過去ログ - 智「さあ、おとぎ話をはじめよう」
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64:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/12(水) 22:48:11.82 ID:sZDacFKmo
繰莉「ふむ。じゃあともちゃんね」
智「……うん、別にいいや」
思考放棄。
65:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]
2011/01/12(水) 22:49:13.79 ID:QRexX1jVo
A / ∩___∩ \_WW/
・ ≪ | ノ ヽ ≫ A ≪
A ≪ / ● ● | ≫ ・ ≪
・ ≪ | ///( _●_)//ミ ≫A ≪
A ≪ 彡、 |∪| 、`\ ≫ ・ ≪
66:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/12(水) 22:50:11.86 ID:sZDacFKmo
繰莉「こほん。……そして今、我々は観測するのさ」
繰莉「ほら――もう、いるよ」
それを合図にしたように唄が強くなる。
67:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/12(水) 22:55:54.75 ID:sZDacFKmo
紅の光が消える。
電気すら通っていないビルは闇に覆われる。
けれど、僕らはそんなことを気にせずただ目の前で唄う少女を見ていた。
唄が近くに聞こえる。身体の中に入り込んでくる。
68:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/12(水) 22:57:16.17 ID:sZDacFKmo
――現れるのは紅い腕。
今まさに何かに手を染めてきたかのような紅い腕。
――現れるのは蒼い足。
地獄で色を忘れて、血を通わせていないような蒼い足。
69:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/12(水) 23:10:25.46 ID:sZDacFKmo
一週間と少し前の、夜子の事を思い出す。
あの足元のボード――あれも、こんなものによく似ていた気がする。いや、きっと同じだ。
形は違えども、起源は一緒。
それは、ポメラニアンやゴールデンレトリーバーを同じ犬だと判断するように。男爵とメイクイーンをじゃがいもの種類だと思うように。
70:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします[sage]
2011/01/12(水) 23:18:12.36 ID:wLo99zNyo
>>57
せめてセンターまで
できれば2次までやってくれるとうれしいなー
71:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/12(水) 23:20:15.58 ID:sZDacFKmo
央輝は僕を足蹴にして、自分もすぐさま避ける、という行動は間違っていなかった。
しかし――避ける方向を間違えた。
騎士から距離を取るのではなく、動きにくい懐の方向へと動くべきだったのだ。
騎士は一歩で距離を詰める。
72:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/12(水) 23:22:31.66 ID:sZDacFKmo
――唄が聞こえる。
少女Aは目の前の惨状にもかかわらず、ただ唄う。
何かを求めるように。
僕らを呼んだ時とはまた違う。
73:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします
2011/01/12(水) 23:30:35.48 ID:sZDacFKmo
ギィン!と。
成り立ての夜の静寂を打ち破る金属音。
唄は何時の間にやら止んでいた。
けれどそんなものは関係ない。
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