過去ログ - 佐天「…アイテム?」
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502:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 01:14:00.92 ID:J4PEtpCFo

ステファニーはその目立ちすぎる容姿ゆえ、この暗殺稼業には向かない。
砂皿はそのことを慮り、何度もこの業界から足を洗うように警告したが、いかんせん、それは彼女には受け入れられない内容だった。


以下略



503:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 01:15:47.27 ID:J4PEtpCFo
(けど、結局、ここに戻ってきたって訳ね)


妹の口癖を不意に思い出して心中でつぶやいてみる。
久しぶりに対面したら妹は私になんていうだろうか?「バカなおねえちゃん」とか「何で早く迎えにきてくれなかったの」とか。
以下略



504:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 01:17:10.29 ID:J4PEtpCFo
両親が亡くなってから、ステファニーは両親に代わって、フレンダを守るために強くありたいと思うようになった。
カナダ軍に入隊したのもそれがきっかけなのかもしれない。


しかし、彼女がそう思えば思うほど、フレンダと会う時間はなくなっていった。
以下略



505:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 01:18:35.73 ID:J4PEtpCFo
(フレンダ、私は学園都市に戻って来たよ。一緒に故郷に帰ろうね)



ステファニーは妹を救おうと固い決意を胸に秘める。
以下略



506:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 01:19:31.17 ID:J4PEtpCFo
――アイテムの共同アジト(ステファニーと砂皿が下準備を始めたのとほぼ同時刻)

「ねぇねぇ」


以下略



507:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 01:20:50.65 ID:J4PEtpCFo
それに応えるように滝壺はフレンダの頭を優しくなでてやる。


その状況がしばらく続いて、フレンダはおもむろにベッドから立ち上がる。
フレンダを抱きかかえる体勢になっていた滝壺は立ち上がった彼女を見上げる。
以下略



508:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 01:21:45.27 ID:J4PEtpCFo
今日はまだ麦野から連絡が来ない。
急に仕事が入ることもあったが、現段階では仕事はない、と決めてフレンダは外出する支度に取りかかる。


「肩透かしになってもいいよ。私、仕事ない日はここでずーっとぼーっとしてるだけだし」
以下略



509:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 01:22:47.42 ID:J4PEtpCFo
――第十四学区 

ステファニー=ゴージャスパレスはバイク屋でハーレーのFLSTSBを購入する。

大排気量を備えたアメリカンバイク。バイカーの垂涎の的でもあるハーレー。
以下略



510:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 01:23:57.19 ID:J4PEtpCFo
ノックをして彼女はドアを横にスライドさせる。
職員室はやはり外国人受け入れの第十四学区らしく、外国籍の教員の姿が目立つ。


何人か見知った顔があり、ぺこりと挨拶をすると、ステファニーはその中に面会を希望する黒人教師を見出そうとする。
以下略



511:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 01:25:16.11 ID:J4PEtpCFo
「こんにちわ、久しぶりですね」


「久しぶりだな、ステファニー」

以下略



512:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/14(月) 01:27:03.25 ID:J4PEtpCFo
ヒュボッ…


しかし、期待と不安に渦巻く心境のステファニーの要求にはおいそれと応えない黒人教師。
彼はスーツの裏ポケットからデュポンのジッポーを取り出して、胸ポケットから取りだした煙草に火をつけていく。
以下略



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