかね――?
貴方様――アストラ様には、既に説明済みでしょうが、我々は魔玉≠ニいう珍品を探しております
それを宝玉と組み合わせることによって、永久燃料としての宝玉を完成させる為に我々は動いているのです
しかし宝玉はそこら辺の地面に落ちている程ありふれちゃいない、ではどうするか?


僕にはそれが可能なんですよ、宝玉の精製が

【彼等の野望――多くの世界人がそれを目標として研究を重ね、そして挫折していった人工宝玉≠フ精製】
【それを自らは可能であると、彼は少し得意気な口調で語ってみせた】

最終的な目標は人工宝玉≠フ兵器化です
どうしても、とは言いませんが――我々の野望を達成するに当たって魔玉の存在は実に大きいものなのです
是非そのバイヤーからそれを譲り受けたいというのが、我々が貴方様方をここへお連れした訳なんですよ

【以前彼等がアストラに渡したA型の試作品、魔玉はそれを更なる高みへ登らせる為の基盤となる】
【次のステップを踏む上で魔玉との合成は著しく高い価値を持つものなのだ】

貴方様――アストラ様は以前、魔玉のバイヤーと接触したことがあるが、名前等は知らないと仰っておりましたね…


そのバイヤーというのは、もしや貴女――レイド様、では――?

【そして、いよいよ彼は攻めの姿勢に入り込む】
【仲間から送られた情報を元に、相手の隠された嘘を崩さんとする一声】
【もしレイドがアストラから人工宝玉に関する話を聞かされていなければ――兄妹の意志疎通がなってなければ、対応に隙を作ってしまうかもしれない】
【無論、これで仲間が感知した“魔翌力の球体”もネタにある――ここから一気に揺さぶりをかけるつもりなのだろう】



『(――動キガ――イヤ、ココハ待機、デ――)』

【また、その宙に浮かぶ髑髏――ジェムの動きは、感知圏内で容易に捉えることが出来た】
【しかし、彼は持ち場を離れようとはしない――今はそれよりも、交渉の流れが重要になるからである】
【今回の件は人工宝玉の計画の上で避けて通れない――彼はその場に留まり、機が訪れる可能性を考慮することにしたようだ】
382 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 16:01:10.40 ID:442Lr5Who
>>380
【彼女の得ていた情報は、決して間違いなどでは無く】
【そう、一度死んだ人間――まして無能力の、人間ならば。黄泉帰りなど――…】

 ああ、一度死んだ。
 だが――…妙な奴らが、一枚噛んでやがってなぁ。
 そいつらに蘇生されちまった、っつー訳だ。

 …まぁ、蘇生の直接の原因は、出来そこないの後輩なんだが――。


【やれやれ、と肩を竦めて見せて――…】
【 ――思い出したように、情報について補足し】


 ―――…機関から退職金諸々が降りちまったからな。
 返すのも癪だし、黙ってるだけさ。
 どうせ下っ端だ、増えようが減ろうが報告しなけりゃ上は気づかねえ。
 良けりゃ、俺と逢っちまった事は秘密にしといてくれ。


【おどけた笑みを見せ、そんな事を頼むと】
【がしがし、と銀の髪を乱してから――つい、と暗い赤の視線をシズリに向ける】


 ―――…ところで。桜ちゃん≠ェ如何とか言わなかったか?
 少しばかり……、…思い当たる、名前でなぁ。

 良ければ、あんたとの関係を教えてもらいてえんだが――。


【自身を死に至らしめた者の、片割れの名も―――奇しくも桜≠ナあった】
【故に、少しばかり問い詰める様に。その人物について話せ、と迫る】
383 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/18(土) 16:02:53.31 ID:uvtzE5Hao
>>379

【そんな、世界から外れた場所で、魔女と語る――――……それもまた、可笑しな話であろう
けれども、それは、実際にある、事実――――落ち着くような甘い甘い香りが、彼女へと流れ込んでいく】


私は従者≠ナすので、ある程度は受け入れます……けれども……っ
……抵抗しますが、よろしいですね?て、手加減しませんよ?


【どこから取り出したのか、一本の鞘に収められた刀を右手で握ると、まるで、縋るように両手で握り締めて
ぎゅぅ、とほっぺたの直ぐ側に刀を置いて、じぃ、と貴女を見つめる
今にも小さく、ぶるぶると震えだしそうな彼女は、イメージから外れた、幼い少女のようにも思えて】

【そんな彼女は、語りだした貴女へと、耳を傾け、言葉の切れ端を、辿り始めるだろう
耳で辿り、脳裏に思い浮かべるその歴史は、深く、暗く、重いものであろう
――――端的に語られるものの、百年以上にも渡る、貴女の歴史は――――きっと、抒情詩のように、壮大であろう】


……あまり自分を碑下しないの、私からしてみれば、貴女は十分戦ってる
不老≠フ苦しみも病魔≠フ苦しみも、私には分からないよ、でも――――……
本当に貴女が、逃げたのなら、きっと、そんな苦痛¢マえられないに決まってる

けれども、貴女は生きてる、宿命に耐えて、この世界に百年以上も住んでる
それだけで十分、貴女が凄い人、って事は私にも分かかるよ


【彼女が、本来の姿を現し、どこか口調が人懐っこい口調になったのに気づくだろうか
――――恐らく、先刻までのかしこまった口調は、メイドとしての彼女の口調であったのだろうか
ならば、今の彼女の言葉が、本来の彼女の言葉、なのかもしれない】

【ふわり、と微笑むと、ゆったり、と人の耳の位置にある狐耳が揺れて、微かに香りを零す
くんくん、と鼻を揺らして、紅茶の香りを愉しむ彼女は――――……表情を緩めて、油断しきっていた】


ふぁっ……ぁっ……も、もう、くすぐったいよ……っ――――……!!


【不意に髪の毛へと絡みつく、貴女の辿るような指先に、ふぁっ、と思わず声が漏れる
キャスケット帽から飛び出した髪の毛は、シルクのような指ざわりで、貴女へと纏わり憑いて、するり、とすり抜ける
髪の香りは蘭のような、そんな甘い甘い香りで、貴女の思考へと流れ込む】

【彼女は、と言えば、凛、と整った顔たちを、恥ずかしげに紅くして、もぅ、と言葉を小さく零した】


……うん――――そんなところかな、一応、人の姿にもなれる、けど……
結局ソレは、誰かを騙していて、でも――――……この姿のせいで、色々と酷い目にもあった、から……
だから、どうすれば良いのかな、って、それで……


【――――きっと、今まで溜め込んできたのだろう、紡ぐ言葉は、少女のように、幼い言葉
貴女と比べて、彼女はまだ、ほんの僅かにしか生きていなくて、それで全てを受け入れるには、あまりにも短くて】
384 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 16:11:55.12 ID:YgKdgGkn0
>>381

「…………」
(…………ふぅ、ん…………)

【ただ黙って、その言葉を聞き続けるレイドとアストラ】
【何某かの糸口が、そこには隠されているかもしれないのだ――――『卵』に侵された親友との対話と言う経験を通じて、二人はそうした技術に長けていた】

「(――――やっぱり、突っ込んできやがるか、その点…………)」

【以前の交渉で、下手を踏んでしまったことを思い出すアストラ】
【その場しのぎで、後の事を考えなかった対応が、ここに来て自分たちの首を絞めている】
【――――だが】

何を根拠にそんな事を?
確かに、兄上もあたしも『魔玉』は持ってるけど、ただそれだけよ?

【既にこの一件に関しては、兄妹の間でのある程度の認識の詰めは行われていた】
【ここでレイドの切ったカードは『開き直り』――――それ以上の証拠は抑えられていないと信じて、敢えて自分が魔玉を持っている事を明かし】
【魔玉との関わりが深い人間である事をアピールする事によって、逆に相手に一歩引かせる手段を選択した】

――――それに、さっきあんたたち『我々の野望』って言ったわよね?
『人工宝玉』を作って、それを兵器化して…………その先に、何を求めているのかしら?
それが実現すれば、世界のパワーバランスは大きく変わる事になる…………そんな大事を実現させる『野望』を、どこに向かわせようと言うのかしら?
――――これは他人事じゃない。世界全てを巻き込みかねない事態よ
そこの所、答えてもらいましょうか?

【かつて、アストラが聞き返しそびれた点を、改めてレイドが問いただす】
【その様な強力な兵器を量産する『目的』は、何なのか】
【自分がそれに対する重要人物であると言う事を証明する様な語調であることを承知の上で、レイドはそう切り出す】
【一応『これは他人事じゃない』と予防線こそ張ってはいるが、ある意味で己の正体を棚上げした様な格好だ】

【――――しかし、だからこそ逆に、その論調の切れ味は鋭いものになっている】
【自分たちの保身よりも、相手の正体に食い下がるべく――――その態度は一種の凄味を持っている】



【――――そうしているうちに、ジェムは空の彼方へと飛び去っていった】
【『増援』を呼ぶのだとしたら、ある程度のタイムラグがそこには発生するだろうが――――】
385 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 16:14:34.37 ID:FEloJcopo
>>382

ふぅん──蘇生、か。
それは随分と奇特な経験をしたねーぇ、ウェスカ君
三途の川を渡って帰ってくるだなんて、滅多な事では出来ないから

【くす、くす、くす】
【浮かべるのは常に代らぬさざ波の笑み】
【ぴちゃん、ぽちゃんと雨しずく。窓に当たって小さくはぜる】
【傘もささずに街中二人。藍色の髪に、雨粒ひとつ】

ふふ──いーけないんだーぁ。悪い子だねーぇ、ウェスカ君は
最も、そういうところも私が『好き』なポイントでは在るのだけれど
ま、それはさて置いて──キミのお願いはちゃぁんと聞いてあげよう、ウェスカ君
私も以前ウェスカ君に秘密のお願い事、しちゃったからねーぇ

【雨の街での秘密の会話。それをゆるりと受け入れて】
【くすくすくす、とさざ波笑い。ぽちゃんと雫がまた落ちて】
【宝石色の二つの視線。ぴたりと遭って、また笑う】

もしかして、知り合いだったりするのかなーぁ?
世間は狭いね、そうは思わない?ウェスカ君

桜ちゃんはねーぇ、私の幼馴染、だよ
最もずぅっとずぅっと前に別れたきり、顔を合わせてなんかいなかったけれど、ね
まさか機関に入っているだなんて思っていなかったよ

可愛い可愛い、年下の桜ちゃん。
櫻の国の、武家に生まれた彼女は──どうして、機関に居るんだろうねーぇ。

【──彼の死の由縁など終ぞ知らず。笑みを浮かべて彼女は語る】
【囁くような吐息と共に、ゆたりと紡がれるは過去の断片】
【この場に居ない「桜」の彼女。だがきっとそれは、彼の知らない「桜」であって】
386 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/18(土) 16:25:41.30 ID:Vk9y0g1ho
>>383
ふふふ……、冗談ですよ。

………………多分、ね。

【ぺろり、と唇を舌で舐めて、少しだけ蕩けた目を、キミに向けて】
【直ぐにその姿を取り繕った。本音か虚言か、真に分かりづらい】
【本人としては、からかうのが楽しいだけだったりもするのだが】
【まあ、百年以上生きていれば、両方いける≠フもまあ当然か】

【そして、語る己の言葉を真面目に聞いてくれるキミに、彼女は感謝を抱いた】
【ああ、久々のお客様が、貴方で良かった――、と彼女は思う】
【それと同時に、掛けられる言葉を受けて】 

……そうねぇ……、随分と、ずっと。
この苦しみには、付き合ってきたもの。死にたいと思ったけど、死ねないし。
だからこそ、魔女として生きることを選んだのだしね。

優しい子ね、カノンちゃん。
本当、貴女と有ってよかったと思うわ。

【人懐っこい様子のキミを、彼女は好ましく思う】
【畏まられるよりも、こうして砕けてくれたほうが、話しやすいのだから】
【きっと、此の侭話せば、彼女も、己の心の欠片を見せてくれることだろう】

【そして、艶やかなキミの髪を、彼女は梳く様に撫でる】
【恥ずかしがりつつも、幼い言葉を此方に投げかけるキミ】
【初々しい、そう思いながらも、頭を撫で続けて、彼女はキミの瞳を真っ直ぐに見据える】

ふ、ふふ……。
貴女は、可愛らしい只の女の子、よ。
それで十分じゃないのかしら。

【柔らかく、優しい言葉は魔力などこもっていないのに、言葉の魔法と成ってキミに降り注いでいく】

…………それでも、貴女が迷うのならば、私が貴女を導いてあげましょう。

【そう言うと、カウンターの上に手を置く彼女。そして吸入器を取り出して、その薬を吸うことで一時的に詠唱を可能にして】

我が城に遍く眠る偉大なる知識よ

我が声を聞け、我が願いを聞け、我が思いを聞け

其れは賢人、其れは知識、其れは歴史、其れは記憶、其れは世界、其れは宇宙、其れは全て

求めよ、真実は我が手の元に

我が前の者に、どうか賢者よ救済を

【直後、彼女がカウンターに置いた右手を中心に魔方陣が生まれていく】
【そして、魔方陣から大量の文字と紙が生まれだし、乱舞していき。ばさばさばさ、と纏まり、装丁されていく】
【十数秒後、カウンターの上には真っ赤なハードカバーの本が一冊、置かれていた】
【崩れ落ちるように、魔女は倒れこむだろう。そして、荒い息を吐きながら】

……っは、ぁ……ッ、っは、……ッ、この、本。は……っ。
きっと…………貴女の、力になれる、そう思う、から。

【タイトルは、『ともだちひゃくにんできるかな』。本を読まないという彼女でも読みやすそうなタイトル】
【内容は、一人ぼっちだった女の子が、頑張って友達を創っていく、というだけの話】
【話題作でもなんでもない。しかし、読めば心があたたまる、そんな作品だ】
【この作品が、彼女の心に、少し影響を与えることを、願った――――】
387 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/18(土) 16:25:51.03 ID:o2nSGqqSo
【大通りとスラムの境界】

【巨大な街ともなれば、その分潜む闇も濃い】
【どれほど煌びやかに飾り立てられても、必ず暗い場所との境目が発生してしまうだろう】

【そんなとある大都市、裏と表の境界に、ボロい木賃宿が立っている】
【寝るスペースがあると言うだけで、他の生活環境は劣悪だが、その分やたら安価な料金設定が売り】
【脛に傷持つ輩の寝床として評判の、都合三階建ての小さな宿泊施設】

【屋上、縁に腰掛け下界=大通り側を見下ろす姿が一つ】
【この雨の中傘も差さず、髪や顎から雫が滴ろうが、服がぬれて張り付こうがお構いなし】
【ただただ、雨に打たれて物思いに耽る人物は、14,5の少女のようでもあった】

【ウルフカットの黒髪に焦げ茶色のジト目、への字口】
【ノースリーブの上着から伸びた腕はうっすら鍛えられていて、少し日に焼けている】
【左腕の下腕部を包帯でぐるぐる巻きにしていて、なんとなく武闘派】
【タイトなジーンズに腰周りを隠すほど裾が長いシャツ、筋肉はついているが無駄はない】
【腰周りや胸元の曲線が、その人物の性別を明確に表しているのだが】
【なんとなく、ただ少女と呼ぶのを憚られる、不良然とした雰囲気があった】

【そんな不良少女は、傍らにパンパンに膨れ上がったコンビニ袋をいくつか置いていて】
【三つの膨れた袋の口に、更に空いた袋を被せて防水していた
【雨にぬれないよう下から手を差し入れ、缶ジュースをひとつ取り出し、開封して口につける】
【一息に飲み干してしまい、音を立てて縁に置く。金属音が高く残響した】

……準備は、整えた。
後は体慣らしたり、魔翌力補充したり…そんなところか。

【下の喧騒を見下しながら、誰にも聞こえないように呟き】
【不良少女はぼんやり、豪雨の下、それでも日常を上演し続ける世界を俯瞰する】

【空の缶に水が溜まり始めたのをひっくり返し、何の気なしに放り投げた】
【小さく上昇した缶は、雨と重力によってすぐさま下降をはじめ、不良少女の手を離れて下へ】
【誰かの頭に当たるかもしれない】
388 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 16:30:59.52 ID:442Lr5Who
>>385
【シズリの言う通り、彼の経験したことは滅多な事≠ナはなく】
【――…言うならば、世の道理を捻じ曲げた行い】
【…それなら、いつか其れへの懲罰が、訪れるのだろうか】
【彼自身は知る由もないが、それはそう遠い話でも無く―――…】

【 ――…ともすれば、今晩にでも。知る由もない彼の、運命】


 ああ――…、檸檬の事か。
 一度逢ってな、裏切り者に心当たりは無いか≠ニカマ掛けてやったら。
 案の定、奴さん顔を真っ青にして――…、戦闘になっちまった。結局逃げられたが。

 具体的に何をしているかまでは掴めなかったが――匂うぜ、奴は。
 ……、…ああ、あんたの名前は出さなかったぜ。約束≠オたし、な。


【頼まれていた事の顛末を、くつくつと嗤いながら報告し】
【そして、桜≠フ話を聞けば。自身の知る桜≠ナはないと理解したようで】


 ――…そちら様は、俺の知り合いじゃねぇようだな。
 あんたの幼馴染、か。同じ職場で良かったじゃねえか。
 ダチが一緒ってだけでも、仕事は随分楽しくなる――…。

 ……ん、櫻の国の武家の生まれ、か?
 そいつは確かに妙だな、あすこの国の武家っつたら、正義掲げた奴らしか思い当たらねえが。
 何だってそんな奴が? ―――って、あんたも知らねえのか…


【櫻の武家、と言えば――…厳格な家柄、正義の信条。それが、彼の抱くイメージ】
【故に、疑問を浮かべてそう返し】
389 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) [sage]:2011/06/18(土) 16:41:19.23 ID:Dm4aHKAZ0
>>284

(――!――時間ガ無イ、カ――…)

【レイドとアストラが語る中、ハッとするようにごく一瞬だけ彼はその場に凍りつき、天を見上げた】
【ジェムの動き――待機していた仲間からの伝令である】
【向こうも既に手を打っている――先手を取られ、窮地に陥ることだけは防ぎたい】

そう、ですか…
つまり貴女様方は二人とも“売却される側”であり、直接の取引主とは別である、と――

【しかし、出来れば気取られることは避けたいこの状況】
【先程の連絡に然程動じる様子もなく、彼等は続けて話を進めていこうとするようだが――】

――いやー失礼しましたー…
僕としたことが、とんだ思い違いを…

(――シマッタ――ココマデ来テ、コノ可能性ニ気ヅクコトニナルトハ――!)

【仲間からの連絡からか、交渉者自身には徐々に焦りが生じていた】
【それが絡んでくる部分もあるのだろうが、レイドの思惑通り彼の確信≠ヘ少しずつ、揺らぎ始めていた――】
【まさか目を掛けていたこの人物が“外れ”なのか――その頭部の思考を巡らせ、必死に考察を試みる――】

【しかし、決してレイドに対する疑いが晴れた訳ではない】
【確信の意と疑惑の意と、それぞれが比例するかのように増加していく中、彼は腰のポケットからそれを取りだした】

【――人工宝玉のサンプルであろう、緑色の魔翌力の光を放つ手のひら一杯の球体】
【それを片手に彼は語り始める】

宝玉とは、ありとあらゆる人物らが追い求めてきた世界の奇跡、この上ない至高の逸材と言えるでしょう
この宝玉をもし独創的に作ることが可能であれば、もしこの宝玉が本物を超える宝玉となれば――
私は究極を目指したい、そしてこの宝玉の力を証明したい
だからこれを各国の軍隊や企業に売り込む、そして僕が代わりに得るのは莫大なカネ――

――とまあ、この宝玉の優れた力を誇示したいというのもありますよ
勿論、お金が大量に欲しいってのもあるんですけどねー!

【手に持つそれを見つめるように言葉を紡ぎ、最終的にはおどけた口調でジョークを発するように言い放った】
【どこかその理由には、金が欲しいというだけでなく、自らが宝玉の虜となっていることを感じさせるような研究者としての一面も伺える】

でも、これだけは断言しましょう
コレ機関≠ノ譲歩するつもりは一切ありませんよ

【最後に付け加えるように、一言】
【そこから察するにどうやら彼も“世界を機関に支配されるのは御免だ”という志を持っていることだけは分かる】
【要求された情報は次々と洩らす――この際、タネを出し惜しみする気などなかった】
390 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/18(土) 16:45:14.51 ID:uvtzE5Hao
>>386

【無論、彼女は正常位である】


い、今!何か恐ろしい事、付け足したよね!!


【仄かになみだ目になりながら、紡ぐ彼女の言葉は、からかわれながらも、確かな信頼があるように思える
まったく、と腕を組む彼女の横顔は、絶対にいや、というわけではなさそうで……】

【――――微かに彼女の中で、貴女が、彼女の大事な人≠ニオーバーラップして見えた
それはさながら、陽炎の煙に映る、蜃気楼を、貴女越しに見つめているようで
後ろに在るのは、彼女の心の中の、昔日の月――――……今は無き、亡国の月】

【彼女はぱたぱた、と首を振る、それはまるで、彼女の中の、貴女をかき消すが、如く】


……それは私の台詞、私だって、貴女と会えてよかった、って、思ってるから……
だから、一つだけお願い……絶対、負けないで、間違っても、死のうとしないで

耐え切れなくなったら、私で良ければ……支えてあげるから……


【それはまるで、心の中から、あふれ出すように、思いが零れるように
不意に、紡いだ、まっさらの、彼女の心の色
――――ソレは多分、貴女を、誰かと重ねてしまった、からか――――……
彼女の死≠ノ対する思いは恐らく、何よりも、重い】

【最初は驚きの言葉を漏らしたものの、撫でられ続けて、気持ちよさげに、きゅぅ、と瞼を閉じた
その心をくっきりと示すが如く、彼女の狐耳が、ぱたぱた、と蝶のように羽ばたき続ける
まるで、寝顔のような、その表情は、無防備なように、思えなくも無い――――……
ビキニからはみ出た胸の膨らみが、妙に大きく、揺れる】

【でも――――……と、貴女の言葉に返そうとした心を、こくん、と飲み込んで
眼前で踊る、貴女の魔法に、視線を注いで――――……
やがて現れる、一冊の本に、彼女の視線は落ちる――――……否、それよりも早く
倒れこもうとする貴女へと、彼女の心は揺れた】


っ……大丈夫!?


【彼女は思わず、たん、と右足で、彼女の座っている椅子の脚を蹴った
当然、椅子は倒れ、彼女の身体自身も、支えを失ったかの如く、崩れかかる
そして、それが丁度良い、というように、彼女は体勢を移動、倒れこむであろう貴女を抱きかかえるように、地面に座り込むだろう】


……――――そんな、そこまでして……そこまでして力になんて、なって欲しくないよ……っ
貴女が、貴女が居るだけで、十分だから――――……だから……もう、いなくならないで……――――


【本当に心配しているのだろう、貴女が病弱であることは、彼女自身も知っていて
向ける視線は、今にも泣き出しそうな青色を、たっぷり、と瞳の中に孕んでいて
そして、貴女をぎゅぅ、と自身の中に埋めるように、抱きしめようとするだろう
貴女の顔に触れるであろう、柔らかい胸の感触は――――……胸の鼓動と共に、貴女を育もうとする】
391 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 16:50:19.81 ID:FEloJcopo
>>388

ふふ──重畳、重畳
それにしても裏切りってのは、随分と罪が重いとは思わないかなーぁ
カノッサ機関には私だけじゃなくて、檸檬ちゃんのお友達もいるっていうのに──
友達を売るほどに、我が身が愛しいのか。其れとも、機関の友達なんて、仮初の関係だったのか
どちらにせよ──心地よいことじゃあないよねーぇ

それとも……最初から機関の情報を抜くつもりで入ってきた、とか
ありえるかもしれないねーぇ、ウェスカ君。
何せ天下のカノッサ機関。重要な情報はいくらでもある
彼女が其の情報をどう使うのかは──分からない、けれど。
檸檬ちゃんの行動次第では、機関は危ない立場に置かれてしまうかもしれないねーぇ

【くすくすくす、と彼女は再び囁きを零してそう紡いだ】
【つぅ、と。藍色に乗った雨粒が小さく流れ。ぽちゃんと地面に落ち】
【ぽたりとまた、別の雫が藍色と僅かな逢瀬を交わす】

【語る言葉はただの推測。しかしある一定の事実からなる、全くの虚言とは言えないもの】
【夢幻檸檬は態度で、裏切りを肯定した】
【其の報告から奏でたのは、ひとつの可能性だった】
【小さく笑う、彼女の口元。薄らと紅の塗られた其処は、綺麗な三日月を象っていて】

──さーぁ、そこは私にも分からない
データベースを見る限り、桜ちゃんは氷の国支部にいるみたいだからねーぇ
理由を知りたければ、遭いに行けばいいんじゃないかなーぁ
今の任務は捕虜の監視らしいし、滅多な事で氷の国から動くことは無いと思うよーぉ

……ふふ、それと、いい事を教えてあげようかウェスカ君
武家の人間全てが全て、善人とは限らない。
私の知っている幼馴染の桜ちゃんは──小さい頃、同じ年代の子供達を何人も病院送りにした子だよ
其の後──子供達を病院送りにした後の桜ちゃんがどうなったのか、私は知らないけれど……
機関に入る素質は、幼い頃から持ち合わせていたんじゃないのかなーぁ?

【彼の返した疑問の言葉には、最後の最後で同じく疑問を返し】
【どこか愉悦に浸った表情で、彼女は他人の昔話をゆるりと紡いだ】
392 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 16:55:57.68 ID:YgKdgGkn0
>>389

(……上手く転んでくれたわね……)

【『勘違い』をしている相手の言葉に対しては、肯定も否定もしない】
【「そっちが勝手に勘違いしただけだ」と、後で開き直る材料になるからだ】
【もっとも、返答をしなかったことそれ自体に違和感を覚えられては不味いが、話の流れを誘導すれば、その『匂い』を消す事も出来る】

――――要するに、研究者としての探究心……って奴かしら?

【人工宝玉へと向けるその視線、情熱……そうしたものは、容易にその言動から伝わってくる】
【演技である可能性も否定はできないが、それを意識し始めたらキリがない。どこかで『疑念』と『信頼』の折り合いをつける必要は出てくる】

…………まぁ、それは当たり前の話でしょうね?
あんな奴等の手に渡ったら、もうこの世は破滅…………全てが御破算よ
――――『奇跡』が、この世界を食いつぶすなんて…………笑えない冗談よね

【強大な力は、決して邪悪なる性質を持った人物には与えてはならないのだ】
【それは機関だけに留まらない。どこかのこずるい小悪党も、腹に一物を抱えた政治家も、また同じ――――だからこそ】

――――そうした事態って言うのは、計らずしも起こってしまう事はあり得る…………それに対する対策とか、何か手は打ってるんでしょうね?
自分の生み出したものに責任が持てないなら、そんな大仰な事を言う資格なんて、ないわよ……!?

【例え譲渡する意志が無くとも、強奪や横流しなど、機関に渡るケースはいくつでも考えられる】
【そうした事態を想定し、何か防御策を考えているのかと、レイドは更に追及する】
【その意志が単なるブラフである可能性ともう一つ、過失によって最悪の事態が起こりうる可能性について、言及した】

(――――もっと言えば、こいつらも『組織』…………『天華会』って言ってたけど…………その意志が一枚岩じゃない可能性も、十分にあり得る……)

【そして、彼らが人工宝玉を『悪用』する可能性も、完全に潰えた訳ではない】
【彼等の、その正体の掴めない部分が、あるいは悪意を孕んでいるかもしれない】
【慎重に慎重を重ね、レイドは相手の正体を見切らんとする――――――――】
393 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/18(土) 16:58:25.12 ID:Vk9y0g1ho
>>390
ふふふふ……、気のせいじゃないかしら?

【首をかしげて何のことか分からないという風に言葉を紡ぎ返す】
【信頼してもらっているとわかるからこそ、こうして冗談も言えるのだった】

【月は魔女に取っては欠かせぬ物。魔術の儀式には星の運行は欠かせない】
【月に重ねられるのは、その点では間違っては居ないのだろう】

【溢れ出す、キミの心が、枯れた心に水を落としていく】
【久しぶりの邂逅は、魔女として枯れつつ有った人の心を蘇らせていく様で】
【ああ、この思いやりは、心地良い、ありがたい、嬉しい、そう思った】

――ええ、負けないわ。
まだまだ、出会ったことのない本がたくさんあるんだもの。
だから、まだまだ死ぬわけには行かないわね。
少なくとも、貴女が死ぬまでは私が死なないと保証してあげる。

【つん、とキミの鼻をつつきながら微笑むだろう】
【そして、支えてくれるとの言葉に眉根を寄せて】

その言葉、言ってくれたのはこの生涯で二人目だわ。

―――貴女は、居なくならないわよね?
きっと、悲しいから。貴女が居なくなると。

【不安気に呟く、その言葉は。彼女の心のかけら】
【一人は嫌だ=Aそんな叫びが、聞こえるかも知れない】

【そして、魔法を行使していく、彼女は、倒れていき】
【しかしながら、キミの手により、受け止められ、座り込む形と成る】
【抱き抱えられる彼女は、蒼白な顔をして、弱々しく、口元を綻ばせた】

…………大丈夫、よ。
10年ぶり位に、呪文を唱えたんだもの、之くらいは予想のうち。

【ゆるゆると、右腕を伸ばしてキミの頬に手を伸ばして、優しく触れるだろう】
【ぎゅぅ、と己を抱きしめる、キミの感覚に】

……ありがとう、そんなに私を思ってくれて。
だからこそ、私は貴女に何かをしたいと思ったのよ?
だから、あの本は、貴方の物。これからの貴女を、変える物。

そうね……、さっき、代償が足りない、って言った、でしょ。
だから――――

【だからもうすこし――――このままで】

【きゅぅ、と彼女からもキミを抱き返すだろう。弱々しい力は、どこか縋るようで】
【脳裏には、己を抱くこと無く、己を産み落として死んだ母の肖像】
【ぽ、たり、とキミの胸で、彼女は、泣いていたのだろう】
【枯れた大地に、キミの雨が振り、百年で枯れた感情の川が、溢れ出したのだった】
394 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 17:08:15.90 ID:442Lr5Who
>>391
【ふむ、と思考し。有り得ない話ではない、現に彼女の態度は曖昧なものだった】
【スパイ=\―…その単語が脳裏に浮かべばぎりり、と強く拳を握りしめて】


 ――…何時まで、泳がせる積りだ?
 予断を許さねえ状況の筈だ、長く待たされるってんなら俺も我慢がならねえ。

 ………尤も、あんたに考えが在るなら、其れに合わせるが。


【機関への想いは、誰より強い】
【内部で蠢く癌細胞、その存在を感じてしまえば、憤りは押さえ難いものだが――… 】

【 …思い出されたのは、あの時自分に止めを刺さなかった異形の少女――檸檬】
【仕事か借りかと問われれば、出す答えなど決まり切っているのだが】
【僅かな迷いが――、―シズリの考えに同調する、と。彼にしては甘い結論を弾きだした】


 ……、…ふうん、素質はあったか――…そいつもスパイか何かかと、一瞬疑っちまった。
 氷の支部だな、今度足を運んでみるとするか――。


【―――運べばまぁ、生存がバレるのだが。然程気にもしていないようで】
【金カエセ!の話にでもならなければ良い、と。そんな事を考えながら言葉を紡いだ】
395 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/18(土) 17:14:47.71 ID:uvtzE5Hao
>>393

【鼻をつかれて、びっくり、という具合に耳がピクピク揺れた
――――やはり、彼女が人ではなく、獣っ娘という証拠であろうか
感情表現がくっきりと現れて、直ぐに理解できるだろう】


……有難う、その言葉、何よりも――――……嬉しいな
きっと、この先、どんな辛いことがあっても――――苦しいことがあっても、悩みを相談できる人が居る
これより、嬉しい出来事なんて、そうそうないもん


【続いて紡がれる、貴女の言葉が、貴女の心のカケラが、彼女の胸へも突き刺さる
ぎゅっと、揺れる、胸の鼓動、じぃ、と貴女のグラス越しの瞳を、そっと辿る
そして、紡ぐ言葉は――――……彼女の心を、透かして見せる】


……分からない、この世界はきっと、私達には厳しい世界だから
きっと、明日には、私の姿なんて、夢幻のように消えてしまうかもしれないの

――――だから、覚えておいて欲しいな、私が、此処に居たって事を
心の隅でも、頭の片隅でも、記憶の奥隅でも……どこかが私を覚えていてくれたら
それは多分、貴女の中に、私が居るって証拠なの、貴女が覚えている限り

私は――――貴女の中に居るよ、ずーっと、ね
……うん、分かった、家に帰って読むことにするよ


【ほっぺたに、触れる、貴女の指先の感触
彼女の頬は、ふわふわ、とマシュマロのように柔らかい感触で
人の肌、と形容するに相応しいほどに、暖かく優しい温もりに溢れている】

【それも彼女も同じこと、自身の頬に触れた貴女の手を、彼女は左手でぎゅぅ、と握り締めるだろう
絹越しのその感触は、するする、と髪の毛のように滑らかで
それでいて、伝わってくる、奥の肌の心地よさが、貴女に伝わるように――――……】

【悠久の時と比べるには、あまりにも短く――――刹那と形容するのが正しいような、一瞬
そう感じるほどに、心地よい、白昼夢のような、貴女の感触に
心の奥から、誰かが語りかけるように、そんな心地の良い旋律が響き渡る】
396 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/06/18(土) 17:19:47.53 ID:05GHokpWo
【──街中】

【がっッしゃァ〜──ンんッッ!────……】
【ビールケースがぶちまけられるような音が路地裏から響く、その数秒後に音源から出てきたのは】

【シルクハットを被った、機嫌が悪いような余裕が無いような目付きの悪さを持った黒目黒髪の男】
【ダメージジーンズに、テールコートというなんとも言えない取り合わせの格好をしているのに加え】
【本来右腕のあるべき箇所には何も生えておらず、代わりに袖から黒い魔翌力が僅かに漏れている】

クっ……ソッッ。分かっちゃいましたが、まぁたガセ情報ですか……ァ。
あ゛〜〜〜……。つまんない上に面白くない上にイライラして、
ムシャクシャする。頭は痛いし、何となく色々痛くて心も痛い。
[ピーーー]、みんな[ピーーー]、全員[ピーーー]。

【確かに色々と痛い彼は左手に持った煙草ケースから口で一本の煙草を取り出すと、】
【まだの中身が残ったケースをポイ捨てし、親指を立てると、先端に火が灯り。そしてソレによって煙草に火を付ける】

不味い。

【火を付けて5秒後。そう言い捨てると。ぷッ!とその煙草を出てきた路地裏に向けて吐き出すと────ボン】
【路地裏が一瞬光って、爆発音。ぎゃァ!とかひィ!とか言ってそこに居た怪我をした怪しい浮浪者風の男達が逃げ出していく】
【街行く人々は、彼に不審感や恐怖の視線をチラチラと向けるが、それを睨み返すと彼らはソソクサと逃げ去っていく────……】
397 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/18(土) 17:19:52.27 ID:Uadsodg5o
【街外れ】 【天候は"雨"】

【止む気配も見せず降りしきる雨の中】
【巨木の陰に隠れて雨宿りしている小柄な人影が一人】

まだ、雨止まない……。

【銀髪を赤いリボンでサイドポニーに纏めている、林檎色の瞳の少女】
【七つの色違いの星模様入りの白いノースリーブシャツを着用し、下は黒のジーンズ】
【水晶のように透き通った翡翠色の指輪を左手中指に嵌め】
【特殊な構造のリボルバー銃とオートマチック式の大口径拳銃を、それぞれ両腰に提げている】

…………もう、濡れるの覚悟で。

【幾ら待っていても勢いは増すばかりで、少女は大雨の中に足を踏み出そうと歩き出す】
398 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) [sage]:2011/06/18(土) 17:20:43.81 ID:Dm4aHKAZ0
>>392

――世界は無数の能力者で溢れている――
相性と実戦経験、そしてその穴埋めをするのが私の宝玉――

だからこそ、宝玉の量産は僕にとって必要なのですよ…!

【そろそろ勘付いているかもしれないが、彼の口調には妙な違和感が生じ始めていた】
【僕≠ナあった筈の一人称に、少しずつ私≠ェ加わっているのだ】
【焦りによる動揺から、自我を失いかけているとでもいうのだろうか――?】
【とにかく、この一人称の変化の原因はここで知ることは出来ないかもしれないが】

――敵の手に宝玉が渡ることがあったとしても、私はそれを制してみせる――絶対に、絶対に…

【対策がない訳ではない、しかしレイドの懸念は十分に発生する恐れがある】
【おそらく、それを確実に防ぐ対策などは端っから持ち合わせていなかったのだろう】
【それを承知の上での物言いは、あまりにも愚直なものであって――】

…私の人工宝玉は一流だ――絶対に、ニ流に成り下がることなど、ないッ――!!

【そして沸き出た言葉は、自己主張の延長線とでもいうような強い一言】
【まるでそれは、機関を始めとした他勢力がもし人工宝玉の開発に成功したとしても、自身の精製した人工宝玉の方が全てにおいて勝っていると言うかのように――】
【彼は自分の傑作が劣るはずがないという過剰なプライド、そして宝玉に賭けるだけの絶対的な自信とを持ち合わせているのかもしれない】
399 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/18(土) 17:23:20.27 ID:Vk9y0g1ho
>>395
…………そう、ね。
忘れはしないわ、私は本と記憶の魔女。
コレまでの生涯の全てを忘れたことは無いもの。
だから、貴女も、私を忘れないで。きっと、私も、忘れないから。

【決して、彼女は忘れないだろう、キミの事を】

……うん、きっと、少し変わると思う。
心が折れそうになったら、思い出して。
きっと、貴女を前にすすめる糧になるから。

【コレは、魔女としての助言】
【そして、しばし彼女はキミの胸に身を預けて】
【しばらくして、ゆっくりとキミから身を離すだろう】

……ふふ、本当、こんな姿を見せるのは、いつ以来だったかしらね。

でも、そろそろお開きよ。
もう少しで、店の場所が変わる刻限だもの。

【時計の音が、やけに大きく聞こえるだろう】
【そして、魔力の流れが、少し濃くなっていることも】
【彼女は、カウンターの上の本。『ともだちひゃくにんできるかな』を手に取り、キミに差し出す筈だ】
【子ども向けの本。しかしながら、得てしてそういう本にこそ、深い言葉がある物だ】
400 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/18(土) 17:25:55.91 ID:8lC5TVkEo
【空き地】
【ほぼ潰れたほったて小屋の残った屋根の下で寒そうにうずくまって雨宿りしている者がそこにいた】
【腰まで届くほどに伸びた赤い髪のツインテールに妙に頭部の前部分に偏った季節外れの毛糸の帽子を浅くかぶり】
【ノースリーブの水色のシャツに白猫の缶バッチをくっつけた黒のプリーツスカート、黒と紫のニーソックスの…身体中のあちこちにワイルドな生傷を作ったその少女】

【だがその少女は…雨に弱いのか、濡れるのを嫌う猫のように縮こまっていた】



…くそう、さむい…うすぎしなきゃよかった


【久々に人里に戻ってきた時は暑いくらいだったから薄着しか用意してこなかった…そのことを悔やんでいるらしい】
401 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 17:26:05.30 ID:FEloJcopo
>>394

──そろそろ、だね
もう十分、期は待った。ならばそろそろ、第一シーズンの〆と行こうじゃあないか

最も今檸檬ちゃんが何をして居るのかはさっぱり、だけどねーぇ。
データベースへの報告もあがらない、街中でもとんと見かけない
だけど……だけど、そろそろ私なりに動こうとは思うよウェスカ君

キミの感情は十分に伝わってきた。だけど其れをもう暫し、抑えてくれると嬉しいかなーぁ?
合図は情報。私が何らかの形でデータベースに「檸檬ちゃん」の名前を載せたとき
其の時まで、待ってくれるととぉっても助かるよーぉ

【握りしめられた彼の拳を見て、彼女はまた一つ笑みを零し】
【雨に濡れた藍色の長髪。其れをそっと掬って、白い指に絡ませる】

…………、私だってねーぇ、ウェスカ君。檸檬ちゃんとは『お友達』だったんだ
だけど彼女はそう思って居なかったみたい──悲しい事に、ねーぇ
だから私は、檸檬ちゃんと私なりの決着をつけに行こうと思っているんだーぁ

……もし私が、なんて──言わないけれどウェスカ君
キミと話すのはこれが最後になるかもねーぇ……?

【そして告げたのは、奏でたのは悲しそうな声色だった】
【甘くも何処か儚い、夜明けの夢のような淡い言葉で彼女はそっと、紡ぐ】
【『友』の裏切りを知って、それを隠すことは、己もまた裏切りに加担する事になる】
【そんな思考を匂わせ──ゆるりと、エメラルド色を彼へと向ける】
【戦に向かぬ、争いごとは似合わぬ体躯の彼女が。あの異形と決着をつけると言う】
【どのような方法でか。どのような手段でか──】
【其れはまだ、彼女の口からは語られず】
【逆に語られたのは──不吉な台詞であった】

さぁて、桜ちゃんは何を考えていることやら
ただ彼女は義理堅いからねーぇ。機関を裏切るときはきっと、死を覚悟しての事だとは思うよーぉ
ま、会いに行った時はよろしくと伝えて置いてくれると嬉しいなーぁ?ねぇ、ウェスカ君

【くす、くす、くすと小さく笑い。幼馴染のことを語る彼女は、どこか愉しそうでもあった】
【話題が幼少の友人であるからか、其れとも他に理由でもあるのか】
【其れを彼女の表情から窺うのは、少々難儀なものであり──】
402 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/18(土) 17:32:15.93 ID:uvtzE5Hao
>>399

【彼女はその様子を辿ると、静かに瞼を閉じて、やがて開く
終わりはやけに、簡素に、質素に、辿るべきものだと、知っているのだろうか】


……有難う、また会った時に、感想でも、伝えるね
本当に、今日は有難う――――……じゃあ、さようなら……

Under Cover of Darkness


【彼女を一瞬、影が包むかと思うと、やがて、元のメイド服の彼女が躍り出る
耳の部分はやはり、人の普通の耳が――――在って
彼女は、そっと――――差し出された本を取って、歩みを進めるだろう】


――――また、どこかで出会える日を、楽しみにしてますよ?


【貴女へと、振り向くと、ウインクを一つ、そうして彼女は、その店を後にすることだろう】


/乙でしたー!愉しかったぜー
403 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/18(土) 17:39:49.30 ID:Vk9y0g1ho
>>402
――ええ、有名な作家の作では無いけれど、名作だもの。
きっと、カノンちゃんを楽しませてくれると思うわ。

【安楽椅子に、背を預け、穏やかに微笑みながら、彼女はキミに答える】
【そして、メイドとなったキミの姿を見て、付け足すように】

……一つだけ。その姿も貴女≠ナある事を、忘れないようにね、カノンちゃん。


じゃあ、またいつか、貴女と会えることを期待しているわ。

【去っていくキミを見送りつつ、紅茶を口元に運び】
【入れ替わりで入ってきた、ノラに軽く目線を流す】

「……あの少女、どこか変わった様に見えた。何か、したのかね?魔女よ」

――ええ、すこしばかり、導いてあげただけ。
後はあの子が進む道よ、私には手を出せない領域。

運命は自分のものだから、自分で進むしか無いものね。

さて、私の運命/タビ≠ヘ、どうなるのかしら。
でも、少しだけ、私もあの子に、買えられたかも知れないわね。

ノラ、今日は少し豪勢な御飯をお願い。
なんとなく、お祝いをしたい気分なの。

「……承知した。では、バーボンでも私はもらおうか」

【くすくす、と猫と魔女は、キミの居なくなった店の中で語らい合う】
【願わくば――キミの旅路に光明のあらんことを】

//乙でしたー!!楽しかったですの!
404 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 17:43:37.13 ID:YgKdgGkn0
>>398

(――――――――ッ、まさか…………!!)
まぁ、その通りよね……能力者はいつどこにいるか、分からない…………
平穏を望んで、能力を行使することなく、隠れて過ごしてる……なんて例も考えれば、相当なものよ……

【口の上では、相手の言葉に追随して見せるレイド】
【しかし、その内心では、一つの恐ろしい仮説が生まれてきつつあった】

(――――人工宝玉を追求する、そこに一般的な『能力者』……『能力者』と言う概念的な存在が、関係してる……!?
力の『穴埋め』…………そう言えば、兄上も前に、そんな事を言っていた…………!
つまり――――――――こいつらの目的は、『全ての『能力者』に対する敵対』……………………ッ!?)

【相手の言葉を拾い上げ、そしてかつてあったと言う言動をも勘案し、全てを紡ぎあげていくと、そこには恐ろしい仮説が成り立ってくる】
【全能力者との闘争――――もし事実ならば、世界を混沌の落とすどころの話ではない】

(…………馬鹿な話、なんて笑い飛ばせないのが、恐ろしい所…………逆に言うと、そうでもなきゃ、人工宝玉なんて、求める訳が無い……ッ!)

【あまりに壮大――――と言うよりも、空想めいた笑い話の様な仮説であるが】
【しかし逆に言えば、そうした目的があればこそ、『奇跡の量産』と言う、雲をつかむ様な目標を掲げているのではないか】
【こう考えれば、二つの『馬鹿げた話』は、バランスの取れる『身の丈にあった話』になるのだ】

…………話にならないわね。確固たる策を聞いてるのに、帰ってくる答えは精神論?
そんな危ない橋を渡る為に、こっちの秘密を明かすなんて、ごめんだわ…………!

【――――その愚直さに対してレイドの見せた態度は『冷淡』だった】
【意気に感じると言う、義侠心の様な物を全く持ち合わせていない訳ではない。むしろ、そうした精神的な問題こそ、レイドを今まで戦いに駆り立ててきた要因である】
【しかし、リスクがあまりに大きいと言うのに、それを顧みていない様な返事が返ってきた事には、感心できない】
【ジトリと睨みつける様にして、レイドはその言葉を一蹴する】

――――だったら、証明して見せなさい?
あんたの作る『それ』が、二流以下でないと言う事をね…………ッ!

【言いながら、レイドは左手で一つの『魔玉』を放る。それは、白い魔玉――――『閃光玉』であった】
【投げつけて、効力を発動させる『魔玉』ではあるが、この時はあくまで、相手にキャッチさせるための投げ方だった】

あんたがちゃんとそれをモノにして、それに対しての責任の取り方も明示するって言うんなら、こっちだって譲歩する…………
ただし、それが出来ないならこれこっきりよ…………!
「れ、レイド!?」
良いのよ、これくらいは……兄上…………

【――――人工宝玉の材料となり得る『魔玉』を、1つだけ渡すレイド】
【それに驚くアストラに対しても、レイドはそっと押し止める様に、宥めに掛かる】

(――――――――アレは直接攻撃の為の『魔玉』じゃない…………あれを宝玉レベルに至らせる材料にしても、そう致命的なものは、作れないはず……!)

【――――そこには、レイドなりに用意したセーフティが、しっかりと作用していた】
【それを材料に完成させても、そこまで驚異的なものは生まれないだろうと言う、レイドの心算】
【そして、曲がりなりにも物品の提供と言う結果をもたらしたが故の、こちらの優位性の確保】
【――――様々な打算があった上での、レイドからの提供だった――――】

/すいません、飯に行ってきます
405 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 17:53:23.49 ID:442Lr5Who
>>401
【データベースに合図≠示す時まで、と】
【そう提示されれば、彼は小さく頷く―― 少しばかりの、安堵を添えて】

【 ――…だが、同時に感じたのは不穏な気配】
【彼女なりの、友人への覚悟――… 】


 ……、…あんたが決着をつけるってんなら、俺は邪魔する気もねえが。
 もしもあんたと逢えなくなる、なんて事になっちまったら――、―。

 ――ちょっとばかり、切ねえな。


【思い出すのは一夜の逢瀬、あの時感じた彼女の熱……、… 】
【何の感情も無しに、抱いた訳ではない】
【 ――、―尤もそれは、この男の方だけだったのかも知れないが】
【…その前に、抱かれた≠フ方が正しい表現なのだろうが―― 】


 …そう、か。其れなら良い。
 ああ、あんたの事、ちゃーんと伝えておくさ。


【友人を語る彼女の、愉しげな姿を見れば。彼もつられて、小さく笑みを零した】
【仕事と友人、それ以外に何も持たない故に。彼女の友人への感情には、すんなりと寄り添えた】

【 ――気の置けない間柄以外に含まれた『他の理由』には、勿論気付けてはおらず】

/所用で遅れました、申し訳ない…
406 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/06/18(土) 17:55:09.95 ID:05GHokpWo
>>397

【ズ┣¨┣¨┣¨┣¨ッ!と雨がビニールを叩く音がする】
【それが傘を差す者が近づいてきたという事に気づく者は少なくは無いだろう】

【フリルのついた赤いワンピースにカーディガンを羽織り】
【紫色の三角帽をかぶった腰まで伸びる黒髪のストレート】
【目は黒く少し目付きの悪い釣り目で、左に眼帯を付けている】
【首には紅い宝石の付いたペンダントをつけている少女が歩いて来る】

うぅん〜……。セールだからって、こんな天気に出かけるのは失敗でしたね……。

【目を引く要素はそこまで無いように見えるが、彼女の両手が握るのは買い物袋】
【となれば傘は誰が指しているかと言う話になるが、────────────】

【『腕』──だ。誰かの腕を丸々引きちぎってきたのではないかという『腕』が浮翌遊しており】
【『ソレ』が彼女と自身を雨から守る傘を指している。因みに腕の付け根にシルクハットを乗せている】

ていうか、こんな雨の日にセールやるお店もどうかと思うんですよ。天気予報見て考えてもらいたいです。
それに、来る人も来る人ですよ!そんなに安く買い物したいんですか。何であんなに人いっぱい居るんですか。
雨の日は家にゆっくりしているべきだと思いませんか。そう思いますよね?思いますか?ですよね。フフフっ。

あ。

【自分の事を棚に上げて悪態をつきまくりながら物言わぬ『腕』に向かって話しかけては自己満足している少女は】
【パチャリ、と音を立てて立ち止まると。>>397の少女を目にし、その様子から傘も無しに駆け出そうとしている事は容易に分かった】

あ、あの────────……。

【そう言って少女を引きとめようとし、「もしかして傘が無いのですか?ご一緒しますか?」と続けようとするが────】
【少女の腰に付いた“大口径拳銃”を見て。一瞬引いた。こんなご時世(というか世界)銃の携帯なんて珍しくもないかもしれないが】
【“彼女”はそれにまだ、少し慣れていない──。また、彼女が連れている『腕』を見て、少女もまた似たような反応を見せるか……?】

//まだいらっしゃるでしょうか。
407 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) [sage]:2011/06/18(土) 18:15:37.11 ID:Dm4aHKAZ0
>>404

【レイドの立てた仮説、それはあながち間違ったものではなかった】
【寧ろこの人物は能力者の垣根を無視した、それ以上のおぞましい計画を練っている――】
【それがどのような考えの元に行きついた結論であるかは分からない、しかしそれを表に出すつもりもないようであり】

この世界は異質だ、人の思いや願いが力になる――僕からすれば、不気味にさえ思いますよ…
でもね、だからこそ僕は精神論を堂々を唱えることが出来るんです…貴女は信じてますか、人の思いって奴を――

【世界論とでも言うべき思想を信仰する彼には、現実よりも理想に強く目を向ける傾向があるのだろう】
【どこか具体的なその内容をはぐらかすかのように語りつつ、彼はレイドの投げた魔玉を右手で受け取った】

サンプルの提供、感謝致しますよ――それなり、いや、それ以上の見返りを支払うことを約束しましょう――……

【隣に立ったまま微動だにしない巨体の人物のフードの中へ、その左手をグッと押し込み、中を弄り始めた】
【暫しの時間経過の後、中から取り出したのはガラス玉のような透明の球体――おそらく、ベースに当たるものであろうか】

【そして両手を前に翳すと、それら二つを互いに強く叩きつける】
【物理的に不可能なはずの物体合成――しかしそれは、捻じ込むように混ざり合っていき…】

【最後には、二つであった球体は一つとなり、両手の中で強く白い光の放つのであった――】

――人工宝玉B型――初のお披露目――

【遂に、今ここに新たな段階を迎えた人工宝玉の一つが誕生することとなったのだった】

/すいません、食事とかいろいろな用が重なって8時までここに来られなくなります
/申し訳ありませんがしばらく待ってて頂きたいです!
408 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/18(土) 18:19:58.70 ID:mMfmqgSDO
>>405

ふふ── 一応は下位ながらも数字を授かっている身
そう簡単にやられるつもりはないよ、ウェスカ君
でも、そうは言っても檸檬ちゃんもナンバーズだから、ねーぇ
苦戦するのは目に見えている。そうは思わないかなーぁ、ウェスカ君

──だから、お願いをするよウェスカ君
ふたつめの、キミへのお願い。キミにしかしない、お願い

【絡め取った藍色を、するりと離し。彼女はそのエメラルド色の光を、薄らと閉じる】
【傷ひとつない、露出された白い肌】
【細い腕と指は、必要最小限の力しか出ないような造りをしており──】
【──強く強く握れば、呆気なく折れてしまいそうな腕を、彼女は彼へそっと向け】
【かつん、こつんと歩み寄り。彼の頬へ、其の指を触れさせようとして】

私に何かあったら、仇を取ってほしい
キミの望むままに、望む形で──
裏切らがばれて、機関に追われ続けるのは──きっと、檸檬ちゃんにはつらいだろうから

────ウェスカ君。キミにだけ、お願いするよ

【──告げた、一言は】
【優しさを孕んだ。優しさに見せ掛けた、甘い毒】
【キミが特別だと。キミにだけの頼みだと──彼女はそう、囁いて】
【閉じたエメラルド色を、そっと開いて彼を見上げた】
【友人を想い。彼を頼り──見せる姿は何色か】
【藍色の女郎蜘蛛。だんだら模様で他者を惹き付け。気付いた時には、糸の中】

──ふふ、私もいつか、彼女に会いに行かなきゃ、ねーぇ
最も、生きていればの話だけど……

【「元気にしてるかなーぁ、桜ちゃん」】
【なんて。遥か遠き氷の国へ、思いを馳せ】
【くす、くす、くす】
【零す笑みは、さざ波の色を浮かべていた】

/お気になさらずー
/そして携帯移行します
409 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/18(土) 18:21:16.44 ID:Uadsodg5o
>>406

【魔女っ子が呼び止めるのに躊躇している間に、少女は雨の中に出てしまう】
【傘など持っていない少女の身体は、当然ずぶ濡れになってしまい】

…………ん?

【また、少女が魔女っ子の存在に気づいたのは、ずぶ濡れになった後であった】
【既にずぶ濡れった以上雨粒など気にせず、雨に打たれながら立ち止まる】

【異能慣れしているこの少女】
【故に高城さんの腕を見て抱いた印象は、驚愕などといったものとは別のもので】

気持ち悪───……く、ない。

【相手の事を気遣ったのだろう。言葉尻を濁す】
【だが少女が「気持ち悪い」と言おうとしたことは、誰が聞いても明らかなはずで】

/遅れてしまいましたがいます。
410 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/06/18(土) 18:38:07.88 ID:05GHokpWo
>>409

あ、あ、ああ────〜……。

【ずぶ濡れになってしまった少女を見て、まるで自分がそうなってしまったかのように半泣きになり】
【がっくりと、項垂れてしまいそうになりながら。少しばかり上目遣い気味になりつつ申し訳なさそうに】

あ、いや、傘……その、何でもないです。

【もはや、覚悟を決めて豪雨に飛び込んだ少女に対して、自分が出来ることなど、あまりに少なく】
【何を言っていいのか、分からなくなりそうになり、グルグルと目を回していると、少女が口にした言葉──】
【って、言うか────────────────────た、たかじょうちゃうわ!ちがうからなっ!】

【『腕』は、物凄くガビーン!とした、いきなり気持ち悪いと言われそうになった事は明らかで察しの悪くない腕はそれに気づく】
【とは言え、傘を持った状態の『腕』は、項垂れる事も出来ず、悲しさに耐えるのであったが────】

ご、ごめんなさいっ!キモイですよね!
こんなの街中に連れ歩くにはR指定ものですよね!あははははー……。

【まさかの主からの容赦の無い追撃!しかも気持ち悪いじゃなくてキモイ、さらに「こんなの」扱い】
【流石の [[腕>リロー(省略されました)]] もコレにはショックを隠せず、思いっきり項垂れた】

【その結果─────】

キャー!やー!

【傘は地面に落ち。彼女もまた、思いっきりずぶ濡れになるのであった】


411 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 18:42:43.14 ID:442Lr5Who
>>408
【この会話で幾度、自身の名を紡がれただろうか――…】
【少しばかり、酔いかけているのかも知れない。そんな事を考えて】

【「キミにしかしないお願い」―― そんな事を謂われてしまえば……、…男ならば誰しも。】


 ああ――…解った。
 そのお願い=\―、確かに受けた。
 ……、…あの晩に。 俺の全部はあんたに預けたろう? ――シズリ。



   お前の、願いならば―――…



【頬に触れられれば、暗い赤の瞳を細めて】
【其の奥に欲望を滲ませたまま、その手に触れようと―― 】



 ( 二人だけの、挨拶=@)



【突如、頭が割れそうな程に響いたのは、痛み】
【脳裏に自動再生のように流れるのは、白い少女―――シンデレラ、否…】
【幼い少女。自身が教えた、再会の約束。 ――頬への、キス】


 (――…ハイ、ド…?)


【突然ふらり、と彼はよろめいて】
【少しばかり、焦った様相を浮かべ。シズリから二歩、三歩離れると】


 ――…っ、とりあえず、合図までは動かない……、…
 無理は、するなよ。
 …死んじまったりしたら――…俺が、悲しむからなぁ、


【おどけた様子で、ただしどこか切なげに……、…そんな言葉を残して】
【青ざめた顔で、足早にその場を立ち去ろうとする―― 】

/了解しましたっ
412 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga !蒼_res]:2011/06/18(土) 18:50:55.69 ID:Uadsodg5o
>>410

……いや。
そこまでは、言ってないけど……。

【「さすがの私でもそれは無いわ……」とでも言いたげ】
【しかし初対面の腕にギリギリ気持ち悪いと言わない程度に優しい少女は、直接口にしたりはせず】

………大丈夫?

【項垂れているリリースさんの腕ではなく、魔女っ子への言葉】
【テクテクテクと、歩いて近づいていき】
【傘を拾い上げると(まだ腕が持っているなら奪い取ろうとして)、雨から魔女っ子だけを守ろうとする】

その……生きていれば、良い事はあると、思うから。

【これは腕に対してのフォローである。一応。視線を向けようとはしてないけれど】
413 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/18(土) 18:51:22.54 ID:Uadsodg5o
>>412
/いやああああああああ! 色つき申し訳ないorz
414 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 18:55:57.32 ID:442Lr5Who
>>408
/次レス遅れます…
415 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 18:57:00.33 ID:YgKdgGkn0
>>407

――――――――信じないわけがない。でも…………絶対に過信するつもりはない……………………
例え過小評価でも良い。『想い』に越権行為はさせない…………絶対に…………ッ

【どちらかと言えば、レイドはリアリスト――――現実主義者に当たる人物だった】
【しかし、徹底しているかと言えば、決してそんな事は無く、むしろ人の『絆』を、常に大事なファクターとして考えるタイプである】
【――――だからと言って、精神論で世界が上手く行くなどと言う考えは、レイドにとっては白痴同然だった】
【己の右腕の欠落と言う残酷な現実を――――家族同士の敵対と言う非情な真実を――――潜り抜ける様にして生きてきたのだ】

――――――――ッ
(こいつ…………すぐにでも出来るって、そういう事……なの…………!?)

【魔玉を受け取りながら、それを保管するではなく、他の何かを取りだした相手の行動に、顔を顰める】
【――――現物を与えてしまったのは、失敗だったのか】

「――――――――これが…………」
……………………新たな力が、ここに誕生した…………

【そうして、彼等はそれの誕生を目の当たりにする事になる】
【それは、世界に新たな展開を――――福音であれ破滅であれ――――齎しかねない、非常に危険な代物だった】

/戻りました&了解しました
416 : ◆7Ihd4JB5ac [sage]:2011/06/18(土) 18:57:09.07 ID:+jC5kbSho
417 : ◆7Ihd4JB5ac [sage]:2011/06/18(土) 18:58:18.01 ID:+jC5kbSho
間違った
418 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/18(土) 18:59:41.68 ID:mMfmqgSDO
>>411

【彼の返答を聞き──浮かべたのは、満足そうな笑みだった】
【宝石色の瞳は、ゆるりとした熱を帯び】
【三日月の笑みは、熱き飴のようにとろりと蕩け】
【──ウェスカ君、と紡ごうとした言葉】
【其れは貴腐の葡萄酒が如き、甘い甘い、酷く甘美な──】


────、────……っ、


【然し。彼女の言葉が彼を捉えることも】
【彼の手が彼女へ寄せられることも、なかった】

【不意に離れた、数歩分の距離】
【其れを彼女は、驚いたように見つめていた】
【何が起きたのか。何があったのかを考えるまでもなく──彼女の中に浮かぶ言葉が、あった】

【『捉え損ねた』──と】

【甘く澱み堕ちた思考の奥底。浮かんだ言葉を決して表に出さず】
【驚愕の表情は直ぐに悲しげな表情へ造り変えられ】

──ふふ、じゃあ私の無事を祈っていてねーぇ、ウェスカ君
彼女の件が終わったら……また、キミに会いにいくよ
ねぇ──『愛し』の
私の『大好き』な、ウェスカ君──?

【最後に、精一杯紡いだ言葉は──きっと、彼へ届かないだろう】
【だけど。彼女は其れを奏でるしかなかった】
【『愛してる』──】
【其の言葉が、彼女の──……】

【─────】
【───】
【─】

/では、このあたりでしょうかっ
/お疲れ様でした、ありがとうございましたー!
419 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage saga !nasu_res]:2011/06/18(土) 19:02:04.08 ID:h7MXN1sxo
【櫻の国東部、風ヶ森】
【ここは、比較的西部との国境に近い、山岳地帯の一部】
【この国の例に漏れず、年中枯れぬ桜に満ちた華やかな山だ】
【比較的道幅が広いものの、起伏が激しい為に通ろうとする者は少なく】
【また、とある集団の存在が、この山に人を近づけさせない】

【風森家は、表向きには人形芝居を生業とする家系である】
【歴史の長さは定かでは無いが、三百年程前の文献には既に名が見つかる】
【代々八十雛≠フ官職を引き継ぐ、この家の実体】


《……あの家のものは、我が家とはあまり折り合いが良くないのです》
《国外の敵を探る我等と、国内の癌を取り除く彼等。本来、手を結ぶべきでしょうが……》
《あの家は、悪しき風習を何時までも引きずっている。それは好ましい事ではない》
《死者の肉を喰らい、骨を武器に用いるなどと……許せますか?》
《……ここ百年は、顔を合わせれば殴り合いいがみ合いです》

【国内に散らばり、中央への反逆の気配あらば即ち殺害する、隠密集団】
【彼等の事を苦々しげな顔で語るのは、白髪の混じる初老の男だった】
【背丈は170cm程と高くはなく、幾らか鍛えてはある体つきだが、その範疇に留まる】
【おそらくは術者なのだろう、身に付けた衣服の各所に、呪文の様な文字列が刻まれる、この男こそが】
【現白天龍家当主、白天龍 霊厳である】

《……娘の朝顔より、皆様説明は受けているかと思いますが……改めて確認を》
《我等はこれより、東へ東へと真っ直ぐに山道を進みます》
《道中の道幅は、せまい場所でも2間程度。人が2人、十分に並ぶ事は出来ますが……》
《何分ここは敵地。どの様な仕掛けが有るか、分かったものではありません》
《私は隊列の中央。周囲に、我が家のものを配置します》
《皆様は、それぞれに自分が得意とする位置で守りを固めて下されば……》
《……頼みましたぞ。何としても、私は戻らなければならない》

「……今回ばっかりはウチも本気や。まだまだ死にとう無いからな」
「でも、本気では走らんから安心しぃ。一人はぐれたらヤバいもんなぁ」

【彼が連れている手勢は、武装した部下が十名程】
【そして、ここに集まった能力者との交渉窓口を務めた、右目に眼帯の少女】
【珍妙な訛りで喋る、白天龍 朝顔である】
【普段の様な赤い着物だが、裾も袖口も短く切り詰めたものに変わっており】
【常用の下駄ではなく、底にスパイクの付いた靴を履いている】


【そして、キャストはここにもう一人】
【集まった能力者達の中に、もしかすれば彼を知る者もいるだろうか】
【厚手のホットパンツの下に黒いボトム、赤い革のサイハイブーツ】
【左前のブラウスに、ターンクロスの首飾り。足跡刻まれぬ新雪の如き、長い白髪の少年】
【彼もまた、白天龍家によって雇われたものである】

〈……口を利く暇が無くなる前に、自己紹介をさせてもらおう〉
〈僕は白蘭、白狼の白蘭。普段の職場は路地裏だけど、偶にはこうして出張もする〉
〈皆も、それぞれに名刺の交換くらいは済ませたらどうだい?〉
〈こうして集まったのだから、それくらいしても損はないだろうから、ね〉

〈……今後とも御贔屓に。今後が有るよう、頑張ろう〉

【腰までの白髪を、顔にかかる事が無いよう、オールバックにして背中側で結んで】
【両手には、指先部分だけ穴のあいた、頑丈そうな手袋】
【見栄えばかりを気にする少年もまた、今宵は生きる事を最優先にしていた】


【全ての能力者が揃えば、この集団は夜の山へと足を踏み入れるだろう】
【獣も鳥も静まり返った山道を、足音ばかりが喧しく響く、今夜この月の下】
【木々に阻まれ見通しの利かぬ光景は、この道中を暗示しているようでもあり……】

/本日のイベント開始です
/参加者の方々は、こちらへレスお願いします
420 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [saga]:2011/06/18(土) 19:04:45.72 ID:05GHokpWo
>>412

【三角帽のお陰で顔はセーフだが、ソレ以外はびしょびしょになった彼女は】

うう、ありがとうございます……。

【ちょっとブルー気味(レス的な意味で)な少女に対して、傘を拾って貰った礼を言うと】
【両手に持っていた買い物袋を片手に持ち直し、少女が持った傘のもち手から少し上を持とうとする】

え?そうでしったけ。いや、あは、は、────。ごめんなさい。
思い込みが激しくて。私、焦ると思った事が直ぐでちゃって…・…。

【つまり、普段からキモイと思ってるんですね】

『──── ゲ ッ ! 』

【ダブルSHOCK!地面にひれ伏している『腕』は高級感溢れるシルクハットを濡らしながら】
【哺乳類が毛玉を吐き出す時のような音を放って痙攣した!そんなにショックだったのか】

『ド ッ セ…… 。 イ 生 テル か …・… ドウ か 微みょう な そん在 デス…・…シ ワタ し』

【『腕』が放ったのは、色々な「声」や「音」を切り取って貼りつけたようなコラージュボイス】
【『どうせ。い、生きてるか、どうか微妙な存在ですし、私』と言ったのだろう。微妙に分り辛いが】
【どうやらイジけてしまったようで、地面でゴロゴロと転がりながら地面にのの字を書いている】

…・……。

【そんな『腕』に対し、彼女はほんの少し──「面倒臭ェ」ような冷酷な表情を見せた──気がするが】
【気のせいだろう。うん、気のせいだ、気のせいですよ】

ほら、「あーさん」……いじけてないで、上がってください濡れちゃいますよ。

   ────シルクハットが。

【気のせいじゃなかった────!『腕』じゃなくてシルクハットの心配である】


421 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/18(土) 19:08:41.99 ID:o2nSGqqSo
【草原】
【多分にもれずしとしとと雨が降っている、だだっ広いばかりの平原】
【天気さえ良ければ、人を集めてピクニックや祭りの会場にするに相応しい場所だったりするのだが、この天気では人気も少ない】
【修行や物思いにも最適なのだが、この平原、かなりの距離を置いた二箇所に人の気配が合った】

【一つは、平原の中に立つ休憩所】
【一口に休憩所といってもいろいろあるけれど、ちょっとしたログハウスのようでもあった】
【広い草原にはいくつかそんな休憩所が設けられているのだが、そのうちの一つを、一人の少女が占有していた】

「…あめ、やまないねー…」
やみませんねー…。

【蒼い毛皮に猫耳尻尾、中肉中背+アルファの肉付きをした、猫の獣人少女である】
【クリームイエローの臍だし袖なしのインナーに、ベリーショートのカットジーンズ】
【ともするとはしたないとすら言える風貌だけれど、物憂げに窓の外を見つめる姿は、少し儚げで】
【ボサボサの黒髪を湿度で更に跳ねさせて、金の眼が落ち込んだ内面を指し示すように下がっていた】

「…さむいねー」
お風呂あるみたいですけど、入ります?
「えー!?」

【15・6の外見にしては幼い口調で、少女のような声と時々話し合っている】
【その主の姿は見えず、例えば雨宿りに訪れる人物が見ると、奇異の視線で見られる事は間違いない】



【一方、その休憩所から離れた地点、平原のほぼど真ん中】
【一つのテントが立っていた】
【冒険者が使う装備としては比較的高価な、魔獣避けの結界が表面に張り巡らされたタイプのものだ】
【その入り口のジッパーを開き、ちょくちょく外の様子を伺う人物】

…これ以上雨にぬれるのもな…。

【ウルフカットの黒髪に焦げ茶色のジト目、への字口】
【ノースリーブの上着から伸びた両腕は、うっすらと鍛えられている事が判るだろうか】
【左腕下腕部は包帯でぐるぐる巻きにされていて、なんとなく武闘派の印象を与えるはず】
【テントの中に見える脚はタイトなジーンズで包まれていて、若干筋肉質】
【80強はありそうな胸や腰周りの曲線が、その人物の性別を明確に指し示してはいたけれど】
【不良然とした服装や雰囲気が、ただ少女と呼ぶことを憚らせてしまう人物】

…別にいいけどさ、テントで寝るのもあそこで寝るのも大差ねぇ。

【独り言を呟くと、不良少女は入り口のジッパーを開き、外が見える状態にしたまま、その中へと消える】

【平原のど真ん中、どう見ても人目を引くテントにて、不良少女は雨を凌いでいる】


【両者とも距離は開いていて、関わろうと言うなら、どちらか片方を選ばなければなるまい】
【世界は果たして、蒼と黒、いずれの歯車を回すのか…その選択は、きっと貴方の手の中――――】
422 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/18(土) 19:08:48.08 ID:5KQ0890t0
>>419

では拙者から、

拙者の名は”聖 銀砦(せい ぎんさい)”あの世より蘇った剣士でござる

【そう名乗る青年がいる】
【女と間違えそうな凛とした雰囲気の美少年だ】
【髪は銀髪で腰まで伸ばしており】
【草鞋に白い袴、水色の陣羽織を羽織っている】
【腰には刀を差している】

拙者はできれば前の方へ配置していただければ。

【やや控え気味に言う】
423 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/06/18(土) 19:16:04.65 ID:05GHokpWo
>>420
//申し訳ない、晩ご飯で一時離席します。
424 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/18(土) 19:19:27.06 ID:Uadsodg5o
>>420

焦るような状況じゃ、なかった気もするけど……。
……それに事実とはいえ、あまり悪口を言うのは。

【ありがちなフォローになっていないフォロー。所謂ダメ押し】

え……、今、なんて言ったの?

【腕の声が聞き取れなかったようで、聞き返す】
【やはり腕の方を見ようとしないため、のの字ってる事にすら気付いてないが】

シルクハットはまた、買えばいいから…………。
心配することなんて何も無い……、でしょう?

【他に心配するべきことがある気がするが、気のせい。気のせいですね】
425 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/18(土) 19:19:28.46 ID:5KQ0890t0
>>422

//すいませんいきなりですが飯です。
426 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/18(土) 19:20:33.33 ID:YikuxH0ro
>>419

【――首を回し、大きく背伸び……、ポキ、ポキと小気味の良い音】
【アキレス腱を伸ばした後に肩入れをした所で、一人は初めて顔を上げた】


……、…残念ながら、名刺は持っていません。
なので――、名前だけ。 『森島 京』です。


【所々が焦げたホワイトシャツに、紅いベルトを通したボロボロの黒いスラックス】
【肩甲骨の辺りまで伸びた髪は首筋の辺りで括られており、蒼いリボンが目立つ】
【両手には『魔法陣』の描かれた白い手袋を嵌めた――貧乏そうな青年だ】

【――、この青年、恐らくは朝顔と交渉した際、一つ『申し出』をしている筈だ】
【曰く、「報酬は要らないから、後で当主と話がしたい」と】
【意図を自分から言う事は無いが――、詮索されれば、求められる部分まで答えただろう】
【詰まりは――『今回の件』に関して、“対機関連合”として協力関係を結びたい、と云う事】
【……無論、此処に居ると云う事は。 其れが受諾されなくとも、本来の契約は成立したのだろう】



……そうです、ね。
なら僕は、『後方』を固めます。 ――、とは言っても、あんまり距離は有りませんが。
若し逸れたとしても、死ぬ気は無いので置いて行って下さい。



【「その為の護衛ですからね」――と、判り切った事を再確認するような口調】
【ふわり、と、『魔法陣』が蒼い光を纏い。 彼は集団の後方に位置した】
427 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/06/18(土) 19:25:33.90 ID:1bMYU7WT0
>>419

【“寒梅”の依頼の時にも姿が見られた、とある矮躯】
【身に不釣合な長物を携えた、満身131センチは】
【萎縮する事こそ無くとも、危険域の寸前まで張り詰められて見えた】

アタシのよーへー稼業も、アンタらの「みってー」も、
ふつーの人には分かんないんだろーけどさっ

――そんな事で死人を冒涜するのは、アタシ大っキライだよ
いかなる理由があろうと、納得するのは難しいサ

【装いは淡青のカーゴパンツに、ピンクの大熊猫がプリントされた厚手のシャツ】
【軍手や止血布をポケットに押しこみ、杵を丸ごと金属に入れ替えた様な鉄槌を携え】
【ファッションを考慮せぬ登山靴を履き、値打ちのしそうな「紅い指輪」を嵌め】
【紅眼白皙、癖の強い黒髪が特徴的で、小学上級生ぐらいの容姿】
【そんな風采の少女が――真剣な面持ちで、彼らの言葉に耳を傾けていた】
【ときおり、その顔を臭い物でも見たように顰めながら】

【周りに当たらないよう、準備運動がてら鉄槌を頭上で振り回すと】
【軽く右手首をスナップして、その場から動き出す】

さーて、アタシは“海部 史音(あまべ あやね)”。
ものいう鉄槌『ベンヌ』を従えるフリーランスの能力者だよー
出す暇ない名刺の代わりに、目に耳に焼き付けなさいよっ

「……私が、そのベンヌと申す者であります。
 姿がないゆえ、マスター共々声をご記憶頂ければ幸いですぞ
 混戦も予想されますから――めいめい、気を引き締めお臨み下され。」

【閉鎖的に言葉を交わすより、白い少年との関係の泥沼に沈むより】
【少女とその従者は、初対面の者たちに簡潔な自己紹介を行い】

【それを終えると、史音は小さな花唇を閉じ】
【守るべき一夜限りのロードに近い――『中衛』の位置へ、足を運ぶはずだ】
【得物からすれば、明らかに白兵戦者である彼女だけども】
【敢えて最前線に出ない事には――何か、考えがあるのだろうか】
428 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage saga !nasu_res]:2011/06/18(土) 19:34:27.21 ID:h7MXN1sxo
>>422

「配置は、こっちからは指示せえへんよ」
「自分で考えて、適当な位置についてくれればええ、その方が動きが早くなるからなぁ」
「……にしても、何歳なんだかよう分からんやっちゃ」

【少年と呼ぶべきか、青年と呼ぶべきか。この部分には頭を悩ますが】
【兎角朝顔は、ここでは仕事の話題を優先。彼に、自身の配置を委ねる】
【朝顔が立つのも、隊列の先頭付近】

>>426

《貴方は……ああ、話は聞いております、が……》
《話をするにはこの山は適切でない、声が響きすぎますからね》
《山を抜け、一度我が領地に戻り、大陸へ向かうのはその後》
《……貴方一人だけにお話するとなると、お味方も不安でしょう》
《何れ、此方より……何かの折に》

【連合との協力に関して、霊厳はすぐには応と答えなかった】
【大陸に居ない、つまりは活躍を耳にしていない、というのがその大きな要因だろうか】
【だが、領地を機関に荒らされているとするなら、対機関連合と手を結ぶ事に不利益は無い筈】
【霊厳は、「何れ自分の方から」と答えを返した】
【彼が居るのは、隊列の中央。僅かな部下は、それを守る為に、すぐ近くに並ぶ】

>>427

〈相変わらずの気合いでなによ……元気そうだね〉
〈表情だけ見れば、あまり気分が良さそうには見えないけれど……〉
〈……出来るだけ、周りとの連携に動いてくれると嬉しい〉
〈何せ僕は、他人に協力するのが下手だから、ね〉

【自分は、他人に力を貸したり、借りたりは上手でない】
【だからこそ、多数の者に自己紹介を行った彼女に、其方との繋がりを重視せよと】
【提案した少年もまた、隊列の中央付近を行く】


>>ALL

《では、行きましょう。夜明け前に、この地を抜けるのです》
《可能な限り早く、そして被害は少なく……難しい事でしょうが、どうか》

「……暫くは、前方に罠は無いな。伏せ勢もおらん筈や」
「ま、どーせすぐ、罠の乱発地帯に飛びこむ事になるやろうけどなあ……」

【偶然にも、バランスよく配備された隊列の足音は、静かな夜に響いて】
【何処かでフクロウが、音も無く飛び立った、その影が見えた】


/続きます
429 :428 [sage saga !nasu_res]:2011/06/18(土) 19:35:04.17 ID:h7MXN1sxo
【山道】
【現在の場所は、道幅が比較的広い。5m以上は有るだろうか】
【右手側は急斜面になっており、その下には深い森。落ちれば、上は見えないだろう】
【左手側は、ちょうど現在地を見降ろす形の高い崖となっている】

【前方に、緩やかな上り坂が見える】
【それなりの長さは有り、駆け抜けようとしても一瞬と言う訳にはいかないが】
【頂上が見えないなどという事は無く、暗さに慣れれば十分に見える程度】

「………来るで!」

【突如、朝顔が叫んだ。もしも聴覚や嗅覚が人より跳び抜けて鋭敏ならば、崖の上】
【幾つかの気配が、同時に蠢き始めたのを感知出来ただろう】
【声の余韻が、山に木霊し終わる前、それは飛来する】
【崖の上より放たれたのは、十文字型の手裏剣だ。一人辺り三発、鋭い回転を伴いながら撃ち降ろされる】

《……朝顔!》

「おうさっ!」

【朝顔はその場から跳躍、後方へ回避を行いつつ、霊厳の頭上へと針の様なものを数本投擲し、手裏剣を弾いた】
【彼女達を守る必要は、現時点では無いだろう】


「誰や!……いいや言わんでも分かるけどな、その面ぁ見せえ!」

『聞こえる聞こえる誰何の声が。さあ聞かせんしょ聞かせんしょ』

【突然の襲撃者に怒鳴る朝顔、それへ返された唄の様な節廻し】
【かぁん、拍子木が打ち鳴らされて。崖の上に一人の少女が、その姿を現した】

『今宵この晩この月の下、酔いの尽きまで舞わんかな
 東西問わずに老若男女、砂利の数程住しかど]
 誰ぞ知るこの名この音声を、さあ聞かせんしょ聞かせんしょ』

【それに遅れて、少女の後方。ズラリと並ぶ幾つもの人影】
【十や二十ではない、五十でも見通しが甘い。腰に下げるは黒く光る刃、身を覆うは黒の衣装】
【また、かぁんと拍子木一つ】

『始まりまするは百季の伝統、百機の操演、百騎の競演、百鬼夜行の大狂宴
 この風ヶ森を舞台に変えて、百花絢爛どなたが賢覧
 枯れぬ桜とかれるが定め、背き留まり百八夜』

『姓は風森、官は八十雛、風森八十雛ここに在り』
『……売国奴の白天龍家、我が領地に踏み込んだからには……』

【名乗りとも唄とも付かぬ口上、終えればふらりと崖に体を投げ出し】
【垂直に近い壁面に、重力を無視するかの様に立つ少女】
【140cm程と、この国の人間の中でも小柄な部類に入る、その少女こそが】
【背後に控える黒装の集団を束ねる風森家の当主、風森 桜恋である】


「……またぞろぞろ連れてきおったなあ……場合が場合ならとことんやったるとこやけど」
「逃げるで!やれば勝てる≠ゥも知れんけど守れない=I数が違いすぎるわ!」
「出来るかぎり全速力で走れ、ただし罠と待ち伏せに注意、気ぃ抜くな!」

【敵の数を見て、朝顔は即座に、隊列に逃亡の指示を出す】
【逃げる方向は只一つ、正面しかない。正面の坂を、走り抜けるしかない】
【そして、敵もそれを熟知している筈だ。ここは、彼等の領地なのだから】
430 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/18(土) 19:43:08.37 ID:UBEMQfXl0
>>429

―――はっはァん!助太刀参上ォ!!!

【高速で接近する一粒の赤】
【さっそうと現れ、木の上に飛び乗る】

【まだまだ少年といった顔だが、彼の異質な容姿を見れば】
【決して足手まといにはならなさそうだ】

【周囲を焼き焦がすかのような真っ赤な短髪】
【それに相応するかのような深い漆黒の双眸】

【未熟といえるであろうか、幼さが顔にまだ残る少年】
【大人になれば恐らく精悍な青年に成りそうな、整った顔をしている】

【赤い、いや真紅に近いほど鮮やかな羽織を着ており、見る者を安心させる。が】
【右手部分に、紅色の逆鱗に包まれた異形の腕が存在しており】

【その拳部分には決して拭えない黒ずんだ血痕がこびり付いていた】

【また、傷口は新しいが、左足に酷くえぐれた傷痕があり】
【そのためか、松葉杖でゆっくりと歩いている】

さァてどいつだァ!?俺の敵ってェ奴はよ!!

【にこりと楽しそうに笑う少年の視線の先には】
【護衛対象の相手の姿があった】

/ヴァ―デッドの人です
/遅れました!すみません
431 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 19:44:33.84 ID:R3G7nN+a0
【森林】
【すでに陽はほぼ落ちた。月明かりが照らすにはまだ早く】
【ただでさえ枝葉が茂る中、非常に薄暗く】

【そんな中少し開けた空間があった】
【大木が何本も、根元近くで切り倒され出来た広場】
【切り口はまだ瑞々しく、切られてまだ間もないことが伺える】
【ついでに言えば、切り口は若干荒れており、そこまで上手に切られたわけではないことも分かるだろう】

【そんな広場の中央、切り株に腰掛ける少女がいた】
【濃い灰色のローブで全身をすっぽりと覆い】
【首元には、わずかな光を鈍く返す「L」の字をした首飾り】
【左の腰には、抜き身の刀。分かる者ならば、妖気や魔力といった類のものが感じられるだろう】


――ZZZ

【さも気持ちよさそうに、寝ている少女】
432 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 19:52:03.96 ID:442Lr5Who
>>418
【逃げる様に、シズリの前から去って―― 】
【 ――…辿り着いた路地裏、胸を占めるのは自己嫌悪と、止まない頭痛】


 ……っ、…


【蘇ってから、どうしても思い出せないでいた―― アクアブルーの瞳の彼女を】
【皮肉な事に、エメラルドの瞳の彼女に触れられて…… やっと、思い出した】

【どちらとも約束≠ェ在る――… 暗い赤の瞳は、幾度と無く揺らぐ】


 …っくく、馬鹿だよなぁ、俺――。
 くく、くははっ、ははははっ…!


【見上げた空は、ゆったりと昼から夜へ様相を変え】
【灰色に淀みゆく路地裏の中、気狂いのような、自嘲のような――… 】

【そんな、どちらともつかない嗤い声が、ただ響いていた】


/乙でした!
433 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/06/18(土) 19:53:33.74 ID:1bMYU7WT0
>>429

【先の探索では使い尽くした、光を放つ指輪】
【だが今宵のそれは、月明かりを受け止めた其れの程度に抑えられ】
【――それでも。宙を裂く三刃は、仄明/朱に照らされた】

「マスター、そのまま前に!

 ――、―前に、跳ぶっ!!

【ベンヌの言葉に従い、前方へと跳躍した彼女は】
【距離は然程でも無いのだけども、異様に高く浮き上がった】
【まるで月面の出来事の如き機動で、鮮やかに三枚を躱し】
【空中で一回転。身体を捻りつつ、獣のように空けた手から着陸した】
【特に不備は無かった / 位置エネルギーの概念を嘲笑う】

【大衆演劇の謡いにも似た、その奇特な名乗りと異装の者に】
【鋭さに、興奮と嫌悪を綯い交ぜにした眸を投げかけるのは、数秒後の事】
【棚引く雲霞の兵どもを、その視界に捉えて】
【ごくり。生唾を飲み込みながら、立ち上がり「ベンヌ」を構える】

――もっちろん。逃げもカクレもしちゃうよ、アタシ!
だけども、やられっぱなしじゃあ無いサ

振り切るにしても、気を晴らすにしても――ねっ!!
ベンヌ、あやねバーニング≠フ準備をしなさいっ

「……御意。敵の隙に合わせ、隊列を砕くように打ち込みなされ
 征服の意図が無いのですから――木立を狙うのも、また。」

……すこーちど・あーすってヤツね、考えとく!

【飽くまでも、今はまだ坂を駆け抜けつつ】
【ベンヌと言葉を交わしながら、少女は鉄槌へ思念を送り込む】
【すると――寝かされたそれが、空を切る音を立てて】
【片側のハンマーヘッドが火蓋を開けるように開放され、噴射口を覗かせた】

【ただ、攻撃はまだ行わない】
【牽制として仕掛けるにしては、現状の敵は遠過ぎる】
【例えるなら、弾を込め撃鉄を起こすような動作の中、少女は駆け抜け】
【甲斐甲斐しい従者は――飽きずに、周囲の気配や魔力を探るだろう】
434 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/18(土) 19:55:48.74 ID:5KQ0890t0
>>429//ただいまかえりました

・・・・・・・・!。

【放たれた手裏剣を数歩下がることで逃れる聖】

何奴!?

【そして見上げ、下手人をにらみつける】

・・・・・・今の世ではこのように名乗るのが礼儀なのでござるか・・・・?

【派手な演出、登場、どうやら聖にはついていけないようだ】
【だがすぐに持ち直し、状況を整理する】

(朝顔殿の言うとうり、ここは抜くべきではない。)
委細承知。

【ここで”抜け”ば戦闘は免れない。】
【戦い、ここで倒してしまえば話は早いが、今は守る者がいる】
【護衛が勝手に動くべきでは無いだろう】

【まだ刀は抜かない】
435 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/06/18(土) 19:58:54.02 ID:1bMYU7WT0
//分かりづらかったので>>433に、以下の内容を追加します
//それと白蘭さんの台詞を忘れてしまい申し訳ないです、次にアプローチがあれば反応しますので!

【現在位置:中衛】
【行動状況:隊列の中で移動しつつ、ベンヌの攻撃準備を開始】
436 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/18(土) 20:01:05.28 ID:YikuxH0ro
>>428>>429


【――、『勘』と『能力』が混じり合った様な物だろうか】
【大人数の中に於いては、使用が難しい熱感知=z
【攻撃される直前…、…咄嗟に、“崖の上”へと眼を向けて――】


……、……『あまり折り合いが良くない』ってレベルじゃ、無いですね。


【此処まで『熱源』の数が多いと、数えるのにも時を要する――】
【今回の場合は逆に、“数え切れない”と云う事が「相当の数」の直結して】

【引き攣ったような笑みと共に、呟くと――、手裏剣に対し、右へとステップ】
【次々と地面へ突き刺さって行く其れの、『正確性』に舌を巻くと、朝顔の言葉を聞き】


(……、上り坂――、普通に登ったら、何人かは怪我する。)
(此処ですべきは、『時間稼ぎ』…、…一部には通用しないだろうけど、無いよりはマシか。)


 ……、……了解≠ナす!!


【咄嗟に屈み、地面から『飛び道具』――手裏剣――を引き抜くと】
【能力を発動、『固体化した熱エネルギー』によって、紅くコーティング】
【……早い話が、「空飛ぶ小型爆弾」と云った所だろうか】



(―――、――― 『其処』 ならッ!!)



【隊列の最後尾――、追従しつつ、手裏剣を投げつけるのは『崖の上』】
【素人で有る為、「へろへろ」の軌道を描き…、…恐らくは、敵に届く事も無く地面に落ちる】
【……問題は、其れが“地面に当たると同時に小爆発”する事】
【砂塵を巻き上げ、幾分崖の上の地を揺らし。 此方に対する攻撃を緩和する事が出来るかも知れない】

【――、だが、その効果時間も『走り抜けている』中ならば短いといわざるを得ないか】
【“足を止めて戦っている”のではなく、“場所を移動しつつ逃げている”のだから】
437 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/18(土) 20:08:59.04 ID:7d5TnbP6o
【草原】

【月明かりに青々とした草が映える】

【キシリ、キシリ…唄の様に、作為的に鳴らされる音と たったん。リズムを刻む足音が響いて】
【草の海で、草露の貝殻を揺らし、落として 踊る赤とモノクロの人型】

【漆黒に近い艶やかな黒い髪を短く切り揃えた、ボブカットの少女】
【艶めいていながら鋭い弁柄色の双眸は彼女の顔に瀟洒な印象を与えこそするも】
【髪と相対する様な純白のワンピースは実年齢より低めな身長や一見ひ弱な体躯を隠すことは無く。代わりに少女に月光を纏わせる様な錯覚を覚えさせ】
【キシリ―――軋む様な音を立てるのはその肩から指先に至るまでを覆うそれ。嫌でも目立つ、その双眸にも鮮やかな血の色にも似た猩々緋の色をした手甲である】


【幸い、観客と成れる人物は誰も居ない】
【もし見かけたならば、この光景を独り占め出来るだろう】
438 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/18(土) 20:09:59.91 ID:SBzGln3Ho
【公園――ベンチの上】
【本来複数人が同時に活用すべきその器具を、たったひとりで占領する人影ひとつ】

……、……ぅ。

【鮮やかで爽やかな薄緑色の瞳を持つ、黄緑のパーカーに身を包んだ少女だ】
【丈が長くてミニスカワンピースみたいになっているその服には、フードに三角耳と背中に尻尾のお飾り付き】
【濃緑のショートカットは、何故だか左サイドの一房だけ長くて。「鈴付きの紫のリボン」で結ってある】

【――――119。レスキューナンバーの刻まれた、銀のチョーカーは。正しく「従属」を表していた】


…………、――。

【そんな彼女、よくよく見ればずぶ濡れだ。冷えた水の粒がぽたぽたと滴り落ちていて】
【顔面こそうつ伏せていて見えないが、その辺りから漏れ聞こえる呼吸音は、荒々しい】
439 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/18(土) 20:16:32.32 ID:o2nSGqqSo
>>438
【果たして、彼女に聞こえるだろうか】
【柔らかくも消音性に優れ、ぽふぽふという気の抜けるような足音が】
【少し接近しては止まり…間をあいて、僅かに接近しては止まり、と繰り返している】

【もし気付いて、顔をあげれば、多分青い影を見るだろう】

【蒼い毛皮に猫耳尻尾、中肉中背+アルファの肉付きをした、猫の獣人少女である】
【クリームイエローの臍だし袖なしのインナーに、ベリーショートのカットジーンズ】
【雨の中寒々しいとすら言える格好だったけれど、傘を差して貴方に接近する様子は、恐る恐ると言う風情で】

「…?? ……??」

【気遣わしげな視線を、伏せる少女に向けている】
【この雨の中、びしょぬれで平気なのかと、言わんばかりに】
【…もしくは単に、生きているのか死んでいるのか、判別しかねてか】

【困ったように寄せられた眉】
【他に誰か人がいないか、なんて、金色の眼で周囲を見渡してみたり】
440 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage saga !nasu_res]:2011/06/18(土) 20:18:04.08 ID:h7MXN1sxo
>>ALL
【崖の上に現れた黒装の集団、風森の密偵部隊】
【分かりやすい表現をしてしまえば、忍者の様な服装とでも言おうか】
【能力者達へと放った武器からも、その集団の性質は幾らか見えただろう】
【彼等の内の何割かが、次々に崖を駆けおり始める】
【残りは崖の上を隊列に併走、攻撃の機会を窺う】

>>430
【時間に訪れなかった彼は、契約不成立≠ニ見なされているだろう】
【その為、隊列は厳密には、護衛対象とはならない】
【守った所で報酬も何も無し、ただそこを通るというだけの集団は】
【今、丁度、攻撃を受けている所だった】

【介入するのなら、どの様な形になるだろう】
【彼が居る『木』が何処にあるのか、それにその答えは大きく左右される筈だ】

【仮に隊列に加わるとすれば、その位置によってもまた行動は変わるだろうし】
【隊列を無視して行動するのならば、利も不利も一人で負う事になる】
【自由である、だからこそ恐ろしいのだ】

>>433

雑兵1:能力者を確認……飛んだぞ

雑兵2:問題ない、俺達より高く飛べたとしても

雑兵3:俺達より早く動ける筈が無い

【馳せる彼女へと、まず狙いを付けた者達が居た】
【彼等は、崖の上から無造作に飛び降りたかと思うと、壁面に張り付いて】
【まるで蜘蛛に化けたかの様に、隊列を後方から追い始める】
【3者とも、目は少女へ。異様な跳躍を、目に止めたらしい】

>>434
【一つばかり、認識の齟齬が有るとすれば】
【戦闘は、既に免れない。もう始まっているおだ】
【戦わず平和に、などという考えは、夢のまた夢としか言えぬもの】

【大きな動きを見せなかった彼に対しては、敵方もまた、大きなアクションを見せない】
【だが、隊列先頭の彼は、すぐにでもまた次の光景を見る事になるだろう】
【もう一度書く。今の地形は、上り坂だ】
【夜に目が慣れれば、前方の様子を見通す事も可能だろう】

>>436
【森島が放った爆発手裏剣が、崖の情報に着弾した時】
【その周囲には、崖を駆けおりようとしていた何人かが居た】
【爆発自体では、無事だ。だが、只でさえ不安定な足場を、揺らされ崩されて】
【足を踏み外し、転落の憂き目に遭う者が数人】
【地面にぶつかり、骨でも折れたのだろうか。即死こそしないが、呻き苦しんでいる】

【だが、これで終わりではない。数人をリタイアさせ、追撃を幾らか遅らせたが】
【まだまだ、敵は前方にも居るかも知れないのだ】

/続きます
441 :440 [sage saga !nasu_res]:2011/06/18(土) 20:19:48.52 ID:h7MXN1sxo
>>ALL
【坂を上っていくに連れ、まずは先頭の聖が】
【幾らか遅れて史音とベンヌ、最後に森島も】
【頂上付近で待機している、何人かの姿を見つけるだろう】

「……お約束の罠、けど厄介なの持ってきたで向こう」
「飛ぶか、横へ避けぇ!でも止まるな、止まると狙われるで!」

【待機していた彼等は、荷車を数台用意していた】
【石を積んで重さを増し、ストッパーなどは無い。動力も何も無いそれを】
【彼等は、隊列が駆け昇っている最中の坂へと押し出した】


【隊列の並ぶ順番に、重さと加速で破城鎚の様な威力を備えた、荷車が突っ込んで来る】
【もしも左右にかわすのならば、道幅の事も有る、限界は有る】
【体勢を崩してしまえば、追手からの攻撃も恐ろしい】
【出来る限り動きを小さく、走るのを止めずに対処する必要が有るだろう】

【坂を登り切れば、暫くは高低差の無い、曲がりくねった道】
【曲がり道という事は、先の見通しが悪くなる。視界はどうしても狭くなる】
【視覚情報以外の調査手段が有るのなら、惜しみなく使うべきだ】


『……私は回り込む、逃がすな……』

【後方では、八十雛が部下から離れ、単独で何処かへと向かい】
【部下達は次々に後方に降り立ち、隊列を追って走り始める】
442 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/06/18(土) 20:20:17.27 ID:05GHokpWo
>>424

そうですよね……親しき仲にも礼儀ありと言いますし。
たとえ相手が、腕一本だとしても礼節を欠いた発言をするのは品が無いですよね……。反省します。

【ペコリ、と軽く少女にお辞儀をし】
【現在、少女が傘の中に入っておらず濡れ続けている状態なので】
【もはや傘を差す事に意味は薄いにしても自分だけが傘の中という状態に気後れしたので、
一歩距離を詰め、少女も傘の中に入れようとする】

『……… ド セ! 生き テ── ガッガッ!』

あ、“音切れ”しちゃった………。
そのですね、「あーさん」はさっき……。あ、「あーさん」というのはこの物体の名称で、
腕──つまりはアームだから、あーさんなんです。それでですね──えっと……。

【先ほど、あーさんが言った発言を訳そうとするが、彼女もよく聞こえなかったので意味は大体分かったが──】

えっと……「わたくしは良く分からない物体なので生きていてもしょうが無い」──でしたっけ……。
あーさん、確かにどうやって生命活動しているのか分からない物体だからってそんなに自分を卑下することは無いですよ……。

【少し、悲しそうな声で腕に語りかける少女。罵倒しまくってたのは貴方だと思いますが】

 ──ほら、「一寸の虫にも五分の魂」と言うじゃないですか。

【フォ、フォローしているのかな……】

『── … ── … …』

【もうだめぇ!あーさんが死んじゃう!(井心亭に)】

駄目ですよっ。

【刺が有っても、強く言葉は発しなかった彼女だが──此処に関しては声を少し上げた】

これ、手に入れるのに苦労したんですから────。

【苦労した。貴重なブランド品などなのだろうか?多少ボロっとしているが確かに高級感はある。年頃の少女なら、確かに大切な物だ】

 ──この“野生”のシルクハット!捕まえるのにっ。

【や、野生……。野生とは何だろう。シルクハットは生息するものなのだろうか。新世界すげぇですね】

//ただいま戻りました!
443 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/18(土) 20:23:26.25 ID:SBzGln3Ho
>>439

【 「……ああ、また足音。またボクを殺しに誰かがやって来たんだ」 】
【そんなことを考えて、……数瞬後。違和感に気付く】
【ぽふ、ぽふ、とは。いったい「何の」足音なのだ、と】


……、……ねこだ。

【顔を横に向けて、気だるげに視線を動かした、その先に】
【蒼いあなたが、立っている】

【何となしに呟いた声は、靄がかかっているかのようなぼんやりした響きを持っていた】
444 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/18(土) 20:27:36.60 ID:o2nSGqqSo
>>443
【ぼんやりとしながらも発された声】
【驚いて、地面から一メートルほど飛び上がる猫】
【パニックを起こしかけるも、相手が生きているらしい事は理解できて】
【おそらく、横になっているであろう少女に視線を合わせるように屈んだ】

「…さむく、ないの?」
「びしょぬれで、なんかはぁはぁしてる…」

【猫に戦意の類はない】
【ただ単に、横になる少女を見かけて近寄っただけの通りすがりらしいけれど】

【単純であるが故かお人よしに、見ず知らずの少女に、見た目以上に幼い口調で尋ねる】
【金の眼はただ、真っ直ぐに目を覗き込もうと、向けられていた】
445 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/18(土) 20:29:41.11 ID:UBEMQfXl0
>>440-441

無視かよ…!何か泣けてくるわ

【はぁ、と深く溜息をつき、周囲を見渡す】
【どう見ても、個性の薄い連中相手に個性が濃い連中が戦っている】

【一概には言いきれないが、少年はそう受け取った】

【そして、おもにその連中が崖の上に存在していることを認識し】
【腕を崖に向け、思いっきり飛びあがった】

【肩部から炎が噴出し、勢いよく崖の一番端にいる相手に殴りかかる】

【飛びあがった直後、何かを叫んでいる声と】
【何かの走る音が聞こえたが】

【それが何であるかはよく分からなかった】

/これ崖に登っても構いませんかね?
/駄目なら崖に激突したことにしておいてもらえますか

446 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/18(土) 20:33:22.76 ID:Uadsodg5o
>>442

…………分かってくれれば、いい。

【一歩後ろに下がって、傘の中には入ろうとしない。】
【どうせ全身ずぶ濡れであるし必要ない、という意思表示だろう】

……安直………。

【「足だったられーさん」だったのかなとか、どうでもいいことが頭を過る、が】

そんな事、無い…………。
生きていてもしょうがない存在なんて……、存在しない、から。

【弱シリアスモード。(相変わらず視線は向けないが)、結構真剣に言い放つ】

野生……?
……私の知っているシルクハットは、ただの帽子だった気がするのだけど。

【キョトン、と首を傾げる】
【この少女はツッコミスキルなどを持っていないらしい】
447 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/18(土) 20:34:47.02 ID:SBzGln3Ho
>>444

……寒いのと、熱いのが混ざって、よくわかんないんだ。

【まばたきの感覚は長く、動きも鈍い】
【やっぱりぼんやりしたままの声を持って、曖昧な答えを返す】

【金色。雲の向こうに隠れて見えない月を、なんとなく思い出して】
【その光をなぞるように動く緑の瞳は、不安を孕んでいることを証明する】


 【――緑の少女が横に顔を動かした、その際に】
 【もしかしたら、例の「ナンバープレート」が見える、やもしれず】
448 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/18(土) 20:40:26.06 ID:5KQ0890t0
>>441

・・・・・・拙者にお任せを

【頂上に不穏な気配を感じ、頂上を見やる】
【はっきりとは見えないが、暗さには徐々に慣れてきたようだ】

朝顔殿、拙者にお任せを。

【自分に任せるよう朝顔に話しかけ、聖は坂をいち早く駆け上がる】
【加速しながら迫り来る数台の荷車】
【それを】

――――――――――はあぁ!

