過去ログ - お題を安価で受けてSSスレ
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933:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/10(木) 14:32:17.10 ID:wnylMJ4Jo
>>105

 昇降口から出ると、重たい空が待っていた。
 女子学生は振り仰ぎ、傘を持ってこなかった事を思い出した。
 家に着くまでには間違いなく降りだすだろうな、と憂鬱に予想する。
以下略



934:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/12(土) 04:59:17.48 ID:GzWJzT9Do
>>109

 夜の校舎裏にじじっと音がして、夜にも鳴く蝉はいるんだねと君は笑った。

 難しいと思っていたけれど、夜の学校に忍び込むのはそれほど骨ではなかった。
以下略



935:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/14(月) 14:12:16.85 ID:FCEbJPeuo
>>110

 春のうららかな日差しが、ビルに挟まれた広いストリートに降り注いでいた。まだ日が昇って二時間ほどだが、これから暖かくなるであろう気配を漂わせている。
 街路の木々は風に葉を揺らし、小さなささめきを生んでいた。
 そして日に照らされてゆっくりと温度を上げるアスファルト。その上を駆け抜ける一人の男がいる。
以下略



936:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/18(金) 15:09:09.39 ID:kFGwZ3HLo
>>112

 抜けるような青空というけれど、今日の空はそれでは表せない程に澄んで高く、遠い宇宙まで見通せそうに思えた。
 高校の屋上は周りの建物よりもそれに少しだけ距離が近い。
 油断すれば地球の重力がわたしたちを地面に括りつけるのをサボって、天高く吸い上げられそうな気分にもなる。
以下略



937:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/18(金) 15:11:05.15 ID:kFGwZ3HLo
底抜けの自由さを表現しようとしたけど上手くいかないと独り言

それにしてもあと63レスとは、結構先が長いや


938:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県)[sage saga]
2012/05/24(木) 23:48:14.54 ID:8oo2UOh+o
底抜けの自由さを表現するなら、学校からエスケープをすればいいのではないか。
と思ったら、出席日数が足りなくて落第なんだね、面白い。

前半と後半の雰囲気が変わっているのに、青空の下で一つの物語が纏まっているのが良いね。
好きな雰囲気でした。
以下略



939:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/25(金) 11:49:28.20 ID:GdeuJPpjo

>>159

 瓦礫を押しのけたその下に、彼女はいた。
 完膚なきまでに押し潰されて、既に面影は留めていないものの、体躯の小ささからかろうじて娘の方だと分かった。
以下略



940:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/05/29(火) 14:55:45.63 ID:7t3n70cXo
>>160

 乾いた砂の上に、風化によって朽ちかけた石がある。
 ここに置いたときには一抱えほどあったはずのそれだが、今はところどころ削れてなくなってしまっているようだった。
 だが、目印としての役割までは放棄していない。
以下略



941:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/14(木) 16:47:23.53 ID:Rx9kMhLIo
>>260

 薄暗がりに細く吐息を吹く。冷えた空気がすぐにそれを白く染めた。
 儚げに漂い、ぼんやりと渦を巻くように消えていくその靄は、彼の気持ちを代弁しているようにも思える。それを横目に、彼は歩き続けた。
 気温は低い。コロニーの外縁に近付くほどにそれは顕著になる。
以下略



942:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/14(木) 16:50:01.49 ID:Rx9kMhLIo
早く埋めたい、でもまだ60レス近くある
まあのんびりいくしかないか


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