高森藍子が一人前の水先案内人を目指すシリーズ【ARIA×モバマス】
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29: ◆jsQIWWnULI
2020/08/08(土) 19:26:19.97 ID:b+VIQ/E60
「でも、『でっかい猫の影』って、いったい何のことなんだろう?」

私はアリア社長が通ったであろうとなんとなく思った水路を、ゴンドラを漕ぎながら進む。

「ああ、それは、『猫の王国』伝説ですね」
以下略 AAS



30: ◆jsQIWWnULI
2020/08/08(土) 19:28:25.78 ID:b+VIQ/E60
「だいぶ漕いでるけど、アリア社長の姿、見当たらないね」

「そうですね」

アリア社長の後を追いかけて狭い水路に入ってから、いったいどれくらいの時間がたっただろうか。私たちの頭上には空があって、お日様が辺りを照らしている。そしてその恩恵を受けようと、洗濯物が水路をまたいで架かっている。ネオ・ヴェネツィアのよく見る風景。日常に溶け込んだいつもの景色。だけど、これは……
以下略 AAS



31: ◆jsQIWWnULI
2020/08/08(土) 19:30:19.73 ID:b+VIQ/E60
アリア社長が先に行っている通路は、どうやら先ほどの建物たちと同じような建物の中にあるらしく、今度はそれら建物を中側から見ることができた。中側も、今のネオ・ヴェネツィアでは考えられないほど武骨な様子だった。そして、先ほど通ってきたあの狭い水路と同じような静けさが漂っていた。

「なんだか、時間の流れがここだけ違うみたい」

「そうですね……この空間だけ雰囲気が違いますね」
以下略 AAS



32: ◆jsQIWWnULI
2020/08/08(土) 19:32:47.50 ID:b+VIQ/E60
しばらく時間がたち、再びあやめちゃんが口を開く。

「やっぱりさっきもここ通りましたよね?」

「うん……そうかも……でも、まっすぐ進んでるわけだし……」
以下略 AAS



33: ◆jsQIWWnULI
2020/08/08(土) 19:38:27.41 ID:b+VIQ/E60
「にゅ」

「……あ」

アリア社長が示した方には、いつの間にか外の光が少し見える通路があった。
以下略 AAS



34: ◆jsQIWWnULI
2020/08/08(土) 19:41:48.19 ID:b+VIQ/E60
また来週新しいやつを書きます。よろしくお願いします。


35:名無しNIPPER[sage]
2020/08/08(土) 23:16:18.27 ID:4PXWqFAyo



36: ◆jsQIWWnULI
2020/08/16(日) 18:44:21.25 ID:zzfrO0HF0
こんにちは。今日も書いていきたいと思います。


37: ◆jsQIWWnULI
2020/08/16(日) 18:45:13.09 ID:zzfrO0HF0
高森藍子「希望の丘・夕暮れの街」


前略

以下略 AAS



38: ◆jsQIWWnULI
2020/08/16(日) 18:46:13.27 ID:zzfrO0HF0
「あ、アリア社長!ありがとうございます、これですよこれ。流石です!」

「ちゃい!」

そんな私をしり目に、アイさんはアリア社長にそう言う。アリア社長が引きずっているのは四角く茶色いバスケットだった。褒められたアリア社長は胸を張って威張っている。アイさんはアリア社長から受け取ったそのバスケットをキッチンに持っていく。
以下略 AAS



39: ◆jsQIWWnULI
2020/08/16(日) 18:47:36.22 ID:zzfrO0HF0
今日の海は、昨日と少し違ってさらさらしている感じがする。オールを漕ぐ手の感触からそんなことを思う。あの後、あずきちゃんとあやめちゃんとの合同練習が今日はないことを確認された私は、アイさんに連れられるままゴンドラに乗りこんだ。そして、大きなバスケットを持ったアイさんとアリア社長を乗せ、今ゆっくりとゴンドラを漕いでいる。

「それでアイさん、どこに向かうんですか?」

私はゆっくりとオールを漕ぎながら、アイさんに目的地を尋ねる。
以下略 AAS



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