【そのうち両手で2台止める】
【多少後退するが、完全停止させる】
【細い腕からは想像もつかない、驚くほどの怪力で!】

これで少しは足しになろう。

【止めた荷車を固定し、走り出す】
【逃した残りの荷車が気がかりだが、任せるしかない】
449 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 20:41:21.63 ID:R3G7nN+a0
【森林】
【すでに陽は落ち、月明かりが薄く照らす】
【だが、枝葉が茂る中、非常に薄暗く】

【そんな中少し開けた空間があった】
【大木が何本も、根元近くで切り倒され出来た広場】
【切り口はまだ瑞々しく、切られてまだ間もないことが伺える】
【ついでに言えば、切り口は若干荒れており、そこまで上手に切られたわけではないことも分かるだろう】

【そんな広場の中央、切り株に腰掛ける少女がいた】
【濃い灰色のローブで全身をすっぽりと覆い】
【首元には、わずかな光を鈍く返す「L」の字をした首飾り】
【左の腰には、抜き身の刀。分かる者ならば、妖気や魔力といった類のものが感じられるだろう】


――ZZZ

【さも気持ちよさそうに、寝ている】
450 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/18(土) 20:41:24.45 ID:o2nSGqqSo
>>447
【帰ってきた答えは、猫も良くわからなくて】
【ナンバープレートの意味も、幼い猫は知りかねた】
【それに口を挟むものは、この場にはいないはずだ】

【少し、悩んだけれど】
【少女の感性が寒いと感じていると判断】
【そして緑色の眼が、何かを自分に訴えかけているのを悟る】

【拳を握って頷くと、急に立ち上がって、少女の前に手を差し出す】
【一緒に行こう、そんなジェスチャーにも見えたけれど】

「とりあえず、あめがふらないばしょにいこ?」
「タオルならいっぱいもってるから」

【軽装の猫が何処にそんなものを持っているかはわからないだろうけれど】
【金の眼は、曇らない。どれほどの雨が降ろうとも】
451 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) [sage]:2011/06/18(土) 20:41:35.89 ID:Dm4aHKAZ0
>>415

簡単に見せびらかしたりはしません、これは大切に保管しておきますよ
…それとも、欲しいですかね?

【相手に渡すことも厭わないことを示しつつ、彼は出来あがった新品を自分の服の胸元へ仕舞いこもうとする】
【大方相手がこれを欲することはない、と予測しているのかもしれない】

…そうそう、説明不足だったことが一つ

我々はもう少し、この世界が“流れる”まで待機するつもりなんですよ
人工とはいえ今から宝玉をホイホイとばら撒いてしまえば、それこそ世界崩壊の礎に成りかねないでしょうから
…まあ、他の勢力がこれと同様のものを使用するようになれば話は別なのですがねー

【――何とこの人物、まだ手の内を世界に出すつもりはないというのだ】
【嘘である可能性も十分にあるが、世界がボロボロになれば利益どころでなくなるのもまた事実】
【他勢力が動かない限りは保持したまま優位性を保ち、万が一先を越された場合はすかさず自らも風呂敷を広げるつもり、と言いたいのだ】



――そうだ、では早速それ相応以上の――と、いうやつ、を、っとっ…

【左手を再び巨体の人物のコートの中に突っ込みながら、途切れ途切れに言葉を述べつつ服の中を弄っていく】
【そして中から取り出したのは、あの時の黒とシルバーで彩られたアタッシュケースである】
【両手でケース本体を支えたまま留め具を一気に外すと、中から現れたのは当時と全く同じ無数の宝玉、それである】
【ケース一杯に縦4列、横5列、敷き詰められた20個もの宝玉――かつて、アストラとダハルに見せたものと同じ並びのそれだ】
【一度に20個もの宝玉が並ぶ凄まじい光景で相手の度肝を抜き、圧倒させんとする狙いがあるのだろう】
【以前にこれを見たアストラとダハルはともかく、初見であるレイドにこの光景はどう映るのか――】


…僕はこれら全て≠貴女に譲歩しても良いと思ってるんですよ
御好きに持ってって結構ですよ?

【世界に出回っていない宝玉――その価値はどれ程のものかは人によって大きく異なるだろうが、こうも堂々言い放つとは――】
【レイドやアストラの口調から放たれる意志は、少なくとも世界を間違った方向へ転がそうとする人間のものではないと判断したのだろう】
【この中から好きなものを選ぶも良し、ケースごと持って行くも良し、取らぬも良し――判断は、レイドらの意志が大きく反映される形となるのか】

【ちなみに、並べられているのは緑・橙・水色・赤紫・そして同じく緑、がそれぞれ4つずつ】
【魔翌力の性質は同順に回復・熱・冷気・重力・そして最後の一つは爆発…らしき未知の魔翌力】
【赤紫と後者の緑は魔翌力が劣っている所に気付ければ、これら二つは他より価値の低いものだと分かるかもしれない】

/遅くなってすいません、只今戻りました!
452 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/18(土) 20:43:44.11 ID:YikuxH0ro
>>440>>441

【――、矢張り、効果は小さいと言わざるを得なかった】
【五十人を超えようかと言う集団の、ほんの数人を行動不能としただけ】


(……、…介抱でも、してくれたら楽なんだけど――。)
(そんな優しい人達ならそもそも、本気で殺しに掛かって来ない、か。)


【此処に於いて、『潰した数』が連鎖的に膨れ上がる事は無いのだろう――】
【そう、無い頭なりに相手を捉えると。 追って来る部下達を警戒しつつ、前方に目を遣る】
【…、…成る程、古典的な手であり、それゆえに『王道』だ】


(……『押し出した』人達は、前衛の人達で何とかしてくれる。)
(僕は後衛なんだから――、いや、でも、此れは流石に……。)


【正面に来た荷車=\―、何らかの手を加えてやり過ごせば、だ】
【後方から追い縋る者達への阻害となり得るかも知れない、と思い至るも】
【……『攻撃翌力が高すぎる』為に、一瞬の躊躇。 後――】



……、……あぁ、もう!! ――、―上手く避けてくださいよ!!



【―――、―敵への警告≠ニ云う、矛盾した言葉と共に『跳躍』】
【能力によって、一瞬だけ運動エネルギーを増強、最小限の動きで荷台を飛び越えると同時】
【右手に生成した『紅い球』を、“爆発直前”の状態で荷台へ放り込み――】



 【 ―――、―  ドォォォオーーーーォォン<b!!! 】



【間一髪、彼に被害が及ばない範囲で『爆発』――、荷台を破壊】
【成功したならば、積まれていた岩が後方へと転がって行く】

【――、積まれている岩が複数ならば、その『数』が】
【一つだけならば、その『大きさ』と『荷台に比べて読めない軌道』が】
【逃走者達にとって、良い効果を齎すかも知れない――】




【――同時、開始するのは“熱源探知”】
【若干隊列の広がった今ならば、先程よりは良好な探査結果が期待出来る】
【感知出来るのは、『熱さ』と『大体の方向』、それから『大体の数』】
【人間の体温程度が感じられれば、敵≠ェ居るのだろう、と感じ取れるし】
【先程の様に極端な大人数で無ければ――、『何人位』と言うのも測定可能か】
【尤も、今の状態では集中が難しい為、精々次の局面≠ノ対する感知しか不可能だろう】
453 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/06/18(土) 20:46:40.21 ID:05GHokpWo
>>446

【傘に入って貰えなかったので、「うーん」と少し考るが】
【もう一歩後退し、雨でずぶ濡れになっているシルクハット(+あーさん)を傘に入れた】

う……。そ、そうです……よね……。

【安直とばっさり切られ。くらっと後退する】
【どうやらネーミングは彼女本人のようだ】

『…………ッ』

【真剣な言葉でフォローされたあーさんは】
【ボロクソに言われ続けてきた事もあって、その言葉が妙に心に響き、少し照れくさそうに】
【ゆっくりと空中に上がっていくと、彼女が持っていた傘を持って、最初の状態に戻った】

え────ッ。野生、やっぱり居ないんですか。

【驚いている。本気で驚いている。「やっぱり」と言ったからには基本的な常識としてシルクハットは帽子なのだろうが】
【おそらく、事実としてこのシルクハットは野生のものを捕獲したので、普通じゃないのは世界ではなくシルクハットということになった】

じゃあなんだろう、これ……。

【少し、気味悪そうにシルクハットを見るが】

そういえば、えっと……。あ、私、ロザリーって言うんですけど。

【そういえば、相手の名前がわからない。とりあえず自分は名乗って話の続きを】

こんな町外れに傘も持たずにどうして────。
あ、私は買い物で少し遠くまで行ってきた帰りなんですが…・…。

っていか!ごめんなさい!寒いですよねっ!何か、妙に話し込んじゃって……。
454 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/06/18(土) 20:47:15.41 ID:1bMYU7WT0
>>441

【攻撃、攻撃、波状攻撃――!】
【いよいよ怒涛に迫り始めた攻勢に、史音は歯をきしりと鳴らす】

【崖に身を投げたと思いきや、壁を這う敵の「殺気」を背に】
【振り向いて――少女は、表情をより険しく塗り替えた】
【しのび、とでも言うのだろうか。レールを築いたように壁際を進む者達】
【それらを一瞥した時――頭上で響く轟音に、また視線の矛先を移し】

……くっ、流石に洒落じゃあ済まないわねー!
どっちを向いても、どーしよーも……ッ、そうだ

 ―――す……、…そやっ!!

【悪態を付いている暇は無いことぐらい、理解している】
【思考と呼ぶには余りに短い時間だったが、少しばかり想い巡らせ】
【矢張りと言うべきか――、―ひと呼吸。彼女はまた跳び上がる】

【鳥人の如く身を浮かせた彼女は、荷車のデッドコースターを眼下に飛び越え】
【その上で。長い滞空時間の中にて、身を翻し後方を向いた】
【この間に翳されていた「ベンヌ」は、件の砲口を敵に突き付けるが】
【遠目には、その何たるかかを把握するのは困難であろうか】


  ―――あやね=c…、―― バ ー ニ ン ッ !!!


【彼らがいかなる対応を見せようと、空中で彼女は声を張り上げ】
【球形の魔力弾体――歩兵用ロケット砲弾ほどの規模のそれを】
【敵の進路上に、『待ち伏せる』ような軌道で放つだろう】

【岩壁にそれが衝突したなら――“爆発”が生じ、崖は鳴動を催し】
【その爆風の影響や、崩れた岩の洗礼を受けることも考えられる】
【爆心地に至ってはアイスクリームを掬った後さながら。酷く抉られると見えた】

 【まったく。敵の領地とは言え、どれほど彼らは荒らす積りか――】

【その際、少女の身体は砲撃の反動で後方――つまり、「進軍先」へ加速し】
【重力を低減したまま、しばし空中を滑るように移動するけども】
【この数秒間は――よくよく見てみれば、隙は小さいとは言えず】
【ただ。攻撃を受けて尚、彼らが“狙える”かはまだ分からない――】

「……視界が狭まりますぞ、マスター。
 しかし、今後の索敵は私にお任せくだされ!」

【そしてベンヌは、先の探索でも見せたように】
【地形を探索までを視野に入れて、探知に注力し始めるだろう】
【成功したならば、彼の「頭」の中に】
【薄ぼんやりとではあるが、MAPのようなものを描くことが出来る】
【高低差、道幅、先の構造の断片――などを、内包した。】

【現在位置:中衛】
【行動状況:A・空中で砲撃→地上に移行し走行再開までのタイミング
      B・探索強化、集中している為多少思考力低下】
455 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/18(土) 20:47:59.96 ID:SBzGln3Ho
>>450

【――――ああ、きっとこれは夢なのかもしれないな、と】
【熱に魘されて、都合のいい夢を見ているのかもしれないな、と思った】
【現実世界での自分は、きっとどこかで雨に打たれて野垂れ死にかけているはずなのだ】

……ありがと。

【だって自分は幸せになる価値のない「悪人」だ、って】
【自覚出来ているからこそ、せめて夢の中では幸せになりたくて】
【少女は、猫の夢を見続けることを選択した】

【ゆるゆるした速度で、少女の掌は宙を泳いで、あたたかな陸を探す】
456 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/18(土) 20:54:02.31 ID:SBzGln3Ho
>>450
//ぬぁ、ご飯行って参りますっ
457 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/18(土) 20:56:33.44 ID:o2nSGqqSo
>>455
【猫の手は、肉球と毛皮で温かいはずだ】
【引き上げて、立てるようなら肩を抱いて隣に随伴させる】
【立てないなら、非力ながら背負い込もうとするだろう】
【いずれにせよ、自分がぬれるのもお構いなしに傘を少女の上へ】

「さむかったら、いってね?」
「にぃになんとかしてもらうから」

【彼女の体調に障らないよう、ゆっくりと歩を進めながら、猫は前へ進む】
【目的地は、公園に設置されたドラム状の遊具】
【本当はハムスターのようにぐるぐる回転するのだけれど、市井の危機意識が高まってローラが固定されている】
【雨を凌ぐには絶好、広さは、少女が横になり隣に猫が座るには充分】

【ただ、途中に呼ばれた誰かは、彼女の傍には見当たらないけれど】
【話題に昇る瞬間、近いような遠いようなどこかで、少年の笑い声が小さく響く――――『幻聴』を、耳にするかもしれない】

【問題なくたどり着けば、猫は薄手のインナーに手を突っ込んでしばらくまさぐり】
【宣言どおり、乾いたタオルを五枚ほど取り出すだろう】

【自分で拭ける? なんて首を傾げてたずねながら、その顔の隣まで差し出そうとする】
458 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/18(土) 20:57:14.45 ID:o2nSGqqSo
>>456
//あいさ、ごゆっくり〜
459 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/18(土) 20:59:31.67 ID:Uadsodg5o
>>453

【髪はぺちゃんこ。服はびしょびしょ】
【それでも平然としてる辺り、慣れとは凄いものである】

…………当たり前……。
……いるわけが、無い。

【ジトッとした目。略してジト目で、ロザリーの瞳を見据え】

そうね……、"貴方の頭が変"なだけのようにも、私は思うけど。
違うのであれば……、マジックアイテムとか、特殊なものだと思う。

【左手人差し指を立てると、無表情で微妙に酷いことを言い放つ】

……私の名前は、チェルシー。
ロザリー……覚えた。

【非常に簡潔に名乗り返す】

いや……目的も無く歩いていたら、雨が降ってきたから……。
雨宿りしていたのだけど……、止む気配も、ないし。

…………此れ位、大丈夫。
ちょっと体温が下がって、小刻みに身体が震えるだけ…………。

【無表情で平然としているようで、やっぱり寒いらしいです】
460 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 21:04:44.45 ID:YgKdgGkn0
>>451

……冗談。そんな代物、あたし達の手には余る…………
渡されても、困るだけよ…………

【予想通りと言うべきか、レイドはそれを欲する様な様子を見せない】
【それがどういう代物か、分からないと言う点が大きい。理解できないものを無理して使おうとすれば、それは身の破滅をもたらす可能性を大きくはらんでいる】
【――――レイド自身、一度そうした危ない橋を渡っているのだ】

――――待ってるのね、何らかのタイミングを…………

【言葉を聞いて頷きつつ、呟くように答える】
【まだ、その胸の内は読めない。何か危ないものを秘めていると言う事はおぼろげな気配としては漂ってくる――――その程度の、あやふやな感覚しか無い】
【ならば、何を待つと言うのか?】
【その答えを導き出すには、現状ではあまりに情報不足が過ぎた――――しかし、これ以上踏み込んでいくのは、それもそれで危険に過ぎる】
【ここでは答えに手を伸ばす事は出来ない――――それが自分たちにも適う事ならば、その時には協力を約束し、適わない事ならば、敵対すればいいだけの事】
【――――――――奇しくも、レイド自身もまた『待ちの手』を打つしか、選択肢を持ち得なかった】

――――あら…………即決で現ナマ払い?
(よっぽど…………この連中に対して『魔玉』は重要なファクターな様ね…………買いかぶられ過ぎな気もするけど……『奇跡の材料』になるのなら、むべなるかな……)
「っ、そのケースは…………」

【自分の渡した魔玉を、その場で『人工宝玉B型』へと作りだしたように、その見返りもその場で出すのかと、レイドは意外そうな顔を見せる】
【しかし逆に言えば、相手はこの交渉をそれだけの重要事と捉えているのだろう】
【そして取り出されたケースは――――アストラには実に覚えのある代物だった】

な――――――――こ…………これはッ!?
「…………いつ見ても、恐ろしい光景だよなぁ……ったく…………!」

【開示されたケースの中身を覗きこんだレイドの表情は――――かつてのダハルと同じように、驚愕に彩られる事になる】
【改めて、レイドは実感する事になる――――世界のパワーバランスを決めかねない強大な力が、まるでディスプレイ商品の様に羅列されているその光景】
【――――彼等に邪なたくらみがあるのだとしたら、この状況は、非常に危険であると――――】

――――あなたも望まないでしょうけど、あたしもまた、これが無駄に拡散する事は歓迎しないわ…………
だから――――全種類を2個づつ。それだけ受け取るわ…………管理責任を果たせる、恐らくそれがギリギリの数…………!
兄上…………悪いけど、これを持ち出すのを手伝ってくれる?
「あ、あぁ…………構わねぇぜ、レイド…………」

【提示された人工宝玉の『山』に対してレイドは、全種類を2個づつと言う、多くも少なくもない数字を受け取る事を宣言する】
【そう――――自分たちで使う分には、それだけで十分だと判断したのだ】
【逆に、それ以上に手にすれば、必ず手に余る結果をもたらし――――それが、両者ともに望まない『拡散』という結果をもたらすかもしれない、と言う危惧があった】
【レイドは左腕で以って――――そうしてアストラも手伝い、ケースの中から1セットづつ、その手に受け取った】

/おかえりですー
461 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage saga !nasu_res]:2011/06/18(土) 21:11:07.23 ID:h7MXN1sxo
>>445
/描写されてるフィールド内部の移動は問題有りませんぜ
/と、出来れば雑談の方は確認しておいて欲しかったかと……

【崖の上に残っているのは、周囲に行動が遅れた幾人か程】
【味方が駆けおりていく中で行動が遅れたのは、度胸の問題だろうか】
【だがそういう輩こそ、自らの危機には敏感で】

雑兵4:う、おっ!?おい、さっさと降りろ、早くっ!!

雑兵5:待て、前がまだ、ぐあっ!?

【いち早く接近を察知した一人が、警告を発しつつ、先遣隊の方へと向かう】
【反応の遅れた一人は、下から上へと打ち上げる拳を受けて宙に舞い】
【後は、重力任せの落下。崖に手足を引っ掛けられなかった事は、彼の不幸と言えよう】
【森島の一手を受けた者達と同様、雑兵5も地面にたたきつけられる】
【まだ、生きている。おそらくは、それだけに留まるだろうが】

【崖の上から見てみれば、周囲に広がる森に、明確な道は作られていない】
【この地に生きる風森家は、木々の上を飛びまわる。方角が分かれば道など必要無いのだ】
【追うと言うのなら、姿の見えぬ相手を探る技術が必要となるだろう】
【下へおりようとするなら、隊列を追いかける彼等の後方に位置する事となる】

>>448
「なんや、斬るんか?景気よくスパーっと頼m……」

「……いや、結果おーらいやね」

【荷車の到達に合わせて、跳躍を考えていた朝顔】
【強引に静止させられた荷車に、驚愕半分落胆半分】
【荷車には動力もブレーキも無い。手を離せば、また動き出してしまうのだが】
【一時的にでも停止させたことによって、後方に続く者も、十分な回避は行えた】

【前方、曲がり道。これまで無かった生物の気配は、溢れる程に感じられる】
【獣や鳥も動きだし、人間も音も無く走り回り。夜の山は、漸く目を覚ました様で】
【不意に、先頭を走る彼の左足へと、一本のクナイが投げつけられるだろう】
【見てから避けられる程度の速度と、深くは刺さらない威力】
【だが、もしもそれが皮膚をかすめでもしたのなら、何か違和感を覚える筈だ】
【まるで、血に何かが混ざり、身体を毒する様な……】


>>452
【味方を守る為に任務を捨てる、それが正しいとされる職業も有るだろう】
【だが、彼等の職務に於いては、任務の達成こそが至上命題】
【どうせ生きていれば後で回収出来るのだ。なら、今拾い上げる必要など無いではないか】
【誰も口にはしないが、態度がそう言っている様でも有り】

《……おお……!これはまた見事な……!》

【森島より幾らか前方、霊厳の感歎が聞こえただろうか】
【荷車の破砕だけならば、然程珍しい事でも無い、が】
【荷台ばかりを狙い、勢いを残したまま、後方へ岩をばら撒く手法】

【追手とて無能では無いが、荷台の破片と岩の雨】
【かろうじて味方を盾に防ぐ者、後方へと対比する者、跳ね飛ばされる者】
【脱落者こそは少ないだろうが、追手への足止めとしては成功だろう】
【だが、もう一度書く。追手とて、無能では無い】

雑兵6:はーっ!!

雑兵7:我等の上を跳ぶ者など、鳥以外に有りはせぬ!!

【岩を、荷台の破片を、そして崖の壁面を足場にして跳びだしてくる者が二名】
【後方の味方よりも明らかに早く、大きく前方に抜けた彼等は】
【そのまま、壁面を伝って、隊列の中央を目指し進んでいく】
/続きます
462 :461 [sage saga !nasu_res]:2011/06/18(土) 21:13:31.26 ID:h7MXN1sxo
>>454

〈洒落で済むような相手だったら美味しい仕事だったのだけどねー!〉
〈手が有るなら早くお願いするよ僕は近接専門なんだ!〉
〈それと側面注意、何時次が降ってくるか分からないよ!〉

【跳ぶ彼女の下の方、となるだろうか。隊列の中より、割と聞きなれただろう声】
【彼の鼻はどうやら、また別な接近者を嗅ぎつけていた様で】

雑兵1:砲撃か……俺達には当たらない

雑兵2:後ろの連中が巻き込まれようが……俺達が終わらせ……いや、待て

雑兵3:………違う、飛べ!

【一方、壁面を伝って追ってきていた3名は、何かに勘づいたようだったが】
【そこから安全地帯への退避は、幾らか猶予が足りな過ぎたらしかった】
【ブレーキを掛けた彼等の眼前に着弾し、岸壁の一部が大きく抉れる】
【壁を足場にしていた彼等もまた、抉れた岩に巻き込まれ、地面との間にプレスされた】
【森島の策に依る岩の雨に、彼女の行った進路封鎖】
【上り坂から追跡を仕掛けていた集団は、自分達の策をそのまま、自分達で味わう事となる】


>>ALL
【森島の熱探知には、この戦場の混沌がはっきりと見えるだろう】
【岩によって塞がれた後方の進路。その下には、10以上の熱が埋もれている】
【更に後方では数個の熱源が動かずにそのまま。これはきっと、落下した彼等だろう】
【30近い熱源がまだ後方から追って来ていて、崖の上にも幾つか】
【そして遥かに前方には、後方に居るのと同じだけは隠れている】

【ベンヌの探知網も、隊列中央からでは見えるものが少ないだろうが】
【側面、崖の上にある森の様子が見えたかも知れない】
【通路というものなど存在しない、原型のままの森だが】
【それは、隊列が進むだろう道と並行に、かなりの長さ続いている】
【つまりは、いつそこから新手が来るかは分からないという事だ】


【前方、聖に対して毒クナイの投擲が行われたのと同じタイミング】
【がさ、と木が揺れたかと思えば、そこから跳びだす3つの影】

雑兵8:付いてこれたのは俺達だけか……

雑兵9:風森が誇る俊足部隊、それでも振り切られる速さ……流石は棟梁よ

『………ここは通さない。白天龍、国の為に死ね……!』

【黒装の兵2名と、崖の上で名乗りを上げたあの少女―――風森 八十雛】
【兵の二名は、隊列を正面から突破して、中央まで向かおうとし】

「おう、来いやぁ!その喧嘩正面から買うたるで!」

【八十雛は、朝顔へと、その小さい体を弾丸のように走らせて跳びかかった】


【暫く前方を見ようとしたのならば、分かれ道が見えてくるだろう】
【右手側は、谷に近い開けた道。月の灯りの恩恵を受けられるが、道幅が狭い】
【左手側は森だ。暗く、兵を伏せるには向いているが、足場は安定している】
【どちらに走り込むとしても、戦えるように用意ばかりは整えるべきか】
463 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/06/18(土) 21:17:21.35 ID:05GHokpWo
>>459

……。

で、ですよね。────……。

【瞳を見据えられると、少しくすぐったそう……というよりは気まずそうな感じで目を背ける】
【丁度、頭も冷えている。冷静に考えれば、チェルシーが言ったマジックアイテムなどの可能性が極めて高いはず】
【だというのに、“野生”って何だろう。確かにココは自分にとっては“異世界”──おかしな事もあるだろうが、野生は無いよね、うん】

………。きゃー。

【顔を真っ赤にして食いしばるように高い声を出した。 超 恥 ず か し い 】
【暴言吐くのが好き……間違えました。無意識に刺のある発言をしてしまう彼女だが言われるのは苦手だった】
【チェルシーの“頭が変”発言も的を得て居るだろう、確かにこの娘はちょっと、あるいはかなり頭がズレている】

はい、チェルシーさんですね。よろしくお願いします。

【ちなみにセカンドネームを言わなかった理由は────「あーさん」に対して安直と突っ込まれたからである】
【だって、「ウィッチ」だぜ「ウィッチ」。魔女っ娘で苗字がウィッチ。安直すぎてとても言えなかった】

あ、やっぱり寒いですよね────あ、そうです!私、実はですね、意外にも魔女っ娘で。
ここは、はい。HOTな魔法を貴方のハートにお届けさせてもらいますっ!

(温めるなら炎属性……弱めつつ……)

【色々と突込みどころはあるが、描写ではスルーしておいて】
【ロザリーが少し考えてから、右手をかざすと、3枚のカードが出現し────】

えっと、≪ハリケーン≫……UNION……≪ファイヤー・ボール≫……&……≪リカバリー≫…・…。

【まず最初に出てきたのが緑色のカード。そして、赤いカードと青いカードが緑色のカードに吸い込まれていき】
【1枚のカードに統合され、それを近くに投げ飛ばすと、地面に刺さり、カードが鈍い光と共に変化────】

【次の瞬間には、赤い風車が先端についた杖が地面に突き刺さっており】
【くるくると風車が回転しながら、周囲を温め始める】

【イメージするなら──≪ハロゲンヒーター≫だろうか……】
464 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/18(土) 21:18:34.99 ID:SBzGln3Ho
>>457

【ゆるりと立ち上がり、肩に寄りかかってのろのろ歩く】
【多少の湿気を帯びた毛皮は、ふわふわしていて心地がいいと思った】
【毛布に包まれてるみたいだなあ、なんて。考えながら、遊具のもとへ】


ん、……ありが、と?

【どうせ夢なんだから、多少は辻褄が合わなくたってもおかしくはない】
【幻聴と、タオルの出どころに関しては、そんな見解しか抱けずに】
【本日二度目の礼を述べ、タオルを受け取って、鈍い動作で水滴を拭き取りに掛かる】


【――濡れて汚れたパーカーを脱ぎ捨てた、その下】

【インナーの端っこから伸びる手足には、打撲痕がいくつか残ったまま、紫に変色していた】
【タオルで擦る時、ちょっとだけ顔をしかめたりする】
465 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/18(土) 21:25:07.15 ID:UBEMQfXl0
>>461-462

【崖の上に立ち、ひゃはひゃはと笑いながら】
【周囲に存在する雑兵に目を向ける…】

(―――…これといって強そうな奴もいねェな…)

おィ!テメェ等覚悟はできてんだろうな…?

【カチカチと何度も歯ぎしりをし、忌々しそうに雑兵を見つめ】
【右手を上に掲げ、能力を消失させる】

【瞬間、少年の右手には一本の刀が存在していたが】

さっさと来いよ?一人ずつ着て勝てる相手だと思ってんのかァ?

【右足を地面にすりながら半回転し、腰をおろして屈む】
【その手には刀の柄が握られており、がけを背にしてこれ以上進ませない構えだ】
466 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/18(土) 21:25:13.67 ID:o2nSGqqSo
>>464
【礼を受けた猫は、口角を限界まで引っ張って笑った】
【にーっ、と書き文字がつきそうな、笑顔としては最大級】
【けれどすぐに表情を引っ込めて、照れくさそうに頭をかいた】

【このとき、猫は胡坐をかいていた】
【右手で頭を掻きながら左手は組んだ足の前に垂らされていたのだが】
【一瞬、その手の先に蒼い光が浮かび、すぐに消えた】

【遊具内部、すぐに変化は現れないだろうけれど、しばらくすると寒気が少し消えるかもしれない】
【見た目には判りにくいだろうけれど、気温が少しあがっていたのだ】

【打撲痕を見た猫は、はにかみ笑いも打ち消して、痛そうに顔をしかめた】
【少女と同期するように、自分も痛みを感じているようですらあって】

「…どう、したの? それ?」
「ころんだの? …それとも、」

【誰かに?】

【その言葉を口に乗せる瞬間、猫の細い瞳孔が更に絞られて】
【金色の眼に、小さな火が宿るのを見るかもしれない】

【見ず知らずの、たったいまそこであっただけの少女に、そんな顔を見せて】
【猫はまだまだ世間知らずだけれど…わかりやすい】
467 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) [sage]:2011/06/18(土) 21:27:21.95 ID:Dm4aHKAZ0
>>460

……長い冬になりますね……

【彼等が訪れることを待つ機会≠ニいう奴は、おそらく相当分の期間を必要とするのだろう】
【それはもしかしたら数年先かもしれないし、またレイドやアストラの命の灯が消えた後になるかもしれない】
【彼はそれ以上を語ることなく、ただ誤魔化すかのように首を傾げるだけであった】

【加えて、宝玉を選んでいく彼等にメモを手渡そうとする包帯の人物】
【水色と橙――これらはそれぞれ、熱線と冷線を放つ(A型・長期使用可)】
【赤紫は周囲への重力発生(試作@型・使い切り)・魔翌力の低い緑は人体に有害なガスの発生(試作@型・使い切り)】
【そして魔翌力の高い緑は治療用(A型・長期使用可)】

【――と、ざっくばらんに書き綴られているのが分かるかもしれない】


――…と、今まで我々は何だかんだと貴女様方に嘘をついていないことを証明せんと説明致しました
…が、そうは言ってもやはり信憑性においては信頼しきれない部分も大きいでしょう…
これもまた魔玉の提供による礼の一環として受け取って下さい…貴重な情報ですよ、貴重な、ね

【それ程までして魔玉を欲する上でダメ押しの一手か――彼は自らの弱点であることを暗示する決定的な極秘情報≠明かすことにした】
【まず麦藁帽子に手を掛け、それを外すと続け様に包帯を解き始めていく、周囲からすれば然程大したことのない光景である】
【包帯が外れていく中、徐々に頭部から魔翌力が放たれ、それがやがて大きくなっていくのを確認できるだろうか】
【地面にその布が完全に落ちると共に、遂にこの人“物”は彼女らに本来の姿を晒すこととなる――】


――改めまして、こんにちは


【目も鼻も口も、人間が有するはずのパーツが何もかもが存在しない――存在しているのは、橙色をしたガラスのような球状の水晶体だけなのである】
【余程そういった力に鈍感な人物でなければ、包帯を解いたと共に首から上の部分から大きな魔翌力が放たれることが分かるはずだ】

【口のない頭部は、ごく微弱な振動を発しそれを自身の声として発声していたのだ――あの耳触りの由来もよく分かる】
【目はどうなのか――おそらくこの宝玉自体が全方位を見渡す目であって、今まで包帯の隙間から視野を確保していたのだろう】
【明らかに有機物ではないそれは、異質な魔翌力と共に全ての真実を明かしてみせた】



【――彼自身が、宝玉そのものだったのだ】



【ふと自身の胸元に手を入れ込むと、その頭部と同様の魔翌力を放つ橙と白のマーブル模様の球体を取り出し、レイド達へ晒すと】

宝玉を使用すれば、それが魔翌力を発して光りますので
これで少しは信頼を獲得出来ましたかね?

【自身の頭部の魔翌力と連動しているのだ、と説明を加えながらそれを差し出した】
【最も、新たな宝玉を使われた後では遅いという可能性もあるのだが――】
468 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/18(土) 21:33:34.27 ID:SBzGln3Ho
>>466

んー、……んー。
転んだくらいじゃあ、こんなにはならない、かな。

【冷たい雨に打たれることがなくなって、思考のぼやけが幾分か取り払われた気がする】
【声の靄は相変わらず掛かったままではあるが、会話は続くようになってきた】

やりたいこと、しようとしただけなんだよ。
そしたら他の誰かの、やりたいこととぶつかって。
こんな、なっちゃったのさ。

【少女の言う「やりたいこと」とは、いったい何だったのか】
【それは明確にされないまま、ぽつぽつと言葉を零し始める】
【まばたきの回数が、心なしか多くなってきた】

……だめだなあ、ボク。まだまだ、こんなんじゃだめなのに。
負けて、ばっかりだ。

【月に嘘を吐いたって意味がないことを、彼女はよく知っていたので】
【心の抽斗のなかみをそのまま、乱雑に引っぱり出していく】
469 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/18(土) 21:36:21.75 ID:mMfmqgSDO
【郊外──廃墟群】

【幽鬼が如く林立する、人に廃棄されたビルのひとつ】
【その屋上の縁ぎりぎりに佇むものが、いた】

……、、──ぅ、……ぁ、うー……

【其れは淡い燐光を放つ右目と夜色の左目を持った少女、だった】
【手入れのされていない長髪は、夜の海のように蒼みがかった黒色を有していて】
【彼女の纏う夜色をしたコートは、何故かサイズがあっておらずぶかぶかだった】

………、つ、き

【──ひゅう、と風が駆けた】
【彼女の髪が棚引き。蒼く僅かに煌めいた】

【少女は、空にぽかりと浮かぶ月を見ていた】
【手が届く、とでも思ったのだろうか】
【彼女はそっと、空へ手を伸ばし──】

【──しゃらん、と】
【小さく、鎖の鳴る音がした】
470 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/18(土) 21:38:03.92 ID:Uadsodg5o
>>463

どうして、そこで赤くなるの……?
……また、変な人か…………。

【視線が、冷たい】
【変な人。略して変人。変態でもあながち間違ってもいないが、変な人】
【「皆もっと常識を大切にしようよ」とか、そんな事を考えたり考えなかったり】

…………意外……?
安直の間違いだと……、思う。

【念のためロザリーの服装をもう一度見回してみるが、どう見ても魔女っ子】
【いや、少女は実際の魔女っ子を見たのは初めてであるのだが、それでも典型的なもののように見える】

……ん…………。
魔法…………?

【周囲を温める魔法の風。】
【身体の震えも自然と収まり、少し表情も緩む】
【雨が振り続く限り、根本的な解決にはならないけれど】
471 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/18(土) 21:41:29.87 ID:YikuxH0ro
>>461>>462

【――頭に、幾らか戦場の風景が見えて来た】
【詰まり、『囲まれている』と一口に言ってしまって差支えの無い状況である】
【…、…両端を縛った小豆袋≠セ。 何処かの権力者の様に、矢張り逃げるしか無い】


(…、…不味いな、前に三人――実力としては『トップ3』って考えて問題無い。)
(後ろからも、二人。 ……僕が相手すべきは、こっち≠ニして――)


…、……誰か、朝顔さんの援護を!! 一人じゃ『確実に上回る』のはキツいです!!
足を止めず、『牽制』程度で構いません!! 突破を最優先にッ!!


【前方から、中央へ向かって来る二人――、此れに付いては、他の能力者に任せるしかない】
【指揮官役の朝顔が戦闘に集中出来る様に、後方から重ねて全体に指示を出すと】
【恐らくは『左後方の壁』…、…其処を辿って来る、二名に顔を向けて】


――、―……行かせるかッ!!


【生成したのは、『二本の槍』――、紅く輝く其れを構えると、左の槍を一閃=z
【すると視認可能な『紅いエネルギー体』が、“森島の左”、即ち、“二名の前方”へ跳んで行く】
【…、…だが、此れは牽制=B 「雑兵7の言葉」から、『跳躍力に自信が有るのだろう』と睨み――】


(…、……此処で一人は潰さないと、前の敵が――。)


【――続けて準備するのは、『第二撃』。 空中に跳び上がった者に対する攻撃】
【もし、どちらか一方、或いは両方が跳び上がり、『隙』を見せたのならば――】
【「投槍」の要領に加え、爆破の推進力を加味した槍が、急所を外した形で襲い掛かるだろう】


【無論――、『当てが外れ』れば、単なる牽制のみに行動は終始する】
【進路選択に付いては、別れるのならば霊厳の方向を優先するだろう】
【…、…だが、それも『八十雛』を突破した後の話であろうか】
472 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/18(土) 21:43:00.55 ID:o2nSGqqSo
>>468
「そ、そだよね…うん…」

【わかってはいたけれど、或いは猫も、そう思いたかったのかもしれない】
【痛ましい傷が、誰かにつけられたと思うのは、猫にとってはちょっと辛い】

「…やりたい、こと? ほかのだれか…」

【本当は、猫にその話は、ちょっと難しい】
【自分のしたいことが、誰かの前を塞ぐ…そんな概念、今までなかったのかもしれない】
【知恵熱を出しそうなほど首を捻り、続いた弱音も、聞きながら】

「……なにが、したかったの?」
「それをだれかにはなして、てつだってもらえば…」

【子猫には、結論を出し切れない】
【そんなときは人に聞く、と、沈黙する保護者に教わっていた】
【それから、】

「…『ほんとうのはいぼくとは、ひざをくっしてたちあがらないことだ』」
「…って、ベルねぇがまえ、いってた。よくわかんないけど」

【負け、敗北。その言葉から連想されたのは、ほぼ原初の記憶】
【耳にして、まず思い浮かんだ言葉を、反射的に吐き出す】

【彼女にどんな効果をもたらすかなんて、考えていないけれど】
【なんだか苦しそうな少女を前に黙ってしまうことは、とても辛い事だと猫は感じたようだった】
473 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/06/18(土) 21:48:15.22 ID:1bMYU7WT0
>>462 >>471

「………、……、  『 』 ……。」

【数の差は、比較する気が失せる程だが】
【彼我における個人と個人の実力差も、現況ではまた然り――】
【偶然同然ながら、それぞれの行動がシナジーを生んだことも有り】
【史音は、緩やかな放物線の果てに地上へ降り立った】
【周囲を確認していたベンヌの小声を聞くばかりで、振り向きはせず】

【足首を襲う衝撃を殺し、痕を刻むトレッキングシューズ】
【履き慣らした甲斐があったもの。と八重歯を覗かせ】

近接専門?ならしっかり頭目に付いてなさいよ!
金払いの担当が誰だか知らないけど、葬式に寄ってくのは御免こーむるんだからっ!!

「……皆様、崖はもう少しばかり進むと“森”に変わりますぞ
 その中に伏兵が息をひそめておる事は、もはや必定。
 後方の敵を減らしたからと言って、油断はせぬよう!!」

【疾駆の合間に、それぞれ周囲や白蘭に声を掛けるだろう】
【死を悼む気持ちを忘れてはいけないが、それは望ましくは無い】
【幾つもの命を散らしつつも、少女はそう考えているらしく】

 【―――そんな折、視界に飛び込む者どもがあった】
 【人に化生せし蝙蝠の如き黒備と、百にのぼるキを率いる闇の公女】
 【そして。それを迎え撃つ、過去行動を共にした少女】

【史音の真紅が、一層色濃いものに転じたかのような錯覚】
【刹那、――少女は、強く激しく山肌を蹴りつけ】
【重力制御は浅めに。スピードに富んだ跳躍を行うだろう】

……じゃあ、アンタらに後ろは任せたわよ!
「ベンヌ」と「アタシ」の技の髄脳――目あらば見よっ!!


【成功したならば、「八十雛」の背後へと回りこみ――】

あやね =\―、―

       ―――― ロォォォケェッティア あ あ あ ぁ ぁ あぁ ぁ―― 、―!!!!

【漆黒を纏ったものたち共々払うように、一回転を行う筈だ】
【ベンヌを人に見立てれば、ジャイアントスイングのような挙動にて、】
【振り回されたハンマーは。流星さながらの紅い尾を引いていた】

【――先の「砲口」から、魔力を溢れさせ噴進する鉄槌】
【事前のモーションは小さかったが、威力は十分に稼げている】
【ただし。空中から躍り出た彼女を迎撃する手段も、攻撃を避ける手段も】
【彼らであれば、幾つでも心得ているかも知れず――】

「(……確かに、多勢に無勢では不味い)
 (しかし史音様――これは、些か危険では?)」

「……戦陣を崩す事無きよう、マスター!
 後方の無事を確認したなら、直ぐに駆け過ぎなされ…」

【攻撃の後、邪魔がなければ】
【「露が払われた」領域を、史音は再度進行して行くだろう】
【――出来るなら、という但しは、当然付くもの】

【現在位置:朝顔のわずかに前方】
【行動状況:A・攻撃→移動 ただし隙が挿入される
      B・周囲への警戒を強化、助言のスピードを重視】
474 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 21:51:30.27 ID:YgKdgGkn0
>>467

(…………そうね。明ける前に、あたし達の方がこの世におさらばしてるかもしれない…………長い、永い冬が…………)

【その言葉は、レイド達自身にも当てはまるものだった】
【彼等は、今現在も強力なたくらみの獲物として、狙われ続けているのだ】
【もし、彼等の手に対して下手を打てば――――あっさりと、自分たちはこの世界から蹴り出される事になるだろう】

「おぅ…………使用説明書、か……?」
――――使い捨てと、長期使用型…………

【渡されたメモに、手早く目を通すレイドとアストラ】
【なるほど、レイドの使う『魔玉』と似た様な性質をもつアイテムであるらしい】
【しかし、それを『奇跡』の域まで高めんとしているだけはあり、一つ一つの力はずっと上だ】

まぁ…………あんたたちだって、あたし達を手放しで信頼なんて、出来ないでしょ?
こんな根なし草…………ずっと狙われてて、びくびくしながら蠢いてる様な連中を、さ…………
(――――? まだ、何か…………?)

【互いに、まだ手持ちのカードは切りきっていない。それは、相手もそうだが、彼女たちもそうなのだ】
【容易にカードを切っていけない程に、この会談は暗く、手探りで――――そして、油断できない】
【そんな中で、更なる情報を齎されると聞いて、レイドは眉を潜める】

う、うそ…………ッ!?
「なっ……あんた、その頭…………!?」
"むっ!? ――――なんと言う魔力……これまでの比ではないぞ……!!"

【ベールを脱いだ正体をその目にして、一行は更に目を見開く事になる】
【よもや、相手が人間ではないと言う可能性など、考えてもいなかったのだ】

(人間じゃ、ない…………人の常識は、あてはめられないって事……!?)

【これまでの交渉――――あるいは、一人相撲に終わっていたのではないか】
【レイドは、そんな感傷に見舞われる――――このショックは、それだけの大きさだったのだ】

…………要するに、宝玉専用のレーダーって事?
……分かったわ。これがあれば、あんたらの言葉がどこまで真実か…………それを図る一つのバロメーターにはなる…………

【それを受け取りながら、レイドは油断の無い視線を見せる】
【――――どこまでが本気なのか、それを確かめてやろう――――その視線は、そう言っているようでもあった】

"…………レイド、アストラ…………そろそろ、行かねばならんぞ?"
「あ? ……う、うぁあそうだな…………レイド」
そうね…………これ以上道草を食ってると、怒られちゃうわ…………
――――それじゃ、今日の所はこれで失礼するわね…………こっちにも、この後の約束って奴が、あるから、さ…………

【――――.一通りのやり取りが終わり、さりげなく使い魔のダハルが二人を急かす】
【もっとも、二人にはこの後行かなければならない場所があったと言うのは事実だが、これ以上の不穏な会話を切るためのきっかけとして、ダハルが切り出したのだ】
【それを受けて、二人は軽く手を掲げて挨拶をすると、再び歩を進めようとする】

【――――呼びとめたりしなければ、二人はそのまま歩き去っていくはずだ】
475 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/18(土) 21:54:00.07 ID:5KQ0890t0
>>461>>462

遅い。

この程度の不意打ちでは拙者は討てぬ。

【投擲されたクナイを視認、右に軽く飛び回避する】
【クナイは地面に刺さり、毒も無意味となる】

【そして現れた3人の敵】

先に言っておく、拙者は手加減が効かない、故、覚悟はしておくでござる。

【静かにそういうと刀を抜く】
【刀は抜いた瞬間、刀身に水を纏い始める】
【まるで刀から水が湧き出ているかのようだ】

―――――――――――――≪瀑布剣≫

【前方の敵をにらむ】
【明らかに簡単には倒れないだろう八十雛はとりあえず今は置いておく】
【まず狙うべきは男2人】

>>471

!・・・・承知。

【森島の声が聖に届く】

朝顔殿、拙者が援護いたす。

雑兵は任されよ。

【朝顔の援護に、敵の分断を提案する】

フッ!!

【雑兵8に地面に突き刺さったクナイをすばやく拾い投擲】
【投擲と同時に雑兵9へと】

―――――――――――”鯉昇流・飛瀑”

【両手持ちで十字に刀を振り、纏った水を高速で飛ばす】
【高速で飛ぶ水は並みの打撃とは比べ物にならない】
【まともに当たれば吹き飛ばされるだろう】

476 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/18(土) 21:56:08.36 ID:SBzGln3Ho
>>472

……上へ。
塔のてっぺんに、行きたいんだ。誰にも見下されない、頂上へ。
これはボクひとりだけで見たい夢、だから、誰にも手伝わせない、の。

【続ける言葉も曖昧で、輪郭がとろけていて本質は見えないまま】
【だけども、強固な頑固な芯だけは折らないまま。視線を、自分の爪先の方へ向け】

……立ち上がらないこと、かぁ。
じゃあ、ボクはまだ立つ気満々だから、負けたことにはならないのかなぁ……

【そこから、遊具内の壁を伝って、視線は上へ上へ】


……でもね、ボク、ちょっと、疲れたんだ。
だから、だからね……ちょっと休んだって、怒られないよね……?

【――そして、蒼天に輝く金の双月に、焦点を結ぶ】

 【そう、これは夢だから。普段じゃできないことだってできるはずだと】
 【そう、これは夢だから。少しだけ弱音を吐いたって、赦されるだろうと】

【幼子が母親にねだる時の甘えた、しかし、どこまでもさびしげな声で】
【咽を震わせながら、そう紡いだ】
477 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/06/18(土) 21:59:48.48 ID:05GHokpWo
>>470

へ、──変な人……!
(変?変なの?私……変人……!?)

【くらっとする】
【そんな馬鹿な、結構、真人間な自信があったのに……】
【殺し屋じゃないし、死体でもゾンビじゃないし、吸血鬼でも、何か良く分からない競技の参加者じゃないし!】
【ちょっと、魔女っ娘で、眼帯つけけて異世界人で、使い魔が腕なだけなのに────!】

あぐ。

【──追撃!安直!】
【某ギャンブル漫画・アニメのようにぐにゃぁ〜〜〜〜。と世界が歪んだ気がするけど、気のせいだった】

(安直、安直、安直──私、そんな、見たまんまの女なのかな……ううっ)

【ジロっとした目、略してジと目でチェルシーを下から上まで舐め回すように見ながら反撃に転じる。何の勝負か分からないが】

チェ、チェルシーさんだって、どう見ても。どう見ても……。

(何だろう……)

チェルシーさんって何ですか!

【分からなかった!だからって聞くな】

魔法です。能力で、魔法です。魔法が使える能力なので、魔法と言っても差し支えないでしょう。

【なんて分り辛い説明】
【グシュ。グシュっ。という音がする】

ペンタグラム・カードって言ってですね────……。

あ。

【ロザリーが発動した、“杖”がすごい事になっていた】
【周囲の雨水を蒸発させ、真っ赤に染まって今にも燃え上がりそうになっていた】
【さらに地面の水を沸騰させているので、温かいを通り越して、熱くなってきている】

【魔法を使う能力。カード1枚を魔法1つとするならカード3枚使った魔法が周囲を温めるで終わるはずがない】
【ロザリーは、“魔法がチャージする時に発生する熱”を利用して周囲を温めたのだが、チャージが完了してしまい、行き場を失ったエネルギーが暴れ始めたのだ】
【ロザリーが手を離しているせいで、エネルギーの調整やコントロールが一切出来ていないというのも原因のひとつで、明らかな加湿、もとい過失】

………。

【立ち尽くす、ロザリー。そ表情には、明らかに「やべぇ」といった感情がにじみ出ている】

478 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(栃木県) [sage]:2011/06/18(土) 22:02:26.79 ID:Dm4aHKAZ0
>>474

【付け加えると、そのマーブル模様の球体はこの人でない人物が魔翌力を使用した際に反応するもの】
【つまり、人工宝玉を使用する可能性のある戦闘を行った場合、リアルタイムの証拠を映しだす警報機となるのだ】
【これで少なくとも、レイドは彼らの戦闘を“監視する”立場に登ることが出来たと言っていいだろう】

【果たしてこの人物が“人”としてのルールに縛られている一面はあるのか、それを確認する術は今はない】
【いずれそれも、時が経つにつれて明らかになっていくだろう――】

長らく話にお付き合い頂き、本日は有り難う御座いましたー
今回は直接の商売主とは出会えませんでしたが、貴女と出会えたことは我々にとって非常に大きな収穫となりましたよ
是非今度また会えるとしたら――その際は――


…全種類の魔玉を一つずつ提供して頂きたいな、と思っていますよ
もし本物の商売主さんにお会いしたら、宜しく伝えて下さい


【この遭遇で彼は彼女が本物の魔玉職人≠ナあるかどうか、その証拠を掴むことは最後まで叶わなかった】
【だがしかし、どこか彼女はその素質を持っているのではないか――そんな予感もまた心の隅に抱いたまま、最後の言葉を述べ終え、彼女等を見送るべく頭を軽く下げる】

【今回の交渉が莫大な利益を得る為の“橋掛け”に大きく関わったことは彼等にとって間違いない】
【会談を終えると同時に、ダハルが呼んだ“増援”も良くも悪くも懸念の一つとして無事に終わったこととなったのだ】
【この闘い≠ナ双方共に血が流れなかったこと、そして互いが得た利益≠ヘ、それぞれに今後どのような影響を与えるというのか――】

【呼びとめる理由はなし――見送る目の無き顔は、その光景に顔を傾けるのみであった】

/大ッ変長らく絡んで頂き有り難う御座いました!そして長時間申し訳ないです!
/色々と今後が楽しみなロールでした、舞台裏で挨拶する時間が無くて失礼なのですが心理的映写が多く楽しかったです!お疲れ様でしたー!
/かなり雑だったり粗い文があったこと、反省致します…
479 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 22:03:27.57 ID:442Lr5Who
【とある廃ビル】
【大広間の一角、壁に寄り掛かる一人の男】

【長い銀髪、暗い赤の瞳。纏う黒のロングコートは、機関員の証】
【首元には、黒く輝くφのモチーフがついたペンダント】


 ―――…、…


【かつて、アクアブルーの瞳の彼女に逢うために化けて出て来た、この場所】
【以前受け取った連絡先に、『この場所で待つ』と簡素なメールを送って】
【あの白い姿を、早く視界に収めたいとばかりに――忙しなく周囲を見回す】


 (ははっ、驚くだろうな――…、あいつ)


【 ――そう、彼はまだ何も知らない】

/予約でゲシ
480 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/18(土) 22:07:54.39 ID:o2nSGqqSo
>>476
「とうの、てっぺん…?」

【つられて視線をあげてみても、見えるのは遊具の壁面】
【円筒の、歪曲した銀…正しい使い道を忘れつつある遊具自身は、表面だけは常に磨かれ、整備されている】
【本当は、子どもたちの笑い声が残響する事こそ本懐なはずなのに】

「…おそらのうえは、とってもさむそう」
「そうじゃなきゃ、たいようがちかすぎて、もえちゃうよ」
「そんなところにひとりでなんて…ローズは、ローズは…」

【猫は知らないけれど、無意識に持ち出された例えはイカロス神話】
【手を伸ばして、伸ばして、翼が焼かれて堕ちた神】
【太陽に届く事など、決してなく。それでも手を伸ばし、堕ちるしかなかった伝説】

【考えても考えても、彼女の事がわからない】
【昇ろうとする原点も、たどり着いてどうするのかも、何も】
【…一つだけ、わかるとすれば】

「…うん、だいじょうぶ」
「だれもおこらないよ…ここじゃ、ローズしかみてない」
「ローズはぜったい、おこらないから…」

【わかるとすれば、そこにある痛みだけ】
【こんなときどうすればいいか、猫は知ってる】

【優しく頭をなでて、嘘偽りない暖かさを伝える】

【…誰もが持っていたのに、もち続けられなかった故に伝説と化した、最強の―――――】

【雨の音が聞こえる。遊具に打ち付けるような強い音も】
【でもきっと、その中だけは穏やかに、誰の邪魔も入らない夢が続くように、静けさが漂っている】
481 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage saga !nasu_res]:2011/06/18(土) 22:11:17.65 ID:h7MXN1sxo
>>465
【最初に現れた崖の上、そこから周囲を見渡せば】
【既に隊列は随分と進んでおり、其処までの道の一部は崩れた岩に埋もれている】
【派手な爆発音の二つ程は、きっとここまで聞こえても居ただろう】

雑兵4:おのれ、おのれ…………!

【雑兵4が選んだ手段は、単純にして危険極まりない行為】
【何も考えずに前方へ跳び出し、相手の胴体へ体当たりを仕掛けようとした】
【つまりはそのまま、共に下まで落ちようという訳だ】
【崖の上に残っている兵達は、顔を見合わせ頷きあって】
【そこに残るのは5名程。だが、何故か同時には攻撃してこない】

【知っているのだ。数の上では自分達が圧倒的有利であり、だがここで戦えば負ける事】
【だからこそ、負けて使えなくなる駒の数を限定し、だが同時に突撃はしない】
【一秒でも時間を稼いで、味方を敵に追いつかせる】
【彼等は、自主的に捨て駒となる事を選びとった】

>>471
【彼等を集団としてみるなら、その特異性は、指揮官を持たずに行動出来る℃魔セろう】
【戦場で指揮官が前線へと進む事は、多大なリスクを伴う。だが、彼等にはそれが無い】
【個々人が目的を理解し行動出来る以上、誰がどの順番で死のうと変わらないのだ】
【だから、だろう。彼等は、先に跳びこんでくる者が、最も優秀という】
【考えようによっては最高まで効率を高められた、兵の運用を可能とする】

雑兵6:行くぞ!お前が先に進め!

雑兵7:応!

【牽制のエネルギー体を、やはり二名は跳躍して回避。だが、その次が違う】
【雑兵6が7の肩に乗り、自分での移動を停止したのだ】
【現在の二人は、雑兵7の跳躍力で空中に居る状況】

【そして、射出される第二撃。それに対し、二人は、躊躇いも無く以下の行動を実行した】
【雑兵6が、両足を伸ばす勢いで、雑兵7を強く斜め下方向に押し出し】
【二人纏めて槍に貫かれる事を裂け、自分だけが撃墜される】
【右肩から、崖の壁面に縫いつけられ、ぶら下がり。だが、その顔は不敵な笑みを浮かべていて】

雑兵7:白天龍 霊厳、その首貰ったぁ!!

【突破した雑兵7は、腰の刀を引き抜いて走る】
【だが、もし森島がそれを最後まで見届け無くとも、刃は霊厳に届くまい】
【護衛はまだまだ残っている。能力者達の力で、此方の被害は未だにゼロなのだから】

>>473>>475

雑兵8:む……棟梁……ぐぉっ!?

雑兵9:見、見えぬ、まさかあっ!!

『…………忍びが速さで負けるとは……修行が足りない』

【急加速し接近してくる史音を、武器を構える聖を。敵は言葉通りに目で見たのだろう】
【だが、慌てるは雑兵二人ばかり。敵の首領は落ちつき払って、手を近くの木へ向けると】
【くい、と指を動かせば、その小柄な体が何かに引きずられるようにして空中に浮かんだ】
【後方からの鉄槌、前方からの水しぶき。その身に受けたのは雑兵2名。体が奇妙な形に曲がり、真横へ吹き飛ばされて】

「うおーしよくやったぁ!進め進め、ウチはこいつバラしてから行くわ!」

【隊列の、前方の道が開いた】
【八十雛雛を追うように、朝顔もまた跳躍。岩壁と木を足場に、歩くような気安さで空を駆ける】
【冗談軽口を好むその口から、いとも容易く「バラす」という言葉が発せられるのは】
【ここが戦場だから、という理由では不足だろうか?】

/続きます
482 :481 [sage saga !nasu_res]:2011/06/18(土) 22:11:50.89 ID:h7MXN1sxo
>>ALL

《好機、先へ進む!之を逃せば機は来るまい!》
《森は危険だが、谷際での戦闘は更に危険だ、火種の中を突っ切るぞ!》

【霊厳の選択は、森への進軍。当然ながら、罠も伏兵も多い筈だが】
【だが、足場の安定、使えるフィールドの広さ。逃げるより戦うなら、有利になるか】

【森は、兎角薄暗い。そして、獣の気配と人の気配が、幾つもの呼吸音に混じる】
【だが、森に入って暫くは、この攻勢も止み、息をつくタイミングとなるだろう】


【隊列の頭上を、右に左に跳びまわり、各種暗器で打ち合う朝顔と八十雛】
【短刀、爪、針、吹き矢、メリケン、靴底のナイフ、袖箭。そのどれもが、相手の急所を狙うもの】

『お前達の悪しき企み、読めぬ我等と思うたか。
 その思慮の欠け、開かぬ目、身で払わせて釣りは返そう
 ………言い訳御無用、死ぬが良い』

「大きな口を叩くんや無いわ共食いのけだもの共が!
 カチコチの古臭い頭で味方殺しがそんな楽しいか!」

『……この国の為ならば、快不愉快は二、三の次……』

【合計してようやく三十になろうかという年齢の、二人の少女の罵り合い。選ぶ言葉には憎しみが浮き出る】
【人に共食い≠ネどという称号を冠するなど、有ってはならぬ事だろう、とでも思うだろうか】
【それとも、何か事情が有るのだろう≠ニ優しい考えに辿り着くのかは、聞き手次第】

【そして、互いを殺す事だけに熱中した彼女達は、気付く事が無かったが】
【もしも、魔力の扱いが得意なら。そして、関知範囲が十分に広いなら】
【隊列の後方、分かれ道から森へ入ったすぐその場所、上空で】
【わずかずつ、魔力が集まり始めた事を、感じ取れるかも知れない】

〈……なんだろう、寒いな……〉

【人より体温が高い筈の白蘭が、ぶるりと身を震わせた】
483 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga !蒼_res]:2011/06/18(土) 22:11:59.65 ID:Uadsodg5o
>>477

うん……変ね、変。

【大事なことなので(ry】
【チェルシーの服装は至って普通で、特徴といえば二丁拳銃くらいしかない】
【安直に考えれば、ガンナーということになるのだろうか】

……人…………。

【子供みたいな受返をするチェルシー】
【そして、杖が凄いことになっているの気づくと】

…………あの。
大変なことに、なってるけど……。

【一応、ロザリーにも声をかけてみるが】
【表情からして、どうにも出来なさそうなのは伝わってきた】
【とはいえ、自分の能力では杖をぶっ壊すくらいしか対処手段が思いつかず】

…………ロザリー。
杖が壊れるか、川に流されるか……どっちが、いい?

【どちらにしても杖を失うことが確定的な、嫌な二択を振る】
484 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/18(土) 22:14:59.77 ID:YKDWn3HXo
>>479

【廃ビルの入り口、正面玄関からゆらりと現れた】【白い影】

・・・ふむ、ここに居たのか・・・

【それは白衣に身を包んだ、幼い少女だった】
【長く、白い髪。柔く、白い肌。清く、白い衣。】
【彼女だけが、修正液で塗りたくられた様な強い白で】

【その中で、無機質に据えるアクア・ブルーの瞳】

やれやれ、いきなり呼び出されたと思ったら。
大方察しはついているが、用件は"コレ"だろう?

【ちゃらり、と胸からさげた《No.15》のプレートを掲げ】
【ネックレスの部分を引き千切ると、投げ捨てるようにウェスカの足元へ】【投げ捨てた】
【 ッ 】 【 ッ 】 【大広間の壁と壁の間を金属音が駆け巡って、耳に突き刺さって】


【尚も無機質な、水縹の瞳は揺るがず】
485 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga !蒼_res]:2011/06/18(土) 22:15:44.93 ID:Uadsodg5o
>>483
/またやらかしたごめんなさい
486 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/18(土) 22:16:06.35 ID:Uadsodg5o
>>485
//ああもう、なんか駄目だ
487 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/18(土) 22:20:37.15 ID:SBzGln3Ho
>>480

【月が欲しい太陽が欲しい星が欲しい、全部ほしい】
【そんな強欲の罪に罰が下るのは、あたりまえのことであったし】
【なにより、少女自身はそららをすべて自覚して。覚悟して、上へ昇り続けてきたはずだった】


……うん。うん、きっと寒いし、熱い。
それでも、――月がこっち見てるからボクはいくんだ。


【……それでも、上へ近づいて行くたびに、自分のどこかがヤラれていく感覚に襲われる】
【それはやっぱり、相当に、疲れることだった】

【高みへ至るために、かつて蹴り飛ばしたはずのあたたかな場所】
【それに縋って涙を流す自分は、なんてだめな存在なんだろうとも思ったけれど】


【そう、これは夢だから。ちょっとくらい泣いたって、平気なはずだ】
488 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/06/18(土) 22:20:59.96 ID:05GHokpWo
>>483

【軽く頭を抑えながら、僅かに潤んだ瞳でチェルシーをジと目で見て】

変じゃないもん、私、──普通だもん!

【普通の人は、自分は普通と叫ばない】

私だって、人です!

【そうですね!】

あの、これ。魔法なんで。魔法で作った物なんで。

【汗が出てくる。やばい、熱い。しかも若干、共鳴して、内側から熱くなってきた】

い、い、い──INSERT!≪メタル・アーマー≫!

【右手からカードを出し、唱えると。杖の形に合わせた鋼鉄の鎧がコーティングした】
【頑丈にして周囲への被害を抑えるための措置を施し────】

壊したら、爆発するかもしれなんで!
川にブち込んで、冷やして、下さ──い!!

【絶叫!年頃の女の子がブち込んでとか、言ってはいけません。なんて言える状況ではなかった】


>>485
//間違えたからってそんなに青ざめなくっても大丈夫ですよ。
489 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/18(土) 22:22:23.66 ID:UBEMQfXl0
>>482

流石…その度胸はすごいと思うぜ?

だが……その選択は正直ミスだろ、相手が俺ならな

【タックルにより接近してきた相手に対し】
【深く腰を下ろした状態から抜刀し、両手で掴み】

うらァ!!!

【思いっきり地面に突き刺した】

【その場に凄まじい亀裂が入り、崖の出っ張った部分が砕ける】
【同時にタックルに激突し、空中に投げ飛ばされるも】

【崩れ落ちていない部分の崖に刀を突き刺し、その場に留まる】

ふぅ……!これなら後ろから援軍が来ることァないだろう

【崩れ落ちた岩石が大量に先程の道に降り注いでおり】
【到底通れそうにない】

どうしよォかな…これはゆっくり下りるしかないしな…


【この状態、既に前方に接近することは至難である上】
【右手の能力を刀にしているため、戻すこともできない】

【仕方ないので、ゆっくりと降りていくことにした】
【事実上、リタイアである】

/すみません
/流石に酷過ぎると思いますが此処で落ちさせてもらいます。お疲れ様でしたー
490 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 22:23:04.79 ID:442Lr5Who
>>484
【現れた、姿。確かに待ち焦がれていたその姿、だが――… 】
【 ――…足元に投げ捨てられたプレートに、暗い赤の瞳をちいさく揺らす】

【自分の知っている彼女よりも、無機質な……、…その反応】


 ……ああ、いや確かに、これはまぁ、何だ――…じゃねえ。
 んっと――…、ハイド、だよな?


【――疑問形。金属音の残響が未だ残っているような、そんな錯覚を覚えつつ】
【どうもあの子≠ナある確信が持てないままに……、…そう問い掛ける】
491 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 22:24:39.45 ID:YgKdgGkn0
>>478

――――全種類を、一つづつ、ね…………
(……もし『爆音玉』や『電撃玉』…………『疫病玉』や『地震玉』なんて、材料にされたら…………冗談じゃないわね…………
『地震玉』は、数が本当に無いからともかく、他は……何かの間違いで、奴等の手に渡ってしまわないとも限らない…………気をつけないと……)

【――――レイドの作りだす『魔玉』の種類は、それこそ多岐にわたる】
【先ほど、人工宝玉B型の材料となった『閃光玉』は、少なくとも『魔玉』としては、直接攻撃には向かないものだったが】
【『斬撃玉』や『凍結玉』など、そうした用途に使われる為の『魔玉』は数多く――――その中には『爆発玉』や『電撃玉』など、非常に強力な物も混じっている】
【そうしたものが、人工宝玉の材料にされたらどうなるのか――――ハッキリとした目的が見えない以上、気をつけなければならない】

――――次に会う時まで、互いに無事である事を祈ってるわよ?

【背中越しに、端的なメッセージを飛ばして。レイドはアストラを連れて、その場を後にした】



≪姉貴ー!!≫
[レイドさーん!!]
ジェム、ラベンダーちゃん…………ごめんね? なんとか、あたし達だけで乗り切っちゃった…………

【一行と別れて少し経つと、レイド達の元に、ジェムが呼んだ『増援』が顔を出す】
【ラベンダー色の肩ほどまで伸びた髪で、赤と青のどこか虚ろなオッドアイを持ち】
【白いワンピースの上から、明らかに身の丈に合っていないボロボロのコートを着込んだ、10歳くらいの少女】
【しかし、あるいは彼女が必要とされたかもしれない事態は、既に乗り切ってしまってる】

でも…………来てくれてありがとう…………用事が済んだら、何か食べに行きましょう、ラベンダーちゃん…………
――――あなたにも、色々あったみたいだしね…………
[レイドさんこそ…………その腕、大丈夫なんですか?]
あたしは大丈夫…………さぁ、行きましょう?

【合流した少女を連れて、一行はさらに歩みを進める】



【数刻後――――――――ギャラレッガ機械店】

<――――で、今度はあなたの義手? …………つくづく面倒事に巻き込まれてるわね、レイド…………>
すいません、フィリンさん…………何度となくお世話になっちゃって…………
<まぁ、こっちの研究にもいい刺激になるから、私は良いんだけど…………>

【とある街の工場の様な場所にレイド達は入り込み、そこの主らしき人物の出迎えを受ける】
【青い作業つなぎの上に白衣を纏い、栗色のポニーテールに眼鏡をかけた、切れ長で涼しげな眼の女性】
【左腕を失ったレイドの姿を見て、どこか呆れた様子で招き入れる】

「だがよ、レイド…………森島が、お前の千切れた腕を保存してるって、言ってたんだが…………」
だから今日は、話を通しに来ただけ…………あるいは、力を借りる事になるかもしれないって…………
<まぁ…………私は何時でもオーケーよ? …………腕の回復の見込みが無いんなら、何時でもいらっしゃい…………戦える『マジニック』の義手、用意してあげるから……>

【失った左腕を取り戻すための根回し――――腕の回復が成らなかった時の為の次善の策】
【レイドの本来の目的はこれだった――――もっとも、痛みに苛まれて、半ば夢うつつで飛び出してきた面も否定は出来ないのだが】

【――――絶望の中でもがき続けるヴェイス兄妹の戦いは、未だゴールの見えない暗中模索が続いていく――――――――】

/乙でしたー!
492 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/18(土) 22:30:28.48 ID:YikuxH0ro
>>481>>482


【――、『魔翌力感知能力』と云う点で言えば、森島は最低ランクだろう】
【正直言って、微弱な魔翌力ならば『視認する』事すら出来ない】
【並以上と成ってやっと、おぼろげにその存在を知る事が出来るのだ】


(……、……悪しき、企み――?)
(何か可笑しい……、さっきから言ってる、『国の為』って……、如何云う事だ。)
(――単に、『白天龍』と『風森』の、確執が“この戦い”の原因じゃ――)


(………、…白天龍 霊厳≠ヘ、『何』を掴んだ――?)


【――、よって、思考は其方側≠ヨと流れる】

【“其の辺りの事”をはっきりさせねば、『協力体制』を結ぶ訳にはいけない】
【…、…この“勘”が、間違いである事を祈りつつ。 思考の三分の一ほどを少女達の会話へ】
【自分の疑惑を晴らす、或いは裏付ける物は無いかと】


【…、…『雑兵7』に関しては、特別の行動は起こさない】
【この戦力差だ、流石に多勢に無勢であろう、と見ているのか――】
【護衛が劣勢となる様な事があれば、後方から『棒』を射出し、援護攻撃を行うだろう――】
493 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/18(土) 22:30:50.53 ID:8lC5TVkEo
【市街地のはずれにある河原にて】
【よろ、よろ、と真っすぐ歩く事が出来ず千鳥足のような動きを行う少年がいた】
【その理由は彼が持っている物…どうやらPCに繋いでプリントアウトするスキャンプリンターのようだ】


……ゼェ、ゼェ…こ、これもお宝探しのため、そう自分に言い聞かせるんだ…
しっかしいくら小型化しているとはいえ…キチィなぁ〜クッソォ…


【黒髪に骸骨のようなモチーフのヒ―ローのプリントが付いた柄Tシャツと黒いデニムの真新しいジーンズとスニーカー
上物の皮のベルトには携帯用工具入れをフックで填めて、その両手に機械の戦闘用ガントレットを装備した少年が額に汗を浮かべながらそれを運んでいた】
【時折、ごとん、と重たそうな音が響くあたり、運ぶには結構ハードな荷物のようだ】

【…人里からは少々遠い、重い荷物を素手で運ぶには結構疲れそうだ】
494 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/18(土) 22:32:44.99 ID:YKDWn3HXo
>>490
ああ、そうだが?

【僅かに動揺するウェスカに、さらに揺さぶりかけるように】
【ゆっくりと、ゆっくりと歩み寄っていく】

私は、《複製番号 A7-001》―――― ハイド=ファスタ。

【顔を上げて、真紅の瞳を見つめる】
【いや、見つめてはいなかった】

君のよく識っている彼女と同一人物だが・・・・・・どうかしたのか?

【彼女は、ウェスカの向こう――――くすんだ灰色の壁面だけを見据えていて】
【 ウェスカの姿など、まるで映ってはおらず 】




・・・・・・ああ、私と君は"そういう"間柄だったね、『そういえば』・・・・・・


【何処までも無感情な無表情に、無機質に口端を歪めて】
495 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/18(土) 22:33:40.09 ID:Uadsodg5o
>>488

……どの辺りが、普通なの?
私には……分からない、けれど。

【ああもう、チェルシーの中でロザリーは完全に変人認定されてしまったらしい】

…………分かった。
壊すほうが、楽だったのだけど…………。

【小走り気味に杖まで近づくと、素手で掴んだ】
【──素手で、掴んだ】

【能力などの異能は使用していない】
【現にチェルシーの左手が焦げたり、火傷を負ったりしている】
【しかし彼女は暑さから額に汗を掻いているものの、顔色一つ変えず】

…………そういえば。
川って…………どこ……?

【首を傾げて、ロザリーに問いかける】

【種明かしをしてしまえば、彼女は人造人間なので痛覚が存在しない】
【火傷が酷いしもの凄く熱いが、反射的に杖から手を離したりなどはしないのだ】
496 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/18(土) 22:35:00.58 ID:o2nSGqqSo
>>487
【わからない、わからない、わからない】
【猫は多分、その強欲の意味を知らずに進む】

【全てなんて見えるほど、その視野は広くないから】
【いつだってその目は、目の前しか見えていないから】


"…バカだな、キミは”
"バカばかりだ、世の中…”


【彼女が夢を見ている間、猫はその頭をなで続ける】
【高めの体温は、冷えた彼女には、ひょっとしたら優しいかもしれないけれど】

【その中に残響する少年の声は、天に堕ちてゆく少女を、静かに包む。】
【それこそ、ゆめまぼろしのように】

"…塔が崩れたのは、多分『彼』は、そこに人が上ったらどうなるか、知っていたからだ”
"イカロスだって、事前に警告されていたのに、飛ばずにいられなかった。翼を得てしまったから”
"勝利の塔を昇るものはなく、勇者も頂上の宝を得たら帰ってくるのに”

【もしも夢なら、彼女が長い夢を見ているなら】
【願わくば、目覚めた朝がよきものであらん事を】

【そんな風に祈る彼をよそに、猫も目を擦り始めて】
【少女の横に寝転がって、瞼をとじるだろう】
【意識が落ちる間際、少女を抱き寄せて】

【寄り添うように、今を生きる猫と少女は二人、眠るだろうか】 
497 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/18(土) 22:36:47.30 ID:5KQ0890t0
>>481

(ほう、忍法、あるいは能力の類か。)

【指を動かしただけで浮くという奇怪な光景を目に、聖は推測する】

>>482

・・・。

【聖にとって女子供が戦うという光景は、驚愕ものであり、同時に嘆くことであった】
【少女たちが戦うのをただ見守ることしかできない】

・・・・・なれば、朝顔殿
御主のしようとしている事は”共食い”ではないか?

【人のことを言えた義理は彼自身にも無い】
【これはせめてもの皮肉】
【恐らくは聞こえないだろうが】



【だが、八十雛の言う「悪しき企み」という言葉に、少しだけ引っ掛かりを覚える】

八十雛殿!おぬしらの言う「悪しき企み」とは何か!?

【これだけは聞いておこうと思ったのだろう】
【聞こえるよう声を上げる】

//すいません風呂です。
498 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/06/18(土) 22:37:29.30 ID:1bMYU7WT0
>>481-482

【敵を吹き飛ばした後、少女は再び先の「立ち位置」に戻る】
【霊巌とその手勢の、僅かに前方――中衛の範疇を往く】

【さて――傭兵とアサシンでは、どうにも手際が違うだろう】
【前線で敵を討ち陣中に押し入る敵を討ち、と。結局は力押しで闘う者と】
【神速を以て、気付かれぬ間に息の根を止める者】

――、そら、良いぞ!

「(……国のため、別の口からも国のため
 “不仲”で片付けるには、どうにも殺気立ち過ぎますな)
 (どちらも、“官職”という話では――、しかし)」

「マスター、今は周りの戦いに集中を。
 上の輩が落ちてくる時が有れば、私が伝えますゆえ!」

【二つの身体を打ち据えた衝撃にも、一つに躱された悔しさにも】
【余韻を抱かず。走るあいだ、上方は時折見上げるのみだったけども】
【自分とは別の世界が展開されている事は、何となく飲み込めた】
【ただ――憐れみに手を届かせるには、今宵の血は滾りすぎている】
【僅かに憂いを帯びたベンヌの声も、ただ戦闘のアドバイスでしか無い】

【滴る汗をぬぐい、痛みも恐れずただ走れば――】

【森の中。指輪の光が、視界を確保できる程度に強まった】
【所詮、こちらの進軍ルートは“割れている”も同然なのだ】
【それなら寧ろ、影に忍ぶ伏兵を炙り出した方が好いと】
【史音から送られた思念に、従者は無言のまま応じ――】

……、…あ、れ?
何だか、急に冷えて来た、ような――。

「……困りましたな
 私には、温度を感知する力が無いのですが…。」

………気のせいかも、だけど。
ほらアンタ、困ったときの魔力捜査網広げなさいよ。

「む、御意に――。」

【一瞬でも早くと、デッドヒートを駆ける少女は、やがて温度の変化をも感じ取った】
【暑さは兎も角、寒さに対しては正常な人の感覚がある】
【人狼でさえ気づいた異変の波に揉まれぬ、という事は無く――】
【温度を感知できないベンヌに、焦燥が薄く滲む声で命じると】
【彼は魔力反応を探知し、やがては上空の其れに気付くであろう】

【その先、“何が起こるか”まで理解できるか、それを知って何をするかは別の事】
【されど――今は。出来る事を、それぞれが行うのみである】

【現在位置:中衛・リーダー護衛】
【行動状況:A・武器を構えたまま包囲網突破を続行、灯火で前方に多少の視界拡大(共有)】
      B・後方・上空の反応に注目、上からの襲撃と件の魔力収束に対応する】
499 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 22:40:24.19 ID:442Lr5Who
>>494
【彼女が紡ぐ、言葉が】
【一つ一つが、胸を締め付けるような――…、そんな無機質さを、持って】


 ――ッ、違う。 …ハイドはそんな、冷たい目はしなかった。
 誰だ、お前は――…!!


【歩み寄ってくる少女に、強烈な違和感を覚えて――、】
【……、…焦りの中で、思い出したのはあの約束】


 …そうだ、ハイドなら。
 あの約束=\―、―覚えてる、よな?


【後半は半ば、縋る様に。目前のどこまでも無機質な少女に、問う】
500 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/06/18(土) 22:40:55.36 ID:05GHokpWo
>>495

え、だって……ほら、私──。

【どの辺が普通だろう、って言うか普通って何だろう……】

って、そんな事を言っている場合じゃないんですよっ。

【あ、誤魔化した】

チェルシー────さん!?え、あの、それ……熱くないんですか……。
川、川ですね!え〜っと、川──結論から言いましょう。

川とか、無いです!いや、あるかもしれませんが、分かりません!反射的に言っちゃいましたけど。

【え、えええ────!!!!!!】
【グルグルと目を回しながら、辺りを見渡すと──明後日の方向に丸い物体が!】

えーっと、ええええええっとォ……。
ありました、代わりと言っては何ですが枯れ井戸が!

【なんて都合が良い。おそらく、枯れ井戸とは言っても、放置され蓋が無く。雨が振っているため、水もそこそこ溜まっているだろう】
501 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/18(土) 22:43:52.57 ID:t//f380T0
【草原にある、石造りの野外劇場。半円状の形で、余り人の手が入っておらず、隙間に草が生えていたり、つたが張っている】
【青々とした自然の臭いの中に、雨の臭いが残っている。入り混じった空気が、その場を満たしていた】
【観客席の代わりでもある、幅の広い階段に、腰掛けている異形の影が居た】

【最下に在る舞台に視線を向けず、己の足元を見詰めていた。時折、靴で地を叩き、髪が揺れる音が聞こえる】
【人物の容姿は、黒のキャスケット帽を被り、旧い血の色をしたボブヘア。死人の様な白い肌に、右頬に深い傷跡】
【起きたばかりの様な、力無い表情。生気の失った、然し、淡く輝くオレンジの瞳】
【赤と黒のボーダー、厚い生地のニットワンピース。黒いオーバーニッソックスに、同色のレースアップブーツを履いている】
【左腕が、皮を剥いだ肉の様な色の、鋭い爪を持つ異形。手の甲の中央に、簡略化した山羊と、五芒星が掘り込んである】
【十字架型のドッグタグネックレスと、右手首に「No.90」の刻印入りのハンドカフスを着けた、背の低い、十八歳程の少女だった】

……。探す、……

【どの様な意図で紡いだのか、分からない言葉だったが、声に感情が込められていた。顔を上げる】
【見付けて、会う。続けられた言葉は、瞬時に闇夜に溶け込んで。 その後、】

……。甘い物。……食べる。……、

【突拍子も無く、勝手な言葉を発した。食べたいものを連想し、シュークリーム等、様々な菓子を口にしていたが】
【最終的に、君の唇()と、気持ち悪い事をほざき、無言に成った。自己嫌悪に入っている】
【空から降り注ぐ光は、周囲を完全に照らす事は無い。銀の輪郭が浮かび上がる世界で、異形は鎮座していた】
502 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/18(土) 22:48:03.38 ID:t//f380T0
>>501
/菓子を〜を、菓子の名をに訂正します
503 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/18(土) 22:52:11.36 ID:SBzGln3Ho
>>496

――――――、


【寝息は、どこまでも安らかに】
【見えない翼を拒否して、自らの脚で茨の中を進む少女にとってのわずかな休息時間】
【本当にわずかな時間ではあったけれど、彼女は幸せだったに違いない】

 【瞼の裏に描いた夢――抜かれぬ守護の刀、肉色の中で輝く白銀】
 【――――――最後の方に、白と黒、はじまりの草原】
 【茨とは似ても似つかぬやわらかな其処で、見上げた空がほしかった】

【――――】




【朝が訪れた時、遊具の下――猫の傍らで眠っていたはずの少女は、どこかへ消え失せていた】
【なんてことはない。夢から覚めてしまったのだから、今に戻って生きていくだけだ】


……さて、一旦「御主人様」の元へ――戻ったほうが、いいかな。


【拍手など、「罪人」には必要ない。むしろ、罵声が似合うくらいの劣悪なモノだ】
【しかし彼女は、不満など抱かない。これが自分で選んだ今だから】


【――――夢の残り香を振り捨てるように。緑の猫のなりそこないは、どこまでも駆け登っていく】


//ここいらでしょうか、ありがとうございました!
504 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage saga !nasu_res]:2011/06/18(土) 22:52:16.90 ID:h7MXN1sxo
>>489
【死なばもろともの特攻を図った雑兵4の体は、後は重力に委ねられて】
【ほんの僅かな空白の後、べしゃ、と水気を含んだ落下音】
【残る数人も、同じ手段を取るかに思われたが】

【「降りれば追えない」『ここから回るか』《急げ》】
【彼等は崖の上を、隊列が進んだ方向へと走って行く】
【一度降りてしまえば、彼等の力量では進む事もままならないのだ】

【崩れた岩の下には、どの程度の人間がいるか分からないが】
【兎にも角にもこの近辺は、一先ず片付いたとでも言えよう】

/了解しました、お疲れさまでしたー

>>492
【木々を足場に跳び、枝に掴まり避け、偶に地に降りて呼吸をおこなう】
【そんな彼女達の、ましらの如き闘争に、耳を傾けたのならば】

『………ぞろぞろと引き連れた、その連中はなんだ……』
「お前達に喰われとうないから雇った護衛や、文句有るか!」

【だの】

『お前達を生かしておけば、この国は櫻≠フ名を失う……』
「お前等の好きにさしたら、歯欠けと骨無しの廃人しか残らんわ!」

【だの、長い言葉での争いは聞こえない。流石の彼女達も、そこまですれば舌を噛む】
【森島がこのやりとりから、何を見つけるか。それは、彼の頭だけが知る事だろう】

【さて、雑兵7の末路はと言えば、彼は中々に優秀だった様子】
【護衛一人の首を落とし、一人と刺し違え、今もまだそこに立ちつくしたままだ】
【移動し続ける隊列。立ったまま息絶えた二人は、後方に置き去りにされる】

>>497
【この戦闘の最中、手を休める事が出来た貴重な機会】
【聖の言葉を耳にして、八十雛は言葉を返せる状況を見つけて】

『……己に聞いてみろ、蛇の飼い犬!』

【返る言葉は、断片的なものだ】
【1の問いに、1しか返さない。それが、彼女なのだろう】
【そして、これから3も4も問いを行おうというのは、戦局が許さないだろう事も然り】
【隊列の先頭を行く彼にはそろそろ、前方の道を塞ぐ幾つかの影が見える筈だ】
【黒装、黒刀、道の真ん中に一人。残りは木の陰、草の陰】
【一人が目を引き付ける、所謂オトリ作戦というものか】

>>498
【ベンヌの魔力探知によって見つかるものは】
【前方は、聖が見るだろう影と同じ。距離の問題か、数が些かにあやふやだ】
【側面は、今は敵が見当たらない。どうやら、前方へと回り込んだ者が多いらしい】
【そして後方。上空の魔力は、わずかずつその量を増やしていく】
【系統まで判別出来るのなら、もうベンヌも理解した筈だ。魔術、転移魔術の予兆だと】

〈……やっぱり、そう思うかい……?変だな、こんな暖かい日の筈なのに……〉
〈さっきから、やけに寒くて、震えが、止まらな、……〉

【移動し続ける隊列について走る、それだけでも十分に体温は高まる筈だ】
【だが白蘭は、汗をかきながらも、夏に近い季節でありながらも、寒いと言う】
【歯がぶつかる音が、カチ、カチ、と聞こえた】

/続きます
505 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga !蒼_res]:2011/06/18(土) 22:52:17.43 ID:Uadsodg5o
>>500

……やっぱり、変。

【ボソッと呟くが】
【ロザリーの言っているとおりそんな場合ではないので、これ以上は追求せず】

熱いに、決まってる…………。
ただ……痛くないだけ。

…………ん、あそこね。

【枯れ井戸の存在に気づくと、一目散に駆けていき】
【到着すると直ぐに、杖を井戸の中に投げ捨てた】

……あつー…………。

【これで街の平和は守りぬかれたが】
【その代償として、チェルシーの左手の皮膚は真っ黒焦げになってしまった】
506 :504 [sage saga !nasu_res]:2011/06/18(土) 22:54:46.86 ID:h7MXN1sxo
>>ALL
【史音の灯火により、森の中の視界は改善された】
【それによって足元が見え、気付く事になるだろう】
【何者かが伏せている周辺には、地面にトラバサミがしかけて有った】
【これも古典的で、だが大きな痛手を与えられるトラップ】
【見えたなら、跨いでも横に避けても、問題無く超えられるだろう】

【後方からは、岩に巻き込まれずに済んだ何名かの追手が走ってくるが】
【こんなもの、もう問題にもならないのだ】


【き、と空気が軋んだ、様な気がする】

【身を震わせたのは、隠密として五感を鍛えている朝顔と八十雛】
【空を駆けまわっていた二人は、地に足を付け、手を止めた】
【僅かに遅れて、獣人である白蘭が、顔を青褪めさせて背後を振りかえった】

「……嘘や、ありえへん」

『………………な、に……?』

【もしも、この場に居る能力者達が、進行方向とは反対を見る余裕が有れば】
【後方の空から地面へ向けて、一筋の光が魔方陣を描き始めた事を、目にするだろう】
【円の中に五芒星を、僅かな角度の狂いもなく。見えない手が、コンパスを使ったかの様に】
【朝顔の手が、八十雛の足が、かたかたと震えている】

〈何だか分からない、けど……これはヤバい=Iそれだけは分かる!〉
〈臭いとか音とかそういう次元じゃない、ヤバい何かが居る!!〉

【隊列の中央付近に居た筈の白蘭は、足を早め、更に前へ出ようとする】
【引きとめられなければそれこそ、隊列全て振り切りかねない程に】

「おいコラ風森ぃ!アレだけは無しってのは、三百年来の約定やぞ!?」

『……私は知らない、許可も出していない……白天龍、お前が……!!』

「ウチもパパも暫く大陸行っとったんや、んなこと出来るかい!」

【互いを、名と官職で呼び合っていた二人は、それぞれ呼び名を家名へと変えて】
【殺し合いの手こそ止めないが、互いに何かを問い詰める】
【風森家の部下、数十名。その内の数名が、混乱をはっきりと目に浮かばせた】

       《来る!伏せろ=I!》

【二人の少女が言い争う声を、霊厳の大音声が掻き消した、その一拍後】
【丁度、成人男性の腰の高さ。道幅一杯に広がる衝撃波が、遥か後方から隊列へ向けて飛来する】
【それなりの距離が有った筈だ。だが、異変から攻撃の到達までの時間は、長くはなかった】
【声に反応出来ず、風森の兵の数人が、衝撃波に吹き飛ばされ、急斜面から落下していく】
【落ちずに済んだものも、腹部に強い衝撃を受けた為か、口から血を零して膝をついていた】


―――……未熟也

【ぐら、と大地を鎚で揺らすかの様に、低く重苦しい声が響き】
【其処に居たのは、身の丈2mに迫ろうかという巨体】

【全身を覆う白銀の鎧は、砦が人の姿を借りて動き出したかの様に堅牢で】
【僅か一片の皮膚すら露出せず、頭部を覆う鉄兜もフルフェイス】
【ただその隙間からは、爛々と赤く光る目だけが、それが人で有ると伝えてくる】

【手に有るのは、装飾も何も無い、只々無骨な一本の剣】
【圧し折れないことだけを考えて作られたのだろうそれは、異様に太く、分厚かった】
507 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/18(土) 22:55:18.76 ID:YKDWn3HXo
>>499
ふむ、違う、か。 違うと言われても、違わないのだから仕方がない。
何度も言わせないでくれよ? "私はハイド=ファスタ" ―――――

【違和感は消えない。確かに同じなのに、同じではないと言う矛盾】
【顔立ちは彼女そのものなのに、顔つきは彼女とは程遠い】【"不自然"な少女は】

・・・約束、か。 今思い出すからな、ええと・・・・・・

【こめかみに指をあてて、暫く考えこんだ後】
                          
・・・"頬への口づけ"だったかな? 我ながら、子供染みた挨拶だったな

【笑うこともなく、嘆くこともなく。まるで興味がないといった体で言い放つ】
【過去に、どれだけ心を動かされた事柄でも―――いまの彼女にとっては、"記憶の断片"でしかない】

・・・おっと、先程"違わない"と言ったが、正確には"違わないというのは少し違う"。
私は以前死亡した、"《複製番号 A2-037》ハイド=ファスタ"の記憶を継いで創られた個体であり――


【窓から吹き込んだ風が、少女の白衣をはためかせる】
     【見覚えのある月光は、白衣を介しては見知らぬ白銀の光となって】


『 カノッサの一員である、君を始末しに来た 』
508 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/18(土) 22:58:56.89 ID:o2nSGqqSo
>>503
【それを見送ったのは月ではない】
【身動きを始めた彼女を見送るのは、蒼。寂しげに細められた蒼】

"……ジャックは、帰ってきたよ”

【念話でぽつり、漏らしたのはそんな言葉】
【唐突に、塔を昇ると、天へ進むと口にした、痛み塗れの女の子に向かって】
【その姿はもう、どこにもなかったけれど】

"大地が恋しかったからってのもあるだろうけど…”
"たどり着いた空の下…あの巨人ですら、雲の上に居を構えていた事実が、怖くなって”

【漏らされ続ける言葉は、誰に向けたものか】
【比喩・暗喩…遠まわしに、彼女を諌めるように…いや、決して、届くまいけれど】


"……ヒトに空(あお)は、遠すぎるんだよ”


【猫の手を、握って開く】
【今は眠る金の幼子を抱き、立ち上がった蒼い猫は】

【ただただ、緑の彼女が向かう先をずっと見つめていた】
【せめて堕ち行く場所は、選べるようにと祈りながら】


//お疲れ様でしたー!
509 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/18(土) 23:00:21.92 ID:qLb0dhVGo
>>501

ここは、――――昔の遺産か

【時同じくして石造りの野外劇場に佇む青年】
【その位置は丁度彼女の後ろのほうに空をみて佇んでいて】

今日もまた、月が綺麗なものだな

【その男は全身が白い肌で銀色の長い髪と翡翠の瞳を持ち、年齢は10代後半程度に見え】
【上着が水色、下半身が黒灰色で上着は袖が長いゆったりとした着物を着用しており】
【表情や雰囲気はかなり落ち着いてはいるが、どこか希望めいた瞳をしていて――――月を見ながらひっそりと立つ】

//1時頃までしかできませんが、それでもよろしければお願いします。
510 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/06/18(土) 23:04:38.42 ID:05GHokpWo
>>505

────ッ。

【ブシュウウウウウ────……ボシュっ!井戸の中からもの凄い勢いで蒸気が溢れてくる】
【高温となった杖は井戸の中にたまった水によって冷やされていく】
【だが、それだけではまた新たにエネルギーが蓄えられていく】
【そのためロザリーは水に入った瞬間、一気に魔法を発動させ、魔翌力を使い果たさせる事で最小限の被害に留めたのだ】

…………。

【真っ黒焦げになったチェルシーの左手を見て、ロザリーは青ざめる】
【さらに、すっかり取り残された「あーさん」は自分が腕だから、焦げた手というのは物凄く恐ろしいものに見えるようで、ガクブルし】

変じゃないです、チェルシーさんの方が──変。です……。
ごめんなさい、ごめんなさい……ッ。ありがとうございました。大丈夫ですか?大丈夫じゃないですよね……。

【良かれと思ってやった事がこれ以上無いというくらいに裏目に出て、とんでも無い事になってしまい、へこむロザリーだが】
【それ以上に、チェルシーの左手は痛々しい事になっていて、泣きそうになるが、自分よりチェルシーの方が泣きたいのではないかと思った、実際の所はどうあれ】

あの、病院、行きましょう……。
勿論、治療費その他もろもろは私が払いますから。

【ボトボトとロザリーの三角帽に雨がぶつかり音を出しながら、辺りとロザリーの表情はすっかり暗くなっていて】
511 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 23:09:54.12 ID:442Lr5Who
>>507
【――…全てを、理解した】
【もう此処には彼女は居ない――…いや、居ないと言って欲しかった】

 【離れてゆく心など、此処には無いと言ってくれるなら――…】


 ――…そうか、そうかよ…、死んじまったのか。
 っはは、まさかすれ違っちまうとはなぁ…。


【首元のφが黒く輝き――…、ウェスカの右手に、大鎌が握られる】
【彼女にだけは、向ける事は無いと思っていた其れ】

【 否、今の彼女はただのカタチ。自分の知るハイド≠ナは、無いのなら――… 】


 ……、…なぁ。『ハイドの偽物』
 始末するってなら、全力で来てくれよ。

 ―――抗うぜ、俺は。
 

【大鎌を、彼女に向ける……が、この場に残した溢れるほどの未練が】
【引きとめるかのように――…彼を、後手に回していて】

 【未だ、攻撃しようとはせず。そんな余裕など持ち合わせて無いだろうに、彼女の出方をただ窺っていた】
512 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga]:2011/06/18(土) 23:17:50.54 ID:Uadsodg5o
>>510

……私は、変じゃない。
至って普通な……ただの、『人』。

【実際のところ、チェルシーはこういった怪我には慣れている】
【それに加え元々殆ど泣かない子であるし、この場で泣いたりなどはしない】

これくらい、大丈夫……。
──……私は、能力者だから。

…………回復系の力を、使える。

【嘘は言っていない。言っていない、が──】
【その回復系の力は、自身を対象に使う事はできない】

それに、私がやりたくてやったこと……。
貴方が心配する必要は……、無い……。

【そして、これ以上長く一緒にいて疑いを持たれては嫌なのか】
【ロザリーから背を向けると、この場から歩きさっていこうとする。】
【とはいえ、呼びかけられたりなどすればきちんと止まるだろう】

513 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/18(土) 23:20:44.89 ID:t//f380T0
>>509

【青年の声。不安に満ちた感情が消え去り、闇を開く様に、暖かなものが溢れて来る】
【全て聞いた現在でも、鼓膜が震えている感覚が続く。青年の言葉が聞こえた、後方へと振り返り】

……。思い出。……、かも……しれない。……、

【口数少なく、返答した。主語が無い、ひどい言葉だったが、野外劇場の事を言っているのだろう】
【寂れただけの劇場を、その様な言葉で形容する、意味の分からない異形の影は、数拍置いた後に】

……。こんばんは、……

【銀の髪、希望を感じさせる翡翠の瞳を、双つの橙が捕らえた。僅かに瞼を落とした奥で、彼が映っている】
【緩んだ頬を見せながら、挨拶する。静謐さを孕んだ彼の佇まいを、見詰め続けていたい。ぽつり、思考する】
514 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/18(土) 23:25:43.17 ID:YKDWn3HXo
>>511

・・・くくく、あはははは。

【大鎌を握る男を嘲笑うように、高らかに笑いをあげて】
【次に見せたのは、一転、―――― 温かい微笑み】

なーんてな、冗談だよ、冗談。 私は全部覚えているよ。
まさか本気にしたのか? 人が死んで生き返るなんて、トンデモナイお話を――


【・・・どうしたことか、今までの全てが戯言だったかのように】
【以前、この場所で、路地裏で見せた笑みを。そっくりそのまま、再現して見せる】

ふふふ、懐かしいなぁ。 君が居なくなったあと、馬鹿みたいに泣いちゃったんだぞ?
今でも思い出せるよ。君と小学生みたいなキスをした瞬間。
その温もりが、まだ残っていて。いつまでも鮮明に・・・―――

【頬を赤らめて、小さく俯く。無愛想な彼女にとっては、精一杯の表現か】
【やがて何かを決意したように、顔をあげては青年を見据えて】
【一歩ずつウェスカに歩み寄る、にじり寄る】


・・・・・・なぁウェスカ。 あの時の様に、もう一度・・・・・・


【歩み寄ることを許したならば、小さな両腕をいっぱいに広げて】
【かつての最愛の男に、抱擁を求めるだろう】 【そう、あの時と同じように】



【白衣の袖に潜む、鉛色の光に気付かないのであれば】
515 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [saga]:2011/06/18(土) 23:27:42.02 ID:YikuxH0ro
>>504


【――、― 「櫻≠フ名を失う 」 】

【其れが比喩的な意味なのか、或いは“そのまま”の意味なのか】
【…、…どちらにせよ、『白天龍への警戒心』は上がった、と言えよう】
【少なくとも、“嗅ぎ回ってみよう”と云う程度に考え――、】
【『会合』で決まった事案である、「協力の打診」を一存で保留する程度には】


(――、―……取り敢えず、後回し。 此処で死ぬ訳には行かない。)


【――、再び、現前の『状況』へと思考の大部分を戻して】
【トラバサミを跨ぎ、疾走。 後方からの追手に、次のアクションを仕掛けようと振り向いた所で――】



 ――、―……  、 …何…、が………  ッ!!?


