過去ログ - 美琴「極光の海に消えたあいつを追って」
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2011/04/24(日) 02:11:56.14 ID:Q7D3+9ivo
「ここがあいつの家……」
しばらくのち、美琴と舞夏はとある高校の男子寮前に立っていた。
美琴の住まう常盤台中学の寮と比べれば格段にグレードの下がるそれの第一印象は、ありていに言ってしまえば、ボロい。
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2011/04/24(日) 02:12:39.61 ID:Q7D3+9ivo
「そう言えば、上条当麻の家の鍵は誰か持っているのかー?
入れなければ掃除もできないぞー」
上条の家のドアの前で、舞夏が二人の方を向くが、兄は肩をすくめるばかり。
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2011/04/24(日) 02:13:05.99 ID:Q7D3+9ivo
ぎぃ、ときしんだドアを開けると、埃っぽい空気が三人を襲う。
コンビニで用意したマスクが無ければせき込んでいたかもしれない。
「お、おじゃましまーす」
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2011/04/24(日) 02:14:12.45 ID:Q7D3+9ivo
まずは掃除の為の拠点を作ることにした。
廊下をモップで拭いたあと雑巾で軽く濡れ拭きをし埃を取り除く。
これを美琴と舞夏の二人で行い、その間に足の裏が汚れることを気にしない元春が換気の為に部屋に踏み込み、カーテンとともに窓を開けた。
部屋の中に光と風が吹き込む。
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2011/04/24(日) 02:14:56.71 ID:Q7D3+9ivo
舞台はいよいよ本丸へと移る。
ついに入ってしまう上条当麻の居室。
高鳴る胸、わずかに紅潮した頬と共に、美琴はドアを開けた。
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2011/04/24(日) 02:15:29.06 ID:Q7D3+9ivo
まずはハタキで高所の埃を払い、だんだんと低い所へと移って行く。
ベランダでは元春が布団を干し、布団叩きで一か月降り積もった埃を落としている。
本棚を掃除しつつ、「あいつはこんな漫画が好きなのか」と思いをはせていると、テレビを磨いていた舞夏がひっそりと話しかけてきた。
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2011/04/24(日) 02:16:13.79 ID:Q7D3+9ivo
「嫌なら言わなくてもいいんだけどなー、ほら、やっぱり気になるじゃないかー。
友達の恋の話は蜜の味、という奴なのだよー」
ほらほらほらー、と肘で突いて促す舞夏に、美琴はどう応えるべきか悩んだ。
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2011/04/24(日) 02:17:12.88 ID:Q7D3+9ivo
「それは、そんなことはないんだけど……」
「ふふん、そうかそうかー」
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2011/04/24(日) 02:18:16.94 ID:Q7D3+9ivo
3人の懸命な掃除によって、居間は見違えるほど綺麗になった。
次はいよいよ本丸である台所だ。
家を離れる日はまだ食事の準備をしていなかったようで、またその前日がゴミの収集日だったこともあり、生ゴミはたいしたことはなかった。
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2011/04/24(日) 02:18:57.36 ID:Q7D3+9ivo
「さあ兄貴、一番槍をどうぞなのだー!」
「えぇ、オレ!?」
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