過去ログ - フィアンマ「これがあの男が命を懸けて救った世界、か」
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175:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:43:53.76 ID:8PS7pdgco

「その膿は上と色々良くない繋がりがあったみたいでよ。罰せられるべきだったんだが、結局は無罪放免が精一杯だった」

「それで?」

以下略



176:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:44:51.62 ID:8PS7pdgco

「霊装、ねえ」

「おっと、見くびってもらっちゃあ困るぜ? こちとら古今東西から一級品の霊装を集めてんだからな」

以下略



177:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:45:58.70 ID:8PS7pdgco

 後で僕達も行きます、と言い残して、二人は部屋へと戻っていった。
 その背を追ってフィアンマが視線を戻すと、老人は腕を組んでなにやら唸っていた。

「そうだよなぁ。万全でないとはいえ神の右席だ。アスカロン級の代物が要るわなぁ」
以下略



178:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:46:58.06 ID:8PS7pdgco



「あれ、もう終わってしまったんですか?」

以下略



179:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:48:04.08 ID:8PS7pdgco





以下略



180:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:49:16.88 ID:8PS7pdgco



「どうしたんですか、こんな夜中に」

以下略



181:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:49:58.09 ID:8PS7pdgco

 フィアンマは笑った。滲ませるのは自嘲。
 こんなことを言っても仕方が無いというのは、彼自身百も承知だ。
 だが、それでも呑み込めない違和感がある。

以下略



182:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:50:35.57 ID:8PS7pdgco

 夜空に視線を投げて、青年も笑う。

「僕も、少し経験ありますよ。その違和感、というよりは罪悪感でしょうか?」

以下略



183:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:51:35.90 ID:8PS7pdgco

 それは、彼がまだ幼く弱い少年だった頃の出来事。
 圧倒的な絶望が少女を呑み込み、少年は剣を手放した。

「その時にね、僕は一度絶望してしまったんですよ。僕には無理だって、彼女を見捨てようとした」
以下略



184:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県)[sage saga]
2011/07/01(金) 01:52:18.15 ID:8PS7pdgco

 そしたらなんて答えたと思います? と青年は呟くように言った。
 その時のことを、彼は今でもはっきり覚えている。
 その時の少女の笑みを、彼は今でも鮮明に思い出せる。

以下略



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