【間一髪――、動物的な生存本能が鳴らす警鐘に従い、地面に伏せ】
【頭上を通過する『暴力』。 辛うじて判ったのは、第三極≠フ襲来と――】







     ――――、― 全員―、―  逃げろ




       【 ……、… 『ヤバい』と云う事 】



【あれだけの非情さを見せていた『風森』が――、否、彼等だけではない】
【森島も含めて、恐らくは例外無く“予感”を感じている、そんな雰囲気】
【『魔法陣』と、眼前の男に直接的な因果関係が有るのかは判らなかったが】




………。 ――ッ。 ……、…お前は、――何者≠セ。
あの、『魔法陣』――、一体、『何』を――。



【この状況が“何”なのかなど、最早問題では無い――】
【無意識に発せられる冷や汗と、荒い呼吸を抑えて。 生成するのは二本の槍=z
【『戦う』気など、サラサラ無いが。 誰かが時間を稼がねば――、全員、此処で――】
516 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/06/18(土) 23:30:51.87 ID:05GHokpWo
>>512

能力者────。
……──そう、ですか。

【チェルシーの発言で、胸をなで下ろした】
【「回復できたからあの行動をした」と、考えれば、納得は行く、行く──が……】

あ、──……。

【その場で回復せずに歩いて行こうとする所が気がかりで、──…………】
【だが、チェルシーの発言が「嘘」だとしても、彼女がやりたくて、と言った以上ロザリーには止める権利が無く】
【落ち込んでいるロザリーにはチェルシーを引き止めるような強い力は無かった。それ故に────】

あの、チェルシー──、さん……。
ありがとうございました……っ。

【深々とお辞儀をし、去っていく彼女を見送っていくだろう……】

……。

……。

(そうだ、能力──私の、能力……これは、今まで、無かった怖い力……。使い方次第ではひどく人と自分を傷つける……)
(分かってた、分かってたはずだけど────……)

【ロザリー、彼女は“異世界人”。今までの非日常だったものは、徐々に日常に変わっていくに連れ、
異能への恐怖が薄れていってしまっていたのだ。それが今回の事件を引き起こした原因──慣れ】

(もっと、自分の力について……知らなきゃ、確実に私の能力は強くなっていっている……このままじゃ、私──死んじゃう……かも)

【ポロポロと涙を流しながら、意思を固めていくロザリーを横で見守る「あーさん」】

『…… ……』

【涙するロザリーに何を思うか、じっとその場で傘を指し続け────】
【時折。シルクハットで隠された、右腕の付け根から、“まるで何かを渇望する”かのようにドロりと黒い魔翌力が流れだすのであった────】

//こんな感じでしょうか。絡みありがとうございました。お疲れ様でした!
517 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/18(土) 23:33:06.57 ID:Uadsodg5o
>>516
/お疲れさまでしたー
518 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/18(土) 23:33:59.25 ID:qLb0dhVGo
>>513

今日は月がよく見える

【彼女のこんばんわという会話に対し、彼は月がよく見えると言い、】
【彼なりの挨拶なのだろう。彼は視線を月から彼女の方へと向けると】

ここも、昔は賑わっていた……
――――――だがいずれは孤独というものに飲み込まれる物だな……

【彼女の不安の表情が消え去り、青年も安堵したのだろうか】
【少女の方へ近づいていって、隣にたってまた月を見上げるだろう】

俺が生きるため、――――正義の刃を振るうか……
今思えば今までの俺はこの劇場の様な物だったのだろうな。

【ふと彼の口から発せられたその決意=z
【昨日までの彼はこの劇場のように寂れていたのだろう】
【そして機関員である彼女がこの言葉を聞いてどう思うのか――――】
519 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/18(土) 23:36:06.25 ID:442Lr5Who
>>514
【 ――…不自然な変貌】
【解り切っている――…演技≠セと、】

 【それでも、覚えが在り過ぎて、懐かし過ぎて】
 【小さな両腕を一杯に広げ、歩みよるあの子≠ノ――…】
 【 ――鎌を持つ右手が、震えた】


 ハ、イ…ド、ハイド……、…!


【出来るなら】
【この手の鎌を投げ捨てて、その抱擁を受け止めたかった――…】

【だが、気付いてしまった】
【あの時と同じ月光が、白衣の袖――鉛色の光を、浮かばせたから】



 ッ――…!



【緩みかけた右手に、再度力を込めて――…目一杯に】
【大鎌を、少女の足元目掛けて振るう】

【…其れは迷いばかりを含んだ、緩慢な速度】
520 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/06/18(土) 23:38:14.98 ID:1bMYU7WT0
>>504 >>506 >>515

【時に鹿の如く身を弾ませ、時に蟹の如く横へ】
【トラバサミの群集を、鮮やかな手際で史音は回避していく】
【先の混戦を思えば、こんなのはケンケン遊びに過ぎない】

……、―うぅー、何よッ、これ!
やっとあったまってきたってのに、どんどん冷えてくよ――、っ!

【――、……、―――とも、言い切れぬ】
【総身に雪の絹を重ねていくような寒さは、駆けども消えぬ】
【有り体に言えば、本能が叫んでいるのだ】
【この感覚は、新世界を訪れて二度目程だと史音は思った】
【それを“知覚”できる冷静さは、まだ救いだが】

「マスター、後方での術式反応の推論を完了。
 九割八分三厘の可能性で、『転移魔術』であると予測されますぞ!!
 みなさま、後方に目を向けなされ、間違いはせぬ故!!」

……て、てんい?
こんだけ敵が居て、まだ来るって言う――、

あ、待ちなよ白蘭!
一人で突っ込んでかないで、死なれたらぶっ飛ばせ無……



       【 ――――――瞬間、駆け巡る怒号―――――― 】



【伏せろ?そんな事は、疾走で勢いづいた身には間に合わない】
【そこで彼女は、ベンヌを抱え込むように『前転』――】
【その後身体を伸ばし過重力をかけ、強引に身を地に擦り付けるだろう】
【立ち上がる姿は不恰好だが、それまでに要する時間は短く】

【無茶苦茶な行動で、筋肉や骨へは無視できない負担が掛かった】
【――転げていく肉の樽を見る余裕など、無かったが】
【そうで無くても。自分の選択が“正しい”事は分かる】
【ただ、今は。死ななければ勝ちなのだ】
【理屈の上では、任務の為ならと、理解しているはずなのに】

「マスター、幸い周囲に虎鋏は御座いませぬ。
 このまま――この森から、逃走を!
 ……「はかなくなりし」者に、彼らの罪や内情を問う口は有りませんぞ!!」

(――えっ。………なんなの、これ)

【暫し足を止め、見つめてしまっていた】
【刀を積層したような白銀を纏い、己と同じ緋と鉄塊を備えた者の姿】
【ベンヌの声を受けて、僅かばかり正気を取り戻したが】
【何を思ったか、彼女から返す言葉は無かった】

(……鎧武者殺しは、鉄槌の仕事だよね、でも)
(だ、だぁ……なんなの、あのおぞましい気、はく――は、)

森、島だっけ………アタシは、すぐ逃がしてくれるなんて思わないよ
これ、は――ちょっと、不味い……、…っ。

【『殺す』為にハンマーを担いで構え、片頭には再び火焔が宿り】
【攻撃の準備を整え、逃げるかと思われるも】
【彼女は――その場から遁走する事を、吉としなかった】

【誇りと戦意の裏を這い回る、蛙のような畏怖の心が、半々に彼女の足を重くする】
【顔色の悪さは、決して寒さによるのみでは有るまい】
【まるで、何らかの毒気に当てられてしまったかのような――】
521 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/18(土) 23:42:41.55 ID:5KQ0890t0
>>504//ただいまです。

・・・・・・・・・・。

【質問の結果、余り収穫はなかった】
【だが】

(国を守る、悪しき企み・・・もしや、風森の者たちは拙者らとは違った情報を?)
(まさか!)

【聖はある予測を立てる】
【”第三の勢力の存在”を】

(・・・確証は無い、だがもし拙者の予測が当たれば・・・・)!

【あと少しだけ時間があればよかったのだろうが】
【敵の存在が許さなかった】

(囮か・・・ならば)

    ”鯉昇流・飛瀑・二連”

【十字の水の塊を、隠れている者たちに向かって放つ】
【当たるかどうかは二の次、攻撃させなければ1対1となる!】

   はっ!

【鋭いつきを腹にめがけ目の前の忍者に放つ】
【ただし、刀ではない、その手にあるのは鞘である】

【先の予想が正しければ、真に叩くべき敵がいるかもしれない】
【可能性は低い、憶測にしか過ぎない】
【だがもしもを信じてしまうのが彼なのである】

【死人が少ないことに越したことは無いのだから】

>>506

・・・・・・・!何事か。

【少女二人の慌てように静かに問い、思わず振り向く聖】
【この戦いの将とのいえよう二人が同時にあわてているのだから】

一体なにg「来る!”伏せろ”!」!!

【霊厳の大声に、戦士としての反射が思わず働き、すぐさま腰を低くする】

!!!!!!!!!!!!くっ!

【衝撃をくらうが、すぐに体制を立て直す】
【衝撃をくらいながらも、まるで痛みを感じていないかのようだ】

【どうやらこの少年肉体が人とは若干変わっているようだ】
【だが、現れた脅威には驚きを隠せなかった】


・・・・・面妖な・・・・・・・・・・・。

【静かに構える】
【左手に鞘を、右手に刀を構える】
【銀の髪がそよ風に揺れた】
522 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/18(土) 23:42:59.86 ID:xQV08tXAo
【森の中、少し開けた泉にて――――……】

【ちゃぽん、と水の滴る音が、周囲の闇に響き渡る
少し郊外の森の中、訪れる人は少なく、周囲の人通りも中々に少ない
故にか、時たま――――……奇妙な来訪者が、その場へと誘われる】


……んー……っしょ……


【月光に照らされて、水面にキラキラと反射するスポットライトが、声の主を照らす
ソプラノの淋しげな戦慄が、森の中へと、新たな声として響き渡る
視線を其方に向けてみれば、何が起きてるのか、くっきりと分かるだろう】

【白銀の長髪を腰の辺りまで伸ばし
絹糸のような白い身体を、隠すことなく曝け出している巨乳の真紅の瞳の少女が一人
泉の中で、ささやかな水浴びを為している】

【長い髪の毛を、両手でかき上げると、髪の毛の合間から、水滴が零れ落ちて
――――……そして、髪の毛の合間から、ぴょこん、と狐耳が飛び出てるのに気づけるだろう
人の耳があるべき場所が、狐のソレへと変化していて】

【――――――――奇妙な光景が、そこに広がっていることだろう】
523 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/18(土) 23:50:51.98 ID:YKDWn3HXo
>>519
【たん、と地面を蹴りあげれば】
【振るわれた大鎌を躱して、ウェスカの背後へと跳躍する】
【彼女にそれだけの身体能力があるとは思えない、だとすれば他の――】


・・・どうした、ウェスカ。 ・・・・・・この私がわからないのか?
それとも、わかった上で攻撃しているのかな・・・ふふふ・・・・・・

【ウェスカに向き直ると、長い髪と白衣の裾が円の軌跡を描いて】
【遠心力で袖から転げ落ちる、鉛色の金属球】

どちらにせよ、そんな鈍い動きじゃあ・・・・・・当たらないな。

【パチンコ玉サイズの金属球は――――液体の如くその姿を変えて】
【少女の手に握られるは、手術用のメス】 【両手に、3本ずつ】

ときに、その大鎌は鉄なのかな? それなら、一切の動きを封じてから殺してもいいし、
その大鎌で君の首を掻っ切ってあげる、なんてことも出来るのだが・・・?

【ゆらゆらと左右に揺れ動く姿は、古典的な幽霊を思わせるが】
【紛れもなく、彼女は生きている。彼女の、乖離した過去と共に】

【ハイドも、動かない。ただし心にあるのは、迷いでは無かった】
524 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/18(土) 23:51:29.33 ID:K8sw8EESO
>>522

【少女の背後へ、新たな来訪者が歩いてくる】

【紅い瞳、ボサボサの黒い短髪】
【砂埃で薄汚れたクリーム色のコートを羽織り】
【同じ様に薄汚れた黒い長ズボンを穿いている】
【右腕にはウロボロスを象った腕輪を付けている】
【コートの背中には二つ穴が空いており】
【そこからは『竜の翼』としか言えない物が生えている】
【よく見ると、両手の爪は全て5cm程の長さに伸びている】
【そんな格好をした、14〜5歳程に見える少年だ】

こんな所に泉があったんだな……
あっ、すみません。邪魔しちゃいましたか?

【お取り込み中の少女に気づき、軽く頭を下げる】
525 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/18(土) 23:57:48.61 ID:t//f380T0
>>518

【隣に立つ彼を見て、更に瞳を細めた笑顔を向ける。然し、紡いだ言葉を聴き、小さな声を上げる】
【青年の言葉から、労わり、心を伝える雰囲気を感じていた。決意や、瞳に宿る希望も、悪のものでは無いかもしれないと、異形は思考する】

……。決める、……事は。……大切。……だから、……、
……。想いを……忘れずに。……生きる、……

【伝えようとしているが、まとまっていない、乱雑な言葉だった。初対面であるのに、その様な事を言うのもおかしい】
【異形から、行動を起こさない。好戦的な性格では無いのか。然し、身構える事を忘れずに】

……。悪い、……組織を。……敵だと。……思っている、……、

【抑揚が無く、疑問符が付かない様に聞こえるかもしれない言葉だが、問い掛けだった。視線を、彼から離さない様に】
【己の装飾品に、数字の刻まれたものがある。ならば、己がどういう者か、彼は把握しているかもしれないと考えた】
【異形は、立ち上がろうとするだろう】
526 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/18(土) 23:59:57.20 ID:xQV08tXAo
>>524

【新たな来訪者を告げる足音に、彼女は視線を傾けた
軽く頭を下げた彼へと、身体全てをぐいっと向け、じーっと、貴女を見つめるだろう
月光に照らされて、彼女の起伏のはっきりとした身体が、まるで絵画のようにはっきりと照らし出される】

【絹糸一矢纏わぬ、その裸体を修飾する、長い白銀の髪が、まるでだらしなく纏ったネグリジェのように
そして、貴方と同じような、人で無い証である、狐耳が、ピン、と――――静かに夜に踊る
しばし、かぽーん、と形容されるのが正しいような、間が、周囲を支配する】


〜〜―――――――ッ!!


【どこか落ち着いている貴方と正反対なように、彼女はどうやら純情なご様子で
声にならない声をあげたかと思うと、バッと、そのまま泉につかる
――――しかしながら、泉は、お腹程度の深さまでしかなく、身体全部をつけることは不可能】

【したがって彼女は、胸元より上を水面から出し、両手でぎゅっと、胸の前を覆うことにしてみた
白い肌は、羞恥の為かきゅぅ、と紅いシロップをしみこませたかのように、淡く染まって
ようやく、ぷくぅ、とした小さな唇から漏れる言葉は、大分震えている】


……え、えっと……――――誰……?


【言葉はこれ以上漏れない、本人としては、パニックになっているのだろう、狐耳が激しくはためく
ぱちくり、と瞬きする紅い瞳が、くるくる、と回って、弾けそうになるほどに
月下の邂逅は、どう転がるのであろうか――――……】
527 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 00:02:48.59 ID:w/wkZEC6o
>>522>>524
//複数絡みをお願いしたいですが、よろしいでしょうか・・?
528 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 00:03:19.86 ID:r6Xq/Lluo
>>523
【かわした事に、僅かな安堵を覚えつつも――…その身体能力に、目を見張り】
【掛けられた言葉にも、心が揺らぐ】
 
 【哀れなまでに、この男は捨て切れていなかった】


 ……解ってる。ハイドの、偽物だ。
 鈍くて悪かったな――…どうも、迷っちまう。


【握られたメスに、警戒の色を見せ】
【鎌の柄を強く握る―――まるで、祈る様に】


 ああ、鉄さ。 ――其れがどうした?
 素晴らしい選択肢だが、俺はどれも選びたくねえ。


 ――…そら、掛って来いよ。


【彼女が向かって来たならば、きっと、きっと】
【この胸の迷いは、晴れるだろうか――…】
【迷い無き刃を、向けられるだろうか…?】
529 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage saga !nasu_res]:2011/06/19(日) 00:04:48.17 ID:/ZjfZ7dUo
>>515

……転移魔法陣。黴の生えた術
この国に、扱える術者など幾らでも居る……驚くには値するまい

…………それだけだ、それがどうした

【この男の言う事は、きっと正しい。転移魔術は、容易では無いが術者は多い】
【今回の異常は、転移という一点では無いのだろう】
【術式の発動に伴う魔力の振動、その振幅の巨大さに目を瞑れば、だが】


「……何者か、やて?ああ、そら知らんわな普通に生きてりゃ
 この国のもんかて、こんなもん知っとる家そうそう無いわ」

「………賢い選択や、全面的に支持するで」

【戦おう、という意思を、朝顔は見せていない。それが出現した瞬間、諦めていた】
【知っているのだろう、それが何なのか、どういう生物なのか、或いは生物で無いのか】
【どれ程口汚く罵った敵が目の前に居ようと、それを捨てて逃げる事を選ぶ程】
【彼女は、現れた鎧の男を畏れていた】

>>520

〈長生きのコツは逃げる事だ!危険から全力で、躊躇う事なく!〉
〈路地裏で何年も生きてればそりゃヤバい相手くらい分かる、逃げ時だって分かる!〉
〈その僕の鼻が言ってるんだ、遅すぎた≠チて!〉

【畏れの余り動きを止めた隠密二人に比べて、彼の動きはかなり速かった】
【隊列の先頭。つまりは、他の全員を盾にする事が可能な位置まで移動する】
【その位置は当然、前方からの奇襲に、最初に晒される位置なのだが】

〈……ああ、礼金と我が親愛なる友人さえ無ければ、迷わず森の中に逃げてる所だ〉
〈精々、最初に殺される事だけは無い位置を頂くよ……〉

【史音との距離も遠ざかり、声も遠ざかり。逃げられる範囲で、逃げ切って】
【多くの人間を盾に、白蘭は何処からか、真紅の仮面を取りだした】

【鎧の男は、歩いている。走りもしない、跳びもしない】
【ずちゃ、がちゃ。一歩ごと、鎧の金属同士がぶつかり合う】
【無造作に、右腕が高々と振り上げられて】

>>521
【戦局の変化によって生じた混乱は、前方に伏せた敵勢にも波及する】
【彼等が聖の攻撃に反応出来たのは、一人が水によって吹き飛ばされてからだった】
【突きは、オトリ役の一人を打ち据え、弾き飛ばす】
【だが、これで前方の道が開いたかと言えば、ノー】
【まだまだ、風森の兵力から察すれば、敵は伏せているに違いない】


……1つ。5つまで耐えてみせよ

【鎧の男の言葉の意味は、深く考えるまでも有るまい】
【少年は、最初の一撃を耐えてみせた。ならば、のこり4つを耐えてみろ、というのだ】
【それが、どの様な意味を持つのか。きっと、意味などは無いのだろう】
【無理に意味を用意するなら強者探し≠ニでも言えば良いか】

……耐えられぬなら、逃げてみせろ

【鎧の男は、走らない。広い歩幅で、歩き続けるだけで】
【動きの止まった隊列に、着実に近づいてくる】


/続きます
530 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/19(日) 00:05:56.74 ID:AHfSAaz4o

うぅ〜〜〜〜〜……杏菜ちゃん超暇だしっ!

【公園のベンチに腰掛け両手両足をピンと伸ばし叫ぶ人影】
【見れば黒猫がプリントされたVネックシャツとホットパンツの少女にしか見えない少年】
【街灯に照らされた艶のある黒い長髪には白いカチューシャが付けられていた】


バイトは全部落ちるし、不動産屋は戸籍無いとお断りって……。
悪党も見当たらないし……なにこれ、杏菜ちゃんやること無いよね?詰んだっ!


【ベンチに華奢な身体を預けて両手を腹の上で組む。文無という訳では無いが、困った】
【16歳ではバイト採用も難しいし、住居の獲得も困難。つまり今日も野宿決定である】


………月が綺麗だねぇ。


【視線を夜空に向ければぽっかりと円月が黒の上に浮かんでいた】
【一日中歩きまわった所為か少し蒸れたニーハイを指で調節しながらぼんやりと月を見るばかり】
531 :529 [sage saga !nasu_res]:2011/06/19(日) 00:06:41.15 ID:/ZjfZ7dUo
>>ALL

《……あれは。あんなもの≠ワで持ちだしたか》
《風森はよりにもよって、あんなもの≠戦場に持ちだしたか!》
《気でも触れたか貴様らっ!?こうなる事は見えていただろうが!》

『違う、私はこんな事は………!』

【能力者達には、年下の者にも敬語で応対していた温厚な男。それが、霊厳である】
【彼の口から発せられた貴様≠ニいう二人称は、この事態が彼にとってどれ程に異常なのか】
【それを、比較的分かりやすい形で教えてくれている様でもあった】

《ええい、愚かな……くそ、仕方が有るまい》
《聞いて下され、あれは人ではない、妖≠フ類です!》
《我等と風森、二家が三百年前に封印した『荒覇吐』!》
《二家の封印が有る限り、目を覚ます事など無い筈の化け物を……!》

《森さえ抜ければ後は下り坂、抜ける事など容易い!》
《私の護衛は逃がします、皆様も逃げるならばお早く!》

【霊厳の周囲を護衛していた十人の内、生き残った八人】
【彼等はバラバラに、周囲の木々に跳び移り、蜘蛛の子を散らす様に逃げていく】
【指示は逃げろ=Bこれは、護衛せよという命令より優先させるつもりらしい】
【つまりは、雇われた彼等も、逃げる事を選んで良いと言うのだ】

「……ちっ、ウチ一人なら全速力で走る所やのに……!」

『………私、は、そんな……』

【朝顔は、隊列の中央付近に移動。鎧の男の挙動を観察し】
【八十雛は、地に降りたその場所に、未だに立ちつくしている】


【無造作に振り上げられた、鎧の男の腕、分厚い剣】
【天に向けられた切っ先が、ごうと唸って風を逆巻かせる】
【地面に切っ先が突き立てられたその瞬間、発生するのは先程と同じ衝撃波】
【ただし今回は、鎧の男を中心として円形に広がる、壁の様な形】
【離れれば離れる程威力と範囲が減衰する、海の波に近いものだ】

【前方、先程見えたトラバサミにさえ気を付ければ、暫く罠は無い】
【潜んでいた敵も、彼等の棟梁が取り乱した余波を受けて混乱している】
【姿こそ隠しているが、気配を消し切れていない。場合によっては、声すら聞こえてくる程だ】
532 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/19(日) 00:07:29.12 ID:BhlF52Dho
>>527
/わっちは問題ないぜー
533 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 00:08:40.59 ID:r6Xq/Lluo
>>528
/【背後に着地した少女の方へ、向き直る】をどこかに入れて下さい…
534 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 00:14:03.89 ID:hK5AXMHSO
>>526

【実はこちらの少年も結構な純情、相手の姿をはっきり把握できていなかっただけである】
【振り向いた少女の姿を確認、数瞬後、こちらも顔を真っ赤に染める】

あ、す、すみません!ごめんなさい!

【くるりと身体を反転させ、少女を視界から逸らす】

【数瞬後、聞こえてきた少女の問い】

え、っと、僕は、ヘイロンっていいます。

えっと、あなたは…?

【一応名を名乗り、少女の名を尋ねる】
535 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/19(日) 00:20:22.22 ID:KsoSgyK+o
>>525

そうだな…、俺もまだ……
――――だが、不思議と気持ちは軽いものだ―――――……。

【青年は淡々としゃべり続けて―――】
【だが言葉は力強くて。】

俺はJusticeという組織を捜している。
とある奴に言われてな。

【彼の白い肌と銀髪が月の光によって輝いてなびく】
【嘗ては悪≠セったのだろうか、でも今は美しく月のように輝いていて】
【青年は力強く主張する。】
【そして立ちあがった彼女に視線を向けるだろう】

俺は今まで愚かな生き方をしていた。
かつて呪いだと思い込んでいたこの力を正義の刃として使うために……―――――――!





536 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/19(日) 00:20:41.11 ID:OTXxxflr0
>>529


・・・・良かろう、その申し出、受けて立つ。

【聖は飛び出した、巨大な鎧武者へと】
【侍として、国を守るものとして、多くの民を背負い戦ってきた彼の使命感が】
【そうさせたのだろう】

>>531

・・・・・・・・・・・生憎、拙者は侍だ、誰かを残すなど、出来申さぬ。

【トラバサミを器用に、よけながら進む聖】
【妖怪の類だと聞こえても、逃げるなどという選択肢は、聖には皆無だ】

【遠くから迫り来る衝撃波】

はぁ!

【それを刀と鞘を地面に突き刺し、耐える】

・・・・・・・・・・っ、2つめでござるな。

【鎧武者に微笑みで返す】

【そして鎧武者の間合いぎりぎりまで近づく事が出来れば】

”鯉昇流・飛瀑・十連”

【右の刀を連続で十字に切り裂く】
【威力は劣るが、狙っているのは顔面である】
537 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/19(日) 00:21:30.93 ID:V8eTVp7So


――――。

  【――】


  【――ざ、ざざざざざざざ。】
  【砂嵐とノイズに彩られる灰色の景色の中で、それはゆったりと蠢いた。】




  【それは分厚く重たげな、密度を感じさせる白雲の下にある影。】


  【それは自分≠フ形をした、しかし黒で全てが塗り潰された影。】


  【それは自分≠見ていながら、鏡のように自分≠映す影。】



――――…や、め…


  【不意に唇から零れる声。それは自分の物だろうか、相手の物だったのだろうか。】

  【目まぐるしく移り変わりながら、その影だけは変わらない灰色の景色。】


  【磔にされたかのように、全く動かない手足。】
  【いや、そもそも――手足≠ニいう物すら認識する事が出来ない。】


  【全身に広がる無力感。漠然とした、何も出来ない≠ニいう感覚。】

  【其れを払い除ける事すら、出来ずに――――】



  【――――また、途切れた。】

  【唐突に。幕を下ろす事すら億劫に感じたかのように、全てが暗闇の中に、消える。】
538 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/19(日) 00:23:12.60 ID:RTBEjJHao
>>528

・・・・・・・・・偽物じゃあ、ない・・・・・・

【メスを握ったまま、大鎌の男と対峙する】
【冷たい蒼の瞳は、暗く、暗く、中心に紅を捉えて】


―――・・・そんなに、殺 してほしいのか。


【確かに、彼女にはハイドの記憶があった】
【それは彼女がハイドとして生まれて、生きてきたことと同義であり】
【魂が記憶に依存するなら、"生き返った"と言ってもなんら差しさわりは無いだろう】

・・・・・・そんなに殺 して、欲しいのなら。

【ただ、記憶はあっても。彼女には"思い出"がない】
【性格―――――感情の揺れ幅、程度、頻度、ひいては有無そのもの】
【"かつてのハイド"にとっての出来事は、"今のハイド"にとっての同一に捉えられることは無い】
【同様に、"かつての最愛の人"も―――その感情を欠いてしまった彼女には】【ただの他人でしか無い】

・・・・・・望み通りに、 ・・・・・・・・・

【だから、言われたことを実行するだけ。ウェスカを、殺 すこと】
【「邪魔になるようなら殺せ」、そう言われたから】【言われた通りに】

・・・・・・・・・っ・・・・・・・・・

【なのに、腕が動かない。目の前にいる、"ただの他人"を斬るだけなのに】
【メスを握る腕は、彼女の表情と同じく固定されて。時が止まったのかと思う程】
539 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 00:23:13.94 ID:w/wkZEC6o
>>532
//ありがとうございます
//>>534の方はどうでしょうか?
540 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/19(日) 00:25:15.26 ID:4wbFRQ6wo
>>530
【あなたがいる公園に、たった今入り込む人物があった】
【ぱんぱんのコンビニ袋を両腕に提げ、右手の指には串が三本挟んである】
【全て鳥皮である。しかも塩】

【そのうち一本を口に含み、串を抜き取るように全てを口腔に収めると】
【機嫌が悪そうなジト目をほにゃっと緩めて恍惚の表情になる】

――――うめぇ。

【途中、貴方の正面を通過する事になるその人物】

【ウルフカットの黒髪に焦げ茶色のジト目、への字口】
【ノースリーブの上着から伸びた両腕は、うっすらと鍛えられている事が判るだろうか】
【左腕下腕部は包帯でぐるぐる巻きにされていて、なんとなく武闘派の印象を与えるはず】
【タイトなジーンズに、腰周りを隠すほど裾が長いシャツ】
【80強はありそうな胸や腰周りの曲線が、その人物の性別を明確に指し示してはいたけれど】
【不良然とした服装や雰囲気が、ただ少女と呼ぶことを憚らせてしまう人物】

【詰んだ! の辺りでちょうど真正面に差し掛かる】
【そのとき不良少女は、二本目を口に運ぼうとしたのだけれど】
【声に驚いて、その一本を地面に落してしまう】

【土にまみれて蟻の餌と化しつつある鳥皮をしばらく無言で見つめると】
【首間接をぎぎぎと音を立て、視線が少女へと向かう】

…てめぇ……!!!

【親の仇を見る目だった】
541 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/19(日) 00:25:53.67 ID:OTXxxflr0
>>536

すいません
【だがその顔は少し険しい、痛みを完全に感じないというわけではないようだ】

【10の十字の水の塊が飛ぶ】
が抜けてました
542 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/19(日) 00:27:41.51 ID:ex242cano
>>529>>531

【――、眉根が歪み、今日一番の苦々しい表情】
【『正体』が判っているだけ、幾らかはマシか…、…気分は先程よりも楽だ】
【……だが、手練れ揃いと言っても、戦力と成り得そうなのは自分を含めて4、5人】
【八十雛はと言えば、“放心状態”と云う所か――、森島は、唇を噛んで】


……、…一応此れも、グレーゾーンで『対機関連合』の仕事です。
それより、貴方こそ早く。 この場で『勝つ』のは、キツい――。
……そっちの、八十雛さん、でしたか。 貴女も、貴女の連れて来た人達も――



……、……ッ!! 誰か、霊厳さんのカバーを!!



【『相手の第二波』――、最も、“直撃させてはならない”のは霊厳】
【彼自身に防御能力が有るかは不明だが、用心を重ねるに越した事は無い】
【……、咄嗟に辺りを見回し、茫然自失の八十雛を確認すると、其方へ走り――】




       ………、…早く逃がせ<b!!




【彼女の前へ躍り出、展開するのは固体化した熱≠ノよる防御壁――、】
【衝撃波に罅割れる其れ越しに、『荒覇土』を双眸で見据えつつ】
【未だ混乱している部下達に対し、指示≠出せ、と。 ――、そう、叫ぶ】


【――今の彼にとっては、犠牲≠減らす事が戦う℃魔謔閧燉D先されていた】
543 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 00:30:33.28 ID:hK5AXMHSO
>>539

/すみません今気づきました
/遅レスになるかもですが一応大丈夫です
544 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/19(日) 00:31:35.97 ID:BhlF52Dho
>>539>>543
/んーじゃぁ、>>539さんが文章投下してくださいな
/わっちがお二人に文章書いて返すぜー
545 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 00:33:40.07 ID:r6Xq/Lluo
>>538
【不穏な空気を携えて、自身を始末すると宣言した少女――…】
【何故か、彼女は動かない】
【 ――まるで自身と同じように、迷いがあるのように…】


 (偽物じゃ、ない―――?) 
 (…複製、確かそう言っていた)


【漸く、鮮明さを取り戻して来た頭で弾きだす演算】
【ただの人間である自身とて、死の淵から戻って来た】

【 ――…それなら、目の前の彼女にも其れは言える筈】
【先程再現して見せた仕草は、まぎれもないハイドだったのだから…】



 ( なら、 )



【がらん、と。大鎌を投げ捨てる音が、響く】
【唯一の得物を手放す事で、彼は迷いを捨てた】


 ―――、――…


【ゆっくりと、少女に近づいて】
【先程は叶わなかった、抱擁を――今度は彼から、しようと試みる】
【少女が手に、メスを持っているのは勿論解っている】
【それでも――…、信じてみたかった】

 【生き返った、ハイドを】
546 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/06/19(日) 00:34:18.47 ID:dB6G48Rg0
>>529

「!! ……ッ、荒覇吐………である、と……!?」

【荒覇吐は、人ではない。妖――それも、恐らくは高位の物だろう】
【その名を聞いたとき、ベンヌまでもが周章狼狽の吐息を漏らしたのだから】

 【「日本」で伝えられている「荒覇吐」は、謎多き旧神の名だけども】
 【“堕した”か、信仰を失ったか、名を共有する別の存在なのか】
 【目の前に立つ其れは、確かに妖と呼ばれた】

 【成程、彼奴の備える力は『神域』に迫っていた】
 【――、―もはや、一刻とて猶予は許されぬはずだ】

……確かに、そうかもだけどサ
何にも出来ないで逃げるなんて、アタシには

「ならマスター、貴女は何も出来ずに死ぬ事は納得するのでありますか?
 厳しい口を利かせて頂きますがな――、身の程をわきまえよ=c…!」

………アタシは、したくないッ!

「……そうでありますか。ではマスター、霊厳殿をお守りして退きましょうぞ!
 総大将を護ることが無駄なら、ここに居る事も無駄では有りませぬか!」

…………くぅぅぅ!

【そして。史音の耳へ流れこむ白蘭の言葉】
【彼女の愚行を指摘し、自らはのうのうと逃げ出す際の言葉が】
【凶気に沈みゆく瀬戸際にいた史音を、皮肉にも現へ引き戻す】
【ベンヌの声に対して、反論も出来ず】
【少女は――剣が振り翳されるかそうでないかの所で、霊厳の元へ駆け出す】

【――とは言え、見て取れる『不調』具合は尋常で無く】
【視える者には。彼女の内を循環する魔力が、明らかに変調を来していると分かる筈だ】
【現にそれを理解し、ただ一人その理由を知るベンヌは】
【努めて隠してはいるものの、酷い焦燥にかられていた――】


【もし、霊厳が拒否しなければ】
【彼の重量を「低減」――抱き抱えるようにして、波を越すように、同時に跳躍を促すだろう】
【そうして、吹き抜ける衝撃の青嵐を切り抜けはすれど】
【その着陸は、どうにも覚束無い風であり――】
547 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/19(日) 00:35:05.31 ID:AHfSAaz4o
>>540

【公園に入ってくる客人に気づく。視線を月から入り口へと移せば少女が】
【ほにゃ顔で焼き鳥を食べていた―――――……お腹すいた、と少年は思いつつ】


え…………?


【割と近い距離で明らかに武闘派な少女は鳥皮を地面に落としており、こちらを睨んでいた】
【何故だろうか。親の仇を見る目でこちらを睨んでいる。ベンチに横たわったままバッチリと合う視線】


…………むぅ、今いくらあるっけ。


【のそり、と倒れていた身体を起こしてホットパンツから財布を取り出し、残金確認】
【ひい、ふう、みい………大丈夫だ、コンビニで焼き鳥を買うお金は十分にある】


に、二本までなら買えるよ?


【にこーっとぎこちない笑顔を向けて弁償を申し出るのであった。だって、怖いんだもの】
548 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 00:37:19.33 ID:w/wkZEC6o
>>543>>544
//了解致しました。よろしくお願いします。

>>534>>526

>>524>>526

【二人の緊迫(?)した、或いは気まずい空気を壊すように、近くの茂みからがさがさと音がする】
【茂みからまず足が、次に手が、最後に頭が出てきて、青年が姿を現した】
【彼は黒い短髪に黒色の制服のような格好をしていて、独特な灰色の瞳が特徴的だ】
【背丈はやや高めで体型は標準的。やや大きいブーツを履いている】

……えーっと

【二人の間で何度か視線を往復させ、困ったような表情を浮かべる】
【「どうしよう?」といわんばかりだ】
549 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/19(日) 00:39:30.39 ID:o4icjpHoo
【月が照らす街、皆が、寝静まる此の街】
【その街に一人男がフラフラと、行く宛を無くした子犬のようにトボトボと】
【下に俯きながら、何か、ボソボソ小言を吐きながらゆっくりゆっくり歩いている】

【黒いスーツに、黒ネクタイ、神は、短く、高い身長、ここまでであれば、一般人である】
【だがその男には、他のものが持たない『ある物』を持っていた】

【いや、担いでいた、其の男が担いでいるのは、人間の身長程もある其れは大きな十字架である】
【何故か白い汚れた布にまきつけられて、男はその十字架を担いで街を練り歩く】

「クソッ…なんだよあのクソ牧師…女と遊んでただけじゃねぇか…」
「ちょっと賭博しただけじゃねぇか…少しサボっただけじゃねぇか……」
「あのハゲヤローが………………」

【この呟きは未だまだ続くのであるが、単なる愚痴である】
【何故こんな事を言っているのかって?ーーーーーそれは此の男、今日付けで仕事をクビになったのだ】
【こう見えても一応聖職者であった、だがその女癖の悪さ、ギャンブル好き、そしてそのサボリ癖】

【少し、ちょっと等言っているが、全くもってそんな事はない、ひどすぎるのだ、その癖が】
【そんな愚痴をぐちぐちぐちぐち……吐きながら、男は月に照らされる】
【その男の背中を照らす月、男の情け無さをより一層……引き立てる物であるかは、見る物の価値観であろう】

【何処に向かうわけでもなく、只々、歩いているその男、】
【俯いていて歩いていると、言う事は、前が見えない…そういう事】

【何かに当たってもおかしく無い、そういう事である】

「流石に………サボりすぎたかね……」

「冗談きついぜ…………」

【未来は無いのだ今のままでは、生きて行けぬのだ今のままでは、そんな男がトボトボ歩いている】
550 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/19(日) 00:39:41.66 ID:+Ug0LKaV0
/銀髪の青年の方、すみません、遅れます…
551 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/19(日) 00:41:49.30 ID:4wbFRQ6wo
>>547
ほぉ、二本…?

【残りを取り落とさないよう、ビニール袋の中にあるアルミパックに仕舞い、空いた串も丁寧に直し】
【額に青筋を浮かべつつ相手の少女に早足で接近すると】
【胸倉は掴まないにせよ、至近距離に顔を寄せてガンを飛ばそうとする】

…別にさぁ、数の話じゃあないんだよ。
見てのとおりしこたま買い込んだからな、代わりといえばいくらでもあるわけだが。

【差し出した袋の数、合計4つ】
【全て同一企画のアルミパックが三つずつ入っているのが、外から見れば判別できるだろう】
【だがそれでも、不良少女は相変わらず不機嫌そうな眼力を発しながら】

俺の食事を邪魔した対価が、まさか串二本で補えるたぁ…本気で思ってねぇよなぁ…?

【Q.串二本で手を打ちませんか?】
【A.寝ぼけてんじゃねぇぞ】

【いや、もちろん全面的に非は不良少女にあるのだけれど】
【この狼少女、じこちゅーなようだ。有無を言わさぬ剣幕で指を鳴らし始める】
【さてさて、他に対価として差し出すなら…?】
552 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/19(日) 00:49:05.58 ID:RTBEjJHao
>>545

(武器を捨てた? 私の能力に気付いたのか・・・・・・)
(いや、武器も持たずに接近してくる・・・!?)

【相手から行動をおこしてくれるなら。動けない彼女にとっては好都合の筈だった】
【ところが、ウェスカの行動は全くの想定外で。彼女の予想とは、凡そ正反対】

(別の武器でもあるのか? あの服装なら、暗器の一つや二つ持っていてもおかしくは無いし)
(大鎌を振り回す腕力があるなら、肉弾戦を挑んできたとしても不思議ではない・・・)

(・・・・・・くそ・・・動け・・・動け・・・・・・!)

【力めば力むほど、その意に反して腕は止まったまま】
【ついには、握ったメスさえも握りこぼしてしまう】

(・・・・・・私も丸腰に・・・・・・!)

(不味い・・・・・・殺られる・・・・・・殺られる・・・・)

(殺られ・・・・・・・・・・・―――――――――)





―――――――――――――― えっ ―――――――――――――――




 ( どういう・・・・・・こと・・・・・・・? )



【不意に全身を覆う、温かな感触】【それと同時に、漏れてしまった間抜けな声】
【客観的に見れば、ウェスカがハイドを、優しく抱いているのだろう】
【しかし彼女には、それを認知することもかなわない】



【ただ、熱い。】
                【動悸が、また激しくなって】
   【ただ、苦しい。】
                 【呼吸が、いっそう荒くなって】
       【胸の奥が、締めつけられて】
       【体中が、バラバラに崩れてしまいそうで】

【この感覚はいいつぶりだろう】
              【自分が壊れて、自分じゃなくなるような気がした】

     【そして、あたまのなかが、まっしろになった】
553 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/19(日) 00:49:12.53 ID:KsoSgyK+o
>>550
/把握しましたー。
554 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/19(日) 00:50:21.03 ID:AHfSAaz4o
>>551

そそ、二本……って、近い近い近い〜っ!

【ぐい、と至近距離に寄せられた睨みの聞いた顔に困り顔】
【限界までベンチの背もたれへと身体を寄せて両掌を小さく相手へと向ける】


(焼き鳥好きなのかなぁ……)


【少女の言葉を聞きながら思うのはそんな事で。割と平常心は保っているのか、バカなのか】
【なんにせよ少年の中で目の前の少女は焼き鳥好きへと認定されたのだが】


邪魔してないよねっ!?なんにもしてないよねボクはさっ!
そりゃ割と大きめの声は出しましたよ、うん。でもね、わざわざ前を歩いて来たのはキミじゃないかっ!
大体食べ歩きはダメなんだよ、お行儀悪い!えっと、あとは―――――……うん、ごめんねっ!


【負けるか、とこのままでは色々と面倒になりそうなので反論してみました】
【ぐい、と逆に顔を近づけて小さく指を少女の目の前に差し出して。こちらは可愛らしく頬を膨らませて説教臭く】
555 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 00:50:47.42 ID:FjmeqGk1o
>>549

【そんな男の脇を一人の少女がすれ違う】

【人の目を釘付けにしてしまうほどの美しい黒髪を腰まで伸ばした漆黒のゴスロリ服に身を包んだ顔立ちの整った少女】
【対照的に引き立つ肌は雪のように白く、いろいろと控えめな体躯】

――おや、こんな時間に聖職者か。商売敵め

【唐突に聞こえるであろう言葉。冗談のように意地悪い声色で】
【少女の瞳には温度が無い。服と同じく、ふわふわとした足取りで月光を受け流し鋭利な刃物のような視線を楽しそうに男に向ける】
【白と黒が対称的に釣り合った少女。爪にはうっすらと鱗のような模様】

しかし、アピールにしては少々派手ではないのか…?

【身の丈ほどの巨大な十字架を男越しに見ての感想】
556 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/19(日) 00:51:25.50 ID:+Ug0LKaV0
>>535

(……。≪Justice≫、……、)

【彼が紡いだ、正義の名。思考を過ぎる言葉】
【組織員を捜す彼の目的は、加入する事なのだろうかと、、思考する。その場合、敵対する関係である事を、はっきりと示す形になる】

……、

【彼の言葉に答える為、暫し沈黙し、思考する】
【橙を向け、薄く唇を開き】

……。何も、……知らない。……僕が。……言えた、……。言葉では。……無いけれど。……
……。貴方の。……力。……呪いでは、……。無いと、……思う。……、

……貴方が。……正しい、と……思った。……意思の為。……使うのなら、……

【異形は、彼の事を詳しく知らない癖に、偉そうな事を口走り続ける】
【やがて、】

……。力は、……正義に。……

【最後に紡いだ言葉は、自信の無い含みを思わせる声音だった】
【冷たい夜を照らす月の様に、輝く銀髪。瞬きは、やがて残光となり、異形の視界と脳裏に刻み込んだ。光の一つ一つが、月光に成る】

/すみません、只今戻りました…
557 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/19(日) 00:52:04.65 ID:BhlF52Dho
>>534

【ちゃぷん、と水の刎ねる音がして、しんとした夜の森へとしみこんでいく
冷やされていく思考に、落ち着いていく心、このままでは不味い、とカンカンと脳内で警笛がなる
それでも、まあ、直ぐに行動するわけにもいかない】


カノン、カノン=ラン=パトリオット
えっと……どうしよっか、ヘイロン君――――……だよね

……あのさ、絶対に、私が良い≠チて言うまで、コッチ向かないでね
良い?ぜーったいにだからね!


【どうやら、思考が短絡的になっているのか、はたまた、焦っているのか、心なしか、言葉が子供っぽい
寸刻、貴方の脳裏に焼きついたであろう彼女の顔達は、もう少し落ち着いた言葉遣いをしそうなイメージ、とも言えただろうに
尤も、常に冷静でいれるほど、彼女は大人ではないのだが――――……】

【貴方にそう述べると、彼女はしゃがみこんでいた状態から立ち上がり、泉から出ようとするだろう
水面に広がる波紋が、微かな漣を伝えると、凪のように静かであった空間に、微かな水泡が浮かび上がって
夜月に照らされる彼女の影が、ゆらゆら、と陽炎のように、確かに揺れる】


よいしょ、っと……えーっと、確かあの岩の裏ぐらいかな
あ、ヘイロン君、あと10$狽ヲたらコッチ向いて良いよ


【てくてく、と泉の中を歩いて、岸までたどり着くだろう
まるで、四つんばいになるように、岸へと両手をつくと、思い出したように、ヘイロンへと言葉を紡いで
服を取りに行こうと、再び前へと視線を向けた――――――――刹那】

>>548

【恐らくは、茂みから出てきた貴方と、ばったり、視線が合うだろう
両手を岸辺につけて、下半身は依然として水面下にあるものの、上半身は隠すことなく曝け出されて
水の滴る微かな音が、小さく響き渡って、彼女と貴方の、微かな空白を埋めていく、だろうか】

【彼女のたゆん、とした大きな胸の膨らみが、重力に引かれて揺れているに違いない
くっきりとした輪郭も、明るい月に照らされて、微かに陰影を覗かせながらも、はっきりと浮かび上がっている
さながら、指先で触れたくなるほどに、柔らかい放物線を描いて、質感を感じさせる潤いを浴びていて
――――――――少し角度を変えれば、その先に艶る、小さな突起を確認できるだろう】


〜〜〜――――ッ!!


【絶句二回目、彼女の狐耳がパタパタ、パタパタ、も一つパタパタ
思考が真っ白になった様子で、数刻、そのままの姿で固まっている様子
――――そうこうしている内に、ヘイロンが10$狽ヲ終わりそうな時間まで、硬直しているだろう】

【もし、彼が視線を此方へ向ければ、くっきりと、今の彼女と貴方の状況が見えるだろう
――――――――そうなると流石に、不味いかもしれない、放送倫理的に】
558 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage saga !nasu_res]:2011/06/19(日) 00:57:16.09 ID:/ZjfZ7dUo
>>563

……二つ。残り、三つ
どうした、近づいて良いのか

【隊列を追う自分へ近づく為、態々後方へと向かってきた相手に】
【鎧の男は、兜の為に表情も見えず、また無感動に事実だけ理解する】

【歩いて、近づく。双方から詰めれば、間合いはすぐに埋まり】
【相手にとって十分に力を発揮できる、その間合いまで到達して】
【然し、鎧の男は、回避も防御も行わなかった】

【ぎ、ぎん。二度、金属音が夜に響く】
【聖の放った二太刀は、何れも狙った通りに顔面の装甲を捉えていて】

……良い剣士だ……良い終わりを

【仰け反る男の体。視線が降りる前の、称賛の一言】
【だが、すぐに男は体勢を立て直し、右腕をまた降り被った】
【兜越しとは言え、顔面だ。ダメージが無い訳が無いと、考えるだろう】
【本当に、ダメージは有るのか?それとも、通っていないのか?】
【表情が見えぬからこそ生まれる疑心暗鬼も、また武器なのだろうか】

【十分に近い距離である筈なのに、鎧の男は歩みを止めない】
【正面に立つ聖を、このままならばぐいと押して行きかねない程だ】
【触れれば分かるだろう。それは、まさしく砦。動かそうと考える事も無い程に思く】

………耐えてみせろ

【振りあげた剣を、そのままの軌道で、真っ直ぐに】
【鎧の男は、聖の頭上へと降り降ろそうとする】
【技術など、何も加えていない。降り降ろすだけの、単純な攻撃だ】


>>542
【誰も彼も助けよう、手が届くなら。崇高な理想だと考える】
【それを実行して、実現出来るのならば、それは何よりもすばらしいのだろう】
【今宵も、実行者が居た。称賛に値する事なのだろうが】

《………逃がすな<@ッ!!!》

【八十雛の小さな体から発せられたのは、山全体に響く程の大きな】
【『拡声器でも仕込んだかの様な』音量での、叫び声だった】

《逃がすな、この機を逃せば防備を固められる!逃がすな!》
《例え末端の一に至るまで死のうとも、敵の大将首を取り、此方の主が生きれば……》
《それは勝ち戦、任務の完遂!我等が求める至上命題!》

《焼き払えっ!!この森一切灰塵に帰せ!!》

【部下の混乱を収める為に、八十雛が与えた指示は】
【己の領地であり、己の住居が存在する、この山への放火】
【森を、自らと自らの部下を巻き込み、白天龍と彼等が雇った能力者を巻き込み】
【そして自らでは抗う事も出来ない『荒覇土』すら燃やしてしまえ、と】

【何処かで、油の臭いがした】
【森の何処かから、激しい光と熱が立ち上がった】
559 :558 [sage saga !nasu_res]:2011/06/19(日) 00:58:02.14 ID:/ZjfZ7dUo
>>546

……あらぶる、はばの、き、也

去れ。さもなくば伏せろ。さもなくば散れ

〈御言葉に甘えて僕は去るとも、ステーキは食べる方が好みだからさ!〉
〈君達も早く、死んでしまえば何を言おうと無駄な事だ!〉

【己の名を知っていたベンヌへ対しての言葉だろうか】
【名を分解して、幾つかに分けて、伝える。その意味が何のかは、今は分からないが】
【それに続く言葉は、警告では無いのだろう。それはおそらく、意思表示だ】
【自分はこうしようと思ったと、相手に伝える。こう思うからこうしろと、本当に要求しているのではない】

【広がる衝撃波に対しては、下がれば十分な対処になる】
【それを知っての事か、嗅ぎつけての事か。射程外に逃げた白蘭は、やはりのうのうと其処に居て】
【だが、普段の様な笑顔はそこには無い。彼の生まれだという氷の国の、寒空を頬に張り付けた様】
【霊厳は、抱えられた瞬間こそは驚いたようだが、移動させられる事に抵抗はしなかった】
【隊列は進み続ける。事この段階に至れば、もう他の脅威など脅威にもならず】


>>ALL
【八十雛の命令を受けて、手勢が火を放ったのだろう】
【薄暗い森はたちまちの内に、炎を灯りとして昼の様な視界を開く】
【隊列の後方では、聖が鎧の男と一対一で向かい合っており】
【隊列戦闘付近に白蘭、史音に運ばれた霊厳】
【中程に、命令を出したまま立ちつくす八十雛、それを庇った森島】

【熱風と火の粉が吹き荒れ、一秒ごとに汗が流れ、体力が削られる焦熱地獄】
【だが、見えるだろうか。先へ先へと進めば、もうじき、懐かしい暗さ≠ェ待っている事に】
【森の暗さではなく、火の明るさも無い。月灯りだけが頼りの、夜道の暗さが】
【燃える木々の隙間から、数十m先に確かに見えた】


【依頼の完了まで、あと一息。それは、平地を走るのなら、十秒に満たない時間で辿り着く距離】
【燃えて崩れる倒木、呼吸を阻む二酸化炭素、それ等を切り抜ければ、その先には】

【……この戦場を共にした一人が、まだ戦いを続けている】
【それを考える事が無いなら、ゴールが待っている】
560 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/19(日) 00:59:07.27 ID:4wbFRQ6wo
>>554
【ビキビキ】
【網目状に広がる管に水が通い、張るような異音】

【説教を聞き届けた不良少女は、まず二度頷いた】
【納得したような動作だったが、なぜか少年から顔を放し、無言でベンチの下に四つのビニール袋を置く】
【中身を揺らさないよう静かに、丁寧においてから腕を払い、振り返ると】


よし、殺そう。
八つ裂きにして明日の朝飯にしてやろう。


【何がどうなってそんな結論に至ったのかはわからない】
【安直にいうと気を害したらしいのだが、相手に非はなく】

【…いや、言うまい。時として世の中は理不尽なのだ】

【…なんて納得していると、不良少女が突き出した拳が正面に見えるはずだ】
【届く間合いではないのだが、なんというか…そう、拳圧のような妙な風が、貴方をその場から押し出すような風圧が発生していた】
【姿勢を崩す事が目的のようなその一撃は、踏ん張れば耐えられないこともない】
561 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 01:05:08.72 ID:r6Xq/Lluo
>>552
【少女がメスを取り零した事にも、気付かない程に――…】
【その抱擁は、強く、熱く―――、優しく】
【白く柔らかなその髪に、小さな頭に……、…銀の髪を絡ませて、囁く】


 …ははっ、何だか生まれたて≠ンたいだな――…ハイド。
 俺との思い出、まだ上手くは思い出せない、か……?
 ――…もしかすると、複製≠フお前には思い出が残って無いのかも、知れないが。



 それでも良い――…。 これから、作って行けば良い。 …幾らでも。



【疑念は、確信に】
【ハイドという少女は、今ここに生き返った――…生まれ変わった、のだと】
【生まれたばかりの彼女に、思い出が無いのなら】
【代わりに自分が、覚えている。其れを元に、新しい思い出を作って行けば良い、と】

 【まだ、生身で彼女に伝えていなかった言葉を――…思い出した】




 ―――、――好きだ、ハイド。愛してる




【心からの言葉を、紡いだ】
562 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 01:05:51.05 ID:o4icjpHoo
>>555

【男は今日の出来事で頭が一杯一杯になっていた、突然の破門宣告】
【それはもうーーーー全ての物が崩れ落ちるかのような出来事である】
【男は心ここにあらず…そんな状態であった……その少女とすれ違ったことなど、分かることはない】

【だが……次のその少女が言った言葉、どこから後ろのほうで聞こえた言葉が耳の中に急速に入ってくる】
【『聖職者』その言語が後ろから聞こえた、『商売敵』その言葉が後ろから聞こえた】

【男はがつい今日までいた世界の、その言語】
【商売敵だと?俺は今日で破門されたんだっちゅーの!、糞が…よりによってこんな日に】
【『元同業者』と会うなど………】

「……ちょいまてーいっ!!」

【今男が一番腹がたつ物、それは『聖職者』なのである、つまらない規則など立てて、欲を捨てるとかそういう事をほざく】
【そんな聖職者が一番腹がたつものなのだ】

「おいっ…!あんた今何ーーーーーーーーーーーーーーーっ………………………ん?」
「んん?」

【その声が聞こえたほうに歩きながら、男は叫ぶのだ、そしてその声の発信者の姿が露になる】
【少女であるが、顔立ちが整っている、その白い肌……男は思うのである】

【こいつはーーーーーーーー………将来期待ができるぞっ!……などと訳の解らんことを……】
【男は無類の女好き、そんな厳しい視線も、意地悪いその声も女であれば何でもいい!とそう思いながら】

「やぁ、こんばんは、月が綺麗だね」

【その言葉である、先の怒りの言葉を途中で封切って、男の口から出た言葉は、この言葉である】


563 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/19(日) 01:07:22.76 ID:KsoSgyK+o
>>556

そうか……
知らなければ仕方がない、この事は他を当たるとしよう

【彼女はJusticeの事を知らないとの事であった。】
【たとえそれが表面上の嘘であったとしても、彼は気にはしないだろう】
【そして、その力強い視線を彼女に向ける。】

ああ、俺の力は呪いなんて大層な物じゃない
別にもう気にしている事ではないからな。

【過去の彼は呪いに取り憑かれているようだったが】
【現在の振り切った素振りを見せる彼には呪いなんて物は無くなって】

ああ、この力で何ができるのかはまだ分からないがな…
できる事をやるだけだ。

【彼は自分の手のひらを見ながらそう語って】
【彼の体が一瞬脈動する。彼の体の中から何かが硬化する様な音が聞こえ―――】

そう言えば、名を聞いていなかったな。
俺は十拳丸だ……――――――――。

【自分の名前を彼女に聞こえるかのように言って】
【劇場の方へゆっくりと歩みを進めていくだろう】
564 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/19(日) 01:10:38.82 ID:AHfSAaz4o
>>560

【……………………しまった!】


えー…………そうなるかぁ……………。


【心底残念というか、乗り気で無いというか、落ち込んだというか】
【少女の挙動を見届けた後、耳に届いた言葉を聞いてため息交じりにつぶやいた】

【困ったな、と腕を組み思案に耽る。明らかに自分は悪く無いのではないか、と】
【しかしそんな理も通じなさそう。既に相手は臨戦態勢――――即ち、戦う気満々であり】


わわっ、わっ―――――あいたっ!


【拳が突き出されたと思いきや、風圧が少年の矮躯を襲う。ごちん、と後頭部を背もたれに強打】
【盛大に悲愴な叫び声と共に悶絶し、うめき声を上げ――――じろり、と上目遣いに睨みつける】


杏菜ちゃん怒ったもんねー……理不尽な事は嫌いだよっ!
ウンディーネ、ノーム――――BANG!BANG!!


【とん、とベンチから降りて右手で人差し指と中指を立てて、ピストルの形を作る】
【「BANG」と言う掛け声と共に放たれた水と土の妖精は一目散に少女へと空を走る】

【半溶解した人型の水の妖精は瞬時に蜘蛛の巣状となり少女の顔面を濡らし視界を悪くしようと】
【土竜の土の妖精は少女の土手っ腹めがけて、鉛のように硬化した身体をぶち当てんとしていた】
565 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 01:14:17.95 ID:hK5AXMHSO
>>548>>557

えと、カノンさん、ですね。よ、よろしく。

【そのまま座りこみ、目を塞ぎ】

えと、はい、分かりました。

いーち、にーい、さーん、しーい……

【秒読み開始】

【この間少女と青年の間に起こっている事に気づくはずもなく】

ごーお、ろーく、しーち、はーち、きゅーう、じゅーう…
もういいかーい……?

【言われた通り10数え少女の方を向いてしまう】

【ここで初めて青年に気づき】



あ……えーと……すみません!ごめんなさい!
(どーしよ……ていうかあの人誰……?)

【数秒硬直し、また身体を反転させてしまう】
【ちなみにこの数秒間、改めて少女をまじまじと眺めてしまう】
566 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 01:17:53.00 ID:w/wkZEC6o
>>557>>565

あー……

【岸に上がってきた少女と視線が合い、僅かな間沈黙が流れた】
【その後に、暢気な声を出しながらゆっくりと目を閉じ、すぐに自分の着ている服の上着を脱ぎ、目を閉じたまま少女に被せようとする】
【少しは身体を隠すことがこれで出来るだろうか】
567 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/06/19(日) 01:19:08.61 ID:dB6G48Rg0
>>559

「(荒ぶる脛の巾、金――荒ぶる、蛇の鬼………いや、)
 (私がそんな事を考えておる場合では無い――)」

【光が眸を焼かんばかりに照り、夜を喰らい尽くす】
【逆巻く炎の熱さは、いくら史音とて無事では返すまい】
【『雨』と舞う火の粉が肌に触れる度、言語化する手の無いような息が零れた】
【ベンヌも、思考のノイズを脳裏へと仕舞い込んで】

 【敵が「至上命題」を定めてくれたのは最後の活力になった】
 【それを妨害しているという実感が有るから、行動への疑問は薄らぐのだ】

……はぁ、ハッ、ぁ、ぁあッ―――!!

【能力で、より屈強そうな男―ロロケルム―を運び、逃げ果せた実績がある】
【自分の魔力が空騒ぎしているのは分かるけども、それは荒覇吐のせいと思い込み】
【ベンヌの言葉のまま彼女は。全身全霊を以て馳せた】
【力の枯渇と炎の拡散、どちらが先か――】


【結論から言えば、闇の中への帰還は成功するだろう】
【深く開かれた漆黒の口に。炎の領域の外へ、三人は脱出する】
【炎の侵掠からも、荒覇吐の凄絶たる蛮勇からも】
【逃れるための、一定以上の猶予を得られるだろう場所へ――】

【能力を解除した史音は、巻きつけていた腕を剥がし】
【酷く憔悴した様子で、その場に一度両の膝と掌を付くであろう】
【――まさか、伏兵など居はしまいか……?などと】
【此処に至ってさえ、ベンヌは目であり身体である石を光らせ続けていた】
568 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/19(日) 01:22:17.94 ID:RTBEjJHao
>>561


―――――――――・・・めろ・・・・・・


【なにもない、空白の意識の中に】【ウェスカの言葉が響いて】【満たす】


―――――――・・・止めろ・・・――――――


【息が出来ない程に苦しい。痛い、心臓を貫かれた様な痛みが襲ってきて】
【空っぽのはずの身体の奥から、止め処なく奥から湧き出てくる "これ" は何?――――】


【感情なんて、自分にはある筈がない】 【決して、あってはいけない】

・・・・・・止めてくれ・・・・・・・・・こわれる・・・・・・・・・

【感動なんて、自分に出来る筈がない】 【決して、してはいけない】

・・・・・・ " わたし " が、こわれてしまう・・・・・・・!!

【好きだと言われて、嬉しいだなんて】 【決して―――――――――――】



・・・・・・止めろォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!






【動かなかった筈の両手で、ウェスカの胸を突き飛ばす】

【慟哭にも、悲鳴にも似た叫び声。その反響が消えないうちに、入り口に向かって駆け出す】
【今走り始めたばかりなのに、もう肩で息をしている。"能力"のお陰で、逃走は苦ではないが】


【胸の痛みは、どうしても消えないから】【一刻も早く、彼のもとを去りたかった】
569 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/19(日) 01:22:33.78 ID:4wbFRQ6wo
>>564
俺の巡回コースに陣取ってるお前のほうが悪いんだろ!

【自己中理論全開でバックステップ、距離を取る不良少女】
【一方的にぶん殴ろうとしていたらしいが、発動する異能に、相手が一般人ではないらしいと気取る】
【ジト目が、相手の魔翌力を探ろうと金色に染まる】

…俺はな、名前で自分の事呼ぶ奴が、

【包帯を巻いた左腕で、顔面に飛んできた水の網を咄嗟に受ける】
【接触の瞬間、肘から指先までを木の根のような紫の光が伝うだろうけれど、すぐに消え去る】
【本人は気にしていないようだが】

大嫌いなんだよっ…!!!

【腹部、向かってくる土の弾丸は右手で受けた】
【掌を開き受け止めるような形だが、衝撃は相殺しきれず腹にも到達する】

【地面に後退の跡を刻みながら、体が少々位置を下げられて】
【つばを道端に吐き捨てる様子は、まさに堂に入った不良】

【右掌の弾丸を捨て去り、手首に鎖の腕輪が現出する】
【垂らされた先端は小さな鏃が取り付けられていて、投げて突き刺す用途にも使えるようだ】
【それをぐるぐる振り回すと、一回転ごとに鏃が大きくなって】

【三回転で、大体三十センチほどの『錨』となる】


俺の腹の虫が納まるまで…運動だっ!


【回転させたままの勢いで、真っ直ぐ少年の右腕を狙い投げつけた】
【回転の予備動作があるから避けるのは容易いし、先の弾丸よりも弱い程度の威力だ】
570 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/19(日) 01:23:45.59 ID:ex242cano
>>558>>559


【――八十雛の言葉には、驚きこそすれ、怒りは湧かなかった】
【…、…きっと、『慣れている』のだろう。 伸ばした手は、届かない事の方が多い】
【其の驚きも、直ぐに消えて。 ――、一瞬、彼女を振り向いた表情は、どんな物だったろうか】



……、……気が済んだら、逃げて下さい。



【「こんな物」で、如何にか出来る相手ではない――】
【彼女に言葉を告げ、其れでも尚、動かないのなら……、『鳩尾』の辺りへ、射出する棒=z
【避けたのならば、動く切欠には成るかと。そんな、淡い希望を抱き】
【……、彼として一番理想的なのは、『気絶する』事なのかも知れない。運搬が可能だ】


(…、…あの人――、クソっ。)
(此れだから……、取り敢えず、隙≠作って)


【――、頭が、少しくらくらする】

【『熱さ』の方は其れこそ、問題無い。 ……、司る&ェ野だ】
【問題は二酸化炭素の増加と、酸素の減少。 人間として生きている限り、仕方が無い】
【それでも――、『普通の人間』よりも長くは居られると踏んだのか――、】





――、―……っ。 ――、もう十分です!! 残っているのは貴方だけですから!!




【言葉で、戦士が止められれば一番なのだろう――】
【だが、其れが難しい事も十分に承知している。……、生成するのは、棒=z
【爆破によって射出し、狙うのは『荒覇土』の「横」だ】
【…、…双方の集中をどうにか逸らせないか、と。 届かない理想に彼は苦慮していた】
571 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 01:25:07.96 ID:FjmeqGk1o
>>562

【男の大きな声にビクッと身体を震わせた少女。ついでに髪の毛がソワソワと動いた】
【まるで固有の意思を持つかのように、すぅ、と音も無く。眼の錯覚かと思われがちだが、確実に少女の髪の毛は動いた】

――うん?

【男の「んん?」に呼応して、少女も同じく首を傾げた】
【聖職者に対する反応。自分を見た時の反応】
【男の反応に違和感を覚えつつ、どこかで会ったっけ? などと頭を回す】



【月が綺麗。いや、まぁ、それはそうなのだけど】
【なんだろうすごく人が豹変したような】

そうねぇ。綺麗ね。――まぁ、私はアイツのことはあまり好きではないけれどね。

【なんか見下されてるみたいで好きになれないのよね。と付け足した】
【簡潔におまけを付けての返答。アイツ≠ニいうのは月のことだろう】
572 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/19(日) 01:30:41.81 ID:+Ug0LKaV0
>>563

【言葉を聴き、彼に、謝罪する。役に立てなかった己が悔しく、腹立たしく感じた】
【彼が向ける、翡翠の力強さ。視線を受け、寂しげな感情の混じった、緊張した表情で返しただろう】

……。きっと、……負けない。……

【紡いだものは、彼の明日を願う意思が込められていた】
【脈動した体と共に、硬化する様な音が、異形の鼓膜を震わせ。驚いた様子で、瞳を見開いていた】

……。十拳丸、……

【芯のある精神を持つ者が、名乗る事を許される様な、力強い名だと思った。想いの為に、自分の力を行使する、その様な印象を受けて】
【いつまでも、異形の脳裏を離れないであろう、彼の名を聞き。再度、口元を緩め、開いた右手を軽く挙げた】

……。夢幻檸檬。……、

【告げたものは、気味の悪い名だった。異形も名乗り、頭を垂れ、上げた顔も、やはり嬉しそうなもので】
【劇場へと歩みを進める彼を、オレンジの双眸で追う】
573 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/19(日) 01:31:21.39 ID:BhlF52Dho
>>565-565

【きゅぅ、と引き締まったお腹のラインは、帯を巻くと映えそうなぐらいに、滑らかで
突き出されたお尻は、小ぶりではあるものの、掌に収まりそうなぐらいに、纏まっている
艶やかな背筋のラインを修飾する白銀の髪と、そこから零れ出る狐耳が――――……その、身体のためもあってか
作り物の彫像のように、感じられるかもしれない】

【ヘイロンの言葉に、我に返り、今の状況を、静かに思考し始める
――――どうしようか、このまま服を着れないと、痴女として彼等の記憶に残ることになってしまう
それだけはどうしても避けたい、とぎゅぅ、と心の内を締め付ける、羞恥心】

【七色に光っては消える、心の変化を、そっと押しとめるのは、青年の行動
ふわり、と彼女の上に被せられる、暖かい、絹の感触
一体どういうこと、と視線を向けてみれば、言葉を為さずに行動する、彼の姿】

【何だかとっても、焦っていた自分が――――……恥ずかしく、感じられれて
有難う、と小さく言葉を紡ぐと、ぎゅぅ、と両手で青年の上着を握り締めて、たたた、と水辺から上がり、服を取りに行く】


……二人とも、もう良いよ、ごめんなさい……余計なお世話かけちゃって
てっきり誰も来ないと思っててから……だから、すっごく反省してる、から……忘れてくれる、と嬉しいな――――……


【てくてく、と二人の下へ歩いてきて、彼女はそっと、言の葉を紡いだ
紅いキャスケット帽に、白銀の長髪を腰の辺りまで伸ばし、横髪の中からもふもふっとした狐耳がぴょこん
赤色の大きめのマントをマフラーのように纏い、翠のビキニの上に白のパレオを纏った――――……そんな姿で】

【恥ずかしいのか、きゅぅ、とほっぺたを紅くしながら、そっと、付け加えるようにそんな事を伝えると
青年から受け取った上着を大事そうに折りたたんで、両手で抱えているのに目が止まるだろうか
水上がりの彼女にかかったのだ、ぐっしょり濡れているのが窺えるだろう】


――――っと、改めて自己紹介、カノン、カノン=ラン=パトリオット
宜しくね、二人とも


【恐らく、彼女を含めた三人は、水辺の小さな原っぱに座っていることだろう
彼女はぺたん、と両脚をMの字に曲げ、座り込むと、そう親しげに言葉を紡いだ
うっすらと浮かび上がる微笑が、彼女の整ったりんとした表情を崩し、ほころばせる】

【短い腰布のようなパレオの裾から覗く、素足は依然として、水に濡れたようにぐっしょりと湿っていて
パレオの前をぎゅっと隠すように置かれた両の腕も、綺麗に水を浴びているようだ】
574 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/19(日) 01:34:25.64 ID:OTXxxflr0
>>558

【ダメージを受けていないかのような素振り】
【効いていないのか】【効いているのを耐えているのか】
【聖は一瞬迷う】

(十度叩き込んだのにもかかわらずこの様)
見事は御主でござる。

【だが持ち直す、効いているかいないかなどは問題ではない】
【そんなものは全力を出し切ってからのこと!】

終わり?

【振り下ろされる巨大な刀】
【かすりでもすれば皮膚ごと持っていかれるだろう一撃を】
【防ごうなどとは思わない】

【体を半身の姿勢にすることで回避をする】
【刀は体を叩き割ることなく、鼻先の一寸前を通り過ぎる】
【地面に叩きつけられた刀は轟音とほこりが舞う】

生憎、拙者の既に”終えている”、死んだ身でござる。
拙者は屍使いによってこの身を得たのでござるよ。

【異様な怪力も、ダメージの軽さも】
【死んだ体でこそなせる技】

【そういう顔は無表情で、声も物静かだが】
【どこか、自虐的だった】
>>559
・・・・・・・・・・・なんということを。

【無表情に、しかし確実にあせる聖】
【自分はいい、しかし気がかりなのはほかの人々である】

>>570

【森島の制止の声が聞こえる】
【だが聞こえたところで】

すまない
この者を捨て置けばいずれどこかで犠牲が出るやもしれぬでござるからな。

【やはり、逃げるつもりはないらしい】
     
”鯉昇流”

【鎧武者にぎりぎりまで近づき、左手の鞘を胸の辺りに突き立て】
【刀を高速で”納刀”した】

     ”激流”

【これは高速による納刀による鎧通し】
【その衝撃は文字どうり鎧のみを突き抜け、内部を攻撃する!】
【どんなに強固でも鎧通しの前では無きも等しい!!】

【だがこれには厳しい条件がある】
【突き立てた鞘がぶれないことである】
【わずかなぶれでも起きれば、衝撃は分散し、多少の痺れを与えるだけとなる】

   はぁ!!!

【己に喝を入れ、自身を鼓舞するその様は】
【まさしく侍に見えよう】
575 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 01:36:24.92 ID:r6Xq/Lluo
>>568
【不意に胸を突き飛ばされ、長躯はいとも容易く揺らいだ】
【暗い赤の瞳を揺るがせて――…、駆け出した少女を、追おうとして】

 【――腰でも抜けたか、へたり、と。ウェスカはその場に座り込む】



 …ハイ、ド――…?



【「わたしがこわれてしまう」、その言葉が耳に残った】
【――…次いで胸を突くのは、酷く切ない思いばかり】
【抱き締めた感触だけが、彼に遺され―――…】


 「ぶっ! 先輩フられたんすか!?
  押しが弱いんすよ先輩はー! おまけに腰まで抜かして、どこぞの乙女じゃあるまいし!!
  あそこでドバーと押し倒sあぶふぇっ!?!?」


【どこに隠れていたのか――、ゴキブリのように湧いて出た後輩に】
【足元で鈍く光っていた≪No.15≫のプレートを、顔面目掛け思い切り投げつけた】

 【さながら、八つ当たりのように――…】
 【二兎追う物一兎も得ず、そんな言葉さえ浮かんで来て】
 【アクアブルーの瞳の少女も、エメラルドの瞳の彼女も―――…】
 【 ――…遠く遠く離れたような、そんな切なさを覚え】


/この辺でしょうか、乙でしたー!
/あと1レス程続くかも、
576 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 01:39:36.86 ID:o4icjpHoo
>>571

【大声を上げて近づいたのだ、少女が、男の大人に叫ばれて、体を震わすのは自然なこと】
【だが………その自然な動作の中にある不自然、どう見ても、髪の毛が動いたのだ】

【まるで生きているかのように、固有の意思をもつ別の者かのように】

「……まぁ良い、」

【その減少を不思議に思ったのか暫く考える、そして何故かそんな言葉を言ってしまうのである】
【何が良いのか?ーーーそれは少女の髪が、その綺麗な髪が蠢くことが気になったが、まぁ今は良いや!そんな所である】
【後さき考えず、とにかく目の前にいる少女であり女のほうが、男には重要であったのだ】
【そういう事を考えているから、口に出すつもりも無い言葉を口に出してしまうのだ】

「ああ…そうだったのか、実は私も月が嫌いでね……」
【調子がいい男とはこの事である、意見をコロっと変える、態度をコロっと変える】

「…それはーーーーー多分…君を妬んでいるんじゃないかい?ほら…」
「君は月より美しくあるからねぇ」

【先程までの暗い印象とは豹変し、爽やかな笑みを零して、そんな事を言ってみたりする】

【そして今更なのではあるが、少女の行った言葉が気になりだす『同業者』とその言葉に】

「ああ…あと同業者って言ったけど……君の聖職者なのかい?」

【なんと図々しい、君も……男はすでに聖職者ではないのだ、君もとは無いだろう…君もとは…】
577 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/19(日) 01:41:02.15 ID:AHfSAaz4o
>>569

陣取ってないし!陣取って……いや、うん……此処最近は野宿とか言わせるなっ!

【自己中理論に対して正当な反論+悲しい諸事情を交えた】
【金色に染まる相手の双眸を見て背筋が薄ら寒くなる――――恐怖で無く、それは?】


一人称が”俺”な女の子のが杏菜ちゃん大嫌いだしーっ!
って、受け止めたぁ!?うわぁ、なにその武道家っ!こわっ!


【包帯を巻いた左手で水の網が防がれたのは良い。元より期待はしていない】
【紫の光が一瞬見えたが、その後の出来事の方が驚愕だ――――まさか、受け止められるとは】

【左手を濡らしているであろう水の妖精はそのまま停止。唯の水へと擬態中】
【対照的に土の妖精はもがもがと暴れていたが、ぽいっと捨てられて憤慨した表情だ】

【息付く間も無く少女の手に鎖の腕輪が現れ、先端の小さな鏃が一回転毎に肥大し】
【三回転目には30cmの錨となり――――そのまま遠心力を味方にこちらへと投げつけられた】


うわっ――――――あぁ、もうっ!付き合ってあげるよ仕方ないなぁ!


【右腕を突き刺さらんと走る錨を寸での所で横に跳び躱すも、軽く皮膚を掠り小さく血が漏れる】
【むすっとした表情で二匹の妖精を操作。土の妖精は地面へと潜行を始め姿をかき消した】
【少女の左手を濡らす妖精はピクリと動き始め、瞬時に左手首へと細い水圧を当てようと動き出す】

【左手を振れば容易に水の妖精は降り落ちるが、そのままにしておけばウォーターカッターと化したそれは動脈を掻っ切るだろう】
578 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/19(日) 01:43:21.00 ID:uvv5cYZFo
>>572

夢幻…檸檬、その名前しっかりと覚えておこう

【彼女から聞いたその名を忘れないように記憶に止めて】

そんなに警戒しなくてもいい、きっとお前は悪≠ナはないのだからな。

【彼女が見せるどこか落ち着いた優しい雰囲気は機関員という事を感じさせず】
【姿形が異形であったとしても、心の内は暖かいと彼は感じ取って】

今日もいい夜になりそうだ。
それじゃあ俺はそろそろ行かせてもらおう。

【彼は彼女に別れの言葉を言い渡すと、立っている場所から劇場は端の壁の方へ跳んで―――】
【月光を浴びて輝く彼の体は、闇へと消えて行くだろう。】

//ありがとうございましたー!
579 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 01:46:22.00 ID:hK5AXMHSO
>>566>>573

【しばしの静寂】
【その間の青年と少女のやり取りには気づかず】

【しばらくして、聞こえてきた少女の台詞】

えと、つまり、振り返って良いって事…?

【確認を取りながら少女の方に振り向く】
【ちゃんと服を着ている少女の姿を確認、ホッとしたような、少し残念なような、なんとも微妙な表情になる】

えっと、僕はヘイロンっていいます。
改めて、よろしく。

【少女に倣い、二人に軽く頭を下げつつ名を名乗る】
580 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/19(日) 01:51:11.23 ID:RTBEjJHao
>>575

【ずきん】
【頭が痛い。頭の奥底で、何かが私を苦しめている】
             【ずきん】
【胸が痛い。胸の内側で、何かが私を傷つけている】
      【ずきん】
             【ずきん】
【痛い。何も考えられない】
        【ずきん】
    【――――或いは、考えざるを得ないから、痛いのか】
         
                          【ずきん】



 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ウェス ・ ・ ・ ・ ・ ・ カ ・ ・ ・ ・ ・ ・



【何度も、何度もその単語を反芻しながら】
【ひたすらに走り続ければ、その姿が消えるまでは僅か】

【"彼女"と、"彼女"。同じ故に違う彼女は、ウェスカをどう捉えたのか】
【その答えも抱えたまま、白い影は闇に溶けていった】


/ではここまでと言うことで、お疲れ様でした!
581 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage saga !nasu_res]:2011/06/19(日) 01:52:53.81 ID:/ZjfZ7dUo
>>567
【炎から逃げて、森の外】
【そこまで辿り着き、熱気の無い空気を取り込んで、周囲の景色を確かめれば】
【遠く、と言っても然程遠くはない場所に、海の有る街が見えるだろう】
【ここから先は、別な領主の土地。何処とも険悪でなく、仲の良くない中立地帯】
【家々の灯りが、小さく揺れている】

「………ふいー………」

【炎から抜けたその場所では、白蘭がぺたりとうつ伏せに倒れていた】
【顔だけは持ち上げたその様は、まさに四足の獣がダレている時の姿勢そのままで】
【余程熱かったのか、舌を出して体温調節の真っ最中】

《おお……文明の灯りが見える、街の光が……》
《一日と離れていなかったのに、なんと懐かしい事か……》

「………伏兵はゼロ。いーや、獣さえゼロ……安全地帯、かな」

【風森の領土から抜けた、伏兵の気配は周囲には無く、人狼の鼻に届く臭いも無く】
【後方、燃え盛る森を抜けての追手など、誰もいなかった】

【一足先に戦地から抜けて、ここだけは静かだった】


>>570

『……逃げる。何処へ?』
『何処へ逃げる、何処まで逃げる、逃げるだけならさぞ楽だろ。と』

「喧しいわ、偽者≠ェ……一辺で良いから面ぁ見せい」

【森島が、気絶させる為に加減して放っただろう筈の棒】
【それが八十雛の腹部へ命中すると、それは体に突き刺さり、容易く貫通した】
【だが、其処から血は流れない。倒れもしない】
【何時の間にか、朝顔も其処に居た。貫通した棒を踏み下げ、八十雛の胴体を切り開く】
【その中には、肉も内臓も無い。幾つかの骨と金属のワイヤー、それに術式を描く朱が有るばかり】
【これは人形だ。極めて精巧に作られた、人の様な人形だ】

「……こんだけやったら、向こうも結構死んだやろ。こっちの被害は二人っきりや」
「ささっと逃げるで、死亡手当て払わされたら叶わんからな……」
「言うておくけど……この程度の火なら、あれ≠ヘ殺せへんよ」

【炎に幾らか焼かれたのだろう、煤を顔に付けた彼女は】
【木々が倒れて道を塞ぐ前に、先に逃げようと走っていく】
【最後に森島を呼んだのは、どういった理由か】
【人間、気紛れに理由など求めるのが間違い、とでも言おうか】
582 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/19(日) 01:54:38.70 ID:4wbFRQ6wo
>>577

俺を女扱いしてんじゃねええええええええええええ!!!
もう許さねぇ顔面整形してやるっ…!!!


【ツボというか、心理的急所を突いたらしい。いきなり叫ぶ不良少女】
【金の眼は人間離れした細い瞳孔で、感情に合わせて鋭く絞られる】
【今の一瞬で一本線にしか見えなくなったけれど、攻撃がカス当たりになったのを見ていくらか冷静になる】

【そのまま、右手を外側へ一瞬流すと、すぐさま相手のほうへ押し戻す】
【伸ばされた錨は、既に只の鏃と戻っていたけれど、それに操作が伝わり鎖がしなる】
【鎖鞭による薙ぎ払いだ、打点が高く射程が長いため、距離を取る選択は悪手であろう】
【だが鎖そのものはたいした攻撃翌力はない、命中したところでダメージは青あざ程度だが】

【ダメージはともかく、命中すると錘が貴方に巻きつこうと襲い掛かるはずだ】
【その真意は拘束と、推測できるか】

(……!?)

【その間、投げ捨てたはずの岩が地面にもぐったのを視界の端に見た】
【左腕に這っている水もおかしい、生きている?】

ちぃっ…!

【ナチュラリストかぶれかと思いきや、そうではないらしい】
【包帯を裂き、手首の表面を切り裂いた時点で、左腕の水を振り払った】
【瞬間、再び紫の線が左腕に浮かび上がる。どうも水の動きに反応しているようだけれど…?】
【不良少女も違和感に気付き、払った後左手を見る。線は消えていた】

【切断面から包帯に血が染み出していくけれど、現状それだけ】

(…なんだ?)

【異変、本人も、理解しかねているよう】
【攻撃に成功して拘束されていても、避けられていても、その疑問が表に出た瞬間は、紛れもない隙】
583 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 01:55:40.46 ID:FjmeqGk1o
>>576

【少女の髪の毛はソワソワと動き、目の前の男に見られたことを不味いと思ったのか何なのか唐突にその動きを止めた】
【そして、目の前の不理解な出来事を流そうとした男をあざ笑うかのように、それはまるで男に軽い会釈をするかのような動きだったのだけれど】
【少女の髪の毛、その後ろ右側。少女からは死角の位置。肩口から先が、ひょいと持ち上がり、毛先を振った】
【そして、また何事も無かったかのように、ストンと落ち、動かなくなった】

私を妬む…、か。私が妬んでいるのかもね。
自分が嫌いな相手には嫌われ、自分が好きな相手には好かれる。
他人は自分の鏡とするのならば、月に嫌われている私が月に嫌われるのも頷けるわね。

【いや、意味が分からん】
【だが、少女は納得したように、うんうんと頷く】
【確かにその黒に黒を重ねたような美しすぎる漆黒の髪の美しさは最早、言葉で語ることは不可能であり】
【あまりに幻想的で神秘的な光景や風景に人々が心奪われるように、見る者の心を奪うほどの美しい髪(自称)≠ナはあるが】

同業というよりは、敵ね。

【ハッキリと言う。同業ではないのだ。何故なら】

ウチはお寺だから。

【宗教が違うのだ】

【少女は敵と言い放ったが、多分、敵ではないのだろう】
584 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 01:56:39.23 ID:w/wkZEC6o
>>573>>579

【少女が着替えている間、少年に話しかけたりもせず大人しく待っていた】
【上着の下には白いYシャツ。今は上が白で下が黒、という格好になっている】
【腰あたりには鈍い鉄色の短い棒のようなものがある】

【少女が戻ってくると「おかえり」とまず声をかけた】

さっきのような展開は僕には似つかわしくないからね。せめて彼のような少年を相手にすべきだよ

【”さっきのような”というのは岸に上がったところでばったり出くわしたことを言っているのだろう】
【注意のようにも冗談のようにも聞こえる声色で、青年は近くにいるであろうヘイロンに指を向けながら返事をした】

自己紹介の流れ? 僕の名前はルイス。言い辛いのか何なのか、スを無くしてルイとよく呼ばれるよ
よろしく

【二人に合わせるように自己紹介をし、にこりと人の良さそうな笑顔を浮かべた】
585 :581 [sage saga !nasu_res]:2011/06/19(日) 01:57:16.18 ID:/ZjfZ7dUo
>>574

……人なら尚、良し
人に在らざるならば……

……死の無いもの程、つまらぬは無し

【生きている者が、死の恐怖を乗り越えて戦う事と】
【死んでいる者が、それを武器に戦う事】
【結果だけを外から見るなら似ている様で、本質は全く異なるそれらを】
【兜の下、鎧の男は何と見たのだろうか】

【「四」と呟いたが、男の腕が振り上げられる事は無かった】
【剣を持った右手は、地面と平行にされたまま、背中まで回されて】

【聖の放った技、鎧を貫く衝撃。これもまた、完全に決まった筈だ】
【鎧の男は一歩も動かず、その場で攻撃を受けた。ブレる要因は外には無い】
【にも関わらず、やはり鎧の男は、そこに立っている】

……………………屍、か

【言葉を発するまでの間が、明らかに長くなった】
【呼吸はしているのだろう。ひゅう、ひゅう、と風の音が、鎧の隙間から聞こえる】
【だがその呼吸も、生命活動の為ではなく、飽く迄声帯を震わせる為だけのもの】

【効いていないのか?いや、違う。先程の攻撃も、今回の一撃も、通用している】
【ただ、鎧を差し引いても馬鹿げて打たれ強く、重いのだ】
【内部では、人間でいう心臓や肺の位置に、衝撃が伝わっているのだろう】
【こ、と息を吸い込む音。笛の様に、鎧が鳴って】


>>574>>581

……森が、焼け落ちる。

……山が燃え尽きる……

【ずん】
【重苦しい足音が、一歩引きさがった】
【剣は相変わらず、平行に構えてのままだ】

【兜の向こうの紅い目二つが、そこに居る二人に向けられて】


……死ぬか。残り二太刀か。選べ

【鎧の男、『荒覇吐』は、初めて他者に意見を訊ねた】
【既に、森には炎が燃え広がり、まともな生き物は残っていない】
【もうじき、酸素は付き、燃えた木々が倒れて、地を埋めるだろう】
【その時に森の中に居るならば、生者は死を、死者は火葬を免れない】
【『荒覇吐』は、初めて人間に問う】
586 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/19(日) 01:57:25.24 ID:+Ug0LKaV0
>>578

【彼の言葉に、照れるそれにも近い、戸惑う様子を見せる。一度口篭った後に、ありがとう、と礼を紡いだ】
【彼が去る背に、またいつか会いたいという意の含んだ言葉を掛けるだろう。異形も、白い肌に光を映す】

……。十拳丸、……

(……力。……、)

【月の光を受ける身が、闇に溶け込む瞬間を見届ける。この後も、夜を歩く彼の姿を、想像した】
【まだ、夜更けは遠かったが。銀と、想いの翡翠を想起する為に、今一度、眠る事にした。冷たい石を背に、瞼が重くなって行く】

/お疲れ様でした、ありがとうございました…!
587 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/19(日) 02:09:43.68 ID:BhlF52Dho
>>579>>584

【ルイの言葉に彼女はそっと、微笑を揺らした
冗談めいた、そんな思いを孕んだ言葉は、妙に耳に心地よく流れていく
耳障りの良い、そんな甘い言の葉を、舌先で溶かして、中に在る貴方の思いを汲み取ろうとする】


……だったら、アレが大人の対応ね――――……まあ悪くは無かったし、嬉しかったけど
あ、コレ、濡れちゃったけど、どうしようか……今乾かすことも、できるけど……


【ふふ、と彼女はルイが彼女に上着をかけた時の様子を思い出し、表情を揺らす
そして、そこまで言葉を紡いで気づいたのか、両手で握っていた、貴方の上着へと話題を向ける
ぐっしょりと濡れているソレを、今乾かす――――何かしらの、特技でも持っているのだろうか】

【三人の合間に吹く風は、仄かに冷たさを増してきて、夜の深さを告げるように、静かに森が歌う
水の刎ねる音は最早残響も聞こえずに、凪の訪れを知るには、夜の静けさはぴったりな様子
肌に感じるであろう涼しさは、ここが水辺の原っぱであるから、だろうか】


……ヘイロン君に、ルイ、って呼べば良いのかしら?
ところでさっきから気になってたんだけど、二人とも、こんな森の中に何しに来たの?

てっきり、誰も来ないと思ってたから……まぁ、あんなこと、してたんだけど……


【年下の、一つ二つ後輩のように感じられるヘイロンには、親しさと呼びやすさを込めて、君付けしたのだろう
ルイにはその様子から、同い年のように接するためか、そのように呼び名を決めた
時折彼女の視線はヘイロンの、その翼へと移動するのだが――――……尋ねたのは、また別の事実】

【そして同時に、貴方方の脳裏に、微かな疑問が沸くかもしれない
彼女が問いにするほどに、ここは人の行き来が少ないのだろう
ならば、彼女が此処にいるのも、可笑しなことであろう――――と】

【――――ひょっとすると、悪人、である可能性も無い、わけではない】


……んー……すっきりしたぁ……ぅ……


【色々とあったが、サッパリしたのだろう、彼女はぐぐーっと大きく伸びをして
ピクピク、と狐耳をはためかせながら、その心地よさを、貴方達に強調するだろう
――――……恐らく、彼女がこんな所に居るのも、その耳が関係しているのであろうか】
588 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/19(日) 02:10:40.24 ID:ex242cano
>>581>>585


【そう言えば――、人形遣い≠ニ言っていたか、と思い出す】
【別段、驚くことでも無い。 …、…問題は、『本人か如何か』では無かったのだから】
【もっと根本的な何処か――其れが、彼にとっては『重要』で】


 ……、…逃げないで死ぬのは、もっと楽です。


【 ―― ごく小さな嘆息と共に、呟き 】


【聖を助けようにも、既に自分に出来る事は無い――】
【本人が拒否している。 其れに、『酸欠』の兆候が出始めた様な気もして】



――――……、…えぇ。



【朝顔に、複数の意味を内包した返答を返すと――、彼女の後を追って、走り出す】
【……『前』と、同じだ。 何一つ事態を好転させる事も、人を助ける事も出来ず】
【炎に追い立てられて、逃げる様に。 …、…彼は、只管に手と足を動かした】
589 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/19(日) 02:10:51.01 ID:AHfSAaz4o
>>582

だって女じゃんっ!?ふ、沸点が分からないだなぁ!?
っていうか顔はやめてっ!顔はダメーっ!!

【女扱いして怒るだなんて思いもしなかった。どうやら怒らせてしまったか】
【その上顔を殴ると物騒な。それだけは全力で阻止しなければ――――】


いたっ、杏菜ちゃんは縛られるのは嫌いなんだよ………っ!


【しなる鎖を視認するも回避方法が咄嗟に思いつかず。上に飛べないし、下に屈む瞬発力も無い】
【後退するにもベンチが後ろにあり、前へ行けば殴られる。左右で距離を取れば錨が襲ってくる】
【どれが正解か悩んでいた刹那、鎖が腕に激しく当たりぐるぐると腕ごと拘束するのであった】


ウンディーネ回収……シルフ、BANG!
ノームは潜行……うん、そこで良い―――――ダイヤモンドでっ!


【回収の声と共に地面へと飛び散った水は消え失せた。そして指だけを少女に向けて放つ風の妖精】
【一瞬少女型の妖精が視認できるだろうが、すうと空気と同化し不可視と化した。しゅるしゅると風切音を立てて接近し】

【轟、と強大な風圧が吹き荒れる。種は先の不可視の妖精。少女をその場に足止めかつ目眩ましにと】
【少女が左手を見ていた。紫の線はこちらも視認したが、なんらかの能力としか思えず。そこまで気にかける程余裕も無く】

【地中へと潜行していた土の妖精は身体をダイヤモンド級へと変えて少女の真下から飛び出る】
【奇しくもタイミングは少女の疑問が表に出た隙丸出しの瞬間。狙うは顎下―――強打し、脳震盪を狙う】
590 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/06/19(日) 02:13:43.46 ID:dB6G48Rg0
>>581

【少女の中で渦巻いていた、異質な魔力は】
【荒覇吐のもとを離れてしばらくすると、大分沈静化していた】
【――間違いなく、原因の一端は「彼」にあるのだろうけど】
【飽くまでもそれは、史音の抱えている爆弾の導火線に、火を点けた事でしか無い】
【ただ今日は。存外に早く、様々な要因の風が吹き散らしただけだ】


【服や髪があちこち焦げ、露出した肌に水膨れのなりかけが見えるが】
【先の絶望的な寒さと恐怖を思えば、大した問題でも無かった】
【燃えた黒い癖毛の放つ刺激的な臭いに思わず鼻を覆うも】
【のろのろと立ち上がると、精一杯の笑みを浮かべ】

……ふん!
踏みたい背中ってのは、こーゆーのを言うんだね?

………死んだら、もうぶん殴っても何にも言わないんだから。
風森の伏せが頭くるくるぱーになってくれて、良かったよ

「そう申すものかは、甚だ疑問ですがな?
 む、む、む……確かに、これ以上の追撃は有りますまい」

【こうなれば、後はもう待つだけだ】
【ベンヌを足元に置いたまま、身体は風森領の入り口を向き】
【残りのメンバーの生還を、見届けようとする事だろう】
【本当であれば、再度突入でもしたい所だけども――】
【荒覇吐の波動とベンヌの無言の圧力が、それにどうにか歯止めを掛けたらしい】
【やはり、皮肉なものだ】
591 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 02:14:44.65 ID:o4icjpHoo
>>583

【何やら難しいことを言っているぞ此の少女……男には全く理解出来ないいや、理解しようとしないだけなのか】
【その少女は気づいているか分からないが、肩口から先のその髪がやたら不自然な動きをする】
【通常では可笑しい動き、風などあったとしても…其れは其れは可笑しい動き】

【何故か男は反射的に、その十字架を吊るしている逆のその手を誰かに会ったかのように軽く上に上げるのであった】
【その行動は少女には、不思議な行動に取られるかも知れないが……】

「ほう、ライバルという奴だね…しかし勝機は君にありだと思われる!」
【其の髪はやはり綺麗な艶をしており、月の光にあたるその姿はまるで、かぐや姫!というような】
【……ん、まてよ…月に照らされて…髪が…】

「いや、やはり前言撤回だね!実は月は君のファンだったりするかもよ!ほら見なさい」
「月の光はそんなにも君の髪を輝かせてるじゃないかっ」

【会話の最中思いついたことを直ぐ様言葉にしてだしてしまうその男、】
【少女の達したその結論も丸っ切り覆してしまうそのセリフであるが、本人はまったく悪気はないのである】

【そんな会話をしながらも、少女がいった言葉は『敵』という対立的なその言葉】
【男は、なにが何やらわからなかった、同業者、で相手も同じ宗教の者だと、其れを前提に話しかけたのであるから】
【まさか、お寺、違う宗教の事を言われるとは思わなかった】
【だが、それも此の男のおかしな部分、此の男……聖職者でありながら、宗教に全く興味がない阿呆なのである】

「へぇ…お寺ねぇ…しかし大丈夫!安心したまえ!」
「私は今日付けで聖職者を辞めたのだ!」
「私は自由になったのだよ!」

【全くの嘘である、本当はクビになったダケ、だがそんな情けない事などレディーの前では言えるわけなど無い】
【男は強がったのだ、元聖職者の癖に嘘をつきやがったのだ】

【男はその十字架を掲げながら、自信満々にそう叫ぶのであった】
592 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 02:20:17.32 ID:hK5AXMHSO
>>587

えーと、ルイさん、ですね。よろしく。

【名前を復唱し確認、青年に軽く頭を下げる】

えっと、「どうしてこんな所に来たか」ですよね?
ちょっと散歩してたら、たまたまこんな所に来ただけですけど…?

【背中の翼を軽く羽ばたかせながら答える】
【この翼が作り物でない事は、すぐに察しがつくだろう】
593 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 02:20:17.20 ID:r6Xq/Lluo
【廃ビルに取り残された後――…裾を掃いつつ立ちあがって、思い出したようにウェスカは言葉を紡ぐ】


 ――…なんだ星屑、具合はもう良いのか?


【先日の戦闘で、意識を失い入院中だった後輩……果たして奴は、この場に来れる容体だったろうか?】
【疑問と共に――、―― 振り返ろうと】




      たーん




【 ぐらり、ウェスカの体が揺らいで――…床に、崩れ落ちた】
【 ――…場面を一瞬で変えたのは、一発の弾丸。未だ硝煙を上げ続ける銃を手にしていたのは、】


 「 ……、…ねぇ先輩。僕はあーんなか弱いアッパーとささやかな蹴りで気絶したりしないっす。 何でか、解ります?
  ―――『能力者だから』っすよ。あんたみたいな、『時代錯誤の無能力者』じゃないんすから――…」


【 彼の、後輩 】
【癖のある茶髪、一切の光が無い青の瞳。手に持つ銃は、纏う黒のスーツの懐から取り出されたもので】
【左耳には、黒く輝くφのピアス】


 っは……、…ははっ。スターダスト・シューティングス――…
 AOE事務局長のたった一人の隠し子∞異常なまでの能力至上主義者



 ――…俺の、得ていたデータ、に…やっと、合致したなぁ、っ、――!


