110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/13(日) 03:02:18.64 ID:tKFe3RyAO
もしかして長門なりのジョークなのかもと少しばかり疑っていたが、長門は本当に駅前公園のベンチに座っていた。
「只今七時十分、十分の遅刻だなキョン」
長門よ、愛用のママチャリの寿命を二ヶ月は縮めて目的地の光陽園駅前公園に着いた俺に対してその言葉は些か冷た過ぎるんじゃないか?
111:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/13(日) 03:04:21.06 ID:tKFe3RyAO
「賢明だよ、そういう女は人格に重大な欠陥がある場合が多い」
……もう何も言わないよ、どうせサラッと流されちまうだろうからな。
「ふむ、では話もまとまったし行くとしようか」
112:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/13(日) 03:06:36.73 ID:tKFe3RyAO
そのまま長門は一言も口をきかないままエレベーターに乗り込み、行き先のフロアを指定する。七階に参りまーす。
「あのさ、俺たちはどこに行こうとしてるんだ?」
相も変わらず無表情で数字盤を凝視する長門に沈黙に堪えられなくなり声をかこてみる。
113:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/13(日) 03:08:22.76 ID:tKFe3RyAO
エレベーターが目的地である七階に到着。長門は俺がついてこない可能性なんて考慮していないであろう足取りでどんどん先に行ってしまう。
「到着だ」
708号室。どうやらここが長門の根城らしい。
114:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/13(日) 03:09:56.12 ID:tKFe3RyAO
バタン、と背後で長門が扉を閉める音に自分が長門有希の家に踏み込んじまったことを嫌でも自覚させられる。靴を揃えて脱いだ俺に、
「そのまま奥に、リビングでくつろいでいてくれ」
と声をかけた長門は俺を追い越してどんどん奥に進んで行く。
115:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/13(日) 03:11:45.43 ID:tKFe3RyAO
「で、」
飲み干したお茶のおかわりをれようとする長門を片手で制して声をかける。
「わざわざ俺を呼び出した理由ってのは何だ、学校じゃ言えないような事なのか?」
116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/02/13(日) 03:12:30.83 ID:tKFe3RyAO
次こそは〆切は守ります
117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/13(日) 04:30:35.69 ID:TDXLVNRJ0
>>1乙
118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/13(日) 10:19:29.50 ID:SttNIhYAO
乙を贈ろう
119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/02/15(火) 01:09:26.28 ID:Z86N//RIO
マダー
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