過去ログ - 唯「ボディがお留守だよ!」
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761:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/01(火) 00:31:56.03 ID:Dar58s6AO
律「と、私は思うんだよ」

純「はぁ、そうですか……」

 人外の闘いの場から散開した律達は各々が唯のメンターを探し求めて施設内を闊歩していた。
以下略



762:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/01(火) 00:32:27.42 ID:Dar58s6AO
律「え?」

純「私の事嫌いだと思ってたんですけどね。そうじゃないなら良かったんですけど、違いますよね?」

 少しだけ哀しげな表情を一瞬だけ浮かべて純はいつもの気が抜けたような表情に戻った。
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763:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/01(火) 00:33:01.98 ID:Dar58s6AO
純「私が軽音部の外から見てた律先輩はそんなに大人しい人じゃなかったですけどね」

律「……どういう事?」

 肩からずれ下がってきた梓をもう一度背負い直し、純は呆れたような溜め息を吐いた。
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764:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/01(火) 00:33:33.21 ID:Dar58s6AO
 純の発言は一瞬だけ律の琴線に触れたようで、彼女は僅かに眉を顰めた。

律「だからだよ。もしあの場に澪が来たら、あの化け物にも勝っちまいそうな気がするんだ」

純「? なら良いじゃないですか。私は元からそのつもりでしたけど……」
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765:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/01(火) 00:34:10.21 ID:Dar58s6AO
 澪が絶対の彼方を越えてから律は密かに独り悩んでいたのだ。
今まで変わらずに側にいてくれた人が終わってしまう。
闇に墜ちてゆく自覚も無いまま、何処で間違ったのかも分からぬまま。
それを見ている事しか出来ない自分が恨めしく、妬ましい。

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766:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/01(火) 00:34:38.41 ID:Dar58s6AO
律「なんでかな。分からないけど解っちまうんだ」

 解らなけりゃ良かったのにな、そう呟いて律は痛々しく微笑んだ。

純「…………」
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767:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/01(火) 00:35:09.00 ID:Dar58s6AO
純「大丈夫です。私馬鹿だから上手には言えませんけど……。律先輩が居れば何とかなりますよ」

 きっとこの先何が起きてもぶれる事は無いのだろう。
恐らくこの先律が手にする真直ぐな力に敬意を払い、純は力強く頷いて駆け出した。

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768:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/01(火) 00:35:44.49 ID:Dar58s6AO
 鉄壁。完全生命体。氷の女王。活人鬼。絶対無敵。天下無双。
 彼女の強さ、恐ろしさを表す単語を挙げるとするならば枚挙に暇が無い。
だがそれらの言葉の大半が強さの最上級を表す事から、彼女の強さが途方もない領域に達しているのは分かるだろう。いや、強さという凡人の物差しで彼女を測ろうとする事自体おこがましいのかもしれない。

澪「あ……ぁ……」
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769:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/01(火) 00:36:10.64 ID:Dar58s6AO
 刀身の半ばから真っ二つに折れているそれは既に輝きを失い、ただの鉄屑と化していた。
 剣士の誇りを折られた澪を奮い立たせるものなど何も無い。

憂「折れちゃいましたね、刀」

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770:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/03/01(火) 00:36:53.62 ID:Dar58s6AO
憂「初めまして、秋山 澪さん。平沢 唯さん」

 唯と瓜二つの容姿でも憂から放たれる禍々しいものはあまりにも唯とかけ離れていた。
だがそれが唯の中に居る彼女のものと似ているわけではない。
禍々しいという点のみで共通し、それ以外はむしろ真裏、対極に位置すると言っても良いだろう。
以下略



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