【腹部を押さえ、苦しげに言葉を紡ぐウェスカの傍らに。スターダストはしゃがみ込んで――、銃を向ける】
【狙いは頭……、…狙うと言うよりも、銃口を彼の頭にぐりりと押し付け】


 「……、あんたのせいで。 僕も父さんも立場を追われた。父さんは前からお前が気に喰わなかった。
  無能力者の癖に、議長のコネで自分の次席に座られるなんて――…
  あんたが降格を申し出るちょっと前にね、暗殺計画もあったんすよ。まぁ…あんなにタイミング良く、上手く逃げられるとは思わなかったっすけど……、

  ――…あの時に、どうとしてでも消しておけばよかった。4年が過ぎて、漸くAOEの外に出てくれたと思ったら…
  ……、…議会解散、AOE廃止。――最悪っすよ。全部あんたの提言£ハりに事が動いた――…。」


【青い目は光を伴わず、それでいて燃え滾る程の怒りを内包し。 ――…そんな彼を、ウェスカは暗い赤の瞳でただ、見据えていた】


 「……漸く死んでくれたと思ったら、φとかいう連中が蘇生の手筈を整えてて。
  ――、―何としてでも、阻止する必要が在った…。あの時は、止めを刺しに行ったのに。
  クソアマとか、シオンちゃんとか、不確定要素が多過ぎた。
 
  それで、蘇生のお膳立てをする羽目になって――…最高にイラついたけど、さ。
  今度はあんたが、僕の為にお膳立てをしてくれた訳っすね。


  ――…≪No.15≫と、議会無き今のナンバーズの権力。有り難く頂きますね――…、無能な先輩。」


【先程投げつけられたプレートをちらつかせてから――スターダストは、引き金に指を掛け――、】

/続きます
594 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 02:21:03.56 ID:r6Xq/Lluo
>>593続き




      かちっ




【――…情けない、弾切れの音が響く】
【「ほえっ?」とか情けない声が響いたのも束の間、鋭い鉄拳がスターダストの腹部に入り】
【呻き声を上げ、今度は彼が崩れ落ち。代わりにウェスカが、何事も無かったように立ちあがった】


 「なっ、何で――…!?」


 ――…前の任務で、5発撃ったろ。
 お前の事だから、リロード忘れてんじゃねえかと思ってな。……案の定だった。
 あと、さっきテメェが撃ちやがったのはコレ≠セ。


【懐から取り出したのは、レイント社製の携帯型端末。弾丸が命中し、大破している】
【これが身代わりとなり、ウェスカを守ったようだ。幸運の女神でも微笑まない限り、こんな事は無い筈だが――…】


 (――…まさか、な)


【幸運の女神―――…何故か、白づくめの少女を思い出し。小さく笑みが零れた】
【 ――そして、未だ蹲っている後輩を支え起こす。彼は酷く驚いたようで、紺碧の瞳を大きく見開いた】


 「な、ん…で? 僕、本気だったんすよ―――…?」

 ――…初めっから、気付いてたさ。解らないとでも思ったか?
 馬鹿な所も思いつめる所も、諸々含めて俺の預かった後輩≠セ。
 全部、責任は取ってやるさ。 ――お前の怒りだって、受け止める。

 ―――…ああ、あと。これもやる。これでもう、お前は俺の後輩じゃない――上司、だ。


【≪No.15≫のプレートを、スターダストの懐に仕舞ってやってから、ウェスカは彼を支えて立ち上がり】

【一方のスターダストは、何も言えないまま。力無く肩を預けつつ、歩く】




 (――…父さん、ごめん) (やっぱり、僕には――…)




【 ――外へ出れば、摩天楼。冷たくも優しいネオンが、二人を照らしていた】

/2レスお借りしました、失礼しました
595 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/19(日) 02:21:08.03 ID:OTXxxflr0
>>585

・・・・・・・・・・・見事にござる。

【幾多の技を耐え切る荒覇吐に微笑みと再三、賞賛の言葉を述べる】
【聖自身、これ以上戦闘を続ければ確かに火葬の危険もある】

二太刀でござるか。

【でも、それでも】


                     【逃げるわけには行かない】

いいでござるよ。

【火葬?、上等。】【ここで逃げれば】

御主とは、二度と会えぬでござろう?

【せっかくだ、付き合おう】

【鞘を腰に差し、刀を両の手で持つ】
【水を帯びた刀は、その”量”を増し始める】
【間合いは2倍に、刀の広さも2倍にとなる】
【刀というより、大剣である】

拙者は”死なぬ”、既に死んだ身だからではござらん


ここで、御主に勝つ。勝ってここから、大手を振って去って見せようぞ!


【刀を大きく上段に構える】
【狙うは、頭】

”鯉昇流・奥義・龍成”

【跳躍し】

はああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!

【力任せに、振り下ろす!!!】
596 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/19(日) 02:23:32.91 ID:4wbFRQ6wo
>>589
未だかつてない暴言の嵐に、俺の怒りが有頂天になった……!!!


【怪獣のように吼え散らす不良少女。胸に爆弾二つぶら下げてるくせにツッコまれると火に油を注ぐ結果にしかならず】
【その怒りが具現したか、背景がゆらゆらゆれる。陽炎のように】

【相手に鎖の命中を確認したら、即座に鎖を引っ張って引き倒そうとする】
【力は強い。少女としてではなく人間としての企画を少々はみ出していたくらいの膂力】

【だが】

…!! お前、精霊使いか!!

【金の眼が、風の妖精を捕捉して、驚愕】
【同時に、左腕の異変に気を取られた上、右手も引き倒しに使ってしまい動きがとれず】
【咄嗟に顔を伏せる事しかできなかった、目を瞑ったため、結局視界は奪われて身動きもとれず】
【ただし、その結果若干後退したため、地の精霊の打点がずれる】

【下を向いた額。】


おぶっ!?


【頭蓋に響くいい音がした。口から漏れたのは奇声だったが、頭部諸共体が後方に流れて】
【背中から地面に倒れ込むのにあわせて、右腕を引っ張りあげたのは、最後の意地だ】
【一度くらいついたら離そうとしない、闘争本能の成せる執念】

【どさりと音を立てて地面に倒れ込む少女は、意識こそ保っていたが、若干涙眼で】


……チクショウ、なんだってんだ…。


【そもそも自分が悪いのに、包帯で巻かれた左手で、赤くなった額を摩っていた】
【いくらか頭も冷えたようで、大きく溜息をつくと、少しの間動きを止める】

【鎖を巻いたままなのは、多分忘れているからだろう、声をかければ…】
597 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 02:23:44.98 ID:hK5AXMHSO
/すみません安価忘れました
/>>592>>584を追加でお願いします
598 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 02:27:18.69 ID:w/wkZEC6o
>>587>>592

乾かすでも貰うでもそのまま返すでも御自由に
僕はどれでも構わないし、今すぐそれが必要なわけでもないよ

【上着に関する質問は、そちらに任せる、とのこと】
【この場で乾かせることを示唆する言葉も、疑問には思わなかったのか特に何もない】

僕は……お恥ずかしながら迷子でね

【何しにきたのか、という質問には若干の間をあけて答えた。空白では視線を一瞬右上へと向けていた。まるで何かを考えるように】
【右手を後頭部に当てて苦笑いを浮かべている】
599 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 02:32:38.86 ID:FjmeqGk1o
>>591



【少女は軽く振り返る。片手を上げた男の動きに、頭の上にクエスチョンマークを浮かべながら】
【当然、背後には誰もいないし何も無い】
【少女は思う。ちょっと可哀相な人なのかもしれない、と】
【慈しみの視線を投げようとも思ったが、自分の瞳は、どうしようもなく零度なのだ】
【温度が無い。プラスでもなければマイナスでもない。感情も何も無い、零度の瞳。蛇の眼】

月がファン…?

【ふむ、と少女は自らの髪を手で掬う。サラサラと流水のように流れるキューティクル200%増し増しの黒髪は、月光を反射し宝石のように煌めいた】

――これは…、

【と少女が呟く】
【我ながら綺麗だったのだ。予想以上に。想像の上をいったのだ】
【流れる黒の線から、溢れる金色の輝きは、字の如く、心を奪うほどの美しさであった。持ち主である少女の心すらも】


【シュール=z
【と少女は思った。なにせ、十字架というアイテムを掲げ、「聖職者」を止めた、と宣言したのだから】

――ねぇ、

【少女は思う】

聖職者を止めたのに

【それはもう不要、もとい、不用ではないのか】

十字架は持っているのね

【疑問のようなものを男にぶつけた】
600 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage saga !nasu_res]:2011/06/19(日) 02:33:30.65 ID:/ZjfZ7dUo
>>588

………………去ったか

【走る彼の背中を、兜の向こうの目が見ていた】
【だが、それも長い時間では無い。やがて、視線は感じなくなる事だろう】


【辿り着いたその場所は、炎の向こうは、平和な夜】
【遠くに港街、周囲は草木と立派な山道】
【同好者達の幾人かは、疲れ果ててか地面と親しくなっている】

《……おお、貴方も無事に……もう一方は?》
《どうにか、私はこの通り……手は火傷しましたが、生きておりますとも》

【霊厳は、近くの岩に寄りかかって座っていた】
【森島の姿を見かけると、細い声だが呼び掛けてくる】


>>590

〈踏むのも踏まれるのも有料だよ、無料サービスはしてません……〉
〈あーもう折角の僕の髪がー……〉

【平らな胸と平らな背中、踏めば安定は確かに良いのだろう彼】
【自慢の白髪も先の方が焦げて散り散りとなり、それを嘆いている】
【が、どうにか起こしてある顔は、未だに炎の方へ】

〈……出てこない、追ってこない。どうしたんだろうね〉

【残りメンバー一人が、何時までも戻らない事を不思議がる】

「せやなー、死んだらひっぱたいても何も言わへんもんなー……」
「何も言わなくなるのが出ない、それが一番や」

【森島より幾らか早く抜け出していた朝顔も、白蘭と同じ様に地面と交友を深めていて】
【二人そろってくったりと潰れている様は、何処ぞのマスコットの様でもあった】


>>588>>590

「……一人は、諦めえ。この炎や、どうにもならんわ」
「それより今は……事後処理に入ろ。な?」

【地面に伏したままの朝顔は、炎の中の戦いを、もう諦めていた】
【人ならば生きられる環境では無い。死んでいようが、燃え尽きるしかない】
【合理主義者の朝顔の目には、そうとしか見えなかったのだ】

「一人あたり500000。治療費なんかも其処からやで?」
「その代わり、腕の良い医者を安く紹介するくらいの親切は……まあ、サービスしとくわ」

「後、何か有るか?確かめる事も有るやろうからな」

【戦いが未だ続いている、その事も知らず】
【炎の外では全てが終わったかの様に、話が進められようとしている】


/聖の人へは次に
601 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/19(日) 02:34:44.28 ID:AHfSAaz4o
>>596

り、理不尽だーっ!!!

【背後に見える陽炎に涙目で叫ぶ。なぜ自分は怒られているのやら】


わわわわっ――――――今更気づいても遅いもんねっ!


【引き倒されて転びそうになるのを寸でで堪えるが時間の問題か】
【顔を真っ赤にして倒れない様に脚に力を入れながら返答する。どうやら風の妖精の目論見は成功】


でかしたシルフ、ノームぅ………って、わぶっ!


【更に狙った場所とは違うものの、額に土の妖精は激突した。相当なダメージを確信した】
【これで意識を失ってくれれば、と思った矢先にぐんと引き寄せられる力が強くなった―――見れば、倒れる少女の悪あがき】
【否、執念というか根性というか。結局顔面から地面にこちらも倒れこみ、本格的に涙が出た。顔がヒリヒリする】


………………………はーなーせー…………。


【地獄の底から聞こえる様な低い声で抗議する。うつ伏せに鎖で拘束されたまま地面に倒れ、顔を少女に向ける少年】
【額、鼻、顎と一直線に赤くなっていた。思いっきり擦れたので軽く擦り傷も。涙目であるのは当然というもの】

【少年の周りを二匹の妖精が浮かぶ。土の妖精は腕を組み苦笑していて、風の妖精は困り顔でオロオロとしていたそうな】
602 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage saga !nasu_res]:2011/06/19(日) 02:38:44.88 ID:/ZjfZ7dUo
>>595
【荒覇吐は、また暫し無言だった】
【声が出ないのか、出さないのか。おそらくは両方で五分五分】
【鎧に覆われた体は、その場から一歩も動こうとしなくなる】
【燃える樹木が、荒覇吐の背後に倒れた。背後から紅く照らされる鎧】

………………未熟也

【兜の奥の目が、紅さを失った】

【荒覇吐は吼えない、叫ぶ事も無い。シンプルに力を振るうだけ】
【走らない、跳ばない。悠々と大地を踏みしめ、歩くだけ】
【有益すら無駄として、己を構成する要素を極限まで廃した】
【それがどうやら、まだ無駄を抱え込んでいたらしい】

【空中からの落下。軌道の単調さと引き換えの、高められる重圧】
【それに対し荒覇吐は、剣を頭上へ掲げて待つ】
【だが、剣と剣がぶつかる事は無い】

………喝

【荒覇吐の剣から放たれたのは、あの衝撃波。荒覇吐を中心に拡散する、波の様な一撃】
【これを持って相手を、周囲の炎ごと吹き飛ばさんとした上で】

…………去れ、燃えるぞ

【がしゃん、と鎧を鳴らし、荒覇吐は踵を返す】
【無防備にも見える、背を曝した姿。尤も、その背もまた、鎧に覆われて居る】
【一歩、また一歩。現れた時と同じように、急がず、だが広い歩幅で】
【荒覇吐は、燃える森の奥へと歩いて行く】
603 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/19(日) 02:41:54.10 ID:BhlF52Dho
>>592>>598

【ご自由に、と言われて少々戸惑いの色を、彼女はその表情に浮かべるだろう
正直言ってどうするのが一番良いのか分からない、と言いたげな気持ちを、仄かに感じるものの
コレが一番だよね、と一人、頷いた】


そう?……だったら、今乾かしてあげるね
――――Last Shadow Puppets


【彼女が小さく、言の葉を零すと、一陣の風が、吹いたように感じるだろうか
そして、何かに引かれるように、彼女の足元の影が、すーっと、舞い上がり
彼女の手元に在る、彼の上着へと纏わりつくだろう】

【そして、耳を撫でるであろう、ささやかな風と絹が触れる旋律
しばらくして、影は下の影となり、彼女は乾かされた上着をルイへと差し出すだろう
――――恐らくは、彼女の能力、というやつであろうか】


……迷子にたまたま、か……良かったぁ、此処に自分から来たって人はいないみたいだね
実は、たまにここで水浴びしに来るの、だからね、もし――――此処にわざわざ来るって人がいたら、どうしようって思ってたの

二人の答えを聞いて安心したよ、これでまた、水浴びができるね


【そう、彼女は冗談めかして、二人に微笑みかけるだろう
言葉の真偽は不明だ、あれだけの恥をかいたのに、また水浴びを行うとは……
もしかすると、観られるのがすきなのかも知れない――――可能性の、一つ、なのだが……】

【彼女が微笑むと、落ち着いたような顔たちが、幼げな少女の色にきゅぅ、と染まる
それはまだ、彼女がルイやヘイロンと、殆ど違わぬ、子供である、ということの、何よりの証明で
そこまで行くと彼女は、ふと気づいたように立ち上がる】


……っと、そろそろ時間かな、面白い友達に出会えて、つい長居しちゃった
また、どこかで会えるよね――――……それまで、バイバイ


【ゆったりと、言葉を述べると、彼女はすっと、歩みを始める
一つ、地面を踏んづけるたびに、はためくマントが、彼女のイメージを修飾して言って
やがては夜の闇の中へ、溶け込むように消えていくだろう】


/乙でしたー!夜分遅くまですまない!
604 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/19(日) 02:45:58.23 ID:4wbFRQ6wo
>>601
【気合で涙を抑えた不良少女は、腕の振りで勢いをつけて立ち上がった】
【上着についた砂を払い、なぜか鎖を消さないまま相手へと歩み寄る】

…あー、最初、鳥皮の件は、お前に落ち度はなかった。
それは認める。

【接近しながら、いきなりそんなしおらしい事をいってみせる不良少女】
【けれど腰に手を当てて呆れたような溜息を吐くと、相手に目線を合わせるように屈んで】

…だがお前は、二度も俺を女扱いした。これを許す気はもはやない。

【話の流れが徐々にわからなくなってくる。謝るなり許さない宣言。この少女は何が言いたいのか】
【わからないだろうが、額を赤くはれ上がらせて顔を再び近づける不良少女】
【間抜けな構図であるが、不良少女は至って真面目で】

お前、連絡先や住所を教えろ。
そうすればこの場は見逃してやるが、次なんかあった時『取立て』にいく。
でなきゃ今ここで顔面整形だが…どうする?

【やっぱりそんな、不遜な要求を突きつける】
【後々ねちねち言われ続けるか、この場でしこたま殴られて終わりか】
【理不尽な二択にもほどがあったが、不良少女は大真面目で、拳を鳴らして選択を強いる】

どっちがいい?
605 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/19(日) 02:50:48.86 ID:OTXxxflr0
>>602

【衝撃波による轟音とともに、聖の体は宙を舞う】

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カハっ!

【静かに地面に叩きつけられる】




――――――――――――――――フッ。ハハ。やはり見事。

【負けた】

さすがで、ござる

【全力を跳ね返された】
【死してなった肉体の全力を】

御主とは生前に開いたかったでござるな。

【立ち上がり、去り行く荒覇吐の背中を見る】

縁があれば・・・・・・・・・・・・・・・・・また。

【やや土のついた銀の髪と、ところどころ擦り切れた水色の陣羽織をなびかせ】

【出口へと向かう】
【途中、降りかかる火の粉に、剣の水で体をぬらしながら】
【燃えぬように】
606 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/06/19(日) 02:51:22.39 ID:dB6G48Rg0
>>600

【とてもとても、「諦める」のは認められる事ではなかったけど】
【それを言えば。既に白天龍の手勢の二名が喪われている】
【賭けられた命は、二度と戻ることはない――】

………。

…………傭兵、だからね
仲間が死ぬ事は嫌いだけど、仕方ないよ。

(……それでも、…。)

【「誰かを傷つける事、誰かが傷つく事を恐れる、それは必ずしも良い事じゃない」、なんて】
【ゲーティアに振るった熱弁を、ふと胸に過ぎらせる】

【自己の正当化に近い思想を信念にまで昇華させられるかは、分からない】
【呟く声には、すこしだけ淋しげな色が浮いた】

ん、そーだねー。
引っかかることといえば――「300年前」って、年代かな

ヤツルギ様の確認された時代、アラハバキの封印された時代
アタシが一本すくめた重い刀の制作された時代、――ぜんぶ、重なってる

……アンタらと風森の家と、このあたりの伝承
いったいぜんたい、どー関係してるって言うのサ?

【とは言え、死亡が確認されたわけではない】
【心の何処かでは生存を祈りつつ、朝顔に問いかけるだろう】
【彼女が口にした問は――今回だけでなく、二度の探索を総合したもの】
【どちらかと言えば純粋な好奇心を眸に宿して】

「(………、……。)」

【尤も、ベンヌはと言うと】
【絶対の無表情の裏で、胡散臭さを感じているようだけども――】
607 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/19(日) 02:53:43.86 ID:AHfSAaz4o
>>604

そうそう、杏菜ちゃんに落ち度は無いんだよぅ!

【ここぞとばかりに自分の非を認める相手に対して追撃】
【しかし、何故か鎖を外してくれない相手に嫌な予感しかしない】


…………え、えぇー。


【女扱いってそんなに駄目なのだろうか。接近し、屈み込んだ相手を見つめて困った笑顔】
【現状では完全に不利である。死ぬ気で闘えというならなんとかなるが、理不尽に死合うのも如何か】


住所はまだ無いよ。引っ越して来たばっかでね、家もバイトも見つかりませんよコンチクショーっ!
ということで、一宮 杏菜、16歳、正義の味方志望!この公園が今の所、家だけど文句ありますかねっ!?


【じたばた、と脚を上下に動かして軽く自己紹介を交えて叫ぶ。悲愴に。此処が家だよ、と】
【もう殴られてもいい。どのみち逃げられないし、殴って気が済むならそうしてもらった方が早く済みそうだ】

【地面に顎をつけてむすっとしながら口を尖らせ、抗議の瞳。内心殴られるの嫌だなぁ、と呟きまくり】
608 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/06/19(日) 02:53:50.50 ID:dB6G48Rg0
>>606
//眠気で頭があばば
//「一本すくめた」は「一本くすねた」です
609 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 02:54:46.35 ID:o4icjpHoo
>>559

【その温度がない目、其れが男の視線を釘付けにする】
【なんだ…そんな目で俺をーーー……もっと見てく……いや見ないでくれー!】
【と本音が漏れそうにはなったが、其れは男の何かが止めさせた、流石に底まで堕ちるわけはいかんのだと】
【これでも、此の男、少々のプライド、どうでもいいプライドはもっているのである】
【その心のなかの葛藤のせいなのか、男の表情は、なんとも言えない、苦笑いのような、笑っているかのような、苦しんでいるかのような】
【理解しがたい表情になる…‥】

「ああ、綺麗な髪だよ、月が嫌いだったら、そんなに輝きを与えてくれないと思うしね」
「だから強ち……もしかしたら月は君のことが好きなのかも知れないねぇ…」
「参ったもんだねぇ…月がライバルになるとは…」

【片手で頭を掻きながら、自分のライバルが月になるとは……どうしたもんだ…という意味ではある】


「あーそれとね……いやー……気になってたんだけどね、さっきから君の髪がなんか気になるなーって…」

【物凄い遠回りな言い回し、髪動いてない?などと、そんな事を急に、初対面の少女にいうなど失礼ではないかと】
【無駄なところで紳士的な男である】
【その先程から物凄い気になっていたこと、その髪が独りでに動いていることに対して、その質問をやっとぶつけるのであった】

【だが自分の質問だけに答えさせるわけには行かない、自分に大しての質問はしっかりと答える男である】

「いやぁー……確かに其れはそうだけど…ほら…なんか持ってなきゃ落ち着かないものってあるじゃない?」
「そんなモンだよ此の十字架は」
「大切な大切な人なんだよね…」

【本当は、適当にごまかそうと思っていた】
【もってなきゃ落ち着かないーだから持っている、そんな言葉だけで終わらせようと思っていたのだが】
【ついつい口が滑ってしまう、意味深な言葉を言ってしまう、十字架にむかって人だなんて…】

【どう考えても可笑しい言動である、可哀想な人として捉えられれば、ラッキーではあるなと、そう思っていた】
【だがその最後の言葉、その言葉だけは、今までの声の表情とはまた違い、なにか真剣な言葉であったのだ】



610 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/19(日) 02:55:12.38 ID:OTXxxflr0
>>605

再びすいません
【もしたどり着けたなら】

皆、無事でござったか。

【そう静かに、笑顔で言うだろう】

これが抜けてました。
611 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/19(日) 02:56:43.94 ID:ex242cano
>>600

【――、どうも、今は愛想良く人に接する気分には成れなかった】
【霊厳の問い掛けに、曖昧な首肯を返すと。…、…一度、深呼吸】
【他の者達とは対照的に――、余り疲れた様子も無く、近くの木に寄り掛かって】


……、…怪我はして居ませんし、報酬は結構です。
移動費も多分、「連合」に経費で請求すれば落ちますから――。


【…、…只でさえ回らない頭が、更に回らない】
【良好な状態を保たねばならず、其れで居て訊くべき事≠ヘ山積】
【『疑念』について尋ねようものなら、真実であっても無くても、其れは意味の無い事と成ってしまう】


先ず――、「荒覇土」。 …、…アレは、妖≠チて仰ってましたよね。
なら、何時かの『櫻が夜行』の様に、人々へ危害を加える可能性は有るのか。
……、又、「倒す術」であったり、「再封印の方法」は、有るのか。


其れと、二つ目。 ……、「風森」の事ですね。
あの人達、やたらと『櫻の国の為』、って言ってましたが――。
……単なる戯言に過ぎない、と云う解釈で宜しいんでしょうか。


【――、だから、少し余計な事まで訊いたのは、気が立っていたのだろう】
【有る意味では、不味かったかも知れない二つ目の問いかけ】
【出来うる限り、白天龍寄りに――皮肉、とも取れる様な口振りで、尋ねた】


【――二つへの回答が終われば、彼は町へと降りて行くだろう】


/ゴメンなさい、眠気が限界なのでこの辺りで。
/遅くまでお疲れ様でしたー!
612 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/19(日) 03:04:22.08 ID:4wbFRQ6wo
>>607
【家がない、との言葉には、眉を動かしただけ】
【それ以外は眠そうと言える表情は、先ほどまでの猛りとは別種の感情がふと滲む】
【事情はわからないし、本来は同情するいわれなどないのだけれど、】

………。
ここ、行ってみろ。

【懐から手帳とペンを取り出した少女は、町のとある地点を指し示す住所を書いたページを破り、相手の口に挟み込もうとするだろう】
【そこは、いわばスラムと繁華街の境界】
【いってみれば、カプセルホテル一日分の値段で二ヶ月泊まれる安宿がある】
【居住環境はいろいろ酷いが、眠る場所を提供する、と言う点だけなら十二分に機能する、宿無したちの宿】

金は自分で何とかしろ、ここ身分証明要らないから。
身を守る手段があるんなら、どうにでもなるはずだ。あと、入居したら俺に知らせろ。三階に借りてる。

【そっけなく言い捨てて、鎖は消える】
【ベンチの隅に置いたコンビニ袋を拾い上げ、埃や損傷がないかをチェックして、腕に提げる】
【そのまま立ち去ろうとして、ちらり、背後の杏菜を見ると】

…なんでガキって奴は、皆『セイギのミカタ』になりたがるのかね…?
俺にはさっぱり理解できん…。

【よくわからない独白をこぼしながら、公園から立ち去るだろう】
【あー無駄に疲れたとか、おっさんくさい愚痴を漏らしながら去ってゆく姿は、中年男性の哀愁染みたものが漂っていた】

【全ては気まぐれ、気の向くまま】
【善悪ではなく、我道を行くとある男女に、今日はそんな風が吹いただけ】

【それだけだ】


//夜分遅くまですみません、お疲れ様でしたー
613 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 03:04:26.49 ID:hK5AXMHSO
>>598>>603

ぉ……?

【少女の能力と思われる物をぼーっと眺める】

おぉー……

…これは、あなたの能力、ですよね?
なんか、すごいな……

【簡単に感想を呟く】

…え?
こんなに見られたのに、まだここで水浴びするの?

…まぁここが気に入ってるならそれでいいんですけど…

【少女の発言に少しツッコミを入れる】

…僕も、少し眠くなってきちゃった。
じゃあ、カノンさんにルイさん、さようなら。お休みなさい。
じゃあ、またいつか。

【そう言うと、立ち上がり、背中の翼を羽ばたかせ】
【そのままどこかへ飛び去っていった】



/乙でした!
614 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage saga !nasu_res]:2011/06/19(日) 03:06:02.26 ID:/ZjfZ7dUo
>>605
【燃える炎の中に、荒覇吐の姿は消えて】
【その姿を閉ざす様に、燃える森の木々も倒れていく】
【彼の言葉の通りだ。生きる者ならば死に、屍は燃え尽きる】

【だが、その炎の中を、白銀の光は悠々と歩いていく】
【森を焦がす炎が強まった頃、何処からか吹いた一陣の風が】
【紫色の霧を、炎の上に広げていた】


【森の外では、既に他の面々が事後処理を始めていて】

「……ん?」

「お、おおー、生きてかー!ウチはまたてっきりベリーベリーウェルダンやとばかり……」

【どうやら彼は、すっかり死んだことにされていたらしい。いや死んでいるのだろうが】
【あの炎の中だ。形を保っているだけでも、驚愕に値するだろう】


【特に話す事も無いなら、彼には約束の報酬が渡される】
【流石に、ここから自由に帰れというのも酷と考えてか、道案内の一人は付けられるだろう】
【用件が有るのなら、また別の結果になるだろうが】


>>611

《……私とて、不機嫌になる事は有るのです》
《こうして無事に生き延びられた、そういう時に冷や水を浴びせられては……》
《そうなるのも人として無理はない、でしょう?》

《……さて、答えは……どうやら、お話する暇は無さそうですね》
《ならば、何れ別の機会に……》

【森島の問いに、すぐには答えは返らなかった】
【不快感の表明と、別な機会の提示と。それだけで、この場を終わらせるように見えて】

《……全て、有ると答えましょう。それと、もう一つ》

《貴方は、一つの正しいやり方以外の全てを認めない方ですか?》

【去り行く背中へ、こんな言葉】
【街へ降りていく森島に、見送りの者は付かなかったというが】
【ただ一人、最後までその背を見ていた霊厳が、小さな溜息をついた】

/お疲れさまでしたー


/と。A/Bタッグは次へ
615 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 03:07:50.23 ID:w/wkZEC6o
>>603>>613
//お疲れ様でしたー
616 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/19(日) 03:12:09.51 ID:OTXxxflr0
>>614

あぁたしかに、拙者でもそう思うでござるな。

【生前なら確実に死んでいたでござるなと付け加え】
【表情も元にもどる】

たいした働きもないのに、かたじけないでござる。

【報酬を受け取った彼は、道案内につれられそのばをさった】

//お疲れ様でした!
617 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 03:12:28.08 ID:FjmeqGk1o
>>609

【男の言い回しを流し気味に聞き終えた少女はフフッ、と笑い】

面白いわ。貴方。

【男の顔を見て、そう言った。簡潔なまでに簡潔な評価。しかしながら、その評価は点数的には70点といったところか。中々の高評価である】


髪?

【少女は髪を撫で上げ、掌で散らす。その美しさをこれ以上語るのはまたの機会にするとして】

髪がどうかしたの?

【少女は一房の髪を摘む。男に見せるように、少女は髪を眼前に持ち上げた】
【薄く笑い、まるでキスをするかのように口をすぼめると、その髪の先に、ふぅ、と吐息をかけた】
【そして、手を離す。男の視線が外れると、彼は見ることになる】
【いつの間にか少女の髪、その全体、ストレートだった髪が、ゆるーいウェーブがかった髪に変質していることに】


まぁ、長年慣れしたんだ物なら、そういうこともあるわよね。

【例え、その環境から離れても、身体に染み付いた癖は抜けないものだ】

【そう、大切な、大切な…】

――人?

【聞き間違いを聞き直すように、少女は首を傾げる】
618 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/19(日) 03:18:19.84 ID:AHfSAaz4o
>>612

【殴られるか、殴られないか。相手の表情からは感じ取れず】
【眉を少し動かしただけの相手は、途端に怒りを潜めた様に見えた】


なにす―――――むがっ!


【口に捩じ込まれ、挟み込まれて。離すわけも行かずに咥えたまま視線を紙へと】
【住所には見覚えは無い。しかし、その後の相手の言葉でなんとなく住居だろうかと思う】
【身を守る、と言うならば物騒な場所なのかもしれないが――――公園に比べればマシか】


んっ……はぁ、急に優しくなってどうしたんだろ……って、やっぱり知らせないとダメなんだねぇ。


【鎖が消えたのを確認して地面に座り込み、咥えていた紙を取る。まじまじと見つめながら安堵しつつ、肩を落とす】
【どのみち住む場所が無いなら行くしかあるまい。つまり、彼女とはこれからも縁があるわけで】


……………ま、有難うね。それと、正義の味方の何が悪いのってね。


【謝礼の言葉と、不満気な小さな反論。立ち去る背中に前者は耳に届くほど。後者は届かないほどに】
【正義の味方に成りたい理由には色々あるけど、別に口に出す事も無い。語れる事はこれからも無いかもしれない】


あ、名前聞くの忘れた……まぁ、良いか。


【既に公園の出口を出て行った相手の背中を見ながら、二匹の妖精に小首を傾げながら苦笑するのであった】


/いえいえー、有難う御座いました。お疲れ様です!
619 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage saga !nasu_res]:2011/06/19(日) 03:19:19.02 ID:/ZjfZ7dUo
>>606

「……命有ってのものだねや。そこも風森の連中は気に入らん」
「任務やろうがなんやろーが、死んでしもたらお終いやないか」

〈どーかん。自分が生きている事を、まずは喜ぼう〉
〈どうやら死者数は二名から増えなかった様だから、ね〉

【地面に張り付く二名は、自分の命が有るだけでも喜べる性質の様で】
【それでも、幾らか他人に対して情を抱く性質の朝顔は、安堵の表情】

【史音の問いに、朝顔は幾らか眉を顰める】
【あまりにもはっきりと表情を変えたが為、寧ろ隠し事を疑いもしないような程に】
【大変な事を聞かれたと、分かりやすく顔に出していた】

「……それに関しては、色々と面倒なんやけどな……話すと長いで?
 まず話せるだけ話すけど、それでも途中になるのは覚悟しい。
 聞ける所まで、聞いておけばええよ」

【困る理由というのが、要素が絡まり過ぎて膨大になったこの話の内容】
【1から解くのが必要となると、何処まで辿りつけるのか分からないのだ】


【語りを始めるのは、朝顔では無く霊厳】
【戦場での声とは違い、集まった時の様な温厚な声音に戻り】

《……この国には、妖≠ニ呼ばれる者がおります》
《種族というには、あまりに多種多様。哺乳類全てを獣≠ニ呼ぶようなものでしょうか》
《いや、それ以上の差異がある彼等には……当然の様に、人に近い者もおります》

《人に近ければ群れをなす事も自然。その群れは百鬼夜行などと呼ばれ……》
《近年、大陸とこの東部を巻き込んで乱を引き起こした「櫻が夜行」も、その一つです》

【ここまでは、予備知識と前振りという所か。まだ本題には入らない】
【だが、この名前が上がった事で、話題の性質は幾らか理解出来るだろうか】


《「櫻が夜行」頭領、華秋 太白の名が、初めて文献にあらわれたのが三百年程前……》
《地方の刀剣鍛冶師であった彼は、名の有る刀こそは残しませんでしたが……》
《異様に長く分厚く、重い刀ばかりを作る作風は、幾らか話題になった様です》
《現存する数は極めて少ない、と思われていますが……実は数百本以上が、我が領地内に存在します》
《………報告の有った、草原。あそこに存在する刀こそは、華秋の鍛えた刀なのですよ》

《そして、あの草原の周辺、土着の伝承を探りますと……領内の老人など、からですな》
《あの土地が過去には、ヤツルギの墓≠ネど呼ばれていた、と聞きました》
《……一先ず、此処まで整理しましょうか》

【推測などはあまり交えず、事実と伝聞を並べたてるだけだが】
【この事実は、果たして史音とベンヌに、どの様な発想を齎すのか】
620 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/19(日) 03:20:23.01 ID:/ZjfZ7dUo
>>616
/お疲れさまでしたー
621 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 03:31:38.08 ID:o4icjpHoo
>>617


「ああ、其れだけがとりえだからねいー」
「面白いをとったら俺には何も残らん!」

【そいいいながらも苦笑いであるのだが……その理由は以下である】
【面白い、まぁ何回か言われたことはある、だが、男は先の言葉を言ってしまった事に】
【思わず口を滑らしてしまったことに、頭を抱えていたのである】
【先の言動に頭を抱えながらもさらに目の前で起るその不思議な現象】
【そのせいなのか、心なしか、その言語も、物凄い適当な言い方に聞こえるかも知れない】

【だが、その目の前で起こったこと、それの異常さ、そう無っても、仕方がない…事なのかも知れない】

「え…?なんだいそりゃ?手品か何かかい?」

【そう…その髪が、少女の髪がストレートの其の髪が、】
【一瞬の間に、瞬く間にウェーブの流れるそんな髪になったのだから】
【手品、それはそう言うしかなかったのだ、男もある能力を持っている】
【だが、人様に、進んで言えるそんな能力ではない……もし相手が能力者であったとして】
【そう考えると、自身の能力を教えてしまうのは危険である、とそう判断していたのだ】

【男の興味は違った物に写ったのだ、その綺麗な髪の可憐な少女ではなく】
【能力者であるかも知れない、其の少女へと……】

「え…ああ、まぁ…人……ね人ーあー、」
「そうそう、大切な人に作って貰ったから、手放せないんだね…うんうん」

【それは直ぐ分かるであろう、苦しいいい訳であると、】
【そんな布でぐるぐる巻にしてあるその十字架、中がどうなっているかなど、分からない】
【一層怪しく見える、そう云う感じになるかも知れない】
【その男の不自然な言い訳と、不自然なほどデカイその十字架のような、布に覆われたものを見ると…】


622 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/19(日) 03:49:58.64 ID:Xm0pE9cDO
【郊外──廃墟群】

【幽鬼が如く林立する、人に廃棄されたビルのひとつ】
【その屋上の縁ぎりぎりに佇むものが、いた】

……、、──ぅ、……ぁ、うー……

【其れは淡い燐光を放つ右目と夜色の左目を持った少女、だった】
【手入れのされていない長髪は、夜の海のように蒼みがかった黒色を有していて】
【彼女の纏う夜色をしたコートは、何故かサイズがあっておらずぶかぶかだった】

………、つ、き

【──ひゅう、と風が駆けた】
【彼女の髪が棚引き。蒼く僅かに煌めいた】

【少女は、空にぽかりと浮かぶ月を見ていた】
【手が届く、とでも思ったのだろうか】
【彼女はそっと、空へ手を伸ばし──】

【──しゃらん、と】
【小さく、鎖の鳴る音がした】
623 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 03:55:21.99 ID:FjmeqGk1o
>>621

それだけ? 十分じゃない。取り柄というよりは才能ね。
一言で面白い≠ニ言っても、意味は色々だけれど。
――興味深い。滑稽。快い。珍しい。惹かれる。好ましい。趣が深い。
どれを取っても、マイナスは見当たらないわ。それは素敵なことだと私は思う。

【男のライバルである月に、男のことを自慢するように少女は語る】


 能 力 
 種無し手品 よ。 これが私のね。

【あっさりと公言する】
【何故、告げたのか。その意図は測りかねるが】
【髪を動かし、ウェーブにする。これだけを見れば、大したことはない】
【「髪を操る能力」とでもいうのか。その異常な美しさも能力故だというのか】
【何にせよ。戦闘やらの分野には向かなそうな能力である】


大切な人、――ねぇ…

【分かり易すぎる。わざとやっているのか、と問いたくなるほどに分かり易い男の狼狽っぷりに、少女の瞳が細められた】
【爬虫類を髣髴とさせる垂直スリット型になった瞳孔は、獲物を品定めする蛇の如く、男の真実を見抜こうとする】
【別に、見抜いたから、何だ。という部分はあるのだけれど。嘘は苦手なのだろうか。ここまでされると何となく暴いてみたくもなるというもの】
【好奇心は猫をも[ピーーー]=z
【首を突っ込んで良い目が出たことは無いが、やはり好奇心というのは抑えられないのだ】
【見るなのタブー≠ノ代表されるように、分からない上に障害まであると人は必ず、その先に不幸しかないと分かっていても、見てしまう】
【それは、神ですら例外ではない。創造神の夫≠フようにね。好奇心は神をも[ピーーー]≠ノ変えたほうがいいんじゃないだろうか】

随分と、大きいのねぇ。

【じり、と、少女は男に視線で歩み寄る】
624 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/19(日) 04:06:18.59 ID:V8eTVp7So
>>622


────本当に月を掴むなら、月の実体を掴む&K要があるっすよ。
まあ、それが誰にも出来ないからここに在る≠すけどねー。


【──不意に、響く明るい声。】
【それを投げ掛けたのは、銀の髪の色をした、月≠フ名を持つ少女。】



【何処からか飛んで来たのだろうか。手足に幾重もの術式を纏わせ、重力に反するかのようなふわりとした挙動でビルに降り立つ。】

【相手を見つめるその双眸は満月を映すかのように金色に閃いていた。】
625 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/19(日) 04:17:47.72 ID:Xm0pE9cDO
>>624

【伸ばした手は、くぃ、と虚しく宙を掻く】
【決して月に届くことなく。それでも、触れてみたいのか】
【何度か虚空で右手を泳がせ】
【──しゃら、しゃらり】
【手の動きに合わせ、小さくまた、鎖の音】

……、、ぅ?

【しかしその動作も、不意に聞こえた声に遮られることとなる】
【右手は宙に向けたまま。少女はつぃと後ろを身遣り】
【色の違うふたつの目を、ぱちぱちと瞬かせ。遅れるかのように、身体もまた相手へ向けた】

……、、つ、き。
とれな、い……?。

【次に紡がれた言葉は、どこかぎこちない幼いもの】
【舌足らずにしても拙い口調で、彼女はそう尋ねた】
626 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/19(日) 04:26:30.44 ID:V8eTVp7So
>>625

──願うだけじゃ望みは叶わないように、手を伸ばす≠セけなら届かないっす。

【──絶対に出来ない、とは言わない。可能性がある事を前提にして、少女は言葉を返す。】
【相手の様子に興味を示したのか、こつん、こつんと軽やかに地を蹴る音を響かせて、開いていた距離を詰めようとする。】

(──籠の鳥、とでも言うべきっすかね。さっきからのこの音≠ヘ一体、何の────)
627 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/19(日) 04:37:44.75 ID:Xm0pE9cDO
>>626

おかね、ある。……んと、、とっとどっく、、かえ、る
……。……、、それ、と、おな、じ……?

【とっとどっく──発音から察するに、『ホットドッグ』のことだろうか】
【物を手に入れたいのならば、見合う対価が必要であり】
【例えば金銭での食料売買と似ているのだろうか、と──】
【示した幼い例の正否を問い掛けるかのように、彼女は首を傾げた】

【少女は近付かれることを拒みはせず。かといって己から距離を詰めることもしない】
【ひゅうと天を駆ける風が、彼女の黒髪をくすぐり】
【──しゃらり。また、鎖の音】

【ある程度近付けば、分かるだろうか】
【彼女の両手首。コートに隠され、完全に見ることは出来ないが──】
【夜色のコート。その袖口から、千切れた鎖が顔を覗かせていた】
【しゃらり。少女の動きに合わせ、また音がなる】
628 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/19(日) 04:57:35.86 ID:V8eTVp7So
>>627

まあ、そうっすかねー。

【──金銭のやり取りは、基本的に等価交換である。】
【それ以上を得られる事は無く、かと言ってそれ以下という訳でも無い。】
【口を尖らせて、一度空を見上げてまた視線を戻すと、】

…違わなくは無いっすけど──

────全部がそれなら、つまらない≠チすね。

【淡い笑みと共に、そんな言葉を掛ける。】
【言葉に込められた意までは説明しない。しても、理解し難いと判断した為か。】

(────鎖?何かを留める理由があった…?)
(自分の身を使って捕まえていた、と考えるよりは、捕まっていたと考える方がよっぽど自然っすよね──)

【す、とその双眸を閉じると共に、身に着けたヘッドセットを両の掌で挟み、】

──堕ちる翼は風に舞い散り世界を映す

【──歌うような透き通った声を発する。魔術師の詠唱≠ノ似た響きを持つその言葉は、能力、または魔術によって生み出された変異等を総力探査を用いて検索する力を持つ。】
【普通≠ナはない、と考えたのだろうか。一応の保険程度の物であったが、少女は少なくとも自身に対して及ぼすかもしれない♀機は察知するべきであると考えていた。】
629 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/19(日) 05:16:53.53 ID:Xm0pE9cDO
>>628

……、、?

【「つまらない」──】
【その言葉に隠された意図を少女は理解出来なかった】
【月に手の届かないことを、物品の売買に例える彼女はきっと。夢がないのだろう】
【夢も、希望も──ある程度教育を受け、知識を持つものが持ち得る概念】
【身体だけ成長してしまったような、幼子にも近い彼女には】
【まだ、そんな抽象的なことを理解するには、早すぎて】

──……、、……、

【ぴくん、と少女の肩が微かに震え。しゃらんと鎖が自己を主張する】
【魔翌力や魔術には、敏感なのだろうか】
【その反応は明らかに、相手が詠唱にも似たそれを紡ぎ初めてから得られたものだった】

【──検索の結果として】
【まずは少女の袖口から覗く鎖──手首に着けられた手錠は】
【「鍵を用いなければ外れない」効力があることが分かる、だろうか】
【仮に鎖が千切れたとしても、決して手錠は外れず】
【力をもって破壊しようが、魔翌力をもって解除しようが効果を為さない──】
【──そんな、拘束のためだけに存在するような道具だった】

【そして──これは分かるかどうか些か不明瞭ではあるが】
【目の前にいる少女が、正しく人間ではないという事実があった】
【兵器か、はたまた合成獣か】
【彼女の身体を構成する物質は全て──人間の其れに見えるよう擬態しており】
【必要に応じて、別の物質の形態を取るような仕組みとなっていた】
【分かりやすく考えるならば──ナノマシンの集合体、とでも言おうか】

【手錠から察するに、どこかで飼われていたか。実験体であったのだろう】
【そこから、何かしらの理由で逃げ出してきたとみるのが、自然だろうか】
630 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/19(日) 05:32:25.72 ID:V8eTVp7So
>>629

【魔術≠フ効果を頭の中で整理した後に、ヘッドセットから手を離して自然に降ろす。】

(────これだけ、訳の分からない物も初めてっすね)

【先述した通り、彼女の力は保険程度にしか仕えない。】
【壁に突き当たれば壁を回避する、等という複雑な機能≠実装する事が出来ず、大雑把な外枠を知る程度しか出来ない。】

【ただ、人間からズレた¢カ在である事は理解出来ていた。彼女の力は、確かに異質≠ニいった物に触れていたのである。】

【元よりこの世界は能力者や魔術師が多数存在する場所である。ある程度の警戒はしながらも、尚彼女は近付くという行為を止めなかった。】

────怖い、っすか?

【ぽつり、唇から言葉を漏らす。】
631 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 05:41:30.46 ID:FjmeqGk1o
/十字架の男の方へ

/どうやら寝てしまったようで。遅レスマジサーセン
/そんな感じであの後も少し話をして別れたよ。でもいいですし、続きでしたら、今日と同じ時間(午前1時くらい)からでしたら可能です
/ゆっくり休んでください
632 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/19(日) 05:58:35.73 ID:Xm0pE9cDO
>>630

……、、へんな、ちか、ら。。

【怖いか、との問いかけには、ただそれだけを返した】
【魔翌力や術の類が苦手なのだろうか。少なくとも、好きではないしく】
【口調程には幼くない表情を、拗ねとも怯えとも取れるものに、変えた】

【──ばさ、と。すぐ近くで鳥が大きく羽ばたいた】
【その音に反応したのか。或いは、少しばかり強めた警戒心に、音が触れたからなのか】
【後一歩で、手が届く──そんな距離だったのに】
【少女は一跳び。弾かれるよう、後ろへ跳ねて】
【──ひゅう、とビルから地上へ、落下していった】

【もし相手が屋上から地面を見下ろしても。赤く染まった地表を見ることはない】
【恐らくは身体の一部を何かに変え。地面に叩きつけられることなくこの場を去ったのだろう】
【──しゃらん】
【別れの言葉を告げるかのように】
【遠くでそんな、音ひとつ】


/うぎゃ、寝落ちしかけてました
/というわけで、ちょっと強引ですがこの辺で
/お疲れ様でした、ありがとうございました!
/あまり絡めずごめんなんだぜ……
633 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/19(日) 06:10:06.20 ID:V8eTVp7So
>>632


────全く、びっくりさせるっすね…

【落下した事を視認して、急いで魔術≠発動するも、杞憂に終わった事に溜め息を吐く。】
【暫くそのまま呆然としていたが、ふ、と淡い笑みを見せると共に屋上の淵にへと足を掛け】

逆巻く清流は根源たるを知る

【だん、と地面を割り砕くかのような音を響かせて、その場から姿を消した。】
//んにゃ、お疲れさまでしたー。
634 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/06/19(日) 09:37:44.11 ID:dB6G48Rg0
>>619

【表情の変転に対し、史音は不敵に笑んだ】
【余裕が完全に復活したわけでなく、体力も残り少ないけども】
【人懐っこい笑顔が出来ないのは、病気のようなものかも】

「妖」――、ねっ
アタシの世界にも、「よーかい」ってのは居たけど、
どいつもこいつも、お伽話や怪談話に出てくるだけのものだったよ
古い時代には、色々と目撃報告があるのに――

「うむ、なるほど――。
 そう言えば、風森の首魁は“百鬼”という言葉を用いていましたな
 直接的な関係は無いかも知れませぬが、興味深い。」

「(我らの伝承のアラハバキは、金属神であるとも解釈されますが。)
 (そこから、武器を導きだす事はそう難しくも有りませぬが――)
 (『荒覇吐』という存在からして、この世界では違うようで………。)」

【まずは、聞けばものの二秒程で発想出来るような事を答えて】
【半ば相槌のような台詞の中で、二名は更に深い思考に臨む】
【口を出すべきか出さぬべきか。ベンヌは先ず迷っていたけども】

……ん、ちょっと待ってよ

なんで「地元の刀剣鍛冶」なんてのが、妖どもの頭になれちゃうわけ?
タシカにあの刀、人間だったら“能力者”にしか扱えなさそーだけど
怪力使いとか、アタシみたいな重力使いがつごー良く沢山居るわけないでしょ

そー言えば――荒覇吐もとんでも無い刀を持ってたよ?
今になって見るまで、櫻刀だって認識できなかったんだけど、サ

【喋ると決めたら、遠慮無く喋ってしまう奴がすぐ傍に居た】
【時折足元の「ベンヌ」に視線を落としつつ、横に払うような身振り手振りを交え】
【答え合わせを催促するように、最後はじっと朝顔を見詰める――】

//ぐががが、寝落ち本当にゴメンナサイ
//とりあえずレスしておきますので、舞台裏を御覧くださると幸いです
635 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/19(日) 10:24:32.76 ID:jZ+yroBAo
【路地裏】

【鈍い音の後に、男のくぐもった声が一つ、空虚な朝を満たすように響いた
視線を向けてみれば、路地裏には三人の姿が、朝焼けに照らされて、その影を伸ばしている】


『ふぅ……ありがとさん、おかげさまで手早く仕事が終わったぜ
さて――――後はトドメだけだな』


【静かな口調で話し掛ける、男――――年のころは二十歳程度であろうか
機関のエージェントらしく、コートには機関の印がついているが、数字までは窺えない
彼の視線の先には、気絶した立派な身なりの男が一人――――どうやら、この男が目標だったようだ】


ええ……では、後始末はお任せくださいませ
――――貴方の出番は終わりました、さっさと舞台から降りていただけますか?


【言葉を返す白銀の長髪をポニーテールのように黒いリボンで結び、メイドカチューシャを付け
スレンダーな身体を、強調するように胸下で大きくエプロンドレスの結び目を目立たせる
黒と白のロングスカートメイド服を纏った、巨乳の少女
黒いメイドブーツと、白い手袋、そして真紅の瞳が、妙に高貴な印象を与えるだろうか】

【彼女の優美なソプラノボイスが、彼に明確な拒絶の意思を伝えると、彼は舌打ちを鳴らし、彼女へと迫ろうとするだろう
寸刻、彼の接近を阻むように、彼女の影がすーっと、浮かび上がり、先端を尖らせ、その先を彼へと向ける
彼女の表情は冷静沈着な仮面を付けたかのような無表情で――――……】


……二度は言いません、賢明なご判断を


【すっと、彼女が人差し指で、その仮面をはがすと、その奥には薄氷で出来た微笑が一つ
朝の陰影に照らし出され、その冷たさを強調するが如く、彼の首元に、氷のような視線を投げかける
――――彼はすっかり毒気抜かれたのか、悔しそうにその場を後にするだろう】

【後に残るのは彼女と、立派な身なりの男性で――――……どう判断するかは、貴方の自由であろう】
636 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/19(日) 11:02:28.55 ID:P3CbKFKU0
>>635

―――♪――……タイミング悪ィ…!

【いつもと同じ様に、少年は散歩をしているだけだった】
【つい、いつもと違う道を通ってみようと思っていただけで、人がいるとは思っていなかった】

【少年は“それ”を見た後、ゆっくりと後ろに下がっていく】

【周囲を焼き焦がすかのような真っ赤な短髪】
【それに相応するかのような深い漆黒の双眸】

【未熟といえるであろうか、幼さが顔にまだ残る少年】
【大人になれば恐らく精悍な青年に成りそうな、整った顔をしている】

【赤い、いや真紅に近いほど鮮やかな羽織を着ており、見る者を安心させる。が】
【反発するかのように右手には付けられた無骨な手甲があり】

【その拳部分には決して拭えない黒ずんだ血痕がこびり付いていた】

【また、傷口は新しいが、左足に酷くえぐれた傷痕があり】
【そのためか、松葉杖でゆっくりと歩いている】

【そして、傍目に移る少年の目にとっては】

【綺麗な女性が男性を殺そうとしているとも】
【そういう異様な性癖なのかもと思わせてしまった】

【――――――此処は路地裏、ルールなんてないのだから……】
637 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/19(日) 11:09:29.04 ID:/ZjfZ7dUo
>>634

《妖の全てが、妖として生まれる訳ではない……という事です》
《人として生まれた筈の華秋は、去年、手勢を率いて世界を荒らしました》
《三百年前の人物が、人のままでこの時代まで生きる事は……考えられますまい?》

《……では、続きを。これがヤツルギ伝承に、どう係わるのか》
《この段階からは、非常にあやふやな部分も増えては来ますが……》

【始めの形がどうあれ、『夜闇の大妖』華秋 太白が、夜行を率いた事は間違いない】
【多数の能力者を単騎で相手取ったその力は、確かに妖のものだった】
【探せばまだ、その戦闘を経験した者も見つかるだろうか】
【話題は次、現在の厄介事の一つに、過去の厄介事が繋がってくる】

「あの草原、ヤツルギの墓≠チてのは割とそのまんまの意味でな」
「大体三百年程前、華秋が妖になった頃……あそこで昼夜ぶち抜きの戦いが有ったんやと」
「自称でも神って類の生き物と、流れの妖。肩書きだけ聞けば前者が圧勝しそうなもんやが……」
「一昼夜開けてみれば草原は千の刀に埋められて、ヤツルギ様とやらは見つからんという有様よ」
「華秋の方も、そっから伝承をどう探っても足取りが見えなくなってなぁ……」

「ちなみに、ヤツルギ様についても幾らかは見つけたで」
「こっちは今とあんまり変わらん。生贄くれなきゃ暴れるぞー、ってのやね」
「尤も、一年一人で満足して、土地荒らす奴には容赦しない……地元ヤクザみたいなもんだったらしいけどな」
「その伝承利用した奴が、あのドラッグばら撒いた……って訳や」

「……迷信深い連中は、どこにでもおるからなぁ……」

【三百年も前となれば、現在の様に国は平穏ではなかった時代】
【乱によって外の国の情報も入らなければ、自然と人は古臭いものばかりに縋る】
【生贄という風習、現代なら行われそうもないそれが、日常の一つとして行われていた光景】
【さぞかしそれは、現代人から見れば異常で、だが彼等には普通のものだったのだろう】


【最後、残された1つの話題。ここへ来て、朝顔は疲れた様な表情を見せた】
【残る一つ、何を語らなければならないか、自分で分かっているが故だろう】

「……荒覇吐も、その時代の妖や。白天龍と風森、二家でどうにか封印した相手でな」
「その時代は、向こうは歴代最強とか言われて、こっちゃこっちで歴代でも二番程度の実力派当主」
「それでも散々な被害だして、漸く眠らせるような形で封印出来たらしい」
「向こうと殺し合う仲になっても、封印だけは絶対弱めんかった。相手殺しても自分まで死んだら叶わんからな」

「妖、荒覇吐……当時の記録によれば、櫻が夜行の序列、三」
「夜行最強は、華秋 太白で間違いない。それを踏まえて……」
「夜行の連中でたった一人、華秋を殺せたかも知れんのがあいつ……とか言えば、伝わるか?」

「……まあ、大体終わりや。一気に纏めようとしたからおっそろしく長くなったけどな」

【これまでの内容に比べれば、短い短い説明でしか無いが】
【これだけ語り終えると朝顔は、長く息を吐き出して、またくったりと潰れた様な体勢に戻る】
638 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/19(日) 11:21:35.37 ID:jZ+yroBAo
>>636

【小さな呟きのような、そんなささやかな声に、彼女はそっと視線を漂わせる
そうして彼女は不意に、貴方の方向へと振り向くだろう
――――彼女と貴方の距離は5m程度か、また、貴方は路地裏の入り口辺りにいる、か
逃げ出そうと思えば、いつでも逃げ切れる距離であろう】

【彼女は背中をむけつつ、くいっと、上半身をやや斜めにし、くいっと、その整った横顔で貴方へ振り向く
貴方と交錯するであろう、真紅の瞳は、何を思っているのか――――推し量るのには少々の時間が要て
風に靡く白銀の髪が、彼女の汚れ一つないメイド服や肌を修飾していく】


――――……ええ、確かにタイミングの悪いこと、あまり見せたくも見られたくもない状況でしょうね
一番良いのは、貴方が何も見なかった、とこの場を後にすることですが
あまり、そう――――人を信用するのは、短絡的すぎましょうか――――……


【彼女はそこまで述べると、長いメイド服のスカートを、ぎゅぅと両手で握り、つーっと、爪先立ちをし、ターン
ふわり、とはためくスカートの下にある、薄い黒レースのソックスに包まれた細い脚が一瞬、映るだろう
まるで意志を持つかのごとく揺れる髪は、やがて、その一生を終えるかのごとく、すーっと、彼女を修飾していき
彼女はそのようにして、貴方へと向き直る】

【身長は高くないものの、メリハリのついた、肉感的な身体で、貴方と同じくらいかそれ以下ぐらいの身長で
足音を出さない、丁寧な足取りで、貴方の元へと歩いて行くだろう
長いスカートの裾を握り、僅かに引っ張り上げながら、緩慢な動作で歩いていく
手袋で極力露出を抑えたその格好は、作り物のように――――……彼女にピッタリと触れ合っている】


あら――――……怪我をなさっているみたいですね、それも随分と新しい……
こんな傷口を放って、こんな路地裏に来て、もし病気にでもなったらどうするおつもりですか?


【まったく、と小さく言葉を孕みながら、彼女は、すーっと、流れるようにしゃがみこむだろう
どうやら傷口を診るつもりなのか、右手の人差し指で、軌跡をなぞるように、貴方の傷痕をなぞろうとする
柔らかいシルクの感触が、染みるであろう傷口を撫でこみ、貴方の痛覚と快楽を刺激するだろうか】

【悪人ではない――――のか?】
639 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/19(日) 11:36:47.42 ID:P3CbKFKU0
>>638

【少年は、戸惑っていた】
【もはや二人に対してではなく、眼の前の女性一人に対して】

―――…人ォ信用するってんなら、まず自分を信用させるのが一番じゃねェか?

俺ァ別に他人に言ったりするつもりは微塵も無ェがよ

ほんの少しばかり、詮索しても“人間的に”は可笑しくは無いと思うんだよ

【軽く微笑を顔に浮かべ、杖に体重を押し掛けるように前屈みに成る】
【少女よりも下から、いわゆる上目遣いで相手の紅色の眼を見つめる】
【それは少年にとって意識をしているわけではなかったものの、相手にとっては気味悪がられるかもしれない】

【相手がこちらに向かってくるのを目視し、若干警戒するものの】
【―――恐らく、こちらを心配しているであろう言葉に、警戒を緩める】

いや、これはまァ名誉の負傷だよ

城から飛び降りたンだ、この程度ですんだのは奇跡に近いと思うぜェ?

【突然の告発】
【少年は自分が忍者であるとでも言いたいのだろうか?】
【真紅の短髪を撫でるように掻き、顔を軽く紅色に染める】

【照れているようだ】

―――――ッ!?ちょっ…!何してるんだァ!?

【突然触れられた自身の傷口】
【朝霜の冷たい空気とともに、触れられる手袋の冷たく芯を通るような感覚】

【想像以上に、痛い】
【だが―――少年は意地っ張りなのか、顔には一切出さない】

【口にジッパーがしてあるかの様ではあるが】
640 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/06/19(日) 11:37:12.83 ID:dB6G48Rg0
>>637

【どこぞの吸血鬼なら、冷たい笑みと共に深々と頷くのだろうけど】
【人が妖になるというのを、史音はいまいち承知し切れなかった】
【とは言え――お伽話のような世界なら、無くは無いと思い至り】
【自ら招いた長話。寧ろ眼を煌めかせながら、聴き入る】

「むぅ……聞く限りでは、刀そのものを異能とする妖なのでしょうな
 そうでなければ、あれだけの剣を作り出す事も、集める事も出来まい
 未開の時代ともなれば――尚更の事であろう。」

なるほどー、「八ツルギ」と「千刀」じゃ、しょーはいは明白よね
神なんて言われてたものが、妖怪に負けるってのも不思議だけど――サ

【長棹に近い感覚で振り回せる為、史音は嫌いでは無いが】
【あの刀を大量生産したと言う事は、やはり常人の為では無い】
【妖の手勢に貸与えたか、或いは――、―と。】
【その足りない出来の頭でも、考える事は十分に出来た】

【先程まで吹いていた臆病風はどこにやら?】
【ロマンさえ覚えるような古の記憶で、手に汗握り】

「ほう……意思疎通に難有り、強さは折り紙つきなものですしな
 彼がNo.3で止まってしまう理由が、何となく理解できる気がしますぞ」

バカで馬鹿強いって、或る意味一番厄介ね
あれを従えてた奴の事考えると、もっとヤなカンジだけど――

それを今更蘇らせた事に、なんにも心当たりは無いのよね?
敵まで混乱してた、あれじゃまるで、アタシ達を逃がしたみたいじゃない

【「生きて帰れたのは、みんな頑張ったからだけど」――と、付け加え】
【会話を続けたいとは思うのだが、自分の疲労も身に堪えて来る】
【ベンヌを拾い上げ、のろのろと朝顔から離れようとしつつ】
【紅葉の手でそれを弄び、背中越しに尋ねるだろう】
【余り長く相手を喋らせるも悪いので、そろそろ帰ろうということだろうか】
641 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/19(日) 11:49:35.08 ID:/ZjfZ7dUo
>>640

「はっきり言うとな、ウチらじゃ荒覇吐には勝てん……ってえのも」
「毒やら爪やらが利く人間相手なら、ウチらの得意分野、楽勝なんやけどな」
「あれは鎧が強過ぎる、通らん。通す前に一発でブったぎられる」
「相性ってのが絶望的にウチらとは悪すぎるんや……手に負えないもの、誰が解き放つかい」
「……封印出来たのも奇跡、奇跡の二度目は難しいやろうなあ……」

《……と、そう言う事です……と、少々失礼を》

【漸く疲労も回復した様で、霊厳は立ちあがっていた】
【両手をぱん、と打ち合わせ、何事かを呟けば】
【周囲を覆う様に、青白い光がドーム型に広がる】
【その光のドームの中に居れば、わずかずつだが、傷が塞がり始めるだろう】
【自己治癒能力を上げる種類では無く、傷の周辺を再構築する類の回復術式】
【これまで動きを見せなかったのは、これの発動の為でも有ったのか】


〈……逃がしてくれたのなら、折詰でも持って感謝の挨拶に出向くかい?〉
〈過程はどうあれ結果は此方に運が向いた、そういう認識で良いだろう〉
〈此処からの道中、後は危険も無いだろうけど……僕は、彼等に同行しようか〉
〈君達はどうする?ここで、報酬受け取って戻るのかい?〉

【話も終わり、後の道中は平穏。これ以降は、特筆すべき事項も有るまい】
【白蘭は霊厳達に同行し、白天龍の領地まで戻ってから報酬を受け取るつもりらしく】
【だが、此処で別れようとするなら、それでも問題無く報酬は支払われるだろう】

【どちらにせよ、この夜の話はこれまで】
【ストーリー部分の最後のページが捲られて、残りはあとがきばかり、也】
642 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/19(日) 11:53:27.91 ID:jZ+yroBAo
>>639

【貴方の言葉に、彼女を見上げる漆黒の視線に――――……微かに思考が揺れる
気味悪い、という感情よりかは、思いのほか可愛らしい、といった感情の切片を感じた
尤も、それを表情に出さずに、言葉を舌先で吟味する】

【――――……当たり障りの無い、砂糖で包まれた甘い甘い劇薬の言葉
それを紡ぐには少々、状況が早すぎるか】


それもそうでしょう……ですが、詮索する、と申されましても、如何なる方法を取ると?
まさか私を剥くように脱がしてボディチェックする、というわけにはいかないでしょう

なら、貴方様が私を判断する材料は、私の言動に限られましょうか……ですが、私はあまり饒舌ではありません
故にです、私は僅かばかりの行動で私の信用≠フ裏づけを為しましょう

そして願わくは、貴方がまた、自身の誠実さ≠証明していただけることを――――……


【パタン、と読みかけの本を閉じるように、両の手を合わせ、彼女は言葉の占めに為すだろう
彼女の誠実さ≠行動で示す≠ニ彼女は言った、恐らくは、今彼女が彼の傷口を診ている、この行動の事を言っているのだろうか
これで貴方の信用を勝ち取れる、とは思っていない、なら――――……彼女は一体、何をなすのであろうか】


……城から、ですか――――……もう、いつも奇跡が起きるとは限らないんですよ?
それにどのような職業でしたら、そんなマネをするのでしょうか……全く


【ふぅ、とため息交じりの言葉を零して、彼女は少々呆れたように言の葉を漏らす
じぃ、と視線を上げると、照れているような貴方の表情――――思わずクスッ、と微笑が漏れた
それは、作り物の微笑でなく、本当の微笑であろう、表情に刻まれるその色は、チューブから出したようなレモンイエロー
爽やかな昼下がりに溶ける、淡い淡い薄色の心地よさを与えるかもしれない、微笑で――――……】


触診です、ご存知ありませんか?
――――……取りあえず化膿はしてませんね、まったく、素晴らしい幸運ですこと


【彼女はそんな言の葉をつむぎながら、右手の手袋を取り、貴方の傷口に撒きつけようとするだろう
傷口を覆うであろう、絹糸の感触は、彼女の肌の温もりを、微かに宿していて
まるで、露出した傷口を、彼女の小さな掌が、押さえているような感覚を与えるかもしれない】

【これでよし、と彼女は立ち上がると、貴方の前で、裸になった右手をひらひらとさせる
小さく華奢な掌に、スラリと伸びた指先、爪は綺麗に切りそろえられていて、仕事の丁寧さも頷ける、だろうか
――――……そうして、彼女は一つ、紡いだ】


――――Under Cover of Darkness


【虚空に出現する、黒い手袋¥uく間にそれは、彼女が以前していた手袋の色とカタチに成り
彼女の右手に、舞い降りるだろう
――――何かの能力であろうか】
643 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sagasage]:2011/06/19(日) 12:03:34.64 ID:dB6G48Rg0
>>641

……アタシの強さは、いったん抜きにしてサ
この「ベンヌ」――鉄槌なら、あれを傷つけられるのかな

いや、傷つけて見せたい……かな。

【「鎧が強すぎる」と言う言葉が、胸にちくりと刺さった】
【まず克服しなければならないのは、妖の瘴気と己の至らぬ力だけども】
【理論上は、一矢報いる事も出来たのではないか、と】
【背を向けたまま、顔を見せずに「ベンヌ」を何度か振り上げ】

【光の殻に包まれて僅かずつ癒されていく肉体】
【煤の下の爛れが、徐々に本来のかたちを取り戻していった】
【その数は少なく顔には無いけども、少女としては気にならないでも無いもの】
【内心、ほっと胸を撫で下ろしたなら】

んー、そうだね
帰る気で居たんだけど、こうやって傷を治したいな
後々まで火傷が残ったら――正直、嫌だし

【白蘭に対しては、やはり意地悪気な表情を向けるけども】
【悪態を付くことはなく、彼らに追従して去っていくだろう】
【領地内の宿屋とは前回の仕事で面識があるので】
【そちらを利用したいという思いも、あったと思われる】
644 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 12:05:38.34 ID:o4icjpHoo
>>623
「イヤー才能なんて言われたら困ってしまうなー……」

【アハハと最後に硬い笑みを浮かべて、男は片手で自身の頭を掻く】
【完全劣勢、少女にペースをつかまれているのである】

【先のその発言から、その少女の能力発動、その2つ事が同時に訪れ男の心情はもはやテンパイ】

【能力者であろうかその少女、もしかすると聞いてはいけないことを聞いてしまったのか】

「え?」

【そんな事を心のなかで考えながら、この場をうまく収拾させようと其の無い頭でいろいろ考えるがなにも思い浮かばない】
【そんな時に少女の口から出た言葉『能力』薄々そうは気づいていたが、こうも簡単に言っていい物なのか】

「てことは……君も何か…何ていうか…能……力者?………なのかい?」

【相手が能力と言っているのだ、それは能力者なのだろう】
【だが男の頭が、詰む直前……所謂『てんぱい』であるのだ、その一つ一つの事柄も、確認しせずには居られない】
【その、苦笑いの悩める男は自分を落ち着かせるように、自分に言い聞かせるように、そう言うのだ】

「あの…なにか……戦ったり?そんな事をする……?能力………者なのかい?」

【少女の能力は、髪を操る能力なのか?なにか色々なに形を変える能力なのか……】
【その髪が動くこと、髪の形が一瞬で変わったこと、其れだけで分かるのは男はこのくらい】
【まさか、こんな街で声を掛けた少女が能力者だったとは…】

【その此方をみる少女の視線、その視線から逃れるように、男は顔を横に向ける】
【この先、どうしようか、この状況をどう避ければいいのか……など余計なことを考えながら】

【……逃げるならそんな質問返すなと……そう言いたいところだが、その事が物凄い気になる、そんな気持有るのである】
【だから男は聞いてしまう、綺麗なバラには棘がある、だが癖にも成る、男はついつい、聞いてしまうのだ】


「いやぁ…参ったねぇ…」

【此れがこんな会話でなかったら…男はドレだけ運が良かったか】
【少女が自分に興味をもっている、会話の内容が『十字架』に集中してなければどれだけ嬉しかったか】
【だが、こんなオッサンに少女が興味が沸くわけがない、少女が興味を持っているのは……】

【巨大な十字架を持つ男ではなく……間違えなく……男が持っている『巨大な十字架』なのだから】

「ハハハ………」

【何も感情が解らぬ目というものは、人に恐怖を与えるものだ、その者が何を考えているのか】
【なにを思っているのか……まったく見当がつかないから】

【良いことであろうが、良からぬことであろうが……だから男は警戒する】
【その少女に対して警戒する】

【何事も……最低を考えろ、そういう事である】

【男はその十字架をいつでも出せるようにと、いつでも戦闘態勢に入れるようにと……】
【言葉では態度では、その表情は出さないが……そう思うのである】

【そして其の笑みは、やはり苦し紛れのその笑いであった、爬虫類の様なその瞳を見て、その瞳がどう動くのか】
【男はなにも解らない、だからなにが起きようとも、それに対処できるようにである】

/本当に申し訳ないです、せっかく絡んで頂けたのに
/寝落ちするとは……ごめんなさい
/レス返しておきますので、また都合が良い時間に返答お待ちしております
/こちらこそレスが遅くて申し訳ない…なにか誤字、脱字もありましたね…
/では、お待ちしております

645 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/19(日) 12:11:00.11 ID:/ZjfZ7dUo
>>643
【発動まで時間が掛かっただけはある、広範囲の治療術】
【風森家の表商売が人形芝居なら、白天龍は憑き物落とし】
【この様な、守りや治療に関する技術は専門である】

【このままの道中は、取り立てていく事も無いが】
【火傷が残るのが嫌と、そう言った彼女に対し】

〈……あれ、女の子みたいな事を〉

【余計な事を言った奴が、居たとか居ないとか】


/お疲れさまでしたー、昨日は遅くまですまぬ
646 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/19(日) 12:15:43.36 ID:P3CbKFKU0
>>642

なッ…!?べっ別にそういう意味で言ったんじゃねェよ!

俺はただ、信頼ってのは持っておいた方が得っていうわけで……

―――――ああ違う!俺はそォ言うことが言いたかったンじゃぁなくって!!

【あたふたと、顔を左右に何度も向きかえりながら】
【左足を、というより全身を全く動かせなくなっている】

【俗に言う、テンパりであろうか】

いやぁ、ちょっとした勘違いで“機関”が敵だと思っててよォ…

その機関と別の組織の邪魔をしてやろォと思ってな、城の屋上で敵を待ってて

―――返り討ちにあったっていうか……言わせんな恥ずかしいッ!!

【素直に一部始終を惜しみもなく話し】
【突然顔を真っ赤にさせて叫ぶ、恥ずかしいのであろうか】

【まぁ逆にいえば、そのテンパりと恥ずかしさのおかげで痛みが薄れており】
【口をパクパクと動かし続けるだけに成ったのは】
【少年にとって幸か不幸か……それはまァ分からないのだが】

いや、化膿とかはしねェンだ、ちょっとばかり“異質”な体のせいでな

逆に……魔力とかによる“治療”も全く受け付け無ェ…

不便な体だが、頑丈なのには何度も助かってるからな…何とも言え無ェがやはり幸運なのかもなー

【妙に饒舌になりながら、少年は自分の左足に撒きつけてある手袋にすら動揺しており】
【既に相手が悪人であるなど考えられなかった。洗脳的な意味ではなく】
【なんかもう、一人ぐらい人を殺しても、仕方ないんじゃないかなと思い始めているだけであるが】

【余談ではあるが、もしこの傷口から少年の本質が窺えるのならば】
【少年の右手に“異質”が濃縮してあることが分かるだろう】
647 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/19(日) 12:31:51.53 ID:jZ+yroBAo
>>646

【目の前で慌てふためく貴方を、愉しそうに辿るようにその場でしばしのんびりしているものの
あまり、そうもしていられないのも事実、ふぅ、とため息を一つ零すと、新たなる言葉を手繰る】


……よーするに、自分を信頼してくれ、ってことでしょうか
予め断っておきますが、私は貴方を信頼していない、とは一度も述べてはおりませんよ?
ただ、貴方の事を知らない、その為に――――信用できない、ということです

ふふ、でも――――……貴方の様子を見ている限り、そんな悪い人ではなさそうに思えますね


【テンパる貴方へ、リードする指先を指しのばす、言の葉が、貴方の思考をつーっと、引き寄せようとする
ゆったりと紡ぐ、聞き心地の良い言葉は、はんなりとした響きで、貴方の思考を落ち着かせようとしているのか
彼女は、と言えば、貴方の様子を、愉しそうに窺いながら、静かに次の行動へと移る】


それは随分と、恥ずかしかった事でしょう……ですが、誰にでも失敗、というのはございますよ?
恥をかくのも、怪我をするのも、結局はその一つ一つが、貴方の糧となる、というものです

生きてさえ――――そうです、生きてさえいれば、成功なんですから
だって、ほら、もし貴方がそこでお亡くなりになっていれば――――……今日の出会いも、無かったんですから


【恥ずかしがる彼を尻目に、小さく微笑みの色を滲ませて、彼女はくるり、と背中を向ける
エプロンドレスを結ぶ、大きな白い結び目が、彼女の背中にはあって、そして彼女は両腕を後方で一つにまとめ
言葉を強調するように、ね?、と半身を向けながら、貴方へと微笑みの声を、紡いだ】

【白銀の髪が修飾する横顔が、軽く動いて、片方の瞼が、パチン、と音がしそうなくらいにはじける音がする
ウィンクを貴方へと零すと、貴方の言葉へと再び耳を傾ける】


……ふむ――――では、私の治療は無駄、ということになるようですね
お恥ずかしい限りです、でしゃばったマネをしてしまって……もう――――……

……取りあえず、その手袋は差し上げます、高かったんですから、大事にしてくださいね?


【おや、彼女もまた、動揺してる、白い絹糸のような肌に、紅色が滲みこんで、きゅぅ、とほっぺたを紅くして
取り繕うようにつーん、と表情を強めると、言葉が少し支離滅裂な感じになる
そもそも傷口に撒きついた手袋を、どう大事にしろ、と?
――――……彼女もまた、貴方とあまり年も違わぬ、少女なのであろう】

【そんな彼女の視線が、貴方の右手へと、落ちる
じぃ、と紅い瞳が、静かに揺れて、その異質さを確かめるように
――――言葉には出さないものの、何が言いたいか、は理解できるかもしれない】
648 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 12:53:20.84 ID:r6Xq/Lluo
【黒いロングコートを纏った、銀の長髪・赤眼の男がどこからともなく現れて】

さて…『裏切り者の機関員』はどこかな…

【身の丈程の鎌をするりと撫でる】

/過去ログから邪気邪気しい初投下を見つけてしまったので…
/手直しと共に再投下です…
649 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/19(日) 12:57:40.81 ID:P3CbKFKU0
>>647

あ、あァサンキュー、俺ァ普通の眼で見ればま、“悪人”の部類に入るな

暴力を使わずに問題解決なんかしねェしな

でも、少なくとも俺はお前を“信頼”したぜ?悪人とは思えねえしな

【自身の本意は、全て感情に任せる】
【それが彼にとっての性格であり、方針であるのだ】

【疲れたように近くの石に座り込み、左足を見る】
【確かにこれは酷い傷だが、決して無駄でも無意味でもない】
【自分を強くしてくれた―――大切な“糧”の一つである】

(今日の出会いも…か、ははッ)

【自虐とも安堵とも取れる微妙な表情】
【―――何かあったのだろうか、その顔には先ほどとは一転した】
【暗く陰の入った笑いが張り付いていた】

【こちらに微笑みを向けてくれている女性に対して】
【何となくこんな顔では駄目だと思い】

おっし!!

【思いっきり張り手を顔面に打ち付けた】
【こちらはバチンッッと本当の意味で弾ける音がして、ほおが真っ赤に晴れ上がるが】
【少年の顔には先程と同じ、明るい表情に戻っていた】

いやいや!悪かったのァ俺の体だ!むしろ感謝してるぐらいだよ!

―――つか手袋貰っちまっても大丈夫なのかァ?

【足に巻き付いた手袋をどうすることも出来ず】
【相手の表情にも若干の罪悪感が浮かび上がった少年は、とりあえず話題を変えることを決定した】

【相手の視線がこの右手に向いていることも関係しているし】
【とりあえず自己紹介でもしておこうと】

――――――あァ、これはこうすると…

【右手の手甲が剥がれ落ち、少年の右手が顕わになる】
【いたって普通の右手であった】

【緑色の石が手の甲に埋め込まれていることを除いては】
【そして、そこから無尽蔵に濃密な魔力が溢れていることを除いては】

コイツァ、俗に言う“宝玉”っていうもんらしい
魔力を放出し続ける、俺の能力の元、つか本体か
―――っと、そういえば自己紹介がまだだったな、俺の名はヴァーデッド。ヴァーデッド・劫火・ニコラスってんだ、よろしく。

【自身の右手の甲を相手に見えるように突き出しながら】
【ついでとばかりに自分の名前を言う、長く、奇妙な名前を】
650 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/19(日) 13:18:13.04 ID:jZ+yroBAo
>>649

【感情に委ねられた彼の本意は、裏返せば己の感情に真っ直ぐな人物と判断できる
それは、幾重にも、嘘を塗り重ねて、自身の感情を隠す者の多い、この世界の中で
――――間違いなく、マイノリティな、それでいて――――……希少な、性格であろう】

【現に彼女も、そんな貴方を――――どこか羨ましそうに眺めて
表情の大小に差異はない、強いて言うなら、僅かな色が、微かに歪んだ程度か】


……なら私も貴方を信頼≠「たしましょう、他人に施しを受けたのに、借りを返さないほど無情じゃないんですよ?
それに、私からしてみれば、貴方も悪人≠ニは思えません
お互い、良い人、と形容されるべき者なのでございましょう


【それはさながら、弟を諭す、姉のように、ゆったりと棘の無い言葉で、彼へとしみこませていく
彼女の真意を辿るには、少々判断材料が少ない気がしないでもないが、信頼はしているのだろう
石に座り込んだ貴方の側に、そーっと座り込む】

【脚をMの字に曲げ、地面に座り込むと、花開いたスカートの膝辺りに両手を置いて
彼の表情の移り変わりにまるで、演劇を見ているかのように、視線を揺らめかした】


ええ、また出せます=\―――……それに、一つぐらい、今日の出会いの印があっても、よろしいでしょう?
幾年か、はたまた幾十年か後に、その手袋をごらんになられた時――――私という存在を思い出していただける
そんな貴方の世界の片隅に、私を置いていて欲しいんです


【彼女の表情が、微かに揺らめいた、口当たりの良い、整った微笑から、微かに覗かせる、彼女の表情
それが何色かまでは判断できない、ただそれが――――哀しげな色であることは、分かるだろうか】


宝玉=\―――ですか……名前は確かにお尋ねしたことはありますね
私はカノン、カノン=ラン=パトリオットです、宜しくお願いします

――――それにしても宝玉≠ニは……機関≠ノ狙われるのではありませんか?


【じーっと、彼女は、彼の右手へと、視線を揺らめかし、やがて、貴方の視線と交錯させる】
651 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/19(日) 13:24:41.13 ID:P3CbKFKU0
>>650




そうか…なら貰っておくよ、こんなふうに足に巻きつけてちゃ駄目だろうけどな……

ちゃんとして保管しとくよ、って変態的な意味じゃねぇぞ!?

【傷口に巻きつけてある手袋をゆっくりと剥がし、広げて懐に入れる】
【なんだか微妙に手間取っているのだが、動揺しているだけだろう、たぶん】

【】
652 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/19(日) 13:36:30.79 ID:P3CbKFKU0
>>650

ヒャハハ!確かに他人にとっていい人はたぶん全員がいい人だと思うだろォな!

俺も“施し”を受けておいて信頼してませんて言うような屑ではないぜ

【相手の言い分に同調する】
【少年にとっていい人とは、自身をいい人だと思っている人がいることなのだろうか】

【常に笑顔を絶やそうとしない相手が、悪人なわけが無い】
【ほとんど確信に近い、“それ”を持っていた】

そうか…なら貰っておくよ、こんなふうに足に巻きつけてちゃ駄目だろうけどな……

ちゃんとして保管しとくよ、って変態的な意味じゃねぇぞ!?

【傷口に巻きつけてある手袋をゆっくりと剥がし、広げて懐に入れる】
【なんだか微妙に手間取っているのだが、動揺しているだけだろう、たぶん】

【ゆっくりと隣に座られ、カノンの髪の匂いが自身の鼻腔をくすぐり】
【妙に緊張してしまう】
【というか初めっから緊張しっぱなしである】

【不意にのぞき見たカノンの表情に何故うっすらとした悲しみが映っているのか】
【少年にとって全く分からなかった】

――――――……なぜか、機関に狙われたことは無いんだよなァ…?

何でだろうか、それはやっぱりさっきの手甲が隠してくれているってのもあるだろうけど

やっぱり、俺の存在が機関にとって確認する価値のない存在だってことだろォな

まァ既に俺は機関に敵意は無いけどな……助けてやりてェ友人はいるが…

【交差した視線に、妙な違和感を感じつつも】
【自身の弱さを言葉にし、共に噛み締める】

/ミスです、すみません
653 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/19(日) 13:47:08.23 ID:jZ+yroBAo
>>652

【彼の言葉を辿りながら、彼の真意を、微かに覗こうとする
――――けれども、それも直ぐに止める、それは多分――――彼を、信用しているからなのだろう
彼の性質を、考え方を、そう簡単に嘘を憑くような者でない、ということを】


あら、私はどうしていただいても構いませんよ?手につける以外の使用法は見つかりませんが
どこか部屋の片隅にでも放っておいていただいた方が、良い気もしますけれどもね


【貴方の鼻を擽り、脳内へ溶け込んでいく、彼女の髪の香り――――……シャンプーしたて、とでも思いそうなぐらいに
恐らくは、人工的な香りでなくて、彼女本来の香りなのであろう、優しげな、蘭にも似た、その香りは
絹糸のようにきめ細かい、彼女の白銀の髪を修飾する、良いエッセンスとなっているだろうか】

【彼女は貴方の緊張している様子を、さも不思議そうに眺めている
どちらかといえば、緊張している、というよりかは愉しんでいるのだろう
――――彼の容姿は優れている、そして性情も気に入っている、そんな邂逅を楽しめないはずが無い】


……それは本当に宜しいことです、私の素性も、そして、行動の理由も、隠す必要もありませんから――――


【すっと、彼女は不意に立ち上がり、数歩歩いて、依然として気絶している男性へと歩み寄った
彼女は男性をとんとん、とたたき起こすと、じぃ、と男性を見下ろした
男性は彼女の顔を一瞥すると、怯えるように、路地裏の入り口へ、消えていくだろう
――――それはつまり、男性の気絶の原因は、彼女にある、ということか】

【再び、彼女は貴方へと、向き直るだろう
白いメイド服は、依然として綺麗なままで、汚れ一つ感じさせなくて
ふわりと差し込む昼の日差しは、彼女の頭上から降り注ぎ、彼女の陰影を深く魅せていく
くっきりと映し出される彼女の姿は、微かに陰りが見えるような、位置で】
654 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/19(日) 14:00:09.85 ID:P3CbKFKU0
>>653

まァ…この左手は素手であると得だからな……ま、部屋に飾らしてもらうよ

俺は案外思い出は大切にするタイプなんだぜ?安心しろって捨てたり忘れたりはし無ェよ!

【にっこりと笑ってそのまま大きく伸びをする】
【くぅー…と嘶きに近い声を上げ、大きく欠伸を立てた後】
【ゆっくりと立ち上がり、服についていた汚れを払う様に落とす】

【その後、楽しそうにこちらを見るカノンから視線を変え】
【そこで倒れている男性に目を向けた】

【それと同時ぐらいのタイミングでカノンが男性の方に歩み寄り】
【男性を起こす、起こされた男性が逃げていくことに】
【何故か笑いが止まらなかった】

手慣れてんなァ、そういう仕事についてんのかァ?

それとも逆にそういう仕事の後始末か?ひゃはは!

【なんにせよ、何故か少年は楽しそうで】
【目の前に見える少女の表情の陰りになど一切気付かずに】
【ほんの少し狂気じみた笑いを続けた】
655 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/19(日) 14:14:37.15 ID:jZ+yroBAo
>>654

【不意に吹く風は、妙に生温く、じめじめとした、鬱陶しい風で
肌に吸い込むと何か、違和感を感じそうなぐらいに、ため息のような味がして
二人の間にある、温度差を、明確に告げているような気がするだろうか】

【道化師のように、狂気じみた笑いの色、彼女は貴方の色をそう判断するだろう
どこか愉しそうな貴方へと、仄かに、肩透かしのような気持ちを描きながらも
紡ぐ言葉は変えず、ただ淡々と、彼女の色に染まっていく】

【彼女の右の手が、スカートの裾を掴むと、くいっと、彼女は引っ張り上げ、彼女へのアクセントと為す】


カノッサ機関最高議会=\―――公設秘書、それが私の肩書きです
議会≠フ従者として、機関全般にわたり様々な活動をサポートしています
その中には当然、ついさっきのような、要人への暴行も、存在していることは、ご存知でしょう?


【言葉に色は見えない、それはまるで、事実だけをインクに滲ませて、すらすらと書き下すように
シルクのように真っ白な、紙切れに描かれる言葉は、無機質な、単なる記号にすぎず
言葉と形容するかは、単なる音である、としか、言いようも無くて】

【彼女の表情から微笑が消えて、透明な仮面を纏ったかのような無表情を貴方へと向ける
冷静沈着な声色が、静かにトーンを変えず、ただただ響き渡る】


そしてまた宝玉≠フ回収も仕事の中に在ることも事実でございます
――――……ですが、貴方は先刻、その宝玉≠価値が無いと判断いたしました

無知な私には、その言葉の意味が理解できません、故に、貴方に尋ねましょう
貴方はご自身の宝玉≠ノついて、何をご存知なのか、を――――……


【それはおそらく、元から決めていたことなのだろう、このように言葉を紡ぐのを
彼が宝玉を持っていようと、いまいと、現場を見られたのだ、ある程度の対応は必要、ということだ
彼女は僅かな間を置いて、新たな言の葉を付け加える】


予め断っておきますが、応えようによっては、力づくでも、其方の宝玉≠取りに参ります
そして、貴方の答えが、私を納得させるものでございましたら――――そうですね……
貴方の助けてやりたい友人≠ノついて、何かお手伝いでも、なしましょうか――――……


【言葉はブラフ、であろうか――――より正しい答えを聞く為の
言葉の真意は窺えない、覗いたとしても、その奥には、貴方を映す鏡だけが、けたたましい笑い声と共に、合って】
656 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/19(日) 14:36:14.53 ID:P3CbKFKU0
>>655

あんた…そんなお偉いさんだったんだなァ!

あと、知っているでしょうって言われてもなァ…まあ何となくは分かってるかな

【不意に感じうる違和感、先程と空気が一転】
【少年はそれを敏感に感じ取り、笑顔を消して真剣な表情に成る】

【相手が“宝玉”という単語を出した瞬間】
【右手が異常なまでに熱を帯び、能力が暴走を発生させかけ、淡い光を放ったが】
【それを必死に抑えつけ、汗を垂らしつつも相手の話に聞き入る】

“宝玉”の回収…ッこれ取られたら俺死ぬかもしれねェから

そう簡単にあげられる様な物じゃあないんだよなァ……

―――まァ、アンタに取っちゃあそんなことが聞きたいんじゃあないんだろうし……

【唾を飲み込み、息を静め】
【ゆっくりと語るように少年は話しだした】

俺の知ってることァ少ないし、語るには昔話もしなきゃいけねェが

それでも“アンタ”のために、知ってることは全部話してやるよ

それと、友人については俺が干渉することじゃねェ、既に解決したかもしれねェし

その点に関して、一切触れないでほしい、すまねェが

【機関の為でも自分の為でもなく、カノンと呼ばれる女性の為に】
【そして、自らの存在を知らしめるために】

――――まず…物心ついたときにァこの右手には既にくっついていた

生まれつきでは無ェ事は親父に聞いたが、それがいつかはしらねェと言っていた

【一瞬、凄まじく滾る内なる殺意が、少しだけ少年から噴き出た】

………俺は、15年間の間、とある組織に身体を“改造”させられていたンだよ

その組織は、自分のことを“カノッサ機関”だと言っていたし、俺もそォだと思っていた

だが実際には“黒瀬”っていう奴の個人遊技場だったんだよ!

【黒瀬、と呼ばれる単語が出た瞬間、少年の右手が不気味に変質】
【紅色に包まれた異形の腕に成り、思いっきり地面に叩き付けた】

【粉塵が散り、周囲に巻き散るも、気にせず話を続ける】

そこの奴はこの石を“人工の宝玉”って言ってた、だが実際には宝玉ってのは自然物なのが普通なんだろ?

だから、俺はこれを使うと自身の体への負担が制御できなくなる……―――ってそんなことはどォでもいいか……

俺が価値が無いって言ったのは、唯純粋に俺の力不足って意味だよ

全身にしびれるような痛みが走って、すぐにぶっ倒れちまう、だから俺が悪ィんであってこの宝玉は強力無比だ

―――アンタも、魔力を感知できるンなら分かるんじゃァねえか?

【溢れ出続ける魔力】
【異形の腕に構築後も、変わらず噴き出続ける】
657 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [saga]:2011/06/19(日) 14:52:08.49 ID:jZ+yroBAo
>>656

【彼の話を、指先でなぞる、彼女の細い指先が辿る、彼の言葉の推移
彼に課せられた運命、とその運命が持つ、力の強さ
確かに、それをどうにか所持できれば、彼女の手柄となるだろう】

【――――……彼女の視線が、彼へと揺らめく、彼の黒色の瞳を、静かに見つめる
恐らくは、彼女が彼から宝玉≠奪い取ってしまえば、彼の身体もまた、潰れてしまうのだろう
そして彼女は、彼に言われたように宝玉≠フ力へと、思考を寄せた】

【その魔力の膨大さは、思わず息が詰まるほどに――――真剣な表情であった彼女の表情が、寸刻、唖として、固まるほどに
はためく粉塵が、華やかな色を告げると、昼の灯りに反射して、仄かな明かりを照らし出す
それは夏の終わりを告げる蛍火の如く、儚く揺れた】


……なるほど、貴方の事情は飲み込めました、そしてその宝玉≠ェ大切なものである、ということも
いえ、きっと――――こんな言葉で片付けてはいけないのでしょう、それほどまでに、貴方の辿ってきた軌跡は……

――――――――申し訳ございません、配慮が不足してしまって……その――――……


【言葉がにごる、彼の人生の壮絶さに、思わず、息を呑んでしまうほどに
しゅん、と暗くなった表情と共に、彼女は微かに視線を俯かせ、彼を直視できなくなる
彼女が握る、スカートの裾が、くしゃ、と彼女の手の動きと連動して歪むだろう】

【それは彼女の本心であろうか、彼女のちゃちな言葉のために、彼の秘め事を、明かしてしまった
それが許されないことで、許してはならないことを、彼女はそっと、思いこんで――――……】


……本当に、すいません――――……


【脳裏に浮かんだのは、彼が、黒瀬の名を紡いだ時に、爆発した、爆ぜた、彼の、微かなる思い
そして、その引き金を引いた、彼女の不用意な一言
それは反省するには重く、なんと言ったらいいか、分からないほどで】

【彼女は、そんな、謝罪の言葉を、弾けそうな音と共に紡ぐ
ふわり、と彼女の言葉から漏れたシャボン玉は、空へと踊って、やがて、たたられたかのごとく、消えていく】
658 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [saga !蒼_res]:2011/06/19(日) 14:55:51.17 ID:R8RFG8iBo
【公園】

【昨日の豪雨が嘘のように思えるほどのぽかぽか日和】
【さんさんと照りつける太陽の下で、一人の小柄な少女がぐたっとしてベンチに座っている】

…………なんだか、だるい……。

【銀髪を赤いリボンでサイドポニーに纏めている、林檎色の瞳】
【七つの色違いの星模様入りの白いノースリーブシャツを着用し、下は黒のジーンズ】
【水晶のように透き通った翡翠色の指輪を左手中指に嵌め】
【特殊な構造のリボルバー銃とオートマチック式の大口径拳銃を、それぞれ両腰に提げている】

【また、怪我をしているのか。少女の左手には乱雑に包帯が巻かれていた】

(……昨日、びしょ濡れになったからかな。)
(家で……じっとしてれば、良かった…………。)

【なんだかぼーっとしており、どうやら体調が悪いようだ。目が死んでいる】
659 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/19(日) 14:56:34.08 ID:R8RFG8iBo
>>658
/あーはい、またですすみません。
660 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/19(日) 15:10:13.50 ID:1vS4FLwFo
>>329

あ、倒れた、仕方ない、家に運んで寝かせておこう

【骨二体に抱えられて階段を降りていく】

僕のベッドでいいかな、

【ベッド...もとい中が無駄にふかふかした棺桶に入れられ布団を掛けられる】

その間にごはんをつくっちゃおー!

【白猫に鰯を与えてから、キッチンへ行き料理を始める】

灼熱!地獄の!キムチ鍋でいいや

【物騒なネーミングである】
661 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/19(日) 15:10:47.32 ID:P3CbKFKU0
>>657

―――…あれェ?おかしいンじゃねェか?

お前はカノッサ機関のお偉いさんなんだろ?だったら今のは仕事だ

警察が事件の事情聴衆となんら変わりあるもんじゃない。だろ?

だったらそれを謝ったらいけねェよ、今のは“義務”だ、お前の信頼を保つためのもんだ

そして―――――話したのは俺だからな、悪いのはどっちかっていうと深刻にした俺の方ォだな、すまねェ

それに俺ァ今の話を他人にできてよかったと思ってるよ、“記憶に残ってもらえる”ンだからな

だからそんなに落ち込むな、お前は微笑んでンのが一番似合ってンだよ!

【長々と、手短に言うなら“笑え”の一言】
【言い終わった少年の顔には既に笑いが戻っており、先程の話に嘘偽りがないことが分かる】

【少年はカノンによくわかるように笑顔を見せつけ】
【右手の歪な右手の親指を立てる、グッ、と】
662 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/19(日) 15:11:51.25 ID:BYMgU3YC0
>>660
うぅ…

【まったく起きない】

うあぁ…

【なんだかうなっている】
663 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/19(日) 15:15:21.34 ID:1vS4FLwFo
>>662

そうだ、内臓もいれて〜心臓いれてー、いい感じ

【グツグツと音を立てる真っ赤な鍋】

おーい、キムチ鍋できましたよー

【起こしにいく】
664 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/19(日) 15:22:21.17 ID:BYMgU3YC0
>>663
う…ん?

【なんだかふかふかしたところだなーっと重い見渡すと…】

うあわぁああああああああああああああああああああああ
なんだ!なんだ!?なんで棺桶なんかに入っているんだ!?

…あぁ、夢か
うん、夢だ、よし!寝よう

【勝手に納得勝手に布団にもぐりこむ】
【が、蹴飛ばすだのなんだのすればちゃんと反応するだろう】
665 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/19(日) 15:26:00.04 ID:jZ+yroBAo
>>661

【――――……貴方の言葉に嘘偽りはないのだろう、それは、短い間では在るが、彼彼女の邂逅で理解した
それなら、彼女は貴方の言葉に従わなければならないのだろう、それに違う理由はないのだから
けれども、彼女の心に在る思いは、そんな――――……直ぐに整理のつくものであろうか】

【軽い気持ちで尋ねたわけではない、いずれは結局、尋ねなければならなかったこと
彼と彼女の出会いは、少なくとも御伽噺で語られるものでなく、夜伽話で綴られる血なまぐさい色
そしてその出会いで始まる行方はきっと、正しい終わりなんかでなくて――――……
彼女はまるで、機械仕掛けの神様に引っ張られるかの如く、その問いを口にした】

【――――……だからこそ、返って来た彼の言葉の重さを、噛み締めなければならない
貴方の言葉も、心も、その全てが――――重くて
……崩れ落ちる、心を、そっと、貴方に委ねる】


――――分かりました、その言葉信用いたしましょう……
すいませんも、ごめんなさいも、もうお仕舞いです、言葉をこねくり回しても、そこから思いは零れませんから
……だから、一つだけ――――言わせて下さい


【歪な右手の親指を、そっと、包み込もうとする、彼女の小さな、手袋に包まれた両の掌
それが正しい行いかは分からない、それが良い行いかは分からない
あるいは――――自身を肯定する、そんな都合の良い行いかもしれない】

【けれども、今は、貴方のその手に――――……委ねたくて】


――――……有難う


【貴方を見つめる表情には、不器用ながらも、しっかりと微笑を作って
パッチリと閉じられた瞼の端からは、流し損ねた夜露が、まるで涙のように頬に濡れて
やがて、横髪にしみこむと、ささやかな水の刎ねる音を、路地裏内へと響き渡らせた】
666 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/19(日) 15:29:26.49 ID:+Ug0LKaV0
【眩い陽に照らされ、薄明るく染まった路地裏。下の壁が見えないほど、多くの張り紙をしている場所があった】
【切り子細工を信仰する宗教の勧誘のポスター、二次元から恋人が出て来る方法を、教えて欲しいという内容のメモ用紙など】
【様々な文章で覆い尽くされている、混沌の道の中央に、異形の影がいた】

【それは、周囲を見渡していたが、紙を眺めている訳では無く、探している様なそれに近かった】
【人物の容姿は、黒のキャスケット帽を被り、旧い血の色をしたボブヘア。死人の様な白い肌に、右頬に深い傷跡】
【起きたばかりの様な、力無い表情。生気の失った、然し、淡く輝くオレンジの瞳】
【赤と黒のボーダー、厚い生地のニットワンピース。黒いオーバーニッソックスに、同色のレースアップブーツを履いている】
【左腕が、皮を剥いだ肉の様な色の、鋭い爪を持つ異形。手の甲の中央に、簡略化した山羊と、五芒星が掘り込んである】
【十字架型のドッグタグネックレスと、右手首に「No.90」の刻印入りのハンドカフスを着けた、背の低い、十八歳程の少女だった】

……。この、……場所は。……、

【恐らく、居ない。と続けた。単語を縫い合わせたのみの、拙く、子供が紡ぐものに似た言葉を漏らす】
【風が吹き、紙の触れ合う音が、この場所を満たした。異形の周囲で、冷気を含んだ白が舞い、地とぶつかると、消えた】

……。甘い物。……

【空虚を孕んだ声音は、突然、意味の分からない事を口走る。恐らく、糖分が欲しいのだろう】
【ポケットから、菓子を取り出し、口に放る。コーヒーの味を転がしながら、濁った赤は、留まり続ける】
667 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/19(日) 15:29:34.78 ID:1vS4FLwFo
>>664

....

