過去ログ - 上条「俺達は!」上条・一方「「負けない!!」」
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957:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[saga]
2012/10/06(土) 09:33:10.79 ID:KcO6nvlp0
「……お前は昔から『不幸』だと呼ばれていたな。近所の人からも、同じ幼稚園の子供からも」

予想とは違う言葉に、上条は一瞬安心した。

が、次にはまた違う感情を抱いた。
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958:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[saga]
2012/10/06(土) 09:33:55.13 ID:5PBRqdYY0
「ところがどうだ? 結局お前は『不幸』に苦しめられている。どこへ行っても、何をしても」

上条は、自然と拳を握る自分に気付いた。

刀夜の言っているのは、一ヶ月前の『事故』の事だろうか。
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959:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[saga]
2012/10/06(土) 09:34:23.05 ID:5PBRqdYY0





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960:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[saga]
2012/10/06(土) 09:37:17.31 ID:k7KcDpJX0
言うと同時、刀夜の笑顔が固まる。

深いショックを受けたように、目を見開いていた。

「……何、だって?」
以下略



961:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[saga]
2012/10/06(土) 09:39:26.04 ID:HM7T5rxH0
「俺が少しでも、誰かの『不幸』を引き受けたかったからだ! 力になりたかったからだ!」

そう、上条が巻き込まれようとしたから。

ある少女は、自らの能力に向き合う事を決意した。
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962:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[saga]
2012/10/06(土) 09:40:21.29 ID:djh5kysI0





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963:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[saga]
2012/10/06(土) 09:44:21.25 ID:iFws1UjR0
「……!」

その言葉に、刀夜は息を呑んだようだ。

それを見逃さず、上条は自らの願いを声にする。
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964:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[saga]
2012/10/06(土) 09:46:33.17 ID:B61f9mxV0
そして、刀夜は。

「……はは」

乾いた笑みを浮かべた。
以下略



965:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[saga]
2012/10/06(土) 09:48:29.81 ID:95WloiCF0
ドスッ! と何かが勢いよく刺さるような音がした。

それは、そう、弓で的を射たような鋭いモノで。

上条の前から、聞こえた。
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966:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越)[saga]
2012/10/06(土) 09:50:34.40 ID:z2sYNNe+0
「……大丈夫だ、内臓とか骨に異常は無ェ。ただ、傷口と出血が多すぎるだけだ」

能力で調べるだけ調べたのか、それだけ告げると、一方通行は片手を離さないようにしてから、上条に刀夜を預ける。

右手で刀夜の身体に触れないように、上条は注意深く彼を支える。
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