過去ログ - 上条「なんだこのカード」 3rd season
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722:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/04(木) 11:44:51.03 ID:OC/qdsK9P
「彼は、ただの破壊神だった神に万が一の為の再生の役割を加え、制御法すらも思案して、それに加えて、その破壊神の原動力であり無尽蔵に漂う危険な"力"を制御する術として、魔術を創成させた」

「そしてよりその力を効率的・安全的に扱う為に、進化とも突然変異とも言える変化を得た人間の情報を集め、超能力という形の方法すらも作り上げた」

「全ては神に対抗し、破滅を避けるため。彼はとても純粋にその役割を、殆ど永遠とも言えそうな気が遠くなる時間をかけて、人類の歴史と共に、忠実に実行してきた」
以下略



723:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/04(木) 11:45:39.32 ID:OC/qdsK9P
「おいおい、マジに来ちまったじゃねェか。即断即決も極まったもンだな……」

と、眼と鼻の先となった窓のないビルを見て、一方通行は零した

上条「隕石の件がすぐ目の前に迫ってんだから、上条さんも性急さは必要だと思う所なんですが」
以下略



724:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/04(木) 11:46:06.23 ID:OC/qdsK9P
フレンダ「そ。結局、ここには3000人ぐらい居るわりに、戦力の半分どころか4分の1も割かれてない。最大戦力の一方通行は居るけど」

上条「なるほど、食糧目当てに襲ってくるような連中をわざとおびき寄せるってことか」

一方「わざとガラ空きにして攻めさせたところを隠れてた戦力が一網打尽ってか。同じ第7学区でいざとなりゃァとんぼ返りも出来るしな。しかもあの頭の少ない連中なら、集団ごとに潰しあう効果まで見えてくらァ」
以下略



725:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/04(木) 11:46:42.43 ID:OC/qdsK9P
「さぁて、着いたぞみんな!」

先頭は遂に、ビルの目の前に辿り着いた

刀夜「何でこんなところに来たのか、まだよくわかって無い人もいるだろうから説明しようか!」
以下略



726:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/04(木) 11:47:09.40 ID:OC/qdsK9P
「ん……」

意識が半ば覚醒したステイルの耳に、ふぅっ、と少しくすぐったいような、やわらかい空気の刺激

久々に緊張感のない安らかなまどろみを残しつつ、彼は刺激の方向へ顔を僅かに向けた
以下略



727:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/04(木) 11:48:14.40 ID:OC/qdsK9P
早い話が、何も無かった。僅かに見えるのは、パンか何かの僅かな欠片

「……そういうことか」

「べ、別にステイルの分まで食べようとか思ってたわけじゃないんだよ? 珍しい味付けで、気が付いたらなくなっちゃってたんだよ」
以下略



728:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/04(木) 11:49:11.21 ID:OC/qdsK9P
「全く、騒がしいことをしてくれる。悪魔の概念を利用した扇動の術式の使用もほどほどにして欲しいものだ」

急に訪れた暗転の後、上条刀夜が目を開くと、そこは来たことのある場所だった

とはいっても、刀夜自身が来たことが有る訳では無かったが
以下略



729:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/04(木) 11:49:51.07 ID:OC/qdsK9P
刀夜「それは貴様の為にした訳ではないぞ」

アレイスター「分かっている」

刀夜「なにより父親としての私が、息子を始めとした子供たちを守りたいと思うのは自然な衝動だとは思わないかな」
以下略



730:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/04(木) 11:50:24.72 ID:OC/qdsK9P
「ここは……」

そこは、見覚えのある薄暗い空間

その空間全体にも、中央の培養炉で浮かぶ男にもやはり覚えが有った。ここ何日間かで2度も来ているのだから
以下略



731:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2011/08/04(木) 11:51:04.99 ID:OC/qdsK9P
アレイスター「それを騙したと言うならば、それはあの時の君が軽率だったと言わざるを得ないな。私の言葉に流され、AIの言葉に流され、判断はしたものの、思考停止していた。もっとも、あのような凄惨な状況を初めて体験して、冷静さを保っていられるものなど居ないだろうが」

反論出来るような言葉も論理も、上条には無かった

言ってもそれは、ただの理不尽な感情をぶつけるだけになってしまう
以下略



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