【バッシャァといわんばかりに顔にキムチ鍋を一掬いぶっかける】

おきーろーキムチ鍋冷めるぞー、次は鍋ごといくぞー

【脅しが地味にこわい】
668 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/19(日) 15:30:37.65 ID:uczDOhO+o
>>658
/まだいますか?
669 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/19(日) 15:31:40.91 ID:R8RFG8iBo
>>668
/貴方の後ろに
670 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 15:34:35.31 ID:4b8TbBpF0
>>666

【――――背後から、コツコツと響く靴音】

――――――――おやおや…………久しぶりだねぇ…………

【銀色のウェーブがかったロングヘアーに、黒のライダースーツで全身を固めた、目元をサングラスで隠す、毒々しい赤い口紅が印象的な女性が】
【どことなく垢ぬけた様なさっぱりした口調で、話しかけてくる】
【その細い首筋には、首全体を覆う様にして、黒いハンカチがスカーフ代わりに巻き付けられている】

…………ひょっとしたら、あたしゃ誰だか分かってもらえないかもしれないね…………
まぁ、これを見れば一目瞭然だろうけどさ?

【言いながら、彼女は右腕で首元のハンカチを解き放つ】
【ハンカチが解かれた後に、首に残っていたのは、『Canossa 616』と刻み込まれたプレートのついた、金属製の首輪】
【これがあれば、外見の変化が著しくとも、それが誰かは分かるだろう――――『人工強化プロジェクト』の被験体サイボーグ、G-616『ブラックハート』――――】

【――――かつて会った姿とはかなりの差異があり、パッと見ただけでは分からないかもしれないが、その声はあの時と変わらない】
【赤い髪は銀に、目元にはまるでその目を隠すかのようにサングラスが掛けられ】
【特に変化が著しいのはその両腕――――右腕は、完全に義手である事が一目で分かる様な黒い金属製になり】
【そして左腕は――――もはや腕ですらない。何かの兵器としての機能に特化させた事が分かる、指すら備わっていない代物だった】
671 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/19(日) 15:37:06.25 ID:BYMgU3YC0
>>667
うぁちゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

【結構大げさな反応である】

はぁ…はぁ…
な、なんだよその真っ赤なそれは…
はっ!まさか…

【先ほどのキムチ鍋という話をまるで聞いていない】
672 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/19(日) 15:38:53.11 ID:uczDOhO+o
>>669
/俺の後ろ冷蔵庫だけど大丈夫?
/あ、だからか、んじゃ絡ませてもらいますね。

>>658
ん?

【黒い服、漆黒のマント、フルフェイスタイプの仮面を身につけた男が】
【ベンチに座り込んでぐったりとしている少女を見つけ】

んな!?
(い、いろんな意味で真っ青・・・・・だと・・・・・・)

【顔色的にも文字色的にも真っ青だと言うことに気が付いて】

お、おい!

【ダッシュで接近】

だ、大丈夫か君!?
真っ青ではないか!吸血鬼に襲われてもそうはならないぞ!!

【自分のマントを外し少女にはおらせながら、気遣う様に声をかける】

/宜しくお願いします
673 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/19(日) 15:40:50.23 ID:1vS4FLwFo
>>671

キムチ鍋、食え、

【机の上に箸と一緒に置く】

ほいご飯、

【茶碗に真っ白なライスが】

何をやってるんだね、君は

【猫に鰯をまた与える】
674 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 15:42:21.83 ID:JDHcJt81o
【路地裏】

……、、る、る、……ぅ、あー

【淡く燐光を放つ右目と夜色の左目を有した少女が、ふらりと歩いていた】
【膝までありそうな長い黒髪は、まるで夜の海のように僅か蒼みがかっており】
【彼女の羽織る、季節はずれともいえる夜色のコートはだいぶサイズが大きいものであった】

……、ぅー

【──少女がひとつ、声をあげる】
【ぎこちなく音を紡ぐ彼女は、もしかしたら何かを歌っているのかも知れず】
【小さく、小さく。幼い声で、路地裏に旋律が流れていく】

【しゃらん──】
【少女がふらりと歩みを進めるたびに】
【鎖の音が、微かに微かに、聞こえた】
675 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/19(日) 15:44:31.88 ID:R8RFG8iBo
>>672

【文字色には触れるんじゃないバカヤロウ】

……貴方は…………。

【会話こそしていないが、いつしかの研究所探索で一緒だったはず】
【名前は確か──ラグナロックとかラグランジュとか、そんな感じ】

別に、貴方に心配されるほどじゃない……。
ちょっと……体温が高くて、ふらふらするだけ。

【熱だからか虚ろな瞳で、ラグナの瞳を見据える】
【びみょーに強がっているが、結構体調が悪い事を自白した】
676 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [saga]:2011/06/19(日) 15:46:04.66 ID:P3CbKFKU0
>>665

へへっ!

【少年はただ笑う】
【嬉しかったわけではない】
【楽しかったわけでもない】

【―――ただ、カノンの声を聞いて、何故か笑いたくなった】

【笑いを交わす二人の男女】
【もしかすると、別の出会いでは戦ってしまうこともあり得ただろう】

【それは、“もしかすると”とても幸運なことだったのかもしれない】

――――――――……それと、もうひとつ、いや二つだけ言わせてもらう

俺の囚われていた組織は……宝玉を作るほどの力を所持していること……

俺は―――――お前らの敵じゃァないことだ!

それだけだ、ちゃんと覚えておいてくれよ?

【真っ赤な髪が周囲を照らし、人を誘うかもしれない】
【―――もうこれ以上“宝玉持ち”の俺がカノンの横にいると】
【カノンの地位等が傾くだろう】

【非常に自己中心的な、そして特筆的な考えだが】
【少年はそう感じ、すぐに行動に移した】

【右手の能力を解除し、落ちている手甲をつけ直す】
【そして、杖を左手に取り、ゆっくりと先程まで歩いてきた道なりを戻ろうとする】

―――俺ァこの髪の所為で目立つからなァ

これ以上お前といると、お前が何か隠し事をしていると思われるかもしれねェ…

さっさと離れるわ、じゃあな、出来ればまた会おうや!

【右手をカノンの方向に振り、そのまま歩き去ってしまう】

【その後、周囲に停滞していた魔力は消失に帰し】
【―――少年の存在は、その場から消え失せた】

/此処で終わりです、ありがとうございました
/周囲の状況の説明の上手さに圧巻しました!楽しかったです!
677 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/19(日) 15:46:24.89 ID:BYMgU3YC0
>>673
……

【お腹がぐ〜っとなる】

…むしゃむしゃ

【無言で食べ始める】
【顔が赤い、恥ずかしかったらしい】

うまい…
678 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/19(日) 15:50:20.85 ID:jZ+yroBAo
>>676

/乙でしたー!いやー結構長くて満足したぜー
/こちらこそ愉しかったぜー
679 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/19(日) 15:55:00.99 ID:uczDOhO+o
>>675
【ごめん】

(たしか、防衛システムを破壊した際に共闘した少女だったか?)

【少女の顔を見つめながら記憶を呼び覚ましつつ】

ん?あの時のガンスリンガーガールか、久しいな。

【該当する記憶を発見、確かそうだったかなぁ程度の認識で、話す】

体温が高くふらふらする・・・・・風邪か。
風邪だからと言って油断すると肺が炎症を起こして激痛に苦しまねばならないこともある。
最悪の場合、弱った体の中にウイルスが入り込んで死に至ることもなくはない。

【すっとしゃがみ込み、少女に目線を合わせ】

家はどこだ?
私が送って行ってやろう。

【あえて心配云々は無視し提案する】
680 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/19(日) 15:58:07.31 ID:+Ug0LKaV0
>>670

【背後から響く足音と声に、異形が反応する。飴を嚥下し、振り返った】
【双つのオレンジに映ったものは、銀の髪だった。髪の色の変化の為、戸惑ったが、瞬時に思い当たる人物を連想する】

……。ブラックハート、……

【再会の嬉しさで、明るみを増した声。プレートのナンバーや、赤く引かれた唇から。以前の姿の彼女の、面影を感じた】
【緩んだ頬と共に、彼女に歩み寄ろうと、一歩踏み出し。直ぐに、足は止まった。ブラックハートの最も大きな変化である、左腕が見えたからだった】

……。腕、……どうして。……。まさか、……、

【数拍迷った後に、プロジェクトの者に改造されたのかと、問い掛けるだろう。戦闘の中で、腕が千切れてしまった可能性も考えたが】
【サングラスを掛けている事も気になり、落ち着かない様子で。彼女が、無理強いされた場合を想像し、怒りを覚えた】
681 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/19(日) 16:00:13.53 ID:1vS4FLwFo
>>677

泊まってく?それとも帰る?

【宿の心配をしだす】

この時間まじで出るから、さっさと食って帰ったほうがいいよ、ピークまで10分しかないし

【霊のピークが近いらしい】

682 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/19(日) 16:03:35.07 ID:BYMgU3YC0
>>681
ぶ――――――――――――――――――ッ!!!!!!!!

【キムチ鍋を吐き出す】

ま…まじか…
宿に荷物とか全部置いちゃってるから
早く帰らないと…

【もしゃもしゃ頬張りながら】

(っていうか、こいつはいったい何なんだ…)
683 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/19(日) 16:03:58.85 ID:R8RFG8iBo
>>679

【薄らと、頬が紅色に染まっている】
【典型的な熱の症状だ。別に恋しているわけではない】

……どちらにしても、問題ない。
一人で病院に、行けるから…………。

【ただ強がっているというよりは、他人の迷惑をかけるのを嫌っている様子】

私がただの女の子じゃないのは……、貴方も見たはず。
…………それに、この状態で帰ってあまり心配させたくない。

【誰を、とは言わないが。文脈的には同居人の誰かなのであろう】
【「家はどこだ?」という質問には答えず、立ち上がる】
【ただ椅子を支えにして立っている有様なので、恐らく一人じゃ病院までは辿りつけない】
684 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 16:09:26.57 ID:4b8TbBpF0
>>680

…………久しぶりだねぇ、檸檬…………

【――――その声の調子は、どこか機嫌が良い物だった】
【再会を喜んでいると言う事もあるが、それにも増して、珍しくいつもの荒ぶる様な興奮ではない、穏やかな物を感じさせていた】

――――あぁ、これかい?
…………見ての通り、両腕とも持っていかれちまってさ…………
どこぞの、ありがたーい正義の馬鹿に、絡まれちまってね…………

【チラリと、サングラス越しの視線を落とす】
【口元には、一瞬引き攣った様な動きを見せたが、サングラス越しのその目は、感情を読み取れるほどには光を宿していなかった】
【大して日の光の届かない路地裏の中で、サングラスを外す様子も見せずにいるのは、わずかばかり違和感を感じさせる所作だが――――――――】

それでさ……一昨日、やっと左腕がついたんだよ…………
ここのところ、プロジェクトの予算が滞りがちでね…………
おかげで、こんな見てくれの悪い腕にされちまったけど…………それでもやっぱり、腕があるって良いもんだねぇ…………

【――――その機嫌の良さは、要するに左腕が復活した事に起因していた】
【『腕』と形容する事に躊躇いを覚える様な――――三角状の刃の様な物が先端に付いているそれだが、ブラックハートは、右の義手でそれを愛おしそうに撫で上げる】
【――――プロジェクトの予算――――評価が思わしく無いと言う事は、ブラックハートにとっては死活問題で】
【だからこそ、久々に前線に出ていけるだけの装備が整った事が、嬉しかったのだろう】
【――――――――例えそれが、人の姿からかけ離れていく『改造』だとしても】

……しかしさ、檸檬…………あんた、こんな所で何をしてるんだい?
…………あたしゃ、最近任務には参加できないで、データベースぐらいからしか情報が取れなくてねぇ…………
何か知ってたら教えてくれないかい?

【実際には、気晴らしに何度か施設を抜け出してもいたのだが】
【それでも、片腕が欠落している状況では仕事にならないらしく、何の気後れもなく、檸檬に対し近況を聞こうとする】
【――――サングラスの奥は、相変わらず何も見えなかった】
685 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(愛知県) [sage]:2011/06/19(日) 16:11:20.71 ID:+OUdjYR8o
【路地裏】

【しゃがみこんで怯える女性と、──いかにも怪しい男がそこ居た】
【女性は男に右腕を掴まれており、逃げるに逃げ出せない状況だ】

『やっ、──助、け……』

なんで怯えてるんですが?怖いですか、私。そんなに恐ろしいですか?──ンフフクク……。

【シルクハットを被った、機嫌が悪いような余裕が無いような目付きの悪さを持った黒目黒髪の男】
【ダメージジーンズに、テールコートというなんとも言えない取り合わせの格好をしているのに加え】
【本来右腕のあるべき箇所には何も生えておらず、代わりに袖から黒い魔翌翌翌力が僅かに漏れている】

ちょっと、質問してるだけじゃないですか。腕。落ちてませんか。腕。落し物です。

【男の質問に対して、女性はブンブンと首を振り続け、手を振りほどこうとするが、男はその手を離そうとはしない】

そうですか、残念です。話は変わりますが。私、右腕、無いんですよ。両利きだから、そんなに困る事は少ないんですけどね?
良いですね、貴方の腕は。綺麗で。透き通るような綺麗な腕ですよね……。 良い──腕ですよねぇ……。

【直接的な表現はしていないが、この恐るべき状況に対して、女性の想像力は広がっていき──】
【「キィャアアアァァア───」という、甲高い絹を裂くような叫び声が、路地裏に響き渡る────】

何で叫ぶんです?傷ついちゃいますよ、──── ねぇ。 ん?ん、んん〜〜〜?

【クースクスクスクスと、男は笑うように女性に語りかける】
【この、女性に救いは、あるのだろうか────?】
686 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/19(日) 16:11:52.57 ID:uczDOhO+o
>>683
一人で病院に行けるのなら、なぜ此処で座っていたのだ?
体がきついから、だろう?

【少女が立ち上がる姿をじっと見つめ、こちらも立ち上がる】
【何かあった時に、すぐに動けるよう、準備しながら】

只の女の子ではないのはわかっているが・・・・・
女の子であることに変わりはない、それに・・・・
自分を頼らず、そんな辛そうな姿で居た。

【心配をかけたくないと、少女が思っている相手を示唆して】
【自分がその相手の立場に立ったならと】

其の事実のほうが、ショックだと思うがな・・・・・
687 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/19(日) 16:13:50.24 ID:1vS4FLwFo
>>682
うおっ汚っ!

【華麗に回避】

あ、帰るんだ、あと7ふーん!

【せかす、すごくせかす】

まぁ、ピークが終わって帰れば良いんだけどね

【もっともだ】
688 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 16:15:07.28 ID:S2jws/cUo
【とある朽ち果てた館の、地下舞踏室】

【陽の光など決して差し込まないその場所を照らすのは、蝋燭の芒とした橙色のみ】
【埃の積もったテーブルが広い空間に数十個並べられ、その一つ一つの上に燭台が置かれているが】
【この部屋の中央に位置するテーブルにたったの一人しか、席に着いている者は居なかった】

【座した者が見詰めていたのは、大きな舞台。其処だけが幾つもの燭台で煌々と照らされ、踊る女達の姿が窺える】
【黒髪に烏の羽を含ませて大きくボリュームをつけ、黒のボンテージ服にガーターという姿の彼女達】
【悪魔のような出で立ちのまま、耳障りな音楽の中でまるで統一規格か何かのように、無機質なダンスを踊り続けていた】

 ―――…、

【そんな黒の世界の中で、ともすれば消え行ってしまいそうなパステルカラーを纏う、一人の女性】
【薄荷色の髪、空色の瞳、桜色のドレス。その色の淡さ故に、彼女の存在はまるで浮き出る様】
689 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/19(日) 16:18:30.93 ID:R8RFG8iBo
>>686

……そう、だけど…………。

【「休んでいるだけ」とか、そんな言葉も思いつくが】
【ただの言い訳に過ぎないので切り捨て、素直に頷く】

確かに、そうかもしれない……。
でも……、バレなければいいだけだから。

…………これ以上迷惑をかけるのは、やだ。
だから……そこまで言うなら、手伝って?
一人じゃ無理だから、病院行くの…………。

【「バレないように病院に行く」のを、手伝うようにラグナロクに言う】
【相手の瞳をジッと見つめて頼み込むが、その瞳には迷いがある、ような】
690 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/19(日) 16:21:33.23 ID:BYMgU3YC0
>>687
【ささっと身支度する】

ちょっ!んじゃあな!
縁があればまた!

【すたたたたと忙しく猫をひっつかみたちさる】

/用事ができたのでこれで
/なんだか失礼なロールしてすみませんでした
691 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/19(日) 16:23:17.42 ID:1vS4FLwFo
>>690

まったねー!

【てを振る】

/乙
692 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/19(日) 16:29:44.07 ID:uczDOhO+o
>>689
まぁ、君には君の考えがあるのだろう。
気持ちはわからないでもないが、な。

【彼女の瞳を仮面越しに受け止め】

わかった、良いだろう。
で、だ。

【もう一度しゃがみ込んで】

手をひかれるのと御姫様だっこか、それともおんぶか・・・・
どっちがいい?

【手を差し伸べて、尋ねる】
693 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/19(日) 16:34:35.81 ID:R8RFG8iBo
>>692

……仮面を付けてるし。
正直、全部やだけど…………。

【如何に良い人物であろうと、仮面を付けてるのと何だか不審】
【世間の目を気にしてしまうお年頃、らしい】

どれか選ばなくちゃいけないのなら……おんぶ、かな。

【差しのべられた手を(遠慮がちに)取りつつ、答える】
694 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga ]:2011/06/19(日) 16:38:50.29 ID:oY1XCHj00
【どこかの繁華街の路地裏】
【夜に片足を突っ込もうかと言う時間でも誘蛾の如くにロクデナシ達が集う】
【そもそも黒髪オールバックの隻腕の黒スーツの男がいる繁華街は24時間いつでもロクデナシが幅を利かす場所なのだ】
【そんな所で今日も男は仕事をしている。趣味に明け暮れている】
【仕事は詐欺。趣味は廃人に分類される人形作成】

【人間の屑としか言えない所業を平然な顔で行いながら今日も一日平和だと呟くのであった】

…今日の人形の出来はイマイチですねぇ。
どうも最近調子が悪い。すべてはあの女のせいですかねぇ…ッ!

【一瞬だけ背筋凍る怒りを覗かせた後、穏やかな笑みを浮かべる】
【廃人となった人間だったモノを蹴り飛ばし、表通りへと出た】
695 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/19(日) 16:46:05.04 ID:uczDOhO+o
>>693
そう言うことは心の中だけで留めておいてくれ。
かなりショックだからな・・・・・

【奇抜な格好をしている割に、心はガラスの十代】
【要は傷つきやすいのである】

よしわかった。
おんぶでいいのだな?

【とかなんとか言いながら】
【カマーンって感じで肩幅以上に足を開き、ケツを突き出して中腰にしゃがみ込む】

出血大サービスのスペシャルシートだ。

【生理的になんかいやかもしれない】
696 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/19(日) 16:49:41.18 ID:R8RFG8iBo
>>695

……これでも、心の中に留めているのだけど。

【いこーる、心の中ではもっと酷い事を考えている】
【まあ冗談であろう。多分。無表情だけど】

…………うん…………。

【深く考えずに近づき、おんぶされる】
697 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/19(日) 16:56:41.74 ID:uczDOhO+o
>>696
・・・・・・・・・

【黙ってしまう、かなり傷ついてしまったらしい】

・・・・・・
ちくしょおおおおおおおおおおおお!!!!

【そう言いながら少女を落とさないようにしっかりとおぶって】
【地面を蹴りあげて跳躍、その勢いそのままに空を飛翔】

なんでこんな目にばかり合うのだ!
私が一体何をしたと言うのだあああああああああ!!!

【心の底からそう叫び、病院に向かって飛翔する、ぐんぐん加速しながら】
698 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/19(日) 17:06:12.51 ID:R8RFG8iBo
>>697

……飛んだ…………。
貴方……飛べるのね。

【普通に陸路で行くと思ったので、表情には出さないが驚く】

…………そんな仮面を、付けた。

【振り落とされないように確りと捕まりながら、ボソッと】
699 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/19(日) 17:06:46.77 ID:+Ug0LKaV0
>>684

【穏やかな雰囲気の彼女が、嬉しく感じたが。彼女の言葉を聴き、ゆっくりと、微笑みが消える】
【戦闘で取れてしまったが、納得出来なかった。彼女は、機関員である為、戦いは避けられないかもしれないと考える】
【然し、機械の様な腕を付けられる事は、辛く思った。彼女はサイボーグであるが、その前に、一人の女性でもあるのだと、思考する】

……。機械の、……腕。……、ブラックハートは。……哀しく。……無いの、……
……。女の子、……なのに。……、

……。サングラスは、……

【瞳に、あったのだろうか。思考し、問い掛けたが、無理に外す事は無いと、言葉を続けるだろう】
【ブラックハートが、見られたく無いと考え、覆っているものならば。無神経な言葉で、彼女を傷付けたく無いと思考したからだ】

……探していた。……、
……。会いたい、……子。……

……機関は。……余り。……動きは、……無いと。……思う。……
……。僕も、……データベースしか、……情報。……分からない、……

【主語が無い言葉だったが、人物を探しているのか。異形が探す者の件は、個人的なものだった】
【異形も、現在は、データベースが情報源なのだろう。大きな動きの情報を、掴んでおらず、その旨を伝えた】

……。僕は、……答えが。……出た。……

【暫し経った後、戸惑いを含んだ面持ちで紡いだ。答えとは、恐らく、異形の立ち位置の問題】
【然し、視線を外す事は無く。レンズ越しの彼女の瞳と、視線を重ねる為、オレンジの双眸を向け続けるだろう】

/遅れました…すみません…
700 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/19(日) 17:13:44.71 ID:uczDOhO+o
>>698
仮面付けたっていいじゃない!!
みんな心の仮面をつけているんだから!!

【もう何を言っているのかわからない】

其れにこれ便利なんだぞ!!
HMDとして機能する上に暗視等各種機能、音楽だって聴くことができるのだ!
しかも湿気がこもらない!優れモノなのだ!!

【防弾機能も付いているため銃を突きつけられても安心】

【そんなこんなで病院が見えてくる】

【あと少しで到着できるはずだ】
701 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/19(日) 17:16:41.31 ID:R8RFG8iBo
>>700

でも……、実物の仮面は付けてない……。

【淡々と言い放つ】

……そんなに、便利な機能がついているのに。
見た目の悪さは、どうにもならないの……?

【ラグナロクからは見えないだろうが、少女はジト目で仮面を見据える】
702 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 17:25:37.64 ID:4b8TbBpF0
>>699

――――――――こんなもんでも『あるだけ幸せ』なのさ…………
もし、プロジェクトが完全に止め刺されたら、あたしゃ、『廃棄処分』…………身体の中身が動かなくなって、血がどんどん汚れていって…………
最後にゃ、もがき苦しんで死ぬしかない…………
修理してもらえるってんなら、あたしゃ、まだ生きていける…………

【――――血を、涙を…………これ以上失って、たまるもんかッ!】
【初めて顔を合わせて戦闘に発展した時、ブラックハートの叫んでいた言葉を、覚えているだろうか?】
【――――辛くないはずがない。悲しくないはずがない。しかし、それが彼女の『生きる道』なのだ】
【無理やりにサイボーグ強化を施され、保全のためには機関に尽くす以外の道が無く――――――――言ってしまえば『命綱に縛られている』状態】
【新しい腕を『付けられた』と言う事は、嘘偽りなく、彼女にとっては『生きる希望が残っている』と言い換える事が出来る】

…………ま、あんたにゃ色々と事情を話しちまったし…………これぐらいは、良いか…………
――――――――あたしの『修理』に便乗した『改造』の、結果さ…………

【ほんの一瞬、寂しげな表情を浮かべると、ブラックハートは右腕でサングラスを手に取り、ゆっくりと外していく】

【――――そこには、瞼も眼球も存在しなかった】
【ただ、顕微鏡の対物レンズの様な『カメラ』が、眼窩の中に押し込められるように、鎮座している】
【視覚情報と得ると言う意味では、ヒトの眼球よりずっと高性能だろうが――――そこには、やはり『兵器』として以外の用途は、見いだせなかった】
【機関の中で、ブラックハートは『兵器』としてしか扱われていないと、その目は雄弁に物語っていた】

――――こればっかりは、本当にね…………人目にさらしたくなんか、ないさ…………これのせいで、あたしゃ『泣けない』んだ…………
胸が詰まって、息が苦しくなって…………身体が、馬鹿みたいに震えてさ…………――――でも、『涙が流れない』
泣く事が出来れば、曲がりなりにもすっきりするのに…………『涙が流れない』ってだけで、こみ上げてくるモノが、全部胸の中に溜まっちまってさ…………

【そう言いながら、サングラスをかけ直す。本心から人には見られたくなかった物を、信頼しているからと言う事で明かしたのだろう】

そうかい…………それじゃ、今は小康状態、か…………
(だが…………森島 京…………ばれちまったね、アレの事は…………)

【データベース以上の情報が手に入らないというのであれば、仕方がない】
【いくつか、気になる事柄もあったが、それについては別な仲間たちから聞くしかないと言う事か】

――――――――ッ
…………そうかい。ようやく、答えを出したかい…………
…………じゃあ、聞かせてくれよ…………あたしには、聞く義務がある。機関に引き入れたあたしには、ね…………

【しばしの沈黙の後、檸檬からの言葉にさっと顔を上げると、真っすぐにその顔を覗きこむブラックハート】
【その表情は、ただ鋭い――――あらゆる感情を排除しようとしている、研ぎ澄まされた表情だった】
703 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/19(日) 17:31:57.18 ID:uczDOhO+o
>>701
見えるだけ親切だと思わないか!?

【涙声で叫ぶ、もう、彼のライフは45くらいしか残っていない】

見た目が悪い!?
かっこいいじゃないかぁ!
こんなにもスタイリッシュではないか!!

【病院の上空に到着、緩やかに高度を下げていく】

【次、一撃でも食らえばからは再起不能になってしまうかもしれない】
704 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/19(日) 17:36:48.45 ID:R8RFG8iBo
>>703

寧ろ、見えるから嫌……。

【主に見た目的な意味で】

……例え、かっこいいとしても。
仮面を付けてる時点で、変だから……。

【氷のように冷たく、刺々しい言葉】
【何の躊躇も無く、止めを刺しに掛っちゃいました】
705 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/19(日) 17:51:34.93 ID:uczDOhO+o
>>704
な、なぜだあああああああ!!

【さらに、彼女の変という言葉が】

【ラグナロクの精神状態】

『とどめじゃ!!』
「ぐはぁ!!」

【実にわかりやすく止めを刺され】

【そして】

・・・・・・・

【病院の敷地内から2mほど浮いた状態で力尽き、落下する】
706 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/19(日) 17:56:10.28 ID:R8RFG8iBo
>>705

…………っと……。

【落下していくラグナロクから飛び降りて、地面に着地し】

……どうしたの?

【しれっとした表情で、首を傾げて問いかける】

もし魔翌力が尽きたりしたのであったら、ごめんなさい……。
その……、今日は、ありがとう…………。

【そして、穏やかな声でお礼を言うと】
【多少ふらつきながらも、病院内へと去っていこうとする】
707 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 18:02:21.13 ID:JDHcJt81o
【氷の国──カノッサ機関氷の国支部】
【廊下/とある部屋の扉の横に置かれた折りたたみ式の椅子に、一人の女性が座っていた】

…………、シズリ、か

【櫻国の民特有の黒髪を、赤い髪紐で縛ってポニーテールにした女性だった】
【紺色の小袖と袴という質素な格好に身を包んだ彼女】
【其の左腰には、漆塗りを施された鞘に収められた刀が提げられていた】
【何もせずにただただ椅子に座る彼女は、ぼんやりと虚空を見つめており──】

「この間から、超、その名前、超、聞きます、ね」
「……、……、超、お友達、ですか?」

────どうだろうな。
少なくとも、関わらないほうがいい人種なのは確かだよ、あいつは。

【彼女の独り言に答える声が、一つあった】
【その声は部屋の中から、小さく小さく聞こえてくる声】
【だが女性はその声に律儀に応え──幽かなため息を、零した】
708 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(中部地方) [sage]:2011/06/19(日) 18:03:51.14 ID:uczDOhO+o
>>706
ちくしょう・・・・なぜだぁ・・・・・・

【はっきり言ってこの程度で魔翌力は尽きない、まだビンビンである】
【が】

私は変ではないのだ・・・・
例え変だとしても、変なだけの紳士なのだ・・・・

【少女からの口撃により彼の精神的体力はゼロとなってしまった】

しかも、この状態の私を置いて行くなんて・・・ひどくね?

【彼の精神はふかーいふかーい闇の中へと落ちて行った】
【ざんねん!彼の冒険は此処で終わってしまった!!】

/乙でした、かな?
709 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/19(日) 18:05:18.97 ID:R8RFG8iBo
>>708
/おつでしたー
710 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 18:12:14.54 ID:S2jws/cUo
【とある朽ち果てた館の、地下舞踏室】

【陽の光など決して差し込まないその場所を照らすのは、蝋燭の芒とした橙色のみ】
【埃の積もったテーブルが広い空間に数十個並べられ、その一つ一つの上に燭台が置かれているが】
【この部屋の中央に位置するテーブルにたったの一人しか、席に着いている者は居なかった】

【座した者が見詰めていたのは、大きな舞台。其処だけが幾つもの燭台で煌々と照らされ、踊る女達の姿が窺える】
【黒髪に烏の羽を含ませて大きくボリュームをつけ、黒のボンテージ服にガーターという姿の彼女達】
【悪魔のような出で立ちのまま、耳障りな音楽の中でまるで統一規格か何かのように、無機質なダンスを踊り続けていた】

 ―――…、

【そんな黒の世界の中で、ともすれば消え行ってしまいそうなパステルカラーを纏う、一人の女性】
【薄荷色の髪、空色の瞳、桜色のドレス。その色の淡さ故に、彼女の存在はまるで浮き出る様】
711 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/19(日) 18:15:42.91 ID:4wbFRQ6wo
【草原】
「ん…うーん…」

【何処までも広がる草原のど真ん中、寝転がる人物】
【眉間に皺を寄せて、横向きに足と腕を折り、少しうなされているようだ】
【悪い夢でも見ているのだろうか】

「…うー…あ、あつい…」

【蒼い毛皮に猫耳尻尾、中肉中背+αの肉付きをした、猫の獣人少女だ】
【クリームイエローの臍だし袖なしのインナーに、ベリーショートのカットジーンズ】
【いろいろ無防備だが、その周囲には仄かな蒼い魔翌力が漂っていて】

【ボサボサの黒髪や毛皮に、うっすらと汗が滲んでいる】
【夢を見ているようなうわ言から睡眠は浅くなりつつある】
【誰かが接近すれば、それだけできっと目が覚めてしまうだろうが…】
712 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/19(日) 18:17:44.41 ID:+Ug0LKaV0
>>702

【彼女は、それ以上の幸せを願う事も、人間的なパーツを貰う事も、おかしく無い筈なのにと思考する】
【プロジェクト員は、彼女を兵器としか見ていない。心を持っている者に対して、どうしてその様な事が出来るのか、信じられなかった】
【そして、彼女が変えられた双つに、異形は】


……、

【異形の面持ちが、大きく歪む。負の色彩に囚われた表情だった。右手で感情を覆い隠すと、緩やかに下を向いた】
【苦味の残った口内で、切歯し、音を立てる。暫し絶句していたが、やがて、浮かんだ思考を口にしようと、】

……。殺し、……

【思わず、漏らし掛けた言葉は。意味が無く、更に、彼女に迷惑が掛かるのみのものだと気付き、止めた】
【プロジェクトが凍結し、困るのは、彼女だ。プロジェクト員を異形が殺害しても、恐らく、希望は無いかもしれない】
【異形が行動しても、変わる事は無い。抗えない事実に、激昂する。右手を下ろし、然し、顔を上げずに答えた】

【彼女は、涙を流す事も出来なくなった】
【プロジェクト員が居た場合、止めてくれと、泣いて頼み込んでいた】

……。森島や、……レギンに。……会って、……決めた。……
……。大切な、……存在を。……傷付けたく無い。……、

……。だから。……、護る為に。……

【中立の意思が混じっているが、正義の位置に行きたいと願う意思だった。恐らく、許される事では、無いかもしれない】
【機関が全て敵だと決めていない為、未だ機関員として働いているのだろう。空ろな声音は、不安定に揺れる】
713 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 18:18:16.17 ID:4b8TbBpF0
>>712
/すいません、このタイミングで飯です……
/少々お待ちを
714 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/19(日) 18:23:09.46 ID:+Ug0LKaV0
>>713
/分かりました
715 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/19(日) 18:29:06.94 ID:koRpB2oCo
>>707

迷った……

【ふいに一つの声が、廊下に追加される。声の方を振り向けばそこには】

【スラリとした痩駆の長身に、真っ直ぐに下された腰に届く程長い樗色(おうちいろ)の髪】
【前髪は短く切り揃えられていて、紫色の双眸を持ち、腰には鞘に収まった刀を一本ベルトで固定させていて】
【袖のない濃紫のワンピースに紫のスニーカーを履いた少女がいることだろう】
【その首元にはドッグタグ――カノッサ機関の紋章が刻まれたそれが鈍色に光り、己の存在を誇示していた】

【魔翌力を感知できる者ならば、彼女がどす黒い魔翌力を撒き散らしていることに気がつくだろうか】
【そして、その魔翌力の中に混ざる、“哲学者の卵”の禍々しい魔翌力にも――】

【ふらりふらりと覚束ない足取りで歩くその姿は、どこか危なっかしい】
【だがゆっくりと着実に椅子に腰かける女性へと接近してゆき】
【普通に会話が出来る程の距離まで近づけば、貴方に気がついて、虚ろな双眸を向け】

――こんなところで……何してるの……?

【一人だけで廊下に居ることが不自然に感じたのだろう】
【どうやら部屋の中に居る人物の存在には気付いておらず】
【椅子まで用意するあたり、ここから動く気配はなさそうだと思ったのか、何の気なしに声を掛けるだろう】

/まだいらっしゃいますか…?
716 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 18:45:17.74 ID:JDHcJt81o
>>715

【廊下にいる女性は魔力を持たず、感知するにしても薄々としか分からない】
【しかしどうやら、何かしら善からぬ気配があるということは分かったのか】
【支部内──敵など居ようはずも無い場所であるのにも関わらず】
【ちゃ、と刀の鯉口を切り。感情の浮かばぬ仏頂面で、其方を不意と見遣り】

【櫻の国出身者の証である、黒き瞳】
【其処に、樗色の彼女を写しだし──煌と光る紋章を目に入れた】
【其の事から、己の思考は杞憂であったと判断したのか】
【今しがた抜こうとした刀を鞘に納め。きしりと椅子を軋ませて立ち上がる】

──この部屋の中に入る虜囚の、監視だ。
監視といっても、逃げ出さないか或いは不穏な動きをしないかを見張るのみ
生憎と室内は狭い。故に廊下での任務をしている

【立ち上がったのは、立っている相手に対して座っての会話は無礼だと感じたためだろうか】
【ゆらりと黒髪を揺らし、低い声で彼女は少女の質問に答え──】

「……、超、哲学者の卵の、超、魔力」
「機関なのに……超、変なの」

【──部屋の中から、少女のものと思われるような声が、ひとつ】
【この声の主が、女性の言う「虜囚」なのだろうか──】

/ここにー
717 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/19(日) 19:13:12.81 ID:koRpB2oCo
>>716

【立ち上がる女性の瞳を無表情の中に埋まる眼で追ってゆく】
【だが同じ感情の無い顔と言えど、黒き瞳の彼女の佇まいは凛としていて】
【僅かに覗かせた白刃を眼にすると、ほんの少しだけ、瞳に狂気と敵意を滲ませて――】

【だが刀を納めた途端にそれは紫色の少女の内側へと消えていった】

……虜囚……。なにか……悪いこと……したの……?

【機関員でありながら、彼女は支給された端末からデータベースをあまり細かに確認していないのだろうか】
【虜囚など、そうそう増えるものでもないだろうが、この少女はそれらの存在など一切知らないと言った口ぶりで】

【そして、部屋の中から聞こえてきた声。それが彼女の言う『虜囚』のものだと判断するにはそう時間はかからず】

……あなた……が……

……わたし……は……望んで“卵”を手に入れた訳じゃ……ない……
こんなもの……早く……消えて欲しい……

【「機関なのに」と、その口ぶりから機関の人たちは皆、自身に“卵”を撃ち込むような者ではないと早合点して】
【だから僅かに不快感を滲ませた口調で、そう言い返した】

【黒い魔翌力の一部を、二人へと向けるだろう。それはよほど魔翌力に敏感でないと気付かない程に薄いものだ】
【目的は二人に魔翌力があるかどうか。意識しての行動ではないのだが――部屋の中に居る少女は、どう感じるだろうか】

【そしてその魔翌力を感じることが出来たのならば、以前どこかで感じたことのあると思うかもしれない】

/ごめんなさい、遅れました…
/意識して文章の漢字を変えようと努力しているところなので、もしかするとちょくちょくおくれるかもしれません…
718 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 19:15:17.70 ID:pf4VWkvho
【街から僅かばかり離れた草原が、ようやく夏色に染まり始めていた】
【ハチの羽音にバッタの鳴声、陽光に照られて青々と茂る草葉の碧海】
【吹き抜ける南風はこの時期特有の湿気を含んで、少しだけ蒸し暑い】
【中央では一本の巨木が立ち枯れており、その枝に人影が座っている】

【洋服の上から純白のローブを羽織る、栗色のボブヘアの小柄な女性】
【左手首に銀の腕輪を、左足首に金属のアンクレットを身に着けている】
【彼女は素足を揺らしながら、黒に程近い濃緑の瞳で周囲を見渡しつつ】

――何だかな。こういう、だだっ広くて何にも無い場所に来ると
たまーに、大声で思いっきり何かを叫びたくなるわよ、……ねぇ

【そう呟くと、おもむろに立ち上がって空気を目一杯に吸い込み始めた】
【――どうやら彼女、人目も憚らずこの場で叫ぶ心積もりのようである】

【あらかじめ言っておくと、この草原は街から少しだけしか離れていない】
【と、なれば街のざわめきは多少なりとも草原へと響き渡ってくる訳で】
【逆に言えば、つまり、草原からの雑音も街へと伝わってしまうことになる】
【音量は抑えられてしまうかも知れないが、場合によっては捕捉出来る筈だ】

【因みに、枯れた巨木は丸裸。其処に立つ彼女の姿は、物凄く目立ってしまっている】
719 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 19:29:41.89 ID:4b8TbBpF0
>>712

…………どん詰まりになったプロジェクトの、最後の成功例…………
あの連中も、死に物狂いなんだろ? …………結果が出せなくなったら、居場所を失う訳だからねぇ……

【――――高い戦闘力を齎したブラックハートの改造。それを管理しているプロジェクトは、意外にも、存亡の危機に瀕している状態だ】
【無論、その歯車の中にブラックハートも含まれる。死にたくなかったら、敵を殺して結果を出すしか、ないのだ】

――――――――気持ちはありがたいんだけどねぇ…………
奴等が死んだら、誰もあたしを『直して』くれなくなるんだ…………否が応にも、あたしゃ、機関と一蓮托生なんだよ

【プロジェクトの研究員が全滅すれば、誰もブラックハートの機能を維持するためのメンテナンスを、施す者は居なくなる】
【そうなれば、ブラックハートは3〜4日の間に機能停止――――苦悶の内に死に絶える事になるだろう】
【無論、ブラックハートの中にも怒りはある。『人間』としての命を刈り取った、研究者たちへの怒りは――――】

――――――――分かってる。檸檬なら、そういう答えを出すって事は、予想してたさ…………

【ポツポツと語る檸檬に、頷いて見せるブラックハート。その表情は、変わらず鋭い】

だったらさ、檸檬……………………あんたの『護りたい』奴ってのは、誰なんだ?
それは機関の『仲間』か、それとも正義の中に居る『お友達』か?
…………この答えの一番の肝になるのは、そこだろう?

【更に、檸檬の決意の言葉を促すブラックハート】
【真に要となるのは、この点だ――――檸檬が味方となるのか、それとも敵となるのか】

【――――――――だがしかし。ブラックハートは、『仲間』としての檸檬を、そして『人外』の『類友』としての檸檬を、諦めきれなかった】

――――実はさ。あたしを『人殺し』『人間への復讐だけが悦び』って奴だってことを知った上で「『家族』になろう」なんて、馬鹿な事を言ってきてくれた奴が、居るんだよね…………
でも、あたしゃ、「一番大事にするのは機関の『仲間』だ。その次って事じゃないと、受け入れられない」って返して……まぁ、それでもあいつらは、快諾してくれたけど…………
あたしらは、仲間だろう? …………メアリーや、香月…………あんたの他にも、あたしには、信じられる仲間が機関にはいる…………そいつらを、裏切りたくなかったんだ…………
――――――――っと…………まぁ、あたしが口出しすべき事じゃ、ないんだけどさ…………

【――――――――中立の立場から答えを出せ。かつてブラックハートは、そう檸檬に告げて送り出していた】
【その言葉を、自ら裏切りそうになったのは――――やはり彼女にも、寂しさがあったからだ】
【せっかく信じられる仲間だと思った檸檬を、敵に追いやりたくない――――そんな思いが、自らの信念を背かせようとして、慌てて口をつぐむ】
【今、ブラックハートがすべきことは、そんな説得ではない。続いて出てくるであろう言葉を、吟味する事だ――――――――】

/ただ今戻りましたー
720 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 19:32:56.04 ID:JDHcJt81o
>>717

【相手に刹那浮かんだ狂いの気配。其れに気付いていたのだろうが】
【其れでも、余計な揉め事はしたくないと思ったのか】
【或いは──味方同士での争いは不毛という考えもあったのかも知れず】
【元より先に刃を抜こうとしたのは己。ならば非は己にあろうと思考の奥底で自己完結し】
【相手の浮かんだ感情に、特に言葉を向ける事はなかった】

──詳細は知らぬ。
支部長代理の宮下正次がこいつを連れてきた。
委細を知りたければ、宮下正次に聞くが良い。

【一方女性は、少女が室内の人間の事を知っていると思いこんで対話を進める】
【この調子で往けば或いはどこかで齟齬が生じるかも知れなかったが──】
【今現在では、特筆すべき情報のすれ違いは目立って居らず】
【悪い事をしたのか、という問いかけに関しては口だけを動かし】
【首さえ振らずに、ただ淡々と言葉を返すのであった】

「……、超、残念です」
「宮下さんが、超、こうやって超、連れてこなければ」
「私は、超、今頃。超、哲学者の卵の研究、超、していたのに」
「でも、施設も無い、道具も無い、材料も無いこの部屋じゃ……」
「『卵』の実験なんて、超、無理」
「超、くちおしや、くちおしや、です」

【そして部屋の中から返ってくる言葉は、そんなもの】
【最後の最後、どこか時代を感じさせる言い回しは虜囚なりの冗句だったのか】
【超、超、と奇妙な口癖を滲ませながら。それでも声色の奥に幽かな怯えを孕ませていた】
【告げた台詞は或いは、哲学者の卵の研究着手直前に機関へ捕らえられた事を示しており──】

「──、──、ルーフスちゃん?」

【放たれた黒色の魔力。案の定其れに反応したのは室内の虜囚のみだった】
【似たような魔力をどこかで感じ取った事があると思ったのか】
【虜囚の彼女は、自身のなさそうな声色で誰かの名前を、呟いて】

/了解しましたー
721 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/19(日) 19:38:03.96 ID:BYMgU3YC0
>>718
【そんな草原を歩く猫をつれた17、16ほどの少年】
【黒いパーカーに青いジーンズ】
【首元には季節はずれな】
【燃えるように真っ赤なマフラーをしている】

墓場からでれたけど・・・
ますます迷った気しかしねぇ・・・

【けだるそうに肩をおろしトボトボ歩いている】
【どうやら道に迷ってしまっているようだ】

宿に変えるはずだったのに

【目的地とはまったく逆方向である】
【方向音痴の鑑だ】

困った・・・
・・・すいませーん

【女性を見つけ、道を聞こうと話しかけてみる】
722 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage saga]:2011/06/19(日) 19:58:28.79 ID:koRpB2oCo
>>720

そう……、あの人が……
――今……あの人には……会いたくない……
だって……今会ったら……

――殺したくなるから……

【消えた筈の狂気と、そしてもはや敵意ではない――どろりとした殺意≠ェ口調と瞳に宿った】
【それらは『宮下正次』というワードに反応してのことだったが――はたして黒瞳の彼女はどう反応するか】

【冷静な彼女ならば或いは戦闘する気配がないと、感じるかもしれない】
【両腕は力なく垂らされており、腰の獲物を手に持つ気はなさそうだ】
【だが尋常ではない狂気と殺意が渦巻いているのはこの場にいる誰もが感じられる筈だろう】
【黒瞳の女性には警戒心を、虜囚には更なる恐怖を与えかねないが――】

【そして、ほのぼのとした日常でなら笑いの種の一つにでもなりそうな口癖と、たどたどしい口調で返ってきた言葉には】
【情報が多く含まれすぎていて、何から手をつけるべきか――彼女は数秒間、じっとその場に立ち尽くし思考する】

【その末に彼女は口を開く――】

……なら……わたしが……持ってきてあげる……
何を持ってくればいいか……教えてくれたら……持ってくるから……

【“卵”の研究、それがどのようなものか、少女は凄く興味があった】
【自分を蝕むそれを取り除くためのものならば、理解できない内容なのだとしても教えて欲しいと思って】

【けれど彼女が言ったことは、虜囚の事を思っての提案だった】
【彼女の様子から、自由を奪われて、したい研究も満足にできない状況になっている】
【そしてそれを歯痒く思っているのだろうと、思考して】

【だがそれは――凡そ実現できるような内容ではないのだろう】

ルーフス……?
誰それ……

【いや、この少女の魔力とルーフスという少女が纏っていた魔力と質は殆ど変わらない。彼女が間違うことは無理もないことだ】
【それにスーツ姿のあの男性も、彼女の傍にはいない。いたとすれば、きっと黒瞳の女性がなんらかの反応をしていることだろう】
【ならば、この少女は一体――】
723 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 20:00:06.30 ID:pf4VWkvho
>>721
大――へ、ぁ――わッ!……や、ばぁッ!?

【何やら叫ぼうとしたところで不意に少年に声を掛けられ、】
【女性はさぞ驚いたらしく、足を滑らせて後方へと倒れ込む】
【あわや転落、着地に成功するか否か、さて結果は如何に】

…………ちょ、危なかったぁ……

【――と、思えば。どうにも上手いこと転倒したお陰か何なのか】
【間一髪、曲げた両脚が枝に引っ掛かって落下を免れたようであった】
【逆様の状態となって、女性は呼吸を整えながら少年へと言葉を返す】

と、こんばんは。困ったようだけれど、何かあった?
……こんな状態で申し訳ないけれどね、今降りるから待ってて

【ミシミシと枯木が不吉な音を立てるが、女性はそれを意に介する事もなく】
【苦味を含んだ微笑を浮かべつつ、軽快な身のこなしで木を降りてゆけば、】
【彼らの方へと接近すべく、足を動かして歩み寄っていくだろう】
724 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 20:00:28.91 ID:v3zojhiMo
【星の国――シティエリア】

……星の国、ですかぁ。

【髪と肌は虚無的に白くて、瞳すら白に程近い灰青。纏う服と靴は、それらと正反対の真っ黒で】
【色彩と言う概念が抜け落ちてしまったような、細く小柄な少女が、適当なビルの屋上に立っていた】
【右の眼を覆い隠す長い前髪は、「その下」を見せたくない、と語るように、世界と視界を遮断する】
【――首から下げた水晶のペンダントの、純粋な臙脂色だけが。少女の持つ、明確な色彩だ】

(天にも地にも、星空が広がるから、こんな名前になったのでしょうか)
(綺麗……だけど、それでも)

…………地上の、にせものの星は、あんまり好きになれませんね……

【フェンスに凭れかかって、目下に広がる光の海を見ながら、ひとつ溜息】


【――ところで。少女が存在するこのビルは、別に空きビルでもなんでもない】
【きちんと所有者の居るビルであるのだが――もしかして:不法侵入】
725 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/19(日) 20:04:34.74 ID:koRpB2oCo
>>722
/飯いってきます!しばしお待ちを…
726 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/19(日) 20:05:11.64 ID:RTBEjJHao
【公園】


 いやあ、しかし暑いですわねぇ。世間ではもう夏ですかしら。
 夏至と言うものがありますが、どの気温点を境に一般人は"夏"を感じるのか。
 興味深いですわねぇ・・・。

 【ベンチの右端に座るのは、17〜19歳くらいの、"使用人服"(メイド服)姿の少女】
 【身長は160半ば辺り、・・・普乳・・・よりは、少し大きめと言った所か・・・】
 【足首、踝のあたりまで伸びた髪は、空中に溶け込むように白く】
 【衣服の隙間から露出する、つんと張った肌は雪の様に白く】
 【蒼空を写し取った様なアクア・ブルーの瞳】


 そうっすね・・・私は26,44度を感知したあたりから夏?
 もっと言うならー、この子がアイス齧りだしたら「夏だなー」って気がするっすねー

 【少し離れて、ベンチ左端に座るのは白いロングコートの少女】
 【ハンチングキャップを深くかぶっており、顔は良く見えないが】
 【身長から察するにおよそ15,6歳だろう、長い白銀の髪が風に流れ】


 相対的な体感気温など気にしてどうする、他に討究すべき事があるだろう。
 丸三日サウナに閉じ込められて、自分の身体で実験してみるか?

 【その隣、中央に座るのは、白いワンピースの少女】
 【彼女たちより一回り小さく、年齢は12,3あたりだろうか】
 【容姿は――――隣のメイド姿の少女と"そっくり"で、良く似た姉妹に見えなくもない】
 【気だるそうな顔で、アイスバーを頬張っていて】

 【幽かに光を纏う――――――――エメラルド・グリーンの瞳】


【その空間だけ、修正液で塗りたくられた様な。なんとも珍妙な3人組である】
727 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/19(日) 20:08:36.21 ID:4wbFRQ6wo
【とある海岸】

【何処とも知れない砂浜、開発されてなくて、防波堤なんて高尚なものはない】
【自然のままの姿は、そこは社会的価値皆無の地域である事を示しているかもしれない】

【もちろん、周囲に家が建つ様子もない。ただ少し昇ると森になって、そのまま山になる】
【ここもまた、自然なままの姿を保つ場所と言えるだろう】

【波打ち際には、一つの影があった】
【地平線をじっと見つめ、波に裸足をつからせ、ぼんやりと立つ姿】
【尻尾が時折、生物的な揺らぎを見せた】

【蒼い毛皮に猫耳尻尾、中肉中背+アルファの肉付きをした、猫の獣人少女である】
【クリームイエローの臍だし袖なしのインナーに、ベリーショートのカットジーンズ】
【極端に布面積の少ない服装だが、立ち姿は少し儚く、目を離すと消えてしまいそうで】

【ボサボサの黒髪の中に蒼い瞳をきらめかせて、暗くなりつつある海岸で立ち尽くす蒼い猫】
【なんとなく、何かを待っているようでもあった】
728 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 20:10:55.72 ID:pf4VWkvho
>>723
/追記:すみませんが、夕飯ですので返事が遅れると思います
729 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/19(日) 20:14:33.36 ID:BYMgU3YC0
>>723
・・・大丈夫?

【間の抜けた顔で、相手の体制に驚きつつ】

いや、ちょいと宿に帰ろうとしたら道に迷ってね
それで道でも聞こうかと思ったんだけど・・・

【頭をわしわしかきながら】
730 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/19(日) 20:20:56.52 ID:+Ug0LKaV0
>>719

……。けれど、……涙を。……奪われた、……、
……。力が、……強くなった。……代わりに、……

……。感情で、……生み出す。……物を。……

【彼女とプロジェクトを守る為、より戦力を求める事は、仕方の無い事だと思考する。然し、納得出来ない】
【彼女は、涙を失う事を、辛いと感じていたのに。引き換えたものが、余りにも大き過ぎた様に感じた】

……、

【無力な異形は、沈黙する。出来る事が少な過ぎる、役立たずの存在】
【僅かに声を漏らし、漸く、顔を上げただろう。瞳に浮かんだものを、拭いながら】

……機関。……正義にも、……。大切な、……存在が……居る。……、

……。ブラックハート。……
……。僕は。……ブラックハートの、……敵に。……、

【なれないと思うというのが、異形の出した答えだった】
【未だに、定まらない位置に立っている様にも聴こえる言葉だった。機関そのものを、敵だと認識していないらしい】

……。僕は、……。ブラックハートを、……裏切った。……、
……。けれど。……僕が。……いつか。……機関員を、……辞めても。……

……ブラックハートの。……仲間に。……

【それを、許してくれるだろうか。続けた言葉は、悲哀の色に染まっている。異形も、彼女と同じく、仲間で居続けたい願いがあった】
【刃を交える事になったとしても、ブラックハートは、。機関としての繋がりが途切れても、異形は、彼女に微笑みを向けて欲しかった】
【自分勝手であり、自己中心的な思考だった】

/お帰りなさい…
731 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 20:24:19.69 ID:JDHcJt81o
>>722

──貴様も己が心を抑え切れぬ者なのか。
セシリア・ランツもそうだった。
宮下正次が支部長代理を務め始めてから──この支部は、おかしい
パッション・プレイの時代は危ういながらも均衡を持っていたというのに。

【くらりと眩暈を呼び寄せる、汚泥のような殺戮の意思】
【其れを感じ取り──感情を浮かべぬはずの武者の彼女は僅かに眉を顰めた】
【この支部は、感情を抑え切れぬものが多いと、思考だけではなく口にだし】
【暗に、今の支部運営形態を非難するような言葉を訥々と紡ぐ】

【抱いたのは警戒心ではなく、呆れのような感情だった】
【議会も解散した今、支部内部での連携を取る事でしか支部の安全など保てない】
【其れなのに何故、今の支部長は内部に不穏の種を増やすのだろうか──そんな】
【相手の少女ではなく、支部長代理に対する感情であった】

【一方その殺意を感じ、虜囚の少女は】
【廊下側からは決して見えぬ室内で、びくりと大げさに震え】
【元より握りしめていた布団をぎゅうと強く握り。半分だけ、顔を覆う】
【怯えと、恐怖と、不安と。そんな感情は、廊下側に伝わるだろうか】
【──はぁ、と小さく。浪人のような格好をした女性はため息をついた】

「……、……、……。『卵』の、超、現物」
「魔術協会。部屋に、ある、『無力化した卵』の、超、サンプル」
「それだけ、じゃ、……、ない。……器具も、いる」
「この部屋に、は。超、必要、最低限の、超、生活スペースが、超、ある、だけ」
「……器具は、入らない」
「あなたの提案は、超、嬉しい、けど」

【今しがたの殺意のせいか。拙く紡がれていた言葉は更に途切れがちになり】
【それでも伝えるのは、「器具が部屋に入りきらない」という現実的な答え】
【ただでさえ、正体の不明瞭な「哲学者の卵」の研究なのだ】
【其の解析には幾つもの実験や検証が必要であり──】
【必要最低限の生活スペースのみでは、実験道具は納まりきらないのだろう】
【仮に納まったとして、果たして実験をするスペースが取れるかどうかは疑問符がつくところである】

「…………、?」
「超、違う、ですか──?」
「だとすれ、ば。超、姉妹、でしょう、か」
「あなたに、超そっくりな、魔力。超、知ってます」

「……そういえ、ば。超、兵器って、超、いってまし、た」
「超、色違いの子が、いる、とも」
「もしかして、超、紫色の子、ですか?」

【己の問いかけが疑問文と共に返って来たのを聞き、虜囚は小さく、そう尋ねた】
【以前出会ったあの男性と赤い少女。彼らは、紫色の少女を探して居るといっていた】
【ならば、赤い少女と同質の魔力を持つ扉の向こうの相手が、紫の少女だろうかと】
【そんな推測を働かせ──】

/了解しましたー
/それと、此方もちょこちょこ返信が遅れ気味になるかもしれません……申し訳ない
732 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/19(日) 20:45:16.87 ID:1vS4FLwFo
【墓場】

悪の組織、カノッサ、おもしろそうだなー

【彼は長年この街にいるらしい】

今度暇だったら支部にでもいってみようかなー

【物騒だ、すごく物騒だ、】

【そんな彼の風貌は、紫色のフードつきのローブ着込み、顔をフードで隠している】

【白く細い腕、フードの奥に輝く真紅の目】

【彼を見た人は言うだろう、化け物と】
733 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 20:45:56.93 ID:4b8TbBpF0
>>730

…………そう、さね…………これで、あたしゃ、また一つ…………『あたしだった』モノが、無くなっていくんだ…………っ…………

【さっと視線を下げ、顔を背けるようにして言葉を絞り出す】
【恐らくは、いくら『力』を望んでいたとはいえ、こんな事態は軽々に容認できるものではなかったのだろう】

――――もう、どこまでが『あたし』なんだい…………?
『人間』だったあたし…………『人間』を捨てさせられた、あたし……っ…………
色んな物が、っ…………移り変わって、流れ去って行って…………もう、何も、残っちゃいない…………ッ!

【様々な物を失い、交換され――――それでもブラックハートが己のアイデンティティを失わずに済んだのは、『人間への憎しみ』を、常に心に抱き続けてきたからだった】
【しかし、それだけで自分を維持する事が、そろそろ辛くなってきていた――――確かな、物的な確証が欲しかった】
【――――それなのに、確かな自分と言える『物』は、もう何も残っていない】
【近くで見れば、分かるだろう――――銀色に変わったその長髪も、『毛』ではなく、細い『針金』の様な金属の、集合体】
【どこまでも、彼女の身体は、奪われ続けていたのだ――――戦いで、あるいは研究で】

――――ッ、檸檬……あんた…………!

【ハッと顔を上げ、驚いたような表情を見せるブラックハート】
【感情が、悲しみに昂ぶっていると言う事もあるのだろうが――――虚をつかれた様な、信じられないと言った表情を見せていた】

それじゃ……………………あんた、まだ振り切れてないんじゃないのかい…………!?
まだ、どこかで迷ってるんじゃないのかい…………!?

【機関の中にも、正義の中にも、大切な存在がいる】
【それは、自分の立ち位置を明確に決定していない、ぶれの様な物としてブラックハートに感じられた】

檸檬…………あんた、分かってるのかい……!?
機関を抜ける……よしんば、そこまでは良い……っ!
でも「機関を抜けてもあたしの仲間でいたい」なんて…………そんな事、本当にできると思ってるのかい!?
いずれ、あたしゃ森島とも…………あるいはそれ以外にも、あんたの『外の絆』とも、殺し合う事になるんだ…………
そんな中で、機関を抜けてまで、あんたはあたしの『仲間』で…………居られるのかいッ!?

【――――どう考えても、無理難題だ】
【しかし、檸檬の言葉を素直に受け取っていくと、彼女の望んでいる道は、そういう事になるとしか思えなかった】
【殺戮の命令が下れば、それに刃向う事などブラックハートには出来ない】
【それが檸檬の仲間と言うのであれば、まだ手心を加える事も出来る――――――――ブラックハートにも、『情』が無い訳ではない】
【しかし、そうした命令が下ったのであれば、彼女は従うしかない。その結果は――――言うまでもなく、どちらかの損壊、あるいは破滅だ】

まぁ…………あんたも、あんたの『仲間』や『友達』がいるんだろ……?
それと、そう簡単に縁を切れ、なんて言って…………すぐに出来るはずもない…………
でも――――立ち位置だけは、それだけは…………定めなきゃ、駄目さ…………!!

【――――そんな日和った形で『犠牲』を迎えれば、絶対に後悔する事になる】
【仲間として、ブラックハートはそこの所を必死に檸檬に対して説いた】

もし…………あたしがこんな身体になっても、嫌だ嫌だって駄々をこねてたら、絶対に今頃……殺されてた…………!
諦める事で…………受け入れる事で、あたしは今を生き延びてこれたんだ…………!!
檸檬――――あんた、今のままじゃ、そこに躓いて、失敗するよ…………ッッ

【純粋に、檸檬の事を想っての言葉だった】
【そうした『失敗』を迎えれば、何より傷つくのは檸檬自身だと。必死になってブラックハートは言葉を紡いだ】
734 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/19(日) 20:49:54.45 ID:JmoQK94A0
【水の国の酒場〜「BAR FATE」】

[ガヤ ガヤ ガヤ  ガヤ]

【流石の日曜日、酒場は若いカップルや、大学生の集団、ごつい男ども等、いろいろな人々が酒や料理に舌鼓を打っていた】
【現在空いている席は、わずか1つ。】

ふぅ…。justiceと対機関に協力しろ、って言ってもアイツは反対…だよなぁ…どう言いくるめるか…

【1番奥のカウンター席で何やら難しそうな顔でこんなことを言いながら】
【カシスオレンジをちびちびと飲む男、おそらく20代前半】
【その青いスーツに赤いネクタイ、黒のソフト帽と目立つ格好の男の隣が唯一の空席】
735 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 20:56:29.19 ID:JDHcJt81o
/ゼーロの方へ
/ちょっくらご飯食べてきます
736 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 20:57:49.99 ID:v3zojhiMo
【星の国――シティエリア】

……星の国、ですかぁ。

【髪と肌は虚無的に白くて、瞳すら白に程近い灰青。纏う服と靴は、それらと正反対の真っ黒で】
【色彩と言う概念が抜け落ちてしまったような、細く小柄な少女が、適当なビルの屋上に立っていた】
【右の眼を覆い隠す長い前髪は、「その下」を見せたくない、と語るように、世界と視界を遮断する】
【――首から下げた水晶のペンダントの、純粋な臙脂色だけが。少女の持つ、明確な色彩だ】

(天にも地にも、星空が広がるから、こんな名前になったのでしょうか)
(綺麗……だけど、それでも)

…………地上の、にせものの星は、あんまり好きになれませんね……

【フェンスに凭れかかって、目下に広がる光の海を見ながら、ひとつ溜息】


【――ところで。少女が存在するこのビルは、別に空きビルでもなんでもない】
【きちんと所有者の居るビルであるのだが――もしかして:不法侵入】
737 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/19(日) 20:58:08.26 ID:4wbFRQ6wo
【町外れの寂れた公園】
【遊具の数々は撤去され、ただっぴろいグラウンドのようになった運動公園】
【人気も少なくなってきたけれど、そこで交錯する二つの影があった】

「くっ…!!」

【黒い相手の周囲を高速で旋回するのは、蒼い姿】
【蒼い毛皮に猫耳尻尾、中肉中背+アルファの肉付きをした、猫の獣人少女である】
【クリームイエローの臍だし袖なしのインナーに、ベリーショートのカットジーンズ】
【極端に布面積の少ない服装だが、その姿が性質を現しているのか、所作の一つ一つは機敏】
【ボサボサの黒髪を振り乱し、金の双眸が相手を捉えようと懸命に動く】

【無言、動かない相手。虚を突き左後方、下側から抉るように六爪を、】

そら、パターンが読めてきたぜ。

【くるり、読んでいたかのように猫を回避した相手は、ショットガンを向け無慈悲に引き金を引いた】
【射程距離および集弾性絶無、正面に壁みたく拡散するのが目的の弾丸】
【今回は物理的火力重視の拡散榴弾である、展開するのは炎の壁】
【猫はそこに突っ込む事になる】

「っつっ、あああっ!?」

【熱に目が眩み、姿勢を崩し、毛皮と服の端が焼けて】
【思わずふらつき、足を止める】
【それを背後から蹴られて転倒。試合終了】

【ウルフカットの黒髪に焦げ茶のジト目、への字口】
【ノースリーブの上着から伸びた両腕は、ほどほどに鍛えられていて】
【左腕の下腕には包帯を巻いた武闘派】
【タイトなジーンズと腰周りを隠すほど裾が長いシャツ】
【腰周りや胸元の曲線が性別を強く主張するけど、なぜか少女と言い切るのを憚られる雰囲気】

【ショットガンらしき鉄の塊を虚空に仕舞い、不良少女は腰に手を当て呆れの表情を作る】
【こかされた猫は不満そうに六爪を消し、徐々に治癒されていく毛皮を気にした様子もなく地団駄を踏んでいる】

【この両者、どうも稽古をつけていたようだが…?】
738 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/19(日) 20:58:50.17 ID:koRpB2oCo
>>731

――そう……なるのかな……

……あなたは……ここの人……だよね……?
なのに……そんなこと言っても……いいの……?

【――この短時間で大量の情報が、彼女から伝わってくる】
【自我を抑えられぬ、自分と似た存在――セシリア・ランツ。ここの支部長であるパッション・プレイ】
【氷の支部の様子がおかしいこと。悪い人ではなさそうな人が収容されていること】

【――機関に疑念を抱く人物が、内部にも居るということ】
【そのような人がまさかいるとは思っていなかったのだろう。だから信じられないといった様子で問う】

【そして虜囚の恐怖心は、その口調で容易に感じとれた】
【今までも途切れがちだった言葉には何も感じなかったが】
【更に刻まれてゆくに連れて、それは自分が放つ殺気の所為かもしれないと自覚を持って】

――あの……怖がらせて……ごめんなさい……
わたしはあなたを……傷つけたりしないから……安心して……

【申し訳なさそうに謝罪の言葉を零すだろう。直後、彼女から放たれる殺気は極々薄いものになる】
【全てが消え去った訳ではないが、その口調は格段に温もりを帯びている筈だ】

“卵”……と、……魔術教会の……サンプル……と……
それから……器具……か。……わかった……持って来れたら……持ってくるね……

【器具は部屋に入らないと言う少女の言葉を聞いているのかいないのか――】
【とにかく、早く持ってきてあげようと、今はそれしか頭に浮かんでいないのか】
【確かめるようにそれらを一度復唱して】

……わたしに……姉妹は……いないはず……
お姉ちゃんは……いるけど、……血は……繋がってない……

えっ……と、……たしかに……服とか髪の毛とか……紫色だけど……

【火憐という唯一無二の姉ならいるが、そのほかに姉妹がいることは、この少女は知らないようで】
【そして、虜囚の推測は見事的中していた。扉越しに佇む少女はまさしく、赤い少女とは色違いなだけの】
【瓜二つの少女だったのだ。もっとも、壁でお互いの姿を確認できない今、それはわからないが】
【魔翌力の質と――そして紫色の姿をしていると認めたことから、その推測は更に確信へと近づくことが出来るかもしれない】

/ただいまですー
/了解です!
739 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 21:02:18.05 ID:pf4VWkvho
>>729
なーに、大丈夫大丈夫、心配しないで!
落ちてはないし、怪我だってしてないもの
つまりは結果オーライってことよ、ね

……そうね、木登りする時は気をつけて
落ちて体を強かに打ちつけたら、きっと痛いわよ

【間の抜けたような表情に対して、こちらが浮かべるのは気丈な笑顔】
【相手を心配させないようにか、はたまた恥ずかしさを隠すためなのか】
【それは分からないけれど、とかく彼女は言葉通り大丈夫なようである】
【そうして彼女は、遠回しに自らを反面教師としつつ、簡単に忠告を二言・三言】

……それで、“道に迷った”? うぅん、そっか、それは大変ね……
そういうことなら、もうこんな時間だし。家に帰るついでに街まで案内してあげる
実は私もあんまり土地勘は無いのだけれど、まあ何とかなる……はず、かな

【彼にそう提案しつつ、微笑に薄ら苦味を含める女性。少しばかり不安要素は残る、が】
【街までの道案内は可能であると、彼女は言う。「どうする?」と、女性は少年に問うて】
【少年が連れている猫をひと撫でしようとしてから、踵を返してその爪先を街の方向へと向ける】

/お待たせしました、ただいま戻りました!
740 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/19(日) 21:14:14.36 ID:/ZjfZ7dUo
>>736

よっ、こぉら、しょおっと!

【唐突に、ファイト一発ばりの気合いの掛け声】
【音がしたのは、少女が居る場所よりは高度の低い何処かで】
【その元凶を探そうと覗き込もうとせずとも、何処からか乱入者が飛びだす】

【すとん、と屋上に着地したその人物の容姿は】
【ほおずきの様な赤さの着物の、右目に眼帯をつけた少女である】

【片膝と手を付く、ターミネーターの様なポーズから顔を上げて】

……あら?

……あ、どーも、先客でっか……

【何故か、ぺこりと挨拶をした】
【その左手には、何やら紙の束】
741 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/19(日) 21:20:57.10 ID:BYMgU3YC0
>>793
あ、あぁ・・・気をつけるよ

【顔を引きつらせ、口元をぴくぴくさせながら】
【困ったように返答する】

・・・ん?

【相手の爪先が自分の来た道の方だと気づき】

・・・ま、さ、か・・・

【間の抜けた顔が一変】
【真っ青な顔で口元をピクピクさせたまま】
【ぎぎぎ・・・と薇の切れた人形のような音で振り返ると】

道に迷う云々の前に・・・
町から離れていっていた・・・だと!?

【ガラスの割れるような音が脳内で響く】
【あぁ、彼はどこまで方向音痴なのか】

・・・頼む
案内してくれ

【自分では宿に帰れそうにないので言葉に甘えることにする】
【−+−=−とは頭にないらしい】

/お帰りです
742 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 21:23:39.74 ID:v3zojhiMo
>>740

…………ほ、ぁあ!? っ〜〜〜〜、

【何処からともなく現れる、鮮やかな色彩】
【反射的にびくりと肩を震わせる過程、――ごづん。】
【ファニーボーンをフェンスに打ち付けて、しばし悶絶】

〜〜〜〜、あ、いえ、どうも……
お先してます、……

【肘の先をさすりながらも、挨拶を返して】
【小さく会釈、顔を上げた時に――ん、と。小さい疑問形の声を上げる】

……あの、何処かでお会いしたこと、ありませんでしたっけ。

【見覚えがあるような、気がした】
【んー、と唸り声を上げながら思い出すのは……温泉の乱、だったか】
743 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/19(日) 21:25:32.74 ID:+Ug0LKaV0
/すみません、ブラックハートさんの方、また遅れます…
/遅レス気味でごめんなさい…
744 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 21:27:16.72 ID:4b8TbBpF0
>>743
/風呂から上がってきたばっかりで、そんなに待っていないので、お構いなくー
745 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/19(日) 21:28:52.41 ID:/ZjfZ7dUo
>>742
【何処からともなくなどと書いては見ても、この状況】
【何処から来たかと考えれば答えは一つ。下である】
【きっと時間が時間なら、壁に張り付いた蜘蛛女がニュースにでもなっていたのだろう】

いえいえこちらこそ………ん

ん〜………?

【会釈に会釈を返す、おばあちゃん同士の会話の様な光景が生まれるかと思いきや】
【眼帯の少女は、風に曝されている左目を、細めたり広げたりして】

……あー!あったあった、懐かしいなあ!いやそんな経っとらんけど!
確かに居たわ、あの賑やかな酔っ払いの集まりん時に!
って事はブレイザーの後やから、大体半年ぶりか?

【思い出した瞬間、テンションが沸騰したらしい】
【ターミネーターのポーズを解除、ぴょんぴょん跳ねるように近づいてくる】
746 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 21:33:09.18 ID:F/EQuSWro
【草原】

【月明かりに青々とした草が映える】

【キシリ、キシリ…唄の様に、作為的に鳴らされる音と たったん。リズムを刻む足音が響いて】
【草の海で踊る赤とモノクロの人型】

【漆黒に近い艶やかな黒い髪を短く切り揃えた、ボブカットの少女】
【艶めいていながら鋭い弁柄色の双眸は彼女の顔に瀟洒な印象を与えこそするも】
【髪と相対する様な純白のワンピースは実年齢より低めな身長や一見ひ弱な体躯を隠すことは無く。代わりに少女に月光を纏わせる様な錯覚を覚えさせ】


【キシリ―――軋む様な音を立てるのはその肩から指先に至るまでを覆うそれ。嫌でも目立つ、その双眸にも鮮やかな血の色にも似た猩々緋の色をした手甲である】

【キシリ、キシリ】
【手甲が鳴る度、赤が滴る】
【草の海に落ちた貝殻の様なソレ。貝殻と違わず土の養分となるだろう】
【月光を纏う少女より滴るソレ。貝殻と違って、濃い―――血の香≠ェする】
747 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 21:39:10.69 ID:v3zojhiMo
>>745

……あ、そうです!
たしかあの、温泉の大乱のときにご一緒させて頂いた……
えっと……夕顔さん!

【……おしい! 多分!】
【わあ、久しぶりですね、なんて。多少弾んだ声で喋る少女は】
【少なくとも以前よりは、明るい印象を持たせるようになったのではないか】

……で、どうされたんです?
星の国に、なにか用事でもあったんですか?

【左程遠くない思い出話に段落がついたころに、そんな質問を】
【赤い少女が手にしている紙の束を眺めつつ、率直に疑問に思ったことを投げ掛けた】
【お買い物でしょうか、この国にはいろいろありますものね。と言ったような、推測も並べてみる】
748 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 21:39:35.36 ID:pf4VWkvho
>>741
……むむむむむ
そんなに今の姿勢、おかしかったかなぁ

【振り返りながら少年の反応を眺めていた女性は、何を思ったのかそう呟けば】
【あからさまに眉間に皺を寄せ、わざとがましく不機嫌そうな表情を浮かべてみせた】

【……が、しかし、何処からともなくガラスの割れるような音が聞こえたような気がして、】
【不機嫌そうな表情を緩ませ、あけらかんとした顔になる。多分さっきのは幻聴だと思いたい】
【哀憐の情念こそ抱くことはないが、方向修正はしてやらねばならぬ。彼女はそう決意した】

はは……まぁ、うん、私に任せて。最低限、あの街までは連れていくからさ
とりあえず最初の目的地は、あの街!それから貴方の泊まってるお宿、ね
見つけやすいように、お宿の特徴くらいは聞いておきたいのだけれど――……

【少年は『方向音痴』――その事実を得て、女性はただただ苦笑を浮かべるばかり】
【閑話休題、半ば強引に本題へ引き戻すよう、少年へと問いをひとつ投げ掛けて】
【宿泊する宿の特徴等々を聞いたならば、彼女は逡巡を僅かにも見せることなく歩き始めるはずだ】
【――もしも特に決定していないのなら、宿に関する説明を省略するのも、また良いだろう】
749 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/19(日) 21:44:17.54 ID:4wbFRQ6wo
>>746
ったく、どうして俺がガキの守りなんか…。

【夜の闇に青く染まる草原】
【風が伝える赤いノイズに、割ってはいるは黒い野生】

【ウルフカットの黒髪に焦げ茶のジト目、への字口】
【ノースリーブの上着から伸びた両腕は、ほどほどに鍛えられていて】
【左腕の下腕には包帯を巻き、印象はやや武闘派】
【タイトなジーンズと腰周りを隠すほど裾が長いシャツ】
【腰周りや胸元の曲線が性別を強く主張するけど、なぜか少女と言い切るのを憚られる雰囲気】

【ぶつくさと文句を垂れながら草原を行く不良少女だったが、ふと足を止めた】

……血のにおいだな。

【それまで足元から少し先を見るため、下げられていた視線があがる】
【その先にいたのは、ワンピースの少女】
【赤いモノを滴らせる手甲をもつ、一人の、】

何してんだ、そんなところで。

【目を金色に染め直し、おもむろに接近する不良少女】
【薄く警戒しながらも、足取りは変わらぬ早足】
【五メートルほどの距離までは、特に止まる事無く接近するだろう】
750 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/19(日) 21:45:25.39 ID:1vS4FLwFo
【カノッサ支部前】


ナンバー登録してきちゃった、

【彼の腕にはNo.666と書かれた腕輪が装備されている】

ま、アンダーナンバーなんだけど、とりあえず、

【召喚、10体(酔い1レス)】

偵察でもするか、...おぇっ

【入り口前にはorz状態の紫色のローブの青年がいて?骸骨に背中をさすって貰ってるだろう】
751 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/19(日) 21:51:20.04 ID:/ZjfZ7dUo
>>747

そーそー白露の光そへたる、ってちゃうわ!

【その絶妙な名前の間違え方に、思わず左手に持った紙束でツッコミを放つ少女】
【ハリセンの様な音はならない。ペシャ、だのパサ、だのが関の山だろうが】
【投球フォームの様に振り抜けば、とりあえず手を伸ばせば届く程度の位置に留まって】

……朝顔や、朝顔。カゲツやったっけ?
なんや、ボケなんか出来るような奴だったんやなあ……うむ、悪くないで悪くない
笑いは人生の潤滑油、頭錆びさせずに生きられるからなあ

【以前は、天然の間違いはしても、ボケというのは苦手そうに見えた】
【ノリツッコミのし易いボケをかます様になったカゲツを見て、満足そうに頷く朝顔】
【さて、これは果たして満足する部分が正しいのか、否か】

【そんな事をしていても、話題が買われば表情も変わる】

え、あ?あー、いやまあ確かに用事ったら用事やな
あっちこっち見て回るのも有るし、買い物も……

(……あかん。天然ボケなのは当たっとるらしい)

【壁を登って屋上に現れる買い物客。そんな光景が日常茶飯事な店はきっと潰れる】
【自分に対し買い物かと問うたカゲツに、安心数割呆れ数割で】

……と、買い物かー。確かにここ、色んなもん有るからなあ
そーいうそっちはどうなん?屋上なんか出店も無い思うけどな?

【自分に買い物と振ってきたのは、本人がそうだからかとも思ったが】
【何も無い屋上だ。今度は自分の方が気になり、相手に訊ねる】
752 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/19(日) 21:52:11.26 ID:BYMgU3YC0
>>748
姉さんいい人!すげぇいい人!
【いろんな汁まみれの顔で礼をいう】
【不潔すぎる】

宿の特徴・・・
小さいしぼろくて、客が寄りつきそうにない
そんな特徴

【簡単に宿の特徴を説明する】
753 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 21:53:46.91 ID:JDHcJt81o
>>738

──意見を述べることすら、この支部では許されなくなったのか
心の内で思うこと、其れを言葉にして告げる事。
其れすら許されないのであれば、随分とこの支部も、機関も堕ちた物だ
疑念も、反感も。表に出さなければ──行動として現さなければ意味が無い。
それに……こうして口に出すだけの事で或る程度環境が改善されるのであれば儲け物
違うか?セシリア・ランツに似た者。

……──そういえば、名を聞いて居なかったな。
私は天辰桜(あまたつ さくら)。南雲利織の監視役としての任を預かっている者。
貴様の名前は、何だ。

【疑念も反感も。機関への反逆や裏切りという形で表さない限りは、一つの意見】
【意見であるならば、強い制裁などはされないだろうという打算的な思考の元、彼女は言葉を綴った】
【加えて、機関の現状を憂いていると取られ、現状が改善されればそれはそれで、幸運な事なのだと】
【感情の見えぬ仏頂面。淡々と、天辰と名乗った彼女はそう語る】

「…………、…………」
「……今は、超、信じる。信じるしか、ない、から」

【天辰は己の任を、「南雲利織の監視」と言っていた】
【ならば室内に居るこの虜囚こそが、「南雲利織」なのだろう】
【虜囚──利織は小さくそう呟き。与えられた現状を受け入れるしかない、と】
【囚われの身としての立場を明らかにするように、相手に答えを返し】

「……、……、超、持ってこれたら、の話」
「宮下さんに、超ばれた、ら……取り上げられるかも、だけど」
「……。…………、サンプルがあるのは、魔導具開発班の、研究室」
「多分、『卵』の現物も、超、あるはず」
「超、家電製品が超散乱してる、デスクの、上、か。引き出しの中。あると、超、思うから」

【相手の言葉を聞き、止めても無駄だと思ったのか】
【利織は矢張り言葉を途切れさせ、『卵』のサンプルがある正確な箇所を提示する】
【──もし、部屋に入らなければ。圧縮の術式でも使って無理矢理入れればいいや、だなんて】
【ぎゅうと布団を抱きしめながら。彼女は部屋の中でそんなことを考えていた】

「……超、やっぱり」

「…………、レゲンスさん、って人。あなたの、こと、超、探してた」
「多分、超、会わない方が、いい」
「レゲンスさんには……超、悪い、けど」

【そして、相手の色が紫だと聞いて利織は部屋の中で頷いて、そう紡ぐ】
【カノッサに属する紫の少女──本来は敵であるはずの彼女に、そんな助言にも似た言葉をかけた】
【其れは彼女の優しさか、或いは】
【少なくとも今は、この虜囚が悪い人間ではないことを窺わせる材料しか、浮かんで居なかった】

/ただいま戻りました!
/次あたり、携帯に移行するかもです
754 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/19(日) 21:59:08.33 ID:JmoQK94A0
【水の国の酒場〜「BAR FATE」】

[ガヤ ガヤ ガヤ  ガヤ]

【流石の日曜日、酒場は若いカップルや、大学生の集団、ごつい男ども等、いろいろな人々が酒や料理に舌鼓を打っていた】
【しかしそれでも一番多いのは何やら腰に銃や剣など携えた男たち】
【なにしろこの「BAR FATE」は賞金稼ぎが情報交換などのために良く集まる所】
【何かしら情報を求めてこの酒場に訪れる人も少なくは無い】
【現在空いている席は、わずか1つ。】

ふぅ…。justiceと対機関に協力しろ、って言ってもアイツは反対…だよなぁ…どう言いくるめるか…

【1番奥のカウンター席で何やら難しそうな顔でこんなことを言いながら】
【カシスオレンジをちびちびと飲む男、おそらく20代前半】
【その青いスーツに赤いネクタイ、黒のソフト帽と目立つ格好の男の隣が唯一の空席】

【WANTED と書かれた極悪顔の賞金首のポスターがたくさん貼られている壁にもたれてため息を大げさにつく】

カノッサは俺らだけじゃ倒せねェことぐらいあいつも分かってるんだろうけどなぁ…あいつ頑固だし

【そう言ってからマスターにこの店2番人気のフライドポテトを注文し、酒を片手にカリカリと食べ始める】

755 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 21:59:50.00 ID:F/EQuSWro
>>749

【ゆらりと草の海に揺蕩う様に風に揺られ。それすら踊りの一部とし】
【極自然な動作で其方へ振り返って、月よりも赤々強い瞳が貴女を捉えればピタリと風と少女の動きも止んだ】

見ての通り、踊っていた。

【貴女の問いに、短く返答】
【声色は何処か残念そう=z

若し理由が必要なら月が綺麗だったからと言う答えも有る。風に揺蕩う青く茂り出した草葉に心奪われたと言う感動も有る

風流とはそう言うものだろう?

【「風情が有ったから踊った」要約すればそう言う事らしい】
【さふ…草を掻き分けながら、5mまで詰められた距離を更に縮めようと其方へ歩を進める】
【5mと言う距離は多少話し辛い≠ニ感じたから、そう動く】
756 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/19(日) 22:06:30.06 ID:4wbFRQ6wo
>>755
風流、ね。

【目を閉じて、再び開く】
【敵意や魔翌力で染め上げられた金は消え、ただの焦げ茶に戻る瞳】
【対照的に、浮かべられたのはせせら笑い】

そりゃ邪魔して悪かった。何せ風流ってもんが理解できなくてな。
今までそういうのかざしてた奴らは、花の匂いだの茶の匂いだのを風流とばかり言ってたんで。

【ほとんど接近は拒まないが、150センチほどで手を差し出しとめる】
【必要以上に近づくなと言う意思表示だろう】
【身長程度の距離…パーソナルスペースにはいれない、警戒を示すサイン】

何人くらいだ? 一人や二人で済んでるといいんだが。

【少しだけ皮肉めいた口調】
【その血は何人分かとたずね返し、風に当たる】
757 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 22:07:47.07 ID:v3zojhiMo
>>751

へぅッ……
……あ、朝顔さんでしたか。申し訳ないです……
カゲツで合ってますよ、えへへ。

【ぺしゃん。紙束にアホ毛が潰されて、そのままへなる】
【悪くないと言われれば、こちらもなんとなく満足げ。アホ毛、回復】
【……天然ボケ、否定できず。】

んー、私は単なる観光ですね。
いろんな国を旅して回ってみてるんです、今は。
≪R.I.P.≫の動乱も収まったことですし、息抜きしてみようと思いまして……

それで、この国って摩天楼が評判じゃないですか。
だから、高いところから眺めてみようと思って、ここに侵入らせて頂いたんです。

【侵入らせてと書いて「はいらせて」と読むようになった辺り、図々しさも成長してしまった様子】
【こんな感じでこちらの話を済ませてしまえば、残った相手の返答に軽い疑問符を乗せて、返す】

……「も」、ですか?
では、その紙……単なる買い物メモではないんですか。
758 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/19(日) 22:07:53.88 ID:5CC/QfHjo
>>754
【BARに入ってくる人影が一つ】
【目立つ。この人ごみにあってもその姿は】

――青スーツ。

【着崩した制服姿が特徴的な小柄な少年だ。背丈は恐らく160cm程か】
【夏服なのか、上半身はYシャツで、当然のように裾を出してボタンは3つ開けていて】
【白骨よりも白い髪は、オールバックにして後ろで小さく縛っている】
【右目を覆うように拘束具めいた黒革の眼帯が装着されていて】
【腰にはベルトポーチを巻いており、その中には様々なモノが入っている様だ】
【なんというか、傷や眼帯や白髪の要素がなければ、唯のどこにでも居る普通の不良のような見た目である】
【その少年が、きょろきょろと店内を見回し、目当ての男を見つけるとそこに向けて歩いて来る】

……初っ端の書き込みがあんただとは思わなかった。
情報提供フォームを見た。一応、あのシステムの言いだしっぺだからな。
率先して動こうと思ったけど、誰か俺より先に来たか?

【名乗りもせず話しかける】
【前あった時に比べて、見た目は変わっているし、傷もかなり増えて、雰囲気がさらに重くなっている】
【だが、年功序列を考えぬその口調は、かつて取材をした少年と同じと分からせるだろう】
759 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/19(日) 22:09:00.89 ID:+Ug0LKaV0
>>735

……。失う、……

【喪失の哀しさ】
【髪も、柔らかなものでは無く、鉄で紡がれたものになっている。彼女の記憶が、戦いの最中で、失われて行く】

……。僕は。……忘れない。……、
……。赤い髪で、……瞳。……両腕が、……人の形で。……

……。会った頃の、……ブラックハート。……

【彼女が戦場に駆り出される事は、必然になる。出来る事ならば、止めたかった。消えていくかもしれない体を、己の思考に留め続けようと】
【物的な証拠では無い、頼り無い記憶のもの。無力の癖に、その様な言葉を紡ぎ、異形は、失礼な存在だった】

……。僕は、……、

【どちらかを決める為に、どちらかを変えなければいけない。その事柄を、痛感した出来事が、以前もあった】
【決断し、進む事が重要だと、知っていた。結局は、異形が甘え、ぐらついた意思を持っていた事が、問題だった】

【ブラックハートに限らず、機関員が、傷付ける事があるかもしれない。血を流した後では、遅過ぎるのだ】
【然し、変わらなければいけない。気付かなければいけなかった。暫し、思考の海に浸り、決意する】

【再度、彼女の名を呼ぶ。続けて、謝罪し、小さく微笑んでから、歩み寄ろうとするだろう】
【心には、寂しさが残っている。それを、今だけ忘れようと、瞼を落とす。再度、開いた視界に、彼女が居た】

……。ありがとう、……

【彼女は、気付かせてくれた。今まで、幾度も、助けて貰った】
【その記憶は、脳では無く、心に刻み込む。敵になっても、対峙する事になったとしても、忘れない様に。その後、取った行動は】

……。僕に、……要らないものになる。……、

(……。パッションから。……貰った、……これは。……)

【異形は、右手首の装飾品、首に掛けていたドッグタグを外し、彼女に差し出すだろう。意は、恐らく】
【ドッグタグを受け取った際、黄金の瞳が微笑む光景を想起し、躊躇ったが。支部所属では無いものが、これを持っていると、迷惑が掛かってしまう】

/戻って来ました…
760 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/19(日) 22:11:26.89 ID:orgqgl9zo
>>754

【客の活気で賑わうその酒場】
【とある男が何かを求めてかふらっと入ってくる。】

あそこしか空いて…いないか
あの術を完成させるには生き血が必要ですからね……。

【この男、小声で何かつぶやきながらポテトを食べている男の隣に座り始める】
【視線をこちらに向けたのであれば】
【濃緑色のフードつきコートと漆黒のスボンと茶色いブーツを履いて、フードに隠された素顔は色白の女性の顔が見えている。】
【うっすらと見える黒髪が怪しくなびいて、よく見れば濃紺色の瞳が見えるだろう。】

【この男、酒も注文もせずにただひたすらと座っている。】
761 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 22:13:16.49 ID:pf4VWkvho
>>752
……ふふ、ありがとう
えっと、……街に到着する前に顔は拭いておいた方がいいと思うわよ

【褒められて悪い気はしない。素直に礼を述べて、女性は笑う】
【後にそう提案はするものの、ハンカチ等を貸すということもなく】

小さい、ぼろい、客が寄りつきそうにない……ね
…………お宿は廃屋みたいなのかしら?

【――これまた酷い形容である。哀れ、お宿】
【兎にも角にも、女性一行はお宿を目指して街へと歩み始めるのだった】
【そうしながらも、女性は肩越しに少年らを見据えて、】

うん、そうね。短時間とは言え、せっかく一緒に行動するんだし――
貴方と、その子――、猫の名前を教えてくれる?私はシャロームっていうの、よろしくね

【簡単な自己紹介を交えつつ、彼らの名前を尋ねる】
762 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/19(日) 22:14:31.58 ID:orgqgl9zo
//あわわ、すいません複数になってしまいました
763 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/19(日) 22:18:14.76 ID:/ZjfZ7dUo
>>757

ん……?えーと、「あっちこっち見て回るのも有るし、買い物も」……

……あら。いや、ちゃうねんて。見て回るのと買い物と、って事で
別にこの紙に何かの意味が有るとかそーいう事では断じてやな……

【自分の言葉を振りかえって、どうにもおかしい部分を見つけた様で】
【一先ず、この部分は無かった事にしようと、努力している様子が窺える】

【尤も、今回は打ち消しには、あまり労力を注がなかった】


……≪R.I.P.≫かー……そういや終わったなあ
金の国もなんやかや有ったし、櫻も巻き込まれたし
関係なかった国なんざ、砂とかその辺りの田舎程度やないか?
ぎょーさん死人が出たしなぁ…………

……その口ぶりやと、幾らか噛んでた様にも聞こえるけど
高台から街眺めるだけが息抜きってのもつつましいなぁ?

【話題を移行する先が、相手から提示されたが為】
【そちらにがっしと喰いついて、会話をその方向へ流そうとする】
764 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/19(日) 22:19:15.06 ID:F/EQuSWro
>>756

ああ、大丈夫。私も茶や花の良さは分からないから
とは言え。風流と言うのは小難しく考えるからいけないんじゃないか?
夏は暑い茶で必要な分だけ喉を潤して、冬は雪の下に埋もれた白骨死体を見つける。それだけでも十分風流だと私は思うぞ?

【とん…手を差し出されてからもう一歩=@パーソナルスペースを犯す様に踏み入って】
【単に反応が遅れたか。 或いはわざとか……】

…………?

【そして、最後の質問に一瞬キョトンとした顔をして】
【少ししてから合点がいった様に手を叩くと】

出会い頭に交際人数の確認かな?
残念だけど同性は……………いや待てよ。有り=@か?

【唸り、額に手を当てて考え込み、時折チラッと其方を見ている】

【――――言葉足りて無い様子】
765 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/19(日) 22:24:08.49 ID:BYMgU3YC0
>>761
ん・・・悪い

【ごしごしと袖で顔を拭く】

んー・・・
間違いではないな

【なにもフォローされない、可愛そうにお宿】
【相手が歩き出すのをみて、悠長にあくびをしてる猫をひっつかみ】
【相手について行くのだった】

名前?
俺の名前は優志 龍麒
・・・

【いわれて気づく】
【この猫に名前なんぞつけていなかったと】

・・・そういや、おまえ名前まだだったな
・・・名付け親になってくれないか?

【猫とむーっとにらめっこして物思いにふけるも思いつか無かったようで】
【名前をつけるのを相手に振ってしまう】
766 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/19(日) 22:26:57.77 ID:4wbFRQ6wo
>>764
死体残したトンマのことを考えると、とても堪能する気にはなれないな。
骨っつーなら、やっぱ海水に晒された白い奴のほうがいい。
半端に肉がついてたりすると気分が…おい、こっちくんな。

【踏み込まれた分下がって、距離は保つ】
【今度は明確に口にする。言わせんなめんどくさいと、表情全てが物語る】

【視線が手甲を向いていた】
【だから手を叩いたのには気付いた。鈍いなこいつ、なんて馬鹿にしようかとして、更に二歩下がる】

…何言ってんのお前? なんだよ、どっかの柑橘類の同類か?

【顔を赤くする、なんてことはない。単純に戸惑い、当惑を見せる】
【やりにくいなと頭をかきむしって、再び視線を手甲に向けた】

【正確には、滴り落ちるなにかを】

…その血は何人殺したもんだ、って聞いてるんだ。

【警戒はしていたが、その問いかけに重みはない】
【単純に、話題の一つとして口に乗せただけという風】
【嫌悪感などはなく、単なる興味によるものか】

どーしてお前に交際人数を聞かなきゃならないんだ…。

【自分の言葉足らずを棚に上げ、そんな文句を垂れながら、答えを待つ】
767 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/19(日) 22:27:34.36 ID:JmoQK94A0
>>758

[カラン カラン]

【入店時になるこの音を聞き彼はカシスオレンジを口に運びながら軽く右を向く】
【そして彼の姿を見るとすぐにグラスを口から離し、】

…会ったこと、或る。よな…?

【と小声でつぶやく】
【そして向かってくる彼が話しかけた時に疑いは確信に変わる】

漸く解ったよ…久しぶりだな。いいや、君が初めてだ。前はジャーナリストとして、今回はjusticeの一員として…って訳かい。
それにしても…雰囲気、変わったな。

【しかしそう言う彼もいろいろな部分が変化している】
【見た目も、前のウェスタンファッションからスーツ姿へと変わり】
【雰囲気は、前の明るい感じよりかは落ち着いた、悪く言うなら暗くなった感じ】
【そして自信過剰さが見えたその口調、声色も軽く変化し、前よりかは少しだけ大人びた印象を与えるかもしれない】
【いや、前が子供っぽ過ぎたのかもしれないが】

じゃあ、何か飲むか? とりあえず君もつまめよ、コレ。店の看板メニューの1つだとさ。

【メニュー表をに目をやり、彼の頼んだフライドポテトを軽く左に移動させる。】
【フライドポテトはスーツの男の席と学生服の彼の中間にある】
768 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/19(日) 22:29:57.47 ID:koRpB2oCo
>>753

ここが……おかしくなったかどうかは……わたしには……わからない。……けど
あんまり……話を大きくしなければ……大丈夫って……ことだよね……

【強い主張を伴わなければ、数多くあるだろう意見は、さながら蟻の群れの一匹が発言しているのと変わらない】
【そして周りの蟻たちの共感を得られれば、それは力≠ニなる】
【だけれど、問題視される可能性がないとも限らない。だから彼女は問いかけに頷いて】
【「でも、気をつけてね」と天辰へ、警告するかのように言葉を贈るだろう】

【そして、名を訊かれれば――】

『自立自動殺戮ユニット―――Iamyプログラム code:Failer-001』
ゼーロ・ウィオラーケウス

――今はこう名乗らないといけないけど……気にしないで……
天辰さんと、……南雲さん……だね……

【僅かにだが機械的な、淡々とした声でそう名乗るだろう】
【次の瞬間には、もうそれらは感じられなくなっているだろうが――】

【虜囚の名が南雲だとわかると、扉の向こうの彼女を幻視するようにそちらに眼を向けて】
【こんなところに閉じ込められて窮屈だろうなと、そう思った】
【“卵”の研究もしてるし、捕えられるくらいだから、よっぽどすごい研究者さんなのかとも】

……わかった……気を付ける……
魔術……協会……。赤木さんのところにいけば……なにか……わかるかな……

あ、……天辰さん。……研究の道具……持ってきても……いい?
取り上げたり……しない……?

