過去ログ - 一方通行「俺は悩まねェ。目の前に敵が現れンなら……叩き斬るまでだァ!!」
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395: ◆x8SZsmvOx6bP[saga]
2012/02/04(土) 21:48:36.91 ID:Ry400+Mho
コルボー「あの子は一体……?」

 あまりに意外な出来事に、コルボーは船を前に進めることも忘れ、ただその神々しい姿に見とれていた。
 しかし少女が振り向いた瞬間、彼は驚きに身を硬直させることとなる。

以下略



396: ◆x8SZsmvOx6bP[saga]
2012/02/04(土) 21:49:30.09 ID:Ry400+Mho
コルボー「な、なんだったんだあれ……」

 ようやく収まった金切声に辟易としながら、コルボーは潜水艇のまわりを見回した。
 辺りの様子に特に変化はない。

以下略



397: ◆x8SZsmvOx6bP[saga]
2012/02/04(土) 21:51:11.68 ID:Ry400+Mho
 何故その手の嗜好を持つ者にはたまらない容姿をしているのかはさておいて、
彼女の存在はこのうす暗い場所にはあまりにそぐわない。

コルボー「ま、待てー!!」

以下略



398: ◆x8SZsmvOx6bP[saga]
2012/02/04(土) 21:52:12.03 ID:Ry400+Mho
コルボー「……あ、あれ?」

 しかし、それまで意気揚々としていたコルボーの顔が、一気に焦りの表情へと変わった。
 潜水艇の中に、ガチャリガチャリと、舵のレバーを乱雑にかき回す音が響く。

以下略



399: ◆x8SZsmvOx6bP[saga]
2012/02/04(土) 21:53:01.29 ID:Ry400+Mho
コルボー「うぅ……あいたたた……」

 激突の衝撃で大きく体制を崩したコルボーは、やっとのことで起き上がった。
 思わず固く目をつぶってしまったが、意外にも自分や潜水艇への影響は少なかったらしく、
自分は気絶することもなく、船の暴走も収まっている。
以下略



400: ◆x8SZsmvOx6bP[saga]
2012/02/04(土) 21:54:10.78 ID:Ry400+Mho
コルボー「あっ!!」

   『…………』

 しばらくモニターを眺めていたコルボーは、再び声を上げた。
以下略



401: ◆x8SZsmvOx6bP[saga]
2012/02/04(土) 21:55:38.78 ID:Ry400+Mho
 そして最奥へ辿り着き、コルボーは辺りを見回した。
 そこにはただ白い壁が広がっているだけだ。
 
コルボー「行き止まり……?」

以下略



402: ◆x8SZsmvOx6bP[saga]
2012/02/04(土) 21:56:29.41 ID:Ry400+Mho
   『…………』

 少女は答えない。
 確かにはいそうですとあっさり言われても拍子抜けではある。
 何か答えるまで待とうか、さらにたずねようか、コルボーが迷い始めたとき、おもむろに少女は口を開いた。
以下略



403: ◆x8SZsmvOx6bP[saga]
2012/02/04(土) 21:57:20.63 ID:Ry400+Mho
   『……!! ダメ……!!』

 少女が慌てた様子で語気を強めた。
 その視線の先は、彼の手の先、支えにしたせいでその本の部分だけくぼんでしまった場所だ。
 
以下略



404: ◆x8SZsmvOx6bP[saga]
2012/02/04(土) 21:58:28.31 ID:Ry400+Mho
 果たして、その先にあったのはがらんとした小部屋であった。
 大きさはちょうど、コルボーがレジスタンスの仲間とともに住む二人部屋と同じくらいだ。
 壁面に苔などは生えていないが、長い時間の間に海水が浸入したのだろう、多少の劣化がみられる。

コルボー「……これ、なんだろう?」
以下略



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