過去ログ - 上条「まきますか? まきませんか?」
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423:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2010/12/20(月) 00:00:46.18 ID:Rs5RHhoo
「でも」

 部屋の出口―――セーラー服がドアを開けかけている―――に向けて歩きながら、水銀燈は口を開いた。

「貴女もよっぽど悪趣味よねぇ。昨日どころか、あの時から私のことを覗いていただなんて。淑女の風上にも置けないわぁ」
以下略



424:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2010/12/20(月) 00:02:35.16 ID:Rs5RHhoo



 上条との遭遇が美琴にとって完全に予想外となったのは、昨夜の一戦が原因だった。
以下略



425:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2010/12/20(月) 00:03:34.38 ID:Rs5RHhoo
 さて、とは言っても上条にそんな苦労がわかるわけもない。

 彼は素のままの表情で、

「こんなところにっつっても……俺の住んでる寮、この近くだしさ」
以下略



426:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2010/12/20(月) 00:04:25.76 ID:Rs5RHhoo
「……」

 違いないが、

(……)
以下略



427:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2010/12/20(月) 00:06:24.67 ID:Rs5RHhoo
(ヤバッ、さっきまで走り回ってたから…!)

 いくら能力を用いて身体機能を増強・調整しても、美琴も人間である。走れば息は切れるし、汗もかく。

 呼吸の方は収まっているが、汗はなかなかそうは引かないものである。
以下略



428:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2010/12/20(月) 00:07:25.77 ID:Rs5RHhoo



 まだ人通りの少ない午前中の道を、姫神は難しい顔をして歩いていた。
以下略



429:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2010/12/20(月) 00:08:27.11 ID:Rs5RHhoo
「……」

 結局のところ、姫神には、薔薇乙女への疑念を確信するだけの材料がなかった。

 それどころか真紅は自分の恩人である小萌の危険に駆け付けるなど、むしろ恩を感じてしかるべき態度をとっている。この段階で彼女を否定する要素は、客観的には皆無と言えるだろう。
以下略



430:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2010/12/20(月) 00:09:43.49 ID:Rs5RHhoo
(って。私。何考えて…。)

 当初は割と真剣なことを考えていたはずなのだが、いつの間にかまったく違う方向に思考がいっていた。

「……。」
以下略



431:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2010/12/20(月) 00:11:07.78 ID:Rs5RHhoo



「貴女が。超電磁砲」
以下略



432:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2010/12/20(月) 00:12:37.78 ID:Rs5RHhoo
 一方、

「な、なによアンタ」

 と、美琴は上条を見る。
以下略



433:上条と真紅 ◆zEntDqWLlc[sage saga]
2010/12/20(月) 00:13:49.95 ID:Rs5RHhoo
「……。……。」

「え、そ、そうなの?」

「当たり前だろ? そんな姫神が俺なんかとデートするわけないって」
以下略



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