【でもきっとそう何個もあるような物ではないのだろう。もし宮下に発見されて全て没収されてしまえば、全て水の泡となる】
【そう考えると、自分は浅はかなのかもしれないと気付く。けれども、どうにかして持ってきてあげたいという意志はやはり変わらず】
【取りあえず宮下でなくても、この天辰という人物がそれを赦さないのではと思い、確認のため、問う】

レゲンス……?
悪い人……なの……?
でも……そういうなら……気を付ける……

【やはり彼女は何も知らない。一瞬、何か奇妙なワードが脳裏を過ったが――それが何かはわからなかった】

【ゼーロには南雲が悪いことをして捕まったようには、とても思えなかった】
【第一何をして捕まっているのかもわからないし、扉の向こうから聞こえてくる声は、どう考えても普通の女の子の声だ】
【そして、話している相手は自分を捕えた機関員であるにも拘らず、助言までしてくれる】

【ここから出してあげればいいのに。次第にゼーロは、道具を持ってくるだけに留まらず、そう思うようになっていたが】
【それは天辰が赦さないのだろうと思い、口に出すことは憚られた】

/了解です!
769 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 22:29:58.26 ID:v3zojhiMo
>>763

ん、違うんですか。
それならそれでいいのですけど……

【違うのだったら、そこに深く掘り込んで行くことはしなくていいだろう、と】
【ふっと息を吐いて、小休止。再度口を開くときには、すこしだけ表情を変えて】


……噛ませて頂きましたよ、大分深いところまで。
<Justice>に加入させて頂いてから、新聞の向こうで見るニュースを体感できるようになりまして。
ちょっとした観光だけでも随分息が抜けるようになりましたよ、……なーんて。

【誇張たっぷりですけどね、と。冗談めいた笑いを零しながら】
【ちゃり。臙脂色の水晶が風にゆられて、チェーンが音を立てる】

実のところを言うと、旅の目的は息抜きのほかにもうひとつありまして。
もう居なくなってしまった友達に、「自分の代わりに世界を見て回ってくれ」って、頼まれたんです。
だから、景色の綺麗な場所を探して、歩き回ってるんですよ。
770 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 22:33:11.50 ID:4b8TbBpF0
>>759

…………あぁ、そうさ…………結局、戦場の立つ者の、定めかもしれないけどね…………

【震えた声を無理やりに噛みしめ、押し殺し、普段の調子を取り戻して、そう口にする】
【かつて、彼女に腕を切断された檸檬ならば、分かるだろう――――戦うと言う事は、何かを失いながら、何かを目指すと言う事なのだと】

……………………

【その記憶が、どれほどの価値をもつものかは分からない】
【しかし、檸檬の事だ――――恐らくその言葉は、彼女なりの善意で出てきた言葉なのだろうと悟り】
【余計な言葉を差し挟む事は、しなかった】

――――――――良いんだな…………それで、後悔しねぇな……?
…………これを受け取るって事は、あたしゃ『機関を抜けた』って、データベースに報告する事になる…………
それで、かつての『仲間』に追われる身になっても――――――――後悔は、しねぇな…………っ?

【≪No.90≫の刻印の入ったハンドカフスと、十字架型のネックレスを、受け取ろうとして】
【伸ばした右手は、情けなくオロオロと震えている――――――――気丈に振舞っていたブラックハートは、それだけ辛かったのだ】
【――――ブラックハートに『機関以外の居場所』が無い以上、檸檬のこの決定は、完全なる決別を意味する事になる――――その事が、何より辛かった】

(――――せめて、『人間』に関わりの無い、『人外』だけの居場所…………そういう物さえ、あったなら…………ッ)

【ふと、奇妙な幻想にすがりたくなる】
【しかし、そんなものは妄想に過ぎない――――】

――――――――行っちまうんなら、3つばかり、頼みがある…………
1つは、伝言…………森島の野郎と、前にあたしが右目を潰した、≪Justice≫の、谷山 基樹とかいうガキに、会う事があれば…………「次は決着をつける」って、伝えてほしい…………

【機関を出ていくと言うのなら、いくつか頼まれてほしい事があった】
【――――それが『借り』を作る行為であり、自分の心情を更に追い詰める行為であると言う事も気付かない程に、ブラックハートは混乱していた】
【――――1つは、『敵』への『宣戦布告』。いつかは、決着をつけなければならない相手への、メッセージ】

それと、もう1つ…………氷の国支部の『南雲利織』……あんたもデータベースで知ってたろ?
――――こんな事を言える立場じゃないんだけど…………どうか、アレを助け出してやってほしい…………

【2つ目は、機関に従順なブラックハートの言葉とは思えない、意外なものだろう】
【思惑があって拉致監禁されている対象を、助け出してほしいと言うのだ】

――――黒野カンナとか言う奴は、元から敵…………敵なんかに、情を掛けてやる必要なんてない…………
でも、南雲利織は違うはず…………アレがどこかの組織の所属だって話は、今の所聞いてない…………

――――嫌なんだよ。関係無い奴を外から引っ張ってきて、中で何かを無理強いさせるって言うの…………殺すより、ずっと下衆なやり方…………ッ!

【――――かつて、“データベース”にも、『捕虜への暴力行為などするな』と、わざわざ書き込んでいた事もあり、ブラックハートはどこか、南雲利織に入れ込んでいる部分がある】
【それが何故かは――――彼女の口から出てきた言葉が、雄弁に物語っているだろう】
【――――――――自分と同じような境遇にある人物を、見捨てたくないと言う、ブラックハートの中の『甘さ』の露呈だった】

【――――そして、3つ目の『頼み事』は――――】
771 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 22:35:04.89 ID:pf4VWkvho
>>765
ん。優志 龍麒、ね
ありがとう、しっかり覚えたわ

――あ、猫は名付けてないのか……

【少年の名前を聞いて、自然とその顔に浮かべられる笑みは】
【「少女」と表現した方が相応しいだろう程度には、幼さが残る】

【猫の名前がないことに対して少しばかり寂しそうにするものの、】
【「名付け親になってほしい」という少年の依頼に、若干顔を綻ばせ】

え、――私が名付けていいの? えへへ、じゃあ遠慮なく……
うぅんと、そうだな……何にしようかなぁ――

【歩みを止めず速度も緩めず、彼女は黙って暫く思考に更ける】
【女性が熟考するその間に、少年らの目には街の風景が見えてくることだろう】
【――実は無意識にお宿へと近づきつつあることは、恐らくまだ誰も知らないはず】
772 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/19(日) 22:36:49.35 ID:5CC/QfHjo
>>767
【キミの疑問も最もだろう。確か前の取材の時は眼帯は無いはず】
【それに、髪型もだいぶ変わっているし、学ランから夏服に鳴っている】
【そして、キミの言葉を受けて、谷山は首肯を返し答える】

――まあ、色々有った、からな。
だが、こうして生きている。それで十分だ。

【生きていれば、正義は貫ける。谷山はそう思っていたから】
【そして、キミの姿や、口調、態度を見て】

……へぇ、なんか変わったじゃねーか、アンタ。
何があんたを変えたのか、気になるところだが、まあ良い、座らせてもらう。

やっと、新しい腕が馴染んだところでな、あまり無理はしたくないんだ。

【椅子に座り込みながら、左腕の付け根を右手でさする】
【違和感や痛みが大分無くなったようで】

じゃあ、メロンソーダ。
私服なら、飲むんだけどな。今は学生ってモロバレだから。

【メロンソーダ。見た目や態度に反して子どもっぽいものを頼むが】
【其れは彼が未だ子供であることの裏返しのような証明なのか】

【そして、フライドポテトをつまんで、口に運び、咀嚼し、嚥下】
【ぱりっ、と軽く上がったフレンチフライの食感と程よい塩気が悪くない】
【看板メニューとしては定番ではあるが、それゆえに鉄板ともいえる商品、それがフレンチフライなのだ】

【二三本、口に運び】
【眼帯に隠されていない右目をキミに向ける】

んで、俺達と同盟を協力関係を組みたい、って言っていたな。
俺らとしても、味方が増えるのは喜ばしいことだ。

だが、俺らとお前らは、大きな違いがある。
773 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/19(日) 22:37:52.78 ID:5CC/QfHjo
>>767
【キミの疑問も最もだろう。確か前の取材の時は眼帯は無いはず】
【それに、髪型もだいぶ変わっているし、学ランから夏服に鳴っている】
【そして、キミの言葉を受けて、谷山は首肯を返し答える】

――まあ、色々有った、からな。
だが、こうして生きている。それで十分だ。

【生きていれば、正義は貫ける。谷山はそう思っていたから】
【そして、キミの姿や、口調、態度を見て】

……へぇ、なんか変わったじゃねーか、アンタ。
何があんたを変えたのか、気になるところだが、まあ良い、座らせてもらう。

やっと、新しい腕が馴染んだところでな、あまり無理はしたくないんだ。

【椅子に座り込みながら、左腕の付け根を右手でさする】
【違和感や痛みが大分無くなったようで】

じゃあ、メロンソーダ。
私服なら、飲むんだけどな。今は学生ってモロバレだから。

【メロンソーダ。見た目や態度に反して子どもっぽいものを頼むが】
【其れは彼が未だ子供であることの裏返しのような証明なのか】

【そして、フライドポテトをつまんで、口に運び、咀嚼し、嚥下】
【ぱりっ、と軽く上がったフレンチフライの食感と程よい塩気が悪くない】
【看板メニューとしては定番ではあるが、それゆえに鉄板ともいえる商品、それがフレンチフライなのだ】

【二三本、口に運び】
【眼帯に隠されていない右目をキミに向ける】

んで、俺達と同盟を協力関係を組みたい、って言っていたな。
俺らとしても、味方が増えるのは喜ばしいことだ。

だが、俺らとお前らは、大きな違いがある。

不殺=Aそれが俺とお前らの違い。
コレに着いて、どうするのか。お前は考えたのか?

【問題と成る、その点を谷山はキミに問う】
【さあ、この問に、キミはどう答える?】

//途中投稿スンマソン!!
774 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/19(日) 22:41:16.23 ID:/ZjfZ7dUo
>>769

深い所、なあ……ウチも浅い所には引っ掛かった事有ったけど
結局終わってみれば、後から送られてくるニュースを聞かされるばかり
熱狂も共有しとらんし、戦場も見とらん……なんや実感ないわぁ
今から急に≪R.I.P.≫のテロ起こったかて、あんま驚かんのやろな

……ま、小さな事を楽しめるようになるのは良い事やろ
でかい事でかい事欲しがってると、その内何が来ても満足出来なくなるからなあ

【当事者達は、長い戦いの末、勝ったという実感を得たのだろうが】
【外に居た少女は、何処かで戦いが有って、誰かが死んだという、事実しか知らない】
【戦場に立つ事が出来たのは、きっと特権なのだろう】


……戦争ってのは、そういう話を生むもんやね

【居なくなった友達。何故居なくなったか、予想するなら】
【その、終わって久しい戦乱の中だったのだろうと、何となく朝顔は考えた】

景色かぁ、常夜の星空、無限の砂漠、千年氷に万年桜、世界にゃ幾らでも絶景は有るわ
それと比べりゃ電気の灯りは、ちぃと格が落ちるんとちゃう?

やっぱ見るなら櫻の東やろ!神代ヶ原の戦場跡なんか凄いで、まだ剣がのこっとるわ
桜山の白香雪月翁≠ネんかもう、あれがジュボッコになって動いても納得行くバカでかさやし
ウチの地元の街並みは大陸の街とは全然違って……

……そーいやアンタの名前も、櫻の名前か?
775 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [sage]:2011/06/19(日) 22:41:58.15 ID:gHb+cd8AO
>>771
/再び追記、携帯電話への移行と共に風呂に入るため返事が遅れます、度々すみません
776 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/19(日) 22:42:29.82 ID:BYMgU3YC0
>>771
よかったなー
これでおまえにも名前がつくぞ

【にゃーと猫がうれしそうに鳴き声をあげる】

そろそろ町だ
俺の果てしない迷い子生活も終わり!

【テンション高く呟く】
【宿に近づいて行ってることにはまだ気づかない】
777 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/19(日) 22:45:01.55 ID:F/EQuSWro
>>766

兵共が夢の跡。戦場では珍しくないさ。
寧ろ、誰にも拾われずに在る骨の侘しさは…何とも筆舌し難い

【下がられれば、ほんの僅かに。残念さを誤魔化す様に口元に笑みを浮かべて】

ああ、驚かさないでくれ……その柑橘類と言うのが何なのかは知らないけれど。
突然何人か?と聞かれてもサッパリなのも本心だ。
因みに姉妹兄弟も居ない

【心底安心した様にふぅ、と息を吐く】
【キシリ――啼く様に軋む℃闕bからは未だに血が滴って】

何人…か。ふむ―――

【多くの血を滴らせる手甲を自分で一瞥し、それを月へ向けて掲げると】

貴様は今まで食べた米の数を覚えているのか?

【薄らと、自分より高い位置から血を滴らせながら―――嗤って】



ああ、その事なんだが…この世界は、その。なんだ?
同性愛者が多いと聞き及んでいたのだが・・・・・・

【―――誰かが間違った知識を与えていたのも原因らしい】
778 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 22:57:15.06 ID:v3zojhiMo
>>774

そ、ですねえ。
何となーくぶらぶら歩き回って、美味しい物を食べて綺麗な物を見て。
それで十分ですよ、……あれ、なんだかこれ、年寄りくさい。

【えへへ、と照れ交じりに笑って見せるその顔は、まだまだ幼い少女の物であり】
【ひとつの大きな戦を越えたと言えども、まだまだ成長の余地はあるのだということを見せつける】


んー、確かに綺麗なんですけど、物足りないですね……摩天楼って。
櫻、かあ……久々に帰ってみるのも、いいかもしれないですね。
故郷って、大体知ってる気になっちゃうから、深いところをあんまり見たこと無いんですよ。

【朝顔の語る景色の話に、ひとつひとつ】
【わあ、だとかへえ、だとか、小さな歓声を上げて見せる】

ええ、そうです。
生まれは西の方の、小さめのお家でしたよ。

【朝顔の問いに対して、そう、過去形を使いながら、肯定して見せた】
779 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/19(日) 22:59:04.31 ID:4wbFRQ6wo
>>777
百も承知だ、野ざらしの死体なんぞ腐るほど見た。
俺もいくらか作ったし…ただ、塩に現れた白骨死体は見とれるほどきれいだと思った。
…それだけだ。

【自身も血のにおいがする類だと呟き、思いを馳せるは過去】
【暗い空の向こう、その白を幻視して…頭を振った】

…そーかい、鈍いな、お前。
それもどーでもいいし。

【あくまで自分のせいではなく相手が悪いと言わんばかり】
【涼しい顔で暴言を吐き、どうでもいいと流した。無体。】

【そして帰ってきた答えも、ある程度想定していたらしく】
【小さな溜息で応じた】

そうだろうな、お前、息するように[ピーーー]タイプだ。慣れて慣れて、数えるのに飽きた、ってところか。
俺も覚えてないよ、食った米の数なんて…ほとんど知らないし。

【頷く姿は、どうにも疲れが見えた】
【似たような人種を見てきたようでもあるけれど、自身が同類かというと…急に曖昧な事をのたまう】
【瞬間、沈んだ目は自分の胸を見た】
【傍から見てもそこそこ豊かだったが、視線は暗く憎憎しげで、自己嫌悪にも見えたけれど】
【それにしては、憎悪が透ける】


…は!? こ、この世界ってそんな危険な世界なのか!?
やべぇ、マジ震えてきやがった…!! でも自力じゃでられねぇし…こえぇです…。

【その間違った知識を、更に曲解して捉えてしまう不良少女】
【赤くなったり蒼くなったりしながら肩を抱き、震え上がる】

【おかしなことを呟く姿は、ちょっと異質】
【まるで自分が、世界単位で他所から来たとも言っていた】
780 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/19(日) 22:59:57.97 ID:Xm0pE9cDO
>>768

──そういうことだ
其れに、今の機関は頭目が存在せぬ。
罰を下そうにも──私刑にしかならぬ
流石に機関員同士で私毎の命の取り合いをする程、機関員とて落ちぶれては居るまい

【「飯の取り合い程度の死闘なら、常にあるだろうが」】
【最後に加えられた言葉は、天辰なりの冗談だったのだろうか】
【然し笑いもせず、至極真面目そうな表情でそう語る彼女はやや滑稽にも見え──】

……なるほど、からくりであったか。
何はともあれ、以後よろしく頼む。ゼーロ・ウィオラーケウス

【長い長い、ゼーロの名。其れを噛みもせず、すらりとフルネームで紡ぎあげ】
【同僚としての、仏頂面故に事務的にも聞こえる挨拶をひとつ交わす】
【──或いは、他者をフルネームで呼ぶ癖でもあるのだろうか】
【だとすれば、金の国の元王女のことも。あの長い長い名前を、この仏頂面で語るのだろうか】
【……閑話、休題】

「赤、木──?」
「もしかして、超、怜司のこと、知ってるんです、か……?」
「ねぇ、今、あいつ……超、どうしてます、か?」
「杖、超、メンテナンスしなくて、超、大丈夫、かなぁ……?」

──研究、か。
……分からぬ。私には、判断しかねる問いかけだ
南雲利織は、魔術師であり魔道具制作者
其の研究道具とやらを魔道具に改造でもされれば、という懸念もある

……すまないが、ゼーロ・ウィオラーケウス
今は貴様の提案を、拒むことしか出来ぬ
これでも、南雲利織が不穏な行動をしないように動いているのだ。
其の不穏の種成り得る存在を、認めることは出来ぬ
……宮下正次に頼み、哲学者の卵の研究を認可させるのが一番だろうな

【「赤木」との単語。其れを聞き、利織はぴくりと震え】
【急に、今までよりも言葉を滑らせるようになる】
【杖。メンテナンス──これらの単語から、赤木怜司の所持していた杖が】
【彼女──南雲利織が制作したものであることが、分かるだろうか】

【そして、ゼーロの問いかけに対する天辰の答えは、「NO」】
【然し彼女自身、僅かにだが表情を曇らせていることから、迷いは生じているのだろう】
【利織が魔道具制作者でなければ、恐らくはゼーロの提案を受け入れたのだろうが──】
【現実はいつだって、残酷なものであった】

「……レゲンスさん、紫色の服、来てる」
「スーツに、スラックス。刀、超、持ってた」
「……私が知ってるのは、超、ここまで」

【──ゼーロの考えなど、皆目知らず】
【利織はレゲンスという人物の特徴を、途切れ途切れに述べた】
【悪人か、の問いには答えなかったけれど、沈黙こそが其の解答】
【一方天辰は、この問答には口を挟む様子はなく】
【ただ感情を浮かべぬ表情で、ゼーロと扉。其の中間に、黒き視線を向けていた】
781 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/19(日) 23:01:09.67 ID:4wbFRQ6wo
>>777
百も承知だ、野ざらしの死体なんぞ腐るほど見た。
俺もいくらか作ったし…ただ、塩に現れた白骨死体は見とれるほどきれいだと思った。
…それだけだ。

【自身も血のにおいがする類だと呟き、思いを馳せるは過去】
【暗い空の向こう、その白を幻視して…頭を振った】

…そーかい、鈍いな、お前。
それもどーでもいいし。

【あくまで自分のせいではなく相手が悪いと言わんばかり】
【涼しい顔で暴言を吐き、どうでもいいと流した。無体。】

【そして帰ってきた答えも、ある程度想定していたらしく】
【小さな溜息で応じた】

そうだろうな、お前、息するように[ピーーー]タイプだ。慣れて慣れて、数えるのに飽きた、ってところか。
俺も覚えてないよ、食った米の数なんて…ほとんど知らないし。

【頷く姿は、どうにも疲れが見えた】
【似たような人種を見てきたようでもあるけれど、自身が同類かというと…急に曖昧な事をのたまう】
【瞬間、沈んだ目は自分の胸を見た】
【傍から見てもそこそこ豊かだったが、視線は暗く憎憎しげで、自己嫌悪にも見えたけれど】
【それにしては、憎悪が透ける】


…は!? こ、この世界ってそんな危険な世界なのか!?
やべぇ、マジ震えてきやがった…!! でも自力じゃでられねぇし…こえぇです…。

【その間違った知識を、更に曲解して捉えてしまう不良少女】
【赤くなったり蒼くなったりしながら肩を抱き、震え上がる】

【おかしなことを呟く姿は、ちょっと異質】
【まるで自分が、世界単位で他所から来たとも言っていた】
782 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/19(日) 23:02:13.31 ID:Xm0pE9cDO
>>768

──そういうことだ
其れに、今の機関は頭目が存在せぬ。
罰を下そうにも──私刑にしかならぬ
流石に機関員同士で私毎の命の取り合いをする程、機関員とて落ちぶれては居るまい

【「飯の取り合い程度の死闘なら、常にあるだろうが」】
【最後に加えられた言葉は、天辰なりの冗談だったのだろうか】
【然し笑いもせず、至極真面目そうな表情でそう語る彼女はやや滑稽にも見え──】

……なるほど、からくりであったか。
何はともあれ、以後よろしく頼む。ゼーロ・ウィオラーケウス

【長い長い、ゼーロの名。其れを噛みもせず、すらりとフルネームで紡ぎあげ】
【同僚としての、仏頂面故に事務的にも聞こえる挨拶をひとつ交わす】
【──或いは、他者をフルネームで呼ぶ癖でもあるのだろうか】
【だとすれば、金の国の元王女のことも。あの長い長い名前を、この仏頂面で語るのだろうか】
【……閑話、休題】

「赤、木──?」
「もしかして、超、怜司のこと、知ってるんです、か……?」
「ねぇ、今、あいつ……超、どうしてます、か?」
「杖、超、メンテナンスしなくて、超、大丈夫、かなぁ……?」

──研究、か。
……分からぬ。私には、判断しかねる問いかけだ
南雲利織は、魔術師であり魔道具制作者
其の研究道具とやらを魔道具に改造でもされれば、という懸念もある

……すまないが、ゼーロ・ウィオラーケウス
今は貴様の提案を、拒むことしか出来ぬ
これでも、南雲利織が不穏な行動をしないように動いているのだ。
其の不穏の種成り得る存在を、認めることは出来ぬ
……宮下正次に頼み、哲学者の卵の研究を認可させるのが一番だろうな

【「赤木」との単語。其れを聞き、利織はぴくりと震え】
【急に、今までよりも言葉を滑らせるようになる】
【杖。メンテナンス──これらの単語から、赤木怜司の所持していた杖が】
【彼女──南雲利織が制作したものであることが、分かるだろうか】

【そして、ゼーロの問いかけに対する天辰の答えは、「NO」】
【然し彼女自身、僅かにだが表情を曇らせていることから、迷いは生じているのだろう】
【利織が魔道具制作者でなければ、恐らくはゼーロの提案を受け入れたのだろうが──】
【現実はいつだって、残酷なものであった】

「……レゲンスさん、紫色の服、来てる」
「スーツに、スラックス。刀、超、持ってた」
「……私が知ってるのは、超、ここまで」

【──ゼーロの考えなど、皆目知らず】
【利織はレゲンスという人物の特徴を、途切れ途切れに述べた】
【悪人か、の問いには答えなかったけれど、沈黙こそが其の解答】
【一方天辰は、この問答には口を挟む様子はなく】
【ただ感情を浮かべぬ表情で、ゼーロと扉。其の中間に、黒き視線を向けていた】
783 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/19(日) 23:05:35.52 ID:1vS4FLwFo
【路地裏】

...
【紫色のローブで全身を覆った青年が歩いている】
【かれが歩く度、チャリ、と666と書かれた腕輪が音を立てる】

...

【彼は何処へいくのか、何をしているのか...彼いがい誰にも分からない】

784 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/19(日) 23:05:53.90 ID:+Ug0LKaV0
>>770

……。後悔は。……無い、……

【敵であると決断した以上、機関員を追う日々は、覚悟していた。情報端末も、手持ちから出す】
【鏡花、香月や、レギン。様々な、機関に携わる者の姿を思い浮かべ、微笑みが僅かに濃くなる。同時に、痛むものがあった】

……。森島、……基樹の事。……伝えるよ。……、

【彼女と彼らは、対峙する意思を持つ者。命を掛ける戦いは、避けられない】
【異形も再会した場合、必ず伝えると約束する。どちらも、命を失う事は、嫌だと思ったが】

……。南雲の、……事は。……僕も、……疑問に。……感じていた。……、
……僕も。……彼女を、……助けたい。……

……。それに。……南雲の、……仲間が。……彼女を。……助けようと、……している。……、

【新たな氷の国支部長である、宮下の事は、異形も恐ろしいと感じていた。南雲を拉致した問題も、面があった】
【ブラックハートも、機関に囚われた者。異形も、機関と関係の無かった者が、日常から、非日常に陥るのを見ているのは、辛い】
【恐らく、南雲は、冷気の城から救出される日が来る筈だ。必ず居る、同じ意思を持つ者達が、集う事を願った】
【それに、ブラックハートの想いは、甘さでは無い】

……。三つ目は、……

【様々な思考を終え、数拍の後。最後に、ブラックハートが紡ぐ言葉を待つだろう】
【機関員と、落ち着いて会話をするのは、これで最後になるのかもしれない。その様な考えが、浮かび、消えて行く】
785 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/19(日) 23:08:57.76 ID:/ZjfZ7dUo
>>778

別に、何が悪いって訳やないけどなあ……
人が作ったもんは、人が見える場所におらんとつまらんわ
高い所から見降ろして楽しいのは、人がいない場所だけやろ
……こんな所におらんで下に降りれば、もしかすれば楽しいかも知らんで?

【摩天楼の淋しさは、人の姿が見えない事が原因では無いか】
【騒々しさも控えめになった朝顔は、そんな見解を述べた】
【ビルの屋上から、歩道を歩く人間の顔など、とても見えはせず】
【少し柵から見を乗り出して、「やっぱり見えへん」などと呟く】


ほー……西のもんか……あんまこっちやと会わんなぁ
最近は向こうと喧嘩する事も無くて平和なこっちゃ
幾らか前やと、国境の辺りは危なっかしゅうてかなわんかったからなぁ……

……いやまあ、今は今で危ないのは変わらんのやけど

【西部の生まれの者とは、あまり出くわす機会も無いのだろう】
【此処までの会話で一番驚いたような表情を見せる朝顔】
【言葉の終わりに付け足したのは、穏当ではない呟きで】
786 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/19(日) 23:10:00.77 ID:/ZjfZ7dUo
>>778

別に、何が悪いって訳やないけどなあ……
人が作ったもんは、人が見える場所におらんとつまらんわ
高い所から見降ろして楽しいのは、人がいない場所だけやろ
……こんな所におらんで下に降りれば、もしかすれば楽しいかも知らんで?

【摩天楼の淋しさは、人の姿が見えない事が原因では無いか】
【騒々しさも控えめになった朝顔は、そんな見解を述べた】
【ビルの屋上から、歩道を歩く人間の顔など、とても見えはせず】
【少し柵から見を乗り出して、「やっぱり見えへん」などと呟く】


ほー……西のもんか……あんまこっちやと会わんなぁ
最近は向こうと喧嘩する事も無くて平和なこっちゃ
幾らか前やと、国境の辺りは危なっかしゅうてかなわんかったからなぁ……

……いやまあ、今は今で危ないのは変わらんのやけど

【西部の生まれの者とは、あまり出くわす機会も無いのだろう】
【此処までの会話で一番驚いたような表情を見せる朝顔】
【言葉の終わりに付け足したのは、穏当ではない呟きで】
787 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/19(日) 23:13:28.38 ID:F/EQuSWro
>>779

塩、か……
海辺での戦は、そう言えば無かったか

【それは幸いだったのか、不幸なのか】
【自分では分からなくなっていて―――】

……酷い言われ様だな。其処まで私は非道な人間に見えるのか?

【肯定も否定も無い…貴女の言葉に、そのどちらも含まれているから】
【――ポタリ】
【ただ滴るにしてはやけに永く℃闕bからは血が落ちる】
【少女が踊っていた場所と、今この場所を穢す様に―――――】  【―――其処だけを、汚す様に】

さぁ、な。私も先行させた者とその知人に聞いただけだ
何でも女同士の爛れた世界だと言う風に――――――

【間違った情報って怖いですね】
788 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/19(日) 23:14:31.75 ID:JmoQK94A0
>>773

…まぁ病院に長い時間1人でいると考えることがたくさん出てくるものさ。ん、メロンソーダね。
おいマスター、メロンソーダ。

(…腕?馴染んだ…?ああ、義手か)

【「何が変えたか」と言う問いに対し、苦笑いしながら入院していたことを軽く話した】

【そして夏服の少年が言う】
【「不殺=Aそれが俺とお前らの違い。」】
【そう、その「不殺」こそが「青義」のアイデンティティでもあり、justice,対機関連合との不仲を示した原因の1つ】
【其の彼の問いに対し】

…俺らにとって「不殺」は、目標であるが、実際は「理想」だ。
つまり、実際にはそれほど「不殺」を達成しきれていない…ま、残念な組織かも知れねぇ。
実際「不殺」ってのはかなり相手より上の実力じゃないと出来やしないんだ…。
達成しきれていない俺は…実力不足。へらへらしてた昔の俺はありゃ黒歴史だ。そして――

――今回は「不殺」とか言う余裕かましちゃいられねェ   別に「不殺」をあんた等に押しつけたりもしねぇし もう批判もしねぇ

――もしでっかい戦争があんなら、不殺のプライドは半額セールだ。俺は「青義」メンバーに対し今回「不殺」は強制しないつもりだ

…この戦力差の現実、突きつけられたら、もうプライドとかの問題じゃないだろ。

【最後の三行、彼の口調が明らかに変わる】
【鋭い、剃刀のようなその声色、覇気。】
【最後の文から彼の「妥協」、おそらくかなり考えたのだろう、その結論の「妥協」が目に見えた】
【自分を実力不足と言う事が前の強気な彼には考えられないだろう、それだけの心境の変化があったということだ】

…と言う訳で戦力差を受け入れて、あんたらを受け入れる。だからそっちが俺らを「受け入れ」てくれれば…幸いだよ。

【最後にそう付け加えると彼は残りのカシスオレンジをゆっくりと飲み干し、】

…マスター、後は水でいいわ。

【マスターにグラスを渡してこう言った】



789 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 23:14:38.33 ID:JDHcJt81o
/ゼーロの方へ
/申し訳ない、そろそろ就寝準備に入らなくてはいけないのです
/なので絡みを明日以降に継続しても大丈夫でしょうか?
/或いはある程度きりもいいので、この辺りで切っていただいても大丈夫です
790 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/19(日) 23:23:15.56 ID:4b8TbBpF0
>>784

――――分かったよ…………次に会った時には、あたしが直接……っ、殺し合う事になるかもしれない…………それでも…………っ

【檸檬は、しっかりと意志を決めたのだ。だと言うのに、なんで自分はこうも揺らいでいるのだろう】
【自分に言い聞かせるように、何度もリフレインする。だが――――その響きは、どこか未練がましいものだ】

(――――馬鹿だ…………糞馬鹿、クズ、カス…………ッ!!
人に決断を迫っておきながら、自分が揺らいでるなんて馬鹿…………さっさと切り捨てろ!!
――――『人間』のそういう所が、嫌だったんじゃないのかよ…………!)

【自分の揺らぎは、自分の言葉で意志を決めた檸檬への冒涜だ】
【そう自分に言い聞かせ、最後にはブルブルと頭を振り、無理やりに思考を洗い直す】
【――――ここに至ってようやく、彼女の体の震えも治まった】

あぁ…………氷の国に居たあんたなら、奴の仲間の助けにも、なるだろう…………
その時は、頼んだよ…………!

【――――やってる事は、明らかに機関への背信行為だ】
【しかし、この程度の叛意ぐらい、許されたって良いだろう――――ブラックハートの口元に、微かな怒りによる引き攣りが現われる】
【かつて自分が受けた仕打ちを思い出し、それを繰り返したくないと言う意志が、そこに強く表れていた】

――――――――これは、あたしの個人的な、最後の頼みだ…………
教えてくれ…………『あたしは何のために生まれてきたんだ』…………?
『あたしの生きる意味ってなんなんだ』よ…………ッ!?

【――――3つ目の頼みは、非常に難しい、抽象的な問いかけだった】

障害者に生まれて、親に売り飛ばされて、身体をめちゃくちゃにされて、っ…………!!
『人間』を憎む事にしか、悦びを見出せなくて…………ッ!!
あたしゃ、何のために存在してるんだ…………っ、こんな、人生に、なんの意味があるって、言うんだよ…………っ!
――――頼む、行っちまう前に…………教えてくれよぉぉぉぉ………………!!!

【――――人は、例え健全であっても、自分の人生の意味などそう簡単には分からない生き物だ】
【それが、他人へのアドバイスなど、そう軽々しく出来るはずもない】
【しかし――――どうしようもなく自己を殺す事でしか生きていく道を見いだせなかったブラックハートの心の叫びが、ついに1つ、漏れだした】
【次に会った時には、間違いなく敵同士になっている『仲間』に、すがるようにして叫んだ】

【――――その声は明らかに『泣いていた』が、その実態は『嘆き』でしか無かった】
【――――涙を流せないと言うだけで、感情の発露は、こうも意味合いを変えてしまうものなのか――――】
791 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/19(日) 23:24:30.25 ID:4wbFRQ6wo
>>787
時々、海岸で飯食ったりしてるけどさ、海はいいぞ。
闘うにせよ眺めるにせよ、落ちてるものを拾うにせよ、な。

【この血を流す相手に対して世間話のように会話を続ける不良少女】
【振る舞いは外見よりもおっさんくさい】
【そういうずれた点はどっこいかもしれない】

非道っつーより…なんか噛み合わないんだよな。
言い方がわからないけど…お前は、人殺し云々以前に変。

【包み隠さずばっさり感想を述べて、呆れかえる】
【この悪口で、果たして何人の心をへし折ってきたのかはわからないが、すべらかに雑言を吐き散らして】

…でさ、その手甲、血ぃ多くね?
まるでお前が出血してるような……?

【わいた疑問も、なんとなく出してみる】
【この二人しかいない草原、相手が気付かないなら、自分しか指摘する相手がいない】
【そんな事を考えるほど冷静だけど、空気の変化に気付いた素振りは、】

………いや、ねぇよ。ないない、絶対ない。
今まで何人か見てきたけど、そんなは特に見かけなかった。うん。
気のせいだ、絶対。気のせいだってば。

【自分に言い聞かせるように必死で否定する】
【仮に肯定してしまうと、何かが砕けてしまうような気がしたから、かもしれない】
792 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 23:27:18.39 ID:v3zojhiMo
>>785

なるほど……確かに、人がいると賑やかで、幾分かあたたかく見えますかね。
人工の星空の中を歩いてみるってのも、それはそれで楽しそうですし。

【つられて身を乗り出しても、やっぱり人っ子ひとり見えなくて】
【ちょっとだけ寂しさを覚えて、水晶を握ってみたりした】


西の、はしっこあたりです。独特な方言があるところ。
朝顔さんの使ってらっしゃる方言から見るに、朝顔さんの地元よりも西ですね、たぶん。
櫻の有名どころはほとんど東にありますからね……ちょっと羨ましかったりしたんですけど、

…………え、西のほう、何かあったんですか?

【蛇足。彼女の口調、敬語はその方言を隠すために使われていたりするのだが】
【それが大分定着してしまう程度には、故郷から離れて久しいということで】
【最近の櫻の動向には、疎かったのだ。ちょっとだけ眉を顰めて、訊ねてみる】
793 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/19(日) 23:30:02.85 ID:5CC/QfHjo
>>788
入院。まあ、暇だからな、ああいう時って。
俺も、そういう時は良く色々考えちまう。動いている方が性に合うんだがな。

【此方も、苦い笑いを、口元に浮かべて、入院というものに着いての見解をキミに零す】
【なんだかんだで、感情派で行動派。腕を失っても戦いに出る当たり、少年の人柄が分かったりするのだが、今は分からない】

【そして、己の問】
【コレを乗り越えなければ、決して歩み寄ることは出来ない、その命題に対する返答を受けて】


――それでいいんだな。
なら、分かった。

集積情報、ウチのデータベースの方にそっちのスタンスを伝えておく。
まあ、完全に同盟を組むのは今直ぐには難しいかも知れねーが、少なくとも協力体制は取れると思うから。

【事務的に、言葉を返して】

――何だ、大分分かったし、変わったな。
正義って言うのは、押し付けるもんじゃなくて、貫く物ってのが俺の持論でな。
アンタの前の青義≠ヘ押し付け≠セった。

一人で貫く分には、何の問題もない信念だ。
貫けよ、マーシャル・T・ロウ。

【いつも通り、目上に対する敬意もへったくれもない口調】
【だが、前と違って、少しキミを認めている気配が感じられるだろう】

……ま、ちょっとやそっとじゃコレまでの印象は拭えないだろう。
だが、俺からも言葉、添えておく。なんか有ったら、俺のデータベースのメールフォームに頼む。

【そう言って、名刺を渡した】
【統一征斗会新聞部部長/編集長兼Justice所属という肩書き】
【統一征斗会が先に来ている。それは彼の第壱の所属がそちらである証明で】
【そして、名前と連絡先がそこには書いてあった】


……敵は強大。でも、忘れないで欲しい事。というより、聞いてほしいことがある。
なんというか、俺の持論に成るんだけどな。

正義の逆は正義。悪の反対は善。
悪にだって正義は存在しているということを忘れるな。

誰の言葉か忘れたけど、大切な言葉だ。
相手にも、譲れない物があると知って、其れを叩き潰す覚悟を持ってくれ。
じゃないと、多分カノッサに勝つなんて、無理だから。


【鋭い瞳で言う言葉は、キミに向けた助言のような言葉だった】
794 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/19(日) 23:30:31.21 ID:5CC/QfHjo
>>788
入院。まあ、暇だからな、ああいう時って。
俺も、そういう時は良く色々考えちまう。動いている方が性に合うんだがな。

【此方も、苦い笑いを、口元に浮かべて、入院というものに着いての見解をキミに零す】
【なんだかんだで、感情派で行動派。腕を失っても戦いに出る当たり、少年の人柄が分かったりするのだが、今は分からない】

【そして、己の問】
【コレを乗り越えなければ、決して歩み寄ることは出来ない、その命題に対する返答を受けて】


――それでいいんだな。
なら、分かった。

集積情報、ウチのデータベースの方にそっちのスタンスを伝えておく。
まあ、完全に同盟を組むのは今直ぐには難しいかも知れねーが、少なくとも協力体制は取れると思うから。

【事務的に、言葉を返して】

――何だ、大分分かったし、変わったな。
正義って言うのは、押し付けるもんじゃなくて、貫く物ってのが俺の持論でな。
アンタの前の青義≠ヘ押し付け≠セった。

一人で貫く分には、何の問題もない信念だ。
貫けよ、マーシャル・T・ロウ。

【いつも通り、目上に対する敬意もへったくれもない口調】
【だが、前と違って、少しキミを認めている気配が感じられるだろう】

……ま、ちょっとやそっとじゃコレまでの印象は拭えないだろう。
だが、俺からも言葉、添えておく。なんか有ったら、俺のデータベースのメールフォームに頼む。

【そう言って、名刺を渡した】
【統一征斗会新聞部部長/編集長兼Justice所属という肩書き】
【統一征斗会が先に来ている。それは彼の第壱の所属がそちらである証明で】
【そして、名前と連絡先がそこには書いてあった】


……敵は強大。でも、忘れないで欲しい事。というより、聞いてほしいことがある。
なんというか、俺の持論に成るんだけどな。

正義の逆は正義。悪の反対は善。
悪にだって正義は存在しているということを忘れるな。

誰の言葉か忘れたけど、大切な言葉だ。
相手にも、譲れない物があると知って、其れを叩き潰す覚悟を持ってくれ。
じゃないと、多分カノッサに勝つなんて、無理だから。


【鋭い瞳で言う言葉は、キミに向けた助言のような言葉だった】
795 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/19(日) 23:31:35.63 ID:5CC/QfHjo
>>788
入院。まあ、暇だからな、ああいう時って。
俺も、そういう時は良く色々考えちまう。動いている方が性に合うんだがな。

【此方も、苦い笑いを、口元に浮かべて、入院というものに着いての見解をキミに零す】
【なんだかんだで、感情派で行動派。腕を失っても戦いに出る当たり、少年の人柄が分かったりするのだが、今は分からない】

【そして、己の問】
【コレを乗り越えなければ、決して歩み寄ることは出来ない、その命題に対する返答を受けて】


――それでいいんだな。
なら、分かった。

集積情報、ウチのデータベースの方にそっちのスタンスを伝えておく。
まあ、完全に同盟を組むのは今直ぐには難しいかも知れねーが、少なくとも協力体制は取れると思うから。

【事務的に、言葉を返して】

――何だ、大分分かったし、変わったな。
正義って言うのは、押し付けるもんじゃなくて、貫く物ってのが俺の持論でな。
アンタの前の青義≠ヘ押し付け≠セった。

一人で貫く分には、何の問題もない信念だ。
貫けよ、マーシャル・T・ロウ。

【いつも通り、目上に対する敬意もへったくれもない口調】
【だが、前と違って、少しキミを認めている気配が感じられるだろう】

……ま、ちょっとやそっとじゃコレまでの印象は拭えないだろう。
だが、俺からも言葉、添えておく。なんか有ったら、俺のデータベースのメールフォームに頼む。

【そう言って、名刺を渡した】
【統一征斗会新聞部部長/編集長兼Justice所属という肩書き】
【統一征斗会が先に来ている。それは彼の第壱の所属がそちらである証明で】
【そして、名前と連絡先がそこには書いてあった】


……敵は強大。でも、忘れないで欲しい事。というより、聞いてほしいことがある。
なんというか、俺の持論に成るんだけどな。

正義の逆は正義。悪の反対は善。
悪にだって正義は存在しているということを忘れるな。

誰の言葉か忘れたけど、大切な言葉だ。
相手にも、譲れない物があると知って、其れを叩き潰す覚悟を持ってくれ。
じゃないと、多分カノッサに勝つなんて、無理だから。


【鋭い瞳で言う言葉は、キミに向けた助言のような言葉だった】
796 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/19(日) 23:36:12.78 ID:/ZjfZ7dUo
>>792

……ん?待て待て待て、ちょい待て、なんや食い違っとる気がするわ

西部≠ゥ?それとも、東部≠フ西側か?

【話を進めていく内に、段々と混乱が生じて来た気がする】
【東部≠ヘ、メタ的に言えば日本の江戸時代風の土地】
【その中で西側にある場所は、国境の近くという事になる】
【西部≠ヘ、近未来的、或いは遠い未来の様な、発展した土地】
【この星の国に、おそらく風景は似ているのでは無いだろうか】

【この辺りの認識の差が、埋まるかどうかは分からないが】

あー……まあ、ちーとばかしなぁ
ほら、機関がスレイプニル£Dったのはしっとるか?移動する海上都市の
あれを拠点にされると、港町は何処も狙われやすくなるのが問題なんやけど……
それに便乗して、何かやらかそうって連中もおんねん

うちの領内でも、おかしなドラッグは流行るわ、カルトは流行るわ……
元凶潰して回るのも大変でなあ……

【言っても仕方が無いような愚痴まで、つい零してしまう程に】
【櫻の東部、西部との国境付近は、ここ数カ月荒れている】
【だが、それが戦争などという様な、大きなものにはならない為、目立たないのだ】
797 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/19(日) 23:38:02.16 ID:koRpB2oCo
>>780

――それは……わからない……よ?
だって……わたしが……そうだから……
さっき言ってた……セシリアって人も……そうかもしれないし……

【そう語る彼女からは、少なからず狂気が含まれていることを感じとれるだろう】
【先程名乗った通り彼女は人を[ピーーー]何か≠ネのだ】
【今は正気であるとはいえ、いつ暴走するとも限らない不安定な存在】
【それが、ゼーロという少女だった】

【意外な天辰の冗談。仏頂面とクールな佇まいとが相まってわかりにくいものだったが】
【「そんなのいつもあったら困る」と、僅かに吐息を零して、ゼーロは笑って見せた】

……うん。……よろしく、……天辰さん……

【彼女の名乗りを最初から噛まずに発音出来れば――それはまさに天性の滑舌と言えよう】
【だがそれは彼女の本名ではない。そして金の国の元王女との会話は――果たして】
【会話のリズムは成り立つの、だろうか】

うん……知ってる。……わたしにアドバイスしてくれた……人
ずっと前に会ったから……今は知らない……
会った時は……そう、杖をついてたけど、……けが……してたのかな?

【残念ながら、杖を南雲が作成したものだとは推測できなかったようで】
【単純に歩行を補助するものだと思い、即ち足を痛めていたのかと勘違いを起こし】

……そっか。……わかった……ありがとう……

でも……あの人に会うことはできない。……
きっと、……会ったら――

【無理を言っているのは薄々わかっていた。拒まれるのも当然だと】
【天辰の仏頂面にも影が差したところを見ると、やはりこの人も悪い人には見えず】
【南雲をここに閉じ込めているのもきっと不本意なことなのかもしれない】
【でも異議を申したところで――先程彼女が言った通りだろう】
【八方塞がりとはこのことだった】

【宮下に会うことは、できない】
【今顔を合わせれば――血が舞うことは、必須事項】
【それは静かに浮かべられた、彼女の兇猛な笑みが語っていた】
【そこに宿る憎しみも、静かに滾っていた】

ありがとう。……南雲さん……

それじゃあ、……もう……わたし、行くね……
お話しできて……よかった

【一度扉越しの彼女に向かって礼を言うと、天辰へと振り返るだろう】
【話が出来てよかったというのは、色々な情報を教えてくれたことに対してか】
【踵を返す――その前にもう一度、南雲がいるであろう場所を見遣ると】


―――― “ また会おうね ”


【それだけを残し、その場を去ってゆくだろう】

――あ、……道……わからない……

【道に迷っていたことを思い出したのは、廊下を真っ直ぐ進み、角を曲がった時の事であった】

/ここらへんでしょうかっ
/お疲れ様でした!レス遅くなりがちでほんと申し訳なかったです…
798 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [saga]:2011/06/19(日) 23:40:21.23 ID:gHb+cd8AO
>>776
【――少年の声と猫の鳴き声に、思わず彼女の頬は緩みっぱなしである】
【余程名付けるという行為≠ノ歓びを覚えているのだろうか――僅かに歩みを早め】
【到着した街に足を踏み入れて暫く進めば、女性はふと街灯の下で立ち止まるだろう】
【そうして少年らへ向き直ると、そこには得意気な子供らしい笑顔が湛えられていて】

――『オール』って言うのは、どう?
「all」じゃなくて、「or」の方なんだけれど……

【ひとつ。オール≠ニいう単語を、綴りの説明と共に口にする】
【少年らの反応を窺うように彼女は一息置いてから、再び口を開き】

オールはね。……「光」って、意味なんだ

【言葉にするのは、提案した単語に込められた、短簡的で、然し確かに輝きを孕んだ意味】
【口頭だけの伝達では、少年の名前がどのような文字であるのかは解らない。けれど】
【苗字が表す優しい志≠フ中に存在する光≠、女性は無意識に感じ取ったのかもしれなかった】

/二度目のただいまです、お待たせしました!
799 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [saga]:2011/06/19(日) 23:43:01.02 ID:gHb+cd8AO
>>776
【――少年の声と猫の鳴き声に、思わず彼女の頬は緩みっぱなしである】
【余程名付けるという行為≠ノ歓びを覚えているのだろうか――僅かに歩みを早め】
【到着した街に足を踏み入れて暫く進めば、女性はふと街灯の下で立ち止まるだろう】
【そうして少年らへ向き直ると、そこには得意気な子供らしい笑顔が湛えられていて】

――『オール』って言うのは、どう?
「all」じゃなくて、「or」の方なんだけれど……

【ひとつ。オール≠ニいう単語を、綴りの説明と共に口にする】
【少年らの反応を窺うように彼女は一息置いてから、再び口を開き】

オールはね。……「光」って、意味なんだ

【言葉にするのは、提案した単語に込められた、短簡的で、然し確かに輝きを孕んだ意味】
【口頭だけの伝達では、少年の名前がどのような文字であるのかは解らない。けれど】
【苗字が表す優しい志≠フ中に存在する光≠、女性は無意識に感じ取ったのかもしれなかった】

/二度目のただいまです、お待たせしました!
800 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/19(日) 23:43:52.84 ID:F/EQuSWro
>>791

ああ、成程……夏以外なら、行ってみたいな
夏だとほら―――うん。
  今も有る、間違いのない、敗北が――存在するからッッッ

【今も感じる、敗北感―――ギシリ、と大気ごと噛み千切る様に歯噛みして】
【敵意、いや殺意の籠ったを貴女(の胸)へ向けた】
【―――「胸が出るどころか陥没してそうだよな、お前」 幼い頃言われたその言葉が、頭の中で反芻される】
【憎いらしい、Aであろうと、僅かであろうと、膨らんでいる他人の胸が――――】
【※少ししたら落ち着くと思います】

噛み合わないから息をする様に人を殺す奴だって言われたのか、私は
其処だけは正直ショックだと言いたくなる。
尤も、殺してないなんて否定出来る事の方が少ない訳だが

【言葉こそ悲しげだが、雰囲気的には軽く受け流している様で】

【―――とん】
【質問に答える為、だろうか。もう一歩――貴女へと歩み寄って】

答えは変わりはしない。子供でも分かる様な質問で返すだけさ
「貴様は今まで食べた米の数を覚えているのか?」

【当然の如く&キき返す】
【数多の有象無象の事等。興味はなく、覚えていない】
【さて―――この手甲の血は誰≠フもの?】

【スッと――、少女の背後で、薄白い人影が数個――横切って】


おや、そうなのかな…
思い返すと、何故か私は既に1人落としてしまった気がしてならない
あれ………?

【対してこの少女は、否定しづらい立場に着つつある】
【何故か前回の絡みで、初対面の子におねえちゃん呼ばわりされる様になる位仲良くなってしまっては・・・・・・】
801 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/19(日) 23:44:20.74 ID:F/EQuSWro
>>791

ああ、成程……夏以外なら、行ってみたいな
夏だとほら―――うん。
  今も有る、間違いのない、敗北が――存在するからッッッ

【今も感じる、敗北感―――ギシリ、と大気ごと噛み千切る様に歯噛みして】
【敵意、いや殺意の籠ったを貴女(の胸)へ向けた】
【―――「胸が出るどころか陥没してそうだよな、お前」 幼い頃言われたその言葉が、頭の中で反芻される】
【憎いらしい、Aであろうと、僅かであろうと、膨らんでいる他人の胸が――――】
【※少ししたら落ち着くと思います】

噛み合わないから息をする様に人を殺す奴だって言われたのか、私は
其処だけは正直ショックだと言いたくなる。
尤も、殺してないなんて否定出来る事の方が少ない訳だが

【言葉こそ悲しげだが、雰囲気的には軽く受け流している様で】

【―――とん】
【質問に答える為、だろうか。もう一歩――貴女へと歩み寄って】

答えは変わりはしない。子供でも分かる様な質問で返すだけさ
「貴様は今まで食べた米の数を覚えているのか?」

【当然の如く&キき返す】
【数多の有象無象の事等。興味はなく、覚えていない】
【さて―――この手甲の血は誰≠フもの?】

【スッと――、少女の背後で、薄白い人影が数個――横切って】


おや、そうなのかな…
思い返すと、何故か私は既に1人落としてしまった気がしてならない
あれ………?

【対してこの少女は、否定しづらい立場に着つつある】
【何故か前回の絡みで、初対面の子におねえちゃん呼ばわりされる様になる位仲良くなってしまっては・・・・・・】
802 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 23:50:45.77 ID:biSLnQnSO
>>796

西部、ですね……えと、たぶん。

【メタメタなことを言ってしまえば、中身の見識の誤りでした……申し訳ないです】
【さて置いて、話の本筋。所属柄か、「機関」の単語にはいくらか敏感になっていて】
【眉のあいだの縦皺が、少しだけ深くなる】

……スレイプニル、ニュースで見た程度ですが。
移動するという点では、ブレイザーシティよりも厄介に聞こえますね……

で、……ドラッグに、カルトですか?
宗教のほうはよくはわからないですけど、
ドラッグは一時期「水の国」で流行っていたという噂も聞いたことがありますね。
何か関係でも、……や、水と櫻は離れてるから、ないのかな……?

【朝顔の溢した言葉のうち、一つを拾い上げて】
【過去に耳に挟んだ噂を想起しながら、考えてみる】
803 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/19(日) 23:53:11.30 ID:biSLnQnSO
>>796

西部、ですね……えと、たぶん。

【メタメタなことを言ってしまえば、中身の見識の誤りでした……申し訳ないです】
【さて置いて、話の本筋。所属柄か、「機関」の単語にはいくらか敏感になっていて】
【眉のあいだの縦皺が、少しだけ深くなる】

……スレイプニル、ニュースで見た程度ですが。
移動するという点では、ブレイザーシティよりも厄介に聞こえますね……

で、……ドラッグに、カルトですか?
宗教のほうはよくはわからないですけど、
ドラッグは一時期「水の国」で流行っていたという噂も聞いたことがありますね。
何か関係でも、……や、水と櫻は離れてるから、ないのかな……?

【朝顔の溢した言葉のうち、一つを拾い上げて】
【過去に耳に挟んだ噂を想起しながら、考えてみる】
804 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/20(月) 00:00:50.66 ID:zssBxbOBo
>>800
夏?
…!!! ば、馬鹿野郎、見んな!!!
俺だってこんなもん、誰かにやれるくらいならっ…!!!

【その視線の矛先に気が付くと、不良少女は真っ赤になって胸を押さえ、後ずさる】
【おそらく地雷でしかないのだろうが、心底からの本音をぶちまけながら否定する】
【なお、服を抑えたときに首筋や脇が一瞬露出したのだが、そこには晒布と思しき白が見えるかもしれない】
【…それが意味する事とは】

…チャンネルが違う、って事だよ。
説明が難しいけど、[ピーーー]事が本当に呼吸に似た意義を持つ奴だっている。
殺さなきゃ満足出来なかったり、喪失感に狂ったりな。
…普段の俺も、どっちかと言うとそっちなんだが…。

【額を指で叩く不良少女は、口元を一瞬、ごくごく僅かに吊り上げた】
【手が邪魔に鳴って見えない可能性があるけれど、それは小さくとも確かな『微笑み』であり…】

………根っから、だな。

【手が下りたとき、その変化も消えた】
【眠そうと呼べる表情は、少しだけへの字の口元を結んでいる】
【見た目の変化はそれだけだが、気配が生まれた事は、感じた】

(………なんだろ、寒気が………)

【言葉には出さなかったが、不良少女は急に被捕食者の気分を味わっていた】
【殺人云々は抜きにして、なんとなくここにいちゃいけないと、第六感が告げている】

(こいつ、いろいろ危険だ…!!)

【その辺の感覚は正常なのか、単なる危機回避かはさておき、背筋に戦慄を走らせる】
【なんとなく、動けずにいた】

【目を金色に染め直したのは、反射かもしれない】
【魔翌力を探ろうと周囲に目をやり、小さく拳を握った】
【緊急離脱の準備、万端】
805 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/20(月) 00:03:38.83 ID:8H2Cl5EO0
>>798
おぉ!いい名前じゃん!
よかったなぁ!
オール!!

【猫を抱えあげて、命名された名前を声高々に口に出す】
【嬉しそうに、たかが猫の名前と言った風な感じではなく】
【まるで自分のことのように喜ぶ】

ありがとうな!シャローム!

【相手の方に向きなおり】

【満面の笑みでありがとうと、シンプルに】
【だが幾千の言葉より感謝の詰まった言葉を相手に送る】

【その笑顔と言葉には確かに】
【彼の名字の優しい志と】
【彼女の感じた光があった】
806 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/20(月) 00:04:22.97 ID:8H2Cl5EO0
>>798
おぉ!いい名前じゃん!
よかったなぁ!
オール!!

【猫を抱えあげて、命名された名前を声高々に口に出す】
【嬉しそうに、たかが猫の名前と言った風な感じではなく】
【まるで自分のことのように喜ぶ】

ありがとうな!シャローム!

【相手の方に向きなおり】

【満面の笑みでありがとうと、シンプルに】
【だが幾千の言葉より感謝の詰まった言葉を相手に送る】

【その笑顔と言葉には確かに】
【彼の名字の優しい志と】
【彼女の感じた光があった】

/お帰りィ!
807 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/20(月) 00:04:27.52 ID:LaXZ764v0
>>795

…恩に着るぜ
とりあえず、いつかそちらのリーダー、後、対機関連合のリーダーとも話をしなきゃいけないと思っている。
…前のポスターの件も昔のこととは言え謝らなきゃなんねぇしよぉ…

【彼の了承に感謝してこう一言告げた後】

ハハハッ。随分とキッツイこと言うんだな。
ま、あれはもう昔の調子に乗ったガキの言うことだ…って言ってもだな、
更生自体押し付けと言われても仕方が無い部分が…いや、この話はいいわ。

【最後の発言から、彼もいろいろ自分の組織の在り方に日々悩んでいることが伝わるかもしれない】
【前までは考えもつかなかったが、少し見方を変えてみればいろいろ見え方も違ってくるものだ】

名刺はありがたく貰うぜ。…で、コレが俺のだ

【彼の名刺を受け取り、慣れた手つきでそれをしまう】
【其の派手な青のスーツの胸ポケットから名刺を取り出し渡す】
【そこには【blue justice/青義同盟】リーダー/賞金稼ぎ見習い という肩書きと名前、電話番号、メールアドレスが書いてあった】

【ここで前のインタビューを覚えているなら「賞金稼ぎ見習い」と言う部分に違和感を覚えるであろう】
【記憶に正しければ前に「〜2年前は1人で麻薬組織潰したり〜」というくだりがあったはずだが…】

【其のやり取りの後の、彼の忠告】

…OK。
そこは更生と一緒だ。更生も相手の精神(ココロ)を打ち砕くことから始まるんでね。
遠慮なく叩き潰させてもらうぜ…いろいろ試したい技もあるしな。

【彼の眼を見てはっきりと、そして目線を合わせたまま小さくうなずきながら】
【彼が長期にわたり入院していた理由は怪我だけではない】
【自分の実力不足を知った上での修業期間がその半分に当たっていたのだ】
【その事からの最後の発言であろう】
808 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/20(月) 00:06:56.80 ID:IvVhJ2Xno
>>803

そっかー、西部かー……時代が時代なら、こうしてのんびりも話せへん
そう考えると今は割と良い時代やね……色々と寛容や、個人の趣味なんか特に

……とそれは置いといて。人の住む数を考えりゃ、ブレイザーに比べて放置しやすいやろうけどな
面倒なのは動ける事。その気になりゃ、港に島ごと突っ込んで来て封鎖も出来る
海の上に拠点が有るってのは、船舶の航行にも迷惑な話やしな……

………水の国との繋がりは分からん。けど、ドラッグは外から流れ込んだものやと思う
スレイプニルが制海権を握ってる以上、どんな船が動いてるかの完全な把握はできひん
ひょっとしたら、密売船の一つも混ざってるのかも知らんわ

【水の国に着眼点を置くのは、鋭いと言えるかも知れない】
【あの兼の黒幕は、カノッサだった。そして今回は、海をカノッサが握っている】
【10割がそうでなくとも、数割程噛んでいる可能性は無くもない】

……けど、ドラッグの方だけならどーにかするわ
正義組織の手をわずらわす程や無い……アンタ達は、機関でも相手にしてくれたらええよ
そーいう事は、ウチらやと全く役に立たんからなあ……

……ん、そろそろ夜も遅うなったか……

【ふと、空を見上げれば、街の灯りで薄れた星】
【それと月とを見て、朝顔は今の時間を、大雑把にだが把握して】


ウチはそろそろ行くで、カゲツ。流石にこれ以上起きてるとお肌に悪いわ
早寝遅起きそして大食い、それがウチの健康法やからなー

……Justice言うたよな。なら、一つだけ……忘れてもええから、独り言聞いてくれるか?
うちの領内なぁ、どーもきな臭いんや。外からちょっかい掛けられてるっぽいんやけど……
外から「だけ」やない。そうだとしたらおかしな点ばかり見つかるんよ。だから……

『ヤツルギ様』って名前を聞いたら、気を付けえ。あんまり同情はせん方がええ
十中八九、ろくでもない事に巻き込まれると思うべきや

【眠気も襲ってきたのだろうか、朝顔は階段へと向かっていく】
【その途中で残す言葉は、協力を依頼しているようでもあり】
809 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/20(月) 00:06:56.74 ID:qxFQR7dF0
>>790

【第三の言葉。彼女の問い掛けに、小さく、声を漏らした。嘆きへの変化を強いられた感情が、脳を震わせる】
【異形も、己の人生の意を見付けられずに居る。寝起きの様に、思考せず生きて行く己が、答える事は、申し訳無く感じた】

……。本当の、……答えは。……ブラックハートが、……見付ける事かもしれない。……、

【恐らく、人生の分岐点に立つなど、出来事があった際に、気付くものかもしれない。答えはそれぞれだと、過去の偉人は言っている】
【然し、ブラックハートは、過酷な時を歩んで生きて来た。流すものを奪われた今、彼女は、表情と声でしか哀しみを顕示するしかない】

……。けれど、……僕は。……、

……。ブラックハートは。……いつか。……憎む以外の。……幸福を、……得る為に。……
……。生きているんだと、……思う。……

【月並みな言葉だ。異形が、紡いだ後に思考する。この様な時でも、意味の分からない事しか、言えない己を、殴り付けたくなった】
【異形の言葉など、信じて良い代物では、無いかもしれない。最後に、一番、伝えたかった言葉を発した】

……。負けないで、……

……鎖を。……壊せる日が、……来る。……

【不条理が。彼女を縛るものが、失われる出来事。希望を捨てなければ、暖かな光が差し込む】
【彼女の嘆きを、本来の涙へと取り戻す時が、来るかもしれない。訪れる時を待ち、生き続けて欲しいと願った】
【腕を伸ばし、彼女を抱こうとするだろう。行動が成功した場合、布を通して伝わったものは、死人の体温だったかもしれない】

……。ばいばい。……

【成否に関わらず、暫し経った後に、ブラックハートから。かつての仲間から離れ、路地裏の奥へ進んで行こうとするだろう】
【再会は、命を掛ける交戦。それが辛く感じたが、迷いを捨てる為、砂絵の様に、手探りで感情を掻き消した】
810 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/20(月) 00:16:02.22 ID:6ZkA61lro
>>797

其の時は私が止めよう。其の場に居れば、の話だが。
同士討ちなど、滑稽にも程が過ぎる。
刃を抜くのであれば戦場ですれば良いものを。

……殺戮ユニット、であったか。
其れでも貴様は人の心を持つ。少なくとも、持って居るように見える。
ならば憎しみを、己が狂いを制御する事も出来よう。
人とは、人間とは、そのようなものだ。

【「今はこう名乗らなければいけないけれど」──その言葉を、天辰はどう受け取ったのか】
【まるでゼーロを鼓舞させるように、低い声でそう紡いだ】
【或いは、人になりたければ狂いを制御して見せろ、という激励の言葉でもあったのか】
【其れを問いたところで答えはきっと、返ってこないであろうけれど】
【向けられた、小さな紫色の笑顔】
【其れに応えるかのように、笑みを作ろうとしたのか。天辰はすぅと目を細めた】

【長い名前が、彼女の本名で無いとは知らぬまま】
【指摘されない限り、天辰はゼーロの名前を長く呼ぶのだろう】
【金の国の、元王女。彼女との会話が、成り立つとすれば】
【或いは、名前が台詞の半分を占めるだなんて事態も、ありえるのかもしれなかった】

「……そう、ですか」
「……、……。ちゃんとご飯、超、食べてるでしょう、か」

【ゼーロの言葉に、利織は声を僅かに暗くしてそう答える】
【ずっと前に会ったとの言葉は、そこまで彼女を落胆させてしまったのだ】
【恐らくは親しい関係だったのだろう。友人か、或いは親友か】
【大丈夫かなぁ、だなんて続く言葉は、紛れも無く赤木怜司を心配する言葉で──】

──ならば後日、私が宮下正次に尋ねよう。
認可するのは宮下正次。だが運び込んだ道具が魔導具に改造されたとして……
其の責は一体、誰が負うのだろうな

【しかし続いて紡がれた天辰の答えは、少しだけゼーロと利織に味方するものであった】
【天辰の任の一つに、南雲利織の精神状態を良好に保つというものも含まれている】
【ならば研究の後押しをするのも、或いは任務の一部なのだろうか──】
【其れは実際は建前であり、本音は南雲利織の現状が気に食わないというものであったが】
【天辰は其れを一切表に出さず、言葉にせず】
【悪戯を企むような声で、言葉で。ほんの僅か、くいと口角を挙げてみせるのであった】

ではな、ゼーロ・ウィオラーケウス。
良き眠りを。良き夢を見れる事を。

「…………、ばいばい、ゼーロちゃん」
「……今度は、超、顔見れると、超、いいです、ね」

【そして、別れの言葉を告げるゼーロに対し】
【彼女達は各々、同じく別れの言葉をゼーロに紡ぎ──】
【ゼーロが、其の場を去ってから】

……おい、南雲利織

「──超、なんですか?」

……少しは、此処に慣れたか

「……、……。天辰さんのおかげで、超、ちょっと」

…………、そいつは、よかった。

【──そんな会話が、二人の間で紡がれたそうな】

/遅くなってごめんなさい
/では、お疲れ様でした、ありがとうございましたー!
811 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/20(月) 00:16:20.62 ID:sZkVd/PUo
>>804

………OK。抉ってやる。弓が使いやすい様に陥没するまで

【ギシィィ、と手甲から凄まじい音を鳴らして】
【未来永劫、手に入らぬモノを。3日ぶりに食料を見つけた肉食獣の様に見ている】
【―――麻酔?無いよ?道具?手がありゃ抉れるそうな】

遠回しに、いやある意味真直ぐに私を罵倒しているのか?
言っておくが私は意味も無く他人を殺した経験はまだ無いよ

【――――とん】
【先程、歩み寄っても下がられなかった=z
【それに気をよくしたかもう一歩―――貴女に歩み寄る】

根っから、と言うか殺さざるを得ない事態なんて事は多々有ったからね
その分、背負うもの≠熬i々と重くなっている
異世界、此処に着ても。変わることは無い

【―――とん】
【貴女が下がろうとしてもしなくてももう一歩】
【更に距離を詰めようと、草鞋の履いた歩を進め】

【魔力に似た塊(?)が、この少女の背後にあるのに気づけるか?】
【バラバラの、他人の寄せ集めの魔力を1か所に纏めた様な―――】



【――――キシリ】
【啼く様な音≠ヘ、まだ止まない】
812 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/20(月) 00:16:50.11 ID:6ZkA61lro
>>797

其の時は私が止めよう。其の場に居れば、の話だが。
同士討ちなど、滑稽にも程が過ぎる。
刃を抜くのであれば戦場ですれば良いものを。

……殺戮ユニット、であったか。
其れでも貴様は人の心を持つ。少なくとも、持って居るように見える。
ならば憎しみを、己が狂いを制御する事も出来よう。
人とは、人間とは、そのようなものだ。

【「今はこう名乗らなければいけないけれど」──その言葉を、天辰はどう受け取ったのか】
【まるでゼーロを鼓舞させるように、低い声でそう紡いだ】
【或いは、人になりたければ狂いを制御して見せろ、という激励の言葉でもあったのか】
【其れを問いたところで答えはきっと、返ってこないであろうけれど】
【向けられた、小さな紫色の笑顔】
【其れに応えるかのように、笑みを作ろうとしたのか。天辰はすぅと目を細めた】

【長い名前が、彼女の本名で無いとは知らぬまま】
【指摘されない限り、天辰はゼーロの名前を長く呼ぶのだろう】
【金の国の、元王女。彼女との会話が、成り立つとすれば】
【或いは、名前が台詞の半分を占めるだなんて事態も、ありえるのかもしれなかった】

「……そう、ですか」
「……、……。ちゃんとご飯、超、食べてるでしょう、か」

【ゼーロの言葉に、利織は声を僅かに暗くしてそう答える】
【ずっと前に会ったとの言葉は、そこまで彼女を落胆させてしまったのだ】
【恐らくは親しい関係だったのだろう。友人か、或いは親友か】
【大丈夫かなぁ、だなんて続く言葉は、紛れも無く赤木怜司を心配する言葉で──】

──ならば後日、私が宮下正次に尋ねよう。
認可するのは宮下正次。だが運び込んだ道具が魔導具に改造されたとして……
其の責は一体、誰が負うのだろうな

【しかし続いて紡がれた天辰の答えは、少しだけゼーロと利織に味方するものであった】
【天辰の任の一つに、南雲利織の精神状態を良好に保つというものも含まれている】
【ならば研究の後押しをするのも、或いは任務の一部なのだろうか──】
【其れは実際は建前であり、本音は南雲利織の現状が気に食わないというものであったが】
【天辰は其れを一切表に出さず、言葉にせず】
【悪戯を企むような声で、言葉で。ほんの僅か、くいと口角を挙げてみせるのであった】

ではな、ゼーロ・ウィオラーケウス。
良き眠りを。良き夢を見れる事を。

「…………、ばいばい、ゼーロちゃん」
「……今度は、超、顔見れると、超、いいです、ね」

【そして、別れの言葉を告げるゼーロに対し】
【彼女達は各々、同じく別れの言葉をゼーロに紡ぎ──】
【ゼーロが、其の場を去ってから】

……おい、南雲利織

「──超、なんですか?」

……少しは、此処に慣れたか

「……、……。天辰さんのおかげで、超、ちょっと」

…………、そいつは、よかった。

【──そんな会話が、二人の間で紡がれたそうな】

/遅くなってごめんなさい
/では、お疲れ様でした、ありがとうございましたー!
813 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/20(月) 00:17:27.57 ID:kTYjvEEFo
>>807
まあ、此方は此方で、なんというか上の人たちも考えがあるみたいだな。
組織の正義と俺の正義は違うから、まあそこん所はどうでもいいんだが。

謝るって気持ちが有る分、未だましさ。
多分、きっついこと言われるだろうけど、頑張りな。

【激励をかける、谷山】

【そして、きついことを言うんだな、という言葉に、口元にわずかに笑みを浮かべて】

優しいこと言っても、人は成長しねーからな。
鉄みたいに、叩かれて熱せられて強くなるんだと思う、俺はな。

あと、あれだ。
押し付けって自分の自覚が出来ているのなら、それでいいのさ。
結局、正義だろうと信念だろうと、言ってしまえば自分勝手≠セ。
誰かのため、とか言っていても、それは自分がしたいからする≠だからな。

更生させてやりたいと、お前が思うならそうすればいい。
其れをするかしないかは、お前の自由なんだからな。

【独特の正義感を持つ谷山。善悪では測れない、己の正義≠持っている事が分かるだろう】
【だからこそ、こういう時には少し、アドバイスなんかをしてみたりして】
【なんだかんだで、悩む人には手を差し伸べてみたいものだ、きっと、思いやりがある人ならば、そうするのだから】

【そして、差し出された名刺を、さんきゅ、と言って受け取り、ベルトポーチに仕舞う】

【栄光に、縋りつくような様が無くなった事が分かり、少し、信用が出来るか、と思って】

その時を期待しておく、さ。
基本的に俺は毎日路地裏を歩きまわっている。
用が有るなら路地裏を捜すことだな。

【そう言って、立ち上がる谷山】

悪い、明日は統一征斗会の会議でな。
さっさと帰らせてもらう。報告はちゃんとしておくから。じゃーな。

【そう言うと、谷山は軽い足取りで去っていった】
【この邂逅は、何をこれから起こすのだろうか――――?】

//乙でしたー!眠いので、落ちさせていただきます!
814 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [saga]:2011/06/20(月) 00:21:40.75 ID:tZ7scjGAO
>>805
……どういたしまして、こちらこそありがとう
気に入ってもらえたみたいで私も嬉しいわ、龍麒

【肩を竦めて気恥ずかしそうに笑えど、喜悦は止めどなく溢れて、その表情に隠しきれないほど滲んでくる】
【与えた名前を喜んでくれるひとが居るのならば、彼女の胸中は、暖かなぬくもりで一杯に満たされるのだ】
【今度こそシャロームは、少年・龍麒が抱く“志”と“光”を、感じ取れたと確信するのだった】

じゃあ、名前も思い付いたし、そろそろ行こうかな
……改めて宜しくね、龍麒、オール!

【最後には少年と同じく、にこやかな満面の笑顔を見せて、女性はくるりと踵を返し】
【歩き出すべく足を一歩踏み出すと、遠方に何かを見つけた模様。そのままの体勢で暫く停止して】

…………あれがお宿かしら?

【そう問い掛けながら、人差し指でその方向を指し示せば】
【確かに少年らが目指している宿が、遠方に見えることだろう】
【因みに、全くの偶然である。彼女は他所の土地勘などまるで把握していない】
815 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/20(月) 00:24:26.83 ID:bkm5Zc5SO
>>808

やっぱり、移動できるというのが一番怖いですね……
言ってみれば、大きな大きな戦艦みたいなもの、ですか。
それが小規模な国に攻め込みでもしたら……ん。

流れ物、でしょうね……
さっき言ったような、小規模な……何かあっても大きく報道されないような場所をまずは狙って、
という線も考えられなくはないですし。

【マイナスに考えていくことは決して良いことではない、けれど】
【万が一の可能性として、留意しておくことは悪くはないはずだ】
【一回だけ頭を縦に振り、朝顔の「忠告」を耳に入れる】

……「ヤツルギ様」、ええ。
「気を付けて」おきますよ、忠告ありがとうございます。

【もう一度頷いて、彼女も空を見上げ】
【高くなった月を見上げて、息を吐く】


それでは、いい夜を。
またお会いしましょうね、朝顔さん。

【小さく頭を下げて、見送る体勢】
【掛けた言葉は、再会を願うものだった】
816 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/20(月) 00:25:26.11 ID:ijxWUYyho
>>644

能力者よ。

【簡潔に、当たり前のことのように、今朝の朝食のメニューを答えるように】
【臆することなく、言ってのける。「自分は能力者だ」と】
【そこにあるのは、自身か。それとも、驕りか】
【いずれにせよ、男の目の前に佇む小柄な少女は賽を投げた】
【ぬるり、と空気が変わる。夜風が質量を持ったかのように、肌に纏わりつくような、奇妙な錯覚。それは少女のプレッシャーか】

――どうしたの…?

【少女からしてみれば、ここまで狼狽えたような素振りをする男の方が不自然に映ったようで】
【まるで不思議な生き物を見るかのように男を眺める】
【何故、目の前にいる元・聖職者らしい男が能力者である自分を前に狼狽えるのが不自然かといえば、それは少女の勘が告げているからに他ならない】
【目の前の男も能力者≠ナあると】

【能力者同士が対峙する。それは別段珍しい事ではない。100%でもないが。日常、と言って差し支えないレベル】
【力は時に武器となり、時に盾となる。戦闘も日常茶飯事といえば、あながちハズレというわけでもない】

戦い、…も、するわねぇ。自分を守るためなら、――死にたくないし。

【降りかかる火の粉は払う、少女はそう言った。自己防衛のためなら、他者を傷つけることは厭わないと、そう言った】


磔とかに使うのかしら?

【十字架からは視線を外さず、少女は言う】

それには、ちょっと小さいかしら? 私にはちょうど良さそうね。

【磔にされたいわけでもなかろうに】


/ちょいと早めに帰って来れましたので。見つけたら返信をば
817 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/20(月) 00:28:44.03 ID:zssBxbOBo
>>811
弓は趣味じゃないんで遠慮させてもらうぜ…!!
…お、お互い、大変だな…。

【各々に悩み、苦しみはある。そして隣の芝生は青い】
【拳を握った状態のまま何とか遠ざかろうとするも、なぜか出来なかった】
【うん、そーいうことって、あるよね?】

お前の殺しが無意味とは言ってない。
他の連中がなんと言おうが、お前に意味があるんならそれでいい…俺は、そう思う。
そういうのを嫌がる連中が群がってくるかもしれないけど、正しいと思うなら貫けばいい。
俺が言いたいのは、つまりそういうことだ。

【意義のありかが違うのは、先の論争でも明らかなように(伝わっているかは怪しいが)】
【自分にとって意味があったならそれでいいと、個人的に肯定する】
【結局、この不良少女は『我』の思考をもっていて、善悪と言う通念を疎んじているようだった】

【だが、それ故に自らの危機には鋭敏】

お前も異世界人か、なるほど、知識のなさはそういう理由…かっ!!!

【言葉を貯めて、あえて接近を試みる】
【ゼロ距離、踏み込みと同時に腹部へと右掌底を叩き込もうとするだろう】

【内臓へのダメージなどは少なく、ただのプレス。相手を後退させようとする衝撃】

【成否問わず、殴った腕にはトンファー上の赤褐色の鉄塊が現れる】


だからっつーとあれだが、お前にためには、死んでやれない。
お前に俺はやらない。
818 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(新潟県) :2011/06/20(月) 00:28:49.46 ID:LaXZ764v0
>>813

ハハハッ。俺よりもだいぶ大人なんだな。

【彼の強い正義感、そしてアドバイスに思わずそのような言葉が零れた】

…とりあえず、最低でもそっちのトップには話を伝えておいてくれ。
いろいろ忙しそうな時にすまなかったな…見習いって思ったより暇なんだわ。
…じゃな。いろいろと体に傷があるようだが…死ぬなよ?

【そう伝えて彼を見送ると、マーシャル・T・ロウはただの水をおいしそうに飲むのであった】

//乙です。ありがとうございました。
819 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) [sage]:2011/06/20(月) 00:29:56.15 ID:IvVhJ2Xno
>>815

まーだ噂話の様なもんやけどなあ……
ええか、重ねるようになるけど……

巻き込まれる事になったら、自分が何なのか忘れなければ、
多分困る事は無いはずや……

……自分でも、何言うてるか分からんな。おかしいわ

【去り際にもう一度、何か言おうとして】
【それを無理に口を閉じて切り、残す言葉は無難なものに落ち着く】
【「またな」という言葉と共に手が振られ】
【下駄の足音が、怪談を降りていった】


/申し訳ない、眠気が来ていたのでちょっと強引ですが終わらせました
/お疲れさまでしたー
820 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/20(月) 00:31:37.16 ID:bhbLGuyF0
>>809

…………ぐ、くっ……ぐううぅぅぅぅぅぅぅぅ…………っっ――――

【――――問うまでもなかった事かもしれない。自分で見つけなければならない――――分かっていたはずだった】
【諦めきれない悔しさが、その歯を強く食いしばらせる――――その歯もまた、『人間だった』頃から残してきた、大事なもの】

――――憎む以外の、幸福…………ッ…………!?

【――――それは一体何なのだ。刹那にそう言葉を紡ぎそうになって、ブラックハートは寸でのところで、漏れ出そうになる言霊を噛み殺す】
【それをこそ、自分で見つけなければ意味の無い答え――――いくら激昂してても、それくらいの思慮は働いた】
【しかし――――そうしたものを探すことさえ、今の自分には出来ない。だからこその問いかけでもあった】

っ、な――――――――!!

【結局、自分に生まれてきた意味なんて無かったのかもしれない――――そんな、何度目かも分からない緩慢な絶望が心に差しこんできた時】
【自分を包む、檸檬の抱擁――――呆けた様な表情で、抵抗する事無く享受する】
【カシャリと音を立てて、弾みで外れたサングラスが地面に落ちる】
【――――自分が鎖から解き放たれた所で、何になるのか。ふと、そんな疑問が湧きおこったが】
【これ以上、深く考える事はやめたかった。心を許した仲間との、『仲間』としての最後の語らいを、そんな馬鹿げた思考で塗りつぶしたくは無かった】

――――夢幻檸檬。最後にもう2つだけ、話しておかなきゃならない事がある……なに、すぐに済む、簡単な話さ…………

【身を離した檸檬が、立ち去ろうとする背中に、言葉を掛けるブラックハート】
【そんな穏やかな言葉を投げかけた刹那――――素早く懐から携帯端末を抜き放つ】

――――――――“ネツァク”!!

【それを掲げて叫んだ瞬間、周囲に眩い閃光がほとばしり――――そこには、異形が存在していた】
【全高 7.95m 変形後全高 4.87m 重量 40.7t】
【全長は10m程だろうか、かなり巨大な所々が鋭いヒトガタの兵器である】
【蜘蛛の身体から上半身が生えたような銀色の機体で所々に黒いラインが入っている】
【装甲は厚く、脚部は六本あり、それぞれブースターが付いている】
【また腕部も四本あり、前方の二本にはエネルギーサーベル、後方の二本にはビームキャノンが付いている】
【頭部は逆三角形を横にしたような平面で、赤い単眼スコープである】
【蜘蛛のような胴体部分の先端にも、赤い単眼サブスコープが付いている】

【頭部には十字架が刻まれており兵器でありながら神聖≠ウもかもしだす不可解な雰囲気の存在だ】

知ってるんだ…………檸檬も持ってるんだろ、『オメガ・アイン』…………それはあたしも同じ事……それが1つ

【路地裏での『オメガ・アイン』の解放が、周囲の建造物を圧迫し、瓦礫が降り注ぐ】
【しかしブラックハートは、腕で以ってその瓦礫から、檸檬をかばった】

そしてもう1つ…………あたしの、『人間』だった頃の名前…………ドルトナー=アークライン
あたしの事を覚えててくれるって言うなら…………それもついでに、覚えててくれよ…………

【瓦礫から檸檬を庇いながら告げるは、『人間』を止める時に捨てた、彼女の本当の名前】
【その名前を口にするブラックハートの口調は――――とても寂しげなものだった】

「ガラクタ…………良いのかよ? お前、夢幻檸檬は『大切な仲間』じゃなかったのか!?」
うるっせぇポンコツ!! 『大切な仲間だから』だろうがッッ!! これ以上、ふざけたことを抜かすな…………ッ!!
「ッ!! …………そうかよ。なら俺は何も言わねぇ…………精々悩んで、苦しんで、そして示すんだな…………あの『元仲間』みたいによ?」
元より、そのつもりだ……………………ッ!

【ナビとのけたたましい会話をも、周囲に響かせながら、ネツァクは両足をたたんでバトルシップ形態に移行】
【そのまま、夕闇を切り裂いて、空の彼方へと飛び去って行った】

【――――機関に身も心も縛られたサイボーグは、例え仲間を失っても、立ち止まる事は許されない】
【しかし、自らの意志で促し、はっきりと別れを済ませて送り出す事が出来ただけ――――彼女はまだ、幸せだったのだろう】

/乙でしたー!
821 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/20(月) 00:32:40.24 ID:8H2Cl5EO0
>>814
人と人の出会いは一期一会
よろしくな!シャローム!

【にかっと笑う】

おぉ、あのぼろくて小さくて人がこなさそうな宿は
まさしく、俺の泊まり場
ありがとう

【散々な言われようである】

『にゃあ〜』

【少年につられ猫も礼を言うかのようになく】
【なんにせよ、宿も見つかり上機嫌な一人と一匹】

んじゃ、宿も見つかったし
今日は戻るよ
縁があればまた逢おうぜ

【燃えるように真っ赤なマフラーをたなびかせ】
【手を上げ、立ち去っていく】

/今日はこの辺で、絡み有り難うございました
822 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/20(月) 00:38:12.73 ID:bkm5Zc5SO
>>819

自分が、何なのか……

【言葉の真意を計りかねて、首を傾げてみるも】
【きっと巻き込まれるまでは分かり得ないのだろうと判断。再度頷いて、去りゆく背中に手を振った】


…………息抜きの時間も、もうそろそろ終わりなんでしょうか。

【ペンダントを外し、曇りのない水晶に人工の光を通してみる】
【臙脂に輝く焔の結晶に、ね、と。語り掛けてみながら】
【もう一度見上げた月は、地上の光に気圧されて。弱々しくも見えた】


//ありがとうございましたー!
823 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/20(月) 00:41:55.33 ID:M+Dv35TAo
【微かな雨の降る路地裏】

…………………

【膝裏辺りまで伸びた純白の髪、久遠を現したる紫白の瞳を携えた女性が歩いていた】
【165cm程の身長、起伏に富んだ体つきは白色の肩出しワンピースで包まれて】
【その姿はどこか霊のような危うさを秘めるような印象を受けるかもしれない】
【露出している左右の腕には黒いベルトが巻かれておりそれは全体の白色との調和を意識しているのだろう】

…………………あ、……ああ、そうか目覚めたのだった。

【濡れて顔に貼りつく髪をそのままに黒の夜空を見上げる】
【例え雨粒が目に入ろうとも彼女は気にも留めず、静かな表情のままでいた】
【その瞳で見つめる世界を、どう思うのか】

……となれば探し物、いや者?……どちらでも行動には変わりないですけど……ね。

【素足のまま水溜りを歩く】
【血なまぐさい路地裏よりはまだ活気のある表通りへと、静かに……】
824 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/20(月) 00:46:48.69 ID:sZkVd/PUo
>>817

……恨むぞ母よ。貴女のDNAを

【…どうやら代々無らしいです】

【はぁ、と息を吐きながら―――とん、互いに踏み込む≠ニ】

【突き出される右手を少女は右手で叩き、軌道を逸らそうとする】
【その為捻じる上半身に釣られる様に下半身も動き、己の右足で貴女の左脇腹を蹴ろうとする――――が、もしそれが当たるとしても寸止めに終わるだろう】
【奇襲には、慣れているか……?】

……何度も言わさないでくれないか?
私は無意味≠ネ殺しはしたくない。貴様を殺してこう≠ネられては、苦しむのは私なのだ


【キシリ、キシリ―――より近づいたならば、聞こえるだろう。少女の背後に居るそれ≠フ、手甲越しの怨嗟の声が】
【それこそ数えるのも億劫なほどの、数多の恨み言。聞いているだけで自身が死んだと錯覚するような負の感情】
【耳障りと言うには、喧し過ぎる】
825 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山陽) [saga]:2011/06/20(月) 00:46:56.86 ID:tZ7scjGAO
>>821
そう、出会いは一期一会、縁が無ければ一度きり
だけれど、その数字が増えれば増えるほど嬉しく思うよ
仲良くしたいなら尚更、――ね

【うんうん、と首を頷かせて肯定を示すシャローム】
【上機嫌に去っていく彼らの背を見送りながら、右手を軽く振りつつ】

お宿が見つかって本当に良かったわ
ええ、また縁があれば! じゃあ、――またね?

【夜風に靡く、火炎の燃え盛るような真紅の残像に目を奪われて】
【不意に空を見上げてみても、其処は墨色でしか塗り潰されていないのに、】
【猫と、一面の黒色と、白く明滅する星明かりが、記憶のどこかで重なって】
【彼女へと何かを訴え掛けているような、そんな気がしてならなかった。】

/夜遅くまで有難う御座いました、お疲れ様でしたー!
826 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/20(月) 00:56:10.22 ID:zssBxbOBo
>>824
……お互い、親には苦労させられるな。

【頭を抱えて恨み言を返すのは、一瞬】

【逸らされた腕には、やはりトンファーが握られていた】
【腕は避けられるも、『「』の字状にもたれた先端は、黒々とした穴が開いていて】
【それは未だに貴方に向けられていて、同時に引き金に指はかかっている】

【何らかの銃口である可能性】
【発砲は未だなされずにいたのは、寸止めを知っているから】

じゃあ俺に近寄ってくるなよ。さっきから何で距離をつめようとする?
後ろにも得体の知れない怨念みたいなのがたむろってるし…その気はなくても、『その気』になるぜ?

【鋭く相手の眼を見返して、遠まわしな拒絶】
【近いことは認める、でも無意味に詰めるな】
【自身の界が明確なこの狼少女は、間合いには煩い】

…お前の様子だと、黙らせられないんだな。
じゃあなおの事距離を取れ。耳障りだ。

【怨嗟の声には眉をしかめるだけに留まり、表面上は気に留めず】
【引き金に指をかけたまま、相手に銃口を向け続ける姿勢を維持する】

【耳障りで済ませたのは、その類の声に、慣れがあったからかもしれない】
827 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/20(月) 01:01:25.17 ID:qxFQR7dF0
>>820

【彼女が紡いだ、二つの事実。それを聞き届け、銀の機体と彼女を見送った】
【ドルトナ=アークライン。彼女の本名。瓦礫が崩れ、それを護り、異形に被さった彼女の鋼の腕を想起して】

……。Chesed=c…

【異形も、端末を取り出す。閃光と共に、現れた機体】
【それは、同シリーズの】

 【全長は10m程だろうか、かなり巨大な所々が鋭いヒトガタの兵器である】
 【全身は血のように真っ赤に染まっており、所々に黒いラインが入っている】
 【装甲は比較的薄く、機動性に特化されている、肩、脚の付け根は駆動体が剥き出しになっている】
 【腰部の背面には、羽のようなフロート用パーツが二つ付いている】
 【頭部は逆三角形を横向きにしたような平面で帯のような装甲が二本側面にあり、先端のバイザーからオレンジの光が灯っている】
 【頭部には十字架が刻まれており兵器でありながら神聖≠ウもかもしだす不可解な雰囲気の存在だ】

「……あ。久しぶり……!」
「……お姉ちゃん。……どうしたの。……」

【己を姉と呼ぶ様に、設定を頼んだ。少年の声を響かせる彼に、雰囲気を壊された印象を受け、異形が微笑んだ】
【気持ち悪い性癖を、ここまで固執させる己が嫌になったが。相棒である彼を、】

……、

【機体の問い掛けに答える事は無く、帰ろう、と声を掛ける。ケセドが了承する声は、脳裏に響く】
【赤が銀に変化した記憶は、寂しげな静けさと共に刻まれた】

/お疲れ様でした、ありがとうございました…!
828 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/20(月) 01:05:29.40 ID:sZkVd/PUo
>>826

何故?そりゃあ抉るt―――――………ああ、話し易い距離をとろうと思ってな。うん
お互い名前も知らないし早急に親睦を深めようと

【…咄嗟に出た嘘にしては上出来だろう】
【しかし初っ端に出た本音らしきものは幻聴と言うにはリアルすぎる】


…それは失礼
とは言っても、耳元で煩いと…なんだ。声が聞き取り辛くてな

【相手も不快になった事。それに対しては素直に謝罪し】
【脚を引いて其の儘数歩、後退して】

とは言え毎夜毎夜こう≠ネっているわけじゃないんだがな
今日は運が悪かったか
829 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/20(月) 01:15:02.50 ID:zssBxbOBo
>>828
今何をいいかけた、おい。確かに重くてうっとおしいが千切られると割と死ぬ。
…あれだ、お前ヒトとの距離が測れないタイプの奴だろ。

【それをいうなら人付き合いが悪いのはこちらもだが】
【戦意が削がれた事には納得して、トンファーを虚空へと仕舞う】
【再び眉間を指で叩くと、困ったように皺が寄っていた】

…まあ、アレだ、そういう日もある。こっちもいきなり悪かった。

【素直に謝罪されたので、返す】
【武器を向けた重大性は、この不良少女も認識していたようだ】
【ただ、言葉だけだ。姿勢といい表情といい悪びれた様子はない】

(…怨霊が騒ぐ、か。まさかな…)

【背後の何かを怨霊と決め付けた不良少女は、自嘲気味に自身の考えを否定した】
【…あの中に自分が殺した奴がいるとか、今は眠るアレに反応したんじゃないか】
【そんな益体もない想像】

【なんとはなしに掌を見る。包帯に巻かれた左腕と、荒事になれた右手】
【見えない血で黒ずんだ…】

【なんとなく、空気が変わってしまう】
【何を思ったか、その変化に、不良少女は唐突に何かを思い出した表情になる】

…あんたさ、哲学者の卵って知らないか?
実物か破壊手段を探してるんだけど。

【これだけの死人を背に引き連れた女は、何か知ってるんじゃないか】
【反応その他から只者ではないのはわかるが、如何せん異世界人】
【自身の議題を思い出して、口にしては見たものの、たいした期待はしていない様子】
830 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/20(月) 01:22:08.48 ID:sZkVd/PUo
>>829
えっ?いやいや、千切ったりはしないさ。やるなら陥没させ・・・・・・・ゲフン

【咳払いが些か遅く、後の質問には答えている様なものであったり】

あんまり無い方が私は有り難いのだがな。
普段は他人には見えないとは言え私にだけ解る様に確りと騒いでくれる。

【困ったものだろう?と同意でも求める様に…緩い笑みを浮かべて見せて】
【因みに流石に異世界のモノとかは引き寄せないので安心していいだろう】

哲学者の卵?知らないな…
どういったモノか分からぬから破壊方法も思いつかん

【一々死んだ者の死に様までは確認して居られない。そして少女自身もそんなものと接点は無くて】
【唯―――無遠慮に】

どんなものか教えてい貰えると、有り難い

【面白そうだから、聞いてみて】
831 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/20(月) 01:29:22.11 ID:zssBxbOBo
>>830
ドンだけ殴るつもりだったんだ…!?

【苦々しく思っていてもサイズは一応把握しているようで】
【押し込まれるほどの攻撃を受けたとき肺がどうなるとか、どれだけの力がかかるのかとか想像して】
【なまじ自分も覚えがあるようで、軽く青褪める】

…それだけギャラリーがいるんだから、たまには聞いてみたらどうだ?
おかしなことを知っている奴もいるかもしれないぞ。

【からかい交じりの口調は、少しずつ警戒を解き始めた証左かもしれない】
【距離を急激につめようとしなければ、この不良少女もある程度会話できるらしい】

…そうだな、人の意思を汚染する、機関の兵器。
黒い魔翌力を放つ、文字通りの卵だ。詳しい事はわからないが、負の感情を増長させた挙句、能力が強化されるらしい。
…多くの場合それに狂い、気色悪い気配や感情を撒き散らしながら暴れる事になる、と。

【説明しながら、目は細められていて】
【それに対する絶対的敵意が垣間見えるはずだ】

…知り合いがこれに憑かれていてな、破壊するのにサンプルが欲しい。
そうでなくとも、世間にはこれを何とかした集団がいるらしい。そいつらにあたってみようとふらふら歩き回ってたんだが…。
832 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/20(月) 01:37:58.33 ID:sZkVd/PUo
>>831

いやだからこう……抉るんだって。
凹ますんじゃなくて

【手をスプーンに見立ててry】
【…殴られるより痛そうだ】

そんな事言われてもな…私は聖徳太子じゃないんだ。
今いる奴らの話も一変には聞き分けれないしね

【と、言葉から察するに日によって憑く者自体も人数も変わる様で】
【―――そして、卵の説明を受けて、1つの疑問が】

………なぁ、それって残留思念も強化されんの?

【自分に憑いてるものを指さして、尋ねてみた】

んでそんなものの破壊方法……ねぇ
ん〜。今すぐ答えは出せないが、良かったら私も人を当たってみるが?

