634: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/05/23(月) 01:19:14.47 ID:+1M4Crvn0
結局の所村民達は、真実を知ることもなくその日の内に死んだ。
日の光を浴びて消滅したのではない。殺されたのである。
635: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/05/23(月) 01:19:57.31 ID:+1M4Crvn0
その時の光景を、少女は今でも覚えている。
自分の見知った人々が。
636: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/05/23(月) 01:20:51.72 ID:+1M4Crvn0
その地獄を経験しながら、彼女がこれまで正気を保っていられたのは。
村の皆が最後まで少女の身を案じていてくれていたと言うことだろう。
己の内から沸き上がる吸血衝動。『吸血殺し』によって制御不能となっていたはずのそれを、
彼等は最後の最後まで理性によって押さえつけようとしていた。少女を傷付けまいとしていた。
637: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/05/23(月) 01:21:59.89 ID:+1M4Crvn0
(だけど。 ただ一つだけ。 願いがあるとしたら。)
638: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/05/23(月) 01:22:35.87 ID:+1M4Crvn0
(……っ。 ちょっと。 風に当たりすぎたみたい。)
639: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/05/23(月) 01:23:18.86 ID:+1M4Crvn0
腐りかけた肉を顔に押しつけられたかのような、独特の臭い。
一度嗅いだら最後、彼女の鼻を、気管支を通り過ぎて肺までをも浸食していく。
640: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/05/23(月) 01:24:29.45 ID:+1M4Crvn0
(何か。 良くないことが起こってる。)
641: ◆A0cfz0tVgA[sage saga]
2016/05/23(月) 01:24:59.40 ID:+1M4Crvn0
今日はここまで
質問・感想があればどうぞ
642:名無しNIPPER[sage]
2016/05/23(月) 01:51:08.37 ID:2PBF6uV2o
乙です
643:名無しNIPPER[sage]
2016/05/23(月) 06:32:39.24 ID:WrCdXlDo0
着信アリ。
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