4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[saga]
2011/03/27(日) 00:03:58.44 ID:mcrF5brAO
――――
「『そうして人魚姫は海に飛び込み、泡になって消えてしまいました……』」
少女は本を閉じる。
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2011/03/27(日) 00:04:58.98 ID:9vbg1Ut4o
立て主()
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[saga]
2011/03/27(日) 00:05:52.69 ID:mcrF5brAO
勿論それは思い出せないと言う事に他ならないのだが、少なくとも話す事は出来るし計算も出来る。
ただ、情緒的な思い出がぽっかりと抜けてしまっているのだ。
きっと、『人魚姫』も子供の頃に読んだはずなのだろうが、それを思い出せない。
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[saga]
2011/03/27(日) 00:07:39.27 ID:mcrF5brAO
ピンポン、とベルが鳴る。
少女はピョコンッと飛び上がり、ドアへと駆けた。
「お客さんかな、お客さんかな!?いや、きっとお客さん!」
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2011/03/27(日) 00:09:36.93 ID:QDZOebISO
期待
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[saga]
2011/03/27(日) 00:10:57.87 ID:mcrF5brAO
――――
学園都市。
ここは異能が蔓延る、外と架け離れた世界と言っても過言では無かった。
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[saga]
2011/03/27(日) 00:12:14.36 ID:mcrF5brAO
――――
亜弥「ふふふーん、ふふーん」
街をスキップしながら行軍する少女。
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[saga]
2011/03/27(日) 00:12:48.12 ID:mcrF5brAO
30分ほど吟味して、少女は結論を出した。
亜弥「ごめんおじさん。今日は止めとく……」
店主「良いものに出会えなかったんだね。構わないよ、またおいで」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[saga]
2011/03/27(日) 00:15:11.66 ID:mcrF5brAO
――――
亜弥「かーえるが鳴くかーら……あや?」
トテトテと軽い駆け足で帰っていた少女が、奇妙な声に足を止める。
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国)[saga]
2011/03/27(日) 00:16:26.19 ID:mcrF5brAO
男3「野郎!」
男2「ヤッちまえ!」
奥の男が手から炎を出し、少女に向けて放つ。
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