【他人事じゃないし、と最後に付け加え】
833 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/20(月) 01:47:03.65 ID:zssBxbOBo
>>832
………いずれにせよ痛いの俺じゃね?
そういう痛みは勘弁……もういいだろこの話は…

【根本的な部分に突っ込みを入れて、頭を抱えながら話題を打ち切る】
【ひたすら自分のSAN値ばかりが削られてゆくような気がした】

ふぅん、じゃあ聞けるとき耳を澄ませばいいんじゃないか。
精神的に余裕があって、数も少ないときに愚痴でも聞くように。おかしな情報が手に入るかもしれない。

【死人の声を生者が聞く事による負荷も考慮にいれて、そんな提案】
【他人事だと思って軽い】

そいつらがお前と何らかのパイプを持ってるんなら、強化されるんじゃないか?
ただ、アレ食らって正気保つのは並大抵の精神力じゃ無理だ。

【相手の疑問に、一応の是を返す】
【リスキーだぞと警告交じり。危険性のほうが大きいらしい】

ああ、頼む。確か…『Justice』、だったか? そんな組織が破壊手段がどうとか、言ってたっけ…。
…正直、自分たちの事正義って言う組織と関わりたくないんだよな…。

【そういう個人的事情も漏らしながら、とりあえず頷いて見せた】
【情報があったらここに、と、懐から名刺を出して渡そうとするだろう】

【…ただし、名前や住所があるわけじゃない。メールアドレスと電話番号だけがかかれて、後は白紙である】
【名刺と呼ぶかも疑わしい】

名乗り忘れてた、俺は竜崎遥人、根無し草の賃貸業者だ。

【ついでのように名乗りを付け加える】
834 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/20(月) 01:59:51.26 ID:sZkVd/PUo
>>833

痛いのが好き!って人間も居るからな
それが開花すれば・・・・・・無さそうだな

【そう言って、今度こそ少女も諦めて】

…………まぁ、期待しないで居てくれ

【と、歯切れの悪い回答】
【ぶっちゃけ無理らしい、が。アドバイスしてくれた手前…なんだか言いづらいらしい】

OK、出来る限りんなもんつけられない様にする
爆弾2つも抱えたくないし

【多分喰らったら一発アウトだろう】
【と言うか憑りつかれそう】

justice……か
了解、それ以外の方法で壊す術を探してみよう

【名刺を受取り、ワンピースの内側にしまって】

竜崎……ああ、だから「L」型のゲフン

【デスノートは多分関係ないだろう】
【一度咳払いをして其方をもう一度見ると】

早乙女、と名乗っている。
見た目通り、か弱い少女だよ

【なんて、おどけた様に言ったのが最後――くるりと踵を返して】

じゃ、私はその手がかりを探しに行かせて貰おうかな。

【そう言って、その場から去ろうとするだろう】
835 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/20(月) 02:09:33.43 ID:zssBxbOBo
>>834
はなからしてねぇよ、やれたらラッキー程度だ。

【ひらひら手を振って見せるのは、一連の言葉がジョークだったと言う表れかもしれない】
【まさか歯切れの悪い原因を見抜いて、気にするな、なんて言う柄でもなし】

それが賢明だ、気ぃつけろよ。

【過去、遥人が遭遇した回数は四人】
【どれもろくでもないことになっていたと回想して、再び目の中に火を灯す】
【完全に敵性認定しているようだ】

甘いものより塩辛いほうが好きだね、俺は。

【冗句には冗句で返す】
【本気で言っているのかはさておき、涼しい顔で流して】

か弱い乙女がそんなモン引き連れるか、バカ。

【そして最後、少しだけ顔の筋肉を緩めて、同じく踵を返した】
【ひと悶着ありそうだったけれど、お互いの良識がそれを食い止めたのかも知れず】
【それを思ってふと、首だけ振り返って】

そいつら、静かになるといいな。
後ろでボソボソ言われるの、うるせぇよな。

【小さな小さな気遣いを見せて、前へと歩き出す】
【振り返る事はなかったし、どっちかと言うと剣呑な遭遇も、悪いとは思っていないような足取り】
【ふと、月を見上げる。曇っていて見えなくなりつつあったけど、雨の気配で冷える空気は静か】


…風流、って奴なのかね、これも。


//お疲れ様でしたー!
836 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/20(月) 05:00:45.14 ID:itNpNHc2o
>>816

/1時ほどまでには戻ってこれる予定だったのですが…
/私事が少々長引きまして…いま帰宅致しました…
/本当にもうしわけありません…
/今からレス返しますので、もし時間の都合などあわないようでしたら
/〆て頂いてもかまわないので、本当に申し訳ありません
837 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/20(月) 05:38:48.55 ID:itNpNHc2o
>>816

【其の数分の出来事、その内にでた何回もの能力者と言う言葉】
【男は何度も、自身の中でその情報を整理する、言葉を出しながら、自身に納得させながら】
【相手の意思が解らない、今のままでは、自身んに危害を加えるつもりが無い、そう解らぬ今のままでは】
【その警戒を解くこともできない、だが、コチラから攻撃を与えることも出来ない、本当に、戦うつもりが無い】
【そういう事であれば、いろいろ面倒であるから、無駄な戦いはしたく無い、面倒であるし、】
【そこまでの戦闘狂、そういう者でもないから】

「そうか……能力者、其れであれば話は別だね…」

【だが、少女は言った、自分を守るためなら】
【死にたくないし】

【当然の言葉である、その言葉は、自分から危害を加えることは無い、そういう意味だと男は理解した】
【相手の表情が、其のプラスもマイナスもないその目で、感情を理解出来ないのであれば】
【言葉を信じるしか無いと、男はそう思う、自分と同じではないのか?と、自身を守るためであれば、男もそうである、】
【死なない為に、男もそうでる】

「磔…いやそんな生ぬるい物じゃないさ、」

【頭で考え、言葉で理解し、男は言う、底には先までの狼狽した男の姿はなかった】
【男は自身を落ち着かせるように、大きい溜息を一旦吐き、その巨大な十字架を自分の背から少女と男の間】
【自分の前に持ってくる】

「これは、私の大切な人、そう言ったよね」
「君の能力を見せてもらったお礼だ、私も紹介しなければ、失礼だと、そう言っている」
「此の者達がね…」

【男は其の十字架を見ながら、少女には聞こえない、何かを聞きながら男は頷く】
【そして、その巨大な十字架を覆ったその布が解かれる】

「これが私の大切な人達」
「私の能力、いや武器かね…」

【布を解くと現れる、その実態が、だが、底に出てきたのは巨大な十字架で】
【中心に穴が開いた、そしてその中心に十字の取ってが付いている、そんな十字架】
【見る限りでは、4つの十字架が重なっているように見える、そしてその上下左右に刀の鞘のように取り付けられたカバー】

【これは十字架の形をした刃、その四つの部分から伸びるその刃、そのカバーが外れると、その刃が出てくる】

【そして、自然にそのカバーがそのカバーが外れるのだ、そして出てきた十字架の形をした、170cmほどのあるその巨大な剣】
【十字架一つ一つには何か文字が掘ってある】

【Isabella-イザベラ】
【Angelica-アンジェリカ】
【Eva-エヴァ】
【Cordelia-コーデリア】

【その一つ一つの十字架に女性の様な其の名前が、此の十字架は実態がない、姿形は見えども、男以外に触れることが出来ない】
【男が触れて初めて、その剣は、その武器は実態を露にするのだ、姿は見えども形はあれど、】
【男がらなければ、少女がその十字架を触ろうとしても、触れる事は出来ないのである……】

「期待したものとは違うとは思うがね、此れが、彼女たち、私の相棒だ」

【その十字架は、男の周りを旋回している、浮翌遊してる、その中心の男を見守るかもように、】

「君こそ、それだけじゃなかろうに、その能力…」

【男は其のまま、少女に話しかけるのであった、】


838 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/20(月) 17:39:10.39 ID:zssBxbOBo
【路地裏】

ったく、調子でねぇな…。

【ぼやきながらポリバケツに腰掛ける姿が一つ】
【全体的に暗色のその人物は、下方に半撲殺の憂き目にあった不良共を見下ろしている】
【その数四人。一様にうめき声を上げるだけで立ち上がらない。これで調子が出ないとは相当かもしれない】

【ウルフカットの黒髪に焦げ茶のジト目、への字口】
【ノースリーブの上着から伸びた両腕は、ほどほどに鍛えられていて】
【左腕の下腕には包帯を巻き、印象はやや武闘派】
【タイトなジーンズと腰周りを隠すほど裾が長いシャツ】
【腰周りや胸元の曲線が性別を強く主張するけど、なぜか少女と言い切るのを憚られる雰囲気】

財布もしけてたし、退屈しのぎにもならなかった。晩飯どうしようかな…。

【四名から強奪したと思しき財布を確認しながら、既に思考は今日の晩飯へ】
【誰が通りかかるかによって反応は変わるだろうが、一般人からすればドン引きの光景に他ならず…】
839 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage saga]:2011/06/20(月) 18:21:27.63 ID:DPig4mSAO
【公園】
【黒髪のポニーテール、義足の少女が塗装の剥げたベンチに沈んだ面持ちで腰掛けていた】
【割と近くでは子ども達が缶けりをしてはしゃいでいて、一層少女の陰鬱な雰囲気が目立つだろう】
【右腕は最近怪我をしたのだろうか、包帯が巻かれ左肩に吊るされている】

…………うっ……

【そしてその目から涙を溢れさせ、薄手のハンカチを顔に押し当て、小さなしゃっくりをあげながら暫く泣き続けていることだろう】
【いや、正確には左目からだけ≠セ。彼女の右目を見れば白目がまるで墨汁のように黒く染め上げられ、その目からは一切涙は出てこない】
【顔の右半分は根≠フ様なものが浮き出ていて、それを辿れば卵≠フ魔力を孕んだ右肩を認識することが出来る】
【それはともかく、ベンチで泣いている彼女はそこそこに目立つことであろう】
840 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/06/20(月) 18:22:17.09 ID:DPig4mSAO
>>839
/ご飯食べてくるんで最初の返レス遅れます
841 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/20(月) 18:25:33.65 ID:cByqNmkb0
前々スレ>>251

【部屋に入ると同時に気だるそうに部屋を見渡し、何を想うか微笑する狂人】
【其の態度。変わる様子は無く何処となく愉しそう≠ネ狂人。顔が笑顔に歪んでいる】
【真意がどうあれ、矢張り狂っている事が解る、そんな得体の知れない雰囲気が醸し出されていた】

 ガリウス…………フフ、嗚呼。全くだな……肩書等、如何でも良い

【狂人の双眸も老人の双眸へ移される。そして又含み笑って見せた】
【老人の其の名を復唱し、『そんなお偉いさんが何の用だ』と云う前に其の餌を見つけた】

【狂人は食いつく。其れは誠に汚い食べ方でもあるだろう。其れに顔を背けるのは当たり前である】
【或いは真逆の意味で捉えられたにしても、狂人の自虐の精神が露わとなるだけの話】

【今回に限らず、其の前からもまるで其の者等を自らの領域から事前に払う様な言動でもあった】


【先程とは裏腹に本題の話が出て来ると、『嗚呼、助かる』と云っていた】
【開き直りが速い。矢張り今回に限った事ではない。自分の話等如何でも良いとでもするかの様に其れは客観的だった】

【光る老人の眼とは対照的に、光の失った狂人の双眸が確認出来るだろうか】
【そうだ、質問を聴いてはいた】


 フフフフ、フフ、フフフフフフフフ……………

【然しながら全てを聴かない内に狂人は俯き、其の体はワナワナと奇妙に震える】
【そうして、老人の質問が全て告げられた瞬間――】


     ――― ゥくくッ! ……フフフ、ハハハハハハ!! 


【其れは腹を抱え、後ろに仰け反り哂った。正に大笑いと呼べるかの様な正に狂った態度】
【一頻り笑った後、やがて狂人の双眸は老人の元へと戻されるのであった】


 ―― その理由を教えてやろう…………………!

【先程の所為で口が奇妙に攣り歪んでいる顔。徐々に見開かれる瞳】
【彼の眼は黒眼が多い事が解るだろう。其処だけは人の形を保ってはいたが】

【其れは堕ちる迄堕ちた者の、成れの果てが。けして這い上がれ無い、陰が。確かにあった】


 そんなものぁ、存在しねェ!………俺は、俺の好きな様に生きているだけだ!

 大体、俺は自分が露程も惨め何てのは想った事はねぇよ。此れで、十分、満足だ!!


【自分という狂人以外にはなれない。彼は、確固たる所以で其れを決め付け過ぎている】
【故に、其れを突き通す事に関しては確りとしていて。最後は叩き付ける様に言い述べた】
【では何故、と言われた所で応えるのかさえ、怪しい所でもある】

【彼は少なくとも常識から外れた人間ではあった。然し、其れは彼が望んだ道である】

【美談を並べ、情けを買い、救いを求めるのは非常に容易だろうと彼は思った事が在る】
【此の状況下で、仮に奥深くでそんな精神面の救いを求めているのであっても】
【敢えて奇想天外に接して、我が道を行く狂言回しである。要するに――】


              【彼は、絶対に、譲らない=z


【一先ず、彼は未だに笑いの消えぬ表情で、老人を見据える】
【其の顔は矢張り狂気に歪んでいるが何処か満足気な笑みでもあった】
/置きレスです
842 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/20(月) 18:38:10.37 ID:uUnPQyMDO
>>839

【その時―――少女に足音が近づいてくる。】
【そして、彼女にこう話しかけるだろう】

やっと……―…見つけましたよ。

【もしも、少女が心を卵の毒に犯されていようと、それでも未だ心の何処かで、“彼“を想い続けている事ができているなら、】
【それはとても聞き覚えのあるはずの声だった。】

【少女が声の主の姿を見ればそこには――…】



―――――……暫く見ない間に随分と様子が変わりましたね。
セシリアさん…

【白のカッターシャツに青のネクタイを着け、腰には二本の刀を携えた少年がいた。】
【カッターシャツの袖に校章を着けており、彼が学生なのが分かるだろう】
【だが、顔立ちはその歳の割には幼ならしく、所謂童顔だった。良く言えば可愛いらしいが、同時に女々しさや子供っぽさを漂わせている。】
843 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/20(月) 18:54:56.34 ID:8H2Cl5EO0
【街中】

うぁ〜…雨だぜ雨、こういう日は何だか憂鬱な気分になるよなぁ

『ふにゃ〜』

【雨がザーザーっと音を立てて激しく降る中】
【傘を差して猫が顔をのぞいたレジ袋を持った少年が歩いている】
【もうすぐ夏だからなのか】
【いつもの服装とは違い、白い無地のタンクトップに蒼いジーンズを着用しており】
【首元にはそれだけで夏らしい服装が崩れてしまっている】
【赤い燃えるように真っ赤なマフラーをしている】

まぁ、いいか
たまには雨の日も

『ふにゃ〜』

【路地裏近くを歩いているため、もしかすると】
【少年の姿が路地裏からでも見えるかもしれない】
844 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/20(月) 19:14:08.13 ID:uUnPQyMDO
/すいません。一旦飯落ちします、
845 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/20(月) 19:17:14.61 ID:Cl5jKWMRo
>>843

むぅ……一体ここはどこなのか……
私達も、早く安住の地が欲しいものだな。お前も、そう思うだろう?

「――――」

――やれやれ

【丁度貴方達が細い路地裏を通りかかった時だろうか。そこから、二人の影が姿を現すだろう】

【樗(おうち)色の長髪に黒いストライプの入ったスーツとスラックス】
【紫のネクタイに茶の革靴、腰にはベルトで固定された黒鞘があり、刀が収まっている】
【四角い黒ぶちの眼鏡の奥から、くすんだ紫色の瞳が覗く、そんな30代後半とみられる男性と】

【付き添うように歩くのは、淡いグレーのストレートヘアと黒の双眸】
【そして漆黒のノースリーブのワンピースを着た10〜12歳ほどの少女だ】

【独り言のように呟いた問いかけは、おそらくは少女に向けてのものなのだろうが】
【感情を持ち合わせていないかのような無表情に跳ね返されて、答えが返ってくることはなかった】
【しかし男はそれを苦にするでもなく、慣れたように大袈裟に肩を竦ませてみせる】

「――――!」

【ふと少女の視線が、レジ袋の中の猫を捕えた】
【撫で心地のよさそうな毛並みを持つ頭へと一直線にかけてゆく。無表情のままで】

ん、おい!ニグルム!待ちたまえ!

【急いでスーツ姿の男が後を追いかけてくるだろう。猫への接近を少年が許したのならば】
【彼女は猫の頭を撫でようとするだろうか】
846 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/06/20(月) 19:22:52.63 ID:0fxkivCi0
【街中】

…………。

【使う人が居るかはともかくとして、道端に設置された公衆電話】
【その前にて、なんだかしょんぼりとした暗いオーラを纏いながらしゃがみ込む人影が一つ】

【無数の鈴が結い付けられた黒髪は、しゃがんでいるために地に着きそうなほどで】
【右側頭には、一房のサイドテールがゆらゆらと】
【下から二つばかしボタンを開けた白のワイシャツに、ミニの黒いプリーツスカート】
【黒のオーバーニーソックスに、やっぱり黒いブーツ】
【右手の人差し指に、蛇と林檎を模った銀の指輪を嵌めた、そんな少女】

……、……う、うー。
あー、うー……。

【何事かを一生懸命うめきながら、左手には公衆電話の受話器を、右手には白い携帯電話を】
【抱いて。街中の、道端で、公衆電話を占拠し続けて、ついでに鈴もうるさくて】
【なんともはた迷惑な、そんな、少女でしたとさ】
847 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/20(月) 19:23:40.57 ID:8H2Cl5EO0
>>845
―うわっ!?
なんだ!?こいつ!

【突如こちらに現れ白猫をなで始めた少女に驚く】
【が、ちゃっかりレジ袋は落とさずしっかり持っている】

…なぁ、こいつ何なの?

【少女の名前らしきものを声にした青年に向かい】
【質問を投げかける】

『みー』

【猫は猫で気持ちよさそうに撫でられている】
848 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/20(月) 19:27:38.25 ID:kTYjvEEFo
【路地裏】

【荒れ狂う火焔そのものを形にしたかの如き腰ほどまで或る真紅の長髪を流し】
【地獄の業火を映すが如く濁り淀む、紅玉の瞳をギラつかせ】
【両腕から背にかけては、焔と刃の意匠を感じさせる文様がびっしりと刻まれている】
【格好は、上半身晒布姿に下半身はデニムと言う物。なんかスタイリッシュ痴女みたいな感じだろうか】
【頭からは、30cm程の角が二本生えていて、もはやその様は、悪鬼の姿】

…………血の、臭いが、濃いな。

【立つ、彼女の周囲には、数人の死体が有る】
【どれも、例外なく首を落とされ絶命していた】
【さらに、その断面は焼き焦げており、只の斬撃に依って絶命したのではないと分かる】
【死体は、皆カノッサ機関のスーツを来ており、見るものが見れば、其れと判断が可能だろう】
【彼女自体も、脇腹に二発ほど銃痕が有ったり、右頬を裂く様に傷が入っていたりする】
【殺戮ではなく殺し合い≠ェここで行われていたことを、其れは示す物だ】

…………っ、う。

【直後、嘔吐感が彼女を襲い、地面に彼女は膝を突く】
【血溜まりにしゃがみ込み、呻く少女の姿が視えるだろう】
849 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/20(月) 19:29:12.04 ID:zssBxbOBo
【大通り】

『こらあぁああこの泥棒猫がああああああ』
ロォオォオオズウゥウウウゥウゥウ!?!?

【がっしゃん。ガラスの砕け散るような音に混じり、悲鳴と怒鳴り声】
【何事かと発信源を見ると、間違いなく目に入るはずだ】

【蒼い毛皮に猫耳尻尾、中肉中背+アルファの肉付きをした、猫の獣人少女である】
【クリームイエローの臍だし袖なしのインナーに、ベリーショートのカットジーンズ】
【ともするとはしたないとすらいえる風体だが、今日はそれにもましてやんちゃなご様子で】

【口元に、生きのいいかつおを咥え、四足で駆けていた】
【入り口の自動ドアを突き破られたスーパー店員を置き去りにして】

【この猫、やたら早い】
【人ごみを縫うように俊足をもって駆け抜けて、後方をちらちら伺いながらでもなお余裕の表情】
【あっという間に店員の姿も見えなくなって】

「…いよっしゃあ!」
えちょ、落としましたよ…じゃなくて、何やってるんですかあなたは!?

【口を開いた拍子に、かつおがぼとり、落下して】
【何処からともなくツッコミを入れる『声』の戸惑いを他所に、急停止を試みる蒼い猫】
【視線が後方に流れたかつおに釘付けられていて、前方不注意のきわみ】
【誰かとぶつかってもおかしくない、どころか、むしろ進んでぶつかろうとするかのようですらあり……】
850 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/06/20(月) 19:29:53.64 ID:DPig4mSAO
>>842
【少年──護の声がその場に響くと同時、セシリアは体をびくりと震えさせた】
【彼は今、一番会いたいと願い、そして一番会いたくないと思っていた人物だったからだ】

何でこんな時に来るのよ…
こっちに来ないで。話したくない、から……

【顔を護の方へ向けて喋るも、視線は彼の足元。その顔を見ようとはしなかった】
【動揺、歓喜、恐怖、迫りくる様々な感情全てがセシリアを混乱させ、護の接近を拒否しようとする】
【だが、本当に拒否したいのなら逃げ出せば良い。それをしようとしないのは、やはり彼を求めているから】
【彼は今、彼女にとって一番必要な人間なのだから】

/遅れました。よろしくお願いします
851 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/20(月) 19:35:19.78 ID:kTYjvEEFo
>>849
【ふらり、と路地裏から人影が現れる】
【其の足取りには、生気と呼べる物が感じられないだろう】
【そこに居たのは】

【荒れ狂う火焔そのものを形にしたかの如き腰ほどまで或る真紅の長髪を流し】
【地獄の業火を映すが如く濁り淀む、紅玉の瞳をギラつかせ】
【両腕から背にかけては、焔と刃の意匠を感じさせる文様がびっしりと刻まれている】
【格好は、上半身晒布姿に下半身はデニムと言う物。なんかスタイリッシュ痴女みたいな感じだろうか】
【頭からは、30cm程の角が二本生えていて、もはやその様は、悪鬼の姿】

【そんな、少女】
【しかし、迫る気配を感じて、少女はばっ、と振り返った】

―――ッ!覇ァ!

【全身から吹き上がる、熱風のような妖気を解き放つ】
【妖気の噴射に依る、衝撃をクッションにし、キミを受け止めようとするつもりなのだろう】
【そして、大事を防げれば、キミの中≠フ者は気がつくだろう】
【姿は変わっているが、キミの知り合いであると】
852 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/20(月) 19:38:24.58 ID:Cl5jKWMRo
>>847

「………」

【少年が驚くのも無理はないだろう。そして、少女も彼の反応に対し何の不快感も抱かず】
【ただ無表情で、黙々と、さらさらした毛の感触を楽しみながら猫の頭を撫で続けている】
【僅かなタイムラグの後、スーツ姿の男が到着し、問いを返そうと口を開くだろう】

驚かせてしまってすまない。非礼を詫びよう
ん?この子か?そうだな……普通の女の子さ。言っておくが私の娘ではない

【質問に答える際、猫を撫で続ける少女を一瞥した】
【その眼は普通の女の子≠見るような眼ではなかった。もっと冷めた――実験体を見るような眼だった】

ふむ、この子も離れる気が無いようだし……
すまないな、気が済むまで撫でさせてやってはくれまいか
こんな子だが、一応、害はない子だ

【一度没頭してしまうと人の言うことを聞かない子なのだろうか】
【ともかく、しばらくはこのままにさせてやってくれと、断りを入れるだろう】
【許否の判断は、もちろん少年に委ねられている】
853 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/20(月) 19:42:13.15 ID:zssBxbOBo
>>851
「うおおぉう!?」
あっちぃいぃいいいいい?!

【熱気のクッションに奇声をあげる、猫と『声』】
【受け止められた事に戸惑い、ずり落ちて、金色の眼を瞬きさせる蒼い猫】
【もちろん事態を把握していたのは、その内にある『彼』ただ一人だったりする】

"…いやぁ、何処の寺生まれさんか知らないけどありが…”

【少年のような念話が、おそらく内側に響き渡るだろう】
【努めて冷静に、礼儀正しく挨拶しようとし、かけて】

”………か、火憐?”

【気付いた。むろん、気づいたのだが、】
【変容に戸惑い、絶句して。もし目が『蒼ければ』また瞬きをするかのような】

「だ、だぁれ? ありが、と…?」

【猫も瞬発力で体勢を立て直し、礼を述べようとするのだが】
【いろいろ変わった『初対面』の人物に、首を傾げた】

【最後に気付いた『声』は、もっとも率直にその感情を表す】

は、花城火憐…で、間違い、ありませんよね?
どうなさったのです、そのお姿は?
854 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/20(月) 19:43:07.46 ID:zssBxbOBo
>>853
//おっとケアレスミスです、最後の台詞を

は、花城火憐…様、で、間違い、ありませんよね?
どうなさったのです、そのお姿は?


//と訂正します
855 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/20(月) 19:45:44.59 ID:8H2Cl5EO0
>>852
『みーみー』

【気持ちよさそうに撫でられている猫を穏やかな気持ちで見ているも】
【相手の説明に気づき相手のほうに向き直る】

…いいけど

【そこで相手の少女を見る目に気づき】

その目は…なんだよ
その、まるで人を見るんじゃなくて
まるで、“人間”じゃなくて“実験体”を見るような目は…

【ついつい相手をにらみつけてしまう】
【人間にそんな目をするのが許せないと言うように】
【それは人間が人間にもっともやってはいけない事の一つだと言うように】

【もちろん、彼はそちらの事情は知らないから只の勘違いなのかもしれないが…】
856 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/20(月) 19:49:06.59 ID:kTYjvEEFo
>>853
――ッ、っと。

【衝撃を殺して、キミを彼女は受け止めた】
【目の前に人が来たため、とっさに受け止めたが、その姿を見てから、誰かを思い出した】

ライン、ラインか!
久しぶり、だな!

【にっ、と人だったときの頃と殆ど変わらない笑みを返す、火憐】
【しかし、その雰囲気には前にはなかった苛烈さと、何処か陰を感じさせるだろう】

【そして、ベルのその問に、苦笑を零して】

戦いすぎて、灰になって死にかけた。
もう、死ぬのか、と思ったらな。お祖父様の妖刀と、私の妖刀と引換に、人をやめることになってしまったよ、はっはっは!

【頭から伸びる角は、捻れ、鋭い】
【その存在感も、前に比べて、さらに濃密。人としての存在から離れたと分かる】
【体の一部、腕から背に趨る真紅の文様からは、哲学者の卵の気配を感じるだろう】
【孵化した者ほどではなく、撃ち込まれた物とも違う、弱くもなく、強くもない気配】

そっちこそ、なにやら色々有ったみたいじゃないか。
初めまして、お嬢ちゃん。

【初対面の#Lに手を伸ばし、握手を求めるだろう】
857 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/20(月) 19:57:55.28 ID:Cl5jKWMRo
>>855

【少年の鋭い眼光を前にしても尚、この男は不動だった】
【むしろ彼の、心中を見透かされたような発言を受けて、耳にへばり付くような低い笑いを零し】

――ああ、わかってしまうものだな……
御察しの通り、この子は普通の女の子ではない。私が創った人造人間≠セ

【――暴かれる、少女の正体。それを受けて少年は何を思うだろうか】
【陰険な笑みで口元を歪ませたまま、男は続ける】

まあ、そうとわかったところで、君になにか害があるわけでもあるまい

――ん?

【男が何かに気がつくような反応を示したのは、少女の様子が変わったからだ】
【珍しそうに猫を見つめていた彼女の眼は、次第に羨ましそうなものへと変わっていて】
【その証拠に、何かを催促するように時々、猫と男を交互に見る】

【表情が無いためにわかりにくいが―― 子供っぽいその仕草は、もしかすると】
【猫を欲しがっているのかも、しれない】

/ご飯食べてきますね!
858 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/20(月) 19:59:26.85 ID:zssBxbOBo
>>856
【目立つ変貌、文様と角もだが、笑みが以前より獣染みている、とラインは感じた】
【似たような笑い方をする知り合いがこの世界に来ていたが、それに近いと思う】
【感じた魔翌力は、負。彼らが今敵とするモノ】
【けれど、変容に戸惑いながらも、二人はそれを押さえ込んだ】

"…君も数奇な運命を辿るものだね、火憐”
"でもひとまず、生きていて、再開できて何よりだよ。久しぶり”

【変わってしまっても、彼女はまだ彼女だった】
【この段階で再開できたのは、きっと幸運と呼べるだろうし、呼びたいと、二人は思っていた】

ええ、こちらもいろいろありまして…身体にもう一つ、命が芽生えたのですよ。
名前をブルーローズ、と言います。
「うん、ローズだよ!」

【話題が移り、ベルに紹介されると、猫は悪手に応じた】
【肉球と毛皮、それに高めの体温を宿す二本の腕で包み込むように持つと、大きく数回シェイクするだろう】

ローズ、こちら、花城火憐様。マスターと私の友人です。
「か、れん?」
はい、火憐様です。
「よろしく、かれん!」

【にぱ、と、花咲くように笑うローズ。見た目以上に幼い仕草は、火憐の見立てどおり、別人】
【人懐こい性質のためか、見た目はぬいぐるみめいていた】

…ところでローズ、あなた、かつお…。
「あ。」

【ベルに指摘されると、ローズは落っことしたかつおを俊足で回収し、一瞬にして元の位置へ】
【両腕で抱えるようにもったそれは、結構でかい。どうして今まで咥えていられたのか良くわからない】
【溜息を付くベルとは対照的に、ローズは目を輝かせてかつおを眺めていた。どうみても餌を見る目です、本当に(ry】
859 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/20(月) 20:05:45.41 ID:uUnPQyMDO
>>850

――…―セシリアさん、
……貴女の情報はちゃんと届いて、聞いてますよ。
哲学者の卵を孵化させて、機関に入った……って、

【少女――セシリアが拒もうと護の足音は彼の声と共にまた近づきだす。】
【セシリアが止める様な事をしない限りはどんどんと距離は近いていくだろう】
【その声は確かに聞き慣れた”護の声”――だが、いつもとは何かが少しだけ違っていた。】


………ごめんなさい…

【………今日の彼の声には、重みがあった】


あの時、僕が貴女をちゃんと助けてあげられていたならば貴女をそんなに苦しませなくて済んだはずなのに………ッ、

ゴメン……――本当に…ゴメンなさいっ……!

【数知れない程の後悔と懺悔をした者にしか出せない言葉の重みが、言葉の中に織り交ぜられていた。】


/ヨロシクお願いします!
860 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/20(月) 20:09:31.04 ID:8H2Cl5EO0
>>857
【青年の耳に残る低い笑い】
【そして目の前の少女の正体、それを聞いて少年は】

そうか、あと一つ
自分が創ったからって…なんかひどい扱いしてないだろうな
…それさえ、無きゃぁいい

【相手の笑みに不快感を抱きつつも】
【ある程度納得、後は女の扱いだけを気にしている】
【っとなにやら少女がこちらと猫を交互に眺めているのに気づき】

―?
もしかして、連れて行きたい…のか?
…悪いなぁ、こいつ
この猫、オールはさ俺の相棒みたいなもんでさ
そうほいほいと渡せるようなものじゃないんだ

【悪いなぁ…っと少女の頭を撫でながら】
【猫も申し訳なさそうに少女の手を舐めている】
861 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/20(月) 20:11:14.69 ID:kTYjvEEFo
……まあ、な。生き急いでいるのさ。
焔が動かずしてどうする、走り抜けてこその人生だろう?

【そうだ、人の頃より、彼女は焔のような生き様をしていた】
【その結果。己の命を燃やすような生き様が、彼女をこうして数奇な運命へと導いたようだ】
【そして、キミのその再会を喜ぶ言葉を受けて、華の咲くが如き、人の頃の気配を色濃く残す笑みを浮かべた】

ああ、久しぶりだ。
ラインと会ってから、色々有ったよ。
お祖父様の敵の、《R.I.P》を相手にしてみたり、大切な妹が、出来たり、な。

【妹、という所で彼女の瞳に色濃い憂いが浮かんだのを、キミは見ただろうか】
【妹ができたことは、嬉しいが。その事で、悩み、いや悩みというものも、おこがましい、宿命を背負っているのが】

ローズ、か。人の名前を覚えるのは苦手だ……、横文字となるともっとだな。

【肉球のフニフニを感じて、少し口元を緩めて、ぶんぶんと、キミに答えるように手を振り返す】
【そして、手を離して、紹介を受ける】

ああ、よろしく、ローズ。

【にっ、と獣を含む笑みを返した。この状況でも、うろたえないのは場慣れの賜物か】

ラインに、ベルに、ローズ、でいいのか、よし、覚えたぞ。

【小さくそんなことを呟いていたのは、きっと聞こえない】

……おお、かつおか。

【懐かしいな、と呟いて、直後、腹がぎゅるるる、と鳴る】
【数秒後、物欲しそうな目をしながら】

――なあ、さばいて調理するから、一緒に食べないか?
火と刃物には、困らないし。

【腹を抑える彼女は、きっと誰がどう見ても情け無いと断ずる事ができる姿であった】
862 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/20(月) 20:11:57.58 ID:kTYjvEEFo
>>861
//>>858へのレスです!
863 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/20(月) 20:23:42.38 ID:zssBxbOBo
>>861
"炎使いの知り合いは他に二人いるけど、確かに、皆そうだね”
"らしいね、確かにさ”

【同意の念は暖かさを含んでいた】
【友達が学校を休んで、次の日傷だらけで登校したような、苦笑と呆れと喜び】
【それを咎めるほど、無粋ではない。本人が満足しているのならそれでいい】

"そうだね、僕らもいろいろあった”
"ローズの意識が芽生えてからしばらく昏睡してて、起きたら体の主導権握られてたりね”
"そのときR.I.Pに片が付く現場にいたんだけど…それからも問題が飛び込んでくる”
"櫻の国で問題が二つ、星の国でひとつ、火の国に一つ…休む間もないよ”
"…妹が出来たって…実妹?”

【大変な事を口走りながらも、念はあくまで冗句めいていて】
【そして末端の不思議な知らせには、軽い疑問を呈す】
【不思議な言い回しだと思ったが、わざわざ大切なとつけたのだから、大真面目なのだろうとはわかる】

…そ、そですね。焼いちゃいましょう! 会計通してませんが!
"元々自炊しようと思って入ったんだし、お金を払う意思もあった。でも現物がなきゃね!”
「たべるたべるー!!」

【三人揃ってとんでもない事を口走りながら、ごまかすように大きく賛同する】
【話が真実ならある意味盗品なのだが、まだ少し息があるかつおを会計の戻し、謝ったりすると鮮度が落ちる】

"どこかいい場所ある? ないなら公園でキャンプセット使おうかなって思ってたんだけど”

【火憐が何処に住んでいるか知らないから、とりあえず自分たちの予定を話して】
【同意が得られれば、キングクリムゾンが発動するだろう】
864 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) [sage]:2011/06/20(月) 20:23:50.97 ID:WYbX/ZdUo
【墓場】

...ふー...墓石を整理するのも一苦労だ!

【墓場の墓石を動かしながら、紫色のローブで全身を覆った青年は呟く】

そうだ、骨にやらせよう!

【骨を10体召喚する】

うっ、やり過ぎた、気分悪い...おえっ

【骨がテキパキと墓石を動かす姿は不気味かつ、滑稽である】
865 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/20(月) 20:24:59.19 ID:WYbX/ZdUo
>>864続き

【しゃがみ込んでいる彼の腕には666と書かれた腕輪がある】
866 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/06/20(月) 20:25:51.73 ID:YHkGha7AO
【森】

【木々の隙間を、カーンカーンカーンカーンと打ち鳴らされていく音があった】
【静かな世界では騒音の類にもなるそれを追っていけば、其処にあるのはシグナルイエローとブラックのストライプ】
【赤いランプが点滅しているどこか印象的なその置物は、所詮『踏み切り』と呼ばれ警戒を促すものだった】

【――勿論。この場所に線路など通っている訳もなく、まったく無意味な代物】
【しかしそれが此処にあるという事実が、何かに警戒しろと言っているようで】

……おっかしいねぃ、どうなってやがる
何も触っちゃいねぇしよぅ、電車なんぞ通る訳ねぇのに……あぁうるせ、止みやがれってんだぁくそが

【その踏み切りの正面に、座り込んだ姿があった】

【白地に黒斑のファーハットを被り、尻尾のように伸びた数束の白髪をした男だ】
【囚人服に似た白黒横縞の着流しと左手には壊れた夜色の手錠をぶらさげて】
【隈の浮いたどろりとした瞳は、一見すればジャンキーに間違えられかねないほど澱んでいる】

【モノクロの写真から切り貼りしたような違和感を抱かせる男は、】
【ランプやら何やらをいじくりまわしていたが、やがて諦めるように溜め息をつくとその場に座り込んだ】
867 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/20(月) 20:35:23.77 ID:zssBxbOBo
>>861
//すみません飯食べてきます! 今日はカレー!
868 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/20(月) 20:36:19.07 ID:kTYjvEEFo
>>863
ああ、多分私の場合は、遺伝だな、絶対。
でもお祖父様だって、生き急いだ結果、70で死んだから、私だってきっと長生きするさ!

【おそらく、コレは彼女の一族の遺伝子に刻み込まれているような宿命】
【しかし、其れを受け入れている彼女は、其れに対して迷う事は無いし】
【キミのその、暖かさを含む言葉を、心よいとも、思えていた】

中々、そっちにも色々有ったみたいだな。
まあ、力になれれば、協力しよう。出来れば、私からそっちに頼みたいこともあるしな。

【キミの、その大変な道程を聞いて、軽い言葉で語るものの、おそらく其れは並大抵の事ではなかったと、思う】
【だからこそ、あまり突っ込まないことにした。その代わりに、話せる事を聞き、力になると、そう決めた】
【そして、妹の事にキミが言及したとたん、顔を輝かせて】

――――そうなんだよ!
すっごく可愛くてな!!ああ、実は血がつながってないから、義妹なんだが、まあ、其れは置いておく。
なんというか、うん。一度、公園で悩んでいる所、話してな。居場所もない、っていうから、私の道場に住まわせたんだ。

【そこまでは、微笑ましい、話題であった】

【だが】

――だけど、今は。一緒に暮らせなくてな。
全て、カノッサ機関が、あの子を、あの優しい子を、変えた。
哲学者の卵、って知っているか?

【問う、この世界に蔓延する、悪意の兵器の存在を】
【そこまで聞けば、分かるだろう。彼女の妹が、哲学者の卵の犠牲になったと】

アレに、飲まれて。私も、一度分からなくてな、戦ったんだ。
その時に、卵の力の一部、私が奪って。少しだけ、正気を取り戻したけど。
まだ、救えていない。だから、戦わなきゃいけないんだ。

【最後の言葉は、どこか独白じみていた】


【そして、魚を焼くという同意を得て、ラインの其の提案を受けた】

うーん、じゃあ其れで構わん!
之でも料理には自信がある!任せておけ!

【そして、キンクリが発動し、公園に辿りつくのだろう】
869 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/06/20(月) 20:36:47.71 ID:DPig4mSAO
>>859
あ……足、良くなったんだ…
あの時は、ほんとに…ごめんなさい……

【歩いてくる護を見て思い出したのだろう、彼の足を傷付けたことを謝罪して】
【唐突に言葉にされたそれは、或いは混乱状態の彼女が無意識に話を逸らそうとした結果なのかも知れず……】

【とにかく】
【そんな混乱状態の中でセシリアは護の接近に目立ったアクションを起こすこと無く】
【護は彼女に触れることが出来るほどまで近付くことが出来るだろう】

そんなこと無いよ。私が卵℃揩ソになったのは事故みたいなものだし……
護君が謝ることじゃない……

【相変わらずセシリアは護の顔を直接見ようとはしない】
【涙を拭き終えるとハンカチをポケットにしまい、護の続くであろう言葉に沈黙という受身の姿勢を見せた】
870 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/20(月) 20:38:05.62 ID:kTYjvEEFo
>>873
//自分も御飯です!
871 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/20(月) 20:44:46.43 ID:Cl5jKWMRo
>>860

ふむ…酷いことと言っても、程度の境界は人に依るのではないか?
この子に何をさせようが私の自由だ。間違っても慰み者になどしていないから安心したまえ

【邪悪な笑みを隠すこともせず――それどころか口角は深まってゆく】
【この男、明らかに何かを隠している。少年の問いにはっきりと答えないところからして不審だ】

「………」

【少年にとってこの猫はペットの域を超えた、家族≠フようなものなのだろうか】
【お互いに離れることを忌避する絆のようなものが見てとれるが】

【少年の答えに残念そうな顔を浮かべることもなく、ただ機械的に物事を処理するように受け入れて】
【それから少年の方ではなく、スーツ姿の男の方へと振り向いて】

「……猫……かわ、いい……」
「……欲し……い……」

【初めて口を開いた。拙い口調には感情は乗っているようには思えない】
【スーツ姿の男は、その催促に対し、かぶりを振って「だめだ」と示唆した】
【――が】

「……なら――もらっていく……」

【どうやら感情は全く感じとれなくとも、心の奥底には確かにあるらしい】
【猫を諦めきれないのか――その小さな身体から、どす黒い魔翌力を噴きださせて、少年の方へと、向き直る】

/ただいまもどりました!
872 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(長屋) :2011/06/20(月) 20:50:59.78 ID:8H2Cl5EO0
>>871
すいません
用事が入りました
帰る頃には十二時頃なので
その時間帯、都合が悪いようなら明日以降で良いでしょうか?
873 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/20(月) 20:54:20.27 ID:Cl5jKWMRo
>>872
/おおう、さいですか…
/では明日の…夜何時になるかはわかりませんが、舞台裏で声をかけさせていただきますね!
/あと本スレと関係ない連絡事項は文頭にスラッシュを置くのが決まり(?)ですよー
874 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/20(月) 21:04:40.52 ID:iCWdOoxWo
【水の国――公園】


【人気も無くなった、都市部の公園――】
【其の中のベンチを一つ占領し、ぐでーっ、と横たわる人物が居た】


――……、…… ぁー。


【所々が焦げたホワイトシャツに、紅いベルトを通したボロボロの黒いスラックス】
【肩甲骨の辺りまで伸びた髪は首筋の辺りで括られており、蒼いリボンが目立つ】
【両手には『魔法陣』の描かれた白い手袋を嵌めた――貧乏そうな青年だ】


(…、……疲れた。 ――お腹空いた。)
(どうせ家帰っても、誰も居ないし……、此処で寝ようかな。)
(服が気持ち悪いけど、明日替えればいいか――。)


【――、とか思いながら寝転がっているので、浮浪者ではないのである】
【身形も良くは無いので、そう言う類の人物と思われても仕方ないが…、…寧ろ】
【あー、とか、うー、とか唸り声が夜の公園に響いているので、耳障りに感じるか】


/余り遅くまでは居れませんが、其れでも宜しければー
875 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/20(月) 21:04:59.34 ID:cByqNmkb0
【水の国、今や人通りの少ない街中】

【ガシリ、ガシリ。】
【そんな耳障りな脚音を規則正しく響かせながら其れ≠ヘ。いた】


 (リーダーの頼みならば、勧誘も少々考えなければならんな……)

【街灯に照らされるとあるポスターの前で立ち止まり、其れを横目に見ていた】
【照らされ露わになった容姿。其れは両腕を漆黒ローブに仕舞っている風の其れより】
【「銀色の髑髏と眼窩に宿る赤い眼」の其の顔が、印象強い】

【正に機械。人ならざる者の証が其の顔には在った】


 (組織との合併、ねぇ………) …………悪くは無い、悪くは無いんだが………なぁ。

 今が其の時なのか……。リーダー……?

【青義同盟と表記された其の新しいポスター(気に成る人はウィキで検索だ!)……を。見ながら】
【今宵の機械は其の柄にも合わず、困っている様子。仕舞いには嘆息し、銀色の瞼を閉め、首を振る】

 (多寡が……物言わぬ紙に話し掛けるとは。遂に俺も狂ったか)

【項垂れた異形は一つ、一人自嘲気味に笑う】

【――が。然し、其のポスターが気に成るのか。眼が離せない】
【ポスターに映る二つの紅い影は常に、青義同盟の文字を捉えていた】
876 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/20(月) 21:05:10.05 ID:CBuSUqqSo
【街の中央付近にある、雪原】

【蒼いベンチは、降り積もった雪で純白に染まり】
【その純白の上に鎮座する、潔白】 【白衣の少女】
【吹き荒ぶ吹雪の中、涼しい顔で・・・・・・・・・】


【 ・・・・・・・・・雪原・・・・・・? ・・・・・・街の真ん中に?】


   「 雨・・・・・・止まないなぁ 」

 【身長は130半ば辺り、割と華奢な体型をしている】
 【腰の辺りまで伸びた髪は、空中に溶け込むように白く】
 【まだ子供であることを示す、つんと張った肌は雪の様に白く】
 【小学〜中学生くらいであろうか、小さな身体でぶかぶかの白衣に身を包み】
 【蒼空を写し取った様なアクア・ブルーの瞳】

【彼女の視線の先にある、色とりどりの鉄棒】【聳え立つ、ジャングル・ジム】
【よくよく見れば、ここは元来・公園である事がわかるだろう―――――】

【公園から一歩踏み出せば。大量の雨傘が往来する道路には、普通に雨が降っていて】
【薄暗い雲が街を覆って、大衆の顔まで曇らせている様な】 【普通の、雨】

【空から落ちてきた雨粒が、少女に近づくにつれ、凝結して、凝固して】
【綺麗な雪の結晶を形作っていく 】【 そう、彼女の周り"だけ"、雪が降っているのだ】


  「 ・・・・・・おなか、へったなぁ 」


【吐く息すらも白く。どこまでも視界を埋める白・ホワイトアウト―――――】
877 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/20(月) 21:13:22.87 ID:zssBxbOBo
>>868
"おじい様長生きしたねー…急がなかったらどれだけ大往生だよ”

【和やかな談笑は、本質は変わっていない証左】
【何に、どれだけ身体を侵されても、変わらないでい続けられる強さ】
【それをとてもらしいと、ラインもまた心地よく、好ましく思っていた】

"特に櫻はねー…なんか、二つの大乱の気配があるらしいよ”
"片方は拠点を叩くのに成功したけど…どうにも不完全燃焼でね”
"わかった、続きは食べながらでも”

…なんでしょう、酷く嫌な予感が…。

【頼みたい事と聞いて、この場は話題を打ち切る】
【腰をすえて話すべき話題なら、立ち話もあまり良くない。とりあえず、落ち着いてから】
【ただ、食べる事に関して、この組み合わせは何か大変な事になりそうな気がする】

おー、なんという度量!!
あなたがやるとまったく違和感なく受け入れられるのがすごい!
これで厳ついオッサンがそんなこと言い出したら警察沙汰も”おい馬鹿水を差すな”

【よいしょが高じて脱線しそうになるのをラインが静止すると、口調が一変】
【身近すぎる話題が急に戻ってきて、空気が張り詰める】

…卵、ですか。
"僕らもそれを追っかけてる最中だよ。ただ破壊するだけなら、一応方法は見つけたけど”
それで済めば、いくらかマシだったのですがね…。
「?」

【落ち込む空気は、二者もまたそれに関わっているような口ぶりを煽る】
【ローズは難しい話になって蚊帳の外な顔をしていたが、なぜか虚空を見上げた】
【何故ラインとベルは、そこから自分を見つめているのかと言わんばかりに、首を傾げる】

"知り合いも今協力して、卵を何とかしようとしている”
ただでさえ有名な兵器ですから、聞き込みをすれば情報は集まるはずです。諦めないでください。
"誰かを救う戦いってのは、それこそ折れない事こそが最重要だからね”

【闘い続けると宣言した彼女に、負けるなと激励する】
【幼い猫は、話の流れこそつかめていない筈だが】
【なぜか自分も拳を握り、鼻息荒く気合を入れた。がんばるぞ、という顔を作って見せるのは、猫なりのエールかもしれない】


【(前略)結果だけが(後略)】

//そ、そんなバカな…続きます
878 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/20(月) 21:14:08.12 ID:zssBxbOBo


【公園は、町から少し離れていた】
【街中で火を使うのもアレだし、一応人気がなく火の気がない場所を選ぶ配慮】

さーてローズ、わかってますねー?
「はーい!」

【突然、広い空き地のような場所の中央に躍り出たローズ】
【ベルの問いかけに元気よく手を上げると、おもむろにインナーに手を突っ込んだ】
【首の袖からごそごそ、薄手のインナー内部をまさぐり…いきなり何かを掴んで、取り出す】

【二メートル×二メートルの、白いハンカチだ】
【サテン生地でつやつやした光沢があり…手品でよく使われるような】
【それをばふっと広げ、地面に置き、両手をその中央に向けて、もやもや指を動かす】
【すると、徐々に折り目の真ん中がつままれるように中空へゆっくりと持ち上がり、持ち上がり…】
【ある程度浮いたとき、ローズが端を持ってその場から取り去る】

「じゃじゃーん!」

【なんということでしょう、家族用簡易テーブル&折りたたみ座椅子に、調理代と思しき長机が二つ】
【その前方に焚き火の薪が既に組まれていて】

"事はついでだ、再開を祝してキャンプファイヤーと行こう”

【火の使い手たる火憐に火付けの大役を任せるように、芝居がかった仕草で薪を指したローズ】
【いつの間に仕込まれたのか、お茶目にウィンクなんかして、手品師見習いのようなしたり顔】

//ただいまですー
879 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/20(月) 21:21:04.22 ID:AE5OXgDIo
>>874

今日も―――――月がよく見える日だ……

【その男は全身が白い肌で銀色の長い髪と翡翠の瞳を持ち、年齢は10代後半程度に見え】
【上着が水色、下半身が黒灰色で上着は袖が長いゆったりとした着物を着用しており】
【表情や雰囲気はかなり落ち着いてはいるが、どこか希望めいた瞳をしていて――――月を見ながらひっそりと電灯の上に立つ】

【ふとベンチに寝転んでいる人影を見つけ、電灯から飛び降りて近づいていく青年】

(こいつは……家がないのか……?)

【ここで夜を空ける用意をするように見えたのだろうか】
【青年は少しばかり違和感を感じるような表情で青年を見つめていて】
880 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/20(月) 21:27:12.52 ID:GIDMX7nbo
>>876

【変わり果てた公園の前を、一人の少女が通りかかる】

……──雪?
まだ夏なのに……しかも、一箇所に集中して。
明らかに……、おかしい……………。

【銀髪を赤いリボンでサイドポニーに纏めている、林檎色の瞳】
【七つの色違いの星模様入りの白いノースリーブシャツを着用し、下は黒のジーンズ】
【水晶のように透き通った翡翠色の指輪を左手中指に嵌め】
【特殊な構造のリボルバー銃とオートマチック式の大口径拳銃を、それぞれ両腰に提げている】

【"外"では雨が降っているので、黒色の傘を確りと差している】
【また、怪我をしているのか。少女の左手には乱雑に包帯が巻かれていた】

……行ってみれば、分かるか。

…………寒……。

【そして雪原と化した公園に一歩、二歩と足を踏み出していき】

貴方は……。
見たことがあるような……無いような。

【具体的には、どこぞの実験場で】
【しかしこの少女の知っている"彼女"は、このような事は出来ないように思えるが】

【夏の服装でこの寒さは厳しいのだろう。身体を震わせながら少女に話しかける】

/まだいらっしゃいますか。なんて。
881 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/20(月) 21:27:56.82 ID:kTYjvEEFo
>>877-877
桜の大乱か、全く、血が滾る。

【その言葉は、櫻の国を故郷とする彼女を容易に燃え上がらせた】
【己の故郷が蹂躙されようとしているのであれば、戦場にたどり着き駆け抜けるのが彼女の在り方だ】

【そして、頼みに着いては、食べ終わってからということで一端話を打ち切り】

ふふ、まあな。
この前も、路地裏で生きてる双子を助けて職を見つけてやったところだ。

【人殺しだというのに、何やら人助けも結構やっているようだ】
【善と悪では、巧く判断が出来ない、そんな存在が、彼女である】

……壊す、か。
あの子は、感覚で分かったけど、卵の魔力だけを、取り込んでいるみたいなんだ。
だから、ね。私が一部を吸っても、あまり、効果は無かったみたいだ。

【彼女の力が強まったのは、おそらく卵の持つ負の力があるから】
【なぜなら、悪であり負であるのが、妖怪なのだ。愛称がいいのは当然とも言える】

ああ、私もある者と、協力をしてもらうことにした。
……復讐は、辞めろとそいつに言われたんだがな。
もう堂々と敵対の宣言までしてしまった、もはや退けんさ。

だから、頑張る。
ゼーロとまた一緒に笑える日まではな。

【3人の、その激励に、彼女の焔が強く燃え上がった】
【つぶやきに混ざる名は、聞き覚えがある名かもしれなくて】

【しかしながら時は残酷に過ぎ去ってKing Crimson】

【公園にたどり着いた、私たち】

【そして、大きなハンカチを取り出したローズ】
【其れを見て、火憐はおお、?と声を漏らす。興味津々である】

【じー、と鋭い目で、何が起こるかを舞っていたら、調理台や机、キャンプセットが出てきた】

おー……、おおおおおおおおおおお!!

【最初はぽかんとしていて、気がついたらがんがんと響く大声で歓声を上げた。ローズと同レベルかもしれない】
【しかし、火憐はラインから、火を付ける役を任され、こほん、と咳をして薪の前に立つ】

すぅ――――…………。

【息を深く吸い、次の瞬間】

おおおおおおッ!!

【薪に振り下ろす右拳が、焔になった=B赤黒い、血と鉄を固めたような色の焔が、一瞬で薪に火を付ける】
【妖気の劫火。そうそう消えることは無いだろう、便利なものである】
【そして、火憐は腕を元に戻すと、後ろを振り返り、キミ達にドヤ顔を見せるだろう】

はっは、どうだ、三人とも!!

【着火時間は一秒にも満たない、武術家の早業であった】
882 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/20(月) 21:29:01.43 ID:WYbX/ZdUo
【風の国、とある森、上空】

うーん、静かだぁ!

【小鳥の囀りの中、茶髪に上下茶色のジャージの少年が居た】

「くえー!」(訳:腹へったー!)

【この鳥...鷹は何か叫んでいるようだが、少年にしか理解出来ない...たぶん】

食事行ってきていいぞ、俺は街にでる

【両腕を翼に、両脚を燕の尻尾にへんかさせ、羽ばたく】

とーう!

【街から彼の飛んでくる姿が見えるだろう】
883 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/20(月) 21:29:35.31 ID:iCWdOoxWo
>>879

【一方、此方の青年――、完全に睡眠体制である】
【接近する足音には気付いていたが、『面倒臭い』のだろう】
【…、…危害を加えられなければ其れで良い、と思っている様で】


……、…… 、ホームレスじゃないので、御構い無くー。


【――すっごく適当な声だけ出して、後、沈黙】

【双眸を閉じ…、姿を確認する事も無く、眠りに就こうとし始めた】
884 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/20(月) 21:37:14.37 ID:uUnPQyMDO
>>869

うん、もう僕は大丈夫です。

――…それに、入院したおかげで“大事な答え”を出せました。


【あの後過ごした、約三週間の入院生活】
【歩けず、外にも出られず。病院の中とい限られた空間だったがそこで出会った人達との話は彼に確かな“答え”を導き出させた。】
【護はセシリアの顔を見ながら更に話し出す。】
【と言ってもセシリアはこちらを見ていないから視線は彼の一方的な物だ】


………セシリアさん。、今日の僕は初めて会った時みたいな“正義の味方”なんかじゃない。それとして来たんじゃないです。

だから、僕は『貴女を助けに来た』なんて、今は言わない。――…


貴女を救うのは、他でもない貴女自身だ。
貴女の何が“幸せ”かは貴女自身が答えを出すんです。
……――なら、僕が言うべきはこの台詞です。

【護は此処で一旦言葉を切り、深呼吸して息を整える。】
【そして、こう言った―――…】



『セシリアさん、答え合わせに来た。
さぁ、聞かせて貰いましょか。』

『貴女にとっての幸せは何ですか?』―――…?


/遅くなってすいません
885 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/20(月) 21:37:18.70 ID:AE5OXgDIo
>>883

(こいつ、やっぱり家がないのか…?)

【どうやら起きる様子もない様子】
【危害を加えるつもりは毛頭彼にはないつもりだが――――】

【ふと、彼の手袋に書かれた魔法陣を見て――――】

一つ聞こう、お前はJusticeという組織を知っているか?
知っているならば教えてもらいたいのだが。

【眠りへとつこうとする彼を引き止めるように質問を問いかける青年】
【彼が眠りに入るまでには聞こえていただろうか―――――】
886 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/20(月) 21:39:23.30 ID:CBuSUqqSo
>>880

【季節外れの積雪は、足音を消して公園の静寂を深めていたが】
【ふと、視界の端に揺れる原色を捉えたならば】
【振り続ける雪を辿る視線は、目の前の少女に向けられた】

・・・あわわっ、人が・・・! ご、ごめんなさい!
悪気はなかったんだ、け、ど

【若干取り乱した様子で腕を振り回して、頭の雪を払いおとす】
【それから、申し訳なさそうに頭を下げる。 同時に】
【雪は止んで、代わりに、雨。 大量の水が流れ込めば、積もった雪もすぐに融けて】

えっと、あの・・・どうかしましたか・・・・・・?

【冷静さを取り戻せば、向けられた視線がやや奇妙な事に気付き】
【募る疑念を視線にのせて、ぶつけ合う】


/いらっしゃいましー!
887 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/20(月) 21:42:52.83 ID:zssBxbOBo
>>881
"…え、それさっきの妹と別件?”
すごいですね…年下三人をあっさり囲い込んでしまいましたよこのお方。
"これがカリスマというものか…やっぱり火憐だったね”

【善悪の判断が曖昧なのには慣れている】
【特にこの一行、それのラベル付けは疎んでいて】
【誰かを救うその行為そのものの尊さを、そんな形で褒めたのは本心からだった】

【結果を聞いてみて、今度はローズも落ち込んだ】
【提示した手段では通じない相手らしいと、それはわかったらしく】
【尻尾も耳も、だらりさげて落ち込むも】

【名を聞くと、蒼ーズに戦慄が走った】

「……ぜー、ろ?」
あ、あなたの妹さんって、まさか…!!!
"……そうか、あの時の黒い魔翌力は…!!!”

【金の眼を見開き、驚愕する猫。ラインも同様、合点がいったように洩らして】
【…くしくも、三者の知人だったらしく、揃って動揺している】
【ちらり、イメージが流れ込むかもしれない】
【路地裏で倒れた『以前の』彼女、病院、空の病室】
【最後に姿を消した彼女を、一同は気にしていたのだった】



【数分前の会話を思い出し、手品師の本分を忘れたか、猫の表情が翳る】

"ロゥ、それは全部終わってからだ”

【ラインに叱咤され、無理やり笑顔を作り直したローズは、目の前で衝撃的出来事が起こると記憶できず】
【再び無垢な驚きを顔に出し、ぱちぱちと手を叩いた】

いよっ、日本一!! 火付けをやらせりゃ天下一品!!!
「すごいよかれん!! ローズのてじなより、すごーい!!!」

【相変わらず持ち上げ倒すベルと、素直に感激するローズ】
【そしてテーブルの上に置かれたでかいかつおを、リビングドールのように浮翌遊する手甲二つが持ち上げて】

"さぁどんどん行こう!! 次はその剣捌きを披露してもらおうか!”

【挑発的に念を飛ばして、火憐のほうにかつおを放り投げる手甲二つ】
【力も狙いも上々、放物線を描きながら、落下するようにあなたの元へかつおが!】
888 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/20(月) 21:45:14.08 ID:iCWdOoxWo
>>885

【――、<Justice>と云う言葉が聞こえた瞬間、彼の瞳が開かれる】
【捉えたのは、自らと同年代か少し下の青年。 …、…暫し、思考】


(……、悪人には見えないけど――。)
(そもそも、機関員とかならもっと……や、でも、最近は――、んー……。)


【警戒したのは、『カノッサ機関員』に代表される、所謂「悪人」である可能性】
【…、…だが、その様な可能性は微々たる物である。 ――体を起こし、ベンチに座って】


……、えーっと――、先ず、何を知りたいのか。
それと、何で其れを知りたいのか…、…後、名前ですね。


【「不用意に話せない事も多いですから」、と、薄く笑みを浮かべる彼】
【……何らかの形で、『関係している者』では有るのだろう】

【――眠たげな瞳をゴシゴシと擦り、欠伸を一つ噛み殺した】
889 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県) :2011/06/20(月) 21:51:12.79 ID:7RFlJSDg0
「―――頭が、痛ぃ………」
【街中】

【既に日は落ち、常人が活動する昼間より、狂人たちが活動を始める深夜へと時は動き出した】
【季節の為であろうか、冬のそれよりもまだ明るいのだが、夜には変わりない10時前後】
【一般人が街中を一歩でも踏み出せば、不良か犯罪者。はたまた血に飢えた能力者たちと遭遇しやすいこの時刻に】
【常に襲う頭痛の為か、包帯で巻いた頭を押さえつつ、1人の女が町へと足を踏み入れたのだった。】

「―――嗚呼、死体を摂取してないからか……具合悪い」

【スラリと伸びた長い足、月光を透き通すかの如く白い肌を持ち、腰ほどまである長い黒髪を束ね】
【赤色のコートを羽織った彼女は、外見さえ見れば常人と変わりないものの、明らかにおかしい点が幾つか有ったのである】
【眼の奥底の瞳孔は常に開いており、死んだ魚の様な目である。さらにその眼は1分、1時間たっても瞬きすることなく、簡単に言えば死体の用である】
【さらに彼女は、何故か2つの麻袋を担いでいるのだが、そのうちの1つからは甘酸っぱい林檎の香りがするのだ。】
【これは問題ない。問題があるのはもう1つの麻袋。底は残血の様な赤色で染まって――いや、袋のあちらこちらが朱で染まっていたのだった】
【さらに繊維の切れ間から、おそらく人間の指やら、臓器やらが顔を出していたのである。―死体を持っているとでも言うべきか】

「誰でもいいから死体くれないかな…」

【壁伝いを這うようにして歩きながら、かろうじて聞き取れるほどの声量でそれを呟く】
【故に彼女、やはり常人ではなく。月光の元でしか生きられない人間であったのだ】
890 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/20(月) 21:56:00.03 ID:GIDMX7nbo
>>886

……別に、私は構わないから。
頭を下げる必要は……、ない。
ただ……、こういう事をするなら、もう少し人気のない場所の方がいい……。

【足が滑らないように気をつけながら、少女へと近づいていく】
【無表情なこの少女。だが言葉のとおり、不機嫌な様子は見られないだろう】

…………いや……。
……あ………………。

…………貴方と似た顔の子に、会ったことがあるから。

【途中の「あ」は、肝心の似た顔の人物の名前を知らないことに気づいたため】

それで、気になって…………、姉妹?

【キョトンと首を傾げて、問いかける。】
891 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/06/20(月) 21:57:46.43 ID:0fxkivCi0
【公園】

…………。

【無数の鈴が結い付けられた黒髪は、ベンチに垂れてとぐろを巻いて】
【右側頭には、一房のサイドテールがゆらゆらと】
【下から二つばかしボタンを開けた白のワイシャツに、ミニの黒いプリーツスカート】
【黒のオーバーニーソックスに、やっぱり黒いブーツ】
【右手の人差し指に、蛇と林檎を模った銀の指輪を嵌めた、そんな少女が、ひとり】

【ベンチの真ん中に体育座りをしながら、両手で持って持って。見つめているのは、白い携帯電話】
【すっかりと暗い画面を見つめる表情は、今にも泣き出しそうな、そんなもので】

……今日、終わっちゃう……。
おめでとうって言え、ない……。

【なんて呟いて、両眼にいっそう涙を溜め】
【夜の公園、無数の鈴の音の中で半泣きの少女。目立つと言えば目立つ、か】
892 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/20(月) 21:58:09.76 ID:kTYjvEEFo
>>887
私のように、好きで人殺ししているなら、別にいいんだよ。いや、社会一般から見れば良くないんだろうが。
でも、生きるために人殺しをしている≠ネら、それは良くない。
だから、そういう子を見ると、どうしても手を差し伸べたくなってな。

だが、そうだな。
私らしく会ったからこそ。あの子達を助けられたんだろうと思う。
きっと、綺麗事じゃ助けられない子だったから。

【その双子は彼女を、やさしいひとごろし≠ニ形容した】
【闇に立ち、闇から苦しむ者を無理やり上へ投げ飛ばすような助け方】
【これもまた、火憐らしい≠フだろう。本心の言葉に、少し照れたような、はにかむ表情を浮かべた】

……知っている―――ッ!

【三者の、その反応と同時に来る、そのイメージ】
【其れに反応し、彼女の角が伸びて、吹き上がる殺意が周囲にアレ巡った】
【しばらくして、それを収めて、今の公園に至るのだが】


【場所は、公園】
【そして、火を付けた後の3人の声に、ドヤ顔はバカ顔になり】

は――ッ!はっはっはっはっはっは!!
之でも伊達にバケモノやっては居ないさ!!ははははは!!

【バケモノという言葉を、之ほど臆面も無く明るく話せるバカはそうそう居ないだろう】
【そして、現れた手甲により、なげられるかつおを見て、両目の紅蓮が燃え上がる】

――――いいだろう、我が剣技、その身に刻めッ!!

Y星の剣よ――――ッ!!

【吹き上がる妖気が、両の手に柳刃包丁を創りだした。魚を捌くのに向いている、細長い鋭い包丁である】
【刀身は、真紅であり、かつて持っていた二振りの妖刀の気配を混ぜあわせ、それを火憐が纏めた気配を持つ】

――飛焔連捌きッ!!

【ちりぃっ!と刀身から一瞬焔が吹き上がり、その噴射により剣速が爆発的に上昇】
【空中に有るかつおに縦横無尽に刃が趨る。そして、調理台の上のまな板を掴み、すっ、と己の真横に伸ばす】

【ととととんっ!】

【先ず、半身の半分が、切り分けられすでに刺身として食べられるようにされた】
【そして、残りの半身と半分の半身のウチ、大きい半身には妖気で創り上げた真紅の串が刺さっている、たたきにするつもりか】

……ふぅ、普段の料理はのんびりだからな、この手の調理はうまくいくか心配だったが。

――――なかなか遣るものだろ?

【にっ、とまたもドヤ顔、いやバカ顔】
893 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/20(月) 22:01:05.58 ID:Uew+rn3ao
>>888

そうだな、Justiceという組織の行動、そしてそのメンバーの特徴を知りたい。
知っていたらの話だがな

【青年は表情も変えずにJusticeの何が知りたいのかを彼に話して】
【しかし、現に青年は機関員ではなく、青年から殺意も感じ取れないだろう】

俺の名前は十拳丸だ―――――。
二度は言わない。

【彼の返答からどうやら多少の情報は持っているようで】
【青年はその情報を得ようと、語り続けて】


俺は前まで呪いと思い込んでいた幻想に囚われていて、多くの命を葬ってきた。
俗に言う、悪人だな。

だが、ある奴≠ノ言われてな。
今度からは正義の為にその刃を振るえ、とな。
そしてJusticeという組織を尋ねろと言われた―――――。

【青年は簡潔にだが、自分の過ちとこれからのあるべき自分を彼に話した】
【もちろんこれだけでは彼に全ては分からないが。過去の青年にあった殺気が今の青年には全くない事は事実であり】
【青年が今は悪い人間でないことは分かるだろう】
894 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/20(月) 22:02:48.91 ID:WYbX/ZdUo
>>889

大丈夫...ですか?

【頭を抑えて居る女に話しかける紫色のローブで全身を覆った青年、顔は見えていない】

死体でしたら家に死ぬほどあるけど...

【さりげなく凄いことを言う、それもそのはず、彼の家は墓石の下にあるのだ】
895 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/20(月) 22:09:10.22 ID:M+Dv35TAo
>>889

おやおやそこなお嬢さん、何やら素敵な雰囲気をお持ちのようで……
雰囲気というのは難しいですよその人の知識と経験により形成されるものですから。

【そんな女性の前にふいに現れる、女性】
【魔法使いが着るようなそれはもはや黒に見えるような濃い紫ローブ】
【被っているフードの間から右と左に病的な赤い髪が外気に晒されている】
【言うまでもなく妖しい人物、いや人じゃないかもしれないのだけど……】

しかしまあ折角綺麗なお顔をしてらっしゃるのに、そう表情を歪めていてはおもしろ……
じゃなくてもったいないですよ?よろしければこのワタクシめに何があったのか気軽に言ってみてはどうでしょう?

【赤の他人、というには少しばかりフランク】
【フードの影で顔は見えはしないがきっとうっすらと微笑んでいるのだろう】

ああ、決して悪いことをしようとかは考えてないですし――――
貴方をバカにしようなどとは微塵も御座いません、初対面の人間をそう扱う程終わってないですから。

【小さく首を傾げ】
【涙目の少女に何があったのかを尋ねるのだった】
896 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/20(月) 22:10:17.44 ID:M+Dv35TAo
>>895
/うわいちょっと間違いました
/>>895>>891さんへです、色々と間違えるとか不覚っ!お許しください……
897 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/20(月) 22:10:33.11 ID:CBuSUqqSo
>>890

あはっ、そう言って貰えると少し気が楽、かな。
ぼーっとしてると、つい出ちゃうんだよね・・・

【傘も持たず、容赦なく雨に打たれていると言うのに・・・少しも寒そうな素振りは無く】
【おどけた様子で、申し訳ない、と言って頭を掻く】【白い髪は雪が付いているのか、曖昧】

・・・・・・ああ、それは"私達"の誰かに逢ったんだろーね。
その子が失礼な事したなら、あたしが代わりに謝る・・・・・・ごめん。

【少しだけ視線を落とすも、口元には僅かな笑み】【苦笑いに分類されるのだろうか】
【いつぞやの少女とは違う、・・・・・・暖かな笑み】
【無理をして笑っているように見える、相手の笑顔を誘おうとでもしているのだろうか】

でも、・・・貴方の容姿は、どこかで見たことがある・・・・・・
報告書のどこか・・・・・・もしかして、二ナ・・・ちゃん?

【質問を投げかけられれば、答えないまま質問で返す】
【口から洩れる息は、相変わらず白い】
898 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県) :2011/06/20(月) 22:11:51.37 ID:7RFlJSDg0
/>>894-895
/どうします?自分は3人でもおkですが…
899 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/20(月) 22:12:52.17 ID:zssBxbOBo
>>892
【手品は蒼ーズ…特にラインのお家芸だ】
【それと近しいローズも、ラインのアシストつきとはいえ密かに、少しずつそれを習い始めていた】
【今回はほとんど指示通りに動くだけで、仕込みは全てラインがやっていたが】
【やりながら、自分でこんな風に出来るなら、なんて憧れを抱いていたりもする】

【だがしかしそれ以上に、純粋にして単純な猫は、眼前の光景に目を奪われた】
【武器の生成、作り出したのは柳刃包丁】
【見るも鮮やかな真紅には、揺らめく炎の燐光を幻視する】

【そして一糸乱れぬ剣技は、あのでっかい魚を瞬く間に料理へと作り変えて】

【まさしく、火憐の火憐による火憐のための演舞会場】
【この現場に立ち会えた蒼ーズは、きっと幸運に違いない】

「おーーーーっ!!!」

【拍手する事も、言葉すらも忘れた歓声を上げて見入るローズ】
【だがその間、先ほどかつおを投げた手甲二つが動いていた】
【調理台から必要な食器などを椅子に避難させて、先ほどのサテンのハンカチで覆い包む】

【四つの角をまとめて摘み、もう片方の手がテーブルを指で弾いた】
【そして手甲が消え去り、ハンカチがシンプルなテーブルクロスへ変貌する】

【上に載っていたのは、サラダにでかい炊飯ジャーいっぱいの白米、そして麦茶入りペットボトル】
【取り皿から分けるためのトングや菜箸はもちろん、でんとまとめられた各種調味料】

"追加の品がいるならじゃんじゃんいーなよ、飯は楽しく食うもんだ”
火加減は私が見てますからねー、食べられるものはたべてしまいましょー!
「おーっ!!」

【呼ばれて、暢気に椅子へと座り込むローズ】
【けれどラインの囁きでぎょっとすると、少しだけ落ち込んでしまった】

"手品師が相手の手品に見とれてちゃ、まだまだだね”

【やはりローズは、まだまだ子どもだったらしい】
900 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(四国) [sage]:2011/06/20(月) 22:14:28.44 ID:DPig4mSAO
>>884
───っ
私にとっての……幸せ……
護君と…一緒に過ごしたい。ずっとずっと一緒に…
それで、友達みんなと、穏やかに、仲良く、元の世界≠ナ暮らしたい…

【投げ掛けられた問い】
【その問いそれ自体は簡単なものだった。しかし】

だけど、もう無理だよ
今日は安定してるけど、卵℃揩ソになってから、人を傷付けることが愉しくなっちゃった……
寝ることと一緒で、我慢しようとして出来るようなものじゃない
たくさんの人を殺しちゃったし、たくさんの人を傷付けちゃった。友達だって……
私は自分のことを許せないし、その人達だって私を憎んでる…
だから……だから!それが許される機関じゃなきゃ!こっちの世界≠カゃなきゃ!!私は!!生きられないの!!!
………もう、戻れないよ

【それを手に入れられない】
【だから苦しんでいるのだ】
【興奮して立ち上がり、可能ならば護の肩を掴んで叫んだ。嘆いた】
【そして、再びぺたんとベンチに腰を下ろし、諦めの言葉を呟いた】
901 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/20(月) 22:16:16.38 ID:WYbX/ZdUo
>>898
/また似たようなのがきたもんだ...貴方が決めてくださーい
902 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/20(月) 22:17:29.98 ID:WYbX/ZdUo
>>898
/>>896....
903 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(神奈川県) :2011/06/20(月) 22:17:56.80 ID:EBUC6wVyo
【魔術協会図書館】
zzz....

【人の寝息が聞こえる】


【本に埋れて寝ている人物が一人】

【交じりっけない黒髪】
【黒いローブを身に纏ったどうみても女に見える顔の人物】

zzz....むにゃ
「やれやれ...寝てしまいましたか」

【黒ローブの隣に変わった格好の女性が】

【胸元、肩、胴、脚を露出した鎧を見に纏って】
【両手剣を腰に装備した金髪の美女】

【しかし、その姿は時々ブレたりしていて、どこか立体映像っぽい】

【二人とも格好からして外部の人間だろう】

【どっちにしろ、図書館で寝ている人物がいるのだ】
【すこし気になるだろう】
904 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県) [sage]:2011/06/20(月) 22:19:31.30 ID:7RFlJSDgo
>>902
/…orz…すみません…
905 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/20(月) 22:19:51.27 ID:iCWdOoxWo
>>893


……、…えーっと、詰まりは――。
<Justice>で、自分の力を正義の為に振るえそうだったら、入りたい、って事ですか?


【――パッシヴな加入希望者の様な物か、と】

【どうも、頭の回転の悪そうな青年は、悪いなりの解釈を告げる】
【…、…彼の事情に突っ込むような真似は、しない】
【何となくだが、表情やら何やらから、「嘘を言っては居ない」と云う事は判ったからだ】


……そうですね――、先ず、「組織の概要」をお話しましょうか。
分かり難かったら、大部分は掲示板でも確認できる内容なので、聞いててくださいね。


【――それから、分かり易いのか分かり難いのか分からないが分かる様に努力はしている話】
【曰く――、】


【 「水の国の『風霊統主の城』って云う所が、本拠地ですね。」 】

【 「名前の通り、悪に対抗する正義組織です。」 】

【 「リーダーは『貴宝院 織守』っていう、女の人。」 】


【――などなど、その他、求められれば戦歴なども】
【此処までの話は『概要』…、…内容が「行動」に至れば、少し考えて】


……、そう、ですね。
一言で言えば――、『何でも有りの正義』って、感じでしょうか。
困っている異世界からの人が居れば、拠点に住ませてあげてる、って聞きますし……。
勿論、色んな悪の組織との戦闘もよくやってますし――、ね。


【――言葉足らずな感もする説明だが】
【言ってしまえば、「困っている人が居れば助ける」と言うのがモットーのような組織である、という事か】
906 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/20(月) 22:21:47.52 ID:GIDMX7nbo
>>897

……風邪、引くから…………。

【つい最近雨でびしょ濡れになって風邪を引いた少女】
【そのため心配になったようで、近づいて一緒に傘に入れようとする】

私たち───ああ、そういう事。

【自分も"似たような存在"なので、理解は早く】

失礼……ええ、確かに失礼だった。

【「嫌いじゃあないけど」と、思っているけれど口には出さない】
【相手が笑みを浮かべても、ニナは無表情を崩さない】
【何も感じていないのではなく、彼女にとってはこれが自然体なのだ】

別に、謝る必要はない……。
……ぼこぼこのけちょんけちょんに、したから。

【ぼこぼこのけちょんけちょんにした ×】
【ぼこぼこのけちょんけちょんにされかけた ○】
【──少し、いやかなり見栄を張っている。報告書の内容次第では、バレバレかもしれないけれど】

…………うん、私はニナ……。

【コクリと頷き、肯定する。】
907 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/20(月) 22:23:45.22 ID:kTYjvEEFo
>>899
【ムダのない動きは、究極的な美を生むものである、と祖父は言った】
【優美たる、日本舞踊。剛健たる、古流剣術】
【これらの美しさは、どこから来ているか、それこそが洗練≠ナある】
【極められた単純に依ってのみ生まれる美しさは、手品とはまた別の、魅力を生み出していたのだろう】

【そして、左手に握られる柳刃包丁は彼女の妖気を吹きこまれて、ばきぃん、と砕け散る】
【少し、彼女なりの演出が入ったのか、砕けた破片は大小様々ながらも、全てが椛の葉を形作っていた】

ふふふ、いやー、最近は料理する暇も無かったからな、やっぱり作るというのは楽しいものだ。
さあ、魚は鮮度が命、早く食べるほうがいいぞ!

【そう言って、刺身を3切れ一気に口に運び、咀嚼、飲み干し】

うーん、叩きと刺身だけじゃ芸が無いな。
後一品、追加で作らせてもらおう。調味料はあるしな、直ぐに出来る。

【残った半身の半分の身を、手に取り、二品を作るつもりだ】
【ちなみに、半身は今は薪にツッコまれ、タタキにされている】
【数十秒後、取り出し冷水で締めて、ニンニクのスライスと生姜はお好みで】

【そして、残った身で火憐は何かをつくりはじめた】
【とんとんとんとん、と出刃包丁で身をタタキ、ミンチにして行き、其れに調味料を混ぜ、さらに叩く】
【ミソ、酒、ネギ、塩、生姜が加えられ、かつおの頭をくりぬいた物に盛り、火を通す】

さぁて、本来なら青魚でやるんだが、なめろうを焼いた、さんが焼きだ。
酒の摘みにもいけるが、白米にも会うぞ!
刺身系がおおいからな、温かい物も作っておいた。
後で、食後に骨で出しを取った吸い物も用意しておくぞ!

【なんというか、刀を振るっているときと同じくらい、彼女は活き活きとしていた】
【日々、料理をするものの手腕であった】
【きっと、妹にもこう云うところを見せたかったのだろう】

さあ、食べてくれ、料理は食べられて初めて歓声だからな!

【そう言うと、火憐も椅子に座り込み、両手をあわせて頭を下げる】

いただきます!

【確りと礼をすると、育ちの良さを崩さないレベルで異様な速度で食事が開始されるだろう】
908 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(山梨県) [sage]:2011/06/20(月) 22:26:14.32 ID:7RFlJSDgo
>>894
/ちょっとPCの調子が…今日の返信は難しそうです…すみません
/出来れば無かったことで良いですか…?申し訳ないですが…
909 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/20(月) 22:28:22.92 ID:WYbX/ZdUo
>>908
/いいですよ
910 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga ]:2011/06/20(月) 22:28:51.06 ID:9KAUpiFT0
【夜の繁華街】
【そこには暴力的なネオンに包まれてさまざまなドス黒い思惑が渦巻いている】
【金と暴力で這い上がろうとする筋者や異邦人】
【人としての尊厳を失わせる代わりに一時の快楽を提供する薬を売りさばく売人】

【一例を上げてもロクデナシしかいない。ほかにもいるが今日は割愛させてもらおう】
【ロクデナシ博覧会をするために文章を構成している訳ではないのだから】

【そんな繁華街に黒を基調としたスーツを身に纏った胡散臭い黒髪オールバックの高身長の男がいた】
【その男の瞳は濁っていて、左腕はひじから先が欠落している】
【今日の仕事はもう終わった。趣味である人形作りも既に終わった】
【その残骸が路地裏に2つ転がっている。ひとつはチンピラ。ひとつはヤク漬けの女】
【視線は何処を向いているか定かでない。意思があるようにも思えない。そんな人形が存在していた】

さて、今日は何をしようかね。
仕事もやる気がしない。趣味は先日したばかり。
…人間観察とでもいこうか。

【路地裏から出て表通りへと出た後何をするまでも無く】
【繁華街で人が引き起こす出来事や表情。それを見ながら時間を潰していた】
911 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/20(月) 22:29:53.34 ID:bVwev+CM0
【森林】
【すでに陽は落ち、月明かりが薄く照らす】
【だが、枝葉が茂る中、非常に薄暗く】

【そんな中少し開けた空間があった】
【大木が何本も、根元近くで切り倒され出来た広場】
【切り口はまだ少し瑞々しく、切られてまだ間もないことが伺える】
【ついでに言えば、切り口は若干荒れており、そこまで上手に切られたわけではないことも分かるだろう】

【そんな広場の中央、切り株に腰掛ける少女がいた】
【濃い灰色のローブで全身をすっぽりと覆い】
【首元には、わずかな光を鈍く返す「L」の字をした首飾り】
【左の腰には、抜き身の刀。分かる者ならば、妖気や魔力といった類のものが感じられるだろう】


――ZZZ

【さも気持ちよさそうに、寝ている。寝ている】
【非常に無防備なので、襲おうと思えば襲えるかもしれない】
912 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/20(月) 22:29:55.47 ID:Uew+rn3ao
>>905

ああ、今はそうする以外に道はないからな。
説明を続けてくれ。

【青年も正義の道に進む覚悟は決めているようで】
【彼のJusticeについての説明を食い入るように聞く。】

水の国…風霊統主の城……か―――。
貴宝院 織守がリーダーという訳だな。

【彼が説明する言葉に対し、彼は確実に覚えていくだろう】
【続くは行動の説明を聞こうとしている青年】

何でも有りの正義……?
(正義とは自分で決めるものなのか…?)

悪の組織ともやりあうというのだな。

【彼の説明を素直に聞いていた青年だが、何でも有りの正義という所に疑問を持つ】
【青年の今の正義とは他人に教えられたもの、正義とは与えられる物と思っている青年には今一つピンと来なくて】

正義とは…課せられるものではないのか?
お前はどんな正義を持っている?

【青年は歪んでいない瞳を彼に向けながら、彼に対する率直な質問を添えて】
【青年の表情は多少困惑しているようにも見える。】
913 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/06/20(月) 22:32:25.48 ID:0fxkivCi0
>>895

【どうやら、少女の意識はすっかりと別の場所に行っていたらしい】
【話し掛けられ、びくりと身体が跳ねれば、一緒に鈴の音も跳ねて】
【一瞬遅れて相手に向けられるのは、いっぱいいっぱいに涙を溜めた銃口のような瞳】
【そのまま、相手を見つめて三秒ほど。フリーズの後に】

…………、好きなひとの、お誕生日、なのに。
わたし、お祝いも、出来ない、の。
したいのに、怖くて、出来ないの……!

【人見知りをするような性格では無いらしく、さらに馬鹿にされたとも思わなかったらしい】
【初対面の相手だというに、尋ねられたことに素直に答え】
【口にしたことがきっかけになってしまったのか、ぼろぼろと。両眼に溜めた涙が落ちて】
【握る両手に力が入ったのか、携帯電話がぎしりと悲鳴を漏らす】

さっきまで夕方だった、のに。
……今日も、終わっちゃうの、ねえ、どうしよう……っ!

【ぼろぼろと泣きながら、相手は初対面だと言うに、そんなことを尋ね】
【また、ぎしりと。携帯電話の悲鳴がひとつ】
914 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/20(月) 22:37:26.65 ID:CBuSUqqSo
>>906

あっ・・・・・・ありがとう。

【差し出された好意を素直に受け止めて、会釈】
【無愛想には慣れているし。どうせなら、と隣に座るよう促すが】


・・・ぷっ、あははははは!
ぼこぼこのけちょんけちょんだって、ざまーないわー!
日頃偉そうにしてるから、バチがあたったんだろーねぇ。あはは

【身内の痴態に、思わず声を上げて高笑い】
【報告書には確かに、"試合に負けた"とあった筈だ】
【さして記憶に強くない彼女でも、そのことは覚えていた】

・・・此葉はね、私達のなかでもかなーり強い方なんだよ。
試験能力を使ってたとは言え、判断力と応用力はぴかいち。

それを倒しちゃうって事は、貴方も随分に強いんだね?

【――――――飽くまでも、邪気のない笑みで。】


・・・二ナちゃんだね。私は水波久流(みななみ くる)。
此葉とは兄弟みたいな、親戚みたいな・・・まあ家族には違いない、奇妙な縁なんだけど。
貴方とは、・・・・・・友達になりたいな。 なんて。
915 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/20(月) 22:39:39.39 ID:zssBxbOBo
>>907
"意外…じゃないね。一級の戦士は、自分が生存するための環境すら自前で整えられる”
"士官学校なんかで叩き込まれるくらいだから、君ほどの剣士は、それも出来て当然か”
"お見事だよ、火憐。期待通り…いやそれ以上の剣技だった”

【炎のような彼女に対し、ラインはそれらしく穏やかに賞賛する】
【なんとなく、したり顔で頷くような感じ。それでもいやみの類はない、心からの賛辞のつもりだった】
【身体は今ローズが使っているし、手甲も締めで解体した。手を叩く事は出来ないけれど、気持ちだけは真摯に伝えようとしている】

「…ねぇ、にぃ…?」

【おずおずと、食べ始める火憐を見やるローズ】
【物欲しそう…というか、お預けを食らっているような雰囲気】
【先ほどの失敗で、食べられないとでも思っているのかもしれないけれど】

"今日はいいよ、宴だもの、すき放題くいな”

【ラインが優しく促すと、猫はぱぁと顔を明るくして、更にてんこ盛りの刺身とご飯を乗せる】
【箸を持って、元気良くいただきますと言うと、対照的に上品さにかけたものすごい勢いでがっつき始めるだろう】
【…以前ファミレスであった時よりも、食欲に際限はなく】
【与えれば与えるだけ喰うこの蒼い猫は、負けず劣らずすさまじい】
【米櫃も何十人前と炊かれてほかほかだったが、この二人にかかればきっと十分ももたないだろう】

「おいしーぃ!!」

【金を払わず食う飯は(ry)】
【…げふん、やはりあの後即座に料理したのが効いたのか、たたきの質は極上】
【それでいて火憐の包丁捌きは旨みを砕かず、凝縮したような濃い味】
【くすねてきたローズの眼が肥えていたのかもしれないが、それ以上に、彼女の人柄がこの場の空気や味をも向上させていたのかもしれない】

【素直な猫は、単純にして考えうる最高の賛辞を返して貪り食っていた】

【その間、ラインたちは口を挟まない】
【特に暗い話なんてするモノでもなし、二人が食べる様を、ほほえましそうに眺めている(はずだ)】
【時折火が弱くなると、適当に予備の薪をたして火勢を保ちながら】

【ちなみに調味料の中には味付け海苔が当然のように含まれていたりする】
【箸でつまむ程度の小さいサイズだし、あえて促さなかったのは、ラインたちが彼女の好物を知らないからだ】

【中身単位で貴方の料理スキルに驚愕しつつ、和やかな時間が流れるだろう】
【食べ終わるまで黙すも、談笑を交えるのも自由だ】
916 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/20(月) 22:41:43.27 ID:WYbX/ZdUo
>>911

木を勝手にきるなぁ!

【後ろから茶髪に上下茶色のジャージの少年が現れる】

鳥の巣を作る場所が減るだろぉが!

【後ろから結構大声で怒鳴っているから聞こえると思う】
917 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/20(月) 22:46:32.29 ID:M+Dv35TAo
>>913

まあ取りあえずハンケチでもどうぞ、お金を取ったりはしないので涙でも拭いて下さいな。

【涙を溜める少女をそのままにしておく勇気は女性にはなかった】
【もしかしたらただ単に鬱陶しいだけだったのかもしれないが、個人の頭の中は誰も覗けないのだ】
【でも悪意とかは無かったりするので愉快犯やも分からない】

おおう……!それはなんとも甘酸っぱいですね、青春ですねー……。
しかしお祝い出来ない理屈が良く分かりませんよ?そこで悲鳴を上げている携帯で連絡でも取って――――
流石に相手の連絡先を知らないというのは無いでしょうし、怖いというのは何故でしょうか?喧嘩でもしたのですか?

【自分の言葉で溜めていた感情を決壊させてしまったのだろう】
【このままハンカチを渡して少女自身に涙の始末をつけさせるのも些か情けない】
【女性は右手のハンカチを少女の顔に近づけて涙を吸い取ろうと試みるだろう】

うーん、踏み出す勇気が欲しいのでしょうか?
時を止める事は出来ませんが勇気を与えるくらいは出来ますよ、いかがいたしますか?
もっともその場合は少しばかりの代償を払っていただく事になりますが……。

【その台詞、商売人というよりは魔女の類にも似て】
【やはり「魔」という字が付くからには碌な事にはならなさそうな雰囲気バリバリである】
918 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/20(月) 22:49:35.95 ID:iCWdOoxWo
>>912

【――、困惑した表情に、此方は不思議そうな顔】
【頭を軽く掻き、……続く質問に、その不思議度合いを強めて】


 ……、…… 『僕の正義』 、ですか――?


【……うーん、と、唸って。 暫くの後、双眸を彼へと向ける】



……、僕、「正義が好き」って言うよりは、「悪が嫌い」なんですね、多分。
友達とか…、恋人とか、傷付けられるのは勿論嫌ですし……。
知り合いとか、その他の人だって、傷付けられるのは……、可哀想じゃないですか。

多分、ですけど――、『傷付けられてる人を助けたい』んだと思います。
……たとえ、全員が助けられなくても、自分の手に届く範囲だけでも。
単に僕が、其の行動で“他人に好かれたい”だけなのかも知れないし、
“優越感を感じたい”のかも知れないし…、…“上から見てる”から、なのかも知れません。



 ――、― それでも、「黙って見てるのは嫌」だから、動くんだと思います。



【正義と呼べるのかどうかすら、自分では判然としないが――】
【心の中にあった、「其れらしい物」を、彼の瞳に応える様に発して】
【――、ふわり、と。 困った様な、其れで居て柔らかい笑みを浮かべると】



……でも、確かに言えるのは、「正義は課せられる物じゃない」って事です。
それでいて、「自分ひとりで決めるもの」でも無いんじゃないでしょうか。
多分――、色んな人と接する中で、自ずと見えて来るものだと思います。


……、……こんな偉そうな事言って、僕にもまだ、よく分からないんですけど。


【――、軽く、おどけた様に小首を傾げて見せ。 青年は、恥ずかしげに笑った】
919 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/20(月) 22:51:02.42 ID:kTYjvEEFo
>>915
食べられないものも食べれるようにする様に、ウチの道場では教えているからな。
ウチの流派は、剣術≠カゃなくて戦術≠ウ。
戦場で生き残る術、それを教える以上、まあ当然さ。
特に、私の場合は門下に良く飯作ってやってたし。

褒めてくれて、ありがとうな、ライン。
いやはや、妖気の包丁は切れ味が違うな、やっぱり。

【之でも、道場主である】
【そして、キミの賛辞を、彼女は真っ直ぐに受け止め、へへへ、と声を漏らす】
【常に真っ直ぐ、いつでも全力。彼女の世界は何時だって単純でわかりやすい】

はむはむはむもしゃもしゃもしゃもしゃはぐっあぐあぐあぐもふもふっはふはふあぐあむっ!!

【ローズと共に、凄い勢いで平らげていく】
【米も、魚も、数分して無くなってしまった】

……ふぅ、まんぷく。

あ、おこげ残ってる、おにぎりにしておくか。

【そう呟いて、おこげを手慣れた様子で手でおにぎりへと形作った】
【1升の米を炊いたときに出るおこげの量が大体茶碗一杯分とされていて、一升が15人前。30人前と仮定して大体茶碗二つ分】
【そのおこげを簡単な塩むすびにした。のりをつけなくても外がぱりぱりとしているため手は汚れない】
【香ばしさと塩気のバランスが丁度いい、ぜいたく品≠ナある】

【そして、おにぎりを作り終え、麦茶を一杯飲み、息を吐く】

うーん、幸せ…………。だけど、話はしなきゃならないんだな、これが。

【少し、残念そうに、ラインの方を火憐は向く】
【その瞳は、先程までの優しい物を残しつつも、鋭さを持っていた】
920 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/20(月) 22:54:07.14 ID:GIDMX7nbo
>>914

……うん……。
偉そうにしてたのに……、ちょっと脅かしたら、「ひゃうっ!」って……。

【隣りに座ると、話に乗っかった。 「ひゃう」の部分は裏声で】
【心なしか口元が緩んでいる。こういった話は好きらしい】

…………それなりには、ね……。
……戦い慣れてる、から。

【謙遜しないが、褒められてるのにちょっと複雑そうな面持ちで】

そういえば……、此葉っていうんだ。

久流…………覚えた。
勿論……、私で良ければ、いい…………。

【林檎色の瞳で、久流のアクア・ブルーをじいっと見つめる】
【彼女なりの好意の表れ、なのかもしれない】
921 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/20(月) 22:54:23.03 ID:bVwev+CM0
>>916
/ついこの間ロールしましたよね?
/申し訳ないですが、二、三回以内に絡んだ人とはなるべくロールをしないようにしていますので……
/絡むチャンスが少ない故、なるべく多くの人とロールをしたいので……すみませんが今回はご遠慮願います
922 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/20(月) 22:54:47.40 ID:rgokXVaEo
【水の国、噴水広場】

【夜も深くなり、辺りの人通りも少なくなる頃
少々目立つ、少女が一人、ベンチに座っていた】


――――……少々、買いすぎた様子ですね
一人で持って帰るとなると、苦労が必要そうです


【白銀の長髪をポニーテールのように黒いリボンで結び、メイドカチューシャを付け
スレンダーな身体を、強調するように胸下で大きくエプロンドレスの結び目を目立たせる
黒と白のロングスカートメイド服を纏った、巨乳の少女
黒いメイドブーツと、白い手袋、そして真紅の瞳が、妙に高貴な印象を与えるだろうか】

【前述したとおり、彼女はベンチに腰掛け、長いスカートの裾をはためかせて、静かに周囲を見渡している】


……中々、人生は計画通りにいかないものですこと


【チラリ、と彼女の紅い瞳が彼女の右へと、揺れる――――そこには彼女の悩みの種
山のように積まれた紙袋が置いてある、ことであろう
恐らくはそのどれもが、買い物後のソレで――――……彼女一人で担ぐには、些か多すぎるし、重すぎるようだ】

【しばらく、彼女は途方にくれているだろう】

923 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/20(月) 22:57:43.94 ID:zssBxbOBo
>>919
"あ、おこげ一つ残しておいて貰える?”
"ロゥはまだそれ、食べた事ないんだ”

「おこげー?」

【なにそれおいしいの? と首を傾げるローズに、ラインは小さく笑ってみせる】
【生まれて間もない猫に、そんなささやかな贅沢をさせたいと思う魔法使い】
【みみっちくも庶民的な一面は、なんだかんだで辛く当たれない、彼の甘さと言うべきか】

【ちなみに、ローズのペースはほぼ同時】
【自分に注ぎわけられた分も、火憐の食料が尽きるのと同時に、手を合わせてご馳走様を叫んだ】
【食べられるだけ食べられるから、なくなったらおしまい。しつけの賜物である。】

"…うん、そうだね。本当はもう少し、このままの時間が続けばいいななんて、思ったけど”
"…そうも、いかない”

【再びスイッチが切り替わるライン】
【甘さは鳴りを潜め、表に出すのは夢幻を超えた『魔法使い』たる顔=思考】
【ローズも場の空気についていこうと、ご飯粒をつけたまま真面目な顔を作る】

【火は、少しずつおとなしくなってゆく】
【薪も無限ではないが故に、いずれ燃え尽きて落ちるだろう】
924 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/20(月) 22:59:33.91 ID:Uew+rn3ao
>>918

『悪が…嫌い……』

『傷つけられてる人を助けたい』?……―――――

【彼が青年に語り続けた己の正義の話】
【一つ一つ見逃すことなく青年は耳を傾けて】

俺が…決める物……

【小声で独り言のように呟いて――――】

俺はまだ、正義というものが分からない
だがアンタの話で少しだけ分かったきがする…礼を言わせてもらおう。

いずれ、俺も俺の正義とやらを見つけてみたいものだ。

【青年に宿る不安感は消え、安堵の表情が浮かぶ】
【彼に感謝の意を示し、自分なりの正義を見つけようとしているようだ】

名を聞いていいか?

【そして青年は彼に名を問いかけて】
925 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/20(月) 23:00:35.03 ID:WYbX/ZdUo
>>921

/そうでしたっけ?すんません
926 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/06/20(月) 23:00:37.52 ID:0fxkivCi0
>>917

……、ハンカチは持って、……、……。
…………ない……。

【言われれば、ぎしぎしと携帯を締め上げる左手を緩め、スカートのほうに】
【ポケットに手を潜り込ませ、ほんの二秒ほど】
【……どうやら、持って居なかったらしい。恥ずかしかったのか、視線を伏せて】
【口をへの字に結んで、さらにほんの少し泣きそうな表情になったのはまあ、無視できる範囲の話で】

……だって、だって。
着信拒否とか、されてるかも、……だしっ、私のこと、きらい、……かも、しれないし……!

…………、背中斬られて、頭、撃たれた。

【要するに、嫌われているかもしれないのが怖い、らしい】
【再び携帯締め上げに復帰した左手と、元からの右手で。携帯を締め上げ、ついでに目をぎゅうと閉じ】
【喧嘩でもしたのか、と。その問いには、僅かの間の後に】
【さすが能力者の闊歩する世界、喧嘩のレベルが半端無い、というよりか。明らかに殺しにかかられてらっしゃる】

【それから、相手の涙を拭う仕草には】
【気がつくのがワンテンポ遅れ、それでもワイシャツの裾で目元を拭おうとするが】
【相手の動作の方が僅かに速い。そうして、涙を拭われて】
【ばつの悪そうに視線を僅かに横に逸らし。見知らぬひとの前で泣きはするくせに、これは恥ずかしいらしい】
【よく分からない乙女心】

【そして、続いた相手の提案に】
【逸らしていた視線を相手に戻す。戻し、見つめ、しかし、相手の言葉が終わる頃には、視線は地面】

…………、お金、持ってない、から……。

【代償=お金。いたってシンプルな考えの元、さり気なく無一文、またはそれに近しいことをカミングアウト】
927 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/20(月) 23:00:49.38 ID:WYbX/ZdUo
>>921

/そうでしたっけ?すんません
928 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/20(月) 23:01:19.78 ID:WYbX/ZdUo
/そして連投すんません
929 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/20(月) 23:10:15.65 ID:CBuSUqqSo
>>920

「ひゃうっ!」だって! あははははは!
「私の指示をきけー」とか言ってるくせに、「ひゃうっ!」だって!あははは!

【日頃の鬱憤が溜まっているのか、少女の笑みを受けてなのか】
【涙を浮かべるほどに笑って。夜中だと言うのに、実に騒がしい】
【物静かな二ナとは対極。この騒がしさが、彼女には不快でないと良いのだが】

戦い慣れ、ねぇ。 その銃とかも、戦いに必要なんだね。

【余り武器を扱わない彼女には、拳銃と言うものは物珍しい】
【興味深そうに眺めているうちに、少女の視線に気づけば】

・・・・・・あんまり見られると、恥ずかしいなぁ・・・・・・

【白い頬が、少しばかり朱に染まるが】【飽くまでも、嬉しそうに。笑顔】
【すうっと伸ばされた、握手を求める手。表面は異様なほど、冷たいが】

あたしは研究所にこもりっきりだったからさ。友達とか、そういうの居なくて・・・
って、なんかヘンな話しちゃったね。ごめん。 でも、すっごく嬉しい。
930 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/20(月) 23:10:19.60 ID:M+Dv35TAo
>>926

着信拒否程度ならば会って話せば良いでしょう
そも携帯機器を介して誕生日を祝うというのもどこか錯誤してらっしゃいますよお嬢さん。

【電話が繋がらないながら会え、なんともつまらない回答】
【実際に会うならば様々な手段が無いこともない簡単な話――――と思いきや】

えっ、それはなんともエキセントリックなお関係のようで……
背中を切られて頭を撃たれてもその男性を好きなままという貴方の一途さには閉口しますが、ああ感心の意味でですよ。
(というか頭を撃たれてなんで生きていられるのでしょう……)

【昼ドラばりの愛憎劇が展開されたのだろうか、かくも怖いのは痴情のもつれである】
【いや痴情ではなさそうだなあ、と冷静な自分が呟く】
【涙の滲んだハンカチをローブのどこかに仕舞い】

うーむ、それじゃあ出世払いで良いですよ
心臓やら眼球やらじゃないだけ今日の私は些か良心的です、今日を逃したらまたとない。
まあ契約云々は別にして、その貴方が愛する人と貴方との間に何があったのでしょうか?
余程の事がなければそんな殺伐状態にはならないと思うのですけれど……?

【出世とは何をもって出世とするのか少しばかり悩むところだが】
【言いたい事はロハという事、つまりはタダみたいなものきっと女性は今日はそんな気分だったのだろう】
931 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/20(月) 23:10:23.56 ID:iCWdOoxWo
>>924

【彼の『何か』が消えたのを認めると――、青年は、目を瞑って立ち上がり】
【双眸を再び開くと同時、問い掛けられる名。 軽く、頷いて】


『対機関連合』の、森島 京≠ナす。
――、<Justice>の人に会ったら、僕の名前を出してみてください。
一応、友人や知り合いは居ますし…、…名前だけでも知ってる人は居ると思います。


【「悪いようには扱われないと思います」――と、そう、付け足して】
【…、…最後に大きく欠伸をしたのが、どうも締まらない】


……、…さて、ちょっと目も覚めたんで、家に帰って寝ることにします。
十拳丸さんも、お元気で。 ――ちゃんと納得して、<Justice>に入れる事を祈ってますね。


【そう告げると、森島はゆっくりと公園の外へ歩き出す――】
【引き止める事が無ければ、彼の背中は通りへと出、街のほうへ消えて行くだろうか】
932 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/20(月) 23:11:58.56 ID:bBzYD2jwo
>>922


――――……突撃歩法、『八 艘 跳 び』ッ!!


【…噴水の向こう側から、張り切った少女の声が聞こえる】
【続いて地面を強く踏む音、タンタンタンタン!と連続で踏み込むような突撃時の足音】
【鍛練中、と言う事が座ってる場所からも分かりそうだった】



――――からの…痴漢撃退さっちんブロー!



