591:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 20:52:08.78 ID:p/ocpvSSo
――アイテム共同アジト
「涙子、護衛の人と接触したのかな?」
592:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 20:52:55.57 ID:p/ocpvSSo
「……結局、問題はそこよね…」
「このまま、学園都市にいるつもりは…」
593:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 20:53:56.19 ID:p/ocpvSSo
アイテムという身内の中から出る裏切り者、彼女は、フレンダがいかなる理由を告げようと、そう判断し、フレンダの学園都市の脱出行を認めないだろう。
(裏切りは許さない…私がアイテムを辞めるって事が、もしばれたら…?)
594:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 20:54:26.71 ID:p/ocpvSSo
「…滝壺?」
「まだなにもしてないよフレンダ。考えすぎは止そうよ」
595:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 20:55:28.91 ID:p/ocpvSSo
――佐天の学生寮を監視しているベティとケイト
ケイトの無線が任務の更新を告げる。
全身漆黒の特殊部隊のいかめしい格好をしているこの人物に連絡をよこしたのは木原数多という猟犬部隊の指揮官だった。
596:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 20:56:13.24 ID:p/ocpvSSo
――柵側中学の学生寮付近のホテル
砂皿がステファニーのいるホテルに帰還する。
フレンダの連絡先を手にした彼はホテルのドアをノックする。
597:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 20:57:10.66 ID:p/ocpvSSo
「あぁ…日常の連絡は取ってもらってかまわないが、学園都市から貴様の妹と貴様が脱出しようとしている事やそれにかんする連絡は取らないように言っておいたぞ」
「そうですか、ありがとうございます。ここで妹に私がメールしてしまえば…それも意味ない事になってしまう可能性が有り得ますよね…我慢しなきゃ…!」
598:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 20:57:51.33 ID:p/ocpvSSo
冗談交じりだろうか?
砂皿には表情こそ笑っているものの、その目にはゆらと滾る炎の様な雰囲気を感じ取ったそうだ。
彼もそのオーラに答えるようにあぁ、と力強く頷いた。
599:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 21:01:00.88 ID:p/ocpvSSo
――アイテムの共同アジトの近隣マンション オスカー
マンションの部屋を急遽手配した猟犬部隊。
オスカーはそこの部屋から大胆にもカーテンをあけながらアイテムを監視していた。
600:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 21:02:45.53 ID:p/ocpvSSo
――佐天の学生寮を監視しているベティ
結局何も起きないのではないか?
601:投げんな匙 ◆ZBFBxXwTUM[saga]
2011/02/19(土) 21:03:18.35 ID:p/ocpvSSo
『俺だ…ケイトだ。そっちの様子は?』
「無線で遊ぶなって、ケイト。ばれたら木原さんに殺されるどころじゃ済まないぞ?」
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