320:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/29(土) 18:02:38.13 ID:iSm8z8mn0
(中にベアリングが入っているプラスチック爆弾もあるだろうが…爆弾の中に通電したら起爆する…有線でもあるめぇし…一体どういう原理だ、ありゃ)
麦野は誘導爆弾の正体を看破しようと推理を巡らしていく。
何故、人形があそこまで奇怪な運動を出来るのだろうか?
321:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/29(土) 18:04:45.81 ID:iSm8z8mn0
人形は美琴の制御化の元、麦野を爆殺しようと、それぞれが違う方向から麦野に殺到する。
「吹き飛べ…!」
322:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/29(土) 18:06:13.54 ID:iSm8z8mn0
麦野の弱点をカバーする為に学園都市の治安維持機関がかつて彼女に送ったもの、それがこの拡散支援半導体だった。
カードにビームを照射するとカードが飛散し、同時にビームも拡散すると言うわけだ。
単純な構造ながら、麦野が一対複数の戦いに陥った場合、かなり有用な道具だった。
323:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/29(土) 18:06:47.55 ID:iSm8z8mn0
麦野はそういうと指の先でバシン!と勢いよく人形を消滅させる。
しかし、その人形の背後には幻想虎鉄が…。
(なっ!人形の裏に…?ヤバイ!)
324:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/29(土) 18:08:07.60 ID:iSm8z8mn0
美琴の背中に隠していた人形だった。
麦野に気づかれないように背中にはっつけていた最後の切り札だった。
「…んの…ア…マァ…!」
325:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/29(土) 18:09:05.31 ID:iSm8z8mn0
「ここね…中枢は」
美琴は疲労でパンパンになった脚を引きずりながらもSプロセッサ社の中枢であるコンピュータールームに到着した。
フレンダの残していった人形の最後の一個を起爆させる。セムテックスは轟音を響かせ、パソコンの機器を吹き飛ばしていった。
326:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/29(土) 18:09:52.44 ID:iSm8z8mn0
(…何考えてるんだ私…人殺しなんて…でも…)
美琴は人殺しは出来ない、と思った。
327:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/29(土) 18:11:49.21 ID:iSm8z8mn0
「うるせぇよ…超電磁砲…!」
動揺する美琴をしり目に麦野は手のひらの中に原子崩しを顕現させる。
美琴は幻想虎鉄を顕現させて一気に切りかかる!が、麦野の顔に幻想虎鉄が触れそうになる瞬間。
頬をかばうように麦野が腕を顔の前に出す。
328:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/29(土) 18:12:49.99 ID:iSm8z8mn0
麦野の吐く罵詈雑言に美琴は言い返す気力もなかった。
大事な髪の毛を持って行かれた事と出血し、しかも失神していた事がよほど屈辱だったのだろう。
アイテムの女王は狂える化け物として美琴の前に立ちはだかった。
329:投げんな匙 ◆t4xyS9bQ1M[saga]
2011/01/29(土) 18:13:18.74 ID:iSm8z8mn0
「な…そ、それは…」
「そうね、えーっとフレンダさんだっけ?お宅の白人。…このテープを今ここで着火したら…どうなるかしら?」
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