過去ログ - 一方通行「俺は悩まねェ。目の前に敵が現れンなら……叩き斬るまでだァ!!」
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363: ◆x8SZsmvOx6bP[sage]
2011/11/21(月) 14:24:52.90 ID:7V0Vbqm5o
 砂煙の奥から現れたその姿には、一切の傷もない。
 それどころか槍の矛先を高らかに掲げたその姿はいっそう優美さを増したようにも見える。

レヴィアタン「私の最優先事項、早く済ませてしまわなければね」

以下略



364: ◆x8SZsmvOx6bP[sage]
2011/11/21(月) 14:25:34.55 ID:7V0Vbqm5o
レヴィアタン「『アレ』はあなたたちのエサ。
        ……残さず食らい尽くしてしまいなさい」

「「グウオオオォォォォッ!!!」」

以下略



365: ◆x8SZsmvOx6bP[sage]
2011/11/21(月) 14:26:31.81 ID:7V0Vbqm5o
一方通行「なっ……こいつら!?」

 自らの思惑とは大きく外れた氷龍たちの挙動に、一方通行は思わず体を止め振り返った。
 そしてその行く先を目で追う。

以下略



366: ◆x8SZsmvOx6bP[sage]
2011/11/21(月) 14:28:34.96 ID:7V0Vbqm5o
一方通行「一丁上がり……っとォ」

 なんとか彼女は逃げおおせてくれたであろうか。
 両手に構えていたバスターを下げ、一方通行は息を一つついた。
 二頭の龍をちょうど一撃で仕留めるには、奴らが正体不明を捉えんとするその瞬間を狙うほかにはない。
以下略



367: ◆x8SZsmvOx6bP[sage]
2011/11/21(月) 14:29:34.46 ID:7V0Vbqm5o
レヴィアタン「不思議なことを言うのね、あなたも知っているはずじゃなくって?」

 だが一方通行にとっては当然であるはずの疑問を投げかけられた彼女の態度は、
まるでそれを一笑に付すかのような、こともなげなものだった。

以下略



368: ◆x8SZsmvOx6bP[sage]
2011/11/21(月) 14:30:26.24 ID:7V0Vbqm5o
レヴィアタン「あら、まるで『ダークエルフは100年前に倒されたはずだ』。そんな顔、してるわね。
        でもそれは表向きの、ネオ・アルカディアに住む人間たちを安心させるための『お伽話』。
        100年前……かつての英雄の力をもってしても、ダークエルフを打ち倒すことはできなかったのよ」
  
 レヴィアタンは掲げていた槍を一端振り下ろし、不敵な笑みのまま続ける。
以下略



369: ◆x8SZsmvOx6bP[sage]
2011/11/21(月) 14:31:35.45 ID:7V0Vbqm5o
レヴィアタン「フフ、お互い使えない同僚を持つと苦労するわね」

 そのすべてを見透かすかのような言葉の端々に、
こみ上げる虫唾を感じて一方通行は小さく舌打ちをする。
 しかし、それらはこれまでにも彼が感じていた、ある疑問の回答になりうるものでもあった。
以下略



370: ◆x8SZsmvOx6bP[sage]
2011/11/21(月) 14:33:44.87 ID:7V0Vbqm5o
 正体不明を始末してでも幻想殺しの思惑を阻止する。それが最も確実で隙のない方法――

 ――という論理はそもそも、ある前提において成り立っている。
 すなわち、敵の狙いが『正体不明の生け捕り』である、というものだ。

以下略



371: ◆x8SZsmvOx6bP[sage]
2011/11/21(月) 14:34:49.34 ID:7V0Vbqm5o
レヴィアタン「……私もあまり時間がないの。
        あなたの相手はあとでたっぷりするから、邪魔する気がないのならそこをどいてもらえるかしら?」

 考えに沈んでいた一方通行の様子に痺れを切らしたのか、
レヴィアタンは再び槍を構え、その矛先を彼へと向ける。
以下略



372: ◆x8SZsmvOx6bP
2011/11/21(月) 14:38:25.35 ID:7V0Vbqm5o
といったところで投下終了です。

コルボー君の活躍は次回投下くらいでしょうか、お楽しみに!!

見てくれた人、ありがとう!!


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