5:とある複製の妹達支援
2011/01/04(火) 16:51:08.86 ID:b0/xX/o0
夜の街を駆けながら生は叫ぶ。
生(椿)「なんで今更、あんな所に入りこむんだよ!?」
焦りの感情を隠す訳でもなく電話越しの相手にぶつけてしまう。
6:とある複製の妹達支援
2011/01/04(火) 17:16:17.95 ID:b0/xX/o0
生(一)『プラントの移設に気付く可能性のある人間は既にこの世には一人もいない』
……そうだ。
『悪滅』に参加していた他のクローン達。
7:とある複製の妹達支援
2011/01/04(火) 17:35:48.15 ID:b0/xX/o0
連鎖するように椿は思い出す。『後始末』の内容を。
仲間達の遺体も何体、解剖したか分からない。
あの時は、事後調査やら関係者の護衛やらを任された他の『残留組』を羨ましく思ったものだ。
8:とある複製の妹達支援
2011/01/04(火) 17:59:09.01 ID:b0/xX/o0
そもそも、クーデター事件で廃棄された後もプラントはそのままにされていた。
破壊されたセキリュティや防衛システムだけは復旧させて、だが。
その目的はクローニング技術を狙う輩に対する疑似餌である。
9:とある複製の妹達支援
2011/01/04(火) 18:39:21.23 ID:b0/xX/o0
〜首相官邸地下通路〜
かつて、アクメツ達の文字通りのライフラインとして機能していた旧クローンプラントは首相官邸地下300bの秘密施設にある。
よりにもよってそんな所にプラントを建造した神宮寺の発想というかセンスには色々と言いたくなる。
10:とある複製の妹達支援
2011/01/04(火) 18:46:37.29 ID:b0/xX/o0
生(一)『あと、イヤホン通話に切り替えろ。さすがに片手が塞がったままは不味い』
生(椿)「そうだな……それにしても便利になったよなぁ、ここ数年で」
言われて椿は携帯を操作し耳に小型のイヤホンをはめる。
11:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![sage]
2011/01/04(火) 18:53:33.27 ID:YcaH1ISO
俺得すぎるだろ…支援だ
12:とある複製の妹達支援
2011/01/04(火) 19:12:40.69 ID:b0/xX/o0
生(椿)「しかし、すごいなこりゃ」
生(一)『何がだ?』
生(椿)「侵入者だよ。防衛系の設備が見事に潰されてる。焼け焦げて……ショートしてるのか?」
13:あはっぴぃにゅうにゃぁ2011![sage]
2011/01/04(火) 19:15:46.11 ID:VaMwZgso
おぉ立ってる
HKBと言った甲斐があった
HKB
14:とある複製の妹達支援
2011/01/04(火) 19:43:30.79 ID:b0/xX/o0
時間が動き出してから最初に投げかけられた言葉は病人を案ずるような声音だった。
生(一)『おい、医者の不養生とか笑えないぞ。眼科へ行け、眼科へ』
生(椿)「だって、倒れてるんだから仕方ないじゃん!?」
15:とある複製の妹達支援
2011/01/04(火) 20:21:00.91 ID:b0/xX/o0
なんかゴメン、と急に真剣になる一条に悲しくなるから素は止めて!? と涙目になって椿が咆える。
そんなやりとりをしていると、目前の少女の体が少し動いたように見えた。
生(椿)「っ!?」
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