【ドゴォッ!!と何かが抉れるような音と共に】
【無視できないほどの衝撃が周りの人間の内臓が揺れるような感覚が襲うだろう】
【続いてパン、パン、と諌めるような手拍子の音…誰かがそれを監督しているらしい】

/まだいます?
933 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/20(月) 23:13:46.41 ID:kTYjvEEFo
>>923
ああ、分かっているさ。
私一人で全部食べるつもりはないよ。
皆で食べてこそ、御飯は美味しいんだからな。

【柔らかく、微笑んで。アルミホイルでおにぎりを三つ、くるんで纏めておくだろう】
【相手の体はひとつだが、三人分おにぎりを用意していた】

【そして、相手も確りと、此方の話を聞いてくれることに、小さく感謝を呟いて】

…………そう、だな。
何から話せばいいか――――。
先ず、一つ。頼みたいことは、この札を、もしゼーロに会ったら渡して欲しいという事だ。

【胸の晒布をゆるめ、そこから呪符を取り出す。梵字が刻まれた其れを、キミに差し出した】
【その効果は、なんとなくわかるかも知れない】
【狂気により、自我を失うのを防ぐ効果を持っている】
【何枚か有るようで、そのうちの一枚を、キミに託した】

……そして、もう一つ、これはゼーロの事よりは、優先しなくていい。

多分、私が人の心を保てる≠フは、あまり長くない。

【淡々と語るが、気がつくだろうか。その瞳が、揺れているのが】

――血の臭い、とかに、さ。浸かりすぎているんだ、私は。
段々、人がなくなっていくのが、分かっているんだ。
多分、このまま戦い続けていれば、人喰いの悪鬼になるのは、ほぼ確定だろう。
殺した後、さ。肉が食いたくなるんだ、生の。

喉が、ぶるぶるって、震えて。
ヨダレが溢れそうになって。
目の前の肉≠ェ、とても美味しそうに見えてくるんだ。

…………そんな在り方は、美しくないし、きっと食べてしまえば、後悔する。

でも、だからって死ぬ積りも無いんだ。だから、ライン。思い出したときでいい。
私を、これ以上化物にしない方法、見つけてくれないか。

【――――頼む】
【頭を、深く下げて、火憐は頼み込んだ】
【当然己でも捜すつもりだ。だが、己は呪術師ではないのだ】
【あくまで、戦場を掛け、命を奪い取る剣姫であり、剣鬼なのだ】
【だからこそ、己の友である魔法使い≠ノ手助けを頼みたかった】
【己が、人を辞めては、きっと悲しむものが居るから。彼女はなりふり構わない事にしたのだ】
934 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga ]:2011/06/20(月) 23:16:14.56 ID:9KAUpiFT0
>>922

ここが、水の国…ですか。
活動拠点を変えたはいいが、まだ活動はできそうにないですねぇ

【黒を基調としたスーツを身に纏った胡散臭い黒髪オールバックの高身長の男がいた】
【その男の瞳は濁っていて、左腕はひじから先が欠落している】
【大凡噴水広場に居るべきではない黒の男。澱んだ男】
【それがこんな場所にいるのだ。少なからず違和感を感じるだろうし】
【何よりこの場所に浮いている存在でしかない。澄んだ空気と色には似つかわしくない】

………さて、あの女をどうやって殺しましょうか
私の矜持を傷つけた罪は大きい。何よりも絶望を、与えねば気が済まない…

【ベンチに腰掛け、物騒なことを吐き捨てていると一人の少女が目に入った】
【それがどう動くかを見ている。人間観察の開始である】

【】
935 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(チベット自治区) [saga ]:2011/06/20(月) 23:16:42.73 ID:9KAUpiFT0
>>934
/これは無しでお願いします。
936 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/20(月) 23:20:40.09 ID:rgokXVaEo
>>932

【彼女自体、大人しい雰囲気ではあるものの、好奇心は旺盛なようで
当然ながら、向こう側から聞こえる音≠ノ後ろ髪を惹かれるように、向きたくなる
しかし、彼女は当面の問題として、買いすぎた、荷物をどうするか――――と、考えていて】


……まあ問題ないでしょう、ほんの少し、見に行くだけです
これが野次馬根性、というものでしょうか――――……


【どこか否定的な言葉をつむぎながらも、嬉しそうなのは、それが普通の人のもの、であるから
静かに夜を揺らす、風に纏わりつくスカートの裾が、彼女の足音と共に夜に混じると
彼女は歩みを進め、その音の持ち主の下へと付くだろう】

【周囲には内臓まで響く衝撃に、目を回す野次馬がいて
それらの野次馬は、雲の子を散らしたように、すぐさまどこかへ行き
残ったのは彼女、だけであろうか――――……彼女は、貴女へと言葉を紡ぐだろう】


――――……鍛錬の途中、申し訳ございません、ご忠告を一つ、宜しいでしょうか?
貴女が本当に素晴らしいお力の持ち主、ということは先刻の動きを見ても、十分に理解できます

ですが、少々場所をわきまえていただけると、嬉しいですこと
……なにせ、ここは人々の集まる、広場――――……あまり、オススメできませんよ?


【ため息加減に紡がれる言葉は、どうやら、軽く怒りの色を孕んでいるようにも聞こえなくない
彼女はやれやれ、と端正な顔を修飾する髪を右手で触れると、夜に交えて、微かに揺らした】

/いるぜー!
937 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/20(月) 23:22:41.90 ID:zssBxbOBo
>>933
「ありがと、かれん!」
わぁ、三人分ですよ! ローズ、後でゆっくり食べましょうねー!

【後は成り行きに任せて、火の番からベルが戻ってくる】
【全てローズの胃袋に納まるのだけれど、味覚共有と言う裏技があるので、三人とも三回ずつ味わえる】
【…やはり、彼女は何処までいっても『やさしいひとごろし』なのだろと、安堵した】

【手渡された呪符の効果は、大体わかる】
【仏‐ブードゥ辺りの流れを汲んだものだろうか、手渡されて、ローズは首を傾げていたが、指示に従い懐に仕舞った】

"…言えるならでいい、出所は?”

【念のために、そんな質問をかける】

【次の話は、途中でローズを退席させようかと思った】
【けれどローズは、ショックを受けた表情をしながらも、その場から動こうとはせず】

【ラインたちは、何も言わない】
【火憐にも、ローズにも。二人の意思を尊重する】

"………そう、だね。対処療法ならすぐ出来るのが一つ、ギャンブル性が高いものを含めて三つ”

【あろうことか、ラインは】
【問われたその場で、答えがあると、言った】
【その対応の早さ、予想した上で、似たような事態に遭遇したのかも知れない】

【藁にも縋るような必死の形相で、ローズは虚空を見上げた】
【金の眼が、雄弁に語る】

【助けてあげてと】

【ラインは、その眼に弱い】
938 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/20(月) 23:22:50.63 ID:Uew+rn3ao
>>931

森島 京というのだな。
改めて礼を言わせてもらおう。

【彼の名前を確認した後、その名を忘れないように記憶に止め】
【再び、彼に礼をする。】

ああ、それはありがたい。遠慮せずそうさせてもらう事にしよう。

(家があったのか……)
ああ、森島とやらもな。次会うときも楽しみにしている。

【彼はJusticeに知り合いが多いようで、いざとなったら名前を出すようにしていいとの事で】
【青年もその暖かい気配りを遠慮せずに使うとの気持ちで。】

それじゃあ、また会おう。

【彼が振り返るのを確認すると、青年も逆方向へと去っていく】
【その日の夜は月が一段と輝いていた――――――。】

//ありがとうございましたー!
939 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/20(月) 23:23:38.34 ID:iCWdOoxWo
>>938
/お疲れさまでしたー!
940 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/20(月) 23:28:49.42 ID:GIDMX7nbo
>>929

「私の指示を聞けー」
「ひゃうっ!」
「・・・・・・わ、私の指示を聞けー」

【(裏声)】
【物真似しているつもり。あまり似てはいないが】
【というか、本人が通りかかりでもしたら蹴飛ばされてもおかしくないレベルである】

私は、能力者だから……。
必須じゃないけど……あると、便利。

【尚、少し見れば分かるだろうが】
【リボルバー銃の方はトリガーが二つあったり、装弾数が三つしか無かったりなど変態的な形状をしている】

……じゃあ、恥ずかしくしてあげる。

【ジッと、じっと、じっとじっと、じいーっと、見つめ続ける】

ん……気持ちは、分かる……。
私も……長い間、いなかったから。

……──でも、私と久流は、友達。

【怪我をしているため多少ぎこちないものの】
【包帯が巻かれた手で、差し出された手を強く、それでいて優しく握り返す】
941 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/20(月) 23:33:51.29 ID:kTYjvEEFo
>>937
【出所を、問われて。事も無げに、答えた】

……二度、出会ったことが有る忍者から貰ったよ。
一回、そいつは正気を失ったときに其れで自分を取り戻したらしい。
聞くかどうかは、分からないけど。少しでも、役に立たないかと思ったんだ。

【出来ることならば、なんでもするという、その態度】
【そして、己の、その真実を吐露したのち、目の前の魔法使いは、なんと手段を持つと言う】
【火憐は、即答する】

手は選べない、頼みたい、ライン。

【頭を、再度、火憐は下げる】
【だが、顔を上げて、やさしいひとごろし≠ヘ言う】

でも、私を助けて、ラインが傷つくようなことは、辞めてくれ。
ギャンブル性、その危険は、私だけじゃ、無いんだろう?

【彼女の勘は、一種獣の類いの其れと変わらない、その本能が、危険が己以外にも及ぶと感じさせた】
【彼女は、他者を傷つけることを厭わない。だが、それは傷つけられることを覚悟した者≠ノ対して飲みだ】
【だからこそ己から傷つこうとする者≠、彼女は放っておけない、見たくない】
【甘い、と誰かは言うだろう。例えば天国のお祖父様などは】
【しかし、この甘さこそが、火憐だった。この、心を受けて、キミは、何を選ぶ=H】
942 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/06/20(月) 23:38:05.51 ID:0fxkivCi0
>>930

……家、知らない……。

【着信拒否程度、と相手は言うけれども】
【それは彼女にとって、イコール連絡がつけられない】
【正しくいえば、場所自体は分かっているのだが、部屋番号的なものが分からない】
【そんなこんなでいろいろ積み上げて。さらに、テンションは下がり、目元がうるりと潤む】

……あと、そう、そう、だ。
知らない女が居た、んだ。
あの女が庇うから、邪魔するから、退かそうとした、ら、撃たれ、――て……。

【背中を斬られて頭を撃たれる、なんて】
【そんな記憶から、想起されるものがあったらしい】
【前半は苛立ったように携帯を握り締めるが、後半は。怯えたように、身体を縮こまらせる】
【そして、右手を、サイドテールの根元へとやり、ぎゅうと爪を立てて】

だって、……だって……!
愛してるって、言ってくれた、し、ずっと一緒って、絶対、って!
結婚とか、って……。

【どうやら、この少女。言われたそんなことを、真に受けて信じ込んで】
【そんな殺されそうになった後も、馬鹿みたいに。信じている、らしくて】

でも、出世、って……。
……へ、……しん、ぞ? ……がんきゅう?
…………え。

【出世払い、といわれても】
【何をどうすれば、何を果たせばいいのか。分からないらしい】
【疑問符を浮かべたところで、次いだのは、なんだか物騒な言葉たち】
【頭にやっていた手をそのまま目元に滑らせて、右目を覆う。それからほんの僅か、また黙ってしまい】

…………。
……え、と。
私を殺すって、言って。本当にしようとして。
終わったら、怜司を殺すって、言ったやつを、……殺したの。
……だって、だって。殺さなきゃ、私も、怜司も死んじゃったかもしれない、のに。
それなのに、怒って、わたしの、こと……。

【心臓やら眼球は、一時的にどこかへ置いておくことにしたらしい】
【駄目になった理由の大元は、相手を守りたかったとか、きっとそんなことで】
【ぱっと出た第三者の名前は、考えるまでもなく泣いてまで誕生日をお祝いしたい誰か】
【携帯を締め上げることは一時中断。変わりに締め上げるのは、自分の細い身体】

……ね、ぇ。眼球とか渡せば、……昔みたいに、なれる?

【ぎりぎりと爪を立ててまで、自分を抱きしめながら。問うたのは、そんなこと】
【……相手が言っていたのは勇気に関することだったのだが】
943 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/20(月) 23:45:54.40 ID:CBuSUqqSo
>>940

くくく・・・やめて・・・笑い死にそう・・・あふっ

【確かに本人が聞いていたら、殺されそうな勢いでもあるが】
【友達とふざけ合っているのは楽しくて。】

あはははっ。 あたしも見つめちゃうぞー!

【雪はすっかり融けきって、雨も小ぶりになって、止み始めて】
【暢気に騒ぐ少女たちの頭上には、満点の星空が―――】




   「  ナ 〜 ト 〜 ル 〜  」


・・・・・・・・・げっ・・・・・・此葉・・・・・・

【ナトル、と言うのは久流のもう一つの名前】

【ただでさえ青白い顔に青筋を浮かべて、二人の背後に立ち尽くすのは】
【以前、実験場であった筈の少女】

「久し振りだな。ニナ。 以前交わした再戦闘の約束、」

「・・・・・・今からやってもいいのだが・・・・・・?」
944 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/20(月) 23:49:24.57 ID:zssBxbOBo
>>941
"忍者か…わかった、信用する。間違いなく届けると約束しよう”

【使った覚えがある、というならいい】
【その忍者の詳細はわからないが、火憐の意思は全て汲む】

【そして、即答に偽りがないことを見て取ったラインは】

"ロゥ、腕を借りるよ”
「かれん、たすかる?」

【不安げな声を出しながら、ちらちらと両者を伺うローズに】
【ラインは断言した】


"助ける。”


【迷いのない答えに、ローズも自信満々に頷いた】
【すぐさま、両腕が彼女の意思を離れる。おそらくラインが操作しているのだろう、懐に仕舞った札を取り出して、右手に持つ】
【それをテーブルに叩きつけながら、掌で押すように覆った】
【左手も同じように掌を広げ、テーブルに置く】
【すると、右手の札に蒼い光が解析するように集い始める】
【左手の下に、それと似たような形に染み出すように、青が表れてゆき…】

"いいや、正直な話、今の僕じゃ出来ない”
"二つ目は用意に時間が必要だし、三つ目は知り合いの手を借りる必要がある”
"おまけに両方とも君ばかりが損をする可能性があるし、三つ目はそいつも巻き込む”
”あいつにも予定があるし、出来てもお互いどうなるかわからない…そういう意味でギャンブル”

【両手を離したとき、右手の札はまったく変化がなかった】
【変わりに、左手のしたに、似たような札がもう一枚生成されていた】
【梵字ではなく、蒼い線によって描かれた、横にしたとき目に見えるような、円形と一本線の複合図形】

”さっきの札を解析して作ってみた、一回限りの札だ”
”どうしても衝動が抑えられなくなったとき、かまずに飲め。衝動と力が初期化する”

【指で滑らせるように、火憐の前へ札を差し出しながら、ただし、と付け加える】

”君の症状の進行度合いによっては、ただその場しのぎで終わるかもしれない”
”…それに、符を元に作っては見たけれど、解析し切れない部分があった”
”何らかの副作用が出る可能性がある、充分留意して欲しい”

【若干、薄い希望】
【確かにその場しのぎ、この時点で充分リスキーである】
【それを上回る残り二つの手段を、聞きたいか?】

【札を差し出しながら、念だけがそうたずねる】
945 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/20(月) 23:51:00.16 ID:bBzYD2jwo
>>936

【そこにいたのは妙にスポーティな服装をした二人の人物だった】


……ちょ、ちょっと張り切りすぎちゃった?どうしようドラ先生

「興味深い!いったいその細腕のどこにそんな怪力を秘めているんだい?―――…正直ぼくにも予想できなかった
そんなパワーがあるなら先に言ってほしいね」


【肩まで伸びた茶色の長髪の左右一房ずつを括り、額の部分に白いハチマキを巻いた髪型
学校などで見かけるような体操着の上に赤いジャージを羽織り、胸の『さつき』と書かれた名札を歪ませる程度には巨乳の少女
下に履いた紺色のブルマーから白いハイソックスと運動靴の間からは極めて白く、柔らかそうな丸みを帯びた両脚を外気に晒していた】

【もう片方は黒い髪に白いハチマキを巻き、その下にオオワシのような模様を象った仮面で顔を隠した人物
…顔が隠れていて詳しくはわからないのだがその人物はなんとなく少年のような雰囲気を出した人物、その彼は青色のジャージの上下を着ており
その手に竹刀を持っている…まるで運動部のコーチみたいだ】

【メイドの少女から見て近い、前方のコーチらしき人物がまず前に出る】
【彼はまずメイドの少女の方に向き会うなり―――――……明らかに胸部を凝視していた】
【一秒、二秒、三秒…しばらくしてから彼はようやく仮面をつけた顔を合わせて、続いて体操服の少女の方向を向く】


「……見たまえ、きみのパワーに恐れをなしてみんな逃げちゃったじゃないか、このすっごく美人のメイドさんは
そうとう怒っているようだ、それがわかったなら……今後はこういうパフォーマンスはよしとくんだよ?まったく少しは手加減すればいいのに
きみはじつにばかだな、まあ甘く見てたぼくも悪かったよ、次はもっと人気のない所でやろう」


……え…、えっと、ごめんなさい…わたし、訓練始めたばっかで……でもわかってほしいのは
このドラ先生が相手だと正直人気のない所にいくのは危ないって言うか……そこは分かってほしくて……
わたしも、できればどこかの訓練場を借りたかったなあ……


【ごめんなさい、と茶髪の少女は前に出て、メイドの少女に頭を下げる】
946 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/20(月) 23:56:12.78 ID:kTYjvEEFo
>>944
……ありがとう。

【口元を、僅かに綻ばせて。武人の其れとは違う、妹を思う姉の表情を浮かべた】
【そして、始まるキミの力の行使】
【完成したのは、もう一つの札=Bそれを見て、火憐は】

――流石、ラインという所か、だからこそ、頼ったのだしな。

【驚く様子は、無い。逆に言えば、それだけの信頼をしていたということ】
【そして、キミの説明と、差し出される札を受けて】

……それでも、一度でもやり直せるのなら、それだけで十分だ。
心は、強い。そう簡単に、折れて貯まるものかよ。

【目には、強い光が有る。少し、余裕のない様子が、札の存在が有るというだけで緩和されて】
【その余裕が、彼女生来の心の強さを、ある程度取り戻させた】
【札の効果だけではなく、札を受け取ったという事からくる、精神的な物】

【そして、キミのその問に、彼女は答える】

(……聞くだけなら、知りたい。己を救うすべを、知っているのと居ないとでは、知っている方がいいから)

【得られる物を得ない事は、彼女はしない】
【貪欲に、キミから得られる情報を得ようとするだろう】
947 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/21(火) 00:02:07.56 ID:p9D0vCybo
>>942

知らないならばその人物がいそうな所に張り込むとか……
方法はそれこそ無数にあるものです。

【住処が分かっていると少女が次に告げたなら】
【それならば管理人にでも適当に言い訳をして部屋番号を教えてもらえば良いだろうと彼女は言う】
【現実的で、大人の用いる回答】

昼ドラがリアルに展開されていたそうです……ああ、いや今のは何でもないです。

【遠い目をして(フードの影で見えないが)まるで遠い世界の事を語るが如く】
【愛憎劇はこの世界のどこにでも起きているのだろうけど、それを自体を聞く事は中々に珍しかった】

(更に三角関係ときたらもう……、恐い事山の如しですよ)
大人のラブロマンスというより猟奇的なラブロマンス、いやロマンスのかけらもないか……
恋愛物の小説に「[ピーーー]」なんて単語は相当にレアな存在ね……。

【人の恋路を邪魔すると馬に蹴られて死ぬらしい】
【ちょっかいを出しても多分そんな感じになりそうだ、こと今回の件については】
【さて、この場合恋路を邪魔したのは一体誰なのだろうか】

その怜司君?ともう一人の女と貴方、登場人物はその3人……いやもう2人かしら
件の貴方と怜司君を殺そうとした女性、仮にAとして――――
一般的に[ピーーー]という行為は余程の理由がなければしない、ハイリスク・ローリターンの行為
そのハイリスク・ローリターンを越える理由がそのAさんにはあったと見ていいのかしら?そしてその理由はお分かり?

【中には殺人嗜好という道を外れに外れた趣味をもっと人間がいるがそれは別】
【そういった生き物は殺人そのものがハイリターンになっている、損はしない】
【しかし今回の事は恐らくは真っ当な現実の中での出来事、だとしたら重要なのはその殺人をしようとした理由】

時は戻らない、となれば出来る事は関係を再構成するというだけ……。
人の心を操るというのは割りに合わない、というか面倒くさい。結論から言うと無理に近い。
しかしまあ「忘れる」という事に関して言えば私にとっては造作もない、貴方はその怜司君とのあらゆる出来事を忘れる事が出来る。

【既に人を殺している時点でその場に居合わせた人物との関係は崩壊しているに等しく】
【それを修正するとしたら長い時間を掛けて話し合うか、心を奪うか】
【無理ならば全て忘れてしまうか】

【女性は言う、「全て忘れてしまえば楽になる」と】
948 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/21(火) 00:03:04.19 ID:iwsmRAvD0
【森林】
【すでに陽は落ち、月明かりが薄く照らす】
【だが、枝葉が茂る中、非常に薄暗く】

【そんな中少し開けた空間があった】
【大木が何本も、根元近くで切り倒され出来た広場】
【切り口はまだ少し瑞々しく、切られてまだ間もないことが伺える】
【ついでに言えば、切り口は若干荒れており、そこまで上手に切られたわけではないことも分かるだろう】

【そんな広場の中央、切り株に腰掛ける少女がいた】
【濃い灰色のローブで全身をすっぽりと覆い】
【首元には、わずかな光を鈍く返す「L」の字をした首飾り】
【左の腰には、抜き身の刀。分かる者ならば、妖気や魔力といった類のものが感じられるだろう】


――ZZZ

【さも気持ちよさそうに、寝ている。寝ている】
【非常に無防備なので、襲おうと思えば襲えるかもしれない】
949 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/21(火) 00:03:34.46 ID:sTkw3gCRo
>>945

【視線の先には二つの彼彼女、チラリと視線を漂わせると、舌先に彩る、甘美な香り
恐らくは二人ともまだ若い――――故にか、彼女もまた、妙な親近感を感じる
ふっと、緩む表情、怒ったような表情が、笑みを浮かべて、檸檬色の微笑を、微かに滲ませた】


……あら、そこまでシュン、となされると私が悪い悪人≠フように思われてしまいます
なにもそこまで責めたつもりはございませんよ、ただ、あまりにも目立ちすぎる、と注意をなさったのです

こんな可愛らしい姿で、これほどに目立つパフォーマンスを為すと、どうしても周囲の注目をお浴びになります
そうなると、悪い虫も寄ってくるやもしれません――――……尤も、それは要らない心配事でございました
こんなにも頼りになりそうなボディガード様が、近くにいらっしゃるのですから


【ふわり、彼女が少し脚を動かして、体勢を少女へと向けると、彼女のスカートの裾が、優しくはためく
クスリ、と頭を下げる少女へと、微笑を浮かべたまま、そんな優しい言葉を紡ぐと、吟味するように、口元に手を当てる
胸元を凝視する貴方の視線には気づいていないのか、二人に対し、警戒感はあまり無いようだ】

【そして、悪戯っ子のように、整い、大人びた表情を、少女のソレである――――……いじらしい表情に滲ませると
ボディーガード≠ニ形容した貴方へ、視線を揺らめかせた
そっと唇に沈み込む、ぴんと伸びた、手袋に包まれた指先は、内緒にしときますよ、のニュアンスを含んでいるようだ】


……さて、此処で会ったのも何かのご縁、短い時間ではありますが、軽く自己紹介でも
私はカノン、カノン=ラン=パトリオット、と申します、以後お見知りおきを


【彼女の両手が、スカートの裾を、ぎゅっと握り締め、花開くように、彼女は両手を広げ、スカートを拡げた
思わず踏んでしまうのではないか、と思うほどに大きいスカートを、ドレスのように、彼女は着こなして
スカートから覗かせる、細い両足は、黒い薄いソックスが絡み付いて、その細く美しい色を、強調するようで】

【彼女が頭を下げると、彼女を形容する白銀の髪の毛が、羽根のように、空中を照らす
周囲の夜に弄ばれる、その髪の色は、幻想的で、あまりにも艶やかで
――――ふんわりと零れる、蘭のような髪の香りは、貴方を誘っているようにも思えるかもしれない】
950 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/21(火) 00:07:07.59 ID:DYL4ktJJo
>>943

……ん…………。
先に目を背けたら、"負け"ね…………。

【何が負けなのかは分からないかもしれないが】
【ともかく、ニナも楽しそうであった】

【雨が止んだのに気づくと傘を閉じて】
【ふと、何だか背後から覚えのある声が聞こえてきたような】
【そして振り返ってみたら、いた。さっきから散々真似した子が】

【尚どうでもいいが、振り返ったので先に目を背けた】

…………噂をすれば、影。

いや……、今はそういう気分でもないから。
再戦は、またの機会に…………。

【俯いた状態で、受け答えする】

…………だから、その……。
あの………えーっと……その…………────

【やはり、怒り心頭の様子の少女には目を合わせづらい──】

─────「 ひゃうっ! 」

【(裏声)】

【──というような事は、別に無かったようで】
【顔を上げると、そこには不敵な表情が。完全に狙ってやがったぞ、コイツ】

…………逃げろー……。

【勢い良く立ち上がると、久流の手を引いて一目散に逃げ出そうとする】
951 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/21(火) 00:08:56.51 ID:Co81sf0Mo
>>837

【少女は巨大な十字架に巻かれた布が解かれるのを静かに見ていた】
【衣擦れの音を聞きながら、聖十字架を守るのなら、あの布は聖骸布だろうか、などと考えつつ】
【知らずのうちに少女の顔には、微かな微かな笑みが零れていた】
【猫と神をも殺 した好奇心は蛇≠も殺 すのだろうか】

――…。

【キィ、と少女の垂直スリット型の瞳孔が細められた】
【そこに現れた、武器を見てのことである】

【とんだ聖職者もいたものだ、と内心、ごちる】

【現れた聖十字架には刃が付いていた。凶悪な刃が】
【いや、刃が付いている十字架ではない。あれは、最早、十字架の形をした剣だ】
【人と呼称したのは、掘られた名前に由来するものか。武器に彫られている手前、作り手の銘だと考えるのが妥当だが、果たして】

【4本の剣は当たり前のように浮き、男の周囲を旋回する。見方によっては防護壁にも見える】


【それだけじゃない】
【その言葉を聞いた少女は、薄く笑う】

――そう見える?

【蛇は笑い、その薄い胸の前で手を合わせ、そう言った】
【ふわり、と夜風に髪がなびく】
【しばらく、そうして静寂を保っていた少女は、ふぅ、と息を吐いた】

――蛇神の能力

【注意して聞いていなければ、聞き逃していてもおかしくないほどの小さな声で呟いた】
952 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/21(火) 00:11:05.40 ID:Kcos7Jz5o
>>946
【その意思は受け取った】
【肯定の意を示すと、ラインは念でその手段を伝えようとするだろう】

【二つ目の手段…魂を人形に移し変える】
【考えうる限り最高の人形士を見つけ、火憐の要望どおりの人形を作成してもらい】
【その後、準備がかかる魔術を行使して一度身体から魂を切り離し、癒着させる】

【リスクは、儀式途中で問題が発生した場合、魂が癒着しないままちゅうぶらりんになる可能性があること】
【死ぬことも出来ない霊体と化して、強制解放以外での成仏が見込めなくなる可能性】
【そして人形士がへぼかったりすると、身体が馴染まない違和感を一生背負う事になりかねない】
【準備に時間がかかることも追記する】


【三つ目の手段…妖刀を切り離し人間に戻る】

【現状において、おそらく妖刀は既に魂と強い結びつきがある】
【それを『知り合い』に頼み腕ごと切断してもらい、後で義手を取り付ける手段】

【問題点は多い】
【まず、『知り合い』がそれを行使するのに条件がある点】
【状況を間違えると何も出来ない状態ですれ違う事になり、症状悪化を助長する】
【また、剣たちの機嫌を損ねるとそのまま食い破られかねない事】
【義手化した状態では能力等に支障が出かねないため、作成者は吟味する必要があること】
【何かの拍子にまかり間違うと、腕や結びつきどころか何もかも持っていかれかねない】



【望み薄も望み薄、ギャンブルもいいところだ】
【だが、ラインは知りたいと言う彼女の願いに答える事しかできなかった】
【最後に、大言を吐いておいて、これを言う事しかできない自分の不甲斐無さに、ラインは痛恨の情を洩らした】

【ローズは成り行きを見守っていたけれど…ただ、ラインを信じる事しか、出来ないらしい】
【助かって欲しい、生きていて欲しい】

【ローズには…それしか、ない】
953 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/21(火) 00:11:52.05 ID:ydJwcgyxo


  【灰色の次元。繰り返す悪夢=B】


  【────いつもそこには、誰か≠ェ立っている。】


  【────それは見知らぬ誰か≠ナあり、あたし≠ナもあった。】



  【あたし≠ニ同じ姿をした、真っ黒な影。嘲笑うかのように、哀れむかのように立ち続ける誰か=B】
  【いつものように£セむ視界。視覚という物が機能しているか、疑いたくなる程に黒一色の世界。】


  【まるで死≠フ光景のようだな、なんてぼんやりと考えて────】
954 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/21(火) 00:18:57.94 ID:2vQLhTnbo
>>950

あっ・・・待って

【手を引かれ、駆け出した足元には、雪解け水】
【一度滑って持ち直すも、さらに"不自然な方向に"足を取られて―――久流はこけてしまう】

わ・・・・・・私の事は構わず逃げて・・・・・・
「逃げるなんてつれないなー。キミタチは随分と仲がよさそうじゃないか」

「先程は、楽しそうな話題で盛り上がっていたようだね」

「私も仲間に入れてくれるかな? うん? (にっこり)」



┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨


【満面の笑みとは裏腹に、強く握られた拳。】
【尚も久流を助けようともたもたしていれば、容赦なく殴られるだろうが】
【助けようが助けまいが、久流は殴られる運命にあるのだ・・・・・・】

【―――――――ぴちゃり。踏み出した足が、水溜りを踏みしめる】
955 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage saga]:2011/06/21(火) 00:20:35.15 ID:I/Ium9Cvo
>>952
【二つ目は、問題が起こった場合を除き、不可能ではない】

【問題は、三つ目である】
【妖刀が腕に鳴っているのではなく、花城火憐という存在が崩壊しかけた、その隙間に潜り込むように刀が融合している】
【簡単に言うと、概念的融合≠ニでも言うべき状態か】
【火憐が妖刀と融合した際、花城火憐は生まれ直した≠フだ】
【だからこそ、最初からそういう存在となっている≠フだから、切り離しようは、無かった】

【ということは、出来る手は、きっと二つ目だけだったのだ】
【だが、火憐は其れを攻める事はない。この札を貰っただけで、十二分に嬉しいのだ】
【少なくとも、之でしばらくは、人を保てる強さを持てる、そう思った】

【だから、こそ。火憐は――――】

は……ははは!!

【――――笑うのだ】

【火憐は、笑いながら、ラインに抱きつくだろう】
【基本的に、親愛の情を示すときにはスキンシップ。之が火憐の行動で】

(……あまり、思い悩まないでくれ。
之でも、十分に感謝しているんだよ。)

【ラインに、そう念を送り、また、体を離して】

――――どうすればいいか分からないときは、とりあえず笑うもんだ。

笑っていこうじゃないか、なぁ、ライン、ベル、ローズ。

【火憐は、己の人としての死≠示す十三階段を登りながらも、笑っている】
【きっと、笑いながら行けば、何か、救いがあるはずだ】
【泣きながら行くより、其れはきっと、幸せだろうから】


……さて、宴会もお開きだ。

悪い、そろそろ機関に嗅ぎつけられそうだからな。
ぱっぱと逃げさせてもらうよ、札も、魚もありがとうな!
何時か、ウチの道場にでも遊びに来てくれ、ご馳走してやるから!!

じゃーなー!!

【そう言うと、火憐は足元を爆発させ、高速で走り去っていったのだった】

//明日も学校なので、ここらへんでお開きで!乙でしたー!!
956 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [saga]:2011/06/21(火) 00:24:13.43 ID:pj04m/Cao
>>949

【男の方が年上なのだろうが、二人の年齢も、背丈も大体同じくらいだろうか、少女の方は大体平均的
少年らしき方が背は高いがそれほど変わらず、男性にしてはやや小柄の背丈、仮面をつけた顔では判断し辛いが
――――カノンの表情が緩んだ事にだいぶほっとしているようだ】


……本当にごめんなさい、次からは気をつけてやりますね
でも……わたし、そんなに目立ってましたか?女の子がこんな怪力なのはおかしいかな……

「この世界じゃあそんなに珍しくもないかな……ぼくもこの世界を長年旅してるけど君みたいなタイプは結構いたよ
でもまあ……その力を持ちながら非戦闘者として振る舞い、なおかつそれならそれでパワーを制御できてないってパターンは初めて見たかな…

まあ、それでも君に危害は加わらないよ、なによりぼくが付いてる……特に今日のぼくはたった今からなんだか
スッゴクはりきっちゃってるからね」

【メイドの少女―――カノンの言葉に彼は素直に喜び、本気で張り切っているようだ】
【その通りまさに素直な性格なのか…あるいは美しい女性に対してだらしないだけか、あるいは両方】
【軽い自己紹介によって行ったしぐさに…彼は間違いなく大きく息を飲んでいた】


「ああ、そうだね……やあ、ぼくドラえもん、嘘だけど
でもぼくの事は『しんゆう』…いやでもさっちんにはドラってもう名乗っちゃってるわけで…ああもうめんどくさい
ドラ、ドラね?ドラって呼んでいいよ、オッケードラだドラ、よろしくね」

あ、わたしはサツキ=イーグルアロー=フェイタルベルンです…大層な名前ですけど「さつき」でいいですからね?
カタカナじゃなくてひらがな三つの方の音感でさつきって呼んでくれればうれしいな…こちらこそ、お見知りおきを!

「お母さんが櫻の国の出身らしくってね、彼女の名前が櫻の国の音感なのはその名残だって
だからカタカナよりひらがなの方が親しみを感じるんだってさ、よろしくねカノンちゃん」

【カノンちゃん、とちゃん付けで呼ぶ辺りがどうにも子供っぽいコーチだが、それが彼なりのスキンシップか】
【……ところで、さっきからドラはカノンを見てじり、じりと近寄りながら何かを堪えるように武者ぶるいを続け、一歩下がるのを続けている】
【何を我慢しているのか――――…は言わないでおこう】
957 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(熊本県) [sage]:2011/06/21(火) 00:30:39.60 ID:Kcos7Jz5o
>>955
「か、かれ・・・!」

【いきなり笑って、抱きしめられて】
【ローズは、戸惑う。戸惑うけど、笑っているのだから、いいはずだと思った】
【笑うというのはそういうことだと知っていて、なすがままにされていて】

【なのになぜか、】

"………ああ、”

【抱擁されて、開放されて】
【駆けてゆく火憐に手を、力なく手を振る『ライン』】
【言葉少なく、噛み締められたのは唇】

【ローズは、知らず泣いていた】
【笑ったのに、泣いて、泣いて。】

「…ーーーーーーーっっっ!!!!」

【言葉はない、ただ音だけ慟哭した】
【三人分を一人で吐き出すように、ひたすら、ひたすら】

【火が消える。キャンプファイヤーの火が】
【宴会の火が、消えてしまう】

”………遥人”
"………たのむ、僕の友を、”

【祈るしかなかった】
【宿命背負いし戦士、竜殺しの使徒】
【その手の内に眠る奇跡を、誰かのために使おうとする一人の少女に】

【誰か、この痛みを】

【魔法使いは泣かない】
【この子が充分、悲しんでいるから】

【涙すら枯らして、無力な魔法使いは祈る】
【それだけ。】


//お疲れ様でしたー!!
958 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/21(火) 00:32:33.47 ID:DYL4ktJJo
/次スレー
/http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1308582618/


>>954

……久流!?
そんな、見捨てれるわけ……。

【久流がこけたのを見て、慌てて立ち止まる】
【こうなってくると、遊びすぎたのが完全に裏目に出た】

【私のせいで、友達が犠牲に───そんなのは、嫌だ】

…………仕方ない。
再戦まで……取っておきたかったんだけど。

《 I r i s 》──、発動っ

【両人差し指で口元を押し上げ、"笑顔"を形作ると】
【ニナの背中に、"天使の如き翼"が出現する】
【以前の此葉との戦闘の時には無かった、恐らくは新能力──】

──《  光の盾 "Shield" 》

【そして久流と此葉の間に光の盾を作り出し、"助けようとする"】
【早さを優先した即席防御。耐久力に不安があるが、それでも拳一発防ぐには充分】
【ただ──このままでは、盾はギリギリ間に合わない】
【そう、此葉が何らかの要因で動揺などして、一瞬でも動きを止めてくれなければ───】
959 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/06/21(火) 00:33:17.41 ID:qk5jh2d40
>>947

……だって、……だって……。

【「そんなことしたら嫌われるかも。」なんて】
【やっぱり涙の溜まる瞳を伏せれば、零すのはそんなことで】
【嫌われたくない、好かれていたい。きっともう無理な幻想ばっかり抱いて、しょんぼりと】
【頭垂れて、見やるは地面】
【そして、昼ドラとの呟きに、視線を戻せば、なんでもないといわれて。首をゆるりと傾げる様子から、昼ドラの類は見ないらしい】

【次いだ、ラブロマンスだとか、そういう話題も。よく分からないか、返す気も起こらなかったらしい】
【首を傾げたまま、耳には通して、脳には通さず】

…………違う、男。女に見えるけど、男。
知らない、そんなの、しらない……。
いきなり、私を殺そうとして。終わったら、怜司を殺しに行くって行って…………、……ぁ。

【小さいような、大きいような。そんな修正点があったらしい】
【軽く訂正を加えながらも、ふるふると頭を振って】
【理由は分からない、ただ。言葉の一番最後、間の後に】
【ふと、何かを思い出したかのように。小さく声を漏らして】

……私のこと、好きって言って、……た?

【どこか気に食わないような声、ぼそりと呟いたのは、そんなことで】
【声と同じ、気に食わないような表情からは。どうやら、彼女はそのひとが嫌いだった、らしい】
【軽く眉を顰め、嫌いな人のことを思い出したらそんな気分になったのか、目元の涙をワイシャツの袖で拭い】

【――終わった頃に、耳に入るのはそんな提案】

………………――、え?

【心臓だとか、眼球だとか。それを捧げろといわれたときよりも、ずっとずっと】
【びっくりしたような、予想外だったような。そんな表情で、そんな声をあげて】
【目元を拭った手は、頬の辺りで中途半端に停止】

――え、や、だ、やだぁ、っ、したら、そしたら!
しあわせ、だったのにっ……、っだ、やだぁ!

【せっかく拭った涙は、またぼろぼろと溢れ出して】
【ふるふると拒絶を示しながら、顔を伏せて、最終的には立てた膝に埋めてしまう】
【そうしてしまえば、あとは。両腕で、ぎゅうと頭を抱えて】
【やだやだと、きっと泣きじゃくりながら。精一杯の拒絶反応】
【いくら最後が猟奇的で、いくら今が辛くとも。昔の幸せは失いたくない、らしい】
【というよりか、今が辛いから寧ろ、失いたくないのかもしれず】
960 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/21(火) 00:38:22.02 ID:sTkw3gCRo
>>956

【彼女の身長はそれほど高くない、恐らく、さつきより少し低い程度ぐらいであろうか
それでも、メリハリのついたボディラインに、端正な顔つき、そして落ち着いた態度は、彼女を大人の女性に見せるのに一役買っているだろう
――――尤も、彼女が微笑むと、彼女の内包する幼さが、ひょっこりと顔を出すようで】


……どうでしょうか、けれども、おかしい、という言葉は常に悪いものを差すわけではございません
彼のおっしゃる通りです、この世界においては珍しくも無い、こと――――見方を変えれば長所にもなるものです
私は決しておかしいとは思いません、むしろ便りになる、立派なお力だと思っていますよ

――――それに、もし貴女がその力を不便に思われ、振るうのを躊躇われる、としても
直ぐ側に、頼りになる騎士様がいらっしゃいます、まったく、羨ましい限りです


【それはまるで、貴女方の仲の良さを羨望するように、紡がれる言葉
そして、そのソプラノの旋律の残響が夜に染み渡っている間に、彼女の表情が、微かに暮秋を感じさせる
ソレは確かに、どこかうらやむような、寂しいような、そんな表情で】

【――――尤も、それもまた、一瞬のこと、直ぐに元の凛とした表情に戻ると
ふと、視線に止まるのはドラの表情、キョトン、と何かゴヨウですか、と言いたげに目を丸くさせ
真紅の瞳を貴方に注いでいる、が、それは彼女を引っ張る、さつきの言葉にかき消された】


ドラにさつきですね、此方こそ、よろしくお願いします
……それにしても、先ほどからドラは何か私に異変でも……?

こう見えても身だしなみには配慮をしているのですが、何か可笑しな所でもございますか?


【彼女は少々不安そうに、彼女の服の胸元を掴んで、そーっと、中を覗く
白いエプロンごと、中のドレスの中を覗く彼女、彼女の豊満な胸が、これを機に、とその布からあふれ出そうになる
貴方の位置からだとくっきりと、その艶やかな胸の色を窺えるだろう
一応ブラはつけているのだろうが、それからはみ出るくらいには大きく、その瑞々しい色が、ぴちゃんと、刎ねる】

961 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/21(火) 00:42:02.37 ID:bMEiEHM9o
>>951

【その十字架は旋回している、男の周りを、守るように、見守るかのように】
【男は少女の反応を、その表情をジッとただ見ていた、その包まれた布を巻きながら】

【まさか武器だとは思わなかったのだろう、まさかこんなにも凶悪な刃が付いているとは思わなかったのだろう】
【十字架とはキリストを貼りつけた、その刑具として、どこかの宗教の象徴としてよく使われるモチーフである】
【男はこの十字架で、罪人を罪多き者に何をしてきたのか、その刃を見れば何に使ったのか考えるのは容易であろう】
【罪人を異教徒を罰する剣、それがこの十字架であり、その武器なのだ】
【誰かが、手を汚さなければ、大きい団体、宗教は維持できない、その汚い仕事を裏でしてきたのが、この男である】

「どうだ?見てもありがたい物でもないだろうね…」
「此れが彼女たち、大事な人だ……」
【男は手をかざす、するとその刃は手の方向に、男の手に擦り寄って来る、まるでそれは…女と男のように】
【甘える女のように、いや、男を安心させようと…】

【その細められた瞳を見て、男は肩を竦めた、】

「【Isabella-イザベラ】 【Angelica-アンジェリカ】 【Eva-エヴァ】 【Cordelia-コーデリア】此れが名前だ、宜しくだと伝えてくれだそうだ… 」
「いやー怖い怖い……こんなのが居たらマトモにナンパもできやしないな…」

【なにかに語りかけられたように、その十字架に向かって頷き、その蛇のようなその瞳を覗き込む】
【そしてその男の笑いながら、冗談のつもりかナンパという言葉を発したとたんその十字架は、何故か激しく震え出すのだった】

「ああ…冗談だって…底まで気にするなよ…」

「まぁ此れが、俺達の紹介だな、姫君さんっ…」
【笑みをこぼしそう挨拶しながら男は顔を下げるのであった、手を胸にあて、まるでお姫様に挨拶するかのように、そして十字架も一緒に斜めに傾くのである、】

「ああ、見えるともさ、君の能力はそれだけじゃないってねっ!」
「まぁ勘なんだけどさ…」

【そう言って、暫くの静寂が流れる、そして少女は何か口にした】
【そ少女のその声を男は聞き逃さなかった、男たる物、いかなる時も話は聞き逃してはならぬ】
【その相手が女であれば尚更だ、聞き直すこともしてはならぬのだと、そう思いながら】

「蛇神……蛇神ってあのー……頭が八つある蛇とか……神話に登場するような…あの蛇神かい…?」
「何ということ…こんな所で神の子とあえるとはッ!」

【何故か調子がもどりつつある男である、だがその蛇神をいう言葉は印象深かった、神聖な神であるその蛇神】
【水の神、不死の神、はたまた太陽神など、いろいろな宗教でその存在は拝められている】
【男も元、聖職者…宗教には興味がないにも、そう言った話は何処でも聞くことはある】
【その内容は男も覚えていた、いつか何かに使えると…もちろん、ナンパに使おうと考えていたのだが…】

【男のその言語は蛇神と発した時からなにか変わった、食い入るように、目を輝かせ、少女を見ているのであった】

962 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/21(火) 00:43:25.34 ID:2vQLhTnbo
>>958

「・・・光の盾か・・・?下らん」
「そんな能力を隠していたとは、驚きだが」
「"エネルギー"であるなら。私の前に等しく無力」


                          レイジィクレイジー
「――――――――――――掻き散らせ【歪曲鏡】 」


【その盾が、純粋な"光"エネルギーであるならば。】
【あるいは、魔翌力等特殊な概念によって保護されていないのであれば】
【そのエネルギーは四方へ拡散し、虚空へ消えていくだろう】
【真面目な戦闘ロールでも無いのでややチート気味と言う中身の事情もあるのだが】

【盾が消えたなら、表情には出さない、全ての怒りを込めた鉄拳が炸裂するだろう】
【手始めに久流を殴って黙らせて、二ナにも襲いかかる筈だ】

【盾が消えないなら、消えなくとも、攻撃を諦めない】
【諦めないが、拳を防がれた隙に乗じて脱出することは可能だろう】
【久流も既に立ち上がりかけている】
963 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/21(火) 00:49:17.36 ID:p9D0vCybo
>>959

ああ、つまりは女2人による男1人の取り合いではなく……
男2人により女1人、つまり貴方の取り合いだったって事かしらん?

【女のように見える男、とはつまり男という訳だろうか】
【なんとなくだが足りないピースが埋まったような感覚】
【といっても少しだけ視界がクリアになった程度で全貌はまだ遠く】

過ぎた事は大分理解はした、大変だったなんて言葉では片付かない自体に陥っていた訳ね
(はてさてこの中で一番狂っているのは誰かしら、彼女への好意が結ばれなかったAさん?それとも……)

【人間は感情の生き物であるからその行為も感情に起因される】
【Aが言ったその台詞から察するに好意を抱いていたのだろうと解釈】

成程『幸せ「だった」』……貴方は過去の思いを抱いて生きていきたいのかしら
記憶は尊い、失いたくないのは人として至極当たり前の事、それが幸せな思い出ならば尚愛おしい。
残念ながら記憶を消すという手段は愚策のようね、失礼。

【フードの中僅かに見える女性の口元は微かに吊り上がっていて】

まあ私から何々を提案するというのも遠い……
となれば私が尋ねる事は1つ、「貴方は何を求めるのでしょうか?」
人の想像し得ることは人がなし得る事、となれば貴方の想像は現実になるかもしれませんよ……。

【少女はこの現実に於いて何を求めるのか】
【そして女性はその求める物に対してどう行動するのか、全ては少女の答え次第】
【全ては少女の思い次第】
964 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/21(火) 00:59:15.83 ID:SjvgnxsSO
フヒャッ!ヒャハハハハハハハ!!

【路地裏に響き渡る下品で不快で異常な笑い声】
【それと一緒に何か中途半端に柔らかい物を叩きつけるような音がする】

死んだカァ?まだ生きてるよナァ!?死んだら嫌だゼェ!?
フヒヒ、ブヒャハハハハハハハッ!
【180近い、女とは思えない長身で】
【しかし全身にピッタリとしたバイクスーツを着用しているために見える体のラインは、シルエットだけでも分かる程に間違いなく、男にとって魅力的な身体を持つ女性で】
【闇夜ではその姿を隠してしまうような、艶の一つも無い、塗り潰したような真っ黒な髪の毛を振り乱しながら、右手に男性の髪の毛を掴んで顔面を壁に何度も叩きつけている】
965 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/21(火) 00:59:40.37 ID:sUrrtOkf0
966 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/21(火) 01:04:22.86 ID:DYL4ktJJo
>>962

隠してたんじゃない……、変わった。

【純粋な光エネルギーである盾は、あっさりと消える】
【しかしその間に身を翻し、二人の間に割り込む】

…………っ……。

【そして、左手で怒りの鉄拳を受け止め──切れない】
【元より非力な上、慌てて割り込んだため体勢に難があったのだろう】
【倒れこそしないもののグラリと、体勢が崩れてしまう。】

……無力とは、限らない。

───《 光の杖 "Wand" 》

【しかしもう片方の手を此葉の顔へと向けると、その手から閃光が迸る──】
【直接的な攻撃翌力はない──極単純な、目眩ましである】
【相手が反応した時点で目的が完了するこれならば、例え此葉の力であろうと】
967 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/21(火) 01:05:39.66 ID:pj04m/Cao
>>960

(カノンってすっごい綺麗な人だな…わたしなんか未だにみんなから子供扱いされるのに
あと三年くらいで大人扱いしてもらえるようになるってドラ先生は言うけど…本当かなあ)

【活発な動きとは裏腹にどうにも言動の鈍そうなその少女、背の割に幼い顔付きの割に身体の節々に凶悪な丸みを帯びた
子供とは思えない発達した身体を縮こませ、いかにも自信なさげに呟いた】

……そーかな?うっかり傷つけるのが怖くって外にもめったに出れなかったんだよ?
友達だって少ないし、遊んでくれたのはお姉ちゃんだけなんだ……悪い人をやっつけるのには役に立つかもしれないけど
使い方をあやまったらどうしようって……その制御法を教えてくれるって言うから家庭教師のドラ先生を雇ったんだ

ウチ、お金だけはあるから…社会に出るための勉強としてなら簡単に使えるんだ

【お金だけはある、と言うが確かにさつきの自己紹介の時の姿勢にはどことなく育ちの良さが見え隠れはしていた】
【少々地味で化粧っ気もない少女の上今は体操服だからそうは見えないかもしれないが…どこぞの令嬢だったりするのかもしれない】
【そして―――…事が起きたのはカノンが胸元をわずかに覗かせた時】

【―――ぷつん、と何かが切れるような音がする】
【その異変に真っ先に気が付いたのは…前にいたさつきだった】


……ハッ!カノン危ないよ!今わかった……!今のドラ先生は…女の子の敵と言う意味で存在自体が危険な生物になっちゃった……!


【というさつきの忠告も遅く、まるで空気に解けるように、あるいは風よりも――――――…あるいは光よりも早く動いたかのような気配がしたかもしれない】
【気が付いたらドラは後ろにいた……ハァ、ハァ、と後ろから聞こえてくるのは走り終わったかのような荒い息、直接触れてもいないのに…熱で昂ぶっているかのようなそんな感覚が来る】
【続いてぼそり、と呟いたドラの声が聞こえる】


「…もう半年、半年もやさぐれてクールぶって真面目な態度ばっかりとって……我慢し続けて来た
節制すれば社会的にも更生が進んだ人間としても評価されるしいいことずくめじゃないかと周りからも評判は良かった
でもダメだ、このぼくが……ぼくが……を、…ないなんて…半年も我慢することなどありえない話だったのだ」


【フッ、と小さくため息のような物が漏れた瞬間、背後で冷静さを取り戻したかのように熱がおさまる気配がした】
【――――――…しかしそれは単なる嵐の前の、一呼吸分の静寂でしかない】



「そうだ、ぼくは久しく忘れていた……ぼくの自然体を―――……ぼくのあり方をッ!
そう……長い事真面目ぶって忘れていたのだぼくは……嗚呼ぼくは……この世のどんな男たちよりも!


―――――この世の誰よりもおっぱいが大好きだったじゃないかッッッ!!!」



【す、と後ろから叫びと共に胸部からやさしくエスコートをするかのように包みこもうとしてくるのが彼の両掌と言う事はまあすぐに気が付くだろう】
968 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/21(火) 01:10:11.77 ID:Co81sf0Mo
>>961

【不可解】
【男の周りをゆっくりと舞う十字架の形をした4振りの剣は、――まるで、――そう、無機物には当てはまらないであろう】
【――生きているかのような。――という言葉が正しいかどうかは、さておき】
【剣と会話する能力――?】
【それだけなら、いや、それでも脅威。解き明かされたのは姿と形。本質は未だ不明。――とりあえずは、戦いたくはない、かな】
【ふわふわと舞ったり、激しく震え出したり、まったくもって、人間くさいことこの上ない】

【頭を垂れる男と4振りの剣】

【シュール=z

【2回目になる単語が頭を過ぎりながらも、少女は相変わらず微妙に似合っていないゴスロリチックなドレスのような、ふわふわのスカートを摘み】
【ちょん、と礼を返した】

【結局、この少女は和なのか洋なのか。そんな疑問を闇に溶かして。――姫≠ノは突っ込まない気のようである】


そうねぇ、昔は、そういうものだったと聞いたことがあるわ。

【‘蛇神の能力’とは、各地に伝わる蛇神信仰に代表される神や、それに似た化け物としての蛇の能力である】
【例を上げれば、尾を銜えた蛇(ウロボロス)における、終わりなき永遠としての能力。脱皮を繰り返すことから、死と再生の象徴としての能力】
【瞬きをしない目や、新円形の所謂、蛇の目から始まった太陽神としての能力。竜伝説における能力。白蛇における幸運神としての能力】
【雨や雷を呼ぶとされる天候神や大地母神や豊穣神としての能力。毒や薬、医学や悪魔の象徴としての能力。…etc】

【だが、それは神としての話し、この少女には、そのような大それた能力は無い】
【この少女に残った能力は、髪を自由に操る能力。それだけ】

――神の子なんて、そんなもんじゃないわ。私はただ、憑かれているだけ。

【蛇神憑き。この少女は蛇に祟られている】
【先祖が何かをしたとか、蛇に由来する家系だとかは、この少女は知らない】
【気がついたら、憑かれていたのだ】
969 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/21(火) 01:21:42.39 ID:2vQLhTnbo
>>966

・・・二ナ・・・ちゃん・・・

【地に伏せたままの久流、勢いよく振りかぶる此葉】【その間に】
【二ナの指先から、放たれる閃光は】【此葉の瞳に、突き刺さ――――】



「―――― 忘れたのか? 私は"光"すら曲げられる――――」
「次からは、ノー・アクションで使ってみることだな」


【突き刺さらなかった。・・・腕を向けられると同時に、【歪曲鏡】は発動していて】
【押し寄せる光の波は、悉く"屈折"――――此葉に届いたのは、蝋燭の光より僅か】
【災いしたのは予備動作。そして、"光を使う"と言う実証】【手段がわかっていれば、防ぐことは容易い】
【少しだけ顔を顰めるも、足止めになどなる筈もなく】


「さぁ、覚悟しろよお二人さ・・・・・・―――――― !??」

【ピキ、ピキ】 【驚き目を見開いた此葉と共に】
【振り上げた拳が、固まる。その理由は、肘関節にあった】
【雨でぬれて、いい具合に水分を含んだ袖が"凍結"している――】


     ホワイトアウト
・・・・・・【白行秘】。 まさか、あんた相手に使うことになるとはね

悪いけど、この子を殴らせるわけにはいかないから。 少しだけ、我慢してね


【続いて、周囲に発生する大量の"霧"】【雨後の湿度は、ここにも幸いして】
【それは視界を埋め、世界を染め、映る全てが白に彩られる】【ホワイト・アウト】

さぁ、こっちよ。逃げましょう。

【氷の様に冷たい手で、二ナの腕を掴んで。】
970 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/21(火) 01:23:57.09 ID:sTkw3gCRo
>>967

【確かに貴女の言葉を、耳でなぞるように辿ると、育ちの良さを汲み取ることは容易にできた
彼女の舌先で、貴女の仕種を転がすと、その奥に在る、持って生まれたお嬢様としての資質を感じられた
彼女の、従者としての奉仕心が、ぴくぴく、と反応して――――……】


――――いえ、お言葉ですがさつき、それはお金で学ぶもの≠ナはございません
確かにドラ、という心強い教師はいらっしゃるでしょう、彼のおかげで、貴女は自身の扱い方を学ぶことはできるでしょう

しかし、それは結局、他人に押し付けられた枠組みでしかございません
少々厳しい言葉を申し上げましょう、さつき、自身の殻は自身でしか破ることはできないのです
貴女が自分に自信を持てない限りは、貴女は決して自身の力を制御したことにはなりません

ですので、御自分を信じなさいませ、その為の相談になら、いくらでものりますよ――――お嬢様


【貴女の空気に当てられて、不意に言葉が零れ出た
その懐かしい響きに、彼女は思わず、脳裏に記憶の一ページを開けた
舌先で触れる、ねっとりと絡みつく、過去の思い出を現在に重ね合わせて
二度とは戻らぬ日々の、残香に、酔いしれる】

【――――そんな中、ある異変を、彼女も気づくだろう
しかし、それもまた、遅かった】


ふぁっ――――……ぁん……ぅ、な、なにを……なさっ――――んぅ!


【ぎゅぅ、と貴方の指先に包まれる感覚に、思わず声が艶めかしく漏れた
もまれてさえいない、ただ、彼女の胸の輪郭を、貴方の指先が蹂躙しただけ
確かな弾力と、控えめな張りを感じさせる彼女の豊満な胸は、ふんわり、と貴方の指に当たってくるだろう】

【彼女がじんと胸の置くから来る暖かい感覚に酔いしれて、微かに揺れるたびに
貴方の顔に触れる、髪の感触が、妙にくすぐったく感じられるかもしれない】
971 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/21(火) 01:32:11.58 ID:DYL4ktJJo
>>969

…………く……。

【この距離ならば届くと思ったのだが、見通しが甘かった】
【一発受けるのは覚悟して、次どうするか】
【先読みしたということは、此葉は私が光しか使えないと思い込んでるかもしれない。なら──】

【など、戦闘用に切り替わった脳をフル回転させていたのだが】
【受ける覚悟をしていた筈の拳が、来ることはなくて】

今回は……引き分けって事に、しておくから。

……助けられちゃった、か。

【一応警戒のため、光の翼は展開したままで】
【久流に引っ張られ、共に此葉から逃げ去っていくのだろう】
972 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/06/21(火) 01:33:12.24 ID:qk5jh2d40
>>963

……あと、あと。
撃たれたときに居た、知らない女。

【きっと相手も分かっているだろうが、つい訂正したくなったらしい】
【訂正を一つ挟めば、それを自分で肯定するのはどうか、と悩んだような仕草で】
【とりあえず、首を傾げながら。「……多分?」なんていいながら。極々弱い肯定ひとつ】

…………、嘘だった、の、かな、ぁ。
愛してるって言ったのも、全部、嘘だったの、かな……。

【何となく理解した様子の相手に、何か返すでなく】
【ぼそりと呟いたのは、そんなこと】
【鈴の音はうるさいが、少女の声は、鈴の音の中でも良く響いて。声は小さいが、聞き取れはするレベルで】

【まあ、その後】
【体育座りで引き篭もり、しばし時間経過】
【元の会話用の姿勢に戻るまで、数十秒ほど】
【そのうちに、ゆるりと顔を上げて、ぐしぐしと目元を拭ってから】

だって、……だって……っ。
幸せじゃないの、もう、幸せじゃない、の!
独りぼっちでご飯食べて、独りぼっちで寝て、ずーっと、ずっと、独りで……!
……だから、だからっ……、……とらないで、何にも、とらないで……。

【拭っても、止まらない涙をなんかに落としながら、ゆるゆると首を振って】
【視線は膝やら地面。相手の釣り上がる口元には気付けずに】
【たとえ気がついたとしても、きっと反応は対して変わらない。結局のところ、同じような結末だったりもするのだが】

【問いかけには、ぴくりと肩を跳ねさせる】
【それから、ぎゅ、と。膝を抱き直して】

……幸せに、なりたいの。
前みたいに、独りぼっちじゃなくて、好きって言ってくれるひとがいて。
…………そういうのが、いいの、に。
……なんで、わたし。幸せになれないの、なんで、やなことばっかりなの?
なんで、なんで、他のひとばっかり幸せなの、ねえ、……なんでなの……。

【声量があるわけでも無く、さらに不安定に揺れる声は、きっと微かに聞き取りにくくて】
【それでも、意識を向ければ聞き取ることは出来るはずで】
【後半は望みと言うよりか、幸せな不特定多数に向けられた怨み言だったが】

/そして申し訳ない、そろそろ眠気が背後に立ってる感じが……明日に回してもらうことは出来ますでしょうか?
973 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/21(火) 01:34:19.12 ID:bMEiEHM9o
>>968

【男の周りをくるくる旋回するその十字架は相変わらず回り続けている】
【その少女の礼を男は見据えて、なんと可愛らしいのだ、流石に此のシュチュエーション、素晴らしい物がある】
【など、少し変な事を考えながら、その可愛らしいお辞儀を見ていた、】
【黒髪の女性はやはり姫であると、男は思っているのである、様々に人間がいて様々な呼称がある】
【その中から男が選んだものは"姫"プリンセスではなくその言葉、この少女には此れが一番似合っていると思ってからの言葉であった】

「昔ねぇ…いや…今も昔もその崇拝は変わらないさ…」
「今でも見かけるよ、蛇の皮を財布に入れてたり…蛇柄の財布なんてよく見るし…」

【其の様な例えで言ったつもりである、男の目は宙を見ながら、自身の周りで見た蛇に関わることを上げていくのである】
【腕を組みながら、中を見て、自分の頭にある引き出しを片っぱしからあけている最中である】

「蛇神に憑かれるなんざ…まぁよくわからんが…でもそれでその能力があるわけだろう?」
「羨ましいかぎりだよ…蛇神さまに守ってもらえるなんてねぇ…」

【蛇に憑かれる、まぁ理由はいろいろ有るだろう、汚い方法で富を得たとか、蛇をむやみに狩っていただとか…】
【聞く話ではそういう悪いことをして蛇につかれるパターンが多いようだ、】
【だがその実態は解らない、あくまで噂であり、その蛇憑きの少女はとてもそんな悪さをする者に見えない】
【少々怪しい雰囲気はだしているものの…となればご先祖様の類でなにかあったのか?まぁ考えても答えを知ることは出来ない】

【男は考えるだけ考えその結論に達したのである、神とはよく解らぬ物である…と】
【だが目の前にはその蛇神に憑かれたという少女はたまた不可解でありその男を悩ませている最中であった】

【その腕組みの宙を見るその目は変わらない…そして何を思ったのか…】

「あーー……そういうこと……」
【とんでも無いことを思いついたようである、此の男、少女の容姿は何かに似ていると思っていたのである】
【そう…蛇なのだ…その爪、その瞳何処をどう見ても蛇の物である】

「だから…そんなに蛇っぽいんだねぇ……なんか凄い納得したよ……」
【少女に向かって蛇に似ているとはまた酷い言葉である】
【だが、男は言ってしまう、そう思ったから、口に出してしまう】
【その表情はものすごい自信アリ気な表情で、その大したことのないその言語とはうらはらに】
【とても満足したような顔であった】
974 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/21(火) 01:34:59.67 ID:p9D0vCybo
>>972
/了解ですでは明日に持ち越しという事で、本日はお付き合いありがとうございました
/詳細は舞台裏にてレスしますねー
975 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(埼玉県) [sage saga]:2011/06/21(火) 01:43:12.95 ID:qk5jh2d40
>>974
/こちらこそありがとうございます、舞台裏了解しましたー
976 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/21(火) 01:44:31.48 ID:pj04m/Cao
>>970

【――――…しばらく俯いて顔を誰にも向けず、数瞬の静寂を生みながらさつきは考えていた】
【ここ数日、猫っぽい家庭教師少年(?)の影響で外出する事が多くなってから少しづつ後ろ向きに考える事が少なくなり始めていた事も作用していた】
【彼の言うとおりにしていれば変わるかも―――などと考えていたら先ほどもこの先生は自分に依存してくる事を嗜めて来た】

【最初に自分がしなければならない事と言うのは……自分を信じる事なのだろうか】
【それは我がフェイタルベルン家の長―――それにしては若く、自分と大して離れぬ年の自分の姉にも誇れるものとなるだろうかと考え始めていた】

【―――…最初の動きはカノンの豊かな胸部を大事な宝物労わるかのように、そしてその形を覚えるかのように
二回、三回とその掌で円の動きを描くように優しく舐めるように撫ぜ回す……両の五指を深く押し込むのはその次の瞬間だった
ぐに、ぐに、とその柔らかさを確かめるかのように、十の指は好き勝手バラバラな動きを始めたのだった】

「ハハハ、ハッハッハッハ…ウフフフフフハハハハハハッ!!!これこそがぼくの生きがいッ!
心地いいぞ…極めて心地いいぞッ!!この柔らかさ、この弾力この得も知れぬ甘みッ!まるでぼくの掌に味覚を宿らせてしまったかのよう!
もう二度とこのような神の時間はぼくの元にやってこないとばかり思っていたッ!……ああもうなんだか目から涙まで流れて来た!」


【背中にわずかな重みを感じたのはその次、子供が背中から甘えるように寄りつくと彼は仮面からはみ出た、男性にしては妙に柔らかい頬を押しつけ
可愛らしい小動物を愛でるかのようにその細い髪に頬ずりを始めると、すん、すん、と鼻を動かし始める】



【――――…そんな二人のその前で…さつきの鳶色の瞳が急にカノンに負けず劣らずの深紅の色を帯びたのがそこから見えるだろうか】
【ギロリ、と彼女は明確にドラを睨むと…一歩、二歩、三歩と下がり、クラウチングスタートの態勢に入る】
977 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします :2011/06/21(火) 01:45:54.21 ID:2vQLhTnbo
>>971

・・・はぁ、はぁ・・・あはは、怖かった・・・

【公園から抜け出せば、もう此葉は追っては来ない】
【恐らく、帰ってから久流だけでも殴ればいいと考えているのだろう】
【肩で息をしながら、二ナに向き直って】

いや、二ナちゃんが隙を作ってくれなかったら危なかったよ。
多分だけど、あいつとの能力の"相性"は恐ろしく悪い筈だから。

【吐く息は白いままだが、疲労の所為で顔は上気してる】
【それでも、浮かぶのはやはり、屈託のない笑顔で】

でもまあ、楽しかったよ。怖かったけどさ。
このスリルも、楽しさのうちなのかねー、っと。

・・・名残惜しいけど、あたしはおうちに帰ろうかな。
出来れば、此葉が帰ってこないうちに先回りしたいから。
あ、あとこれあたしのメルアドね

【慌ただしく、ポケットからメモ帳を取り出せば】
【長々しい文字列を書き綴り、手渡す。相手が携帯を持っているかすら定かではないのに】
【そして、別れの挨拶も早々に駆け出して行くのだろう】

               【少し走った所で、颯爽と振り返っては】


 じゃあねー、二ナちゃん!  また逢おうー!

       【手を振りながら、白い髪を靡かせて】


/ここらへんでしょうか、お疲れ様でした!
978 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/21(火) 01:55:29.66 ID:sTkw3gCRo
>>976

【――――返事が返ってこないことに、彼女は微かな罪悪感と、焦りを感じた
けれども同時に、さつきを信用する思いが強いのも事実
きっと彼女なりに考えてくれているのだろう、と思う気持ちに嘘は無くて――――……】

【貴方の指先が這うたびに、耳の裏をさやかに擦られるような、そんなむず痒い感触が全身を撫でる
胸に触れる暖かい感触は、じんじん、と胸の先端が熱くなる様にも感じられて
指を押し込まれた瞬間に、びくぅ、とまるで電流を流されたが如く、大きく反応を見せた】


んぁ、んぅ……ハァ――――……ハァ、ひゃ、やめ……ゃめ、てくらさ……
――――っあ!!そ、そこ、らめ……くすぐったぃ……


【貴方の指と指の隙間に浮かび上がってくる、豊満な胸の感触は、貴方を包み込んで離さない、と言わんばかりに
たぷんとした大きな胸が、貴方の指先に弄ばれて、色々な形に姿を変えて
彼女はまた、その動きに釣られるように、その身体を揺らめかせる】

【じわり、と首筋に浮かぶ汗が、彼女の呼吸の変化を告げると
言葉にまた、桃色の筋が浮かび始めて、冷たい冷たい雫が、彼女を潤わせる】


――――――――っ!!やっら……ぁ……あた、当たって……ます……ぅぁ……んぅ


【貴方の鼻息が当たるたびに、彼女の身体が、大きく揺れる、そのむず痒い感触に慣れていないのか
思わずかくんと脚が抜け、その場に座り込みそうになって、背中にずしり、とくる感触が、更にキツイ
かくかくと、震える彼女の華奢な両脚は、今にも崩れてしまいそうなほどで】
979 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/21(火) 01:57:15.48 ID:p9D0vCybo
>>972

ああ、総勢4人という訳?……(嫌だな若干理解力が落ちたかしらん……)
貴方も中々大変な因果の中にいるようね……。

【どうやら微妙に分かっていなかったらしい、無念】

さあ?私は怜司君ではないから分かりませんわ、人の頭の中は不可侵の領域ですもの
それが聖域か或いは魔かはどちらにしてもね……。
でも女を取っ換え引っ換えしているようであるなら碌な人間じゃないのは確かでしょう。

【信じる者は救われるがそれは神に対してだけだ】
【信じる対象が人であるならば尚更強く観察し、そして判断する必要がある】
【女性は少女の儚い言葉に幸せな言葉など返さない、あるのは現実から推測される物だけ】

【時間の経過の中、女性は何も言わずに立っている】
【これからどうしようかと考えているのか、少女を嘲笑っているのか】
【その答えは女性のみが知る】

ああ、もう分かりましたから記憶を奪ったりはしないわよ、もう……。
貴方にとって誰かといる事が幸せ、独りぼっちは確かに辛いでしょうね
だから貴方は幸せを望んだ、そして同時に他者の幸せを妬んだ……至極人間的だわ。

【それは本来人間全てが望む物、そして羨む物】
【きっと幸せの中にいた少女には他者の幸せが眩しかったのだろう】

しかし残念だけれど私には貴方に幸せなんてプレゼント出来ないわ
同性愛嗜好は無いし、初対面の子を幸せにするなんて言葉恐くて言えないし。
さしあたって私が貴方に提供出来る物といえば――――生き甲斐くらいかしら?

【性的嗜好はノーマルらしい、まあその辺りはどうでもよろしい】

今、丁度手足が無くなっちゃって困ってたのよ
私の使い魔になってみない?勿論給料は弾むし、気晴らしにはなると思うけれど。
ちなみに仕事の内容は路地裏の死体を漁ってある所に届ける事
他者の死体は詰まる所不幸の終着駅と言えなくもない、貴方の他者に対する妬みも幾らか解消出来る……かも。

【手足とはつまりは使いっ走りという物】
【死体漁りは言い換えれば、その死体の不幸を見て愉悦に浸るような物に近い】
【その死体が原型に近ければ近い程、生者と死者の差はより現実味を帯びる】
【生者は死者と己を比較して生きている事への優越感を得る、幸せを得る。ただ死者は何も考えず何も言わない】

【その一方的な愉悦への招待が少女になされる】
【ただ死体を漁る事はリスクが伴う、しかもこの女は信用には凡そ値しない】
【死体漁りを提案する時点で壊れているつまり危険である、良く考えたほうが良いだろう……】

/そして一応返信しておきますねー
980 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(東京都) [sage]:2011/06/21(火) 01:59:02.84 ID:DYL4ktJJo
>>977

…………なら、良かった。

【少しでも、友達の助けになれたのならば】
【それはとても嬉しいことだと、ニナは考える】

……ん…………。

【メモ翌用紙を受け取るも、残念ながら彼女は携帯を持っていない】

…………またね、久流……。

【そして去っていく少女の背中を、手を振って見送り】

(携帯、買おうかな…………。)

【物思いに耽りながら、自身も帰路に着いた】

/お疲れさまでした!
981 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/21(火) 02:02:04.82 ID:Co81sf0Mo
>>973

確かに、捨て子のわりには衣食住とお金に困ったことは無いわねぇ…。これも能力のウチなのかしら?

【さらっと明かされる過去】

【そして、この少女は自らの能力について、良く分かっていない部分も多いのだ】
【能力柄という部分も大きい。蛇神の能力と言っても、じゃあ、その能力で何が出来るのか、と問われれば、よく分からないのが正直なところ】
【現在の少女に関して言えば、瞳や爪などの多少の身体変化。人間にしては高めの生命力。切り傷をあっという間に治す異常な再生能力。温度に敏感】
【そして、髪を自由に操る能力。自由とは、字の如く、自由である。髪の毛の構成から変化させ、終わりなく永遠に伸ばせ、考えうる限り自由自在に操る】

…羨ましい、なんて…、

【そこに思うところがあるのか】

――それに、守ってはくれないわよ?

【あくまで祟られている身。別に守護神≠ナもなければ守護霊≠ナもない。この少女にとって蛇神は凶神≠ナあり怨霊≠ナある】
【祟られるとは、即ち、呪われている、ということ。災いを、不幸を、災難を、危害を願われているのだ】
【この少女は、全ての蛇と名の付くものに「その身に災厄が降りかかりますように」と願われている存在】


【蛇っぽいと正面から言われた少女は、少しビックリして】

フッ――、ククッ、アッハッハ

【と、さも、面白おかしいことがあったかのように何故か笑い出した】

人が一番、気にしていることを、ここまでストレートに言い放ったのは貴方が初めてよ?

【お腹を押さえ、目尻に光らせた涙を人差指で拭いながら言う】
982 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/21(火) 02:14:52.72 ID:pj04m/Cao
>>978

【左の五指が未だ物足りないと言わんばかりに完全に不規則に揉みしだく中、離れて行くその右手は
するり、と首の後ろに張り付いた美しい白髪を救い上げるとドラは頭を起こしその髪を指の間で滑らせながら
その手入れが行かに行き届いているか、その滑らかに整った髪の感触を楽しみうっとりとした表情を仮面の下で浮かべる】

「原点回帰だッ!今後もまたぼくはこのスタイルで生きて行こう…!マリアさんやシオンちゃんの一件でぼくにはもう一途な恋は向いてないと理解したッ!
やっぱりぼくに最も合うのは今世紀最大のセクシャルパワー全開のセクハラ王子キャラってわけだッ!
過去に死んでいた最もふさわしいぼくよハァッピィバァースディッ!!まずは祝杯代わりの目の前の芳しき果実を楽しもうじゃ…!」

【つ、と左の人差し指が最も過敏な先端へと伸びるか伸びないかというギリギリのところで―――……それは飛来した】


――――…ドラ先生、悪いけどもうそうはいかないから……!


【髪にすり寄らせていた頭を、じっくりと髪を目で観察しようと離した事で彼女にしてみれば狙いやすかったらしい】
【音を切り裂くように……おそらくはドラから教わったその歩法、源義経のごとく八の戦船を飛び越えて行きそうな『八艘跳び』
―――…その勢いを活かすようにねじこむようなコークスクリューアッパー】


【ガクンッ!という音と共にドラの身体がカノンから離れ、勢いでドラが宙に浮かぶ】
【そこからタンッ!とカノンの横からさつきが跳躍した、後ろを振り向けば空中でドラの顔面に両飛びひざ蹴りでもかまそうとしているようにも見えた】
【しかし違う、さつきの狙いはドラ直伝の空中殺法であった、そのまま空中できりもみ回転していたドラの頭部をさつきの両膝で挟みこむとそのまま膝から落下する!』


――――――……源流ッ!さっちんヘッドクラッシャーッ!!!


「―――たわらばッ!!」


【顔面から着地したドラをクッションに技をかけるのを成功させ、やがてピクリとも動かなくなったドラを冷たい目線で見下ろすと】
【くりん、とカノンに柔らかい微笑みを向けながら近づき、手を差し伸ばしながら告げて来た】


―――…カノン、ありがとうね
983 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) :2011/06/21(火) 02:21:04.08 ID:sTkw3gCRo
>>982

【そんな彼女は、と言えば……】


……――――……――――ぅう……酷いです、本当に――――


【ぐす、とぐずりながら、紅い瞳いっぱいに涙をためて
声に滲むのは、水色の響き、彼女に手を差し伸べる、貴方にも気づかないぐらいに
大人びた彼女の雰囲気がはがれて、その奥からは、弱い弱い少女の姿がくっきりと浮かび上がってきて】

【震える声が、心を告げると、静かに降り注ぐ夜の色が、ぱぁ、と色を失ったかのように褪せて
彼女の周囲の闇が、深く、彼女に纏わり付く気がするだろう】


……次、こんなことなさったら――――……本気で怒ります、と、ドラに伝えておいてください
私はもう……かえって、帰って……帰ります――――……


【よっぽどショックだったのか、衝撃的だったのか、彼女はそう告げると、ばっと、あさっての方向へと走り去っていくだろう
そもそも、荷物も置きっぱなしだ、紙袋も山のように積んだままで
それほど、まあ――――……びっくりしたようで】

【それでも、去り際にさつきには、小さく手を振っていて
その光景が、貴女の脳裏に、残っているかもしれない】


/っと、眠気がきついからここまでかなー
/乙でしたー!愉しかったよー
984 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/21(火) 02:28:19.16 ID:bMEiEHM9o
>>981

【捨て子、と少女は言った、自分のことを…】
【そんな過去があったのか、とそんな事をサラッと言っていいものかと】
【男は少し困惑する、その両手を頭の上に載せ、自身の顔を隠すように手を持ってくる】
【そしてその手を外し男は言った】

「捨て子なの!?それはもしかしてその蛇神様の何かが有るのかもしれないね…」
「はたまた…君の運勢がもうそうなのかも知れないし…」

【まさか捨て子だとは思わなかった、先に自身の家は寺と言っていたので今はそこで住んでいるのか?】
【一人で寺に住み込んだりしちゃっていいるのか、それは謎である】

「てことは君は、今…その寺で一人で住んでいるとか‥…?」
【男は思ったのだその今まで聞いた情報をたよりに思考したそして出てきた結論は】
【捨てられて…その辺りを泣いて歩いているとその辺りに誰も使っていない寺があったので、そこで勝手に住んでいる】
【物凄い偏見に満ちたそんな考えである…、、、悪くいえばホームレス、そう言う感じである、まぁ男も今の現状人のことは言えないのだが…】

「いやー…なにか神様に守られてるってステキじゃない?」
「だから羨ましいなーなんてね」

【その思いは単純で、言葉のままである、神は全ての者を見守るとか言っているが、そうであれば悲惨な死に方をするものも居ない】
【ましてや異教徒、罪人を罰していた自分も入るわけがないと、そういう事である】
【そんな入るかいないか解らない、そんな神様が個人に付いているのだ、男としては守ってもらっている、特別な存在以外の何者でもなかった】

【そんな事を行っていると少女の次の言葉】

「守ってくれない…?あらま……そうなの?例えば今俺が襲っちゃったりしても?守ってくれなかったり?」
【此の男、悪気はないのだが、そんな事を言ってしまう、その言葉はただ呆然としてて、守ってくれると思っていたのに否定のセリフ】
【それに対してのただ呆然とした口調である】

【そして男が言った蛇みたい、その言語とともに急に笑い出す少女、今まで何というか何を考えているか解らない】
【心が読めないその少女が初めて表した感情、なにかその姿は新鮮であり男も顔がほころぶ】

「なんか変なこといったかっ?おーい…」
【一瞬笑って、そんな言葉、男は少女が笑った理由が解らなかった、しかしその言葉も次の言葉で理解した】

「あら…気にしてることだったのね…あらら…ハハハ…ハハ…」
「アッハハハ、ヒーーッ、アーッハハハハ!」

【その少女の笑いにつられ、男も笑い出すのだ】

「いやあ、申し訳ない申し訳ない…フフッ…そんな気にしてたなんて…思ってなかった、、もんだからついつい…」

【その笑いながら喋る言葉は途中途中が区切れて、何故かその言語を言ったあと男は息が切れていた】
【久しぶりにここまで笑った、やはり歳なのか、笑って息切れなんて情けない……】

「俺も、君みたいに気にしていることを言われて笑っている女性なんて初めてだよ……」
【その笑いを抑えて、息をおちつかせて、男は少女に言った】
【その言葉は息も切れていたせいもありどこか尻下がりであった】
985 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/21(火) 02:31:15.61 ID:pj04m/Cao
>>983

―――…ごめんねカノン、ドラ先生根はいい人なんだけど胸へのセクハラに関してだけは本当に信用できないの
次私の目の前でやったら、次はパイルドライバーを叩き込んでおくから今日のところはここで許してね…

【しょんぼり、と…まだ言いたい事が結構あったさつきは残念そうに気絶したドラを踏みつけながら告げた】
【だが実際もう帰り支度をしないといけない時間帯なのだ、やむをえないと彼女は割り切ると】

でも、でもこうやって襲われている人を助けるためにこのスーパーパワーを使えたらちょっとかっこいいよね!
さっそくちょっとだけ、ほんのちょっとだけだけどなんだか勇気が湧いてきたかも……!
アドバイスありがとうカノン!わたし、もうちょっとがんばってみるね!


【最後にそれだけ呟くと彼女はまだノビているドラの襟首を掴むとずるずる引きずりながら】


―――……それじゃあ、また縁があったらまた会おうねっ!


【それだけ告げて、彼女もまた去って行った】
【←To Be Continued...】

/乙でしたー!
/久しぶりにこのノリで絡めてなんだかとっても気が晴れた、ありがとうございますです
986 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/21(火) 03:02:36.07 ID:Co81sf0Mo
>>984

まぁ、捨て子というか、捨て子ね。一人ではないわ。住職もいるし、私以外にも人はいるわよ。

【少女は生れ落ちて、間もなく、寺に捨てられていた。言葉すら発せない頃のこと】
【故に、親の愛情はおろか、顔すら知らない。良心的な寺だった為、あるいはそこを選んで捨てられたのか、特に悲惨なこともなく今まで暮らしてはいるが】

なんだか、貴方の中で私がものすごく可哀相な子になっている気が…。

【男の心を読んだように、少女は半眼で言う】
【少女としては、自分が不幸だとか可哀相だとか、言うつもりはない】
【寺で育ち、業の法則を知る少女は、自らの境遇を嘆かない。一切智者以外に知る由もないことなのだ】

――そうね。祟り神は守ってくれないわ。

【一般的には、祟り神は、荒御霊であり畏怖され忌避されるものであるが、手厚く祀りあげることで強力な守護神となると信仰される】
【また、恩恵をうけるも災厄がふりかかるも信仰次第とされる。すなわち御霊信仰。その性質から、総じて信仰は手厚く大きなものとなる傾向がある】
【少女を祟る蛇神。それらは手厚く祀りあげられているかと言えば、神による、だろう。なにせ数が多いのだ。蛇と名の付くもの全てである】
【御霊信仰の点から祀られているものもあるし、化け物として放置されているものも多い】

貴方に襲われたときは、私が私を守るしかないわね。

【ニッコリと微笑み。笑顔とは裏腹に、少女の髪が動く。それは明確な意思と共に。少女が、少女の能力が、先の言葉の通り、自衛の名の下に動いた】
【するりと這い出るように伸びる髪。目に見えて急速に伸びる。一房程度の後ろ髪の一部が左右で計2ヶ所】
【髪が変質する。その強度を高める。強度は最高にして最硬。そして、蛇が鎌首を擡げるが如く、先端が持ち上がる】
【トドメとばかりに、持ち上がった先端がドリルのように捩れる。髪の毛であるからして、巻き髪と言ったほうが適切だろうか】

【一瞬で出来上がったのは、髪の毛で作られた凶器。少女の左右に伸びて空中で静止し、男を威嚇する2本の蛇のような印象を受ける漆黒の槍】
【これを、10本ほど作り、最速で撃ち出すのが、少女の得意技。因みに、威力はコンクリートブロック壁を突き抜ける程度】
【鋼鉄よりも硬くなり、かつて、竜の翼すら撃ち抜いたことがある捩れた髪の毛の先端が月光を受け、闇に煌めいた】
987 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/21(火) 03:29:03.72 ID:bMEiEHM9o
>>986

【その言葉を聞き男は溜息を着いた、呆れたような、そんな溜息ではなくどこか安心したような溜息である】
【男の想像上の少女は物凄い不幸な少女であった、そんな少女ではなくてよかったと】
【そんな少女であったとしても、男には何も出来ないわけではあるが…】
【とにかく、誰かと一緒に暮らせることはいい事である、こんな年齢の少女が1人で暮らしているなど考えたくもない】
【ああ、良かったと、そういう意味でのホッとしたようなそんな溜息でもある】

「ああ、いやいや…やはり最低の事を考えていたほうがね、いいじゃない…想像を越える生活だったら何も言えなくなるしねぇ…」
【何が男をそうさせるのか、常に最低のことを考える、誰もが嫌なことである、出来れば最低の事など考えたくもない】
【だが、其れを考えておけば、それに対処できるように考えておけば、どんな事にでも隊をう出来るとそういう事である】
【男の思考は全てにおいて、まず最低のことを考える事、そこから始まるのだ】

「へぇ…なにかとっても怖いんですが…」
【少女の髪はあという間にその形を変形させて、なにやらトテモ恐ろしい物が出来上がる】
【その形、その色、全てにおいて恐ろしい、あんなものでやられた時には‥………】
【想像するだけでも鳥肌がたつものだ……男はその顔を左右に激しく振り何かを振り切るように少女を見た】

「まぁさ…襲う気はないからね…いや…割と本気で、」
「だからそんな物騒な物はしまって欲しいかなとかなんか言っちゃったりね…アハハ…」

【ものすごい勢いで意気消沈である、此れが自分を弱く見せるための芝居なのかは解らない、】
【だが今現実に、男はその光景にたじろいでいるのである】
【その苦笑いとともに男は頭を掻く、】

(いや…これはどう見ても…呪われているレベルじゃないだろう…その力を完全に操作してるじゃないかっ…)
(この少女…恐るべし……蛇神の力…恐るべし……っ)
【そんな事を考えながら男は自然に一歩後ろに下がるのであった】

「いやあ…触らぬ神に祟りなし…とはこのことかもねぇ…」
「私は余計な事をしてしまったのかっ……」
【余計な一言を言ってしまったのか…眠れる者を起こしてしまったのか…そう思いながら終始苦笑いの男である】

「そっ…そういえば名前聞いてなかったね…私はリオ……リオ.ウルフスタンだ、よろしく頼むよ…アハハ……」

【その話題を変えようとしたのか、唐突に話をすり替えようとする男である】
【なにか色々言葉に出してはいけないことを言った気がするが…そこは男も気づいては居ない、思ったことを単に行ってしまっただけ】
【自然に言ったことであり、考える前に口からでてしまったのだ、今更しょうがない事である】

988 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/21(火) 03:48:19.93 ID:Co81sf0Mo
>>987

冗談よ。

【2本の槍を携えた少女は冗談だと言う。顔は真剣だ。瞳の色は獲物を捕らえる時の捕食者のソレである】
【ちょっと過剰な、その反応は、少女の自己防衛の意識の高さだろうか、それとも別の何かだろうか】

【表情はそれとして、少女は2本の凶器を下げる】
【不自然に伸びてしまった2ヶ所に合わせるように、少女の髪型全体が変化を始める】
【結果として、少女の身長よりも長くなってしまった髪を、少女は慣れた手つきで結い上げる】
【懐から、装飾の無い簡素な簪。中心にブスリ。本日の髪型は、サイドポニーっぽい感じの何か】


――まぁ、貴方には、もう4人も素敵な人がいるじゃない。
私には十字架に切られる趣味は無いしね。

【巻き添えはごめんだわ。と、言ってのける】
【毒蛇ではないが、毒は吐くのが、この少女】

リオ.ウルフスタン、…ふぁぁ。

【名前を聞いて欠伸とか自由だ。失礼とかそういうことをものともしない感じ。この子はそんな子だった。なんか調子が戻ってきた。そう感じる夜更け】

私は、蛇迷寺(だめいじ)。蛇が迷う寺と書いて、蛇迷寺。
蛇迷寺 経亜(だめいじ へあ)
私、自分の名前が嫌いなの。今度、呼ぶときは苗字で呼んで頂戴。

【そう言えば寺育ちだということを思い出させる、そんな苗字】
989 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/21(火) 04:15:17.92 ID:bMEiEHM9o
>>988

「冗談には見えなかったんだけどさ……」
【男は小声で一言、ボソッと話すのであった、その呟きが少女に聞こえるかは不明ではあるが…】

【少女の髪はまた姿を変える、そしてその長い髪を少女は器用にたくし上げるのであった】
【出来上がったのは其れは見事なサイドポニーであった】
【男はその様子を口を開けながら眺めるのであった】

「いやぁ…さすがだね…慣れていらっしゃる…」
【その芸当に関心し、男は手を組み頷くのであった、そこまでの長い両の多い髪、扱えるなんてステキであると】
【やはり女性は素晴らしい、なと、頭を掻きながら、その短い髪の毛を掻きながら思うのであった】

「いや、タダの五月蝿いおば…」
【おばば、とそう言おうと思ったのだが言うのを辞めた、特に何も害はないが、機嫌損ねられても困るものがあるから、言う事を聞かなくなっても困るから】
【そんな自体に成るのかは不明だが、とりあえずその口は噤むのであった】

「そうだね、お互い傷つけ合いたいわけじゃないからね、」
【その少女の様子を見て空を眺める、先程の暗闇とは違い明るくなってきそうな、そんな空であった】
【腕にあった時計を眺め、その空の明るさにも納得するように頷く】
【少女もそろそろ眠たくなるそんな時間帯か…欠伸がでるのも自然なことだと、そう思い、やはり少女なんだなと、そう感じて顔がニヤつくのであった】

「そうか…名前が嫌いとはまた寺の娘が言うことじゃないね…フフッ、」
【名とは神が授ける物という、寺にいる、その聖職者が、自分の名を嫌いだとは…まぁ男も言えることではない】
【聖職者のくせに、聖職者らしからぬことは色々してきたものだから、ギャンブルに女遊びと、まったく酷いものである】

「ん、まぁー、よろしく蛇迷寺………さん……?」
【何故か最後のクエスチョン、まぁ苗字を呼び捨てにするのもまた変だなと思いつけた程度である】
【それにしてもだめいじ、へあ……ダメージヘアー】
【少女のその髪とはまた対照的なそんな名前で、ニヤニヤしながら良からぬことを考える男であった】

「覚えておくよ、何か……忘れられそうもない名前だしね…」

「では、、また、会える時まで……お姫様…」
【そう言って、また一礼する男であった、その寺育ちだと一目でわかるその名前、特徴的なその名前】
【男は忘れないだろう、女でもあるから、一度合った女は忘れないのだ、そういう男である】

/ここらで締めときましょうか、時間が時間で、そろそろ私も寝てしまうかも知れなく
/また迷惑を欠ける恐れがありますので…
990 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/21(火) 04:48:09.72 ID:Co81sf0Mo
>>989

【男の声が聞こえたのか何なのか、少女は無言の笑顔を返した】


まぁ、いつものこと、だから…

【頭の横に作った、おだんごの形を整えつつ、簪の刺さり具合を安定させつつの微調整をしながら少女は答える】
【結局、長さが長さなので、結い上げても、その先は腰の辺りまで伸びてしまっている】
【帰ったら少し切ろうか。そんなことを考えつつ、微調整完了】

【少女の髪は無限に伸びる】
【終わりなき永遠、生命力、繰り返される再生。それら蛇神の能力が、最も顕著に顕現した場所こそ、髪】
【髪の毛だけである。眉毛とかは自由には伸びないのだ。何故、髪の毛だったのかは分からない】
【案外神(かみ)≠ニ髪(かみ)≠ナ呼び方が一緒だったから、とか、ふわふわとした理由だったりするかもしれない。この少女に憑くような神だし】

――なによ

【ニヤついた男を一瞥し、言い放つ】
【良からぬことを考えているのではないか、と少女の顔には書いてあった。やっぱり一発ぶち込んでおこうか、とも書いてあった】

名前はね、大切なものだから、

【存在を固定し、命を与え、時を刻むための唯一の道具。名前】

だから、私は、――私の名前が嫌いなのよ。

【自嘲気味に笑う。名前の価値は次の機会にでも少女の口から語られるだろう】


――えぇ。またいつか。

【踵を返し、ふわふわのスカートの裾を返して、少女は一礼した男に背を向け、言葉の続きのため、首だけで振り返る】

またいつか、出会えるでしょう。――…、迷わなければ、ね。

【最後の言葉は自らに言い聞かせるように儚かった】
【そのまま少女は前を向くと、ふわふわした足取りで去っていくだろう】


/お、お、お、お疲れ様でした。無事〆られて良かったです。
/朝です。ちょっと自分のレスの遅さに我ながら戦慄を隠し切れません。申し訳ないです。精進します。
991 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします [sage]:2011/06/21(火) 05:01:00.79 ID:bMEiEHM9o
>>990

「ああ、なにも無いから何も…気にしなくていいから!」
【その言葉からは、何か一発ぶち込みたい、そう書かれていた、顔に書いてある、正に其れである】
【男はそんな少女を宥めつつ、あたふたと言葉を出すのだ、直ぐ様に、煽り立てるように】

「フフッ強ち…間違えでもないかもね…」
【その言葉は何に対してか、それは解らなかった、少女が去ったあと男は一人でそう呟いた】
【不思議な神さまだ、恨んでいるやら、守っているやら、最初の少女が気づかなかったその髪の動きもそうである】
【本当に恨んでいるのか?楽しんでいるのではないか…神だけに……髪か…】
【そんな訳の解らんことを思う男性は、少女の背中を見送った】


「ああ、また会えるといいな…また、いつか…その時は聞かせてくれ…その君の名のその意味を、名前の価値というものを…」

【そう言って男も背を向け去るのであった、何か大事なことを忘れている気がするが……】
【そう…帰る場所がないのである……男は野宿することになるであろう、その表情は最後まで苦笑い、その者であった】

/こちらこそ、遅レス申し訳ありません……私も、また早く返せるように精進しますので
/また機会があればよろしくお願いします!そして何度も引き伸ばしたことも申し訳有りませんでした!
/それではお疲れさまでした!楽しかったです!
992 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/21(火) 18:34:31.47 ID:JFDlU//eo
【水の国・公園】

……もう夏かぁ……

結構早いものですねー……

【赤い長髪に緑の瞳で
上は赤のTシャツの上に黒いパーカーを羽織っていて、下はジーンズ
と言う格好の高校生位の少女がベンチに座って居た】

【少女の腰の右側にはホルスターが収められており、そこから装飾の施されたコルトパイソンが見える】

993 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/21(火) 18:58:57.17 ID:Srn+GlwD0
>>992

あの!すいません!!

【そう少女に話しかける少年がいる】

【顔はやや中性的で幼さが抜け切れていないような顔つきである】
【車椅子に乗っていて黒の半そでの寝巻きを着ているのだが】

【首から下、そのすべてが包帯に覆われていたのである】
【まるで重病患者が病院から抜け出したかのような格好である】

かくまって、ください、少しだけでいいんです。

【息も途切れ途切れにそう言う】
【顔には大量の汗がにじんでいた】
994 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/21(火) 19:02:02.51 ID:yrG+XDJvo
【墓場】

うー眩しい

【墓石をどけて下からでて来たのは、紫色のローブで全身を包んだ青年だった、フードで顔は見えていない】

戦いは嫌いだけど、適当に人ぶっ[ピーーー]か

【彼は 新 ≪No.666≫ で、実践経験0である、腕に666と書いた腕輪を付けて居るので機関の人間だとわかるだろう】

995 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/21(火) 19:05:58.97 ID:JFDlU//eo
>>993

えっ!?あ、あの?……

【いきなり現れた少年に驚きを隠せない様子で】


…はい、分かりました…
この公園だと…あそこが良いでしょう…

【しかしその少年の必死な様子を見て、後ろから車椅子を押し始める】


…ここなら見えないはずです…

【そして、少年を適当な茂みまで移動させる】
996 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/21(火) 19:16:03.99 ID:Srn+GlwD0
>>995

【少女と少年が隠れたちょうどその時、一人の女性が公園の入り口付近に現れる】

”断罪様ー!”、断罪様はいずこー!!

【辺りを見回し、公園内を走っている】

【黒のオーバーオールを着ているのだが中にシャツの類を着ていないという】
【夏場は良くても冬場は寒いこと間違い無しの格好である】

【腰まで伸ばした黒髪をポニーテールにしている】
【だが、腰にはおおよそ一般人が持つようなものではないものがあった】

【刀、である】
【柄、鍔、鞘、刀身までもまるでガラスのように透明な、刀であった】

・・・全く、どこに行ったのですか。

【女性は辺りをきょろきょろ見回している】

997 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(岡山県) :2011/06/21(火) 19:18:29.36 ID:yrG+XDJvo
【公園】

適当にぶっ殺せそうな奴いねぇかな?

【紫色のフードの青年がただ公園をふらついている】

機関に入ったのはいいけど、まず何をすれば...

【悪の組織とは聞いていたが、何をしようかと考えて居た】

とにかく、戦闘だ!
998 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/21(火) 19:19:54.47 ID:JFDlU//eo
>>996

(もしかすると…あの人から?…)

【公園に入ってきた女性を見て、ふとそう思い】

少し待ってて下さい……

【少年にそう言うと】



あの……どうかしましたか?…

【茂みから少し離れた場所から出てきて、さも自然に女性に話しかける】

…もしかして、誰かとはぐれてしまったとか?…

【女性に気取られ無い程度に刀を確認しながらそう尋ねる】
999 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(関西地方) [sage]:2011/06/21(火) 19:32:47.08 ID:Srn+GlwD0
>>998

【第三者の視点で見てみれば、ただ少女がやや年上の女性に話しかけた、といった感じだろう】

【それだけなら、何のことは無い、普通の光景だろう】



・・・なんですか?あなたごときが、”我等”の事情に口を挟まないでいただきたい。

【その女性が、突如殺気を放たなければ】


【邪魔だ、[ピーーー]ぞ、】
【そんな言葉が今にも出てきそうな顔で、少女を睨む】

・・・鬱陶しい。急いでいるのでこれで。

【出てきた言葉は多少はましな言葉だったが】
【不快に感じることは間違いなだろう】


【あっという間に、女性は走り去っていった】


//すいません飯です。
1000 :以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします(大阪府) [sage]:2011/06/21(火) 19:39:16.35 ID:JFDlU//eo
>>999

……っ

【女性の殺気に少し押されながら】


す、すいません…
迷惑だった様ですね…

【あくまでも平然にそう言って頭を下げる】


【そして女性が出て行ったのを見てから】



……ふう…

【大きくため息をついてから少年が隠れている茂みに戻る】

あの女性は出て行きました…もう大丈夫ですよ…

【そして少年に向かって、軽く微笑みながらそう言うj】


/分かりましたー
1001 :1001 :Over 1000 Thread

 ,.――――-、
 ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、   【呪いのパーマン Ver2.0】
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地下鉄あびこ駅員の態度はなぜ悪い @ 2011/06/21(火) 19:37:04.58
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ブランド偽物 雑貨・小物 サングラス コピー商品激安→ok-brand.com← @ 2011/06/21(火) 18:56:24.24 ID:qZukoM/D0
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ミサカ9982号「ようこそ『死んだ世界戦線』へ」 @ 2011/06/21(火) 18:22:37.08 ID:+F9a2npDO
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乱立荒らしなんとかしろよ @ 2011/06/21(火) 16:25:41.10 ID:7MzcXHRdo
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QB「僕と契約して魔法少女になってよ!」 のび太「ぬぅ?」 @ 2011/06/21(火) 16:15:33.17 ID:wG3B8Xdt0
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デコログで痛い奴 @ 2011/06/21(火) 16:03:09.88
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全裸なう なんて書き込む神奈川県民はカスやな @ 2011/06/21(火) 15:50:06.64 ID:rjibo4duo
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デコログで痛い奴 @ 2011/06/21(火) 15:35:28.69 ID:l+CSYS/AO
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